JP4940348B1 - 映像出力装置および映像出力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが見たい番組を見逃す失敗を少なくする。
【解決手段】デジタルテレビジョン1のLCDパネルに表示された番組を視聴中の人物をカメラ装置60で撮像した映像から識別し(人物識別手段234)、識別された人物に対応付けて視聴中の番組を視聴履歴として記憶し(視聴履歴記憶手段235)、番組を視聴中の人物に対応付けて記憶された視聴履歴に基づくキーワードを用いて、番組表データから人物が過去に視聴した番組と類似する推奨番組を検索し、当該推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成して(番組提案手段237)、デジタルテレビジョン1のLCDパネルに出力する(出力信号処理手段21)。これにより、予約機能のような設定操作を行なわなくても、デジタルテレビジョン1が自動でユーザ本人を認識して推奨番組の通知を行なうため、ユーザが見たい番組を見逃す失敗を少なくすることができる。
【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、映像出力装置および映像出力方法に関する。
映像出力装置(例えば、デジタルテレビジョン)には、見たい番組を見逃さないための手段として、タイマー予約によるオン・オフ機能や録画機能、ジャンル指定やキーワード指定によるおまかせ録画機能などがある。
しかしながら、タイマー予約によるオン・オフ機能や録画機能、ジャンル指定やキーワード指定によるおまかせ録画機能などは、いずれも設定操作が必要であるため、これを煩わしく思うユーザや操作方法を覚えられないユーザのためには、設定操作が無くても番組を見逃さない手段があると良い。
そこで、特許文献1においては、ユーザがとある番組を視聴し終えた際に、そのユーザの視聴履歴や嗜好情報に合わせてユーザがその次にどの番組を視聴するのかを推測し、その番組のチャンネルへ自動で切り替える機能を提案している。
特開2003−219287号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、ユーザが見たい番組を見逃すことがあり、更なる改善が必要となっている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが見たい番組を見逃す失敗を少なくすることができる映像出力装置および映像出力方法を提供することを目的とする。
実施形態の映像出力装置は、番組の放送信号を受信する受信手段と、番組にかかるイベント情報である番組表データを取得する番組表取得手段と、前記受信手段により受信した放送信号を処理した番組の映像信号を出力部に出力する出力信号処理手段と、前記出力部に出力された前記番組を視聴中の人物を、外部の環境情報から識別する人物識別手段と、前記人物識別手段によって識別された前記人物に対応付けて視聴中の前記番組を視聴履歴として記憶する視聴履歴記憶手段と、前記出力部に出力された前記番組を視聴中の前記人物に対応付けて前記視聴履歴記憶手段に記憶された視聴履歴に基づくキーワードを用いて、前記番組表取得手段により取得した前記番組表データから前記人物が過去に視聴した番組と類似する推奨番組を検索し、当該推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成する番組提案手段と、を備える。そして、前記番組提案手段は、前記番組の視聴中のみならず、前記人物識別手段によって識別された前記人物が視聴番組を探索していることを認識した場合には前記番組表データの検索時間帯の長さを視聴中の検索時間よりも長くして前記推奨番組を検索し、または、前記人物識別手段によって識別された前記人物が番組の視聴を止めようとしていることを認識した場合には前記番組表データの検索時間帯を本日の残りの時間帯として前記推奨番組を検索して、当該推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成し、前記出力信号処理手段は、前記番組提案手段で生成された前記番組提案メッセージを前記出力部に出力する。
実施形態の映像出力方法は、受信部により受信した番組の放送信号を処理した番組の映像信号を出力部に出力する出力信号処理手段を備える映像出力装置で実行される映像出力方法であって、前記番組にかかるイベント情報である番組表データを取得するステップと、前記出力部に出力された前記番組を視聴中の人物を、外部の環境情報から識別するステップと、識別された前記人物に対応付けて視聴中の前記番組を視聴履歴として記憶部に記憶するステップと、前記出力部に出力された前記番組を視聴中の前記人物に対応付けて前記記憶部に記憶された視聴履歴に基づくキーワードを用いて、取得した前記番組表データから前記人物が過去に視聴した番組と類似する推奨番組を検索し、当該推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成して前記出力信号処理手段に送信する番組提案ステップと、を含む。そして、前記番組提案ステップは、前記番組の視聴中のみならず、前記人物識別手段によって識別された前記人物が視聴番組を探索していることを認識した場合には前記番組表データの検索時間帯の長さを視聴中の検索時間よりも長くして前記推奨番組を検索し、または、前記人物識別手段によって識別された前記人物が番組の視聴を止めようとしていることを認識した場合には前記番組表データの検索時間帯を本日の残りの時間帯として前記推奨番組を検索して、当該推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成する。
図1は、実施形態にかかるデジタルテレビジョンの一例を示す外観斜視図である。 図2は、デジタルテレビジョンの信号処理系を示すブロック図である。 図3は、人物データベースのデータ構造を示す模式図である。 図4は、視聴履歴データベースのデータ構造を示す模式図である。 図5は、番組表データベースのデータ構造を示す模式図である。 図6は、制御部が発揮する機能を示す機能ブロック図である。 図7は、リモートコントローラの外観を示す平面図である。 図8は、人物識別部における人物識別処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、メイン処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、ID変換処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、ID比較処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、視聴履歴処理部における視聴履歴処理の流れを示すフローチャートを示す図である。 図13は、開始要求処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、終了要求処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、履歴更新処理の流れを示すフローチャートである。 図16は、履歴追加処理の流れを示すフローチャートである。 図17は、番組提案処理部における番組提案処理の流れを示すフローチャートである。 図18は、番組照合処理の流れを示すフローチャートである。 図19は、人物Aがデジタルテレビジョンを最初に視聴した時の処理動作を示す模式図である。 図20は、人物Aがデジタルテレビジョンを再度視聴した時の処理動作を示す模式図である。 図21は、画面に表示された番組提案メッセージを示す正面図である。 図22は、画面に表示された番組提案メッセージを示す正面図である。 図23は、人物Aがテレビを視聴した後で人物Bがデジタルテレビジョンを視聴した時の処理動作を示す模式図である。 図24は、既に視聴した後に人物Aおよび人物Bが一緒にデジタルテレビジョンを視聴した時の処理動作を示す模式図である。 図25は、図19、図20、図23、図24における人物Aおよび人物Bの振る舞いおよび処理動作を併せて示す模式図である。 図26は、デジタルテレビジョンによる番組視聴における処理動作と従来例の違いを示す模式図である。
図1は、実施形態にかかる映像出力装置であるデジタルテレビジョン1の一例を示す外観斜視図である。図1に示すように、デジタルテレビジョン1は、前方から見た正面視(前面に対する平面視)で、長方形状の外観を呈している。デジタルテレビジョン1は、筐体2と、LCD(Liquid Crystal Display)パネル3を備えている。LCDパネル3は、後述する映像処理部20(図2参照)から映像信号を受け取り、静止画や動画等の映像を表示する。また、筐体2は、支持部4に支持されている。
図2は、デジタルテレビジョン1の信号処理系を示すブロック図である。なお、このデジタルテレビジョン1は、通常の平面視(2次元)表示用の映像信号に基づく映像出力を行なうだけでなく、立体視(3次元)表示用の映像信号に基づく映像出力も行なうことができる。
図2に示すように、デジタルテレビジョン1は、アンテナ12で受信したデジタルテレビジョン放送信号を、入力端子13を介して受信手段であるチューナ部14に供給することにより、所望のチャンネルの放送信号を選局することが可能になっている。デジタルテレビジョン1は、チューナ部14で選局された放送信号を、復調復号部15に供給してデジタルの映像信号及び音声信号等に復元した後、入力信号処理部16に出力する。なお、本実施の形態のデジタルテレビジョン1においては、デジタルテレビジョン放送信号を受信する受信手段であるチューナを3台有している場合(2台は地上デジタル放送受信用のチューナA141、チューナB142、他の1台はBS/CSデジタル放送受信用のチューナC143)を例にとって説明する。
入力信号処理部16は、復調復号部15から供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対してそれぞれ所定のデジタル信号処理を施す。なお、入力信号処理部16が行なう所定のデジタル信号処理には、通常の平面視(2次元)表示用の映像信号を立体視(3次元)表示用の映像信号に変換する処理や、立体視表示用の映像信号を平面視表示用の映像信号に変換する処理等も含まれている。
また、入力信号処理部16は、チューナ部14で選局された放送信号から番組名、出演者、開始時刻などのイベント情報を記述したテーブルであるEIT(Event Information Table)を分離する。入力信号処理部16で分離されたEITは、番組表データとして制御部23に入力される。EITには、番組にかかるイベント情報である番組のタイトル情報やジャンル情報、放送日時、出演者情報などの放送内容などの番組に関連する情報が含まれている。
また、入力信号処理部16は、デジタルの映像信号を合成処理部17に出力し、デジタルの音声信号を音声処理部18に出力している。このうち、合成処理部17は、入力信号処理部16から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(On Screen Display)信号生成部19で生成される字幕、GUI(Graphical User Interface)、OSDなどの重畳用映像信号であるOSD信号を重畳して出力している。この場合、合成処理部17は、入力信号処理部16から供給される映像信号が通常の平面視表示用の映像信号であれば、その映像信号にOSD信号生成部19から供給されたOSD信号をそのまま重畳して出力している。また、合成処理部17は、入力信号処理部16から供給される映像信号が立体視表示用の映像信号である場合、OSD信号生成部19から供給されたOSD信号に対して、入力された立体視表示用の映像信号に対応した立体視表示用の信号処理を施した後、そのOSD信号を入力映像信号に重畳して出力している。
デジタルテレビジョン1は、合成処理部17から出力したデジタルの映像信号を、映像処理部20に供給する。映像処理部20は、入力されたデジタルの映像信号を、出力部として機能するLCDパネル3で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換している。デジタルテレビジョン1は、映像処理部20から出力されたアナログ映像信号を、LCDパネル3に供給して映像出力に供する。
音声処理部18は、入力されたデジタルの音声信号を、出力部として機能するスピーカ22で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換している。そして、この音声処理部18から出力されたアナログ音声信号が、スピーカ22に供給されることにより音声再生に供される。
図2に示すように、上述した合成処理部17と音声処理部18とOSD信号生成部19と映像処理部20とは、出力信号処理手段として機能する出力信号処理部21を構成している。
加えて、デジタルテレビジョン1は、図1に示すように、映像出力部として機能するLCDパネル3の近傍にカメラ装置60を搭載している。このカメラ装置60は、デジタルテレビジョン1に対向する視聴者の顔を撮像可能な位置に設けられている。
ここで、デジタルテレビジョン1は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部23によって統括的に制御している。この制御部23は、CPU(Central Processing Unit)23aおよびメモリ部23bを内蔵している。メモリ部23bは、主として、CPU23aが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)と、該CPU23aに作業エリアを提供するためのRAM(Random Access Memory)と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを有している。
また、制御部23には、ディスクドライブ部27が接続されている。ディスクドライブ部27は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスク28を着脱自在とするもので、装着された光ディスク28に対してデジタルデータの記録再生を行なう機能を有している。
また、制御部23には、HDD(Hard Disk Drive)30が接続されている。HDD(Hard Disk Drive)30は、ハードディスクに各種データを記憶することにより、人物データベース(人物DB)301と、視聴履歴データベース(視聴履歴DB)302と、番組表データベース(番組表DB)303と、として機能する。
図3は、人物データベース301のデータ構造を示す模式図である。図3に示すように、人物データベース301は、顔認識処理による人物の識別処理によって映像から抽出された人物データ(顔データ)と、その人物データのID(人物ID)とを対応付けて記憶する人物テーブル3011を有する蓄積型のデータベースである。
図4は、視聴履歴データベース302のデータ構造を示す模式図である。図4に示すように、視聴履歴データベース302は、視聴履歴テーブル3021と、番組テーブル3022と、チューナテーブル3023と、チャンネルテーブル3024と、を有する蓄積型のデータベースである。視聴履歴テーブル3021は、履歴IDに対応付けて、番組を視聴した人物の人物IDと、視聴番組を示す番組IDと、番組の視聴時間とを記憶する。番組テーブル3022は、視聴番組を示す番組IDに対応付けて、視聴番組の詳細情報を示す番組データを記憶する。番組データは、使用したチューナのチューナIDと、視聴番組のチャンネルを示すチャンネルIDと、視聴番組のジャンルと、視聴番組のタイトルと、視聴番組の開始日時と、視聴番組の終了日時とを含んでいる。チューナテーブル3023は、チューナIDに対応付けてチューナ番号を記憶する。チャンネルテーブル3024は、チャンネルIDに対応付けてチャンネル番号を記憶する。
図5は、番組表データベース303のデータ構造を示す模式図である。図5に示すように、番組表データベース303は、番組テーブル3031と、チューナテーブル3032と、チャンネルテーブル3033と、を有する更新型のデータベースである。番組テーブル3031は、視聴番組を示す番組IDに対応付けて、視聴番組の詳細情報を示す番組データを記憶する。番組データは、使用したチューナのチューナIDと、視聴番組のチャンネルを示すチャンネルIDと、視聴番組の開始日時と、視聴番組の終了日時と、視聴番組のジャンルと、視聴番組のタイトルとを含んでいる。チューナテーブル3032は、チューナIDと、チューナ番号と、チューナ名とを対応付けて記憶する。チャンネルテーブル3033は、チャンネルIDと、チャンネル番号と、チャンネル名とを対応付けて記憶する。
制御部23は、CPU23aが制御プログラムに従って動作することによって、図6に示すように、撮像処理部231と、リモートコントロール処理部232と、ネットワーク処理部233と、人物識別手段として機能する人物識別部234と、視聴履歴記憶手段として機能する視聴履歴処理部235と、番組表取得手段として機能する番組表処理部236と、番組提案手段として機能する番組提案処理部237とを実現する。
ネットワーク処理部233は、入出力端子33を介して外部のネットワーク34に接続されているネットワークインタフェース32を通じた通信を制御する。ネットワーク34には、当該ネットワーク34を介した通信機能を利用して各種のサービスを提供するための複数(図示の場合は2つ)のネットワークサーバ35,36が接続されている。このため、ネットワーク処理部233は、ネットワークインタフェース32、入出力端子33及びネットワーク34を介して、所望のネットワークサーバ35,36にアクセスして情報通信を行なうことにより、そこで提供しているサービスを利用することができるようになっている。
撮像処理部231は、カメラ装置60が撮影した映像を処理する。より詳細には、図6に示すように、デジタルテレビジョン1は、撮像処理部231の制御によってカメラ装置60で撮影された視聴者画像を、人物識別部234に送る。
人物識別部234は、顔認識処理による映像からの人物データ(顔データ)の抽出と、顔識別処理による人物の識別処理を行なう。人物識別部234は、抽出した人物データ(顔データ)を人物データベース301と照合し、合致する人物データ(顔データ)があればその人物データのID(人物ID)を視聴履歴処理部235と番組提案処理部237へ送る。人物識別部234は、合致する人物データ(顔データ)が無ければ抽出した人物データ(顔データ)を人物データベース301に登録し、人物IDを視聴履歴処理部235へ送る。
番組表処理部236は、入力信号処理部16で分離されたEIT(番組表データ)を取得して番組表データベース303に格納する。なお、EIT(番組表データ)をネットワーク34経由で取得するものであっても良い。EIT(番組表データ)の取得先は、デジタルテレビジョン1のユーザ設定に従う。番組表処理部236は、EIT(番組表データ)のキーワード検索機能を有しており、指定のキーワードと指定の一致率でEIT(番組表データ)を検索し、合致した番組に絞り込んで番組表データを番組表データベース303に供給することができる。
視聴履歴処理部235は、視聴中のチューナ情報、チャンネル情報、番組情報などの視聴履歴データを生成する。そして、一定の条件で番組視聴成立と判断すると、その視聴履歴データを視聴履歴データベース302に登録する。
番組提案処理部237は、視聴中の人物を対象に視聴履歴データベース302の視聴履歴データを1件ずつ、番組表データとの照合処理を行なう。番組提案処理部237は、続いて照合して得た推奨番組の番組データから番組提案メッセージであるOSDデータを作成し、OSD信号生成部19に送る。ここで、推奨番組は、ある人物が過去に視聴した番組の続きや同種の番組である。照合処理は、毎日最初に起動する際には、当日のすべての番組表データを対象に照合を行なう。また、その後の番組視聴中の間は、現時間から一定時間先の番組表データのみを対象に照合を毎分行なう。
すなわち、出力信号処理部21は、入力信号処理部16から送られる映像音声データと、番組提案処理部237で作成された番組提案メッセージであるOSDデータおよび音声データを結合処理したのち、映像出力および音声出力にそれぞれのデータを送る。
リモートコントロール処理部232は、リモートコントローラ25から送出され受信部26で受信したリモートコントロールコードに基づいて、電源オン/オフ、チューナ切替やチャンネル切替(チャンネルを繰り返し切り替えるような所謂ザッピング操作を含む)を入力信号処理部16に指示する。なお、制御部23は、デジタルテレビジョン1の本体に設置された操作部24からの操作情報を受けても、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御する。
例えば、制御部23は、視聴者による操作部24やリモートコントローラ25の操作に基づいて、復調復号部15から得られるデジタルの映像信号及び音声信号を、記録再生処理部29によって暗号化し所定の記録フォーマットに変換した後、HDD30に供給してハードディスクに記録させるように制御することができる。
また、制御部23は、視聴者による操作部24やリモートコントローラ25の操作に基づいて、HDD30によりハードディスクからデジタルの映像信号及び音声信号を読み出させ、記録再生処理部29によって復号化した後、入力信号処理部16に供給することによって、以後、上記した映像出力及び音声再生に供させるように制御することができる。
制御部23は、視聴者による操作部24やリモートコントローラ25の操作に基づいて、復調復号部15から得られるデジタルの映像信号及び音声信号を、記録再生処理部29によって暗号化し所定の記録フォーマットに変換した後、ディスクドライブ部27に供給して光ディスク28に記録させるように制御することができる。
また、制御部23は、視聴者による操作部24やリモートコントローラ25の操作に基づいて、ディスクドライブ部27により光ディスク28からデジタルの映像信号及び音声信号を読み出させ、上記記録再生処理部29によって復号化した後、入力信号処理部16に供給することによって、以後、上記した映像出力及び音声再生に供させるように制御することができる。
さらに、デジタルテレビジョン1には、入力端子31が接続されている。入力端子31は、デジタルテレビジョン1の外部からデジタルの映像信号及び音声信号を直接入力するためのものである。この入力端子31を介して入力されたデジタルの映像信号及び音声信号は、制御部23の制御に基づいて、記録再生処理部29を介した後、入力信号処理部16に供給されて、以後、上記した映像出力及び音声再生に供される。入力端子31を介して入力されたデジタルの映像信号及び音声信号は、制御部23の制御に基づいて、記録再生処理部29を介した後、ディスクドライブ部27による光ディスク28に対しての記録再生や、HDD30によるハードディスクに対しての記録再生に供される。
なお、制御部23は、視聴者による操作部24やリモートコントローラ25の操作に基づいて、ディスクドライブ部27とHDD30との間で、光ディスク28に記録されているデジタルの映像信号及び音声信号をハードディスクに記録したり、ハードディスクに記録されているデジタルの映像信号及び音声信号を光ディスク28に記録したりすることも制御している。
図7は、リモートコントローラ25の外観を示す平面図である。図7に示すように、リモートコントローラ25には、主として、電源キー25a、2次元/3次元変換キー25b、数字キー25c、チャンネルアップダウンキー25d、音量調整キー25e、カーソル上キー25f、カーソル下キー25g、カーソル左キー25h、カーソル右キー25i、決定キー25j、メニューキー25k、戻るキー25l、終了キー25m、4色(青,赤,緑,黄)のカラーキー25n等が設けられている。
また、リモートコントローラ25には、再生停止キー25o、再生/一時停止キー25p、逆方向スキップキー25q、順方向スキップキー25r、早戻しキー25s、早送りキー25t等が設けられている。
すなわち、デジタルテレビジョン1は、ディスクドライブ部27やHDD30から取得した映像や音声等の情報に対しては、リモートコントローラ25の再生停止キー25oや再生/一時停止キー25pを操作することにより、再生、停止、一時停止を行なうことが可能となる。また、デジタルテレビジョン1は、リモートコントローラ25の逆方向スキップキー25qや順方向スキップキー25rを操作することにより、ディスクドライブ部27やHDD30で再生している映像や音声等の情報を、その再生方向に対して逆方向や順方向に一定量ずつスキップさせる、いわゆる、逆方向スキップや順方向スキップを行なうことができる。さらに、デジタルテレビジョン1は、リモートコントローラ25の早戻しキー25sや早送りキー25t等を操作することにより、ディスクドライブ部27やHDD30で再生している映像や音声等の情報を、その再生方向に対して逆方向や順方向に連続的に高速で再生させる、いわゆる、早戻し再生や早送り再生を行なうことができる。
次に、映像出力装置であるデジタルテレビジョン1の特徴的な機能を発揮する人物識別部234と、視聴履歴処理部235と、番組提案処理部237における処理について詳述する。なお、人物識別部234における処理と、視聴履歴処理部235における処理と、番組提案処理部237における処理とは、それぞれ別プロセスで実行される。
まず、人物識別部234における人物識別処理について図8ないし図11のフローチャートを参照して説明する。
図8に示すように、電源がONされると、人物識別部234は、新ID配列および旧ID配列を初期化するとともに、カメラ装置60の撮影準備を実行する(ステップS1)。ここで、新ID配列は、現時点でデジタルテレビジョン1を視聴している人物の人物IDを列挙している配列である。また、旧ID配列は、過去(例えば、1分前)の時点でデジタルテレビジョン1を視聴している人物の人物IDを列挙している配列である。これら新ID配列や旧ID配列は、メモリ部23bのRAMに格納されている。
次いで、人物識別部234は、カメラ装置60の準備が整うまで(ステップS2のYes)、一定時間待機する(ステップS3)。
カメラ装置60の準備が整うと(ステップS2のYes)、人物識別部234は、電源がOFFなどによる停止指示があるまで(ステップS5のYes)、メイン処理を実行する(ステップS4)。
図9のメイン処理のフローチャートに示すように、人物識別部234は、カメラ装置60の準備が整うと(ステップS2のYes)、旧ID配列へ新ID配列をコピーし(ステップS11)、新ID配列を初期化する(ステップS12)。
次いで、人物識別部234は、カメラ装置60で撮影された視聴者画像(映像)を取得し(ステップS13)、視聴者画像(映像)から顔認識処理による人物データ(顔データ)の抽出を行った後(ステップS14)、ID変換処理を実行する(ステップS15)。
図10のID変換処理のフローチャートに示すように、人物識別部234は、顔認識処理の結果として人物データ(顔データ)を取得し(ステップS21)、取得した人物データ(顔データ)について、人物データベース301から人物データ(顔データ)を取得し(ステップS22)、1件ずつ顔識別処理を実行する(ステップS23)。
人物識別部234は、ステップS23の顔識別処理の結果、取得した人物データ(顔データ)が人物データベース301に無い場合には(ステップS24のNo)、人物データベース301に無い人物データ(顔データ)を人物データベース301に登録するとともに(ステップS25)、人物データベース301から人物データ(顔データ)を登録した人物の人物IDを取得する(ステップS26)。
一方、取得した人物データ(顔データ)が人物データベース301にある場合には(ステップS24のYes)、人物識別部234は、人物データベース301から人物データ(顔データ)と合致する人物IDを取得する(ステップS27)。
次いで、人物識別部234は、旧ID配列から人物IDを取得し(ステップS28)、ステップS26またはステップS27で取得した人物IDと一致しない場合、すなわちステップS26またはステップS27で取得した人物IDが前回の人物認識処理で認識しなかった人物IDであれば(ステップS29のNo)、この人物が視聴を始めたものとして、その人物IDでの開始要求を視聴履歴処理部235と番組提案処理部237へそれぞれ送り(ステップS30、S31)、新ID配列へ人物IDを代入する(ステップS32)。このように人物識別部234において認識した人物が人物データベース301に未登録の場合には、人物識別部234は、その人物データを人物データベース301に登録することによって、登録済みとなった人物データ(顔データ)のキーとなる人物IDを人物データベース301から取得し、そのキーとなる人物IDを視聴履歴処理部235へ送ることで、その人物の視聴履歴処理を開始させるようにしている。また、人物識別部234は、取得した人物データ(顔データ)のキーとなる人物IDを番組提案処理部237へ送ることで、その人物の番組提案を開始させるようにしている。
一方、ステップS26またはステップS27で取得した人物IDと一致する場合、すなわち前回の人物認識処理で認識していた人物IDを今回認識しなかった場合は(ステップS29のYes)、そのまま新ID配列へ人物IDを代入する(ステップS32)。
図9に戻り、ステップS15のID変換処理が終了すると、人物識別部234は、ID比較処理を実行する(ステップS16)。具体的には、図11のID比較処理のフローチャートに示すように、人物識別部234は、旧ID配列から人物IDを取得するとともに(ステップS41)、新ID配列から人物IDを取得し(ステップS42)、前回の人物認識処理で認識していた人物IDを今回認識しなかった場合は(ステップS43のNo)、この人物が視聴を終了したものとして、その人物IDの終了要求を視聴履歴処理部235と番組提案処理部237へそれぞれ送る(ステップS44、S45)。このように人物識別部234は、認識していた人物が認識できなくなった場合には、その人物が視聴をやめたとみなして、その人物の人物データのキーとなる人物IDを視聴履歴処理部235へ送ることで、その人物の視聴履歴処理を終了させるようにしている。また、人物識別部234は、人物データのキーとなる人物IDを番組提案処理部237へ送ることで、その人物の番組提案を終了させるようにしている。
人物識別部234は、このようにしてメイン処理を実行し(ステップS4)、停止指示があった場合には(ステップS5のYes)、終了処理を実行する(ステップS6)。
以上のように、人物識別部234による人物認識処理では、カメラ装置60が撮影した映像を入手して顔認識処理を行ない、人物データ(顔データ)を取得する。取得した人物データ(顔データ)を1件ずつ顔識別処理に渡して、人物データベース301に無い人物データ(顔データ)は人物データベース301に登録する。そうして人物データ(顔データ)と合致する人物IDを取得し、それが前回の人物認識処理で認識しなかった人物IDであれば、その人物IDでの開始要求を視聴履歴処理部235と番組提案処理部237へそれぞれ送る。逆に、前回の人物認識処理で認識していた人物IDを今回認識しなかった場合は、その人物IDの終了要求を視聴履歴処理部235と番組提案処理部237へそれぞれ送る。これにより、人物識別部234は、新しく認識した人物には視聴履歴の作成開始と番組提案の開始を、認識しなくなった人物には視聴履歴の作成終了と最後の視聴履歴の記録、番組提案の終了を行なう。
次に、視聴履歴処理部235における視聴履歴処理について図12ないし図16のフローチャートを参照して説明する。
図12に示すように、視聴履歴処理部235は、まず、メモリ部23bのRAMに形成されている各種テーブル(人物テーブル、視聴履歴テーブル、番組テーブル、チャンネルテーブル)を初期化する(ステップS51)。
次いで、視聴履歴処理部235は、停止指示があるまで(ステップS55のYes)、開始要求処理(ステップS52)、履歴更新処理(ステップS53)、終了要求処理(ステップS54)を実行する。
図13の開始要求処理のフローチャートに示すように、視聴履歴処理部235は、人物識別部234から開始要求が送られて来た時は(ステップS61のYes)、RAMに形成されている人物テーブルへ指定された人物IDを登録する(ステップS62)。
また、図14の終了要求処理のフローチャートに示すように、視聴履歴処理部235は、人物識別部234から終了要求が送られて来た時は(ステップS71のYes)、RAMに形成されている人物テーブルから指定された人物IDに対応付けられている視聴履歴レコードを取得する(ステップS72)。
次いで、視聴履歴処理部235は、取得した視聴履歴レコードから視聴履歴データを1件ずつ取得するとともに(ステップS73)、当該視聴履歴データから視聴時間を取得して(ステップS74)、視聴履歴データの視聴時間が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS75)。
視聴履歴処理部235は、視聴履歴データの視聴時間が閾値以上である場合には(ステップS75のYes)、視聴履歴データを視聴履歴テーブルに記録し(ステップS76)、メモリ部23bのRAMに形成されている人物テーブルから視聴履歴データを削除する(ステップS77)。一方、視聴履歴データの視聴時間が閾値以上でない場合には(ステップS75のNo)、視聴履歴処理部235は、そのままステップS77に進み、メモリ部23bのRAMに形成されている人物テーブルから視聴履歴データを削除する。このようにするのは、リモートコントローラ25のチャンネル切替が、数字キー25cやチャンネルアップダウンキー25dの操作によるいわゆるザッピング操作である場合の視聴履歴データを排除するためである。
すなわち、人物識別部が同一人物を認識している間、視聴履歴処理部235は、その人物の番組視聴履歴を生成し続け、その人物を認識しなくなった時点で、その番組を視聴履歴データベース302に登録するか否かの判定を行なう。ここで、判定に用いる閾値は、予め規定されるものであっても良いし、例えば、その時点の番組の放送時間(番組表データと現在時刻から算出)と、その人物における番組の累積視聴時間(番組視聴履歴から取得)の割合から決定されるものであっても良い。
取得した視聴履歴レコードからすべての視聴履歴データを取得して視聴時間の判断をした後、視聴履歴処理部235は、メモリ部23bのRAMに形成されている人物テーブルから人物IDを削除して(ステップS78)、処理を終了する。
また、図15の履歴更新処理のフローチャートに示すように、視聴履歴処理部235は、入力信号処理部16からチャンネルデータを取得し(ステップS81)、RAMに形成されている人物テーブルから指定された人物IDおよびチャンネルに対応付けられている視聴履歴レコードを取得する(ステップS82)。
次いで、視聴履歴処理部235は、ステップS82で取得した視聴履歴レコードが1件以上であれば(ステップS83のYes)、取得した視聴履歴レコードから視聴履歴データを1件ずつ取得する(ステップS84)。
ここで、視聴履歴処理部235は、現時刻が番組終了時刻を過ぎていなければ(ステップS85のNo)、視聴時間を更新、すなわち経過時間を加算する(ステップS86)。
一方、現時刻が番組終了時刻を過ぎている場合には(ステップS85のYes)、視聴履歴処理部235は、当該視聴履歴データから視聴時間を取得して(ステップS87)、視聴履歴データの視聴時間が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS88)。ここで、閾値は、予め規定されるものであっても良いし、例えば、番組の放送時間(番組表データから取得)と、その人物の番組の累積視聴時間(番組視聴履歴から取得)との割合から決定されるものであっても良い。
視聴履歴処理部235は、視聴履歴データの視聴時間が閾値以上である場合には(ステップS88のYes)、視聴履歴データを視聴履歴テーブルに記録し(ステップS89)、メモリ部23bのRAMに形成されている人物テーブルから視聴履歴データを削除する(ステップS90)。
一方、視聴履歴データの視聴時間が閾値以上でない場合には(ステップS88のNo)、視聴履歴処理部235は、そのままステップS90に進み、メモリ部23bのRAMに形成されている人物テーブルから視聴履歴データを削除する。このようにするのは、リモートコントローラ25のチャンネル切替がいわゆるザッピング操作である場合の視聴履歴データを排除するためである。
また、視聴履歴処理部235は、視聴履歴レコードが存在しない場合には(ステップS83のNo)、現時刻およびチャンネルに基づいて履歴追加処理を実行する(ステップS91)。
図16の履歴追加処理のフローチャートに示すように、視聴履歴処理部235は、番組表処理部236から現時刻およびチャンネルに基づいて番組表データを取得し(ステップS101)、チャンネルテーブルにチャンネルデータを登録し(ステップS102)、番組テーブルに番組データを登録し(ステップS103)、視聴履歴テーブルに視聴履歴データを新規登録する(ステップS104)。
図12に戻り、視聴履歴処理部235は、電源がOFFなどによる停止指示があった場合には(ステップS55のYes)、終了処理を実行する(ステップS56)。
つまり、視聴履歴処理部235の視聴履歴処理では、人物識別部234から開始要求が送られて来た時は、指定された人物IDを人物テーブルに登録する。一方、人物識別部234から終了要求が送られて来た時は、指定された人物IDに紐付いた視聴履歴をすべて破棄する。ただし破棄する前に、その視聴履歴の視聴時間が閾値以上であれば、それを視聴履歴テーブルに記録する。すべて破棄した後は、人物IDを人物テーブルから抹消する。人物テーブルに登録した人物IDに対しては、それぞれの視聴履歴を更新する。視聴履歴が存在しない場合には、新たに視聴履歴を追加する。またこの更新処理中に番組終了時刻を過ぎた視聴履歴を検出した時は、その視聴履歴の視聴時間が閾値以上であれば、それを視聴履歴テーブルに記録したのち、視聴履歴を破棄する。
次に、番組提案処理部237における番組提案処理について図17ないし図18のフローチャートを参照して説明する。番組提案処理部237における番組提案処理は、番組視聴中においては逐次実行される。また、番組提案処理部237における番組提案処理は、ユーザが見たい番組を探している時(ザッピング操作時)と番組視聴を止める時(電源オフ操作時)においても実行される。リモートコントローラ25によるザッピング操作や電源オフ操作は、リモートコントロール処理部232で検知可能である。
図17に示すように、番組提案処理部237は、まず、メモリ部23bのRAMに形成されている各種テーブル(人物テーブル)を初期化する(ステップS111)。
その後、番組提案処理部237は、新たな人物が視聴を始めたものとして人物識別部234から開始要求が送られて来た時は(ステップS112のYes)、RAMに形成されている人物テーブルへ指定された人物(視聴を始めた人物)の人物IDを登録する(ステップS113)。また、番組提案処理部237は、視聴を終了したものとして人物識別部234から終了要求が送られて来た時は(ステップS114のYes)、RAMに形成されている人物テーブルから指定された人物(視聴を終了した人物)の人物IDを削除する(ステップS115)。
このようにしてRAMに形成されている人物テーブルに登録した人物IDについて、番組提案処理部237は、番組照合処理を実行する(ステップS116)。
すなわち、人物識別部234が同一人物を認識している間、番組提案処理部237は、その人物の番組視聴履歴を番組表データと照合する番組照合処理を実行し続け、その人物を認識しなくなった時点でその人物に対する番組照合処理を終了する。
図18の番組照合処理のフローチャートに示すように、番組提案処理部237は、それぞれの人物IDに対応付けられた視聴履歴レコードを視聴履歴データベース302から取得する(ステップS121)。
次いで、番組提案処理部237は、取得した視聴履歴レコードから視聴履歴データを1件ずつ取得し(ステップS122)、視聴履歴データから番組データを取得する(ステップS123)。
また、番組提案処理部237は、検索時間帯を計算する(ステップS124)。検索時間帯とは、番組表のどれだけ先まで後段のキーワード検索のターゲットとするかを決定するものである。ここでは、番組を視聴中の場合(電源ON後に推奨番組の放送時間が近づいた場合)と、視聴番組を探索していることを認識した場合(ユーザがザッピング操作を行った場合)と、番組の視聴を止めようとしていることを認識した場合(ユーザが電源OFF操作を行った場合)とでは、番組表データから類似する推奨番組を検索する時間帯をそれぞれ変更する。例えば、本実施の形態のように電源ON後に推奨番組の放送時間が近づいたことを提案するのであれば、10分後程度の検索時間帯でよい。また、ユーザがザッピング操作を行った時に番組提案をするような場合は、ユーザが特に見たい番組が無いが番組視聴を望んでいる状態が考えられるため、1〜2時間程度を検索時間帯としたほうが良い。さらに、ユーザが電源OFF操作を行った時に番組提案をするような場合は、ユーザの望みそうな番組の見逃しを防止することを目的として、本日の残りの時間を検索時間帯としたほうが良い。
さらに、番組提案処理部237は、番組データ(タイトル情報、ジャンル情報、出演者情報など)、検索時間帯、一致の比率の閾値などに基づいて、番組表処理部236から推奨番組を1件ずつキーワード検索する(ステップS125)。例えば、番組提案処理部237は、番組視聴履歴のタイトル情報で番組表データのタイトル情報をキーワード検索することで、一致の比率が閾値以上の番組のみを推奨番組とする。また、番組提案処理部237は、番組視聴履歴のジャンル情報で番組表データのジャンル情報をキーワード検索することで、一致の比率が閾値以上の番組のみを推奨番組とする。さらに、番組提案処理部237は、番組視聴履歴の出演者情報で番組表データの出演者情報をキーワード検索することで、一致の比率が閾値以上の番組のみを推奨番組とする。
番組提案処理部237は、キーワード検索によって1件以上の推奨番組と認められる番組がヒットした場合には(ステップS126のYes)、ヒットした件数分の番組提案メッセージを生成し(ステップS127)、OSD信号生成部19へ番組提案メッセージを送る(ステップS128)。
図17に戻り、ステップS116の番組照合処理が終了すると、番組提案処理部237は、電源がOFFなどによる停止指示があるまで(ステップS117のYes)、待機し(ステップS118)、停止指示があった場合には(ステップ117のYes)、終了処理を実行する(ステップS119)。
すなわち、番組提案処理部237の番組提案処理では、人物識別部234から開始要求が送られて来た時は、指定された人物IDをRAMに形成されている人物テーブルに登録する。一方、人物識別部234から終了要求が送られて来た時は、指定された人物IDをRAMに形成されている人物テーブルから抹消する。RAMに形成されている人物テーブルに登録した人物IDに対しては、それぞれの人物IDに対応付けられた視聴履歴レコードを視聴履歴データベース302から取得して、それらを1件ずつ番組表データと照合し、推奨番組と認められる番組が見つかった場合には番組提案メッセージをメッセージ表示する。
続いて、デジタルテレビジョン1における処理例について説明する。
図19は、人物Aがデジタルテレビジョン1を最初に視聴した時の処理動作を示すものである。図19に示すように、人物Aがデジタルテレビジョン1の電源をリモートコントローラ25の電源キー25aによりONして視聴を開始すると、デジタルテレビジョン1は、カメラ装置60にて人物Aを撮影し、人物Aが人物データベース301に未登録であることを確認すると、人物データベース301に人物Aの人物データを登録する。次いで、デジタルテレビジョン1は、人物Aが視聴している番組A−1の番組データを視聴履歴データベース302に登録する。
図20は、人物Aがデジタルテレビジョン1を再度視聴した時の処理動作を示すものである。図20に示すように、人物Aがデジタルテレビジョン1の電源をリモートコントローラ25の電源キー25aによりONして視聴を開始すると、デジタルテレビジョン1は、カメラ装置60にて人物Aを撮影し、人物Aが人物データベース301に登録済みであることを確認する。次いで、デジタルテレビジョン1は、人物Aが視聴している番組A−2の番組データを視聴履歴データベース302に登録する。加えて、デジタルテレビジョン1は、視聴履歴データベース302を元に、人物Aが過去に視聴した番組と類似の番組を検索する。デジタルテレビジョン1は、番組表データベース303の番組表データから、現在および直近の番組に視聴履歴と類似の番組があれば、その番組を提案する番組提案メッセージをLCDパネル3の画面に表示する。
ここで、図21は画面に表示された番組提案メッセージMを示す正面図である。図21に示すように、番組提案メッセージMは、視聴中の番組映像に重ねてLCDパネル3に表示される。番組提案メッセージMには、メッセージmとともに、推奨番組の内容(放送日時、チャンネル、タイトル、番組内容など)nが番組表データベース303に格納されたEIT(番組表データ)から取得されて表示される。また、番組提案メッセージMには、提案された番組をユーザが視聴するか否かを意思表示するためのボタンb1,b2も表示される。これらのボタンb1,b2は、リモートコントローラ25により操作される。
番組提案メッセージM内に含まれるメッセージmとしては、番組視聴中は「まもなく始まります」、ザッピング中は「あなたにおすすめの番組があります」、電源OFF時には「今日、あなたにおすすめの番組があります」などが挙げられる。
なお、提案する番組が複数ある場合には、複数の番組提案メッセージMを連続して表示するようにしても良いし、図22に示すように各推奨番組をリスト表示するようにしても良い。
図23は、人物Aがテレビを視聴した後で人物Bがデジタルテレビジョン1を視聴した時の処理動作を示すものである。図23に示すように、人物Aがテレビを視聴した後で人物Bがデジタルテレビジョン1の電源をリモートコントローラ25の電源キー25aによりONして視聴を開始すると、デジタルテレビジョン1は、カメラ装置60にて人物Bを撮影し、人物Bが人物データベース301に未登録であることを確認すると、人物データベース301に人物Bの人物データを登録する。次いで、デジタルテレビジョン1は、人物Bが視聴している番組B−3の番組データを視聴履歴データベース302に登録する。
図24は、既に視聴した後に人物Aおよび人物Bが一緒にデジタルテレビジョン1を視聴した時の処理動作を示すものである。図24に示すように、人物Aおよび人物Bがデジタルテレビジョン1の電源をリモートコントローラ25の電源キー25aによりONして視聴を開始すると、デジタルテレビジョン1は、カメラ装置60にて人物Aおよび人物Bを撮影し、人物Aおよび人物Bが人物データベース301に登録済みであることを確認する。次いで、デジタルテレビジョン1は、人物Aが視聴している番組A−4の番組データを視聴履歴データベース302に登録するとともに、人物Bが視聴している番組B−4の番組データを視聴履歴データベース302に登録する。加えて、デジタルテレビジョン1は、視聴履歴データベース302を元に、人物Aおよび人物Bがそれぞれ過去に視聴した番組と類似の番組を検索する。デジタルテレビジョン1は、番組表データベース303の番組表データから、現在および直近の番組に視聴履歴と類似の番組があれば、その番組を提案する番組提案メッセージをLCDパネル3の画面に表示する。なお、ここでLCDパネル3の画面に表示される番組提案メッセージは、人物Aに対する推奨番組と人物Bに対する推奨番組との両方である。
図25は、図19、図20、図23、図24における人物Aおよび人物Bの振る舞いおよび処理動作を番組表に併せて表現したものである。すなわち、図25は人物Aおよび人物Bの行動に基づいた人物データベース301と視聴履歴データベース302との記録例を示している。
(1)人物Aが番組視聴を開始する。人物Aが人物データベース301に記録される。
(2)番組が終了する。この番組は人物Aの視聴履歴として視聴履歴データベース302に記録される。人物Aは一旦視聴を終了する。
(3)人物Aが番組視聴を再開する。ここで人物Aの推奨番組検索が発生する。
(4)番組が終了する。この番組は人物Aの視聴履歴として視聴履歴データベース302に記録される。人物Aは再び視聴を終了する。
(5)人物Bが番組視聴を開始する。人物Bが人物データベース301に記録される。
(6)番組が終了する。この番組は人物Bの視聴履歴として視聴履歴データベース302に記録される。
(7)人物Bがリモートコントローラ25の数字キー25cやチャンネルアップダウンキー25dの操作によるザッピングを行い、見たい番組を探す。この場合、視聴時間が短いため、視聴履歴として視聴履歴データベース302には記録されない。
(8)人物Bが視聴を終了する。視聴時間が短いため、視聴履歴として視聴履歴データベース302には記録されない。
(9)人物Aと人物Bが一緒に視聴を開始する。ここで人物Aと人物Bの推奨番組検索が発生する。
(10)番組が終了する。この番組の視聴時間は十分に長いため、人物Aと人物Bの視聴履歴として視聴履歴データベース302に記録される。
続いて、実施形態にかかる映像出力装置であるデジタルテレビジョン1による番組視聴における処理動作と特開2003−219287号公報に開示された放送受信装置による番組視聴における処理動作の違いについて、図26を参照して説明する。
まず、デジタルテレビジョン1による番組視聴における処理動作について説明する。
(A)登録済みの視聴者が番組視聴を開始する。
(B)番組視聴中、推奨番組が通知される。
(C)番組が終了すると、視聴者が推奨番組を選択し、視聴を開始する。
(D)推奨番組の視聴が終了する。新たな推奨番組の通知が無いので、視聴者は、ザッピング操作で番組を探す。
(E)リモートコントロール処理部232によりザッピング操作が検知され、今後の推奨番組が表示される。
(F)視聴者が推奨番組を選択し、番組開始まで視聴を継続する。
(G)推奨番組の視聴が終了する。新たな推奨番組の通知が無いので、視聴者は、電源オフ操作を実施する。リモートコントロール処理部232により電源オフ操作が検知され、今後の推奨番組が表示される。
(H)視聴者が推奨番組を選択し、番組開始まで視聴を継続する。
(I)推奨番組の視聴が終了する。電源オフ操作すると、推奨番組が無いため電源オフされる。
このように、デジタルテレビジョン1によれば、上述のように番組が視聴される結果、すべての推奨番組を視聴することができる。
次に、特開2003-219287号公報に開示された放送受信装置による番組視聴における処理動作について説明する。
(a)視聴者が番組視聴を開始する。
(b)番組視聴中、推奨番組にチャンネルは切り替わらない。
(c)番組が終了しても、番組終了時刻になるまで、推奨番組にチャンネルは切り替わらない。
(d)視聴者は、ザッピング操作で見たい番組を探す。
(e)視聴者は、見たい番組が見つからないので、適当に番組を選んで視聴を開始する。
(f)番組が終了する。推奨番組が無いため、番組終了時刻を過ぎてもチャンネルは切り替わらない。
(g)視聴者は、同じチャンネルのまま次の番組の視聴を開始する。
(h)番組が終了しても、推奨番組が無いため、チャンネルは切り替わらない。視聴者は、あきらめて電源オフする。
このように、特開2003−219287号公報に開示された放送受信装置によれば、上述のように番組が視聴される結果、いずれの推奨番組も視聴することができない。すなわち、特開2003−2192870号公報に開示された放送受信装置によれば、設定操作が不要だが、番組を見逃さない手段とはなり得ない。例えば、ユーザが特別番組を視聴中に別のチャンネルで毎週視聴している連続ドラマ番組の放送時間が近づいてきた場合、番組の途中ではチャンネルを切り替えないため連続ドラマ番組を見逃してしまうという欠点がある。さらに、番組の終了を検知してチャンネルを切り替える構造のため、番組の終了を検知しなければ機能が働かないという大きな欠点がある。ほとんどの場合、番組が終わってからその番組の本当の終了時間になるまでの間にはコマーシャルなどの放送が入っているため、実際にはチャンネルが切り替わる前にユーザが自ら別のチャンネルに切り替えてしまうケースが多分にあると考えられる。
このように本実施の形態によれば、デジタルテレビジョン1のLCDパネル3に表示された番組を視聴中の人物をカメラ装置60で撮像した映像から識別し、識別された人物に対応付けて視聴中の番組を視聴履歴として記憶し、番組を視聴中の人物に対応付けて記憶された視聴履歴に基づくキーワードを用いて、番組表データから人物が過去に視聴した番組と類似する推奨番組を検索し、当該推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成してデジタルテレビジョン1のLCDパネル3に出力する。これにより、予約機能のような設定操作を行なわなくても、デジタルテレビジョン1が自動でユーザ本人を認識して推奨番組の通知を行なうため、ユーザが見たい番組を見逃す失敗を少なくすることができる。
なお、本実施の形態のデジタルテレビジョン1によれば、ユーザへの通知だけを行ない、切り替えるかどうかはユーザの選択に任せている。また、本実施の形態のデジタルテレビジョン1によれば、推奨番組を逐次検索するため、推奨番組の放送時間直前になれば必ず推奨番組が通知される。さらに、本実施の形態のデジタルテレビジョン1によれば、ユーザが見たい番組を探している時(ザッピング操作)と番組視聴を止める時(電源オフ操作)においても推奨番組を検索して推奨番組の通知を行なう。
なお、本実施形態においては、人物識別部234は、番組を視聴中の人物をカメラ装置60で撮像した映像(外部の環境情報)から顔データを抽出し、抽出した顔データに対する顔識別処理によって人物の識別処理を行なうようにしたが、これに限るものではなく、外部の環境情報から番組を視聴中の人物の音声データを取得し、取得した音声データに対する音声識別処理によって人物の識別処理を行なうようにしても良い。
なお、本実施形態においては、出力信号処理部21は、番組提案処理部237で生成された番組提案メッセージをOSD(On Screen Display)信号として生成し、当該OSD信号を番組の映像信号に重畳して出力するようにしたが、これに限るものではない。例えば、出力信号処理部21は、番組提案処理部237で生成された番組提案メッセージを音声信号として生成してスピーカ22から出力するようにしても良い。
なお、本実施形態においては、リモートコントローラ25のキー操作によるザッピング操作や電源オフ操作をリモートコントロール処理部232で検知するようにしたが、これに限るものではなく、カメラ装置60に対する人物の所作などの別の方法によって、ザッピング操作や電源オフ操作を検知するようにしても良い。
なお、本実施形態の映像出力装置であるデジタルテレビジョン1で実行される制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の映像出力装置であるデジタルテレビジョン1で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の映像出力装置であるデジタルテレビジョン1で実行される制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の映像出力装置であるデジタルテレビジョン1で実行されるプログラムは、上述した各部(撮像処理部231、リモートコントロール処理部232、ネットワーク処理部233、人物識別部234、視聴履歴処理部235、番組表処理部236、番組提案処理部237)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、撮像処理部231、リモートコントロール処理部232、ネットワーク処理部233、人物識別部234、視聴履歴処理部235、番組表処理部236、番組提案処理部237がRAM上に生成されるようになっている。
また、本実施形態においては、映像出力装置として立体視(3次元)表示用の映像信号に基づく映像出力を行なうことができるデジタルテレビジョン1を適用したが、これに限るものではなく、通常の平面視(2次元)表示用の映像信号に基づく映像出力のみを行なうデジタルテレビジョンを映像出力装置として適用するようにしても良い。
また、本実施形態では、映像出力装置としてデジタルテレビジョン1に適用した例をあげて説明したが、例えば、HDDレコーダ、チューナ、セットトップボックス等にも映像出力装置を適用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
1 映像出力装置
3,22 出力部
14 受信手段
21 出力信号処理手段
234 人物識別手段
235 視聴履歴記憶手段
236 番組表取得手段
237 番組提案手段
M 番組提案メッセージ

Claims (12)

  1. 番組の放送信号を受信する受信手段と、
    番組にかかるイベント情報である番組表データを取得する番組表取得手段と、
    前記受信手段により受信した放送信号を処理した番組の映像信号を出力部に出力する出力信号処理手段と、
    前記出力部に出力された前記番組を視聴中の人物を、外部の環境情報から識別する人物識別手段と、
    前記人物識別手段によって識別された前記人物に対応付けて視聴中の前記番組を視聴履歴として記憶する視聴履歴記憶手段と、
    前記出力部に出力された前記番組を視聴中の前記人物に対応付けて前記視聴履歴記憶手段に記憶された視聴履歴に基づくキーワードを用いて、前記番組表取得手段により取得した前記番組表データから前記人物が過去に視聴した番組と類似する推奨番組を検索し、当該推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成する番組提案手段と、
    を備え、
    前記番組提案手段は、
    前記番組の視聴中のみならず、前記人物識別手段によって識別された前記人物が視聴番組を探索していることを認識した場合には前記番組表データの検索時間帯の長さを視聴中の検索時間よりも長くして前記推奨番組を検索し、または、前記人物識別手段によって識別された前記人物が番組の視聴を止めようとしていることを認識した場合には前記番組表データの検索時間帯を本日の残りの時間帯として前記推奨番組を検索して、
    当該推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成し、
    前記出力信号処理手段は、前記番組提案手段で生成された前記番組提案メッセージを前記出力部に出力する、
    ことを特徴とする映像出力装置。
  2. 前記出力信号処理手段は、前記番組提案手段で生成された前記番組提案メッセージをOSD(On Screen Display)信号として生成し、当該OSD信号を前記番組の映像信号に重畳して出力する、
    ことを特徴とする請求項1記載の映像出力装置。
  3. 前記出力信号処理手段は、前記番組提案手段で生成された前記番組提案メッセージを音声信号として生成して出力する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の映像出力装置。
  4. 前記人物識別手段は、前記番組を視聴中の人物を撮像した映像から顔データを抽出し、抽出した前記顔データに対する顔識別処理によって人物の識別処理を行なう、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の映像出力装置。
  5. 前記人物識別手段は、前記番組を視聴中の人物の音声データを取得し、取得した前記音声データに対する音声識別処理によって人物の識別処理を行なう、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の映像出力装置。
  6. 前記人物識別手段は、前記番組を視聴中の複数の人物をそれぞれ識別可能であり、
    前記番組提案手段は、前記人物識別手段が前記番組を視聴中の複数の人物を識別した場合、識別された複数の人物がそれぞれ過去に視聴した番組と類似の番組を前記番組表データから検索し、識別された各人物に対する前記推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成する、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一記載の映像出力装置。
  7. 前記番組提案手段は、複数の推奨番組が検索された場合、当該複数の推奨番組を一括して提案する番組提案メッセージを生成する、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の映像出力装置。
  8. 前記視聴履歴記憶手段は、視聴時間が閾値以上でない場合には、前記人物識別手段によって識別された前記人物に対応付けて視聴中の前記番組を視聴履歴として記憶しない、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一記載の映像出力装置。
  9. 前記番組提案手段は、前記出力部に出力された前記番組を視聴中の前記人物に対応付けて前記視聴履歴記憶手段に記憶された視聴履歴に基づくキーワードとしてタイトル情報を用い、前記番組表データのタイトル情報をキーワード検索し、一致の比率が閾値以上の番組のみを推奨番組とする、
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一記載の映像出力装置。
  10. 前記番組提案手段は、前記出力部に出力された前記番組を視聴中の前記人物に対応付けて前記視聴履歴記憶手段に記憶された視聴履歴に基づくキーワードとしてジャンル情報を用い、前記番組表データのジャンル情報をキーワード検索し、一致の比率が閾値以上の番組のみを推奨番組とする、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一記載の映像出力装置。
  11. 前記番組提案手段は、前記出力部に出力された前記番組を視聴中の前記人物に対応付けて前記視聴履歴記憶手段に記憶された視聴履歴に基づくキーワードとして出演者情報を用い、前記番組表データの出演者情報をキーワード検索し、一致の比率が閾値以上の番組のみを推奨番組とする、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一記載の映像出力装置。
  12. 受信部により受信した番組の放送信号を処理した番組の映像信号を出力部に出力する出力信号処理手段を備える映像出力装置で実行される映像出力方法であって、
    前記番組にかかるイベント情報である番組表データを取得するステップと、
    前記出力部に出力された前記番組を視聴中の人物を、外部の環境情報から識別するステップと、
    識別された前記人物に対応付けて視聴中の前記番組を視聴履歴として記憶部に記憶するステップと、
    前記出力部に出力された前記番組を視聴中の前記人物に対応付けて前記記憶部に記憶された視聴履歴に基づくキーワードを用いて、取得した前記番組表データから前記人物が過去に視聴した番組と類似する推奨番組を検索し、当該推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成して前記出力信号処理手段に送信する番組提案ステップと、
    を含み、
    前記番組提案ステップは、
    前記番組の視聴中のみならず、前記人物識別手段によって識別された前記人物が視聴番組を探索していることを認識した場合には前記番組表データの検索時間帯の長さを視聴中の検索時間よりも長くして前記推奨番組を検索し、または、前記人物識別手段によって識別された前記人物が番組の視聴を止めようとしていることを認識した場合には前記番組表データの検索時間帯を本日の残りの時間帯として前記推奨番組を検索して、
    当該推奨番組を提案する番組提案メッセージを生成する、
    ことを特徴とする映像出力方法。
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