JP4939633B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は2種以上の相手方コネクタが挿入可能な接続穴を有するコネクタに関する。
従来のコネクタとしては、6本の端子を有する6ピンモジュラプラグ及び8本の端子を有する8ピンモジュラプラグが挿入可能な接続穴を有するハウジングと、このハウジングの接続穴内に配置された固定端子と、ハウジングの接続穴内の固定端子の両側に配置され且つ接続位置から退避位置にかけて回動自在である可動端子と、この可動端子を退避位置で弾性的に保持する付勢バネと、可動端子に連結され且つ接続穴内に配置された駆動アームとを備えたものがある。前記接続位置は可動端子が接続穴内に出現する位置であり、前記退避位置は可動端子が接続穴から退避した位置である。
8ピンモジュラプラグが接続穴に挿入されたときには、8ピンモジュラプラグが駆動アームを付勢バネの付勢力に抗して押圧し、これにより可動端子が退避位置から接続位置に回動し、可動端子及び固定端子が8ピンモジュラプラグの端子に各々接触する。一方、6ピンモジュラプラグが接続穴に挿入されたときには、可動端子が退避位置に位置しているため、固定端子が6ピンモジュラプラグの端子に接触する。このように従来のコネクタは、6ピンモジュラプラグの挿入時に該6ピンモジュラプラグと可動端子との干渉を避けることにより、該可動端子のバネ性の劣化を防止するようになっている。なお、可動端子のバネ性の劣化は、可動端子が8ピンモジュラプラグの端子よりも高さ位置が低い6ピンモジュラプラグのボディに押圧され、該可動端子が過剰に弾性変形することにより生じる。
特開2007−193959号公報
ところが、前記コネクタは、可動端子のバネ性の劣化を防止するための機構として、付勢バネ及び駆動アームが必要であることから、部品点数が増加し、コスト高になっていた。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、部品点数を増加させることなく、端子のバネ性の劣化を抑制することができるコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のコネクタは、第1、第2相手方コネクタが挿入可能な接続穴を有する絶縁性のハウジングと、前記ハウジングに保持された第1端子とを備えている。前記第1端子は、第1、第2端部を有し且つ該第1、第2端部を前記接続穴の奥側に向けて配置された略U字状又は略V字状のバネ部と、前記ハウジングの接続穴内に配置されており且つ第1相手方コネクタの端子に接触可能であると共に、前記端子よりも低い高さ位置で第2相手方コネクタのボディに接触可能な接触部と、前記バネ部の第1端部と前記接触部との間に設けられた第1折り曲げ部とを有している。前記第1折り曲げ部が前記バネ部の第2端部側に折り曲げられ、前記接触部が前記バネ部の第2端部から離れる方向且つ前記接続穴の奥側に上り傾斜し、前記バネ部の高さ寸法は、前記第1端部が前記接続穴に挿入された第2相手方コネクタに接触しない寸法となっている。
このようなコネクタによる場合、第1端子のバネ部の第1端部と接触部との間に該バネ部の第2端部側に折り曲げられた第1折り曲げ部が設けられているので、第2相手方コネクタがハウジングの接続穴に挿入され、当該第2相手方コネクタのボディが第1相手方コネクタの端子よりも低い高さ位置で前記接触部を押圧したとしても、第1折り曲げ部及びバネ部が各々弾性変形することにより、第1端子にかかる負荷を分散することができる。よって、部品点数を増加させることなく、当該第1端子のバネ性の劣化を抑制することができ、該第1端子の第1相手方コネクタの端子に対する接触信頼性の低下を防ぐことができる。また、バネ部の高さ寸法が、第1端部が前記接続穴に挿入された第2相手方コネクタに接触しない寸法となっており、第1折り曲げ部がバネ部の第2端部側に折り曲げられることにより、バネ部の第1端部の高さ位置が下げられている。すなわち、バネ部の第1端部が第2相手方コネクタのボディと干渉しない逃がし部として機能するので、バネ部の第1端部が第2相手方コネクタと干渉し、バネ部が過剰に弾性変形することにより、バネ部のバネ性が劣化するのを避けることができる。また、バネ部の第1端部と第2相手方コネクタとの干渉を避けるために、バネ部の高さ寸法を極端に小さくする必要がなく、バネ部のバネ特性の低下を避けることができる。更に、バネ部の第1端部が逃がし部として機能するので、バネ部の長さ寸法を長くすることにより、第1端子のバネ定数を小さくしてバネ部の第1端部の変位量を増やすことができる。換言すると、第1端子のバネ定数を小さくしてバネ部の第1端部の変位量を増やすために、バネ部の長さ寸法を長くしたとしても、バネ部の第1端部が逃がし部として機能するので、バネ部の第1端部と第2相手方コネクタのボディとの干渉を避けることができる。
前記第1端子は、前記第1折り曲げ部と前記接触部との間に設けられた第2折り曲げ部を更に有する構成とすることが可能である。前記第2折り曲げ部が前記第1折り曲げ部の曲げ方向の反対方向に折り曲げられ、前記接触部の傾斜角が低減している。
この場合、前記第2折り曲げ部が前記第1折り曲げ部の曲げ方向の反対方向に折り曲げられることにより、前記接触部の傾斜角が低減している。よって、前記接触部が前記バネ部の第2端部から離れる方向且つ前記接続穴の奥側に上り傾斜することにより、前記接触部の傾斜角が大きくなり、該接触部の第1相手側コネクタに対する排出力が大きくなるのを抑制することができる。
前記コネクタは、前記ハウジングに保持された第2端子を更に備えている。この第2端子は、前記接続穴内で第1相手方コネクタの一部の端子及び第2相手方コネクタの全端子に接触可能な構成とすることが可能である。或いは、前記第2端子は、前記接続穴内で第2相手方コネクタの端子に接触可能な構成とすることも可能である。前者の場合、前記第1端子の接触部は第1相手方コネクタの残りの端子に接触可能になっている。
本発明の実施の形態に係るコネクタの概略図であって、(a)が正面平面右側面を表した斜視図、(b)が背面底面右側面を表した斜視図である。 (a)が前記コネクタの図1(a)中のA−A断面図、(b)が前記コネクタの図1(a)中のB−B断面図である。 前記コネクタのハウジング本体の概略図であって、(a)が正面平面右側面を表した斜視図、(b)が背面底面右側面を表した斜視図である。 (a)が前記コネクタの端子保持部及びこれに取り付けられた端子の概略的斜視図、(b)が前記コネクタの端子保持部及びこれに取り付けられた端子の概略的底面図である。 前記コネクタの端子保持部の概略図であって、(a)が正面平面右側面を表した斜視図、(b)が背面底面右側面を表した斜視図である。 前記コネクタの端子の概略図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が平面図、(d)が底面図、(e)側面図、(f)斜視図である。 前記コネクタのシールドケースの概略図であって、(a)が正面平面右側面を表した斜視図、(b)が背面底面右側面を表した斜視図である。 前記コネクタの接続穴に6ピンプラグを誤挿入した場合の説明図である。 前記コネクタの接続穴に挿入可能な相手方コネクタの概略図であって、(a)が8ピンプラグの正面図、(b)が6ピンプラグの正面図である。 前記コネクタの端子の設計変形例を示す概略図であって、前記コネクタの接続穴に6ピンプラグを誤挿入した場合の説明図である。
以下、本発明の実施の形態に係るコネクタについて図1乃至図9を参照しつつ説明する。図1に示すコネクタはLANモジュラジャック用のレセプタクルコネクタである。このレセプタクルコネクタは、ハウジング100と、端子200a〜hと、シールドケース300とを備えている。以下、詳しく説明する。
ハウジング100は、図1(b)及び図2(a)に示すように、ハウジング本体100aと、端子保持部100bとを有している。ハウジング本体100aは、図3に示すように絶縁樹脂製の角筒であって、その前面に接続穴110aが開設されている。この接続穴110aには、8ピンプラグ10(第1相手方コネクタ)及び6ピンプラグ20(第2相手方コネクタ)が挿入可能となっている。なお、8ピンプラグ10は本コネクタの接続対象となっている。一方、6ピンプラグ20は接続穴110aに挿入可能であるものの、本コネクタの接続対象外となっている。
8ピンプラグ10は、図9(a)に示すように、LANケーブル(図示省略)の端部に設けられるプラグである。この8ピンプラグ10は、矩形状のボディ11と、このボディ11の先端部に所定間隔で配列された8本の端子12と、ボディ11の上端部に設けられたロック片13とを有している。端子12はボディ11の凹部に収容されている。このため、端子12の下面の高さ位置T1は、ボディ11の先端部の下面の高さ位置T2よりも上側に位置している。ロック片13は、略矩形状の係止部13aと、この係止部13aに連設された略矩形状のアーム13bとを有している。係止部13aはアーム13bよりも幅広になっており、両肩部がアーム13bから両側に突出している。一方、6ピンプラグ20は、図9(b)に示すように、電話回線ケーブル(図示省略)の端部に設けられるプラグである。この6ピンプラグ20は、矩形状のボディ21と、このボディ21の先端部に配列された6本の端子22と、ボディ21の上端部に設けられたロック片23とを有している。ボディ21は、幅寸法がボディ11よりも小さい以外、外形が略同じである。端子22はボディ21の凹部に収容されている。このため、端子22の下面の高さ位置T3は、T1と同じであり且つボディ21の先端部の下面の高さ位置T4よりも上側に位置している。すなわち、ボディ21の高さ位置T4は端子12の高さ位置T1よりも下側に位置している。ロック片23はロック片13と同じ形状となっている。端子22は端子12と同じ間隔で配列されているものの、両側の端子12に対応する端子を有していない。このように8ピンプラグ10と6ピンプラグ20は、ボディ21の幅寸法及び端子の数の点で互いに相違している。
接続穴110aは、図2(a)、図3(a)及び図3(b)に示すように、略矩形状の本体穴111aと、この本体穴111aの上側に連続する略矩形状のロック孔112aとを有している。本体穴111aは、8ピンプラグ10のボディ11の外形に対応した形状となっているため、ボディ11、21の双方が挿入可能となっている。ロック孔112aは、ロック片13、23の係止部13a、23aの外形に対応した形状となっており、係止部13a、23aが挿入可能となっている。ロック孔112aの前側の両縁部には、一対の係止凸部113aが設けられている。この係止凸部113aが、ロック孔112aに挿入された係止部13a、23aの前記両肩部を係止するようになっている。これにより、接続穴110aに挿入された8ピンプラグ10及び6ピンプラグ20の接続穴110aからの抜け止めがなされている。本体穴111aの幅方向Xの両内側面には、矩形状の退避凹部114aが設けられている。
また、本体穴111aの底部には、該本体穴111aに連通する取り付け孔120aが開設されている。この取り付け孔120aは、略矩形状の有底の前穴121aと、この前穴121aに連続する略矩形状の後孔122aとを有している。後孔122aは本体穴111aの底部を貫通している。前穴121a及び後孔122aの幅方向Xの両縁部には、一対のガイド溝130aが設けられている。また、ガイド溝130aの底面には、一対の係止孔140aが設けられている。ハウジング本体100aの幅方向Xの両側面の下端部には、一対の切欠き150aが設けられている。係止孔140aは、ガイド溝130aの底面からハウジング本体100aの切欠き150aの底面にかけて貫通している。ハウジング本体100aの背面の下端部には、矩形状の嵌合凹部160aが設けられている。この嵌合凹部160aの下端部が後孔122aに連通している。また、本体穴111aの奥側部には、8つの端子ガイド溝170aが設けられている。また、端子ガイド溝170aは、本体穴111aの奥側面から嵌合凹部160aの底面にかけて貫通しており且つ上下方向に延びている。端子ガイド溝170aは、8ピンプラグ10の端子12と同じ間隔で幅方向Xに配置されている。更に、ハウジング本体100aの前記両側面には、図示しない基板上に係止可能な一対のフランジ180aが設けられている。
端子保持部100bは、図4及び図5に示すように略L字状の絶縁樹脂製の板である。この端子保持部100bは、水平部101bと、この水平部101bに対して直角な垂直部102bと、水平部101bの幅方向Xの両端部に設けられた一対のレール部103bと、このレール部103bの幅方向Xの両端面に突設された一対の係止凸部104bとを有している。レール部103bは、前後方向Yに沿って延びた突脈であって、ハウジング本体100aのガイド溝130aに前後方向Yに移動自在に挿入されている。水平部101bは、ハウジング本体100aの取り付け孔120aに後方から嵌合している。垂直部102bは、ハウジング本体100aの嵌合凹部160aに後方から嵌合している。係止凸部104bは、ハウジング本体100aの係止孔140aに係止されている。これにより、水平部101bがハウジング本体100aの取り付け孔120aに嵌合し、垂直部102bが嵌合凹部160aに嵌合した状態(すなわち、端子保持部100bがハウジング本体100aに組み合わされた状態)が維持されている。
水平部101bの上面には、8つの上側収容溝110bが設けられている。水平部101bの下面の先端部には、8つの下側収容溝120bが設けられている。上側収容溝110b及び下側収容溝120bは、8ピンプラグ10の端子12と同じ間隔で幅方向Xに配列されており且つ前後方向Yに沿って延びている。また、水平部101bの先端部には、上側収容溝110bと下側収容溝120bとの間を各々繋ぐ8つの先端側収容溝130bが設けられている。また、水平部101bの下面の後端部には、下側収容溝120b等よりも大きな間隔で8つの下側圧入溝140bが配設されている。更に、垂直部102bの背面には、下側圧入溝140bと同じ間隔で8つの垂直圧入溝150bが配設されている。下側圧入溝140bの中間部には、幅広の圧入凹部141bが設けられている。圧入凹部141bは千鳥配置されている。更に、垂直圧入溝150bの上端部の両縁部には、9個の略矩形状の凸部160bが後方に向けて設けられている。
端子200a〜hは、図4に示すように、導電性を有する金属製のピンであって、端子保持部100bに幅方向Xに8ピンプラグ10の端子12と同じ間隔をあけて保持されている。端子200a、hは、端子200a〜hの幅方向Xの両端に位置しており、後述する接触部220a、hが8ピンプラグ10の両端の端子12のみに接触可能になっている。端子200b〜gは端子200a、hの間に位置しており、後述する接触部220b〜gが8ピンプラグ10の6本の端子12及び6ピンプラグ20の全ての端子22に接触可能になっている。すなわち、端子200a、200hが、特許請求の範囲の第1端子に相当し、端子200b〜gが特許請求の範囲の第2端子に相当している。
端子200aは、図6に示すように、バネ部210aと、接触部220aと、第1折り曲げ部230aと、第2折り曲げ部240aと、第3折り曲げ部250aと、水平圧入部260aと、垂直圧入部270aと、テール部280aとを有している。バネ部210aは略U字状であって、第1、第2端部211a、212aを有している。このバネ部210aは端子保持部100bの先端側収容溝130b、上側収容溝110b及び下側収容溝120bに前方から収容され、第1、第2端部211a、212aを接続穴110aの奥側に向けた状態で配置されている(図2参照)。第2端部212aは端子保持部100bの水平部101bの下面に沿って水平に延びているのに対し、第1端部211aが接続穴110aの奥側に向けて斜め上方に延び、上側収容溝110bから突出している。バネ部210aの長さ寸法D(図8参照)は、後述するように6ピンプラグ20のボディ21が高さ位置T4で接触部220aに接触した際に、バネ部210aのバネ性が劣化しない程度の長さに設定されている(すなわち、バネ部210aのバネ長を長くすることにより、バネ部210aのバネ定数を小さくし、該第1端部211aの変位量を増大させている。)。バネ部210aの高さ寸法H(図8参照)は、第1端部211aが接続穴110aに挿入された6ピンプラグ20のボディ21に接触しない高さ寸法に設定されている(図8参照)。
第1、第2折り曲げ部230a、240aはバネ部210aの第1端部211aと接触部220aとの間に設けられている。より具体的には、第1折り曲げ部230aはバネ部210aの第1端部211aに連続しており、第2折り曲げ部240aは第1折り曲げ部230aに連続しており、接触部220aは第2折り曲げ部240aに連続している。第1折り曲げ部230aはバネ部210aの第2端部212a側に略V字状に折り曲げられている。このように第1折り曲げ部230aが折り曲げられたことにより、バネ部210aの第1端部211aの高さ位置を低くし、第1端部211aと接続穴110aに挿入された6ピンプラグ20のボディ21との干渉を避けている。すなわち、バネ部210aの第1端部211aが接続穴110aに挿入された6ピンプラグ20のボディ21に接触しない逃がし部として機能するようになっている。また、第1折り曲げ部230aが折り曲げられたことにより、直線状の接触部220aが、接続穴110a内でバネ部210aの第2端部212aから離れる方向且つ接続穴110aの奥側に上り傾斜し、接触部220aの先端部がハウジング本体100aの端子ガイド溝170aに上下動自在に挿入されている。この接触部220aが接続穴110a内で8ピンプラグ10の端の端子12に弾性接触可能になっている。また、第2折り曲げ部240aは、第1折り曲げ部230aの曲げ方向の反対方向に略V字状に折り曲げられている。このように第2折り曲げ部240aが折り曲げられたことにより、接触部220aの傾斜角αを低減している。このため、プラグ10又は20が接触部220aに接触する際に該接触部220aがプラグ10又は20を排出方向(すなわち、本コネクタの前後方向Yの前方)に付勢する力(プラグ排出力)の低減を図っている。
第3折り曲げ部250aは、図6(c)及び図6(d)に示すように、バネ部210aの第2端部212aに連続して設けられており、外側に傾斜するように折り曲げられている。水平圧入部260aは、第3折り曲げ部250aに連続して設けられている。この水平圧入部260aの中間部には、略三角形状の圧入部本体261aが設けられている。圧入部本体261aの幅寸法は、端子保持部100bの下側圧入溝140bの圧入凹部141bの幅寸法よりも若干大きくなっている。水平圧入部260aが下側圧入溝140bに収容され、圧入部本体261aが圧入凹部141bに圧入保持されている。垂直圧入部270aは、水平圧入部260aに連続して設けられ且つ該水平圧入部260aに対して略直角に折り曲げられている。この垂直圧入部270aの中間部にも、三角形状の圧入部本体271aが設けられている。圧入部本体271aの幅寸法は、端子保持部100bの垂直圧入溝150bの幅寸法よりも若干大きくなっている。垂直圧入部270aが垂直圧入溝150bに収容され、圧入部本体271aが垂直圧入溝150bに圧入保持されている。テール部280aは、垂直圧入部270aに連続して設けられ且つ垂直圧入部270aに対して略直角に折り曲げられた略L字状の部位である。このテール部280aは端子保持部100bの凸部160bの間に配置されている。このテール部280aが上記基板の電極に各々半田接続可能な部位である。
端子200hは、図6に示すように、圧入部本体261hの位置が端子200aの圧入部本体261aよりも後方に位置し且つ第3折り曲げ部250hが第3折り曲げ部250aと反対側に折り曲げられている以外、端子200aと同じ形状となっている。なお、210hはバネ部、220hは接触部、230hは第1折り曲げ部、240hは第2折り曲げ部、260hは水平圧入部、270hは垂直圧入部、271hは圧入部本体、280hはテール部である。
端子200bは、図6に示すように、第3折り曲げ部250bの折り曲げ角度が第3折り曲げ部250aの折り曲げ角度よりも小さく、且つ、圧入部本体261bの位置が端子200aの圧入部本体261aよりも後方に位置している以外、端子200aと同じ形状となっている。なお、210bはバネ部、220bは接触部、230bは第1折り曲げ部、240bは第2折り曲げ部、260bは水平圧入部、270bは垂直圧入部、271bは圧入部本体、280bはテール部である。
端子200gは、図6に示すように、圧入部本体261gの位置が端子200bの圧入部本体261bよりも前方に位置し且つ第3折り曲げ部250gが第3折り曲げ部250bと反対側に折り曲げられている以外、端子200bと同じ形状となっている。なお、210gはバネ部、220gは接触部、230gは第1折り曲げ部、240gは第2折り曲げ部、260gは水平圧入部、270gは垂直圧入部、271gは圧入部本体、280gはテール部である。
端子200cは、第3折り曲げ部250cの折り曲げ角度が第3折り曲げ部250bの折り曲げ角度よりも小さく、且つ、圧入部本体261cの位置が端子200bの圧入部本体261bよりも前方に位置している以外、端子200bと同じ形状となっている。なお、210cはバネ部、220cは接触部、230cは第1折り曲げ部、240cは第2折り曲げ部、260cは水平圧入部、270cは垂直圧入部、271cは圧入部本体、280cはテール部である。
端子200fは、圧入部本体261fの位置が端子200cの圧入部本体261cよりも後方に位置し且つ第3折り曲げ部250fが第3折り曲げ部250cと反対側に折り曲げられている以外、端子200cと同じ形状となっている。なお、210fはバネ部、220fは接触部、230fは第1折り曲げ部、240fは第2折り曲げ部、260fは水平圧入部、270fは垂直圧入部、271fは圧入部本体、280fはテール部である。
端子200dは、第3折り曲げ部250dの折り曲げ角度が第3折り曲げ部250cの折り曲げ角度よりも小さく、且つ、圧入部本体261dの位置が端子200cの圧入部本体261cよりも後方に位置している以外、端子200cと同じ形状となっている。なお、210dはバネ部、220dは接触部、230dは第1折り曲げ部、240dは第2折り曲げ部、260dは水平圧入部、270dは垂直圧入部、271dは圧入部本体、280dはテール部である。
端子200eは、圧入部本体261eの位置が端子200dの圧入部本体261dよりも前方に位置し且つ第3折り曲げ部250eが第3折り曲げ部250dと反対側に折り曲げられている以外、端子200dと同じ形状となっている。なお、210eはバネ部、220eは接触部、230eは第1折り曲げ部、240eは第2折り曲げ部、260eは水平圧入部、270eは垂直圧入部、271eは圧入部本体、280eはテール部である。
シールドケース300は、図7に示すように、導電性を有する金属板で構成された下部開放の角箱である。このシールドケース300は、前面板310と、背面板320と、天板330と、底板340と、一対の側板350と、4つの接続片360と、一対の保持片370とを有している。前面板310は、ハウジング本体100aの前面を覆う略矩形状の板であって、ハウジング本体100aの接続穴110aを外部に露出させるための開口311が開設されている。前面板310の開口311の幅方向Xの両縁部には保持片370が延設されている。保持片370は接続穴110aの奥側に向けて折り返され、接続穴110aの奥側に上り傾斜している。保持片370の先端部以外の部分はハウジング本体100aの退避凹部114aに収容されている。保持片370の先端部は退避凹部114aから突出して接続穴110a内に位置しており、該接続穴110a内に挿入された8ピンプラグ10のボディ11の幅方向Xの両側面を弾性的に保持可能となっている。前面板310の上端には天板330が、下端には底板340が連設されており且つ該前面板310に対して直角に折り曲げられている。
天板330は略矩形状の板であって、ハウジング本体100aの上面を覆っている。底板340は、天板330よりも前後方向Yの長さ寸法が小さい略矩形状の板であって、ハウジング本体100aの下面の先端部を覆っている。天板330の幅方向Xの両端には側板350が垂下されている。側板350はハウジング本体100aの上記両側面を部分的に覆う下向き略L字状の板である。側板350の下端部には矩形状の切欠き351が形成されている。また、側板350の後端部には係止突起352(図示一つ)が設けられている。切欠き351の縁部には下向き略L字状の接続片360が2つずつ設けられている。接続片360は上記基板のスルーホール電極に半田接続可能となっている。背面板320は、前面板310、天板330、底板340、側板350、接続片360及び保持片370と別体の略矩形状の導電性を有する板である。この背面板320の高さ寸法は側板350の上端から切欠き351の前記縁部までの寸法と略同じである。背面板320の幅方向Xの両端には一対の係止板321が設けられている。この係止板321には係止突起352を係止する矩形状の係止孔321a(図示一つ)が設けられている。すなわち、係止板321が側板350の後端部に取り付けられ、ハウジング本体100aの背面の上端部を覆っている。
以下、上述した構成のコネクタの組み立て手順について詳しく説明する。導電性を有する金属板をプレス成型することにより作成された端子200a〜hを用意する。これと共に、絶縁樹脂を射出成型することにより作成された端子保持部100bを用意する。その後、端子200aの接触部220aと垂直圧入部270aとの間に端子保持部100bの水平部101bを挿入しつつ、端子保持部100bの先端側収容溝130b、上側収容溝110b及び下側収容溝120bに端子200aのバネ部210aを挿入する。このとき、端子200aの水平圧入部260aを端子保持部100bの下側圧入溝140bに、端子200aの垂直圧入部270aを端子保持部100bの垂直圧入溝150bに挿入し、該水平圧入部260aの圧入部本体261aを下側圧入溝140bの圧入凹部141bに、該垂直圧入部270aの圧入部本体271aを垂直圧入溝150bに各々圧入する。このようにして端子200aが端子保持部100bに取り付けられる。端子200b〜hについては、端子200aと同様に端子保持部100bに取り付ける。
その後、絶縁樹脂を射出成型することにより作成されたハウジング本体100aを用意する。このハウジング本体100aの取り付け孔114aに後方から端子保持部100bの水平部101bを挿入する。すると、端子保持部100bの一対のレール部103bがハウジング本体100aのガイド溝130aに案内される。その後、水平部101bが取り付け孔120aに嵌合すると、端子保持部100bの垂直部102bがハウジング本体100aの嵌合凹部160aに後方から嵌合する。このとき、端子保持部100bの一対の係止凸部104bがハウジング本体100aの係止孔140aに係止される。これにより、端子保持部100bがハウジング本体100aに組み合わされ、端子保持部100bに保持されたバネ部210a〜hが、第1、第2端部211a〜h、212a〜hを接続穴110aの奥側に向けた状態で配置され、接触部220a〜hの先端部が端子ガイド溝170aに挿入される。
その後、導電性を有する金属板をプレス成型することにより形成された前面板310、天板330、底板340、側板350、接続片360及び保持片370を用意する。その後、ハウジング本体100a及び端子保持部100bを側板350の間から挿入し、該ハウジング本体100aの前面を前面板310に当接させる。このとき、ハウジング本体100aの上面に天板330が、下面に底板340が、両側面に側板350が当接する。これと共に、保持片370がハウジング本体100aの接続穴110aの退避凹部114aに挿入される。その後、導電性を有する金属板をプレス成型することにより形成された背面板320を用意する。その後、背面板320の係止板321の係止孔321aに側板350の係止突起352を係止させる。このとき、背面板320がハウジング本体100aの背面に当接する。
このように組み立てられたコネクタの接続穴110aに接続対象である8ピンプラグ10が挿入されると、8ピンプラグ10の端子12が高さ位置T1で端子200a〜hの接触部220a〜hに各々接触し押圧する。これにより、端子200a〜hのバネ部210a〜h及び第1、第2折り曲げ部230a〜h、240a〜hが弾性変形し、接触部220a〜h、第1、第2折り曲げ部230a〜h、240a〜h及び第1端部211a〜hが下方に変位する。このとき、接触部220a〜hの先端部がハウジング本体100aの端子ガイド溝170a内を下方に移動する。これにより、本コネクタに8ピンプラグ10が接続される。このとき、8ピンプラグ10のロック片13の係止部13aが接続穴110aのロック孔112aに挿入され、該係止部13aの両肩部が一対の係止凸部113aに係止される。これにより、8ピンプラグ10が本コネクタに接続された状態が維持される。この接続状態で、係止凸部113aの間からロック片13のアーム13bが接続穴110aから外部に突出している。8ピンプラグ10を本コネクタから取り外すときには、アーム13bを下方に移動させ、係止部13aを下方に変位させることにより、該係止部13aの両肩部と係止凸部113aとの係止が解除される。この状態で、8ピンプラグ10を接続穴110aから引き抜くことができる。
前記コネクタの接続穴110aに接続対象外である6ピンプラグ20が誤挿入されると、6ピンプラグ20の端子22が高さ位置T3で端子200b〜gの接触部220b〜gに各々接触し押圧する一方、6ピンプラグ20のボディ21が高さ位置T4で(すなわち、高さ位置T1よりも低い高さ位置で)端子200a、hの接触部220a、hを各々押圧する。これにより、端子200b〜gのバネ部210b〜g及び第1、第2折り曲げ部230b〜g、240b〜gは、8ピンプラグ10挿入時と同様に弾性変形し、接触部220b〜g、第1、第2折り曲げ部230b〜g、240b〜g及び第1端部211b〜gは8ピンプラグ10挿入時と同様に下方に変位する一方、端子200a、hのバネ部210a、h及び第1、第2折り曲げ部230a、h、240a、hは、バネ部210b〜g及び第1、第2折り曲げ部230b〜g、240b〜gよりも大きく弾性変形し、接触部220a、h、第1、第2折り曲げ部230a、h、240a、h及び第1端部211a、hが、接触部220b〜g、第1、第2折り曲げ部230b〜g、240b〜g及び第1端部211b〜gよりも大きく下方に変位する(図8参照)。
しかし、端子200a、hは、バネ部210a、hに加えて、第1、第2折り曲げ部230a、h、240a、hが弾性変形するようになっているので、接続対象外である6ピンプラグ20が誤挿入され、ボディ21に高さ位置T4で端子200a、hが押圧されたとしても、端子200a、hにかかる負荷を分散することができる。このように端子200a、hに第1、第2折り曲げ部230a、h、240a、hを設けるだけで、6ピンプラグ20の誤挿入による端子200a、hのバネ性の劣化を抑制することができ、端子200a、hの8ピンプラグ10の端子12に対する接触信頼性の低下を抑制することができる。また、バネ部210aの高さ寸法Hが、第1端部211aが接続穴110aに挿入された6ピンプラグ20のボディ21に接触しない高さ寸法に設定されており、第1折り曲げ部230a、hがバネ部210a、hの第2端部212a、h側に折り曲げられ、第1端部211a、hの高さ位置が下げられている。すなわち、バネ部210a、hの第1端部211a、hが、誤挿入された6ピンプラグ20のボディ21に接触しない逃がし部として機能しているので、バネ部210a、hの第1端部211a、hが接続対象外の6ピンプラグ20のボディ21と干渉し、バネ部210a、hが過剰に弾性変形することにより、バネ部210a、hのバネ性が劣化するのを避けることができる。また、バネ部210a、hの第1端部211a、hと6ピンプラグ20のボディ21との干渉を避けるために、バネ部210a、hの高さ寸法Hを極端に小さくする必要がないので、バネ部210a、hのバネ特性の低下を避けることができる。更に、バネ部210a、hの第1端部211a、hが逃がし部として機能するので、バネ部210a、hの長さ寸法を長くすることにより、第1端部211a、hのバネ定数を小さくして第1端部211a、hの第1端部211a、hの変位量を増やすことができる。換言すると、端子200a、hのバネ定数を小さくしてバネ部210a、hの第1端部211a、hの変位量を増やすために、バネ部210a、hの長さ寸法を長くしたとしても、バネ部210a、hの第1端部211a、hが逃がし部として機能するので、バネ部210a、hの第1端部211a、hと6ピンプラグ20のボディ21との干渉を避けることができる。
更に、本コネクタは、第2折り曲げ部240a〜hが、第1折り曲げ部230a〜hの曲げ方向の反対方向に折り曲げられ、接触部220a〜hの傾斜角αを小さくし、接触部220aのプラグ排出力の低減を図っている。よって、ロック片13が破損した8ピンプラグ10が接続穴110aに挿入されたとしても、接触部220aが8ピンプラグ10を排出してしまう可能性を低減することができる。
なお、上述したコネクタは、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
上記コネクタは、第1端子である端子200a、hと、第2端子である端子200b〜gとを備えているとしたが、少なくとも第1端子を備えていれば良い。例えば、接続穴110aに挿入可能な接続対象である第1相手方コネクタの端子のピッチ間隔と接続対象外である第2相手方コネクタの端子のピッチ間隔が相違している場合、本発明のコネクタは、接続穴内で第1相手方コネクタの端子に接触可能であると共に、該端子よりも低い高さ位置で第2相手方コネクタのボディに接触可能な第1端子を備えていれば、他の端子を必要としない。
また、上記コネクタは、8ピンプラグ10が接続対象であり、6ピンプラグ20が接続対象外であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、接続対象である一つの相手方コネクタと、接続対象外である二以上の相手方コネクタが接続穴に挿入可能な構成とすることができる。また、上記コネクタは、接続対象である2種類以上の相手方コネクタが接続穴に挿入可能な構成とすることができる。例えば、上記コネクタが6ピンプラグ20も接続対象とする場合には、端子200b〜gのみが6ピンプラグ20の端子22に導通したときには、6ピンプラグ20が接続された上記コネクタに認識させる機能を付加すれば良い。
上述した第1端子は、第1、第2端部を有し且つ該第1、第2端部を前記接続穴の奥側に向けて配置された略U字状又は略V字状のバネ部と、前記ハウジングの接続穴内に配置されており且つ第1相手方コネクタの端子に接触可能であると共に、前記端子よりも低い高さ位置で第2相手方コネクタのボディに接触可能な接触部と、前記バネ部の第1端部と前記接触部との間に設けられた第1折り曲げ部とを有しており、前記第1折り曲げ部が前記バネ部の第2端部側に折り曲げられ、前記接触部が前記バネ部の第2端部から離れる方向且つ前記接続穴の奥側に上り傾斜し、前記バネ部の高さ寸法は、前記第1端部が前記接続穴に挿入された第2相手方コネクタに接触しない寸法となっている限り任意に設計変更することが可能である。例えば、図10に示す端子200a’ように、バネ部210a’の第1端部211a’と接触部220a’の間に第1折り曲げ部230a’のみが設けられた構成とすることができる。この場合、6ピンプラグ20が誤挿入され、該6ピンプラグ20のボディ21に高さ位置T4で端子200a’が押圧されたとしたも、バネ部210a’及び第1折り曲げ部230a’が弾性変形するため、端子200a’にかかる負荷を分散することができる。また、第1折り曲げ部230a’がバネ部210a’の第2端部212a’側に折り曲げられているので、第1端部211a’が上述した逃がし部として機能する。よって、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。更に、バネ部210a’の第1端部211a’と接触部220a’との間に、第2折り曲げ部240aが設けられていないことから、接触部220a’の傾斜角α’を接触部220aの傾斜角αよりも大きくすることができる。よって、接触部220a’のプラグ排出力を向上させることができ、プラグ10又は誤挿入されたプラグ20を抜き易くすることができる。
また、上述した第2端子については、第1相手方コネクタの一部の端子及び第2相手方コネクタの全端子に接触可能である限り任意に設計変更することが可能である。また、上記コネクタが、上述の如く、端子のピッチ間隔が相違する第1、第2相手方コネクタが接続可能となっており且つ第1、第2相手方コネクタの双方が接続対象である場合、接続穴内に第1端子を第1相手方コネクタの端子のピッチ間隔に応じて配列し、第2端子を第2相手方コネクタのピッチ間隔に応じて配列すると良い。この場合、第2端子は、第2相手方コネクタの端子に接触可能な形状であれば良い。
上記実施の形態では、ハウジング100は、ハウジング本体100aと、端子保持部100bとを備えているとしたが、第1、第2相手方コネクタが挿入可能な接続穴を有し且つ第1端子を保持することができるものである限り任意に設計変更することが可能である。例えば、第1端子のバネ部の第2端部をハウジングの接続穴の底部にインサート成型により埋設することも可能である。
なお、上記実施の形態では、コネクタの各部を構成する素材、形状、寸法及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。また、上記実施の形態では、本発明にかかるコネクタは、モジュラジャック用のレセプタクルコネクタであるとしたが、これに限定されるものではない。本発明は、モジュラジャック以外のコネクタに適応可能であるだけでなく、プラグコネクタにも適応可能である。
10・・・8ピンプラグ(第1相手方コネクタ)
11・・ボディ
12・・端子
20・・・6ピンプラグ(第2相手方コネクタ)
21・・ボディ
22・・端子
100・・ハウジング
100a・ハウジング本体
110a・接続穴
100b・端子保持部
200a、h・端子(第1端子)
210a、h・バネ部
211a、h・第1端部
212a、h・第2端部
220a、h・接触部
230a、h・第1折り曲げ部
240a、h・第2折り曲げ部
250a、h・第3折り曲げ部
260a、h・水平圧入部
270a、h・垂直圧入部
280a、h・テール部
200b〜g・端子(第2端子)
210b〜g・バネ部
211b〜g・第1端部
212b〜g・第2端部
220b〜g・接触部
230b〜g・第1折り曲げ部
240b〜g・第2折り曲げ部
250b〜g・第3折り曲げ部
260b〜g・水平圧入部
270b〜g・垂直圧入部
280b〜g・テール部
300・・シールドケース

Claims (4)

  1. 第1、第2相手方コネクタが挿入可能な接続穴を有する絶縁性のハウジングと、
    前記ハウジングに保持された第1端子とを備えており、
    前記第1端子は、第1、第2端部を有し且つ該第1、第2端部を前記接続穴の奥側に向けて配置された略U字状又は略V字状のバネ部と、
    前記ハウジングの接続穴内に配置されており且つ第1相手方コネクタの端子に接触可能であると共に、前記端子よりも低い高さ位置で第2相手方コネクタのボディに接触可能な接触部と、
    前記バネ部の第1端部と前記接触部との間に設けられた第1折り曲げ部とを有しており、
    前記第1折り曲げ部が前記バネ部の第2端部側に折り曲げられ、前記接触部が前記バネ部の第2端部から離れる方向且つ前記接続穴の奥側に上り傾斜し、前記バネ部の高さ寸法は、前記第1端部が前記接続穴に挿入された第2相手方コネクタに接触しない寸法となっているコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタにおいて、
    前記第1端子は、前記第1折り曲げ部と前記接触部との間に設けられた第2折り曲げ部を更に有しており、
    前記第2折り曲げ部が前記第1折り曲げ部の曲げ方向の反対方向に折り曲げられ、前記接触部の傾斜角が低減しているコネクタ。
  3. 請求項1又は2記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングに保持されており且つ前記接続穴内で第1相手方コネクタの一部の端子及び第2相手方コネクタの全端子に接触可能な第2端子を更に備えており、
    前記第1端子の接触部が第1相手方コネクタの残りの端子に接触可能になっているコネクタ。
  4. 請求項1又は2記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングに保持されており且つ前記接続穴内で第2相手方コネクタの端子に接触可能な第2端子を更に備えているコネクタ。
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