JP4938735B2 - 横電界方式液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
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しかしここで開示されているハーフトーン露光法は、図1にあるように、薄膜トランジスタのチャネル部形成に用いられる。この方法を用いて大幅にアクティブマトリックス基板の製造コストを低減することが可能である。
ゲート電極とソース・ドレイン電極のオーバーラップ量の変動は、中間調領域の表示ムラをひきおこし、歩留りを低下させる原因になっていた。(図1,図22が従来のハーフトーン露光プロセス)
〔手段1〕共通電極と走査線を連結している静電気対策用保護トランジスタ素子を形成するための接続部分と、共通電極と映像信号配線を連結している静電気対策用保護トランジスタ素子を形成するための接続部分と、走査線駆動用外部回路と走査線端子部の接続部分の上記3つの接続部分を、ハーフトーン露光技術を用いて、薄膜トランジスタ素子の薄膜半導体層の素子分離時に同時に形成した。
本発明では、図1にあるようなスリットハーフトーンホトマスクや図2にあるような半透過ハーフトーンホトマスクは用いていない。図12の(イ)にあるように本発明で用いるホトマスクはハーフトーン領域がなく従来の通常ホトマスクを用いている。通常ホトマスクを用いて紫外線の照射密度をへらしてアンダー露光の条件で露光する。次に(ロ)にあるように端子部のコンタクトホールに対応する位置のポジレジストに、スポット状にしぼりこんだ紫外線を照射してこの領域のみ完全露光する。現像した後のポジレジストの膜厚形状が(ハ)にしめされている。(イ)と(ロ)の工程を別々の装置でおこなってもよいが、ひとつの露光装置の内部で(イ)と(ロ)の工程を同時におこなうことも可能である。
本発明の工程を用いればアクティブマトリックス基板がわずか3回のホトマスク工程で作れるようになり大幅な工程削減が可能である。
図17は、ガラス基板を保持するステージがX,Y方向に動きホトマスク基板はY軸方向のみに移動するマルチレンズ方式走査露光装置の平面図である。図18はガラス基板を保持するステージがY方向のみに動き、ホトマスク基板も、Y軸方向のみに移動するマルチレンズ方式走査露光装置の平面図である。図17では、スポット紫外線露光光学系を固定しているが図18のようにX軸方向に移動可能にすることもできる。
自重のたわみを解決するためにホトマスク基板を縦に配置する方法も考案されたが、ガラス基板が非常に大きくなってきたためにステージの重量も大きくなり縦に配置する方式ではスムーズにステージを動かすことが難かしくなってきました。本発明では、図23や図24にあるように、ベルヌーイチャックや密閉室を用いて大気の圧力を利用してホトマスクのたわみを補正しています。このような方式を用いれば石英ホトマスク基板の厚みを大きくしなくても60インチサイズのホトマスクを使用することができます。ホトマスク基板の基板コストを大幅に低減できるだけでなくホトマスクを成作する工程も非常に簡単になり石英ホトマスク基板の価格を大幅に安くすることができます。
本発明を用いることで安価なホトマスクを用いて安価にアクティブマトリックス素子を歩留り良く作ることが可能となった。
2‥‥ホトマスク金属(Cr or Mo)
3‥‥半透過ホトマスク領域(スリットパターン領域)
4‥‥半透過ホトマスク領域(a−Si or TiSix or MoSix
or Ti)
5‥‥完全透過領域
6‥‥ポジレジストUV露光完全遮断領域の現像後の領域
7‥‥ポジレジストUV露光半透過領域の現像後の領域
8‥‥ポジレジストがUV露光され現像後完全になくなった領域
9‥‥ゲート絶縁膜
10‥‥薄膜半導体層(ノンドープ層)
11‥‥薄膜半導体層(ドーピング層‥‥オーミックコンタクト層)
12‥‥バリアーメタル層
13‥‥低抵抗金層層
14‥‥映像信号配線
15‥‥走査線
16‥‥静電気対策用画素領域周辺共通電極
17‥‥薄膜半導体層
18‥‥静電気対策用薄膜トランジスタ回路を作るためのコンタクトホール
19‥‥走査線端子部
20‥‥画素内共通電極(画素電極)
21‥‥走査線端子部駆動回路接合電極(金属電極)
22‥‥液晶駆動電極(画素電極)
23‥‥パッシベーション膜
24‥‥走査線端子部コンタクトホール
25‥‥UV光
26‥‥ポジレジストUV露光完全遮断領域
27‥‥ポジレジストUV露光領域
28‥‥UV光集光レンズ
29‥‥部分的にUV光で露光されたポジレジスト領域
30‥‥ポジレジストUV露光・不完全露光の現像後の領域
31‥‥部分的にUV光で露光することで形成されたスリット状コンタクト溝
32‥‥部分的にUV光で露光されポジレジストが完全になくなった領域
33‥‥印刷塗布された平担化パッシベーション膜
34‥‥画素周辺共通電極端子部
35‥‥映像信号配線端子部
36‥‥ホトマスク
37‥‥X&Y軸可動ステージ
38‥‥Y軸可動ステージ
39‥‥マルチ投影露光用レンズモジュール
40‥‥固定された部分露光用光学モジュール
41‥‥X軸可動部分露光用光学モジュール
42‥‥静電気対策用保護回路
43‥‥紫外線光源
44‥‥赤色レーザー変位計
45‥‥ベルヌーイチャック(真空非接触吸着板)
46‥‥ペリクル
47‥‥投影露光レンズ
48‥‥ポジレジスト
49‥‥薄膜トランジスタアレイ用ガラス基板
50‥‥露光幅を調整できる部分露光用光学モジュール
51‥‥圧力センサー
Claims (2)
- 少なくとも一方が透明な一対の基板と、前記基板間にはさまれた液晶組成物層と前記基板のいずれか一方の基板の向き合った表面に、マトリックス状に配置された複数の走査線と映像信号配線および共通電極と対をなす画素電極と前記画素電極、前記走査線および前記映像信号配線に接続された薄膜トランジスタ素子を備えた横電界方式液晶表示装置の製造方法に関して、
走査電極と共通電極とを形成する第1ホトマスク工程と、
前記第1ホトマスク工程の後に、薄膜半導体と接続部分とを形成する第2ホトマスク工程と、
前記第2ホトマスク工程の後に、映像信号配線と液晶駆動電極とを形成する第3ホトマスク工程と、
第3ホトマスク工程の後に、走査線と映像信号配線の端子接続部を形成する第4ホトマスク工程とを用いて製造され、
前記第2ホトマスク工程では、共通電極と走査線を連結している静電気対策用保護トランジスタ素子を形成するための接続部分と、共通電極と映像信号配線を連結している静電気対策用保護トランジスタ素子を形成するための接続部分と、走査線駆動用外部回路と走査線端子部の接続部分の上記3つの接続部分とが、ハーフトーン露光技術を用いて、薄膜トランジスタ素子の薄膜半導体層の素子分離時に同時に形成されることを特徴とし、
前記ハーフトーン露光技術は、完全透過領域と半透過領域と完全遮断領域からなるハーフトーンホトマスクを利用したものであり、薄膜トランジスタ素子の半導体層を完全遮断領域で形成し、共通電極と走査線を連結している静電気対策用保護トランジスタ素子を形成するための接続部分と、共通電極と映像信号配線を連結している静電気対策用保護トランジスタ素子を形成するための接続部分と、走査線駆動用外部回路と走査線端子部の接続部分の上記3つの接続部分のコンタクトホールを完全透過領域で形成し、それ以外の領域は半透過領域で形成する横電界方式液晶表示装置の製造方法。 - 少なくとも一方が透明な一対の基板と、前記基板間にはさまれた液晶組成物層と前記基板のいずれか一方の基板の向き合った表面に、マトリックス状に配置された複数の走査線と映像信号配線および共通電極と対をなす画素電極と前記画素電極、前記走査線および前記映像信号配線に接続された薄膜トランジスタ素子を備えた横電界方式液晶表示装置の製造方法に関して、
走査電極と共通電極とを形成する第1ホトマスク工程と、
前記第1ホトマスク工程の後に、薄膜半導体と接続部分とを形成する第2ホトマスク工程と、
前記第2ホトマスク工程の後に、映像信号配線と液晶駆動電極とを形成する第3ホトマスク工程と、
前記第3ホトマスク工程の後、薄膜トランジスタ素子のバックチャネル部分にB2H6プラズマドーピング処理後、平坦化膜を印刷塗布するパッシベーション工程とを用いて製造され、
前記第2ホトマスク工程では、共通電極と走査線を連結している静電気対策用保護トランジスタ素子を形成するための接続部分と、共通電極と映像信号配線を連結している静電気対策用保護トランジスタ素子を形成するための接続部分と、走査線駆動用外部回路と走査線端子部の接続部分の上記3つの接続部分とが、ハーフトーン露光技術を用いて、薄膜トランジスタ素子の薄膜半導体層の素子分離時に同時に形成されることを特徴とし、
前記ハーフトーン露光技術は、完全透過領域と完全遮断領域からなるホトマスクを利用したものであり、薄膜トランジスタ素子の半導体層を完全遮断領域で形成し、その他すべては完全透過領域で形成し、露光時に、紫外線照射エネルギー密度を通常の露光条件よりも減らした不完全露光条件で全面を露光した後、共通電極と走査線を連結している静電気対策用保護トランジスタ素子を形成するための接続部分と、共通電極と映像信号配線を連結している静電気対策用保護トランジスタ素子を形成するための接続部分と走査線駆動用外部回路と走査線端子部の接続部分の、上記3つの接続部分のコンタクトホール領域のみ、別のホトマスクを用いて紫外線を照射するか、または、前記不完全露光条件で全面を露光した後もしくはその露光と同時に、前記3つの接続部分のコンタクトホール領域のみスポット状にしぼりこんだ紫外線を走査して照射する横電界方式液晶表示装置の製造方法。
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