JP4938592B2 - ハウリング抑制装置 - Google Patents

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本発明は、ハウリング抑制装置に関する。
マイクロフォン等とスピーカ等とを有する音響装置では、スピーカから出力される音声信号が、マイクロフォンに回り込んで入力されることによりフィードバックループが形成される。このため、音響装置の設置環境、スピーカの設定音量、マイクロフォンとスピーカとの位置関係等によっては、ハウリングが発生する場合がある。このハウリングを抑制するためには、一般的にハウリングが発生する周波数帯域を検出し、その周波数帯域の音声信号のレベルを抑制させるハウリング抑制装置が用いられる(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。図7に従来のハウリング抑制装置300を示す。検出部400は、マイクアンプ310からの音声信号を複数の周波数帯域に分割し、周波数帯域ごとのハウリングを検出する。制御部410は、検出部400の検出結果に基づいて、複数のノッチフィルタ(NF)420―1〜420―nにハウリングを抑制するフィルタ係数を順次設定する。したがって、ノッチフィルタ420―nからは、ハウリングが抑制された音声信号出力がされることとなる。
特開平7−143034号公報 特開2004−274122号公報
ところで、例えばカラオケに用いられる音響装置においては、スピーカの設定音量やスピーカに対するマイクロフォンの位置が頻繁に変更されるため、それに伴いハウリングの発生条件も変化し、ハウリングの発生回数が多くなる傾向がある。しかしながら、図7に示したハウリング抑制装置300では、ハウリングが検出されると、ハウリングを抑制するためのフィルタ係数がノッチフィルタ420−1〜420−nに順次設定されるため、ハウリングの検出回数がノッチフィルタの個数を超えた場合は、ハウリングを抑制できないという問題があった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、ハウリングの検出回数がハウリングを抑制するためのノッチフィルタの個数を超えた場合であっても、ハウリングを抑制可能なハウリング抑制装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のハウリング抑制装置は、入力される音声信号のハウリングを検出する検出部と、前記音声信号に対してフィルタ処理を順次施して出力する複数のフィルタと、前記検出部からの検出結果に基づいて、前記複数のフィルタのうちハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定されていないフィルタに対して、前記検出部により検出された前記ハウリングを抑制するためのフィルタ係数を設定し、前記複数のフィルタ全てにハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定されている場合、前記複数のフィルタの何れか一つに対して、前記検出部により検出された前記ハウリングを抑制するためのフィルタ係数を設定する設定部と、を備え、前記検出部は、前記音声信号を複数の周波数帯域に分割し、分割された前記周波数帯域ごとにハウリングを検出し、前記設定部は、前記複数のフィルタ全てにハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定されている場合、前記複数のフィルタのうち、前記検出部での検出回数が所定回数以上の周波数帯域のハウリングを抑制するフィルタ係数が設定されたフィルタ以外の一つに対して、前記検出部により検出された前記ハウリングを抑制するためのフィルタ係数を設定すること、を特徴とする。
ハウリングの検出回数がハウリングを抑制するためのノッチフィルタの個数を超えた場合であっても、ハウリングを抑制可能なハウリング抑制装置を提供することができる。
本明細書および添付図面の記載より、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
図1は、本発明を適用した、音響装置の実施形態を示す図である。図1に示す音響装置1は、マイクロフォン等(不図示)から入力される音声信号を増幅するとともにハウリングを抑制し、スピーカ等(不図示)に出力する装置であり、マイクアンプ10、パワーアンプ11、ハウリング抑制装置20を含んで構成される。
マイクアンプ10は、マイクロフォン(不図示)からのアナログの音声信号をハウリング抑制装置20で処理可能なレベルとすべく増幅する回路であり、例えば、オペアンプによる非反転増幅回路を用いることができる。
パワーアンプ11は、ハウリング抑制装置20から出力される音声信号を、スピーカ等を駆動できるレベルに増幅する回路である。
ハウリング抑制装置20は、マイクアンプ10から出力される音声信号のハウリングを抑制し、パワーアンプ11へ出力する装置であり、ADコンバータ(ADC)30、アッテネータ(ATT)31、ノッチフィルタ(NF)40−1〜40−n、DAコンバータ(DAC)50、係数メモリ60−1〜60−n、分割部70、検出部71、係数計算部72、設定部73、メモリ74を含んで構成される。なお、本実施形態のハウリング抑制装置20としては、例えばADコンバータ、DAコンバータを含むDSP(Digital Signal Processor)が採用可能である。
ADコンバータ30は、マイクアンプ10から出力されるアナログの音声信号をデジタルに変換する。
アッテネータ31は、ADコンバータ30からノッチフィルタ40−1へ出力される音声信号のレベルを減衰することが可能である。なお、本実施形態のアッテネータ31における初期状態の減衰量はゼロとする。
ノッチフィルタ40−1〜40−nは、ハウリングを抑制するための、n個のフィルタであり、係数メモリ60−1〜60−nに設定されたフィルタ係数に基づいて、周波数特性が決定される。なお、本実施形態におけるノッチフィルタ40−1〜40−nは、係数メモリにフィルタ係数が設定されるとフィルタ係数が変更されない係数固定フィルタと、設定されたフィルタ係数が変更可能な係数変動フィルタとからなるとする。
DAコンバータ50は、ノッチフィルタ40―nから出力されるデジタルの音声信号をアナログに変換し、パワーアンプ11へ出力する。
係数メモリ60−1〜60−nは、ノッチフィルタ40−1〜40−nの夫々に対するフィルタ係数が設定されるn個のメモリであり、アドレスA1〜Anが夫々割り当てられている。なお、アドレス値は、アドレスA1〜Anの順に大きくなることとし、さらに係数メモリには、初期状態としてノッチフィルタ40−1〜40−nの周波数特性が平坦となる様なフィルタ係数が設定されていることとする。
分割部70は、ADコンバータ30によりデジタルに変換された音声信号を、例えばFFT(Fast Fourier Transform)により、複数の周波数帯域に分割する。なお、本実施形態では、分割部70に入力された音声信号をi個の周波数帯域に分割するものとする。
検出部71では、分割部70にて分割された周波数帯域ごとの音声信号のピークレベルと所定レベルのしきい値とを比較し、音声信号のピークレベルが所定レベルのしきい値を超えた場合に、ハウリングが発生したと判定し、ハウリングを検出する。なお、本実施形態において、しきい値は、検出部71に設けられたしきい値記憶部(不図示)に記憶されていることとする。また、検出部71には、図2に示す様に、ハウリング検出回数カウンタテーブル80が設けられている。ハウリング検出回数カウンタテーブル80は、分割されたi個の周波数帯域ごとに、ハウリングの検出回数がカウント値として格納されるテーブルである。本実施形態において、初期状態では各周波数帯域のカウント値は“0”で、ハウリングが検出されると、検出部71は、ハウリングが検出された周波数帯域のカウント値を1ずつインクリメントすることとする。さらに、ハウリング検出回数カウンタテーブル80における周波数帯域ごとにカウント値は、検出部71により予め定められた規定回数と比較され、比較結果が設定部73に出力される。なお、本実施形態における規定回数は、ノッチフィルタの個数nよりも大きいこととする。
係数計算部72は、検出部71で検出されたハウリングを抑制するために、ノッチフィルタ40−1〜40−nの中心周波数、Q値等を計算する。
設定部73は、検出部71の検出結果及び比較結果、係数計算部72の計算結果、メモリ74に記憶された各種データを参照し、ハウリング抑制装置20を統括制御する。具体的には、ハウリングを抑制するためのフィルタ係数を係数メモリ60−1〜60−nに設定し、アッテネータ31の減衰量を設定する。さらに、メモリ74の書き込み可能な領域に各種データを書き込む。また、本実施形態の設定部73は、係数メモリ60−1〜60−nのアドレス指定用のポインタPが設けられており、ポインタPにより指定されたアドレスの係数メモリにフィルタ係数が設定されることとする。なお、係数メモリ60−1〜60−nのアドレスの指定は、例えば、設定部73に設けられたポインタPの値をデコードするデコーダ(不図示)によりされることとする。また本実施形態において、初期状態では、ポインタPの値は0(ゼロ)で、検出部71でハウリングが検出されるとポインタPの値は1ずつインクリメントされることとする。
メモリ74は、本実施形態のハウリング抑制装置20を制御するために必要となる各種データを格納しており、設定部73より書き込み可能な領域を有する。図3は、メモリ74が有する記憶部の一部を示す図である。本実施形態のメモリ74は、ROM(Read only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含み、ROMの記憶領域には、係数テーブル81が設けられ、RAMの記憶領域に判定フラグ記憶部82、管理フラグ記憶部83、要求フラグ記憶部84が設けられていることとする。
係数テーブル81は、係数計算部72にて計算されたノッチフィルタ40−1〜40−nの中心周波数、Q値等に応じたフィルタ係数が記憶されているテーブルである。係数テーブル81に記憶されているフィルタ係数は、計算結果に基づいて読み出され、係数メモリ60−1〜60−nに設定される。なお、本実施形態の係数テーブル81は、予めフィルタ係数が書き込まれているものとする。
判定フラグ記憶部82には、ハウリングの検出回数がノッチフィルタの個数であるn以上であるか否かを示すフラグの値が記憶され、本実施形態においては、ハウリングの検出回数がノッチフィルタの個数未満の場合、判定フラグの値は“0”となり、ハウリングの検出回数がノッチフィルタの個数以上となると、判定フラグの値は“1”となる。したがって、ノッチフィルタの係数メモリ全てにフィルタ係数が設定されると、判定フラグの値が“1”となる。
管理フラグ記憶部83は、係数メモリ60−1〜60−nの夫々に対応した記憶メモリ90−1〜90〜nからなり、夫々の記憶メモリ90−1〜90−nには、ノッチフィルタ40−1〜40−nを係数固定フィルタまたは係数変動フィルタの何れにするかを管理する管理フラグが記憶される。本実施形態では、管理フラグの値が“1”の記憶メモリは係数固定フィルタとし、管理フラグの値が“0”の記憶メモリは係数変動フィルタとする。また、初期状態として管理フラグの値は“0”または“1”の何れかを記憶させることが可能である。また、設定部73は、ハウリング抑制装置20が起動されると、例えば外部ROM(不図示)を参照し、管理フラグ記憶部83に管理フラグの値を設定することとする。
ここで、ノッチフィルタ40−1,40−2が係数固定フィルタ、ノッチフィルタ40−3〜40−nが係数変動フィルタである場合の設定部73におけるポインタPの更新動作について、図4を参照しつつ説明する。まず、ハウリングの検出回数がノッチフィルタの個数以下である場合、ハウリングが検出されるとポインタPの値はインクリメントされ、ポインタPの値に基づいた係数メモリ60−1〜60−nが指定される。したがって、係数固定フィルタ、係数変動フィルタに関わらず、ハウリングを抑制するためのフィルタ係数が係数メモリ60−1〜60−nに順次設定されることとなる。次に、ハウリングの検出回数がノッチフィルタの個数を超えた場合について説明する。ノッチフィルタ40−1,40−2は係数固定フィルタとされているため、設定部73は、管理フラグ記憶部83における管理フラグの値を参照し、係数メモリ60−1,60−2をポインタPの指定から除外する。したがって、ハウリングの検出回数がノッチフィルタの個数を超えた後は、係数変動フィルタの係数メモリ60−3〜60−nがポインタの値に基づいて繰り返し指定されることとなる。
要求フラグ記憶部84は、係数変動フィルタから係数固定フィルタへの変更を要求するか否かを示すフラグであり、変更が要求されると要求フラグの値は“1”となり、変更が要求されないと要求フラグの値は“0”となる。本実施形態では、ハウリング検出回数カウンタテーブル80において、ハウリングが同一帯域で規定回数以上検出された場合に、規定回数以上検出された帯域のハウリングを抑制するために要求フラグの値が“0”から“1”に変更される。
==ハウリングを抑制するためのフィルタ係数設定処理==
次に、ハウリング抑制装置20におけるハウリングを抑制するためのフィルタ係数設定処理について、図5に示すフィルタ係数設定処理の一例を示すフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、ノッチフィルタの個数を8個、すなわちn=8とし、初期状態では、ノッチフィルタ40−1,40−2の2つを係数固定フィルタ、ノッチフィルタ40−3〜40−8の6つを係数変動フィルタとする。
ハウリング抑制装置20が起動されると、設定部73は、判定フラグの値を “0” 、記憶メモリ90−1,90−2の管理フラグの値を“1”、記憶メモリ90−3〜90−8の管理フラグの値を“0”、要求フラグを“0”とする(S101)。そして、ハウリング抑制装置20に入力される音声信号は、分割部70にてFFT処理されることによりi個の周波数帯域に分割される(S102)。検出部71では、分割部70にてi個に分割された周波数帯域ごとにハウリングが検出されたか否かを判定し(S103)、ハウリングが検出されない場合(S103:NO)、再びハウリング抑制装置20に入力される音声信号が分割部70にてFFT処理される(S102)。一方、ハウリングが検出された場合(S103:YES)、設定部73はポインタPの値をインクリメントする(S104)。なお、本実施形態においては、設定部73がポインタPの値を参照し、ポインタの値に基づいた処理を選択することとする。
<ハウリング抑制装置20の第1の動作>
本第1の動作では、ポインタPの値がインクリメントされた後(S104)、ポインタPの値が2以下である場合(S105:YES)すなわち、ハウリングの検出回数が係数固定フィルタの数以下の場合について説明する。まず、係数計算部72がハウリングを抑制するための中心周波数、Q値等を計算する(S106)。ポインタPの値が1の場合(S107:1)、設定部73は、係数計算部72の計算結果に応じたフィルタ係数を、係数テーブル81から読み出し、ノッチフィルタ40−1に対する係数メモリ60−1に設定する(S108)。ポインタPの値が2の場合(S107:2)、ポインタPの値が1の場合と同様に、係数メモリ60−2にハウリングを抑制するフィルタ係数が設定される(S109)。また、フィルタ係数が夫々設定された後は、再びFFTが処理される(S102)。
<ハウリング抑制装置20の第2の動作>
本第2の動作においては、ポインタPの値がインクリメントされ(S104)ポインタPの値が2以下でない場合(S105:NO)、すなわち、ハウリングの検出回数が係数固定フィルタの数を越えた場合について説明する。まず、ハウリングが検出されると、検出部71はハウリング検出カウンタテーブル80のカウント値をインクリメントするため、周波数帯域ごとのハウリングの検出回数が、ハウリング検出カウンタテーブル80にてカウントされる(S110)。そして、検出部71がハウリング検出回数カウンタテーブル80の周波数帯域ごとのカウント値と規定回数とを比較することにより、ハウリングが同一帯域で規定回数以上検出されたか否を判定する(S111)。ハウリングが同一帯域で規定回数以上検出されない場合(S111:NO)、係数計算部72は、ハウリングを抑制するための中心周波数、Q値等を計算する(S113)。そして、設定部73は、判定フラグ記憶部82に記憶されている判定フラグの値を参照する(S114)。判定フラグの値が“1”である場合(S114:1)、すなわち、8個のノッチフィルタの係数メモリ全てにフィルタ係数が設定されている場合、ポインタPの値に基づいた処理が設定部73により選択される(S118)。判定フラグの値が “0”である場合(S114:0)、ポインタPの値が8であるかどうかが判定される(S115)。ポインタPの値が8でない場合(S115:NO)、ポインタPの値に基づいた処理が選択される(S118)。ポインタPの値が8である場合(S115:YES)、設定部73は、判定フラグの値を“0”から“1”に変更する(S116)。さらに、設定部73は、ノッチフィルタ40−1に入力される音声信号レベルを低下させるべく、アッテネータ31の減衰量を設定する(S117)。そして、ポインタPの値に基づいた処理が選択される(S118)。
ステップS118では、ポインタPの値に応じた処理が選択される。ポイントPの値が3である場合(S118:3)、まず、設定部73は、係数変動フィルタを係数固定フィルタに変更するか否かを要求する要求フラグの値を参照する(S119)。要求フラグの値が“0”である場合(S119:0)、ポインタPの値が指定する係数メモリ60−3から1つ大きいアドレスの係数メモリである係数メモリ60−4を初期化する(S122)。なお、本実施形態において、係数メモリの初期化は、係数メモリを初期状態と同じ状態にすることする。また、本実施形態において係数メモリの初期化は、係数変動フィルタにフィルタ係数を繰り返し設定するための処理である。そして、設定部73は、ノッチフィルタ40−3に対する係数メモリ60−3にハウリングを抑制するためのフィルタ係数を設定する(S123)。係数メモリ60−3にフィルタ係数が設定された後は、再びハウリング抑制装置20に入力される音声信号が分割部70にてFFT処理される(S102)。ポインタPの値が4の場合(S118:4)、前述のポインタPの値が3の場合と同様の処理が行われる。したがって、要求フラグが“0”である場合(S125:0)、係数メモリ60−5が初期化され(S128)、そして、係数メモリ60−4にフィルタ係数が設定される(S129)。そして、再びFFT処理される(S102)。なお、本実施形態では、ポインタPの値が5〜7の場合(不図示)も、ポインタPの値が3,4の場合と同様の処理が行われる。ポインタPの値が8の場合(S118:8)、フィルタ状態を変更するか否かの要求フラグが“0”である場合(S131:0)、係数メモリ60−3が初期化され(S134)、係数メモリ60−8にフィルタ係数が設定される(S135)。そして、初期化された係数メモリ60−3を指定するために、設定部73は、ポインタの値を8から2へと変更し(S136)、FFT処理へ戻る(S102)。その後、ハウリングが検出されると(S103)、ポインタPがインクリメントされるため(S104)、結果的に、ポインタPの値は3となる。したがって、以上の本第2の動作においては、ポインタPの値に基づいて、係数メモリ60−3〜60−8のうち何れか一つが設定部73により指定されることとなる。
<ハウリング抑制装置20の第3の動作>
本第3の動作においては、ポインタPの値が2以下でなく(S105:NO)、さらに周波数帯域ごとのハウリングの規定回数がカウントされ(S110)、同一帯域で規定回数以上ハウリングが検出された場合(S111:YES)について説明する。なお、本実施形態においては、規定回数をノッチフィルタの個数より大きいとしていることから、本第3動作では、判定フラグの値は“1”である。まず、同一帯域で規定回数以上ハウリングが検出されると、同一帯域でのハウリングの発生を抑制するために、係数変動フィルタから係数固定フィルタへの変更を要求する要求フラグの値が“0”から“1”に変更される(S112)。そして、ハウリングを抑制するための中心周波数、Q値等が計算され(S113)、判定フラグの値は“1”であるので(S114:1)ポインタPの値に基づいて処理が選択される(S118)。ポインタPの値が3の場合(S118:3)、要求フラグの値が“1”であるため(S119:1)、ノッチフィルタ40−3の状態を管理するための記憶メモリ90−3の管理フラグが参照される(S120)。管理フラグが“0”の場合、記憶メモリ90−3の管理フラグの値が“0”から“1”に変更される(S121)。そして、前述のステップS122,S123が実行された後、FFT処理に戻る(S102)。一方、記憶メモリ90−3の管理フラグの値が“1”である場合(S120:1)、すなわち、すでにノッチフィルタ40−3は係数変動フィルタから係数固定フィルタに変更されている場合、ポインタPの値がインクリメントされ(S124)、全ての記憶メモリ90−1〜90−8に記憶された管理フラグが“1”であるか否か(S138)が参照される。なお、本実施形態においては、ポインタPの値が4の場合(S125〜S130)及びポインタPの値が5〜7の場合(不図示)も、ポインタPの値が3の場合と同様の処理が行われることとする。ポインタPの値が8の場合(S118:8)、要求フラグの値が“1”であるため(S119:1)、記憶メモリ90−8の管理フラグが参照される(S132)。管理フラグが“0”の場合(S132:0)、記憶メモリ90−8の管理フラグの値が “1”に変更され(S133)、前述のステップ134〜S136が実行され、FFT処理(S102)へと戻る。記憶メモリ90−8の管理フラグの値が“1”の場合(S132:1)、ポインタPの値が3に変更され(S137)、全ての記憶メモリ90−1〜90−8に記憶された管理フラグが“1”であるか否か(S138)が参照される。
全ての記憶メモリの管理フラグが“1”でない場合(S138:NO)、すなわち、係数固定フィルタに変更されていない係数変動フィルタがある場合、ポインタPが係数変動フィルタを指定すべく、ポインタPの値に基づいた処理が選択される(S118)。全ての記憶メモリの管理フラグの値が“1”である場合は(S138:YES)、すなわち、全てのノッチフィルタが係数固定フィルタに変更された場合、FFT処理は停止され(S139)、フィルタ係数を設定する処理が終了される。以上の本第3の動作では、同一帯域で規定回数以上検出されるハウリングがある場合(S111:YES)、規定回数以上検出されたハウリングを抑制するために、係数変動フィルタが係数固定フィルタに変更される(例えばS121)。さらに、ポインタPは、変更された係数固定フィルタを指定から除外し(例えばS124)、係数変動フィルタのみ指定しフィルタ係数を設定する。最終的に係数変動フィルタが全て係数固定フィルタに変更されると(S138:YES)、FFT処理を停止し(S139)、フィルタ係数設定処理を終了する。
図6は、図5における処理の具体例の一部を示したタイミングチャートの一例である。なお、図5で説明した場合と同様に、ノッチフィルタの数は8、初期状態において、ノッチフィルタ40−1,40−2を係数固定フィルタ、ノッチフィルタ40−3〜40−8を係数変動フィルタとしている。
まず、時刻T0にハウリング抑制装置20が起動される。時刻T1にハウリングが検出されると(S103)、ポインタPの値はインクリメントされ1となり(S104)、ハウリングを抑制するためのフィルタ係数が計算され(S106)、ノッチフィルタ40−1に対する係数メモリ60−1に、計算結果に基づくフィルタ係数が設定される(S108)。さらに、時刻T2〜時刻T7まで計6回ハウリングが検出されると、ポインタPは1ずつインクリメントされるとともに(S104)、フィルタ係数60−2〜60−7には、順次ハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定される(S109,S123,S129)。さらに、時刻T8においてハウリングが検出されると(S103)、ポインタPの値は8となり(S104)、判定フラグの値が“1”となり(S116)、アッテネータ31の減衰量が設定される(S117)。そして、ポインタPの値が3に対する係数メモリ60−3が初期化され(S134)、ノッチフィルタ40−8の係数メモリ60−8にハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定される(S135)。そして、ポインタPの値は2に変更される(S136)。時刻T9にハウリングが検出されると(S103)、ポインタPの値はインクリメントされ3となり(S104)、ポインタPの値が4に対する係数メモリ60−4が初期化されるとともに(S122)、ノッチフィルタ40−3の係数メモリ60−3には、ハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定される(S123)。時刻T9における動作と同じように、時刻T10及び時刻T10以降に検出されたハウリングは、ポインタPにより指定された係数メモリにフィルタ係数が設定されることにより抑制されることとなる。
以上に説明した構成からなる本実施形態のハウリング抑制装置20では、ノッチフィルタの個数を超えて検出されたハウリングに対しては、ポインタPにより選択された係数メモリ60−3〜60−8の何れか一つに対して、検出されたハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定される。したがって、ノッチフィルタの個数を超えて検出されたハウリングの抑制が可能となる。
また、一般的に発生するハウリングは、屋内の空間に応じて発生する固有なハウリングと、音響装置1のマイクロフォンとスピーカとの位置関係やスピーカの設定音量等に応じて発生する不確定なハウリングとに大別される。固有なハウリングは、不確定なハウリングと比較すると、音響装置1が動作している間に発生する確率が高く、さらに、時間的に早く発生する傾向がある。このことから、時間的に早く検出されたハウリングは、音響装置1が動作している間は常に抑圧されていることが望ましい。本実施形態のハウリング抑制装置20では、時間的に早く検出されたハウリングを抑制するためのフィルタ係数は、係数固定フィルタから順次設定される(S108,S109)。係数固定フィルタに設定されたフィルタ係数は、変更されないため、本実施形態のハウリング抑制装置20は、ノッチフィルタの個数を超えて検出されたハウリングが抑制可能であるとともに、ハウリングの発生確率を低下させることが可能となる。
また、本実施形態のハウリング抑制装置20の係数変動フィルタは、検出されたハウリングを抑制するために繰り返し初期化され、フィルタ係数が設定される。したがって、繰り返しフィルタ係数が設定される際に、例えば、固有なハウリングのように同一の周波数帯域で発生するハウリングが何回も検出される可能性がある。本実施形態においては、同一の周波数帯域で規定回数以上ハウリングが検出されると(S111:YES)、規定回数以上検出された周波数帯域のハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定された係数変動フィルタが係数固定フィルタへと変更される(例えば、S121)。したがって、本実施形態のハウリング抑制装置20は、ノッチフィルタの個数を超えて検出されたハウリングが抑制可能であるとともに、ハウリングの発生確率を低下させることが可能となる。
また、ハウリングは、スピーカから出力される音声信号が、マイクロフォンにフィードバックされることにより発生するため、ハウリングが検出された場合に、アッテネータ31にて音声信号のレベルを、例えば聴覚に問題のない2dB程度減衰させるとハウリングの発生確率を低下させることが可能である。
また、本実施形態においては、ノッチフィルタの個数を超えて検出されたハウリングを抑制するために、フィルタ係数が設定された係数メモリを初期化している。従って、初期化した場合に抑制されていたハウリングが再度発生する可能性もあるが、ノッチフィルタの係数メモリ全てにフィルタ係数が設定されたタイミングで(S117)、アッテネータ31にて音声信号のレベルを、例えば聴覚に問題のない2dB程度減衰させると、抑制されていたハウリングの発生確率を低下させることが可能である。
なお、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態においては、ポインタPは、係数変動フィルタの係数メモリに対するアドレスを、アドレス値の順に設定したが、ランダムに設定しても良い。また、本実施形態においては、フィルタ係数を初期化したが、初期化せずフィルタ係数を上書きしても良い。また、本実施形態では、アッテネータ31をノッチフィルタ40−1の前段に設けたが、例えばノッチフィルタ40−nとDAC50との間に設けてもよい。また、アッテネータ31にて音声信号のレベルを減衰させたが、例えば、マイクアンプ10やパワーアンプ11のゲインを低下させることにより、音声信号のレベルを低下させても良い。
本発明を適用した、音響装置の実施形態を示す図である。 ハウリングの検出回数カウントするカウンタテーブルの一例を示す図である。 メモリが有する記憶部の一例を示す図である。 係数メモリを指定する処理の一例を示す図である。 ハウリングを抑制するためのフィルタ係数設定処理の一例を示すフローチャートである。 ハウリングを抑制するためのフィルタ係数設定処理の一例を示すフローチャートである。 ハウリングを抑制するためのフィルタ係数設定処理の一例を示すフローチャートである。 ハウリングを抑制するためのフィルタ係数設定処理の一例を示すフローチャートである。 図5における処理の具体例の一部を示したタイミングチャートである。 従来のハウリング抑制装置の一例を示す図である。
符号の説明
1 音響装置
10 マイクアンプ
11 パワーアンプ
20 ハウリング抑制装置
30 ADコンバータ(ADC)
31 アッテネータ(ATT)
40―1〜40−n ノッチフィルタ(NF)
50 DAコンバータ(DAC)
60−1〜60−n 係数メモリ
70 分割部
71 検出部
72 係数計算部
73 設定部
74 メモリ
80 ハウリング検出回数カウンタテーブル
81 係数テーブル
82 判定フラグ記憶部
83 管理フラグ記憶部
84 要求フラグ記憶部
90−1〜90〜n 記憶メモリ

Claims (3)

  1. 入力される音声信号のハウリングを検出する検出部と、
    前記音声信号に対してフィルタ処理を順次施して出力する複数のフィルタと、
    前記検出部からの検出結果に基づいて、前記複数のフィルタのうちハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定されていないフィルタに対して、前記検出部により検出された前記ハウリングを抑制するためのフィルタ係数を設定し、前記複数のフィルタ全てにハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定されている場合、前記複数のフィルタの何れか一つに対して、前記検出部により検出された前記ハウリングを抑制するためのフィルタ係数を設定する設定部と、
    を備え
    前記検出部は、
    前記音声信号を複数の周波数帯域に分割し、分割された前記周波数帯域ごとにハウリングを検出し、
    前記設定部は、
    前記複数のフィルタ全てにハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定されている場合、前記複数のフィルタのうち、前記検出部での検出回数が所定回数以上の周波数帯域のハウリングを抑制するフィルタ係数が設定されたフィルタ以外の一つに対して、前記検出部により検出された前記ハウリングを抑制するためのフィルタ係数を設定すること、
    を特徴とするハウリング抑制装置。
  2. 前記複数のフィルタのうち、少なくとも一つのフィルタにハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定された後に、前記複数のフィルタの入力側か出力側の少なくとも何れか一方において前記音声信号の利得を低下させる利得調整部を更に備えること、
    を特徴とする請求項1に記載のハウリング抑制装置。
  3. 前記利得調整部は
    前記複数のフィルタ全てにハウリングを抑制するためのフィルタ係数が設定された後に、前記音声信号の利得を低下させること、
    を特徴とする請求項に記載のハウリング抑制装置。
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