JP4936207B2 - Carriage with stair-climbing assist mechanism - Google Patents
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Description
本発明は、段差や階段の昇降を行うことのできる運搬車に関するものである。 The present invention relates to a transport vehicle capable of moving up and down steps and stairs.
従来のベビーカーやハンドカートなどの運搬車は階段を走行することができないため、建物などの上下階移動の際には運搬車を持ち上げて階段を昇降するか、エレベータなどを使用するしか方法がなかった。 Conventional carriages such as strollers and hand carts cannot travel on stairs, so when moving up and down floors of buildings etc., there is no choice but to lift the carriage and move up and down stairs or use an elevator etc. It was.
しかし、乳幼児を乗せたベビーカーの持ち上げ行為は、乳幼児の転落事故を引き起こす危険性があり、また大きな重量の荷物を積載した状態でのハンドカートの持ち上げは、利用者にとって大きな負担となり、腰などを痛める恐れがある。 However, the act of lifting a stroller carrying an infant may cause a fall accident of the infant, and lifting a hand cart with a heavy load loaded on it will be a heavy burden on the user and may cause a lower back. There is a risk of hurting.
さらに、エレベータがない施設がある上に、エレベータが設置されている施設でも定期点検などによりエレベータが使用できないことも多々ある。 Furthermore, there are facilities that do not have elevators, and even in facilities where elevators are installed, there are many cases where elevators cannot be used due to periodic inspections.
そこで、階段昇降が行えるようにしたものとして、特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に記載された段差運行手押車は、回転可能な十字状の支持桿の各先端に車輪が設けられた手押車で、伸縮自在な前記支持桿の長さを階段の寸法に合わせて調節し、階段昇降時に前記段差運行手押車を引き上げ、引き下ろしをすることで前記十字状の支持桿が回転して階段を昇降するものである。 In view of this, there is one disclosed in
他の例としては、特許文献2に開示されたものがある。この特許文献2に記載された階段昇降装置は、クローラを階段の角に接触させて階段上を昇降するものである。また、階段昇降時に荷物の重心位置を移動させることにより、階段昇降装置の段からの引き上げ、引き下ろし作業において、利用者への負担を軽減している。 Another example is disclosed in
さらに、特許文献3に開示されたものがある。この特許文献3に記載された移動荷車は、階段昇降時に階段下側に位置する伸縮自在な脚部の長さを階段の寸法に合わせて調節し、前脚、後脚を交互に持ち上げて階段上の段差を一つずつ上げ下げすることにより階段を昇降するものである。前脚、後脚の持ち上げ作業は、てこの原理を用いているため、利用者への負担は小さい。また、階段昇降時に利用者が階段の下方から移動荷車を操作できる性質上、不慮の事故などにより利用者が移動荷車から手を放した場合でも、利用者が移動荷車を体で受け止めることにより、移動荷車の階段からの転落を防止できる。 Further, there is one disclosed in
上記特許文献1に記載の段差運行手押車は、支持桿の長さの調整において計8本もの支持桿の長さを全て変更しなければならず、また階段の寸法が途中で変わると昇降が困難になるという問題があった。さらに、大きな重量の荷物を搭載したときの階段降下において、一段後段するときにハンドル部に掛かる重量が増大し、段差運行手押車を支持できなくなった利用者が段差運行手押車に引っ張られ、階段から転落する危険性があった。 The step-operated handcart described in the above-mentioned
上記特許文献2に記載の階段昇降装置も、上記特許文献1ほどではないが、大きな重量の荷物を搭載したときの階段降下において、一段後段するときにハンドル部に掛かる重量が増大し、階段昇降装置を支持できなくなった利用者が階段昇降装置に引っ張られ、階段から転落する危険性があった。 The stair climbing device described in
また、前記特許文献1記載の段差運行手押車ないし前記特許文献2記載の階段昇降装置は、階段昇降時に利用者が階段上方から引き上げ、引き下げて移動する性質上、不慮の事故などにより利用者が段差運行手押車ないし階段昇降装置から手を放した場合、段差運行手押車ないし階段昇降装置の階段からの転落を防止する術がないという問題があった。 Further, the step-operated wheelbarrow described in
上記特許文献3記載の移動荷車は、階段昇降時に階段下側に位置する脚部が次の段に届かない場合に前記階段下側に位置する脚部を階段1段分もしくは2段分以上延長させるため、必要となる脚部の伸縮範囲が大きくなるという問題があった。また、階段降下において、前記階段下側に位置する脚部を1段後段させる作業を利用者が慎重に行わなければ、移動荷車に搭載している乳幼児や荷物に大きな衝撃を与え、乳幼児の脳損傷や荷崩れを引き起こす原因となる問題があった。 The moving cart described in
本発明は、階段昇降時の利用者への負担の軽減や搭載される乳幼児や荷物の安全性を高め、また歩行補助車として利用する場合においては、利用者の階段昇降の補助を行うことができる運搬車を提供することを目的としている。 The present invention reduces the burden on the user when ascending and descending stairs, increases the safety of infants and luggage to be mounted, and assists the user in raising and lowering the stairs when used as a walking assistance vehicle. The purpose is to provide a transportable vehicle.
上記目的を達成するために、請求項1記載の階段昇降補助機構付き台車は、階段昇降時に階段上側に位置する脚部が、階段上側に位置する脚部の下端と階段下側に位置する脚部の下端との距離を任意の長さに調整できる方向に伸縮でき、その操作をハンドル付近で行える手段を備えたものとし、その伸長動作をロックおよびロック解除でき、収縮動作はロックしない手段もしくは収縮動作をロックおよびロック解除でき、伸長動作はロックしない手段を設けたものとした。 In order to achieve the above-mentioned object, the cart with the stair climbing assist mechanism according to
請求項2記載の階段昇降補助機構付き台車は、請求項1記載の発明において、階段昇降時に階段下側に位置する脚部の後方に急激な収縮を抑制する伸縮可能な補助脚と、前記補助脚の下端部に補助輪を設け、階段降下時に前記補助脚に前記台車および前記台車に積載した荷物の荷重が加わる間のみ、前記補助輪に、前記台車が階段を降下する方向へ前記補助輪が回転することを抑制し、前記台車が階段を上昇する方向へ前記補助輪が回転することは抑制しない手段を設けた。 The carriage with a stair lift assist mechanism according to
請求項1記載の階段昇降補助機構付き台車は、階段昇降時に階段上側に位置する脚部が、階段上側に位置する脚部の下端と階段下側に位置する脚部の下端との距離を任意の長さに調整できる方向に伸縮でき、その操作をハンドル付近で行える手段を備えた台車であって、階段昇降時に階段下側に位置する脚部の下端が蹴上げ板に接触しても階段上側に位置する脚部の下端が最寄りの踏み面に接地できない場合に、前記階段上側に位置する脚部をその下端が最寄りの踏み面に接地できるように調節することができる。またこのとき必要となる伸縮範囲は、水平方向の距離にして前記階段上側に位置する脚部の下端に取り付けられる車輪の半径程度なので、通常の施設に設置される階段で利用する場合などで前記特許文献3記載の移動荷車の伸縮自在の脚部より小さい伸縮範囲でも階段昇降が可能となる。また、前記階段上側に位置する脚部の伸長動作をロックおよびロック解除でき、収縮動作はロックしない手段もしくは収縮動作をロックおよびロック解除でき、伸長動作はロックしない手段を備えたことにより、各段が同じ寸法の階段において、前記階段上側に位置する脚部の長さを固定することによって各段での前記階段上側に位置する脚部の長さの調節を行う手間を省くことができる。さらに、前記階段上側に位置する脚部を任意の長さで固定する行為を、単純に伸縮動作をロックする手段を備えたときよりも行いやすくなる。 The cart with the stair climbing assist mechanism according to
請求項2記載の階段昇降補助機構付き台車は、請求項1の発明において、階段昇降時に階段下側に位置する脚部の後方に急激な収縮を抑制する伸縮可能な補助脚と、前記補助脚の下端部に補助輪を設けたことにより、降段中の不慮の事故によって利用者が台車から手を放してしまうことによる前記階段下側に位置する脚部の下端の落下による前記台車の荷台への衝撃を軽減することができる。また、通常の降段作業においても、前記階段下側に位置する脚部の下端を下段に降段させる行程で、前記補助脚に前記台車の重量の一部を支えさせることで、利用者が支えるべき前記台車の重量を削減でき、さらに前記補助脚の緩やかな収縮により荷台への衝撃を抑えながら前記階段下側に位置する脚部の下端を降段させることができる。このとき、前記補助脚に荷重が加わることで前記補助輪に前記台車が後退する方向へ補助輪が回転することを抑制し、前記台車が前進する方向へ補助輪が回転することは抑制しない手段を設けることで、降下中の階段上で前記階段下側に位置する脚部の下端が不意に落下しないように階段の角から上段の蹴上げ側に容易に移動させることができ、且つ不慮の事故による前記階段下側に位置する脚部の下端の下段への落下が発生しても、落下時の慣性による後退を抑え、更なる下段への落下を防止する。そして、前記階段下側に位置する脚部の下端が着地し、前記補助脚に加わった荷重が前記台車に戻ると、前記台車が後退する方向へ補助輪が回転することを抑制し、前記台車が前進する方向へ補助輪が回転することは抑制しない手段は解除され、引き続き階段降下作業を行うことができる。 The cart with a stair climbing assist mechanism according to
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本実施形態の階段昇降補助機構付き台車としてのベビーカーの概観図を示す図である。 FIG. 1 is a view showing an overview of a stroller as a cart with a stair lift assist mechanism according to the present embodiment.
車体フレームには、前脚部にシリンダチューブ1とシリンダチューブ1の内部をスライド可能に収納されているロッド2が、後脚部に後脚フレーム5がそれぞれ左右一対ずつ設けられている。また、ロッド2の下端部にはキャスタロック4により少なくとも直進方向移動時の状態に固定可能なキャスタ3が、後脚フレーム5の下端には車輪6が取り付けられている。 The body frame is provided with a
ベビーカーの上方にはベビーカーを操作するための押棒フレームからなるハンドル7とワイヤ9を介してロッド2を操作するためのレバー8とレバー8を固定するためのスライドスイッチ11が設けられている。 Above the stroller, there are provided a
ベビーカーの後方には階段降下時に操作ミスなどによる車輪6側の段からの落下による衝撃を軽減し、また車輪6を降段させる作業を補助する機構があり、排気口15を備えたシリンダチューブ12とシリンダチューブ内をスライド可能に収納されているシリンダピストン13と、シリンダピストン13の下端部の補助輪14で構成されている。 Behind the stroller is a
ロッド2は図2(a)に示すように、平地走行時にはシリンダチューブ1内に収納され、図2(b)に示すように、階段昇降時に必要に応じてキャスタ3と車輪6との距離が変更できるようにシリンダチューブ1内をスライドできるように構成されている。 As shown in FIG. 2A, the
また、ロッド2のスライドはレバー8からの操作およびキャスタ3の階段の蹴上げ板などへの押し込みにより伸縮可能となっている。 Further, the slide of the
前脚部の伸縮機構部、前脚部の伸縮を操作する機構部を示す、図2(b)におけるシリンダチューブ1、ロッド2、レバー8の構造は、特定の機構に限定されるものではなく周知の機構が適用できるが、その構成例を図3および図4に示す。 The structure of the
図3は前脚部の内部構成を示しており、シリンダチューブ1内にロッド2とロッド2に接続されたワイヤ9があり、さらにロッド2をシリンダチューブ1内から押し出すように圧縮バネ16がシリンダチューブ1に内蔵されている。前脚部は、ワイヤ9を引っ張る、若しくはロッド2の下端部を蹴上げ板などに押し付けることによってロッド2をシリンダチューブ1内に収納させることで収縮する。また前脚部は、圧縮バネの抗力によってロッド2をシリンダチューブ1内から押し出すことで伸張する。 FIG. 3 shows the internal structure of the front leg portion. The
図4(a)、(b)はハンドル7付近で前脚部の収縮を操作し、任意の長さで固定する機構を示している。ハンドル部フレーム17の内部は、矢印A’方向に内部を通る軸18が空回りするワンウェイクラッチ19と、ワンウェイクラッチ19の下端部とハンドル部フレーム17との隙間を埋める楔を有するスライドスイッチ11で構成されている。また、軸18とレバー8は固定されており、レバー8の矢印A方向の移動に合わせて軸18も回転する。 4 (a) and 4 (b) show a mechanism for operating the contraction of the front leg near the
図4(a)は前脚部の伸張操作のロック解除状態を示しており、ワンウェイクラッチ19を固定するものがないため、レバー8を矢印A方向に自由に操作でき、レバー8をハンドル部フレーム側に引くことでレバー8下端部に固定されたワイヤ9が引っ張られて前脚部が収縮し、レバーを手から離すことで図3の圧縮バネ16の抗力によりワイヤ9がシリンダチューブ側に引っ張られて前脚部が伸張する。 FIG. 4 (a) shows the unlocked state of the extension operation of the front leg portion, and since there is nothing to fix the one-way clutch 19, the
図4(b)は前脚部の伸張操作のロック状態を示しており、スライドスイッチ11を矢印Bの方向にスライドさせることで、ワンウェイクラッチ19下端部とハンドル部フレーム17との隙間がスライドスイッチ11の楔部分によって埋まり、ワンウェイクラッチ19が固定される。そのため、軸18は矢印A’方向にしか回転できず、図3の圧縮バネ16の抗力による前脚部の伸張動作を阻害するため伸張操作が行えなくなる。逆に軸18はA’方向には回転可能なので前脚部の収縮動作を行うことは可能である。 FIG. 4B shows a locked state of the extension operation of the front leg portion. By sliding the
ピストンロッド13は図2(a)に示すように、平地走行時にはシリンダチューブ12内に収納され、図2(c)に示すように、階段を降段するときに補助輪14が車輪6より一段下段に接地できるようにシリンダチューブ12内をスライド可能に構成されている。 As shown in FIG. 2A, the
また、ピストンロッド13はダンパーのように少なくともシリンダチューブ12内への収納方向に、摩擦や抵抗が生じるようになっている。 Further, like the damper, the
階段の降段作業を補助する機構部は、特定の機構に限定されるものではなく周知の機構が適用できるが、その構成例を図5(a)、(b)に示す。 The mechanism unit that assists the step-down operation of the staircase is not limited to a specific mechanism, and a well-known mechanism can be applied. An example of the configuration is shown in FIGS.
図5(a)は補助脚の収縮時、(b)は補助脚の伸張時におけるシリンダチューブ12の内部および、補助輪周辺の構造を示した図である。ピストンロッド13の上端部は、ゴム栓20を挟むように、ゴム栓20の下側にシリンダチューブ12の内径より小さくゴム栓20の内径より大きい円状のゴム栓止めと、ゴム栓20の上側にゴム栓20の内径より小さい部分を持つゴム栓止めを持つ構造になっており、ゴム栓20はこの上下のゴム栓止めの間をスライドすることができる。補助輪14はバネ24に支えられており、ピストンロッド13に荷重が加わることによりバネ24が収縮し、補助輪14がワンウェイクラッチ22と接触する。 FIG. 5A is a diagram showing the structure of the inside of the
補助脚の収縮時、つまり補助脚に荷重が加わったときには、ピストンロッド13が図5(a)の矢印B方向に押し上げられ、ゴム栓20は下側のゴム栓止めに押し付けられる。このときゴム栓20はシリンダチューブ12の内側とピストンロッド13と密着しており、シリンダチューブ上側の気体はピストンロッド13側には逃げられず、シリンダチューブ12の上側にある排気口15から排気されることになる。排気口15からの排気量を調節することで収縮時の補助脚はダンパーのとして機能する。このとき、バネ24は補助脚に荷重が加わったことにより収縮し、補助輪14がピストンロッド13の上方へ移動し矢印Dの方向にのみ回転可能なワンウェイクラッチ22と接触する。そのため、補助輪14は矢印Eの方向にのみ回転できるようになる。 When the auxiliary leg contracts, that is, when a load is applied to the auxiliary leg, the
補助脚の伸張時、つまり補助脚に荷重が加わらないときには、ピストンロッド13が自重により図5(a)の矢印B’方向に降下する。このとき、ゴム栓20がピストンロッド13の上側のゴム栓止めに押し付けられ、ゴム栓止めのゴム栓20の内径より小さい部分にゴム栓20の一部が変形して収まり、シリンダチューブ12下側の気体がゴム栓20の変形により生じた隙間からシリンダチューブ12内に流入する。ゴム栓20の変形により生じる隙間は排気口15と比較すると非常に大きく、シリンダチューブ12内の気圧がすぐに外気と同じになる上、ゴム栓20の変形により、シリンダチューブ12とゴム栓20との接触面積が極めて少なくなるため摩擦が小さくなるので、ピストンロッド13は自重のみでも素早く伸張する。このとき、バネ24には荷重が加わらないため伸張し、補助輪14はワンウェイクラッチ22から離れるため、矢印EおよびE’のどちらの方向にも回転できるようになる。 When the auxiliary leg is extended, that is, when no load is applied to the auxiliary leg, the
次に、上記のように構成されたベビーカーを用いて階段を昇る方法について、図2(a)、図4(a)、(b)、図6、図7を用いて説明する。 Next, a method of ascending the stairs using the stroller configured as described above will be described with reference to FIGS. 2 (a), 4 (a), 4 (b), 6 and 7. FIG.
平地走行時には図2(a)に示すように、前脚部を最短の状態にし、補助脚においても補助輪14が地面から離れた状態にすることで、従来のベビーカーと同様に走行できる。 When traveling on flat ground, as shown in FIG. 2 (a), the front leg portion is set to the shortest state, and the
階段昇段時には図6(a)に示すように、あらかじめロッド2を最大まで伸張させた状態にして図6(b)に示すように、車輪6を支点にして直進方向に固定したキャスタ3を持ち上げ、ベビーカーを前進させながら階段23の2段目の踏面にキャスタ3を載せる。 As shown in FIG. 6A, when the stairs are elevated, the
キャスタ3を階段23の2段目の踏面に載せた後、図6(c)に示すように、キャスタ3を支点にして車輪6を持ち上げてベビーカーを前進させる。 After the
車輪6を持ち上げたとき、図6(c)に示すように、キャスタ3が階段23の3段目の蹴上げ板に接触した状態でも車輪6が階段23の1段目の踏面に載らないことがある。その場合、図6(d)に示すようにレバー8を引いてロッド2を収縮させるか、ベビーカーをさらに押して直接ロッド2を収縮させて、車輪6が階段23の1段目の踏面に載るまで前脚部を収縮させる。 When the
このとき、あらかじめ図4(b)に示すようにスライドスイッチ11でワンウェイクラッチ19を固定した状態であれば補助脚の伸張をロックするまでレバー8を握りつづける必要がなく、ベビーカーの押し込みによるロッド2の収縮と共にレバー8を引けば小さな握力でレバー8を引くことができる。 At this time, if the one-way clutch 19 is fixed with the
車輪6を階段23の1段目の踏面に載せた後、前進しながら車輪6を支点にしてキャスタ3を持ち上げて一つ上の段の踏面に載せ、前進しながらキャスタ3を支点にして車輪6を持ち上げて一つ上の段の踏面に載せるという動作を繰り返す。 After the
階段23を最上段まで昇ると、レバー8を引いてロッド2を収納し、前脚部を最短の状態することで平地走行状態になる。 When climbing up the
ベビーカーの前脚部を、平地走行時の状態のまま階段を昇段する場合、前進しながら直進方向に固定したキャスタ3を持ち上げる。このとき、車輪6が階段23の1段目の蹴上げ板に接触してもキャスタ3が階段23の2段目の踏面に載らないことがある。この場合、図4(a)のようにスライドスイッチ11を後方にスライドしてワンウェイクラッチ19のロックを解除してロッド2を伸張させることでキャスタ3が階段23の2段目の踏面に載せることができる。スライドスイッチ11は前脚部延長後に再びロック状態にしておくと、以降前脚部を収縮させる必要が生じたときに前脚部の収縮操作が行いやすくなる。 When ascending the stairs while the front leg of the stroller is running on a flat ground, the
キャスタ3を階段23の2段目の踏面に載せた後、図7(c)に示すように、ベビーカーを前進させながらキャスタ3を支点に車輪6を持ち上げて階段23の1段目の踏面に載せる。以降、ベビーカーを前進させながら車輪6を支点にしてキャスタ3を持ち上げて一つ上の段の踏面に載せ、さらにベビーカーを前進させながらキャスタ3を支点にして車輪6を持ち上げて一つ上の段の踏面に載せる動作を繰り返す。 After the
階段23を最上段まで昇ると、レバー8を引いてロッド2を収納し、前脚部を最短の状態することで平地走行状態になる。 When climbing up the
階段の昇段途中で階段の寸法が変わる場合は、上記の昇段方法を基に、階段の寸法に合わせてベビーカーの前脚部を随時伸縮させて昇段を行う。 When the dimensions of the stairs change during the ascending of the stairs, the ascending is performed by expanding and contracting the front leg portion of the stroller as needed according to the dimensions of the stairs based on the above ascending method.
次に、上記のように構成されたベビーカーを用いて階段を降りる方法について、図2(a)、図4(a)、(b)、(c)、図8、図9、図10を用いて説明する。 Next, with respect to the method of going down the stairs using the stroller configured as described above, FIG. 2 (a), FIG. 4 (a), (b), (c), FIG. 8, FIG. 9, and FIG. I will explain.
図8(a)、(b)、(c)は、ベビーカーの後方にある補助脚の使用方法を示している。階段23を降下する直前に、図示しないピストンロッド13を補助輪14が地面からはなれた状態で固定する部材を外し、図8(a)に示すように、ピストンロッド13を伸張させて補助輪14を接地させ、キャスタ3を直進状態で固定させる。この状態からベビーカーを後退させると、図8(b)に示すように、補助輪14は階段23の最上段から離れ、ピストンロッド13は自重により伸張し、補助輪14が一つ下段の踏面に接地する。さらにベビーカーを後退させると、図8(c)に示すように、車輪6が階段23の最上段から離れ、一つ下段の踏面に接地する。このとき、補助脚はベビーカーの重量を受けることで図5の(a)の状態となり、ダンパーの役目を果たし、車輪6を緩やかに降段させる。またこのとき補助輪14は階段23の蹴上げ方向、すなわちキャスタ3のある方向にのみ進み、階段を下りる方向には進まないので、意図せずに次の段に進むことを防ぐことができる。これにより、階段昇降中に操作ミスなどにより利用者がベビーカーから手を放してしまったときでも、後脚部の下段への落下による衝撃を補助脚の緩やかな収縮により軽減し、後脚部が段から落下したときの惰性によりベビーカーが後退し、後脚部がさらに下段へ落下することをも防ぐことができる。車輪6が降段し、補助脚への荷重が車輪6に移動すると補助脚は図5の(b)の状態となり、補助輪14は階段を降りる方向にも進むことができるようになる。 FIGS. 8A, 8B and 8C show how to use the auxiliary leg behind the stroller. Immediately before descending the
図9(a)、(b)、(c)、(d)は、ベビーカーの前脚部を伸張させた状態で、ベビーカーの前輪を降段させる方法を示している。階段23を降段する直前に上記のように補助輪14を接地、キャスタ3を直進方向で固定した状態でベビーカーを後退させ、図9(a)に示すように、車輪6を階段23の最上段から2段目の踏面まで降ろす。さらにベビーカーを後退させ、図9(b)に示すように、車輪6が一つ下段に降下する直前のところまで達したときに、キャスタ3が車輪6の降段中に落下する可能性がある場合、図9(c)に示すように、レバー8を引いてロッド2を収縮させてキャスタ3を階段23の最上段の踏面から離す。そして図9(d)に示すように、キャスタ3を階段23の最上段から一つ下段の踏面に載せる。以降、補助輪14、車輪6、キャスタ3の順に一段ずつ降壇させて階段を降りる。このとき、キャスタ3が常に階段23に接触するように降段すると降りやすくなる。 FIGS. 9A, 9B, 9C, and 9D show a method of lowering the front wheel of the stroller with the front leg portion of the stroller extended. Immediately before descending the
図10(a)、(b)、(c)、(d)はベビーカーの前脚部を最短にした状態で、ベビーカーの前輪を降段させる方法を示している。階段23を降段する直前に上記のように補助輪14を接地、キャスタ3を直進方向で固定した状態でベビーカーを後退させ、車輪6を階段23の最上段から一段降ろす。さらにベビーカーを後退させ、図10(a)に示すように、車輪6が再び降段する直前のところまで達したときに、キャスタ3が車輪6の降段中に落下する可能性がある場合、図10(b)に示すように、レバー8のロックを解除してロッド2を伸張させる。そして図10(c)に示すように、ベビーカーを後退させて車輪6を一つ下段に降段させた後、さらにベビーカーを後退させて、図10(d)に示すように、キャスタ3を一つ下段に降段させる。以降、補助輪14、車輪6、キャスタ3の順に一段ずつ降壇させて階段を降りる。このとき、キャスタ3が常に階段23に接触するように降段すると降りやすくなる。 10 (a), (b), (c), and (d) show a method of lowering the front wheel of the stroller with the front leg portion of the stroller being the shortest. Immediately before descending the
階段の降段途中で階段の寸法が変わる場合は、上記の降段方法を基に、階段の寸法に合わせてベビーカーの前脚部を随時伸縮させて降段を行う。 If the dimensions of the staircase change during the descending of the staircase, the stroller is lowered and extended at any time according to the dimensions of the staircase based on the descending method described above.
1 シリンダチューブ
2 ロッド
3 キャスタ
4 キャスタロック
5 後脚フレーム
6 車輪
7 ハンドル
8 レバー
9 ワイヤ
10 アウター
11 スライドスイッチ
12 シリンダチューブ
13 ピストンロッド
14 補助輪
15 排気口
16 圧縮バネ
17 ハンドル部フレーム
18 軸
19 ワンウェイクラッチ
20 ゴム栓
21 軸
22 ワンウェイクラッチ
23 階段
24 補助輪の後退を抑制する手段DESCRIPTION OF
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