JP4935457B2 - 電圧変換装置および電圧検出回路 - Google Patents

電圧変換装置および電圧検出回路 Download PDF

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Description

本発明は、直流入力電圧をスイッチングして得られるスイッチング出力を電圧変換トランスの出力巻線に取り出すように構成された電圧変換装置、ならびにそのような電圧変換装置等に用いられる電圧検出回路に関する。
一般に、ハイブリッドカー(Hybrid Electric Vehicle)には、ワイパー、ヘッドライト、ルームライト、オーディオ機器、空調機および各種計器類等の車両搭載機器を駆動するための電源として、例えば12ボルト程度の低圧の直流電圧を出力する低圧バッテリ(以下、低圧バッテリという。)が搭載されると共に、モータを駆動するための電源として、例えば400V程度の高圧の直流電圧を出力する高圧バッテリが搭載されている。通常、このような低圧バッテリに対する充電は、エンジンの回転を利用して駆動される交流発電機からの交流出力電圧を整流して高圧の直流電圧を得ると共に、この直流入力電圧を電圧変換装置(スイッチング電源装置)を用いてより低圧の直流電圧に変換してから低圧バッテリに供給することで行われる。なお、高圧バッテリに対する充電は、上記したエンジン側からの直流入力電圧を高圧バッテリに供給することで行われる。このスイッチング電源装置は、直流入力電圧をインバータ回路によって交流電圧に一旦変換したのち、その交流電圧を電圧変換トランスで変圧すると共に整流回路等によって再び直流電圧に変換することで電圧変換を行うものである。
ところで、エンジン側から供給される直流入力電圧がスイッチング電源装置の内部回路の耐圧を超えると内部回路を破壊する虞がある。そのため、内部回路が破壊されないように、その直流入力電圧を常に監視しておくことが重要となる。このことは、上記ハイブリッドカーに搭載されたスイッチング電源装置に限られるものではなく、一般的なスイッチング電源装置にも当てはまるものである。
そこで、例えば特許文献1には、直流入力電圧を検出するための電圧検出回路を設けるようにしたスイッチング電源装置が提案されている。この電圧検出回路は、電圧検出ラインに直列に設けられたダイオードと、電圧検出ラインと接地ラインとの間に設けられたコンデンサとにより構成されており、これにより検出電圧の整流およびノイズ除去を行うようになっている。
特開2005−245097号公報
上記特許文献1によれば、検出電圧波形において、電圧変換トランスのリーケージインダクタンスと配線の寄生容量とによる共振動作に起因したリンギングをある程度抑えられると考えられる。しかしながら、この電圧検出回路ではそのようなリンギングを十分に抑えることが困難であるため、直流入力電圧の検出誤差が大きくなってしまうという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、直流入力電圧を高精度に検出することが可能な電圧変換装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、直流電圧を高精度に検出することが可能な電圧検出回路を提供することにある。
本発明の電圧変換装置は、電圧変換部と、電圧検出部とを備えたものである。ここで、上記電圧変換部は、第1電源から入力される直流入力電圧をスイッチングして交流電圧に変換すると共に、この交流電圧を変圧し整流して得られる直流出力電圧を第2電源に出力するものである。また、上記電圧検出部は、電圧検出用トランスと、スイッチング素子と、検出電圧出力端子と、接地ラインと、第1および第2のダイオードと、第1ないし第3のコンデンサと、第1ないし第3の抵抗器とを含んで構成されたものである。また、上記電圧検出用トランスは、スイッチング素子のオン・オフに応じて直流入力電圧が断続的に印加される1次側の第1のトランスコイルと、一端同士が互いに接続された2次側の第2および第3のトランスコイルとを含むものである。また、上記第1のダイオードは、アノードが第2のトランスコイルの他端および第3のコンデンサの一端に接続されると共に、カソードが第1のコンデンサの一端および第1の抵抗器の一端に接続されたものである。また、上記第2のダイオードは、アノードが第3のトランスコイルの他端に接続されると共に、カソードが第2の抵抗器の一端に接続されたものである。また、上記第1のコンデンサの他端は、第1の抵抗器の他端、第2のコンデンサの一端、第3のコンデンサの他端および第3の抵抗器の一端と共に接地ラインに接続されている。また、上記第2のコンデンサの他端は、第2の抵抗器の他端と共に検出電圧出力端子に接続されている。また、上記第3の抵抗器の他端は、第2および第3のトランスコイルの一端同士に接続されている。
本発明の電圧変換装置では、電圧検出部において、スイッチング素子がスイッチング動作してオン状態になると、第1電源からの直流入力電圧がパルス状の電圧に変換され、第1のトランスコイルに電流が流れる。すると、この第1トランスコイルの電流により、第2および第3のトランスコイルにパルス状の電圧が誘起される。ここで、第1のトランスコイルを流れる電流は、第1電源からの直流入力電圧の情報を含んでいるので、第2および第3のトランスコイルに誘起される電圧も、第1電源からの直流入力電圧の情報を含むこととなり、これにより第3のトランスコイルに誘起された電圧に基づき、そのような情報を含む電圧が検出電圧出力端子に発生することとなる。また、電圧検出部内に上記のような接続関係の回路が設けられているため、第3のトランスコイルに誘起された電圧波形に共振動作等によるリンギングが発生している場合であっても、第3のコンデンサと第3の抵抗器とによるハイパスフィルタ作用および第2のコンデンサと第2の抵抗器とによるローパスフィルタ作用により、検出電圧出力端子に発生した電圧において、従来と比べて十分にリンギングが抑えられる。
本発明の電圧変換装置では、上記電圧検出部が、第3のコンデンサに並列接続された第4の抵抗器をさらに含むようにするのが好ましい。このように構成した場合、上記ハイパスフィルタ作用が強まるため、上記リンギングがより効果的に抑制される。また、この場合において、上記電圧検出部が、第3のコンデンサおよび第4の抵抗器の一端同士にアノードが接続されると共に第2のトランスコイルの他端および第1のダイオードのアノードにカソードが接続された第3のダイオードをさらに含むようにするのがより好ましい。このように構成した場合、上記ハイパスフィルタ作用がさらに強まるため、上記リンギングがさらに効果的に抑えられる。
本発明の電圧変換装置では、上記電圧検出部が、第3の抵抗器の一端にアノードが接続されると共にこの第3の抵抗器の他端にカソードが接続された第4のダイオードをさらに含むようにするのが好ましい。このように構成した場合、第3のコンデンサと第3の抵抗器とによるハイパスフィルタ作用を利用しないときには、第3の抵抗器の経路のバイパスが可能となるため、そのような場合のエネルギー損失が抑えられる。
本発明の電圧変換装置では、上記電圧変換部のスイッチング動作を制御する制御部を備えると共に、上記第1のダイオードのカソード、第1のコンデンサの一端および第1の抵抗器の一端が互いに制御部の電源入力端子に接続されているようにしてもよい。
本発明の電圧検出回路は、直流電圧を検出する回路であって、電圧検出用トランスと、スイッチング素子と、検出電圧出力端子と、接地ラインと、第1および第2のダイオードと、第1ないし第3のコンデンサと、第1ないし第3の抵抗器とを備えたものである。ここで、上記電圧検出用トランスは、スイッチング素子のオン・オフに応じて直流電圧が断続的に印加される1次側の第1のトランスコイルと、一端同士が互いに接続された2次側の第2および第3のトランスコイルとを含むものである。また、上記第1のダイオードは、アノードが第2のトランスコイルの他端および第3のコンデンサの一端に接続されると共に、カソードが第1のコンデンサの一端および第1の抵抗器の一端に接続されたものである。また、上記第2のダイオードは、アノードが第3のトランスコイルの他端に接続されると共に、カソードが第2の抵抗器の一端に接続されたものである。また、上記第1のコンデンサの他端は、第1の抵抗器の他端、第2のコンデンサの一端、第3のコンデンサの他端および第3の抵抗器の一端と共に接地ラインに接続されている。また、上記第2のコンデンサの他端は、第2の抵抗器の他端と共に検出電圧出力端子に接続されている。また、上記第3の抵抗器の他端は、第2および第3のトランスコイルの一端同士に接続されている。
本発明の電圧検出回路では、スイッチング素子がスイッチング動作してオン状態になると、検出対象の直流電圧がパルス状の電圧に変換され、第1のトランスコイルに電流が流れる。すると、この第1トランスコイルの電流により、第2および第3のトランスコイルにパルス状の電圧が誘起される。ここで、第1のトランスコイルを流れる電流は、上記直流電圧の情報を含んでいるので、第2および第3のトランスコイルに誘起される電圧も、この直流電圧の情報を含むこととなり、これにより第3のトランスコイルに誘起された電圧に基づき、そのような情報を含む電圧が検出電圧出力端子に発生することとなる。また、上記のような接続関係の回路が設けられているため、第3のトランスコイルに誘起された電圧波形に共振動作等によるリンギングが発生している場合であっても、第3のコンデンサと第3の抵抗器とによるハイパスフィルタ作用および第2のコンデンサと第2の抵抗器とによるローパスフィルタ作用により、検出電圧出力端子に発生した電圧において、従来と比べて十分にリンギングが抑えられる。
本発明の電圧変換装置によれば、第1電源から第1のトランスコイルに直流入力電圧を印加させ、この直流入力電圧の情報を含んだ電圧を第3のトランスコイルに誘起させるようにしたので、そのような情報を含む電圧を検出電圧出力端子に発生させることができる。また、第3のコンデンサと第3の抵抗器とによるハイパスフィルタ作用および第2のコンデンサと第2の抵抗器とによるローパスフィルタ作用を利用するようにした。したがって、第3のトランスコイルに誘起された電圧波形にリンギングが発生している場合であっても、検出電圧出力端子に発生した電圧において、従来と比べてリンギングを十分に抑制し、直流入力電圧を従来と比べて高精度に検出することができるので、動作が安定した電圧変換が可能となる。
また、本発明の電圧検出回路によれば、第1のトランスコイルに検出対象の直流電圧を印加させ、この直流電圧の情報を含んだ電圧を第3のトランスコイルに誘起させるようにしたので、そのような情報を含む電圧を検出電圧出力端子に発生させることができる。また、第3のコンデンサと第3の抵抗器とによるハイパスフィルタ作用および第2のコンデンサと第2の抵抗器とによるローパスフィルタ作用を利用するようにしたので、第3のトランスコイルに誘起された電圧波形にリンギングが発生している場合であっても、検出電圧出力端子に発生した電圧において、従来と比べてリンギングを十分に抑制することができる。よって、直流電圧を従来と比べて高精度に検出することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、単に実施の形態という。)について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電圧変換装置(スイッチング電源装置)の回路構成を表すものである。このスイッチング電源装置は、高圧バッテリHB(第1電源)から供給される高圧の直流入力電圧Vinを、より低い直流出力電圧Voutに変換して、低圧バッテリLB(第2電源)に供給するDC−DCコンバータとして機能するものであり、後述するように2次側がセンタタップ型カソードコモン接続のスイッチング電源装置である。
このスイッチング電源装置は、電圧変換部10と、この電圧変換部10に並列に接続された電圧検出部(電源部)20(電圧検出回路または電源回路)と、この電圧検出部20に接続された比較部27と、電圧変換部10に接続された制御回路17とを備えている。
最初に、電圧変換部10の構成について説明する。
電圧変換部10は、1次側巻線11Aおよび2次側巻線11B,11Cを含んで構成された3巻線型のトランス11を有している。トランス11の1次側には平滑コンデンサ12、インバータ回路13および共振用インダクタ14が、2次側には整流回路15および平滑回路16がそれぞれ設けられている。平滑コンデンサ12およびインバータ回路13は1次側高圧ラインL1Hと1次側低圧ラインL1Lとの間に、共振用インダクタ14はインバータ回路13と1次側巻線11Aとの間にそれぞれ設けられている。
また、1次側高圧ラインL1Hに入力端子T1が、1次側低圧ラインL1Lに入力端子T2がそれぞれ設けられており、これら入力端子T1,T2が高圧バッテリHBの出力端子と接続されるようになっている。また、平滑回路16の高圧側のラインである出力ラインL0に出力端子T3が、平滑回路16の低圧側のラインである接地ラインLG1に出力端子T4がそれぞれ設けられており、これら出力端子T3,T4が低圧バッテリLBの入出力端子と接続されるようになっている。
インバータ回路13は、高圧バッテリHBから出力される直流入力電圧Vinをほぼ矩形波状の単相交流電圧に変換する単相インバータ回路である。このインバータ回路13は、制御回路17(制御部)から供給されるスイッチング信号によってそれぞれ駆動される4つのスイッチング素子13A,13B,13C,13Dをフルブリッジ接続してなるフルブリッジ型のスイッチング回路である。これらスイッチング素子13A,13B,13C,13Dとしては、例えば、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor-Field Effect Transistor )やIGBT(Insulated Gate Bipolor Transistor )などの素子が用いられる。
スイッチング素子13Aは、トランス11の1次側巻線11Aの一端と1次側高圧ラインL1Hとの間に設けられ、スイッチング素子13Bは1次側巻線11Aの他端と1次側低圧ラインL1Lとの間に設けられている。スイッチング素子13Cは1次側巻線11Aの他端と1次側高圧ラインL1Hとの間に設けられ、スイッチング素子13Dは1次側巻線11Aの一端と1次側低圧ラインL1Lとの間に設けられている。上記した共振用インダクタ14は、スイッチング素子13A,13Dの接続点と1次側巻線13Aの一端との間に接続されている。
これより、インバータ回路13は、スイッチング素子13A,13Bのオン動作により、1次側高圧ラインL1Hから順にスイッチング素子13A、1次側巻線11Aおよびスイッチング素子13Bを通って1次側低圧ラインL1Lに至る第1の電流経路に電流が流れる一方、スイッチング素子13C,13Dのオン動作により、1次側高圧ラインL1Hから順にスイッチング素子13C、1次側巻線11A、共振用インダクタ14およびスイッチング素子13Dを通って1次側低圧ラインL1Lに至る第2の電流経路に電流が流れるようになっている。
トランス11は、1次側巻線11Aおよび2次側巻線11B,11Cの極性が互いに同じ向きとなるように磁気結合された磁気素子である。トランス11の一対の2次側巻線11B,11Cはセンタタップで互いに接続され、このセンタタップが接地ラインLG1を介して出力端子T4に接続されている。つまり、このスイッチング電源装置はセンタタップ型のものである。これより、このトランス11は、インバータ回路13によって変換された交流電圧を変圧(降圧)し、一対の2次側巻線11B,11Cの各端部から、互いに180度位相が異なる交流電圧VO1,VO2を出力するようになっている。なお、この場合の変圧の度合いは、1次側巻線11Aと2次側巻線11B,11Cとの巻数比によって定まる。
なお、共振用インダクタ14は、コイル部品を実際に配置してもよいが、これに代えて、またはこれと共に、トランス11のリーケージインダクタンス(図示せず)や配線などを含めた直列インダクタンスを利用して構成してもよい。
整流回路15は、一対のダイオード15A,15Bからなる単相全波整流型のものである。ダイオード15Aのアノードは2次側巻線11Bの一端に、ダイオード15Bのアノードは2次側巻線11Cの一端にそれぞれ接続されている。ダイオード15A,15Bの各カソード同士は、接続点Dにおいて互いに接続されると共に、出力ラインLOに接続されている。つまり、この整流回路15はカソードコモン接続の構造を有しており、トランス11の交流出力電圧VO1,VO2の各半波期間をそれぞれダイオード15A,15Bによって個別に整流して直流電圧を得るようになっている。
平滑回路16は、チョークコイル16Aと平滑コンデンサ16Bとを含んで構成されている。チョークコイル16Aは、出力ラインLOに挿入配置されており、その一端は接続点Dに、その他端は出力端子T3にそれぞれ接続されている。平滑コンデンサ16Bは、チョークコイル16Aの他端と接地ラインLG1との間に接続されている。平滑回路16はこのような構成により、整流回路15で整流された直流電圧を平滑化して直流出力電圧Voutを生成し、これを出力端子T3,T4から低圧バッテリLBに給電するようになっている。
次に、電圧検出部20およびその他の部分の構成について説明する。
電圧検出部20は、トランス21(電圧検出用トランス)と、フィルタ回路22,23と、スイッチング素子24と、ドライブ回路25と、ダイオードD1,D2と、コンデンサC1と、抵抗器R1と、検出電圧出力端子T5と、電源出力端子T6とを有している。
トランス21は、1次側巻線21A(第1のトランスコイル)と、2次側巻線21B(第2のトランスコイル)および2次側巻線21C(第3のトランスコイル)とを含み、1次側巻線21Aの極性と2次側巻線21B,21Cの極性とが、互いに逆向きとなるように磁気結合されてなる3巻線型のフォワードトランスである。1次側巻線21Aの一端は、入力端子T1を介して高圧バッテリHBの出力端子の一端に接続され、1次側巻線21Aの他端は、スイッチング素子24および入力端子T2を介して高圧バッテリHBの出力端子の他端に接続されている。すなわち、1次側巻線21Aおよびスイッチング素子24は、高圧バッテリHBの両端間に互いに直列接続されている。一方、2次側巻線21B,21Cの一端同士は互いに接続され、2次側巻線21Bの他端は接続線L1の一端に接続され、2次側巻線21Cの他端は接続線L2の一端に接続されている。また、接続線L1の他端はダイオードD1を介して電源出力端子T6に接続され、接続線L2の他端はダイオードD2および後述するフィルタ回路22内の抵抗器R2を介して検出電圧出力端子T5に接続されている。
フィルタ回路22は、コンデンサC2および抵抗器R2により構成されている。抵抗器R2の一端はダイオードD2のカソードに接続され、他端は検出電圧出力端子T5に接続されている。また、コンデンサC2の一端は接地線LG2に接続され、他端は抵抗器R2の他端および検出電圧出力端子T5に接続されている。このような構成によりフィルタ回路22は、詳細は後述するが、ローパスフィルタとして機能するようになっている。
一方、フィルタ回路23は、コンデンサC3および抵抗器R3により構成されている。コンデンサC3の一端は、接続線L1を介してダイオードD1のアノードおよび2次側巻線21Bの他端に接続され、コンデンサC3の他端は接地線LG2に接続されている。また、抵抗器R3の他端は2次側巻線21B,21Cの一端同士に接続されている。このような構成によりフィルタ回路23は、詳細は後述するが、ハイパスフィルタとして機能するようになっている。
ダイオードD1は、アノードが接続線L1を介して2次側巻線21Bの他端およびコンデンサC3の一端に接続されると共に、カソードがコンデンサC1の一端、抵抗器R1の一端および電源出力端子T6に接続されている。一方、ダイオードD2は、アノードが2次側巻線21Cの他端に接続されると共に、カソードが抵抗器R2の一端に接続されている。コンデンサC1の他端は、接地線LG2を介して抵抗器R1の他端、コンデンサC2の一端、コンデンサC3の他端および抵抗器R3の一端に接続されている。
スイッチング素子24は、ダイオード22Cのアノードおよび1次側巻線21Aと、高圧バッテリHBの他端との間に配置されており、低圧バッテリLBとは別個に電源供給されるドライブ回路25によってそのオン・オフ動作が制御されるようになっている。なお、このスイッチング素子24としては、スイッチング素子13A,13B,13C,13Dと同様に、例えばMOS−FETやIGBTなどの素子が用いられる。
比較部27は、検出電圧出力端子T5と接地ラインLG2との間の電圧V5を一時的に保持すると共に、その電圧V5と所定の基準電圧Vrefとの電圧値の大小を比較するものであり、例えばメモリ素子とコンパレータとを含んで構成されている。具体的には、入力された電圧V5の絶対値と基準電圧Vrefの絶対値との大小関係を判定すると共に、電圧V5の絶対値の方が大きい場合には、制御回路17からインバータ回路13へ出力されるスイッチング信号を停止させるための制御信号Sを、制御回路17へ出力するようになっている。
ここで、ダイオードD1,D2が本発明における「第1および第2のダイオード」の一具体例に対応し、コンデンサC1〜C3が本発明における「第1ないし第3のコンデンサ」の一具体例に対応し、抵抗器R1〜R3が本発明における「第1ないし第3の抵抗器」の一具体例に対応する。
次に、図1〜図4を参照して、以上のような構成のスイッチング電源装置の動作について詳細に説明する。
まず、図1を参照して、電圧変換部10の基本動作について説明する。
インバータ回路13のスイッチング素子13A,13Bがオンすると、スイッチング素子13Aからスイッチング素子13Bの方向に電流が流れ、トランス11の2次側巻線11B,11Cに現れる電圧VO1,VO2がダイオード15Bに対して逆方向となり、ダイオード15Aに対して順方向となる。このため、2次側巻線11Bからダイオード15Aを通って出力ラインLOに電流が流れる。
次に、スイッチング素子13Bがオフし、スイッチング素子13Cがオンすると、トランス11の2次側巻線11Cに現れる電圧[−VO2]は、ダイオード15Bに対して順方向となる。このため、2次側巻線11Cからダイオード52を通って出力ラインLOに電流が流れる。
スイッチング素子13C,13Dがオンすると、スイッチング素子13Cからスイッチング素子13Dの方向に電流が流れ、トランス11の2次側巻線11B,11Cに現れる電圧[−VO1]、[−VO2]がダイオード52に対して順方向になる一方、ダイオード15Aに対して逆方向となる。このため、2次側巻線11Cからダイオード15Bを通って出力ラインLOに電流が流れる。
次に、スイッチング素子13Cがオフし、スイッチング素子13Bがオンすると、トランス11の2次側巻線11Bに現れる電圧[−VO1]はダイオード15Aに対して順方向となる。このため、2次側巻線11Bからダイオード15Aを通って出力ラインLOに電流が流れる。
このようにして、電圧変換部10は、高圧バッテリHBから供給された直流入力電圧Vinを直流出力電圧Voutに変圧(降圧)し、その変圧した直流出力電圧Voutを低圧バッテリLBに給電する。
次に、図2〜図4を参照して、電圧検出回路20およびその周辺回路の動作について、比較例と対比しつつ説明する。ここで図2は、比較例に係る電圧検出部120(電圧検出部20において、フィルタ回路23を省いた構成のもの)を備えたスイッチング電源装置の回路構成を表したものであり、図3は、この比較例に係る電圧検出部120において、2次側巻線21Cの両端間に発生する電圧V102および検出電圧出力端子T5に発生する電圧V105のタイミング波形を表したものである。一方、図4は、本実施の形態に係る電圧検出部20において発生する電圧のタイミング波形を表したものであり、(A)は2次側巻線21Bの両端間の電圧V1(フライバック電圧)を、(B)は2次側巻線21Cの両端間の電圧V2(フォワード電圧:フィルタ回路23によるリンギング抑制前の電圧)を、(C)はコンデンサC2の一端および抵抗器R3の一端とダイオードD2のアノードおよび2次側巻線21Cの他端との間の電圧V4を(フィルタ回路23によるリンギング抑制後の電圧)、(D)は抵抗器R3の両端間の電圧V3(フィルタ回路23によるリンギング抑制作用の際の電圧)を、それぞれ表している。なお、図3および図4において、図1および図2中に示した各電圧V1〜V4,V102,V105の矢印の向きが、各電圧の正方向を表している。
まず、図1に示した本実施の形態に係る電圧検出部20および図2に示した比較例に係る電圧検出部120とも、ドライブ回路25からの制御に基づいてスイッチング素子24がスイッチング動作してオン状態になると、高圧バッテリHBから供給された直流入力電圧Vinがパルス状の電圧に変換され、トランス21の1次側巻線21Aに電流が流れる。すると、この1次側巻線21Aに流れる電流により、図3に示した電圧V102および図4(B)に示したように、2次側巻線21Cにパルス状の電圧が誘起される。ここで、1次側巻線21Aを流れる電流は、高圧バッテリHBからの直流入力電圧Vinの情報を含んでいるので、2次側巻線21Cに誘起される電圧V102,V2も、高圧バッテリHBからの直流入力電圧Vinの情報を含むこととなる。
ここで、比較例に係る電圧検出部120には、上記のようにフィルタ回路23が設けられていないため、トランス21のリーケージインダクタンスおよび配線の寄生容量等によるLC共振動作に起因して、図3に示した電圧V102のようにリンギングが発生してしまっている場合、直流入力電圧Vinを検出する際の検出誤差が大きくなってしまい、検出精度が低下してしまう。具体的には、以下説明するフィルタ回路23によるハイパスフィルタ作用がなされないため、大きなリンギングが生じている電圧V102に対し、フィルタ回路22によるローパスフィルタ作用がなされると、検出電圧出力端子T5に発生する電圧V105は、図3に示したように非常になまった波形となる。したがって、直流入力電圧Vinが低くてパルス波形の幅が広い場合には、図3中の符号P101で示したように、直流入力電圧Vinに基づく電圧V102とローパスフィルタ作用後の電圧V105との電圧差はほとんどないため、検出誤差も小さく検出精度の低下はほとんどないが、逆に直流入力電圧Vinが高くなって図3中の矢印P102で示したようにパルス波形の幅が狭くなった場合には、符号P103で示したように電圧V102と電圧V105との電圧差が大きくなり、検出誤差が大きくなるため、検出精度が低下してしまうことになる。
これに対して、本実施の形態に係る電圧検出部20には、RCハイパスフィルタとして機能するフィルタ回路23が設けられているため、LC共振動作に起因して、同様に図4(B)に示した電圧V2のようにリンギングが発生してしまっている場合であっても、フィルタ回路23によるハイパスフィルタ作用によって、図4(D)に示したように、抵抗器R3の両端間にリンギングに対応した電圧V3が誘起される。そしてこの電圧V3が電圧V2から差し引かれ、これによりフィルタ回路23によるハイパスフィルタ作用後の電圧V4が、コンデンサC2の一端および抵抗器R3の一端とダイオードD2のアノードおよび2次側巻線21Cの他端との間に誘起されることとなる。図4(B)に示したハイパスフィルタ作用前の電圧V2と図4(C)に示したハイパスフィルタ作用後の電圧V4とを比較すると、図中の符号P1で示したように、実際にリンギングが十分に抑制されていることが分かる。したがって、直流入力電圧Vinが高くなって図4中(C)の矢印P2で示したようにパルス波形の幅が狭くなった場合であっても、比較例と比べて検出誤差の発生に対する余裕度が大きいため、符号P3で示したように電圧V2と電圧V5との電圧差がほとんど生じず、検出誤差もほとんどないため、比較例と比べて検出精度が向上することが分かる。
そしてこのようにして検出された電圧V5は、比較部27において保持される(ピークホールドされる)と共に所定の基準電圧Vrefとの大小が比較され、直流入力電圧Vinに基づく検出電圧V5がこの基準電圧Vrefよりも大きくなった場合には、制御回路17からインバータ回路13へ出力されるスイッチング信号を停止させるための制御信号Sが制御回路17へ出力され、これにより直流出力電圧Vout等が抑えられることとなる。
以上のように本実施の形態では、高圧バッテリHBからトランス21の1次側巻線21Aに直流入力電圧Vinを印加させ、この直流入力電圧Vinの情報を含んだ電圧V2を2次側巻線21Cに誘起させるようにしたので、そのような情報を含む電圧V5を検出電圧出力端子T5に発生させることができる。また、コンデンサC3と抵抗器R3とによるハイパスフィルタ作用およびコンデンサC2と抵抗器R2とによるローパスフィルタ作用を利用するようにしたので、2次側巻線21Cに誘起された電圧V2の波形にリンギングが発生している場合であっても、検出電圧出力端子T5に発生した電圧V5において、従来と比べてリンギングを十分に抑制することができる。よって、直流入力電圧Vinを従来と比べて高精度に検出することが可能となる。
また、このように従来と比べて検出電圧のリンギングを十分に抑えることができるため、ダミー抵抗として機能する抵抗値R1の抵抗値を十分に小さくすることができ、これにより低コスト化や装置の小面積化を図ることが可能となる。
さらに、電圧検出部20内において、トランス21によって1次側(高圧側)と2次側(低圧側)との間を電気的に絶縁して分断するようにしたので、安全な構成とすることができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、図5に示した電圧変換装置(スイッチング電源装置)のように、上記実施の形態で説明したフィルタ回路23を含む電圧検出部20の代わりに、フィルタ回路23Aを含む電圧検出部20Aを設けるようにしてもよい。このフィルタ回路23Aは、フィルタ回路23において、コンデンサC3に並列接続された抵抗器R4(第4の抵抗器)をさらに設けるようにしたものである。このように構成した場合、ハイパスの波形要素が増えてフィルタ回路(フィルタ回路23A)によるハイパスフィルタの作用(リンギングを打ち消すような波形をつくる作用)がより強まる(より容易となる)ため、上記実施の形態と比べてリンギングをより効果的に抑制することができ、上記実施の形態と比べて直流入力電圧Vinの検出精度をより向上させることが可能となる。
また、この場合においてさらに、例えば図6に示した電圧変換装置(スイッチング電源装置)のように、フィルタ回路23Bを含む電圧検出部20Bを設けるようにしてもよい。このフィルタ回路23Bは、図5に示したフィルタ回路23Aにおいて、コンデンサC3および抵抗器R4の一端同士にアノードが接続されると共に2次側巻線21Bの他端およびダイオードD1のアノードにカソードが接続されたダイオードD3(第3のダイオード)をさらに設けるようにしたものである。このように構成した場合、ハイパスの波形要素がさらに増えてフィルタ回路(フィルタ回路23B)によるハイパスフィルタの作用がさらに強まる(さらに容易となる)ため、例えば図7中の符号P4で示したように、図5に示した変形例と比べてさらに効果的にリンギングを抑制することができる。よって、上記実施の形態と比べて直流入力電圧Vinの検出精度をさらに向上させることが可能となる。
また、例えば図8に示した電圧変換装置(スイッチング電源装置)のように、図6で説明したフィルタ回路23B内の抵抗器R3に対して並列接続されたダイオードD4(第4のダイオード)をさらに設けるようにしてもよい。具体的には、抵抗器R3の一端にアノードが接続されると共に抵抗器R3の他端にカソードが接続されたダイオードD4をさらに設け、電圧検出部20Bの代わりに電圧検出部20Cとしてもよい。なお、同様に、図1で説明したフィルタ回路23や図5で説明したフィルタ回路23A内の抵抗器R3と並列に、ダイオードD4を設けるようにしてもよい。これらのように構成した場合、コンデンサC3と抵抗器R3とによるハイパスフィルタ作用を利用しないときには、抵抗器R3の経路をバイパスすることが可能となるため、上記実施の形態における効果に加え、そのような場合におけるエネルギー損失を抑制することが可能となる。
また、上記実施の形態では、低圧バッテリLBとは別個に電源供給されるドライブ回路25によってスイッチング素子24を制御するようにした場合について説明したが、例えば低圧バッテリLBから電源供給されるドライブ部によって、スイッチング素子24を制御するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、電圧検出部20において、1次側巻線21Aの他端と高圧バッテリHBの他端(入力端子T2側)との間にスイッチング素子24を設けるようにした場合について説明したが、1次側巻線21Aの一端と高圧バッテリHBの一端(入力端子T1側)との間にスイッチング素子を設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、スイッチング電源装置の回路構成を具体的に挙げて説明したが、回路構成はこれに限定されるものではない。例えば、インバータ回路を、8つのスイッチング素子を用いたフルブリッジ型、2つのスイッチング素子を用いたフォワード型、または2つもしくは4つのスイッチング素子を用いたハーフブリッジ型により構成してもよい。
また、上記実施の形態では、電圧変換部10が、高圧の直流入力電圧Vinをより低い直流出力電圧Voutに変換する降圧型のDC−DCコンバータにより構成されている場合について説明したが、逆に電源本体部を、低圧の直流入力電圧Vinをより高い直流出力電圧Voutに変換する昇圧型のDC−DCコンバータにより構成してもよい。
また、上記実施の形態では、本発明の電圧検出回路の一例として、スイッチング電源装置の高圧側の直流入力電圧Vinを検出する電圧検出部について説明したが、本発明の電圧検出回路は、この他にも一対の信号線間に発生している高圧の直流電圧をより低圧の直流電圧に降圧してから検出するのに好適なものに対して適用することが可能である。
さらに、上記実施の形態では、本発明の電源回路の一例として、スイッチング電源装置の制御回路17に対して電源供給を行う電源部(電圧検出部)について説明したが、本発明の電源回路は、この他の回路に対する電源回路としても適用することが可能である。
本発明の一実施の形態に係る電圧変換装置の構成を表す回路図である。 比較例に係る電圧変換装置の構成を表す回路図である。 比較例に係る電圧検出部の動作を説明するためのタイミング波形図である。 図1に示した電圧検出部の動作を説明するためのタイミング波形図である。 本発明の変形例に係る電圧変換装置の構成を表す回路図である。 本発明の他の変形例に係る電圧変換装置の構成を表す回路図である。 図6に示した電圧検出部の動作を説明するためのタイミング波形図である。 本発明の他の変形例に係る電圧変換装置の構成を表す回路図である。
符号の説明
10…電圧変換部、11,21…トランス、11A,21A…1次側巻線、11B,11C,21B,21C…2次側巻線、12…平滑コンデンサ、13…インバータ回路、13A,13B,13C,13D,24…スイッチング素子、14…共振用インダクタ、15…整流回路、15A,15B,D1〜D4…ダイオード、16…平滑回路、16A…チョークコイル、16B…平滑コンデンサ、17…制御回路、20,20A〜20C…電圧検出部(電源部)、22,23,23A,23B…フィルタ回路、25…ドライブ回路、27…比較部、HB…高圧バッテリ、LB…低圧バッテリ、T1,T2…入力端子、T3,T4…出力端子、T5…検出電圧出力端子、T6…電源供給端子、L1H…1次側高圧ライン、L1L…1次側低圧ライン、LO…出力ライン、LG1,LG2…接地ライン、L1,L2…接続線、Vin…直流入力電圧、Vout…直流出力電圧、V1〜V6…電圧、S…制御信号。

Claims (6)

  1. 第1電源から入力される直流入力電圧をスイッチングして交流電圧に変換すると共に、この交流電圧を変圧し整流して得られる直流出力電圧を第2電源に出力する電圧変換部と、
    電圧検出用トランスと、スイッチング素子と、検出電圧出力端子と、接地ラインと、第1および第2のダイオードと、第1ないし第3のコンデンサと、第1ないし第3の抵抗器とを含んで構成された電圧検出部と
    を備え、
    前記電圧検出用トランスが、
    前記スイッチング素子のオン・オフに応じて前記直流入力電圧が断続的に印加される1次側の第1のトランスコイルと、
    一端同士が互いに接続された2次側の第2および第3のトランスコイルと
    を含み、
    前記第1のダイオードは、アノードが前記第2のトランスコイルの他端および前記第3のコンデンサの一端に接続されると共に、カソードが前記第1のコンデンサの一端および前記第1の抵抗器の一端に接続され、
    前記第2のダイオードは、アノードが前記第3のトランスコイルの他端に接続されると共に、カソードが前記第2の抵抗器の一端に接続され、
    前記第1のコンデンサの他端は、前記第1の抵抗器の他端、前記第2のコンデンサの一端、前記第3のコンデンサの他端および前記第3の抵抗器の一端と共に前記接地ラインに接続され、
    前記第2のコンデンサの他端は、前記第2の抵抗器の他端と共に前記検出電圧出力端子に接続され、
    前記第3の抵抗器の他端は、前記第2および第3のトランスコイルの一端同士に接続されている
    ことを特徴とする電圧変換装置。
  2. 前記電圧検出部は、前記第3のコンデンサに並列接続された第4の抵抗器をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧変換装置。
  3. 前記電圧検出部は、前記第3のコンデンサおよび前記第4の抵抗器の一端同士にアノードが接続されると共に前記第2のトランスコイルの他端および前記第1のダイオードのアノードにカソードが接続された第3のダイオードをさらに含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の電圧変換装置。
  4. 前記電圧検出部は、前記第3の抵抗器の一端にアノードが接続されると共にこの第3の抵抗器の他端にカソードが接続された第4のダイオードをさらに含む
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電圧変換装置。
  5. 前記電圧変換部のスイッチング動作を制御する制御部を備え、
    前記第1のダイオードのカソード、前記第1のコンデンサの一端および前記第1の抵抗器の一端が、互いに前記制御部の電源入力端子に接続されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電圧変換装置。
  6. 直流電圧を検出する回路であって、
    電圧検出用トランスと、スイッチング素子と、検出電圧出力端子と、接地ラインと、第1および第2のダイオードと、第1ないし第3のコンデンサと、第1ないし第3の抵抗器と
    を備え、
    前記電圧検出用トランスが、
    前記スイッチング素子のオン・オフに応じて前記直流電圧が断続的に印加される1次側の第1のトランスコイルと、
    一端同士が互いに接続された2次側の第2および第3のトランスコイルと
    を含み、
    前記第1のダイオードは、アノードが前記第2のトランスコイルの他端および前記第3のコンデンサの一端に接続されると共に、カソードが前記第1のコンデンサの一端および前記第1の抵抗器の一端に接続され、
    前記第2のダイオードは、アノードが前記第3のトランスコイルの他端に接続されると共に、カソードが前記第2の抵抗器の一端に接続され、
    前記第1のコンデンサの他端は、前記第1の抵抗器の他端、前記第2のコンデンサの一端、前記第3のコンデンサの他端および前記第3の抵抗器の一端と共に前記接地ラインに接続され、
    前記第2のコンデンサの他端は、前記第2の抵抗器の他端と共に前記検出電圧出力端子に接続され、
    前記第3の抵抗器の他端は、前記第2および第3のトランスコイルの一端同士に接続されている
    ことを特徴とする電圧検出回路。
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