JP4934922B2 - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、ネットワークを介したデータの配信において、そのデータ中の重要度に応じて、効率よくデータを配信できるようにした情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを介して様々なデータを配信する技術が一般に普及しつつある。
【0003】
例えば、従来のカーナビゲーション装置は、目的地が入力されると、GPS(Global Positioning System)や、加速度センサにより求められる情報により現在位置を算出し、現在位置から目的地までのルートをCD(Compact Disc)や、DVD(Digital Versatile Disc)に予め記録された地図データから探索し、対応する地図データをCG(Computer Graphics)などにより表示していた。しかしながら、実際のルート表示においては、単に、地図上でルートを表示するだけでは、不案内な道を走行しているユーザには、正しい道を選択することができない事も多いため、ルート上の画像を表示させるようにするという要求がある。ところが、地図データと共に、ルート上の画像データをCDやDVDに記録させるには、そのデータ量が膨大であり、さらに、ルート上の状況は、例えば、街路樹などがあると、季節により葉の色や多さなどが変化するため、その状況に対応した画像データを記憶しておくにしても、データ量が膨大で、実際に扱えるデータ量には限界があるという問題があった。
【0004】
そこで、この問題を解決すべく、特開2000−32374においては、このルート上の画像データを生成するデータ生成装置と、データ生成装置により生成された画像データをネットワークを介してサーバで管理し、必要に応じてカーナビゲーション装置としての端末装置に転送させて、表示させるようにすることが提案されている。
【0005】
図1は、特開2000−32374において開示されている、ネットワークを利用した、カーナビゲーションシステムを示す図である。サーバ1は、複数の様々な地域に設置されたデータ生成装置2−1乃至2−nにより撮像された画像データを、地図上の位置に対応付けて記憶する。一方、各ユーザが自らが運転する自動車などに搭載されるカーナビゲーション装置としての端末装置3−1乃至3−nは、従来のカーナビゲーション装置のように、目的地が入力されると現在位置からのルートを探索し、対応する画像データをネットワーク4を介して、サーバ1より受信し、表示する。尚、以下の説明において、データ生成装置2−1乃至2−n、または、端末装置3−1乃至3−nを個々に区別する必要がないとき、単にデータ生成装置2、または、端末装置3と称するものとする。また、その他の装置も同様とする。
【0006】
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、および、ROM(Read Only Memory)より構成されるいわゆるマイクロコンピュータであり、ROMに予め記憶されたプログラムをRAMに展開させて実行し、バス15を介して接続された画像検索部11、通信部12、および、記憶部14を制御している。また、制御部13は、通信部12を制御して、データ生成装置2よりネットワーク4を介して送信されて画像データを位置情報と共に記憶部14に記憶させる。さらに、制御部13は、通信部12よりネットワーク4を介して端末装置3より入力されたルート情報に基づいて、記憶部14に記憶された画像データを検索し、検索した画像データを通信部12を制御して、ネットワーク4を介して端末装置3に送信する。
【0007】
図2は、データ生成装置2の構成を示している。
【0008】
データ生成装置2は、例えば、自動車などに装着され、サーバ1の記憶部14にルート画像データに使用される画像データを撮像して、サーバ1に送信するものである。
【0009】
データ生成装置2の制御部33は、CPU、RAM、および、ROMより構成されるいわゆるマクロコンピュータであり、データ生成装置2の全体の動作を制御している。撮像部31は、制御部33により制御され、例えば、CCD(Charge Coupled Device)などから構成されており、撮像した静止画像データを記憶部34に出力し、記憶させると共に、内蔵するジャイロ31aによりその角速度を求めて制御部33に出力する。GPS受信部32は、図示せぬ複数の静止衛星より発せられている電波を受信して、地球上の緯度、および、経度の位置情報を測定し、制御部33に出力する。制御部33は、撮像部31により撮像された画像データを、対応する角速度、並びに、緯度、および、経度を含めた位置情報と共に記憶部34に記憶させる。また、制御部33は、通信部35を制御し、ネットワーク4を介して記憶部34に記憶された画像データをサーバ1に送信する。
【0010】
端末装置3は、ユーザが使用する自動車などに装備される、いわゆる、カーナビゲーション装置である。制御部56は、CPU、RAM、および、ROMなどからなるいわゆるマイクロコンピュータであり、バス58に接続された画像検索部51、位置検出部52、画像表示部53、通信部54、記憶部55、および、入力部57を制御している。
【0011】
入力部57より、例えば、目的地が入力されると、位置検出部52により検出される現在位置に基づいて、記憶部55に記憶された地図データから現在位置から目的地までの最短ルートを探索する。このとき、画像検索部51は、記憶部55に記憶された対応するルート上の画像データを検索し、検索できないとき、通信部54が制御され、ネットワーク4を介して、サーバ1に対してルートの情報を送信し、画像データを要求する。また、通信部54は、画像データをサーバ1より受信すると記憶部55に記憶させる。このとき、画像検索部51は、ルートに対応する画像データを読み出し、画像表示部53に表示させる。
【0012】
次に、サーバ1がデータ生成装置22より送信されてくる画像データを記録する処理について説明する。データ生成部2の撮像部31は、検索されるルート上の画像を撮像し、その画像データを記憶部34に記憶させる。このとき、制御部33は、ジャイロ31aから出力される角速度とGPS受信部32より入力される位置情報を、撮像した画像データに対応して記憶部34に記憶させる。さらに、制御部33は、通信部35を制御して、記憶部34に記憶された画像データを位置情報と対応付けて送信する。すなわち、図4で示すように、撮像部31が位置情報AAの位置で撮像した静止画像データのID(Identifier)をX、また、位置情報BBの位置で撮像した静止画像データのIDをYとするなどして記憶させる。
【0013】
さらに、制御部33は、通信部35を制御して、記憶部34に記憶された画像データを図4で示したように、位置情報と共にサーバ1に送信させる。
【0014】
サーバ1の制御部13は通信部12を制御して、ネットワーク4を介してデータ生成装置2より送信されてくる画像データを受信し、位置情報と共に、記憶部14に記憶させる。
【0015】
次に、端末装置3からのルート情報に基づいて、サーバ1が画像データを配信し、端末装置3が表示する処理について説明する。
【0016】
端末装置3の入力部57がユーザにより操作されて目的地が入力されると、制御部56は、位置検出部52に問い合わせて現在位置を認識し、記憶部55に記憶された地図データに基づいて、現在位置から目的までのルートを探索する。画像検索部51は、探索されたルート情報に基づいて、記憶部55に記憶された画像データを検索し、記憶部55に所望とする画像データが記憶されていなかった場合、制御部56は、通信部54を制御して、ルート情報をサーバ1に送信させ、対応する画像データを要求する。
【0017】
サーバ1の制御部13は、通信部12を制御し、端末装置3からのルート情報と画像データを要求する信号を受信する。制御部13は、画像検索部11を制御して、端末装置3より送信されてきたルート情報に基づいて、記憶部14に記憶された画像データを検索させる。このとき、画像検索部11は、ルート情報に基づいて、図4で示すように位置情報に対応する静止画像データIDを検索し、対応する静止画像データを検索する。制御部13は、通信部12を制御して、画像検索部11により検索された画像データをネットワーク4を介して端末装置3に送信する。
【0018】
端末装置3の制御部56は、通信部54を制御してサーバ1からの画像データを受信し、記憶部55に記憶させると共に、位置検出部52より入力される位置情報に対応する画像データを、記憶部55より読み出して、画像表示部53に表示させる。
【0019】
このような処理により、端末装置3は、サーバ1より探索されたルートに対応する画像データを取得し、表示させるようにすることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図1で示すようなサーバ1を用いるカーナビゲーションシステムの場合、ネットワーク(伝送媒体)4の伝送可能帯域や伝送トラフィックの混雑状態、端末装置3の性能等に関わらず、記憶部14に記憶されていた画像データが配信されてしまうため、通信時間がかかりすぎてしまうばかりではなく、通信コストも増大させてしまうという課題があった。
【0021】
また、端末装置3がある地点Aから別の地点Bまでのルートに相当する画像データを要求した場合、サーバ1の記憶部14に、要求されたルート情報に対応する画像データが必ずしも記憶されているとは限らないので、あらゆるルートの組み合わせに対応するためには、サーバ1の記憶部14は全てのルートに対する膨大な量の画像データを記憶する事が可能な大容量のものを用意することになり、記憶装置のコストがかかってしまうという問題があった。
【0022】
また、逆に、サーバ1の記憶部14の記憶容量に限定された画像データのみでは、サーバ1が端末装置3に提供できるルートが限定されてしまうと言う問題があった。そこで、記憶部14に記憶されている画像から選択を行うようにしたとして、もし地点Aと地点Bを内包する画像が存在したとしても、前後に不要な範囲を含む画像が配信されてしまい、無駄な通信コストがかかってしまうという問題があった。
【0023】
さらに、図1乃至図3で示すカーナビゲーションシステムでは、常に端末装置3からの要求に対して画像等のデータを選択して返信することしかできないため、多数の端末装置3へ同報配信したいという要求には応えられないという課題があった。
【0024】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、データをネットワークを介して効率よく配信できるようにするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面の情報処理装置は、ルートガイド用の動画像データを記録する動画像データ記録手段と、前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の色および形状を含む特徴量を取得する特徴量取得手段と、前記動画像データの特徴量に基づいて、前記ルートガイド上の重要度を設定する重要度設定手段と、前記動画像データと前記重要度を記憶する記憶手段と、前記重要度に応じて、動画像データのビットレートを低くすることで、前記動画像データを低ビットレート化する低ビットレート化手段と、前記低ビットレート化手段により低ビットレート化された動画像データを他の情報処理装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0026】
前記送信手段には、前記動画像データに加えて、さらに、前記重要度を他の情報処理装置に送信せるようにすることができる。
【0027】
前記低ビットレート化手段には、前記重要度に基づいて、前記動画像データのフレームレートを変化させることにより動画像データを間引きして、間引きデータを生成する間引き手段をさらに設けるようにさせることができ、前記間引き手段により生成される間引きデータをもって、前記動画像データを低ビットレート化し、前記送信手段には、前記低ビットレート化された動画像データとして、前記間引きデータを前記他の情報処理装置に送信させるようにすることができる。
【0028】
前記動画像データが、時間的に前後するフレーム間の予測関係を用いて符号化されていた場合、前記間引き手段には、前記重要度に基づいて、前記フレーム間の予測関係に影響しない範囲のフレームレートを変化させることにより、前記動画像データを間引きして、間引きデータを生成させるようにすることができる。
【0029】
自らの移動速度を測定する移動速度測定手段をさらに設けるようにさせることができ、前記間引き手段には、前記重要度に加えて、前記移動速度に応じて、そのフレームレートを変化させることにより、前記動画像データを間引きして、間引きデータを生成させるようにすることができる。
【0030】
前記重要度設定手段には、前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の数量に応じた重要度を設定させるようにすることができる。
【0031】
前記重要度設定手段には、前記特徴量に応じて設定される無段階の設定値、または、所定の関数に、前記特徴量に応じた重みを付加した値を代入することにより求められる設定値を重要度として設定させるようにすることができる。
【0037】
本発明の一側面の情報処理方法は、ルートガイド用の動画像データを記録する動画像データ記録ステップと、前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の色および形状を含む特徴量を取得する特徴量取得ステップと、動画像データの特徴量に基づいて、前記ルートガイド上の重要度を設定する重要度設定ステップと、動画像データと重要度を記憶する記憶ステップと、前記重要度に応じて、動画像データのビットレートを低くすることで、前記動画像データを低ビットレート化する低ビットレート化ステップと、前記低ビットレート化ステップの処理により低ビットレート化された動画像データを他の情報処理装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0038】
本発明の一側面の記録媒体のプログラムは、ルートガイド用の動画像データの記録を制御する動画像データ記録制御ステップと、前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の色および形状を含む特徴量の取得を制御する特徴量取得制御ステップと、動画像データの特徴量に基づいて、前記ルートガイド上の重要度の設定を制御する重要度設定制御ステップと、動画像データと重要度の記憶を制御する記憶制御ステップと、前記重要度に応じて、動画像データのビットレートを低くすることで、前記動画像データの低ビットレート化を制御する低ビットレート化制御ステップと、前記低ビットレート化制御ステップの処理により低ビットレート化された動画像データの他の情報処理装置への送信を制御する送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0039】
本発明の一側面のプログラムは、ルートガイド用の動画像データの記録を制御する動画像データ記録制御ステップと、前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の色および形状を含む特徴量の取得を制御する特徴量取得制御ステップと、動画像データの特徴量に基づいて、前記ルートガイド上の重要度の設定を制御する重要度設定制御ステップと、動画像データと重要度の記憶を制御する記憶制御ステップと、前記重要度に応じて、動画像データのビットレートを低くすることで、前記動画像データの低ビットレート化を制御する低ビットレート化制御ステップと、前記低ビットレート化制御ステップの処理により低ビットレート化された動画像データの他の情報処理装置への送信を制御する送信制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0050】
本発明の一側面においては、ルートガイド用の動画像データが記録され、動画像データの画像に含まれる認識された対象物の色および形状を含む特徴量が取得され、動画像データの特徴量に基づいて、前記ルートガイド上の重要度が設定され、動画像データと重要度が記憶され、前記重要度に応じて、動画像データのビットレートが低くされることで、前記動画像データが低ビットレート化され、低ビットレート化された動画像データが他の情報処理装置に送信される。
【0052】
【発明の実施の形態】
図5は、本発明に係るカーナビゲーションシステムの一実施の形態の構成を示す図である。尚、図5以降の図面の説明においては、従来の場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0053】
サーバ101は、上述のサーバ1と基本的には同様の処理を行うが、サーバ101は、出発地から目的地までのルート検索を行い、検索されたルートの動画像データを所定の方法で符号化し端末装置102に送信する。
【0054】
制御部111は、CPU、RAM、および、ROMから構成された、いわゆるマイクロコンピュータであり、サーバ101の全体の動作を制御している。また、制御部111は、バス118を介して接続されたドライブ1001に装着された磁気ディスク1011、光磁気ディスク1012、光ディスク1013、および、半導体メモリ1014に記録されたプログラムを読み込んで実行すると共に、必要に応じて、各種のデータなどを記録させる。符号化部112は、画像データを端末装置102に転送する際、転送しようとする画像データを所定の方式で符号化する。尚、符号化方法については、後述する。
【0055】
画像認識部113は、データ生成装置2より送信されてくる画像データのうち、撮像された画像の特徴を示す情報を認識し、画像データの重要度を算出する。記憶部114は、いわゆるハードディスクドライブなどから構成されており、データ生成装置103より送信されてくる画像データ、および、ルート探索に必要な地図データなどを記録している。すなわち、複数のデータ生成装置2より送信されてくる動画像データが蓄積されていくに連れて、ルート上の動画像データのデータベースが構築されていくようになる。
【0056】
通信部115は、いわゆるモデムなどから構成されており、電話回線網や無線通信網により構成されるネットワーク4を介して端末装置102、データ生成装置103、および、課金サーバ104と通信する。
【0057】
データ処理部116は、ルート検索部116a、データ検索部116b、および、出た変換部116cから構成され、各種のデータ処理を実行する。ルート検索部116aは、端末装置102より入力された出発地と目的地の情報から、記憶部114に記憶された地図データに基づいて、最短となるルート情報を検索する。データ検索部116bは、ルート検索部116aにより探索されたルート情報、または、端末装置3から送信されてきたルート情報に基づいて、そのルート上の動画像データを記憶部114に記憶された動画像データの中から検索し読み出す。データ変換部116cは、データ検索部116bにより検索された画像データを必要に応じて編集し、必要な動画像データに変換する。
【0058】
認証課金部117は、ルート検索処理や、対応する画像データの送信に係る料金を端末装置102より送信されてくるIDに基づいて、ユーザを特定し、ネットワーク4を介して課金サーバ104に対して課金処理を実行する。課金処理は、課金サーバ104を介してユーザの指定口座からの引き落とし処理を実行するようにしてもよいし、例えば、プリペイドカードなどの図示せぬ読取装置を設けて、料金分のポイントを減算させていくようにしてもよいし、課金処理結果を蓄積し、例えば、1ヶ月に1回ユーザの指定口座から引き落とすようにしてもよい。
【0059】
次に、図6を参照して、端末装置102の構成について説明する。端末装置102は、自動車に搭載された、いわゆる、カーナビゲーション装置である。
【0060】
通信部131は、いわゆるモデムなどから構成されており、制御部135により制御され、サーバ101に対して出発地と目的地の情報を送信すると共に、サーバ1より送信されてくるルート情報と画像データを受信する。復号部132は、符号化された状態で受信され、記憶部134に一旦記憶された画像データを復号し、LCD(Liquid Crystal Display)などから構成された表示部133に出力して表示する。
【0061】
記憶部134は、いわゆるハードディスクドライブなどから構成されており、制御部135に制御されて通信部131により受信された画像データを記憶したり、復号部132により復号された画像データを表示部133に出力し、表示させると共に、端末装置102自身を識別するIDの情報を記憶する。制御部135は、CPU、RAM、および、ROMより構成された、いわゆる、マイクロコンピュータであり、端末装置102の全体の動作を制御している。また、制御部135は、バス137を介して接続されているドライブ1101に装着された磁気ディスク1111、光磁気ディスク1112、光ディスク1113、および、半導体メモリ1114に記録されたプログラムを読み出して実行すると共に、適宜必要に応じてデータを書き込む。入力部136は、タブレットボタンやキーボードなどから構成されており、出発地や目的地を指定するときユーザにより操作される。
【0062】
図7を参照して、データ生成装置103について説明する。
【0063】
図7のデータ生成装置103は、図2のデータ生成装置2と基本的には、同一の構成となっている。異なるのは、撮像部31に代えて、動画撮像部121が設けられている点である。動画撮像部121は、動画像を撮像して動画像データとして記憶部34に出力し、位置情報と対応付けて記憶される。尚、この動画像撮像部121は、当然の事ながらモードを切り替える事により静止画像の撮像も可能である。
【0064】
次に、図8のフローチャートを参照して、データ生成装置103より送信されてくる画像データを、サーバ101が蓄積する処理について説明する。
【0065】
ステップS1において、データ生成装置103の撮像部121は、撮像した動画像の画像データを記憶部34に記憶させる。ステップS2において、制御部33は、ジャイロ31aとGPS受信機32により取得される角速度、緯度、および、経度の情報より位置情報を生成し、動画像データに対応付けて記憶部34に記憶させる。ステップS3において、制御部33は、通信部35を制御して、記憶部34に記憶された画像データをネットワーク4を介してサーバ101に送信させる。
【0066】
ステップS11において、サーバ101の制御部111は、通信部115を制御して、ネットワーク4を介して、データ生成装置103より送信されてくる画像データを受信し、記憶部114に記憶させる。
【0067】
ステップS12において、画像認識部113は、記憶部114に記憶された画像データに基づいて、重要度算出処理を実行する。
【0068】
ここで、図9のフローチャートを参照して、画像認識部113の重要度算出処理について説明する。ステップS21において、画像認識部113は、記憶部114に記憶された画像データを読み出して画像データの特徴量を抽出する。すなわち、画像データ中の特徴量とは、例えば、図10で示すような画像の画像データに関しては、信号機があるので、丸型で、青、黄色、赤のものが3個並んでいることが検出されたとき、それらの情報を数値化して特徴量として抽出(算出)する。また、図10の画像の場合、交差点でもあるので、直線で表される道がほぼ直角に交差しているといった情報も数値化して特徴量として抽出(算出)される。
【0069】
ステップS22において、画像認識部113は、抽出した特徴量を、予め記憶した特徴量と比較し、対象物を認識する。すなわち、図10で示す画像のような場合、丸型のもので、かつ、青、黄色、赤が3個並んでいるという情報の特徴量から、予め記憶された特徴量と(それぞれ数値を)比較し、信号機が、目印としての対象物として撮像されている事を認識する。または、画像中の直線で表される道がほぼ直角に交差しているので、交差点が存在する事を認識する。
【0070】
ステップS23において、画像認識部113は、認識した対象物により重要度を算出する。例えば、図10の場合、信号機と交差点が対象物として認識されることになるので、画像上の特徴が2個あるので、重要度を2と計算し、信号機、または、交差点のいずれか一方だけが認識された場合、重要度を1と計算し、さらに、対象物となるものが認識されなかった場合、重要度を0として計算する。この重要度の値は、これ以外の値を設定するようにしてもよい。
【0071】
ステップS24において、画像認識部113は、重要度が変更されたか否かを判定する。すなわち、動画像データの重要度は、デフォルトの状態で0として設定しており、目印となるような対象物がない動画像データが続くと、重要度は変更されないことになる。例えば、図10で示すような画像が撮像された場合、信号機と交差点という目印となる対象物が存在するので、重要度は変更したものと判定され、その処理は、ステップS25に進む。
【0072】
ステップS25において、画像認識部113は、画像データに対応する重要度を記録し、その処理を終了する。
【0073】
ステップS24において、重要度が変更されなかった場合、ステップS25の処理はスキップされて、その処理は終了する。
【0074】
このような処理により、画像データは、撮像された画像に応じて重要度が設定されることになるが、重要度は、地図データから設定するようにしてもよい。例えば、図11(A)で示すようなルート上の動画像データの場合、例えば、出発地(図中[A]で示す)の付近である(図中[A]で示す)位置P1乃至P2においては、図11(B)で示すように、重要度が2に設定され、位置P3乃至P4においては、目印となる信号機Sの直前であるので重要度が1に設定される。図11(A)で示すように、位置P5乃至P6においては、もっとも大きな目印となる大きな道と交差する交差点の直前であるので、図11(B)で示すように、重要度が最も高い3に設定される。図11(A)で示すように、位置P7乃至P8においては、目印となる建物Bがあるので、図11(B)で示すように、重要度が2に設定される。図11(A)で示すように、位置P9乃至P10においては、図11目印となる曲がり角であるので、図11(B)で示すように、重要度は2に設定される。図11(A)で示すように、位置P11乃至P12においては、目的地(図中[B]で示す)の付近であるので、図11(B)で示すように、重要度は2に設定される。そして、図11(A)で示すように、それ以外の位置P2乃至P3,P4乃至P5,P6乃至P7,P8乃至P9、およびP10乃至P11においては、特に目印などがないので、図11(B)で示すように、重要度は0として設定される。
【0075】
このように、以上の例においては、特徴量の抽出として画像認識部113により画像として認識される形状や色などの特徴量に基づいて重要度を設定する例について説明してきたが、例えば、図11で示すように、位置P5乃至P6の大きな交差点の直前位置や、位置P9乃至P10の曲がり角については、記憶部14に予め記憶された地図データに基づいて重要度を設定するようにしてもよい。また、重要度の設定値として、以上の例においては0乃至3の整数により設定していたが、設定値は無段階にしてもよいし、特徴量に重み付けを施し、関数により演算で求められるようにしてもよい。この他にも、地図上の情報として、駅、建物、標識、高速道路の出入口などの一般に地図上のランドマークとされるものに高い重要度を設定するようにしてもよい。
【0076】
ここで、図8のフローチャートの説明に戻る。
【0077】
ステップS13において、制御部111は、抽出した重要度と対応する画像データと位置情報を記憶部114に記憶する。すなわち、制御部111は、動画像データ毎に動画像IDを設定し、その動画像データに位置情報、重要度、および、動画像データ上のアドレスが記憶される。例えば、図12で示すように、動画像IDとして1が設定された動画像データには、その動画像データの撮像された位置を示す位置情報として「P1−P2」として、図10の位置P1乃至P2に対応する画像データを示し、その重要度として2が設定されていることが示されている。さらに、アドレス情報として、動画像データの先頭フレームの番号が記録され、今の場合、アドレス情報としてフレーム番号A1乃至A2−1において、位置P1乃至P2の画像データが記録されており、フレーム番号A2からそれ以降で、位置P2乃至P3の画像データが記録されているといった情報が記録されることになる。
【0078】
以上のような処理によりサーバ101は、画像データを位置情報、および、重要度と対応付けて記憶する。サーバ101は、ネットワーク4を介して端末装置102より出発地と目的地の情報が入力されると、ルートを検索し、検索した画像データを端末装置102に送信する。
【0079】
次に、図13のフローチャートを参照して、端末装置102がサーバ101にルート画像データを要求し、サーバ101からルート画像データを送信して、表示させる処理について説明する。
【0080】
ステップS31において、入力部136が操作されて、出発地、および、目的地が入力される。今の場合、出発地は、入力部136により入力されているが、例えば、GPS受信部などからなる位置検出部52により検出された緯度、および、経度の情報から求められる位置情報から出発地を求めるようにしてもよい。ステップS32において、制御部135は、通信部131を制御して、出発地と目的地の情報と共に、端末装置102自身を識別するID(または、ユーザを識別するID)を、ネットワーク4を介してサーバ1に送信させる。
【0081】
ステップS41において、サーバ101の制御部111は、通信部115を制御して、端末装置102より送信されてくる出発地と目的地の情報、および、IDを受信し記憶部114に記憶させる。ステップS42において、制御部111は、ルート画像生成処理を実行させる。
【0082】
ここで、図14のフローチャートを参照して、ルート画像生成処理を説明する。
【0083】
ステップS51において、データ処理部116のルート検索部116aは、端末装置102より受信した出発地と目的地の情報から、記憶部114に記憶された地図データに基づいて最短となるルートを探索し、データ検索部116bに供給する。
【0084】
ステップS52において、データ検索部116bは、探索されたルートに対応する動画像データを記憶部114に記憶された動画像データより検索する。より詳細には、制御部111は、探索されたルート上の位置情報と、図12で示したように記憶されている画像データの位置情報を照合し、対応する動画像データをフレーム単位で検索し、データ変換部116cに出力する。
【0085】
ステップS53において、データ変換部116cは、入力された動画像データを編集する。より詳細には、例えば、図15で示すように、出発地Aと目的地Bが指定されていた場合、記憶部114に、出発地Aから目的地Bまでのルートを内包する動画像データが検索されたとき、データ変換部116cは、必要とされる動画像データのみを抽出するようにして編集処理を実行する。すなわち、要求された動画像データは、図16(A),(B)で示すように、記憶部114に記憶された動画像データのうち、位置情報が出発地のAに対応するアドレスpAから位置情報が目的地BまでのアドレスpBまでの動画像データである。そこで、この位置情報とアドレス情報に基づいて図16(C)で示すように、必要な動画像データのフレームのみを抽出することにより編集処理を実行する。この処理により、元々必要とされる区間以外の動画像データを削除することができ、端末装置102に送信する動画像データのデータ量を小さくすることが可能となる。
【0086】
また、図17で示すように、出発地Aから目的地Bまでの区間を内包した動画像データが存在せず、出発地Aから、出発地Aと目的地Bの間の位置Cまでの区間のルート画像データを内包する動画像データ(動画像ID-m)と、位置Cから目的地Bまでの区間を内包するルート画像データ(動画像ID-n)が、それぞれ別個に存在するとき、図18で示すように、それぞれの区間の動画像データを抽出して、結合するように編集する事で出発地Aから目的地Bまでの画像データを生成する事ができる。すなわち、データ変換部116cは、図18(A)で示すように、動画像データID-mより、位置情報Aに対応するアドレスpAから位置情報Cに対応するアドレスpCの動画像データを、図18(B)で示すように、動画像データID-nの動画像データより、位置情報Cに対応するアドレスpC'から位置情報Bに対応するアドレスpBの画像データをそれぞれ抽出して、図18(C)で示すようにそれらを結合することにより、所望とするルート画像データを生成する。
【0087】
この処理により、元々必要とされる区間の動画像データが存在しないような場合でも、複数の動画像データより所望とする動画像データを組み合わせて生成する事ができる上、端末装置102に送信する画像データのデータ量を小さくすることが可能となる。
【0088】
尚、以上の処理においては、2個の動画像データから所望とする動画像データを生成する例について説明してきたが、当然の事ながら、それ以上の個数の画像データから、必要な部分を抽出して結合し、所望の画像データを生成するようにしてもよい。
【0089】
ここで、図14のフローチャートの説明に戻る。
【0090】
ステップS54において、符号化部112は、データ処理部116のルート検索部116a、データ検索部116b、および、データ変換部116cにより生成された画像データを重要度に応じて符号化し、ルート画像データを生成する。すなわち、より詳細には、符号化部112は、重要度に応じてフレームレートを変化させて、画像データを符号化する。例えば、図19(A),(B)で示すように、図11で示した位置P4乃至P5の区間は、重要度が低くなっている。そこで、符号化部112は、図19(C)で示すように、位置P4乃至P5の範囲の画像データ中のフレームF1乃至F13のフレーム数を、図19(D)で示すように、例えば、1/3に間引きして(2フレーム毎に1フレームを抽出して)、フレームF1,F4,F7,F10,F13のみを抽出し、それ以外のフレームF2,F3,F5,F6,F8,F9,F11,F12を削除する。一方、図20(A),(B)で示すように、図11で示した位置P5乃至P6の区間は、重要度が高くなっているので、図20(C)で示すように、フレームF31乃至F32の間の全てのフレームを間引くことなく、図20(D)で示すように符号化する。
【0091】
このような符号化処理を実行する事により、図21(A)(図11に対応する)で示すようなルートに対応して編集された、図21(B)で示すような画像データは、図11(B)で示すような重要度に基づいて、図21(C)で示すような画像データに符号化される。すなわち、重要度の高い位置P1乃至P2、P3乃至P4、P5乃至P6、P7乃至P8、P9乃至P10、およびP11乃至P12の画像データ中のフレームは間引きされることなく符号化され、重要度の低い位置P2乃至P3、P4乃至P5、P6乃至P7、P8乃至P9、および、P10乃至P11の画像データ中のフレームは、1/3に間引き処理されて符号化される。結果として、編集された動画像データのルート表示に必要な情報を損なうことなくデータ量を小さくすることが可能となる。
【0092】
ここで、図13のフローチャートの説明に戻る。
【0093】
ステップS42において、ルート画像生成処理が実行された後、ステップS43において、制御部111は、認証課金部113を制御して、端末装置102より送信されてきたIDに基づいて認証処理を実行し、ルート画像データの料金についての課金処理を、通信部115、および、ネットワーク4を介して課金サーバ104に対して実行する。尚、以下の説明においては、認証処理で特に問題が生じることなく、課金サーバ104に対して課金処理が実行できた場合について説明を進めるが、認証処理に問題があり、課金処理が実行できなかった場合、その処理は終了する。
【0094】
ステップS44において、制御部113は、通信部115を制御して生成したルート画像データを、ネットワーク4を介して端末装置102に送信する。
【0095】
ステップS33において、端末装置102の制御部135は、通信部131を制御してネットワーク4を介してサーバ101より送信されてくるルート画像データを受信し、復号部132に出力する。ステップS34において、復号部132は、入力された符号化されたルート画像データを復号し、表示部133に表示させる。このとき、表示部133に表示されるルート画像は、図20(C)で示すように、目印となるような目標物(信号、交差点、建物、または、曲がり角など)の付近の画像は、通常のフレーム数なので通常の再生速度で再生され、それ以外の特に道案内に必要な情報を多く含まない、重要度の低い画像は、フレームレートが低下されている分だけ、早送りされたような画像が表示されることになる。
【0096】
以上のような処理により、ユーザは、これから目的地に向かおうとするときに、端末装置102の入力部136を操作して、目的地を入力し、サーバ1より目的地までのルート画像データを受信し、表示されたルート画像を見る事で、事前にルートと、そのルート上の目標物を効率よく確認することができる。また、転送されてくるルート画像データは、重要度に応じて、フレームレートを変えて符号化されて送信されてくるので、通信に要する時間とコストを小さくすることが可能となる。
【0097】
尚、以上の例において、符号化方法は、MPEG(MPEG1,2,4を含む)や、Motion Jpegなどの動画像データを圧縮できる符号化方式であれば、何れの方法であってもよい。ただし、MPEGの場合、前後のフレームを参照し、予測処理を行って動画像を再生する必要があるため、図19、および、図20を参照して、説明したようにフレームを単純に所定間隔で間引くような処理を施すと復号画像が乱れてしまう恐れがある。そこで、MPEGのような場合、特願2000-178999、または、特願2000-179000で記載されているように、リピートピクチャと呼ばれているスプライシング用ビデオデータを挿入するなどして、前後のフレームの関係を破綻させないフレームを生成したのち、間引き処理を行う必要がある。
【0098】
以上の例においては、サーバ101と端末装置102が1対1で処理を行う場合について説明してきたが、例えば、図22で示すように、サーバ101から放送番組などに多重化させて、所定の目的地に向かうルート画像データを配信範囲A1の範囲内の複数の端末装置102に送信(配信)させるようにしてもよい。
【0099】
このとき、端末装置102は、配信範囲A1内に入った場合にのみ、ルート画像データを受信することができるため、想定される目的地P101に向かうルートとしては、位置P111から目的地P101に向かうルート1、位置P112から目的地P101に向かうルート2、位置P113から目的地P101に向かうルート3、および、位置P114から目的地P101に向かうルート4の合計4個が想定されることになる。そこで、サーバ101は、これらの4個のルート画像データを合成して配信し、携帯端末102は、これらのルート画像データを受信して、表示するようにする。
【0100】
そこで、図23を参照して、ルート画像データを放送番組に多重化させて複数の端末装置102に配信するサーバ101の構成について説明する。図22のサーバ101は、図5のサーバ101と基本的な構成は同じであるが、ビデオ信号符号化部141、オーディオ信号符号化部142、多重化部143、および、放送配信部144が新たに設けられている。
【0101】
ビデオ信号符号化部141、および、オーディオ信号符号化部142は、それぞれラジオ放送やテレビジョン放送用に入力されるビデオ信号、および、オーディオ信号を配信用に符号化し、多重化部143に出力する。多重化部143は、ビデオ信号符号化部141、および、オーディオ信号符号化部142より入力された符号化されたビデオ信号、および、オーディオ信号、並びに、ルート画像データを、時分割多重化して放送配信部144に出力する。放送配信部144は、アンテナなどからなる放送信号送信装置であり、多重化部143より入力されてくる多重化信号を配信データとして放送する。
【0102】
次に、図24を参照して、ルート画像データが多重化された放送番組を受信する端末装置102について説明する。図24の端末装置102は、図6の端末装置と基本的な構成は同じであるが、受信部151、多重化分離部152、ビデオ信号復号部153、オーディオ信号復号部154、および、スピーカ155が設けられている。
【0103】
受信部151は、図23のサーバ101の放送配信部144より放送されてきた配信データを受信するアンテナである。多重化分離部152は、配信データに時分割多重化されている、ビデオ信号、オーディオ信号、および、ルート画像データをそれぞれ分離し、ビデオ信号をビデオ信号復号部153、オーディオ信号をオーディオ信号復号部154に、ルート画像データを記憶部134に出力する。
【0104】
ビデオ信号復号部153とオーディオ信号復号部154は、それぞれ入力された符号化されているビデオ信号とオーディオ信号を復号処理し、ビデオ信号を表示部133に表示させると共に、オーディオ信号をスピーカ155に出力する。
【0105】
次に、図25のフローチャートを参照して、サーバ101の配信処理と端末装置102のルート表示処理について説明する。
【0106】
ステップS71において、サーバ101のビデオ信号符号化部141とオーディオ信号符号化部142は、入力されたラジオ放送、または、テレビジョン放送用のビデオ信号とオーディオ信号を符号化して多重化部143に出力する。
【0107】
ステップS72において、制御部111は、所定の出発地と目的地の情報を記憶部114に記憶させる。ステップS73において、制御部111は、ルート画像生成処理を実行する。尚、ルート画像生成処理については、図14のフローチャートの処理と同様であるので省略する。このとき、ルート画像データは、図22で示したルート1乃至4のそれぞれについて生成されて、ステップS74において、制御部111は、多重化部143を制御して生成したルート画像データ、符号化されたビデオ信号、および、オーディオ信号を多重化させて、放送配信部144に出力させる。ステップS75において、制御部111は、放送配信部144を制御して、多重化部143により多重化された配信データを放送させる。
【0108】
ステップS91において、端末装置102の制御部135は、受信部151を制御して配信データを受信させ、多重化分離部152に出力させる。ステップS92において、多重化分離部152は、入力された配信データを多重化分離し、ルート画像データを記憶部114に、ビデオ信号をビデオ信号復号部153に、オーディオ信号をオーディオ信号復号部154にそれぞれ出力する。
【0109】
ステップS93において、ビデオ信号復号器153は、ビデオ信号を復号して表示部133に出力し、オーディオ信号復号器154は、オーディオ信号を復号してスピーカ155より音声を出力させ、さらに、復号部132は、記憶部134に記憶されたルート画像データを復号して表示部133に出力する。
【0110】
すなわち、例えば、端末装置102が、図22中の位置P121に存在していた場合、端末装置102は、サーバ101より配信されてくる配信データに多重化されているルート1乃至4のルート画像データを受信する。この状態で、入力部136が、ユーザにより操作されることにより、ルート1のルート画像データが選択されて表示部133に表示されることになる。
【0111】
また、端末装置102にGPS受信装置などを設けて、自らの位置が測定できるようにする事で、配信データのうち、必要とされるルート画像データを選択的に復号するようにしてもよい。すなわち、GPS受信装置などの位置計測装置により、図22のような場合、端末装置102は自らの位置がP121に存在するので、ルート1のルート画像データが復号できればよい事になる。そこで、配信データのうち、ルート1のルート画像データのみを復号し、それ以外のルート2乃至4のルート画像データは、予め復号しないようにしてもよい。
【0112】
さらに、以上の例の場合、表示部133には、復号部132により復号されたルート画像データとビデオ信号復号部153より復号されたビデオ信号が入力されることになるが、いずれの画像も同時に表示できるように、2画面表示させるようにしてもよいし、入力部136からの信号により、いずれか一方の画面を表示するようにしてもよい。
【0113】
また、ステップS72,S73の処理は、配信範囲A1内において、ルート1乃至4のルート画像生成処理は、同じ処理が繰り返されるだけなので、予めルート画像データを記憶部114に生成しておいて、繰り返し使用するようにしてもよい。
【0114】
このような処理により、例えば、ある店舗の宣伝番組を放送するような場合、その宣伝番組に店舗までのルート画像データを多重化して送信させるようにすることで、宣伝に興味を持ったユーザは、その店舗までのルート画像データを表示することができ、店舗までのルートを知ることが可能となるので、これまで、宣伝に興味はあったが、店舗の位置を自ら確認してまで行こうしなかったユーザでも、店舗までのルート画像を簡単に入手し、確認することができるので、店舗の宣伝効果を、より高めることが可能となる。
【0115】
これまでの例においては、データ生成装置2により生成された画像データに基づいて、サーバ101が画像データを蓄積し、蓄積した画像データからルート画像データを生成して、端末装置102に配信する例について説明してきたが、データ生成装置2によりルート画像データを生成し、直接端末装置102に送信するような構成としてもよい。
【0116】
そこで、図26,図27を参照してルート画像データを生成するデータ生成装置201が、直接ルート画像データを端末装置202に送信して、表示させる場合のデータ生成装置201と端末装置202の構成について説明する。
【0117】
データ生成装置201は、撮像部211、画像認識部212、符号化部213、記憶部214、通信部215、ジャイロ216、GPS受信部217、車両操作センサ218、制御部219、および、ドライブ1201が、バス220に接続されて設けられており、これらのうちデータ生成装置201の撮像部211、画像認識部212、符号化部213、記憶部214、通信部215、ジャイロ216、GPS受信部217、制御部219、および、ドライブ1201は、それぞれ、図2のデータ生成装置2に設けられた撮像部31、図5のサーバ101に設けられた画像認識部113、符号化部112、記憶部214、通信部115、図2のデータ生成装置2に設けられたジャイロ31a、GPS受信部32、制御部111、および、ドライブ1001に対応しており、同様の機能を有するものである。このため、それぞれの機能の説明は省略する。データ生成装置201に新たに設けられている車両操作センサ218は、例えば、自動車などの車両を操作するハンドルなどの舵角などを検出し、さらに、加速度計などから移動距離を求めて、自動車などの車両の移動距離や移動速度を求めるものである。従って、ジャイロ216、GPS受信部217、および、車両操作センサ218は、いずれも、位置の検出を目的とした装置であり、それら各々の情報、または、いずれかの装置からの情報を組み合わせる事により、画像データが生成された位置情報を取得するものである。
【0118】
端末装置202は、通信部231、復号部232、表示部233、記憶部234、制御部235、入力部236、GPS受信部237、および、ドライブ1301がそれぞれバス237に接続されて設けられており、それぞれが、図6の端末装置102の通信部131、復号部132、表示部133、記憶部144、制御部135、入力部136、図26のGPS受信部217、および、図6のドライブ1101に対応しており、同様の機能を果たすものである。このため、それぞれの機能の説明は省略する。
【0119】
尚、データ生成装置201から端末装置202に直接ルート画像データを送信する場合、複数のデータ生成装置201のうちの何れのデータ生成装置201から所定の端末装置202にルート画像データを送信するかに関する指示と、課金処理はサーバ101により実行される。このため、所定の端末装置202は、サーバ101に対してルート画像データを要求し、サーバ101が、この要求に応じて、ルートを検索し、課金処理を行った後、検索されたルート上の最寄のデータ生成装置201に対して所定の端末装置202にルート画像データを送信するように指令する事になる。
【0120】
次に、図28のフローチャートを参照して、データ生成装置201からルート画像データを端末装置202に送信するときのルート画像表示処理について説明する。
【0121】
ステップS101において、端末装置202の入力部236がユーザにより操作されて、出発地と目的地が入力される。当然の事ながら、出発地は、GPS受信部237により受信された情報から求められる位置情報に対応した出発地であってもよい。ステップS102において、制御部235は、通信部231を制御して、出発地と目的地の情報、および、自らのIDの情報をサーバ101に送信する。
【0122】
ステップS111において、サーバ101の制御部111は、通信部115を制御して端末装置202より送信されてきた出発地と目的地の情報、および、IDの情報を記憶部114に記憶させる。ステップS112において、制御部111は、課金処理部113を制御して、ルート画像データの料金の課金処理を実行させる。ステップS113において、制御部111は、記憶部114に記憶された出発地と目的地に基づいて、地図データと照合してルートを探索し、探索されたルート上のデータ生成装置201に対して、記憶されたIDに対応する端末装置202に対してルート画像データを送信するように指令する。
【0123】
ステップS121において、端末装置202の制御部219は、通信部215を制御して、サーバ1より送信されてきた指令を受信させる。ステップS122において、撮像部211は、撮像した画像データを記憶部214に記憶させる。ステップS123において、制御部219は、ジャイロ216、GPS受信部217、および、車両センサ218より位置情報を取得し、記憶部214に記憶させる。
【0124】
ステップS124において、データ生成装置201の制御部219は、重要度の算出処理を実行する。尚、この処理は、図9のフローチャートを参照して説明した処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0125】
ステップS125において、制御部219は、符号化部213を制御して重要度を照合させて、重要度と対応して動画像データを符号化させ、ルート画像データを生成する。ステップS126において、制御部219は、通信部215を制御して、生成したルート画像データをIDに対応する端末装置202に送信する。
【0126】
ここで、重要度に対応させて画像データを符号化させるとは、例えば、図11(B)で示すように重要度が設定された場合、図29(A)で示すように、位置P4乃至P5においては、図29(B)で示すように重要度が低いので、その間の符号化データは、図29(C)で示すように、2フレーム毎に1フレームを抽出して符号化する。すなわち、図29(C)で示すように、フレームF51,F54,F57,F60,F63を抽出し、それ以外のフレームF52,F53,F55,F56,F58,F59,F61,F62は間引き処理して削除する。逆に、図30(A)で示すように、位置P5乃至P6においては、図30(B)で示すように重要度が高いので、その間の符号化データは、図30(C)で示すように、全フレームを抽出する。すなわち、図30(C)で示すように、フレームF71乃至F72までの全てのフレームを抽出して符号化する。
【0127】
ステップS103において、端末装置202の制御部235は、データ生成装置201より送信されてくるルート画像データを受信させ、復号部232に出力させる。復号部232は、受信した符号化データを復号して表示部233に表示させる。
【0128】
このような処理により、ルート画像データをデータ生成装置201より直接端末装置202に送信させるようにする事ができる。また、重要度に応じてフレームレートを変化させることで通信速度を向上させることが可能になると共に、通信コストを低減させることが可能となる。さらには、低ビットレートでの送信が可能となるので、ネットワーク上で通信状態が込み合っているような状態でもルート画像データの転送が可能となる。
【0129】
尚、以上の例においては、データ生成装置201は、撮像した画像をリアルタイムで送信する場合について説明してきたが、例えば、予め撮像した画像データを記憶部214に一旦記憶しておいて、その記憶された画像データを、端末装置202に送信するようにしてもよい。
【0130】
以上の説明においては、重要度に応じたルート画像データのフレームレートの変換を符号化部213により符号化処理する際に行う例について説明してきたが、例えば、図28のフローチャート中のステップS122において、撮像部211により撮像された画像データを記憶部214に記憶させる際にフレームレートを変換させるようにしてもよい。この場合、ステップS124における重要度算出処理は、撮像された画像データを記憶させる前に実行しておく必要がある。
【0131】
また、データ生成装置201の車両操作センサ218により計測される位置情報などから移動速度を求めて、撮像部211により撮像される画像データのフレームレートを変化させるようにしてもよい。すなわち、データ生成装置201は、図31(A)で示すように、移動速度v1で移動する際、データ生成装置201aの撮像部211で撮像する視野Vaは、移動時間Δtで距離D1だけ移動してデータ生成装置201bの視野Vbを撮像する。
【0132】
しかしながら、図31(B)で示すように、移動速度v2(例えば、v2=(v1)/6)でデータ生成装置201cが移動する場合、移動時間Δtでは、距離D2(例えば、D2=(D1)/6)だけなので、データ生成装置201cの視野Vcからデータ生成装置201dの視野Vdまでの変化しか生じない。このため、距離D1までデータ生成装置201cが移動するまでの間に、移動時間2Δtにおいて、データ生成装置201eの視野Ve、移動時間3Δtにおいて、データ生成装置201fの視野Vf、移動時間4Δtにおいて、データ生成装置201gの視野Vg、移動時間5Δtにおいて、データ生成装置201hの視野Vhがそれぞれ撮像される事になる。結果として、撮像される画像データは、速度が遅いほど冗長性が増加する事になる。そこで、図32で示すように、移動速度に合わせて、フレームレートを変換させるようにする事で、画像データの冗長性を低減させて、フレームレートを低減させることができる。すなわち、データ生成装置201の移動速度がv1の場合、フレームレートがR1であるとすると、移動速度に比例して、移動速度がv2に低下した場合、比例してフレームレートをR1からR2に低減させるようにする事ができる。
【0133】
また、上述の重要度に対応した、または、移動速度に対応したフレームレートの変換処理は、端末装置202で実行させるようにしてもよく、この場合、重要度、または、データ生成装置201の移動速度の情報は、ルート画像データと共に端末装置202に送信されることになる。このとき、端末装置202は、復号部232が、重要度に対応した、または、移動速度に対応したフレームレートの変換処理を実行しながら復号処理するようにしてもよいし、表示部233がルート画像データを表示する際にフレームレートを変換するようにしてもよい。
【0134】
さらに、以上の例においては、ルート画像データについて説明してきたが、転送させるデータ画像データのみならずそれ以外のデータであってもよく、例えば、音声データやテキストデータなどであってもよい。この場合、音声データで、特に、音楽のとき、例えば、歌手の歌声が記録された部分を高い重要度に設定し(高いビットレートで変換し)、間奏部分を低い重要度に設定してもよい(高いビットレートで変換してもよい)。また、テキストデータのとき、例えば、論文などでは、概要部分や結論の部分に高い重要度を設定し、それ以外の重要度を低く設定するなどしてもよい。
【0135】
以上の説明において、動画像データを圧縮する方法は、フレームレートを変換する例について説明してきたが、動画像データを圧縮する方法は、これに限らず、例えば、画枠の変換、符号化方式の変換、または、復号した後、ビットレートやフレームレートを変えて再符号化するようにしてもよい。
【0136】
また、以上においては、課金処理において、ルート画像データの配信に係る料金がユーザの指定口座などから引き落とされたり、または、ポイントが引き去られていたが、例えば、ユーザがデータ生成装置201と端末装置202の両方を所有しているか、または、それらが一体となった装置を所有していたとき、データ生成装置201で撮像した画像データをサーバ101に送信する(アップロードする)ことで、ルート画像データに係る料金を、データ生成装置201から送信されてきた画像データの対価により相殺するようにしてもよい。
【0137】
以上によれば、端末装置202においても、ルート画像データを削減することができるので、データ生成装置201より送信されてくるルート画像データを受信しながら、または、表示しながらルート画像データのデータ量を削減することができ、通信コストと通信速度に加えて、表示速度を向上させることが可能となる。また、同じルート画像データを配信するだけで済むので、ルート画像データの生成処理を簡素化することが可能となる。
【0138】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行させることが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに記録媒体からインストールされる。
【0139】
この記録媒体は、図5,および、図22に示すサーバ101、図6、および、図23に示す端末装置102、図25に示すデータ生成装置201、並びに、図26で示す端末装置202のように、予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されている記憶部114,134,214、および234だけではなく、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク1011,1111,1211、および1311(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク1012,1112,1212、および1312(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク1013,1113,1213、および1313(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ1014,1114,1214、および1314(Memory Stickを含む)などよりなるパッケージメディアにより構成される。
【0140】
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
【0141】
【発明の効果】
本発明の一側面によれば、ルートガイド用の動画像データを記録し、動画像データの画像に含まれる認識された対象物の色および形状を含む特徴量を取得し、動画像データの特徴量に基づいて、前記ルートガイド上の重要度を設定し、動画像データと重要度を記憶し、前記重要度に応じて、動画像データのビットレートを低くすることで、前記動画像データを低ビットレート化し、低ビットレート化された動画像データを他の情報処理装置に送信するようにした。
【0143】
結果として、データの端末装置に配信するためのデータ量が低減され、通信コストと通信速度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のサーバの構成を説明する図である。
【図2】従来のデータ生成装置を説明する図である。
【図3】従来の端末装置を説明する図である。
【図4】従来の画像データの記録方法を説明する図である。
【図5】本発明を適用したサーバの一実施の形態の構成を説明する図である。
【図6】本発明を適用した端末装置の構成を説明する図である。
【図7】本発明を適用したデータ生成装置を説明する図である。
【図8】データ蓄積処理を説明する図である。
【図9】重要度算出処理を説明するフローチャートである。
【図10】画像データの特徴量の検出を説明する図である。
【図11】重要度を説明する図である。
【図12】本発明の画像データの記録方法を説明する図である。
【図13】ルート表示処理を説明するフローチャートである。
【図14】ルート画像生成処理を説明するフローチャートである。
【図15】ルート画像データを説明する図である。
【図16】ルート画像データの編集を説明する図である。
【図17】ルート画像データの編集を説明する図である。
【図18】ルート画像データの編集を説明する図である。
【図19】ルート画像データの重要度に応じた符号化を説明する図である。
【図20】ルート画像データの重要度に応じた符号化を説明する図である。
【図21】ルート画像データの重要度に応じた符号化を説明する図である。
【図22】ルート画像データの配信を説明する図である。
【図23】ルート画像データを配信するサーバの構成を説明する図である。
【図24】配信されたルート画像データ受信する端末装置の構成を説明する図である。
【図25】図24のサーバのルート画像データの配信処理と、図24の端末装置による配信されたルート画像データの表示処理を説明するフローチャートである。
【図26】ルート画像データを送信するその他のデータ生成装置の構成を説明する図である。
【図27】図26のデータ生成装置より送信されてきたルート画像データ受信する端末装置の構成を説明する図である。
【図28】図24のサーバのルート画像データの配信処理と、図24の端末装置による配信されたルート画像データの表示処理を説明するフローチャートである。
【図29】ルート画像データの重要度に応じた符号化を説明する図である。
【図30】ルート画像データの重要度に応じた符号化を説明する図である。
【図31】ルート画像データのデータ生成装置の移動速度に応じた符号化を説明する図である。
【図32】ルート画像データのデータ生成装置の移動速度に応じた符号化を説明する図である。
【符号の説明】
1 サーバ,2,2−1乃至2−n データ生成装置,3 端末装置,4 ネットワーク,11 画像検索部,12 通信部,13 制御部,14 記憶部,31 撮像部,31a ジャイロ,32 GPS受信部,33 制御部,34 記憶部,35 通信部,51 画像検索部,52 位置検索部,53 画像表示部,54 通信部,55 記憶部,56 入力部,101 サーバ,102,102−1乃至102−n 端末装置,103 課金サーバ,111 制御部,112 符号化部,113 画像認識部,114 記憶部,115 通信部,116データ処理部,116a ルート検索部,116b データ検索部,116cデータ変換部,117 認証課金部,131 通信部,132 復号部,133 表示部,134 記憶部145 制御部,136 入力部,141 ビデオ符号化部,142 オーディオ符号化部,143 多重化部,144 放送配信部,151 受信部,152 多重化分離部,153 ビデオ信号復号部,154 オーディオ信号復号部,155 スピーカ,201 データ生成装置,211 撮像部,212 画像認識部,213 符号化部,214 記憶部,215通信部,216 ジャイロ,217 GPS受信部,218 車両操作センサ,219 制御部,231 通信部,232 復号部,233 表示部,234 記憶部,235 制御部,236 入力部,237 GPS受信部

Claims (11)

  1. ルートガイド用の動画像データを記録する動画像データ記録手段と、
    前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の色および形状を含む特徴量を取得する特徴量取得手段と、
    前記動画像データの特徴量に基づいて、前記ルートガイド上の重要度を設定する重要度設定手段と、
    前記動画像データと前記重要度を記憶する記憶手段と
    前記重要度に応じて、動画像データのビットレートを低くすることで、前記動画像データを低ビットレート化する低ビットレート化手段と、
    前記低ビットレート化手段により低ビットレート化された動画像データを他の情報処理装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記送信手段は、前記動画像データに加えて、さらに、前記重要度を他の情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記低ビットレート化手段は、
    前記重要度に基づいて、前記動画像データのフレームレートを変化させることにより動画像データを間引きして、間引きデータを生成する間引き手段をさらに備え、
    前記間引き手段により生成される間引きデータをもって、前記動画像データを低ビットレート化し、
    前記送信手段は、前記低ビットレート化された動画像データとして、前記間引きデータを前記他の情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記動画像データが、時間的に前後するフレーム間の予測関係を用いて符号化されていた場合、前記間引き手段は、前記重要度に基づいて、前記フレーム間の予測関係に影響しない範囲のフレームレートを変化させることにより、前記動画像データを間引きして、間引きデータを生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 自らの移動速度を測定する移動速度測定手段をさらに備え、
    前記間引き手段は、前記重要度に加えて、前記移動速度に応じて、そのフレームレートを変化させることにより、前記動画像データを間引きして、間引きデータを生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記重要度設定手段は、前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の数量に応じた重要度を設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  7. 前記重要度設定手段は、前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の種別に応じた重要度を設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  8. 前記重要度設定手段は、前記特徴量に応じて設定される無段階の設定値、または、所定の関数に、前記特徴量に応じた重みを付加した値を代入することにより求められる設定値を重要度として設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  9. ルートガイド用の動画像データを記録する動画像データ記録ステップと、
    前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の色および形状を含む特徴量を取得する特徴量取得ステップと、
    前記動画像データの特徴量に基づいて、前記ルートガイド上の重要度を設定する重要度設定ステップと、
    前記動画像データと前記重要度を記憶する記憶ステップと
    前記重要度に応じて、動画像データのビットレートを低くすることで、前記動画像データを低ビットレート化する低ビットレート化ステップと、
    前記低ビットレート化ステップの処理により低ビットレート化された動画像データを他の情報処理装置に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. ルートガイド用の動画像データの記録を制御する動画像データ記録制御ステップと、
    前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の色および形状を含む特徴量の取得を制御する特徴量取得制御ステップと、
    前記動画像データの特徴量に基づいて、前記ルートガイド上の重要度の設定を制御する重要度設定制御ステップと、
    前記動画像データと前記重要度の記憶を制御する記憶制御ステップと
    前記重要度に応じて、動画像データのビットレートを低くすることで、前記動画像データの低ビットレート化を制御する低ビットレート化制御ステップと、
    前記低ビットレート化制御ステップの処理により低ビットレート化された動画像データの他の情報処理装置への送信を制御する送信制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  11. ルートガイド用の動画像データの記録を制御する動画像データ記録制御ステップと、
    前記動画像データの画像に含まれる認識された対象物の色および形状を含む特徴量の取得を制御する特徴量取得制御ステップと、
    前記動画像データの特徴量に基づいて、前記ルートガイド上の重要度の設定を制御する重要度設定制御ステップと、
    前記動画像データと前記重要度の記憶を制御する記憶制御ステップと
    前記重要度に応じて、動画像データのビットレートを低くすることで、前記動画像データの低ビットレート化を制御する低ビットレート化制御ステップと、
    前記低ビットレート化制御ステップの処理により低ビットレート化された動画像データの他の情報処理装置への送信を制御する送信制御ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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