JP4934004B2 - 作業機の原動部構造 - Google Patents
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Description
特許文献1には、コンバインが記載されている。このコンバインでは、エンジンボンネットが、運転部開放軸芯まわりに揺動自在に支持されており、自走機体の機体フレームの上側に位置した閉じ状態と、自走機体外に位置した開き状態とに切り換わる。
この場合、エアクリーナとエンジンとを連通させる吸気管をエアクリーナ側やエンジン側で取り外すことによってエンジンボンネットの開放を可能にすると、原動部の点検や修理作業を行うに当たり、吸気管を脱着する煩わしい手間が必要になる。
これに対し、吸気管をエンジンとエヤクリーナとに接続したままでエンジンボンネットを開放することができるよう、蛇腹などの伸縮機構を備えた吸気管を採用すると、吸気管支持の面で構造が複雑になる。
すなわち、吸気管が伸縮機構を備えるがために屈曲や揺れ動きやすい性状を備える。このため、吸気管が振動に起因した屈曲や揺れ動きによって原動部におけるエンジンなどの装置部分に接触することを防止するよう、吸気管の支持を精度よく行わせるとともに数多くの箇所で行わせる必要がある。
前記エンジン用エアクリーナをエンジンに連通させる吸気管のエアクリーナ側部分が、前記吸気管のエンジン側部分に対して前記エンジンボンネットと共に相対回転するよう、前記エアクリーナ側部分と前記エンジン側部分とが前記エンジンボンネットの開閉軸芯と同一の軸芯まわりで相対回転自在となるように接続された接続部を、前記吸気管に設け、かつ前記接続部が前記開閉軸芯に設けられている。
本第2発明は、前記接続部は、前記吸気管のエアクリーナ側部分と、前記吸気管のエンジン側部分との接続箇所同士が、前記エンジンボンネットの開閉軸芯と同一の軸芯まわりで相対回転自在に接続されるように構成してある。
本第3発明は、前記エンジン用エアクリーナは、前記運転座席が機体前方側へ向く前記エンジンボンネットの閉じ状態で、そのエンジンボンネットの上側に搭載された運転座席の後方側に位置するとともに、前記エンジンボンネット内のエンジンに対しては上側で、かつ前後方向位置が重複するように配設されている。
図1は、本発明の実施例に係る作業機の側面図である。図2は、本発明の実施例に係る作業機の平面図である。これらの図に示すように、本発明の実施例に係る作業機は、クローラ式走行装置1によって自走するように構成され、かつ運転座席2を有した運転部と、運転座席2の下方に設けたエンジン3を有した原動部4とが装備された走行機体を備え、この走行機体の機体フレーム5の前部に連結された刈取り部6と、前記機体フレーム5の後部側に走行機体横方向に並べて設けた脱穀装置7と穀粒タンク8とを備えている。
すなわち、刈取り部6は、刈取り部フレーム10が油圧シリンダ(図示せず)によって機体フレーム5に対して上下に揺動操作されることにより、刈取り部6の前端部に位置する分草具12が地面付近に下降した下降作業状態と、前記分草具12が地面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降する。
刈取り部6を下降作業状態にして走行機体を走行させると、刈取り部6は、植立穀稈を分草具12によって引起し装置13に導入して引起し処理し、引起し処理される植立穀稈をバリカン形の刈取り装置14によって刈取り処理し、刈取り穀稈を供給搬送装置15によって走行機体後方向きに搬送して脱穀装置7に供給する。脱穀装置7は、脱穀フィードチェーン(図示せず)によって刈取り穀稈の株元側を後方向きに挟持搬送し、この搬送穀稈の穂先側を扱室(図示せず)に供給して脱穀処理する。穀粒タンク8は、脱穀装置7からの脱穀粒を回収して貯留する。
このとき、穀粒タンク8を軸芯Xまわりに揺動開放する。
つまり、エンジン3は、防塵ケース22の前記横側壁22aに位置する吸気口22dを介して防塵ケース22の外部から内部に流入した空気を吸入管26によってエアクリーナ23に吸引して除塵処理し、除塵後の空気を吸気管27を介して燃焼用空気として取り入れる。
3 エンジン
21 エンジンボンネット
23 エアクリーナ
27 吸気管
27a エアクリーナ側部分
27b エンジン側部分
30 支柱
35 接続部
36 エアクリーナ側筒体
37 エンジン側筒体
38 連結手段
P 開閉軸芯
Claims (4)
- 機体上下方向の開閉軸心周りで揺動開閉自在なエンジンボンネットを備え、前記エンジンボンネットに運転座席とエンジン用エアクリーナとを支持させた作業機の原動部構造であって、
前記エンジン用エアクリーナをエンジンに連通させる吸気管のエアクリーナ側部分が、前記吸気管のエンジン側部分に対して前記エンジンボンネットと共に相対回転するよう、前記エアクリーナ側部分と前記エンジン側部分とが前記エンジンボンネットの開閉軸芯と同一の軸芯まわりで相対回転自在となるように接続された接続部を、前記吸気管に設け、かつ前記接続部が前記開閉軸芯に設けられている作業機の原動部構造。 - 前記接続部は、前記吸気管のエアクリーナ側部分と、前記吸気管のエンジン側部分との接続箇所同士が、前記エンジンボンネットの開閉軸芯と同一の軸芯まわりで相対回転自在に接続されるように構成してある請求項1記載の作業機の原動部構造。
- 前記エンジン用エアクリーナは、前記運転座席が機体前方側へ向く前記エンジンボンネットの閉じ状態で、そのエンジンボンネットの上側に搭載された運転座席の後方側に位置するとともに、前記エンジンボンネット内のエンジンに対しては上側で、かつ前後方向位置が重複するように配設されている請求項1又は2記載の作業機の原動部構造。
- 前記エンジンボンネットを揺動開閉自在に支持する支柱に外嵌するとともに前記エアクリーナ側部分に連通しているエアクリーナ側筒体と、前記支柱に外嵌するとともに前記エンジン側部分に連通しているエンジン側筒体と、前記エアクリーナ側筒体と前記エンジン側筒体とを連通状態で相対回転自在に連結する連結手段とを備えて、前記接続部を構成してある請求項1〜3の何れか一項記載の作業機の原動部構造。
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JP2007285117A JP4934004B2 (ja) | 2007-11-01 | 2007-11-01 | 作業機の原動部構造 |
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JP2007285117A JP4934004B2 (ja) | 2007-11-01 | 2007-11-01 | 作業機の原動部構造 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2007285117A Active JP4934004B2 (ja) | 2007-11-01 | 2007-11-01 | 作業機の原動部構造 |
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2007
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