JP4930664B2 - ポリビニルアルコールを有する複合物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
ポリビニルアルコールを利用した複合物において、リン酸化合物、ホスホン酸化合物およびホスフィン酸化合物からなる群から選ばれる1種または2種以上(以下、PO基含有化合物)との水素結合により形成された複合物(PO基含有化合物結合ポリビニルアルコール)に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリビニルアルコール類は水溶性合成高分子であり、酢酸ビニルを重合して得られるポリ酢酸ビニルをけん化して製造され、水溶性、可塑性、強靭性などの特性を利用して、接着剤、糊材、塗料、繊維加工剤、医療用添加剤、乳化剤、保護コロイド、成型品、フィルムなどの様々な用途に利用されている。
【0003】
ポリビニルアルコールの応用として、様々な化合物との併用、ブレンドによる改質や変性が行われているが、上記の分野・用途などで要求される特性や性能を単に改善する目的で利用されるのが現状であった。
【0004】
また、医薬品添加物としての利用は、医薬製剤の安定化剤、可溶化剤、基材、結合剤、コーティング剤、糖衣剤、粘着剤、粘着増強剤、溶解補助剤、粘稠剤、粘稠化剤、賦形剤などの目的で配合され、製剤原料として使用されている。他の医薬品への応用例としては、プロドラッグへの利用があげられ、薬剤と結合させるスペーサーとして利用があげられる。例えば、スチルバゾニウム誘導体の光架橋形成物の調整例(特公昭61−12888号公報)等があげられる。
【0005】
ポリビニルアルコールを用いたうえで水素結合を利用した技術としては、特開平6−293632号公報(温度応答型薬剤組成物)や特開平9−110678号公報(被覆マイクロスフェア製剤およびその製法)などがあげられる。前者は、相転移温度を持つ高分子の組成物であり、相転移温度以下の低温では高分子と水分子が水素結合(水和)し親水性となり、相転移温度以上の高温では水分子が解離(脱水和)し疎水性となり高分子間で相互作用し凝集する現象が可逆的に起こる高分子を使用した組成物であり、後者は、ナノスフェアの保護コロイドにポリビニルアルコールを使用するもので、ナノスフェア表面がポリビニルアルコール修飾されているものであり、ナノスフェアを構成する生体内分解性ポリマーのカルボニル基とポリビニルアルコールの水酸基が水素結合を形成していることによると推測されている。
【0006】
しかしながら、ポリビニルアルコールを用いて水素結合により形成された複合物を利用する事例はほとんどないのが現状であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ポリビニルアルコールを用いて水素結合により形成された新規な複合物とその利用方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明において、第1実施態様は、リン酸化合物、ホスホン酸化合物およびホスフィン酸化合物からなる群から選ばれる1種または2種以上(PO基含有化合物)と、ポリビニルアルコール類とが水素結合により形成された複合物である。
【0009】
第2実施態様は、リン酸化合物、ホスホン酸化合物およびホスフィン酸化合物からなる群から選ばれる1種または2種以上が、有機化合物である第1実施態様に記載の複合物である。
【0010】
第3実施態様は、ポリビニルアルコール類が、ポリ酢酸ビニルをけん化して得たる部分けん化ポリビニルアルコール、または酢酸ビニル共重合体をけん化して得たOH基を含有する重合物である第1実施態様に記載の複合物である。
【0011】
第4実施態様は、農薬、化粧品、または医療用分野で薬剤として用いられる請求項1に記載の複合物である。
【0012】
第5実施態様は、工業用材料として用いられる請求項1に記載の複合物である。
【0013】
【発明の実施の形態】
発明者らはポリビニルアルコールに含まれる水酸基(OH基)に着目して、そのOH基と水素結合させることでより強固な特性や新しい特性が発現すると考え、水素結合させる化合物としてリン酸化合物に代表されるPO基含有化合物に着目して水素結合性を詳細に検討することで本発明を完成させた。
【0014】
すなわち、ポリビニルアルコールとリン酸基含有化合物を溶解や溶融により相溶させて、水素結合形成の確認としてIR測定を波数4,000〜400cm-1、積算4回、分解能1cm-1の条件で実施して、2,360cm-1にリン酸基との水素結合を示すピークを見出した。この水素結合による複合物は工業用材料、農薬、医薬品、化粧品分野を含め様々な用途で使用できる。特に、有機系のPO基含有有機化合物との複合物が工業用材料、農薬、医薬品、化粧品分野を含め様々な用途で使用できる。
【0015】
その使用形態としては、医薬ではカプセル、軟膏、ローション、注射剤など、農薬においては、マイクロカプセルや散布剤など、工業用材料としては表面処理剤、改質剤、相容化剤などとして使用することができる。
【0016】
本発明でのPO基含有化合物の中で、無機系のPO基含有無機化合物としては、
リン酸、リン酸ニ水素ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸ニ水素カルシウム、リン酸ニカリウム、リン酸ニ水素カリウム、リン酸マンガンアンモニウム、ホスホン酸(亜リン酸)、ホスフィン酸(次亜リン酸)、ホスフィン酸カルシウム、ピロリン酸、ピロリン酸ナトリウムなどの無機リン酸類、ホスホン酸、ホスフィン酸およびピロリン酸、それら塩類およびそれらの水和物があげられる。
【0017】
また、有機系のPO基含有有機化合物としては、
1)5’−イノシン酸ニナトリウム、5’−グアニル酸ニナトリウム、アデニル酸、チミジン酸、グアニル酸、デオキシシチジル酸、アプリン酸、DNA、RNAなどの塩基含有リン酸化合物、
2)ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸、ジセチルリン酸、リン酸トリフェニル、リン酸トリブチルなどの有機リン酸化合物、
3)イソプロピルホスホン酸、ホスホン酸ジエチル、ホスホン酸トリフェニル、ホスホン酸トリイソプロピルなどの有機ホスホン酸化合物、
4)卵黄レシチン、大豆レシチン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、などの各種リン脂質類、および
5)ホスホマイシン、シアノコバラミン、シクロホスファミド、トリクロホスナトリウム、ホスフェストロールなどのリン含有医薬品類があげられる。
【0018】
さらに、医薬品類のPO基含有有機化合物としては、
エチルホスホン酸パラニトロフェニルエチル、ヨウ化エコチオパート、リン酸リボフラビンナトリウム、フラビンアデニンジヌクレオチド、リン酸デキサメタゾンナトリウム、リン酸ベタメタゾンナトリウム、ブクラデシンナトリウム、ポリエンホスファチジルコリン、シチコリン、リン酸ヒドロコルチゾンナトリウム、リン酸プレドニゾロンナトリウム、コカルボキシラーゼ、リン酸ピリドキサール、リン酸ピリドキサミン、コバマミド、酢酸ヒドロキソコバラミン、メコバラミン、グリセロリン酸カルシウム、アデノシン三リン酸二ナトリウム、エチドロン酸二ナトリウム、イホスファミド、リン酸エストラムスチンナトリウム、リン酸クリンダマイシン、ホスホマイシンカルシウム、ホスホマイシンナトリウム、コリンリン酸塩などがあげられる。
【0019】
次に、農薬原体類のPO基含有有機化合物(一般名)としては、
1)プロフェノホス、ピラクロホス、DDVP[ジクロルボス]、モノクロトホス、BRP[ナレット]、CVMP[テトラクロルビンホス]、ジメチルビンホス、CVP[クロルフェンビンホス]、プロパホス、アセフェート、DEP[トリクロロホン]などの殺虫剤、
2)IBP、EDDP、ホセチルなどの殺菌剤、
3)グリホサートアンモニウム塩、グリホサート(イソプロピルアミン塩)、グリホサートトリメシウム塩、グリホサートナトリウム塩、ビアラホス、グルホシネートなどの除草剤、および
4)エテホン等の植物成長調整剤があげられる。
【0020】
本発明でのポリビニルアルコールは製造方法に限定されず、その分子量、構成モノマー成分などに限定されず、高分子1分子中にOH基が含まれていればどんなポリビニルアルコールであっても良い。例えば、ポリビニルアルコール類がポリ酢酸ビニルをけん化して得た重合物であってけん化度が5モル%から99.9モル%である部分けん化ポリビニルアルコール、各種酢酸ビニル共重合体をけん化して得られるOH基を含有する重合物であってそのOH基含量は5モル%以上が好ましい。また、好ましくは、OH基含量は15モル%以上が好ましい。更により好ましくは、OH基含量は15モル%以上がより好ましい。
【0021】
また、けん化の均一性は均一であっても、ブロック的にけん化(不均一けん化)されていても問題ない。
【0022】
本発明での水素結合より形成された複合物の製造方法は、ポリビニルアルコール類とPO基含有化合物を相溶させる方法が好ましく、例えば、溶解性溶媒に溶解させた後に乾燥させる方法、溶融させて混錬する方法、各種バインダー類・添加剤を介在させて水素結合を促進する方法などが考えられるが、その方法に限定されない。
【0023】
本発明でのポリビニルアルコール類とPO基含有化合物の配合比率は何れの比率でもかまわないが、新たに形成される水素結合に基づく2,360cm-1の吸収が発現する配合比率が好ましい。
【0024】
本発明の水素結合より形成された複合物は単純ブレンド品と異なり、水素結合に基づく結合エネルギーが種々の材料特性、性質に影響を及ぼす。例えば、化粧品・医薬品分野においては2つの用途が考えられ、第一に、水素結合材料そのものを化粧品・医薬品の製造原料として使用するケース、第二に、医薬品原体の擬似プロドラッグとして使用するケースが考えられる。第一のケースの場合、製剤化上の必要特性、例えば、打錠時の粉体供給性、粉体圧縮性などの錠剤打錠性や造粒工程での粒子結合性、粉体特性、吸湿性、乾燥性などに影響することが考えられる。また、製造した錠剤や顆粒剤からの配合した薬物の崩壊・溶出挙動にも影響を及ぼすと考えられる。第二のケースの場合、擬似プロドラッグ特性により水素結合された薬物の製剤からの溶出挙動に特に影響を及ぼすと考えられる。例えば、ポリビニルアルコール類の性質により、腸管や粘膜などからの吸収性が単純ブレンドと比べて大きく差が出ると考えられる。
【0025】
【実施例】
以下、実施例にて具体的に説明する。
【0026】
実施例1
ポリビニルアルコール(平均分子量22,000、けん化度96.0mol%)と鮭白子由来DNA−Naを重量比で5:1になるよう水溶液で混合し、乾燥させて複合物を製造した。
【0027】
IR測定の結果2,360cm-1に水素結合を示す吸収を認めた。
【0028】
この水素結合より形成された複合物は気体選択透過膜として利用できる。
【0029】
【発明の効果】
ポリビニルアルコールとリン酸基含有化合物を溶解や溶融により相溶させて、水素結合形成の確認としてIR測定を波数4,000〜400cm-1、積算4回、分解能1cm-1の条件で実施して、2,360cm-1にリン酸基との水素結合を示すピークを見出した。この水素結合による複合物は工業用材料、農薬、医薬品、化粧品分野を含め様々な用途で使用できる。特に、有機系のPO基含有有機化合物との複合物が工業用材料、農薬、医薬品、化粧品分野を含め様々な用途で使用できる。

Claims (2)

  1. 有機化合物である、リン酸化合物、ホスホン酸化合物およびホスフィン酸化合物からなる群から選ばれる1種または2種以上のPO基含有有機化合物と、ポリビニルアルコール類とが水素結合により形成された複合物、
    但し、該PO基含有有機化合物が、5’−イノシン酸ニナトリウム、5’−グアニル酸ニナトリウム、アデニル酸、チミジン酸、グアニル酸、デオキシシチジル酸、アプリン酸、DNA及びRNAからなる群から選ばれる1種または2種以上の塩基含有リン酸化合物であり、
    該ポリビニルアルコール類が、ポリ酢酸ビニルをけん化して得たる部分けん化ポリビニルアルコール、または酢酸ビニル共重合体をけん化して得たOH基を含有する重合物である。
  2. 農薬、化粧品、または医療用分野で薬剤として用いられる請求項1に記載の複合物。
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