JP4929988B2 - 設計支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、物品の設計を支援する設計支援システムに関し、特に、複数の部品からなる物品の設計を支援する設計支援システムに関する。
一般に、機械製品は、複数の部品が組み立てられて製造され、部品が集合したユニット等の集合体(いわゆるAssy(Assembly)体)等により製品が構成されていることが多い。このような機械製品を設計する際に、製品を構成する部品や集合体、あるいは集合体を構成する部品や集合体の関係を階層的にツリー状に配列した製品構成表(いわゆる、Family Tree、または、FT)が従来から使用されている。
また、前記製品を構成する部品や集合体は、部品毎または集合体毎に製図が行われており、製品や部品の製造、管理、部品の注文等を行うために、製図された図面と製品構成表とを対応づけることも従来から行われている。前記製品構成表の作成や、製図は、コンピュータ(電子計算機)を使用して行われることが一般的となっており、これらを連携させる技術として、下記の特許文献1(特開2003−316834号)記載の技術が公知である。
特許文献1には、製図を行う3D−CAD(3Dimension−Computer Aided Design、3次元計算機支援設計)と、製品構成表を管理するPDM(Product Data Management、製造データ管理、設計技術情報管理)システムの連携システムにおいて、CADで入力された部品の属性情報(部品の個数や材質等)を、PDM用のデータ形式に変換して製品構成表に登録する(反映する)技術が記載されている。また、PDMシステム側で編集を行った場合、編集内容が3D−CADデータに反映される技術も記載されている。
特開2003−316834号公報(「0026」〜「0027」、「0030」〜「0035」)
前記特許文献1記載の技術では、部品の材質等に関する情報は、製図の段階またはPDMシステムで設計者により入力されているが、部品の材質等は、部品の強度や耐久性、重量、コスト、燃えやすさ等の特性に大きく関係し、また、安全基準に合致することも求められるため、どの材質が選択可能かについては、設計者の知識や熟練度に大きく依存してしまうという問題がある。
さらに、使用される材質が少ない場合は設計者が全てを把握できる可能性もあるが、現実には非常に多くの材質の部品が使用されることが多く、また、新規の材質の部品が使用可能となることもあり、設計者の熟練度が高くてもこれら全てを把握することは現実的には不可能である。したがって、部品の特性を選択したり、入力したりする際には、部品の特性が記載された規格書等を参照しながら作業することが多いが、選択される部品が多くなると部品の選択を誤ったり、入力項目が多くなると誤入力の恐れが高まる問題がある。
本発明は前記事情に鑑み、複数の部品からなる物品の設計を容易にすることを第1の技術的課題とする。
また、本発明は、部品の特性情報の入力を容易にすることを第2の技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために請求項1に記載の設計支援システムは、
部品を識別するための部品識別情報と、前記各部品の物理的特性を特定する特性特定情報と、が関連づけられた部品特性情報を記憶する部品特性情報記憶手段と、
物品を構成する複数の部品を特定する構成部品特定情報と、前記各部品の前記部品識別情報と、前記各部品の前記特性特定情報と、を含む物品構成情報を記憶する物品構成情報記憶手段と、
前記物品構成情報を表示する物品構成情報表示手段と、
前記物品構成情報の編集を行う物品構成情報編集手段と、
前記物品構成情報の編集により追加された部品識別情報に基づいて、前記部品特性情報記憶手段から取得した前記部品識別情報に対応する前記特性特定情報を、前記物品構成情報に反映する特性特定情報反映手段と、
前記部品が火元になるか否かを特定する火元判別情報を含む前記物品構成情報を記憶する前記物品構成情報記憶手段と、
前記物品を構成する部品について、前記火元となる部品である火元部品と、前記火元部品以外の非火元部品との距離である火元距離を計算する火元距離計算手段と、
前記火元距離の情報である火元距離情報を含む前記物品構成情報を記憶する前記物品構成情報記憶手段と、
前記火元距離計算手段により計算された火元距離情報を、前記物品構成情報に反映させる火元距離情報反映手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた請求項1に記載の設計支援システムでは、部品特性情報記憶手段には、部品を識別するための部品識別情報と、前記各部品の物理的特性を特定する特性特定情報と、が関連づけられた部品特性情報が記憶される。物品構成情報記憶手段には、物品を構成する複数の部品を特定する構成部品特定情報と、前記各部品の前記部品識別情報と、前記各部品の前記特性特定情報と、を含む物品構成情報が記憶される。物品構成情報表示手段は、前記物品構成情報を表示する。物品構成情報編集手段は、前記物品構成情報の編集を行う。特性特定情報反映手段は、前記物品構成情報の編集により追加された部品識別情報に基づいて、前記部品特性情報記憶手段から取得した前記部品識別情報に対応する前記特性特定情報を、前記物品構成情報に反映する。
また、前記構成要件を備えた請求項1に記載の設計支援システムでは、前記物品構成情報記憶手段は、前記部品が火元になるか否かを特定する火元判別情報を含む前記物品構成情報を記憶する。火元距離計算手段は、前記物品を構成する部品について、前記火元となる部品である火元部品と、前記火元部品以外の非火元部品との距離である火元距離を計算する。物品構成情報記憶手段は、前記火元距離の情報である火元距離情報を含む前記物品構成情報を記憶する。火元距離情報反映手段は、前記火元距離計算手段により計算された火元距離情報を、前記物品構成情報に反映させる。
請求項2に記載の設計支援システムは、請求項1に記載の設計支援システムにおいて、
前記部品特性情報記憶手段を有する部品特性情報記憶装置と、
前記物品構成情報記憶手段と、前記特性特定情報反映手段と、を有し、前記部品特性情報記憶装置と情報通信回線を介して接続された物品構成情報記憶装置と、
前記構成情報編集手段を有し、前記物品構成情報記憶装置と情報通信回線を介して接続された構成情報編集装置と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた請求項2に記載の設計支援システムでは、部品特性情報記憶装置は、前記部品特性情報記憶手段を有する。前記物品構成情報記憶手段と、前記特性特定情報反映手段と、を有する物品構成情報記憶装置は、前記部品特性情報記憶装置と情報通信回線を介して接続されている。前記構成情報編集手段を有する構成情報編集装置は、前記物品構成情報記憶装置と情報通信回線を介して接続されている。
請求項3に記載の設計支援システムは、請求項1または2に記載の設計支援システムにおいて、
前記物品構成情報に基づいて、前記物品を構成する前記各部品の製図を行う製図手段、
を備えたことを特徴とする。
戦記構成要件を備えた請求項3に記載の設計支援システムでは、製図手段は、前記物品構成情報に基づいて、前記物品を構成する前記各部品の製図を行う。
請求項4に記載の設計支援システムは、請求項3に記載の設計支援システムにおいて、
前記製図手段により製図された製図情報を含む前記物品構成情報を記憶する前記物品構成情報記憶手段、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた請求項4に記載の設計支援システムでは、前記物品構成情報記憶手段は、前記製図手段により製図された製図情報を含む前記物品構成情報を記憶する。
請求項5に記載の設計支援システムは、請求項3または4に記載の設計支援システムにおいて、
前記製図情報に基づいて前記製図された部品の体積の計算を行う体積計算手段と、
前記部品の体積情報を含む前記物品構成情報を記憶する前記物品構成情報記憶手段と、
前記体積計算手段により計算された前記体積情報を、前記物品構成情報に反映させる体積情報反映手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた請求項5に記載の設計支援システムでは、体積計算手段は、前記製図情報に基づいて前記製図された部品の体積の計算を行う。前記物品構成情報記憶手段は、前記部品の体積情報を含む前記物品構成情報を記憶する。体積情報反映手段は、前記体積計算手段により計算された前記体積情報を、前記物品構成情報に反映させる。
請求項6に記載の設計支援システムは、請求項5に記載の設計支援システムにおいて、
前記部品の重量を計算するための重量計算用係数を含む前記特性特定情報を記憶する前記部品特性情報記憶手段と、
前記体積情報と、前記重量計算用係数とに基づいて、前記部品の重量を計算する重量計算手段と、
前記部品の重量情報を含む前記物品構成情報を記憶する前記物品構成情報記憶手段と、
前記重量計算手段により計算された前記重量情報を、前記物品構成情報に反映させる重量情報反映手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた請求項6に記載の設計支援システムでは、前記部品特性情報記憶手段は、前記部品の重量を計算するための重量計算用係数を含む前記特性特定情報を記憶する。重量計算手段は、前記体積情報と、前記重量計算用係数とに基づいて、前記部品の重量を計算する。物品構成情報記憶手段は、前記部品の重量情報を含む前記物品構成情報を記憶する。重量情報反映手段は、前記重量計算手段により計算された前記重量情報を、前記物品構成情報に反映させる。
請求項7に記載の設計支援システムは、請求項1ないし6のいずれかに記載の設計支援システムにおいて、
前記部品の燃え難さを特定する難燃情報を含む前記特性特定情報を記憶する前記部品特性情報記憶手段と、
前記火元距離が、予め設定された火元距離基準値以下であるか否かを判別する火元距離判別手段と、
前記難燃情報が、予め設定された難燃情報基準値以下であるか否かを判別する難燃情報判別手段と、
前記火元距離が前記火元距離基準値以下で且つ前記難燃情報が前記難燃情報基準値以下である場合に、前記物品構成情報中の該当する部品の欄を強調表示する前記物品構成情報表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた請求項7に記載の設計支援システムでは、前記部品特性情報記憶手段は、前記部品の燃え難さを特定する難燃情報を含む前記特性特定情報を記憶する。火元距離判別手段は、前記火元距離が、予め設定された火元距離基準値以下であるか否かを判別する。難燃情報判別手段は、前記難燃情報が、予め設定された難燃情報基準値以下であるか否かを判別する。前記物品構成情報表示手段は、前記火元距離が前記火元距離基準値以下で且つ前記難燃情報が前記難燃情報基準値以下である場合に、前記物品構成情報中の該当する部品の欄を強調表示する。
請求項8に記載の設計支援システムは、請求項1ないしのいずれかに記載の設計支援システムにおいて、
前記部品の環境に与える負荷を数値化した環境負荷値を計算するための環境負荷係数の情報である環境負荷係数情報を含む前記特性特定情報を記憶する前記部品特性情報記憶手段と、
前記部品の環境負荷計算用入力値と、前記環境負荷係数情報とに基づいて、環境負荷値を演算する環境負荷演算手段と、
前記演算された環境負荷値を、前記物品構成情報に反映させる環境負荷情報反映手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた請求項8に記載の設計支援システムでは、前記部品特性情報記憶手段は、前記部品の環境に与える負荷を数値化した環境負荷値を計算するための環境負荷係数の情報である環境負荷係数情報を含む前記特性特定情報を記憶する。環境負荷演算手段は、前記部品の環境負荷計算用入力値と、前記環境負荷係数情報とに基づいて、環境負荷値を演算する。環境負荷情報反映手段は、前記演算された環境負荷値を、前記物品構成情報に反映させる。
請求項1に記載の発明によれば、編集により部品識別情報を追加するだけで、自動的に特性特定情報が取得されて物品構成情報に反映されるので、複数の部品からなる物品の設計を容易にすることができるとともに、部品の特性情報の入力を容易にすることができる。また、請求項1に記載の発明によれば、火元となる部品からの火元距離を手計算したり、計算した火元距離を登録する必要が無いので、計算ミスや登録ミスを減らすことができると共に、計算作業や登録作業を省略でき、設計の作業性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、情報通信回線を介して接続された複数の装置により設計支援システムを実現することができる。
請求項3に記載の発明によれば、物品構成情報に対応させて各部品の製図を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、製図情報も物品構成情報に対応させて管理することができる。
請求項5に記載の発明によれば、体積を手計算したり、計算した体積を登録する必要が無いので、計算ミスや登録ミスを減らすことができると共に、計算作業や登録作業を省略でき、設計の作業性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、重量を手計算したり、計算した重量を登録する必要が無いので、計算ミスや登録ミスを減らすことができると共に、計算作業や登録作業を省略でき、設計の作業性を向上させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、比較的燃えやすい部品が、火元となる部品の近くに配置されていることを利用者が強調表示で確認でき、物品が安全基準に適合しているか否かを計算等しなくても容易に確認することができる。
請求項8に記載の発明によれば、環境負荷を手計算したり、計算した環境負荷を登録する必要が無いので、計算ミスや登録ミスを減らすことができると共に、計算作業や登録作業を省略でき、設計の作業性を向上させることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な構成や部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の設計支援システムの全体説明図である。
図1において、実施例1の設計支援システムSでは、インターネット回線1やローカルエリアネットワーク(LAN)2を含む情報通信回線の一例であるネットワークNを有する。前記ローカルエリアネットワーク2は、ルーターRを介してインターネット回線1に接続されている。実施例1では、前記ネットワークNには、設計者が物品構成表を編集する構成情報編集端末(構成情報編集装置)3や、設計者が製図を行う製図端末(製図装置)4、物品構成表のデータ(情報)や製図データがデータベース化されて記憶されている物品情報サーバ(物品構成情報記憶装置)6、部品の材質情報や物理的特性情報が部品毎にデータベース化されて記憶される部品情報サーバ(部品特性情報記憶装置)7、物品構成表や製図された図面を印刷する画像形成装置8、その他の端末9,11,12が接続されており、相互に情報の送受信が可能である。
前記各端末3,4やサーバ6,7は、コンピュータ装置により構成されており、コンピュータ本体H1と、ディスプレイH2と、キーボードH3やマウスH4等の入力装置、図示しないHDドライブ(ハードディスクドライブ)、CDドライブ(コンパクトディスクドライブ)等により構成されている。前記端末等3,4,6,7には、コンピュータ装置の基本動作を制御する基本ソフト(オペレーティングシステム)や、文書作成用のワープロソフトウェアや作図ソフトウェア、電子メール送受信用のソフトウェア等のアプリケーションプログラム、画像形成装置8を制御するためのソフトウェアの一例であるドライバ等が組み込まれている。
前記画像形成装置8は、印刷用紙を給紙するための複数の給紙容器8aと、印刷された用紙が排紙される排紙容器8bとを有している。なお、前記画像形成装置8は、プリンタ、FAX、ネットワークスキャナ、複写機の機能を併せ持つ、従来公知の電子写真方式の複合機(例えば、特開2004−287297号公報等参照)を使用可能であり、種々の画像形成装置を採用可能である。
(実施例1の制御部の説明)
(部品情報サーバ7の制御部の説明)
図2は実施例1の部品情報サーバおよび物品情報サーバの制御部が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図2において、部品情報サーバ7のコンピュータ本体H1は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成の部品情報サーバ7は、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記部品情報サーバ7の前記ハードディスクドライブには、部品情報サーバ7の基本動作を制御する基本ソフト(オペレーティングシステム)OSや、アプリケーションプログラムAP、部品情報配信プログラムP1が記憶されている。以下、従来公知のオペレーティングシステムOSやアプリケーションプログラムAPを除くプログラムP1の各機能(制御手段)を説明する。
図3は実施例1の部品特性情報の一例の説明図である。
前記部品情報配信プログラムP1は、部品特性情報記憶手段C1と、部品特性情報編集手段C2と、部品識別情報問合せ受信手段C3と、部品特性情報送信手段C4とを有し、ネットワークNに接続された端末3,4や物品情報サーバ6との間で情報の送受信をして、部品を識別するための部品識別情報や各部品の物理的特性を特定する特性特定情報を含む部品特性情報を配信する。
前記部品特性情報記憶手段(部品特性情報データベース)C1は、部品を識別する部品識別情報と、各部品識別情報に関連づけられた特性特定情報と、を含む部品特性情報を記憶する。図3において、実施例1の部品特性情報は、部品識別情報の一例としての部番(部品番号)および標準規格番号(以下「部番等」と記載する)と、特性特定情報の一例としての部品のメーカー(製造社)の型番やメーカ名、材料名、RoHS指令(Restriction of Hazardous Substances、特定有害物質の使用制限に関するEU指令)適合証明データの有無、難燃グレード、CTI値(Comparative Tracking Index、比較トラッキング指数)、ヤング率、ポアソン比、引張り強さ、シャルピー試験硬さ、体積抵抗率、表面抵抗率、リサイクルコード、環境負荷係数、密度とを含む。なお、難燃グレードは、燃え難さを示す規格であり、実施例1ではUL規格94が採用されており、燃えやすい方から「HB」,「V−2」,「V−1」,「V−0」,「5V」で分類される。また、CTI値は、絶縁破壊の起こし難さの指数であり、環境負荷係数はCO排出量を計算するための係数である。なお、図3に示すように、全ての項目が登録されていない部品もある。
前記部品特性情報編集手段C2は、部品情報サーバ7の管理者による入力装置H3,H4からの入力に応じて、部品特性情報の追加、修正、削除等の編集が行われる。例えば、新たな部品が製作された場合に部品を追加したり、実験等により追加の特性特定情報が判明した場合に既に登録された部品の該当項目に情報を追加したりする。
部品識別情報問合せ受信手段C3は、構成情報編集端末3から送信された部品識別情報の問合せを受信する。
部品特性情報送信手段C4は、部品識別情報の問合せがされた場合に問合せのあった端末3に部品特性情報を送信したり、部品特性情報の編集がされた場合に部品特性情報を物品情報サーバ6に送信する。
(物品情報サーバ6の制御部の説明)
図2において、物品情報サーバ6のコンピュータ本体H1は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成の物品情報サーバ6は、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記物品情報サーバ6の前記ハードディスクドライブには、物品情報サーバ6の基本動作を制御する基本ソフト(オペレーティングシステム)OSや、アプリケーションプログラムAP、物品情報配信プログラムP2が記憶されている。以下、従来公知のオペレーティングシステムOSやアプリケーションプログラムAPを除くプログラムP2の各機能(制御手段)を説明する。
図4は実施例1の物品構成情報の一例の説明図である。
前記物品情報配信プログラムP2は、下記の手段C11〜C25を有し、物品構成情報の配信を行う。
物品構成情報記憶手段(物品構成情報データベース)C11は、物品を構成する複数の部品を特定する構成部品特定情報と、前記各部品の前記部品識別情報と、前記各部品の前記特性特定情報と、を含む物品構成情報を記憶する。図4において、実施例1の物品構成情報は、物品を特定する物品特定情報(「機種名」欄参照)と、物品を構成する部位を特定する部位特定情報(「Sub名」欄参照)と、部位を構成する部品(Parts)や集合体(Assy)を階層的に特定する階層特定情報(「LV1」〜「LV10」欄参照)と、部品名を特定する構成部品特定情報(「部品名」欄参照)と、前記部品識別情報(「部番」や「標準規格番号」欄参照)と、部品の数量を特定する数量特定情報(「QTY」欄参照)と、部品がどの物品のどの構成部位を構成しているのかを特定するための識別情報であるサブシステムコード情報(「SSコード」欄参照)と、前記特性特定情報(「メーカー型番」〜「CTI」、「ヤング率」〜「密度」欄参照)と、火元部品であることを識別するための火元部品情報(火元判別情報、「火元フラグ」欄参照)と、火元部品からの距離を特定する火元距離情報(「火元からの距離」欄参照)と、部品の体積を特定する体積情報(「体積」欄参照)と、部品の重量を特定する重量情報(「重量」欄参照)と、環境負荷計算用入力値の一例としての部品価格情報(「コスト」欄参照)と、環境負荷値(「環境負荷CO排出量」欄参照)と、その他の項目情報を有する。
図5は実施例1の閲覧用の認証画像の説明図である。
認証手段C12は、閲覧用認証画像送信要求受信手段C12Aと、閲覧用認証画像送信手段C12Bと、認証情報受信手段C12Cと、認証情報照会手段C12Dとを有し、物品構成情報の閲覧や取得、更新等を行う利用者の認証を行う。
閲覧用認証画像送信要求受信手段C12Aは、物品構成情報の閲覧を行う際の認証用の画像21(図5参照)の送信要求を受信する。
閲覧用認証画像送信手段C12Bは、閲覧用認証画像の送信要求に応じて、閲覧用認証画像21(図5参照)を送信する。図5において、閲覧用認証画像21は、ユーザIDが入力されるユーザID入力欄21aと、パスワードが入力されるパスワード入力欄21bと、認証情報を送信して認証を行う認証開始ボタン(「ログイン」アイコン)21cとを有する。
認証情報受信手段C12Cは、利用者の認証を行うために端末3,4から送信された認証情報を受信する。
認証情報照会手段C12Dは、全ての利用者の認証情報を記憶し、記憶された認証情報と、受信した認証情報との照会を行う。
図6は実施例1の閲覧物品選択画像の説明図である。
図7は図6に示す閲覧物品選択画像において、機種名やSub名が選択された状態の説明図である。
閲覧物品選択画像送信要求受信手段C13は、物品構成情報を閲覧する物品を選択するための閲覧物品選択画像22の送信要求が端末3,4から送信された場合に、閲覧物品選択画像22の送信要求を受信する。
閲覧物品選択画像送信手段C14は、閲覧物品選択画像の送信要求に応じて、閲覧物品選択画像22を送信する。図6,図7において、実施例1の閲覧物品選択画像22は、認証された利用者名が表示される利用者名表示欄22aと、物品構成情報を取得するための情報取得物品選択画像の表示を行うための情報取得切換えボタン(「FTダウンロード」アイコン)22bと、操作方法を表示するための「ヘルプ」ボタン22cと、認証された状態を終了する認証終了ボタン(「ログアウト」アイコン)22dと、物品構成情報を閲覧したい物品を選択するための閲覧物品選択欄(「機種名」欄)22eと、物品構成情報を閲覧したい物品の構成部位を選択するための閲覧構成部位選択欄(「Sub名」欄)22fと、物品構成情報の閲覧を実行するための閲覧実行ボタン(「FT表示」アイコン)22gとを有する。実施例1の閲覧物品選択画像22では、各選択欄22e,22fは、入力に応じて選択可能な項目の一覧が垂れ下がるように表示される、いわゆる、プルダウンメニューにより構成されており(図7参照)、物品情報サーバ6から物品構成情報を送信可能な物品名や部位名が選択可能に構成されている。
図8は実施例1の閲覧物品選択画像において、物品構成情報が表示された状態の説明図である。
閲覧用物品構成情報送信要求受信手段C15は、前記閲覧物品選択画像22が送信された端末3,4での入力に応じて、端末3,4から送信される閲覧用の物品構成情報の送信要求を受信する。実施例1では、端末3,4で閲覧される物品(前記「機種名」)と物品の構成部位(前記「Sub名」)とを含む閲覧用物品構成情報送信要求を受信する。
閲覧用物品構成情報送信手段C16は、閲覧用物品構成情報の送信要求に応じた閲覧用物品構成情報を送信する。実施例1の閲覧用物品構成情報送信手段C16は、送信要求に応じた物品と物品の構成部位に応じて、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報を読み出し、前記物品情報を、閲覧するための物品構成情報閲覧画像22h(図8参照)として送信する。
図9は実施例1の情報取得物品選択画像の説明図である。
情報取得物品選択画像送信要求受信手段C17は、端末3,4から送信された送信要求であって、物品構成情報を取得する物品を選択するための情報取得物品選択画像23(図9参照)の送信要求を受信する。
情報取得物品選択画像送信手段C18は、受信した情報取得物品選択画像の送信要求に応じて、情報取得物品選択画像23を端末3,4に送信する。図9において、実施例1の情報取得物品選択画像23は、認証された利用者名が表示される利用者名表示欄23aと、物品構成情報を選択・閲覧するための閲覧物品選択画像22の表示を行うための情報閲覧切換えボタン(「FT構成閲覧」アイコン)23bと、操作方法を表示するための「ヘルプ」ボタン23cと、認証された状態を終了する認証終了ボタン(「ログアウト」アイコン)23dと、物品構成情報を取得したい物品を選択するための取得物品選択欄(「機種名」欄)23eと、物品構成情報を取得したい物品の構成部位を選択するための取得構成部位選択欄(「Sub名」欄)23fと、物品構成情報の取得・更新が可能であるか否かを判別するための更新ステータスを表示するための更新ステータス表示ボタン(「更新ステータス表示」アイコン)23gと、更新ステータスが表示される更新ステータス表示欄23hと、物品構成情報の取得を実行するための取得実行ボタン(「更新ダウンロード」アイコン)23jとを有する。実施例1の閲覧物品選択画像22では、各選択欄23e,23fは、前記選択欄22e,22fと同様に、入力に応じて選択可能な項目の一覧が垂れ下がるように表示される、いわゆる、プルダウンメニューにより構成されており、物品情報サーバ6から物品構成情報を送信可能な物品名や部位名が選択可能に構成されている。
物品構成情報送信要求受信手段C19は、前記情報取得物品選択画像23が表示された端末3,4における取得実行ボタン23jの入力に応じて送信される編集用の物品構成情報の送信要求(ダウンロードの要求)を受信する。
更新ステータス判別手段(送信可能判別手段)C20は、情報取得履歴情報記憶手段C20Aを有し、物品構成情報の送信要求を受信した場合に、該当する物品名および構成部位の情報取得履歴情報を確認して、物品構成情報を送信できるか否かを判別する。すなわち、複数の利用者によって同じ物品構成情報が相前後して更新されてしまい、物品構成情報が最新のものとならないことを防止する目的で、物品構成情報の更新者に制限をかける(ロックする)ために、物品構成情報の送信を許可するか否かを判別する。実施例1の更新ステータス判別手段C20は、情報取得履歴情報記憶手段C20Aに登録されている利用者と物品構成情報の送信要求や更新ステータスの問合せ(後述)をした利用者とが一致せず、且つ、取得日時から所定の期間(例えば、「24時間」)が経過していない場合に、物品構成情報を利用者に送信できない、すなわち、利用者による物品構成情報の編集・更新を許可しないと判別する。したがって、利用者が一致する場合は編集・更新が許可され、利用者が異なっていても所定の期間が経過している場合には、前の利用者が更新を忘れているものとみなしてロックを解除し更新可能とする。
情報取得履歴情報記憶手段C20Aは、物品構成情報を取得した履歴に関する情報取得履歴情報を記憶する。実施例1の情報取得履歴情報記憶手段C20Aには、物品と、物品の構成部位と、物品の構成部位に関して最後に物品構成情報を取得した利用者と、取得日時とを含む情報取得履歴情報(更新ステータス)を記憶する。
物品構成情報送信手段C21は、情報取得履歴登録手段C21Aを有し、送信要求がされた物品構成情報の送信が可能である場合に、物品構成情報を送信要求がされた端末3,4に送信する。
情報取得履歴登録手段C21Aは、物品構成情報を送信した場合に、物品構成情報を送信した端末3,4の利用者の情報、送信日時、物品、構成部位の情報を、情報取得履歴情報として情報取得履歴情報記憶手段C20Aに登録する(既に登録されている場合は更新する)。
更新ステータス問合せ受信手段C22は、前記情報取得物品選択画像23が表示された端末3,4において、更新ステータス表示ボタン23g(図9参照)が選択された場合に端末3,4から送信される更新ステータス問合せ情報を受信する。なお、実施例1の前記更新ステータス問合せ情報には、問合せを行った利用者の情報や、問合せがされた物品及びその構成部位の情報が含まれる。
図10は更新ステータスの説明図であり、図10Aは図9の情報取得物品選択画像において更新が可能である旨の更新ステータスが表示された状態の説明図、図10Bは更新ができない場合の更新ステータスの一例の説明図である。
更新ステータス送信手段C23は、受信した更新ステータス問合せ情報に対応する更新ステータスを送信する。実施例1の更新ステータス送信手段C23は、受信した更新ステータス問合せ情報に基づいて、更新ステータス判別手段C20で判別を行い、判別結果を更新ステータスとして送信する。図10Aに示すように、端末3,4の利用者が物品構成情報の取得、編集、更新が可能である場合には、更新できる旨の情報が送信される。一方、他の利用者が物品構成情報の取得をしている場合には、現在更新している利用者名や取得時間等を含む情報が送信され、取得、編集、更新ができない旨の表示(図10B参照)が送信される。
更新登録情報受信手段C24は、構成情報編集端末3から送信される更新された物品構成情報を受信する物品構成情報受信手段C24Aと、製図端末4から送信される更新された製図データを受信する製図情報受信手段C24Bと、部品情報サーバ7から送信される更新された部品特性情報を受信する部品特性情報受信手段C24Cとを有し、更新された各種情報を受信する。
情報反映手段C25は、体積情報反映手段C25Aと、重量情報反映手段C25Bと、火元距離情報反映手段C25Cと、環境負荷情報反映手段C25Dと、部品特定情報反映手段C25Eと、を有し、更新登録情報受信手段C24で受信した各種情報を、物品構成情報記憶手段C11の物品構成情報に反映する(新規登録したり、既存情報を更新する)。
体積情報反映手段C25Aは、製図端末4から送信された情報に体積情報が含まれているか否かを判別して、体積情報が含まれている場合には、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報の体積情報に反映する。
重量情報反映手段C25Bは、製図端末4から送信された情報に重量情報が含まれているか否かを判別して、重量情報が含まれている場合には、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報の重量情報に反映する。
火元距離情報反映手段C25Cは、製図端末4から送信された情報に火元距離情報が含まれているか否かを判別して、火元距離情報が含まれている場合には、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報の火元距離情報に反映する。
環境負荷情報反映手段C25Dは、構成情報編集端末3から送信された情報に環境負荷情報が含まれているか否かを判別して、環境負荷情報が含まれている場合には、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報の環境負荷情報に反映する。
部品特性情報反映手段C25Eは、構成情報編集端末3から送信された情報に部品特性情報が含まれているか否かを判別して、部品特性情報が含まれている場合には、受信した部品特性情報を、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報の部品特性情報(部番等や特性特定情報)に反映する。また、実施例1の部品特性情報反映手段C25Eは、部品情報サーバ7から送信された部品特性情報を受信した場合には、物品構成情報の部品特性情報に反映する。すなわち、部品識別情報を検索し、部品識別情報に対応する特性特定情報を更新する。
(構成情報編集端末3の制御部の説明)
図11は実施例1の構成情報編集端末の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図11において、構成情報編集端末3のコンピュータ本体H1は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成の構成情報編集端末3は、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記構成情報編集端末3の前記ハードディスクドライブには、構成情報編集端末3の基本動作を制御する基本ソフト(オペレーティングシステム)OSや、文書作成ソフトウェアや作図ソフトウェア等のアプリケーションプログラムAP、物品構成情報閲覧プログラムP3、物品構成情報編集プログラムP4が記憶されている。以下、従来公知のオペレーティングシステムOSやアプリケーションプログラムAPを除くプログラムP3,P4の各機能(制御手段)を説明する。
前記物品構成情報閲覧プログラムP3は、下記の各手段C31〜C44を有し、ネットワークNに接続された物品情報サーバ6との間で情報の送受信をして、物品を構成する部品に関する物品構成情報を閲覧する。なお、実施例1の物品構成情報閲覧プログラムP3として、例えば、従来公知のウェブブラウザソフトウェアを使用可能である。
認証手段C31は、閲覧用認証画像送信要求手段C31Aと、認証画像表示手段C31Bと、認証情報送信手段C31Cとを有し、物品構成情報を閲覧したり、取得しようとする利用者の認証を行う。
閲覧用認証画像送信要求手段C31Aは、物品構成情報の送信や取得をする利用者の認証を行うために認証情報を入力する前記閲覧用認証画像21(図5参照)の送信を要求する閲覧用認証画像送信要求を物品情報サーバ6に送信する。
前記認証画像表示手段C31Bは、閲覧用認証画像送信要求に応じて物品情報サーバ6から送信された閲覧用認証画像21(図5参照)をディスプレイH2に表示する。
前記認証情報送信手段C31Cは、閲覧用認証画像21において認証開始ボタン21cの入力がされた場合に、各入力欄21a,21bに入力された認証のための認証情報を物品情報サーバ6に送信する。
閲覧物品選択画像受信手段C32は、前記物品情報サーバ6から送信された閲覧物品選択画像22の情報を受信する。
閲覧物品選択画像表示手段C33は、前記閲覧物品選択画像受信手段C32が受信した閲覧物品選択画像22をディスプレイH2に表示する。
閲覧用物品構成情報送信要求手段C34は、前記閲覧物品選択画像22の閲覧実行ボタン22g(図4、図5参照)の入力に応じて、物品情報サーバ6に閲覧するための物品構成情報の送信を要求する。実施例1の閲覧用物品構成情報送信要求手段C34は、前記閲覧実行ボタン22gの入力に応じて、各入力欄22e,22fで選択された物品の情報と構成部位の情報と認証された利用者の識別情報とを含む閲覧用物品構成情報送信要求情報を送信する。
閲覧用物品構成情報受信手段C35は、閲覧用物品構成情報の送信要求に応じて、物品情報サーバ6から送信される物品構成情報を受信する。
閲覧用物品構成情報表示手段(物品構成情報表示手段)C36は、火元距離基準値記憶手段C36Aと、火元距離判別手段C36Bと、難燃情報基準値記憶手段C36Cと、難燃情報判別手段C36Dと、を有し、受信した物品構成情報に基づいて、閲覧用物品構成画像22hを作成し、ディスプレイH2に表示する。なお、実施例1の閲覧用物品構成情報表示手段C36は、閲覧用物品構成画像22hを表示する際に、各部品について、火元距離Lfが火元距離基準値L1以下であり且つ難燃グレードが所定のグレード以下の場合には、安全基準を満足しない部品であることを利用者に告知するために強調表示を行う。
火元距離基準値記憶手段C36Aは、閲覧用物品構成情報22hを表示する際に、火元距離Lfに関する告知を行うための基準となる火元距離基準値L1を記憶する。実施例1の火元距離基準値記憶手段C36Aは、火元距離基準値L1としてL1=13mmを記憶する。
火元距離判別手段C36Bは、受信した物品構成情報に含まれる火元距離Lfの情報と、前記火元距離基準値L1とに基づいて、各火元距離Lfが前記火元距離基準値L1以下であるか否かを判別する。
難燃情報基準値記憶手段C36Cは、閲覧用物品構成情報22hを表示する際に、難燃グレード(難燃情報)に関する告知を行うための基準となる難燃情報基準値L2を記憶する。実施例1の難燃情報基準値記憶手段C36Cは、難燃情報基準値L2としてL2=「HB」を記憶する。
難燃情報判別手段C36Dは、受信した物品構成情報に含まれる難燃情報と、前記難燃情報基準値L2とに基づいて、火元距離が前記火元距離基準値以下の部品について、難燃情報が難燃情報基準値L2以下であるか否かを判別する。したがって、実施例1では、火元距離が13mm以下且つ難燃グレードがHB以下の場合に、該当部品が安全基準に適合していないことを警告するための強調表示がされる。
情報取得物品選択画像送信要求手段C37は、前記閲覧物品選択画像22における情報取得切換えボタン(「FTダウンロード」アイコン)22bの入力の入力に応じて、物品情報サーバ6に情報取得物品選択画像23の送信を要求する。
情報取得物品選択画像受信手段C38は、情報取得物品選択画像送信要求手段C37による情報取得物品選択画像23の送信要求に応じて送信される情報取得物品選択画像23(図9参照)を受信する。
情報取得物品選択画像表示手段C39は、受信した情報取得物品選択画像23をディスプレイH2に表示する。
更新ステータス問合せ手段C40は、情報取得物品選択画像23の更新ステータス表示ボタン(「更新ステータス表示」アイコン)23gの入力に応じて、更新ステータス問合せ情報を物品情報サーバ6に送信する。実施例1の更新ステータス問合せ手段C40は、更新ステータス問合せ情報として、物品および構成部位の情報と、利用者の識別情報とを含む更新ステータス問合せ情報を送信する。
更新ステータス情報受信手段C41は、更新ステータスの問合せに応じて、物品情報サーバ6から送信される更新ステータス情報を受信する。なお、受信した更新ステータスは、前記情報取得物品選択画像表示手段C39により更新ステータス表示欄23hに表示される。
物品構成情報送信要求手段C42は、情報取得物品選択画像23の取得実行ボタン(「更新ダウンロード」アイコン)23jへの入力に応じて、物品情報サーバ6に、編集用の物品構成情報の送信を要求する。
物品構成情報受信手段C43は、物品構成情報の送信要求に応じて物品情報サーバ6から送信される物品構成情報を受信する。
閲覧物品選択画像送信要求手段C44は、情報取得物品選択画像23の情報閲覧切換えボタン(「FT構成閲覧」アイコン)23bへの入力に応じて、物品情報サーバ6に閲覧物品選択画像22の送信を要求する。
前記物品構成情報編集プログラムP4は、下記の各手段C51〜C58を有し、ネットワークNに接続された物品情報サーバ6や部品情報サーバ7との間で情報の送受信をして、物品を構成する部品に関する物品構成情報の編集や更新を行う。なお、実施例1の物品構成情報編集プログラムP4として、例えば、従来公知の表計算ソフトウェアおよび表計算ソフトウェアに組み込まれた特定の操作手順を実行するプログラム(いわゆる、「マクロ」)を使用可能である。なお、前記マクロは、物品情報サーバ6から送信された編集用の物品構成情報に含まれている。
認証手段C51は、認証画像表示手段C51Aと、認証情報送信手段C51Bとを有し、物品構成情報を編集しようとする利用者の認証を行う。
図12は、実施例1の物品構成情報編集プログラムでの認証画像の説明図である。
認証画像表示手段C51Aは、編集用の物品構成情報の編集が開始される際に、利用者を認証するための認証画像26(図12参照)をディスプレイH2に表示する。図12において、認証画像26は、利用者の識別情報(ユーザID)を入力するための利用者識別情報入力欄(「ユーザID」欄参照)26aと、暗証番号(パスワード)を入力するための暗証番号入力欄(「パスワード」欄参照)26bと、認証を実行するための認証実行ボタン(「ログイン」ボタン参照)26cと、認証を取り消すための認証取り消しボタン(「キャンセル」ボタン参照)26dと、操作方法の案内を行うための案内表示欄26eとを有する。
認証情報送信手段C51Bは、前記認証実行ボタン26cの入力に応じて、認証情報を物品情報サーバ6に送信する。実施例1の認証情報送信手段C51Bは、各入力欄26a,26bに入力された情報を含む認証情報を物品情報サーバ6に送信する。
図13は実施例1の編集物品選択画像の説明図である。
図14は図13に示す編集物品選択画像において、更新ステータスが表示された状態の説明図である。
編集物品選択画像表示手段C52は、編集を行う利用者の認証がされた場合に、編集する物品や構成部位の選択や、更新ステータスの確認を行う編集物品選択画像27(図13,図14参照)を表示する。図13,図14において、実施例1の編集物品選択画像27は、物品構成情報を取得したい物品を選択するための取得物品選択欄(「機種名」欄参照)27aと、物品構成情報を取得したい物品の構成部位を選択するための取得構成部位選択欄(「Sub名」欄参照)27bと、物品構成情報の取得・更新が可能であるか否かを判別するための更新ステータスを表示するための更新ステータス表示ボタン(「ステータス」ボタン参照)27cと、編集用の物品構成情報の更新を実行するための更新実行ボタン(「更新」ボタン参照)27dと、物品構成情報の編集を終了する終了ボタン27eと、操作方法や更新ステータスが表示されるメッセージ表示欄27fとを有する。実施例1の編集物品選択画像27では、各選択欄27a,27bは、前記選択欄22e、22f等と同様に、入力に応じて選択可能な項目の一覧が垂れ下がるように表示される、いわゆる、プルダウンメニューにより構成されており、物品構成情報に記憶されている物品名や部位名が選択可能に構成されている。
更新ステータス問合せ手段C53は、前記更新ステータス表示ボタン27cへの入力に応じて、物品情報サーバ6に更新ステータスの問合せ情報を送信する。実施例1の更新ステータス問合せ手段C53は、更新ステータス問合せ情報として、各選択欄27a,27bで選択された物品名および構成部位の情報と、認証された利用者の識別情報とを含む更新ステータス問合せ情報として送信する。
更新ステータス情報受信手段C54hは、更新ステータス問合せ情報に対して物品情報サーバ6から送信された更新ステータス情報を受信する。なお、受信した更新ステータス情報は、編集物品選択画像表示手段C52によりメッセージ表示欄27fに表示される。例えば、更新可能な場合は、「更新可能です」のメッセージが表示され、更新不可能な場合は、図14に示すように、更新が不可能な旨のメッセージが表示される。
物品構成情報送信要求手段C55は、前記更新実行ボタン27dへの入力に応じて、物品情報サーバ6に、最新の編集用の物品構成情報の送信を要求する。実施例1の物品構成情報送信要求手段C55は、各選択欄27a,27bで選択された物品名および構成部位の情報と、認証された利用者の識別情報と含む物品構成情報送信要求情報を送信する。
物品構成情報受信手段C56は、前記物品構成情報送信要求情報に応じて、物品情報サーバ6から送信される最新の物品構成情報を受信する。
図15は実施例1の編集用物品構成情報画像の説明図である。
編集用物品構成情報表示手段(物品構成情報表示手段)C57は、選択された物品名および構成部位に対する編集用の物品構成情報をディスプレイH2に表示する。図15において、実施例1の編集用物品構成情報表示手段C57では、編集用の物品構成情報を表示する編集用物品構成情報画像28は、物品名(機種名)を表示する物品名表示欄28aと、物品構成情報を物品情報サーバ6に登録することで物品構成情報の更新を行うための情報更新ボタン(「データ登録」ボタン参照)28bと、物品構成情報の編集を終了するための編集終了ボタン(「終了」ボタン参照)28cと、注意事項が表示される注意事項表示欄28dと、物品の構成部位を表示する構成部位表示欄28eと、各物品構成情報(階層特定情報や、部品名特定情報、部品識別情報(部番等)、数量特定情報等)を表示する物品構成情報表示欄28fと、表示位置を変更する表示位置変更ボタン(いわゆる、スクロールボタン)28g、28hとを有する。なお、図15において、表示位置変更ボタン28g,28hの入力をして表示位置を変更することで、前記特性特定情報(「メーカー型番」〜「密度」欄参照)や、体積情報、重量情報と、部品価格情報、環境負荷値等の項目情報(図4参照)を表示することができる。そして、前記編集用物品構成情報画像28の物品構成情報表示欄28fへ入力することにより、物品構成情報の編集を行うことができる。
物品構成情報編集手段C58は、部品識別情報入力判別手段C58Aと、環境負荷計算用入力値入力判別手段C58Bと、物品構成情報更新登録手段C58Cと、を有し、編集用物品構成情報画像28の物品構成情報表示欄28fへの入力に応じて物品構成情報の編集を行う。
部品識別情報入力判別手段C58Aは、部品識別情報問合せ手段C58A1と、特性特定情報受信手段C58A2と、特定特定情報登録手段C58A3とを有し、前記編集用物品構成情報画像28において、部品識別情報(図28の「部番」等の欄参照)の入力がされたか否かを判別し、入力された部品識別情報に対応する特性特定情報を自動的に取得して、物品構成情報及び編集用物品構成情報画像28に反映する。
部品識別情報問合せ手段C58A1は、部品識別情報の入力がされた場合に、部品情報サーバ7に部品識別情報の問合せ、すなわち、部品識別情報に対応する特性特定情報の送信要求を行う。
特性特定情報受信手段C58A2は、部品識別情報の問合せに応じて部品情報サーバ7から送信される特性特定情報を受信する(取得する)。
特性特定情報登録手段C58A3は、部品情報サーバ7から送信された特性特定情報を、前記物品構成情報に登録する。
環境負荷計算用入力値入力判別手段C58Bは、環境負荷係数有無判別手段C58B1と、環境負荷演算手段C58B2と、環境負荷情報登録手段C58B3とを有し、前記編集用物品構成情報画像28において、環境負荷計算用入力値(部品価格情報(「コスト」欄参照))の入力がされたか否かを判別し、環境負荷計算用入力値と環境負荷係数とに基づいて、環境負荷値(「環境負荷CO排出量」欄参照)を自動計算して、物品構成情報および編集用物品構成情報画像28に反映する。
環境負荷係数有無判別手段C58B1は、環境負荷計算用入力値(「コスト」)の入力がされた場合に、該当する部品に、環境負荷計算用入力値から環境負荷値を演算するための環境負荷係数が登録されているか否かを判別する。
環境負荷演算手段C58B2は、環境負荷計算用入力値と、環境負荷係数とに基づいて、環境負荷値を演算する。
環境負荷情報登録手段C58B3は、計算された環境負荷値を物品構成情報に登録する。
物品構成情報更新登録手段C58Cは、エラー判別手段C58C1と、物品構成情報送信手段C58C2と、を有し、前記編集用物品構成情報画像28において情報更新ボタン(「データ登録」ボタン参照)28bの入力がされた場合に、編集された物品構成情報を物品情報サーバ6に送信して物品構成情報の更新、登録を行う。
図16は実施例1の更新時エラー画像の説明図である。
エラー判別手段C58C1は、物品情報サーバ6に送信する編集された物品構成情報に編集の過程で適切でない情報が入力されたか否か、すなわち、エラーが含まれていないか否かを判別し、エラーがあった場合には、更新時エラー画像29(図16参照)をディスプレイに表示する。図29において、実施例1の更新時エラー画像29は、エラー内容表示欄29aと、エラー確認ボタン(「閉じる」ボタン参照)29bとを有し、例えば、数値しか入力できない欄に英文字を使用したり、桁数の制限を超える英数値を入力してた場合等に、更新時エラー画像29を表示する。
物品構成情報送信手段C58C2は、エラーない編集された物品構成情報を物品情報サーバ6に送信する。
(製図端末4制御部の説明)
図17は実施例1の製図端末の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図17において、製図端末4のコンピュータ本体H1は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成の製図端末4は、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記製図端末4の前記ハードディスクドライブには、製図端末4の基本動作を制御する基本ソフト(オペレーティングシステム)OSや、文書作成ソフトウェアや作図ソフトウェア等のアプリケーションプログラムAP、製図プログラムP5、その他のアプリケーションプログラムが記憶されている。以下、従来公知のオペレーティングシステムOSやアプリケーションプログラムAPを除く製図プログラムP5の各機能(制御手段)を説明する。
前記製図プログラムP5は、下記の各手段C71〜C81を有し、ネットワークNに接続された物品情報サーバ6との間で情報の送受信をして、各部品や集合体の設計図面の製図を行う。なお、実施例1の製図プログラムP5として、例えば、3次元CAD(Computer Aided Design)ソフトウェアを使用可能である。
図17において、実施例1の製図プログラムP5の各手段C71〜C76は、前記物品構成情報編集プログラムP4の各手段C51〜C56と比べ、物品構成情報に替えて製図情報が付加された物品構成情報を受信する以外は、同様の画像26,27(図12〜図14参照)が表示され、同様の処理が実行されるため、説明は省略する。
図18は実施例1の製図画像の一例の説明図である。
製図手段C77は、製図物品選択画像(図13,図14の画像27と同様の画像)において選択された物品および構成部位に対応して送信された製図情報に基づいて、設計図面を製図するための製図画像31(図18参照)をディスプレイH2に表示する。図18において、実施例1の製図画像31は、設計図面が表示される図面表示欄31aと、物品を選択するための物品選択欄(「機種名」欄参照)31bと、構成部位を選択するための構成部位選択欄(「Sub名」欄参照)31cと、部品を選択するための部品選択欄(「部品名」欄参照)31dと、製図を行う際に直線や曲線、四角、円等を作図するために使用されるパレット欄31eと、図面表示欄31aに表示された部品の体積を自動的に測定するための体積自動測定ボタン31fと、選択されている部品が集合体(Assy体)の場合に各構成部品(非火元部品)の火元部品からの距離(火元距離)を自動的に測定するための火元距離測定ボタン31gと、図面表示欄31aに表示された部品について特定の物品構成情報を付加した印刷用の図面へ画像表示を切換えるための印刷用画像切換えボタン(「印刷画像切換」ボタン参照)31hと、編集(新規作成や修正)した図面の情報を更新するための更新実行ボタン(「データ登録」ボタン参照)31jと、製図を終了するための製図終了ボタン31kとを有する。
図19は実施例1の体積測定結果画像の一例の説明図である。
体積計算手段C78は、体積情報登録手段C78Aと、比重情報有無判別手段C78Bと、重量計算手段C78Cと、重量情報登録手段C78Dと、を有し、製図画像31の体積自動測定ボタン31fの入力に応じて、図面表示欄31aに表示された部品の体積を自動的に測定する(計算する)。そして、体積の自動測定の結果を体積測定結果画像32に表示し、計算された体積情報を製図情報が付加されている物品構成情報に反映する。図19において、実施例1の体積測定結果画像32は、体積の自動測定に成功した部品を一覧表示する体積測定成功部品一覧表示欄32aと、図面が未完成等で体積が測定できなかった部品を一覧表示する体積測定失敗部品一覧表示欄32bとを有する。なお、表示された部品の体積を自動計算する技術は、従来公知のプログラムを使用可能である。
体積情報登録手段C78Aは、体積計算手段C78により計算された体積情報を物品構成情報に登録する。
比重情報有無判別手段C78Bは、体積が自動計算された部品について、物品構成情報に比重情報(体積計算用係数の情報)が登録されているか否かを判別する。
重量計算手段C78Cは、体積が自動計算された部品について比重情報がある場合に、計算された体積と比重情報とに基づいて、部品の重量(=体積×比重)を自動的に計算し、計算された重量情報を物品構成情報に反映する。
重量情報登録手段C78Dは、重量計算手段C78Cにより計算された重量情報を物品構成情報に登録する。
図20は実施例1の火元距離測定結果画像の一例の説明図である。
火元距離計算手段C79は、火元部品判別手段C79Aと、火元距離情報登録手段C78bと、を有し、製図画像31の火元距離測定ボタン31gへの入力に応じて、選択されている部品(Assy体含む)について、各部品の火元部品からの距離(火元距離)を自動計算する。そして、火元距離の自動測定の結果を火元距離測定結果画像33(図20参照)を表示し、計算された火元距離情報を物品構成情報に反映する。図20において、実施例1の火元距離測定結果画像33では、火元距離の計算に成功した部品を一覧表示する火元距離測定成功部品一覧表示欄33aと、火元部品が設定されていない場合や部品の図面が未完成等で火元距離が測定できなかった部品を一覧表示する火元距離測定失敗部品一覧表示欄33bとを有する。なお、実施例1の火元距離計算手段C79は、前記火元距離として、火元部品と対象部品との最短距離を演算する。
火元部品判別手段C79Aは、選択されている部品の前記物品構成情報の火元部品情報(図4の「火元フラグ」参照)に基づいて、火元部品が存在するか否か、すなわち、火元部品情報の登録があるか否かを判別する。
火元距離情報登録手段はC79Bは、火元距離計算手段C79で計算された火元距離情報を物品構成情報に登録する。
図21は実施例1の情報付与図面画像の一例の説明図である。
情報付与図面表示手段C80は、前記製図画像31の印刷用画像切換えボタン(「印刷画像切換」ボタン参照)31hの入力に応じて、予め設定された設計図面に必要な情報が付与された印刷される図面の画像である情報付与図面画像34を図面表示欄31aに表示する。図21において、実施例1の情報付与図面画像34は、図面表示欄31aに表示されていた部品の印刷用の図面画像が表示される図面画像表示欄34aと、物品構成情報の部品名特定情報に基づいて部品名が自動入力される(転記される)部品名表示欄34bと、数量特定情報に基づいて部品の数量が自動入力される数量表示欄34cと、サブシステムコード情報に基づいて部品のサブシステムコードが自動入力されるサブシステムコード表示欄34dと、
部品識別情報に基づいて部番等が自動入力される部品識別情報表示欄34eと、物品構成情報の材料名の登録情報に基づいて材料名が自動入力される材料名表示欄34fと、物品構成情報のリサイクルコードの登録情報にリサイクルコードが自動入力されるリサイクルコード表示欄34gと、難燃情報(難燃グレード)の登録情報に基づいて難燃情報が自動入力される難燃情報表示欄34hと、その他の注記情報を入力可能な注記情報入力表示欄34jとを有する。したがって、情報付与図面画像34で印刷コマンドを実行することで、表示された情報付与図面画像34が印刷される。
製図情報更新登録手段C81は、製図情報送信手段C81Aを有し、製図画像31の更新実行ボタン(「データ登録」ボタン参照)31jの入力に応じて、編集された製図情報および物品構成情報を物品情報サーバ6に送信して製図情報および物品構成情報の更新、登録を行う。
製図情報送信手段C81Aは、製図情報および物品構成情報を物品情報サーバ6に送信する。
(実施例1のフローチャートの説明)
次に、実施例1の設計支援システムSの構成情報編集端末3や製図端末4、物品情報サーバ6の処理の流れをフローチャートを使用して説明する。なお、部品情報サーバ7については、ネットワークNに接続された機器3,4,6から送信された特性特定情報の送信要求を受信した場合に、該当する特性特定情報を送信する処理を実行するだけであるため、簡単のため、図示及び詳細な説明を省略する。
(構成情報編集端末3のフローチャートの説明)
(物品構成情報閲覧処理のフローチャートの説明)
図22は実施例1の構成情報編集端末での物品構成情報閲覧処理のフローチャートである。
図23は実施例1の物品構成情報閲覧処理のフローチャートであり、図22の続きのフローチャートである。
図24は実施例1の物品構成情報閲覧処理のフローチャートであり、図23の続きのフローチャートである。
図22〜図24のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コンピュータ本体H1のハードディスク等に記憶された物品構成情報閲覧プログラムP3に従って行われる。また、この処理は構成情報編集端末3の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図22に示すフローチャートは構成情報編集端末3において、物品構成情報閲覧プログラムP3が起動したとき、具体的には、ネットワークNに接続された物品情報サーバ6にアクセスをした時に開始される。
図22のST1において、物品情報サーバ6に閲覧用認証画像21の送信を要求する。そして、ST2に進む。
ST2において、物品情報サーバ6から送信された閲覧用認証画像21を受信したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST2を繰り返し、イエス(Y)の場合はST3に進む。
ST3において、閲覧用認証画像21をディスプレイH2に表示し、ST4に進む。
ST4において、ユーザID入力欄21aやパスワード入力欄21bへの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST5に進み、ノー(N)の場合はST6に進む。
ST5において、入力に応じて閲覧用認証画像21を更新して、ST4に戻る。
ST6において、認証開始ボタン(「ログイン」参照)21cを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST7に進み、ノー(N)の場合はST4に戻る。
ST7において、各入力欄21a,21bに入力されたユーザIDとパスワードを物品情報サーバ6に送信して、ユーザIDとパスワードの照会を行う。そして、ST8に進む。
ST8において、物品情報サーバ6から送信された情報に基づいて、認証されたか否かを判別する。実施例1では、閲覧物品選択画像22が物品情報サーバ6から送信された場合に、認証されたものと判別し、認証がされなかったことを告知する認証不可画像(図示せず)を受信した場合には、認証されなかったものと判別する。ノー(N)の場合はST9に進み、イエス(Y)の場合は図23のST10に進む。
ST9において、認証されなかったことを告知する認証不可画像をディスプレイH2に所定時間表示して、ST1に戻る。
図23のST10において、物品情報サーバ6から送信された閲覧物品選択画像22(図6,図7参照)をディスプレイH2に表示する。そして、ST11に進む。
ST11において、閲覧物品選択画像22の閲覧物品選択欄(「機種名」欄)22eや閲覧構成部位選択欄(「Sub名」欄)22fで、物品名または構成部位を選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に進み、ノー(N)の場合はST13に進む。
ST12において、入力に応じて閲覧物品選択画像22を更新し、ST11に戻る。
ST13において、閲覧物品選択画像22の閲覧実行ボタン(「FT表示」アイコン)22gを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に進み、ノー(N)の場合はST22に進む。
ST14において、各選択欄22e、22fで物品名および構成部位の選択がされているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST15に進み、イエス(Y)の場合はST16に進む。
ST15において、物品名または構成部位が選択されていないことを告知するエラー画像(図示せず)を閲覧物品選択画像22の各選択欄22e,22fの下方(物品構成情報閲覧画像22hに対応する位置)に表示し、ST11に戻る。
ST16において、物品情報サーバ6に選択された物品名および構成部位に対応する閲覧用物品構成情報の送信を要求する。そして、ST17に進む。
ST17において、物品情報サーバ6から送信された閲覧用物品構成情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST18に進み、ノー(N)の場合はST17を繰り返す。
ST18において、受信した閲覧用物品構成情報に基づいて、火元距離Lfが火元距離基準値L1(実施例1ではL1=13mm)以下であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST19に進み、ノー(N)の場合はST21に進む。
ST19において、難燃情報(難燃グレード)は難燃情報基準値L2(実施例1ではL2=「HB」)以下であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST20に進み、ノー(N)の場合はST21に進む。
ST20において、火元距離Lfが火元距離L1以下且つ難燃グレードが難燃情報基準値L2以下の部品の欄を強調表示して構成物品閲覧画像22h(図8参照)を表示する。そして、ST11に戻る。
ST21において、構成物品閲覧画像22hを表示し、ST11に戻る。
ST22において、情報取得切換えボタン(「FTダウンロード」アイコン)22bを選択する入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST23に進み、イエス(Y)の場合は図24のST27に進む。
ST23において、認証終了ボタン(「ログアウト」アイコン)22dを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST24に進み、ノー(N)の場合はST25に進む。
ST24において、物品情報サーバ6に対して、物品情報の閲覧、取得を終了したこと、すなわち、ログアウトした情報が送信され、図22〜図24の構成物品情報閲覧処理を終了する。
ST25において、その他の入力(「ヘルプ」ボタン22c)がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST26に進み、ノー(N)の場合はST11に戻る。
ST26において、入力に応じた処理を実行し、ST11に戻る。
図24のST27において、物品情報サーバ6に対して情報取得物品選択画像23(図9参照)の送信要求を行う。そして、ST28に進む。
ST28において、物品情報サーバ6から送信された情報取得物品選択画像23を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST29に進み、ノー(N)の場合はST28を繰り返す。
ST29において、情報取得物品選択画像23をディスプレイH2に表示し、ST30に進む。
ST30において、情報取得物品選択画像23の取得物品選択欄(「機種名」欄)23eや取得構成部位選択欄(「Sub名」欄)23fで、物品名または構成部位を選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST31に進み、ノー(N)の場合はST32に進む。
ST31において、入力に応じて取得物品選択画像23を更新し、ST30に戻る。
ST32において、取得物品選択画像23の「更新ステータス表示」ボタン23gを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST33に進み、ノー(N)の場合はST38に進む。
ST33において、各選択欄23e、23fで物品名および構成部位の選択がされているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST34に進み、イエス(Y)の場合はST35に進む。
ST34において、物品名または構成部位が選択されていないことを告知するエラー画像(図示せず)を取得物品選択画像23の更新ステータス表示欄23hに表示し、ST30に戻る。
ST35において、物品情報サーバ6に、選択された物品名および構成部位に対応する更新ステータスを問い合せる更新ステータス問合せ情報を送信する。そして、ST36に進む。
ST36において、物品情報サーバ6から送信された更新ステータスを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST37に進み、ノー(N)の場合はST36を繰り返す。
ST37において、受信した更新ステータスを更新ステータス表示欄23hに表示する。そして、ST30に戻る。
ST38において、取得実行ボタン(「更新ダウンロード」アイコン)23jを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST39に進み、ノー(N)の場合はST45に進む。
ST39において、各選択欄23e、23fで物品名および構成部位の選択がされているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST40に進み、イエス(Y)の場合はST41に進む。
ST40において、物品名または構成部位が選択されていないことを告知するエラー画像(図示せず)を取得物品選択画像23の更新ステータス表示欄23hに表示し、ST30に戻る。
ST41において、物品情報サーバ6に編集用の物品構成情報の送信要求を送信する。そして、ST42に進む。
ST42において、編集用の物品構成情報の送信、すなわち、物品構成情報の更新が可能であるか否かを判別する。実施例1では、物品構成情報を受信したか、または、物品構成情報にロックがかかり更新できないことを示す更新不可の情報を受信したかを判別する。イエス(Y)の場合(更新可能の場合)はST43に進み、ノー(N)の場合(更新不可の場合)はST44に進む。
ST43において、編集用の物品構成情報、具体的には、物品構成情報が記録されたファイルを受信する。そして、ST30に戻る。
ST44において、編集用の物品構成情報にロックがかかっており、更新不可である旨を更新ステータス表示欄23hに表示する(図10B参照)。そして、ST30に戻る。
ST45において、取得物品選択画像23の情報閲覧切換えボタン(「FT構成閲覧」アイコン)23bを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST10に戻る。
ST46において、認証終了ボタン(「ログアウト」アイコン)23dを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合は図23のST24に進み、ノー(N)の場合はST47に進む。
ST46において、その他の入力(「ヘルプ」ボタン23c)がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST48に進み、ノー(N)の場合はST30に戻る。
ST47において、入力に応じた処理を実行し、ST30に戻る。
(物品構成情報編集処理のフローチャートの説明)
図25は実施例1の構成情報編集端末での物品構成情報編集処理のフローチャートである。
図26は実施例1の物品構成情報編集処理のフローチャートであり、図25の続きのフローチャートである。
図27は実施例1の物品構成情報編集処理のフローチャートであり、図26の続きのフローチャートである。
図25〜図27のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コンピュータ本体H1のハードディスク等に記憶された物品構成情報編集プログラムP4に従って行われる。また、この処理は構成情報編集端末3の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図25〜図27に示すフローチャートは構成情報編集端末3において、物品構成情報編集プログラムP4が起動したとき、具体的には、編集用の物品構成情報が記録されたファイルを開くコマンドが実行されたときに開始される。
図25のST51において、編集用の認証画像26をディスプレイH2に表示し、ST52に進む。
ST52において、ユーザID入力欄26aやパスワード入力欄26bへの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST53に進み、ノー(N)の場合はST54に進む。
ST53において、入力に応じて編集用の認証画像26を更新して、ST52に戻る。
ST54において、認証開始ボタン(「ログイン」参照)26cを選択する入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST55に進み、イエス(Y)の場合はST57に進む。
ST55において、認証取り消しボタン(「キャンセル」ボタン参照)26dを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST56に進み、ノー(N)の場合はST52に戻る。
ST56において、物品構成情報ファイルを閉じ、物品構成情報編集処理を終了する。

ST57において、各入力欄26a,26bに入力されたユーザIDとパスワードを物品情報サーバ6に送信して、ユーザIDとパスワードの照会を行う。そして、ST58に進む。
ST58において、物品情報サーバ6から送信された情報に基づいて、認証されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST59に進み、イエス(Y)の場合は図23のST60に進む。
ST59において、認証されなかったことを告知する認証不可画像をディスプレイH2に所定時間表示して、ST51に戻る。
図26のST60において、編集用の構成物品情報のファイルに記録されている物品や構成部位(機種名やSub名)の情報から編集物品選択画像27(図13参照)を作成し、ディスプレイH2に表示する。そして、ST61に進む。
ST61において、編集物品選択画像27の物品選択欄(「機種名」欄)27aや取得構成部位選択欄(「Sub名」欄)27bで、物品名または構成部位を選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST62に進み、ノー(N)の場合はST63に進む。
ST62において、入力に応じて編集物品選択画像27を更新し、ST61に戻る。
ST63において、編集物品選択画像27の更新ステータス表示ボタン(「ステータス」ボタン参照)27cを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST64に進み、ノー(N)の場合はST69に進む。
ST64において、各選択欄27a、27bで物品名および構成部位の選択がされているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST65に進み、イエス(Y)の場合はST66に進む。
ST65において、物品名または構成部位が選択されていないことを告知するエラー画像(図示せず)を編集物品選択画像27のメッセージ表示欄27fに表示し、ST61に戻る。
ST66において、物品情報サーバ6に、選択された物品名および構成部位に対応する更新ステータスを問い合せる更新ステータス問合せ情報を送信する。そして、ST67に進む。
ST67において、物品情報サーバ6から送信された更新ステータスを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST68に進み、ノー(N)の場合はST67を繰り返す。
ST68において、受信した更新ステータスをメッセージ表示欄27fに表示する。そして、ST61に戻る。
ST69において、更新実行ボタン(「更新」ボタン参照)27dを選択する入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST70に進む、イエス(Y)の場合はST72に進む。
ST70において、終了ボタン27eを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST71に進み、ノー(N)の場合はST61に戻る。
ST71において、編集用の物品構成情報ファイルを閉じ、物品構成情報編集処理を終了する。
ST72において、各選択欄27a、27bで物品名および構成部位の選択がされているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST73に進み、イエス(Y)の場合はST74に進む。
ST73において、物品名または構成部位が選択されていないことを告知するエラー画像(図示せず)をメッセージ表示欄27fに表示し、ST61に戻る。
ST74において、物品情報サーバ6に最新の編集用物品構成情報の送信要求を送信する。そして、ST75に進む。
ST75において、物品情報サーバ6から送信された最新の編集用の物品構成情報を受信したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST76に進み、イエス(Y)の場合はST78に進む。
ST76において、編集用の物品構成情報がロックされ、更新ができないことを告知する更新不可情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST77に進み、ノー(N)の場合はST75に戻る。
ST77において、更新ができない旨のエラー表示をメッセージ表示欄27fに表示する。そして、ST61に戻る。
ST78において、編集用の物品構成情報を開いて編集用物品構成情報画像28(図15参照)を表示する。そして、図27のST79に進む。
図27のST79において、編集用物品構成情報画像28の物品構成情報表示欄28fの中の部品識別情報(部番等)の欄に入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST80に進み、ノー(N)の場合はST83に進む。
ST80において、部品情報サーバ7に部品識別情報(部番等)の問合せ、すなわち、部品識別情報に対応する特性特定情報の送信要求を行う。そして、ST81に進む。
ST81において、問合せに対応する特性特定情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST82に進み、ノー(N)の場合はST81を繰り返す。
ST82において、特定特定情報を編集用物品構成情報画像28に反映する。すなわち、編集用物品構成情報画像28において、部番等が入力された項目の各特定特定情報の欄に受信した情報を表示する。なお、入力した部番等に対応する特定特定情報がない場合には、部品情報サーバ7から特定特定情報の欄が空欄の情報が送信されるため、結果として空欄のままの表示となる。そして、ST79に戻る。
ST83において、物品構成情報表示欄28fの中の環境負荷計算用入力値(部品価格情報(「コスト」欄参照))の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST84に進み、ノー(N)の場合はST88に進む。
ST84において、環境負荷計算用入力値(「コスト」)が入力された部品に、環境負荷係数が登録されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST85に進み、ノー(N)の場合はST79に戻る。
ST85において、環境負荷計算用入力値(「コスト」)と環境負荷係数とに基づいて、環境負荷値(「環境負荷CO排出量」欄参照)を自動計算する。そして、ST86に進む。
ST86において、計算された環境負荷値を編集用物品構成情報画像28に反映する。すなわち、編集用物品構成情報画像28において、環境負荷計算用入力値(コスト)が入力された部品の環境負荷値の欄に自動計算した計算値を表示する。そして、ST79に戻る。
ST87において、編集用物品構成情報画像28の情報更新ボタン(「データ登録」ボタン参照)28bを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST88に進み、ノー(N)の場合はST93に進む。
ST88において、入力情報にエラーがないかを判別するエラー判別処理を実行し、ST89に進む。
ST89において、エラーがあったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST90に進み、イエス(Y)の場合はST91に進む。
ST90において、編集用物品構成情報画像28で編集、表示された情報に基づいて、編集用物品構成情報ファイルを作成し、物品情報サーバ6に送信し、物品情報サーバ6の物品構成情報を更新する。そして、ST79に戻る。
ST91において、更新時エラー画像29(図16参照)をディスプレイH2に表示する。そして、ST92に進む。
ST92において、エラー確認ボタン29b(図16の「閉じる」ボタン参照)を選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST79に戻り、ノー(N)の場合はST92を繰り返す。
ST93において、図15に示す編集用物品構成情報画像28の編集終了ボタン(「終了」ボタン参照)28cを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST94に進み、ノー(N)の場合はST95に進む。
ST94において、編集用物品構成情報ファイルを閉じて、物品構成情報編集処理を終了する。
ST95において、その他の入力(表示位置変更ボタン(スクロールボタン)28g、28hの入力等)がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST96に進み、ノー(N)の場合はST79に戻る。
ST96において、入力に応じて、編集用物品構成情報画像28を更新する。そして、ST79に戻る。
(製図端末4のフローチャートの説明)
(製図処理のフローチャートの説明)
図28は実施例1の製図端末での製図処理のフローチャートである。
図29は実施例1の製図処理のフローチャートであり、図28の続きのフローチャートである。
図30は実施例1の製図処理のフローチャートであり、図29の続きのフローチャートである。
図28〜図30のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コンピュータ本体H1のハードディスク等に記憶された製図プログラムP5に従って行われる。また、この処理は製図端末4の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図28〜図30に示すフローチャートは製図端末4において、製図プログラムP5が起動されたときに開始される。なお、実施例1の製図処理では、前記物品構成情報編集処理と異なり、編集用の物品構成情報ファイルが開かれた場合ではなく、製図プログラムが起動されたときに開始される。
実施例1の製図処理では、図28のST101〜ST109および図29のST110〜ST128では、前記図25,図26のST51〜ST78における物品構成情報が、物品情報サーバ6から受信した製図情報付の物品構成情報となるだけで、ほぼ同様の処理が実行されるため、詳細な説明は省略する。
図30のST129において、製図画像31(図18参照)に対する製図を行う入力がされたか否か、すなわち、パレット欄31eで描画する図形を選択したり、図面表示欄31aへ描画したりする入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST130に進み、ノー(N)の場合はST131に進む。
ST130において、製図画像31への入力に応じて製図画像31を更新する。そして、ST129に戻る。
ST131において、製図画像31の体積自動測定ボタン31fを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST132に進み、ノー(N)の場合はST137に進む。
ST132において、製図画像31に表示されている製図情報から部品の体積を自動計算する。なお、集合体(Assy体)の場合は、集合体を構成する部品のいずれか一つの体積を自動計算する。また、体積が計算できなかった場合は計算結果として測定失敗の情報を出力する。そして、ST133に進む。
ST133において、物品構成情報に基づいて、体積が自動計算された部品に比重情報の登録があるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST134に進み、ノー(N)の場合はST135に進む。
ST134において、比重情報と計算された体積情報とから重量(質量)を自動計算する。そして、ST135に進む。
ST135において、全ての部品の体積計算が終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST136に進み、ノー(N)の場合はST132に戻る。
ST136において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST129に戻る。
(1)体積測定結果画像32をディスプレイH2に表示する。
(2)計算ができた体積、重量の情報を物品構成情報に反映する(登録、更新する)。
ST137において、製図画像31の火元距離測定ボタン31gを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST138に進み、ノー(N)の場合はST142に進む。
ST138において、製図画像31で選択された部品(集合体)の構成部品に火元フラグが設定された部品があるか否かを判別(検索)する。ノー(N)の場合はST139に進み、ノー(N)の場合はST140に進む。
ST139において、全ての部品の火元距離を計算失敗に設定する。そして、ST141に進む。
ST140において、火元フラグの設定された火元部品と、他の構成部品との最短距離、すなわち、火元距離を自動計算する。そして、ST141に進む。
ST141において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST129に戻る。
(1)火元距離測定結果画像33(図20参照)をディスプレイH2に表示する。
(2)計算された火元距離を物品構成情報ファイルに反映する。
ST142において、製図画像31の印刷用画像切換えボタン(「印刷画像切換」ボタン参照)31hを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST143に進み、ノー(N)の場合はST145に進む。
ST143において、物品構成情報ファイルから情報付与図面画像34を表示する際に必要な情報(図面貼付情報)を取得する。すなわち、対象の部品に登録されている部品名、数量、サブシステムコード、部番等、材料名、リサイクルコード、難燃情報(難燃グレード)等の情報を取得する。そして、ST144に進む。
ST144において、図面貼付情報を含む情報付与図面画像34を表示する。そして、ST129に戻る。
ST145において、製図画像31の更新実行ボタン(「データ登録」ボタン参照)31jを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST146に進み、ノー(N)の場合はST147に進む。
ST146において、製図画像31で編集され、表示された製図情報と、体積情報等が更新された物品構成情報を含むファイルを物品情報サーバ6に送信する。そして、ST129に戻る。
ST147において、製図終了ボタン31kを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST148に進み、ノー(N)の場合はST149に進む。
ST148において、製図画像31を閉じて、製図処理を終了する。
ST149において、その他の入力(例えば、部品選択欄で部品を選択する入力等)がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST150に進み、ノー(N)の場合はST129に戻る。
ST150において、入力に応じた処理(例えば、部品が変更された場合には変更後の部品の図面画像を図面表示欄31aに表示する処理等)を実行し、ST129に戻る。
(物品情報サーバ6のフローチャートの説明)
(情報配信処理のフローチャートの説明)
図31は実施例1の物品情報サーバでの情報配信処理のフローチャートである。
図32は実施例1の情報配信処理のフローチャートであり、図31の続きのフローチャートである。
図31〜図32のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コンピュータ本体H1のハードディスク等に記憶された物品情報配信プログラムP2に従って行われる。また、この処理は物品情報サーバ6の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図31〜図32に示すフローチャートは物品情報サーバ6において、物品情報配信プログラムP2が起動されたときに開始される。
図31のST161において、構成情報編集端末3から閲覧用認証画像21(図5参照)の送信要求を受信したか否か、すなわち、構成情報編集端末3において、前記物品構成情報閲覧プログラムP3が起動され、物品情報サーバ6にアクセスされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST162に進み、ノー(N)の場合はST163に進む。
ST162において、閲覧用認証画像21を構成情報編集端末3に送信し、ST161に戻る。
ST163において、物品構成情報閲覧用の認証情報を受信したか否か、すなわち、閲覧用認証画像21で認証開始ボタン21cの選択入力がされた場合に送信される認証情報(ユーザIDとパスワード)を受信したか否か(ST6、ST7参照)を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST164に進み、ノー(N)の場合はST167に進む。
ST164において、受信した認証情報(ユーザIDとパスワード)とが一致するか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST165に進み、ノー(N)の場合はST166に進む。
ST165において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST161に戻る。
(1)認証されたことを示す認証通過情報を構成情報編集端末3に送信する。
(2)閲覧物品選択画像22(図6参照)を構成情報編集端末3に送信する。
(3)認証情報を送信した利用者が作業中であることを記憶するログイン処理を実行する。
ST166において、認証されなかったことを示す認証不可情報を送信する。そして、ST161に戻る。
ST167において、閲覧物品選択画像22で閲覧実行ボタン(「FT表示」アイコン)22gの選択入力がされた場合に送信される閲覧用物品構成情報の送信要求(ST13〜ST16参照)を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST168に進み、ノー(N)の場合はST169に進む。
ST168において、受信した閲覧用物品構成情報送信要求に含まれる機種名やSub名に応じた閲覧用物品構成情報を送信する。そして、ST161に戻る。
ST169において、閲覧物品選択画像22で情報取得切換えボタン(「FTダウンロード」アイコン)22bの選択入力がされた場合に送信される情報取得物品選択画像23(図10参照)の送信要求(ST22,ST27参照)を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST170に進み、ノー(N)の場合はST171に進む。
ST170において、情報取得物品選択画像23を構成情報編集端末3に送信し、ST161に戻る。
ST171において、情報取得物品選択画像23の更新ステータス表示ボタン(「更新ステータス表示」アイコン)23gや編集物品選択画像27の更新ステータス表示ボタン(「ステータス」ボタン参照)27cが選択入力された場合に構成情報編集端末3または製図端末4から送信される更新ステータスの問合せ情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST172に進み、ノー(N)の場合はST173に進む。
ST172において、更新ステータスの問合せ情報に含まれる機種名やSub名に対応する更新ステータスを送信する。そして、ST161に戻る。
ST173において、情報取得物品選択画像23の取得実行ボタン(「更新ダウンロード」アイコン)23jや編集物品選択画像27の更新実行ボタン(「更新」ボタン参照)27dが選択入力された場合に構成情報編集端末3または製図端末4から送信される編集用物品構成情報や製図情報の送信要求を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST174に進み、ノー(N)の場合はST177に進む。
ST174において、受信した物品構成情報の送信要求情報に含まれる利用者の識別情報(ユーザID)と、現在時刻と、情報取得離励起情報記憶手段C20Aに記憶された情報とに基づいて、送信要求がされた物品構成情報が更新可能あるか否か、すなわち、ロックがされていないか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST175に進み、ノー(N)の場合はST176に進む。
ST175において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST161に戻る。
(1)更新ステータス(情報取得履歴情報)に、物品構成情報等を送信する利用者の識別情報(ユーザID)と、送信した時刻(ダウンロード時間)と、送信した物品構成情報(物品名(機種名)と構成部位名(Sub名))とを登録する。
(2)送信要求された機種名、Sub名の編集用物品構成情報および製図情報を送信する。
ST176において、更新ができないことを示す更新不可情報を送信し、ST161に戻る。
ST177において、閲覧物品選択画像22の認証終了ボタン(「ログアウト」アイコン)22dや情報取得物品選択画像23の認証終了ボタン(「ログアウト」アイコン)23d等の選択入力がされた場合に送信されるログアウト情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST178に進み、ノー(N)の場合は図32のST179に進む。
ST178において、認証された利用者が作業を終了し、認証状態を解除するログアウト処理を実行し、ST161に戻る。
図32のST179において、認証画像26(図12参照)の認証実行ボタン(「ログイン」ボタン参照)26cが選択入力された場合に送信される最新の物品構成情報を取得する際に送信される認証情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST180に進み、ノー(N)の場合はST183に進む。
ST180において、受信した認証情報(ユーザIDとパスワード)とが一致するか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST181に進み、ノー(N)の場合はST182に進む。
ST181において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST161に戻る。
(1)認証されたことを示す認証通過情報を構成情報編集端末3に送信する。
(2)該当する機種名、Sub名の最新の編集用物品構成情報を構成情報編集端末3に送信する。
ST182において、認証されなかったことを示す認証不可情報を送信する。そして、ST161に戻る。
ST183において、編集用物品構成情報画像28(図15参照)の情報更新ボタン(「データ登録」ボタン参照)28bや製図画像31(図18参照)の更新実行ボタン(「データ登録」ボタン参照)31jが選択入力された場合に送信される更新された物品構成情報および製図情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST184に進み、ノー(N)の場合はST185に進む。
ST184において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST161に戻る。
(1)受信した情報に基づいて、物品構成情報および製図情報を更新する
(2)該当する物品名および構成部位名の更新ステータス(情報取得履歴情報)を削除する。
ST185において、製図処理が開始される際に送信される(ST104、ST107参照)認証情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST186に進み、ノー(N)の場合はST189に進む。
ST186において、受信した認証情報(ユーザIDとパスワード)とが一致するか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST187に進み、ノー(N)の場合はST188に進む。
ST187において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST161に戻る。
(1)認証されたことを示す認証通過情報を製図端末4に送信する。
(2)選択可能な機種名、Sub名の情報を製図端末4に送信する。
ST188において、認証されなかったことを示す認証不可情報を送信する。そして、ST161に戻る。
ST189において、部品情報サーバ7で特性特定情報の登録、更新がされた場合に送信される特性特定情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST190に進み、ノー(N)の場合はST161に戻る。
ST190において、受信した特性特定情報に基づいて、物品構成情報の該当欄の情報を更新する。そして、ST161に戻る。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の設計支援システムSでは、物品構成情報の編集を行う際に、物品構成情報の各欄に情報を登録していくだけで物品を構成する部品の部番等や部品名、数量等を登録できる。そして、部番等(部番または標準規格番号)を入力するだけで、部品情報サーバ7から該当する部番等に対応する特性特定情報が送信され、各欄に反映されるので、部品の材質や強度、耐久性、重量、燃えやすさ等について、利用者が記憶したり、その都度規格書等で調べたりしなくてもよく、物品構成情報の登録、編集を容易に行うことができる。また、以前の物品(機種)で使用できた部品があれば、その部番を登録するだけで、特性特定情報が登録されるので、登録作業を減らすことができ、設計の作業性を高め、作業時間を減らすことができる。したがって、設計者の知識等に過度に依存せずに、物品の設計を行うことができる。
また、物品構成情報の閲覧や、取得、また、製図を行う際に、認証が行われるので、悪意を持った人物による改竄等に対する安全性(セキュリティ)も確保できる。
さらに、実施例1の設計支援システムSでは、物品構成情報の編集や、製図を行う際には、最新の物品構成情報や製図情報を受信して編集や製図が行われるので、常に最新の情報で編集等がされる。したがって、最新ではない古い情報に基づいて更新等を行うことを防止できる。
また、実施例1の設計支援システムSでは、物品構成情報や製図情報が送信された場合に、原則として更新の登録がされるまで、ロックがかけられ、他の利用者が物品構成情報を受信し、編集等することができない。したがって、複数の利用者が同じ物品構成情報等を編集し、古い物品構成情報が後から登録されてしまい、結果として最新の情報とならないといった事態を防止できる。さらに、実施例1の設計支援システムSでは、更新ステータスの問合せでロックがかかっているか否かを容易に確認でき、また、現在編集中の利用者を確認することができ、進捗の確認や更新を促したりできる。
また、実施例1の設計支援システムSでは、モデリングされた3Dモデルから自動的に体積が計算でき、計算された体積が自動的に物品構成情報に反映され、登録することができる。さらに、比重情報が登録されている場合には、体積と比重から重量を自動計算でき、物品構成情報に自動的に反映される。さらに、実施例1の設計支援システムSでは、モデリングされた3Dモデルと火元フラグの設定情報から、火元距離を自動計算することができ、自動計算された火元距離が物品構成情報に自動的に反映され、登録できる。よって、体積や重量、火元距離を手計算し、体積等を登録するためだけに物品構成情報を取得等するといった手間を減らすことができ、また、計算ミスや登録ミスを防止することができるので、設計の作業性を向上させることができる。
さらに、実施例1の設計支援システムSでは、物品構成情報を閲覧する際に、火元距離と難燃グレードから、安全基準を満足しない部品については、強調表示(警告表示)がされるため、物品構成情報を閲覧するだけで、物品が安全基準に適合しているか否かを容易に利用者が確認できる。したがって、利用者の知識や熟練度に依存せず、安全基準に適合しているか否かを容易に確認することができる。
また、実施例1の設計支援システムSでは、設計図面を製図する場合に、物品構成情報から自動的に必要な情報が取得されて表示、製図される。したがって、その都度、設計図に必要な情報を確認して設定、製図する従来の場合に比べて、設定する作業を省くことができ、製図ミス(必要な情報の付け忘れ)を防止でき、設計の作業効率を高めることができる。
さらに、実施例1の設計支援システムSでは、物品名だけでなく、構成部位で物品構成情報の取得、編集、更新がされるので、送受信される情報量も抑えることができ、サーバ6,7や通信への負荷を抑えることができる。
また、実施例1の設計支援システムSでは、部品の特性特定情報が更新された場合に、自動的に物品構成情報に反映されるため、最新の特定特定情報が反映された物品構成情報で設計や製図ができる。
さらに、実施例1の設計支援システムSでは、例えば、既存の機種を改良して新たな機種を設計する場合に、既存の機種の各物品および構成部位の情報を複製し、改良する部分や改良に伴って編集が必要な部分だけ編集することで、新たな機種を設計できるため、新機種を容易に設計でき、新機種を市場に投入するまでのサイクルを短縮することもできる。
また、実施例1の設計支援システムSでは、製図情報を含む物品構成情報が管理されているので、物品の部品に対応する製図情報を合わせて管理でき、部品と設計図面とが別々に管理されている場合に比べて、対応関係を把握することが容易であり、部品を指定するだけで設計図面を特定することも可能となる。
さらに、実施例1の設計支援システムSでは、コストから環境負荷が自動的に計算でき、環境負荷を手計算したりする手間を省くことができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、ネットワークNの構成は、ローカルエリアネットワーク2とインターネット1とからなるものを例示したが、これに限定されず、イントラネットのみまたはインターネットのみとしたり、専用線を使用して接続等の任意の構成の回線とすることが可能である。
(H02)前記実施例において、設計支援システムSでは、構成情報編集端末3と製図端末4は別個の装置により構成したが、1つの装置にそれぞれの機能を組み込むことも可能である。同様に、物品情報サーバ6と部品情報サーバ7と共通化したり、端末3,4とサーバ6,7を共通化する等、各装置3,4,6,7に組み込まれた各機能を分散させたり、集約させることは任意に変更可能である。
(H03)前記実施例において、認証を行うことが望ましいが、省略することも可能である。
(H04)前記実施例において、物品構成情報や製図情報の更新は、ボタンを入力する必要があったが、例えば、プログラムを終了する際に、自動的に物品構成情報をサーバ6に送信して更新するように構成することも可能である。このほかにも、プログラムを終了する際に、更新していない場合には確認を促す画面を表示したりすることも可能である。
(H05)前記実施例において、物品構成情報や特性特定情報の各項目は、例示した項目に限定されず、必要に応じて、項目を追加したり、減らすことも可能である。また、各数値や規格(難燃グレード等)、単位は、設計や技術分野に応じて適宜変更可能である。
(H06)前記実施例において、体積や火元距離、重量、環境負荷を自動計算したが、必要に応じて、これらは省略することも可能である。
(H07)前記実施例において、物品構成情報と製図情報とを対応させて記憶していたが、これに限定されず、物品構成情報と製図情報を別々に記憶、管理することも可能である。
(H08)本発明は、物品としては、複数の部品やAssy体により構成される画像形成装置等の精密機械や、自動車等の産業機械等、複数の部品やAssy体により構成される任意の物品に対して適用可能である。
(H09)前記実施例において、環境負荷の計算を、コストに基づいて実行する場合を例示したが、これに限定されず、例えば、重量に対応する環境負荷係数を材料毎に設定し、重量と環境負荷係数とを掛け合わせることで算出する用に構成することも可能である。
(H010)前記実施例において、火元距離と難燃グレードとの関係で、強調表示を行うか否かの処理を構成情報編集端末側で行ったが、これに限定されず、物品情報サーバで処理を行い、強調表示の指定等がされた後の画像を構成情報編集端末に送信するように構成することも可能である。
(H011)前記実施例において、体積の自動計算がされた場合に、製図端末で比重との関係で重量も自動計算したが、この構成に限定されず、製図端末では体積だけ自動計算し、重量の計算は物品情報サーバで行うことも可能である。
図1は本発明の実施例1の設計支援システムの全体説明図である。 図2は実施例1の部品情報サーバおよび物品情報サーバの制御部が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図3は実施例1の部品特性情報の一例の説明図である。 図4は実施例1の物品構成情報の一例の説明図である。 図5は実施例1の閲覧用の認証画像の説明図である。 図6は実施例1の閲覧物品選択画像の説明図である。 図7は図6に示す閲覧物品選択画像において、機種名やSub名が選択された状態の説明図である。 図8は実施例1の閲覧物品選択画像において、物品構成情報が表示された状態の説明図である。 図9は実施例1の情報取得物品選択画像の説明図である。 図10は更新ステータスの説明図であり、図10Aは図9の情報取得物品選択画像において更新が可能である旨の更新ステータスが表示された状態の説明図、図10Bは更新ができない場合の更新ステータスの一例の説明図である。 図11は実施例1の構成情報編集端末の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図12は、実施例1の物品構成情報編集プログラムでの認証画像の説明図である。 図13は実施例1の編集物品選択画像の説明図である。 図14は図13に示す編集物品選択画像において、更新ステータスが表示された状態の説明図である。 図15は実施例1の編集用物品構成情報画像の説明図である。 図16は実施例1の更新時エラー画像の説明図である。 図17は実施例1の製図端末の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図18は実施例1の製図画像の一例の説明図である。 図19は実施例1の体積測定結果画像の一例の説明図である。 図20は実施例1の火元距離測定結果画像の一例の説明図である。 図21は実施例1の情報付与図面画像の一例の説明図である。 図22は実施例1の構成情報編集端末での物品構成情報閲覧処理のフローチャートである。 図23は実施例1の物品構成情報閲覧処理のフローチャートであり、図22の続きのフローチャートである。 図24は実施例1の物品構成情報閲覧処理のフローチャートであり、図23の続きのフローチャートである。 図25は実施例1の構成情報編集端末での物品構成情報編集処理のフローチャートである。 図26は実施例1の物品構成情報編集処理のフローチャートであり、図25の続きのフローチャートである。 図27は実施例1の物品構成情報編集処理のフローチャートであり、図26の続きのフローチャートである。 図28は実施例1の製図端末での製図処理のフローチャートである。 図29は実施例1の製図処理のフローチャートであり、図28の続きのフローチャートである。 図30は実施例1の製図処理のフローチャートであり、図29の続きのフローチャートである。 図31は実施例1の物品情報サーバでの情報配信処理のフローチャートである。 図32は実施例1の情報配信処理のフローチャートであり、図31の続きのフローチャートである。
符号の説明
3…構成情報編集装置、
6…物品構成情報記憶装置、
7…部品特性情報記憶装置、
C1…部品特性情報記憶手段、
C11…物品構成情報記憶手段、
C25A…体積情報反映手段、
C25B…重量情報反映手段、
C25C…火元距離情報反映手段、
C25D…環境負荷情報反映手段、
C25E…特性特定情報反映手段、
C36,C57…物品構成情報表示手段、
C36B…火元距離判別手段、
C36D…難燃情報判別手段、
C58…物品構成情報編集手段、
C58B2…環境負荷演算手段、
C77…製図手段、
C78…体積計算手段、
C78C…重量計算手段、
C79…火元距離計算手段、
N…情報通信回線。

Claims (8)

  1. 部品を識別するための部品識別情報と、前記各部品の物理的特性を特定する特性特定情報と、が関連づけられた部品特性情報を記憶する部品特性情報記憶手段と、
    物品を構成する複数の部品を特定する構成部品特定情報と、前記各部品の前記部品識別情報と、前記各部品の前記特性特定情報と、を含む物品構成情報を記憶する物品構成情報記憶手段と、
    前記物品構成情報を表示する物品構成情報表示手段と、
    前記物品構成情報の編集を行う物品構成情報編集手段と、
    前記物品構成情報の編集により追加された部品識別情報に基づいて、前記部品特性情報記憶手段から取得した前記部品識別情報に対応する前記特性特定情報を、前記物品構成情報に反映する特性特定情報反映手段と、
    前記部品が火元になるか否かを特定する火元判別情報を含む前記物品構成情報を記憶する前記物品構成情報記憶手段と、
    前記物品を構成する部品について、前記火元となる部品である火元部品と、前記火元部品以外の非火元部品との距離である火元距離を計算する火元距離計算手段と、
    前記火元距離の情報である火元距離情報を含む前記物品構成情報を記憶する前記物品構成情報記憶手段と、
    前記火元距離計算手段により計算された火元距離情報を、前記物品構成情報に反映させる火元距離情報反映手段と、
    を備えたことを特徴とする設計支援システム。
  2. 前記部品特性情報記憶手段を有する部品特性情報記憶装置と、
    前記物品構成情報記憶手段と、前記特性特定情報反映手段と、を有し、前記部品特性情報記憶装置と情報通信回線を介して接続された物品構成情報記憶装置と、
    前記構成情報編集手段を有し、前記物品構成情報記憶装置と情報通信回線を介して接続された構成情報編集装置と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の設計支援システム。
  3. 前記物品構成情報に基づいて、前記物品を構成する前記各部品の製図を行う製図手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の設計支援システム。
  4. 前記製図手段により製図された製図情報を含む前記物品構成情報を記憶する前記物品構成情報記憶手段、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の設計支援システム。
  5. 前記製図情報に基づいて前記製図された部品の体積の計算を行う体積計算手段と、
    前記部品の体積情報を含む前記物品構成情報を記憶する前記物品構成情報記憶手段と、
    前記体積計算手段により計算された前記体積情報を、前記物品構成情報に反映させる体積情報反映手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の設計支援システム。
  6. 前記部品の重量を計算するための重量計算用係数を含む前記特性特定情報を記憶する前記部品特性情報記憶手段と、
    前記体積情報と、前記重量計算用係数とに基づいて、前記部品の重量を計算する重量計算手段と、
    前記部品の重量情報を含む前記物品構成情報を記憶する前記物品構成情報記憶手段と、
    前記重量計算手段により計算された前記重量情報を、前記物品構成情報に反映させる重量情報反映手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項5に記載の設計支援システム。
  7. 前記部品の燃え難さを特定する難燃情報を含む前記特性特定情報を記憶する前記部品特性情報記憶手段と、
    前記火元距離が、予め設定された火元距離基準値以下であるか否かを判別する火元距離判別手段と、
    前記難燃情報が、予め設定された難燃情報基準値以下であるか否かを判別する難燃情報判別手段と、
    前記火元距離が前記火元距離基準値以下で且つ前記難燃情報が前記難燃情報基準値以下である場合に、前記物品構成情報中の該当する部品の欄を強調表示する前記物品構成情報表示手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の設計支援システム。
  8. 前記部品の環境に与える負荷を数値化した環境負荷値を計算するための環境負荷係数の情報である環境負荷係数情報を含む前記特性特定情報を記憶する前記部品特性情報記憶手段と、
    前記部品の環境負荷計算用入力値と、前記環境負荷係数情報とに基づいて、環境負荷値を演算する環境負荷演算手段と、
    前記演算された環境負荷値を、前記物品構成情報に反映させる環境負荷情報反映手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の設計支援システム。
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