JP4926431B2 - 翼の揺動機構及びルアー - Google Patents

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Description

本発明は、翼の揺動機構及びルアーに関する。この揺動機構には、電池、ゼンマイ、磁力等の動力によって翼が揺動するものも含まれる。
子供の玩具、魚釣り用のルアー等において、本体の後端側に翼を設け、この翼がはためくように構成されているものがある。ルアーがこの翼を備える場合、この翼の動きにより視覚的に魚の注意が惹きつけられ、翼の回転により生じる水流によっても魚の興味が惹きつけられることが期待されている。
しかし、前述した従来のルアーにおいては、翼がはためくのが単調であり、滑らかな動きを示さず、また、翼の動き幅も小さい。従って、魚に対するアピールが弱く、魚の注意を十分に惹きつけることが出来ないという問題がある。子供の玩具の場合も、同様に、魅力に乏しいという問題がある。
本発明の目的は、翼の動き幅が大きく、滑らかな動きを示し、アピール性が高く、動きが容易に制御されうる翼の揺動機構、及びこの揺動機構を備えるルアーの提供にある。
第1発明に係る翼の揺動機構は、
(1)本体、
(2)該本体の後端側に設けられており、該本体に対し回動可能に支持された連結体、
及び
(3)該連結体の後端側に設けられており、該連結体に対し回動可能に支持された翼
を備える。この揺動機構は、連結体に対する翼の過剰な回動を阻止するためのストップ機構を含む。この揺動機構は、上記連結体に対する上記翼の回転軸が該翼の流力中心よりも後端側に位置すべく構成されている。
第2発明に係る翼の揺動機構は、
(1)本体、
(2)該本体の後端側に連結されており、弾性変形可能である連結体、
及び
(3)該連結体の後端側に設けられており、該連結体に対し回動可能に支持された翼
を備える。この揺動機構は、連結体に対する翼の過剰な回動を阻止するためのストップ機構を含む。この揺動機構は、上記連結体に対する上記翼の回転軸が該翼の流力中心よりも後端側に位置すべく構成されている。
第3発明に係るルアーは、
(1)本体、
(2)該本体の後端側に設けられており、該本体に対し回動可能に支持された連結体、
及び
(3)該連結体の後端側に設けられており、該連結体に対し回動可能に支持された翼
を備える。このルアーは、連結体に対する翼の過剰な回動を阻止するためのストップ機構を含む。このルアーは、上記連結体に対する上記翼の回転軸が該翼の流力中心よりも後端側に位置すべく構成されている。
第4発明に係るルアーは、
(1)本体、
(2)該本体の後端側に連結されており、弾性変形可能である連結体、
及び
(3)該連結体の後端側に設けられており、該連結体に対し回動可能に支持された翼
を備える。このルアーは、連結体に対する翼の過剰な回動を阻止するためのストップ機構を含む。このルアーは、上記連結体に対する上記翼の回転軸が、該翼の流力中心よりも後端側に位置すべく構成されている。
本発明に係る翼の揺動機構においては、翼の回転軸が、該翼の流力中心よりも後端側に位置すべく構成されているので、翼の動き幅が大きく、滑らかな動きを示し、アピール性が高い。この翼では、振動幅が容易に制御されうる。ルアーがこの翼の揺動機構を備える場合は、この翼の動きにより視覚的に魚の注意が十分惹きつけられ、翼の揺動により生じる水流によっても魚の興味が惹きつけられる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るルアー1が示された正面図であり、図2は図1のII−II線に沿った断面図である。このルアー1は、本体としての疑似魚部2、アイ3、アイ4、一対のリング5、連結体6、挿通筒7及び翼8を備えている。
疑似魚部2は、魚の形を有しており、外面に、目、口、エラ、鱗等が描かれている。疑似魚部2はABS樹脂等の硬質合成樹脂からなり、中空である。疑似魚部2の先端側には、アイ3が設けられており、腹部には、アイ4が設けられている。アイ3には釣糸が連結され、アイ4には釣針が連結されるように構成されている。リング5は、疑似魚部2の後端部に、軸方向を上下方向に一致させた状態で、上下に2つ、設けられている。
連結体6は矩形枠状である。連結体6は、前側の軸部6a、後側の軸部6b及び上下一対のアーム6cを備えている。軸部6aは、上記一対のリング5に挿通されている。連結体6は、軸部6aを回転軸として、疑似魚部2に対し回動出来るように構成されている。軸部6bは、挿通筒7に通されている。
図3(a)は図1のルアー1の翼8が示された平面図であり、図3(b)は図3(a)のB−B線に沿った断面図である。翼8の平面形状は、実質的に流線型である。翼8は、ABS樹脂等の硬質合成樹脂からなり、中実である。翼8の先端Tの近傍はえぐられており、スペースSが形成されている。このスペースSは、左壁面8a及び右壁面8bに囲まれている。このスペースSには、上側のアーム6cが位置している。挿通筒7は、翼8に埋設されることにより翼8に取り付けられている。翼8は、軸部6bを回転軸として、連結体6に対し回動可能である。翼8の流力中心Xは、翼8の回転軸である軸部6bより先端T側に位置している。
図4は、図3の翼8の回動の様子が示された平面図である。この図4において、右側が上流である。アイ3(図1参照)に結ばれたラインが引かれることにより、翼8に水の抵抗がかかる。図4(a)では、この抵抗は主として翼8の先端Tにかかっている。水流の変化等の理由によって翼8の左頭部8Lが水の抵抗を受けると、流力中心Xが軸部6bよりも先端T側に位置することに起因して、翼8に回転のモーメントがかかる。このモーメントにより、軸部6bを回転軸として翼8が図4における時計回りに回転する。回転が進行すると、左壁面8aがアーム6cに当接する。図4(b)には、左壁面8aがアーム6cに当接した様子が示されている。この当接により、連結体6に対する翼8のそれ以上の回転が阻止される。換言すれば、左壁面8aは、連結体6に対する翼8の過剰な回動を阻止するためのストップ機構である。
図4(a)に示された状態において、水流の変化、翼8の振動等の理由によって翼8の右頭部8Rが水の抵抗を受けると、流力中心Xが軸部6bよりも先端T側に位置することに起因して、翼8に回転のモーメントがかかる。このモーメントにより、軸部6bを回転軸として翼8が図4における反時計回りに回転する。回転が進行すると、右壁面8bがアーム6cに当接する。図4(c)には、右壁面8bがアーム6cに当接した様子が示されている。この当接により、連結体6に対する翼8のそれ以上の回転が阻止される。換言すれば、右壁面8bは、連結体6に対する翼8の過剰な回動を阻止するためのストップ機構である。
図5は、図1のルアー1の動きが示された模式図である。この図5では、作図の都合上、左壁面8a及び右壁面8bの図示が省略されている。図5の(1)の場合、翼8の長手方向の中心軸と、疑似魚部2の長手方向の中心軸とは同一直線上にある。換言すれば、翼8の迎え角はゼロである。この状態では、翼8の先端Tが主として水の抵抗を受けている。
(1)の状態から、何らかの理由で翼8の左頭部8Lが水の抵抗を受けると、流力中心Xが軸部6bよりも先端T側に位置することに起因して、翼8に回転のモーメントがかかる。このモーメントにより、軸部6bを回転軸として翼8が図5において時計回りに回転する。前述のように、回転の進行によって左壁面8a(図4参照)にアーム6cが当接し、翼8のそれ以上の回転が阻止されて、(2)の状態になる。翼8は、所定の迎え角を持つ。この迎え角は、正である。左頭部8Lがさらに水の抵抗を受けることにより連結体6が力のモーメントを得て、この連結体6が軸部6aを回転軸として反時計回りに回転し、(3)の状態になる。
(2)の状態から(3)の状態への移行において、翼8の迎え角は、連結体6の振り角の増加に伴って減少する。(3)の状態では、迎え角は負である。迎え角が正から負に移行した瞬間、左頭部8Lに代わって右頭部8Rが水の抵抗を受ける。この抵抗により翼8はモーメントを得、軸部6bを回転軸として翼8が反時計回りに回転する。前述のように、回転の進行によって右壁面8b(図4参照)にアーム6cが当接し、翼8のそれ以上の回転が阻止されて、(4)の状態になる。右頭部8Rがさらに水の抵抗を受けることにより連結体6が力のモーメントを得て、軸部6aを回転軸として連結体6が時計回りに回転し、(5)の状態になる。(5)の状態から、連結体6がさらに時計回りに回転し、(6)の状態になる。
(5)の状態から(6)の状態への移行に伴い、水の抵抗を受ける部分が、右頭部8Rから左頭部8Lへと移行する。(6)の状態から、左頭部8Lが水の抵抗を受けて力のモーメントを得、軸部6bを回転軸として翼8が時計回りに回転し、(7)の状態になる。(7)の状態では、アーム6cが左壁面8aに当接している。左頭部8Lがさらに水の抵抗を受けることにより連結体6が力のモーメントを得て、軸部6aを回転軸として反時計回りに回転し、(2)の状態になる。以上のような動きが繰り返される。
翼8の流力中心Xが軸部6b上にある場合、又は軸部6bより後端側にある場合、翼8は連結体6と一体的に回転するので、従来の翼を有するルアーと同様に、旗が風になびくようにはためくのみである。従って、動きが単調であり、翼の動き幅も小さく、魚に対するアピール性が弱い。本実施形態に係る翼8においては、前述したように翼8の流力中心Xが軸部6bより先端側に位置するので、翼8が軸部6bを回転軸として左右に振れる。このルアー1では、疑似魚部2に対する連結体6の回動と連結体6に対する翼8の回動とが合成されるので、翼8の後端は大幅に振れる。そして、翼8が滑らかに回動し、アピール性が高いので、この翼8の動きにより視覚的に魚の注意が十分惹きつけられ、翼8の回動により生じる水流によっても魚の興味が惹きつけられる。しかもこのルアー1では、翼8の動きの制御も容易である。
本実施形態においては、翼8が中実である場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、上下方向に突き抜けた、中空状であってもよい。但し、中に水が入って抵抗を受けるので、翼8は中実であるのが好ましい。翼の形状は、流線型には限られない。例えばシンプルな板状の翼であっても、図5に示された揺動が達成されうる。
図3において、両矢印L1で示されているのは翼8の全長であり、両矢印L2で示されているのは翼8の前端Tと軸部6bとの距離であり、両矢印L3で示されているのは流力中心Xと軸部6bとの距離である。軸部6bは、流力中心よりも後端側にあれば足り、後端近傍に位置してもよい。換言すれば、距離L2が全長L1に近い値であってもよい。後端近傍に軸部6bが位置する場合は、翼8の主として前端T寄りが、連結体6に対して振れる。魚は尾鰭を主として振るので、この揺動機構がルアーに採用される場合は、前端T寄りが主として振れることにより不自然さが生じる。翼8が魚に似た動きをし、魚へのアピール性が高まるとの観点から、全長L1に対する距離L2の比率は25%以上55%以下が好ましく、30%以上45%以下がより好ましい。魚へのアピール性の観点から、全長L1に対する距離L3の比率は1%以上30%以下が好ましく、5%以上15%以下がより好ましい。
図6(a)は本発明の他の実施形態に係るルアー10の一部が示された平面図であり、図6(b)はその右側面図である。このルアー10は、連結体11、挿通筒12、翼13及びストッパー14を備えている。図示されていないが、このルアー10は疑似魚部を備えている。疑似魚部、連結体11及び挿通筒12の構成は、それぞれ図1に示されたルアー1の疑似魚部2、連結体6及び挿通筒7の構成と同等である。連結体11は、疑似魚部に回動可能に軸支されている。
連結体11は、アーム11a及び軸部11bを備えている。軸部11bは、挿通筒12に通されている。翼13の平面形状は、流線型である。翼13は、軸部11bを回転軸として、連結体11に対し回動可能である。翼13の流力中心(図示されず)は、軸部11bより先端側に位置している。
ストッパー14は、基部14aと一対の起立部14bとからなる。基部14aは、翼13の上面に固定されている。起立部14bは、基部14aの端から起立している。図6(b)から明らかなように、アーム11aは、両方の起立部14aの間に位置している。連結体11に対する翼13の回動により、ストッパー14も回動する。翼13及びストッパー14の回動により、アーム11bは起立部14bに当接する。この当接により、翼13の過剰の回動が阻止される。
このルアー10においても、翼13は、図5に示された翼8と同様に動く。疑似魚部に対する連結体11の回動と連結体11に対する翼13の回動とが合成されるので、翼13の後端は大幅に振れる。翼13が滑らかに回動し、アピール性が高いので、この翼13の動きにより視覚的に魚の注意が十分惹きつけられ、翼13の回動により生じる水流によっても魚の興味が惹きつけられる。しかもこのルアー10では、翼13の動きの制御も容易である。
図7は本発明のさらに他の実施形態に係るルアー16が示された正面図であり、図8は図7のVIII−VIII線に沿った断面図であり、図9は図7のルアーの一部が示された拡大平面図である。このルアー16は、本体としての疑似魚部17、アイ18、アイ19、連結体20、挿通筒21、翼22及びストッパー23を備えている。
疑似魚部17は、魚の形を有しており、外面に、目、口、エラ、鱗等が描かれている。疑似魚部17はABS樹脂等の硬質合成樹脂からなり、中空である。疑似魚部17の先端側にはアイ18が設けられており、腹部にはアイ19が設けられている。アイ18には釣糸が連結され、アイ19には釣針が連結されるように構成されている。
連結体20は、弾性部20aと軸部20bとを有する。弾性部20aはゴム、ポリ塩化ビニル等の軟質材料からなり、疑似魚部17の後端部に一体的に設けられている。軸部20bは棒状で、硬質な材料からなる。連結体20は、水流による弾性部20aの弾性変形により、疑似魚部17の後端部に対し左右に振れるように構成されている。軸部20bは、挿通筒21に通されている。この挿通筒21は翼22に埋設されることで翼22に固定されている。翼22の平面形状は流線型であり、側面視は矩形である。翼22は、ABS樹脂等の硬質合成樹脂からなり、中実である。翼22は、軸部20bを回転軸として、連結体20に対し回動出来るように構成されている。翼22の流力中心Xは、翼22の回転軸である軸部20bより先端側に位置するように構成されている。
ストッパー23は、基部23aと一対の起立部23bとからなる。基部23aは、翼22の上面に固定されている。起立部23bは、基部23aの端から起立している。図7及び図9から明らかなように、弾性部20aは、両方の起立部14aの間に位置している。連結体20に対する翼22の回動により、ストッパー23も回動する。翼22及びストッパー23の回動により、弾性部20aは起立部23bに当接する。この当接により、翼22の過剰の回動が阻止される。
図10は、図7のルアー16の動きが示された模式図である。この図10では、作図の都合上、ストッパー23の図示が省略されている。図10の(1)の場合、翼22の長手方向の中心軸と、疑似魚部17の長手方向の中心軸とは同一直線上にある。換言すれば、翼22の迎え角はゼロである。この状態では、翼22の先端が主として水の抵抗を受けている。
(1)の状態から、何らかの理由で翼22の左頭部22Lが水の抵抗を受けると、流力中心X(図9参照)が軸部20bよりも先端側に位置することに起因して、翼22に回転のモーメントがかかる。このモーメントにより、軸部22bを回転軸として翼22が図10において時計回りに回転する。前述のように、回転の進行によって一方の起立部23b(図9参照)に弾性部20aが当接し、翼22のそれ以上の回転が阻止されて、(2)の状態になる。翼22は、所定の迎え角を持つ。この迎え角は、正である。左頭部22Lがさらに水の抵抗を受けることにより弾性部20aが湾曲し、(3)の状態になる。
(2)の状態から(3)の状態への移行において、翼22の迎え角は、弾性部20aの湾曲の進行に伴って減少する。(3)の状態では、迎え角は負である。迎え角が正から負に移行した瞬間、左頭部22Lに代わって右頭部22Rが水の抵抗を受ける。この抵抗により翼22はモーメントを得、軸部20bを回転軸として翼22が反時計回りに回転する。前述のように、回転の進行によって他方の起立部23b(図9参照)に弾性部20aが当接し、翼22のそれ以上の回転が阻止されて、(4)の状態になる。右頭部22Rがさらに水の抵抗を受けることにより弾性部20aが復元し、(5)の状態になる。(5)の状態から、弾性部20aが逆方向に湾曲し、(6)の状態になる。
(5)の状態から(6)の状態への移行に伴い、水の抵抗を受ける部分が、右頭部22Rから左頭部22Lへと移行する。(6)の状態から、左頭部22Lが水の抵抗を受けて力のモーメントを得、軸部20bを回転軸として翼22が時計回りに回転し、(7)の状態になる。(7)の状態では、弾性部20aが一方の起立部23bに当接している。左頭部22Lがさらに水の抵抗を受けることにより弾性部20aが復元し、(2)の状態になる。以上のような動きが繰り返される。
このルアー16では、疑似魚部に対する連結体20の弾性変形と連結体20に対する翼22の回動とが合成されるので、翼22の後端は大幅に振れる。翼22が滑らかに回動し、アピール性が高いので、この翼22の動きにより視覚的に魚の注意が十分惹きつけられ、翼22の回動により生じる水流によっても魚の興味が惹きつけられる。しかもこのルアー16では、翼22の動きの制御も容易である。
図11は本発明のさらに他の実施形態に係るルアー25が示された正面図であり、図12は図11のXII−XII線に沿った断面の一部が示された拡大図である。このルアー25は、本体としての疑似魚部26、釣糸用のアイ27、釣針用のアイ28、連結体29及び翼30を備えている。
連結体29の前端近傍には、孔29aが形成されている。連結体29の後端近傍にも、孔29bが形成されている。前端近傍の孔29aには、ピン31が通されている。このピン31は、疑似魚部26に埋設されている。このピン31により、連結体29が疑似魚部26に軸支されている。連結体29は、ピン31を回転軸として、疑似魚部26に対して回動可能である。
翼30は、前半部30aと後半部30bとからなる。後半部30bは、前半部30aに接合されている。前半部30aは、硬質材料からなる。前半部30aには、スペースSが形成されている。スペースSは、左壁面30c及び右壁面30dに囲まれている。スペースSには、連結体29が通されている。後半部30bは、軟質材料からなる。後半部30bは、水流によって変形しうる。後半部30bの形状は、魚の尾鰭に類似している。この翼30では、後半部30bが軟質なので、全体が硬質な翼に比べて流力中心X(翼の回転モーメントの中心)が前寄りに位置する。
連結体29の孔29bには、ピン32が通されている。このピン32は、前半部30aに埋設されている。ピン32の位置は、流力中心Xよりも後端側に位置する。このピン32により、翼30が連結体29に軸支されている。翼30は、ピン32を回転軸として、連結体29に対して回動可能である。翼30の回動により、連結体29が左壁面30c又は右壁面30dに当接する。この当接により、連結体29に対する翼30の過剰の回転が阻止される。
このルアー25においても、翼30は、図5に示された翼8と同様に動く。疑似魚部26に対する連結体29の回動と連結体29に対する翼30の回動とが合成されるので、翼30の後端は大幅に振れる。翼30が滑らかに回動し、アピール性が高いので、この翼30の動きにより視覚的に魚の注意が十分惹きつけられ、翼30の回動により生じる水流によっても魚の興味が惹きつけられる。しかもこのルアー25では、翼30の動きの制御も容易である。
以上の説明はあくまで例示であり、本発明の趣旨を損なわない範囲で種々の変更がなされうる。例えば、連結体の構成は、図1及び図11に示されたタイプ以外にも、種々の構成が採用されうる。また、翼に関しても、回転軸が流力中心よりも後端側にあれば足り、その形状、材質等は任意である。
本発明は、翼を有する子供の玩具等、種々の翼の揺動機構としても適用され得る。
図1は、本発明の一実施形態に係るルアー25が示された正面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3(a)は図1のルアーの翼が示された平面図であり、図3(b)は図3(a)のB−B線に沿った断面図である。 図4は、図3の翼の回動の様子が示された平面図である。 図5は、図1のルアーの動きが示された模式図である。 図6(a)は本発明の他の実施形態に係るルアーの一部が示された平面図であり、図6(b)はその右側面図である。 図7は、本発明のさらに他の実施形態に係るルアーが示された正面図である。 図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図9は、図7のルアーの一部が示された拡大平面図である。 図10は、図7のルアーの動きが示された模式図である。 図11は、本発明のさらに他の実施形態に係るルアーが示された正面図である。 図12は、図11のXII−XII線に沿った断面の一部が示された拡大図である。
符号の説明
1、10、16、25・・・ルアー
2、17、26・・・疑似魚部
3、4、18、19、27、28・・・アイ
5・・・リング
6、11、20、29・・・連結体
6a、6b、11b、20b・・・軸部
6c、11a・・・アーム
7、12、21・・・挿通筒
8、13、22、30・・・翼
8a、30c・・・左壁面
8b、30b・・・右壁面
8L、22L・・・左頭部
8R、22R・・・右頭部
14、23・・・ストッパー
14a、23a・・・基部
14b、23b・・・起立部
20a・・・弾性体
30a・・・前半部
30b・・・後半部
31、32・・・ピン

Claims (8)

  1. 本体と、
    該本体の後端側に設けられており、該本体に対し回動可能に支持された連結体と、
    該連結体の後端側に設けられており、該連結体に対し回動可能に支持された翼と
    を備えており、
    上記連結体に対する翼の過剰な回動を阻止するためのストップ機構を含んでおり、
    上記連結体に対する上記翼の回転軸が、該翼の流力中心よりも後端側に位置すべく構成されており、
    上記ストップ機構が、翼が回動したときに連結体の左右に当接する、翼に形成された部位から構成されている翼の揺動機構。
  2. 本体と、
    該本体の後端側に連結されており、弾性変形可能である連結体と、
    該連結体の後端側に設けられており、該連結体に対し回動可能に支持された翼と
    を備えており、
    上記連結体に対する翼の過剰な回動を阻止するためのストップ機構を含んでおり、
    上記連結体に対する上記翼の回転軸が、該翼の流力中心よりも後端側に位置すべく構成されており、
    上記ストップ機構が、翼が回動したときに連結体の左右に当接する、翼に形成された部位から構成されている翼の揺動機構。
  3. 本体と、
    該本体の後端側に設けられており、該本体に対し回動可能に支持された連結体と、
    該連結体の後端側に設けられており、該連結体に対し回動可能に支持された翼と
    を備えており、
    上記連結体に対する翼の過剰な回動を阻止するためのストップ機構を含んでおり、
    上記連結体に対する上記翼の回転軸が、該翼の流力中心よりも後端側に位置すべく構成されており、
    上記ストップ機構が、翼が回動したときに連結体の左右に当接する、翼に形成された部位から構成されているルアー。
  4. 本体と、
    該本体の後端側に連結されており、弾性変形可能である連結体と、
    該連結体の後端側に設けられており、該連結体に対し回動可能に支持された翼と
    を備えており、
    上記連結体に対する翼の過剰な回動を阻止するためのストップ機構を含んでおり、
    上記連結体に対する上記翼の回転軸が、該翼の流力中心よりも後端側に位置すべく構成されており、
    上記ストップ機構が、翼が回動したときに連結体の左右に当接する、翼に形成された部位から構成されているルアー。
  5. 上記ストップ機構が、上記翼における回転軸より前端側であり且つ連結体の左右両外側それぞれに位置している請求項1又は2に記載の翼の揺動機構。
  6. 上記ストップ機構が、上記翼における回転軸より前端側であり且つ連結体の左右両外側それぞれに位置している請求項3又は4に記載のルアー。
  7. 上記翼の全長がL1、翼の前端と上記回転軸との離間距離がL2、回転軸と上記流力中心との離間距離がL3であるとき、L1に対するL2の比率が25%以上55%以下であり、L1に対するL3の比率が30%以下である請求項1、2及び5のうちのいずれかに記載の翼の揺動機構。
  8. 上記翼の全長がL1、翼の前端と上記回転軸との離間距離がL2、回転軸と上記流力中心との離間距離がL3であるとき、L1に対するL2の比率が25%以上55%以下であり、L1に対するL3の比率が30%以下である請求項3、4及び6のうちのいずれかに記載のルアー。
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