JP4922451B2 - サイクロンセパレータおよび気体流から材料を分離する方法 - Google Patents

サイクロンセパレータおよび気体流から材料を分離する方法 Download PDF

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Description

本発明は、特許請求の範囲の独立請求項の前提部に示すサイクロンセパレータおよび方法に関する。
サイクロンセパレータは、気体物質から水滴等の不純物が分離される、いくつかの産業用プロセスにおいて重要である。サイクロンセパレータは、吸音性を維持するサイレンサの前段のプロセスに配置することができる。
例えば、登録実用新案FI2242には、例えば、水滴、スプレー、および他の同様の不純物のような粒子を気体流から分離するサイクロンセパレータが示されている。セパレータは、セパレータチャンバ内で純化される気体を供給する供給チャネルと、気体流から粒子を分離するセパレータチャンバとを有し、セパレータチャンバの直径は、供給チャネルの直径よりも大きい。また、サイクロンセパレータは、気体放出チャネルと、粒子放出チャネルとを有する。さらに、サイクロンセパレータは、供給チャネル内に配置された翼群を有し、気体流に渦の動きが導入される。また翼群は、気体放出チャネル内に配置され、ここで、渦の動きを有する気体流が直線化される。
従来のサイクロンセパレータの持つ一つの問題は、入口接続部の中心軸において、セパレータチャンバに導入した粒子がセパレータチャンバの壁まで移動する距離は、既に壁の近傍の入口接続部に存在する粒子が移動する距離よりも長いことである。このため、中心軸に侵入した一部の粒子には、セパレータチャンバの壁に衝突する十分な時間がなく、これらの粒子は、いかなる分離も生じずに、サイクロンセパレータを通過してしまう。分離処理は、翼の角度を大きくすることにより改善され、この場合、粒子の大部分がセパレータの壁に衝突し、気体流から分離されるようになる。しかしながら、翼の角度を大きくすることによって圧力低下が大きくなると言う問題が生じる。
本発明の目的は、従来技術において見られる前述の問題の一部を抑制または完全に排除することである。
本発明のある目的は、サイクロンセパレータにおける被分離材料の分離を改善する解決法を提供することである。
本発明の別の目的は、気体およびそれに含まれる被分離材料が、セパレータの中心軸で、サイクロンセパレータを通過することを抑制または防止することである。
また本発明の一つの目的は、セパレータの分離効率に相関する圧力低下を抑制することである。
前述のおよび他の目的を達成するため、本発明では、添付の独立請求項の特徴的部分に示された特徴を有する。
気体流から被分離材料を分離する、本発明による典型的なサイクロンセパレータは、
−セパレータチャンバ、
−該セパレータチャンバに気体を供給する入口接続部、ならびに
−前記セパレータチャンバから気体を放出する放出接続部であって、前記セパレータチャンバ、入口接続部、および放出接続部は、中心軸と壁とを有する、放出接続部、
を有する。
また、当該サイクロンセパレータは、
−前記セパレータチャンバから分離された材料を放出するための分離開口、ならびに
−前記入口接続部および/またはセパレータチャンバ内にあり、当該サイクロンセパレータの前記壁の方に前記気体流を誘導する少なくとも一つのガイド翼、
を有する。
前記ガイド翼は、
第1の表面および該第1の表面と実質的に平行な長手軸と、
前記ガイド翼が、前記入口接続部および/または前記セパレータチャンバの中心軸と関連するように配置されるベース部であって、該ベース部から、前記第1の表面および前記長手軸は、前記セパレータチャンバおよび/または前記入口接続部の壁に向かって突出するように、半径方向に配置されるベース部と、
を有する。
前記ガイド翼の第1の表面の少なくとも一部は、前記気体流の主方向に対して、1乃至90゜の角度、好ましくは5乃至70゜の角度、より好ましくは10乃至60゜の角度で、前記長手軸の周りを回転した状態で、あるいは同様の方法で配置される。
サイクロンセパレータにおいて気体流から材料を分離する、本発明による典型的な方法では、
−被分離材料を含む気体が、前記サイクロンセパレータの入口接続部を介して、セパレータチャンバまで誘導されるとともに、
−前記気体は、前記入口接続部および/またはセパレータチャンバに配置された少なくとも一つのガイド翼によって、前記サイクロンセパレータの前記入口接続部および/または前記セパレータチャンバの中心軸から、壁に向かって誘導され、
前記ガイド翼は、
第1の表面および該第1の表面と実質的に平行な長手軸と、
前記ガイド翼が、前記入口接続部および/または前記セパレータチャンバの中心軸に関連して配置されるベース部であって、該ベース部から、前記第1の表面および前記長手軸は、半径方向に配置され、前記サイクロンセパレータの前記壁に向かって突出する、ベース部と、
を有し、
前記材料が分離された前記気体は、前記放出接続部を介して、前記サイクロンセパレータの前記セパレータチャンバから放出され、
前記分離された材料は、前記サイクロンセパレータの前記セパレータチャンバに配置された前記分離開口を介して放出され、
前記ガイド翼の第1の表面の少なくとも一部を、前記気体流の主方向に対して、1乃至90゜の角度、好ましくは5乃至70゜の角度、より好ましくは10乃至60゜の角度で、前記長手軸の周りを回転した状態で、あるいは同様の方法で配置することにより、前記気体は、前記サイクロンセパレータの壁に向かって誘導される。
本願において示された本発明の異なる実施例および特徴は、明確に記載されていない場合であっても、可能な場合、本発明によるサイクロンセパレータ、および気体流から材料を分離する方法の両方に関する。
本発明の好適実施例では、サイクロンセパレータの壁に気体流を誘導することは、特に、セパレータチャンバの壁に誘導することを意味するが、ある実施例では、気体流は、入口接続部の壁に向かって誘導されても良い。
サイクロンセパレータが、入口接続部および/またはセパレータチャンバに、少なくとも一つのガイド翼を有することは、入口接続部またはセパレータチャンバのいずれかに少なくとも一つの翼が配置されること、あるいは入口接続部とセパレータチャンバの両方に同時に少なくとも一つの翼が配置されることを意味する。後者の場合、ガイド翼は、少なくとも一部が入口接続部からセパレータチャンバの方に延伸する。また、複数のガイド翼は、入口接続部および/またはセパレータチャンバに配置されても良い。通常、2、3、4、5、6、7、8、9、10個のガイド翼が存在し、より典型的には、2乃至12個のガイド翼、より好ましくは、4乃至10個のガイド翼が存在する。
入口接続部、セパレータチャンバ、および放出接続部の中心軸は、仮想的なものであっても良く、すなわち、中心軸は、必ずしも実際の物理的構造である必要はない。入口接続部、セパレータチャンバ、および放出接続部の中心軸は、類似および一致していること、すなわちこれらは、平行であり、同一の仮想線上にあることが好ましい。
また本発明のある実施例では、サイクロンセパレータは、放出接続部に、セパレータチャンバから放出される気体流を直線化する少なくとも一つの直線化翼を有する。通常、放出接続部には、2、3、4、5、6、7、8、9、10個の直線化翼が配置される。放出接続部に直線化翼を配置することにより、セパレータの後ろの放出チャネルシステムにおいて、セパレータから放出される気体の渦が抑制される。
本発明の好適実施例では、直線化翼は、
−第1の表面および該第1の表面に実質的に平行な長手軸と、
−前記直線化翼が、前記放出接続部の中心軸と関連するように配置されるベース部であって、該ベース部から、前記第1の表面および前記長手軸は、前記放出接続部の壁に向かって突出するように、半径方向に配置されるベース部と、
を有する。
直線化翼の第1の表面の少なくとも一部は、前記気体流の主方向に対して、0乃至90゜の角度、好ましくは5乃至70゜の角度、より好ましくは10乃至60゜の角度で、前記長手軸の周りに回転した状態で、あるいは同様の方法で配置される。
また、直線化翼は、全体または一部が、放出接続部の近傍のセパレータチャンバの側に配置されても良い。実際には、本願において、直線化翼は、セパレータチャンバの中心線の後方の、セパレータチャンバの放出接続部の側にある部分において、気体流の主方向に配置された翼として定められる。これに対して、ガイド翼は、セパレータチャンバの中心線の前段の、セパレータチャンバの入口接続部の中心軸の側にある部分において、気体流の主方向に配置された翼として定められる。
また本願において、ガイド翼または直線化翼は、通常、翼とも称される。通常、翼は、例えば、鋼板のような金属板からなる平坦材料で、またはガラス繊維のような板状複合材料で形成される。翼は、気体流と衝突するように配置された第1の端部と、この第1の端部に垂直な第2の端部とを有する。翼は、サイクロンセパレータの中心軸に関連して、その基部に配置され、翼の外端部は、基部もしくはその近傍の反対にあり、またはサイクロンセパレータの外壁に関連している。
翼の第1の表面の角度は、入口接続部および放出接続部の翼の間で、必ずしも同一である必要はなく、すなわちガイド翼と直線化翼との間で、異なっていても良いことは明らかである。
本願において、被分離材料または粒子は、例えば、水滴および水滴に含まれる不純物、ダスト、繊維、ならびに/または他の固体状粒子を表す。
ガイド翼および直線化翼の第1の表面は、主に気体流が衝突する表面を表し、この表面の主要目的は、気体流を前記表面によって定められた方向に偏向させ、誘導することである。
サイクロンセパレータの壁に向かうように気体流を誘導する目的は、セパレータチャンバにおいて、気体流に渦の動きを導入することである。気体が壁の近くで渦化すると、遠心力により、被分離材料が気体から分離される。
気体の動きが乱流であり、特に乱流がセパレータチャンバ内で意図的に生じる場合であっても、通常、気体流の主方向は、気体が進行するように向けられた方向を意味する。この方向は、しばしば、セパレータチャンバを介して、実質的に入口接続部の方向から放出接続部の方向に向かう方向である。本発明の大部分の実施例では、気体流の主方向は、入口接続部から放出接続部に向かうセパレータチャンバの中心軸の方向と同じである。
本発明のある好適実施例では、本発明によるサイクロンセパレータは、液滴セパレータとして使用される。本発明によるサイクロンセパレータは、例えば、加工産業の気体からの水分の除去に適しており、紙およびパルプ産業において生じる放出気体からの水分の除去に特に適している。本発明によるサイクロンセパレータは、製紙機械の湿式端部、例えば配線または圧縮区画に対応して配置されることが特に好ましい。湿式端部から放出される空気は、水滴および水分を有し、これらは、繊維、フィラー粒子、および他の不純物を含む。これらの不純物は、本発明により、空気から容易に分離することができる。本発明によるサイクロンセパレータの利点は、動作の信頼性であり、すなわちこれらは、従来の積層セパレータとは異なり、簡単に目詰まりを起こすことはなく、寸法が極めてコンパクトで、これらを他の加工装置に対応付けて配置することが容易となる。
セパレータチャンバは、例えば、円柱状、矩形状プリズム等の形状であっても良い。この直径は、例えば、これに接続される入口接続部の直径、および/またはこれに接続される放出接続部の直径と等しくても良い。セパレータチャンバの直径は、入口接続部および/または放出接続部の直径よりも大きいことが好ましい。セパレータチャンバの直径は、通常、0.3乃至3mであり、より一般的には、0.5乃至2.5mであり、さらに一般的には0.8乃至2.2mである。
入口接続部は、入口開口の少なくとも端部を有し、これに関連して、気体入口チャネルが配置されても良い。同様に、放出接続部は、放出開口の少なくとも端部を有し、これに関連して、セパレータチャンバから気体を放出するための、気体放出チャネルの開口が配置されても良い。また入口開口は、入口開口に加えて、入口開口の前段に配置された壁を有しても良く、放出開口は、放出開口の後段に配置された壁を有しても良い。この場合、入口接続部および/または放出接続部は、例えば同様の円柱状、矩形プリズム等の形態で、相互に独立していても良い。入口および/または放出接続部は、セパレータチャンバから分離するように配置されても良く、あるいは、これらは、セパレータチャンバと一体化されても良い。入口および/または放出接続部の直径は、通常、0.25乃至2.5mであり、より一般的には0.4乃至2mであり、さらに一般的には0.6乃至1.8mである。入口および放出接続部の直径は、同じ寸法である必要はなく、入口接続部の直径は、放出接続部の直径よりも大きくても良い。また、入口接続部の全長は、放出接続部の全長とは異なる寸法を有しても良い。
サイクロンセパレータの全長は、通常、その中心軸の方向において、0.6乃至6mであり、より一般的には、1.0乃至5.0mであり、更に一般的には1.5乃至4.5mである。
入口接続部および/またはセパレータチャンバおよび/または放出接続部に関して、2以上の翼が配置されることが好ましく、これは、例えば2乃至15個または4乃至10個である。
本発明のある実施例では、翼の第1の表面の角度は、可変となるように配置される。これは、第1の表面のある第1の部分では、翼の角度は、気体流の主方向に対してある大きさを有し、第1の表面の第2の部分では、翼の角度が他の大きさであり、すなわち第1の角度とは異なることを意味する。本発明のある実施例では、ガイド翼の角度は、通常、翼のベース部から、その外端部に向かって減少する。同様に、直線化翼の角度は、気体流の主方向において、通常、第1の端部から第2の端部に向かって増加する。
翼は、前記角度で配置されても良く、例えば、回転、ねじれ、湾曲、成形された形状であっても良い。翼は、該翼を回転またはねじることにより、角度が可変に配置されることが好ましい。これは、容易であり、経済的であるからである。
可変角度は、例えば、第1の表面を有限数の角度で折り曲げることにより、あるいは第1の表面を、折り部が認められず、平滑に変化するように配置させることにより、形成されても良い。本発明の実施例では、翼は、1または2以上の不連続性を有するよう、すなわち折り曲げて配置され、これにより翼の第1の表面の角度が変化する。
本発明の実施例は、セパレータチャンバを有するサイクロンセパレータにおいて粒子の分離を助長する方法に関し、この方法では、
粒子を含む気体流が、第1の端部に配置された入口接続部を介してセパレータチャンバに誘導され、
前記粒子を含む気体流は、前記入口接続部または前記セパレータチャンバに配置された、少なくとも一つのガイド翼の表面に沿って誘導され、これにより、前記気体流には、前記セパレータチャンバの他の端部に向かう動きが導入され、前記粒子は、前記サイクロンセパレータの外壁に向かって誘導され、
気体流は、前記サイクロンセパレータの他の端部に配置された前記放出接続部を介して、前記セパレータチャンバから排出され、
前記サイクロンセパレータの中心部近傍で、前記ガイド翼の表面に当たった粒子は、前記サイクロンセパレータの外壁に向かって、サイクロンセパレータの前記中心部からさらに遠いガイド翼に当たった粒子よりも大きな角度で移動するように誘導される。気体流には、少なくとも一つのガイド翼により、セパレータチャンバの他の端部に向かって、渦の動きが導入されることが好ましい。
本発明のある実施例では、ガイド翼の第1の表面の角度は、気体流の主方向、すなわち、翼の長手軸に対して垂直な方向で増加する。これは、気体が主方向に移動した際に、気体は、まず、気体流の主方向に対してある角度で、翼の第1の表面の第1の部分に当たることを意味する。気体が、その主方向において、すなわち主としてセパレータチャンバの中心軸の方向において、翼の第1の表面に沿って移動すると、第1の表面の角度は、徐々に、または例えば折り部で、ステップ状に増加する。
本発明のある実施例では、直線化翼の第1の表面の角度は、気体流の主方向で減少する。通常、これは、直接入口接続部から放出接続部を通る方向に対する第1の表面の角度を意味する。そのような場合、直線化翼は、セパレータチャンバからの乱流の放出気体流を直線化し、流れを放出接続部および/またはセパレータチャンバの中心軸に対して平行にする。
また直線化翼の第1の表面の角度は、ゼロであることが好ましく、この場合、翼の第1の表面は、気体流の主方向と平行である。翼の全表面は、同じ角度であっても良く、あるいは角度は、第1の表面のある部分におけるゼロから、別の部分で増加するような、可変状態であっても良い。
本発明のある実施例では、気体流の主方向に対するガイド翼の第1の表面の角度は、気体流の主方向に対して実質的に垂直な方向、すなわち半径方向において、少なくとも平均的に可変となるように配置され、角度は、中心軸に対応して最大となり、サイクロンセパレータの壁に向かって、平均的に減少する。この特性により、中心軸に関連してセパレータチャンバに導入された粒子は、セパレータチャンバに導入された際に、既に壁の近傍にある粒子よりも強い力で、壁に向かって誘導される。これは、翼の同じ表面角度が、翼のベース部および翼の外端部で、表面積の異なる割合を網羅することを意味する。例えば、翼のベース部の大部分は、翼の外端部よりも大きな角度であることが好ましい。また、直線化翼の角度は、同様に、半径方向において、平均的に可変になるように配置されても良い。
また本発明のある実施例では、サイクロンセパレータは、第1の中心素子を有し、この中心素子は、入口接続部および/またはセパレータチャンバの中心軸に実質的に関連して配置され、気体流は、中心軸から離れ、サイクロンセパレータの壁に向かうように誘導される。従って、中心素子を使用することにより、サイクロンセパレータの中心軸における流れが抑制され、あるいは減少する。第1の中心素子は、円錐状に配置されても良く、この場合、これは、気体流の主方向において、ガイド翼に向かって広がる。中心素子の拡大形状は、サイクロンセパレータの中心軸から外壁に向かって、気体流を遠ざけるように誘導し、これにより、気体流の誘導が助長される。これに対して、ガイド翼の後段では、第1の中心素子は、円錐型のテーパ状に配置され、流れ状態が最適化される。
また本発明のある実施例では、サイクロンセパレータは、第2の中心素子を有し、この中心素子は、実質的に放出接続部の中心軸に関連して配置される。1または2以上の直線化翼は、放出接続部の第2の中心素子に取り付けられても良く、あるいは第2の中心素子に関連して配置されても良い。中心素子の形状は、気体流の主方向において、テーパ状に配置されても良い。テーパ化は、例えば、中心素子の円錐形により、気体流が中心軸に戻るように誘導され、これにより流れの断面において、気体流が均質化される。
入口および放出接続部の双方が、相互に別々の中心素子を有しても良い。また、入口接続部および/または放出接続部の中心素子は、セパレータチャンバ内に配置された中心素子と一体化された単一片を形成しても良く、および/または相互に一体化されても良い。この場合、一つの一体化中心素子は、セパレータチャンバを介して、中心線に沿って、入口接続部から放出接続部まで延伸する。
本発明のある実施例では、中心素子は、少なくともセパレータチャンバの中心軸に関して、円柱状である。円柱状中心素子は、セパレータチャンバの中心軸に関連した、気体の侵入を抑制することができ、さらには気体を強制的にセパレータチャンバの壁に向かうようにすることができる。円柱状中心素子は、例えば、管状であっても良い。
本発明のある実施例では、ガイド翼および/または直線化翼の少なくとも一部は、中心素子に関連して、ベース部に配置される。例えば、翼は、溶接により、中心素子に固定されても良い。
本発明の利点は、サイクロンセパレータでの被分離材料の分離が改善されることである。
本発明のある利点は、セパレータの中心軸において、サイクロンセパレータを通る気体および該気体に含まれる被分離材料が通過することを有意に抑制し、またはこれを防止することが可能になることである。
本発明の別の有意な利点は、分離効率に関係する圧力低下を抑制することができることである。
本発明によるサイクロンセパレータは、被分離材料を気体流から分離する方法に使用されることが好ましい。従属請求項に記載の解決法、および図に示した一例の内容の解決法は、前記方法での使用にも適している。
通常、サイクロンセパレータは、垂直に使用されるように配置され、これにより、入口接続部は、放出接続部の下側に配置される。被純化気体流は、底部からサイクロンセパレータに導入され、この被純化気体流は、サイクロンセパレータの上部から放出される。サイクロンセパレータが水平使用にも適していることは、明らかである。
本発明の好適実施例では、セパレータチャンバに、少なくとも一つの分離開口が配置され、この分離開口を介して、被純化気体から分離された材料が放出される。分離開口は、セパレータチャンバの壁の適当な位置に配置されても良い。分離開口の直径は、通常、入口接続部の直径および/または放出接続部の直径よりも有意に小さく、通常、約0.07乃至0.15mである。サイクロンセパレータが垂直位置に、すなわちセパレータチャンバの底部に垂直に、取り付けられるように設計される場合、セパレータチャンバの底部に放出シュートが配置され、分離開口は、この放出シュートに配置される。この場合、被分離材料は、セパレータチャンバの壁に沿って、放出シュートまで移動し、ここから、放出開口を介して放出される。また放出シュートは、水平サイクロンセパレータの底部に配置されても良い。
従来のサイクロンセパレータを示した図である。 本発明の第1の実施例によるサイクロンセパレータを示す図である。 サイクロンセパレータの管状入口接続部の断面図およびガイド翼の斜視図である。 矢印dの方向から見たときの、図3aに示した状態を示す図である。 サイクロンセパレータの管状入口接続部の断面図およびガイド翼の斜視図である。 矢印dの方向から見たときの、図4aに示した状態を示す図である。 サイクロンセパレータの管状入口接続部の断面図およびガイド翼の斜視図である。 矢印dの方向から見たときの、図5aに示した状態を示す図である。 気体流の主方向において、ガイド翼の第1の表面の角度の変化を示す図である。 半径方向におけるガイド翼の第1の表面の角度の平均的な変化を示す図である 本発明の第2の実施例によるサイクロンセパレータの斜視図である。 本発明のある実施例によるサイクロンセパレータを示す図であり、放出接続部に直線化翼が設置された図である。 図7aおよび7bに示したような、入口接続部に配置された、いくつかの翼および中心素子を示す図である。 本発明の実施例による翼の角度の変化を概略的に示した図である。
以下、添付の概略的な図面を参照して、本発明について詳しく説明する。
図1には、従来のサイクロンセパレータ91を示す。このサイクロンセパレータは、気体供給チャネル95と、気体放出チャネル96と、両者の間のセパレータチャンバ92とを有し、このセパレータチャンバは、粒子用の放出チャネル97を有する。矢印100は、気体の流れ方向を示している。送り込み側のガイド翼98は、供給開口93と関連するように配置され、このガイド翼は、被純化気体に渦の動きを導入するように設計される。放出側の翼群99は、放出開口94と関連するように配置され、これらの翼は、セパレータチャンバ92からの流れを直線化するように設計される。
図2には、本発明の第1の実施例によるサイクロンセパレータ1を示す。矢印10は、入口チャネル5、セパレータチャンバ2、および放出チャネル6内の気体流の主方向を示している。サイクロンセパレータ1は、入口接続部3を有し、これを介して、被純化気体は、セパレータチャンバ2に供給される。入口接続部3と関連して、ガイド翼8aが配置され、この例では、ガイド翼の第1の表面12は、気体流の主方向10に対して約45゜の角度αで配置される。この例では、気体流の主方向10は、入口接続部3およびセパレータチャンバ2の共通中心軸13の方向と実質的に等しい。ガイド翼8aの目的は、セパレータチャンバ2に供給される気体流を主方向10から偏向させることであり、これにより、気体流の少なくとも一部は、セパレータチャンバ2の壁11に向かって誘導される。同時に、気体流には、セパレータチャンバ2内で、渦の動きが導入される。気体が壁11の近傍で渦化すると、水滴または粒子のような被分離材料は、遠心力により気体から分離される。この材料は、分離開口7を介して放出される。気体は、セパレータチャンバ2から、放出接続部4を通り、その後、さらに放出チャネル6を介して放出される。
図3a、4a、5aには、気体流の主方向に対して垂直な方向における、サイクロンセパレータの管状入口接続部3の断面の一例を示す。図3a、4a、5aでは、気体流の方向は、紙面を介して観者から垂直である。図3b、4b、5bには、ガイド翼8aの斜視図が示されている。図3b、4b、5bには、矢印dの方向から見たときの、管状入口接続部の上部の図3a、4 a、5 aに示した状態が示されている。これらの例の目的は、本願における、気体流の主方向10に対するガイド翼8aの第1の表面の角度の意味を説明することである。この例では、翼8aは、均一な板状および直線状であり、中心軸に対応する配置で、ベース部9で、中心素子15aに取り付けられている。中心素子は、図3b、4b、5bには示されていない。翼8aの長手軸18は、入口接続部3の半径方向に平行に配置され、すなわち中心素子15aから入口接続部3の壁に向かって垂直に配置される。図3aおよび3bでは、翼8aの第1の表面12は、気体流の主方向10に対して90゜の角度で配置され、すなわち図3aにおいて、第1の表面12は、紙面と平行である。図4aおよび4bでは、翼8aは、図3aおよび3bの位置から、長手軸18の周りに45゜だけ回転しており、この場合、第1の表面12の角度αは、気体流の主方向10に対して45゜である。図5aおよび5bでは、翼8aは、図3aおよび3bの位置から、長手軸18の周囲に90゜だけ回転しており、この場合、気体流の主方向10に対する第1の表面12の角度は、ゼロであり、すなわち第1の表面12は、気体流の方向と平行である。
図6aには、角度の変化が表す意味を示す。この特定の場合、ガス流の主方向10において、中心素子15に取り付けられたガイド翼の第1の表面12a、12bの角度が増加している。気体が主方向10に移動すると、まず気体は、気体流の主方向10に対してある角度で、例えば10゜で、翼の第1の部分12aに当たる。主方向10において、翼の第1の表面の第1の部分12aに沿って、気体が移動すると、第1の表面の角度は、折り部19、特に位置19aで増加し、これにより、気体流の主方向10に対する第2の部分12bの角度は、第1の部分12aの角度よりも大きくなる。第2の部分12bの角度は、例えば、40゜であっても良い。
図6bには、気体流の主方向に対して実質的に垂直な方向、すなわち半径方向における、ガイド翼の第1の表面12a、12bの角度の平均的な変化によって生じる状態を示す。この例では、気体流の主方向10に対する第1の部分12aの角度は、第2の部分12bの角度よりも小さい。翼のベース部12b’の大部分は、気体流の主方向10に対して大きな角度であり、少しの部分12a’だけが小さな角度となる。翼の長手軸18の方向、すなわちサイクロンセパレータの半径方向から見たとき、翼12a”の外側端部の大部分は、小さな角度となり、少しの部分12b”のみが、気体流の主方向10に対して大きな角度となる。本願では、この特性は、第1の表面12a、12bの角度が、中心軸13に対して平均的に最大となり、サイクロンセパレータの壁に向かって、すなわち翼の長手軸の方向において、平均的に減少すると記載される。
図7aには、本発明の第2の実施例によるサイクロンセパレータ1の斜視図を示す。サイクロンセパレータ1の入口接続部3には、ガイド翼8aが提供される。中心素子15は、円柱形状である。これは、セパレータチャンバ2の中心軸に関連して配置され、実質的に入口接続部3から放出接続部4に向かって延在する。中心素子15は、セパレータチャンバ2の中心軸に対応する気体の流れを抑制し、従って気体流は、強制的にセパレータチャンバ2の壁11に近づけられる。ガイド翼8aは、ベース部9により、中心素子15aに取り付けられる。これらのベース部分に取り付けられた位置から、翼8aは、中心素子15aの方向に対して、実質的に垂直に突出し、中心軸の方向は、サイクロンセパレータの壁11の方に向かう。翼8aの第1の表面12の角度は、可変状態で配置され、この角度は、気体流の主方向10において増加し、換言すれば、翼の横方向において増加する。翼8aの第1の表面12は、2つの折り部19、20を有し、これらは、第1の表面を3つの部分12a、12b、12cに分割する。折り部の数は、異なっていても良く、例えば1、3、4、5またはそれ以上であっても良い。また、第1の表面の角度の変化は、少なくとも一部が連続的になり、いかなる明確な折り部も生じなくなるように配置されても良い。この例では、気体流の主方向10に対する第1の部分12aの角度は、小さく、約5゜である。第2の部分12bの角度は、約25゜であり、第3の部分12cの角度は、45゜である。入口接続部3に関連して、中心素子15aは、円錐状であり、気体流の主方向10において、広くなるように配置される。円錐形状は、中心軸からサイクロンセパレータの壁11に向かって、気体流を遠ざけるように誘導する。破線で示された矢印30は、ガイド翼8aが気体流を壁11の方に誘導する状態を示している。中心素子15bは、放出接続部4では円錐であり、気体流の主方向10においてテーパ化され、これにより、放出接続部4の中心軸14に対応した気体流の流れが助長され、さらには流れの断面において、気体流の均一化が助長される。
図7bには、本発明のある実施例によるサイクロンセパレータを示す。この放出接続部には、直線化翼8bが提供される。翼の目的は、セパレータチャンバ2から放出される乱流気体流を直線化することである。
図8には、入口接続部に配置された、図7a、7bと同様のいくつかの翼、および中心素子を示す。この図は、入口接続部の壁の、中心素子15、15aおよび中心軸に向かう、半径方向に平行な方向から見たときのものである。図8において、ガイド翼の角度は、図7aおよび7bとは異なる方向において、可変となるように配置される。図8の翼は、気体流を反時計方向に誘導するが、図7aおよび7bのガイド翼は、時計方向に誘導する。
図9には、本発明の実施例における翼の角度の変化を概略的に示す。中心素子15には、ガイド翼12が取り付けられ、この翼に、折り部12’が破線に沿って配置される。中心素子15の側の折り部12’の翼12の部分12bにおいて、翼の第1の表面の角度は、気体流の主方向10に対して50゜である。粒子Aが中心素子15の近傍で、翼の第1の表面に当たると、翼12の角度が、翼の全長に対して平均的に50゜の位置において、粒子Aは、翼12の第1の表面に沿って誘導される。粒子Bが翼の中央部分において、翼の第1の表面に当たると、最初、粒子Bは、翼の折部までは、角度が40゜の翼の部分により誘導され、その後は、角度が50゜の翼の表面により誘導される。従って、粒子Bの誘導に使用される角度は、平均的に、粒子Aを誘導する際に使用される角度よりも小さくなる。翼の外側端部近傍で、粒子Cが翼の第1の表面に当たると、粒子Cは、翼12の角度が、平均して翼の全長の40゜となる位置で、翼12の第1の表面に沿って誘導される。従って、粒子Cの誘導に使用される翼の第1の表面の角度は、平均的に、粒子AおよびBの誘導に使用される角度よりも小さくなる。従って、この方法では、中心軸に対応してセパレータチャンバに侵入した粒子は、セパレータチャンバに侵入した際に既に壁の近傍にある粒子に比べて、大きな力で壁に向かって誘導される。図9における角度は、一例によって示されたものであり、これらの角度は、特許請求の範囲の記載の範囲内で変更することが可能である。
本発明は、前述のように一例として示された実施例に限定されるものと解してはならない。本発明は、特許請求の範囲に記載の保護の範囲内で、広く解される必要がある。

Claims (12)

  1. 気体流から被分離材料を分離するサイクロンセパレータであって、
    −セパレータチャンバ、
    −該セパレータチャンバに気体を供給する入口接続部、
    −前記セパレータチャンバから気体を放出する放出接続部であって、前記セパレータチャンバ、入口接続部、および放出接続部は、中心軸と壁とを有する、放出接続部、
    −前記セパレータチャンバから分離された材料を放出するための分離開口、ならびに
    −前記入口接続部および/またはセパレータチャンバ内にあり、当該サイクロンセパレータの前記壁の方に前記気体流を誘導する少なくとも一つのガイド翼、
    を有し、
    前記ガイド翼は、
    長手軸に沿って延伸し、前記気体流を偏向誘導する第1の表面と、
    前記ガイド翼、前記入口接続部および/または前記セパレータチャンバの中心軸に接続するベース部であって、これにより、前記ガイド翼は、前記セパレータチャンバおよび/または前記入口接続部の壁に向かって突出するように、半径方向に配置されるベース部と、
    を有し、
    前記ガイド翼の第1の表面の少なくとも一部は、前記気体流の主方向に対して1乃至90゜の角度(α)で、前記長手軸の周囲に回転するように配置され、
    これにより、前記気体流の主方向に対する前記第1の表面の角度は、少なくとも前記気体流の前記主方向に実質的に垂直な方向に調節可能に配置され、
    すなわち半径方向において、前記角度前記中心軸に関して最大となり、当該サイクロンセパレータの前記壁に向かって平均的に減少するように配置されることを特徴とするサイクロンセパレータ。
  2. さらに、前記放出接続部に、前記セパレータチャンバから放出された気体流を直線化する少なくとも一つの直線化翼を有し、
    該直線化翼は、
    長手軸に沿って延伸し、前記気体流を偏向誘導する第1の表面と、
    −前記直線化翼、前記放出接続部の中心軸に接続するベース部であって、これにより、前記直線化翼は、前記放出接続部の壁に向かって突出するように、半径方向に配置されるベース部と、
    を有し、
    前記直線化翼の前記第1の表面の少なくとも一部は、前記気体流の主方向に対して、0乃至90゜の角度で、前記長手軸の周囲に回転するように配置されることを特徴とする請求項1に記載のサイクロンセパレータ。
  3. 前記直線化翼の前記第1の表面の前記角度は、調節可能に配置されることを特徴とする請求項2に記載のサイクロンセパレータ。
  4. 前記ガイド翼の第1の表面の前記角度は、前記気体流の主方向において増加することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のサイクロンセパレータ。
  5. 前記直線化翼の第1の表面の前記角度は、前記気体流の主方向において減少することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一つに記載のサイクロンセパレータ。
  6. さらに、第1の中心素子を有し、
    第1の中心素子は、前記入口接続部および/またはセパレータチャンバの中心軸を有するように配置され、
    前記気体流は、前記中心軸から遠ざかり、当該サイクロンセパレータの前記壁に向かうように誘導されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のサイクロンセパレータ。
  7. さらに、第2の中心素子を有し、
    第2の中心素子は、前記放出接続部の中心軸を有するように配置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載のサイクロンセパレータ。
  8. 前記第1または第2の中心素子は、前記セパレータチャンバの前記中心軸に関して、少なくとも円柱状であることを特徴とする請求項6または7に記載のサイクロンセパレータ。
  9. 前記ガイド翼および/または直線化翼の少なくとも一部は、前記第1および/または第2の中心素子に接続されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一つに記載のサイクロンセパレータ。
  10. サイクロンセパレータにおいて気体流から材料を分離する方法であって、
    −被分離材料を含む気体が、前記サイクロンセパレータの入口接続部を介して、セパレータチャンバまで誘導されるとともに、
    −前記気体は、前記入口接続部および/またはセパレータチャンバに配置された少なくとも一つのガイド翼によって、前記サイクロンセパレータの前記入口接続部および/または前記セパレータチャンバの中心軸から、壁に向かって誘導され、
    前記ガイド翼は、
    長手軸に沿って延伸し、前記気体流を偏向誘導する第1の表面と、
    前記ガイド翼、前記入口接続部および/または前記セパレータチャンバの中心軸に接続するベース部であって、これにより前記ガイド翼は、前記サイクロンセパレータの前記壁に向かって突出するように、半径方向に配置される、ベース部と、
    を有し、
    前記材料が分離された前記気体は、前記放出接続部を介して、前記サイクロンセパレータの前記セパレータチャンバから放出され、
    前記分離された材料は、前記サイクロンセパレータの前記セパレータチャンバに配置された前記分離開口を介して放出され、
    前記ガイド翼の第1の表面の少なくとも一部を、前記気体流の主方向に対して、1乃至90゜の角度で、前記長手軸の周り回転させて配置することにより、前記気体は、前記サイクロンセパレータの壁に向かって誘導され、
    前記気体流の主方向に対する前記第1の表面の角度は、少なくとも平均的に、前記気体流の主方向に対して実質的に垂直な方向に調節可能に配置され、
    すなわち半径方向において、前記角度は、前記中心軸に関して最大となり、前記サイクロンセパレータの前記壁に向かって平均的に減少することを特徴とする方法。
  11. 前記サイクロンセパレータの中心軸での流れは、中心素子を用いることにより、抑制または低減されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. セパレータチャンバを有するサイクロンセパレータにおいて粒子の分離を助長する方法であって、
    粒子を含む気体流が、第1の端部に配置された入口接続部を介してセパレータチャンバに誘導され、
    前記粒子を含む気体流は、前記入口接続部または前記セパレータチャンバに配置された、少なくとも一つのガイド翼の表面に沿って誘導され、これにより、前記気体流には、前記セパレータチャンバの他の端部に向かう動きが導入され、前記粒子は、前記サイクロンセパレータの外壁に向かって誘導され、
    気体流は、前記サイクロンセパレータの他の端部に配置された前記放出接続部を介して、前記セパレータチャンバから排出され、
    前記サイクロンセパレータの中心部近傍で、前記ガイド翼の表面に当たった粒子は、前記サイクロンセパレータの外壁に向かって、サイクロンセパレータの前記中心部からさらに遠いガイド翼に当たる粒子よりも大きな角度で移動するように誘導されることを特徴とする方法。
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