JP4921204B2 - 撮像装置及びその制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、一般には、撮像装置に係り、特に、自動露出制御機能を有する撮像装置に関するもので、例えば、監視用のデジタルビデオカメラに好適である。
近年、自動露出(AE:Automatic Exposure)制御機能を備えたデジタルビデオカメラを監視カメラとして使用することが提案されている。AE制御では、被写体の明るさの変化に応じて電子シャッター速度、絞り値、ゲイン値などの動作パラメータを変化させることによって、画像の輝度を適正な値に調整することができる。
一方、監視カメラは、撮影を停止する時間を設けることなく常時撮影することが一般的である。このため、高い耐久性を備えていることが望まれている。AE制御の動作パラメータにおいて、電子シャッター速度やゲイン値と異なり、絞りは長時間駆動に起因する疲労や磨耗などの機械的な問題を生じる場合がある。そこで、特許文献1は、絞りの寿命を延ばすために絞り値を常時固定する制御方式を提案している。
特開平08−136968号公報(第22頁、図11)
しかしながら、絞り値を固定するということは、残りの電子シャッター速度やゲイン値のみでAE制御を行うことになる。ここで、絞りは、その開口径が小さいほど被写界深度を深くすることができる。よって、監視対象の全領域に対して適度な被写界深度を確保するためには、絞りの開口径をある程度小さくする必要が生じる。
監視対象が暗ければ、電子シャッター速度を遅くして露光時間を長くする処理と、ゲイン値を増大する処理の、少なくとも一方で対応する必要が生じる。しかしながら、露光時間を1フィールドより長くしてしまうと被写界中の動体の動きがぎこちなくなり、ゲイン値をあまり増大すると画像中のノイズが目立ってしまう。
監視システムでは、例えば、撮影された映像から侵入者を特定したり火災の原因となる状況を判定したりするためにも、監視対象をできるたけ高い画質で撮影することが求められる。このため、特許文献1のように常時絞り値を固定する制御を行ってしまうと、異常状態の画質が劣化してかかる要求を満足することができない場合が生じるおそれがある。
本発明は、異常状態を高画質で撮影すると共に耐久性を向上した撮像装置に関する。
本発明の一側面としての撮像装置は、監視対象の状態を検出する検出手段を有し、前記監視対象を監視する監視システムに使用され、前記監視対象を撮像する撮像装置であって、前記検出手段による検出結果に基づいて、撮影モード通常監視モードと異常監視モードのいずれか一方を設定する設定手段と、絞り値と、少なくともシャッター速度およびゲイン値のいずれか一方を含む動作パラメータの値を変更することによって、撮像素子の出力信号の輝度レベルを目標値に近づける自動露出制御手段を有し、前記自動露出制御手段は、絞り値を前記設定手段により設定された撮影モードに対応した小絞り端寄りの所定値にした状態で前記監視対象の明るさが暗くなった場合、前記通常監視モードが設定されているときよりも前記異常監視モードが設定されているときのほうが絞り値を優先して変更することを特徴とする。
また、本発明の別の一側面としての撮像装置の制御プログラムは、監視対象の状態を検出する検出手段を有し、前記監視対象を監視する監視システムに使用され、前記監視対象を撮像する撮像装置を制御するための制御プログラムであって、前記検出手段による検出結果に基づいて、撮影モード通常監視モードと異常監視モードのいずれか一方を設定する設定ステップと、絞り値と、少なくともシャッター速度およびゲイン値のいずれか一方を含む動作パラメータの値を変更することによって、撮像素子の出力信号の輝度レベルを目標値に近づけるとともに、絞り値を前記設定手段により設定された撮影モードに対応した小絞り端寄りの所定値にした状態で前記監視対象の明るさが暗くなった場合、前記通常監視モードが設定されているときよりも前記異常監視モードが設定されているときのほうが絞り値を優先して変更する自動露出制御ステップと、を実行させるためのものである。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、異常状態を高画質で撮影すると共に耐久性を向上した撮像装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施例1の監視システム100のブロック図である。監視システム100は、カメラ本体7と、コントロールユニット10と、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disc Drive)12と、モニターディスプレイ13とを有する。また、監視システム100は、煙センサー1と、赤外線センサー2と、マイクロホン3とを更に有する。コントロールユニット10はカメラ本体7と一体であってもよいし、カメラ本体7と別体として異なる場所に配置されてもよい。
カメラ本体7は動画及び静止画を撮像することが可能であるデジタルビデオカメラである。カメラ本体7は、電動雲台6に載置され、コントロールユニット10を介して、上下(以下、「チルト」と称する)方向及び左右(以下、「パン」と称する)方向に撮像範囲を変えることができる。また、カメラ本体7には、後述するように、カメラ本体7が振動していることを検出する振動検出回路と、被写界に動体が存在することを検出する動体検出回路が内蔵されている。これらの回路はカメラ本体7と別体であってもよい。
カメラ本体7にて取得された撮像信号8は、コントロールユニット10に出力され、HDD記録装置12とモニターディスプレイ13とに分配される。カメラ本体7は、モード識別信号11をHDD記録装置12に送信する。このモード識別信号11は、異常監視モードのときのみアクティブになる信号である。
HDD記録装置12は、コントロールユニット10を介して、受信した撮像信号8から生成した画像を記録する。モニターディスプレイ13は、監視者(ユーザー)が画像を視認できるように、撮像信号8から生成した画像を表示する。図2は、HDD記録装置12の構成の一例を示す概略ブロック図である。HDD記録装置12は、図2に示すように、符号化器1503と、記録部1515とを有する。
符号化器1503は、本実施例では、一般にMPEG(Moving Picture Experts Group)と称される圧縮方式によって、撮像信号8を圧縮する。かかる圧縮方式としては圧縮性能の異なるMPEG1、MPEG2及びMPEG4などを適用することができる。符号化器1503は動き補償フレーム間予測部1504と離散コサイン変換部(DCT:Discrete Cosine Transform)1505とを有する。また、符号化器1503は、量子化部1506と、可変長符号化部(VLC:Variable Length Coding)1507とを更に有する。
動き補償フレーム間予測部1504は、被写界の中でも動きや変化の少ない領域では同じデータを繰り返し用いたり、動きや変化の激しい画像では画像を間引いたりして撮像信号8の圧縮を行う。DCT1505は、動き補償フレーム間予測部1504から出力された振幅信号を、周波数信号に変換する。量子化部1506はDCT1505の出力信号に対して、周波数帯域別に、目立たない、細かな部分の信号を省略するなどの処理を行い、信号の圧縮を行う。VLC1507は、量子化部1506の出力信号のデジタルデータとしての冗長性を削減する。例えば、0を連続して多く含む信号の場合は、これをある別の数値符号に置き換えるなどして信号の圧縮を行う。
記録部1515には、VLC1507の出力信号、すなわち、撮像信号8を圧縮削減した信号が入力される。記録部1515は、信号処理部1510と、磁気記録部1512とから構成される。信号処理部1510は、VLC1507から出力された信号をまとめて画像データを生成するファイル化を行う。磁気記録部1512は、磁気ヘッドを用いて、回転制御部1513によって回転が制御された磁気ディスク1514に画像データを記録及び保存する。なお、記録部1515への単位時間あたりの入力信号量は、「記録レート」と呼ばれ、記録レートが少ないほど、同様の仕様の磁気ディスク1514を使用した場合に、長時間の記録を行うことができる。但し、記録レートを少なくするほど記録される画像の画質は劣化する。勿論、記録方式は磁気を利用するものに限らず、光学記録方式を利用するものであっても構わない。
本実施例では符号化器1503の量子化部1506にて、信号の情報量を周波数帯域別に削減して圧縮しているが、この信号の圧縮の程度をカメラ本体7からのモード識別信号11に応じて変更する。具体的には、カメラ本体7が撮影すべき被写界に何らかの異常が生じたと判断したときには、記録レートを大きくして精細な画質で記録し、異常が生じていないと判断したときには、記録レートを小さくして画像データの記録容量の削減を行っている。
図1に戻り、コントロールユニット10は制御及び時刻情報9をカメラ本体7に送信し、カメラ本体7はこの時刻情報を基に、撮影時の正確な時刻を常に取得する。シーンA101、シーンB102、シーンC103、・・・、シーンN104は、カメラ本体7の監視対象を含む撮像範囲である。図3に撮像範囲と撮影方法の一例を示す。同図において、縦軸は撮像範囲であり、横軸は撮影方法を示している。撮影方法は、各シーンにおける、ズームの倍率、電動雲台6による動作、及び、撮像時間を含み、これらはコントロールユニット10で設定される。なお、電動雲台6の動作は、パン方向及びチルト方向の各座標を含む。例えば、シーンA101は、左30°のパン方向、上20°のチルト方向において、2倍のズームで1分間の撮像を行うことになる。
カメラ本体7は、電動雲台6を介して、指定された各シーンの位置に撮像範囲を順次移動し、撮像を行う。シーンN104の撮像が終了したら、再びシーンA101に戻って撮像を続ける。かかる動作を無限に繰り返す。なお、カメラ本体7の数を増加してもよい。例えば、複数のカメラ本体を用意し、一つのカメラ本体7が一つのシーンを担当する構成も考えられる。
図4は、カメラ本体7の構成を示すブロック図である。カメラ本体7は、ズーム群レンズを含む光学レンズ302と、絞り303と、撮像素子304を有する。また、カメラ本体7は、増幅率可変増幅器(GCA:Gain Controlled Amplifier)305と、タイミングジェネレータ(TG:Timing Generator)308とを有する。また、カメラ本体7は、信号処理部312と、フレームメモリ313と、垂直振動センサー317と、水平振動センサー318と、垂直振動検出部319と、水平振動検出部320とを更に有する。また、カメラ本体7は、マイクロプロセッサ321と、異音検出部323と、動体検出部324と、ズーム位置センサー327と、ズーム駆動部328と、絞り駆動部311と、絞り値センサー330とを更に有する。マイクロプロセッサ321は、MPUなどの制御部と共にRAMやROMなどのメモリも含む。
被写体からの光301は、光学レンズ302及び絞り303を通過し、撮像素子304の受光面に結像する。ズーム位置センサー327は、レンズ内部のズーム群レンズの位置、即ち、光学レンズ302の焦点距離を検出し、光学ズーム倍率信号としてマイクロプロセッサ321に入力する。
撮像素子304は、光学レンズ302及び絞り303を介して受光した光301を電気信号に変換し、GCA305に出力する。GCA305は、その増幅率(ゲイン値)を変化させることが可能な増幅器であり、マイクロプロセッサ321から送信されたゲイン制御信号に応じて、その増幅率を制御する。GCA305の出力はAE出力信号として信号処理部312及びマイクロプロセッサ321に入力される。
信号処理部312は、AE出力信号にガンマ補正、ホワイトバランス、ホワイトクリップ、ニーなどの各種画像処理を施して撮像信号8を生成し、出力する。撮像信号8は、コントロールユニット10を介してHDD記録装置12及びモニターディスプレイ13にも入力される。また、撮像信号8は、フレームメモリ313と、撮像画像情報による動体の有無を検出する動体検出部324にも入力される。
図5を参照して、動体検出部324の動作、即ち、フレームメモリ313を用いた動体の検出について説明する。ここで、図5は、動体検出部324の動作を説明するための概念図である。
フレームメモリ313は、1枚の画像のデータを記憶すると共に、次のフレームにおいてその記憶したデータを出力する、1フレームの遅延素子として機能する。
動体検出部324は、図5に示すように、画像を有限数のブロックに分割し、新たに得られた画像と、その1フレーム前の画像とを減算処理して差分信号504を取得する。差分信号504をブロック毎に2値化した2値化画像505について考える。静止している被写体506についてはこの差分信号を2値化した値は0になる。一方、直前のフレームの画像とその次のフレームの画像の少なくとも一方に侵入者などの動体507が存在した場合、動体507の部分は1となる。換言すれば、動体507は、全てのブロックの論理和を算出することによって検出することができる。なお、フレーム間の間隔は、TV信号(NTSC)では1/30秒、または、インターレース走査のフィールド単位で1/60秒であるが、監視用の撮像装置ではそれに制約される必要は無い。フレームメモリ313は、動体検出が目的で高精細な画像は必要ではなく、全画素を取り込む必要がない。このため、フレームメモリ313の必要とされる容量は少なく、製品全体のコストに与える影響も軽微である。
図4に戻り、マイクロプロセッサ321には、動体検出部324からの動体検出情報、煙センサー1からの発煙検出情報、赤外線センサー2からの侵入者や火災を検出するための放射赤外線情報が入力される。マイクロプロセッサ321には、マイクロホン3を用いた異音検出部323からの異音情報、垂直振動センサー317を用いた垂直振動検出部319からの垂直振動情報、及び、水平振動センサー318を用いた水平振動検出部320からの水平振動情報も入力される。
マイクロプロセッサ321は、ズーム駆動部328を介して光学レンズ302のズーム位置の駆動を制御するとともに、ズーム位置センサー327により検出したズーム倍率に応じたズーム倍率信号を得る。また、マイクロプロセッサ321は、絞り駆動部311を介して絞り303の絞り値を制御するとともに、絞り値センサー330により検出した絞り値に応じた信号を得る。
また、マイクロプロセッサ321は、AE制御のために、LUT(ルックアップテーブル)601とAE基準値602という2種類のデータをメモリに格納している。後述するが、LUT601には、異常が生じていると推定されるときに用いられる異常監視モード用のLUTデータと、異常が生じていないと推定されるときに用いられる通常監視モード用のLUTデータが含まれている。AE基準値は被写界の目標輝度値であり、この監視システム100では、AE出力信号の輝度値がこのAE基準値と等しくなるようにAE制御が行われる。
次に、電子シャッターについて説明する。撮像素子304には、電子シャッター制御パルスがTG308より入力される。TG308は、撮像素子304を駆動するための各種のパルスを発生する回路であり、そのタイミングを、マイクロプロセッサ321から送信された電子シャッター制御信号に基づいて決定する。
以下、図6(a)及び図6(b)を参照して、電子シャッターの動作について説明する。
図6(a)は電子シャッター動作の一例を示しており、時間軸は左から右に取られている。TG308は、電荷読み出しパルス401を発生して、前フレーム期間における撮像素子304のフォトダイオード上に露光によって生じた電荷を読み出し、出力する。前フレーム期間は、NTSC信号のようにインターレース動作を行うときは前フィールド期間となる。
この例では、読み出し後に蓄積された残電荷をクリアして次フィールドの電荷の蓄積を開始する機能を備えた蓄積電荷リセットパルス402は、電荷読み出しパルス401のすぐ後に出力される。そして、リセットパルス402が出力されてから所定時間が経過すると、蓄積された電荷が、前フィールドと同様に電荷読み出しパルス401により読み出され、撮像信号として出力される。このリセットパルス402が出力されてから、電荷読み出しパルス401が出力されるまでの時間が、電荷蓄積時間403となる。電荷読み出しパルス401と蓄積電荷リセットパルス402の出力タイミングがこの間隔のままで1垂直帰線区間(1V)毎に繰り返されれば、電荷蓄積時間403は、ほぼ1フレームまたは1フィールドに等しくなる。つまり、NTSC信号の1フィールドの場合は電荷蓄積時間403は約1/60秒となる。
図6(b)は、図6(a)よりも高速シャッターである場合の電子シャッターの動作の一例を示しており、時間軸は左から右に取られている。最初の電荷読み出しパルス401の後、暫く時間が経過してから蓄積電荷リセットパルス402を出力することにより、電荷蓄積時間403を図6(a)よりも短くしている。つまり、本実施例の電子シャッター動作では、電荷蓄積時間403を決定するためのリセットパルス402の出力タイミングを制御することで、電子シャッター速度の制御、すなわち、電荷蓄積時間の制御が行われる。仮に1/500秒に設定する場合は、この電荷蓄積時間403が1/500秒になるようにリセットパルス402の出力タイミングを設定すればよい。
このように、TG308により発生され、撮像素子304に入力されるパルスの出力タイミングを制御することにより、撮像素子304の露出時間を、機械的な絞り303とは別途に制御することが可能である。
以下、カメラ本体7のプログラムAE制御の詳細について説明する。プログラムAE制御とは、被写界の明るさ(輝度)に対応づけられて予め動作パラメータがプログラムされた露出制御のことをいう。本実施例のAE制御における動作パラメータとしては、絞り値、電子シャッター速度、ゲイン値(増幅率)の3つがある。そして、この絞り値、電子シャッター速度、ゲイン値の3つの組合せで決定される露出量を、以下、露出制御量という。マイクロプロセッサ321が格納しているLUT601は、被写体の明るさに従って、動作パラメータをどのように対応して変化させるかを記載した表である。LUT601に含まれる異常監視モードのLUTデータと、通常監視モードのLUTデータとでは、同じ露出制御量でも、絞り値、電子シャッター速度、および、ゲイン値の各動作パラメータの取る値の組合せが異なるものが存在する。
マイクロプロセッサ321は、LUT601とAE基準値602を読み込み、AE出力信号の輝度レベルをAE基準値602と等しくなるように動作パラメータを変化させてフィードバック制御を行う。なお、本実施例の信号処理部312には可変要素はないものとする。また、AE基準値602と比較する信号は、AE出力信号に限らずとも撮像素子304の出力を基に生成された信号であればよく、撮像信号8であっても構わない。
図7はマイクロプロセッサ321のAE制御動作のフローチャートである。まず、マイクロプロセッサ321は電源ONと初期化を行い(ステップS701)、AE基準値602を読み込む(ステップS702)。次に、マイクロプロセッサ321はLUT601の通常監視モード及び異常監視モードのLUTデータを読み込む(ステップS703)。電源ON後の最初にこのステップの処理を実行する際には、通常監視モードのLUTデータが初期値として選択され、設定される。次に、マイクロプロセッサ321はGCA305から出力されたAE出力信号を読み込む(ステップS704)。このAE出力信号から得られる輝度値とAE基準値602を比較して、ソフトウェアによるサーボ制御を行う。まず、絞り値センサー330にて得られる絞り値信号を読み込む(ステップS705)。そして、GCA305を制御するための信号であるゲイン制御信号を読み込み(ステップS706)。更に、電子シャッター速度を制御するための信号である電子シャッター制御信号を読み込む(ステップS707)。GCA305から得られるAE出力信号が適正である、すなわち、AE出力信号から得られる被写界の輝度値が、AE基準値602と等しいか、差が小さい場合は、適正値であるとして動作パラメータを維持したまま待機する(ステップS710)。そして、再びGCA305から得られるAE出力信号を読み込む(ステップS704)。このステップS710での待機は、撮像信号8の変化を1フレーム又は1フィールド単位にするために時間を調節する処理である。反対に、GCA305から得られるAE出力信号が適正でない場合、すなわち、AE出力信号から得られる被写界の輝度値をAE基準値602から離れている場合には、動作パラメータを変更する制御サブルーチン(ステップS709)に移る。この制御サブルーチンでは、現在の露出制御値に応じて、いずれかの動作パラメータを選択し、選択した動作パラメータを1ステップ変化させる。そして、一定時間待機(ステップS710)してから、以後同様にGCA305から出力されたAE出力信号を読み込むステップS704に戻り、この処理を繰り返す。ここで、動作パラメータの変化を1ステップに制限しているのは、急激にAE出力信号の輝度レベルを変化させてしまうと、撮像信号8から生成される画像が輝度変化の大きな見苦しいものになってしまうためである。
以下、図8を参照して、図7のステップS709における動作パラメータを変更する制御サブルーチンについて詳細に説明する。
読み込んだ動作パラメータの組合せから、現在設定されている監視モードにおける露出制御値を求める(ステップS801)。初めてこのステップを処理する場合には、通常監視モードが設定されているため、通常監視モードにおける露出制御値を求める。そして、現在のAE出力信号のレベルとAE基準値602の比較結果から、AE出力信号を明るくするための動作パラメータの変更を行うか、暗くするための動作パラメータの変更を行うかを決定する(ステップS802)。次に、設定されている監視モードにて、実際に動かす動作パラメータをLUT601に応じて決定する(ステップS803)。AE出力信号を明るくするための露出制御値の変更を行う場合には(ステップS804)、絞りを1段広げる、電子シャッター速度を1段遅くする、又は、ゲイン値を1段上げる制御のいずれかを行う(ステップS805)。AE出力信号を暗くするための露出制御値の変更を行う場合には(ステップS804)、絞りを1段絞る、電子シャッター速度を1段速くする、又は、ゲイン値を1段下げる制御のいずれかを行う(ステップS806)。どの動作パラメータを変更するかは、上述したように、その時点での露出制御値とLUT601から読み込んだデータによって決定される。このように、制御サブルーチンは、LUT601に格納されているいずれかの監視モードのLUTデータに従って動作パラメータを制御する。
図9は、マイクロプロセッサ321が、異常が生じているか否かを判断し、必要に応じて通常監視モードと異常監視モードを切り替えるフローチャートである。これは監視システム100の電源がONされると、図7に示すAE制御のフローチャートと並行して処理される。まず、電源ONにて初期化を行う(ステップS1301)。次に、制御及び時刻情報9より現在時刻を読み込み(ステップS1302)、予めコントロールユニット10に設定されている動作設定時刻を読み込む(ステップS1303)。次に、発煙検出情報より煙発生の有無を読み込み(ステップS1304)、放射赤外線情報より赤外線検出の有無を読み込む(ステップS1305)。また、垂直振動情報及び水平振動情報より振動を読み込み(ステップS1306)、異音情報より音声検出の有無を読み込み(ステップS1307)、更に動体検出情報より動体検出有無を読み込む(ステップS1308)。以上の結果により、異常であると判断できる情報を検出したかを判断する(ステップS1309)。具体的には、ステップS1304からS1308の検出結果から、振動や異音等のいずれかの要因が検出できたのであれば、異常であると判断し、いずれの要因も検出できないのであれば、異常ではないと判断する。この異常であるか否かの判断結果に変化がない場合は、ステップ1302に戻る。異常状態の判断結果に変化がある場合は、通常監視モードと異常監視モードを切り替えるためのサブルーチン(ステップS1310)に入る。このように、異常であるか否かの判断結果に変化がなければ、そのとき設定されている監視モードを維持し、異常であるか否かの判断結果に変化があれば、通常監視モードと異常監視モードを一方から他方へと切り替える。ここで、異常監視モードにのみ継続時間の上限を規定し、異常監視モードに設定してからこの上限の時間が経過した場合には、強制的に通常監視モードに切り替える構成としてもよい。
図10はステップS1310の、監視モードを切り替えるサブルーチンを詳細に説明するための図である。まず、通常監視モードと異常監視モードのうち、現在設定されている監視モードの動作パラメータと、その時点における露出制御量を求める(ステップS1401)。露出制御量を維持したまま、現在設定されているLUTデータを、他方の監視モードのLUTデータに切り替える。求めた露出制御量を維持するように、他方のモードにおけるLUTデータを参照して動作パラメータを対応させる(ステップS1402)。そして、モード識別信号11を変更する(Sステップ1403)。モード識別信号11は、異常監視モードであれば1に、通常監視モードであれば0に設定される。モード識別信号11が1に設定されると、記録レートを大きくして精細な画質で記録し、0に設定されると、記録レートを小さくして画像データの記録容量の削減を行う。そして、図8の制御サブルーチンが、切り替えた後の監視モードのLUTデータを用いて行われる。
図11(a)及び図11(b)は、通常監視モードにおけるLUTデータをプログラム線図に置き替えた図と、各動作パラメータを固定するエリアを示すための表である。いずれも横軸は被写界輝度、および、露出制御値を示しており、左側にいくほど輝度が高い被写界(被写体が明るい)に適応した露出制御値である。プログラム線図として記載された3本の線は、それぞれ、ゲイン値901、電子シャッター速度902、絞り値903を示す。ここで、便宜上、被写体が明るい領域から暗い領域にかけて、露出制御値をエリアA、エリアB、エリアCの3つのエリアに分類する。
被写体の明るさが最も明るい側のエリア、即ち、エリアAにおいては、絞り値903を小絞り端寄りの所定値に、ゲイン値901を最小値に固定した状態で、電子シャッター速度902によるAE制御を行う。絞り値を小さくしすぎると光の回折の影響が大きく、絞り値を大きくしすぎると被写界深度が浅くなるという課題が生じる。また、ゲイン値を大きくすると画像データに重畳するノイズが増大する。そのため、一つの動作パラメータで対応可能な範囲においては、絞り値およびゲイン値を固定したままで、電子シャッター速度902のみで被写界の輝度を調整する。
エリアBは、電子シャッター速度902を許容範囲内で最も遅くしても、AE基準値602よりも輝度が暗くなる被写界が対象となる。電子シャッター速度902の許容範囲の上限は、本実施例では、電子シャッター速度が1/60秒のフレーム又はフィールド周波数にほぼ等しく、これ以上電子シャッター速度を落とすと動解像度が低下してしまう値である。エリアBにおいては、絞り値をエリアAと同じ値に固定し、電子シャッター速度902を最も遅い上限値に、すなわち、露光時間をほぼ1フレームと等しい値に固定した状態で、ゲイン値901によるAE制御を行う。ゲイン値901は、一般的に最大で20〜30デシベル(10〜30倍)程度の信号の増幅が可能である。ゲイン値901を増加させるほどノイズも比例して増加してしまうが、絞りの摩耗を防止するために、絞り値を固定したままゲイン値901のみで被写界の輝度を調整する。
そしてエリアCは、電子シャッター速度902を上限に設定し、かつ、ゲイン値901を許容範囲内で最大値としても、AE基準値602よりも輝度が暗くなる被写界が対象となる。ゲイン値901の最大値は、生じるノイズの量を考慮して実験的に決定すればよい。エリアCにおいては、AE出力信号を明るくするためには、電子シャッター速度902およびゲイン値901を用いることはできないため、残りの動作パラメータである絞り値903の開口径をエリアA、Bよりも大きくする。
このように通常監視モードでは、電子シャッター速度902およびゲイン値901だけでは対応できない低輝度の被写界の場合のみ、絞り値903を変化させる。絞り値903以外の動作パラメータを用いて被写界の輝度を適正値にできる場合は、絞り値903を変化させない。したがって、絞り303を駆動する頻度が減少し、絞り303の疲労や摩耗を低減させることができ、監視システム100の寿命を延ばすことができる。
図12は、LUT601のうち、通常監視モードの動作パラメータを記載した通常監視モード用のLUTである。絞り値903を絞り込み側で固定することにより、被写界深度が深くなり、合焦可能な範囲は広がる。このため、レンズ302を動かして焦点調節をする自動焦点調節機能に対しても動作が緩やかになり、そのアクチュエータの寿命を延ばすことにもつながる。ただし、絞り値903は、多くの場合で固定されたままであると考えられるため、光量不足による画質低下を考慮して、絞り303を絞り込んだ状態よりはやや開いた位置(F値=8)にて固定される。また、ゲイン値901も、エリアCでのノイズの増加を配慮して、最大値を設定可能な上限値よりもやや低い値(20dB)に固定している。
このように、通常監視モードは、絞り値903のみならず、レンズ302のアクチュエータを含めた寿命の延長に効果的である。一方で、絞り値903を固定したことによる感度不足によって、ゲイン値の増加に伴うノイズの増加が発生し、撮影画質が低下するという問題が発生する。しかし、監視システム100は、異常時における高画質撮影が重要であり、換言すれば、異常がなければ高画質よりも耐久性を優先して異常時における撮影不能を回避すべきである。かかる観点から、本実施例では通常監視モードにおいてゲイン値901の変更を絞り値903の変更よりも優先している。
図13(a)及び図13(b)は、異常監視モードにおけるLUTデータをプログラム線図に置き替えた図と、各動作パラメータを固定するエリアを示すための表である。いずれも横軸は被写界輝度を示しており、左側にいくほど輝度が高い被写界(被写体が明るい)に適応した露出制御値を示している。プログラム線図として記載された3本の線は、それぞれ、ゲイン値901、電子シャッター速度902、絞り値903を示す。ここで、便宜上、被写体が明るい領域から暗い領域にかけて、露出制御値をエリアA、エリアB、エリアCの3つのエリアに分類する。このプログラム線図は、監視システムとは異なる一般的なビデオカメラの標準的なプログラム線図に類似しており、絞り303の摩耗よりも画質を優先させたものになっている。
エリアAにおいては、光の回折現象による光学解像度の低下を考慮して、絞り値を絞り込んだ状態よりもやや開いた位置(F値=16)に固定し、ゲイン値901を最小値に固定した状態で、電子シャッター速度902によるAE制御を行う。通常監視モードと異なり、絞り値と小絞り側で固定する範囲がエリアAのみであるため、エリアAでの絞り値を通常監視モードよりも1段小絞り側に設定している。
電子シャッター速度902を許容範囲内で最も遅くしても、AE基準値602よりも輝度が暗くなる被写界が対象となるエリアBでは、ゲイン値901を固定したまま、絞り値903によるAE制御を行う。このエリアBではゲイン値901を最小値に固定したまま増加させないため、ゲイン値901に起因するノイズを低減させることができる。
絞り値903を最大開口径とした状態でも輝度値がAE基準値602より暗い被写界を対象とするエリアCにおいては、残る動作パラメータであるゲイン値901を用いてAE制御を行う。ゲイン値901の上昇はノイズの増加による画質の劣化を伴うので、他の動作パラメータが被写界の輝度信号を明るくするための限界の値に達してから、ゲイン値901を上昇させる制御を開始することが望ましい。
図14は、LUT601のうち、異常監視モードの動作パラメータを記載した異常監視モード用のLUTである。ここでは、エリアA、B、Cの各エリアを4段階のステップで制御しているが、ステップ数を増加することにより、滑らかで自然な制御が可能になる。本実施例では、各エリアで一つのパラメータのみが可変に設定され、同時に複数のパラメータを可変に設定しない構成を例にあげて説明したが、同時に複数のパラメータを可変にする構成としても構わない。通常監視モードと異常監視モードを比較した場合に、通常監視モードのほうが絞り値903を変更する機会が減少する構成であれば、耐久性を高めるという効果を達成することが可能になる。
なお、本実施例の監視システムは、図3に示すように撮像範囲が予め決まっており、被写界の輝度は事前に予想できる。そのため、予想される被写界の輝度が、昼夜を通してエリアBの範囲に収まるように設計されている。したがって、異常監視モードに設定された場合に、絞り値903を用いてAE制御を行われる可能性が高いことになる。絞り値903の変化による自動露出制御は、画質の劣化がなく、電子シャッター速度902を高速、あるいは、低速にした場合のように被写体の動きが不自然になるデメリットもなく、自然な撮影画像を得ることができる。
しかし、これを通常監視モードにも適用すると、絞り303に疲労や摩耗が蓄積されてしまい、耐久性が低下する。そこで、本実施例は、監視対象の同一の明るさ範囲に対して、通常監視モードか異常監視モードに応じて、可変とする動作パラメータを異ならしめている。具体的には、絞り値903を主たる動作パラメータとして用いる制御パターンを異常監視モードにのみ採用することで、監視システム100の耐久性を高めるとともに、異常発生時の撮影画像の画質を高める構成を達成しているのである。
図15は、図9の変形例のフローチャートである。他の構成は実施例1と同様であるので説明は省略する。図9と異なる部分のみを説明すると、最初に電源ONと内部初期化を行い、同時に、内部カウンタもリセットする(ステップS1601)。
ステップS1309の分岐において、異常であるか否かの判断結果に変化がない場合には、ステップS1602に進み、設定されている監視モードが通常監視モードであるかを判定する。ここで通常監視モードでなければステップS1302に戻り、通常監視モードであれば内部カウンタを1つ増加(インクリメント)する(ステップS1603)。次に、内部カウンタの値が予め定めた一定値に達しているかの判断を行い(ステップS1604)、一定値未満のときは、ステップS1302に戻る。一方、内部カウンタの値が一定値に達した場合には、通常監視モードを異常監視モードに切り替え(ステップS1605)、一定時間異常監視モードで駆動した後に通常監視モードに戻す(ステップS1606)。そして内部カウンタのリセットを行い(ステップS1608)、ステップS1608に戻る。この動作により、予め定めた一定期間、異常を検出しない場合も、定期的にメカアクチュエータを動かすことにより、長時間動かさないことで発生するメカのフリクションの増加を防止することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本実施例ではマイクロプロセッサ321が通常監視モードと異常監視モードとの間の切り替えを行っているが、かかる制御はコントロールユニット10又はその他の制御装置が行ってもよい。かかる制御装置は、カメラ本体7が配置されている監視対象領域とは離れた基地局に設置されていてもよい。また、上述したように、絞り値903を変更するエリアは上述したエリアに限定されるわけではない。通常監視モードにおける絞り値903の変更の頻度が、異常監視モードよりも少ない構成になっていれば、絞り値903を可変とするエリアは複数のエリアに分散されていていも構わない。
また、各実施例の目的は、次のような方法によっても達成される。すなわち、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでなく、本発明には次のような場合も含まれる。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される。つまり、監視モードの切り替えや動作パラメータの設定を、カメラ本体7が配置されている監視対象領域とは離れた基地局の制御装置にて制御する場合に、この制御装置にて読み出されて実行されるプログラムコードも本発明に該当する。
本発明の実施例1による監視システムのブロック図である。 図1に示す監視システムのHDD記録装置のブロック図である。 図1に示す撮像範囲と撮影方法を示す表である。 図1に示すカメラ本体の構成を示すブロック図である。 図4に示す動体検出部の動作を説明するための概念図である。 電子シャッター速度の動作を説明するための図である。 図4に示すマイクロプロセッサの動作のフローチャートである。 図7に示す制御サブルーチンの詳細を示すフローチャートである。 図4に示すマイクロプロセッサがカメラ本体の撮影モードを通常監視モードから異常監視モードに切り替えるフローチャートである。 図9に示す監視モードを切り替えるサブルーチンの詳細を示すフローチャートである。 実施例1の通常監視モードにおける動作パラメータのプログラム線図と制御パターンの表である。 図11(a)及び図11(b)に対応したLUTである。 実施例1の異常監視モードにおける動作パラメータのプログラム線図と制御パターンの表である。 図13(a)及び図13(b)に対応したLUTである。 図9の変形例のフローチャートである。
符号の説明
1 煙センサー(検出手段)
2 赤外線センサー(検出手段)
3 マイクロホン(検出手段)
7 カメラ本体(撮像装置)
12 HDD記録装置
100 監視システム
303 絞り
305 増幅率可変増幅器
312 マイクロプロセッサ(自動露出制御手段)
317 垂直振動センサー(検出手段)
318 水平振動センサー(検出手段)
324 動体検出部(検出手段)

Claims (8)

  1. 監視対象の状態を検出する検出手段を有し、前記監視対象を監視する監視システムに使用され、前記監視対象を撮像する撮像装置であって、
    前記検出手段による検出結果に基づいて、撮影モード通常監視モードと異常監視モードのいずれか一方を設定する設定手段と、
    絞り値と、少なくともシャッター速度およびゲイン値のいずれか一方を含む動作パラメータの値を変更することによって、撮像素子の出力信号の輝度レベルを目標値に近づける自動露出制御手段を有し、
    前記自動露出制御手段は、絞り値を前記設定手段により設定された撮影モードに対応した小絞り端寄りの所定値にした状態で前記監視対象の明るさが暗くなった場合、前記通常監視モードが設定されているときよりも前記異常監視モードが設定されているときのほうが絞り値を優先して変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記自動露出制御手段は、絞り値を前記設定手段により設定された撮影モードに対応した小絞り端寄りの所定値にした状態で前記監視対象の明るさが暗くなった場合、前記異常監視モードが設定されているときは、少なくともシャッター速度およびゲイン値のいずれか一方よりも絞り値を優先して変更することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記自動露出制御手段は、絞り値を前記設定手段により設定された撮影モードに対応した小絞り端寄りの所定値にした状態で前記監視対象の明るさが暗くなった場合、前記通常監視モードが設定されているときは、少なくともシャッター速度およびゲイン値のいずれか一方を変更することで前記輝度レベルを前記目標値にすることができるのであれば絞り値を固定し、前記異常監視モードが設定されているときは、少なくともシャッター速度およびゲイン値のいずれか一方を変更することで前記輝度レベルを目標値にすることができても絞り値を変更することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記自動露出制御手段は、絞り値を前記設定手段により設定された撮影モードに対応した小絞り端寄りの所定値にした状態で前記監視対象の明るさが暗くなった場合、前記通常監視モードが設定されているときは、絞り値よりもゲイン値を優先して変更し、前記異常監視モードが設定されているときは、ゲイン値よりも絞り値を優先して変更することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 前記自動露出制御手段は、絞り値を前記設定手段により設定された撮影モードに対応した小絞り端寄りの所定値にした状態で前記監視対象の明るさが暗くなった場合、前記通常監視モードが設定されているときは、絞り値を固定してゲイン値を変更し、前記異常監視モードが設定されているときは、ゲイン値を固定して絞り値を変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記設定手段は、撮影モードに前記通常監視モードを設定して所定時間が経過した場合、前記検出手段の検出結果によらず撮影モードに前記異常監視モードを設定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像素子の出力信号から得られた画像を前記通常監視モードと前記異常監視モードの間で異なる画質で記録する記録装置を更に有し、
    前記通常監視モードにおける画像の画質よりも前記異常監視モードにおける画像の画質の方が高いことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 監視対象の状態を検出する検出手段を有し、前記監視対象を監視する監視システムに使用され、前記監視対象を撮像する撮像装置を制御するための制御プログラムであって、
    前記検出手段による検出結果に基づいて、撮影モード通常監視モードと異常監視モードのいずれか一方を設定する設定ステップと、
    絞り値と、少なくともシャッター速度およびゲイン値のいずれか一方を含む動作パラメータの値を変更することによって、撮像素子の出力信号の輝度レベルを目標値に近づけるとともに、絞り値を前記設定手段により設定された撮影モードに対応した小絞り端寄りの所定値にした状態で前記監視対象の明るさが暗くなった場合、前記通常監視モードが設定されているときよりも前記異常監視モードが設定されているときのほうが絞り値を優先して変更する自動露出制御ステップと、
    を実行させるための制御プログラム。
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