JP4920621B2 - 形状記憶合金製のターンバックルおよびそれを用いたロッドの軸力導入方法 - Google Patents

形状記憶合金製のターンバックルおよびそれを用いたロッドの軸力導入方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4920621B2
JP4920621B2 JP2008084561A JP2008084561A JP4920621B2 JP 4920621 B2 JP4920621 B2 JP 4920621B2 JP 2008084561 A JP2008084561 A JP 2008084561A JP 2008084561 A JP2008084561 A JP 2008084561A JP 4920621 B2 JP4920621 B2 JP 4920621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
turnbuckle
shape memory
memory alloy
axial force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008084561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009236245A (ja
Inventor
照卓 小崎
慶治 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2008084561A priority Critical patent/JP4920621B2/ja
Publication of JP2009236245A publication Critical patent/JP2009236245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4920621B2 publication Critical patent/JP4920621B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

本発明は、タイロッド等のロッドに使用されるターンバックに関し、特に形状記憶合金製のターンバックルおよびそれを用いたロッドの軸力導入方法に関する。
従来、ターンバックルとしては、炭素鋼を用いた鋼材の両端部に、それぞれねじ方向の異なる雌ねじ孔を設けた形態のものが一般的に知られている。また、そのようなターンバックルの両端部に軸力材としての鋼棒のねじ部を連結して、その軸力材としての鋼棒に、直接または連結金具を介して、直列または対角方向に配置されて軸力等を導入する緊張装置が知られている。
前記従来のターンバックルの場合は、作業員の手動操作または手動工具を使用して、緊張力を導入する場合には、4トン程度以下までの緊張力等の軸力を導入することができるが、前記軸力以上の緊張力を導入する場合には、ターンバックルと液圧式ジャッキ等を組み合わせた液圧式軸力導入装置が必要になる。
前記のような液圧式軸力導入装置としては、図9および図10に示すように、カプラーまたはターンバックル25と、センターホールジャッキ26と、間隔をおいて直列に隣り合う鉄筋27,28に係合する一対のナット係合治具29,30とを組み合わせ、油圧式センターホールジャッキ26の伸長動作と、カプラーまたはターンバックル25の回転動作とを交互に動作させて、各鉄筋27,28に張力を導入して、基礎構造物相互を連結することが知られている。(例えば、特許文献1参照)
また、図11に示すように、油圧式ジャッキ31の短縮動作と、ターンバックル25の回動動作とを交互に動作させて、間隔をおいて直列に隣り合うタイロッド32に張力を導入して連結することも知られている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、図8に示すように、高さ20m〜100m程度(またはそれ以上の高さ)の高さの照明、航空障害灯、非常時放送設備、送電線を支持するポール11、あるいは避雷針を支持するポール11の支持構造として、ポール11の周囲にタイロッド等の鋼棒を用いた張弦材33を張設して、図8(b)に2点鎖線で示すように、ポール11の耐風圧性を向上させることが知られている(例えば、特許文献3および4参照)。
前記のポールの張弦材33としては、束材14に張弦材33を係止して、張弦材33に張力を導入するようになる。
前記のようなポール11における張弦材33に、張力を導入する場合には、高所において、張弦材に緊張力を導入するようになるため、緊張装置が大型化すると、それを高所に搬送しなければならないので、作業が格段に煩雑になると共に危険を伴うものとなり作業性も格段に低下するようになる。
前記のように、従来の技術の場合には、ターンバックそのものが、短縮しないものであるので、次の(1)および(2)のような問題点がある。
(1)作業効率・工事費用について、
タイロッド等の鋼棒に、人力の手動操作以上の張力を加えるためには、油圧ジャッキ、油圧ポンプといった仮設機材や油圧ジャッキの力をタイロッド等の鋼棒に伝達するための治具が必要であり、それらの設置作業に時間がかかる。また、専用の冶具の製作費や仮設機材をリースにより調達する場合には、そのリース費用が必要であり、工事費用が高くなる。
(2)施工安全性について
特に、ポールあるいは鉄塔などを支持する張弦材の緊張のような高所での作業を必要とする場合においては、前記仮設機材や冶具を所定の高レベル作業位置まで上架し、さらには、それらを用いて作業員が作業を行うことから、特段の安全対策を講じる必要がある。
特開2004−300836号公報 特開平08−284166号公報 特開2004−143919号公報 特開2004−143920号公報
本発明は、前記のような高所における作業の場合は勿論のこと、地下、地上、高所のいずれの場所において使用しても、油圧ジャッキ、油圧ポンプといった仮設機材や油圧ジャッキを必要とすることなく、また、ターンバックル本体短縮時の力をタイロッド等の鋼棒に伝達するための治具を必要とすることない形状記憶合金製のターンバックルを提供することを主目的とする。
また、前記の主目的の形状記憶合金製のターンバックルを備えた上で、さらにその形状記憶合金製のターンバックルを使用した緊張装置およびロッドの軸力導入方法を提供することを目的とする。
前記の課題を有利に解決するために、第1発明の形状記憶合金製のターンバックルにおいては、両端部に雌ねじ孔を備えたターンバックルにおいて、ターンバックル本体は、形状記憶合金製で部材長手方向に形状記憶効果が付与されたターンバックル本体とされていることを特徴とする。
第2発明では、第1発明の形状記憶合金製のターンバックルにおいて、ターンバックル本体に、ターンバックル本体の外周側の断面形状を、四角形、六角形または八角形とした回転工具係合部を形成したことを特徴とする。
発明では、第1発明または第2発明の形状記憶合金製のターンバックルにおいて、ターンバックル本体の全長に渡って、形状記憶効果が付与されていることを特徴とする。
発明では、第1発明または第2発明の形状記憶合金製のターンバックルにおいて、ターンバックル本体の両端部のねじ孔を有する部分を除く部材長手方向の一部に形状記憶効果が付与されていることを特徴とする。
発明の緊張装置では、第1発明〜第発明のいずれかに記載の形状記憶合金製のターンバックル、一端側に連結部を備え他端部に雄ねじ軸部を備えた第1ロッドおよび第2ロッドを有し、ターンバックルの両端部に第1ロッドおよび第2ロッドの雄ねじ軸部が、それぞれねじ込まれていることを特徴とする。
発明では、第発明の緊張装置において、前記第1ロッドおよび第2ロッドのいずれか一方又は両方の一部または全部が、形状記憶合金製で部材長手方向に形状記憶効果が付与されたロッドとされていることを特徴とする。
発明のロッドの軸力導入方法においては、第発明の緊張装置におけるロッドの軸力導入方法であって、第1ロッドおよび第2ロッドの一端側をそれぞれ構造物に係合させた状態で、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部を外側から加熱して、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部を部材長手方向に短縮させて、第1ロッドおよび第2ロッド相互を接近させるようにして、これらのロッドに軸力を導入することを特徴とする。
発明のロッドの軸力導入方法においては、第発明の緊張装置におけるロッドの軸力導入方法であって、第1ロッドおよび第2ロッドの一端側をそれぞれ構造物に係合させた状態で、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部および第1ロッドまたは第2ロッドを外側から加熱して、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部、および第1ロッドまたは第2ロッドの一部または全部を部材長手方向に短縮させて、第1ロッドおよび第2ロッド相互を接近させるようにして、これらのロッドに軸力を導入することを特徴とする。
本願発明によると、両端部に雌ねじ孔を備えたターンバックルにおいて、ターンバックル本体は、形状記憶合金製で部材長手方向に形状記憶効果が付与されたターンバックル本体とされているので、ターンバックルそのものが部材長手方向に所定の温度以上で短縮する形状記憶効果が付与されているので、雄ねじロッド等を連結して容易に緊張することができる。また、特に、本発明では、ターンバックルそのものが部材長手方向に所定の温度以上で短縮する形状記憶効果が付与されているので、ターンバックルの構成が簡単であると共に、地下、地上、高所のいずれの場所において使用しても、油圧ジャッキ、油圧ポンプといった仮設機材や油圧ジャッキを必要とすることなく、また、ターンバックル本体短縮時の力をタイロッド等の鋼棒に伝達するための治具を必要とすることないターンバックルとすることができる。
また、ターンバックルの外面に、凹部、六角外面等の回動工具係合部が特になくてもよくなるため、ターンバックルの外面形状の自由度が増すことができる。また、両端部の各雌ねじ孔のねじ方向は、右ねじおよび左ねじの組み合わせで、遊びがない状態でセットできればよいので、設置箇所に応じて、両端部のねじ方向を適宜設定でき、設計の自由度が向上する利点がある。
第3発明によると、前記第1発明の効果にさらに、ターンバックル本体の全長に渡って、形状記憶効果が付与されているので、雄ねじロッド等を連結して緊張する場合、部材長手方向の一部または全部を加熱して、部材長手方向の一部または全長に渡って短縮させるように制御して緊張力を導入させることができる。
第4発明によると、前記第1発明の効果にさらに、ターンバックル本体の両端部を除く中間部に形状記憶効果が付与されているので、雄ねじロッド等を連結して緊張する場合、部材長手方向の中間部の一部または全部を加熱して、部材長手方向の中間部の一部または中間部全部に渡って短縮させるように制御して緊張力を導入させることができる。また、第3発明の場合には、特に両端部に位置するねじ部に形状記憶効果が付与されていないので、両端部のねじ部のピッチ等が変化することはなく、ロッドの着脱交換が容易になる。
第5発明によると、第1発明〜第発明のいずれかに記載の形状記憶合金製のターンバックルの両端部に、一端側に連結部を備えた第1ロッドおよび第2ロッドの他端側の雄ねじ軸部が、それぞれねじ込まれているので、第1ロッドおよび第2ロッドの一端側をそれぞれ、構造物に直接または間接的に連結して、形状記憶合金製のターンバックルの部材長手方向の一部または全長を加熱することにより、第1ロッドおよび第2ロッドに緊張力を導入することができる。
発明では、第発明の緊張装置において、前記第1ロッドおよび第2ロッドのいずれか一方または両方の一部または全部が、形状記憶合金製で部材長手方向に形状記憶効果が付与されたロッドとされているので、第発明の効果に加えて、第1ロッドまたは第2ロッドを加熱して、緊張することができ、ターンバックルだけでは短縮ストロークが不足する場合にも、前記第1ロッドおよび/または第2ロッドの一部または全部を加熱し、緊張力を導入することができる。
発明によると、第発明の緊張装置におけるロッドの軸力導入方法であって、第1ロッドおよび第2ロッドの一端側をそれぞれ構造物に係合させた状態で、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部を外側から加熱して、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部を部材長手方向に短縮させて、第1ロッドおよび第2ロッド相互を接近させるようにして、これらのロッドに軸力を導入するので、従来の油圧ジャッキを備えた形態のように油圧ポンプ等の設備の必要がなく、緊張装置およびその周辺の設備の構成が簡単になり、ポールあるいは鉄塔等の高所において緊張装置を動作させる場合も、ターンバックルの一部または全部を加熱するだけでよいので、容易に動作させることができる。
発明によると、第発明の緊張装置におけるロッドの軸力導入方法であって、第1ロッドおよび第2ロッドの一端側をそれぞれ構造物に係合させた状態で、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部および第1ロッドまたは第2ロッドを外側から加熱して、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部、および第1ロッドまたは第2ロッドの一部または全部を部材長手方向に短縮させて、第1ロッドおよび第2ロッド相互を接近させるようにして、これらのロッドに軸力を導入するので、従来の油圧ジャッキを備えた形態のように油圧ポンプ等の設備の必要がなく、緊張装置およびその周辺の設備の構成が簡単になり、ポールあるいは鉄塔等の高所において緊張装置を動作させる場合も、ターンバックルと、第1ロッドおよび/または第2ロッドの一部または全部を加熱するだけよいので、容易に動作させることができる。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1(a)および(b)は、本発明の第1実施形態の部材長手方向に形状記憶効果が付与された形状記憶合金製のターンバックル1を示すと共に、その形状記憶合金製のターンバックル1を用いて、タイロッド等の第1ロッド2と、タイロッド等の第2ロッド3の一端側を連結している状態が示されている。
先ず、本発明の形状記憶合金製のターンバックル1の構成は、部材長手方向に形状記憶効果が付与された形状記憶合金製のターンバックル本体4の一端側に雌ねじ孔5を有すると共に、前記形状記憶合金製のターンバックル本体4の他端側に、前記雌ねじ孔5のねじ方向とは異なる雌ねじ孔6を備えている。
形状記憶合金は、ある臨界温度以下で加工を加えた後に必要な温度に加熱することによって加工前の形状に戻るという特性を持っている。従って、熱間押出成形等により製造された形状記憶合金からなる合金部材を予め臨界温度以下で長さ方向に一定量の引張変形(両端を掴んで引っ張るか、厚み方向に圧延して長さ方向に延ばす)を付与した上でターンバックル本体4を作り、その後、両端部に雌ねじ孔5,6を設けて、ターンバックル1とすることができる。
このような場合には、熱間押出成形により長尺の形状記憶合金を製作し、その長尺の形状記憶合金を引っ張って、6%から10%程度の引張変形量を付与し、ターンバックルに必要な長さの部分で適宜切断してターンバックル本体4の棒状素材とし、その棒状素材の両端部にねじ切り加工を施すことにより、ターンバックル1を製作する。
また、後記の実施形態のように、前記合金部材の両端部を除いた部分の中間部を予め臨界温度以下で長さ方向に一定量の引張変形(両端を掴んで引っ張るか、厚み方向に圧延して長さ方向に延ばす)を付与した上でターンバックル本体4を作り、その後、両端部に雌ねじ孔5,6を設けて、ターンバックル1とすることができる。これを所定の位置に取り付けて加熱するだけで、これに連結される部材に緊張力を導入することができる。本発明では、ターンバックル1の全長あるいは両端部のねじ部を除く中間部の部分に形状記憶効果を付与しておくことを一つの特徴としている。
前記の形状記憶合金製のターンバックル本体4の材質としては、例えば、構造材としても十分な基本特性を有するFe-Mn-Si系合金が最も相応しいものの一つである。Fe-Mn-Si系合金の代表的な成分組成には、Fe-16%Mn-5%Si-12%Cr-5%Ni、Fe-20%Mn-5%Si-8%Cr-5%Ni、Fe-28%Mn-6%Si-5%Cr等がある。例えば、形状記憶合金製のターンバックル本体4として、Fe-28%Mn-6%Si-5%Cr合金を使用した場合には、引張強さ680〜1000N/mm2、形状が完全に回復する変態温度300〜350℃、形状回復応力180N/mm2程度の性能を有するなどの特性を有している。尚、形状記憶効果を付与するための引張変形量は、6%から10%程度でよい。
なおFe-Mn-Si系形状記憶合金では、これらの引張変形を付与した後に、400℃から800℃程度への加熱を行い、それに続いてさらに4〜7%程度の引張変形を付与すれば、より一層大きな形状回復量を取り出せることが知られており(トレーニングと呼ばれている)、本発明の形状記憶合金製のターンバックル本体4においてもこの活用は有効である。
また、前記形状記憶合金製のターンバックル本体4には、必要に応じ、回動用係合部を設けてもよく、熱間押出成形時において、ダイス内面形状を四角、六角、八角等にすることにより、ターンバックル本体4の外形を、四角、六角、八角の回動工具係合部を形成するようにしてもよい。
前記の回動用係合部としては、形状記憶合金製のターンバックル本体4の軸方向中央部に回動係合用の凹部または貫通孔を設けてもよく、あるいは本体4の外周側の断面形状を、六角形、四角形、楕円形等にすることにより回動用係合部としてもよい。あるいは本体4の外周面に凹部を設けたり、外周面を粗面とすることにより、回動用係合部としてもよい。本発明では、前記の回動用係合部は、工具を用いないで、作業員の手動操作のための回動用係合部でもよく、あるいは回動用工具を用いた手動操作の回動用係合部でもよく、そのため、本体4の軸方向に直角な外側輪郭が円形あるいは非円形輪郭であってもよい。
本発明では、前記のターンバックル1の外側の回動用係合部を回動用把持工具等により挟むように把持して強制的に強く回動して、第1ロッド2と第2ロッド3を強制的に近づけて張力を付与するためのものではなく、第1ロッド2と第2ロッド3と形状記憶合金製のターンバックル1とを連結し、これら間の遊びを無くす程度でよいため、回動工具を用いてターンバックル1を回動するための回動工具係合部である必要はない。
次に、図5を参照して、前記のようなターンバックル本体4の部材長手方向の全長または中間部に形状記憶効果が付与されたターンバックル1を備えた緊張装置7について説明する。
形状記憶効果が付与されたターンバックル1の両端部に、一端側に連結部8(図4、図5参照)を備えた第1ロッド2および第2ロッド3の他端側の雄ねじ軸部9,10が、それぞれねじ込まれて、緊張装置7が構成されている。
前記の第1ロッド2および第2ロッド3は、それぞれ、鋼製パイプあるいは鋼棒等からなり、一端側に横軸挿通孔からなる連結部を備え、他端側に雄ねじ軸部9,10を備えている。
前記の第1ロッド2および第2ロッド3の前記各雄ねじ軸部9,10がターンバックル1の端部にねじ込まれて、緊張装置7が構成されている。
前記の第1ロッド2および第2ロッド3を、図6に示すように、前記ターンバックル1と同様に、軸方向の全部または一部を形状記憶合金製の第1ロッド2あるいは第2ロッド3とし、形状記憶合金製の第1ロッド2aあるいは第2ロッド3aの部材長手方向の全長または部材長手方向の中間部等の一部に形状記憶効果を付与してもよい。このような緊張装置7では、ターンバックル1および第1ロッド2または第2ロッド3を、加熱して短縮させることが可能な緊張装置7とすることができる。
短縮させるストロークは、形状記憶効果が付与されたターンバックル1の長さ、またはこれに、形状記憶効果が付与された第1ロッド2または形状記憶効果が付与された第2ロッド3の長さにより設定することができる。また、ターンバックル1と、第1ロッド2または第2ロッド3を部分的に加熱することにより、短縮ストロークを制御することも可能である。
次に、これらの緊張装置7を使用する場合は、各種部材あるいは構造物あるいは装置に組み込むことが可能であり、例えば、ブレースとして構造物に組み込むことができるが、代表的な形態として、図7およびその位置ブロックを拡大して示す図4に示すように、鉄塔あるいはポール11に組み込んで使用する形態について説明する。
図4および図5並びに図7に示す形態は、前記のような緊張装置7を、張弦材を構成するための1ユニットの張弦材ユニット12として利用している。
各第1ロッド2および第2ロッド3の端部には、連結するためのボルト挿通孔を有する連結部8を備えた張弦材ユニット12とされている。
前記のような張弦材ユニット12を、ポールを支持するための張弦材13を構成するために、図4〜7に示すように、ポール11の長手方向および周方向に間隔をおいて設けられた上位に位置するH形鋼等の束材14と、下位に位置するH形鋼等の束材14間に配置し、各束材14に固定のブラケット15に、リンク16および横軸17を介して連結される。
具体的には、各束材14に横軸挿通孔を有するブラケット15が固定され、一対のリンク16の一端側が、ブラケット15に横軸17により連結され、また、前記一対のリンク16の他端側が、各第1ロッド2および第2ロッド3の他端側連結部8に重合されて横軸17により連結されている。
前記のように、緊張装置7からなる1ユニットの張弦材ユニット12を、上位に位置する束材14と、下位に位置する束材14間にそれぞれ配置し、下端に位置する張弦材ユニット12の下端は、基礎18に固定のブラケット(図示を省略)等に連結し、上端に位置する張弦材ユニット12の上端は、ポール11の上端部に固定のブラケット(図示を省略)に固定し、ターンバックル1等を適宜回動して、図3(a)に示すように、ロッド間の距離を縮めるように近づけて、1ユニットの張弦材ユニット12の遊びをなくした状態にする。
前記の多数の束材14を介した張弦材ユニット12とにより、張弦材13を構成する。
この状態で、形状記憶効果が付与されたターンバックル1および形状記憶効果が付与された第1ロッド2または第2ロッド3を、図3(b)に示すように加熱して所定量短縮させて緊張させ、ポール11を周囲から緊張する。なお、図7(a)において、各レベルにおける張弦材ユニット12の形状回復量は、適宜調整されて軸力が導入される。
このように張力を付与された張弦材13により支持されたポール11は、少ない敷地面積で耐風圧性を向上させる、支線タイプのポールとすることができる。
図2は、本発明の第2実施形態を示すものであって、この形態では、形状記憶合金製のターンバックル本体4の軸方向において、両端側の雌ねじ孔5,6を有する端部部分19,20を除いた中間部21が、形状記憶効果が付与されたターンバックル1とされているが、このような形態では、中間部21のみが加熱により形状回復可能になり、ターンバックル1の両端部の雄ねじ部のピッチが変化することはないので、これに連結される第1ロッド2または第2ロッド3を、ターンバックル1を加熱した後においても、着脱交換が可能になる。また、1ユニットの張弦材ユニット12として緊張装置7に適用した場合には、ロッドを形状記憶効果が付与されたロッドとすると修復も可能になる。その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な要素には同様な符号を付して説明を省略する。
前記のように、形状記憶効果が付与されたターンバックル1を備えた緊張装置7におけるロッド2,3に軸力を導入する場合には、第1ロッド2および第2ロッド3の一端側を、それぞれ構造物(図示の形態では、構造物における束材14)に係合させた状態で、図3(a)に示すように、ターンバックル1を適宜回動して、緩みを取り除いた状態(または、人力による僅かに張力が導入された状態)で、図3(b)に示すように、バーナー22により、前記形状記憶合金製のターンバックル1の一部または全部を所定の温度に外側から加熱して、前記形状記憶合金製のターンバックル1の一部または全部を部材長手方向に短縮させて、第1ロッド2および第2ロッド3相互を接近させるようにして、これらのロッド2,3に軸力を導入するようにすればよい。
また、形状記憶効果が付与されたターンバックル1およびロッド2,3を備えた緊張装置7におけるロッドに軸力を導入する場合には、第1ロッド2および第2ロッド3の一端側をそれぞれ構造物(図示の形態では、構造物における束材14)に係合させた状態で、前記形状記憶合金製のターンバックル1の一部または全部および第1ロッド2aまたは第2ロッド3aを所定の温度に外側から加熱して、前記形状記憶合金製のターンバックル1の一部または全部、および第1ロッド2aまたは第2ロッド3aの一部または全部を部材長手方向に短縮させて、第1ロッド2(2a)および第2ロッド3(3a)相互を接近させるようにして、これらのロッド2,3に軸力を導入するようにすればよい。
前記のように、本発明では、軽量で携帯可能な携帯用のバーナー22等の加熱手段を使用して、ターンバック1あるいは第1ロッド2aまたは第2ロッド3aの一部または全部を部材長手方向に短縮させて、張弦材ユニット12に緊張力を導入したり、あるいは束材14を介して連結された多数の張弦材ユニット12からなる張弦材13に緊張力を導入して、ポール11の耐風圧性を向上させることができる。
前記実施形態の鉄系の形状記憶合金製ターンバックル1は、ほぼ150℃に加熱すると形状回復し始めて短縮を開始し、ほぼ350℃に加熱すると、形状記憶効果を100%発揮して、ほぼ元の短い長さに戻すことができる。そのため、例えば、200℃から徐々に温度を上げるに従い復元効果を発揮するため、200℃〜350℃の範囲において、短縮する寸法を温度制御し、緊張力を制御することができる。
本発明の形状記憶合金製のターンバックルを実施する場合、ニッケル−チタン系等、鉄系以外の形状記憶合金製ターンバックルとしてもよい。
また、本発明の形状記憶合金製のターンバックルを製造する場合には、熱間押出成形により、形状記憶合金製の筒体を製造した後、冷却して、引張変形を加えて、形状記憶効果を付与した後、適宜の長さに切断して、形状記憶効果が付与された短尺筒体とし、その短尺筒体の両端部に雌ねじ加工を施して、雌ねじ孔を設けるようにすればよい。
また、形状記憶合金製のロッドを製造する場合には、熱間押出成形により、形状記憶合金製の筒体を製造した後、冷却して、引張変形を加えて、形状記憶効果を付与した後、適宜の長さに切断して、形状記憶効果が付与された筒体とし、ロッド長手方向の一方に連結部8を設け、他方に雄ねじ部を設けて雄ねじ軸部を形成するようにすればよい。
本発明の第1実施形態の形状記憶合金製のターンバックルおよびそれを用いたタイロッドの軸力導入方法を説明するための説明図であって、(a)は縦断側面図、(b)は(a)のa−a線断面図である。 本発明の第2実施形態の形状記憶合金製のターンバックルおよびそれを用いたタイロッドの軸力導入方法を説明するための説明図であって、(a)は縦断側面図、(b)は(a)のb−b線断面図である。 (a)および(b)はタイロッドの軸力導入方法を説明するための説明図である。 ポール支持構造におけるタイロッド付近を示す拡大図である。 (a)は図4の一部を取り出して示す正面図、(b)は(a)の側面図である。 図5(b)の側面図において、タイロッドを形状記憶合金とした側面図である。 (a)はポール支持構造を示す概略斜視図、(b)は(a)の矢視断面図である。 (a)および(b)は、従来のポール支持構造の作用を説明するための図である。 (a)は従来のターンバックルの第1例を示す縦断側面図、(b)は(a)に示す従来の第1例のターンバックルを使用している状態を示す断面図である。 タイロッドに軸力を導入する従来の工法において使用される張力導入装置の一例を示す平面図である。 タイロッドに軸力を導入する従来の工法において使用される張力導入装置の他の例を示す平面図である。
符号の説明
1 形状記憶合金製のターンバックル
2 第1ロッド
2a 形状記憶合金製の第1ロッド
3 第2ロッド
3a 形状記憶合金製の第2ロッド
4 ターンバックル本体
5 雌ねじ孔
6 雌ねじ孔
7 緊張装置
8 連結部
9 雄ねじ軸部
10 雄ねじ軸部
11 ポール
12 張弦材ユニット
13 張弦材
14 束材
15 ブラケット
16 リンク
17 横軸
18 基礎
19 端部部分
20 端部部分
21 中間部
22 バーナー
25 カプラーまたはターンバックル
26 センターホールジャッキ
27 鉄筋
28 鉄筋
29 ナット係合治具
30 ナット係合治具
31 油圧式ジャッキ
32 タイロッド
33 張弦材

Claims (8)

  1. 両端部に雌ねじ孔を備えたターンバックルにおいて、ターンバックル本体は、形状記憶合金製で部材長手方向に形状記憶効果が付与されたターンバックル本体とされていることを特徴とする形状記憶合金製のターンバックル。
  2. ターンバックル本体に、ターンバックル本体の外周側の断面形状を、四角形、六角形または八角形とした回転工具係合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の形状記憶合金製のターンバックル。
  3. ターンバックル本体の全長に渡って、形状記憶効果が付与されていることを特徴とする請求項1または2に記載の形状記憶合金製のターンバックル。
  4. ターンバックル本体の両端部のねじ孔を有する部分を除く部材長手方向の一部に形状記憶効果が付与されていることを特徴とする請求項1または2に記載の形状記憶合金製のターンバックル。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の形状記憶合金製のターンバックル、一端側に連結部を備え他端部に雄ねじ軸部を備えた第1ロッドおよび第2ロッドを有し、ターンバックルの両端部に第1ロッドおよび第2ロッドの雄ねじ軸部が、それぞれねじ込まれていることを特徴とする緊張装置。
  6. 前記第1ロッドおよび第2ロッドのいずれか一方又は両方の一部または全部が、形状記憶合金製で部材長手方向に形状記憶効果が付与されたロッドとされていることを特徴とする請求項に記載の緊張装置。
  7. 請求項の緊張装置におけるロッドの軸力導入方法であって、第1ロッドおよび第2ロッドの一端側をそれぞれ構造物に係合させた状態で、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部を外側から加熱して、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部を部材長手方向に短縮させて、1ロッドおよび第2ロッド相互を接近させるようにして、これらのロッドに軸力を導入することを特徴とするロッドの軸力導入方法。
  8. 請求項の緊張装置におけるロッドの軸力導入方法であって、第1ロッドおよび第2ロッドの一端側をそれぞれ構造物に係合させた状態で、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部および第1ロッドまたは第2ロッドを外側から加熱して、前記形状記憶合金製のターンバックルの一部または全部、および第1ロッドまたは第2ロッドの一部または全部を部材長手方向に短縮させて、1ロッドおよび第2ロッド相互を接近させるようにして、これらのロッドに軸力を導入することを特徴とするロッドの軸力導入方法。
JP2008084561A 2008-03-27 2008-03-27 形状記憶合金製のターンバックルおよびそれを用いたロッドの軸力導入方法 Expired - Fee Related JP4920621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008084561A JP4920621B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 形状記憶合金製のターンバックルおよびそれを用いたロッドの軸力導入方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008084561A JP4920621B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 形状記憶合金製のターンバックルおよびそれを用いたロッドの軸力導入方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009236245A JP2009236245A (ja) 2009-10-15
JP4920621B2 true JP4920621B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=41250441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008084561A Expired - Fee Related JP4920621B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 形状記憶合金製のターンバックルおよびそれを用いたロッドの軸力導入方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4920621B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9713471B2 (en) 2009-01-26 2017-07-25 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical device with tandem fasteners
US9713468B2 (en) 2009-01-26 2017-07-25 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical stapler for applying a large staple through a small delivery port and a method of using the stapler to secure a tissue fold
AU2012202748A1 (en) * 2011-06-21 2013-01-17 Ethicon Endo-Surgery, Inc. A surgical stapler having an adjustment feature
KR101320470B1 (ko) * 2011-09-07 2013-10-22 주식회사 동호 수평력 조절부를 갖는 콘크리트 파일 구조체 및, 이의 수평력 조절 방법
US8992547B2 (en) 2012-03-21 2015-03-31 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Methods and devices for creating tissue plications
KR102337337B1 (ko) * 2014-11-14 2021-12-09 현대모비스 주식회사 주차 케이블 작동길이 조절장치
CN105113641A (zh) * 2015-08-27 2015-12-02 浙江大学 一种采用形状记忆合金螺栓的自复位钢连梁
JP7344836B2 (ja) * 2020-05-11 2023-09-14 三井住友建設株式会社 柱梁架構体に設置される制振装置のタイロッドに引張力を導入する方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054816A (ja) * 1983-09-06 1985-03-29 Bridgestone Corp ゴム製ロ−ルの製造方法およびこの方法の使用に用いる注入成形型
JPS60188608A (ja) * 1984-03-07 1985-09-26 株式会社東芝 ネジ部材
JPS6220309A (ja) * 1985-07-18 1987-01-28 Nec Corp 光照射炉
JPH0382361U (ja) * 1989-12-08 1991-08-22
JPH07217078A (ja) * 1994-02-08 1995-08-15 Nippon Steel Corp ねじ式継手
JP2000087461A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 Mihashi Kk 接続固定具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009236245A (ja) 2009-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4920621B2 (ja) 形状記憶合金製のターンバックルおよびそれを用いたロッドの軸力導入方法
CN112324177B (zh) 建筑改造外墙加固装置及方法
KR102445949B1 (ko) Sma 텐션 요소에 의한 프리스트레스 구조물 및 구조물 부품의 제조방법, 및 이를 구비한 구조물 및 구조물 부품
CN107849831B (zh) 用于使用预制底板和钢管混凝土桁架梁来顶推/建造桥梁的方法
EP2673505B1 (de) Turm für eine windkraftanlage
WO2011107848A4 (en) Improved reinforcing bar and method for manufacturing the same
JP6853941B2 (ja) 圧縮接続部材の組立部品、送電線の圧縮接続構造、及び圧縮接続部材の施工方法
CA2435085A1 (en) Compression pipe repairing and reinforcing methods
CN110387805A (zh) 一种基于形状记忆合金的新型预应力拉索结构
KR20210042550A (ko) 가설건축물용 보강구조물
CN109653531A (zh) 一种体外预应力钢绞线连接器及配套张拉装置
CN106320191A (zh) 预张拉钢丝‑聚合物砂浆外加层加固装置
ES2691123T3 (es) Método para fabricar una malla de cable de acero
CN104582885B (zh) 预应力钢绞线分离设备
DE202005019077U1 (de) Bewehrungselement für Tragwerke aus Stahlbeton, Spannbeton od.dgl.
CN106149575A (zh) 预应力钢丝绳张拉系统及方法
CN206052574U (zh) 预应力钢丝绳张拉系统
CN103882856B (zh) 一种具有钢绞线的先张法离心混凝土桩及制造方法
CN114622724B (zh) 通过拉索张拉实现撑杆垂直度控制的控制结构及控制方法
JP5571613B2 (ja) コンクリート部材の補強方法
EP1335083B1 (de) Verfahren zur Sanierung von in Stahlgitterbauweise hergestellten Hochspannungsmasten
CN103147412A (zh) 一种碳纤维筋体外预应力张拉锚固装置及锚固方法
JP6847454B2 (ja) 圧縮接続部材の組立部品、送電線の圧縮接続構造、及び圧縮接続部材の施工方法
CN113789973A (zh) 一种螺栓承压环抱式输电铁塔角钢加固与矫正装置
CN105986548B (zh) 一种低回缩锚具张拉装置及张拉方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120201

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4920621

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees