JPS60188608A - ネジ部材 - Google Patents

ネジ部材

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JPS60188608A
JPS60188608A JP4192584A JP4192584A JPS60188608A JP S60188608 A JPS60188608 A JP S60188608A JP 4192584 A JP4192584 A JP 4192584A JP 4192584 A JP4192584 A JP 4192584A JP S60188608 A JPS60188608 A JP S60188608A
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JP
Japan
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screw member
shape memory
point
memory alloy
bolts
Prior art date
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Pending
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JP4192584A
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English (en)
Inventor
隆 石上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ネジ部材に関する。
〔発明の技術的背景及びその問題点〕
従来、各種の圧力容器系や真空容器系等のフランジは、
数個のボルトを締め付ける事によって接合されている。
しかし、発電、プラント等の配管は、かなり複雑に入り
組んでいる為、この締め付は作業を効率良く行なうこと
は難かしかった。−又、核融合炉等の原子力関連機器の
フランジは、人体に有害な放射性物質(β線)を受ける
為、締め伺は作業、は遠隔操作によるマニュピユレータ
等により行なわれているが、この締付作業にも次のよう
な問題点があった。
すなわち、核融合炉等の高温で使用されるフランジでは
、そのフランジの内部にメカニカルシール部品が配置さ
れており、このシール部品に均一な応力が加えらねるこ
とが望まれている。即ち、メカニカルシール部品は、通
常シール部材として使用されているゴムバッキング部品
と比べ、弾性が低い為、応力を均一ニ加ワえにくい。そ
の結果、そノ一部分から管内の液体等が漏ねたり、外界
の気体が流入し、たりする場合があり、圧力容器系や真
空容器糸としての本来の効果を発揮できない事があった
この為、この種のフランジではま−ず、インパクトレン
チ等によりボルトを仮締めし、次にトルクレンチ等によ
り−ボの作刊カに付与して均一な応力をシール部品にか
け、内部と外界とを遮断する作業をイボなっている。史
にこの応力を均一にかける為に、ボルトを怖め付ける順
序も決まっており、谷ボルトを対称的に怖める順番でな
さ名ることにより、応力を分散させるようにしている。
しかしながらこの作業をマニュピユレータ等ニよって行
なう場合、時間がががり四匙であった。
一方、インパクトレンチ等だけでポルl−締めを行なう
と締め付は作業の簡素化1’tできるが、漏れなどを起
す場合があり、n(j素化と応力の均一化とを双方兼ね
備えることは離しがった。
父、上記した使用態様では、かなり高温度で使用さすす
るが、s o ’c程度以上の環境にさらされるとボル
トがゆるみゃすくなるという現象があり、その点に関し
ても改善が望if1ていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、 (1)脱着作業が短時間に比較的容易にできかつ、 (2)応力をフランジ等の被着体に均一に加えられるこ
とができ、かつ、 (3)高温(例えば80〜150’C程度)での使用に
も耐えるネジ部材を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は上記目的を達成干る為に、形状記憶合金でなる
ネジ部材を提供する。
本発明に通用する形状記憶合金について説明すると、こ
の合金は、その一つの性質として、例えばマルテンサイ
ト状態等の所定の組織状態で低応力をかけることにより
、変形ししかもその後の適当な加熱処理によって変形1
iiJの形状に復するという形状記1.←効果干るもの
である。
この形状記憶効果は低温では、例えばマルテンサイト状
態が安定であり、一方高温では、母相が安定であること
によって生じる現象である。その際、マルテンサイト状
態が開始する温度をMs点、さらに冷却して笈態が完了
する温度をMf点と呼び、逆にマルテンサイト相状態に
ある試料を加熱していく時、マルテンサイト相から母相
に逆良悪が起こるが、逆変態の始まる温度をAs点、終
了温度をAf点と呼ぶ。
以上述べた形状記憶効果に着目して、本発明は、完成さ
れたものである。
即ち本発明は、上記のような形状記憶効果を有する材料
にてネジ部材を構成することを特徴とする。
本発明は、あらかじめマルテンサイト状態の所定の状態
においてネジ部制に所定の引張り歪を加えておき、使用
する際、AS点以上に加熱することにより、締めイ」け
力を生ぜしめることが好まし、い。したがって、この種
のネジ部材を用いると、あらかじめ仮締めをしてふ・く
だけで、均一な応力をフランジに加えることができ、従
来に比べてトルクレンチ等の使用が不要となり、かつ締
める順序を気にしなくて良く、太軸なni+略化ができ
る。なお前記引張り歪としては、少なすぎると効果があ
られれにくく、一方多すぎると永久歪になりやすい。歪
の範囲としては、実用的には2〜8%、更には4〜6刃
が好ましい。このネジ部材として使用される形状記憶合
金とじてはそのMS点が、このネジ部材の使用温度より
低いものが望ましい。これにより、使用中ネジ部材は強
度がある母相状態とすることができる為、十分な締め利
は力が得られやすい。
例えば、核融合炉の冷却用配管用フランジでは使用温度
が50〜100℃と々るが、Ms点が50℃以下の合金
をもちいることにより、十分な締め付は力が得らねる。
以上述べた形状記憶合金としては、ニッケルーfタン合
金、銅−アルミニウムー亜鉛系合金、銅−アルミニウム
−ニッケル糸合金、銅−スズ糸合金等があるが、n+i
4食性、回復力繰返し寿命の点でニッケルーチタン系合
金が実用的である。特に核融合炉用の使用では、使用環
境が敏しい為、ニッケルーチタン系合金が有用である。
こrLらの合金の組成範囲は、使用するネジ部層に要求
される特性に合わせて柿々選択できるが、例えばニッケ
ルーチタン系合金ではニッケル対チタンの比(原子比)
がほぼ1:■のものが形状記憶の特性を顕著に示す点で
実用的である。
〔発明の実施例〕
次に本発明の詳細な説明する。
実施例1゜ 約48°C近くにMS点を有し、約80″C近くにAS
点を有するd7mmの二、フケルー5Qat造した。こ
の際、この丸棒にはあらかじめ、直線形状を記憶させる
ため、400°C×30分拘束熱処理をし、その後ネジ
加工を行なった。その後、引張り歪が約4%加えられた
このネジを用いて、核融合炉を模擬した冷却用配管の7
ラング100個(1フランジに6本のボルト使用)をマ
ニュピユレータを用いて締めたが、約1000時間の運
転後でも冷却水のもれはなかった。この際、配管には1
0気圧の水が流れており、この配管の入り口付近の水温
は50°Cであり、出口例近の水温は95°C程度であ
った。
更に本試験を約2000時間続けたが、ボルトのゆるみ
は生じなかった。
比較例1 実施例1と同形のステンレス製のネジ部材を製造した。
このネジ部材を用いて、核融合炉を模擬しプこ冷却用配
管のフランジ100個(1フランジに6本のボルト使用
)をマニュピユレータを用いて実施例1と同様の締伺力
となるように締めたが、この作業に実施例10作業より
約2倍の時間がかかった。この配管を約xOoo 、 
4。
時間使用した後では、冷却水のもれはなかったが、史に
本試験を2000時間続けたところ、ボルトのゆるみが
2ケ所発見された。
比較例2 実施例1と同形のステンレス製のネジ部材を製造した。
このネジ部材を用いて核融合炉を模擬した冷却用配管の
フランジ100個をマニュピユレータを用い、実施例1
と同程度の時間で締めた。その結果この配管を1000
時間使用した後、これらのフランジを点検したところ4
ケ所で漏れがあるのが発見された。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明はネジ部lを形状記憶合金で
形成することにより、脱着作業が比較的容易で、かつ応
力をフランジ等の被着体に均一に加えることができ、か
つ高温の使用にも耐えることができるネジ部材を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例のネジ都利である。 1 ・・・・・・ネジ部材 2・・・・・・・ネジ部 代理人弁理士則Jh恩佑(ほか1名) 手 続 補 正 書 く自発) 1肺je、!′5 B 特許庁長官殿 1、事件の表示 特願昭5959−4l92 5、発明の名称 ネ ジ 部 材 3、補正をする者 事件との関係 特許 出願人 (307)株式会社 東 芝 4、代理人 刊05 東京都港区芝浦−丁目1番1@ 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (1)明細書第7頁第1行目に記載のrMs点」をrA
J点」に訂正する。 (2)明細書第7頁第6行目乃至第7行目に記載の「5
0〜100℃・・・50″以下」を[100℃以上とな
るが、Af点が100℃以下」と訂正する。 (3)明りIIm第8頁第6行目乃至第7行目に記載の
「約48℃・・・近くにAs点」を「約60℃近くにA
s点を有し、約80℃近くにAt点」と訂正する。 (4)明II書第8頁第18行目乃至第20行目に記載
の「この配管の・・・であった。」を「この配管系の雰
囲気温度は約100℃であった。」と訂正する。 以 上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、形状記憶合金でなるネジ部材。 2、 ネジ部材は、圧力容器用である特許請求の範囲第
    1項に記載のネジ部材。 3、 ネジ部材は、真空容器用である特許請求の範囲第
    1項に記載のネジ部材。 4、 ネジ部材は、原子力関連機器用である特許請求の
    範囲第1項乃至第3項に記載のネジ部材。 5、形状記憶合金は、ニッケルーチタン合金である特許
    請求の範囲第1項乃至第4項に記載のネジ部材。 6、形状記憶合金は、あらかじめ引張り歪が与えられて
    いる特許請求の範囲第1項乃至第5項に記載のネジ都拐
    。 7、 形状記憶合金の災患の開始温度(Ms点)はネジ
    部材の使用温度より低い特許請求の範囲第1項乃至第6
    項に記載のネジ部月。
JP4192584A 1984-03-07 1984-03-07 ネジ部材 Pending JPS60188608A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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