JP4919703B2 - 染毛料 - Google Patents
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そのため、一般的には、理美容院で施術してもらうか、若しくは汚れても直ぐに洗い流せるように入浴時に自己施術しなくてならないなど、使用者に過大な負担を強いるものであった。
また、特定の染料と、カーボンブラックと、増粘剤としてアクリル樹脂と、低級アルコールの特定量と、特定のpHの組み合わせからなる染毛用組成物(特許文献2参照)が知られている。
また、上記特許文献2の染毛用組成物は、塗布後の耐水性が得にくく、仮に耐水性を得た場合、カーボンブラックの分散が不安定になり、常温での沈降が発生したり、一見安定に分散しているように見えても、急激な熱ショックなどで、分散が不安定化し沈降し易くなる点等に多くの課題がある。
(1) 酸性染料である水溶性染料の少なくとも1種0.4〜3重量%と、ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂0.5〜7重量%と、カーボンブラック0.4〜4重量%と、N−t−ブチルアクリルアミドと、エチルアクリレート、アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれる少なくとも1種との共重合体樹脂であるアクリル系共重合体樹脂0.5〜6重量%と、低級アルコール15〜55重量%と、水20重量%以上とを含有し、かつ、pHを2〜5に調整してなることを特徴とする染毛料。
(2) ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂がポリジメチルシロキサンとメタクリル酸及び/又はメタクリル酸エステルとのブロック共重合体である上記(1)記載の染毛料。
(3) 染毛料の粘度が2〜15mPa・sである上記(1)又は(2)記載の染毛料。
(4) 上記(1)〜(3)の何れか一つに記載の染毛料の貯留部を有する塗布具本体部と、該塗布具本体部の先端部に設けた櫛部と塗布体が並列に配置された塗布部とを備えたことを特徴とする毛髪用塗布具。
(5) カーボンブラック0.4〜4重量%と、N−t−ブチルアクリルアミドと、エチルアクリレート、アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれる少なくとも1種との共重合体樹脂であるアクリル系共重合体樹脂0.5〜6重量%と、低級アルコールと、を混合し、該カーボンブラックの分散液を作成し、
ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂0.5〜7重量%と、低級アルコール15〜55重量%と、を混合したビヒクルを作成し、
該カーボンブラックの分散液と、該ビヒクルと、酸性染料である水溶性染料の少なくとも1種0.4〜3重量%と、水20重量%以上とを混合撹拌し、かつ、pHを2〜5に調整してなることを特徴とする染毛料の製造方法。
本発明の染毛料は、水溶性染料の少なくとも1種0.4〜3重量%と、ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂0.5〜7重量%と、カーボンブラック0.4〜4重量%と、アクリル系共重合体樹脂0.5〜6重量%と、低級アルコール15〜55重量%と、水20重量%以上とを含有し、かつ、pHを2〜5に調整してなることを特徴とするものである。
酸性染料としては、人体に対して有害な作用を示さない医薬品、医薬部外品及び化粧料の着色に使用することが許可されている「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」(昭和41年告示、厚生省)により定められたものの中から選ばれる、1種又は2種以上の混合物として用いることができる。
この水溶性染料の含有量が0.4%未満であると、染毛効果が十分に発揮されず、また、3%を越えると、皮膚等他への汚染が生じやすくなり、好ましくない。
本発明において、上記ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂とは、ノニオン性モノマー単位及び/又はアニオン性モノマー単位とポリシロキサン単位とのブロック共重合体を意味する。
ポリシロキサン単位としては、ポリジメチルシロキサンが好ましい。
アニオン性モノマーとしては、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられるが、中でもメタクリル酸やアクリル酸が好ましい。また、ノニオン性モノマーとしては、スチレン等の芳香族炭化水素、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等の(メタ)クリル酸アルキル系エステルが挙げられるが、中でもメタクリル酸と炭素数6以下の脂肪族アルコールとのエステルが好ましいが、これに限定されるものではない。
更に、ブロック共重合体の数平均分子量は、特に限定されないが、分子量が小さすぎるとブロック共重合体の耐湿性が悪化し汗や雨等により色落ちしやすいものとなってしまうため、5万以上、好ましくは、6万以上とすることが望ましい。
このシリコーン系樹脂の含有量が0.5%未満では、二次付着性、耐水性が充分とは言えず、また、7%を越えると、液の粘度が上昇し、塗布性が悪くなり、また、染料が不活性化し毛髪への染毛性が悪くなる等が生じ、好ましくない。
本発明に用いるアクリル系共重合体樹脂としては、下記式(I)で示されるN−t−ブチルアクリルアミドと、下記式(II)で示されるエチルアクリレート、下記式(III)で示されるアクリル酸及び下記式(IV)で示されるメタクリル酸から選ばれる少なくとも1種との共重合体樹脂〔(アクリレーツ/t−ブチルアクリルアミド)コポリマー〕が挙げられる。
特に、(アクリレーツ/t−ブチルアクリルアミド)コポリマーは、使用性、取り扱い性等の点から、更に好ましくは、上記(アクリレーツ/t−ブチルアクリルアミド)コポリマーなどをエタノール、変性アルコール又はこれらの混液に溶解した溶液形態、更に後述するカーボンブラックを混合したマースターバッチ形態での使用が望ましい。
このアクリル系共重合体樹脂の含有量が0.5%未満では、カーボンブラックの分散不良となり、また、6%を越えると、増粘したり、樹脂の凝集などが発生し、好ましくない。
本発明では、酸性側での顔料等の分散性に優れる上述の(アクリレーツ/t−ブチルアクリルアミド)コポリマーなどのアクリル系共重合体樹脂を用いているので、カーボンブラックの分散性が更に優れたものとなり、水溶性染料との併用による更なる一時着色性、累積染毛性を向上させることができる。
用いることができるカーボンブラックとしては、例えば、ファーネスブラック、チャネルブラック、アセチレンブラック等、各製法によって製造された市販のカーボンブラック、具体的には、Special Black 6,Color Black S170,SB−4(以上、デグサ社製)、DCブラック、ユニビュアブラックLC902、ミッドナイトブラック(以上、ジオテック社製)等を挙げることができるが、特にこれらに限定されるものではない。
このカーボンブラックの含有量が、染毛料全量に対して、好ましくは、0.4〜4%とすることが望ましく、更に好ましくは、0.6〜3%とすることが望ましい。
このカーボンブラックの含有量が0.4%未満であると、白髪を充分に隠蔽する点で劣ることとなり、また、4%を越えると、粘度が急激に上昇し、使用性の点から、好ましくない。
上記低級アルコールの含有量は、染毛料全量に対して、15〜55%とすることが必要であり、好ましくは、20〜40%とすることが望ましい。
この低級アルコールの含有量が15%未満であると、乾燥性が低下し、また、55%を越えると、染毛効果が十分に発揮されないこととなり、好ましくない。
この水の含有量が20%未満であると、染料の溶解性が悪くなり、染毛効果が低下することとなり、また、50%を越えると、他の必須成分の好ましい使用量を制限することがあり、好ましくない。
用いることができる染毛助剤としては、例えば、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、フェノキシエタノール、プロピレンカーボネート、プロピレングリコール、N−メチルピロリドン、グルコン酸ラクトン、レブリン酸、尿素、エチレンカーボネート、N−メチル−2−ピロリドン、α−ケトグルタル酸、γ−ブチロラクトン、プロピオンアミド、n−酢酸アミド等の一般的な半永久染毛料で使用されるものから選ばれる1種又は2種以上を混合して用いることができる。
これらの染毛助剤の含有量は、染毛料全量に対して、好ましくは、2〜20%とすることが望ましく、更に好ましくは、5〜15%とすることが望ましい。
この染毛助剤の含有量が2%未満であると、更なる染毛効果が十分に発揮されず、また、20%を越えると、塗布後の乾燥性が低下し、また、乾燥後の衣服等への色移りの危険も増え、好ましくない。
この染毛料のpHが2未満であると、皮膚染着性が増大することとなり、好ましくなく、また、皮膚への刺激がある場合があり、一方、pHが5を越えると、染毛効果が低下し、好ましくない。
本発明において、pHの調整は、ギ酸、酢酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸等の有機酸、無機酸又はその塩、場合によってはアルカリを用いて行うことができる。
この染毛料の粘度が2mPa・s未満であると、塗布時の液量の調整が困難となり、一方、15mPa・sを越えると、頭髪へ薄く均一に塗り延ばすことがしにくくなり、好ましくない。
また、本発明における染毛料を製造する場合に、特に、シリコーン系樹脂としてポリジメチルシロキサンとメタクリル酸及び/又はメタクリル酸エステルのブロック共重合体は、本発明の必須要件である酸性域(pH2〜5)の水に対しては凝集、析出を生じてしまい、一度凝集してしまった樹脂は、可溶性溶剤であるエチルアルコールを単に加えても再び溶解することはないものとなる。そこで、ポリジメチルシロキサンとメタクリル酸及び/又はメタクリル酸エステルのブロック共重合体をシリコーン系樹脂として用いて染毛料の製造にあたっては、ポリジメチルシロキサンとメタクリル酸及び/又はメタクリル酸エステルのブロック共重合体とエチルアルコールの混合ビヒクルに対し、水やその他の成分を配合し均一に攪拌・混合することが望ましい。
なお、本発明を構成するその他の配合成分については、その配合順序は特に定められるものではなく、任意の段階で配合してもよいものである。
毛髪用塗布具Aは、所謂中綿式(吸蔵体)の塗布具であり、図1〜図3に示されるように、塗布具本体をなす軸体10の内部に上記構成の染毛料を吸蔵した吸蔵体11を染毛料貯留部10aに収容し、複数の毛細管作用を有する塗布用の櫛態様となる芯体(ペン芯)12を直線状の列の配置で軸体10の先端部に固定して、芯体12の後端部を吸蔵体11に接続すると共に、芯体12の先端部を軸体10の前方へ突出させ、芯体12の側部には、櫛部13を直線状に設けて櫛部13と塗布体となる芯体(ペン芯)12とが並列に配置し、軸体10の先端部には、キャップ本体20を螺合により着脱自在とし、芯体12の先端部が接触するフェルトなどの芯先端受け部材21を取り付けることも可能とし、その側部に櫛部13の先端部を収容する凹部22を設けた中キャップ23をキャップ本体20の内部に軸方向に移動自在で、かつ円周方向に回動自在に配して、中キャップ23をスプリング部材24によりキャップ本体20の開口方向へ付勢状態とすることも可能としたものである。
このような構成となる毛髪用塗布具Aでは、上記貯留部10aに本発明の上記構成の染毛料を吸蔵した吸蔵体11より、塗布体となる芯体12の先端部まで必要な染毛料を供給しつつも「たれ落ち」や不本意な液体の吐出を生じることがなく、櫛部13でかき分けながら染毛でき、持ち運びやハンドリング性に優れると共に、使用性、耐水性、一時着色性、累積染毛性に優れる毛髪用塗布具とすることができる。
また、塗布具本体部30内には、染毛料貯留部となる筒状体の内軸40を有し、その先端部に弁棒41、弁座42、弁ばね43、ばね受け44からなるバルブ装置45が取り付けられると共に、後端部にノック体46が設けられている。
このような構成となる毛髪用塗布具Bでは、上記貯留部40に本発明の上記構成の染毛料を充填し、ノック体46をノックすることにより、染毛料が染毛料誘導管38を介して含浸体36に流出してブラシ体32a,32a……からなる塗布部32に供給されて、使用に供されることとなる。
この毛髪用塗布具Bは、染毛料が含浸体36からブラシ体32a,32a……からなる塗布部32に供給される構造となるので、「たれ落ち」や不本意な液体の吐出を生じることがなく、また、櫛体35を有するので、直接染毛料が指等に付着することがなく、持ち運びやハンドリング性に優れると共に、使用性、耐水性、累積染毛性に優れる毛髪用塗布具とすることができる。
塗布具本体50には、その内部に染毛料の貯留部51を有すると共に、該貯留部51の上部には払拭部52が取り付けられている。また、蓋体55には塗布棒体56が固着され、該塗布棒体56の先端にはブラシ体57a、57a……を有する塗布部57が設けられている。
このような構成となる毛髪用塗布具Cでは、蓋体55の螺合を解いて、蓋体55を塗布具本体50から取り出せば、蓋体55の先端部には、染毛料が付着した塗布部57が現れるので、該塗布部57を染色すべき毛髪部位に塗布することにより染毛することができるものとなる。
この毛髪用塗布具Cは、毛髪の生え際などの部分、眉毛などに好適に適用でき、持ち運びやハンドリング性に優れると共に、使用性、耐水性、累積染毛性に優れる毛髪用塗布具とすることができる。
下記表1に示す配合組成にて汎用のプロペラミキサーにより、均一に攪拌・混合して、各染毛料を調製した。
なお、シリコーン系樹脂は、ポリシロキサンセグメントを有するアゾ基含有ポリシロキサンアミド(平均アゾ基結合数;4.3個)・メタクリル酸・メタクリル酸ブチル(各重量比37:45:18)をエタノールに溶かし、窒素還流下、70〜80℃で10時間反応させて得られたメタクリル酸・メタクリル酸ブチル・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体を用いた。
また、撹拌・混合の前に、ブロック共重合体のシリコーン系樹脂とエチルアルコールとの混合ビヒクルを作製し、この混合ビヒクルに対して、下記表1に示す水、及び、その他の成分を配合し均一に攪拌・混合して、染毛料を得た。
上記で得られた実施例1〜5及び比較例1〜3の各染毛料について、下記方法により、pH、粘度について測定等した。
これらの結果を下記表1に示す。
pH(25℃)をガラス電極pH計により常法にて測定した。
(粘度の評価方法)
25℃における各粘度をELD型粘度計(東機産業社製)にて測定した。
これらの結果を下記表1に示す。
塗布体:ナイロンブラシで後部に内溶液貯留部を有し、後端ノック部を押すことで内溶液貯留部のバルブを開閉し、内容液をブラシ部に導出する構成の毛髪用塗布具(図4の容器)。
1gの毛髪毛束に塗布・乾燥後、二回洗髪を5回繰り返し後の、累積染毛性の評価を下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:市販の酸化染毛料と同等。
○:実用上の問題なし。
△:やや染まりにくい。
×:染まらない。
2gの毛髪に約0.1mlを塗布し、常温で120分間乾燥後(以下、単に「毛髪に塗布・乾燥後」という)に、水で湿らせた濾紙を押し当て、濾紙への色の付き具合を、下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:濾紙に全く付着しない
○:濾紙に薄く付着する
△:濾紙にやや濃く付着する。
×:濾紙に濃く付着する。
ボランティアの上腕内側部に液を0.005g滴下し、30秒放置後、ティシュペーパーで拭き取った。その後、自然乾燥させ、1時間後市販の固形石鹸で洗浄し、乾燥させた。皮膚への染着を、下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:殆んど染着しない。
○:薄く染着するが目立たない。
△:染着しているのがわかる。
×:明瞭に染着を認める。
10%白髪交じりの人毛毛束1gに液を0.1g塗布し、白髪が隠蔽されたか否かを下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:殆んど白髪が判別できなかった。
○:白髪があることはわかるが、目立たなくなった(ぼかし染めレベル)。
△:多少着色しているが白髪の存在がはっきり残る。
×:殆んど着色しない。
25℃−65%RH下に100mlのサンプルビンで1日間放置した後、ビン底部に凝集物の沈殿がないことを目視により、下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:沈降物が底部になく、ビンの壁面もきれいに濡れる。
○:ビン底部に微量の沈殿を認めるがビンを軽く振ると均一に分散し、ビン壁面もきれいに濡れる。
△:ビン底部に明瞭な沈殿物を認めるが、ビンを強く振ると均一に分散する。
×:ビン底部に明瞭な沈殿物を認め、ビンを多少強く振っても均一に分散しない。
容器後端を数回押して液を塗布部のブラシに充分量を含ませる。全長10cmで2gのヤギ毛毛束を用意し0.2gの液を塗布するのに要したストローク数を数えてn=3の平均で示し、下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:20ストローク未満
○:20〜50ストローク未満
△:50〜70ストローク未満
×:70ストローク以上
比較例を個別的に見ると、比較例1は、特公平2−27968号公報の実施例1に準拠する組成であり、累積染毛性に劣り、また、毛髪用塗布具塗布性にも劣ることが判明した。比較例2は、カーボンブラックの含有量が多い場合(5重量%)であり、この場合は、皮膚染着性があり、分散性に劣り、また、毛髪用塗布具塗布性にも劣ることが判明した。
比較例3は、特開2001−172141号公報の実施例2に準拠する組成であり、一次着色性に劣ることが判明した。
10 塗布具本体
12 芯体(ペン芯)
13 櫛部
Claims (5)
- 酸性染料である水溶性染料の少なくとも1種0.4〜3重量%と、ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂0.5〜7重量%と、カーボンブラック0.4〜4重量%と、N−t−ブチルアクリルアミドと、エチルアクリレート、アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれる少なくとも1種との共重合体樹脂であるアクリル系共重合体樹脂0.5〜6重量%と、低級アルコール15〜55重量%と、水20重量%以上とを含有し、かつ、pHを2〜5に調整してなることを特徴とする染毛料。
- ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂がポリジメチルシロキサンとメタクリル酸及び/又はメタクリル酸エステルとのブロック共重合体である請求項1記載の染毛料。
- 染毛料の粘度が2〜15mPa・sである請求項1又は2記載の染毛料。
- 請求項1〜3の何れか一つに記載の染毛料の貯留部を有する塗布具本体部と、該塗布具本体部の先端部に設けた櫛部と塗布体が並列に配置された塗布部とを備えたことを特徴とする毛髪用塗布具。
- カーボンブラック0.4〜4重量%と、N−t−ブチルアクリルアミドと、エチルアクリレート、アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれる少なくとも1種との共重合体樹脂であるアクリル系共重合体樹脂0.5〜6重量%と、低級アルコールと、を混合し、該カーボンブラックの分散液を作成し、
ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂0.5〜7重量%と、低級アルコール15〜55重量%と、を混合したビヒクルを作成し、
該カーボンブラックの分散液と、該ビヒクルと、酸性染料である水溶性染料の少なくとも1種0.4〜3重量%と、水20重量%以上とを混合撹拌し、かつ、pHを2〜5に調整してなることを特徴とする染毛料の製造方法。
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