JP4918881B2 - 晶析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、使用済核燃料の再処理などに使用され、使用済核燃料の硝酸溶解液から硝酸ウラニルなどを析出させる晶析装置であって、ケーシング内部の液相部と回転内筒の軸受部分とが接触しない構造を有する晶析装置に関する。
使用済み核燃料の再処理法として、使用済核燃料を硝酸溶解したプロセス溶液を冷却して硝酸ウラニルなどを析出させる晶析処理方法が知られており、晶析装置として、例えば、ドライアイスまたは液体窒素などの揮発性冷却剤を使用し、これをプロセス溶液と共に晶析槽に導入して攪拌する装置(特許文献1:特開平6−265689号)、あるいはケーシング内部と内筒の間にプロセス溶液を導入して冷却する装置(特許文献2:特開平7−140294号)、あるいは晶析槽の周囲を二重構造にして、この間に冷媒を流すことによって槽内のプロセス溶液を間接的に冷却する装置(非特許文献1:JAERI・Research 99-027)などが知られている。
上記晶析装置のうち、ケーシング内部と内筒の間にプロセス溶液を導入して冷却する装置は、装置構成がシンプルであり、冷媒が繰り返し再使用されるので経済性に優れ、またプロセス溶液はケーシングと内筒の間の限定された空間を流れるので臨界安全制限を保つうえで好適である利点を有する。
一方、従来の上記晶析装置において、プロセス溶液と接触する回転部分が設けられている構造を有するものは、プロセス溶液が軸受部分に接触すると酸腐食が進行して長期間の使用に支障を生じるなどの問題を招く虞がある。具体的には、例えば、図6に示す晶析装置は、傾斜して設置された円筒状のケーシング10の内部に回転内筒11が設けられており、該内筒11の回転軸12はケーシング上端および下端の外側に設けた軸受13、14に軸支されており、内筒11とケーシング10の間にプロセス液が導入され、ケーシング外周の冷却路15に冷水が流れてプロセス液を冷却し、析出した結晶が内筒外周のフィン16によって上側に移送され、排出口18から外部に取り出される構造を有しており、ケーシング内部のプロセス液が内筒11の回転軸を伝わって下側軸受14のシール部分に接触している。
このため、例えば軸受部分について以下のような点が要求される。
(イ)高濃度硝酸のプロセス液と接するため耐酸性に優れた材質が必要になる。(ロ)硝酸ウラニル結晶を含むスラッジスラリーと接触するので耐スラッジ性に優れた材質が必要になる。(ハ)核燃料物質を含むため高い閉じ込め性を有し、耐放射線性に優れた材質が必要になる。(ニ)無人遠隔セル内に設置されるためメンテナンス・フリー性(保守容易性)に優れた構造であることが求められる。
一方、軸受部分に使用される主要な材質は金属(ステンレス、特殊鋼など)、樹脂(プラスチック、テフロン(登録商標)など)、セラミックス(炭化ケイ素など)および黒鉛などであるが、一般的に(イ)金属製は潤滑剤が必要であり潤滑剤の耐放射線性が低い、(ロ)樹脂は耐放射線性が低い、(ハ)セラミックスは耐スラッジ性に乏しい、(ニ)黒鉛は耐酸性が十分ではないなどの問題がある。
特開平6−265689号公報 特開平7−140294号公報 JAERI・Research、99−027
本発明は従来の晶析装置における上記問題を解決したものであり、使用済核燃料の硝酸溶解液から硝酸ウラニルを析出させるなどの処理方法に使用される晶析装置であって、ケーシング内部の液相部と回転内筒の軸受部分とが接触しない構造を有し、従って、軸受部の材質への制限が緩和されることで、耐酸性および耐スラッジ性に優れており、かつ密閉性が高く、メンテナンスの容易な晶析装置を提供する。
本発明によれば、以下の構成によって上記課題を解決した晶析装置が提供される。
(1)筒状のケーシングと、該ケーシング内部の回転内筒とを有し、該ケーシングには冷却液の流路が設けられており、上記内筒の外周にはフィンが設けられており、ケーシングと該内筒の間に導入した放射性元素を含むプロセス液を冷却して結晶を析出させ、析出した結晶を上記内筒の回転によってケーシング上部の排出口に移動させて取り出す晶析装置であって、上記回転内筒の下端開口を通じて固定内壁が回転内筒の内側に突出して設けられており、該内壁の下端はケーシング下端部に固定されており、ケーシング内側と回転内筒の間および回転内筒内側と上記固定内壁との間にプロセス液の液相部が形成される一方、固定内壁の上端はケーシング内部の液面より上側に延びており、該液面より上方の固定内壁と回転内筒内側との間に中間軸受が設けられていることを特徴とする晶析装置。
(2)回転内筒が筒体と該筒体を貫通して延びる回転軸とを有しており、該回転軸の上部はケーシング上端部を貫通してケーシング上部の軸受に軸支され、該回転軸の下側部分は筒状固定内壁を通じてケーシング外部の軸受に延びて軸支されており、一方、固定内壁上端はケーシング内部の液面より上側に延びて該固定内壁内側にプロセス液が流入しない気相部が形成され、該気相部を間にしてケーシング下部軸受がケーシング内部の液相部から分離して形成されている上記(1)に記載する晶析装置。
(3)回転内筒が筒体と該筒体上部の回転軸とを有し、該回転軸はケーシング上部の軸受に軸支されており、一方、ケーシング下部には軸受が設けられておらず、回転内筒はケーシング上部の軸受および固定内壁と回転内筒との間に設けた中間軸受によって支持されている上記(1)に記載する晶析装置。
(4)固定内壁の内側に圧縮気体を導入する流路が設けられており、導入した圧縮気体によって回転内筒の内圧が高くなり、回転内筒内側と固定内壁外側の間の液面が押し下げられる構造を有する上記(1)〜上記(3)の何れかに記載する晶析装置。
(5)ケーシング、回転内筒、および固定内壁が同軸に傾斜して形成されており、固定内壁の上端より下側のケーシング側壁に排液口が設けられており、該排液口より上側に析出結晶を含むスラリーの排出口が設けられている上記(1)〜上記(4)の何れかに記載する晶析装置。
(6)ケーシング、回転内筒、および固定内壁が同軸に縦型に形成されている上記(1)〜上記(4)の何れかに記載する晶析装置。
本発明の晶析装置は、ケーシング内部の回転内筒が、ケーシング上部の軸受と、回転内筒内側に突き出た固定内壁との間に設けた中間軸受によって軸支され、該中間軸受はケーシング内部の液相部の上側に設けられており、こらの軸受部分がケーシング内部の液相部と接触しない構造を有するので、軸受部の材質への制限が緩和されることで、耐酸性および耐スラッジ性に優れており、かつ密閉性が高く、メンテナンスが容易である。
また、本発明の晶析装置は、ケーシング内部において、固定内壁の上端がケーシング内部の液面より上側に延びて固定内壁内側にプロセス液が流入しない気相部が形成され、該固定内壁内側を貫通して回転内筒の回転軸がケーシング下端部の軸受に延びて軸支される構造を形成することによって、ケーシング下端部の軸受も上記気相部によって液相部から分離されているので、上部軸受、中間軸受、下部軸受の何れも液相部に接触しない安定な軸受構造を得ることができる。
また、本発明の晶析装置は、回転内筒を筒体と該筒体上部の回転軸とによって形成し、該回転軸をケーシング上部の軸受に軸支させると共に、上記中間軸受によって回転内筒を支えることによって、ケーシング下部の軸受を省略することができ、安定でかつ簡略な軸受構造を形成することができる。
また、本発明の晶析装置は、固定内壁の内側に圧縮気体を導入する流路を設け、導入した圧縮気体によって回転内筒の内圧を高めて、回転内筒内側と固定内壁外側の間の液面を押し下げる構造を有することによって、固定内壁外側のプロセス液が固定内壁内側に侵入しないように確実に防止することができる。
さらに、本発明の晶析装置は、ケーシング、回転内筒、および固定内壁が同軸に傾斜して形成されており、固定内壁の上端よりも下側のケーシング側壁に排液口が設けられており、該排液口より上側に析出結晶を含むスラリーの排出口が設けられていることによって、回転内筒が低速で回転されてもスラリーと液の分離性がよい。
また、本発明の晶析装置は、ケーシング、回転内筒、および固定内壁が同軸に縦型に形成することができ、設置空間の省スペース化を図ることができる。
以下、本発明の晶析装置を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明する
図1は、本発明に係る晶析装置の一実施例を示す軸方向概略断面図、図2はその概略横断面図、図3は本発明に係る晶析装置の他の実施例を示す軸方向概略断面図、図4は本発明に係る縦型構造の晶析装置を示す軸方向概略断面図、図5は上記晶析装置に接続される冷却系を示す概念図であり、図中、斜線部分が回転部分である。
図1に示す晶析装置は、筒状のケーシング10を有し、該ケーシング10の外周部分には冷却液の流路15が設けられている。該ケーシング10の内部には回転内筒11が設けられている。回転内筒11は回転軸12を有し、該回転軸11の上端部は軸受13に軸支されてモータ50に接続されている。さらに該回転内筒11の外周にはフィン16が設けられている。ケーシング10と回転内筒11の間に放射性元素を含むプロセス液、例えば、ウラン等を含む硝酸溶液が導入され、該プロセス液は回転する内筒11によって攪拌されると共に冷却液によって冷却され、硝酸ウラニル結晶などが析出する。この析出した結晶は回転内筒11のフィン16によって液相から分離して上側に移送され、ケーシング上部の排出口18から外部に取り出される。
ケーシング10の内部は、上記回転内筒11の下端開口を通じて固定内壁20が回転内筒11の内側に突出して設けられている。該内壁20の下端はケーシング下端部に固定されており、ケーシング内部に導入されたプロセス液によって、ケーシング内側と回転内筒11の間、および回転内筒11の内側と上記固定内壁20との間に液相部Aが形成される構造を有している。
本発明の晶析装置は、固定内壁20と回転内筒11との間に中間軸受40が設けられている。該中間軸受40はプロセス液に接触しないように、固定内壁20と回転内筒11との間の液面より上方の気相部Bに設けられている。
図1に示す晶析装置は、さらに、上記固定内壁20の下部が上記ケーシング10の下端部を貫通してケーシング外部に延び、ケーシング下端部を塞ぐフランジ21が形成されており、該下端フランジ21に接して軸受14が設けられている。回転内筒11の回転軸12の下側部分は、筒状の上記固定内壁20を通じて、ケーシング外部の上記軸受14に延びて軸支されており、ケーシング内部の液相部Aとケーシング外部の軸受14とが上記固定内壁20によって分離されて接触しない構造を有している。
より具体的には、図1に示す晶析装置において、回転内筒11は筒体19と該筒体19を貫通する回転軸12によって形成されており、該筒体19の下側開口を通じて筒状の固定内壁20が該筒体19の内側に突き出して設けられている。回転内筒11の回転軸12の上側部分はケーシング上端部を貫通してケーシング上部の軸受13に軸支されており、一方、回転軸12の下側部分は上記固定内壁20を通過してケーシング下端部の外側に延び、上記軸受14に軸支されている。
ケーシング10の上記軸受14より上側部分にはプロセス液をケーシング内部に導入する給液口23が設けられている。給液口23を通じて導入されたプロセス液は、ケーシング10と内筒11の間および内筒11の内側と固定内壁20との間に流入して液相部Aが形成される。一方、固定内壁20の上端22はケーシング内部の液面より上側に延びて固定内壁20の内側にプロセス液が流入しないように形成されており、固定内壁20の内側には気相部Bが形成される。
図1に示す晶析装置は、さらに、ケーシング10、回転内筒11、および固定内壁20が同軸に傾斜して形成されており、傾斜した固定内壁の上端よりも下側のケーシング側壁に排液口17が設けられており、該排液口17より上側に析出結晶を含むスラリーの排出口18が設けられている。ケーシング内部の液面が排液口17に達するとオーバフローして外部に流れ、ケーシング内部の液面が排液口17の下側に保たれ、ケーシング内部の上記液面の上側は気相部に保たれる構造を有している。
晶析装置を傾斜して形成され、固定内壁の上端よりも下側のケーシング側壁に排液口が設けられており、該排液口より上側に析出結晶を含むスラリーの排出口が設けられていることによって、回転内筒が低速で回転されてもスラリーと液の分離性がよい。
さらに、図示する晶析装置には、固定内壁の内側に圧縮気体を導入する流路が設けられている。具体的には、固定内壁20のケーシング外部のフランジ部21に、固定内壁20の内側に通じる導入路24が形成されている。さらに、固定内壁20の側壁上部には圧縮気体を固定内壁20の外側に導く通気孔25が形成されている。該通気孔25は中間軸受40の下側であって、プロセス液の液面よりも上側に設けられている。
圧縮気体は導入路24を通じて固定内壁20の内側に送り込まれ、固定内壁20の内側および回転内筒11の内側上部に気相部Bを形成すると共に、上記通気孔25を通じて固定内壁20の外側に流れ、固定内壁11と回転内筒内側との間の液面を押し下げる。この液面が押し下げられることによって、回転内筒上端に設けた中間軸受40と液面との接触を確実に防止することができる。
図3に示す晶析装置は、ケーシング下部の軸受を省略した構造を有する。具体的には、図示するように、回転内筒11が筒体19と該筒体上部の回転軸12とを有し、該回転軸12はケーシング上部の軸受13に軸支されており、一方、ケーシング下部には軸受が設けられておらず、回転内筒11はケーシング上部の軸受13および固定内壁と回転内筒との間に設けた中間軸受40によって支持されている。
図3の晶析装置は、回転内筒11はケーシング上部の軸受13と中間軸受40とによって支持されるので、安定に回転することができ、一方、ケーシング下部の軸受が省略されているので、軸受構造を簡素化することができ、メンテナンスが容易である。
図4に示す晶析装置は、ケーシング10、回転内筒11、および固定内壁20が同軸に縦型に形成されている構造を有する。その他の構成は図1と同様である。装置全体を縦型に形成することよって設置空間の省スペース化を図ることができる。
上記晶析装置の冷却用流路15には、例えば図5に示す冷却系30が接続されている。冷却系30はその循環路35にケーシングから出た冷媒を圧縮する手段(圧縮器)32、圧縮された冷媒を凝縮する手段(凝縮器)33、凝縮された冷媒を減圧して気化する手段(減圧器)34などが設けられており、減圧した冷媒がケーシング10の流路15に供給される一方、ケーシング10から排出された冷媒は循環路35を通じて圧縮器32に送られ、圧縮された冷媒が凝縮器33に導かれて液化され、液化された冷媒が減圧器34に導入され、減圧された冷媒が再びケーシング10の流路15に導入され、その気化潜熱によってケーシング内部のプロセス液を冷却する循環冷却サイクルが形成されている。
ケーシング内部に導入されたプロセス溶液は、ケーシング10の流路15を流れる冷媒の気化潜熱によって冷却されて硝酸ウラン結晶などが析出する。析出した結晶を含むスラリーは、回転する内筒11のフィン16によって液相部Aよりも上側の排出口18に送られ、プロセス液と分離して外部に取り出される。一方、プロセス溶液は析出した結晶を残して排液口17から外部に排出される。
以上のように本発明の晶析装置は、ケーシング内部の液相部と回転内筒を支える軸受部位分とが固定内壁によって分離されており、接触しないので、軸受部の材質への制限が緩和されることで、耐酸性および耐スラッジ性に優れており、かつ密閉性が高く、メンテナンスが容易である。
また、本発明の晶析装置は、固定内壁の内側に圧縮気体を導入する流路を設け、回転内筒の内圧を高めて、回転内筒内側と固定内壁外側の間の液面を押し下げる構造を有することによって、固定内壁外側のプロセス液が固定内壁内側に侵入しないように確実に防止することができる。さらに、本発明の晶析装置は、ケーシング、回転内筒、および固定内壁を同軸に傾斜して形成することによって、回転内筒が低速で回転してもスラリーと液の分離性のよい装置を得ることができ、また、装置全体を縦型に形成することよって設置空間の省スペース化を図ることができる。
本発明に係る晶析装置の一実施例を示す軸方向概略断面図 図1に示す晶析装置の概略横断面図 本発明に係る晶析装置の他の実施例を示す軸方向概略断面図 本発明に係る縦型の晶析装置を示す軸方向概略断面図 上記晶析装置に接続されている冷却系を示す概念図 従来の晶析装置における軸受部分の構造を示す軸方向概略断面図
符号の説明
10−ケーシング、11−回転内筒、12−回転軸、13、14−軸受け、15−流路、16−フィン、17−排液口、18−排出口、19−筒体、20−固定内壁、21−フランジ部分、22−内壁上端、23−給液口、24−導入口、25−通気孔、50−モータ

Claims (6)

  1. 筒状のケーシングと、該ケーシング内部の回転内筒とを有し、該ケーシングには冷却液の流路が設けられており、上記内筒の外周にはフィンが設けられており、ケーシングと該内筒の間に導入した放射性元素を含むプロセス液を冷却して結晶を析出させ、析出した結晶を上記内筒の回転によってケーシング上部の排出口に移動させて取り出す晶析装置であって、上記回転内筒の下端開口を通じて固定内壁が回転内筒の内側に突出して設けられており、該内壁の下端はケーシング下端部に固定されており、ケーシング内側と回転内筒の間および回転内筒内側と上記固定内壁との間にプロセス液の液相部が形成される一方、固定内壁の上端はケーシング内部の液面より上側に延びており、該液面より上方の固定内壁と回転内筒内側との間に中間軸受が設けられていることを特徴とする晶析装置。
  2. 回転内筒が筒体と該筒体を貫通して延びる回転軸とを有しており、該回転軸の上部はケーシング上端部を貫通してケーシング上部の軸受に軸支され、該回転軸の下側部分は筒状固定内壁を通じてケーシング外部の軸受に延びて軸支されており、一方、固定内壁上端はケーシング内部の液面より上側に延びて該固定内壁内側にプロセス液が流入しない気相部が形成され、該気相部を間にしてケーシング下部軸受がケーシング内部の液相部から分離して形成されている請求項1に記載する晶析装置。
  3. 回転内筒が筒体と該筒体上部の回転軸とを有し、該回転軸はケーシング上部の軸受に軸支されており、一方、ケーシング下部には軸受が設けられておらず、回転内筒はケーシング上部の軸受および固定内壁と回転内筒との間に設けた中間軸受によって支持されている請求項1に記載する晶析装置。
  4. 固定内壁の内側に圧縮気体を導入する流路が設けられており、導入した圧縮気体によって回転内筒の内圧が高くなり、回転内筒内側と固定内壁外側の間の液面が押し下げられる構造を有する請求項1〜請求項3の何れかに記載する晶析装置。
  5. ケーシング、回転内筒、および固定内壁が同軸に傾斜して形成されており、固定内壁の上端より下側のケーシング側壁に排液口が設けられており、該排液口より上側に析出結晶を含むスラリーの排出口が設けられている請求項1〜請求項4の何れかに記載する晶析装置。
  6. ケーシング、回転内筒、および固定内壁が同軸に縦型に形成されている請求項1〜請求項4の何れかに記載する晶析装置。
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