JP4918739B2

JP4918739B2 - Closet structure

Info

Publication number: JP4918739B2
Application number: JP2001111892A
Authority: JP
Inventors: 由花坂井; 智三高橋; 正雄家野
Original assignee: Toyobo Co Ltd
Current assignee: Toyobo Co Ltd
Priority date: 2001-04-10
Filing date: 2001-04-10
Publication date: 2012-04-18
Anticipated expiration: 2021-04-10
Also published as: JP2002306921A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押入れやタンスなどの湿気が多く結露し易い収納空間において、湿気や結露を除去するための収納設備用吸湿敷物による押入れ構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、押入れなどの収納空間においては、湿気が溜まり易く、結露が生じやすい。
【０００３】
そこで、従来より、このような収納空間内の通気を良くして湿気の除去を図る目的でスノコが広く利用されていた。すなわち、収納空間の床面にスノコを設け、その上に布団類などを載置することで、床面と布団類などとの間に通気のための空隙を形成するようになされていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のスノコの場合、通気性を確保することができるが、布団類などに含まれた湿気や、床面に生じる結露などを積極的に除去することができないといった不都合を生じることとなる。
【０００５】
そのため、スノコによって形成される床面と布団類との間隙に、シリカゲルや塩化カルシウムなどの除湿剤などを設けることが考えられるが、これらの除湿剤は再使用することができず、再使用できたとしても、再生に高温を要するため、このような収納空間内においては、吸湿力を再生することができない。
【０００６】
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、通気性を確保し、かつ、除湿を充分に行うことができ、結露の発生や、湿気によるカビの発生などを防止することができる収納設備用吸湿敷物による押入れ構造を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の押入れ構造は、押入れ内に収納された布団類と、この布団類が載置される床面との間に、吸湿性を有する吸湿性基材層の少なくとも片面に、立体メッシュ編物または一方向に沿って並行に起毛させたリブからなる、通気性を有する通気層が設けられてなる収納設備用吸湿敷物が設けられ、床面に通気層が接するように敷設され、吸湿性基材層と押入れの床面との間に間隙が形成されるとともに、布団類の湿気を吸湿性基材層が吸湿するようになされたものである。また、気温２０℃、相対湿度５０％と、気温２０℃、相対湿度９５％とにおける吸湿性基材層の吸湿量差が３０ｇ／ｍ^２以上となされた収納設備用吸敷物を用いるものである。さらに、吸湿性基材層が、放湿性を有する収納設備用吸湿敷物を用いるものである。さらに、吸湿性基材層が、抗菌性、防カビ性を有する架橋アクリレート系繊維からなる収納設備用吸湿敷物を用いるものである。さらに、吸湿性基材層の吸湿状況を把握するための湿気感知センサーが設けられてなる収納設備用吸湿敷物を用いるものである。
【０００８】
また、上記課題を解決するための本発明の押入れ構造は、上記押入れ構造において、吸湿性基材層の片面に通気層が設けられ、布団類の湿気を吸湿性基材層が直接的に吸湿するようになされたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【００１０】
図１は収納設備用吸湿敷物１の全体構成の概略を示し、図２及び図３は同収納設備用吸湿敷物１を用いた押入れ４の構造を示している。
【００１１】
すなわち、この収納設備用吸湿敷物１は、吸放湿性基材層２の片面に、通気層３が設けられている。
【００１２】
吸放湿性基材層２は、収納設備用吸湿敷物１を押入れ４の床面４１に設けた状態で、この押入れ４に収納される布団類５と、床面４１との間の環境を調整して、布団類５の除湿、床面４１の結露発生防止、カビ発生防止、カビによる悪臭の発生防止などを行うようになされている。このような吸放湿性基材層２としては、単に湿気や結露を調整する吸放湿性を有するもの、もくしは、上記吸放湿性に加えて、カビの発生を防止する抗菌性、防カビ性を有するものを使用することができる。
【００１３】
吸放湿性を有する吸放湿性基材層２としては、例えば、カネボウ社製ベルオアシス（
商品名）などの吸放湿性アクリレート系繊維を使用することができる。この吸放湿性アクリレート系繊維の場合も、抗菌繊維を併用することによって簡単に抗菌性、防カビ性を兼ね備えた吸放湿性基材層２にすることができる。
【００１４】
また、吸放湿性に加えて、抗菌性、防カビ性を兼ね備えた吸放湿性基材層２としては、例えば、東洋紡社製モイスケア（商品名）などの架橋アクリレート系繊維を使用することができる。この架橋アクリレート系繊維の場合、具体的なものとしては、ヒドラジン架橋による窒素含有量の増加が１．０重量％〜８．０重量％である架橋アクリレート系繊維であって、残存ニトリル基の一部に１．０ｍｍｏｌ／ｇ〜４．５ｍｍｏｌ／ｇの塩型カルボキシル基が導入され、残部にアミド基が導入されており、引張り強度が１ｇ／ｄ以上、限界酸素指数が２４以上および滅菌率が９０％以上の吸放湿性繊維が好ましいものとして挙げられる。
【００１５】
上記架橋アクリレート系繊維は、アクリル系繊維にヒドラジン処理により架橋結合を導入して窒素含有量の増加を１重量％〜８重量％の範囲内に調整し、加水分解反応により残存しているニトリル基の１．０ｍｍｏｌ／ｇ〜４．５ｍｍｏｌ／ｇにカルボキシル基を導入し、残部にアミド基を導入し、次いでこのカルボキシル基を塩型にすることによって得ることができる。
【００１６】
最良の吸放湿性基材層２であるこの架橋アクリレート系繊維について、以下に具体的に説明する。
【００１７】
上記架橋アクリレート系繊維の原料繊維としては、アクリロニトリル（以下、ＡＮという）を４０重量％以上、好ましくは５０重量％以上含有するＡＮ系重合体により形成された繊維が挙げられる。かかる原料アクリル系繊維は、短繊維、トウ、糸、編織物、不織布などいずれの形態でもよく、製造工程中途品や廃繊維などであってもよい。ＡＮ系重合体は、ＡＮ単独重合体、ＡＮと他のモノマーとの共重合体のいずれでもよい。他のモノマーとしては、ハロゲン化ビニルおよびハロゲン化ビニリデン；（メタ）アクリル酸エステル；メタリルスルホン酸、ｐ−スチレンスルホン酸などのスルホン酸含有モノマーおよびその塩；（メタ）アクリル酸、イタコン酸などのカルボン酸含有モノマーおよびその塩；アクリルアミド、スチレン、酢酸ビニルなどのその他のモノマーが挙げられる。
【００１８】
アクリル系繊維に、ヒドラジン架橋を導入する方法としては、濃度６％〜８０％のヒドラジン水溶液中、温度５０℃〜１２０℃で、１〜５時間処理する方法が好ましいものとして挙げられる。窒素含有量の増加とは、原料アクリル系繊維の窒素含有量に比べヒドラジン架橋アクリル繊維の窒素含有量を増加させることをいう。ヒドラジンとしては、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン、硝酸ヒドラジン、臭素酸ヒドラジンなどが挙げられる。
【００１９】
加水分解反応によりヒドラジン架橋されずに残存しているニトリル基量の１．０ｍｍｏｌ／ｇ〜４．５ｍｍｏｌ／ｇにカルボキシル基を導入し、残部にアミド基を導入する方法としては、アルカル金属水酸化物、アンモニアなどの塩基性水溶液；硝酸、硫酸、塩酸などの鉱酸の水溶液を含浸させた状態で、またはこの水溶液に原料繊維を浸漬した状態で加熱処理する手段が挙げられる。なお、前記架橋結合の導入と同時に加水分解反応を行うこともできる。また、酸で加水分解した場合にはカルボキシル基を塩型に変換する必要がある。
【００２０】
カルボキシル基を塩型にする方法としては、上述した加水分解繊維を下記に例示する各種の塩型の水酸化物または塩の水溶液に浸漬し、その後水洗、乾燥する方法が好適に用いられる。カルボキシル基の塩型としては、Ｌｉ、Ｎａ、Ｋなどのアルカリ金属、Ｂｅ、Ｍｇ、Ｃａ、Ｂａなどのアルカリ土類金属、Ｃｕ、Ｚｎ、Ａｌ、Ｍｎ、Ａｇ、Ｆｅ、Ｃｏ、Ｎｉなどの他の金属、ＮＨ_４、アミンなどの有機の陽イオンを挙げることができる。
【００２１】
この架橋アクリレート系繊維は、窒素を含有する架橋構造により抗菌性がもたらされているものと推定される。また、この架橋アクリレート系繊維は、吸湿性のみならず放湿性にも優れているので、床下環境において使用しても充分に吸湿性を再生することができる。この架橋アクリレート系繊維は、吸放湿性基材層２の全体を構成してもよいし、他の化学繊維、天然繊維、動物繊維などと混合して吸放湿性基材層２を構成するものであってもよい。
【００２２】
この吸放湿性基材層２は、押入れ４に収納される布団類５などの湿気を吸湿して押入れ４内の環境調整をすることができるだけの充分な吸放湿量を確保することができるものであれば、その吸放湿量は、特に限定されるものではないが、気温２０℃、相対湿度５０％と、気温２０℃、相対湿度９５％とにおける吸湿量差が３０ｇ／ｍ^２以上のもの、特に１００ｇ／ｍ^２以上のものを使用することが好ましい。
【００２３】
また、この吸放湿性基材層２は、押入れ４の床面４１に設けることが可能な大きさであれば、特に限定されるものではなく、床面４１の大きさの範囲内で適宜の大きさに決定される。また、その厚みとしても、特に限定されるものではないが、吸放湿性基材層２の吸放湿性能および絶対量によって吸放湿量が左右されることとなるので、押入れ４の収納規模に応じて、その厚みが調整される。
【００２４】
通気層３は、上記吸放湿性基材層２の片面に設けられ、押入れ４の床面４１と、布団類５との間に収納設備用吸湿敷物１を設けた状態で、吸放湿性基材層２と押入れ４の床面４１との間に間隙を形成して通気性を確保することができるようになされている。この通気層３としては、立体メッシュ編物によって形成したものを、吸放湿性基材層２の表面に直接縫い付けて構成することができる。また、図４に示すように、一方向に沿って並行に起毛させてリブ３１を形成することによって構成された通気層３であってもよい。この通気層３は、上記したような編物であってもよいし、メッシュ状の樹脂成形品を接着や、電磁誘導加熱による熱融着で吸放湿性基材層２と一体化するものであってもよい。
【００２５】
このようにして構成される収納設備用吸湿敷物１は、押入れ４の床面４１に通気層３が接するように、この床面４１に敷設される。そして、この収納設備用吸湿敷物１の吸放湿性基材層２３の上に、布団類５が載置される。
【００２６】
このように収納設備用吸湿敷物１を設けた押入れ４においては、布団類５に含まれる湿気などが、この布団類５が接する吸放湿性基材層２に直接的に吸湿される。また、冬季の温度差などによって押入れ４の床面４１に結露を生じるような状況であっても、通気層３を介して吸放湿性基材層２に吸湿される。
【００２７】
また、この収納設備用吸湿敷物１は、吸放湿性基材層２が放湿性を有しているので、吸湿が飽和状態になってきた状況で、通気層３に乾燥した空気が存在すると、この空気に放湿して吸湿性を自動的に回復することとなる。したがって、この収納設備用吸湿敷物１は、定期的に通気層３に空気を循環させて吸湿性を回復させながら使用することが好ましい。このような通気層３の空気の循環を行うことができる押入れ４としては、例えば、押入れ４と居室４２との間にスリット状の開口４０が設けられ、押入れ４の内外で換気ができるようになされた換気型の押入れ４などが有効である。
【００２８】
また、このような換気型の押入れ４でない場合であっても、収納設備用吸湿敷物１による吸湿が飽和状態になってきた状況で、押入れ４の襖４３を開放させておけば、通気層３に空気が循環することとなり、吸放湿性基材層２の吸湿性を回復させることができることとなる。
【００２９】
さらに、もっと積極的に収納設備用吸湿敷物１による吸湿性を回復させる場合は、押入れ４から収納設備用吸湿敷物１を取り出し、天日乾しすれば急速に吸湿性を回復させることができる。
【００３０】
このような使用状態において、収納設備用吸湿敷物１による吸湿性が飽和状態になって来たか否かを見極めることが容易にできるように、図５に示すように、収納設備用吸湿敷物１に湿気感知センサー６を設けておいてもよい。これにより、使用者は、吸湿性が飽和状態になって来たことを容易に把握することができることとなる。この湿気感知センサー６としては、収納設備用吸湿敷物１の吸放湿性基材層２の湿度状況を把握することができるものであれば、特に限定されるものではなく、公知の各種湿気感知センサー６を使用することができる。例えば、この湿気感知センサー６としては、感湿剤を利用したものが使用される。感湿剤は、湿分と接触すると色の変化を生じ、放湿するともとの色に戻るという性質を有しているため、吸湿性が飽和状態になってきたことを視覚によって容易に把握することができる。また、吸放湿性基材層２の乾燥とともに、この湿気感知センサー６は、元の色に戻るため、吸放湿性基材層２と同様に繰り返し使用することができる。具体的に、この湿気感知センサー６は、吸放湿性基材層２に感湿剤を介して非透湿性フィルムを積層し、少なくとも非透湿性フィルムの周囲を吸放湿性基材層２に接着することで構成することができる。この感湿剤としては、二塩化コバルト（青色、吸湿により淡赤色）臭化コバルト（緑色、吸湿により青〜赤紫色）、塩化ニッケル（黄色、吸湿により淡緑色）、臭化ニッケル（黄褐色、吸湿により緑色）等が挙げられる。
【００３１】
この感湿剤は、粉体の状態でそのまま吸放湿性基材層２に付着せしめて使用してもよいし、あらかじめフィルム状に成形した感湿剤フィルムとして使用してもよい。
【００３２】
感湿剤フィルムは、例えば上記感湿剤を樹脂エマルジョンに配合し、均一に分散させたものをフィルム状にし、さらに溶媒を除去することによって形成することができる。この場合、感湿剤フィルムは、非透湿性フィルムの周囲の一部分を吸放湿性基材層２に接着しないようにしておき、この接着していない部分から出し入れできるように構成することができる。このように、収納設備用吸湿敷物１から感湿剤フィルムを取り出すことができることで、感湿剤フィルムを傷めることなく、収納設備用吸湿敷物１だけを必要に応じて洗濯、洗浄することができる。
【００３３】
また、感湿剤フィルムは、非透湿性フィルムの吸放湿性基材層２側の面に、感湿剤が配合された樹脂エマルジョンを塗布、乾燥させることによって形成することもできる。
【００３４】
感湿剤フィルムを形成する際に用いられる樹脂エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジョン、フェノール樹脂エマルジョン、不飽和ポリエステル樹脂エマルジョン、エポキシ樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョンなどが挙げられる。樹脂エマルジョンの選択は、吸放湿性基材層２との接着性、耐光性、難燃性、耐熱性などの要求性能に応じて適宜行えばよい。
【００３５】
また、上記したような湿気感知センサー６を設けていなかったり、湿気感知センサー６による感知に気づかなかったとしても、この収納設備用吸湿敷物１の吸放湿性基材層２は、抗菌性、防カビ性を有しているので、床面４１や布団類５などにカビが発生するといったことを防止することができるとともに、押入れ４内にカビなどによる悪臭が発生するのを防止することができることとなる。
【００３６】
なお、本実施の形態において、収納設備用吸湿敷物１は、吸放湿性基材層２が布団類５に接し、通気層３が押入れ４の床面４１に接するように敷設しているが、これとは逆に通気層３が布団類５に接し、吸放湿性基材層２が押入れ４の床面４１に接するように敷設してもよい。
【００３７】
また、本実施の形態において、収納設備用吸湿敷物１は、吸放湿性基材層２の片面にだけ通気層３が設けられているが、両面に通気層３が設けられていてもよい。
【００３８】
さらに、本実施の形態において、収納設備用吸湿敷物１は、押入れ４の床面４１に敷設されているが、側壁面、襖の内側、などに敷設されていてもよい。
【００３９】
さらに、本実施の形態では、収納設備用吸湿敷物１は、押入れ４に設けるようになされているが、下駄箱、クローゼット、タンスなどの各種収納設備に設けることができる。
【００４０】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によると、この収納設備用吸湿敷物を設けた押入れなどの収納内の環境調整をすることができ、結露の発生や、湿気によるカビの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る押入れ構造に用いる収納設備用吸湿敷物の全体構成の概略を示す斜視図である。
【図２】本発明に係る押入れ構造の全体構成の概略を示す断面図である。
【図３】図２における部分拡大断面図である。
【図４】本発明に係る押入れ構造に用いる収納設備用吸湿敷物における通気層の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図５】本発明に係る押入れ構造に用いる収納設備用吸湿敷物のさらに他の実施の形態を示す斜視図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a likely housing space condensing moisture much like closet and wardrobe, but about the closet structure due to storage facility for moisture absorption mat material for removing moisture and condensation.
[0002]
[Prior art]
In general, in a storage space such as a closet, moisture tends to accumulate and condensation tends to occur.
[0003]
Therefore, conventionally, slats have been widely used for the purpose of improving the ventilation in the storage space and removing moisture. That is, by providing a snowboard on the floor surface of the storage space and placing a futon on the floor, a gap for ventilation is formed between the floor surface and the futon.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the above conventional slats, air permeability can be ensured, but the inconvenience that moisture contained in the futons, condensation on the floor surface, etc. cannot be positively removed. Become.
[0005]
For this reason, it is conceivable to provide a dehumidifying agent such as silica gel or calcium chloride in the gap between the floor formed by the slats and the futons, but these dehumidifying agents cannot be reused and can be reused. Even in such a storage space, the hygroscopic force cannot be regenerated because a high temperature is required for the regeneration.
[0006]
The present invention has been made in view of such circumstances, and can ensure air permeability and sufficiently perform dehumidification, and can prevent the occurrence of dew condensation and the generation of mold due to moisture. It is an object of the present invention to provide a structure closet due to the storage facility for moisture absorption mat products.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the closet structure of the present invention includes at least a hygroscopic substrate layer having hygroscopicity between a futon housed in the closet and a floor surface on which the futon is placed. One side is provided with a moisture absorbing rug for storage equipment, which is made of a three-dimensional mesh knitted fabric or ribs raised in parallel along one direction, and provided with a breathable breathable layer, so that the vent layer is in contact with the floor surface. It is laid and a gap is formed between the hygroscopic substrate layer and the floor surface of the closet, and the hygroscopic substrate layer absorbs moisture from the futons . In addition, the absorbent material for the storage facility is used in which the difference in moisture absorption of the hygroscopic substrate layer between the temperature of 20 ° C. and the relative humidity of 50% and the temperature of 20 ° C. and the relative humidity of 95% is 30 g / m ² or more. . Furthermore, the hygroscopic base material layer uses a hygroscopic covering for storage equipment having moisture release properties. Furthermore, the hygroscopic base material layer uses a hygroscopic covering for storage equipment made of a crosslinked acrylate fiber having antibacterial and antifungal properties. Further, a moisture absorbent covering for storage equipment provided with a moisture sensor for grasping the moisture absorption state of the hygroscopic substrate layer is used .
[0008]
In addition, the indentation structure of the present invention for solving the above-described problems is the above-described indentation structure, wherein a breathable layer is provided on one side of the hygroscopic substrate layer, and the hygroscopic substrate layer directly absorbs moisture from the futon. It was made to do .
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0010]
FIG. 1 shows an outline of the overall configuration of a storage facility hygroscopic covering 1, and FIGS. 2 and 3 show the structure of a closet 4 using the storage facility hygroscopic covering 1.
[0011]
In other words, the moisture absorbing covering 1 for storage equipment is provided with a ventilation layer 3 on one side of the moisture absorbing / releasing base material layer 2.
[0012]
Hygroscopicity base layer 2 is in a state which is provided on the floor 41 of 4 push the storage facility for moisture rug 1, and futons 5 accommodated in the closet 4, adjust the environment between the floor 41 Thus, the futon 5 is dehumidified, the floor surface 41 is prevented from dew condensation, the mold is prevented, and the odor is prevented from occurring. Such a moisture-absorbing / releasing substrate layer 2 has a moisture-absorbing / releasing property that simply adjusts moisture and condensation, and combs are antibacterial and mildew-proofing in addition to the above-mentioned moisture-absorbing / releasing properties. What has the property can be used.
[0013]
As the moisture absorbing / releasing substrate layer 2 having moisture absorbing / releasing properties, for example, Beloasis (manufactured by Kanebo)
Hygroscopic acrylate fibers such as trade name) can be used. Also in the case of this moisture-absorbing / releasing acrylate fiber, the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2 having both antibacterial and antifungal properties can be easily obtained by using antibacterial fibers together.
[0014]
In addition to moisture absorption / release properties, as the moisture absorption / release substrate layer 2 having both antibacterial and antifungal properties, for example, cross-linked acrylate fibers such as Moist Care (trade name) manufactured by Toyobo Co., Ltd. can be used. . In the case of this crosslinked acrylate fiber, a specific example is a crosslinked acrylate fiber in which the increase in nitrogen content due to hydrazine crosslinking is 1.0% by weight to 8.0% by weight. 1.0 mmol / g to 4.5 mmol / g salt-type carboxyl group is introduced into the part, amide group is introduced into the remainder, the tensile strength is 1 g / d or more, the limiting oxygen index is 24 or more, and the sterilization rate is 90% or more of hygroscopic fibers are preferred.
[0015]
The cross-linked acrylate fiber has a nitrile group remaining in the hydrolysis by introducing a cross-linking bond to the acrylic fiber by hydrazine treatment to adjust the increase in nitrogen content within the range of 1 to 8% by weight. Can be obtained by introducing a carboxyl group into 1.0 mmol / g to 4.5 mmol / g, introducing an amide group into the remainder, and then converting the carboxyl group into a salt form.
[0016]
This crosslinked acrylate fiber that is the best moisture absorbing / releasing substrate layer 2 will be specifically described below.
[0017]
Examples of the raw fiber of the crosslinked acrylate fiber include fibers formed of an AN polymer containing acrylonitrile (hereinafter referred to as AN) of 40% by weight or more, preferably 50% by weight or more. Such raw material acrylic fibers may be in any form such as short fibers, tows, yarns, knitted fabrics, non-woven fabrics, and may be intermediate products or waste fibers. The AN polymer may be either an AN homopolymer or a copolymer of AN and another monomer. Other monomers include vinyl halides and vinylidene halides; (meth) acrylic acid esters; sulfonic acid-containing monomers such as methallyl sulfonic acid and p-styrene sulfonic acid and salts thereof; (meth) acrylic acid, itaconic acid, and the like And other monomers such as acrylamide, styrene, and vinyl acetate.
[0018]
As a method for introducing hydrazine crosslinking into the acrylic fiber, a method of treating at a temperature of 50 ° C. to 120 ° C. for 1 to 5 hours in a hydrazine aqueous solution having a concentration of 6% to 80% is preferable. The increase in the nitrogen content means increasing the nitrogen content of the hydrazine-crosslinked acrylic fiber as compared with the nitrogen content of the raw acrylic fiber. Examples of hydrazine include hydrazine hydrate, hydrazine sulfate, hydrazine hydrochloride, hydrazine nitrate, and hydrazine bromate.
[0019]
As a method for introducing a carboxyl group into 1.0 mmol / g to 4.5 mmol / g of the amount of nitrile groups remaining without being crosslinked by hydrazine by a hydrolysis reaction and introducing an amide group into the remainder, an alkane metal hydroxide is used. And a basic aqueous solution of ammonia and the like; a means of heat treatment in a state in which an aqueous solution of a mineral acid such as nitric acid, sulfuric acid and hydrochloric acid is impregnated, or in a state in which raw fiber is immersed in this aqueous solution. In addition, a hydrolysis reaction can also be performed simultaneously with the introduction of the crosslink. Moreover, when hydrolyzing with an acid, it is necessary to convert a carboxyl group into a salt form.
[0020]
As a method for converting the carboxyl group into a salt form, a method of immersing the above-described hydrolyzed fiber in various salt-type hydroxides or aqueous solutions of salts, followed by washing and drying is preferably used. Examples of the salt type of the carboxyl group include alkali metals such as Li, Na and K, alkaline earth metals such as Be, Mg, Ca and Ba, Cu, Zn, Al, Mn, Ag, Fe, Co and Ni. And organic cations such as NH ₄ and amine.
[0021]
This crosslinked acrylate fiber is presumed to have antibacterial properties due to a crosslinked structure containing nitrogen. Moreover, since this crosslinked acrylate fiber is excellent not only in hygroscopicity but also in hygroscopicity, the hygroscopicity can be sufficiently regenerated even when used in an underfloor environment. This cross-linked acrylate fiber may constitute the entire moisture-absorbing / releasing substrate layer 2, or may be mixed with other chemical fibers, natural fibers, animal fibers, etc. to constitute the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2. It may be.
[0022]
The moisture absorbing / releasing substrate layer 2 can secure a sufficient moisture absorption / release amount capable of absorbing moisture such as the futon 5 accommodated in the closet 4 and adjusting the environment in the closet 4. If it is a thing, the moisture absorption / release amount is not particularly limited, but the difference in moisture absorption between an air temperature of 20 ° C. and a relative humidity of 50% and an air temperature of 20 ° C. and a relative humidity of 95% is 30 g / m ² or more. It is preferable to use the thing of 100 g / m < ² > or more especially.
[0023]
Further, the moisture absorbing / releasing substrate layer 2 is not particularly limited as long as it is a size that can be provided on the floor surface 41 of the closet 4. Determined by size. Further, the thickness is not particularly limited, but the moisture absorption / release amount depends on the moisture absorption / release performance and the absolute amount of the moisture absorption / release base material layer 2. The thickness is adjusted accordingly.
[0024]
The air-permeable layer 3 is provided on one side of the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2, and the moisture-absorbing / releasing group is provided in a state in which the moisture absorbing mat 1 for storage equipment is provided between the floor surface 41 of the closet 4 and the futon 5. A gap is formed between the material layer 2 and the floor surface 41 of the closet 4 so as to ensure air permeability. As this ventilation layer 3, what was formed with the three-dimensional mesh knitted fabric can be comprised by sewing directly on the surface of the hygroscopic base material layer 2. Moreover, as shown in FIG. 4, the ventilation layer 3 comprised by raising in parallel along one direction and forming the rib 31 may be sufficient. The air-permeable layer 3 may be a knitted fabric as described above, or is a unit in which a mesh-shaped resin molded product is integrated with the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2 by adhesion or heat fusion by electromagnetic induction heating. May be.
[0025]
The storage facility hygroscopic covering 1 constructed in this way is laid on the floor 41 so that the air-permeable layer 3 is in contact with the floor 41 of the closet 4. Then, the futon 5 is placed on the moisture absorbing / releasing base material layer 23 of the moisture absorbing covering 1 for storage equipment .
[0026]
Thus, in the closet 4 provided with the moisture absorbent covering 1 for storage equipment, moisture contained in the futon 5 is directly absorbed by the hygroscopic substrate layer 2 in contact with the futon 5. Further, even in a situation where condensation occurs on the floor surface 41 of the closet 4 due to a temperature difference in winter, the moisture absorbing / releasing substrate layer 2 absorbs moisture.
[0027]
Moreover, since the moisture absorbing / releasing base material layer 2 has moisture-releasing properties in the moisture absorbing covering 1 for storage equipment, in a situation where moisture absorption has become saturated, when dry air is present in the ventilation layer 3, Moisture absorption is automatically restored by releasing the air. Therefore, it is preferable to use the moisture absorbing covering 1 for storage equipment while periodically recovering moisture absorption by circulating air through the ventilation layer 3. As the closet 4 capable of circulating the air in the air-permeable layer 3, for example, a slit-like opening 40 is provided between the closet 4 and the living room 42 so that ventilation can be performed inside and outside the closet 4. The ventilation type closet 4 made is effective.
[0028]
Even if it is not such a ventilation-type closet 4, the ventilation layer 3 can be obtained by opening the heel 43 of the closet 4 in a situation where the moisture absorption by the absorbent floor 1 for storage equipment has become saturated. Thus, the air circulates and the hygroscopic property of the hygroscopic substrate layer 2 can be recovered.
[0029]
Furthermore, when the hygroscopic property of the storage facility hygroscopic covering 1 is more actively recovered, the hygroscopic property can be rapidly recovered by removing the storage facility hygroscopic covering 1 from the closet 4 and drying it in the sun.
[0030]
In such a use state, as shown in FIG. 5, the moisture absorbent carpet 1 for the storage facility is provided so that it can be easily determined whether or not the hygroscopicity of the moisture absorbent carpet 1 for the storage facility has become saturated. A humidity sensor 6 may be provided. Thereby, the user can easily grasp that the hygroscopicity has become saturated. The moisture sensor 6 is not particularly limited as long as it can grasp the humidity state of the moisture absorbing / releasing base material layer 2 of the moisture absorbent rug 1 for storage equipment , and various known moisture sensors. 6 can be used. For example, as the moisture sensor 6, a sensor using a moisture sensitive agent is used. The moisture-sensitive agent has the property of causing a color change when it comes into contact with moisture and returning to its original color when the moisture is released, so it is easy to visually grasp that the hygroscopicity has become saturated. can do. Further, as the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2 is dried, the moisture sensing sensor 6 returns to the original color, and therefore can be repeatedly used in the same manner as the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2. Specifically, the moisture detection sensor 6 is formed by laminating a moisture-impermeable film on the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2 via a moisture-sensitive agent, and bonding at least the periphery of the moisture-impermeable film to the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2. It can be configured by doing. This moisture sensitive agent includes cobalt dichloride (blue, light red upon moisture absorption), cobalt bromide (green, blue to magenta upon moisture absorption), nickel chloride (yellow, light green upon moisture absorption), nickel bromide (yellow brown, Green) due to moisture absorption.
[0031]
This moisture sensitive agent may be used as it is in the form of a powder by directly adhering it to the moisture absorbing / releasing substrate layer 2, or may be used as a moisture sensitive film previously formed into a film shape.
[0032]
The moisture-sensitive film can be formed, for example, by blending the above-mentioned moisture-sensitive agent into a resin emulsion, uniformly dispersing it into a film, and further removing the solvent. In this case, the moisture-sensitive film can be configured so that a part of the periphery of the moisture-impermeable film is not adhered to the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2 and can be taken in and out from the unadhered part. By thus can be taken out moisture sensitive adhesive film from the storage facility for moisture rug 1, without damaging the moisture-sensitive material film, washing as necessary only storage facility for moisture rug 1, it can be washed .
[0033]
The moisture sensitive film can also be formed by applying and drying a resin emulsion containing a moisture sensitive agent on the surface of the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2 side of the moisture-impermeable film.
[0034]
Examples of the resin emulsion used for forming the moisture sensitive film include acrylic resin emulsion, vinyl acetate resin emulsion, ethylene-vinyl acetate resin emulsion, phenol resin emulsion, unsaturated polyester resin emulsion, epoxy resin emulsion, and urethane resin. An emulsion etc. are mentioned. The resin emulsion may be selected as appropriate according to required performance such as adhesion to the moisture-absorbing / releasing substrate layer 2, light resistance, flame resistance, and heat resistance.
[0035]
Further, even if the moisture sensor 6 as described above is not provided, or even if the moisture sensor 6 does not notice the moisture absorbing / absorbing base material layer 2 of the moisture absorbing mat 1 for storage equipment , the antibacterial, Since it has moldability, it is possible to prevent mold from being generated on the floor surface 41 and the futons 5 and the like, and to prevent generation of malodor due to mold in the closet 4. It becomes.
[0036]
In the present embodiment, the hygroscopic covering 1 for storage facilities is laid so that the hygroscopic substrate layer 2 is in contact with the futons 5 and the ventilation layer 3 is in contact with the floor surface 41 of the closet 4. On the contrary, the air-permeable layer 3 may be laid so as to be in contact with the futon 5 and the moisture-absorbing / releasing base material layer 2 may be in contact with the floor surface 41 of the closet 4.
[0037]
Further, in the present embodiment, storage facility for moisture rug 1, but breathable layer 3 on one side of moisture-absorbing and desorbing base layer 2 is provided, it may be ventilation layer 3 provided on both sides.
[0038]
Furthermore, in this Embodiment, the moisture absorption rug 1 for storage facilities is laid in the floor surface 41 of the closet 4, However, You may lay in the side wall surface, the inner side of a cage | basket, etc.
[0039]
Furthermore, in the present embodiment, the moisture absorbent rug 1 for storage equipment is provided in the closet 4, but can be provided in various storage equipment such as a clog box, closet, and chiffon.
[0040]
【Effect of the invention】
As described above, according to the present invention, it is possible to adjust the environment in the storage such as a closet provided with the moisture absorbing rug for storage equipment, and it is possible to prevent the occurrence of condensation and the generation of mold due to moisture. .
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a perspective view showing an outline of the entire configuration of a moisture absorbent covering for storage equipment used in a closet structure according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an outline of the overall configuration of a closet structure according to the present invention.
3 is a partially enlarged cross-sectional view in FIG. 2. FIG.
FIG. 4 is a perspective view showing another embodiment of the ventilation layer in the moisture absorbent covering for storage equipment used in the closet structure according to the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing still another embodiment of the moisture absorbent covering for storage equipment used in the closet structure according to the present invention.

Claims

Between at least one side of the hygroscopic substrate layer having hygroscopicity between the futons stored in the closet and the floor surface on which the futons are placed, in parallel along the three-dimensional mesh knitted fabric or one direction A hygroscopic rug for storage equipment comprising a raised rib and provided with a breathable breathable layer is laid such that the breathable layer is in contact with the floor surface, the hygroscopic substrate layer and the floor surface of the closet A press-in structure characterized in that a gap is formed between the two and the hygroscopic substrate layer absorbs moisture of the futons.

The hygroscopic sheet for storage equipment according to claim 1, wherein the moisture absorption difference of the hygroscopic substrate layer at an air temperature of 20 ° C and a relative humidity of 50% and an air temperature of 20 ° C and a relative humidity of 95% is 30 g / m ² or more . Closet structure.

The closet structure according to claim 1 or 2, wherein the hygroscopic substrate layer uses a hygroscopic covering for storage equipment having a moisture releasing property.

The closet structure according to claim 1 or 3, wherein the hygroscopic substrate layer uses a hygroscopic covering for a storage facility made of a crosslinked acrylate fiber having antibacterial and antifungal properties .

5. The closet structure according to any one of claims 1 to 4, wherein a moisture absorbent covering for a storage facility provided with a moisture detection sensor for grasping the moisture absorption state of the hygroscopic substrate layer is used.

6. The closet structure according to any one of claims 1 to 5 , wherein an air-permeable layer is provided on one side of the hygroscopic substrate layer, and the hygroscopic substrate layer directly absorbs moisture from the futons .