JP4918550B2 - コイルシャフトを備える植込み型医療用内部人工器官送達システム - Google Patents

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Description

本発明は、医療器具を送達するためのシステム、並びに関連するシステムおよび方法に関する。
ステントのような医療器具を体内管腔内に送達するためのシステムが知られている。多くの場合、そのようなシステムは、使用時に体外に残存する基端側部分と、使用時に体内に配置される先端側部分とを備える。基端側部分は、一般的には、使用時にシステムの操作者(例えば医師)によって保持されるハンドルを備え、先端側部分は、内側部材を包囲する外側部材を備えることができ、ステントが内側部材と外側部材との間に配置される。概して、システムの操作者は、所望の位置の管腔内に(例えば、ステントが閉塞部に隣接するように)先端側部分を配置する。次に、操作者は、ステントが閉塞部/管腔壁と係合することができるようにシースを後退させることができる。その後、操作者は、管腔からシステムの先端側部分を抜去する。
本発明は、医療器具を送達するためのシステム、並びに関連する方法に関する。該システムは、例えば植込み型医療用内部人工器官送達システム(例えばステント送達システム)として用いることができる。該システムは、例えば、対象の管腔(例えばヒトの動脈)内の所望の位置に、医療用内部人工器官(例えば自己拡張型ステントのようなステント)を留置するために用いることができる。
システムは、概して、外側部材と、少なくとも1つのコイルとを備える。
一部の実施形態において、コイルは複数の離間した巻回部を備える。該システムは、医療用内部人工器官が外側部材と複数の巻回部との間に配置され得るように構成することができる。コイルは第1コイルであり、該システムは、第2コイルをさらに備え、第1コイルの複数の離間した巻回部は、第2コイルの先端側に延在し、第1コイルの複数の離間した巻回部は、第2のコイルの外径よりも小さな外径を有し、第2コイルの隣接する巻回部は、相互に接触する。例えば、医療用内部人工器官(例えばステント)は、該医療用内部人工器官が巻回部の少なくともいくつかを包囲するように配置され得る。
一部の実施形態において、前記システムは、異なる外径を有する少なくとも2つのコイルを備える。前記コイルの一方(例えばより小さな外径を有するコイル)の少なくとも一部は、他方のコイルの先端側に延びていてもよい。該システムは、医療用内部人工器官が外側部材と一方のコイルの先端側に延びるコイルの他方の少なくとも一部との間に配置され得るように構成することができる。
一部の実施形態において、前記システムは、外側部材によって少なくとも部分的に包囲された第1コイルおよび第2コイルを備える。第1コイルの複数の離間した巻回部は、第2コイルの先端側に延在し、第2コイルは第1コイルの外径よりも大きな外径を有し、第2コイルの隣接する巻回部は、相互に接触し、前記システムは、植込み型医療用内部人工器官が外側部材と第1コイルおよび第2コイルの少なくとも一方の少なくとも一部との間に配置され得るように構成される。
一部の実施形態において、前記システムは、外側部材と、外側部材によって少なくとも部分的に包囲された内側部材とを備える。内側部材は、隣接した第1線および第2線を備え、第1線は、第2線の断面とは異なる断面を有する。また、該システムは、植込み型医療用内部人工器官が外側部材と内側部材との間に配置され得るように構成される。
一部の実施形態において、前記システムは、外側部材と、外側部材によって少なくとも部分的に包囲された第1コイルおよび第2コイルと、第1コイルの少なくとも一部に包囲された第1管状体と、第2コイルの少なくとも一部に包囲された第2管状体とを備える。第1管状体の外径は、第2コイルの内径よりも大きく、前記システムは、植込み型医療用内部人工器官が、外側部材と第1コイルおよび第2コイルの少なくとも一方の少なくとも一部との間に配置され得るように構成される。
一部の実施形態において、植込み型医療用内部人工器官を植込む方法は、植込み型医療用内部人工器官送達システムの少なくとも一部を身体の管腔に沿って移動させる工程を含み、植込み型医療用内部人工器官送達システムの少なくとも一部は、外側部材と、外側部材によって少なくとも部分的に包囲された植込み型医療用内部人工器官と、植込み型医療用内部人工器官によって少なくとも部分的に包囲された複数の離間した巻回部とを備える。該方法はまた、外側部材および複数の離間した巻回部の少なくとも一方を他方に対して相対移動させて、管腔内において植込み型医療用内部人工器官を留置する工程を含む。
本願に記載するシステムの構成は、例えば、留置精度を高めることができる。例えば、一部の実施形態において、コイルは、使用時(例えば、ステントのような医療用内部人工器官を展開するために外側部材が移動されるとき)に、長手方向長さの変化(例えば短縮)に対する耐性を提供する。特定の実施形態において、医療用内部人工器官(例えばステント)によって包囲されたコイルの一部(例えば複数の巻回部)は、内部人工器官が管腔内で移動される際に、耐座屈性(buckling)および/または耐キンク性を有する。
本発明の他の特徴および利点は、明細書の説明、図面および特許請求の範囲から明白になるであろう。
様々な図面における同様の符号は類似の要素を示す。
図1〜図3は、内側部材12(例えばカテーテル)、内側部材12を包囲する外側部材14(例えばシース)、および内側部材12と外側部材14との間に配置されるステント32を備える植込み型医療用内部人工器官送達システム10を示す。送達システム10は、体内管腔(例えばヒトの動脈)内へ挿入するための寸法を有する先端16と、対象の体外に存在し、かつ医師による操作のための少なくとも1つのポート49および管腔を含む基端18とを備える。システム10の使用例において、大腿動脈を切開することにより、鈍端22を備えたガイドワイヤ20を体内管腔24に挿入し、例えば位置決めを行いやすくするために蛍光透視法を用いて、ガイドワイヤ20を管腔24の狭窄部位26(例えばプラークによって狭窄した動脈)に導く。ガイドワイヤ20が体内管腔24の狭窄部位26に達した後、内側部材12、ステント32、および外側部材14をガイドワイヤ20の基端の上に配置する。内側部材12、ステント32、および外側部材14を、ガイドワイヤ20上を伝って先端側に移動させて、ステント32が管腔24の狭窄部位26に隣接するように、管腔24内に配置する。外側部材14を基端側に移動させると、ステント32が拡張して狭窄部位26と係合することができる。外側部材14、内側部材12、およびガイドワイヤ20を体内管腔24から除去し、ステント32は狭窄部位26と係合した状態で留置される。
図4Aに示すように、内側部材12は基端側コイル50および先端側コイル52を備え、それらの双方のコイルは管状体54を包囲する。基端側コイル50は、複数の巻回部56を形成する線(filar) 53によって形成される。先端側コイル52は、複数の巻回部58を形成する線55によって形成される。基端側コイル50は外径ODを有し、先端側コイル52はより小さな外径ODを有する。内側部材12はまた、基端側コイル50の少なくとも外面63を包囲するコーティング62と、先端側コイル52の少なくとも外面65を包囲するコーティング64とを備える。
一般に、線53および基端側コイル50は、所望の送達性(例えば、可撓性、耐キンク性、および/または長手方向の圧縮に対する耐性)を提供する特性(例えば幅、ピッチ、厚さ、直径および組成)を有することができる。
基端側コイル50の線53は幅wを有する。例えば、一部の実施形態において、幅wは少なくとも約175μm(例えば、少なくとも約225μm、少なくとも約275μm、少なくとも約325μm)である。一部の実施形態において、幅wは、最大で約550μm(例えば、最大で約425μm、最大で約350μm、最大で約300μm)である。具体例としての実施形態において、幅wは約380μmである。
基端側コイル50の連続した巻回部56はピッチpを有する。一般に、ピッチpは、幅wとは異なっていてもよいし、幅wとほぼ同じ寸法であってもよい。例えば、特定の実施形態において、内側部材12が弛緩した(例えば、圧縮されていない)、ほぼ直線状の形態にある場合に、ピッチpはwより約7.5%以下(例えば、約5%以下、約2.5%以下、約1%以下)だけ大きい。
一般に、基端側コイル50の巻回部56は、圧縮されたとき(例えばステント32を展開させるために外側部材14を基端側へ移動させる間)に、基端側コイルが長さの変化(例えば短縮)に耐えられるように構成されている。特定の実施形態において、圧縮されたときにコイル50が短くなる余地がほとんどないか、または全くないように、隣接した巻回部56間の平均距離dはほぼゼロである。例えば、基端側コイル50は、圧縮下にある隣接した巻回部を有するように形成され得る(例えば、コイル50は、予負荷を与えられた密巻きコイル(close wound coil)、または堅巻きコイル(tight wound coil)として形成することができる)。そのような実施形態において、内側部材12が弛緩した、ほぼ直線状の形態にある場合、隣接した巻回部56は、通常、互いに接触し、ピッチpは幅wとほぼ同じである。例えば、基端側コイル50は、巻回部が互いに対して圧縮された状態で形成することができる。一部の実施形態において、内側部材12が弛緩した、ほぼ直線状の形態にある場合、平均距離dは、最大で約50μm(例えば、最大で約20μm、最大で約5μm、最大で約2μm)である。
基端側コイル50の線53は厚さtを有する。一部の実施形態において、厚さtは、少なくとも約45μm(例えば、少なくとも約60mm、少なくとも約80mm、少なくとも約90μm)である。一部の実施形態において、厚さtは最大で約150μm(例えば、最大で約110μm、最大で約90μm、最大で約70μm)である。具体例としての実施形態において、厚さtは約100μmである。
一部の実施形態において、基端側コイル50のODは、少なくとも約1.0mm(例えば、少なくとも約1.25mm、少なくとも約1.35mm、少なくとも約1.45mm)である。一部の実施形態において、基端側コイル50のODは、最大で約3.0mm(例えば、最大で約1.5mm、最大で約1.4mm、最大で約1.3mm)である。例えば、一部の実施形態において、ODは約1.25〜約1.35mmである。
一般に、端側コイル52の線55は、所望の送達特性(例えば可撓性、耐キンク性、および/または長手方向の圧縮に対する耐性)を提供する特性(例えば、幅、ピッチ、厚さ、直径および組成)を有することができる。
先端側コイル52の線55は幅wを有する。一部の実施形態において、幅wは、少なくとも約50μm(例えば、少なくとも約75μm、少なくとも約150μm、少なくとも約225μm)である。一部の実施形態において、幅wは、最大で約300μm(例えば、最大で約225μm、最大で約150μm)である。具体例としての実施形態において、幅wは約200μmである。
先端側コイル52の隣接した巻回部58は、ピッチpを形成する。一般に、ピッチpは、先端側コイル52の線55の幅wと同じ大きさであるか、または幅wより大きい。例えば、特定の実施形態において、内側部材12が弛緩した、ほぼ直線状の形態にある場合、ピッチpはwよりも、少なくとも約20%(例えば、少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも約75%、少なくとも約100%)大きい。一部の実施形態において、内側部材12が弛緩した、ほぼ直線状の形態にある場合、ピッチpは、wの約200%以下(例えば、約125%以下、約65%以下、約45%以下)である。
先端側コイル52の隣接した巻回部58は、距離dだけ互いから離間されており、隣接した巻回部58の間に間隙67を形成する。一部の実施形態において、内側部材12が弛緩した、ほぼ直線状の形態にある場合、距離dは、基端側コイル50の隣接した巻回部56間の距離dより大きい。例えば、一部の実施形態において、内側部材12が弛緩した、ほぼ直線状の形態にある場合、dのdに対する比は、少なくとも約2(例えば少なくとも約10、少なくとも約25、少なくとも約50)である。一部の実施形態において、内側部材12が弛緩した、ほぼ直線状の形態にある場合、距離dは、wの少なくとも約20%(例えば少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも約75%、少なくとも約100%)である。
先端側コイル52の線55は厚さtを有する。一部の実施形態において、厚さtは、少なくとも約30μm(例えば、少なくとも約40μm、少なくとも約50μm、少なくとも約75μm)である。一部の実施形態において、厚さtは、最大で約150μm(例えば、最大で約100μm、最大で約80μm、最大で約55μm)である。一般に、線55のtは、基端側コイル50の線53のtよりも小さい。具体例としての実施形態において、厚さtは約50μmである。
一部の実施形態において、先端側コイル52のODは、少なくとも約0.9mm(例えば、少なくとも約1.05mm、少なくとも約1.2mm)である。一部の実施形態において、先端側コイル52のODは、最大で約2.5mm(例えば、最大で約1.3mm、最大で約1.2mm)である。一部の実施形態において、基端側コイル50のODは、先端側コイル52のODより、少なくとも約2.5%大きい(例えば、少なくとも約5%大きい、少なくとも約7.5%大きい)。具体例としての実施形態において、ODは約1.27mmである。
図4Bを参照すると、基端側コイル50および先端側コイル52は、一般に、一方のコイルの他方のコイルに対する長手方向の相対移動を制限または防止するなど、相対的に固定されている。一般的には、基端側コイル50の線53の先端73は、先端側コイル52の線55の基端75に対して結合部83において固定されている。一部の実施形態において、端73,75は、はんだ付け、ろう付け、または溶接によるように、金属結合によって固定される。これに代えて、またはこれに加えて、端73,75は、ポリマー材料によって固定されてもよい(例えば、先端73および基端75は、接着剤または熱で流動させられたポリマーのようなポリマー中に固定されてもよい)。
図4Aに示されるように、外側部材がステント32を包囲するとき(例えば、外側部材14がステント32を展開させるために基端側に移動される前には)、基端側コイル50は外側部材14の基端側に延びている。基端側コイル50は内側部材12の基端81まで延在する。基端81は、外側部材14の基端79の基端側に配置される。
管状体54は、内側部材12の少なくとも一部(例えば大部分またはすべて)に沿って延びる。管状体54の内部管腔29はガイドワイヤ管腔を形成する。
基端側コイル50は管状体54の基端側部分を包囲し、先端側コイル52は管状体54の先端側部分を包囲する。基端側コイル50の内径は、管状体54の外径より大きい。先端側コイル52の内径は、管状体54の外径とほぼ同じである。一般に、先端側コイル52の少なくともいくつかの巻回部58は、管状体54に対して(例えば、接着により、かつ/または、熱により)固定される。例えば、先端側コイル52は、マンドレルによって支持された管状体54のまわりに線55を巻き付けることにより形成することができる。そのアセンブリは、線55の少なくとも一部の周囲において管状体54を少なくとも部分的に流動させるように、随意に加熱される。
管状体54は、典型的にはポリマー材料から製造される。ポリマー材料の例としては、ポリエーテルブロックコポリアミドポリマー(例えばPEBAX(登録商標))、コポリエステルエラストマー(例えばArnitel(登録商標)コポリエステルエラストマー)、熱可塑性ポリエステルエラストマー(例えばHytrel(登録商標))、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(例えばPellethane(商標))、ポリオレフィン(例えばMarlex(登録商標)ポリエチレン、Marlex(登録商標)ポリプロピレン))、HDPE、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリアミド(例えばVestamid(登録商標))、フルオロポリマー(例えばPTFE)、およびこれらの材料の組み合わせが挙げられる。
一部の実施形態において、管状体54は、少なくとも約25μm(例えば、少なくとも約35μm、少なくとも約50μm)の厚さである。特定の実施形態において、管状体54は、約40μm以下(例えば、約60μm以下、約75μm以下)の厚さである。
コーティング64は、先端側コイル52(例えばその外面)の少なくとも一部(例えば大部分またはすべて)を包囲し、その隣接した巻回部58の間の間隙67を少なくとも部分的に充填する。一般に、コーティング64は、先端側コイル52の少なくともいくつかの巻回部58を管状体54に対して固定する(例えば、コーティング64は、先端側コイル52および管状体54の双方と結合し得る)。一部の実施形態において、コーティング64は管状体54と一体である。コーティング64を製造し得る材料の例としては、ポリエーテルブロックコポリアミドポリマー(例えばPEBAX(登録商標))、ナイロン、および熱可塑性ポリエステルエラストマー(例えばHytrel(登録商標))のようなポリマー材料が挙げられる。ポリマー材料のさらなる例としては、架橋ポリエチレン、ポリエステル(例えばPET)熱収縮物、フッ素化エチレン(FEP)熱収縮物、およびポリテトラフルオロエチレン(PTFE)熱収縮物のような熱収縮材料が挙げられる。一部の実施形態において、コーティング64は、内側部材12に対する外側部材14の相対移動を助ける添加物(例えばフルオロポリマー、シリコーン、超高分子量ポリエチレン、油、またはそれらのブレンド)を含む。
基端側コイル50のコーティング62は、典型的にはポリマー材料から製造される。好適な材料の例としては、コーティング64に関して上述したものが挙げられる。
一部の実施形態において、コーティング62,64は異なる材料から形成される。例えば、コーティング62は、コーティング64を形成する材料よりも高いデュロメータ硬度を有する材料から形成されてもよい。特定の実施形態において、コーティング64は、約50D以下(例えば、約40D以下、または約35D以下)のデュロメータ硬度を有する材料(例えばポリエーテルブロックコポリアミドポリマー(例えばPEBAX(登録商標)))から形成され、コーティング62は、約50D以上(例えば、約55D以上、または約60D以上)のデュロメータ硬度を有する材料(例えばポリアミドまたはポリエステル)から形成される。
コーティング62および/またはコーティング64は、それらの長さに沿って異なる特性を有し得る。例えば、コーティング62および/またはコーティング64は、先端側より基端側において、より高いデュロメータ硬度を有することができる。
理論に束縛されるわけではないが、コーティング62,64は、それぞれ、基端側コイル50および先端側コイル52の可撓性を維持しながら、巻回部56,58の位置を維持することを支援することができると考えられる(例えば、内側部材12を管腔24内で移動させるとき、かつ/または、ステント32を展開するために外側部材14を基端側に移動させるときに、コーティングは巻回部のアンダーカット(例えば、ある巻回部が滑って隣接した巻回部の下に入り込むこと)を低減または防止することができる)。
コーティング62および/またはコーティング64は、管腔24内におけるシステム10の位置決めを支援するために、放射線不透過性材料(例えばセラミック、硫酸ビスマス)を含むことができる。特定の実施形態において、コーティング62,64の一方または双方の中の放射線不透過性材料は、ステント32の基端側部分の位置を示すように配置される。例えば、放射線不透過性材料は、基端側コイル50の先端73および/または先端側コイル52の基端75に位置を合わせて、またはこれにほぼ隣接して配置され得る。
一部の実施形態において、コーティング62および/またはコーティング64は、内側部材12の外面の潤滑性および/または耐久性を高める材料を含む。具体例としての材料としては、例えばセラミックスおよび/またはシリカから形成された粒子が挙げられる。前記粒子は、コーティング内に埋め込まれるか、あるいはコーティングと混合され得る。
一部の実施形態において、コーティング62,64は、それぞれ、少なくとも約15μm(例えば、少なくとも約20μm、少なくとも約40μm)の厚さT,Tを有する。一部の実施形態において、厚さT,Tの一方または双方は、約350μm以下(例えば約150μm以下、約100μm以下)である。一部の実施形態において、厚さT,Tの一方または双方は、約25μm〜約250μm(例えば約50μm〜約200μm、約150μm)である。
コーティング62,64は所望の通りに形成することができる。例えば、前記コーティングは、浸漬被覆、コイルに塗布したポリマーの熱リフロー、または噴霧被覆によって形成され得る。
基端側コイル50及び先端側コイル52の線53,55は、例えば、金属、合金、またはポリマー材料から形成され得る。金属の例としては、白金および金が挙げられる。合金の例としては、金含有合金、白金含有合金、ステンレス鋼、および形状記憶合金が挙げられる。形状記憶合金の例としては、ニチノール、銀−カドミウム(Ag−Cd)、金−カドミウム(Au−Cd)、金−銅−亜鉛(Au−Cu−Zn)、銅−アルミニウム−ニッケル(Cu−Al−Ni)、銅−金−亜鉛(Cu−Au−Zn)、銅−亜鉛/(Cu−Zn)、銅−亜鉛−アルミニウム(Cu−Zn−Al)、銅−亜鉛−錫(Cu−Zn−Sn)、銅−亜鉛−キセノン(Cu−Zn−Xe)、鉄ベリリウム(Fe3Be)、鉄白金(Fe3Pt)、インジウム−タリウム(In−Tl)、鉄−マンガン(Fe−Mn)、ニッケル−チタン−バナジウム(Ni−Ti−V)、鉄−ニッケル−チタン−コバルト(Fe−Ni−Ti−Co)および銅−錫(Cu−Sn)が挙げられる。さらなる形状記憶合金の例については、例えば、シェトスキー、L.マクドナルド(Schetsky, L. McDonald) 、「形状記憶合金(Shape Memory Alloys) 」、Encyclopedia of Chemical Technology (第3版)、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ、1982年、第20巻、726〜736頁を参照されたい。ポリマー材料の例としては、ナイロン、アラミド(例えばケブラー)、熱可塑性ポリエステルエラストマー(例えばHytrel(登録商標))、コポリエステルエラストマー(例えばArnitel(登録商標)コポリエステルエラストマー)、ポリエーテルブロックコポリアミドポリマー(例えばPEBAX(登録商標))、および高密度ポリエチレン(HDPE)が挙げられる。
一般的には、外側部材14はポリマー材料を含む。ポリマー材料の例としては、管状体54に関して上述したものが挙げられる。一部の実施形態において、内側部材12およびステント32に対する外側部材14の相対移動を助けるために、外側部材14は添加物(例えば、フルオロポリマー、シリコーン、超高分子量ポリエチレン、油、またはそれらのブレンド)を含む。ステント32の展開中における外側部材の伸長を低減するために、外側部材14は、その長さの少なくとも一部(例えば大部分またはすべて)に沿って、補強層(例えば編組および/またはコイル)を備えることができる。
図4Aは、システム10が、緩衝部材70と、内側部材12と一体的な先端チップ61とをさらに備えることを示している。緩衝部材70は、外側部材14が基端側に移動される際にステント32が基端側に移動する可能性を低減することができる。また、チップ61は、(例えば、システム10が体内管腔24内においてガイドワイヤ20上を先端側に移動される際に)体内管腔24内におけるシステム10の位置決めを助けることができる。一部の実施形態において、緩衝部材70は、ポリエーテルブロックコポリアミドポリマー(例えばPEBAX(登録商標))または熱可塑性ポリウレタンエラストマー(例えばPellethane(商標))のようなポリマー材料から形成される。特定の実施形態において、緩衝部材70は、例えば、ステンレス鋼、ニチノールおよび/または白金のような金属または合金から製造される。チップ61は、典型的には、比較的軟質のポリマー材料から形成される。
内側部材12は異なる線によって形成される基端側コイルおよび先端側コイルを有するものとして説明してきたが、他の構成を用いることができる。例えば、図5Aを参照すると、内側部材のコイル150は、共通の線153によって形成される基端側部分151および先端側部分152を備え、共通の線153は基端側部分と先端側部分との間で連続している。コイル150の基端側部分151は管状体164を包囲し、先端側部分152は管状体166を包囲する。管状体164の外径は、基端側部分151の内径とほぼ同じであり、管状体166の外径は先端側部分152の内径とほぼ同じである。管状体164の外径は、先端側部分152の内径より一般に大きい。
基端側部分151と先端側部分152との間における線153の連続性以外に、コイル150の他の特性(例えば外径、線幅、線厚、隣接した巻回部間の距離、ピッチ、線の材質、線の断面形状)は、上記したコイル50,52のものに類似していてもよいし、または同一であってもよい。例えば、基端側部分151内では、隣接した巻回部156は、互いの間の距離d内(ほぼゼロであってもよい)に配置され、かつ先端側部分152内では、隣接した巻回部158は、距離dだけ離間されている。基端側部分151の外径はODであり、先端側部分152の外径はより小さなODである。
コイル150を有する内側部材は、所望の通りに形成することができる。一般的には、その方法は、管状体164の内径とほぼ同じ寸法の外径を有する第1部分と、管状体166の内径とほぼ同じ寸法のより小さな外径を有する第2部分とを有するマンドレルを用いることを含む。管状体164はマンドレルの第1部分上に配置され、管状体166はマンドレルの第2部分上に配置される。線153は、管状体166の外面のまわりに、隣接する巻回部の間に距離dを有するように巻き付けられて先端側部分152を形成し、また、管状体164の外面のまわりに、隣接する巻回部の間に距離dを有するように巻き付けられて基端側部分151を形成する。外側コーティングまたは層(例えば熱収縮材)は、基端側部分151および/または先端側部分152の周りに配置される。そのアセンブリは、外側コーティングまたは層をリフローさせて、基端側コイル部分および先端側コイル部分のそれぞれの巻回部を管状体164,166に対して固定するために加熱される。一部の実施形態において、アセンブリは管状体164の先端を管状体166の基端に(例えば加熱により)結合することを含む。基端側部分151は、その隣接した巻回部間の距離dを最小にする工程の少なくとも一部の間に圧縮され得る。
コイル150の基端側部分151および先端側部分152は異なる管状体を包囲するものとして説明してきたが、他の構成を用いることもできる。例えば、図5Bを参照すると、内側部材のコイル450は、基端側部分451および先端側部分452を備える。基端側部分451および先端側部分452は双方とも管状体464を包囲し、管状体464は、基端側部分と先端側部分との間を連続して延びる。基端側部分451内では、管状体464の外径は、概して基端側部分の内径とほぼ同じである。先端側部分452内では、管状体464の外径は、概して先端側部分の内径とほぼ同じである。基端側部分451および/または先端側部分452の少なくとも一部(例えば大部分またはすべて)は、管状体464に対して固定され得る。
管状体464の連続性以外に、コイル450の他の特性(例えば、外径、線幅、線厚、隣接した巻回部間の距離、ピッチ、線の材質、線の断面形状)は、本願に記載する他のコイルと同じであってもよい。例えば、コイル450は線453によって形成され、線453は基端側部分451と先端側部分452との間を連続的に延びる。
コイル450は所望の通りに形成することができる。一般的には、その方法は、基端側部分451内における管状体464の内径とほぼ同じ外径を有する第1部分と、先端側部分452内における管状体464のより小さな内径とほぼ同じ外径を有する第2部分とを有するマンドレルの周りに管状体464を配置することを含む。組み立て前においては、管状体464の外径は、概して先端側コイル部分452の内径とほぼ同じである。管状体464は、マンドレルの第1部分および第2部分の上に配置される。一般に、管状体464は、マンドレルの第1大径部分上に(例えば加熱により)伸ばされる。基端側コイル部分および先端側コイル部分は管状体の周りに巻き付けられる。該方法は、次に、上述したように進められ得る。
異なる外径の基端側コイルおよび先端側コイルを有する内側部材について説明してきたが、内側部材のコイルは他の構成を有してもよい。例えば、図6を参照すると、内側部材212は、同じ外径ODを有する基端側部分251および先端側部分252を有するコイル250を備える。内側部材212は、医療用内部人工器官(例えばステント)が先端側部分252を包囲して配置され得るように構成されている。外側部材14は、内部人工器官の少なくとも一部(例えば大部分またはすべて)を包囲する。コイル250は、管状体254を少なくとも部分的に包囲し、管状体254に対して固定され得る。
基端側部分251および先端側部分252の外径以外に、コイル250の他の特性(例えば、外径、線幅、線厚、隣接した巻回部間の距離、ピッチ、線の材質、線の断面形状)は、本願に記載する他のコイルと同じであってよい。展開中における内部人工器官の基端側への移動を防止するために、緩衝部材(図示せず)が内側部材212の周りに固定されてもよい。一般的には、緩衝部材は、基端側コイル部分251と先端側コイル部分252との間の移行部257に配置される。内側部材212の他の特性は、内側部材12に関して上述した特性と同じであってもよい。
コイル250を備えた内側部材は、所望の通りに形成することができる。一般的には、該方法は、マンドレル上に管状体254を配置することを含む。コイル250は管状体254の周りに巻き付けられる。コイル250上には、コーティング(例えばコーティング64および/またはコーティング62)が施される。該アセンブリは上述したように加熱され得る。
コイルが単一の外層によって包囲される実施形態について説明してきたが、外側コーティングは複数の層を有してもよい。例えば、図7を参照すると、コイル300は、外側コーティング302と、コイル300と外側コーティング302との間に配置された中間コーティング304とによって包囲される。コイル300は内側コーティング306を包囲する。
中間コーティング304は、概して、コイル300および外側コーティング302の双方と良好に結合することができる材料、またはこれらに対して良好に固定することができる材料から形成される。一般に、外側コーティング302は、外側コーティングをコイル300に対して固定することを支援する中間コーティング304よりも潤滑性が高い。一部の実施形態において、中間コーティング304は、接着剤(例えばPlexarのような無水物変性ポリオレフィン(anhydride-modified polyolefin) )である。一部の実施形態において、外側コーティングは、ポリエチレン(例えば高密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンのブレンド)である。コーティング302,304を形成する他の好適な材料は、コーティング62,64に関して記載されている。
コイルが単一の線によって形成される実施形態について説明してきたが、コイルは2本以上の線によって形成されてもよい。例えば、図8を参照すると、内側部材のコイル350は、第1線351および第2線352によって形成される。線351,352は互いに隣接し、それぞれ、隣接した巻回部356,358を形成する。コーティング364は、コイル350の少なくとも1つの外面と接触する。コーティング364は、本願に記載した他のコーティングと同じであってもよい。
線351の断面361および線352の断面363は、概して類似している(例えば、双方は、ほぼ多角形の形状を有する)。
線351は幅wおよび厚さtを有する。線352は幅wおよび厚さtを有する。一般に、線351の幅wは、線352の幅wより大きい。一部の実施形態において、幅wは幅wより少なくとも約10%(例えば、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約50%)大きい。
一般に、線351の厚さtは、線352の厚さtより大きい。一部の実施形態において、厚さtは厚さtより少なくとも約10%(例えば少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約50%)大きい。
内側部材の1つ以上のコイルは、異なる断面形状を有する線を備えることができる。例えば、図9を参照すると、内側部材のコイル400は、ほぼ多角形(例えば、矩形または正方形)の断面403を有する第1線401と、ほぼ弓形(例えば円形または楕円形)の断面404を有する第2線402とによって形成される。線401は厚さtを有し、線402は異なる厚さt6を有する。コイル400はコーティング405によって包囲される。コーティング405は本願に記載した他のコーティングと同じであってもよい。
理論に束縛されるものではないが、異なる断面形状(例えば、1つの多角形および1つの弓形)の隣接した巻回部を有するコイルは、類似した断面形状の隣接した巻回部を有するコイルと比較して、可撓性の増強および/または(例えば管腔24内で移動する場合に)隣接した巻回部がアンダーカットする傾向の低減を示し得ると考えられている。コーティング405は、隣接した巻回部がアンダーカットする傾向をさらに低減し得る。
ほぼ中実の線によって形成されたコイルについて説明してきたが、線は他の構成を有してもよい。例えば、図10を参照すると、コイル450は複数の開口452を有する線451によって形成される。開口452は、横寸法dおよび縦寸法dを有する。線451は幅wを有する。
一部の実施形態において、開口452の横寸法dは、幅wの少なくとも約20%(例えば、少なくとも約35%、少なくとも約50%、少なくとも約75%)である。図10に見られるように、開口452の縦寸法dは横寸法dと同一である。一部の実施形態において、開口の横寸法と縦寸法とは異なる。例えば、開口の縦寸法は、横寸法に対して、大きくされてもよいし、小さくされてもよい。
コイル450が開口を備えることを示してきたが、他の構成も可能である。例えば、コイルの線は、開口を有することなく、または開口と組み合わせて、凹みを有し得る。そのような凹みは、線の厚さの一部のみ(例えば約75%以下、約50%以下、約25%以下)に延在し得る。凹みは、開口452について記載したような横寸法および/または縦寸法を有し得る。
理論に束縛されるものではないが、コイルの1本以上の線における開口および/または凹みの存在は、圧縮耐性を保持しながら、コイルの可撓性を高めることができると考えられる。
コイルの開口および/または凹みは所望の通りに形成することができる。例えば、開口および/または凹みは、レーザー切断、機械的打ち抜き(mechanical stamping) または化学エッチングによって、線に形成され得る。
単一材料から形成された線について説明してきたが、二種以上の材料からコイルの1本以上の線を形成することができる。例えば、図11Aおよび図11Bを参照すると、コイル500は、外側部分503に包囲される内側部分502を有する線501を備える。コイル500の内部はガイドワイヤ管腔511を形成する。外層509はコイル500を包囲する。
線501の内側部分502は、本願に記載する他の線と同一またはそれに類似した特性(例えば外径、線幅、線厚、隣接した巻回部間の距離、ピッチ、線の材質、線の断面形状)を有し得る。外側部分503は、例えば、可塑性物質(例えば熱可塑性物質)、ポリアミド(例えばナイロン12のようなナイロン)、ポリウレタン、スチレンブロックコポリマー、ナイロン、熱可塑性ポリエステルエラストマー(例えばHytrel(登録商標))、コポリエステルエラストマー(例えばArnitel(登録商標)コポリエステルエラストマー)、ポリエーテルブロックコポリアミドポリマー(例えばPEBAX(登録商標))およびHDPE)、フッ素化ポリマー(例えばPTFE)のようなポリマー材料であり得る。
管状体509は、典型的には、管状体54に関して記載した材料のようなポリマー材料から製造される。
一部の実施形態において、外側部分503は管状体509の外面と一体である。これにより、例えば、管状体509に対するコイル500の位置を一定に維持しやすくすることができる。
具体例としての実施形態において、線501は、ほぼ矩形(例えば、平坦な断面)を有する金属内側部分と、潤滑性材料(例えばPTFE)から形成された外側部分とを備える。外側部分509は、リフロー可能なポリマー材料(例えばポリアミドまたはポリエーテルブロックコポリアミドポリマー)から形成される。
コイル500は所望の通りに調製することができる。一般的には、その方法は、マンドレルの周りに線501を巻回することを含む。前記巻回は、基端側コイル50の実施形態について説明したように、隣接した巻回部がほとんどまたは全く離間されないように緊密に行われ得る。管状体509をコイルのまわりに配置し、加熱して、コイル500の巻回部に接触している該管状体の材料をリフローさせる。
1つ以上のコイルを有する内側部材について説明してきたが、内側部材は他の構成を有してもよい。例えば、図12を参照すると、連結機構550は複数の第1リンク551および複数の第2リンク552を備える。第1リンク551は、少なくとも1つのソケット553を備え、各第2リンク552は、第1リンクのソケット内に受容される少なくとも1つの突起554を備える。
ソケット553および突起554は、隣接した第1リンク551および第2リンク552が、回動中心555を中心として互いに対して回動することは許容するが、隣接したリンク間における軸線aに沿った直線運動は低減する(例えば、防止する)ような大きさに形成され、かつ構成されている。例えば、ソケット553および突起554は、玉継ぎ手として構成することができる。一般に、隣接したリンク551,553は、連結機構550が管腔24を通過することを可能にする十分な相対回動運動を有し得る。圧縮を受けた場合(例えばステント32を展開させるために外側部材14が基端側に引っ張られる場合)、軸線aに沿った直線運動の量は、連結機構550が短縮に耐えられる程度よりも十分に小さい。
特定の実施形態について説明してきたが、他の実施形態も可能である。
内側部材は同一の向きの巻回部を有する基端側コイルおよび先端側コイルを有しているが、他の構成を用いることもできる。例えば、一部の実施形態において、内側部材は、第1の向き(例えば、コイルに沿って先端に向かって時計回りに進行する)を有する巻回部を備えた基端側コイルと、第1の向きとは反対の第2の向き(例えば、コイルに沿って先端に向かって反時計回りに進行する)を有する巻回部を備えた先端側コイルとを備える。
1本または2本の線を有するコイルを備えた内側部材について説明してきたが、コイルはより多くの線を有してもよい。例えば、内側部材の1つ以上のコイルは、少なくとも3本の線(例えば4本の線、5本の線、またはそれ以上)を有し得る。コイルが2本以上の線を有する実施形態において、それらの線は、同一または異なる形状および/または大きさを有し得る。例えば、コイルの少なくとも一部(例えばすべて)の線の断面形状、幅、および/または厚さは、同一であってもよいし、または異なっていてもよい。内側部材の基端側コイルは、内側部材の先端側コイルと共通である1本以上の線と、先端側コイルと共通でない1本以上の線とを備え得る。
厚さよりも大きな幅を有する線を有するコイルを備えた内側部材について説明してきたが、線は他の形状を有してもよい。例えば、コイルの1本以上の線は、少なくとも幅と同じくらい厚くてもよい。一部の実施形態において、線の幅に対する線の厚さの比率は、1を越える(例えば少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、少なくとも約1.3である)。コイルの少なくとも1本の線は、コイルの別の線より大きな厚さおよびより小さな幅を有し得る。
長さに沿ってほぼ一定の形状を備えた1本以上の線を有するコイルを備えた内側部材について説明してきたが、他の構成を用いてもよい。例えば、コイルの1本以上の線が、例えば、コイルに沿って基端に向かって漸増する厚さおよび/または幅を有してもよい。別の例として、開口および/または凹みの数および/または大きさが、例えばコイルに沿って先端に進むにしたがって漸増してもよい。
基端側コイルの先端にほぼ隣接して配置された基端を備えた先端側コイルを有する内側部材について説明してきたが、コイルは他の構成を有してもよい。例えば、先端側コイルは、基端側コイルの少なくとも一部(例えば大部分またはすべて)内において基端側に延在し得る。基端側コイルの内径は、典型的には、先端側コイルの外径と同じが、またはそれよりも大きい。そのような実施形態において、先端側コイルの内部は、内側部材の長さの少なくとも一部(例えば大部分またはすべて)に沿ったガイドワイヤ管腔を形成し得る。
他の実施形態は添付の特許請求の範囲に包含される。
内部人工器官送達システムの一実施形態の使用時における側面図。 内部人工器官送達システムの一実施形態の使用時における側面図。 内部人工器官送達システムの一実施形態の使用時における側面図。 内部人工器官送達システムの一実施形態の分解混合図。 図4Aの送達システムの内側部材のコイルを示す図。 内部人工器官送達システムの内側部材のコイルの一実施形態の部分側面図。 内部人工器官送達システムの内側部材のコイルの一実施形態の部分側面図。 内部人工器官送達システムの内側部材の一実施形態の部分側面図。 内部人工器官送達システムの内側部材のコイルの一実施形態の部分側面図。 内部人工器官送達システムの内側部材のコイルの一実施形態の部分側面図。 内部人工器官送達システムの内側部材のコイルの一実施形態の部分側面図。 内部人工器官送達システムの内側部材のコイルの一実施形態の部分側面図。 内部人工器官送達システムの内側部材の一実施形態の部分側面図。 図11Aの内側部材のコイルの線の断面図。 内部人工器官送達システムの内側部材の連結機構の一実施形態の部分側面図。

Claims (16)

  1. 外側部材と、複数の離間した巻回部を有するコイルとを備える植込み型医療用内部人工器官送達システムであって、
    前記離間した巻回部のうちの少なくともいくつかは、前記システムのガイドワイヤ管腔を包囲し、
    前記システムは、植込み型医療用内部人工器官が外側部材と複数の巻回部との間に配置され得るように構成され、
    該コイルは第1コイルであり、該植込み型医療用内部人工器官送達システムは、第2コイルをさらに備え、
    該第1コイルの複数の離間した巻回部は、第2コイルの先端側に延在し、
    該第1コイルの複数の離間した巻回部は、第2のコイルの外径よりも小さな外径を有し、
    第2コイルの隣接する巻回部は、相互に接触する、植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  2. 複数の離間した巻回部の隣接した巻回部間の平均距離は、該巻回部の平均幅の少なくとも20%である、請求項1に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  3. 複数の離間した巻回部の隣接した巻回部間の平均距離は、該巻回部の平均幅の少なくとも30%である、請求項2に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム
  4. 第2コイルは複数の巻回部によって形成され、第1コイルの複数の離間した巻回部の隣接した巻回部間の平均距離は、第2コイルの隣接した巻回部間の平均距離より少なくとも2倍大きい、請求項1に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  5. 第1コイルの複数の離間した巻回部の隣接した巻回部間の平均距離は、第2コイルの隣接した巻回部間の平均距離より少なくとも10倍大きい、請求項4に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  6. 第1コイルおよび第2コイルの少なくとも一方は、少なくとも2本の異なる線を備える、請求項1に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  7. 前記少なくとも2本の異なる線は、第1厚さを有する第1線と、第1厚さより小さい第2厚さを有する第2線とを含む、請求項6に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  8. 前記少なくとも2本の異なる線は、第1断面形状を有する第1線と、第1断面形状とは異なる第2断面形状を有する第2線とを含む、請求項6に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  9. 第1コイルおよび第2コイルは少なくとも1本の共通な線を備える、請求項1に記載の植込み型内部人工器官送達システム。
  10. 第1コイルの複数の離間した巻回部によって少なくとも部分的に包囲された管状体をさらに備える、請求項1に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  11. 前記管状体は第1管状体であり、前記送達システムは、第2コイルによって少なくとも部分的に包囲された第2管状体をさらに備え、第2管状体は第1管状体の外径より大きな外径を有する、請求項10に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  12. 前記コイルの外面と接触するポリマーコーティングをさらに備える、請求項1に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  13. 前記ポリマーコーティングは接着性コーティングであり、前記送達システムは、接着性コーティングの外面と接触する外側ポリマーコーティングをさらに備える、請求項12に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  14. 前記コイルによって少なくとも部分的に包囲された管状体をさらに備え、前記ポリマーコーティングは、離間した巻回部のうちの少なくともいくつかを該管状体に対して固定する、請求項12に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  15. 前記ポリマーコーティングは、50D以下のデュロメータ硬度を有する材料から形成される、請求項12に記載の植込み型医療用内部人工器官送達システム。
  16. 外側部材と、該外側部材によって少なくとも部分的に包囲された第1コイルおよび第2コイルとを備える植込み型医療用内部人工器官送達システムであって、
    第1コイルの複数の離間した巻回部は、第2コイルの先端側に延在し、
    前記第2コイルは前記第1コイルの外径より大きな外径を有し、
    第2コイルの隣接する巻回部は、相互に接触し、
    前記システムは、植込み型医療用内部人工器官が、外側部材と第1コイルおよび第2コイルの少なくとも一方の少なくとも一部との間に配置され得るように構成される、植込み型医療用内部人工器官送達システム。
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