JP4918288B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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本発明は、検査対象物の内部を検査する内視鏡装置に関する。
内視鏡を用いた非破壊検査は、検査対象とする部位にアクセスするために、内視鏡の細長の挿入部を検査対象物の内部に挿入することによって行われる。
この場合、挿入経路が複雑である場合等、挿入経路によっては、挿入部は検査対象物との摩擦や、検査対象物による圧迫などにより、磨耗などのダメージを受ける。
こうした磨耗などのダメージが、検査する度に蓄積し、挿入部の交換が必要な寿命となる。
このようなダメージを軽減する対策として、例えば特開平10−104530号公報の従来例は、挿入部の耐性を向上させるという方法を採用していた。
特開平10−104530号公報
しかしながら、内視鏡装置を繰り返し使用する上で挿入部へのダメージが蓄積されることは根本的に避けられず、単純に挿入部の耐性を向上させる上記の従来例では、すでに寿命に達した挿入部で検査を行ってしまい、検査の品質を十分に確保することが困難になる可能性がある。
また、1回の検査で受けるダメージは、挿入部が受ける圧力の大きさ等に依存すると考えられるので、内視鏡装置の使用回数や使用時間から寿命を判断若しくは評価する方法では、挿入部が実際に受けるダメージに対応した寿命の判断を適切に行うことが困難になる。
特に、工業用内視鏡の場合には、検査対象が多岐にわたるため、内視鏡装置の使用回数や使用時間から寿命を判断若しくは評価する方法は、適切でない。
(発明の目的)
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、挿入部が受けるダメージの程度又は寿命をより適切に評価できる内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡装置は、
照明窓及び観察窓が設けられた細長の内視鏡挿入部と、
前記内視鏡挿入部の長手方向に所定の間隔で複数配置されると共に、前記内視鏡挿入部の周方向の複数個所に配置され、外部からの圧力を検知する圧力検知手段と、
検知した圧力の値が所定の閾値以上かを、前記圧力検出手段を配置した部位毎に判定する圧力値判定手段と、
前記圧力値判定手段による結果を受け前記閾値以上の圧力の印加数を、前記圧力検出手段を配置した部位毎に計数する計数手段と、
前記閾値及び前記計数手段により計数された前記圧力検出手段を配置した部位毎の計数値を記憶する記憶手段と、
を具備することを特徴とする。
上記構成により、挿入部が外部から受ける圧力の大きさに対応したダメージの程度又は寿命をより適切に評価することができるようにしている。
本発明によれば、挿入部が受けるダメージの程度又は寿命をより適切に評価することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1から図4は、本発明の実施例1に係り、図1は本発明の実施例1の内視鏡装置の全体構成を示し、図2は寿命確認用のメッセージの表示例を示し、図3は圧力検知手段により検出される圧力により、寿命若しくはダメージの程度の評価を行う動作内容を示し、図4はサービスセンター側での挿入部の状態の診断を行う内容を示す。
図1に示すように本発明の実施例1の内視鏡装置1は細長の内視鏡挿入部(以下、単に挿入部と略記)2と、内視鏡装置本体部(以下、単に本体部と略記)3と、例えば液晶表示ディスプレイ(LCDと略記)により構成される外部表示装置4と、各種の指示操作を行うリモートコントローラ(以下、単にリモコンと略記)5とにより構成される。
挿入部2は、その先端に設けられた硬質の先端部6と、この先端部6の後端に設けられた湾曲自在の湾曲部7と、この湾曲部7の後端から挿入部2の基端に至る可撓性を有する可撓部8とからなる。
また、先端部6の先端面には、照明窓と観察窓とが隣接して設けてある。照明窓には白色で発光する発光ダイオード(LEDと略記)11が取り付けられている。観察窓には対物光学系12が取り付けられており、その結像位置には撮像素子として例えば電荷結合素子(CCDと略記)13が配置されている。
LED11は、挿入部2内に挿通された駆動線を介して、本体部3内に設けたLED制御部14と接続される。LED11は、LED制御部14から供給されるLED駆動信号により発光し、発光した光を照明窓から外部に出射し、この挿入部2が挿入されたパイプなどの検査対象物の内部を照明する。
照明された部分は、対物光学系12により、CCD13の撮像面にその光学像が結像され、このCCD13により光電変換される。
このCCD13は、挿入部2内に挿通された信号線により、本体部3内部に配置された画像処理部15と接続される。
また、湾曲部7は、図示しない複数の湾曲駒が長手方向に回動自在に連結して構成され、さらに挿入部2内の上下、左右の位置に沿って挿通された図示しない湾曲用ワイヤを駆動用モータを介して牽引/弛緩することにより、湾曲部7を湾曲することが可能となる。湾曲部7の湾曲指示操作は、リモコン5から行うことができる。
上記CCD13は、画像処理部15内部の図示しないCCD駆動回路からCCD駆動信号が印加されることにより、光電変換した信号電荷を画像信号として画像処理部15内部の図示しない画像処理回路に出力する。
この画像処理回路は、ガンマ補正処理、エッジ強調処理、デジタルズーム処理等の画像処理を施し、画像記録・再生部16に出力する。
画像記録・再生部16は、画像処理部15からの画像信号(映像信号)に対し、(a)画像の圧縮し、記録・保存したり、(b)保存されている画像を伸長し、外部表示装置4へ出力したり、グラフィック表示などを実現するための高度な画像処理等を行う。
外部表示装置4には、CCD13により撮像された画像等が表示される。
検査者が、挿入部2をパイプなどの検査対象物の内部に挿入し、外部表示装置4上に表示される画像を確認しながら、所望の検査部位にアクセスするまでの過程においては、挿入部2に、検査対象物との摩擦や衝突等により寿命の低下に影響するようなダメージを与える可能性がある。
これに対応して、本実施例においては、挿入部2には、外部から挿入部2に印加される圧力値を検出する圧力検知手段として、例えば複数の光ファイバセンサ17a〜17pが設けてある。
光ファイバセンサ17a〜17pは、例えば湾曲部7の先端付近から長手方向に所定の間隔で複数配置されると共に、挿入部2の周方向の複数箇所に配置される。図2は、後述する寿命確認を要請する際のメッセージ表示例を示し、この図2においてもメッセージと共に、寿命に達した可能性がある部位を示すために光ファイバセンサ17a〜17pの位置を示している。
図1及び図2の図示例は、挿入部2における上下、左右の4つの湾曲方向において、各湾曲方向における長手方向に4つづつ光ファイバセンサ17a〜17d、17e〜17h、17i〜17l、17m〜17pが配置された場合で示している(図1では、上下方向に配置された光ファイバセンサ17a〜17d、17e〜17hのみを示している)。また、図1及び図2では簡単化のため長手方向の両端のもの(代表的なもの)のみに符号を付している。なお、本発明は、図1等に示した光ファイバセンサ17a〜17pの数や位置に限定されるものでない。
上記光ファイバセンサ17a〜17pは、可撓性を有する挿入部外皮の内側に配置され、圧力値を光学的に検出するセンサ部と、挿入部2の長手方向に沿って挿通され、センサ部で検出した光を導光するファイバ部とからなる。ファイバ部は、先端がセンサ部に、後端が本体部3内に設けた圧力値判定部(若しくは圧力解析部)18にそれぞれ接続される。
各センサ部は、挿入部外皮が外部から押圧されて圧迫されると、その圧迫する圧力値に応じて圧力値判定部18に入力される検出光(圧力検出光と呼ぶ)が変化し、その圧力検出光がファイバ部を経て圧力値判定部18に入力される。そして、圧力値判定部18は、各センサ部により光学的に検出された圧力検出光から電気信号に変換して、後述する閾値と比較して閾値以上の圧力値を判定する。
本実施例では圧力検知手段として、非常に細い光ファイバセンサ17a〜17pを採用することにより、挿入部2の外径が殆ど太くなることなく、細径の挿入部2を実現している。なお、圧力検知手段として、光ファイバセンサ17a〜17pに限らず、例えば半導体で形成された圧力センサ等を採用しても良い。
上記圧力値判定部18は、検出される圧力値が挿入部2を摩耗若しくはある程度以上のダメージを与える程度の値であるか否かを、あらかじめ記憶部19に記憶されている閾値と比較することによりそれを検知(判定)し、その結果を計数部20へ出力する。
このため、記憶部19は、挿入部2の寿命に影響を及ぼす摩耗若しくはダメージを与えるような圧力値が検出されたか否かの比較判定を行うための閾値を記憶する閾値記憶部19aの機能を有する。
この記憶部19は、不揮発性で電気的に書き換え可能なEEPROM或いはフラッシュメモリ等により構成されている。
圧力値判定部18により閾値以上の圧力値が検出された場合、計数部20は、さらにその状態が設定された一定時間に達した場合に、それ以前に検出されたカウント値(計数値)を1つインクリメントする。つまり、計数部20は、閾値以上の圧力値が、一定時間継続する度に、若しくは一定時間継続しないでも断続的に閾値以上の圧力値が一定時間に達する度にカウント値を1つ増大する。
挿入部2における各部位に配置された圧力検知手段による圧力値が閾値以上の場合の印加数を計数するに限らず、さらに一定時間以上検出された場合の状態を計数することにより、挿入部2が受けるダメージの程度及び寿命をより精度良く評価できるようにしている。
計数部20により計数されたカウント値は、メイン制御部21に出力され、メイン制御部21は、記憶部19にそのカウント値を格納する。つまり、記憶部19は、カウント値を記憶するカウント値記憶部19bの機能を有する。このカウント値は、挿入部2が受けたダメージの程度を反映した情報となる。
なお、計数部20は、代表的な各部位に配置された光ファイバセンサ毎にカウントすると共に、記憶部19も各部位に配置された光ファイバセンサにより検出された圧力値が閾値以上でかつ一定時間検出された場合のカウント値を記憶する。
また、計数部20により計数された各部位におけるカウント値は、比較部22にも出力される。
この比較部22には、予め記憶部19に保持されている各部位のカウント値の最大許容値が入力され、この比較部22はこの最大許容値とカウント値を比較し、比較結果をメイン制御部21に出力する。つまり、記憶部19は、最大許容値を記憶する最大許容値記憶部19cの機能を有する。
この最大許容値は、継続して使用できる状態で在るか否か、換言すると挿入部2が寿命に達したか否かの確認若しくは診断を行った方が望ましいという段階の程度までダメージを受けた可能性がある状態を判断するために予め設定された規定値である。
この段階で挿入部2の状態を診断することにより、検査者が寿命を過ぎて挿入部2を内視鏡検査に使用してしまうことを未然に防止できるようにする。
メイン制御部21は、比較部22からの比較結果として、カウント値が最大許容値を上回ったことを示している場合、外部表示装置4に挿入部2の寿命若しくはダメージを確認する必要がある旨のメッセージ表示するよう、画像記録・再生部16を介して外部表示装置4を制御する。外部表示装置4に表示されるメッセージの例を、図2に示す。
図2の表示例では、挿入部2の先端付近の光ファイバセンサ17eが配置された部位において閾値以上の圧力値が最大許容値(図2では規定値)以上検出された場合のメッセージの例を示している。
なお、メイン制御部21はリモコン5が操作された場合、その指示操作に対応して画像記録・再生部16の動作を制御したり、LED制御部14の動作を制御する。また、このメイン制御部21はリモコン5により湾曲の指示操作が行われた場合、図示しない湾曲駆動部を介して湾曲部7の湾曲を制御する。
このような構成の実施例1の内視鏡装置1による動作を、図3を参照して説明する。
検査者(ユーザ)は、内視鏡装置1の図示しない電源スイッチをOFFからONにすると、図1の内視鏡装置1は動作状態になる。
そして、CCD13により撮像された画像が外部表示装置4の表示面に表示されるようになる。検査者は、外部表示装置4の表示面に表示される画像を観察しながら、挿入部2を検査対象物の内部に挿入する。
また、図3のステップS1に示すように本体部3は、メイン制御部21の制御下で初期設定の処理を行う。この初期設定の処理においては、メイン制御部21は、記憶部19に記憶されている閾値を圧力値判定部18に送りセットし、また前回までのカウント値を計数部20に送り、そのカウント値を初期値としてプリセットする。また、メイン制御部21は、最大許容値を比較部22に送り、セットする。
そして、この初期設定の処理の後、ステップS2に示すように、挿入部2に設けられた圧力検知手段としての光ファイバセンサ17a〜17pは、圧力を検出する状態になる。また、圧力値判定部18は、光ファイバセンサ17a〜17p(図3中では単にセンサと略記)による夫々の圧力検出光を光電変換して各圧力検出値の取り込みを開始する。
そして、圧力値判定部18は、各光ファイバセンサの圧力検出値を閾値と比較して、この閾値以上の圧力検出値を検出すると、計数部20に出力する。
ステップS3に示すように計数部20は、圧力値判定部18から閾値以上の圧力検出値が入力されると、この状態が一定時間以上か否かの判定を行う。
例えば、計数部20は、圧力値判定部18から閾値以上の圧力検出値が入力されると、この計数部20は、閾値以上の圧力検出値が入力される時間を(図示しない一定周期のクロックパルスのカウント数から、そのカウント数が一定時間に対応するカウント値以上になったか否かの)判定する。
このステップS3の判定処理において、一定時間以上と判定されない場合には、ステップS2に戻り、ステップS2及びS3の処理を繰り返す。一方、ステップS3の判定処理において、一定時間以上と判定された場合には、ステップS4に進む。
ステップS4において計数部20は、カウント値を1つインクリメントして、そのカウント値を比較部22に出力すると共に、計数部20は、一定時間以上の判定を行うカウント動作をリセットして次のカウント動作に備える。
次のステップS5において比較部22は、計数部20からの各カウント値が、最大許容値以上か否かの判定を行う。各カウント値が、各部位に設定された最大許容値以上でないと判定した場合にはステップS6に示すように検査終了か否かの確認処理を行う。
ステップS6において、検査者により検査の終了指示が行われないと、ステップS2に戻る。ステップS6において、検査者により検査の終了指示が行われた場合には、ステップS7においてメイン制御部21はカウント値を記憶部19に以前のカウント値を更新するように保存(記憶)して、この検査を終了することになる。
そして、次回には、記憶部19に記憶されたカウント値から同様の処理が行われることになる。なお、検査終了の指示操作は、例えばリモコン5から行うことができる。
一方、ステップS5においていずれかの部位に対するカウント値が、最大許容値以上であると判定した場合には、比較部22はその結果をメイン制御部21に送り、ステップS8においてメイン制御部21は、挿入部2の寿命確認を行う要請用メッセージを表示させる処理を行う。
例えば外部表示装置4には、図2に示すようなメッセージが表示される。この表示により、検査者は、挿入部2を検査対象物から引き出す等の検査を速やかに終了する作業を行い、検査終了の指示操作を行うことにより、ステップS7によるカウント値の記憶処理を経て検査を終了する。
そして、検査者は、メッセージ表示に従って、内視鏡装置1における挿入部2及び本体部3を、この内視鏡装置1の開発元のサービスセンター等に発送する。
そして、サービスセンター側における内視鏡装置1の専門家は、図4のステップS11に示すように挿入部2の状態の確認/保守の作業を行う。
つまり、専門家は、挿入部2が継続使用可能か否か、換言すると大きなダメージ或いは寿命に達しているかの確認(診断)及び保守の作業を行う。そして専門家は、継続使用が可能か否かを診断して、不可能な場合には、挿入部2の修理や交換を行う。継続使用可能な場合には修理を行わない。そして、次のステップS12において検査者は、カウント値の最大許容値の再設定および、カウント値のリセット(若しくは再設定)を行なう。
このように本実施例によれば、挿入部2に閾値以上の圧力が加わった回数等から挿入部2の寿命に関する診断をタイムリーに行うことができる。従って、検査者が気づかずに寿命を過ぎた挿入部2により、検査を行ってしまう場合における品質の低下を未然に防止できる。つまり、本実施例によれば、検査の品質を向上することができる。
また、このように挿入部2の寿命に関する診断をタイムリーに行うことにより、挿入部2が簡単な修理、保守を施すことで済む場合が多く、結果的に挿入部2を長期にわたり使用できる状態を維持することが可能になったり、長寿命化することが可能になる。
次に図5を参照して、本発明の実施例2を説明する。図5は本発明の実施例2の内視鏡装置1Bの構成を示す。
図5に示す内視鏡装置1Bは、図1に示す実施例1の内視鏡装置1において、本体部3内に設けられ、メイン制御部21と接続された読出部31と、この読出部31に着脱自在に接続され、本体部3の外部のパーソナルコンピュータ(PCと略記)32とを備えた構成である。
上記PC32は読出部31と接続することにより、メイン制御部21を介して記憶部19に記憶(格納)されているカウント値等の情報を読み出すことができるようにしている。
その他は、実施例1と同様の構成であるが、以下の構成にしても良い。
実施例1においては、圧力値判定部18は、検出される圧力検出値を1つの閾値以上であるか否かの圧力値判定を行っていたが、本実施例ではさらに値の異なる第2閾値を判定用(データ収集用)に設定している。
また、これに対応して、計数部20は、閾値以上の圧力検出値をカウントする第1計数回路の他に、さらに第2閾値以上の圧力検出値の場合をカウントする第2計数回路を備えている。この第2計数回路の第2カウント値は、内視鏡検査の終了時にメイン制御部21を介して記憶部19に、以前の第2カウント値を更新するようにして累積的に記憶(保存)される。なお、記憶部19は閾値と共に、第2閾値も記憶する。
比較部22は実施例1の場合と同様に第1計数回路のカウント値が最大許容値以上であるか否かの比較動作を行う。
この様な構成による本実施例の動作を以下に説明する。
本実施例における動作は図3に示したフローチャートと類似しているので、図3を参照して説明する。
電源スイッチがONにされると図3のステップS1のように初期設定を行う。この初期設定は、実施例1の初期設定の他に記憶部19から第2閾値を読み出して圧力値判定部18に設定すると共に、計数部20の第2計数回路に記憶部19から(前回の検査の終了時に記憶された)第2カウント値を初期値としてセットする。
そして、図3のステップS2以降の処理を開始する。この場合、検出された圧力検出値が閾値以上であるか否かの動作に関しては、図3のステップS2からS8までと同じ動作になる。
これに対して、検出された圧力検出値が第2閾値以上であるか否かの動作に関しては、図3のステップS2からS8において、ステップS5とS8の処理を行わない動作になる(この場合、閾値を第2閾値に、カウント値を第2カウント値に読み替える)。
つまり、S4の処理の後、ステップS6の処理に進み、検査終了するか否かに応じてステップS2或いはステップS7を経て終了する。
本実施例は、検査者に対しては、実施例1と殆ど同様の処理動作を行うことになるが、実施例1の場合よりも、より詳細なデータ収集ができる。従って、本実施例は実施例1と同様の効果を有する他に、以下の効果を有する。
本実施例によれば、PC32により、記憶部19に記憶されているカウント値を読み出し、寿命を迎えるまでに、どれだけのストレス(圧力)が挿入部2に加わったのかをより詳細に確認することができる。
この読み出し結果から、実際の検査でのダメージの程度と寿命との関係に関するデータをサービスセンターに蓄積し、カウント値の最大許容値と挿入部2の寿命の関係をより詳細かつ精度良く判定することができる。
その結果を反映してカウンタ値の最大許容値の補正を行えば、以後のカウンタ値によりダメージの程度を判定する精度が向上し、結果として挿入部2の寿命予測の精度が向上する。
そのほか、本実施例は、蓄積したデータから、判定して記憶部19に保存した情報を内視鏡装置1Bの改良などに利用することもできる。
また、読出部31の出力先をネットワークにすれば、遠隔地から一括して内視鏡装置1Bや挿入部2の寿命管理を行うこともできる。
このほか、内視鏡装置1Bの起動時毎や一定期間ごとに挿入部2のカウント値を外部表示装置4に表示したり、リモコン5の操作で要請がある場合に、今後の寿命予測を外部表示装置4に表示するといった応用が可能である。
ところで、上述した実施例1、2において外部表示装置4として、LCDを使用している。このLCDには、外気温を検出する図示しない温度検知手段を備えており、検出された温度はメイン制御部21へ出力される。
メイン制御部21は、検出された温度を、例えば記憶部19に格納された温度閾値と比較し、この温度閾値よりも低いと判定した場合には、その旨をLCDによる外部表示装置4にて表示させる。
これにより、低温時にLCDの応答性が悪化することにより残像が見えていていたり、低温時に電源を投入してもLCDが点灯しない場合にも、検査者は、LCDの故障ではなく、気温が低いことによることを認識することができる。
また、LCDとして、温度検出手段により検出される気温が低い場合には、電源投入時にすぐにLCDを点灯させる回路を動作させず、内部回路によりLCDが十分温まるだけの時間の経過後、点灯動作を行うことにより、確実な点灯を行えるLCDを用いることもできる。
さらに、LCDによる外部表示装置4に、本体部3のうち特に熱を発生するメイン制御部21等の熱を、熱伝導物体によって伝導して印加し、それによりLCDが温まるまでの時間を短縮することもできる。
また、低温の場合に、電源投入後一定時間経過後もLCDが点灯しない場合、LCDがその旨をメイン制御部21へ出力し、メイン制御部21がインジケータ用のLED33などの表示手段により、低温のためLCDが点灯しない旨を表示させるといった内視鏡装置を、実現することもできる。
また、LCDとして電源投入時に一時的に輝度を上げることにより、野外での視認性を向上させるための操作手段をもつLCDを用いることもできる。
また、LCDとして半透過型または反射型のLCDパネルを用い、メイン制御部21によって装置に対する一定時間以上の操作の有無に応じてLCDパネルのバックライトをON/OFF制御することにより低消費電力化を図った内視鏡装置を構成することもできる。
また、LCDとして半透過型または反射型のLCDパネルを用い、メイン制御部21により、装置に対する一定時間以上の操作のない場合に、LCDの電源OFFする制御を行うとともに、LCDのOFFをインジケータ用LED33(図1,図5参照)によって表示する機能を持つ内視鏡装置を構成することもできる。
また、図1、図5では示していないが、挿入部2の先端側に設けた湾曲部7をモータによる駆動手段の他に手動で、湾曲制御可能な構成とすることもできる。
なお、上述した第2閾値も寿命の判定に用いるようにしても良い。
また、計数部20は、所定の閾値や第2閾値以上の圧力値が検出された時間を計数するようにしても良い。そして、この時間が最大許容値の時間に達した場合に、上述したメッセージを表示する等してユーザに対して、挿入部2の診断を受けるように告知するようにしても良い。なお、第2閾値は、閾値より大きい値、若しくは小さい値でも良いし、両方の場合をカバーする2つの値以上でも良い。
なお、挿入部2に設ける圧力検知手段として、上述した実施例では湾曲部7及び可撓部8の先端側の一部に設けたが、これに限定されるものでなく、例えば可撓部8のより後方側の部分にも設けるようにしても良い。
また、先端部7は硬質部分であるので、湾曲部7等よりは損傷を受けにくいが、この部部分にも圧力センサ等を設けるようにして、ダメージの程度若しくは寿命を評価できるようにしても良い。
また、上述した実施例においては挿入部2の基端が本体部3に接続された工業用内視鏡装置の場合で説明したが、挿入部を有する内視鏡が本体部に類似したカメラコントロールユニット(CCUと略記)に着脱自在に接続される医療用の内視鏡を採用した内視鏡装置の場合に適用することもできる。
[付記]
1.請求項1において、前記圧力検知手段は、前記内視鏡挿入部における長手方向及び周方向の複数箇所にそれぞれ設けられる。
2.請求項1において、前記圧力値判定手段は、前記圧力検知手段で検知された圧力値が互いに異なる複数の圧力値以上か否かの判定を行う。
挿入部に、外部から設定された閾値以上の大きさの圧力値が加わった回数を判定することにより、挿入部が受けるダメージの程度をより適切に評価し、これにより寿命をより適切に評価する。そして、寿命を過ぎて検査を行うことによる品質の低下を防止する。
本発明の実施例1の内視鏡装置の全体構成を示すブロック図。 カウント値が最大許容値(規定値)を超えた場合のメッセージ表示例を示す図。 光ファイバセンサによる圧力検出によりダメージを受けたか状態か否かの判定を行う動作のフローチャート。 サービスセンター側での挿入部の状態の診断を行う動作のフローチャート。 本発明の実施例2の内視鏡装置の全体構成を示すブロック図。
符号の説明
1…内視鏡装置
2…挿入部
3…本体部
4…外部表示装置
5…リモートコントローラ(リモコン)
7…湾曲部
13…CCD
15…画像処理部
16…画像・記録メイン制御部
18…圧力値判定部
19…記憶部
20…計数部
21…メイン制御部
22…比較部

Claims (6)

  1. 照明窓及び観察窓が設けられた細長の内視鏡挿入部と、
    前記内視鏡挿入部の長手方向に所定の間隔で複数配置されると共に、前記内視鏡挿入部の周方向の複数個所に配置され、外部からの圧力を検知する圧力検知手段と、
    検知した圧力の値が所定の閾値以上かを、前記圧力検出手段を配置した部位毎に判定する圧力値判定手段と、
    前記圧力値判定手段による結果を受け前記閾値以上の圧力の印加数を、前記圧力検出手段を配置した部位毎に計数する計数手段と、
    前記閾値及び前記計数手段により計数された前記圧力検出手段を配置した部位毎の計数値を記憶する記憶手段と、
    を具備することを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記記憶手段は、前記内視鏡挿入部のダメージ若しくは寿命確認用に設定された規定値をさらに記憶しており、
    前記記憶手段に記憶された計数値が上記記憶手段に記憶された規定値を超えたか否かを、前記圧力検出手段を配置した部位毎に比較する比較手段をさらに備え
    何れかの部位の計数値が前記規定値を超えた場合に、寿命確認要請メッセージを表示することを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
  3. 何れかの部位の計数値が前記規定値を超えた場合に、前記寿命確認要請メッセージの表示に加えて、さらに規定値を超えた部位を示す表示を行うことを特徴とする請求項2記載の内視鏡装置。
  4. 前記計数手段は、閾値以上の圧力が検知された時間が設定された時間に達した場合に前記印加数として計数することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つの請求項記載の内視鏡装置。
  5. 前記記憶手段に記憶された計数値を読み出して外部へ出力する読出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1つの請求項記載の内視鏡装置。
  6. 内視鏡挿入部による検査開始時には前記記憶手段に記憶された前記計数値を計数手段にプリセットし、検査終了時には前記計数手段による計数値を前記記憶手段に、以前の計数値を更新するように記憶させる制御を行う制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1つの請求項記載の内視鏡装置。
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