JP4918087B2 - Dslシステムにおける擬似使用 - Google Patents

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Description

本発明は概して、デジタル通信システムを管理するための方法、システム及び装置に関する。
[関連出願の相互参照]
本願は、その開示がすべての目的で全体として参照することにより本書に組み込まれている、DSLシステムにおける擬似使用(PHANTOM USE IN DSL SYSTEMS)と題される2005年5月9日に出願された米国仮出願番号第60/678,977号(代理人整理番号第0101−p15p号)の米国特許法第119条(e)の元での優先権の利点を主張する。
[簡単な概要]
本発明は、DSLの無線誘導(vectored)バインダ内の既存の個別に駆動されたDSL下り信号を強化するために擬似(phantom)モード信号を重畳するための手段である。本発明の代替実施形態は、異なって励起されたツイストペアのバインダ内の上り無線誘導信号の擬似モードダイバーシティ強化を提供する。本発明は、本質的に、以前のGDSLマルチワイヤ両面励起発明の余分な伝送モードを、調整がバインダの片面でのみ発生することがある場合に拡大する。
本質的に各ペアはアースグランドに関して1本の共通モードアンテナとして扱われ、共通の(アースまたはシャーシ)グランド基準に関して送信端にあるトランス中心タップで選択的に励起されるペアもある。他方の非励起ペア上の対応する受信機は、それらの中心タップと、励起側送信機に対して回線の両端にあるグランドの間で信号を感知する。ハイブリッド回路を用いた二重使用により、受信側回路も隣接するワイヤの反対側の中心タップに上り送信機と上り感知受信機を有することができる。
本発明のいくつかの実施形態では、擬似モード信号通信システムは、送信アンテナとして動作するように構成された第1の通信回線と、受信アンテナとして動作するように構成された第2の通信回線とを有する。擬似モード信号通信システムは、第1の通信回線が第1の端部に中心タップ、及び第2の端部に中心タップを有する第1のDSLループとなるように実現することができ、第1のループの第1の端部の中心タップは、それに結合される励起電圧発生器を有し、さらに第1のループの第2の端部の中心タップは、それに結合される開回路を有する。その結果、第2の通信回線は、第1の端部に中心タップと、第2の端部に中心タップを有する第2のDSLループとなることがあり、第2のループの第1の端部の中心タップは、それに結合される開回路を有し、さらに第2のループの第2の端部の中心タップは、第2のループの第2の端部の中心タップをグランドに接続するインピーダンスを有する。第1のDSLループの第1の端部の中心タップに励起電圧を印加すると、第2のDSLループインピーダンスに放送され、これによって受信される擬似モード信号が発生する。
本発明の追加の詳細及び利点は以下の詳細な説明および関連する図に示される。
本発明は、類似する参照番号が類似する構造要素を示す添付図面と併せて、以下の詳細な説明によって容易に理解される。
本発明の以下の詳細な説明は、本発明の1つまたは複数の実施形態に関するが、このような実施形態に限定されない。本詳細な説明は、むしろ説明に役立つことだけを目的とする。本発明はこれらの限定されている実施形態の範囲に留まらないので、当業者は、図に関して本書に示されている詳細な説明が説明のために提供されていることを容易に理解する。
本発明の実施形態は、データ伝送容量を追加するため、及び/または既存の通信を強化するために通信システム内での擬似回線(phantom line)の使用を実現する。本発明の実施形態が使用されてよい通信システムは、本開示を読んだ後に当業者によって理解されるように、ADSLシステム、VDSLシステム、または本発明が実用的である任意の他の通信システムであってよい。
さらに詳細に後述されるように、本発明の1つまたは複数の実施形態を実現する擬似モード(phantom-mode)信号制御部が、コントローラ(例えば、DSL最適化装置、動的スペクトルマネージャ、またはスペクトル管理センタ内での、あるいはDSL最適化装置、動的スペクトルマネージャ、またはスペクトル管理センタとしての)の一部となることがある。コントローラ及び/または擬似モード信号制御部はどこにでも配置できる。いくつかの実施形態では、コントローラ及び/または擬似モード信号制御部はDSL COに常駐している。他の場合では、それらはCOの外部に位置するサードパーティによって運用されてよい。また、それらはCOを所有しているが、COから物理的に遠い(そして結合されている)場所にいるサービスプロバイダによって運用されてもよい。本発明の実施形態と関連して使用できるコントローラ及び/または擬似モード信号制御部の構造、プログラミング及び他の特定の特長は、本開示を検討後に当業者に明らかになる。
DSL最適化装置、動的スペクトル管理センタ(DSMセンタ)、「スマート」モデム及び/またはコンピュータシステム等のコントローラは、本発明の多様な実施形態に関連して説明されるような操作データ及び/または性能パラメータ値を収集し、分析するために使用できる。コントローラ及び/または他の構成要素は、コンピュータによって実現される装置、または装置の組み合わせである場合がある。いくつかの実施形態では、コントローラはモデムから遠く離れた場所にある。他の場合では、コントローラは、モデム、DSLAM、または他の通信システム装置に直接的に接続される装置としてモデムの一方または両方と配置され、このようにして「スマート」モデムを作成してよい。用語「結合される」及び「接続される」等は、本書では2つの要素及び/または構成要素間の接続を説明するために使用され、適宜、直接的に、または例えば1つまたは複数の介在要素を介して、もしくは無線接続を介して間接的に結合されることを意味することが目的とされる。
本発明の実施形態の以下の例のいくつかは例示的な通信システムとして無線誘導(vector)されるADSLシステム及び/またはVDSLシステムを使用する。これらのDSLシステム内では、特定の規約、規則、プロトコル等が例示的なDSLシステムの動作、及びシステムのカスタマ(「ユーザ」とも呼ばれる)及び/または装置から入手できる情報及び/またはデータを説明するために使用されてよい。しかしながら、当業者によって理解されるように、本発明の実施形態は、多様な通信システムに適用されてよく、本発明は特定のシステムに限定されない。
多様なネットワーク管理要素は、ADSL及びVDSL物理層リソースの管理のために使用され、この場合要素は、集合的にまたは個別端(individual end)でのどちらかでのADSLまたはVDSLのモデムペアの中のパラメータまたは機能を指す。ネットワーク管理フレームワークは、それぞれがエージェントを含む、1つまたは複数の被管理ノードから成る。被管理ノードは、ルータ、ブリッジ、スイッチ、モデムまたはその他であり得る。多くの場合マネージャとも呼ばれている少なくとも1つのNMS(Network Management System:ネットワーク管理システム)が、被管理ノードを監視、制御し、通常は一般的なPCまたは他のコンピュータに基づいている。ネットワーク管理プロトコルは、管理情報及びデータを交換するためにマネージャとエージェントによって使用される。管理情報の単位は、オブジェクトである。関連するオブジェクトの集合体が、管理情報ベース(MIB:Management Information Base)として定義される。
図1は、多様なADSLシステムとVDSLシステムに適用され、当業者に周知であり、本発明の実施形態が実現できるG.997.1規格(G.ploam)による参照モデルシステムを示している。このモデルは、すべてが結合(bonding)あり及び結合なしで、G.991.1規格とG.991.2 SHDSL規格だけではなく、ADSL1(G.992.1)、ADSL−Lite(G.992.2)、ADSL2(G.992.3)、ADSL2−Lite(G.992.4)、ADSL2+(G.992.5)、VDSL1(G.993.1)、及び新出現のVDSL規格の他のG.993.x等の分裂(splitters)を含むまたは含まないことがある多様な規格を満たすADSLシステム及びVDSLシステムに適用される。これらの規格、その変形、及びG.997.1規格に関連するその使用は、すべて当業者に周知である。
G.997.1規格は、G.997.1に定められている明確な埋め込み操作チャネル(EOC:embedded operation channel)、及びG.99x規格に定められているインジケータビットとEOCメッセージの使用に基づいて、ADSL伝送システムとVDSL伝送システムの物理層管理を規定している。さらに、G.997.1は、構成、障害及び性能の管理のためのネットワーク管理要素コンテンツを規定する。これらの機能を実行する際に、システムは、アクセスノード(AN:access node)で入手でき、ANから収集できる種々の操作データを活用する。DSLフォーラムのTR−069報告書は、MIB、及びどのようにしてそれがアクセスされる可能性があるのかも示している。図1では、カスタマの端末装置(TE:terminal equipment)110がホームネットワーク112に結合され、ホームネットワーク112はネットワーク終端装置(NT:network termination unit)120に結合される。ADSLシステムのケースでは、NT120はATU−R122(例えば、ADSL規格及び/またはVDSL規格の1つによって定義されている、トランシーバとも呼ばれることもあるモデム)または任意の他の適切なネットワーク終端モデム、トランシーバ、または他の通信装置を含む。VDSLシステムにおける遠隔装置は、VTU−Rであろう。当業者によって理解され、本書に説明されているように、各モデムは、それが接続される先の通信システムと通信し、通信システムにおけるモデムの動作の結果として操作データを生成し得る。
NT120は、管理エンティティ(ME:management entity)124も含む。ME124は、任意の適用可能な規格及び/または他の基準によって必要とされるように、実行できるマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、またはファームウェアもしくはハードウェアの中の回路状態機械等の任意の適切なハードウェア装置である場合がある。ME124は性能データを収集し、性能データをMIBに記憶する。MIBは、各MEによって維持されている情報のデータベースであり、SNMP(Simple Network Management Protocol)、管理者コンソール/プログラムに対して提供するためにネットワーク装置から情報を収集するために使用される管理プロトコル等のネットワーク管理プロトコルを介して、あるいはTL1コマンドを介して、アクセスすることができる。TL1は、電気通信ネットワーク要素間で応答及びコマンドをプログラミングするために使用される、長く確立されているコマンド言語である。
システム内の各ATU−Rは、COまたは他の上り(upstream)及び/または中心位置にあるATU−Cに結合される。VDSLシステムでは、システム内の各VTU−Rは、COまたは他の上り及び/または中心位置(例えば、ONU/LT、DSLAM、RT等の任意の回線終端装置)にあるVTU−Oに結合される。図1では、ATU−C142は,
CO146内のアクセスノード(AN)140に位置している。AN140は、当業者によって理解されるように、DSLAM、ONU/LT、RT等のDSLシステム構成要素であってよい。ME144は、同様にATU−C142に関する性能データのMIBを維持する。AN140は、当業者によって理解されるように、ブロードバンドネットワーク170または他のネットワークに結合されてよい。ATU−R122及びATU−C142は、ADSL(及びVDSL)の場合では通常、他の通信サービスも搬送する電話ツイストペアであるループ130によってともに結合される。
図1に示されているインタフェースのいくつかは、操作データ及び/または性能データを決定し、収集するために使用できる。図1のインタフェースが別のADSL及び/またはVDSLシステムのインタフェース方式と異なる範囲まで、システムは周知であり、差異が当業者に既知であり、明らかである。Qインタフェース155は、オペレータのNMS150とAN140内のME144の間にインタフェースを提供する。G.997.1規格に指定されているすべてのパラメータは、Q−インタフェース155で適用する。ME144でサポートされている近端パラメータは、ATU−C142から引き出され、一方、ATU−R122からの遠端パラメータは、Uインタフェース上の2つのインタフェースのどちらかによって引き出すことができる。埋め込みチャネル132を使用して送信され、PMD層で提供されるインジケータビット及びEOCメッセージは、ME144で必要とされるATU−R122を生成するために使用できる。代わりに、OAM(Operations、Administrations及びManagement)チャネル及び適切なプロトコルは、ME144によって要求されるとATU−R122からパラメータを取り出すために使用できる。同様に、ATU−C142からの遠端パラメータは、Uインタフェース上の2つのインタフェースのどちらかによって引き出すことができる。PMD層で提供されるインジケータビットとEOCメッセージは、NT120のME124内の必要とされるATU−C142パラメータを生成するために使用できる。代わりに、OAMチャネル及び適切なプロトコルが、ME124によって要求されるとき、ATU−C142からパラメータを取り出すために使用できる。
U−インタフェース(本来、ループ130である)では、2つの管理インタフェース、つまりATU−C142(U−Cインタフェース157)でのインタフェースと、ATU−R122(U−Rインタフェース158)でのインタフェースがある。インタフェース157は、U−インタフェース130上で取り出すために、ATU−R122のための、ATU−C近端パラメータを提供する。同様に、インタフェース158は、U−インタフェース130上で取り出すために、ATU−C142のためのATU−R近端パラメータを提供する。適用するパラメータは、使用されているトランシーバ規格(例えば、G.922.1またはG.922.2)に依存し得る。
G.997.1規格は、U−インタフェース全体でのオプションのOAM通信チャネルを指定する。このチャネルが実現される場合、ATU−CとATU−Rペアは、物理層OAMメッセージを運ぶためにそれを使用してよい。このようにして、このようなシステムのトランシーバ122、142は、それぞれのMIB内に維持されている多様な操作データと性能データを共用する。
1998年3月付けの、ADSLフォーラム(ADSL Forum)からの「ADSLネットワーク要素管理(ADSL Network Element Management)」と題されているDSLフォーラム技術報告書TR−005の中で、ADSL NMSに関するさらに多くの情報を見つけることができる。また、2004年5月付けの「CPE WAN管理プロトコル(CPE WAN Management Protocol)と題されるDSLフォーラム技術報告書TR−069。最後に、2004年5月付けの「LAN側DSL CPE構成仕様書(LAN−Side DSL CPE Configuration Specification)」と題されるDSLフォーラム技術報告書TR−064。これらの文書は、CPE側管理のためのさまざまな状況に対処し、その中の情報は当業者にとって周知である。VDSLについてのさらに多くの情報は、すべてが当業者にとって既知である、複数のDSLフォーラムの進行中のワーキングテキストだけではなく、ITU規格G.993.1(「VDSL1」と呼ばれることもある)、及び新生のITU規格G.993.2(「VDSL2」と呼ばれることもある)に掲載されている。例えば、追加情報は、「VDSLネットワーク要素管理(VDSL Network Element Management)」(2003年2月)と題されているDSLフォーラムの技術報告書TR−057(以前はWT−068v5)、及びVDSL1要素とVDSL2MIB要素のためのITU規格G.997.1の新生の改訂において、またはATIS北米ドラフト動的スペクトル管理報告書(ATIS North American Draft Dynamic Spectrum Management Reprot)NIPP−NAI−2005−031においてだけではなく、「FS−VDSL EMSからNMSインタフェース機能要件(FS−VDSL EMS to NMS Interface Functional Requirements)」(2004年3月)でも入手できる。
ADSL内の同じ回線カードで終端することは、VDSLと比べて、同じバインダ(binder)を共用する回線にとってあまり普通ではない。しかしながら、xDSLシステムの以下の説明は、同じバインダ回線の共通の終端が実行される可能性があるため(特に、ADSLとVDSLの両方を扱う、より新しいDSLAMにおいて)、ADSLに拡張されてよい。多くのトランシーバペアが動作している、及び/または使用可能であるDSLプラントの典型的なトポロジでは、各加入者ループの一部がマルチペアバインダ(またはバンドル(bundle))の中の他のユーザのループと一緒に配置される。加入者宅内機器(CPE)の非常に近くの台座(pedestal)の後、ループはドロップワイヤ(drop wire)の形を取り、バンドルを出る。したがって、加入者ループは、2つの異なる環境を行き来する。ループの一部はバインダの内部に位置してよく、そこではループは外部の電磁干渉からときどき遮蔽されているが、漏話(crosstalk)にさらされる。台座の後、このペアがドロップ(drop)の大部分について他のペアから遠いときには、ドロップワイヤは多くの場合漏話による影響を受けないが、ドロップワイヤが遮蔽されていないために、伝送が電磁干渉によってさらに大幅に害されることもある。多くのドロップは、それらの中に2本から8本のツイストペアを有し、家庭への複数のサービスまたはそれらの回線の結合(単一サービスの多重化及び逆多重化)の状況では、追加のかなりの漏話がドロップセグメントのこれらの回線間で発生することがある。
一般的で例示的なDSL配備のシナリオは、図2に示されている。合計(L+M)人のユーザ291、292のすべての加入者ループは、少なくとも1つの共通バインダを通過する。各ユーザは、専用回線を通して電話局(CO:central office)210、220に接続される。しかしながら、各加入者ループは、異なる環境と媒体を通過する可能性がある。図2では、L人のカスタマまたはユーザ291が、光ファイバ213と、一般的にはファイバツーザキャビネット(FTTCab)またはファイバツーザカーブと呼ばれるツイスト銅ペア217の組み合わせを使用してCO210に接続される。CO210内のトランシーバ211からの信号は、それらの信号をCO210および光ネットワーク装置(ONU)218内の光回線端末212及び光ネットワーク端末215によって変換させる。ONU218内のモデム216は、ONU218とユーザ291間の信号用のトランシーバとして動作する。
CO210、218、及びONU220(他だけではなく)等の場所で共同終端するユーザの回線は、無線誘導等の調整された様式で操作されてよい。無線誘導通信システム(例えば、無線誘導されたADSLシステム及び/またはVDSLシステム)では、信号の調整と処理を達成できる。下り無線誘導(downstream vectoring)は、複数の回線のDSLAMまたはLTからの送信信号が共通のクロック及びプロセッサと共同生成されるときに発生する。このような共通クロック付きのVDSLシステムでは、ユーザ間の漏話と、データレート及び/または信頼性を高めるために本発明で使用される有用な漏話擬似(crosstalk-phantom)信号と、がトーンごとに別々に発生する。したがって、多くのユーザのための下りトーンのそれぞれは、共通ベクトル送信機によって独立に生成できる。同様に、共通クロックおよびプロセッサが複数の回線の信号を共同受信するために使用されるときに、上り無線誘導(upstream vectoring)が発生する。このような共通クロックを備えたVDSLシステムでは、ユーザ間の漏話と、データレート及び/または信頼性を高めるために本発明で使用される有用な漏話擬似信号は、トーンごとに別々に発生する。したがって、多くのユーザ向けの上りトーンのそれぞれは、共通ベクトル受信機によって独立に処理できる。
残りのM人のユーザ292のループ227は、銅ツイストペアだけであり、ファイバーツーザイクチェンジ(FTTEx:Fiber to The Exchange)と呼ばれるシナリオである。可能なとき及び経済的に実現可能であるときにはいつでも、これが加入者ループの銅部分の長さを削減し、その結果として達成可能なレートを増やすので、FTTCabはFTTExよりも好ましい。FTTCabループの存在は、FTTExループに対して問題を引き起こすことがある。さらに、FTTCabは、将来、ますます人気のトポロジになることが予想されている。この種のトポロジは、かなりの漏話干渉につながり、多様なユーザの回線が、それらが動作する特定の環境に起因する、異なるデータ搬送能力と性能能力を有することを意味してよい。トポロジは、ファイバによって送られる「キャビネット」回線と交換回線とが同じバインダ内で混合できるほどである。
図2で示すように、CO220からユーザ292への回線は、CO210とユーザ291の間の回線によって使用されないバインダ222を共用する。さらに、別のバイダ240が、CO210とCO220及びそれらのそれぞれのユーザ291、292への/からのすべての回線に共通である。図2では、遠端漏話(FEXT:far end crosstalk)282と近端漏話(NEXT:near end crosstalk)281は、CO220で配置される回線227の内の少なくとも2つに影響を及ぼすとして描かれている。
当業者によって理解されるように、これらの文書に説明されている操作データ及び/またはパラメータの少なくとも一部は、本発明の実施形態に関連して使用できる。さらに、システム説明の少なくとも一部は、同様に本発明の実施形態に適用できる。DSL NMSから入手できる多様なタイプの操作データ及び/または情報は、そこで発見できる。他は当業者に既知である場合がある。
図3Aは、下り擬似モード(phantom mode)の励起を描き、大規模な長いアンテナ310に本質的に同等として片側のケースでこのモードを表示する。長いシステムの両方のワイヤ312は、擬似成分(phantom component)を等しく搬送し、2本のワイヤ312は、アンテナ310を備える1本の(さらに幅広の)ワイヤと見なすことができるであろう。図3Bは、アンテナ310から信号を受信するのに十分近いワイヤ392から構成される受信アンテナ390を示し、例えばワイヤ392はワイヤ312とバインダを共用し、図3Aの送信アンテナ310に近いと推定される。
図3Cは、ワイヤ312、392の各ペアをそれぞれ1本の回線310、390として再描画し、送信回線と受信回線両方をアンテナとして見る。「ハイブリッド」回路340を用いて送信方向と受信方向で電流を分離することが可能であるため(あるいは完全ではない場合には、エコーキャンセラを使用することで)、回線1の下り送信アンテナ310は、回線2の送信アンテナ390からの擬似信号用の上り受信アンテナとして見ることもできる。(多様な理由から、回線1のクライアント/ユーザ側を終端し、回線2の下り擬似信号も受信するためにそれを使用しようとすることは、実際的ではない可能性があり、逆の場合も同じである)。このようなケースでは、回線は2つのグループ、つまり下り伝送(そして結果的に逆方向上り経路の受信)に使用されるものと、上り伝送及び結果的に下り受信のためのものとに分割できる。
多くの通信システム(例えば、ADSLシステムとVDSLシステム)は、多重入出力チャネルを特徴付けるマトリクスチャネルHを有する。そのチャネルは、本発明の実施形態を使用するシステムでも明らかである場合がある。このようなシステムでは、U本の調整された回線がある。図3Aから図3Cに示されている、考えられる擬似転送だけではなく、通常の差動転送のそれぞれは、適応的に測定できる。本開示の目的のため、回線の「接続側」は、ハイブリッド回路(または本発明の任意の他の実施形態)が使用される回線の側である。したがって、本発明のいくつかの実施形態に従って、ファントム(phantom)用のハイブリッドは、その同じ回線の他方の側(「非接続側」)では使用されない。これらの実施形態に従って、その接続側はLT/CO/DSLAM側またはCPE側のどちらかである場合があるが、同じ回線で両方ではない。最高Ldownまでのファントムが、LT接続側での下り伝送に使用されてよく、その結果U−LdownファントムをCPE側の接続(すなわち、上り伝送)のために残す。この場合、Ldown=1,...,U−1である。ハイブリッド回路を相応して中にまたは外に切り替えることによって、任意の回線上の接続側と呼ばれる側を変更することは、常に可能である。いったんすべての転送が測定されると、考えられる接続側構成のすべてのために、すべての考えられる転送を含む、さらに大きな2U×2Uのマトリックスが形成できる。下りマトリックスHdownは、以下に示されるように4U×Uパーツに構造化される可能性がある。
Figure 0004918087
「diff」つまり差動部分は常に存在し、差動励起された伝送及び対応する漏話の通常のモードに対応する。LT接続列(最後のU列)は接続側としてのLTの使用に対応し、したがってLT側で下り伝送を有する。これらの列のいずれかでは、各行エントリが、対応する擬似入力からの出力に対応する。この行が上部Uにある場合には、信号はファントムから差動信号下りへの漏話を表す(このような漏話は、それがどのようにして使用されるのかに応じて有用または有害である場合がある)。このような漏話は、その総合的な規模という点で電話回線のほぼバランスであろう(そして主な回線転送及び差動から差動回線の場合のFEXT信号のサイズでは中間)。
CPE接続行(下部U行)は、CPEを接続側として備えるシステムを表し、したがって下り受信機をCPE側として有する。各行は1つのこのような下り受信機に相当する。各行の第1のU個のエントリは、差動励起されたモードから、この行に対応する擬似受信機の中への漏話に相当する。任意の行の最後のU個のエントリは、擬似励起から受信される信号に対応する。いったん接続側が決定されると、少なくとも1つの行と1つの列であって、U−1を超えない行とU−1を超えない列とが排除される必要がある。この排除によって、合計U個のファントムを(上りまたは下りのどちらかで)使用できるようになる。「擬似漏話(phantom crosstalk)」の右下のU×Uマトリックスは、送信アンテナまたは受信アンテナのどちらかに対するねじり(ツイスト)保護を有さないため、非対角線の項(terms)でかなりの漏話項(回線近接に応じて)を表すことができるであろう。回線は本発明のアーキテクチャでそれ自体に共通モードで送信できないため、この右下「擬似漏話」マトリックスの対角線の項はすべてゼロである。
カリフォルニア州、レッドウッドシティー(Redwood City,California)のアダプティブスペクトラムアンドシグナルアラインメント社(Adaptive Spectrum and Signal Alignment,Inc.)によって発明された順序付けアルゴリズム、またはその他のアルゴリズムは、下り伝送に、つまりLT接続セットにLdown回線を割り当てるために使用できる。i番目の回線がCPE接続セット内にある場合に、擬似モード可能性をi=1,...,Uから番号付けすると、LT接続セット(最後のU個の列)内のi番目の列が削除され、CPE接続セット(最後のU個の行)のi番目の行が保たれる。この番号付け割り当ての完了時、マトリックスHdownのサイズが、(2U−Ldown)×(U+Ldown)マトリックスに縮小される。DSL及び他の通信システムにおいて、Hマトリックスに対処するまたはHマトリックスを処理する任意の他の技法は、通常、本発明による拡大されたHマトリックスに適用されてよく、当業者によって理解されるようにその異常な次元(dimension)特性に留意する。
同様に、CPE−接続及びLT−接続が所定の位置で逆にされることを除き、元は2U×2Uであり、Hdownのような四象限構造を有するマトリックスHupがある。
Figure 0004918087
downのi番目の列が排除されると、Hupのi番目の行は対応して排除される。同様に、Hdownのi番目の行が保たれると、Hupのi番目の列は対応して保たれる。結果は、(U+Ldown)×(2U−Ldown)マトリックスである、サイズが縮小されたHupとなる。DSL及び他の通信システムのHマトリックスに対処するまたはHマトリックスを処理する任意の他の技法は、通常、本発明による拡大されたHマトリックスに適用されてよく、当業者によって理解されるようにその異常な次元特性に留意する。本発明を使用することができるようなシステムに適用可能なチャネルマトリックスの処理、操作、使用等が、前述されたHdownとHupに適用されてよい。同様に、当業者によって理解されるように、これらのマトリックスのいくつかは、必要に応じて擬似容量を最大限利用するために下りチャネルまたは上りチャネルに割り当てられてよい。
本発明のいくつかの実施形態は、バインダの使用済み回線のいくつかをアースグランドに接地させると、残りのアンテナの間にさらに大きな漏話モードが起こることを認識する。これは、事実上、励起する接続側トランス(たとえ差動が使用されていなくても)の中心タップに0電圧を印加することに相当する―この場合トランス出力側巻き線がグランドに最良に使用される。すべての擬似電圧のために出力トランス側の回線を励起すること(そしてCPE接続位置でのその回線側で受信すること)が可能である場合があるが、これはグランドでないときに実際に隔離/安全性の欠陥を生じさせることがある。回線の接地は、他の擬似モードのアンテナ転送特性をおそらく改善するものとして当業者によって理解される。
また、本発明の実施形態は、下りに使用されるペア間の擬似転送がそれらの同じ回線全体での上り受信のために擬似ハイブリッド回路を使用して分離できるように、双方向で動作できる。擬似ハイブリッド回路は、当業者に周知のハイブリッド回路と基本構造で類似し、差動接続での下り信号と上り信号の分離に使用されるであろう。しかしながら、擬似ハイブリッドは、代わりに、VTU−O(またはATU−C)側で、中心タップと擬似ソース(下り)およびロード(上り)のための選択されたグランドの間で接続するであろう。同様に擬似ハイブリッドは、VTU−R(またはATU−R)側(別の回線上)で、中心タップと擬似ソース(上り)およびロード(下り)のために選択された接地の間で接続するであろう。
図4Aに示されている本発明の一実施形態に従って、擬似モード信号制御部400は、ユーザ及び/または1人または複数のシステムオペレータまたはプロバイダが、システムを操作し、おそらくシステムの使用を最適化するのを支援するコントローラ410(例えば、DSL最適化装置、DSMサーバ、DSMセンタまたは動的スペクトルマネージャとして、あるいはそれらとともに機能する装置)等のDSLシステムに結合される独立したエンティティの一部であってよい。(DSL最適化装置は、動的スペクトルマネージャ、動的スペクトル管理センタ、DSMセンタ、システム維持センタ、またはSMCと呼ばれてもよい。)いくつかの実施形態では、コントローラ410は、多くのDSL回線をCOまたは他の場所から操作するILECまたはCLECであってよい。図4Aの破線446から分かるように、コントローラ410は、CO146内にあってよく、あるいはCO146の外部にあり、CO146及びシステム内で動作する任意の企業から独立してよい。さらに、コントローラ410は、複数のCO内でDSL及び/または他の通信回線に結合されてよく、及び/またはDSL及び/または他の通信回線を制御していてよい。
擬似モード信号制御部400は、収集手段420として識別されるデータ収集部と、解析手段440として識別される解析部とを含む。図4Aで分かるように、収集手段420は、NMS150に、AN140でME144に、及び/またはME144によって維持されるMIB148に結合されてよく、その内のどれかまたはすべてが例えばADSLシステム及び/またはVDSLシステムの一部であってよい。データは、ブロードバンドネットワーク170を通して(例えば、TCP/IPプロトコルまたは他のプロトコルまたは所与のDSLシステム内での通常の内部データ通信の外部の手段を介して)収集されてもよい。これらの接続の1つまたは複数により、擬似モード信号制御部は、システムから操作データを収集できる。データは、一度に、または経時的に収集されてよい。場合によっては、収集手段420は、要求に応じてまたは任意の他の非周期的な基準で(例えば、DSLAMまたは他の構成要素が状態遷移制御部にデータを送信するとき)データを収集できるが、それは周期的に収集し、このようにして所望される場合に擬似モード信号制御部400がその情報、動作等を更新できるようにする。手段420によって収集されるデータは、解析、及び擬似モード信号を使用してデータを送信するために使用されている1本または複数の通信回線の動作に関する任意の決定のために、解析手段440に提供される。
図4Aの例示的なシステムでは、解析手段440は、DSLAM、モデム及び/またはコントローラ410内で信号発生手段450を操作するシステムに結合される。この信号発生器450(例えば、コンピュータ、プロセッサ、ICまたはシステムもしくはこのような装置の構成要素)は、命令信号を生成し、モデム及び/または通信システムの他の構成要素(例えば、ADSL及び/またはVDSLトランシーバ、及び/または他の装置、システム内の構成要素他)に送信するように構成される。命令は、上りまたは下りの伝送または受信状態へのループの割り当て、ハイブリッド装置動作、または許容できるデータレート、送信電力レベル、コーディング要件と待ち時間要件等に関する他の命令を含んでよい。命令は、コントローラ410が通信システムにおける1つまたは複数のループでの擬似モード信号動作の可用性及び適合性を決定した後に生成されてよい。
本発明の実施形態は、収集されたデータ、擬似モード信号を使用した過去の動作等に関するデータのデータベース、ライブラリ、または他のデータ集合体を活用できる。参照データのこの集合体は、例えば、図4Aのコントローラ410内のライブラリ448として記憶され、解析手段440及び/または収集手段420によって使用されてよい。本発明のいくつかの実施形態では、擬似モード信号制御部400は、PC、ワークステーション等の1台または複数のコンピュータで実現されてよい。当業者によって理解されるように、収集手段420と解析手段440は、ソフトウェアモジュール、ハードウェアモジュール(例えば、1台または複数のコンピュータ、プロセッサ、IC等、あるいはこのような装置に基づいたシステムまたは構成要素)あるいは両方の組み合わせであってよい。多数のモデムと連動するとき、収集されるデータの量を管理するためにデータベースが導入、使用されてよい。
本発明の別の実施形態は、図4Bに示されている。DSL最適化装置465は、そのどちらかまたは両方が電気通信企業(「電話会社」)の構内495にあってよい、DSLAM485または他のDSLシステム構成要素上で、及び/またはDSLAM485または他のDSLシステム構成要素と関連して動作する。DSL最適化装置465は、DSL最適化装置465のために、及びDSL最適化装置465に対して、操作データを収集し、アセンブルし、調整し、操作し、及び供給することができるデータモジュール480を含む。モジュール480は、PC等の1台または複数のコンピュータで実現できる。モジュール480からのデータは、解析(例えば、通信回線の所与のペアについて擬似モード信号動作の可用性、既存の擬似モード信号動作の修正等を決定する)のためにDSMサーバモジュール470に供給される。また、情報は、電話会社に関連してよい、または関連していなくてよいライブラリまたはデータベース475から入手可能であってもよい。
擬似モード信号動作を実現、修正、及び/または中止するために、動作セレクタ490が使用されてよい。当業者によって理解されるように、このような決定は、DSMサーバ470によって、または任意の他の適切な方法によって下されてよい。セレクタ490によって選択される操作モードは、DSLAM485及び/または任意の他の適切なDSLシステム構成要素装置で実現される。このような装置は、加入者宅内機器499等のDSL装置に結合されてよい。擬似モード信号動作の場合、DSLAM485は、回線491、492の間で擬似モード信号動作を実現し、このようにして上り方向または下り方向のどちらかで回線491、492の間に擬似モード信号チャネル493を作成するために使用できる。当業者によって理解されるように、本発明の実施形態を実現しながらも、差異を達成可能であるが、図4Bのシステムは図4Aのシステムに類似した方法で動作できる。
本発明の一実施形態または複数の実施形態による方法500が、図5に示されている。510では、第1の通信回線が、例えば図3Aから図3Cに描かれている装置及び/または技法を使用することにより、送信アンテナとして動作するように構成される。520では、第2の通信回線が同様に、おそらく図3Aから図3Cに描かれている装置及び/または技法を実現する、受信アンテナとして動作するように構成される。次に530で、データは第1の回線の送信アンテナに送信され、第2の通信回線に放送される。540では、第2の通信回線上の受信装置、あるいは第2の回線の動作を支援するために使用される任意の他の装置及び/または設備が、例えば前述された技法を使用して、擬似モード信号データを識別する。いくつかの実施形態では、2本の通信回線は、共通バインダ内のDSLループである場合がある。これらのDSLループは、片側または両側の無線誘導システムで操作されてよい。
一般的には、本発明の実施形態は、単一のコンピュータ、複数のコンピュータ、及び/またはコンピュータの組み合わせであってよい(そのすべてが本書で「コンピュータ」及び/または「コンピュータシステム」として交換可能に呼ばれてよい)1台または複数のコンピュータシステムに記憶されるか、1台または複数のコンピュータシステムを通して転送されるデータを含む多様なプロセスを利用する。本発明の実施形態は、ハードウェア装置またはこれらの動作を実行するための他の装置にも関する。この装置は、特に必要とされる目的のために構築されてよく、あるいはそれはコンピュータプログラム及び/またはコンピュータに記憶されるデータ構造によって選択的に稼動されるか再構成される汎用コンピュータ及び/またはコンピュータシステムであってよい。本書に提示されているプロセスは、本質的に任意の特定のコンピュータまたは他の装置に関連していない。特に、多様な汎用機械は、本書の教示に従って作成されるプログラムで使用されてよく、あるいは必要とされる方法ステップを実行するためにさらに特殊化した装置を構築することがより便利な場合がある。種々のこれらの機械の特定の構造は、以下に示される説明に基づき当業者に明らかになる。
前述されたような本発明の実施形態は、コンピュータシステムに記憶されるデータを含む多様なプロセスステップを利用する。これらのステップは、物理量の物理的な操作を必要とするステップである。必ずではないが、通常、これらの量は、記憶、転送、結合、比較、及びそれ以外の操作をされることが可能な電気信号または磁気信号の形を取る。おもに共通使用の理由から、これらの信号をビット、ビットストリーム、データ信号、制御信号、値、要素、変数、文字、データ構造等と呼ぶことが便利な場合もある。しかしながら、これらの用語及び類似した用語のすべてが適切な物理量に関連付けられなければならず、これらの量に適用される単に便利なラベルに過ぎないことを記憶にとどめるべきである。
さらに、実行される操作は、多くの場合、識別する、適合する、または比較する等の用語で参照される。本発明の一部を形成する、本書に説明されている動作のいずれかにおいて、これらの動作は機械動作である。本発明の実施形態の動作を実行するために、有用な機械は、汎用デジタルコンピュータまたは他の類似した装置を含む。いずれにせよ、コンピュータを操作する際の操作の方法と、計算の方法自体の区別が念頭に置かれなければならない。本発明の実施形態は、他の所望される物理信号を発生させるために電気信号または他の物理信号を処理する際にコンピュータを操作するための方法ステップに関する。
本発明の実施形態は、これらの動作を実行するための装置にも関する。この装置は、必要とされる目的のために特別に構築されてよく、あるいはそれはコンピュータに記憶されているコンピュータプログラムによって選択的に稼動または再構成される汎用コンピュータであってよい。本書に提示されているプロセスは、本質的に任意の特定のコンピュータまたは他の装置に関連していない。特に、多様な汎用機械が、本書の教示に従って作成されるプログラムとともに使用されてよく、あるいは必要とされる方法ステップを実行するためにさらに特殊化された装置を構築することがさらに便利な場合がある。種々のこれらの機械のための必要とされる構造は、前述された説明から明らかである。
加えて、本発明の実施形態はさらに、多様なコンピュータによって実現される動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ可読媒体に関する。媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計され、構築されたものでよく、あるいはそれらはコンピュータソフトウェア技術の当業者に周知であり、彼らが利用できる種類であってよい。コンピュータ可読媒体の例は、ハードディスク、フレキシブルディスク及び磁気テープ等の磁気媒体、CD−ROMディスク等の光媒体、フロプティカルディスクのような磁気光学媒体、及び読み取り専用メモリ装置(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)等のプログラム命令を記憶し、実行するように特別に構成されるハードウェア装置を含むが、これらに限定されない。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるような機械コードと、インタプリタを使用してコンピュータによって実行されてよいさらに高水準のコードを含むファイルの両方を含む。
図6は、本発明の一実施形態または複数の実施形態に従ってユーザ及び/またはコントローラによって使用できる典型的なコンピュータシステムを示す。コンピュータシステム600は、一次記憶606(通常は、ランダムアクセスメモリ、つまりRAM)、一次記憶604(通常は、読み取り専用メモリ、つまりROM)を含む記憶装置に結合される任意の数のプロセッサ602(中央演算処理装置、つまりCPUとも呼ばれる)を含む。当該技術で周知のように、一次記憶604はデータと命令をCPUに一方向に転送するために働き、一次記憶606は通常、双方向でデータと命令を転送するために使用される。これらの一次記憶装置の両方とも、前述されたコンピュータ可読媒体の任意の適切なものを含んでよい。また、大容量記憶装置608は、双方向でCPU602に結合され、追加のデータ記憶容量を提供し、前述されたコンピュータ可読媒体のいずれかを含んでよい。大容量記憶装置608は、プログラム、データ等を記憶するために使用されてよく、通常、一次記憶より低速であるハードディスク等の二次記憶媒体である。大容量記憶装置608の中に保持される情報が、適宜、仮想記憶としての一次記憶606の一部として標準的な様式で組み込まれてよいことが理解される。CD−ROM614等の特定の大容量記憶装置は、CPUに一方向でデータを渡してもよい。
CPU602は、ビデオモニタ、トラックボール、マウス、キーボード、マイク、タッチセンサ式ディスプレイ、変換器カード読取装置、磁気テープ読取装置または紙テープ読取装置、タブレット、スタイラス(styluse)、音声認識装置または手書き文字認識装置、あるいは言うまでもなく他のコンピュータ等の周知の入力装置等の1台または複数の入力/出力装置を含むインタフェース610にも結合される。最後に、CPU602は任意に、概して612で示されるように、ネットワーク接続を使用してコンピュータまたは電気通信ネットワークに結合されてよい。このようなネットワーク接続を用いると、CPUが、前述された方法ステップを実行する過程で、ネットワークから情報を受信し、またはネットワークに情報を出力する可能性があることが考えられる。前述された装置及び材料は、コンピュータハードウェア技術とソフトウェア技術の当業者によく知られるようになる。前述されたハードウェア要素は、本発明の動作を実行するための複数のソフトウェアモジュールを定義してよい。例えば、コードワード構成コントローラを実行するための命令は、大容量記憶装置608または614に記憶され、一次記憶606と連動してCPU602で実行されてよい。好適実施形態では、コントローラは、ソフトウェアサブモジュールに分割される。
本発明の多くの特長及び利点は、文書による説明から明らかであり、したがって添付の請求項は、本発明のすべてのこのような特長及び利点をカバーすることを目的とする。さらに、多数の変型及び変更がすぐに当業者に思い浮かぶので、本発明は、図解され、説明されるような正確な構成及び動作に限定されない。したがって、説明された実施形態は、制限的ではなく、例示的として解釈されなければならず、本発明は、本書に示される詳細に限定されるのではなく、現在または将来において予測できるか否かに関係なく以下の請求項及び同等物のそれらの完全範囲によって定義されなければならない。
ADSL、VDSL、及び本発明の実施形態が使用されてよい他の通信システムに適用可能なG.997.1規格に従った概略ブロック参照モデルシステムである。 一般的で例示的なDSL配備を示す概略図である。 本発明の一実施形態による送信アンテナの概略図である。 本発明の一実施形態による受信アンテナの概略図である。 本発明の一実施形態による送信ペアの概略図である。 本発明の一実施形態による擬似モード信号制御部を含むコントローラである。 本発明の一実施形態によるDSL最適化装置である。 本発明の一実施形態による方法の流れ図である。 本発明の実施形態を実現するための適切な典型的なコンピュータシステムまたは集積回路システムのブロック図である。

Claims (19)

  1. 第1の端部にトランス中心タップを有する第1のDSL回線と、
    前記第1のDSL回線の前記トランス中心タップと共通グランドとの間で接続される励起電圧発生器と、
    第1の端部にトランス中心タップを有する第2のDSL回線と、
    前記第2のDSL回線の前記トランス中心タップと前記共通グランドとの間で接続される負荷インピーダンスであって、前記励起電圧発生器によって生成され、前記第1のDSL回線で送信されるデータ信号が、前記負荷インピーダンスに印加される前記第2のDSL回線上でデータ信号を生成できる負荷インピーダンスと、を備え
    前記励起電圧発生器による前記第1のDSL回線への励起電圧の印加は、擬似モード信号を発生し、前記擬似モード信号は、前記負荷インピーダンスにより前記第2のDSL回線に伝達し、受信される
    通信システム。
  2. 第1の開回路に結合され前記第1のDSL回線の第2の端部にあるトランス中心タップと、
    第2の開回路に結合され前記第2のDSL回線の第2の端部にあるトランス中心タップと、
    をさらに備える請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1のDSL回線は、擬似モード信号通信システムにおいて送信アンテナとして作動する、第1の通信回線である請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記第2のDSL回線は、擬似モード信号通信システムにおいて受信アンテナとして作動する、第2の通信回線である請求項に記載の通信システム。
  5. 前記擬似モード信号通信システムの前記第1の通信回線に接続された、送信方向と受信方向とで電流を分離するハイブリッド回路をさらに備え、
    前記送信アンテナは、前記第2のDSL回線からの擬似モード信号用の上り受信アンテナとして動作する請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記第1のDSL回線と前記第2のDSL回線とが、1つの共通バインダを共用する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の通信システム。
  7. 前記第1のDSL回線と前記第2のDSL回線とが、DSLシステムの一部である請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の通信システム。
  8. 前記第1のDSL回線と前記第2のDSL回線とが、制御コンピュータ、コントローラ、またはDSL最適化装置の少なくとも1つによって制御される請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の通信システム。
  9. 前記第1のDSL回線の第1の端部にある前記トランス中心タップに結合され、前記励起電圧発生器を備える第1のハイブリッド回路と、
    前記第1のDSL回線の第1の端部にある前記トランス中心タップに前記第1のハイブリッド回路を接続する追加の負荷インピーダンスと、
    前記第2のDSL回線の第1の端部にある前記トランス中心タップに結合され、前記第2のDSL回線の前記負荷インピーダンスに接続される第2のハイブリッド回路と、
    前記共通グランドに前記第2のハイブリッド回路を接続する追加の励起電圧発生器であって、該追加の励起電圧発生器によって生成され、前記第2のDSL回線で送信されるデータ信号が、前記追加の負荷インピーダンスに印加されるデータ信号を前記第1のDSL回線上で生成できる、追加の励起電圧発生器と、
    をさらに備える請求項1に記載の通信システム。
  10. 送信機として動作するように構成された第1のDSL回線と、受信機として動作するように構成された第2のDSL回線の間で信号を送信する方法であって、
    共通グランドに関して励起電圧を、前記第1のDSL回線の第1の端部にあるトランス中心タップに印加することと、
    前記第2のDSL回線の第1の端部にあるトランス中心タップと、前記共通グランドの間で接続される負荷インピーダンスで電圧を評価することと、を有し、
    前記励起電圧の前記第1のDSL回線への印加は、擬似モード信号を発生し、前記擬似モード信号は、前記負荷インピーダンスにより前記第2のDSL回線に伝達し、受信される
    方法。
  11. 前記第1のDSL回線と前記第2のDSL回線とが、ともにコントローラによって制御されるDSL回線である請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1のDSL回線と前記第2のDSL回線とが、DSLシステムのDSL回線である請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のDSL回線は、擬似モード信号通信システムにおいて送信アンテナとして動作する、第1の通信回線である請求項10に記載の方法。
  14. 前記第2のDSL回線は、擬似モード信号通信システムにおいて受信アンテナとして動作する、第2の通信回線である請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1のDSL回線が、それに結合される開回路を有する第2の端部にトランス中心タップを有し、前記第2のDSL回線が、それに結合される追加の開回路を有する第2の端部にトランス中心タップを有する請求項14に記載の方法。
  16. 前記擬似モード信号通信システムの前記第1の通信回線に接続された、送信方向と受信方向とで電流を分離するハイブリッド回路をさらに備え、
    前記送信アンテナは、前記第2のDSL回線からの擬似モード信号用の上り受信アンテナとして動作する請求項14に記載の方法。
  17. DSLシステムである前記通信システムについての操作データを収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集される前記操作データを解析する解析手段と、
    前記第1のDSL回線と前記第2のDSL回線とを制御するための命令を生成する命令生成手段であって、前記第1のDSL回線でデータを送信するために前記励起電圧発生器を制御するように構成され、前記負荷インピーダンスで電圧を評価するようにさらに構成される命令生成手段と、を備えるコントローラを
    さらに備える請求項1から請求項のいずれかに記載の通信システム。
  18. 前記収集手段、前記解析手段、または前記命令生成手段の少なくとも1つが、コンピュータを備える請求項17に記載のシステム。
  19. 前記収集手段、前記解析手段、及び前記命令生成手段がすべて、前記第1のDSL回線および前記第2のDSL回線に結合されるコンピュータシステムの一部である請求項17に記載のシステム。
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