JP4916253B2 - 土木資材の施工方法 - Google Patents
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Description
記鞘部の熱融着によって塊状物をシートに接着させることを特徴とする(1)の土木資材
の施工方法。
木資材の施工方法。
ナイロン6チップ(融点:215℃)に、チタンブラック10質量%とヨウ化銅1質量%とを混合して、マスターチップを製造した。このマスターチップ4質量部と、マスターチップに用いたのと同じナイロン6チップ96質量部とを混合し、エクストルダー型紡糸機を用いて溶融紡糸し延伸して、強度が8.2cN/dtex、伸度が25%、乾熱収縮率が10%の、1590T210および3120T420の原着ナイロン繊維を得た。
実施例1と同じ方法で作製した糸条1670T192の原着ナイロン繊維を54本撚り合わせて、網目の大きさが25mm×25mmである蛙又網のネットを編網して、実施例2のシートとしてのネットを得た。
実施例1と同じ方法で作製した糸条1670T192の原着ナイロン繊維を80T/mで撚糸し、織物密度24本/2.54cm×24本/2.54cmの平組織で製織し、実施例3のシートとしての織物を得た。
実施例1と同じ方法で作製した糸条1670T192の原着ナイロン繊維を80T/mで撚糸し、この撚糸を用いて織物密度33本/2.54cm×33本/2.54cmの6本1完全の模紗組織で製織し、実施例4のシートとしての織物を得た。
実施例1〜4のシートについて、塊状物を220℃まで加熱したうえで試験を行った。その結果、これら実施例1〜4のシートは、ともに割栗石がシートに良好に固定されていることが確認された。
芯鞘複合繊維の芯部として、カーボンブラックを1%含有したポリエチレンテレフタレート(融点260℃)を用いた。同繊維の鞘部として、テレフタル酸成分とエチレングリコール成分とのモル比が1:1.13のポリエチレンテレフタレートオリゴマーに、ε−カプロラクトンを全酸成分に対して15モル%、および1,4−ブタンジオールを全ジオール成分に対して50モル%の割合で添加して重合された共重合ポリエステル(融点160℃)を用いた。上記の各ポリエステル系重合体を芯部と鞘部に配して、芯/鞘の質量比を50/50とした芯鞘複合繊維からなるマルチフィラメントを、常用の複合紡糸機を用いて得た。得られた3330T360の原着ポリエステル芯鞘複合繊維を鎖編糸とし、1670T120の原着ポリエステル芯鞘複合繊維を挿入糸として用い、9Gのラッセル編機を使用して編成した。この経編地を120℃で1分間熱処理して、網目の一辺が25mmの、実施例5のシートとしてのネットを得た。
実施例5と同じ製造方法で作製した糸条1670T120の原着ポリエステル芯鞘複合繊維を54本撚り合わせて、実施例6のシートとしての、網目の大きさが25mm×25mmである蛙又網のネットを得た。
実施例6と同じ製造方法で作製した糸条1670T120の原着ポリエステル芯鞘複合繊維を80T/mで撚糸し、この撚糸を用いて織物密度24本/2.54cm×24本/2.54cmの平組織で製織し、実施例7のシートとしての織物を得た。
実施例6と同じ製造方法で作製した糸条1670T120の原着ポリエステル複合芯鞘繊維を80T/mで撚糸し、この撚糸を用いて織物密度33本/2.54cm×33本/2.54cmの6本1完全の模紗組織で製織し、実施例8のシートとしての織物を得た。
芯鞘複合繊維の芯部として、カーボンブラックを1%含有するナイロン66(融点260℃)を用いた。同繊維の鞘部として、ナイロン6(融点215℃)を用いた。そして、各ナイロン重合体を芯部および鞘部に配して、芯/鞘の質量比を50/50とした芯鞘複合繊維からなるマルチフィラメントを、常用の複合紡糸機を用いて得た。得られた3120T360の原着ナイロン芯鞘複合繊維を鎖編糸として用い、また1590T90の原着ナイロン芯鞘複合繊維を挿入糸として用いて、9Gのラッセル編機を使用し編成した。この経編地を120℃で1分間熱処理して、実施例9のシートとしての、網目の一辺が25mmのネットを得た。
実施例5〜8のシートについて、塊状物を170℃の設定温度で加熱した。また実施例9のシートについて、塊状物を220℃の設定温度で加熱した。その結果、実施例6〜9のシートともに塊状物としての割栗石が良好にシートに固定されていることが確認された。
ポリ乳酸チップ(ネイチャーワークス社製、品番:6400、融点:180℃)に、チタンブラック10質量%とヨウ化銅1質量%とを混合して、マスターチップを製造した。このマスターチップ4質量部と、マスターチップに用いたのと同じポリ乳酸チップ96質量部とを混合し、エクストルダー型紡糸機を用いて溶融紡糸し延伸して、強度が5.1cN/dtex、伸度が30%、乾熱収縮が15%の、1590T210および3120T/420の原着ポリ乳酸繊維を得た。得られた3120T/420の原着ポリ乳酸繊維を鎖編糸とし、1590T210の原着ポリ乳酸繊維を挿入糸として、9Gのラッセル編機を使用して編成した。この経編地を120℃で1分間熱処理して、実施例10のシートとしての、網目の一辺が23mmのネットを得た。
実施例10と同じ製造方法で作製した糸条1670T192の原着ポリ乳酸繊維を54本撚り合わせて、実施例12のシートとしての、網目の大きさが25mm×25mmである蛙又網のネットを編網した。
実施例10と同じ製造方法で作製した糸条1670T192の原着ポリ乳酸繊維を80T/mで撚糸し、織物密度24本/2.54cm×24本/2.54cmの平組織で製織して、実施例12のシートとしての織物を得た。
実施例10と同じ製造方法で作製した糸条830T70の原着ポリ乳酸繊維を80T/mで撚糸し、この撚糸を用いて織物密度33本/2.54cm×33本/2.54cmの6本1完全の模紗組織で製織し、実施例13のシートとしての織物を得た。
芯鞘複合繊維の芯部に配するポリ乳酸系重合体として、乳酸のL体が99モル%、D体が1モル%の比率で共重合された共重合ポリ乳酸(カーギルダウ社製、品番:6200、融点:170℃)にカーボンブラックを1質量%含有させたものを用意した。一方、鞘部に配するポリ乳酸系重合体として、乳酸のL体が92モル%、D体が8モル%の比率で共重合された共重合ポリ乳酸(カーギルダウ社製、品番:6300、融点;130℃)を用意した。これらのポリ乳酸系重合体を用いて、溶融複合紡糸機にて、芯/鞘の質量比が50/50である芯鞘複合繊維のマルチフィラメント(強度:4.0cN/dtex、伸度:30%、乾熱収縮率:14%)を得た。得られた3120T420の原着ポリ乳酸繊維を鎖編糸として用い、1590T210の原着ポリ乳酸繊維を挿入糸として用い、9Gのラッセル編機を使用して編成した。この経編地を100℃で1分間熱処理して、実施例14のシートとしての、網目の一辺が23mmのネットを得た。
実施例10〜14のシートについて、塊状物を実施例10〜13では185℃まで加熱し、また実施例14では145℃まで加熱したうえで試験を行った。その結果、これらの実施例10〜14のシートは、ともに割栗石がシートに良好に固定されていることが確認された。
実施例5と同じ製造製法で作製したネットを、実施例15のシートとした。このネットは、実施例5と同様に、芯部のポリエチレンテレフタレートの融点は260℃であり、鞘部の共重合ポリエステルの融点は160℃であった。投入材料としては、割栗石と、共重合ポリエステル(融点160℃)チップとを用いた。共重合ポリエステルチップは、テレフタル酸成分とエチレングリコール成分とのモル比が1:1.13のPETオリゴマーに、ε−カプロラクトンを全酸成分に対して15モル%、および1,4−ブタンジオールを全ジオール成分に対して50モル%の割合で添加して重合されたものであった。そして、割栗石に対して共重合ポリエステルチップを1質量%の割合で混合し、190℃×2分間加熱したものを使用した。
Claims (3)
- 熱可塑性樹脂にて形成された合成繊維の織編物にて構成されているシート上に、この熱可塑性樹脂の融点以上の温度に加熱された石や砂利などの塊状物を投入して、この塊状物を、前記熱可塑性樹脂の熱融着によって、前記シートに接着させることを特徴とする土木資材の施工方法。
- 合成繊維として、繊維横断面において芯部と鞘部とを備えた複合繊維を用い、前記鞘部の熱融着によって塊状物をシートに接着させることを特徴とする請求項1記載の土木資材の施工方法。
- 熱可塑性樹脂としてポリ乳酸を用いることを特徴とする請求項1または2記載の土木資材の施工方法。
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