JP4910436B2 - 電気浸透流ポンプシステム - Google Patents

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Description

本発明は、電気浸透流ポンプシステムに関する。
電気浸透流ポンプは、電気浸透現象を用いた液体駆動装置である。例えば図13に示すように、電気浸透流ポンプ70は、流路に充填された電気浸透材71と、電気浸透材71の流路に対して上流側及び下流側に配置された電極72,73とからなる。ここで、電気浸透材は、例えば流路方向に配置されたシリカ繊維等の誘電体からなる(例えば、特許文献1参照)。(この場合、電極72が正極、電極73が負極である。)
電気浸透流ポンプは、以下のような原理により駆動する。
誘電体が液体と接触すると、表面が帯電する。例えばシリカが水と接触すると、Si−OH(シラノール基)が生成され、シラノール基がSi−Oとなり、シリカ表面は負に帯電する。一方、界面近傍には、溶液中の正イオン(カウンターイオン)が集まり、正電荷が過剰となる。ここで、誘電体の界面と平行な方向に電界を加えると、過剰な正電荷が負極方向に移動し、粘性により液体全体が負極方向に流れる。
なお、液体と接触して正に帯電する誘電体を電気浸透材に用いた場合には、液体は正極方向に流れる。
このような原理で駆動する電気浸透流ポンプは、可動部がなく構造が単純であり、小型化が可能、無脈動、無騒音、等の利点がある。
特開2004−276224号公報
しかし、電気浸透流ポンプでは、始動時に電気浸透材の内部まで液体を浸透させる必要がある。
本発明の課題は、電気浸透流ポンプの始動時に電気浸透材の内部まで液体を浸透させることができる電気浸透流ポンプシステムを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、液体の搬送管に設けられた電気浸透流ポンプと、前記搬送管内の流体を排出して、前記電気浸透ポンプまで液体を供給する自給式ポンプと、を備え、前記自給式ポンプを間欠的に駆動することを特徴とする電気浸透流ポンプシステムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電気浸透流ポンプシステムにおいて、前記自給式ポンプは前記電気浸透ポンプの上流側に配置されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の電気浸透流ポンプシステムにおいて、前記自給式ポンプが駆動している間、前記電気浸透流ポンプを駆動する一方で、前記自給式ポンプが停止している間、前記電気浸透流ポンプを停止するように、前記電気浸透流ポンプの駆動電力を変化させることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の電気浸透流ポンプシステムにおいて、前記自給式ポンプの吸引動作時に、前記電気浸透流ポンプを駆動する一方で、前記自給式ポンプの吐出動作時に、前記電気浸透流ポンプを停止するように、前記電気浸透流ポンプの駆動電力を変化させることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の電気浸透流ポンプシステムにおいて、前記自給式ポンプの吸引動作より所定の時間遅らせて、前記電気浸透流ポンプを駆動する一方で、前記自給式ポンプの吐出動作より所定の時間遅らせて、前記電気浸透流ポンプを停止するように、前記電気浸透流ポンプの駆動電力を変化させることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項2〜のいずれか一項に記載の電気浸透流ポンプシステムにおいて、前記電気浸透ポンプの下流側に、前記搬送管内の流体を排出する第2の自給式ポンプをさらに備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の電気浸透流ポンプシステムにおいて、前記電気浸透流ポンプは、液体が貯留されるタンク内に上流側の一端が挿入され、下流側の他端が後続のシステムに接続された搬送管に設けられ、
前記自給式ポンプを駆動して前記搬送管内の気体を吸引することで前記電気浸透流ポンプに前記タンク内の液体を供給した後に前記電気浸透流ポンプを駆動することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、液体の搬送管に設けられた電気浸透流ポンプと、前記搬送管内の流体を排出して、前記電気浸透ポンプまで液体を供給する自給式ポンプと、を備え、前記搬送管は、液体が貯留されるタンク内に一端が挿入され、他端が後続のシステムに接続された第1搬送管及び第2搬送管と、前記第1搬送管と前記第2搬送管とを中間部で接続する中央管と、で構成され、前記電気浸透流ポンプと前記自給式ポンプは前記中央管に設けられ、前記第1搬送管及び前記第2搬送管の前記中央管との分岐部よりも上流側及び下流側にそれぞれ設けられた4つのバルブを更に備え、前記自給式ポンプを駆動して前記中央管内の流体を排出して、前記電気浸透流ポンプに前記タンク内の液体を供給した後に、前記第1搬送管の上流側バルブ及び前記第2搬送管の下流側バルブを開き、かつ、前記第2搬送管の上流側バルブ及び前記第1搬送管の下流側バルブを閉じた状態で、前記第1搬送管側から前記第2搬送管側に液体を搬送するように前記電気浸透流ポンプを駆動する操作と、前記第1搬送管の上流側バルブ及び前記第2搬送管の下流側バルブを閉じ、かつ、前記第2搬送管の上流側バルブ及び前記第1搬送管の下流側バルブを開いた状態で、前記第2搬送管側から前記第1搬送管側に液体を搬送するように前記電気浸透流ポンプを駆動する操作と、を交互に行うことを特徴とする電気浸透流ポンプシステムである。
本発明によれば、電気浸透流ポンプの始動時に電気浸透材の内部まで液体を浸透させることができる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態のポンプシステム1を示す概略図である。ポンプシステム1は、タンク2と、タンク2内に一端が挿入され他端がポンプシステム1よりも後続のシステム(図示せず)に接続された搬送管10と、搬送管10から分岐され他端部がタンク2内に挿入された還流管40と、搬送管10と還流管40との分岐部近傍に配置された電気浸透流ポンプ(Electro-Osmotic Pump,以下、EOポンプ50という)と、還流管40に設けられた自給式ポンプ43と、搬送管10のEOポンプ50よりも下流側に設けられたバルブ13と、を備える。
タンク2にはポンプシステム1よりも後続のシステムで用いられる液体が貯められている。ここで、ポンプシステム1による搬送には、導電率の低い電解質で誘電率が比較的大きな液体が適している。具体的には、水溶液や、アルコール類、アセトニトリル等の有機溶媒が、ポンプシステム1により搬送が可能である。
搬送管10は、還流管40との分岐部よりも上流側の上流側搬送管11と、下流側の下流側搬送管12とからなる。EOポンプ50は下流側搬送管12の上流側端部に配置されている。搬送管10はEOポンプ50が駆動されることによりタンク2内から液体を汲み出し、ポンプシステム1よりも後続のシステムへ搬送する。
EOポンプ50は、電気浸透材51と、電気浸透材51の上流側に配置された上流側電極52と、電気浸透材51の下流側に配置された下流側電極53とからなる。電気浸透材51は親水性の誘電体からなり、多孔質、繊維状、粒子状等の任意の形態とすることができる。また、電極は細かな穴があいている例えば金網状のものを用いることができる。
還流管40は、自給式ポンプ43よりも搬送管10側の上流側還流管41と、タンク2側の下流側還流管42とからなる。還流管40は、搬送管10に流れる液体をタンク2へ還流させる流路である。
自給式ポンプ43は、上流側還流管41と下流側還流管42との間に設けられている。自給式ポンプ43は、液体だけでなく気体も含む流体を吸引し吐出することができるポンプである。自給式ポンプ43は、上流側還流管41側から気体または液体を吸引し、下流側還流管42側に吐出する。
小型の自給式ポンプ43としては、例えばピエゾポンプを使用することができる。ピエゾポンプは、電圧をかけると伸縮するピエゾ素子を用いて、入口及び出口に単方向弁を設けたポンプ内空の容積を変化させるポンプである。ピエゾ素子に例えば10〜60Hzの電気信号を入力することで、ポンプ内空の容積を10〜60Hzの周期で増減させることができる。ピエゾポンプはポンプ内空の容積の増大により液体や気体を入口から吸引し、ポンプ内空の容積の減少により液体や気体を出口から吐出する。
バルブ13は、ポンプシステム1よりも後続のシステムからの液体の逆流を防止する。なお、電気浸透材51やポンプシステム1の後に続くシステムの圧力損失や、自給式ポンプ43の吸引力、タンク2から液体を吸引するのに必要な力の関係によっては、バルブ13はなくともよい。バルブ13としては、信号により開閉制御可能な例えば電磁弁を用いることができる。
図2はポンプシステム1の制御構成を示すブロック図である。ポンプシステム1の制御構成は、EOポンプ駆動部61と、自給式ポンプ駆動部62と、バルブ駆動部63と、これらを制御する制御部60とからなる。
EOポンプ駆動部61は、制御部60の指令に従ってEOポンプ50の上流側電極52、下流側電極53に電圧を印加する。自給式ポンプ駆動部62は制御部60の指令に従って自給式ポンプ43を駆動する。バルブ駆動部63は制御部60の指令に従ってバルブ13を開閉する。
次に、ポンプシステム1による液体の搬送方法について説明する。なお、ポンプシステム1を作動させる前は、上流側搬送管11内、上流側還流管41内には、タンク2内の液体が気化した気体、または空気等の気体がある。
まず、制御部60は、バルブ駆動部63を制御してバルブ13を閉じる。次に、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62を制御して自給式ポンプ43を駆動すると、上流側搬送管11及び上流側還流管41の内部の気体が自給式ポンプ43により吸引され、図3に示すように、タンク2内の液体が上流側搬送管11及び上流側還流管41の内部に満たされる。この間、自給式ポンプ43が下流側搬送管12内の気体を吸引することを防ぐため、バルブ13を閉じておく。
次に、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62を制御して自給式ポンプ43を停止させ、次いでバルブ駆動部63を制御してバルブ13を開く。すると、上流側搬送管11及び上流側還流管41の内部に満たされた液体が、毛細管現象により電気浸透材51に浸透する。この間、液体が電気浸透材51に浸透するにつれて下流側搬送管12内の圧力上昇を防ぐため、バルブ13を開いておく。
液体が下流側電極53まで浸透したら、制御部60は、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50を駆動する。すると、EOポンプ50により電気浸透材51内の液体が下流側搬送管12に流出し、上流側搬送管11の液体が電気浸透材51内に浸透する。以上により、タンク2内の液体が搬送管10を通って搬送される。
なお、自給式ポンプ43に単方向弁が用いられている場合は、EOポンプ50の駆動時には下流側還流管42は上流側還流管41と切り離された状態になる。しかし、自給式ポンプ43に単方向弁が用いられていない等、下流側還流管42と上流側還流管41とが切り離された状態にならない場合には、EOポンプ50の駆動により液体が還流管40を逆流するおそれがある。この場合には、還流管40に図示しない第2のバルブを設け、第2のバルブを閉じた状態でEOポンプ50を駆動すればよい。
EOポンプ50による搬送を継続すると、上流側電極52及び下流側電極53近傍に液体の電気分解により生じた気泡が蓄積することがある。下流側電極53近傍に発生する気泡は液体とともに下流へ流れ去る場合が多いが、上流側電極52近傍に発生する気泡はEOポンプ50の上流側に蓄積する。そこで、気泡を除去するために、制御部60は自給式ポンプ駆動部62を制御して自給式ポンプ43を駆動することで、気泡を液体とともに還流管40に流し去る。
気泡は電気分解により生じるので、気泡の発生量はEOポンプ50への通電量から予測することができる。このため、制御部60が気体の発生量の予測に基づいて一定時間間隔で自給式ポンプ駆動部62を制御して自給式ポンプ43を駆動することで、EOポンプ50の搬送効率を維持することができる。
なお、上流側電極52と下流側電極53との間に気体が溜まると、電極間の静電容量が変化する。そこで、静電容量を計測することにより気体量を計測し、気体量に応じて制御部60が自給式ポンプ駆動部62を制御して自給式ポンプ43を駆動するようにしてもよい。
自給式ポンプ43を駆動している間は、上流側搬送管11内の液体の一部が還流管40側に流れ、EOポンプ50を透過する液体の流量が減少する。そこで、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62が自給式ポンプ43を駆動している間、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50の駆動電圧を上昇させてもよい。
例えば、自給式ポンプ43にピエゾポンプを用いた場合について説明する。図4は制御部60が自給式ポンプ駆動部62及びEOポンプ駆動部61を制御してピエゾポンプ及びEOポンプ50に印加する電圧を示すタイミングチャートである。なお、ピエゾポンプにV+の電圧を印加したときにピエゾポンプは吸引を行い、ピエゾポンプにV-の電圧を印加したときにピエゾポンプは吐出を行うとする。ここで、V+>0>V-である。
ピエゾポンプに印加する電圧を変化させている間、EOポンプ50の駆動電圧を通常の電圧V1からV2(V2>V1)に上昇させることにより、自給式ポンプ43を駆動することによる流量の減少を補うことができる。
一方、自給式ポンプ43が吸引しているときは上流側搬送管11内の液体の一部が還流管40側に流れる一方で、自給式ポンプ43が吐出しているときは還流管40側への流れがない。このため、自給式ポンプ43を駆動している間、EOポンプ50の駆動電圧を一定に保つと、搬送管10に脈動が生じるおそれがある。
そこで、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62が自給式ポンプ43を駆動して吸引動作させている間のみ、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50の駆動電圧を通常の電圧よりも上昇させてもよい。
すなわち、図5に示すように、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62を制御してピエゾポンプにV+の電圧を印加すると同時に、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50の駆動電圧を通常の電圧V1からV2に上昇させる。一方、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62を制御してピエゾポンプにV-の電圧を印加すると同時に、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50の駆動電圧をV2からV1に下降させる。
このように自給式ポンプ43の吸引動作時にのみEOポンプ50の駆動電圧を上昇させることにより、搬送管10の脈動を防ぐことができる。
また、搬送管10の流量変化が自給式ポンプ43の吸引・吐出の切替よりも遅れて生じる場合には、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62が自給式ポンプ43に印加する電圧を変化させてから所定の時間(位相)だけ遅らせて、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50の駆動電圧を変化させてもよい。
すなわち、図6に示すように、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62を制御してピエゾポンプにV+の電圧を印加してから所定の時間遅らせて、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50の駆動電圧を通常の電圧V1からV2に上昇させる。一方、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62を制御してピエゾポンプにV-の電圧を印加してから所定の時間遅らせて、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50の駆動電圧をV2からV1に下降させる。
このように自給式ポンプ43の印加電圧の変化より所定の時間遅らせてEOポンプ50の駆動電圧を変化させることにより、搬送管10の脈動を防ぐことができる。
なお、搬送管10と還流管40との分岐部の構造によっては、例えば自給式ポンプ43の吸引力が液体をタンク2から引き込む補助になるなど、EOポンプ50による搬送量を上昇させることも考えられる。このような場合には、自給式ポンプ43の吸引時にEOポンプ50の印加電圧を下げればよい。
また、図4〜図6においては、電圧を変化させることでEOポンプ50の駆動電力を変化させ、EOポンプ50の流量を変化させたが、電圧自体は変化させず、パルス幅変調によりEOポンプ50の駆動電力を変化させ、EOポンプ50の流量を変化させてもよい。
さらに、EOポンプ50の下流に流量センサーを設け、これらのセンサーの検出結果を用いてEOポンプ50の駆動電力をフィードバック制御するシステムとしてもよい。
フィードバック制御では、自給式ポンプ43を駆動していないときは、流量センサーが制御部60に検出結果を出力する。流量が増大したときは、制御部60がEOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50の駆動電力を低減し、流量を減少させる。一方、流量が減少したときは制御部60がEOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50の駆動電力を増大させ、流量を増大させる。
このとき、制御部60は流量の増減に応じてEOポンプ50の例えば駆動電圧の変化量ΔEを算出し、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ50の駆動電圧を変化させる。
フィードバック制御を行うシステムにおいて自給式ポンプ43を駆動するときは、EOポンプ50の駆動電圧を図4〜図6のように変化させるときに、ΔEを加算する。これにより、自給式ポンプ43による予測可能な変動に対応しながら、予測不能な変動(外乱)にも対応することができる。なお、流量センサーの代わりに圧力センサーを用いる構成でもよい。
<変形例1>
図7に示すように、搬送管10の下流側電極53が配置される位置に、還流管40bとの分岐部を設け、還流管40bに自給式ポンプ43bを設けるようにしてもよい。
図3のように上流側の自給式ポンプ43で自給すると、EOポンプ50の中は毛管力のみで液体が自給されることになりある程度時間がかかるが、下流側の自給式ポンプ43bで自給するとEOポンプ50の中では、毛管力と自給式ポンプ43bの吸引力の両方が利用でき、自給の時間を短縮することができるという長所がある。
この構造は、EOポンプ50の電極近傍に電気分解により生成する気体が発生したとしても液体に溶けやすい物質の場合等に、有効に利用することができる。
<変形例2>
EOポンプ50の流量が少ない場合には、下流側電極53近傍に発生する気泡も流れ去らずに蓄積することがある。また、ポンプシステム1以後の装置や反応などによっては、発生する気体を流し去ることが好ましくない場合もある。
そこで、図8に示すように、搬送管10の上流側電極52が配置される位置に第1の還流管40aとの分岐部を設けるとともに、搬送管10の下流側電極53が配置される位置に、第2の還流管40bとの分岐部を設け、第1の還流管40aに第1の自給式ポンプ43aを設けるとともに、第2の還流管40bに第2の自給式ポンプ43bを設ける。
そして、制御部60が自給式ポンプ駆動部62を制御して、第1の自給式ポンプ43aを駆動することで、上流側電極52より発生する気体を流し去ることができる。一方、制御部60が自給式ポンプ駆動部62を制御して、第2の自給式ポンプ43bを駆動することで、下流側電極53より発生する気体も流し去ることができる。
なお、この場合、EOポンプ50の駆動を開始するときに、バルブ13を閉じた状態で第2の自給式ポンプ43bを駆動することで、上流側搬送管11の液体を電気浸透材51内に浸透させることができる。
<変形例3>
また、図9に示すように、搬送管10の上流側電極52が配置される位置に第1の還流管40aとの分岐部を設けるとともに、搬送管10の下流側電極53が配置される位置に第2の還流管40bとの分岐部を設け、第1の還流管40aに上流側バルブ44を設けるとともに、第2の還流管40bに下流側バルブ45を設け、さらに第1の還流管40a及び第2の還流管40bを下流で合流させ、1つの自給式ポンプ43に接続してもよい。
そして、制御部60がバルブ駆動部63を制御して上流側バルブ44を開いた状態で、自給式ポンプ駆動部62を制御して自給式ポンプ43を駆動することで、上流側電極52より発生する気体を流し去ることができる。一方、制御部60がバルブ駆動部63を制御して下流側バルブ45を開いた状態で、自給式ポンプ駆動部62を制御して自給式ポンプ43を駆動することで、下流側電極53より発生する気体を流し去ることができる。
このような構造にすることで、<変形例2>に比べて、自給式ポンプの数を減らすことができる。
なお、この場合、EOポンプ50の駆動を開始するときに、バルブ13及び上流側バルブ44を閉じた状態で自給式ポンプ43を駆動することで、上流側搬送管11の液体を電気浸透材51内に浸透させることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図10は本発明の第2実施形態のポンプシステム100を示す概略図である。なお、ポンプシステム100の制御構成は第1実施形態のポンプシステム1(図2)と同様であるので省略する。本実施の形態のポンプシステム100では、タンク102から液体を搬送する搬送管が第1搬送管110と第2搬送管120とに分岐されている。なお、第1搬送管110と第2搬送管120とは下流側で合流し、後続のシステムに接続されている。
さらに、第1搬送管110及び第2搬送管120は、中央部から分岐された中央管130により互いに接続されている。中央管130の内部にはEOポンプ150が設けられている。
なお、第1搬送管110、第2搬送管120の上流側端部は1本の搬送管から分岐されずに、別々にタンク102内に挿入されていてもよい。また、第1搬送管110、第2搬送管120の下流側端部は合流せずに別々に後続のシステムに接続されていてもよい。
以下、第1搬送管110の中央管130との分岐部よりも上流側を上流側第1搬送管111、下流側を下流側第1搬送管112という。また、第2搬送管120の中央管130との分岐部よりも上流側を上流側第2搬送管121、下流側を下流側第2搬送管122という。また、EOポンプ150の第1搬送管110側の電極を第1電極152、第2搬送管120側の電極を第2電極153といい、中央管130の第1搬送管110側を第1中央管131、第2搬送管120側を第2中央管132という。
上流側第1搬送管111、下流側第1搬送管112、上流側第2搬送管121、下流側第2搬送管122にはそれぞれ、上流側第1バルブ111a、下流側第1バルブ112a、上流側第2バルブ121a、下流側第2バルブ122aが設けられている。上流側第1バルブ111a、下流側第1バルブ112a、上流側第2バルブ121a、下流側第2バルブ122aには電磁バルブを用いることができ、制御部60に制御されたバルブ駆動部63により開閉される。
第1中央管131の第1電極の近傍には、第1還流管141との分岐部が設けられている。同様に、第2中央管132の第2電極153の近傍には、第2還流管142との分岐部が設けられている。第1還流管141及び第2還流管142は、第1中央管131、第2中央管132を流れる液体をタンク102へ還流する流路である。
第1還流管141及び第2還流管142には、それぞれ第1自給式ポンプ143a、第2自給式ポンプ143bが設けられている。第1自給式ポンプ143a、第2自給式ポンプ143bとしては、第1実施形態の自給式ポンプ43と同様のポンプを用いることができる。
次に、ポンプシステム100による液体の搬送方法について説明する。
〔運転開始〕
まず、制御部60は、バルブ駆動部63を制御して上流側第1バルブ111aのみを開き、次いで自給式ポンプ駆動部62を制御して第2自給式ポンプ143bを駆動する。すると、第1中央管131内、EOポンプ150の電気浸透材151内、上流側第1搬送管111内の気体が第2自給式ポンプ143bにより排出されるとともに、タンク102内の液体が上流側第1搬送管111、第1中央管131を通ってEOポンプ150の電気浸透材151を透過し、第2電極153に到達する。液体が第2電極153に到達したら、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62を制御して第2自給式ポンプ143bを停止し、次いでバルブ駆動部63を制御して上流側第1バルブ111aを閉じる。
次に、制御部60は、バルブ駆動部63を制御して上流側第2バルブ121aのみを開き、次いで自給式ポンプ駆動部62を制御して第2自給式ポンプ143bを駆動する。すると、第2中央管132内、上流側第2搬送管121内の気体が第2自給式ポンプ143bにより排出されるとともに、タンク102内の液体が上流側第2搬送管121、第2中央管132を通って第2電極153に到達する。このような制御により、EOポンプ150の両側の第1中央管131、第2中央管132に確実に液体が存在する状態を作ることができる。液体が第2電極153に到達したら、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62を制御して第2自給式ポンプ143bを停止し、次いでバルブ駆動部63を制御して上流側第2バルブ121aを閉じる。
次に、制御部60はバルブ駆動部63を制御して上流側第1バルブ111a、下流側第2バルブ122aのみを開く。次いで、制御部60はEOポンプ駆動部61を制御し、EOポンプ150が第1電極152側から第2電極153側に液体が搬送されるように両電極間に駆動電圧を印加する。すると、液体が上流側第1搬送管111、第1中央管131、電気浸透材151、第2中央管132、下流側第2搬送管122を通ってポンプシステム100外へ搬送される。
〔第1電極側気泡除去〕
EOポンプ150を駆動してから一定時間が経過すると、第1電極152近傍に液体の電気分解により生じた気泡が蓄積する。そこで、制御部60は、EOポンプ150を駆動してから一定時間が経過したら、自給式ポンプ駆動部62を制御して第1自給式ポンプ143aを駆動する。すると、第1電極152の近傍の気泡は液体とともに第1還流管141より排出される。気泡が除去されたら、制御部60は自給式ポンプ駆動部62を制御して第1自給式ポンプ143aを停止する。この間、EOポンプ150による液体の搬送は継続される。その後、一定時間が経過する毎に、制御部60は自給式ポンプ駆動部62を制御して第1自給式ポンプ143aの駆動・停止を繰り返す。以上により、第1電極152近傍に蓄積する気泡を除去することができる。
一方、EOポンプ150の流量が少ない場合には、第2電極153近傍にも液体の電気分解により生じた気泡が流れ去らずに蓄積することがある。そこで、制御部60は、第2電極153近傍に蓄積した気泡を除去するために、以下の制御を行う。
〔流路切替1〕
まず、制御部60は、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ150を停止する。次いで、制御部60は、バルブ駆動部63を制御して上流側第1バルブ111a、下流側第2バルブ122aを閉じるとともに、上流側第2バルブ121a、下流側第1バルブ112aを開く。その後、制御部60は、EOポンプ駆動部61を制御し、EOポンプ150が第2電極153側から第1電極152側に液体が搬送されるように両電極間に駆動電圧を印加する。すると、液体が上流側第2搬送管121、第2中央管132、電気浸透材151、第1中央管131、下流側第1搬送管112を通ってポンプシステム100外へ搬送される。
〔第2電極側気泡除去〕
次に、制御部60は、自給式ポンプ駆動部62を制御して第2自給式ポンプ143bを駆動する。すると、第2電極153近傍の気泡は液体とともに第2還流管142より排出される。気泡が除去されたら、制御部60は自給式ポンプ駆動部62を制御して第2自給式ポンプ143bを停止する。この間、EOポンプ150による液体の搬送は継続される。その後、一定時間が経過する毎に、制御部60は自給式ポンプ駆動部62を制御して第2自給式ポンプ143bの駆動・停止を繰り返す。以上により、第2電極153近傍に蓄積する気泡も除去することができる。
さらに運転を継続すると、第1電極152近傍に液体の電気分解により生じた気泡が蓄積する。そこで、再び第1電極152側の気泡の除去をするために、制御部60は、流路の切替を行う。
〔流路切替2〕
まず、制御部60は、EOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ150を停止する。次いで、制御部60は、バルブ駆動部63を制御して上流側第2バルブ121a、下流側第1バルブ112aを閉じるとともに、上流側第1バルブ111a、下流側第2バルブ122aを開く。その後、制御部60は、EOポンプ駆動部61を制御し、EOポンプ150が第1電極152側から第2電極153側に液体が搬送されるように両電極間に駆動電圧を印加する。すると、液体が上流側第1搬送管111、第1中央管131、電気浸透材151、第2中央管132、下流側第2搬送管122を通ってポンプシステム100外へ搬送される。
以後、制御部60が上記の〔第1電極側気泡除去〕、〔流路切替1〕、〔第2電極側気泡除去〕、〔流路切替2〕の処理を一定時間間隔で繰り返すことで、EOポンプ150の両電極近傍に生じる気泡を除去することができ、ポンプシステム100の搬送効率を維持することができる。
なお、〔流路切替1〕、〔流路切替2〕の処理において、EOポンプ150の送液方向を逆転する瞬間に、制御部60がEOポンプ駆動部61を制御してEOポンプ150の駆動電圧を通常よりも高くしてもよい。これにより、さらに短時間での送液方向の反転が可能となる。
<変形例4>
第2実施形態においては、2つの自給式ポンプ143a,143bを用いたが、図11に示すように、2つの自給式ポンプ143a,143bの代わりに第1還流管141及び第2還流管142に中央第1バルブ141a、中央第2バルブ142aを設けるとともに、第1還流管141及び第2還流管142を合流させ、合流部よりも下流側に1つの自給式ポンプ143を設けてもよい。
そして、制御部60がバルブ駆動部63を制御して上流側第1バルブ111a、中央第1バルブ141a、下流側第2バルブ122aを開いた状態で、自給式ポンプ駆動部62を制御して自給式ポンプ143を駆動することで、第1電極152近傍に発生する気体を流し去ることができる。一方、制御部60がバルブ駆動部63を制御して上流側第2バルブ121a、中央第2バルブ142a、下流側第1バルブ112aを開いた状態で、自給式ポンプ駆動部62を制御して自給式ポンプ143を駆動することで、第2電極153近傍に発生する気体を流し去ることができる。
<変形例5>
第2実施形態では、EOポンプ150の流量が気泡を流し去るのに充分でない場合の構成例であるが、EOポンプ150の流量が充分であり、ポンプシステム100以降のシステムの装置や反応などが発生する気体により悪影響を受けない場合には、図12に示すように第1還流管141及び第1自給式ポンプ143aを省略することもできる。
この図は、<第2実施形態>において、〔第1電極側気泡除去〕〔第2電極側気泡除去〕の操作を行わなくてよい場合の概略図である。
そして、制御部60が上記の流路切替1、流路切替2の処理を一定時間間隔で繰り返すことにより、第1電極152、第2電極153近傍に発生する気体を一定時間間隔でそれぞれの電極を下流側にすることにより、流し去ることができる。
この場合、第2自給式ポンプ143bはEOポンプ150に液体を自給させるためのみに用いている。(〔第2電極側気泡除去〕は可能である。)なお、第1還流管141及び第1自給式ポンプ143aを省略するかわりに、第2還流管142及び第2自給式ポンプ143bを省略することもできる。
本発明の第1実施形態のポンプシステム1を示す概略図である。 ポンプシステム1の制御構成を示すブロック図である。 ポンプシステム1に液体が供給された状態を示す概略図である。 ピエゾポンプ及びEOポンプに印加する電圧を示すタイミングチャート例である。 ピエゾポンプ及びEOポンプに印加する電圧を示すタイミングチャートの変形例である。 ピエゾポンプ及びEOポンプに印加する電圧を示すタイミングチャートの別の変形例である。 ポンプシステム1の変形例1を示す概略図である。 ポンプシステム1の変形例2を示す概略図である。 ポンプシステム1の変形例3を示す概略図である。 本発明の第2実施形態のポンプシステム100を示す概略図である。 ポンプシステム100の変形例(変形例4)を示す概略図である。 ポンプシステム100の変形例(変形例5)を示す概略図である。 電気浸透流ポンプ70の構造を示す概略図である。
符号の説明
1,100 ポンプシステム(電気浸透流ポンプシステム)
2,102 タンク
10 搬送管
11 上流側搬送管
12 下流側搬送管
43,43b,143,143a,143b 自給式ポンプ
50,70,150 EOポンプ(電気浸透流ポンプ)
51,71,151 電気浸透材
52 上流側電極
53 下流側電極
152 第1電極
153 第2電極
110 第1搬送管
111 上流側第1搬送管
111a 上流側第1バルブ
112 下流側第1搬送管
112a 下流側第1バルブ
120 第2搬送管
121 上流側第2搬送管
121a 上流側第2バルブ
122 下流側第2搬送管
122a 下流側第2バルブ
130 中央管
131 第1中央管
132 第2中央管

Claims (8)

  1. 液体の搬送管に設けられた電気浸透流ポンプと、
    前記搬送管内の流体を排出して、前記電気浸透ポンプまで液体を供給する自給式ポンプと、
    を備え
    前記自給式ポンプを間欠的に駆動することを特徴とする電気浸透流ポンプシステム。
  2. 前記自給式ポンプは前記電気浸透ポンプの上流側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電気浸透流ポンプシステム。
  3. 前記自給式ポンプが駆動している間、前記電気浸透流ポンプを駆動する一方で、前記自給式ポンプが停止している間、前記電気浸透流ポンプを停止するように、前記電気浸透流ポンプの駆動電力を変化させることを特徴とする請求項に記載の電気浸透流ポンプシステム。
  4. 前記自給式ポンプの吸引動作時に、前記電気浸透流ポンプを駆動する一方で、前記自給式ポンプの吐出動作時に、前記電気浸透流ポンプを停止するように、前記電気浸透流ポンプの駆動電力を変化させることを特徴とする請求項に記載の電気浸透流ポンプシステム。
  5. 前記自給式ポンプの吸引動作より所定の時間遅らせて、前記電気浸透流ポンプを駆動する一方で、前記自給式ポンプの吐出動作より所定の時間遅らせて、前記電気浸透流ポンプを停止するように、前記電気浸透流ポンプの駆動電力を変化させることを特徴とする請求項に記載の電気浸透流ポンプシステム。
  6. 前記電気浸透ポンプの下流側に、前記搬送管内の流体を排出する第2の自給式ポンプをさらに備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の電気浸透流ポンプシステム。
  7. 前記電気浸透流ポンプは、液体が貯留されるタンク内に上流側の一端が挿入され、下流側の他端が後続のシステムに接続された搬送管に設けられ、
    前記自給式ポンプを駆動して前記搬送管内の気体を吸引することで前記電気浸透流ポンプに前記タンク内の液体を供給した後に前記電気浸透流ポンプを駆動することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の電気浸透流ポンプシステム。
  8. 液体の搬送管に設けられた電気浸透流ポンプと、
    前記搬送管内の流体を排出して、前記電気浸透流ポンプまで液体を供給する自給式ポンプと、を備え、
    前記搬送管は、液体が貯留されるタンク内に一端が挿入され、他端が後続のシステムに接続された第1搬送管及び第2搬送管と、
    前記第1搬送管と前記第2搬送管とを中間部で接続する中央管と、で構成され、
    前記電気浸透流ポンプと前記自給式ポンプは前記中央管に設けられ、
    前記第1搬送管及び前記第2搬送管の前記中央管との分岐部よりも上流側及び下流側にそれぞれ設けられた4つのバルブ
    を更に備え、
    前記自給式ポンプを駆動して前記中央管内の流体を排出して、前記電気浸透流ポンプに前記タンク内の液体を供給した後に、
    前記第1搬送管の上流側バルブ及び前記第2搬送管の下流側バルブを開き、かつ、前記第2搬送管の上流側バルブ及び前記第1搬送管の下流側バルブを閉じた状態で、前記第1搬送管側から前記第2搬送管側に液体を搬送するように前記電気浸透流ポンプを駆動する操作と、
    前記第1搬送管の上流側バルブ及び前記第2搬送管の下流側バルブを閉じ、かつ、前記第2搬送管の上流側バルブ及び前記第1搬送管の下流側バルブを開いた状態で、前記第2搬送管側から前記第1搬送管側に液体を搬送するように前記電気浸透流ポンプを駆動する操作と、
    を交互に行うことを特徴とする電気浸透流ポンプシステム。
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