JP4908979B2 - レーザ光量制御装置 - Google Patents

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本発明は、画像信号によって変調されたレーザビームを感光体上に走査させ潜像形成を行うレーザ光量制御装置に関し、半導体レーザの光量制御を行うための光学走査装置を搭載するレーザ光量制御装置に関する。
従来、半導体レーザから出射される出射光(レーザ光)の光量制御を行う光学走査装置の改良に関しては、種々の提案がなされている。例えば、デジタルAPC(Automatic Power Control:自動光量制御)回路により半導体レーザのレーザパワーを制御するレーザパワー制御装置が開発され利用されている。
このレーザパワー制御装置は、デジタルAPC回路内のパワーコントロール用カウンタに設定される設定値に応じて、半導体レーザのレーザパワーを制御しようとするものである。しかし、デジタルAPC回路のカウンタは外乱ノイズなどの影響を受けやすく、カウンタに外乱ノイズなどが加わると、カウンタの設定値が変動し、半導体レーザのレーザパワーが変化する(設定値に応じた値からずれる)。このため、レーザパワーの安定した制御が行えなくなるという問題があった。
また、受光素子にてモニタしたアナログ信号を、A/D変換器によってアナログ信号からデジタル信号へ変換された後、そのデジタル値と光量の目標値との比較に基づいて、光量制御を行っているため、A/D変換器の量子化誤差(量子化雑音)によって、所望の精度が得られない場合がある。一方、意図する十分な精度を得るために、モニタ用の受光素子からA/D変換器までの増幅率を上げることが考えられるが、これによるとA/D変換器が飽和してしまう場合が生じる。そこで、意図する十分な精度を得るには、A/D変換器の量子化誤差を小さくしなければならない。そのためにA/D変換器の量子化ステップ幅を小さくしなければならず、A/D変換器の有するビット数を多くする必要がある。しかしながら、ビット数の多いA/D変換器を使用すると、光量制御系を構成する装置が高価になり、動作周波数も高くなるという問題点がある。
従来提案されているデジタルAPC方式では、デバイスの動作周波数を要因とするAPCループの応答性の低さから、画像形成工程の直前や一つの画像形成工程と次の画像形成工程の間の、いわゆる紙間でレーザパワーを制御する紙間制御のみが行われていた。この場合、回路規模が大きく、コスト面でも不利であった。
そこで、現在、デバイスの高速化の実現や多機能への対応を容易にすべく高速デジタルAPC方式が検討されている。
特開平06―054134号公報
しかしながら、デジタルAPCの精度並びに応答性については、半導体レーザに内蔵されるフォトダイオード(PD)の電流検出に関し、その周波数応答性が重要な要因を占める。PDの受光特性(光入力−出力電流特性)は半導体レーザによって特性が異なる。半導体レーザの高出力化を実現するためにレーザダイオード(LD)チップの後端面の反射率を上げているデバイスがあり、その結果、チップ後端面からの光出力が減少する。この影響により、PDから出力される電流が少なくなり、高ゲインを得るため電流−電圧変換抵抗値が大きくなり、周波数応答性が得にくい。
したがって、上記問題を解消するべく、従来の高速デジタル方式のAPCでは、PDの受光特性の低い半導体レーザを用いる場合は、図9に示すように、PD出力が安定する前にAPC発光を行うが、これにより、過大発光やそれに伴うAPC応答時間の遅延を引き起こし、ひいては半導体レーザの破壊につながる可能性が高い。
一方、PDの受光特性の高い半導体レーザを用いる場合は、従来のデジタル方式のAPCにおいて逐次発光を行うとAPCループの応答性を著しく悪化させるため、ラスタスキャン方式の1走査内でのAPCの実現が困難である。
本発明の目的は、APC精度の向上及びAPCの応答時間の短縮を可能とするレーザ光量制御装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るレーザ光量制御装置は、半導体レーザを用いた画像形成装置のレーザ光量制御装置において、前記半導体レーザの受光素子による発光量をアナログ/デジタル変換することにより前記半導体レーザの光量をループ制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記ループ制御の実行指示の直後に予め設定された電流値で前記半導体レーザを定電流発光させる定電流発光部と、前記半導体レーザの定電流発光時に得られる前記受光素子の検出信号をアナログ/デジタル変換する変換部と、前記デジタル変換された検出信号を所定時間シフトする記憶部と、前記デジタル変換された検出信号と前記所定時間シフトされた検出信号との差分値を算出する算出部とを有し、前記差分値が予め設定された値以下であるときに、前記半導体レーザのループ制御を開始することを特徴とする。
本発明によれば、ループ制御の実行指示の直後に予め設定された電流値で半導体レーザを定電流発光させ、半導体レーザの定電流発光時に得られる受光素子の検出信号をアナログ/デジタル変換し、デジタル変換された検出信号を所定時間シフトし、デジタル変換された検出信号と所定時間シフトされた検出信号との差分値を算出し、差分値が予め設定された値以下であるときに半導体レーザのループ制御を開始するので、APC精度の向上及びAPCの応答時間の短縮が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ光量制御装置を備える画像形成装置の部分構成図である。
図1において、レーザ光量制御装置としての光学走査ユニット100は、レーザ駆動回路1、半導体レーザ2、シリンドリカルレンズ3、回転多面鏡(ポリゴンミラー)4、回転多面鏡駆動回路5、f−θレンズ6、反射ミラー7、走査位置検出センサ(BDセンサ)9等により構成される。
レーザ駆動回路1は、半導体レーザ2に所定光量の光を発光させるために発光駆動する。
半導体レーザ2から出射されたレーザビームは、シリンドリカルレンズ3を通して回転多面鏡4に到達する。回転多面鏡4は、スキャナモータを含む回転多面鏡駆動回路5によって等角速度で回転している。回転多面鏡4に到達したレーザビームは、回転多面鏡4によって偏向され、f−θレンズ6によって、感光ドラム(像担持体)8上におけるビーム走査の線速度が等速となるように変更される。f−θレンズ6を通ったレーザビームL1を受光できる、感光ドラム8の非画像領域に相当する位置に、走査位置検出センサ9が設けられている。画像領域では、レーザビームL2は、f−θレンズ6を通過した後、反射ミラー7を経由して感光ドラム8上を走査することにより静電潜像を形成する。感光ドラム8に形成された静電潜像は、トナーで現像後、用紙に転写・定着することにより画像形成される。
次に、レーザ駆動回路1の動作概要を説明する。
図2は、図1におけるレーザ駆動回路1(制御手段)の主要ブロック図である。ここでは、カソード駆動タイプの半導体レーザ2を駆動する場合の光量制御について説明する。なお、デジタル仕様として、システムクロックが10[MHz]、分解能が8[bit]とする。
図2において、半導体レーザ2内のレーザダイオード(以下、「LD」という)は、任意の光量で発光可能である。半導体レーザ2内のフォトダイオード(以下、「PD」という)は、検出したLDの発光量に応じた電流をレーザ駆動回路1に出力し、電流−電圧(I−V)変換調整抵抗20でPD電圧信号21に電圧変換する。PD電圧信号21は、アナログ−デジタル変換器(以下、「AD」という)22(変換部)にて、システムクロック(以下、「SYSCLK」という)16の周期でAD出力信号23にデジタル変換される。
比較器27は、AD出力信号23の信号値と基準値25をSYSCLK16に同期させて比較し、その結果を比較器出力28として電流ラッチ29へ出力する。基準値25は、不図示の画像形成制御部から入力される外部基準値信号10に基づいて基準値設定回路24で生成される。したがって、基準値25は、レーザ駆動回路1の外部から所望の値に変更される。
電流ラッチ29は、サンプル/ホールド制御回路31からサンプル許可信号32が出力されると、比較器出力28をバイパスしてラッチ出力30とする。ゲイン設定回路33は、SYSCLK16に同期した駆動電流設定データ34を出力する。
駆動電流設定データ34は、SYSCLK16の1周期、あるいはそれ以上の周期毎に所定のステップで出力レベルが増減する値である。例えば、分解能が8[bit]の場合、ステップ数を3[%]とするとSYSCLK16の1周期あるいはそれ以上の周期毎に7ステップ(<7.68=256×0.03)増減するように設定する。具体的には、AD出力信号23の信号値が基準値25より小さいときは、発光過剰であるとして駆動電流データ34を減少させ、AD出力信号23が基準値25より大きい時ときは、発光不足であるとして駆動電流データ34を増加させる。
サンプル/ホールド制御回路31は、不図示の画像形成制御部から入力されるサンプル/ホールド信号12に基づいて光量制御の実行を指示するためのサンプル許可信号32を出力する。
差動増幅器38は、トランジスタ37と駆動電流設定抵抗39と共に電流アンプを形成する。差動増幅器38で駆動される電流は、デジタル−アナログ変換器(以下、「DAという」35の出力値36を駆動電流設定抵抗39で除算した値である。
VDO−ON信号13が出力されているときは、画像データ信号14が不図示の画像形成制御部からレシーバ40に出力され、強制発光信号19及びサンプル許可信号32が出力されているときは、画像データ信号14にかかわらず“H”レベル信号が出力される。
データセレクタ40は、トランジスタ41及びトランジスタ42をON−OFFさせる。トランジスタ42は、半導体レーザ2内のLDに接続されて非反転駆動し、トランジスタ41は、擬似負荷抵抗43に接続されて反転駆動する。したがって、光量制御時はデータセレクタ40の出力が“H”レベル信号となり、半導体レーザ2内のLDに接続されたトランジスタ42が非反転駆動することによってLDを発光させ、再び半導体レーザ2内のPDで受光することで負帰還制御を実現している。
次に、PD安定判別回路17の動作を図3及び図4を用いて説明する。
図3は、図2におけるPD安定判別回路17を概略的に示すブロック図であり、図4は、図2におけるPD安定判別回路17のタイムチャートである。
図3及び図4において、基準値設定信号26が、“H”信号レベルの条件下で、サンプル/ホールド信号12を“L”レベルにすると、強制発光信号発生回路59(定電流発光部)からSYSCLK16に同期した強制発光信号19が出力され(“H”レベル信号)、データセレクタ40が発光状態となり、半導体レーザ2内のLDが発光を開始する。このとき、LD駆動電流は、予め定められた値であり、例えば、電流ラッチ29で保持されたラッチ出力30に応じて算出される駆動電流データ34に基づいて設定される。すなわち、強制発光信号発生回路59は、光量制御の実行指示の直後に予め設定されたLD駆動電流値で半導体レーザ2を定電流発光させる。
半導体レーザ2内のLDが発光によりPD電圧信号21が出力され、SYSCLK16に同期したAD出力信号23が、PD安定判別回路17の差分値算出回路50及びシフトレジスタ51に入力される。シフトレジスタ51(記憶部)は、AD出力信号23をSYSCLK16から所定時間、例えば1周期遅延させ、1周期遅延させたAD出力信号23をシフトレジスタ出力52として差分値算出回路50に出力する。差分値算出回路50(算出部)は、AD出力信号23とシフトレジスタ出力52との差分値53を時系列で算出する。差分値53は、サンプル/ホールド信号12が“H”レベルである区間ではリセットされ、SYSCLK16の立ち下がりで確定される。
PD比較器56は、差分値53と安定判別値格納メモリ54から出力される安定判別値55とを比較したPD比較出力57を、判別信号発生回路60及び強制信号発生回路59に出力する。
ここで、図4では、安定判別値55をAD22と同一の分解能である±3%に設定した場合を示している。この場合、AD22の分解能が8[bit]で総ステップ数が256であるから、安定判別値55は以下の式(1)で表される。
安定判別値55=±7カウント<±7.68=256×±0.03(dec値、hex値「07h」) ・・・(1)
AD出力信号23が「5Eh」に達した時、シフトレジスタ出力52が「57h」であり、差分値53が「07h」となる。PD比較器56において、差分値53が安定判別値55と比較され、差分値53が安定判別値55以下であるときは、PD比較出力57が出力される。
強制発光信号発生回路59は、PD比較出力57が出力されると強制発光信号19の出力を停止する。図2のサンプル/ホールド制御回路31では、サンプル/ホールド信号12が出力されかつ強制発光信号19が出力されていない区間を、サンプル許可信号32が出力される区間とする。サンプル許可信号32が出力(“L”レベル信号)されることにより、電流ラッチ29はバイパス状態となり光量制御(ループ制御)が開始される。
判別信号発生回路60は、ラッチ等で構成され、PD比較出力57を強制発光信号19の立下りで保持してPD安定判別信号18とする。PD安定判別信号18は、サンプル/ホールド信号12を“H”レベルにすることで解除される。光量制御のモードでは、差分値53が安定判別値55から外れるが、強制発光信号19の立下りで保持されているためPD安定判別信号18の出力は変動しない。
また、基準値設定信号26が“L”レベル区間では、強制発光信号発生回路59がリセット状態となり、強制発光信号19が出力されないため、PD比較出力57は保持されず、判別信号発生回路60をバイパスし、PD安定判別信号18となる。
次に、基準値設定回路24の動作を図5及び図6を用いて説明する。
図5は、図2における基準値設定回路24を概略的に示すブロック図である。図6は、図2における基準値設定回路24のタイムチャートである。
図5及び図6において、基準値設定回路24は、イネーブル信号11がON(“L”レベル信号)となるレーザ駆動回路1の初期状態において、外部基準値信号10に基づいて基準値25を段階的に出力する。
イネーブル信号11がONで最初のサンプル/ホールド信号12のON(“L”レベル信号)直後、半導体レーザ2内のLDは、基準値25が「0」であり発光していない。
初期設定信号発生回路61は、イネーブル信号11が“L”レベル時、最初のサンプル/ホールド信号12のON(“L”レベル信号)を検出し、システムクロック分周信号(以下、「SYSCLK×1/2」という)65の立ち上りに同期した1周期分のパルスを初期設定信号62として出力する。初期設定信号62は、初期イネーブル信号発生回路68に出力され、初期イネーブル信号発生回路68で初期イネーブル信号69として基準値カウンタ70に出力される。さらに、初期設定信号62は、基準値設定信号発生回路75に出力されると共に基準値設定信号発生回路75で立ち上りに同期した基準値設定信号26としてPD安定判別回路17に出力され、基準値設定状態に入る。
基準値カウンタ70は、初期イネーブル信号69が“H”レベルである区間のみ、(SYSCLK×1/2)65の立ち上りにてカウントアップする。基準値カウンタ出力71は、基準値格納メモリ74に入力され、基準値25として比較器27に出力される。比較器27では、基準値25をAD出力信号23と比較する。この結果、LDの発光開始に応じてPD電圧信号21が出力される。PD電圧信号21の変動量が所定範囲内になると、PD安定判別信号18が出力され、AND66を経由して初期イネーブル信号発生回路68にて初期イネーブル信号69とする。PD安定判別信号18は、前述したように基準値設定信号26が“L”レベルである区間では保持されないため、PD電圧信号21が安定状態であるとき、すなわち差分値53が安定判別値55以下であるときに“H”レベルで出力される。
初期設定信号62に基づいて生成される初期イネーブル信号69に続いて、PD安定判別信号18から生成される初期イネーブル信号69が出力される毎に(SYSCLK×1/2)65にてカウントアップし、基準値25を順次上昇させる。
基準値一致回路72は、不図示の画像形成制御部から入力される外部基準値信号10と基準値カウンタ出力71とを比較し、外部基準値信号10と基準値カウンタ出力71とが一致した場合には、基準値一致信号73(“L”レベル信号)を出力する。基準値一致信号73が出力されると、AND66にてPD安定判別信号18の出力が停止される。これにより、基準値カウンタ70へ初期イネーブル信号69が供給されず、カウントは停止する。
基準値設定信号発生回路75は、“H”レベルのPD安定判別信号18の及び“L”レベルの基準値一致信号73が同時に出力されている状態をSYSCLK16の立ち上りで検出すると、基準値設定信号26の出力を“H”レベルにする。これにより基準値設定が完了する。
図7は、図2におけるレーザ駆動回路1の動作を説明するタイムチャートである。
図7において、まず、イネーブル信号11がOFF状態(“H”レベル信号)では、電流ラッチ29はリセットされており、データセレクタ40はOFF(消灯)を選択されている。イネーブル信号11がON(“L”レベル信号)で、サンプル/ホールド信号12をON(“L”レベル信号)にすることにより、基準値設定信号26が“L”レベルで出力され、サンプル許可信号32が“L”レベルで出力される。これにより、レーザ駆動回路1は、APCモードによる基準値設定状態に入る。この時、電流ラッチ29の出力状態はバイパスであり、データセレクタ40はON(発光)を選択する。その後、基準値設定信号26を“H”レベルにすることでAPCモードのみとし、BDセンサ9に半導体レーザ2の光ビームL1を入射することによりBDセンサ9の出力信号を得る。BDセンサ9の出力信号は、用紙に印字される画像の主走査方向の書き出し基準信号となる。
BDセンサ9の出力信号を検出すると、画像形成装置は印字動作を開始し、レーザ駆動回路1は、以下のシーケンスを繰り返す。
BDセンサ9の出力信号を検出後、サンプル/ホールド信号12をOFF(“H”レベル信号)とし、サンプル許可信号32をOFF(“H”レベル信号)とする。サンプル/ホールド信号12がOFF且つVDO−ON信号13がONの場合、レーザ駆動回路1のレーザ制御モードはOFFとなり、電流ラッチ29の出力状態はホールドであり、データセレクタ40はOFF(消灯)を選択する。
次に、サンプル/ホールド信号12をOFFの状態で、VDO−ON信号13がOFF(“H”レベル信号)になると、レーザ駆動回路1はVDO(画像制御)モードとなる。VDOモードでは、データセレクタ40は画像データ信号14の出力を選択する。このとき、半導体レーザ2の駆動電流は、電流ラッチ29で保持されたデータ、すなわち、画像データ信号14の出力が選択される直前に実行されたAPCモードで得られた駆動電流データ30を用いて決定される。
その後、再度サンプル/ホールド信号12をON(“L”レベル信号)にすることによりAPCモードに移行する。このとき、最初は強制発光モードとし、電流ラッチ29で保持された駆動電流データ30に基づいて半導体レーザ2を発光させる。データセレクタ40はON(発光)を選択する。強制発光モードを終了すると、サンプル許可信号32を“L”レベルとし、APCモードとなる。
画像形成装置の印字動作が完了すると、イネーブル信号11を再度OFFとし、レーザ駆動回路1をリセット状態にする。
図8は、図2におけるゲイン設定回路33の動作を説明するタイムチャートであり、(a)は、半導体レーザ2として半導体レーザAを用いた場合を示し、(b)は、半導体レーザ2として半導体レーザBを用いた場合を示す。なお、半導体レーザA及びBはPDから出力される電流値が夫々異なる。
図8において、半導体レーザA内のPDから出力される電流は、半導体レーザB内のPDから出力される電流より大きい。ここで、半導体レーザA又はBが図2におけるレーザ駆動回路1に接続された場合は、APCにおいて基準値25が同値であればPD電圧信号21が同値となるよう設定される。したがって、半導体レーザAをレーザ駆動回路1に接続した場合、電流−電圧(I−V)変換調整抵抗20の値は半導体レーザBを接続したときより小さくなり、PD電圧信号21の立ち上り特性が急峻になる。
初期状態以外でのAPCモードにおいて、PD電圧信号21の安定時間を計測するため、強制発光信号19が“H”レベルである区間をSYSCLK16にてカウントし、このカウント結果に基づいて周期ゲインを設定する。周期ゲインは、駆動電流データ34の値を増減するための時間を設定すべくSYSCLK16を分周値で除算した値である。
図7において、駆動電流データ34のステップ数をDA35の分解能が8[bit]の±3%とすると、総ステップ数が256であるから±7ステップとなる。一方、周期ゲインは、強制発光信号19のカウント値が3であるときは「1」、7であるときは「3」に夫々設定される。
したがって、強制発光信号19のカウント値がnであるときは、周期ゲインは以下の(2)式のように設定される。カウント値を3以上としているのは、PD電圧信号21が安定し強制発光信号19の停止するまでにSYSCLK16の2周期を使用するためである。
周期ゲイン=(n−1)/2(n≧3、小数点以下切り上げ) ・・・(2)
上記(2)式により得られた周期ゲインの周期に応じて、駆動電流データ34を7ステップずつ加減する。
本実施の形態によれば、レーザ駆動回路1は、光量制御(ループ制御)の実行指示の直後に、駆動電流データ34に基づいて設定されるLD駆動電流値で半導体レーザ2を定電流発光させ、半導体レーザ2の定電流発光時に得られる半導体レーザ2内のPDの検出信号をSYSCLK16の周期でアナログ/デジタル変換し、デジタル変換されたAD出力信号23をSYSCLK16から1周期遅延(シフト)させ、AD出力信号23とシフトレジスタ出力52との差分値53を算出し、差分値53が安定判別値55以下であるときに半導体レーザ2の光量制御を開始するので、APC精度の向上及びAPCの応答時間の短縮が可能となる。
また、本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体を画像形成装置に供給し、その画像形成装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出して実行することによっても、達成される。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
コンピュータから読出されたプログラムコードを実行することにより、上述した上記実施の形態の機能が実現されだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動するOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施の形態に係るレーザ光量制御装置を備える画像形成装置の部分構成図である。 図1におけるレーザ駆動回路の主要ブロック図である。 図2におけるPD安定判別回路を概略的に示すブロック図である。 図2におけるPD安定判別回路のタイムチャートである。 図2における基準値設定回路を概略的に示すブロック図である。 図2における基準値設定回路のタイムチャートである。 図2におけるレーザ駆動回路の動作を説明するタイムチャートである。 図2におけるゲイン設定回路の動作を説明するタイムチャートであり、(a)は、半導体レーザとして半導体レーザAを用いた場合を示し、(b)は、半導体レーザとして半導体レーザBを用いた場合を示す。 従来の高速デジタル方式のAPCにおいて、PDの受光特性の低い半導体レーザを用いた場合を示す図である。
符号の説明
1 レーザ駆動回路
2 半導体レーザ
34 駆動電流データ
16 SYSCLK
23 AD出力信号
52 シフトレジスタ出力
53 差分値

Claims (1)

  1. 半導体レーザを用いた画像形成装置のレーザ光量制御装置において、
    前記半導体レーザの受光素子による発光量をアナログ/デジタル変換することにより前記半導体レーザの光量をループ制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記ループ制御の実行指示の直後に予め設定された電流値で前記半導体レーザを定電流発光させる定電流発光部と、前記半導体レーザの定電流発光時に得られる前記受光素子の検出信号をアナログ/デジタル変換する変換部と、前記デジタル変換された検出信号を所定時間シフトする記憶部と、前記デジタル変換された検出信号と前記所定時間シフトされた検出信号との差分値を算出する算出部とを有し、前記差分値が予め設定された値以下であるときに、前記半導体レーザのループ制御を開始することを特徴とするレーザ光量制御装置。
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