JP4908031B2 - 高含水率廃棄物の処理方法及び処理装置 - Google Patents
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Description
例えば、脱水汚泥を、乾燥することなく、また、添加剤を用いて前処理することなく、直接セメントキルンの窯尻部または仮焼炉にパイプライン輸送にて導入して焼却する方法(特許文献1等参照)がある。一般に、脱水汚泥は、その殆どが水と有機物であるから、セメントキルンや仮焼炉で焼却する際に残分となる灰分はごく微量であり、したがって、セメントクリンカの成分に影響を及ぼすこともなく、セメントキルン内での焼却処理が可能であり、しかも、燃焼灰などの新たな廃棄物を出さないため、有効な処理方法である。
このセメント焼成設備にて処理される脱水汚泥としては、セメント焼成設備に容易にパイプ輸送し投入することが可能なものが好ましく、一般的には、含水率が80%前後の高含水率汚泥が多く用いられている。
このため、セメント焼成設備では、高含水率汚泥の投入量を制限する必要があり、クリンカ焼成量に対して、せいぜい1〜3%程度までの処理がおこなわれているのが実状である。
この方法では、高含水率汚泥を乾燥する乾燥装置に多量の高温排ガスを導入する必要があり、しかも乾燥に用いられた後の排ガスは臭気成分や多量の水蒸気を含んでいるので、この排ガスを直接外部に放出することができない。そこで、乾燥させた後の排ガスをセメント焼成設備のクリンカクーラに導入して冷却空気などに再利用した後、セメントキルンや仮焼炉に導入して燃料燃焼用空気としてフレーム内で高温度に加熱して焼却処理を施し、含まれる臭気成分を分解して無臭化した後、セメント焼成設備から排出する方法も考えられる。
したがって、この焼却処理方法では、別途乾燥設備が必要となるばかりでなく、セメント焼成設備においてもクリンカ焼成効率が悪化するとともにクリンカの生産能力も低下する虞があるという問題点があった。
また、セメント焼成設備の操業に与える影響を全く無くするために、独立した乾燥装置を用いて高含水率廃棄物を乾燥させ、この乾燥した廃棄物をセメントキルンや仮焼炉に投入する方法もある。この方法は、確かに、セメント焼成装置からの乾燥のための排ガスは必要なくなるものの、別途、乾燥用の熱源や乾燥装置から排出される排ガスを脱臭処理するための加温装置等が必要となり、装置構成がより複雑となるばかりでなく、前記の直接投入する方法による損失熱量と比較して、多くの燃料を必要とする場合がある等の問題点があり、必ずしも有効な方法ではなかった。
このような理由で、セメント焼成設備にて全ての高含水率廃棄物を同時に処理を行うことが望まれるが、これらの多様な高含水率廃棄物を従来のセメント焼成設備に同時に直接投入して焼却処理を行うと、セメント焼成設備に与える影響がより一層大きくなるなどの問題点もあった。
これにより、水分が多量に含まれる高含水率廃棄物を別途乾燥することなくサスペンションプレヒータ、仮焼炉及びセメントキルンのうちいずれか一個所以上に直接投入し、その後焼却処理を行うこととしても、セメント焼成設備におけるクリンカ焼成度を維持するための焼成許容範囲が広くなる。よって、セメントキルン内にて、セメント原料の温度が高含水率廃棄物の水分の蒸発に伴い大きく低下しても、セメントクリンカとして容易に焼成することが可能となり、また、セメントクリンカ焼成工程が高含水率廃棄物中の水分の蒸発による影響を受け難くなる。よって、セメント焼成設備の操業に与える影響を少なく抑えることが可能になり、セメントの品質を低下させることなく、安定したセメント焼成設備の操業が可能になる。
これにより、従来のセメント焼成設備と比較してセメントキルン内でクリンカ焼成度を保つための多量の燃焼ガスを必要としなくなり、セメント焼成設備における各所の温度上昇を小さく保つことが可能となり、従来のセメント焼成設備で生じていた温度上昇に伴うセメント焼成設備の操業に対する悪影響や、セメントキルンにおけるクリンカの焼成度が不足する等の不具合も小さくなる。よって、セメント焼成設備における高含水率廃棄物の処理量を増加することが可能となる。
これにより、水分が多く含まれる高含水率廃棄物を別途乾燥することなくセメント焼成装置に直接投入した場合においても、しかも投入量を上記のように多量に設定した場合であっても、セメントクリンカ焼成工程が高含水率廃棄物中の水分の蒸発による影響を受け難くなる。よって、一定の品質のセメントを安定して製造し、しかもセメント焼成設備の安定操業が行え、かつ多量の高含水率廃棄物の処理を行うことが可能になる。
また、高含水率廃棄物のうち粘性の高い高含水率汚泥を、サスペンションプレヒータ、仮焼炉及びセメントキルンのうちいずれか一個所以上に直接投入し、その後焼却処理を行い、高含水率廃棄物のうち粘性の低い高含水率汚泥を、セメントキルンの窯尻部、仮焼炉の二次空気ダクト、仮焼炉の上半部からサスペンションプレヒータの最下段のサイクロンまでの間、のうちいずれか一個所以上に直接投入し、その後焼却処理を行うので、水分が多く含まれる高含水率廃棄物を別途乾燥することなくセメント焼成装置に直接投入した場合においても、セメント原料をセメントクリンカとして容易に焼成することができ、セメントクリンカ焼成工程が高含水率廃棄物中の水分の蒸発による影響を受ける虞がなくなる。したがって、セメント焼成設備の操業に与える影響を最小限に抑えることができ、セメントの品質を低下させることなく、安定したセメント焼成設備の操業を行うことができる。
したがって、水分が多く含まれる高含水率廃棄物を別途乾燥することなくセメント焼成装置に直接投入した場合においても、セメントクリンカ焼成工程が高含水率廃棄物中の水分の蒸発による影響を受け難くなり、よって、一定の品質のセメントを安定して製造することができ、セメント焼成設備の安定操業を長期間に亘って行うことができる。
なお、本実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
このポンプ22は、セメント焼成設備におけるクリンカの焼成量に対して合計4重量%以上の処理能力を有する。
図2は高効率型クリンカクーラ6の縦断面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図であり、図において、31はセメントキルン5の窯前部5bに接続された長尺箱状のクーラ本体、32はクーラプレート、33はクーラプレート32の下面に設けられたグレートサポート、34は仕切板、35は冷却空気用配管、36は配管35の途中に設けられた屈曲可能なフレキシブル継手、37a〜37d及び37a−1、37a−2は冷却空気ファン、38はエアビーム(風箱)である。
このクーラプレート32は、グレートサポート33と一体になることで、クーラプレート32とグレートサポート33とで囲まれた空間をエアビーム(風箱)38としている。
この冷却空気によって、クリンカの冷却がクーラ本体31の幅方向に均一にしかも効率よく行われるようになっている。しかも、噴出する空気量を減少させた場合であっても、上述した冷却機構によりプレート32の表面の熔損を防止することができる。さらに、少ない空気量でクリンカを冷却した後の冷却空気は、高温度となるので、2次空気の熱回収率を高めることができる。
ここで焼却処理される高含水率廃棄物は、下水汚泥、工場汚泥、廃水、中和水、有機性スラッジから選択される1種または2種以上であり、かつ、高温にて焼却処理を行う廃棄物であり、多様な廃棄物である。
このように多様な高含水率廃棄物のうち、粘性の高い高含水率汚泥の投入位置は、セメントキルン5、仮焼炉7、サスペンションプレヒータ8のうちいずれかとすることができるが、特に、セメントキルン5の窯尻部5aが好ましい。
また、高含水汚泥の場合は、投入箇所を仮焼炉7とすると、含まれる水分が急激に蒸発することにより、仮焼炉7の燃料燃焼フレームの形成に対して悪影響を及ぼすので好ましくない。
例えば、セメントキルン5の窯尻部5aの場合では、投入された高含水率汚泥は直ちにセメントキルン5に導入され蒸発によって主にセメント原料の温度を低下させることとなり、セメントキルン5でのクリンカ焼成が難しくなり、特にセメントキルン5での燃料および燃焼ガスを増加させるなどの必要が生じる。
一方、仮焼炉7の二次空気ダクト9に投入する場合には、この二次空気ダクト9内で急激な水分蒸発により二次空気温度が低下することとなる。このためセメント原料の脱炭酸を維持するために仮焼炉7の燃料を増加する必要が生じる。
過剰な燃焼ガスはセメントキルン5の窯尻部5aのガス温度を高めるので、この部位にアンザツの付着を多くし、セメントキルンのガスの流れを阻害し通ガス量を低減させる可能性がある。
特に、従来のセメント焼成設備においては、多量の高含水率廃棄物を窯尻部に投入処理をおこなうと、クリンカの焼成度を維持するに十分な燃焼ガスが得られないなどにより、必要量のクリンカを焼成することが不可能となり、しかも満足な品質が得られないなどの操業に対する影響が急激に高くなる。
なお、これらの下水汚泥、廃水、セメント焼成設備A、B等の概要は下記の通りである。
含水率 82%(固形分 18%)
固形分の性状
組成 :灰分14.2%、揮発分70%、固形炭素8.3%
元素分析:炭素37.4%、水素5.7%、窒素4.4%、酸素36.3%
発熱量(高位):3500Kcal/kg
(真発熱量3100Kcal/kg)
理論燃焼空気量:3.8Nm3/kg
理論燃焼ガス量:4.4Nm3/kg
(2)廃水
水分ほぼ100重量%の中和等の処理廃液
a.サスペンションプレヒータおよび仮焼炉
4段サイクロン型サスペンションプレヒータ及び流動層式仮焼炉(N−MFC型)
b.セメントキルン
セメントキルンサイズ 110mL×5.8mφ
c.クリンカクーラ
二次空気回収域:高効率型クリンカクーラ(IKN社製ペンジュラムクリンカクーラ)
クーラ排気領域:従来型クリンカクーラ(バブ日立社製)
a.サスペンションプレヒータおよび仮焼炉
5段サイクロン型サスペンションプレヒータ及び噴流炉式仮焼炉(N−SF型)
b.セメントキルン
セメントキルンサイズ 100mL×5.3mφ
c.クリンカクーラ
従来型クリンカクーラ(バブ日立社製)
セメント焼成設備Aについて下水汚泥もしくは廃水の投入処理量および投入位置を選定し、下水汚泥または廃水の投入の無いセメントクリンカ生産量(クリンカ生産能力)に対して1重量%、4重量%、7重量%、10重量%の4水準で変更させた場合について、セメント焼成設備のクリンカ生産能力、クリンカ品質(焼成度)およびクリンカ焼成熱量原単位等の操業における変化を調べた。
なお、投入位置については、下水汚泥はセメントキルン窯尻部を、また廃水は仮焼炉を選定した。
また、操業条件は、サスペンションプレヒータ8の排ガス温度が380℃以上になった場合に、最上段のサイクロン8aのガスの入り口から水の噴霧(または散水)を行い、最上段のサイクロン8aの排ガス温度を380℃に維持した。
なお、表2中の「温度変化量」とは、基準値からの温度変化量(温度差)のことである。
また、単位セメントクリンカ焼成のための熱量使用量(熱量原単位)は、下水汚泥の無添加時のクリンカ焼成量(クリンカ焼成能力)に対して1重量%の処理量につき熱量原単位は1.5〜3%の悪化が見られた。この熱量原単位の悪化は、下水汚泥の持つ水分の蒸発潜熱に対して2〜2.5倍の熱量に相当する。特に下水汚泥の処理量が多くなるに従って熱量原単位の悪化程度が増加してくる。
従来型クリンカクーラを付設するセメント焼成設備Bについて、下記の3条件にて下水汚泥の投入場所の違いによるセメント焼成設備の操業に対する影響度を調べた。
(1)セメントキルン窯尻部に下水汚泥を投入してセメントキルン内で焼却処理を行う場合
(2)仮焼炉二次空気ダクトに廃水を投入して、二次ダクト内および仮焼炉で焼却処理を行う場合
(3)最下段サイクロン内に廃水を投入して焼却処理を行う場合
また、操業条件は、サスペンションプレヒータ8の排ガス温度が380℃以上になった場合に、最上段のサイクロン8aのガスの入り口から水の噴霧(または散水)を行い、最上段のサイクロン8aの排ガス温度を380℃に維持した。
これらの結果を表3に示す。なお、下水汚泥を全く投入しない場合を「基準」とした。
なお、表4中の操業状況の判断基準は下記の通りである。
○:クリンカの焼成度の維持及び長時間の連続操業に支障が無い場合。
△:セメントキルンの燃焼ガス量が確保できない等により、頻繁にクリンカ焼成量をより低下させて対応する等の場合。
×:クリンカ焼成度の維持が難しく、連続操業が困難である場合。
従来型クリンカクーラを付設するセメント焼成設備Bについて、廃水、または下水汚泥および廃水の投入処理量を、下水汚泥または廃水の投入の無いセメントクリンカ生産量(クリンカ生産能力)に対して6〜7重量%とし、さらに、廃水、または下水汚泥および廃水の投入位置を1個所以上とした場合について、セメント焼成設備の操業に対する影響度を調べた。
ここでは、実施例7では、廃水の投入位置を最下段サイクロン内とし、実施例8では、下水汚泥の投入位置をセメントキルン窯尻部とするとともに、廃水の投入位置を最下段サイクロン内とした。
これらの結果を表3に示す。なお、下水汚泥を全く投入しない場合を「基準」とした。
また、下水汚泥の処理を増加させた場合について、セメント焼成設備の操業値の変化について調べた。各操業条件における燃料焚比、セメント焼成設備の温度、操業状況の評価結果を表4に示す。
なお、表4中の操業状況の判断基準は比較例1〜6と同様である。
また、約6%の下水汚泥の処理時には、セメント焼成設備の操業が不安定となり、クリンカ焼成度を確保することが困難であった。
したがって、セメント焼成設備Bにおける下水汚泥の処理可能量は、セメント焼成設備の安定操業が可能な範囲のみにて行われるとすると、無添加時のクリンカ焼成能力に対して約3〜4%以下となる。
2 サイクロン
3 セメント原料貯蔵庫
5 セメントキルン
5a 窯尻部
5b 窯前部
6 高効率型クリンカクーラ
7 仮焼炉
8 サスペンションプレヒータ
8a〜8d サイクロン
9 二次空気ダクト
10 電気集塵機
11 排気煙突
12 バーナー
13 クーラ排気ライン
14 セメント原料供給ライン
15 セメント原料粉供給ライン
16 セメントクリンカ搬送ライン
17 高含水率有機汚泥の直接投入処理装置
21 貯留槽
22 ポンプ
23 高含水率有機汚泥供給ライン
31 クーラ本体
32 クーラプレート
33 グレートサポート
34 仕切板
35 冷却空気用配管
36 フレキシブル継手
37a〜37d、37a−1、37a−2 冷却空気ファン
38 エアビーム
Claims (4)
- セメント原料を予熱するサスペンションプレヒータと、予熱された前記セメント原料を仮焼する仮焼炉と、この仮焼されたセメント原料を焼成しクリンカとするセメントキルンと、このクリンカを冷却するクリンカクーラとを備えたセメント焼成設備を用いて高含水率廃棄物を焼却処理する方法であって、
前記クリンカクーラは、長尺箱状のクーラ本体内の長手方向に、スリット状の冷却空気の噴出孔が形成されたクーラプレートと、前記クーラプレートの下面に設けられたグレートサポートとで構成された風箱を配列してなる波形プレート構造の高効率型クリンカクーラであり、
前記高含水率廃棄物のうち粘性の高い高含水率汚泥を、前記サスペンションプレヒータ、前記仮焼炉及び前記セメントキルンのうちいずれか一個所以上に直接投入し、その後焼却処理を行い、
前記高含水率廃棄物のうち粘性の低い高含水率汚泥を、前記セメントキルンの窯尻部、前記仮焼炉の二次空気ダクト、前記仮焼炉の上半部から前記サスペンションプレヒータの最下段のサイクロンまでの間、のうちいずれか一個所以上に直接投入し、その後焼却処理を行うことを特徴とする高含水率廃棄物の処理方法。 - 前記高含水率廃棄物の前記仮焼炉または前記セメントキルンへの投入量は、
前記セメント焼成設備における前記クリンカの焼成量に対して4重量%以上、前記高含水率廃棄物に含まれる合計水分量で前記クリンカの焼成量に対して3重量%以上、のいずれかであり、かつ前記高含水率廃棄物の無添加時のセメントクリンカ焼成能力に対して10重量%以下であることを特徴とする請求項1記載の高含水率廃棄物の処理方法。 - 前記高含水率廃棄物は、下水汚泥、工場汚泥、廃水、中和水、有機性スラッジから選択される1種または2種以上であり、かつ、高温にて焼却処理を行う廃棄物であることを特徴とする請求項1または2記載の高含水率廃棄物の処理方法。
- セメント原料を予熱するサスペンションプレヒータと、予熱された前記セメント原料を仮焼する仮焼炉と、この仮焼されたセメント原料を焼成しクリンカとするセメントキルンと、このクリンカを冷却する高効率型クリンカクーラとを備え、前記高効率型クリンカクーラが、長尺箱状のクーラ本体内の長手方向に、スリット状の冷却空気の噴出孔が形成されたクーラプレートと、前記クーラプレートの下面に設けられたグレートサポートとで構成された風箱を配列してなる波形プレート構造のクリンカクーラであるセメント焼成設備を用いて高含水率廃棄物を焼却処理する装置であって、
前記サスペンションプレヒータ、前記仮焼炉及び前記セメントキルンのうち一個所以上に、
前記高含水率廃棄物の処理能力が、前記セメント焼成設備におけるクリンカの焼成量に対して合計4重量%以上、かつ前記高含水率廃棄物の無添加時のセメントクリンカ焼成能力に対して10%以下であり、前記高含水率廃棄物のうち粘性の高い高含水率汚泥を、前記サスペンションプレヒータ、前記仮焼炉及び前記セメントキルンのうちいずれか一個所以上に直接投入し、前記高含水率廃棄物のうち粘性の低い高含水率汚泥を、前記セメントキルンの窯尻部、前記仮焼炉の二次空気ダクト、前記仮焼炉の上半部から前記サスペンションプレヒータの最下段のサイクロンまでの間、のうちいずれか一個所以上に直接投入する高含水率廃棄物投入手段を備えてなることを特徴とする高含水率廃棄物の処理装置。
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