JP4906764B2 - 経路ループ検出装置、経路ループ検出方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

経路ループ検出装置、経路ループ検出方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4906764B2
JP4906764B2 JP2008074504A JP2008074504A JP4906764B2 JP 4906764 B2 JP4906764 B2 JP 4906764B2 JP 2008074504 A JP2008074504 A JP 2008074504A JP 2008074504 A JP2008074504 A JP 2008074504A JP 4906764 B2 JP4906764 B2 JP 4906764B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
node
shortest path
communication network
state change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008074504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009232120A (ja
Inventor
雄一郎 屏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2008074504A priority Critical patent/JP4906764B2/ja
Publication of JP2009232120A publication Critical patent/JP2009232120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4906764B2 publication Critical patent/JP4906764B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、経路ループ検出装置、経路ループ検出方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年、インターネット等、IP(Internet Protocol)を用いた通信ネットワーク(以下、「IPネットワーク」と称する)が普及し大いに活用されているが、これに伴いネットワークの状態に対する関心も高まっている。このためネットワーク管理者は、IPネットワークの状態を日々監視し、ユーザからのネットワーク状態に係る問い合わせに対して回答できるように準備することが求められている。
IPネットワークにおける不安定な状態の一つとして、一時的にループ状の通信経路が形成される現象がある。この現象について図4を参照して説明する。図4に示されるIPネットワークにおいて、5台のルータA,B,C,D,Eが通信回線で接続されている。又、図4中には各ルータ間のリンクのコスト値が示されている。図4の例では、ルータC,E間で障害が発生することを想定している。まず、障害発生前において、ルータAからルータEへのパス(通信経路)はルータA→ルータC→ルータEであり、ルータBからルータEへのパスはルータB→ルータC→ルータEであり、ルータCからルータEへのパスはルータC→ルータEであり、ルータDからルータEへのパスはルータD→ルータB→ルータC→ルータEである。このパスはリンクコストが最小となっている。ここで、ルータC,E間で障害が発生すると、通常、その障害発生箇所に接続しているルータが該障害発生を検知し、該障害情報を隣接するルータに広報する。ここでは、ルータCがルータC,E間の障害発生を検知し、該障害情報を隣接するルータA,Bに広報することとする。
ルータCは、ルータC,E間の障害情報を隣接するルータA,Bに広報するとともに、自身の経路表を再計算する。ルータA,BはルータCから障害情報を受信すると、それぞれ自身の経路表を再計算する。これにより、障害発生後のルータA,B,C,DからルータEへの各パスは、ルータC,E間を回避しつつリンクコスト最小のものとして、ルータA→ルータB→ルータD→ルータE、ルータB→ルータD→ルータE、ルータC→ルータB→ルータD→ルータE、ルータD→ルータEとなるはずである。
しかし実際には、ルータCとルータA,Bでは経路表の更新タイミングが若干ずれる可能性が高く、一時的に通信経路の不整合が生じ得る。例えば、ルータCの経路表更新の方が早く完了し、ルータA,Bの経路表はまだ更新されていない状態を想定する。この状態では、ルータCからルータEへのパスは障害発生後のものであるが、ルータA,BからルータEへのパスはまだ障害発生前のままである。この場合、ルータAからルータEへ向かうパケットは、まずルータAから障害発生前のパスに従ってルータCに転送される。一方、ルータCでは障害発生後のパスに従ってルータEに向かうパケットをルータBに転送する。すると、ルータBでは、障害発生前のパスに従ってルータEに向かうパケットをルータCに転送する。これにより、ルータBとルータCの間でパケットが循環することとなる。つまり、ルータBとルータCの間でループ状の通信経路が形成される。この状態は、ルータBの経路表が更新された時点で解消される。従って、ルータB,C間のループ状通信経路は一時的なものではある。但し、一時的ではあってもループ状通信経路にパケットが流入することによって当該ルータB,Cの負荷がパケットの循環により増大し、輻輳状態になる等、通信上の何らかの影響が発生し得る。この影響がユーザの通信に対して顕在化すると、ユーザからネットワーク管理者に対して問い合わせが行くかもしれない。従って、ネットワーク管理者は、上記したような、一時的なループ状通信経路についても把握しておくことが望ましい。
その一時的なループ状通信経路の検出に係る従来技術として、例えば非特許文献1に記載の技術が知られている。非特許文献1に記載の従来技術では、IPネットワーク上でパケットをキャプチャ(捕獲)し、ある二つのパケット間で、ヘッダ中のTTL(Time To Live)とチェックサムのみが違うパケットを検出した場合に、ループ状通信経路ありと判断している。
U.Hengartner,S.Moon,R.Mortier,C.Diot,"Detection and Analysis of Routing Loops in Packet Traces",Internet Measurement Workshop(IMW)2002,2002年11月6日
しかし、上述した従来のループ状通信経路検出技術では、パケットのキャプチャ箇所で発生したループ状通信経路しか検出することができない。従って、任意の箇所で発生し得るループ状通信経路をくまなく検出するためには、IPネットワーク上の全ルータ又は全リンクでパケットをキャプチャしなければならず、膨大なコストがかかるという問題が生じる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、パケットのキャプチャによらずに、特定のIPネットワーク内で発生するループ状通信経路を検出することのできる経路ループ検出装置、経路ループ検出方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る経路ループ検出装置は、複数のノードが接続されて構成される特定の通信ネットワーク内で発生するループ状通信経路を検出する経路ループ検出装置において、前記通信ネットワークの状態変化の前後における、コスト増加リンク又は削除リンクの情報及び最短パスの情報に基づいて、ループ状通信経路を判定する経路ループ検出部を備えたことを特徴とする。
本発明に係る経路ループ検出装置においては、前記経路ループ検出部は、前記通信ネットワークの状態変化前の任意の二つのノード間の最短パスであって、コスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスp’(但し、jは1からmまでの整数、mはコスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスの総個数)の集合「P’=[p’,p’,・・・,p’]」を抽出し、集合P’に対して、前記通信ネットワークの状態変化後の対応する最短パスpの集合「P=[p,p,・・・,p]」を抽出し、前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsの次のノード(2番ノード)nが、発ノードとなっている前記通信ネットワークの状態変化前の最短パスp’を検出し、該検出した最短パスp’における発ノードの次のノード(2番ノード)n’を調べ、該発見した2番ノードn’に、発ノードsが同じである前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpが存在するか調べ、該発見された前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsと2番ノードnの間で、ループ状通信経路が発生している可能性ありと判定することを特徴とする。
本発明に係る経路ループ検出装置においては、前記通信ネットワークはリンク状態型の経路制御プロトコルを利用しており、前記経路ループ検出装置は、該経路制御プロトコルによって取得された前記通信ネットワークの状態変化の情報を利用することを特徴とする。
本発明に係る経路ループ検出装置においては、ネットワークトポロジー及び最短パスを保存するトポロジー・パス管理部と、前記通信ネットワークの状態変化の前後のネットワークトポロジーを比較し、コスト増加リンク及び削除リンクを検出するトポロジー比較部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る経路ループ検出装置においては、リンク状態データベースを保存するLSDB管理部と、リンク状態データベースに基づいて、ネットワークトポロジー及び最短パスを算出するトポロジー・パス計算部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る経路ループ検出装置においては、前記通信ネットワーク内に広報されるリンク状態広告メッセージを受信するLSA受信部と、該受信されたリンク状態広告メッセージに基づいて、リンク状態データベースを作成するLSDB作成部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る経路ループ検出装置においては、前記LSDB管理部に保存されているリンク状態データベースの内容を任意に変更するための手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係る経路ループ検出装置においては、前記管理部は、情報の履歴を保存しておくことを特徴とする。
本発明に係る経路ループ検出方法は、複数のノードが接続されて構成される特定の通信ネットワーク内で発生するループ状通信経路を検出する経路ループ検出方法であって、前記通信ネットワークの状態変化の前後における、コスト増加リンク又は削除リンクの情報及び最短パスの情報に基づいて、ループ状通信経路を判定する経路ループ検出ステップを含むことを特徴とする。
本発明に係る経路ループ検出方法においては、前記経路ループ検出ステップにおいて、前記通信ネットワークの状態変化前の任意の二つのノード間の最短パスであって、コスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスp’(但し、jは1からmまでの整数、mはコスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスの総個数)の集合「P’=[p’,p’,・・・,p’]」を抽出し、集合P’に対して、前記通信ネットワークの状態変化後の対応する最短パスpの集合「P=[p,p,・・・,p]」を抽出し、前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsの次のノード(2番ノード)nが、発ノードとなっている前記通信ネットワークの状態変化前の最短パスp’を検出し、該検出した最短パスp’における発ノードの次のノード(2番ノード)n’を調べ、該発見した2番ノードn’に、発ノードsが同じである前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpが存在するか調べ、該発見された前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsと2番ノードnの間で、ループ状通信経路が発生している可能性ありと判定することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、複数のノードが接続されて構成される特定の通信ネットワーク内で発生するループ状通信経路を検出する経路ループ検出処理を行うためのコンピュータプログラムであって、前記通信ネットワークの状態変化の前後における、コスト増加リンク又は削除リンクの情報及び最短パスの情報に基づいて、ループ状通信経路を判定する経路ループ検出ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムにおいては、前記経路ループ検出ステップにおいて、前記通信ネットワークの状態変化前の任意の二つのノード間の最短パスであって、コスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスp’(但し、jは1からmまでの整数、mはコスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスの総個数)の集合「P’=[p’,p’,・・・,p’]」を抽出し、集合P’に対して、前記通信ネットワークの状態変化後の対応する最短パスpの集合「P=[p,p,・・・,p]」を抽出し、前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsの次のノード(2番ノード)nが、発ノードとなっている前記通信ネットワークの状態変化前の最短パスp’を検出し、該検出した最短パスp’における発ノードの次のノード(2番ノード)n’を調べ、該発見した2番ノードn’に、発ノードsが同じである前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpが存在するか調べ、該発見された前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsと2番ノードnの間で、ループ状通信経路が発生している可能性ありと判定することを特徴とする。
これにより、前述の経路ループ検出装置がコンピュータを利用して実現できるようになる。
本発明によれば、パケットのキャプチャによらずに、特定のIPネットワーク内で発生するループ状通信経路を検出することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るIPネットワークの概略構成図である。図1に示されるIPネットワークにおいて、4台のルータ2が通信回線で接続されている。このIPネットワークは、監視対象である特定のネットワークである。本実施形態に係る経路ループ検出装置1は、1台のルータ2に、直接的に又は通信回線を介して接続している。
図1のIPネットワークは、OSPF(Open Shortest Path First)やIS−IS(Intermediate System − Intermediate System)などのリンク状態型の経路制御プロトコルを利用している。本実施形態では、OSPFを例に挙げて説明する。OSPFの詳細については、IETF(Internet Engineering Task Force)発行の技術仕様書(Request For Comments:RFC)の「RFC2328 “OSPF Version 2”」に開示されている。
ルータ2は、OSPFを実装し、OSPFによってIPネットワーク内のネットワークトポロジーを認識する。
ここで、OSPFの概略を説明する。
OSPFでは、各ルータ2が、自身が持つリンク状態(通信リンクの接続状態や通信リンクのコスト値など)を、リンク状態広告メッセージ(Link State Advertisement:LSA)を用いてIPネットワーク全体に広報する。ルータ2は他のルータ2から発信されたLSAを受信し、その受信したLSAからリンク状態データベース(Link-state Database:LSDB)を作成する。LSDBは、ルータ2間の接続の有無をマトリックス形式で記録する。また、LSDBは、あるルータ2から他のルータ2に向かう接続(リンク)が存在する場合には、そのリンクのコスト値を記録する。ルータ2は、LSDBに基づいて、IPネットワークにおいて自己から宛先までのコストが最小となる最短経路木を作成する。ルータ2は、最短経路木に基づいて経路表を作成する。
また、OSPFでは、ルータ2は、自身が持つリンク状態を、定期的にLSAを用いて送信すること(Refresh LSA)に加えて、自身が持つリンク状態に変化があった場合にも、例えばルータに接続した通信リンクが切れたことを検知した場合や通信リンクのコスト値が変わった場合などに、LSAを送信する。ルータ2は、以前に受信したLSAとは異なるメッセージ内容のLSAを受信すると、LSDBを書き換え、最短経路木および経路表を再生成する。従って、OSPFが動作するIPネットワークにおいてLSAを収集し監視すれば、IPネットワークの経路状態の変化を検知することができる。
以上がOSPFの概略である。
本実施形態に係る経路ループ検出装置1は、自身と接続しているルータ2との間でOSPF隣接関係を確立する。これにより、経路ループ検出装置1は、該接続ルータ2を介して、IPネットワーク内に広報されたLSAを受信することができる。経路ループ検出装置1は、受信したLSAに基づいてLSDBを作成する。その作成されたLSDBは、各ルータ2が有するLSDBと同じ内容になる。これにより、経路ループ検出装置1は、IPネットワークのトポロジーを把握することができる。又、経路ループ検出装置1は、そのLSDBに基づいて各ルータ2に関する最短経路木を作成することにより、任意のルータ間の最短パスを把握することができる。
図2は、本実施形態に係る経路ループ検出装置1の構成を示すブロック図である。図2において、経路ループ検出装置1は、LSA受信部11とLSA管理部12とLSA比較部13とLSDB作成部14とLSDB管理部15とトポロジー・パス計算部16とトポロジー・パス管理部17とトポロジー比較部18と経路ループ検出部19と結果表示部20とログ記録部21とを有する。
LSA受信部11は、OSPF隣接関係を確立しているルータ2からLSAを受信する。LSA管理部12は、その受信されたLSAをメモリに保持する。LSA比較部13は、LSAが受信される度に、過去に受信されたLSAの内から今回受信されたLSAと「Link State ID」が同じであるものを抽出し、抽出したLSAと今回受信されたLSAとを比較し、メッセージ内容が同じである場合に今回受信されたLSAが「Refresh LSA」であると判定する。LSA比較部13は、「Refresh LSA」以外のLSAが受信されたときに、「新規LSA受信あり」をLSDB作成部14へ通知する。
LSDB作成部14は、LSA比較部13から「新規LSA受信あり」の通知を受けると、LSA管理部12で保持されているLSAに基づいてLSDBを作成する。LSDB管理部15は、LSDB作成部14で作成されたLSDBをメモリに保持する。
トポロジー・パス計算部16は、LSDB管理部15で保持される最新LSDBに基づいて、IPネットワークのトポロジーと任意の二つのノード(ルータ)間の最短パスとを算出する。ネットワークトポロジーは、ノード間のリンクの情報とリンクのコスト値とを有する。トポロジー・パス管理部17は、トポロジー・パス計算部16で算出されたネットワークトポロジーと最短パスをメモリに保持する。トポロジー・パス管理部17は、最新の情報と変更直前の情報とを保持する。トポロジー比較部18は、変更前後のネットワークトポロジーを比較し、コスト値が増加したリンク及び削除されたリンクを検出する。
経路ループ検出部19は、トポロジー比較部18の検出結果に基づいて、ループ状通信経路を検出する。結果表示部20は、経路ループ検出部19の検出結果を表示装置に画面表示させる。ログ記録部21は、経路ループ検出部19の検出結果を検出時刻とともに記録する。なお、経路ループ検出部19の検出結果をプリンタで印字出力したり、或いは、通信回線を介して所定の宛先へ送信したりするように構成してもよい。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る経路ループ検出装置1の動作を説明する。図3は、本実施形態に係る経路ループ検出処理の手順を示すフローチャートである。
図3において、ステップS1では、LSA受信部11がLSAを受信し、LSA管理部12が該受信LSAをメモリに書き込む。ステップS2では、LSA比較部13が、該受信LSAが「Refresh LSA」であるか否かを判定する。この結果、「Refresh LSA」である場合は、IPネットワークに変化がないので、ループ状通信経路は発生していないとして図3の処理を終了する。一方、「Refresh LSA」ではない場合はステップS3に進む。
ステップS3では、LSDB作成部14がLSDBを作成し、LSDB管理部15が該作成されたLSDBをメモリに書き込み、トポロジー・パス計算部16が最新LSDBに基づいてIPネットワークのトポロジーと各ノード間の最短パスとを再計算し、トポロジー・パス管理部17が該再計算結果をメモリに書き込む。これにより、IPネットワークの状態変化前後のそれぞれのネットワークトポロジー及び最短パスがトポロジー・パス管理部17に保持されている。
ステップS4では、トポロジー比較部18が変更前後のネットワークトポロジーを比較してコスト値が増加したリンク及び削除されたリンクを検出し、コスト増加リンク又は削除リンクが存在するか否かを判断する。コスト増加リンク又は削除リンクのいずれも存在しない場合には、IPネットワークに変化があってもループ状通信経路の発生はないので、ループ状通信経路は発生していないとして図3の処理を終了する。
一方、コスト増加リンク又は削除リンクが存在する場合には、経路変更によってループ状通信経路の発生の可能性があるので、ステップS5以降の処理に進む。ステップS5以降の処理(ステップS5〜S9)は、経路ループ検出部19が行う。経路ループ検出部19は、トポロジー比較部18の検出結果、及び、トポロジー・パス管理部17が保持する情報を用いる。以下、ループ状通信経路の具体例として図4の例を挙げて説明する。なお、パス表記の際には、符号及び矢印で表す。例えば、ルータAからルータB経由でルータCに至るパスは、「A→B→C」と表す。
ステップS5では、IPネットワークの状態変化前の任意の二つのノード間の最短パスであって、コスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスp’(但し、jは1からmまでの整数)の集合「P’=[p’,p’,・・・,p’]」を抽出する。但し、mは、コスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスの総個数である。
図4の例では、ルータC,E間の障害発生によってIPネットワークの状態が変化し、ネットワークトポロジーが変更され、障害箇所のルータC,E間のリンクが削除されるので、ルータC,E間のリンクが削除リンクとして検出される。これにより、ルータC,E間の障害発生前における最短パスの内から、ルータC,E間のリンクを含む最短パスを全て抽出し、集合P’を作成する。ルータC,E間の障害発生前の最短パスの内、ルータC,E間のリンクを含む最短パスは、p’「A→C→E」、p’「B→C→E」、p’「C→E」及びp’「D→B→C→E」の4個である。これら4個の最短パスp’,p’,p’,p’で集合P’を構成する。
ステップS6では、集合P’に対して、IPネットワークの状態変化後の対応する最短パスpの集合「P=[p,p,・・・,p]」を抽出する。IPネットワークの状態変化後の最短パスpは、IPネットワークの状態変化前の最短パスp’と同じ発着ノードのパスである。
図4の例では、以下のように集合P’[p’,p’,p’,p’]に対応する集合P[p,p,p,p]が作成される。
’「A→C→E」に対応するp「A→B→D→E」。
’「B→C→E」に対応するp「B→D→E」。
’「C→E」に対応するp「C→B→D→E」。
’「D→B→C→E」に対応するp「D→E」。
ステップS7では、IPネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsの次のノード(2番ノード)nが、発ノードとなっているIPネットワークの状態変化前の最短パスp’を検出する。そして、検出した最短パスp’における発ノードの次のノード(2番ノード)n’を調べる。
図4の例では、p「A→B→D→E」及びp「C→B→D→E」の2番ノードnは「B」、p「B→D→E」の2番ノードnは「D」、p「D→E」の2番ノードnは「E」である。それら2番ノードnが発ノードとなっている最短パスp’は、p’「B→C→E」及びp’「D→B→C→E」である。そして、p’「B→C→E」の2番ノードn’は「C」、p’「D→B→C→E」の2番ノードn’は「B」である。
ステップS8では、ステップS7で発見した2番ノードn’に、発ノードsが同じであるIPネットワークの状態変化後の最短パスpが存在するか調べる。
図4の例では、2番ノードn’として「B」及び「C」が発見される。そして、IPネットワークの状態変化後の最短パスp「A→B→D→E」,p「B→D→E」,p「C→B→D→E」,p「D→E」の内、発ノードsが「B」であるのはp「B→D→E」であり、発ノードsが「C」であるのはp「C→B→D→E」である。
ステップS8の結果、該当する最短パスpが存在する場合はステップS9へ進む。一方、該当する最短パスpが存在しない場合は、ループ状通信経路は発生していないとして図3の処理を終了する。
ステップS9では、ステップS8で発見されたIPネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsと2番ノードnの間で、ループ状通信経路が発生している可能性ありと判定する。
図4の例では、p「B→D→E」とp「C→B→D→E」が発見されるので、p「B→D→E」におけるノードB,D間とp「C→B→D→E」におけるノードC,B間とで、一時的にループ状通信経路が発生している可能性ありと判断する。この結果は、図4の例として上述したルータB,C間の一時的なループ状通信経路を含むものとなっている。
上述したように本実施形態によれば、パケットのキャプチャによらずに、IPネットワーク上で発生するループ状通信経路の検出を行うことができるという効果が得られる。
本実施形態によれば、企業内や組織内等、イントラドメインでのIP経路制御において一時的なループ状通信経路を検出することが可能となるので、従来のネットワーク監視方法では検出が困難であった一時的な品質劣化要因の一つとして一時的なループ状通信経路を検出できるようになる。これにより、ユーザからのネットワーク状態に係る問い合わせに対して迅速に回答することが可能となり、利用者の満足度を向上させることが期待できる。
なお、本実施形態に係る経路ループ検出装置1は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、あるいはパーソナルコンピュータ等のコンピュータシステムにより構成され、図2に示される経路ループ検出装置1の各部の機能を実現するためのプログラムを実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、その経路ループ検出装置1には、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。
また、上記周辺機器については、経路ループ検出装置1に直接接続するものであってもよく、あるいは通信回線を介して接続するようにしてもよい。
また、図3に示す各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、経路ループ検出処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、リアルタイムでループ状通信経路を検出するように構成したが、オフライン処理でループ状通信経路を検出するように構成することも可能である。以下、オフライン処理でループ状通信経路を検出する構成について説明する。
上述した図2の構成では、各部11〜21がLSA受信により一連の動作を行うことによって、IPネットワークの状態変化時点でリアルタイムにループ状通信経路を検出することができる。これに対して、LSA受信により一連の動作を行う部分と、この部分とは独立で動作を行う部分とに分けることが挙げられる。この実施例をいくつか挙げる。
LSA受信部11からLSDB管理部15までがLSA受信により一連の動作を行ってLSDBをリアルタイムに構築するようにする。ここで、LSDB管理部15は、LSDBの履歴を保存しておく。例えば、最新のLSDBから過去一定期間分のLSDBを保存する。そして、トポロジー・パス計算部16からログ記録部21までは、LSDBの構築とは独立して動作を行う。これにより、LSDB管理部15で保存されているLSDBに基づいて、過去の任意の時点でループ状通信経路が発生したかを検出するための処理を、任意の時点で行うことができる。
LSA受信部11からトポロジー・パス管理部17までがLSA受信により一連の動作を行って、LSDBの構築、さらにネットワークトポロジーと最短パスの算出及び記録を行う。ここで、トポロジー・パス管理部17は、ネットワークトポロジー及び最短パスの履歴を保存しておく。例えば、最新の情報から過去一定期間分の情報を保存する。そして、トポロジー比較部18からログ記録部21までは、それとは独立に動作を行う。これにより、トポロジー・パス管理部17で保存されている情報に基づいて、過去の任意の時点でループ状通信経路が発生したかを検出するための処理を、任意の時点で行うことができる。
LSA受信部11からトポロジー比較部18までがLSA受信により一連の動作を行って、LSDBの構築、ネットワークトポロジーと最短パスの算出及び記録、さらにコスト増加リンク及び削除リンクの検出を行う。ここで、トポロジー比較部18は、コスト増加リンク及び削除リンクの検出結果の履歴を保存しておく。例えば、最新の情報から過去一定期間分の情報を保存する。そして、経路ループ検出部19からログ記録部21までは、それとは独立に動作を行う。これにより、トポロジー・パス管理部17で保存されている情報に基づいて、過去の任意の時点でループ状通信経路が発生したかを検出するための処理を、任意の時点で行うことができる。この実施例3は、図3においてステップS5〜S9のみをオフラインで処理する構成である。
これら実施例1,2,3によれば、ユーザが指定した過去の任意の時点に対してその直前、直後の各保存情報を使用することにより、該指定時点付近でループ状通信経路が発生する可能性があったか否かを判定することが可能になる。
なお、LSA受信により一連の動作を行う部分と、この部分とは独立で動作を行う部分とは、同じ装置に実装してもよく、或いは、それぞれ別の装置として構成してもよい。
又、ネットワーク計画作業前などに、IPネットワークの状態変化(リンクのコスト値の変更など)を仮想的に行って、ループ状通信経路が発生するか否かを調べるためのシミュレーションを行うように構成してもよい。この場合、LSDB管理部15で保持しているLSDBに対して仮想する変更を行うことができるように構成する。これより、LSDB上にIPネットワークの仮の状態変化を反映させることができる。LSDBの変更後、トポロジー・パス計算部16以降を動作させる。これにより、ネットワーク計画作業前などに、あるネットワーク状態変化によってループ状通信経路が発生するか否かを調べることができる。これにより、ユーザやネットワークに与える影響を最小限とするネットワーク作業計画を立てることができるという効果が得られる。例えば、リンクのコスト値等を調整してループ状通信経路が発生しない構成とした上で、実際の作業を実施することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るIPネットワークの概略構成図である。 同実施形態に係る経路ループ検出装置1の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る経路ループ検出処理の手順を示すフローチャートである。 一時的なループ状通信経路の発生例を説明するための概略図である。
符号の説明
1…経路ループ検出装置、2…ルータ(ノード)、11…LSA受信部、12…LSA管理部、13…LSA比較部、14…LSDB作成部、15…LSDB管理部、16…トポロジー・パス計算部、17…トポロジー・パス管理部、18…トポロジー比較部、19…経路ループ検出部、20…結果表示部、21…ログ記録部

Claims (3)

  1. 複数のノードが接続されて構成される特定の通信ネットワーク内で発生するループ状通信経路を検出する経路ループ検出装置において、
    前記通信ネットワークの状態変化の前後における、コスト増加リンク又は削除リンクの情報及び最短パスの情報に基づいて、ループ状通信経路を判定する経路ループ検出部、を備え
    前記経路ループ検出部は、
    前記通信ネットワークの状態変化前の任意の二つのノード間の最短パスであって、コスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスp’(但し、jは1からmまでの整数、mはコスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスの総個数)の集合「P’=[p’,p’,・・・,p’]」を抽出し、
    集合P’に対して、前記通信ネットワークの状態変化後の対応する最短パスpの集合「P=[p,p,・・・,p]」を抽出し、
    前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsの次のノード(2番ノード)nが、発ノードとなっている前記通信ネットワークの状態変化前の最短パスp’を検出し、該検出した最短パスp’における発ノードの次のノード(2番ノード)n’を調べ、
    該発見した2番ノードn’に、発ノードsが同じである前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpが存在するか調べ、
    該発見された前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsと2番ノードnの間で、ループ状通信経路が発生している可能性ありと判定する、
    ことを特徴とする経路ループ検出装置。
  2. 複数のノードが接続されて構成される特定の通信ネットワーク内で発生するループ状通信経路を検出する経路ループ検出方法であって、
    前記通信ネットワークの状態変化の前後における、コスト増加リンク又は削除リンクの情報及び最短パスの情報に基づいて、ループ状通信経路を判定する経路ループ検出ステップ、を含み、
    前記経路ループ検出ステップにおいて、
    前記通信ネットワークの状態変化前の任意の二つのノード間の最短パスであって、コスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスp’(但し、jは1からmまでの整数、mはコスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスの総個数)の集合「P’=[p’,p’,・・・,p’]」を抽出し、
    集合P’に対して、前記通信ネットワークの状態変化後の対応する最短パスpの集合「P=[p,p,・・・,p]」を抽出し、
    前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsの次のノード(2番ノード)nが、発ノードとなっている前記通信ネットワークの状態変化前の最短パスp’を検出し、該検出した最短パスp’における発ノードの次のノード(2番ノード)n’を調べ、
    該発見した2番ノードn’に、発ノードsが同じである前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpが存在するか調べ、
    該発見された前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsと2番ノードnの間で、ループ状通信経路が発生している可能性ありと判定する、
    ことを特徴とする経路ループ検出方法。
  3. 複数のノードが接続されて構成される特定の通信ネットワーク内で発生するループ状通信経路を検出する経路ループ検出処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信ネットワークの状態変化の前後における、コスト増加リンク又は削除リンクの情報及び最短パスの情報に基づいて、ループ状通信経路を判定する経路ループ検出ステップ、をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであり、
    前記経路ループ検出ステップにおいて、
    前記通信ネットワークの状態変化前の任意の二つのノード間の最短パスであって、コスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスp’(但し、jは1からmまでの整数、mはコスト増加リンク又は削除リンクが含まれる最短パスの総個数)の集合「P’=[p’,p’,・・・,p’]」を抽出し、
    集合P’に対して、前記通信ネットワークの状態変化後の対応する最短パスpの集合「P=[p,p,・・・,p]」を抽出し、
    前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsの次のノード(2番ノード)nが、発ノードとなっている前記通信ネットワークの状態変化前の最短パスp’を検出し、該検出した最短パスp’における発ノードの次のノード(2番ノード)n’を調べ、
    該発見した2番ノードn’に、発ノードsが同じである前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpが存在するか調べ、
    該発見された前記通信ネットワークの状態変化後の最短パスpにおける発ノードsと2番ノードnの間で、ループ状通信経路が発生している可能性ありと判定する、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2008074504A 2008-03-21 2008-03-21 経路ループ検出装置、経路ループ検出方法及びコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP4906764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008074504A JP4906764B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 経路ループ検出装置、経路ループ検出方法及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008074504A JP4906764B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 経路ループ検出装置、経路ループ検出方法及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009232120A JP2009232120A (ja) 2009-10-08
JP4906764B2 true JP4906764B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=41247032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008074504A Expired - Fee Related JP4906764B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 経路ループ検出装置、経路ループ検出方法及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4906764B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04170124A (ja) * 1990-10-15 1992-06-17 Mitsubishi Electric Corp ルーチング制御方式
JP2004222106A (ja) * 2003-01-17 2004-08-05 Fujitsu Ltd スパニングツリープロトコル使用のlanにおけるループ発生の検出及び解除方法並びに中継装置
JP4389221B2 (ja) * 2005-03-29 2009-12-24 日本電気株式会社 ネットワーク、ルータ装置、それに用いる切替方法及びそのプログラム並びに記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009232120A (ja) 2009-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9178756B2 (en) Method and device for processing location information of fault point
US20120051212A1 (en) System and method for fast network restoration
US11646960B2 (en) Controller provided protection paths
US10320653B2 (en) Route topology discovery in data networks
JP4820781B2 (ja) 経路管理装置及びコンピュータプログラム
JP5949035B2 (ja) ネットワーク機器設定装置、設定システム、設定方法及び設定プログラム
US20230116548A1 (en) Route Processing Method and Related Device
Papán et al. The survey of current IPFRR mechanisms
CN108924011A (zh) 用于ospf+路由协议的监测系统、相关设备、方法及介质
Aubry et al. Traffic duplication through segmentable disjoint paths
US8750166B2 (en) Route topology discovery in data networks
WO2013091523A1 (zh) 一种路由备份方法及装置
WO2011124178A2 (zh) 故障检测方法、路由节点及系统
JP5135275B2 (ja) 経路障害箇所推定装置及びコンピュータプログラム
JP4906764B2 (ja) 経路ループ検出装置、経路ループ検出方法及びコンピュータプログラム
JP2006270781A (ja) リソース管理装置、システムおよび方法
JP4128944B2 (ja) マルチキャスト転送経路設定方法、マルチキャスト転送経路計算装置、プログラムおよび記録媒体
JP2011055334A (ja) Bgp障害箇所推定方法および装置
Su A local fast-reroute mechanism for single node or link protection in hop-by-hop routed networks
JP4455285B2 (ja) 経路解析装置
Wang et al. Fast connection recovery against region failures with landmark-based source routing
JP2011077618A (ja) マルチキャスト木監視装置、マルチキャスト木監視方法およびコンピュータプログラム
US10735252B2 (en) Outside router fault detection
WO2022033341A1 (zh) 一种路径还原的方法及设备
Pelsser et al. Providing scalable NH-diverse iBGP route re-distribution to achieve sub-second switch-over time

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100716

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees