JP4903387B2 - 補機駆動ベルト用オートテンショナ - Google Patents

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この発明は、内燃機関の補機、特にISGを含む補機を駆動するベルトの張力調整をする補機駆動ベルト用オートテンショナに関する。
内燃機関の補機駆動ベルトシステムに用いられているオートテンショナは、例えば特許文献1、2などから公知であり、これら従来のオートテンショナは、エンジン始動時、あるいは始動後にオートテンショナが対応するベルトの張力が緩めばオートテンショナの張力ばねにより急速にベルト張力を高め、ベルト張力が高くなると対応して発生するシリンダ内圧をプランジャ間の摺動部でのリークにより下降させ、ゆっくりと緩衝してベルト張力の変動を小さくするように設けられている。このような一般的な従来のオートテンショナでは、(特許文献1、2に開示はしていないが)一般にその移動ストロークに対して、シリンダ内の作動油がリークして内圧が下降するリーク下降時間(LDTと略称する)が比例関係となるように設定されている。
一方、内燃機関の補機として、いわゆるハイブリッド車等では一般にISG(Integrated Starter Generator)と略称され、エンジンの始動と始動後の発電を行なうモータ・ジェネレータを採用した補機駆動ベルトシステムが公知であり、例えば1例として特許文献3の「内燃機関用補機駆動ベルトシステムおよびベルト張力調整装置」が知られている。この補機駆動ベルトシステムでは、複数の補機間に掛け廻される無端ベルト(サーペンタインベルト)の経路上にベルト張力調整プーリを位置調整自在に設け、この調整プーリに連結したアクチュエータを介してプーリの位置を移動させてベルト張力を調整可能とし、エンジン始動時にはベルト張力を大きく、エンジン始動後はベルト張力を小さくするように構成している。
上記特許文献3にも示されているように、ISGを含む補機駆動ベルトシステムでは、ISGによる始動時にはベルトに、即ちオートテンショナに対して始動モータからの負荷が短時間に過大な荷重として作用し、従ってこれに対応できるようにするためには始動時にオートテンショナの剛性を大きくして変位を少なくし、始動後は従来の一般的なリニアな特性を満す緩衝機能が要求されている。しかし、従来のオートテンショナでは、このような要求には対応することができず、止むを得ず特許文献1のように、ベルト張力を調整プーリの位置を移動して調整するか、又は異なる特性を有する2つのオートテンショナを備えて対応するしかなく、オートテンショナの内部機構としてこのような要求に適合する機能を有するものが望ましいが、従来このような機能を有するオートテンショナは提案されたことがない。
特開平9−177913号公報 特開平10−122315号公報 特開2003−172415号公報
この発明は、上記の問題に留意して、補機駆動ベルトの張力を所定の張力に保持するためのオートテンショナに、ISGを含む補機ではエンジン始動時の過大な荷重に対し瞬時剛体となる特性と、始動後はリニアな変位特性とを併有するアクチュエータを用いた補機駆動ベルト用オートテンショナを提供することを課題とする。
この発明は、上記の課題を解決する手段として、揺動自在に支持されたアームと、その端部に回転自在に取付けられるテンションプーリと、アーム他端に連結されテンションプーリを介してベルトに一定の張力を与えるアクチュエータとを備え、アクチュエータはシリンダ内に挿入されたロッドに付与される押込力を緩衝する油圧ダンパ機構を内蔵し、ロッドに突出性を付与する張力ばねをシリンダの外側に設け、前記油圧ダンパ機構が、前記ロッドのシリンダ内への急激な挿入を抑制する始動剛性緩衝部材を有して成る補機駆動ベルト用オートテンショナとしたのである。
上記の構成としたこの発明の補機駆動ベルト用オートテンショナは、そのアクチュエータに内蔵される油圧ダンパ機構に鋸歯ねじによる始動剛性緩衝部材を有するため、ISG(Integrated Starter Generator)を含むエンジン駆動用補機を駆動するための補機駆動ベルトを用いた場合、ISGによるエンジン始動時及び始動後のそれぞれのタイミングで要求される負荷特性に適合する作用をベルトに付与するように作動する。
ISGによるエンジン始動方式では、従来のエンジン始動方式と異なりエンジンの始動トルクの伝達経路と、始動後のエンジンによる動力をジェネレータへ伝達する経路とが同一の補機駆動ベルトを介して行なわれるため、エンジン始動時の始動モータの負荷が短時間に過大な負荷トルクとしてベルトに作用する。このような過大な負荷トルクが短時間に急激に作用した場合、ベルトを介してオートテンショナのアクチュエータにその負荷が伝達されると、アクチュエータの油圧ダンパ機構に含まれる鋸歯ねじによる始動剛性緩衝部材によって受け止められる。
始動剛性緩衝部材は、エンジン始動時の急激な過大負荷に対しては油圧ダンパ機構を瞬時剛体に等しい特性のロック状態とし、エンジン始動後にエンジンからの駆動力をジェネレータへ伝達する際にトルク変動によりベルト張力が変動する場合は、アクチュエータのストロークに対しリークダウンタイム(LDT)が比例する通常のリニアな特性で応動する部材である。このため、ISGでのエンジン始動時のモータ始動力及びその後のエンジン動力のジェネレータへの伝達が、テンションプーリの動きを電気的な制御をしたり、他の複雑なプーリ機構を用いることなく、無理のない条件下でスムーズに行なわれることとなる。
この発明の補機駆動ベルト用オートテンショナは、アクチュエータの油圧ダンパ機構に始動剛性緩衝部材を介在させ、エンジン始動時の瞬時の過大負荷に対し、瞬時剛体となる特性を有するから、ISGを含むエンジン補機を駆動するベルトに用いた場合に、エンジン始動時には過大負荷が作用しても油圧ダンパ機構の始動剛性緩衝部材によって受け止められ変位の少ない特性、始動時以後の動作時にはリニアな動作特性が得られ、電気的な制御や、補機駆動ベルトのアクチュエータ、プーリ等を2組使用するなどの複雑な機構を採用する必要がなく、従って価格の上昇がなく、安価で簡易な構成のオートテンショナが得られる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、実施形態のオートテンショナに用いられるアクチュエータの主断面図、図2はその要部断面図である。図示のアクチュエータ10は、図3に示すように、取付ボルト1aによりエンジンブロックの所定位置に回転自在に支持されたアーム1の一端にピン7により連結され、アーム1の他端に回転自在に支持されているテンションプーリ2をアーム1により移動させて補機駆動ベルト3の張力を一定に保持するように設けられるものである。アクチュエータ10の上端は取付ボルト4によりエンジンブロックに固定されている。
アクチュエータ10には、シリンダ10c内に押え板11pとオイルシール11を挿通してロッド12が挿入され、ロッド12の上端はねじ12aによりばね座5U に係合され、シリンダ10cの下端のフランジ部5D との間でシリンダ10cの外側に張力ばね6が設けられ、ロッド12に突出性を付与している。ばね座5U の上方には係止片5rが設けられ、その挿通孔に取付ボルト4を通してばね座5U はエンジンブロックに固定されている。シリンダのフランジ部5D の下方にも、ロッド12の上端と同様に係止片5r’が設けられ、その挿通孔にピン7を通してアーム1が連結されている。
シリンダ10c内に挿入されたロッド12は、シリンダ10cの中間長さ位置付近まで延び、その下端寄りにはウェアリング14が取付けられ、かつ下端部12bが半球状に形成されている。14tは流通孔であり、リザーバ室13内に充填された作動油Ol が流通する。作動油はシリンダ10c内に満杯には充填されず、オイルシール11との間に空気層Arが残る程に入れられている。前記ウェアリング14によってシリンダ10c内が上下に2分割されて、その分割されたシリンダ10c内中間長さ位置より上側が油圧のリザーバ室13となり、シリンダ10cの中間長さ位置より下方には油圧ダンパ機構20が設けられている。
そして、この油圧ダンパ機構20は、シリンダナット21にその上端にねじ係合部でねじ係合して挿入されるねじボルト22と、ねじボルト22の内側に形成された圧力室23内に挿置されたスプリングシート4aと前記ロッド12による押込力に対し戻す力を付与するリターンばね24b、そしてシリンダナット21の前記圧力室23が連通した開放下端に嵌合されたロッドシート25と、このロッドシート25に断面視で異径段状に設けられた凹部の上段にリターンばね24bを受けるばね受け(リテーナ)26、中段にチェックバルブ27とが設けられ、下段は流路25aとして形成されており、その流路25aを前記チェックバルブ27が開閉する。シリンダナット21とねじボルト22の係合については、後で説明する。ねじボルト22の上端は、その断面視V字状の凹部22vにロッド12の半球状の下端部12bに対し、接離自在に当接するように置かれている。
ねじボルト22内のスプリングシート24aはその頭部24T がリターンばね24bで圧力室23の上端に押上げられ、リターンばね24bの下端はばね受け26で受止められ、一定のばね力でねじボルト22を上方に押上げている。ばね受け26は、圧力室23内の圧力が高くなると、ばね受け26に設けられているスリットを通りチェックバルブ27を押下げてロッドシート25の流路25aを閉じる。ねじボルト22が上昇し、圧力室23内の圧力がリザーバ室13内より低くなると、チェックバルブ27がばね受け26まで上昇して流路25aが開かれ、シリンダナット21の外周の一部に設けられた還流路21sから作動流がシリンダ10c内下底のロッドシート25の下方の戻り室28へ戻り、流路25aを通って圧力室23へ戻る。
又、上記油圧ダンパ機構20におけるシリンダナット21とねじボルト22は、始動剛性緩衝部材Nとして設けられており、上記ボルト・ナットは鋸歯ねじを用いて形成されている。ねじボルト22に形成された雄ねじ22T とシリンダナット21に設けられた雌ねじ22N のねじ山は、ねじボルト22の押込力を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状として形成され、フランク角とリード角の関係からねじボルト22はボルト(ロッド)突出方向にゆるみ条件、ボルト(ロッド)押込方向にロック条件となる。
ここで、ゆるみ条件とはリターンばね24bの押出力によってねじボルト22が回転しつつボルト突出方向にスムースに移動することであり、一方ロック条件とはロッド12に作動する軸方向の押込力によってねじボルト22が急激に押されてもねじボルト22は押込方向に急激には移動せずに、その押込力によるロッド12のシリンダ10c内への急激な挿入を抑制するようにねじボルト22はナット21に対し瞬時剛体となり、かつエンジン始動後には、以下のような間欠回転によるゆっくりとした移動をすることをいう。即ち、補機駆動ベルト3の急激な押込力がロッド12を介してねじボルト22に作用したとき、ねじ係合部のねじ山間に形成された軸方向すき間分だけ移動して当接し、瞬時にロックされて瞬時剛体となり、エンジン始動後にエンジンの動力がベルトに戻される状態でベルトに振動が生じると間欠的に当接、離反を繰返し、接触するねじ山の2つのフランク面間の相対ねじ運動を瞬時にロックすることなくねじボルト22が少しずつ間欠的に回転を続けて、押込力とリターンばね24bと張力ばね6の弾力とが釣り合う位置までねじボルトが押込方向にゆっくりと移動する移動である。
上記の構成とした実施形態のオートテンショナは、張力ばねにより突出性が付与されたロッド12に対し相対的にシリンダ10cを下方向へ押出す押出力がシリンダ10cに連結されたアーム1を回転させ、アーム1に支持されたテンションプーリ2を移動させることによって補機駆動ベルト3に張力を付与し、ベルトを所定の張力状態に保持する。このような張力設定状態で、エンジンの始動がISGを含む補機駆動ベルト3を介して行なわれると、エンジン始動時の短時間に過大な荷重がベルト3からオートテンショナのアクチュエータ10に作用する。
ISGによる始動システムではモータによる始動トルクが補機駆動ベルト3に直接作用するため、エンジン始動時のベルトに作用する始動トルクが従来のエンジン始動方式の場合より大きく、この過大な荷重がアクチュエータ10に作用すると、アクチュエータ10のシリンダ10cのフランジ部5D が押上げられ、ロッド12はばね座5U を介してエンジンブロックに固定されているから、シリンダ10cに対して相対的にはロッド12が押込まれることとなる。ロッド12が押込まれると油圧ダンパ機構20のねじボルト22が押込まれ、圧力室23の圧力が急激に上昇する。
上記のように、ロッド12からの押込力でねじボルト22が押込まれると、前述したように、ねじボルト22とシリンダナット21による始動剛性緩衝部材Nによりねじボルト22はロック条件の状態となる。従って、エンジン始動時に過大な負荷が作用した瞬時にはねじボルト22はシリンダナット21と瞬時に係合し、ノーバック機構(押込みによる移動のない)を構成して瞬時剛体となり、エンジン始動後は、補機駆動ベルト3の振動により少しずつ間欠的に回転移動し、通常のリニアな移動特性で移動する。
なお、エンジン始動時にねじ係合部のねじ山間の隙間分だけごくわずかに軸方向にねじボルト22が移動した瞬時には、その分だけ作動油はリザーバ室13側へわずかにリークするが、ねじ山同士が接触した状態では作動油はリークせず、エンジン始動後徐々にベルト3の振動でねじボルト22が少しずつ回転すると、その回転移動に伴って少しずつ圧力室23内の作動油はリザーバ室13側へリークしてねじボルト22がシリンダナット21内へ進み、これによりねじボルト22の移動が緩衝されつつ、アクチュエータ10の移動ストロークに対しリークダウンタイムが比例するリニアな移動特性で移動する。上記アクチュエータ10のねじボルト22の移動は、押込力が張力ばね6とリターンばね24bとの弾性力の合力と釣合う位置まで進んで停止する。
補機駆動ベルト3に弛みが生じると、張力ばね6の弾力によりシリンダ10cが下降し、相対的にシリンダ10cからロッド12が突出する。このときロッド12は、ねじボルト22とは半球状のロッド端部12bで接離自在に当接しているだけであるから、ねじボルト22から離れて先に突出し、このためねじボルト22はゆるみ条件下で遅れてリターンばね24bによりゆっくりと上昇する。これにより圧力室23内の圧力はリザーバ室13内の圧力より低くなり、リザーバ室13内の作動油が還流路21sを経て流路25aを通り、チェックバルブ27を押上げて圧力室23へ戻る。
なお、上記実施形態では張力ばね6はシリンダ10cの外周に設けられているため、そのばね径、弾性定数はシリンダ10cの径と無関係な任意の値で、補機駆動ベルト3の張力に適合するサイズのものとして選定することができる。又、ロッド12とねじボルト22とは、ロッド12の半球状の下端部12bとねじボルト22の断面視V字状の凹部22vで接離自在に当接するように形成したから、補機駆動ベルト3が弛んだときに、シリンダ10cからロッド12をねじボルト22から切り離して相対的に張力ばね6の大きな弾性力により瞬時に突出させ、シリンダ10cを押し下げてベルト3の弛みを調整することができる。
さらに、圧力室23をねじボルト22の内径と、シリンダナット21が嵌合するロッドシート25の異径段状の凹部との間に設けたから、油圧ダンパ機構20が極めてシンプルな部材により構成され、かつ始動剛性緩衝部材Nと一体化した構造としており、少ない数の部材で所望の機能が得られる点で、高機能化とコストの低下を同時に達成できるという優れた利点が得られる。
この発明の補機駆動ベルト用オートテンショナは、そのアクチュエータに始動剛性緩衝部材を有しているため、ISG方式の補機を有する補機駆動ベルトに対し広く利用できる。
実施形態のオートテンショナに用いられるアクチュエータの主断面図 同上アクチュエータの要部断面図 実施形態のオートテンショナの全体概略構成図
符号の説明
1 アーム
2 プーリ
3 補機駆動ベルト
4 取付ボルト
U ばね座
D フランジ部
6 張力ばね
7 ピン
10 アクチュエータ
10c シリンダ
11 オイルシール
12 ロッド
13 リザーバ室
14 ウェアリング
20 油圧ダンパ機構
21 シリンダナット
21s 還流路
22 ねじボルト
22N 雌ねじ
22T 雄ねじ
23 圧力室
24a スプリングシート
24b リターンばね
25 ロッドシート
25a 流路
26 ばね受け
27 チェックバルブ
28 戻り室
N 始動剛性緩衝部材

Claims (3)

  1. 揺動自在に支持されたアーム(1)と、その端部に回転自在に取付けられるテンションプーリ(2)と、アーム(1)他端に連結されテンションプーリ(2)を介してベルト(3)に一定の張力を与えるアクチュエータ(10)とを備え、アクチュエータ(10)はシリンダ(10c)内に挿入されたロッド(12)に付与される押込力を緩衝する油圧ダンパ機構(20)を内蔵し、前記ロッド(12)に突出性を付与する張力ばね(6)をシリンダ(10c)の外側に設け、前記油圧ダンパ機構(20)が、前記ロッド(12)のシリンダ(10c)内への急激な挿入を抑制する始動剛性緩衝部材(N)を有して成り、
    前記始動剛性緩衝部材(N)を、前記ロッド(12)により押込まれるねじボルト(22)とシリンダナット(21)とにより形成し、そのシリンダナット(21)に前記ねじボルト(22)が挿入されてねじ係合するとともにねじボルト(22)に前記ロッド(12)による押込力に対し戻す力を付与する戻しばね(24b)を付設して、その両部材(22、21)のねじ係合部における螺旋状のねじ山を、ねじボルト(22)の押込力を受ける圧力側フランクのフランク角が、遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状として、前記ロッド(12)のシリンダ(10c)内への挿入方向にロック条件、その挿入方向の反対方向にゆるみ条件となるようにして、前記ロッド(12)のシリンダ(10c)内への急激な挿入を抑制するようにし、
    前記アクチュエータ(10)は、シリンダ(10c)内が前記ロッド(12)の下端のウェアリング(14)によって上下に2分割されて、その分割されたシリンダ(10c)内上側が油圧のリザーバ室(13)となって下側に前記油圧ダンパ機構(20)が内蔵されて、前記ねじボルト(22)内が圧力室(23)となっており、その圧力室(23)が連通する前記シリンダナット(21)の開放下端を前記油圧ダンパ機構(20)のシリンダ(10c)内下底に設けたロッドシート(25)に嵌合させ、そのロッドシート(25)に異径段状に形成した凹部の上段に前記戻しばね(24b)のばね受け(26)を設けるとともに、その凹部の中段に下段の流路(25a)を開閉するチェックバルブ(27)を設け、前記流路(25a)を前記シリンダ(10c)内下底の戻り室(28)及びシリンダナット(21)の外周に設けた還流路(21s)を経て前記リザーバ室(13)と連通させ、前記圧力室(23)の圧力によりチェックバルブ(27)を介して流路(25a)を開閉するようにした補機駆動ベルト用オートテンショナ。
  2. 前記アクチュエータ(10)のロッド(12)を始動剛性緩衝部材(N)のねじボルト(22)と同軸上で接離自在に対向して設けた請求項に記載の補機駆動ベルト用オートテンショナ。
  3. 前記圧力室(23)内に前記戻しばね(24b)を挿置した請求項1又は2に記載の補機駆動ベルト用オートテンショナ。
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