JP4902224B2 - 遊技用電子マネーシステム - Google Patents

遊技用電子マネーシステム

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本発明は、遊技用電子マネーシステムに関する。詳しくは、電子マネーの運用を管理する電子マネー管理センタに設置される管理用サーバと、店舗に設置される店舗内サーバと、前記電子マネー管理センタを通じてチャージされた電子マネー情報を記憶する携帯用記録媒体と、当該携帯用記録媒体と通信し、該記憶された電子マネー情報を用いた分だけ遊技機での遊技を可能にする決済処理を実行するための遊技可能化決済処理手段を含み、前記決済処理にともなってコンテンツの提供サービスを行なうための遊技可能化決済処理端末とを備えた遊技用電子マネーシステムに関する。
従来から、携帯電話に記憶されたバリューを用いて決済を行なうことができる加盟店において決済処理を行なうシステムにおいて、決済処理が行なわれる毎に、当該決済処理が行なわれた加盟店に応じたポイントを付与するものや、当該決済処理が行なわれた加盟店に応じたサービスを提供するか否かに関わるゲームを行なうものがあった(たとえば、特許文献1参照)。
また、現在主流の電子マネー(たとえば、Edy(登録商標)、Suica(登録商標)等)に代表されるように、電子マネーを利用できる店は、当該電子マネーの発行・運用等を管理する電子マネー運用機関と提携した加盟店に限られているのが一般的である。よって、電子マネー運用機関としては、当該電子マネー運用機関が発行する電子マネーの利用促進を図るために、当該電子マネー運用機関と提携した各加盟店単体ではなく、加盟店全体として顧客の囲い込みを望むところである。
特開2005−38209号公報(段落番号[0104]〜[0110])
しかしながら、従来のシステムにおいては、決済処理が行なわれた加盟店を顧客に対して印象付けることや、当該顧客を当該加盟店において囲い込むことができるに過ぎず、決済処理が行なわれていない加盟店を顧客に対して印象付けることや、加盟店全体として顧客を囲い込むことができなかった。すなわち、従来のシステムでは、電子マネー運用機関と提携した各加盟店単体での顧客の囲い込みに留まり、加盟店全体での顧客の囲い込みを行なうまでに到らない。このため、電子マネー運用機関としては、従来のシステムを導入したとしても、電子マネーの利用を促進させて電子マネー市場を活性化させることに繋げることができなかった。
この発明はかかる事情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、加盟店全体で顧客を囲い込みを行ない、電子マネーの利用を促進させて電子マネー市場を活性化させることができる遊技用電子マネーシステムを提供することである。
課題を解決するための手段の具体例およびその効果
) 電子マネーの運用を管理する電子マネー管理センタ(たとえば、運用機関)に設置される管理用サーバ(たとえば、電子マネー管理サーバ200、コンテンツ管理サーバ270)と、店舗に設置される店舗内サーバ(たとえば、店舗サーバ800,800b)と、前記電子マネー管理センタを通じてチャージ(たとえば、チャージ、発行等)された電子マネー情報(たとえば、バリューなどの電子マネー)を記憶する携帯用記録媒体(たとえば、記憶部192)と、当該携帯用記録媒体と通信し、該記憶された電子マネー情報を用いた分だけ遊技機での遊技を可能にする決済処理(たとえば、パチンコ遊技機700やスロットマシン等での遊技を可能とする所定の遊技価値を有するプリペイドデータを記録したプリペイドカード371を発券、記憶部192に記憶されているバリューのうちから減算したバリューに見合った遊技球の払出、および、ユーザから現金やバリューを受けてタバコ,食品,電化製品,ビール等の動産を引渡すことに限らず、レストランでの料理の提供,フィットネスクラブでの利用権等の提供,旅行券,映画,コンサート等の各種チケットの提供等の役務、情報の提供等を含む種々のサービスの提供)を実行するための遊技可能化決済処理手段を含み、前記決済処理にともなってコンテンツの提供サービス(たとえば、コンテンツ配信サービス)を行なうための遊技可能化決済処理端末(たとえば、券売機300、カードユニット600、POS端末装置600b)とを備えた遊技用電子マネーシステムであって、
前記管理用サーバは、
前記コンテンツの提供サービスを行なうために提携(たとえば、運用機関と提携、複数の店舗相互間で提携)している複数の提携店舗(たとえば、店舗30a,30b等を含む複数の店舗)それぞれに対応したコンテンツを特定するためのコンテンツデータ(たとえば、店舗ID、期限ID、コンテンツデータ)を記憶する管理用記憶手段(たとえば、コンテンツ管理サーバ270のコンテンツ特定情報DB272、図7)と、
該管理用記憶手段に記憶されたコンテンツデータを前記店舗内サーバに送信するために出力する管理用出力手段(たとえば、コンテンツ配信時AP273、店舗特定情報DB271、および、コンテンツ特定情報DB272などの機能)とを備え、
前記店舗内サーバは、
前記管理用出力手段から送信されてきた前記コンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段(たとえば、ステップS815a)と、
該コンテンツデータ受信手段により受信した前記コンテンツデータであって、当該店舗内サーバが設置される自店舗以外の複数の提携店舗(たとえば、自店舗を除く同一グループ内店舗の他店舗)それぞれに対応したコンテンツデータを記憶するための店舗内コンテンツデータ記憶手段(たとえば、店舗用コンテンツDBの他店舗用の記憶領域、ステップS815a〜S817a)と、
該店舗内コンテンツデータ記憶手段に記憶される前記コンテンツデータから、前記複数の提携店舗のうち少なくとも1店舗に対応するコンテンツデータを抽出する店舗内コンテンツデータ抽出手段(たとえば、ステップS819)と、
該店舗内コンテンツデータ抽出手段により抽出されたコンテンツデータを、当該店舗内に設置される前記遊技可能化決済処理端末へ送信する店舗内送信手段(たとえば、ステップS820)とを備え、
前記遊技可能化決済処理端末は、
前記店舗内送信手段から送信されてきた前記コンテンツデータを受信する端末側コンテンツデータ受信手段(たとえば、ステップS732a)と、
該端末側コンテンツデータ受信手段により受信したコンテンツデータを、前記遊技可能化決済処理手段により実行される決済処理対象の携帯用記録媒体に送信するコンテンツデータ送信手段(たとえば、ステップS733a)とを備え
前記携帯用記録媒体は、
前記電子マネー情報のチャージを要求するためのチャージ要求情報を前記管理用サーバに送信するために出力するチャージ要求情報出力手段を備え、
前記管理用サーバは、さらに、
前記チャージ要求情報出力手段から送信されてきた前記チャージ要求情報を受信したことを条件として、当該チャージ要求情報を受付けた旨を示すチャージ受付情報を当該チャージ要求情報送信元の携帯用記録媒体である要求元携帯用記録媒体に送信するために出力するチャージ受付情報出力手段を備え、
前記携帯用記録媒体は、さらに、
前記チャージ受付情報出力手段から送信されてきた前記チャージ受付情報を受信したことを条件として、前記電子マネー情報のチャージに関する対価の決済を要求する決済要求情報を金融機関のサーバに送信するために出力する決済要求情報出力手段と、
前記決済の終了した電子マネー情報の送信を要求する電子マネー情報送信要求を前記管理用サーバに送信するために出力する電子マネー情報送信要求出力手段とを備え、
前記管理用サーバは、さらに、
前記金融機関のサーバにおける前記決済の終了を条件として、前記要求元携帯用記録媒体に対してチャージ可能となった電子マネー情報を特定するための特定用情報を登録する特定用情報登録手段と、
前記電子マネー情報送信要求出力手段から送信されてきた前記電子マネー情報送信要求を受信したことを条件として、前記特定用情報登録手段により登録された特定用情報から特定される電子マネー情報を、当該電子マネー情報送信要求元の携帯用記録媒体に送信するために出力する電子マネー情報出力手段と、
該電子マネー情報出力手段によって前記電子マネー情報送信要求元の携帯用記録媒体に対して前記電子マネー情報が送信されたことを条件として、当該電子マネー情報を特定するための特定用情報の前記特定用情報登録手段における登録状態を送信済状態に更新する送信済状態更新手段とを備え、
前記携帯用記録媒体は、さらに、
前記記憶された電子マネー情報に、前記電子マネー情報出力手段から送信されてきた前記電子マネー情報を加算するための処理を実行する電子マネー情報処理実行手段と、
前記記憶された電子マネー情報から、前記決済処理が実行されるときに用いられる額の電子マネー情報を減算する電子マネー情報減算手段とを備え、
前記管理用サーバは、さらに、
前記チャージ要求情報出力手段から前記チャージ要求情報が送信されてきたことを条件として、前記送信済状態更新手段により登録状態が送信済状態に更新されていない前記特定用情報が前記要求元携帯用記録媒体について前記特定用情報登録手段に登録されているか否かを判定する登録判定手段を備え、
前記チャージ受付情報出力手段は、前記送信済状態更新手段により登録状態が送信済状態に更新されていない前記特定用情報が前記特定用情報登録手段に登録されていると前記登録判定手段により判定されたことを条件として、前記チャージ受付情報を出力しない
このような構成によれば、決済処理対象の携帯用記録媒体に、自店舗以外の提携店舗に対応するコンテンツデータを送信することができる。これにより、電子マネー管理センタを運用する機関は、提携店舗全体として顧客の囲い込みを行なうことができ、電子マネーの利用を促進させて電子マネー市場を活性化させることができる。
) 前記店舗内サーバは、
前記店舗内コンテンツデータ記憶手段に記憶されている記憶コンテンツデータのうち、前記コンテンツデータ受信手段により受信した受信コンテンツデータの提携店舗に対応する記憶コンテンツデータが、前記受信コンテンツデータと同一であるか否かを判定する店舗内コンテンツデータ判定手段(たとえば、ステップS816a)と、
該店舗内コンテンツデータ判定手段により同一でないと判定された場合(たとえば、ステップS816aでYES)、該同一でないと判定された前記記憶コンテンツデータを、前記受信コンテンツデータに更新する店舗内コンテンツデータ更新手段(たとえば、ステップS817a)とをさらに備える。
このような構成によれば、店舗内コンテンツデータ判定手段により同一でないと判定された記憶コンテンツデータのみを、受信コンテンツデータに更新することができる。これにより、効率よく店舗内コンテンツデータ記憶手段に記憶されているコンテンツデータを最新のコンテンツデータに更新することができる
[第1の実施の形態]
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の最良の形態においては、携帯用記録媒体の例として、たとえば携帯電話が備える非接触型IC(Integrated Circuit)チップの記憶部を示すが、本発明における携帯用記録媒体は携帯電話が備える非接触型ICチップの記憶部に限られず、たとえば、電子マネーカード、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型パーソナルコンピュータ、腕時計等が備える記憶部であってもよく、電子マネー情報を記憶する携帯用記録媒体であれば、どのような携帯用記録媒体であってもよい。
また、決済処理端末の例として、たとえばパチンコ遊技機等の遊技機が設置された遊技場における券売機やカードユニットや、コンビニエンスストア、スーパー、電気店、酒屋、飲食店、スポーツクラブ、旅行代理店、映画館、企画会社等の店舗に設置されたPOS(Point Of Sales)端末装置等を示すが、本発明における決済処理端末はこのようなものに限られず、携帯用記録媒体と通信し電子マネー情報を用いた決済処理を実行するための決済処理手段を含む決済処理端末であれば、どのような決済処理端末であってもよい。
また、決済処理システムとして、電子マネーの運用を管理する電子マネー管理センタに設置されるコンテンツ管理サーバと、遊技場や店舗に設置される店舗サーバと、券売機,カードユニット,あるいはPOS端末装置等とを含むシステムを示すが、本発明における決済処理システムはこれに限られず、電子マネーの運用を管理する電子マネー管理センタに設置される管理用サーバと、店舗に設置される店舗サーバと、電子マネー管理センタを通じてチャージされた電子マネー情報を記憶する携帯用記録媒体と通信し該記憶された電子マネー情報を用いた決済処理を実行するための決済処理手段を含み決済処理にともなってコンテンツの提供サービスを行なうための決済処理端末とを含む決済処理システムであれば、どのような決済処理システムであってもよい。
(電子マネーシステム10の各構成の説明)
図1は、本発明に係る電子マネーシステム10の構成の一例を示すブロック図である。図1を参照して、電子マネーシステム10は、携帯電話100と、電子マネー管理サーバ200と、コンテンツ管理サーバ270と、決済サーバ280と、リモート発行サーバ400と、金融機関サーバ500と、遊技場,コンビニエンスストア,スーパー,電気店,酒屋,飲食店,スポーツクラブ,旅行代理店,映画館,企画会社等の店舗30a,30bに設置される機器とを含む。電子マネー管理サーバ200およびコンテンツ管理サーバ270は、運用機関により管理されている。
電子マネーシステム10は、運用機関が管理する電子マネー管理サーバ200を介してユーザの携帯電話100にチャージされた特定の種類の電子マネーであるバリューを用いて、店舗30aに設置されたパチンコ遊技機700でのパチンコ遊技を可能にするための決済処理を実行可能にするための電子マネー取引サービスを提供するシステムである。また、電子マネーシステム10は、運用機関が管理する電子マネー管理サーバ200を介してユーザの携帯電話100にチャージされた特定の種類の電子マネーであるバリューを用いて、店舗30b等の各店舗においてタバコ,食品,電化製品,ビール等の動産に限らず、レストランでの料理の提供,フィットネスクラブでの利用権等の提供,旅行券,映画,コンサート等の各種チケットの提供等の役務、情報の提供等を含む種々のサービスを享受するための決済処理を実行可能にするための電子マネー取引サービスを提供するシステムである。
さらに、電子マネーシステム10は、運用機関が管理する電子マネー管理サーバ200を介してユーザの携帯電話100にチャージされた特定の種類の電子マネーであるバリューを用いた決済処理が行なわれることに伴ない、運用機関と提携した店舗からのお知らせ,クーポン等に関連するコンテンツを特定するための情報を配信するコンテンツ配信サービスを提供するシステムである。コンテンツ管理サーバは、所定の地域(たとえば、東北地方、関東地方、近畿地方、中国地方等)毎にそれぞれ設置され、それぞれ対応する地域内に所在地を有する店舗からのコンテンツを特定するための情報を一括管理する。本実施の形態における店舗とは、運用機関と提携した店舗をいう。
図1では、電子マネーシステム10の構成として、ひとつのコンテンツ管理サーバ270を示している。しかし、電子マネーシステム10の構成には、当該コンテンツ管理サーバ270が統括する地域以外の他の地域に対応するコンテンツ管理サーバを複数含む。
また、図1では、コンテンツ管理サーバ270が統括する所定の地域内に所在地を有する店舗として、店舗30a,30bを示している。しかし、電子マネーシステム10の構成には、コンテンツ管理サーバ270が統括する所定の地域内に所在地を有する他の複数店舗に各々設置される機器を含む。なお、店舗30aは、パチンコ遊技機等の遊技機が設置された遊技場である場合について説明する。
店舗30aに設置される機器には、券売機300、カードユニット600、パチンコ遊技機700、および、店舗サーバ800が含まれる。カードユニット600は、パチンコ遊技機700に対応して設けられる。
また、店舗30bに設置される機器には、POS端末装置600bおよび店舗サーバ800bが含まれる。コンテンツ管理サーバ270が統括する所定の地域内に所在地を有する他の店舗についても同様に、券売機,カードユニット,POS端末装置等の決済処理端末、および店舗サーバを含む機器が設置される。
電子マネー管理サーバ200は、本実施の形態における主要な構成として、初期登録時AP(Application Program)211と、バリュー購入時AP212と、バリュー発行時AP213と、残高管理AP214と、利用者情報DB(Database)221と、発行情報DB222とを備える。
コンテンツ管理サーバ270は、本実施の形態における主要な構成として、コンテンツ配信時AP273と、店舗特定情報DB271と、コンテンツ特定情報DB272とを備える。
携帯電話100は、本実施の形態における主要な構成として、電子マネーアプリ111と、非接触型ICチップ190とを備える。
携帯電話100は、通話機能、ウェブブラウザによるウェブページ閲覧機能、電子メール機能、アプリケーションソフト実行機能、および、非接触型ICチップ190による短距離通信機能を備える。なお、ウェブページ閲覧機能、電子メール機能、アプリケーションソフト実行機能、および、非接触型ICチップ190による短距離通信機能を備える装置であれば、携帯電話100に替えて、通話機能がない携帯情報端末(Personal Digital Assistance、以下「PDA」という)などの他の携帯端末であってもよい。
本実施の形態においては、携帯電話100に、電子マネー取引サービスおよびコンテンツ配信サービスを享受させるための携帯電話100側の処理手順を示すプログラムである電子マネーアプリ111が導入されることにより、後述するように、電子マネーシステム10で、この携帯電話100を用いることができるようになる。
電子マネーアプリ111は、携帯電話インターネット網910を介して、電子マネー管理サーバ200や金融機関サーバ500と通信することが可能である。
非接触型ICチップ190は、電子マネーアプリ111、および、外部のチップリーダライタと通信することが可能である。非接触型ICチップ190と外部のチップリーダライタとの通信は、非接触型ICチップ190がチップリーダライタから数センチメートルの距離に近接するように、携帯電話100がチップリーダライタにかざされることによって行なわれる。
非接触型ICチップ190と外部のチップリーダライタとの通信は、チップリーダライタからの電磁波である搬送波を、非接触型ICチップ190やチップリーダライタが変調させることによって行なわれる。また、非接触型ICチップ190には、チップリーダライタからの電磁波による電磁誘導によって、外部のチップリーダライタ側から電力が供給される。
このため、携帯電話100側から電力が供給されない場合であっても、非接触型ICチップ190がチップリーダライタに近づけられることによって、非接触型ICチップ190は動作可能となる。
電子マネー管理サーバ200は、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、残高管理AP214、利用者情報DB221、および、発行情報DB222などの機能によって、携帯電話100および店舗30a,30b等の店舗において携帯電話100に記憶されたバリューを用いた決済処理を行なう電子マネー取引サービスを提供する。
コンテンツ管理サーバ270は、コンテンツ配信時AP273の機能によって、コンテンツを店舗30a,30b等の店舗の店舗サーバに送信することにより、コンテンツ配信サービスを提供可能にする。すなわち、コンテンツ配信時AP273は、後述するように、店舗特定情報DB271から特定される同一グループ内店舗のコンテンツを特定するための情報をコンテンツ特定情報DB272から読出し、同一グループ内店舗各々の店舗サーバに送信する処理を、コンテンツ管理サーバ270に行なわせる。
決済サーバ280は、請求情報DB281を含み、電子マネー取引サービスを提供する際のユーザの決済を管理する。
リモート発行サーバ400は、複数のサービス提供機関により使用が可能とされた前記記憶部192に各サービス提供機関が提供するサービスに応じてサービス提供用領域の構築および削除のための処理を行なうとともに、該サービス提供用領域の構築に応じた対価を請求するためにサービス提供機関ごとに課金管理を行なうサービス提供用領域管理機関によって運用される。リモート発行サーバ400は、電子マネー管理サーバ200および携帯電話100からの非接触型ICチップ190への記憶領域の確保および情報の書込みを管理する。具体的には、本実施例においては、リモート発行サーバ400は、非接触型ICチップ190の記憶部192に電子マネー取引サービスおよびコンテンツ配信サービス等のサービスを享受するための記憶領域の構築および削除のための処理を行なうとともに、サービス享受用の記憶領域の構築に応じた対価を請求するために課金管理を行なう。ここで、非接触型ICチップ190の記憶部192は、複数のサービス提供機関により使用が可能とされた記憶媒体であって、携帯電話100に搭載された携帯用記憶媒体である。
金融機関サーバ500は、電子マネー取引サービスを利用するにあたって運用機関にバリューの対価を支払うためにユーザが利用する金融機関のサーバである。
電子マネー管理サーバ200、リモート発行サーバ400、および、金融機関サーバ500は、携帯電話インターネット網910を介して、携帯電話100と通信することが可能である。電子マネー管理サーバ200は、専用線を介して、決済サーバ280と通信することが可能である。決済サーバ280は、各種収納機関および金融機関が専用線で閉域接続された金融機関専用ネットワーク920を介して、金融機関サーバ500と通信することが可能である。
店舗30aに設置される券売機300は、ユーザから現金やバリューを受けて、遊技を可能とする所定の遊技価値を有するプリペイドデータを記録したプリペイドカード371を発券する。券売機300は、後述するようにチップリーダライタを含み、前述したように、携帯電話100の非接触型ICチップ190と通信することが可能である。つまり、券売機300は、携帯電話100に記憶されたバリューを使用してプリペイドカード371を発券する決済処理を行なう。
店舗30aに設置されるカードユニット600は、パチンコ遊技機700に対応して設けられる。カードユニット600は、遊技者からプリペイドカード371や現金やバリューを受付けて、パチンコ遊技機700に設けられた球貸ボタンの操作に応じて、プリペイドカード371に記録されたプリペイドデータで示される価値のうちから所定額相当(たとえば、500円相当)の価値を減算する。
カードユニット600は、減算した価値に見合った遊技球を払出すことを指示する球貸操作信号をパチンコ遊技機700に送信する。カードユニット600は、パチンコ遊技機700に設けられた返却ボタン632の操作に応じて、プリペイドカード371を排出する。カードユニット600は、後述するようにチップリーダライタを含み、前述したように、携帯電話100の非接触型ICチップ190と通信することが可能である。つまり、カードユニット600は、携帯電話100に記憶されたバリューを使用してパチンコ遊技機700から遊技球を払出す決済処理を行なう。
パチンコ遊技機700は、パチンコ遊技をユーザである遊技者に提供する装置である。パチンコ遊技機700は、カードユニット600からの球貸操作信号を受けて、所定額相当の遊技球を払出す。そして、遊技者によるパチンコ遊技機700に設けられた発射ハンドルの操作に応じて、払出された遊技球が遊技領域に発射されることによって、パチンコ遊技が行なわれる。
店舗30aに設置される店舗サーバ800は、店舗30a内のLAN(Local Area Network)を介して、券売機300およびカードユニット600と通信することが可能である。店舗サーバ800は、専用線などを介して、電子マネー管理サーバ200およびコンテンツ管理サーバ270と通信することが可能である。
店舗サーバ800は、券売機300におけるプリペイドカード371の販売に伴なう取引情報、および、カードユニット600におけるプリペイドカード371の使用に伴なう使用情報などの情報を、券売機300やカードユニット600から受けて、それらの情報を記憶する。
店舗サーバ800は、記憶した情報のうち、後述するバリューの使用に関する情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。店舗サーバ800は、電子マネー管理サーバ200から電子マネー取引サービスにおける不正に関する情報を受信する。
店舗サーバ800は、電子マネー管理サーバ200から受信した情報を、必要に応じて、券売機300やカードユニット600に送信する。
店舗30bに設置されるPOS端末装置600bは、ユーザから現金やバリューを受けて、タバコ,食品,電化製品,ビール等の動産に限らず、レストランでの料理の提供,フィットネスクラブでの利用権等の提供,旅行券,映画,コンサート等の各種チケットの提供等の役務、情報の提供等を含む種々のサービスを提供するための決済処理を行なう。
店舗30bに設置される店舗サーバ800bは、店舗30b内のLAN(Local Area Network)を介して、POS端末装置600bと通信することが可能である。店舗サーバ800bは、専用線などを介して、電子マネー管理サーバ200およびコンテンツ管理サーバ270と通信することが可能である。
店舗サーバ800bは、ユーザから現金やバリューを受けて、前述した種々のサービスの享受するために伴なう取引情報を、POS端末装置600bから受けて、それらの情報を記憶する。
店舗サーバ800bは、記憶した取引情報のうち、後述するバリューの使用に関する情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。店舗サーバ800bは、電子マネー管理サーバ200から電子マネー取引サービスにおける不正に関する情報を受信する。
店舗サーバ800bは、電子マネー管理サーバ200から受信した情報を、必要に応じて、POS端末装置600bに送信する。
また、本実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末は、携帯電話100に記憶されているバリューを用いた決済処理が行なわれる際に、当該携帯電話100に対し店舗に関連するコンテンツを特定するための情報を提供するためのコンテンツ提供処理を行なう。提供されるコンテンツには、店舗からのお知らせ、クーポン券等、ユーザにとって有益な情報が含まれる。
なお、決済サーバ280は、電子マネー管理サーバ200に含まれるように構成されてもよい。また、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、残高管理AP214、利用者情報DB221、および、発行情報DB222の構成は、それぞれ、電子マネー管理サーバ200と異なるコンピュータに含まれるようにしてもよい。また、例えば、携帯電話100のウェブ処理時に情報をやり取りするサーバと、携帯電話100の電子マネーアプリ111の処理時にやり取りするサーバとが、それぞれ別のコンピュータで構成されるようにしてもよい。
図2は、本発明に係る携帯電話100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、携帯電話100は、データ処理部110と、記憶部120と、データ入力部130と、表示部140と、音声入出力部150と、無線通信部160と、アンテナ161と、前述した非接触型ICチップ190とを含む。
非接触型ICチップ190は、制御部191と、記憶部192と、非接触通信部193と、アンテナ194とを含む。
記憶部120は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部120は、携帯電話100の各種機能をデータ処理部110に実行させるためのプログラムやデータを記憶する。また、記憶部120は、携帯電話100を識別するための携帯端末情報である携帯IDを予め記憶する。また、記憶部120は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスにおけるアプリケーションプログラム、本実施の形態においては、電子マネー管理サーバ200から受信した本電子マネーサービスを享受するための処理手段が示された特定プログラムとしての電子マネーアプリ111を記憶する。
データ入力部130は、電話番号や各種データなどの数字やアルファベットやその他の文字などを入力するためのダイヤルキーや十字操作キーやその他のファンクションキーで構成される。データ入力部130は、ユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部110に受渡す。
表示部140は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display、以下「LCD」という)で構成される。なお、表示部140は、EL(Electro Luminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部140は、データ処理部110から受けた文字データおよび画像データを表示する。
音声入出力部150は、マイクおよびスピーカで構成される。音声入出力部150は、外部から入力された音声を電気信号に変えて、データ処理部110に受渡し、データ処理部110からの電気信号を音声に変換して、外部に出力する。
無線通信部160は、他の携帯電話またはサーバからアンテナ161で受信した信号をデータ処理部110に受渡し、データ処理部110から他の携帯電話またはサーバへ送信する信号をアンテナ161から出力させる。
データ処理部110は、マイクロプロセッサ(Micro Processing Unit、以下「MPU」という)で構成される。データ処理部110は、非接触型ICチップ190の制御部191と通信することが可能である。データ処理部110は、記憶部120に記憶されたプログラムに従って、記憶部120、データ入力部130、無線通信部160、音声入出力部150、または、非接触型ICチップ190の制御部191から入力されたデータを処理して、記憶部120、表示部140、無線通信部160、音声入出力部150、または、非接触型ICチップ190の制御部191に出力する。
非接触型ICチップ190の記憶部192は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスで用いられるバリューなどの電子マネーや提供されたコンテンツを特定するための情報、および、アプリケーションプログラムで用いられるデータを記憶する。
非接触型ICチップ190の非接触通信部193は、アンテナ194を介して外部のチップリーダライタと通信する。本実施の形態においては、非接触通信部193は、券売機300に備えられたチップリーダライタ390およびカードユニット600に備えられたチップリーダライタ690と通信する。また、前述したように、外部のチップリーダライタからの電磁波による電磁誘導によって、非接触通信部193は、アンテナ194から電力を受け、非接触型ICチップ190の各部に電力を供給する。
非接触型ICチップ190の制御部191は、記憶部192に記憶されたプログラムに従って、記憶部192、非接触通信部193、または、データ処理部110から入力されたデータを処理して、記憶部192、非接触通信部193、または、データ処理部110に出力する。
なお、本実施の形態においては、携帯電話100は、音声入出力部150を含んでも含まなくてもよい。
図3は、本発明に係る電子マネー管理サーバ200の構成の一例を示すブロック図である。図3を参照して、電子マネー管理サーバ200は、データ処理部210と、記憶部220と、データ入力部230と、表示部240と、通信部260とを含む。
記憶部220は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリ、および、ハードディスクなどの外部記憶装置で構成される。記憶部220には、電子マネー管理サーバ200の各種機能をデータ処理部210に実行させるためのプログラムやデータが記憶される。
本実施の形態においては、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、および残高管理AP214が記憶部220に記憶される。また、前述した利用者情報DB221および発行情報DB222も、記憶部220に記憶される。
データ入力部230は、キーボードおよびマウスなどの入力装置で構成される。データ入力部230は、電子マネー管理サーバの管理者などのユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部110に受渡す。
表示部240は、LCDで構成される。なお、表示部240は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやEL(Electro Luminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部240は、データ処理部210から受けた文字データおよび画像データを表示する。
通信部260は、携帯電話100または他のサーバから、携帯電話インターネット網910または他のネットワークを介して受信したデータをデータ処理部210に受渡し、データ処理部210から携帯電話インターネット網910または他のネットワークを介して携帯電話100または他のサーバに送信するデータを出力する。
データ処理部210は、MPUで構成される。データ処理部210は、記憶部220に記憶されたプログラムに従って、記憶部220、データ入力部230、または、通信部260から入力されたデータを処理して、記憶部220、表示部240、または、通信部260に出力する。
なお、コンテンツ管理サーバ270、決済サーバ280、リモート発行サーバ400、金融機関サーバ500、および、店舗サーバ800の構成は、図3で説明した電子マネー管理サーバ200の構成と同様である。
なお、コンテンツ管理サーバ270の記憶部には、図1で示したコンテンツ配信時AP273、店舗特定情報DB271、およびコンテンツ特定情報DB272が記憶される。コンテンツ管理サーバ270のデータ入力部は、キーボードおよびマウスなどの入力装置で構成され、各店舗からの要求に応じてコンテンツ管理サーバの管理者により入力されたデータをコンテンツ管理サーバ270のデータ処理部に受渡す。コンテンツ管理サーバ270のデータ処理部は、記憶部に記憶されたプログラムに従って、記憶部、データ入力部、または、通信部から入力されたデータを処理して、記憶部、表示部、または、通信部に出力する。
図4は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200が電子マネー取引サービスを提供する際に用いる利用者情報DB221を説明するための図である。
図4を参照して、利用者情報DB221では、会員IDおよび携帯端末情報に対応付けて、携帯電話100の電子メールアドレス、金融機関指定情報、未チャージ削除カウンタのカウント値、携帯電話100の1日購入限度額、および、携帯電話100の携帯上保持限度額が記憶される。
会員IDは、電子マネー取引サービスおよびコンテンツ配信サービス等のサービスを享受するために登録を受けた会員を一意に識別するためのIDである。携帯端末情報は、携帯電話100を一意に識別するための情報である。携帯電話100の電子マネーアドレスは、携帯電話100に対して一意に設定される電子メールに用いられるアドレスである。
金融機関指定情報は、金融機関に対して予め一意に付与される番号である。未チャージ削除カウンタは、電子マネー取引サービスに登録された携帯電話100によって一度もバリューがチャージされずに登録が削除された回数を携帯端末100ごとに計数するためのカウンタである。
1日購入限度額は、1日に購入できるバリューの限度額である。携帯上保持限度額は、携帯電話100にチャージできるバリューの限度額である。
電子マネー管理サーバ200は、会員IDまたは携帯端末情報に基づき、当該会員IDまたは当該携帯端末情報に対応する、電子メールアドレス、金融機関指定情報、未チャージ削除カウンタのカウント値、1日購入限度額、および、携帯上保持限度額を容易に検索することができる。
図4では、たとえば、携帯端末情報として「MN7RE」,「NO8SF」のそれぞれ携帯電話のユーザに対して、会員IDとして「1101」,「1102」が発行され、これらの会員IDおよび携帯端末情報に対応付けて、それぞれ、電子メールアドレスとして「mailto@jp」,「testyo@jp」、金融機関指定情報として所定の銀行の指定口座を特定するための「2409329」,「3510430」、未チャージ削除カウンタのカウント値として「2」,「0」、1日購入限度額および携帯上保持限度額として「30000」円が記録されている。
図5は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200が電子マネー取引サービスを提供する際に用いる発行情報DB222を説明するための図である。
図5を参照して、発行情報DB222では、前述した会員IDおよび携帯端末情報に対応付けて、携帯電話100のバリュー残高、購入番号、購入金額、手数料、タイムスタンプ、バリュー購入記録(未チャージバリューを含む)、バリュー購入回数、当日積算額、チャージ累計額、および、取引額が記憶される。
バリュー残高は、携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192に構築されるサービス享受用の記憶領域に記憶されるバリューの残額である。購入番号は、それぞれのバリューの購入を識別するための番号である。購入金額は、購入するバリューの対価である。手数料は、会員が運用機関に支払うべきバリューの購入の際の手数料である。タイムスタンプは、バリューの購入のための処理が行なわれた時刻を示す情報である。バリュー購入記録は、会員IDごとの未チャージバリューなどの購入に関する情報の記録である。バリュー購入回数は、その会員が会員となってからバリューを購入した回数である。当日積算額は、その当日にその会員によって購入されたバリューの積算額である。チャージ累計額は、その会員が現在までに購入したバリューの累計額である。取引額は、ユーザがバリューを用いて取引をした額である。
このため、電子マネー管理サーバ200は、会員IDまたは携帯端末情報に基づき、当該会員IDまたは当該携帯端末情報に対応する、バリュー残高、購入番号、購入金額、手数料、タイムスタンプ、バリュー購入記録、バリュー購入回数、当日積算額、チャージ累計額、および、取引額を容易に検索することができる。なお、バリュー購入記録としては、バリューの額、および、バリュー書込済であるか否かを示す書込済情報を含む。
図5では、たとえば、会員ID「1101」および携帯端末情報「MN7RE」に対応付けて、バリュー残高として「11000」円、バリュー購入回数として「28」回目、当日積算額として「6000」円、チャージ累計額として「24000」円、および、取引額として「22000」円が記憶されている。
また、前述した会員ID「1101」および携帯端末情報「MN7RE」に対応付けて、購入番号として「90010801」と「90005587」とが記憶されている。本実施の形態においては、バリュー購入が行なわれるごとに、会員IDおよび携帯端末情報に対応付けて、購入番号が記憶される。
購入番号として「90010801」,「90005587」のそれぞれに対応して、購入金額として「1000」円,「5000」円、手数料として「200」円,「200」円、タイムスタンプとして「20050428153457」,「20050417071134」、バリューの額として「1000」円,「5000」円、および、書込済情報として当該バリューが書込済でない旨の「0」,当該バリューが書込済である旨の「1」が記憶されている。つまり、未チャージバリューとは、書込済情報が「0」であるバリューである。このように、発行情報DB222には、購入番号に対応する購入履歴が記憶される。
以上、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200のデータベースとして、利用者情報DB221と発行情報DB222とからなる構成について説明した。しかし、これに限らず、1つのデータベースで構成されるものであってもよい。たとえば、会員IDおよび携帯端末情報に対応付けて、当該会員IDまたは当該携帯端末情報に対応する各種情報を記憶するように構成するものであってもよい。
以上のように、電子マネー管理サーバ200は、利用者情報DB221において、各携帯電話100を個々に識別可能な(携帯端末)識別情報(会員ID、携帯端末情報)に対応付けて、当該携帯電話100の所有者が電子マネーのチャージの対価の決済用処理に利用する金融機関を特定するための金融機関指定情報と、該携帯電話100の記憶部192にサービス享受用の記憶領域を構築した回数を示す未チャージ削除カウンタと、1日購入限度額および携帯上保持限度額と、が記憶・管理されている。
また、発行情報DB222において、各携帯電話100を個々に識別可能な(携帯端末)識別情報(会員ID、携帯端末情報)に対応付けて、該携帯電話100に対してチャージ可能となった電子マネーの額および当該電子マネーが書込済か否かを示す書込済情報を含むバリュー購入記録と、当日(所定期間)においてチャージを許容された電子マネーの累計額である当日積算額と、が記憶・管理されている。
図6は、本実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ270がコンテンツ配信サービスを提供する際に用いる店舗特定情報DB271を説明するための図である。
本実施の形態においては、コンテンツ管理サーバが統括する所定の地域がさらに細分化された地域をグループといい、同一のグループ内の店舗を同一グループ内店舗という。細分化された地域とは、たとえば、所定の地点から数キロメートル範囲内の地域をいう。所定の地点は、コンテンツ管理サーバが統括する所定の地域内に複数設定されている。このため、前述した店舗には、一の地点から数キロメートル範囲内の地域内に属し、かつ他の地点から数キロメートル範囲内の地域内に属する店舗を含む。店舗特定情報DBは、コンテンツ管理サーバが統括する所定の地域内に所在地を有する店舗について、同一グループ内店舗を特定可能に構成されている。
図6を参照して、コンテンツ管理サーバ270が統括する所定の地域が、グループ1の地域、グループ2の地域、グループ3の地域、…等といったようにさらに細分化されている。そして、店舗特定情報DB271には、グループ各々について、同一グループ内店舗の店舗IDが記憶されている。店舗IDとは、コンテンツ配信サービスに加盟した店舗を一意に識別するためのIDである。
たとえば、グループ1に属する同一グループ内店舗を個々に特定するための店舗IDとしては、000001〜000007、…等が記憶されている。また、グループ2に属する同一グループ内店舗を個々に特定するための店舗IDとしては、000002、000006、000008〜000010、…等が記憶されている。グループ3に属する同一グループ内店舗を個々に特定するための店舗IDとしては、000005、000006、000009、000011、000012、…等が記憶されている。店舗特定情報DB271には、その他のグループに属する同一グループ内店舗を個々に特定するための店舗IDについても同様に、記憶されている。
このため、図6に示す店舗特定情報DB271からは、コンテンツ管理サーバ270が統括する所定の地域内に所在地を有する店舗のうち店舗IDが000001〜000012の店舗について、たとえば、店舗IDが000001、000003、000004、000007の店舗と同一グループ内店舗がグループ1に属する店舗IDの店舗であり、店舗IDが000002の店舗と同一グループ内店舗がグループ1およびグループ2に属する店舗IDの店舗であり、店舗IDが000005の店舗と同一グループ内店舗がグループ1およびグループ3に属する店舗IDの店舗であり、店舗IDが000006の店舗と同一グループ内店舗がグループ1、グループ2、およびグループ3に属する店舗IDの店舗であり、店舗IDが000008、000010の店舗と同一グループ内店舗がグループ2に属する店舗IDの店舗であり、店舗IDが000009の店舗と同一グループ内店舗がグループ2およびグループ3に属する店舗IDの店舗であり、店舗IDが000011、000012の店舗と同一グループ内店舗がグループ3に属する店舗IDの店舗であることが特定される。このように、店舗特定情報DB271からは、コンテンツ管理サーバ270が統括する所定の地域内に所在地を有する店舗各々について、同一グループ内店舗が特定されるように構成されている。
店舗特定情報DB271に記憶させるデータは、各店舗からの要求(たとえば、住所変更を知らせるメールを受信したこと、住所変更を知らせる電話を受けたこと等)に応じて、コンテンツ管理サーバ270の管理者がデータ入力部を用いて入力することにより、記憶される。
図7は、本実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ270がコンテンツ配信サービスを提供する際に用いるコンテンツ特定情報DB272を説明するための図である。
本実施の形態におけるコンテンツ特定情報DBは、コンテンツ管理サーバが統括する所定の地域内に所在地を有する店舗各々に関連する情報を特定可能に構成されている。店舗に関連する情報としては、コンテンツ管理サーバが統括する所定の地域内に所在地を有する店舗に配信するための配信用情報と、コンテンツ管理サーバにおいて管理するためのサーバ管理用情報とが含まれる。配信用情報には、店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータが含まれる。サーバ管理用情報には、配信開始日情報、および店舗関連情報が含まれる。コンテンツ特定情報DBでは、店舗IDに対応付けて、期限ID、コンテンツデータ、配信開始日情報、および店舗関連情報が記憶されている。なお、本実施の形態におけるコンテンツ特定情報DBは、店舗IDに対応付けて、一組の期限ID、コンテンツデータ、および配信開始日情報を記憶する例について説明するが、これに限らず、店舗IDに対応付けて、複数組の期限ID、コンテンツデータ、および配信開始日情報を記憶するように構成してもよい。
店舗IDとは、前述したようにコンテンツ配信サービスに加盟した店舗を一意に識別するためのIDである。図7では、000001〜000007の店舗IDが記憶されている。
期限IDとは、図7において示したIDの上6桁によりコンテンツの有効期限を特定するとともに、図7において示したIDの末尾1桁により当該コンテンツがお知らせに関連するコンテンツであるかクーポン券に関連するコンテンツであるかを特定するためのIDである。図7では、店舗ID000001に対応付けて記憶されている期限ID0601311について、当該期限IDの上6桁の「060131」からコンテンツの有効期限が「2006年1月31日」であることを特定するとともに、末尾1桁の「1」により店舗ID000001の店舗からのお知らせに関連するコンテンツであることを特定することができる。また、店舗ID000002に対応付けて記憶されている期限ID0602100について、当該期限IDの上6桁の「060210」からコンテンツの有効期限が「2006年2月10日」であることを特定するとともに、末尾1桁の「0」により店舗ID000002の店舗において使用できるクーポン券に関連するコンテンツであることを特定することができる。その他の店舗のコンテンツの有効期限およびコンテンツの種類についても同様に、期限IDから特定される。
コンテンツデータとは、コンテンツ自体の内容を示すデータである。コンテンツデータは、店舗IDおよび期限IDから一のコンテンツデータが特定される。特定されたコンテンツデータの前に、前述した期限IDの上6桁から特定される有効期間を付加したデータを用いて、コンテンツ自体の内容が特定される。たとえば、図7における店舗ID000001のコンテンツ自体の内容は、前述した期限IDの上6桁から特定される有効期間「2006年1月31日」を、コンテンツデータである「まで半額セール!」の前に付加した「2006年1月31日まで半額セール!」であることを特定することができる。その他のコンテンツ自体の内容についても同様に、期限IDの上6桁から特定される有効期間を、店舗IDおよび期限IDから特定されたコンテンツデータの前に付加することにより特定される。
配信開始日情報とは、各店舗へ配信用情報の配信を開始する日を特定するための情報である。図7では、店舗ID000001に対応付けて記憶されている配信開始日情報の「060101」から配信開始日が「2006年1月1日」であることを特定することができる。その他の店舗の配信用情報の配信開始日についても同様に、配信開始日情報から特定される。コンテンツ管理サーバ270は、配信開始日情報から特定される配信開始日から、対応する配信用データを各店舗へ送信する。
店舗関連情報とは、店舗自体に関連する内容を特定するための情報である。図7では、店舗関連情報として「〒103−…」といった所在地が記憶されている。なお、店舗関連情報としては、所在地に限らず、当該店舗の連絡先、地図等を特定するための情報であってもよい。コンテンツ管理サーバ270は、たとえば、店舗IDを含む予め定められたURL(Uniform Resource Locator、たとえば、「http://tenpokanren.co.jp/(店舗ID).html」)のウェブページに携帯電話100からアクセスがあったときに、当該店舗IDに対応付けて記憶された店舗関連情報から特定される店舗自体に関連する内容を当該携帯電話100の表示部140等に表示する。これにより、携帯電話100のユーザは、当該店舗の店舗関連情報を閲覧することができる。なお、店舗IDを含む予め定められたURLは、当該店舗のコンテンツデータを受信したときや、当該店舗のコンテンツが確認のため選択されたときに表示される。
コンテンツ特定情報DB272に記憶させるデータは、各店舗からの要求(たとえば、期限ID、コンテンツデータ、配信開始日、店舗関連情報等の変更を知らせるメールを受信したこと、期限ID、コンテンツデータ、配信開始日、店舗関連情報等の変更を知らせる電話を受けたこと等)に応じて、コンテンツ管理サーバ270の管理者がデータ入力部を用いて入力することにより、記憶される。
本実施の形態におけるコンテンツ配信時AP273は、図6で示した店舗特定情報DB271を参照して店舗毎に同一グループ内店舗を特定し、コンテンツ管理サーバが統括する所定の地域内に所在地を有する店舗の店舗サーバに対して、図7で示したコンテンツ特定情報DB272を参照して該特定した店舗の配信用情報のうち配信開始日が送信当日以前の配信用情報を、所定時(たとえば、毎日6時等)に送信するする処理を、コンテンツ管理サーバ270に行なわせる。これにより、コンテンツ管理サーバ270は、コンテンツを店舗30a,30b等の店舗の店舗サーバに送信することができ、提携した店舗においてコンテンツ配信サービスを提供可能にする。なお、コンテンツ特定情報DB272が、店舗IDに対応付けて、複数組の期限ID、コンテンツデータ、および配信開始日情報を記憶している場合には、期限IDから特定される有効期限が早く経過してしまう配信用情報を優先させて各店舗に送信するようにしてもよい。
図8は、本発明に係る券売機300の構成の一例を示すブロック図である。図8を参照して、券売機300は、データ処理部310と、記憶部320と、操作部330と、表示部340と、通信部360と、カードリーダライタ370と、貨幣処理機380と、チップリーダライタ390とを含む。
チップリーダライタ390は、制御部391と、記憶部392と、非接触通信部393と、アンテナ394とを含む。
記憶部320は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリおよびRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部320には、券売機300の各種機能をデータ処理部310に実行させるためのプログラムおよびデータが記憶される。
操作部330は、購入するプリペイドカードの金額を選択するための金額ボタンを含む。また、金額ボタンは、選択されたときに、ランプが点灯するように構成される。操作部330は、ユーザからの操作を受付けて、受付けられた操作を示す信号をデータ処理部310に受渡す。
表示部340は、LCDで構成される。なお、表示部340は、ELディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部340は、データ処理部310から受けた文字データおよび画像データを表示する。
通信部360は、店舗サーバ800から、店舗30aのLANを介して受信したデータを、データ処理部310に受渡し、データ処理部310から店舗30a内のLANを介して店舗サーバ800に送信するデータを出力する。
カードリーダライタ370は、プリペイドカード371からデータを読出して、読出したデータをデータ処理部310へ受渡し、データ処理部310から受けたデータをプリペイドカード371に記録して、プリペイドカード371を発券する。
貨幣処理機380は、コインおよび紙幣の現金を受入れて、受入れられた現金の額を示すデータをデータ処理部310へ受渡す。また、貨幣処理機380は、データ処理部310から受けたデータで示される額の現金を外部へ返却する。
データ処理部310は、MPUで構成される。データ処理部310は、チップリーダライタ390の制御部391と通信することが可能である。データ処理部310は、記憶部320に記憶されたプログラムに従って、記憶部320、操作部330、通信部360、カードリーダライタ370、貨幣処理機380、または、チップリーダライタ390の制御部391から入力されたデータを処理して、記憶部320、表示部340、通信部360、カードリーダライタ370、貨幣処理機380、または、チップリーダライタ390の制御部391に出力する。
チップリーダライタ390の記憶部392は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスにおいて非接触型ICチップ190とやり取りするためのアプリケーションプログラム、および、それらのアプリケーションプログラムで用いられるデータを記憶する。
チップリーダライタ390の非接触通信部393は、アンテナ394を介して携帯電話100の非接触型ICチップ190と通信する。また、前述したように、非接触通信部393からの搬送波である電磁波による電磁誘導によって、非接触通信部393は、アンテナ394を介して、非接触型ICチップ190に電力を供給する。
チップリーダライタ390の制御部391は、記憶部392に記憶されたプログラムに従って、記憶部392、非接触通信部393、または、データ処理部310から入力されたデータを処理して、記憶部392、非接触通信部393、または、データ処理部310に出力する。
なお、店舗30b等に設置されるPOS端末装置600bについては、図8を参照して説明した券売機300と異なる構成について説明する。POS端末装置600bは、図8で説明したカードリーダライタ370や貨幣処理機380を含まず、レシートを印刷するプリンタなどの出力装置、商品コードや金額などを入力するバーコードや磁気カードを読み取るバーコード・磁気カードリーダ、キーボードなどのデータ入力部を含む。
図9は、本発明に係るカードユニット600の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照して、カードユニット600は、データ処理部610と、記憶部620と、表示部640と、通信部660と、カードリーダライタ670と、貨幣処理機680と、チップリーダライタ690とを含む。また、カードユニット600に信号を入力する操作部として、パチンコ遊技機700に設けられる球貸ボタン631および返却ボタン632がある。
チップリーダライタ690は、制御部691と、記憶部692と、非接触通信部693と、アンテナ694とを含む。
記憶部620は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリおよびRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部620には、カードユニット600の各種機能をデータ処理部610に実行させるためのプログラムおよびデータが記憶される。
球貸ボタン631は、遊技者により押下操作されることによって、遊技球の貸出を要求する球貸操作信号をデータ処理部610に出力する。返却ボタン632は、遊技者により押下操作されることによって、プリペイドカード371の返却を要求する返却操作信号をデータ処理部610に出力する。
表示部640は、LCDで構成される。なお、表示部640は、ELディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部640は、データ処理部610から受けた文字データおよび画像データを表示する。
通信部660は、店舗サーバ800から、店舗30aのLANを介して受信したデータを、データ処理部610に受渡し、データ処理部610から店舗30a内のLANを介して店舗サーバ800に送信するデータを出力する。
カードリーダライタ670は、プリペイドカード371からデータを読出して、読出したデータをデータ処理部610へ受渡し、データ処理部610から受けたデータをプリペイドカード371に記録する。また、カードリーダライタ670は、返却ボタン632からデータ処理部610を介して受けた返却操作信号に応じて、プリペイドカード371を外部へ排出する。
貨幣処理機680は、コインおよび紙幣の現金を受入れて、受入れられた現金の額を示すデータをデータ処理部610へ受渡す。また、貨幣処理機680は、データ処理部610から受けたデータで示される額の現金を外部へ返却する。
データ処理部610は、MPUで構成される。データ処理部610は、チップリーダライタ690の制御部691と通信することが可能である。データ処理部610は、記憶部620に記憶されたプログラムに従って、記憶部620、球貸ボタン631、返却ボタン632、通信部660、カードリーダライタ670、貨幣処理機680、または、チップリーダライタ690の制御部691から入力されたデータを処理して、記憶部620、表示部640、通信部660、カードリーダライタ670、貨幣処理機680、または、チップリーダライタ690の制御部691に出力する。
チップリーダライタ690の記憶部692は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスにおいて非接触型ICチップ190とやり取りするためのアプリケーションプログラム、および、それらのアプリケーションプログラムで用いられるデータを記憶する。
チップリーダライタ690の制御部691は、記憶部692に記憶されたプログラムに従って、記憶部692、非接触通信部693、または、データ処理部610から入力されたデータを処理して、記憶部692、非接触通信部693、または、データ処理部610に出力する。
図10は、本実施の形態における券売機300、カードユニット600、POS端末装置600b等の決済処理端末がコンテンツ配信サービスを提供する際に用いる端末用コンテンツDBを説明するための図である。
端末用コンテンツDBは、券売機300、カードユニット600、POS端末装置600b各々のデータ処理部により、店舗サーバを介してコンテンツ管理サーバ270から配信される配信用情報に基づき、券売機300、カードユニット600、POS端末装置600b各々の記憶部に記憶されることにより生成される。
図10では、店舗ID000005の店舗のPOS端末装置等における決済処理端末のデータ処理部により、当該店舗の店舗サーバを介してコンテンツ管理サーバ270から配信される配信用情報に基づき、決済処理端末の記憶部に記憶されることにより生成された端末用コンテンツDBを示している。なお、図10では、2006年2月1日を送信当日として説明する。
前述したようにコンテンツ管理サーバ270は、図6で示した店舗特定情報DB271から、店舗ID000005の店舗と同一グループ内店舗として店舗ID000001〜000007、000009、000011、および000012の店舗を特定する。このため、コンテンツ管理サーバ270は、店舗ID000005の店舗の店舗サーバに対して、図7で示したコンテンツ特定情報DB272から、同一グループ内店舗として特定した店舗の配信用情報のうち配信開始日が2006年2月1日以前の配信用情報を送信する。そして、店舗ID000005の店舗のPOS端末装置等における決済処理端末のデータ処理部は、当該店舗の店舗サーバを介してコンテンツ管理サーバ270から配信される配信用情報に基づき、自店舗の配信用情報を自店舗用の記憶領域に記憶し、他店舗の配信用情報を他店舗用の記憶領域に記憶し、図10で示す端末用コンテンツDBを生成する。
なお、図10に示す端末用コンテンツDBでは、店舗ID000004の店舗の配信用情報が記憶されていない。これは、店舗ID000004の店舗の配信開始日情報が「2006年3月15日」であり、送信当日の2006年2月1日以前となっておらず、コンテンツ管理サーバ270から送信されないためである。また、図10に示す端末用コンテンツDBでは、店舗ID000007の店舗の配信用情報が記憶されている。これは、店舗ID000007の店舗の配信開始日情報が送信当日の「2006年2月1日」であるため、コンテンツ管理サーバ270から送信され、新たに記憶されたこととなる。
また、図10では、端末用コンテンツDBとして、自店舗用の記憶領域に自店舗の配信用情報が記憶されている例について説明したが、これに限らず、端末用コンテンツDBとして、有効期限等が有効な自店舗の配信用情報を登録していない場合などが考えられるため、自店舗の配信用情報が記憶されていないものであってもよい。
(電子マネーシステム10への携帯電話100の初期登録の説明)
図19は、本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。図19(a)は、携帯電話100において、ウェブブラウザ機能が実行されるときに、携帯電話100の表示部140に、最初に表示されるウェブページの画面である。
図19(a)の画面は、「メニュー」画面である。図19(a)の画面には、他のウェブページへのリンクとして、「マイメニュー」「週間ガイド」「メニューリスト」「とくするメニュー」「エリア」「かんたん検索」が表示される。ここでは、「メニューリスト」が選択候補として反転表示されている。選択候補は、十字操作キーで切替えることができる。
また、図19(a)以降の画面でも共通する表示として、画面の下部の「戻る」「選択」「メニュー」の表示がある。データ入力部130の左、中、右のファンクションキーを操作することによって、それぞれ「戻る」「選択」「メニュー」の機能を実行することができる。
「戻る」の機能を実行させると、1つ前のウェブページの画面が表示される。「選択」の機能を実行させると、十字操作キーの操作によって反転表示された選択候補のリンク先のウェブページの画面が表示される。「メニュー」の機能を実行させると、図19(a)で説明した「メニュー」画面が表示される。
図19(a)の画面で、「メニューリスト」のリンクが選択されると、図19(b)の画面が表示される。
図19(b)の画面は、「メニューリスト」画面である。図19(b)の画面には、他のウェブページへのリンクとして、「天気/ニュース/情報」「モバイルバンキング」「趣味」その他のリンクが表示される。ここでは、「趣味」のリンクが選択候補として反転表示されている。
図19(b)の画面で、「趣味」のリンクが選択されると、図19(c)の画面が表示される。
図19(c)の画面には、他のウェブページへのリンクとして、「パチンコ/パチスロ」「電子マネー」「→全23サイト」その他のリンクが表示される。ここでは、「電子マネー」のリンクが選択候補として反転表示されている。
図19(c)の画面で、「→全23サイト」のリンクが選択されると、他のサイトへのリンクがさらに表示される。図19(c)の画面で、「電子マネー」のリンクが選択されると、携帯電話100から電子マネー管理サーバ200に、「電子マネー」のリンクにアクセスされた旨が送信される。
図11は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行される初期登録時アプリケーションプログラム211の処理の流れを示すフローチャートである。図11を参照して、まず、ステップS201で、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、図19(c)の画面で、「電子マネー」のURLにアクセスがあったか否かを判断する。
アクセスがあったと判断した場合(ステップS201でYESの場合)、ステップS202で、データ処理部210は、携帯電話100に、電子マネー取引サービスへの登録のためのトップページの画面を送信する。なお、本実施の形態において、「画面を送信する」とは、画面を表示するためのデータを送信することである。アクセスがないと判断した場合(ステップS201でNOの場合)、および、ステップS202の後、データ処理部210は、ステップS203に処理を進める。
図19に進んで、図19(d)の画面は、電子マネー取引サービスへの携帯電話100の登録のためのトップページの画面である。図19(d)の画面には、電子マネー取引サービスへの登録の案内の文章のほか、他のウェブページへのリンクとして、電子マネー取引サービスの概要のウェブページへのリンクである「電子マネーとは?」、お気に入りのウェブページをユーザ専用のメニューに登録するためのリンクである「マイメニュー登録」、電子マネー取引サービスの更新履歴のウェブページへのリンクである「What’sNew!」、電子マネー取引サービスへの新規会員登録のウェブページへのリンクである「新規会員登録はこちら!」、その他のリンクが表示される。ここでは、「新規会員登録はこちら!」が選択候補として反転表示されている。
図12は、本実施の形態における携帯電話100のウェブブラウザ機能により実行されるウェブ処理の流れを示すフローチャートである。図12(a)はウェブ処理のうち初期登録時ウェブ処理の流れを示すフローチャートである。図12(a)を参照して、まず、ステップS101で、携帯電話100のデータ処理部110は、図19(d)の画面で、「新規会員登録はこちら!」のリンクが選択されたことによって、登録要求があったか否かを判断する。登録要求があったと判断すると(ステップS101でYESの場合)、ステップS102で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200に、携帯電話100の機種情報を含む登録要求情報を送信する。
図11に戻って、ステップS203では、データ処理部210は、携帯電話100から機種情報を含む登録要求情報が送信されてきたか否かを判断する。登録要求情報が送信されてきていないと判断した場合(ステップS203でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS207に進める。一方、登録要求情報が送信されてきたと判断した場合(ステップS203でYESの場合)、ステップS204で、データ処理部210は、送信されてきた登録要求情報に含まれる機種情報が電子マネーシステム10に対応した機種を示すか否かを判断する。
携帯電話100が電子マネーシステム対応機種であると判断した場合(ステップS204でYESの場合)、ステップS205で、データ処理部210は、メール送信用画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS207に進める。一方、携帯電話100が電子マネーシステム対応機種でないと判断した場合(ステップS204でNOの場合)、ステップS206で、データ処理部210は、非対応機種報知画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
図20は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第2の表示画面図である。図20(a)は、ステップS206で携帯電話100に送信される非対応機種報知画面である。
図20(a)の画面には、携帯電話100が電子マネーシステム10の対応機種でない旨の文章、電子マネー対応機種一覧へのリンクである「電子マネー対応携帯機種」、および、図19(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。
図20(b)は、ステップS205で携帯電話100に送信されるメール送信用画面である。図20(b)の画面には、電子マネー取引サービスへの登録にあたっての注意書き、メール送信画面を表示するためのリンクである「ここをクリック!(空メール送信画面へ)」、および、図19(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。図20(b)の画面で、「ここをクリック!(空メール送信画面へ)」のリンクが選択されると、携帯電話100の電子メール機能が起動され、図20(c)のメール送信画面が表示される。
図20(c)のメール送信画面の宛先には、電子マネー取引サービスへ登録するための電子メールアドレスが既に入力された状態でメール送信画面が表示される。また、メール送信画面の題名および本文には何も入力されていない。
図12(a)に戻って、ステップS103で、データ処理部110は、ユーザによって、図20(c)のメール送信画面のメールの送信操作が行なわれたか否かを判断する。メール送信操作が行なわれたと判断した場合(ステップS103でYESの場合)、ステップS104で、データ処理部110は、図20(c)のメール送信画面のメールを電子マネー管理サーバ200に送信する。つまり、空メールを送信する。
図11に戻って、ステップS207で、データ処理部210は、ユーザの携帯電話100から空メールを受信したか否かを判断する。空メールを受信することによって、データ処理部210は、ユーザの携帯電話100の電子メールアドレスを知ることができる。
空メールを受信したと判断した場合(ステップS207でYESの場合)、ステップS208で、データ処理部210は、登録手続を継続するための登録URLを記載した電子メールを、ユーザの携帯電話100の電子メールアドレス宛に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS210に進める。一方、電子メールアドレスを受信していないと判断した場合(ステップS207でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS210に進める。
図21は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第3の表示画面図である。
図21(a)は、携帯電話100の電子メール機能において、新着メッセージの件数を報知するための画面である。ここでは、「メール 未読001」の表示によって、新着の電子メールのうち、未読のものが1件であることが示されている。
図21(a)の画面で、「メール 未読001」が選択されると、図21(b)のように、ステップS208で、電子マネー管理サーバ200から携帯電話100に送信された新着メールの内容が表示される。
図21(b)の電子メールには、登録手続を継続するためのウェブページへの登録URLを選択して電子マネー取引サービスへの登録手続を継続する旨の文章、および、登録URLが記載されたリンクが表示される。
図12(a)に戻って、ステップS105で、データ処理部110は、図21(b)の画面で、登録URLのリンクが選択されたか否かを判断する。登録URLのリンクが選択されたと判断すると(ステップS105でYESの場合)、ステップS106で、データ処理部110は、登録URLにアクセスするとともに、携帯電話100の機種情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図11に戻って、ステップS210で、データ処理部210は、携帯電話100から登録URLにアクセスがあるとともに携帯電話100の機種情報を受信したか否かを判断する。登録URLにアクセスがあり機種情報を受信した場合(ステップS210でYESの場合)、ステップS211で、データ処理部210は、送信されてきた機種情報が電子マネーシステム10に対応した機種を示すか否かを判断する。
図21に進んで、図21(c)は、ステップS213で携帯電話100に送信される非対応機種報知画面である。図21(c)の画面は、図20(a)の画面と同様であるので、説明は繰返さない。
図21(d)は、ステップS212で携帯電話100に送信される利用同意画面である。図21(d)の画面には、電子マネー取引サービスへの登録にあたっての注意書き、サービス規約のウェブページへのリンクである「サービス規約を読み(必須)」、および、サービス規約に同意し登録手続を先に進めるためのリンクである「同意して登録する」が表示される。ここでは、「同意して登録する」が選択候補として反転表示されている。
図12(a)に戻って、ステップS107で、データ処理部110は、ユーザによって、図21(d)の画面で、「同意して登録する」のリンクが選択されたか否かを判断する。「同意して登録する」のリンクが選択されたと判断した場合(ステップS107でYESの場合)、ステップS108で、データ処理部110は、携帯電話100を一意に識別するための携帯端末情報(以下「携帯ID」ともいう)を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図11に戻って、ステップS214で、データ処理部210は、携帯電話100から携帯端末情報が送信されてきたか否かを判断する。携帯端末情報が送信されてきていないと判断した場合(ステップS214でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS221に進める。
一方、携帯端末情報が送信されてきたと判断した場合(ステップS214でYESの場合)、ステップS215で、データ処理部210は、図4の利用者情報DB221の携帯端末情報および会員IDを参照することによって、受信した携帯端末情報が利用者情報DB221に登録されたことがあるか否かを判断する。受信した携帯端末情報の登録履歴があると判断した場合(ステップS215でYESの場合)、ステップS216で、データ処理部210は、図4の利用者情報DB221の携帯端末情報および未チャージ削除カウンタを参照することによって、受信した携帯端末情報で示される携帯電話100に対応する未チャージ削除カウンタのカウント値が3以上であるか否かを判断する。
未チャージ削除カウンタのカウント値が3以上である場合(ステップS216でYESの場合)、ステップS217で、データ処理部210は、登録回数オーバ画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。つまり、この場合には、携帯電話100の記憶部192にサービス享受用の記憶領域を構築するための領域確保情報(S236参照)の出力が禁止される。
図22は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第4の表示画面図である。図22(a)は、ステップS217で携帯電話100に送信される登録回数オーバ画面である。
図22(a)の画面には、登録回数が制限を越えている旨の文章、および、図19(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。
図11に戻って、受信した携帯端末情報の登録履歴がないと判断した場合(ステップS215でNOの場合)、または、未チャージ削除カウンタのカウント値が3未満である場合(ステップS216でNOの場合)、ステップS218で、データ処理部210は、受信した携帯端末情報を利用者情報DB221に登録する。次に、ステップS219で、データ処理部210は、金融機関を選択するウェブページの最初の画面である金融機関選択画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221に進める。
図22に進んで、図22(b)の画面は、ステップS219で携帯電話100に送信されるモバイルバンキング登録トップ画面である。図22(b)の画面には、電子マネー取引サービスにおけるバリューの利用の方法を示す文章、モバイルバンキングへの登録を促がす旨の文章、モバイルバンキングの登録へ進むためのリンクである「ここから」、および、モバイルバンキングへの登録をスキップするためのリンクである「モバイルバンキング登録をスキップする方はこちらを選択してください」が表示される。
図12(a)に戻って、ステップS109で、データ処理部110は、図22(b)の画面で、「ここから」の金融機関問合せリンクが選択されたか否か、図22(c)の画面で、いずれかの業態の金融機関問合せリンクが選択されたか否か、または、図22(d)の画面で、いずれかの金融機関問合せリンクが選択されたか否かを判断する。
金融機関問合せリンクが選択されたと判断すると(ステップS109でYESの場合)、ステップS110で、データ処理部110は、それぞれのリンクに対応する金融機関問合せ情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図11に戻って、ステップS221で、データ処理部210は、携帯電話100から金融機関問合せ情報を受信したか否かを判断する。金融機関問合せ情報を受信したと判断した場合(ステップS221でYESの場合)、ステップS222で、データ処理部210は、金融機関問合せ情報に対応する画面を携帯電話100に送信する。
図22に進んで、図22(c)の画面は、図22(b)の画面の「ここから」のリンクの選択によって送信される金融機関問合せ情報に対応する第1の金融機関選択画面である。図22(c)の画面には、モバイルバンキングの業態の選択を促がす旨の文章、都市銀行を選択するためのリンクである「都市銀行」、地方銀行を選択するためのリンクである「地方銀行」、第2地方銀行を選択するためのリンクである「第2地銀」、労働金庫を選択するためのリンクである「労働金庫」、信用金庫を選択するためのリンクである「信用金庫」、信用組合を選択するためのリンクである「信用組合」、および、その他の金融機関を選択するためのリンクである「その他」が表示される。ここでは、図22(c)の画面で「都市銀行」のリンクが選択される場合について説明する。
図22(d)の画面は、図22(c)の画面の「都市銀行」のリンクの選択によって送信される金融機関問合せ情報に対応する第2の金融機関選択画面である。図22(d)の画面には、利用するモバイルバンキングの選択を促がす旨の文章、および、都市銀行のうちのいずれかを選択するためのリンクである「やまと銀行」「三友銀行」「ダイヤモンド銀行」「りえぞん銀行」が表示される。ここでは、図22(d)の画面で「やまと銀行」のリンクが選択される場合について説明する。
図23は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第5の表示画面図である。
図23(a)の画面は、図22(d)の画面の「やまと銀行」のリンクの選択によって送信される金融機関問合せ情報に対応するモバイルバンキングを確認するための画面である。図23(a)の画面には、利用するモバイルバンキングとしてやまと銀行を登録することを確認する旨の文章、登録することを確認して継続して手続を進めるためのリンクである「確認」、および、選択したモバイルバンキングを訂正するために前の画面に戻るためのリンクである「訂正する場合はこちらから」が表示される。
図12(a)に戻って、ステップS111で、データ処理部110は、図23(a)の画面で、「確認」のリンクが選択されたか否かを判断する。「確認」のリンクが選択されたと判断すると(ステップS111でYESの場合)、ステップS112で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200に、選択されたモバイルバンキングを示す金融機関指定情報および前述した携帯端末情報を送信する。つまり、バリューのチャージに関する対価の決済のための決済用処理に利用する決済用処理機関としてユーザが指定した金融機関を特定するための金融機関指定情報が送信される。
図11に戻って、ステップS223で、データ処理部210は、携帯電話100から金融機関指定情報を受信したか否かを判断する。金融機関指定情報を受信していないと判断した場合(ステップS223でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS226に進める。
一方、金融機関指定情報を受信したと判断した場合(ステップS223でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS224で、金融機関指定情報とともに受信した携帯端末情報と同一であって利用者情報DB221に仮登録された携帯端末情報に対応させて、受信した金融機関指定情報を利用者情報DB221に仮登録する。なお、当該金融機関指定情報から特定される金融機関に指定口座が存在するか否かを金融機関サーバ500に問合せ、存在する場合に仮登録するようにしてもよい。
次いで、ステップS225で、データ処理部210は、プロモーションメール受取可否設定画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS226に進める。
図23に進んで、図23(b)は、ステップS225で携帯電話100に送信されるプロモーションメール受取可否設定画面である。図23(b)の画面には、電子マネーに関する最新情報等のお知らせメールであるプロモーションメールの受取を希望するか否かを確認する旨の文章、「希望する」のラジオボタン、「希望しない」のラジオボタン、ラジオボタンでの選択結果の送信を指示するためのリンクである「送信」、および、図19(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。
図12(a)に戻って、ステップS113で、データ処理部110は、図23(b)の画面で、「希望する」または「希望しない」のラジオボタンが選択され、「送信」のリンクが選択されることによって、プロモーションメールの受取可否が決定されたか否かを判断する。そして、ステップS114で、データ処理部110は、プロモーションメールの受取可否を示すプロモーション受取可否情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図11に戻って、ステップS226で、データ処理部210は、携帯電話100からプロモーション受取可否情報を受信したか否かを判断する。プロモーション受取可否情報を受信していないと判断した場合(ステップS226でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS231に進める。一方、プロモーション受取可否情報を受信したと判断した場合(ステップS226でYESの場合)、ステップS227で、データ処理部210は、会員IDを発行し、その会員ID、ステップS207で受信したメールアドレス、ステップS224で仮登録された金融機関指定情報およびプロモーション受取可否情報を、プロモーション受取可否情報を送信した携帯電話100の携帯端末情報と対応させて仮登録する。なお、ステップS215でYESと判断された場合には、新たな会員IDを発行することなく、既に発行済みの会員IDを仮登録するようにしてもよい。次いで、ステップS228で、データ処理部210は、電子マネーアプリ111のダウンロードを確認する画面を携帯電話100に送信する。
図23に進んで、図23(c)は、ステップS228で携帯電話100に送信されるダウンロードを確認する画面である。図23(c)の画面には、バリューの利用方法の文章、電子マネーアプリ111のダウンロードを促がす旨の文章、ダウンロードの開始を指示するためのリンクである「ダウンロード開始」、および、電子マネーアプリ111のサイズを示す文章が表示される。
図12(a)に戻って、ステップS115で、データ処理部110は、図23(c)の画面で、「ダウンロード開始」が選択されることによって、電子マネーアプリ111のダウンロードが要求されたか否かを判断する。「ダウンロード開始」が選択されたと判断すると(ステップS115でYESの場合)、ステップS116で、データ処理部110は、電子マネーアプリ111のダウンロードを要求する旨の情報であるアプリダウンロード要求情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図11に戻って、ステップS231で、データ処理部210は、携帯電話100からアプリダウンロード要求情報を受信したか否かを判断する。アプリダウンロード要求情報を受信したと判断した場合(ステップS231でYESの場合)、ステップS232で、電子マネーアプリ111を携帯電話100に送信する。
図23に進んで、携帯電話100で電子マネーアプリ111の受信が開始されると、図23(c)の画面は、図23(d)で示される状態になる。つまり、ダウンロード中である旨の表示が、図23(c)の画面上に表示される。
図12(a)に戻って、ステップS116aで、データ処理部110は、電子マネーアプリ111のダウンロードが終了したか否かを判断する。すなわち、電子マネーアプリ111が記憶部120に記憶されたか否かを判断する。ダウンロードが終了していないと判断した場合(ステップS116aでNOの場合)、データ処理部110は、ステップS116aの処理を繰返す。一方、ダウンロードが終了したと判断した場合(ステップS116aでYESの場合)、データ処理部110は、初期登録時ウェブ処理を終了する。
以上のように、本実施例においては、電子マネー取引サービスを享受するための登録を要求する登録要求情報として、ステップS102の登録要求情報、ステップS108の携帯端末情報、ステップS116のアプリダウンロード要求情報等、複数の情報が送信されているが、初期登録に際して電子マネー管理サーバ200との間で送受信される情報は任意であり、少なくとも登録を要求する登録要求情報が1回送信されればよい。
電子マネーアプリ111のダウンロードが終了すると、携帯電話100のデータ処理部110は、記憶部120に記憶された電子マネーアプリ111を起動させる。
図24は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第6の表示画面図である。図24(a)は、電子マネーアプリ111の起動中に表示される画面である。図24(a)の画面には、起動中であるアプリの名称である「電子マネーアプリ」の文字、および、全起動プロセスのうちの経過したプロセスの割合の概略を示すグラフが表示される。
図13は、本実施の形態における携帯電話100で実行される電子マネーアプリ111の処理の流れを示すフローチャートである。図13を参照して、電子マネーアプリ111が起動されると、ステップS120で、データ処理部110は、電子マネーアプリ111がダウンロードされてから初回の起動であるか否かを判断する。初回起動でないと判断した場合(ステップS120でNOの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS180に進める。一方、初回起動であると判断した場合(ステップS120でYESの場合)、ステップS121で、データ処理部110は、携帯端末情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図11に戻って、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、ステップS233で、携帯電話100から携帯端末情報を受信して、受信した携帯端末情報が仮登録されているか否かを判断する。携帯端末情報が仮登録されていないと判断した場合(ステップS233でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
一方、携帯端末情報が仮登録されていると判断した場合(ステップS233でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS234で、その携帯端末情報と対応させて仮登録された会員ID、メールアドレス、金融機関指定情報およびプロモーション受取可否情報を、その携帯端末情報と対応させて、利用者情報DB221に本登録させる。そして、ステップS235で、データ処理部210は、本登録した携帯端末100に対応する未チャージ削除カウンタのカウント値を1加算する。なお、加算された未チャージ削除カウンタは、会員から脱退した場合であっても利用者情報DB221において保持される。
次に、ステップS236で、データ処理部210は、サービス享受用の記憶領域を携帯電話100の記憶部192に確保(構築)させるための情報である領域確保情報(領域構築情報)を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
なお、ステップS234で説明したように、本実施の形態においては、携帯電話100を他の携帯電話と識別可能にするための識別情報として、携帯端末情報である場合を一例に説明するが、これに限らず、識別情報としては、会員ID等、携帯電話100を他の携帯電話と識別可能な情報であればよい。たとえば、ステップS234においては、会員IDに対応付けて金融機関指定情報等を登録し、以後携帯電話から送信されてくる会員IDに基づき、当該携帯電話を識別し金融機関指定情報等を読出すようにしてもよい。この場合、会員IDは、ステップS234において本登録された後に、携帯電話100側に送信し記憶させるようにしてもよい。
図13に進んで、データ処理部110は、ステップS122で、電子マネー管理サーバ200から領域確保情報を受信したか否かを判断する。領域確保情報を受信していないと判断した場合(ステップS122でNOの場合)、データ処理部110は、ステップS122を繰返す。一方、領域確保情報を受信したと判断した場合(ステップS122でYESの場合)、ステップS123で、データ処理部110は、サービス享受用の記憶領域を確保するための領域確保処理の開始を要求する領域確保処理開始要求(領域確保情報により示されるサービス享受用の記憶領域の構築要求)を、リモート発行サーバ400に送信する。
リモート発行サーバ400は、携帯電話100から領域確保処理開始要求を受けると、領域確保処理開始要求を送信してきた携帯電話100の非接触型ICチップ190に電子マネー取引サービスおよびコンテンツ配信サービスに用いるための記憶部192の記憶領域を確保し、確保した記憶領域に会員IDを記憶させるための領域確保実行情報を、領域確保処理開始要求を送信してきた携帯電話100に送信する。
図13に戻って、携帯電話100のデータ処理部110は、ステップS124で、リモート発行サーバ400から領域確保実行情報を受信したか否かを判断する。領域確保実行情報を受信していないと判断した場合(ステップS124でNOの場合)、データ処理部110は、ステップS124を繰返す。
一方、領域確保実行情報を受信したと判断した場合(ステップS124でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS125で、リモート発行サーバ400からの領域確保実行情報で示される領域確保処理を実行する。領域確保処理は、非接触型ICチップ190の記憶部192にサービス享受用の記憶領域を確保し、会員IDをリモート発行サーバ400に送信し、記憶部192の確保された記憶領域に0円相当のバリューを記憶させる処理である。
次いで、データ処理部110は、ステップS126で、リモート発行サーバ400から領域確保終了情報を受信したことによって、領域確保処理が終了したか否かを判断する。領域確保処理が終了したと判断した場合(ステップS126でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS192に進める。
ステップS180では、データ処理部110は、電子マネーアプリ111の起動が非接触型ICチップ190からの起動であるか否かを判断する。図29で後述する券売機300による発券処理において券売機300の非接触型ICチップ390、または、図37で後述するカードユニット600による球貸処理においてカードユニット600の非接触型ICチップ690から、携帯電話100の非接触型ICチップ190へ、電子マネーアプリ111を起動させるためのアプリ起動信号が送信された場合、携帯電話100は、アプリ起動信号に応じて、電子マネーアプリ111を起動させる。アプリ起動信号については、図29で説明する。また、電子マネーアプリ111の起動が非接触型ICチップ190からの起動であると判断した場合(ステップS180でYESの場合)については、図29の説明とともに説明する。
一方、電子マネーアプリ111の起動が非接触型ICチップ190からの起動でないと判断した場合(ステップS180でNOの場合)、ステップS191で、データ処理部110は、後述する図16で説明する引継ぎ情報からの起動であるか否かを判断する。後述するように、バリューの購入後に引継ぎ情報が付された電子メールが携帯電話100に送信され、その引継ぎ情報によって、電子マネーアプリ111が起動され、購入されたバリューが携帯電話100にチャージされる。引継ぎ情報からの起動であると判断した場合(ステップS191でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS150に進める。
一方、引継ぎ情報からの起動でないと判断した場合(ステップS191でNOの場合)、実行する処理をステップS192に進める。
ステップS192では、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域からバリュー残高を取得して、電子マネーアプリ111の起動時初期画面を表示部140に表示させる。
図24に進んで、図24(b)は、ステップS192で表示される起動時初期画面である。図24(b)の画面には、非接触型ICチップ190の製造時から与えられているチップIDが00002000012398であること、ステップS192で取得された非接触型ICチップ190に記憶されているバリューの残高が0円であること、バリューを購入するためのリンクである「バリュー購入(モバイルバンキング経由)」、購入済みのバリューを非接触型ICチップ190にチャージするためのリンクである「ICチップへの購入バリューのチャージ」、および、獲得したコンテンツを確認するためのリンクである「コンテンツ確認」が表示される。
(電子マネーシステム10でのバリューの購入の説明)
図25は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100でバリューを購入するときに携帯電話100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。
図25(a)は、携帯電話100において、アプリケーション実行機能が実行されるときに、携帯電話100の表示部140に、最初に表示されるソフト一覧画面である。図25(a)の画面には、携帯電話100に導入されているアプリケーションプログラムを実行させるためのリンクとして、「電子マネーアプリ」および「旅行ナビゲータ」が表示される。つまり、本実施の形態における携帯電話100には、電子マネーアプリ111、および、旅行ナビゲータという名称のアプリケーションプログラムが導入されていることが示される。
図13に戻って、図25(a)の画面で「電子マネーアプリ」のリンクが選択され、電子マネーアプリ111が起動されると、初回起動でなく(ステップS120でNOの場合)、ICチップからの起動でなく(ステップS180でNOの場合)、引継ぎ情報からの起動でない場合(ステップS191でNOの場合)、ステップS192で、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の領域からバリュー残高を取得して、電子マネーアプリ111の起動時初期画面を表示させる。
図25に進んで、図25(b)の画面は、ステップS192で表示される起動時初期画面である。図25(b)の画面は、前述した図24(b)の画面と同様であるので、重複する説明は繰返さない。ただし、非接触型ICチップ190に記憶されているバリューの残高が、図24(b)の画面では、0円であるのに対して、図25(b)の画面では、1000円である。また、図25(b)の画面では、「バリュー購入(モバイルバンキング経由)」のリンクが選択候補として網掛け表示されている。
図13に戻って、ステップS193で、データ処理部110は、バリュー購入が選択されたか否かを判断する。図25(b)の画面で「バリュー購入(モバイルバンキング経由)」のリンクが選択されると、データ処理部110は、バリュー購入が選択されたと判断し(ステップS193でYES)、ステップS130で、バリュー購入時処理を実行する。
図14は、本実施の形態における携帯電話100により実行される電子マネーアプリ111のサブルーチンであるバリュー購入時処理の流れを示すフローチャートである。図14を参照して、まず、ステップS133で、データ処理部110は、会員IDと携帯端末情報とバリュー残高とを含むチャージ要求情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図15は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラム212の処理の流れを示すフローチャートである。図15を参照して、まず、ステップS241で、データ処理部210は、携帯電話100からチャージ要求情報を受信したか否かを判断する。チャージ要求情報を受信していないと判断した場合(ステップS241でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS257に進める。
一方、チャージ要求情報を受信したと判断した場合(ステップS241でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS242で、チャージ要求情報に含まれる会員IDおよび携帯端末情報が利用者情報DB221に登録されたものであり、携帯電話100が電子マネー取引サービスで利用可能なものであるか否かを判断する。利用可能なものでないと判断した場合(ステップS242でNOの場合)、ステップS243で、データ処理部210は、使用不可画面を携帯電話100に送信し、実行する処理をステップS241に戻す。
図25に進んで、図25(c)は、ステップS243で送信される使用不可画面である。図25(c)の画面には、携帯電話100が電子マネー管理サーバ200に登録されていない旨の文章、および、その旨を確認して電子マネーアプリ111を終了させるためのリンクである「OK」が表示される。
図15に戻って、一方、利用可能なものであると判断した場合(ステップS242でYESの場合)、ステップS244で、データ処理部210は、購入済みであるが携帯電話100にチャージされていない未チャージバリューがあるか否かを判断する。
未チャージバリューがあるか否かについては、ステップS241で受信したチャージ要求情報に含まれる会員IDおよび携帯端末情報に対応して、図5で説明した発行情報DB222において、書込済情報として「0」が記憶されているバリューがあるか否かにより判断が行なわれる。本実施の形態においては、書込済情報として「0」が記憶されているバリューがあると判断した場合には、データ処理部210は、未チャージバリューがあると判断する。
なお、未チャージバリューがあるか否かの判断については、このようなものに限るものではない。たとえば、チャージされ携帯電話100に書込まれたバリューは、発行情報DB222から消去するものであってもよい。そして、未チャージバリューがあるか否かについては、発行情報DB222に未チャージバリューが記憶されているか否かにより判断が行なわれるものであってもよい。
未チャージバリューがあると判断した場合(ステップS244でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS245で、チャージ誘導画面を携帯電話100に送信し、実行する処理を後述する図18のステップS276に進める。
すなわち、チャージ受付情報としての残高情報を送信するステップである後述するステップS256に進むことなく、当該未チャージバリューを発行するために、図18に示すバリュー発行処理に移行する。
図25に進んで、図25(d)は、ステップS245で表示されるチャージ誘導画面である。図25(d)の画面には、チャージされていないバリューがあるので、チャージを促がす旨の文章が表示される。この画面が表示された後、後述する図18のバリュー発行時AP213のステップS276からの処理が実行され、チャージされていないバリューが携帯電話100にチャージされる。
なお、ここでは、チャージ誘導画面が表示された後、自動的に、ステップS276からの処理に移行するようにした。しかし、これに限定されず、チャージ誘導画面でユーザからの確認操作があった後に、ステップS276からの処理に移行するようにしてもよい。
一方、未チャージバリューがないと判断した場合(ステップS244でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS246に進める。
次に、ステップS246で、データ処理部210は、ステップS241で受信したチャージ要求情報を送信してきた携帯電話100の携帯端末情報に対応する金融機関指定情報を利用者情報DB221から検索して読出す。
また、ステップS250で、データ処理部210は、電子マネー管理サーバ200の記憶部220に予め記憶された表示金額リスト情報を読出す。
表示金額リスト情報は、ユーザが携帯電話100で選択可能なバリューの金額のリストを示す情報であり、本実施の形態においては、「1000円」「5000円」「10000円」「20000円」「30000円」の5つの金額を示す情報である。選択可能なバリューの金額は、利用者の遊技へののめり込みを防止するために定められた携帯上保持限度額や1日購入限度額などに基づいて運用機関によって予め定められる。携帯上保持限度額は、携帯電話100にチャージできるバリューの限度額である。1日購入限度額は、1日に購入できるバリューの限度額である。
次いで、ステップS251で、データ処理部210は、ステップS241で受信したチャージ要求情報に含まれる携帯電話100にチャージされているバリュー残高に、ステップS250で読出した表示金額リスト情報で示される金額のうちの最低購入金額(本実施の形態では1000円)を加算した額が30000円以下であるか否かを判断する。
なお、本実施の形態においては、携帯上保持限度額を30000円としたので、ステップS251で30000円以下であるか否かを判断した。しかし、これに限定されず、携帯上保持限度額は、他の金額であってもよい。
バリュー残高に最低購入金額を加算した額が30000円以下でない場合(ステップS251でNOの場合)、ステップS252で、データ処理部210は、携帯上保持限度額購入不可画面を携帯電話100に送信する。
図26は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100でバリューを購入するときに携帯電話100の表示部140に表示される第2の表示画面図である。図26(a)は、ステップS252で携帯電話100に送信される携帯上保持限度額購入不可画面である。図26(a)の画面には、最低購入金額とバリュー残高との合計が携帯上保持限度額を超えるので、バリューを購入できない旨の文章、および、その旨を確認して電子マネーアプリ111を終了させるためのリンクである「OK」が表示される。
図15に戻って、一方、バリュー残高に最低購入金額を加算した額が30000円以下である場合(ステップS251でYESの場合)、ステップS253で、データ処理部210は、発行情報DB222に記憶されているその日に携帯電話100によって購入されたバリューの当日積算額に、最低購入金額を加算した額が30000円以下であるか否かを判断する。
なお、本実施の形態においては、1日購入限度額を、携帯上保持限度額と同額としたので、ステップS252で30000円以下であるか否かを判断した。しかし、これに限定されず、1日購入限度額は、携帯上保持限度額と同額でなくてもよい。
当日積算額に最低購入金額を加算した額が30000円以下でない場合(ステップS253でNOの場合)、ステップS254で、データ処理部210は、1日購入限度額購入不可画面を携帯電話100に送信する。
図26に進んで、図26(b)は、ステップS254で携帯電話100に送信される1日購入限度額購入不可画面である。図26(b)の画面には、最低購入金額と当日積算額との合計が1日購入限度額を超えるので、バリューを購入できない旨の文章、および、その旨を確認して電子マネーアプリ111を終了させるためのリンクである「OK」が表示される。
図15に戻って、一方、当日積算額に最低購入金額を加算した額が1日購入限度額以下である場合(ステップS253でYESの場合)、ステップS255で、データ処理部210は、バリュー残高および当日積算額から購入可能金額を算出する。具体的には、データ処理部210は、携帯上保持限度額からバリュー残高を減算した額、および、1日購入限度額から当日積算額を減算した額のうち、低い方の額を購入可能金額として算出する。
なお、本実施の形態においては、バリュー残高および携帯上保持限度額、ならびに、当日積算額および1日購入限度額に基づいて、バリューが購入可能か否かを判断して、購入可能金額を算出するようにした。しかし、これに限定されず、バリュー残高および携帯上保持限度額、または、当日積算額および1日購入限度額に基づいて、バリューが購入可能か否かを判断して、購入可能金額を算出するようにしてもよい。
次に、ステップS256で、データ処理部210は、ステップS241で受信したチャージ要求情報に含まれる携帯端末情報に対応して利用者情報DB221に記憶されている電子メールアドレス、ステップS246で読出した金融機関指定情報、ステップS250で読出した表示金額リスト情報、携帯上保持限度額、1日購入限度額、および、ステップS255で算出した購入可能金額情報を、残高情報(チャージ要求情報を受付けた旨を示すチャージ受付情報)として携帯電話100に送信する。
図14に戻って、ステップS134で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200から残高情報を受信したか否かを判断する。残高情報を受信したと判断した場合(ステップS134でYESの場合)、ステップS135で、データ処理部110は、受信した残高情報に含まれる電子メールアドレスがバリューの購入に用いる電子メールアドレスとして正しいか否かを確認するためのアドレス確認画面を表示部140に表示させる。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS136に進める。
図26に進んで、図26(c)は、ステップS135で表示されるアドレス確認画面である。図26(c)の画面には、バリューのチャージの方法を説明するための文章、ステップS134で受信した残高情報に含まれる確認の対象である電子メールアドレス、表示されている電子メールアドレスが電子マネー取引サービスで利用する携帯電話100の電子メールアドレスとして正しいと確認したことを入力するためのリンクである「確認」、および、表示されている電子メールアドレスが電子マネー取引サービスで利用する携帯電話100の電子メールアドレスと異なる場合に選択するリンクである「→上記アドレスがご利用携帯のアドレスと異なる場合はこちら」が表示される。
図14に戻って、ステップS136で、データ処理部110は、図26(c)の画面で「確認」のリンクが選択されることによって、ユーザにより電子メールアドレスが確認されたか否かを判断する。アドレスが確認されたと判断した場合(ステップS136でYESの場合)、ステップS137で、データ処理部110は、金融機関確認画面を表示部140に表示させる。
図27は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100でバリューを購入するときに携帯電話100の表示部140に表示される第3の表示画面図である。
図27(a)は、ステップS137で携帯電話100に表示される金融機関確認画面である。図27(a)の画面には、利用するモバイルバンキングを確認する旨の文章、利用するモバイルバンキングの金融機関の名称、利用するモバイルバンキングを確認して継続して手続を進めるためのリンクである「確認」、および、金融機関を変更するためのリンクである「金融機関変更の場合はこちらを選択してください。」が表示される。金融機関の名称は、受信した残高情報に含まれる金融機関指定情報は、金融機関の名称に対応して予め一意に定められている。このため、金融機関の名称は、残高情報を受信することにより、携帯電話100によって特定され得る。
図14に戻って、ステップS138で、データ処理部110は、図27(a)の画面で「確認」のリンクが選択されることによって、利用するモバイルバンキングの金融機関がユーザにより確認されたか否かを判断する。
金融機関が確認されていないと判断した場合(ステップS138でNOの場合)、ステップS140aで、データ処理部110は、金融機関変更が選択されたか否かを判断する。金融機関変更が選択されていないと判断した場合(ステップS140aでNOの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS138の処理に戻す。
一方、金融機関変更が選択されたと判断した場合(ステップS140aでYESの場合)、データ処理部110は、ステップS140bで金融機関変更問合せ情報を電子マネー管理サーバ200に送信し、ステップS140dで電子マネー管理サーバ200の利用者情報DB221に携帯端末情報と対応させて登録されている金融機関指定情報を他の金融機関指定情報に変更するための金融機関変更処理が行なわれ、実行する処理をステップS138の処理に戻す。金融機関変更処理においては、変更した金融機関の金融機関指定情報が送信される。電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、携帯電話100から金融機関変更問合せ情報を受信した場合、金融機関変更問合せ情報に対応する画面(図22(c),(d),図23(a)等参照)を携帯電話100に送信する。そして、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、携帯電話100から金融機関指定情報(ユーザから変更先として指定を受付けた金融機関を指定する情報)を受信したと判断した場合、変更した金融機関の金融機関指定情報を、携帯端末情報に対応させて、利用者情報DB221に登録する処理を行なう。
なお、登録する処理としては、変更した金融機関のサーバが決済に利用される状態に更新するものであればよく、たとえば、変更前の金融機関の金融機関指定情報を消去して新たに変更後の金融機関の金融機関指定情報を登録する処理であってもよい。また、変更前の金融機関の金融機関指定情報を消去することなく変更後の金融機関の金融機関指定情報を決済に利用する金融機関として新たに登録する処理であってもよい。この場合、変更前の金融機関の金融機関指定情報を用いて、再度決済に利用する金融機関を変更前の金融機関に変更できるものであってもよい。
金融機関が確認されたと判断した場合(ステップS138でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS139で、残高情報に含まれる表示金額リスト情報、携帯上保持限度額、1日購入限度額および購入可能金額情報でそれぞれ示される表示金額リストおよび購入可能金額に応じて、購入金額選択画面を表示部140に表示させる。
図27に進んで、図27(b)は、ステップS139で携帯電話100に表示される購入金額選択画面である。図27(b)の画面には、購入してチャージを希望するバリューの金額の選択を促がす旨の文章、1日購入限度額を示す文章、携帯上保持限度額に関する文章、購入希望金額の選択肢と対をなしたラジオボタン、および、選択されたバリューの購入希望金額の送信を指示するためのリンクである「送信」が表示される。
図27(b)の購入金額選択画面に表示される購入希望金額の選択肢、1日購入限度額、および、携帯上保持限度額は、それぞれ、電子マネー管理サーバ10から送信されてきた残高情報に含まれる表示金額リスト情報、1日購入限度額、および、携帯上保持限度額でそれぞれ示される「1000円,5000円,10000円,20000円,30000円」「30000円」および「30000円」である。
ここで、ステップS134で受信された残高情報に含まれる購入可能金額情報で示される購入可能金額を超える金額の選択肢と対をなすラジオボタンは、表示されるが、選択できない。また、購入希望金額の選択肢と対をなすラジオボタンのいずれかが選択されない限り、「送信」のリンクを選択することはできない。なお、本実施の形態においては、購入希望金額を超える金額の選択肢と対をなすラジオボタンも表示される例について説明したが、これに限らず、購入可能金額の範囲内の金額の選択肢と対をなすラジオボタンのみを表示させ、購入可能金額を超える金額の選択肢と対をなすラジオボタンを表示させないようにしてもよい。また、購入可能金額を超える金額の選択肢を表示させないようにしてもよい。つまり、購入可能金額以下のチャージ額の選択肢を指定可能な表示態様で表示させればよい。
図14に戻って、図27(b)の画面で、購入希望金額と対をなすラジオボタンのいずれかが選択され、「送信」のリンクが選択されると、ステップS141で、携帯電話100のデータ処理部110は、購入希望金額のラジオボタンが選択されることによって、購入希望金額が選択されたか否かを判断する。
購入希望金額が選択されたと判断した場合(ステップS141でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS142で、選択を受付けた購入希望金額および会員IDを示す情報を含む第1口座振替依頼情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図15に進んで、ステップS257で、データ処理部210は、携帯電話100から第1口座振替依頼情報を受信したか否かを判断する。第1口座振替依頼情報を受信していないと判断した場合(ステップS257でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS265に進める。
一方、第1口座振替依頼情報を受信したと判断した場合(ステップS257でYESの場合)、ステップS258で、データ処理部210は、バリュー購入回数カウンタで携帯電話100ごとに計数されているバリュー購入回数が0回か否かを判断する。つまり、携帯電話100からチャージ要求が送信されステップS241においてYESと判断されたのが、ステップS236によって領域確保情報が携帯電話100に送信されてから初回であるか否かが判断される。
バリュー購入回数が0回であると判断した場合(ステップS258でYESの場合)、携帯電話100が電子マネー取引サービスに登録されてから最初のバリューの購入であるので、初期登録手数料を徴収する必要がある。そこで、この場合、ステップS259で、データ処理部210は、初期登録手数料およびチャージ手数料を算出する。
一方、バリュー購入回数が0回でないと判断した場合(ステップS258でNOの場合)、すでに、初期登録手数料は徴収されているので、初期登録手数料を徴収しなくてもよい。そこで、この場合、ステップS260で、データ処理部210は、チャージ手数料を算出する。
なお、本実施の形態においては、ステップS259およびステップS260で、初期登録手数料およびチャージ手数料をそれぞれ算出するようにしたが、これに限定されず、初期登録手数料およびチャージ手数料を予め記憶部220に記憶させておき、それぞれ、ステップS259およびステップS260で読出すようにしてもよい。
次に、データ処理部210は、ステップS261で、今回のバリュー購入を他のバリュー購入と識別するための購入番号を発行し、ステップS262で、ステップS257で受信した第1口座振替依頼情報で示される購入希望金額と、ステップS259またはステップS260で算出された手数料との合計金額を算出する。
次いで、データ処理部210は、ステップS263で、ステップS262で算出した合計金額、ステップS261で発行した購入番号、および、現在の時刻であるタイムスタンプを、会員IDに対応させて発行情報DB222に登録する。そして、データ処理部210は、ステップS264で、合計金額をユーザに確認するための合計金額確認画面を表示させるための合計金額確認情報を携帯電話100に送信する。
図14に戻って、ステップS143で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200から合計金額確認情報を受信したか否かを判断する。合計金額確認情報を受信したと判断した場合(ステップS143でYESの場合)、ステップS144で、データ処理部110は、合計金額確認情報に基づいて、合計金額確認画面を表示部140に表示させる。
図27に進んで、図27(c)は、ステップS144で表示される合計金額確認画面である。図27(c)の画面には、合計金額の確認を求める旨の文章、合計金額を確認して第2口座振替依頼情報を送信するためのリンクである「確認」、および、1つ前の図27(b)の購入金額選択画面に戻るためのリンクである「こちら。」とが表示される。
図14に戻って、ステップS145で、データ処理部110は、図27(c)の画面で「確認」のリンクが選択されることによって、ユーザにより合計金額が確認されたか否かを判断する。合計金額が確認されたと判断した場合(ステップS145でYESの場合)、モバイルバンキング確認画面が表示される(ステップS145a)。
図27に進んで、図27(d)は、ステップS145aで表示されるモバイルバンキング確認画面である。図27(d)の画面には、手続がモバイルバンキングへ遷移される旨の文章、その旨の確認を入力するためのリンクである「確認」、および、図25(b)の起動時初期画面に戻るためのリンクである「手続を中止する(アプリのメニュー画面に戻る)」が表示される。
図14に戻って、ステップS145bでデータ処理部110は、図27(d)の画面で「確認」のリンクが選択されることによって、ユーザによりモバイルバンキングへの遷移が確認されたか否かを判断する。モバイルバンキングへの遷移が確認されたと判断した場合(ステップS145bでYESの場合)、ステップS146で、データ処理部110は、会員IDを示す情報を含む第2口座振替依頼情報を電子マネー管理サーバ200に送信し、バリュー購入時処理を終了する。以降、後述するように、電子マネー管理サーバ200から送信される引継画面情報の受信に応じて、引継時ウェブ処理が実行される。
図15に進んで、ステップS265で、データ処理部210は、携帯電話100から第2口座振替依頼情報を受信したか否かを判断する。第2口座振替依頼情報を受信していないと判断した場合(ステップS265でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS269に進める。
一方、第2口座振替依頼情報を受信したと判断した場合(ステップS265でYESの場合)、ステップS266で、データ処理部210は、ステップS263で登録したタイムスタンプと現在の時刻とを比較するタイムスタンプチェックを実行し、異常があるか否かを判断する。たとえば、タイムスタンプと現在の時刻との差が規定時間以上である場合に異常があると判断する。
異常があると判断した場合(ステップS266でYESの場合)、ステップS267で、データ処理部210は、タイムスタンプチェックエラー画面を携帯電話100に送信する。
図27に進んで、図27(e)は、ステップS267で携帯電話100に送信されるタイムスタンプチェックエラー画面である。図27(e)の画面には、購入希望金額を選択してから一定時間が経過したので、手続のやり直しを促がす旨の文章、および、図25(b)の起動時初期画面に戻るためのリンクである「手続を中止する(アプリのメニュー画面に戻る)」が表示される。
図15に戻って、一方、異常がないと判断した場合(ステップS266でNOの場合)、データ処理部210は、ステップS268で、モバイルバンキングへ遷移させるための引継画面情報を携帯電話100に送信する。引継画面情報には、少なくとも、ステップS246において検索され読み出された当該携帯電話100の携帯端末情報に対応付けて登録されている金融機関情報から特定される金融機関の金融機関サーバのインターネットバンキングシステムにアクセス可能となる通信先指定情報としてのURLが含まれる。
図12(b)は、ウェブ処理のうち引継時ウェブ処理の流れを示すフローチャートである。引継時ウェブ処理は、ステップS268で送信される引継画面情報の受信に応じて実行される。図12(b)を参照して、ステップS117で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200から引継画面情報を受信したか否かを判断する。引継画面情報を受信したと判断した場合(ステップS117でYESの場合)、ステップS118で、データ処理部110は、引継画面情報に基づいて、モバイルバンキングへ遷移する旨を報知するためのモバイルバンキング遷移確認画面を表示部140に表示し、ステップS118aで、モバイルバンキングでのバリューの購入に対する決済の処理を行なうモバイルバンキング処理を実行する。モバイルバンキング処理では、操作に応じてバリューの購入に対する決済に関する情報を金融機関サーバ500に送信し、決済が完了すると引継時ウェブ処理が終了する。具体的には、引継画面情報に含まれるURLの示す金融機関サーバのインターネットバンキングシステムにアクセスし、予め登録されている自己のモバイルバンキング口座にログインして振込み処理を行なうことで、ステップS143で受信した合計金額確認情報から特定される合計金額の決済要求を金融機関サーバに送信することとなる。なお、この際、ステップS143で受信した合計金額確認情報から特定される合計金額についても、金融機関サーバ500に送信されるため、ログイン後の入力操作が軽減される。ここで、このモバイルバンキング処理は、現在、各金融機関が提供しているモバイルバンキングのシステムを利用するものであるから詳細な説明は省略する。
このように、本実施の形態においては、バリューのチャージに関する対価の決済のための決済用処理として、金融機関によるモバイルバンキングを利用することで、当該モバイルバンキングによる振込み処理の時点で決済が完了するものとしているが、決済用処理としては、このように処理の時点で決済が完了するものに限らず、たとえばクレジットカード提供機関のサーバに対してチャージに関する対価の決済を要求し、クレジットカード提供機関のサーバが与信による決済を行ない、実際の決済は後日に行なわれるような処理でもよい。
図1に戻って、バリュー購入に対する決済が完了すると、金融機関サーバ500から決済サーバ280に、バリュー購入に対する決済が完了した旨の消込電文が送信される。
決済サーバ280は、受信した消込電文を請求情報DB281に登録する。そして、決済サーバ280は、受信した消込電文に対応する消込速報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図15に進んで、ステップS269で、データ処理部210は、決済サーバ280から消込速報を受信したか否かを判断する。消込速報を受信したと判断した場合(ステップS269でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS270で、バリュー対価決済後処理を実行する。バリュー対価決済後処理については、図16で説明する。一方、消込速報を受信していないと判断した場合(ステップS269でNOの場合)、または、ステップS270の後、データ処理部210は、実行する処理をステップS241に戻す。
図16は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラム212のサブルーチンであるバリュー対価決済後処理の流れを示すフローチャートである。
図16を参照して、まず、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、ステップS2700で、ステップS269で決済サーバ280から受信した消込速報で示される購入番号が発行情報DB222に登録されているか否かを判断する。購入番号が登録されていないと判断した場合(ステップS2700でNOの場合)、ステップS2701で、データ処理部210は、エラー処理を行なう。たとえば、警報を発生して、電子マネー管理サーバ200の管理者が確認できるようにする。そして、確認操作後、データ処理部210は、実行する処理をこの処理の呼出元の処理であるバリュー購入時AP212に戻す。
一方、購入番号が登録されていると判断した場合(ステップS2700でYESの場合)、ステップS2702で、データ処理部210は、購入番号で示されるバリューの購入が、その購入番号と対応する携帯電話100での初回の購入であるか否かを判断する。具体的には、その携帯電話100に対応するバリュー購入回数カウンタのカウント値が0であるか否かを判断する。
初回の購入であると判断した場合(ステップS2702でYESの場合)、ステップS2703で、データ処理部210は、未チャージ削除カウンタのカウント値を0にする。なお、初回の購入であると判断した場合には、データ処理部210は、未チャージ削除カウンタのカウント値を1減算するものであってもよい。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS2704に進める。一方、初回の購入でないと判断した場合(ステップS2702でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS2704に進める。
次に、ステップS2704で、データ処理部210は、購入番号に対応する会員IDに対応するバリュー購入記録を更新する。ここでは、未チャージバリューが有りとなるように設定する処理が行なわれる。具体的には、発行情報DB222に、バリューの額を特定するための情報(たとえば、購入額が1000円である場合は「1000」)と、その額が未チャージであることを示す書込済情報(たとえば、「0」)とが対応付けられて記憶される。これにより、ステップS241における判断により受信したチャージ要求に対応するバリューであって、当該チャージ要求元の携帯電話100にチャージ可能となった未チャージバリューを特定するためのバリュー購入記録(特定用情報)を登録する手段が構成されている。
そして、データ処理部210は、ステップS2705で、バリュー購入回数カウンタのカウント値を1加算し、ステップS2706で、携帯電話100に対応する当日積算額に購入金額を加算して、当日積算額を更新し、ステップS2707で、携帯電話100に対応するチャージ累計額に購入金額を加算して、チャージ累計額を更新し記憶する。
次いで、ステップS2708で、データ処理部210は、ステップS2700で受信した消込速報を正常に処理した旨の応答情報を決済サーバ280に送信する。そして、ステップS2709で、データ処理部210は、引継ぎ情報を付した電子メールを、消込速報に対応する会員IDの電子メールアドレス宛に送信する。その後、データ処理部210は、バリュー対価決済後処理を終了し、実行する処理をこの処理の呼出元に戻す。引継ぎ情報としては、リンク情報が含まれる。本実施の形態におけるリンク情報には、後述する電子マネーアプリ111を自動的に起動させるための情報が含まれている。電子マネーアプリ111が起動されると、引継ぎ情報からの起動である(ステップS191でYESである)ので、後述する図17で説明するバリュー発行時処理が実行される。
(電子マネーシステム10でのバリューのチャージの説明)
図28は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100にバリューをチャージするときに携帯電話100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。
図28(a)は、携帯電話100の電子メール機能において、新着メッセージの件数を示す画面である。ここでは、「メール 未読001」の表示によって、新着の電子メールのうち、未読のものが1件であることが示されている。
図28(a)の画面で、「メール 未読001」が選択されると、図28(b)のように、ステップS2709で、電子マネー管理サーバ200から携帯電話100に送信された新着メールの内容が表示される。
図28(b)の電子メールには、購入されたバリューが電子マネー管理サーバ200に登録された旨、および、購入されたバリューをチャージするための引継ぎ情報としてのリンクである「ここをクリックしてアプリを起動し、ICチップへのチャージを行ってください。」が表示される。図28(b)の画面で、このリンクが選択されると、電子マネーアプリ111が起動される。
図13に戻って、引継ぎ情報としてのリンクが選択され、電子マネーアプリ111が起動されると、ステップS191で、データ処理部110は、引継ぎ情報からの起動であると判断して、実行する処理をステップS150に進める。
また、ステップS194で、データ処理部110は、図25(b)で説明した起動時初期画面で「ICチップへの購入バリューのチャージ(最新残高更新)」のリンクが選択されることによって、バリュー発行が選択されたか否かを判断する。バリュー発行が選択された場合(ステップS194でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS150に進める。
ステップS150では、データ処理部110は、後述する図17で説明するバリュー発行時処理を実行する。
本実施の形態においては、電子メールに付された引継ぎ情報としてのリンクが選択されると、電子マネーアプリ111が自動的に起動され、ステップS150でバリュー発行時処理が実行されるようにした。しかし、これに限定されず、リンクが選択されると、電子マネーアプリ111が自動的に起動され、図25(b)で説明した起動時初期画面が表示され、ユーザによりバリューのチャージのリンクが選択されることによってバリュー発行時処理が実行されるようにしてもよい。また、リンクが選択されると、図25(a)で説明した画面が表示され、ユーザにより電子マネーアプリ111が起動され、バリューのチャージのリンクが選択されることによってバリュー発行時処理が実行されるようにしてもよい。
図17は、本実施の形態における携帯電話100により実行される電子マネーアプリ111のサブルーチンであるバリュー発行時処理の流れを示すフローチャートである。図17を参照して、まず、ステップS152で、データ処理部110は、バリューのチャージを要求するための情報であって会員IDおよび携帯端末情報を含むバリュー発行要求情報を、電子マネー管理サーバ200に送信する。
図18は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行されるバリュー発行時アプリケーションプログラム213の処理の流れを示すフローチャートである。
図18を参照して、まず、ステップS271で、データ処理部210は、携帯電話100からバリュー発行要求情報を受信したことによって、バリュー発行要求があったか否かを判断する。バリュー発行要求がないと判断した場合(ステップS271でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS271に戻す。
一方、バリュー発行要求があったと判断した場合(ステップS271でYESの場合)、ステップS272で、データ処理部210は、ステップS271で受信したバリュー発行要求情報に含まれる会員IDおよび携帯端末情報が利用者情報DB211に登録された利用可能なものであるか否かを判断する。利用可能なものでないと判断した場合(ステップS272でNOの場合)、ステップS273で、データ処理部210は、使用不可画面を携帯電話100に送信する。使用不可画面は、図25(c)で説明した画面と同様の画面である。
一方、利用可能なものであると判断した場合(ステップS272でYESの場合)、ステップS274で、データ処理部210は、会員IDおよび携帯端末情報に対応する未チャージバリューが発行情報DB222に記憶されているか否かを判断する。未チャージバリューがないと判断した場合(ステップS274でNOの場合)、ステップS275で、データ処理部210は、未チャージバリュー無画面を携帯電話100に送信する。なお、バリュー発行時AP213において、ステップS274およびステップS275の処理を実行する場合を説明したが、これに限らず、バリュー発行時AP213において、ステップS274およびステップS275の処理を実行しないものであってもよい。
図28に進んで、図28(c)は、ステップS275で携帯電話100に送信される未チャージバリュー無画面である。図28(c)の画面には、未受取のバリューが無い旨の文章、および、その旨を確認して電子マネーアプリ111を終了させるためのリンクである「OK」が表示される。
図18に戻って、未チャージバリューがあると判断した場合(ステップS274でYESの場合)、およびチャージ要求時に未チャージバリューがあると判断した場合(ステップS244でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS276で、発行情報DB222に記憶されている未チャージバリューのバリュー購入記録をバリュー書込済に設定し、ステップS276aで、未チャージバリューのバリュー購入記録が発行情報DB222に記憶されているか否かを判断する。すなわち、書込済に設定されていないバリュー購入記録が発行情報DB222に記憶されているか否かを判断する。これにより、発行情報DB222に書込済情報が「0」のバリューが複数記憶されているときは、当該複数のバリューを一括して書込ませるためのバリュー発行情報が携帯電話100に送信され発行される。
そして、書込済に設定されていないバリュー購入記録が記憶されている場合(ステップS276aでYESの場合)、当該バリュー購入記録をバリュー書込済に設定する。一方、書込済に設定されていないバリュー購入記録がない場合(ステップS276aでNOの場合)、データ処理部210は、ステップS277で、携帯電話100にリモート発行サーバ400からステップS276で書込済に設定したバリュー購入記録から特定される額のバリューを書込ませるためのバリュー発行情報を携帯電話100に送信する。バリュー発行情報は、少なくとも書込み可能なバリューと特定するための情報を含む。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS271に戻す。
これにより、ステップS271における判断によりバリュー発行要求を受信したことを条件として、発行情報DB222に登録されている会員IDに対応するバリュー購入記録(特定用情報)から特定される未チャージバリューを、当該バリュー発行要求元の携帯電話100に送信するために出力する手段が構成されている。なお、ステップS276における未チャージバリューのバリュー購入記録をバリュー書込済に設定する処理とは、図5の発行情報DB222に登録されている会員IDに対応するバリュー購入記録にバリューの額を特定するための情報と対応付けて登録されている書込済情報を「0」から「1」に更新する処理が行なわれる。バリュー発行情報は、少なくとも書込み可能なバリューを特定するための情報を含む。
なお、本実施の形態においては、ステップS277においてバリュー発行情報が送信され、バリュー購入記録がステップS276においてバリュー書込済に設定されることにより、登録状態が送信済状態に更新されるようにした。しかし、これに限らず、当該バリュー購入記録が消去されることにより、登録状態が送信済状態に更新されるようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、ステップS276aにおいて書込済に設定されていないバリュー購入記録が記録されている場合に、当該未チャージバリューを書込ませるためのバリュー発行情報を携帯電話100に送信するようにした。しかし、これに限らず、ステップS276aにおいて書込済に設定されていないバリュー購入記録が記憶されている場合に、当該未チャージバリューを書込ませると携帯上保持限度額を超えるか否かを判断する未チャージ時限度額判定手段を備えるようにしてもよい。そして、当該未チャージ時限度額判定手段により携帯上保持限度額を超えないと判断された場合に、当該未チャージバリューを読込ませるためのバリュー発行情報を携帯電話100に送信するようにする。これにより、携帯上保持限度額を超えない範囲内で、複数の未チャージバリューを書込むことができる。
図17に戻って、ステップS153で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200からバリュー発行情報を受信したか否かを判断する。バリュー発行情報を受信したと判断した場合(ステップS153でYESの場合)、ステップS154で、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域にバリュー発行情報から特定されるバリューを記憶させる書込処理を開始させるための情報であって、バリュー発行情報から特定されるバリューの額を示すバリュー発行額情報および携帯端末情報を含む書込処理開始要求情報をリモート発行サーバ400へ送信する。
図1に戻って、リモート発行サーバ400は、バリュー書込実行情報を、書込処理開始要求情報に含まれる携帯端末情報で示される携帯電話100に送信する。バリュー書込実行情報は、携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に、書込み処理開始要求情報に含まれるバリュー発行額情報で示される額のバリューを記憶させるための情報である。
図17に進んで、データ処理部110は、ステップS155で、リモート発行サーバ400からバリュー書込実行情報を受信したか否かを判断する。バリュー書込実行情報を受信したと判断した場合(ステップS155でYESの場合)、ステップS156で、データ処理部110は、リモート発行サーバ400から受信したバリュー書込実行情報で示される書込処理を実行する。書込処理は、バリュー書込実行情報で示されるバリューを非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に書込む処理である。書込処理が開始される際に、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域にバリューが記憶されている場合には、記憶されているバリューに新たに書込むバリューを加算するための処理が行なわれる。すなわち、書込処理が行なわれると、書込み前に記憶されていたバリューの額と新たに書込むバリューの額との合計額のバリューが記憶部192に書込まれる。
なお、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の制御部191に対して書込要求信号を送信し、制御部191が記憶部192のサービス享受用の記憶領域にバリューを書込むものであってもよい。この場合、データ処理部110から制御部191に書込要求信号を送信する処理が、バリューを加算するための処理に該当する。
また、リモート発行サーバ400と非接触型ICチップ190の制御部191とがアンテナ194を介して通信し、制御部191が記憶部192のサービス享受用の領域にバリューを書込むものであってもよい。この場合、ステップS154においてデータ処理部110からリモート発行サーバ400に書込処理開始要求情報を送信する処理が、バリューを加算するための処理に該当する。
次いで、データ処理部110は、ステップS157で、リモート発行サーバ400から書込終了情報を受信したことによって、書込処理が終了したか否かを判断する。書込処理が終了したと判断した場合(ステップS157でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS158で、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域からバリュー残高を取得して、バリュー発行完了画面を表示部140に表示させる。
図28に進んで、図28(d)の画面は、ステップS158で表示されるバリュー発行完了画面である。図28(d)の画面には、図24(b)の画面と同様のチップID、バリューのチャージが完了した旨の文章、今回のチャージ金額が1000円であること、チャージ後のバリュー残高が11000円であること、および、バリュー使用時の注意事項が表示される。
そして、ステップS159aで、データ処理部110は、バリュー発行完了画面で確認操作がされたか否かを判断する。確認操作がされたと判断した場合(ステップS159aでYESの場合)、ステップS159bで、データ処理部110は、図25(b)で説明した起動時初期画面を表示部140に表示させる。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの処理の呼出元の処理に戻す。
(電子マネーシステム10でのバリューの使用の説明)
図29は、本実施の形態における券売機300で実行される発券処理の流れを示すフローチャートである。図29を参照して、まず、ステップS310で、券売機300のデータ処理部310は、不正登録処理を実行する。
図30は、本実施の形態における券売機300で実行される不正登録処理の流れを示すフローチャートである。図30を参照して、データ処理部310は、ステップS311で、電子マネー管理サーバ200から店舗サーバ800を介して、携帯使用禁止情報を受信したか否かを判断する。
携帯使用禁止情報とは、店舗30aにおいてすべての携帯電話100でのバリューの使用を禁止させることを指示するための情報である。携帯使用禁止情報を送信する処理については、後述する図40および図41で説明する。
携帯使用禁止情報を受信したと判断した場合(ステップS311でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS312で、携帯使用禁止情報を記憶部320に記憶させる。一方、携帯使用禁止情報を受信していないと判断した場合(ステップS311でNOの場合)、または、ステップS312の後、データ処理部310は、実行する処理をステップS313に進める。
ステップS313では、データ処理部310は、電子マネー管理サーバ200から店舗サーバ800を介して、不正端末情報を受信したか否かを判断する。
不正端末情報は、携帯IDを含み、携帯IDで示される携帯電話100でのバリューの使用を禁止させることを指示するための情報である。不正端末情報を送信する処理については、後述する図40および図41で説明する。
不正端末情報を受信したと判断した場合(ステップS313でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS314で、不正端末情報を記憶部320に記憶させる。一方、不正端末情報を受信していないと判断した場合(ステップS313でNOの場合)、または、ステップS314の後、データ処理部310は、実行する処理をこの不正登録処理の呼出元の処理である図29の発券処理に戻す。
図29に戻って、ステップS317で、データ処理部310は、前述した券売機300の記憶部320に記憶された端末用コンテンツDBを更新するためのコンテンツ更新処理を実行する。
図31は、本実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末で実行されるコンテンツ更新処理の流れを示すフローチャートである。なお、図31では、券売機で実行されるコンテンツ更新処理として説明するが、カードユニットやPOS端末装置等の他の決済処理端末においても同様のコンテンツ更新処理が実行される。
図31を参照して、データ処理部310は、ステップS701において、店舗サーバ800を介して、コンテンツ管理サーバ270からの配信用情報を受信したか否かを判断する。ステップS701において配信用情報を受信していると判断された場合、データ処理部310は、ステップS702において、受信した配信用情報に、端末用コンテンツDBに記憶されていないコンテンツデータが含まれているか否かを判定する処理が行なわれる。
具体的には、配信用情報に含まれる店舗IDおよび期限IDの組合せと端末用コンテンツDBに記憶されている店舗IDおよび期限IDの組合せとを比較してコンテンツデータが同一であるか否かを判定し、同一でないと判定された端末用コンテンツDBに記憶されていない店舗IDおよび期限IDの組合せに対応するコンテンツデータを、記憶部320の端末用コンテンツDBに記憶されていないコンテンツデータとして特定する。
ステップS702においてコンテンツデータが同一でないと判定されて、端末用コンテンツDBに記憶されていないコンテンツデータが含まれていると判定された場合、ステップS703において記憶されていないと判定されたコンテンツデータを記憶する処理を行なう。具体的には、ステップS702で特定された店舗IDおよび期限IDと、当該店舗IDおよび期限IDに対応するコンテンツデータとを端末用コンテンツDBに記憶する処理を行なう。
なお、特定された店舗IDが端末用コンテンツDBに記憶されていないときには、新たに当該店舗IDと、当該店舗IDに対応する期限IDおよびコンテンツデータとを記憶する。一方、特定された店舗IDが端末用コンテンツDBに記憶されているときには、当該店舗IDに対応付けて記憶されている期限IDおよびコンテンツデータを、特定された期限IDおよびコンテンツデータに更新する。
ステップS701またはステップS702においてNOと判断された場合、およびステップS703において記憶する処理が行なわれた場合、実行する処理をこのコンテンツ更新処理の呼出元の処理である図29の発券処理に戻す。
図29に戻って、ステップS320で、データ処理部310は、貨幣処理機380から現金が投入された旨の現金投入信号を受信したか否かを判断する。
現金投入信号を受信したと判断した場合(ステップS320でYESの場合)、ステップS323で、データ処理部310は、貨幣処理機380から現金カウント信号を受信して、現金カウント信号で示される現金の額を現金投入額にセットする。
そして、ステップS324で、データ処理部310は、現金カウント信号を再度受信したか否かを判断することによって、現金が追加投入されたか否かを判断する。現金が追加投入されたと判断した場合(ステップS324でYESの場合)、データ処理部310は、再度受信された現金カウント信号で示される現金の額を現金投入額に加算する。
現金が追加投入されていないと判断した場合(ステップS324でNOの場合)、または、ステップS325の後、データ処理部310は、現金投入額以下の金額ボタンを有効化制御する。有効化制御が実行されることにより、操作部330の金額ボタンへの操作が有効に受付可能にされるとともに、有効となった金額ボタンに設けられているランプが点灯される。
そして、ステップS327で、データ処理部310は、ステップS326で有効化された金額ボタンが操作されたことを示す操作信号を操作部330から受信したか否かを判断する。つまり、現金投入額以下の金額ボタンが操作されたか否かを判断する。現金投入額以下の金額ボタンが操作されていないと判断した場合(ステップS327でNOの場合)、データ処理部310は、実行する処理をステップS324に戻す。
一方、有効化された金額ボタンが操作されたと判断した場合(ステップS327でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS328で、操作信号で示される金額ボタンの金額を購入金額にセットする。その後、データ処理部310は、実行する処理をステップS361に進める。
一方、現金投入信号を受信していないと判断した場合(ステップS320でNOの場合)、データ処理部310は、ステップS321で、操作部330の利用ボタンの操作が操作されたことを示す操作信号を操作部330から受信したか否かを判断することによって、利用ボタンが操作されたか否かを判断する。利用ボタンは、バリューを使用するときにユーザが操作するボタンである。利用ボタンが操作されていないと判断した場合(ステップS321でNOの場合)、データ処理部310は、実行する処理をステップS310に戻す。
一方、利用ボタンが操作されたと判断した場合(ステップS321でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS322で、図30の不正登録処理で携帯使用禁止情報が記憶部320に記憶されたか否かを判断する。つまり、すべての携帯電話100でのバリューの使用が禁止されているか否かを判断する。
すべての携帯電話100でのバリューの使用が禁止されていないと判断した場合(ステップS322でNOの場合)、データ処理部310は、ステップS331で、全金額の金額ボタンを有効化制御する。そして、ステップS332で、データ処理部310は、ステップS331で有効化制御された金額ボタンが操作されたことを示す操作信号を操作部330から受信したか否かを判断する。つまり、いずれかの金額ボタンが操作されたか否かを判断する。いずれの金額ボタンも操作されていないと判断した場合(ステップS331でNOの場合)、データ処理部310は、ステップS331を繰返す。
一方、いずれかの金額ボタンが操作されたと判断した場合(ステップS331でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS333で、操作信号で示される金額ボタンの金額を購入金額にセットする。
そして、データ処理部310は、ステップS341で、チップリーダライタ390によって携帯電話100の非接触型ICチップ190から決済処理を要求するための情報としての携帯IDおよびバリュー残高が読込まれたか否かを判断する。
より具体的に、ステップS341においては、チップリーダライタ390によって携帯電話100の非接触型ICチップ190から決済処理を要求するための情報としての携帯IDおよびバリュー残高を取得する取得処理が行なわれる。携帯電話100の非接触型ICチップ190は、該取得処理が行なわれたときに、当該非接触型ICチップ190に搭載された非接触通信部193から決済処理を要求するための情報としての携帯IDおよびバリュー残高を送信する。ステップS341においては、取得処理により携帯IDおよびバリュー残高を取得したか否かが判断される。携帯IDおよびバリュー残高を取得したと判断したときに、読込まれたと判断される。
読込まれていないと判断した場合(ステップS341でNOの場合)、データ処理部310は、ステップS341の処理を繰返す。なお、一定時間(たとえば、30秒)、携帯IDおよびバリュー残高が読込まれないと判断した場合に、データ処理部310は、ステップS331で有効化された金額ボタンを無効化して、購入金額をリセットするようにしてもよい。
一方、携帯電話100から携帯IDおよびバリュー残高が読込まれたと判断した場合(ステップS341でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS342で、読込まれた携帯IDが図30の不正登録処理で記憶部320に記憶された不正端末情報により示される携帯IDであるか否かを判断する。つまり、不正な携帯電話100であるか否かを判断する。
不正携帯電話であると判断した場合(ステップS342でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS343で、エラー報知する。エラー報知としては、たとえば、警報ランプを点滅させたり、警報ブザーを鳴動させたりする。そして、ステップS344で、データ処理部310は、店舗30aの係員によって不正携帯電話であるか否かが確認されて、確認操作がされたか否かを判断する。確認操作がされていない場合(ステップS344でNOの場合)、データ処理部310は、ステップS344を繰返す。一方、確認操作がされたと判断した場合(ステップS344でYESの場合)、データ処理部310は、実行する処理をステップS310に戻す。
不正携帯電話でないと判断した場合(ステップS342でNOの場合)、データ処理部310は、実行する処理をステップS351に進める。
一方、すべての携帯電話100でのバリューの使用が禁止されていると判断した場合(ステップS322でYESの場合)、データ処理部310は、実行する処理をステップS310に戻す。
なお、ステップS342でYESの場合は、データ処理部310は、ステップS331で有効化された金額ボタンを無効化して、購入金額をリセットする。
ステップS351では、データ処理部310は、購入金額がバリュー残額よりも大きな額であるか否かを判断する。購入金額がバリュー残額よりも大きな額でないと判断した場合(ステップS351でNOの場合)、ステップS356において、データ処理部310は、決済時処理を実行する。
図32は、本実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末で実行される決済時処理の流れを示すフローチャートである。なお、図32では、券売機で実行される決済時処理として説明するが、カードユニットやPOS端末装置等の他の決済処理端末においても同様の決済時処理が実行される。
図32を参照して、データ処理部310は、ステップS710において、携帯電話100の記憶部192に構築されたサービス享受用の記憶領域に自店舗のクーポン券に関連するコンテンツが記憶されている場合に当該クーポン券に対応する特典を付与する特典付与処理を行なう。
図33は、本実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末で実行される決済時処理のサブルーチンである特典付与処理の流れを示すフローチャートである。なお、図33では、券売機で実行される特典付与処理として説明するが、カードユニットやPOS端末装置等の他の決済処理端末においても同様の特典付与処理が実行される。
図33を参照して、ステップS715で、データ処理部310は、携帯電話100に対してコンテンツを特定するための店舗IDおよび期限IDを要求する要求情報を携帯電話100に送信させるように、チップリーダライタ390を制御する。
ここで、コンテンツ配信サービスの提供を享受する際に用いる携帯電話100の記憶部192に構築されたサービス享受用の記憶領域に記憶される情報について説明する。図35は、本実施の形態におけるコンテンツ配信サービスの提供を享受する際に用いる情報を説明するための図である。
図35(a)は、ユーザが獲得したコンテンツを特定するための情報を説明するための図である。サービス享受用の記憶領域は、10レコード分のコンテンツを特定するための情報を記憶可能である。なお、コンテンツを特定するための情報を記憶可能なレコード数は、10レコードに限るものではない。コンテンツを特定するための情報には、店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを含む。
具体的に、レコードNO.1の記憶領域には、店舗ID000001に対応付けて、期限IDとして「0601311」およびコンテンツデータとして「まで半額セール!」が記憶されている。レコードNO.2〜6各々の記憶領域についても、同様に、店舗IDに対応付けて期限IDおよびコンテンツデータが記憶されている。なお、図35(a)におけるレコードNO.7〜10各々の記憶領域については、コンテンツを特定するための情報が記憶されておらず、ブランク状態になっている。
携帯電話100の制御部191は、図33のステップS715からの要求情報に対して、記憶部192に構築されたサービス享受用の記憶領域に記憶される店舗IDおよび期限IDを読出して、非接触通信部193を介し要求元の決済処理端末に送信する処理を行なう。
図33に戻り、ステップS716においては、ステップS715における要求に起因して受信した店舗IDおよび期限IDから、有効な自店舗のクーポン券に関連するコンテンツが携帯電話100の記憶部192に構築されたサービス享受用の記憶領域に記憶されているか否かを判断する。
有効な自店舗のクーポン券に関連するコンテンツが記憶されていると判断された場合(ステップS716でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS717において、当該クーポン券に対応する特典を付与するための特典対応処理を行なう。特典対応処理としては、具体的に、所定数のポイントを発行するクーポン券である場合には、当該所定数のポイントを発行するための処理が行なわれる。また、決済処理に用いるバリューの値引き・割引を行なうクーポン券である場合には、値引き・割引を行なう旨を特定するための状態(たとえば、値引き・割引する値を特定可能な情報を記憶させた状態)に更新する処理が行なわれる。また、決済処理対象と別に商品の引渡またはサービスの提供するためのクーポン券である場合には、商品の引渡またはサービスを提供する旨を特定するための状態(たとえば、引渡す商品または提供するサービスを特定可能な情報を記憶させた状態)に更新する処理が行なわれる。特典としては、このようなものに限らず、決済処理対象と別に商品の引渡またはサービスの提供するか否かに関わる抽選を行なうものや、電子マネー取引サービスの会員が運用機関に支払うべきバリューの購入の際の手数料を免除するものや、電子マネーであるバリュー自体を発行するものであってもよい。
なお、POS端末装置600bの決済処理端末における特典付与処理のステップS716では、有効な自店舗のクーポン券に関連するコンテンツであって、当該POS端末装置600bのバーコード・磁気カードリーダにより読み取られた商品等に対応するクーポン券に関連するコンテンツが記憶されているか否かを判断するようにしてもよい。
ステップS718においては、ステップS717において付与された特典に対応する店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを削除させるための削除要求情報を携帯電話100に送信させるように、チップリーダライタ390を制御する。これにより、携帯電話100の制御部191は、図33のステップS718からの削除要求情報から特定される店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを、記憶部192に構築されたサービス享受用の記憶領域から削除する処理を行なう。
ステップS716においてNOと判断された場合、およびステップS718における処理が行なわれた場合、実行する処理をこの特典付与処理が呼出元の処理である図32の決済時処理に戻す。
図32に戻り、ステップS711において、データ処理部310は、購入金額分のバリューを携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192から減算させるための減算要求信号を携帯電話100に送信させるように、チップリーダライタ390を制御する。なお、ステップS717において付与された特典が、値引き・割引等である場合、購入金額からステップS717において記憶された情報から特定される値引き・割引する値に応じた金額を差引いた金額分のバリューを携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192から減算させるための減算要求信号を携帯電話100に送信する。
具体的にステップS711において、データ処理部310は、複数種類の電子マネーのうちバリューを引落対象として指定する電子マネー識別情報と、引落額相当のバリューを減算する旨を示す減算額情報とを含む減算要求信号を携帯電話100に送信するように非接触通信部393を制御する旨の減算制御コマンドをチップリーダライタ390の制御部391に送信する。チップリーダライタ390の制御部391は、減算制御コマンドに応じて、減算要求信号を携帯電話100に送信するよう非接触通信部393を制御する。
一方、減算要求信号を受信した携帯電話100では、非接触型ICチップ190の制御部191により、記憶部192の確保された領域に記憶されている引落対象として指定されている電子マネーから、引落額相当のバリューを減算し、バリューの減算が終了するとその旨を示す減算終了信号を券売機300のチップリーダライタ390に送信する処理が行なわれる。
そして、データ処理部310は、ステップS712で、携帯電話100から減算終了信号を受信したか否かを判断する。具体的には、チップリーダライタ390の制御部391は、携帯電話100からの減算終了信号の受信に応じて、減算が終了した旨の減算終了コマンドをデータ処理部310に送信する。データ処理部310は、減算終了コマンドを受信すると、引落額相当のバリューの減算が終了したと判断する。データ処理部310は、ステップS712において、減算終了コマンドが受信されるまで繰返し判断を行なう。なお、所定条件(判定回数、時間等)が成立するまでに、減算終了コマンドを受信しない場合には、減算が終了しない旨のエラーを表示部340において報知するようにしてもよい。
減算終了信号を受信したと判断した場合(ステップS712でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS713において、携帯電話100に対しコンテンツを提供するためのコンテンツ提供処理を行ない、実行する処理をこの決済時処理の呼出元の処理である図29の発券処理に戻す。
図34は、本実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末で実行される決済時処理のサブルーチンであるコンテンツ提供処理の流れを示すフローチャートである。なお、図34では、券売機で実行されるコンテンツ提供処理として説明するが、カードユニットやPOS端末装置等の他の決済処理端末においても同様のコンテンツ提供処理が実行される。
図34を参照して、ステップS720で、データ処理部310は、携帯電話100に記憶されているコンテンツのレコード数が10レコード未満であるか否かを判断する。具体的には、ステップS715における要求に起因して受信した店舗IDおよび期限IDの組合せが10組未満であるか否かを判断する。なお、ステップS718において削除要求情報が送信された場合、削除された分減算した後の店舗IDおよび期限IDの組合せが10組未満であるか否かを判断する。
コンテンツのレコード数が10レコード未満でないと判断した場合(ステップS720でNOの場合)、データ処理部310は、実行する処理をステップS734に進める。一方、コンテンツのレコード数が10レコード未満であると判断した場合(ステップS720でYESの場合)、ステップS721で、データ処理部310は、同一グループ内の他店舗から1店舗選択する処理を行なう。このとき、ステップS715における要求に起因して受信した店舗IDから特定される店舗を除く同一グループ内の他店舗から1店舗選択する。選択する処理としては、たとえば、乱数抽選により選択するようにしてもよい。また、選択する処理としては、1店舗に限らず、複数店舗選択するように構成してもよい。
ステップS722では、ステップS721において選択された店舗に対応する店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを端末用コンテンツDBから読出して、携帯電話100に対して出力させるための出力設定を行ない、ステップS723においてコンテンツのレコード数を1加算する処理を行なう。
ステップS724において、ステップS723において加算された後のコンテンツのレコード数が10レコード未満であるか否かを判断する。
コンテンツのレコード数が10レコード未満でないと判断した場合(ステップS724でNOの場合)、データ処理部310は、実行する処理をステップS733に進める。一方、コンテンツのレコード数が10レコード未満であると判断した場合(ステップS724でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS725で、携帯電話100に自店舗のコンテンツが記憶されているか否かを判断する。具体的に、データ処理部310は、ステップS725で、ステップS715における要求に起因して受信した店舗IDに自店舗の店舗IDが含まれているか否かを判断する。
自店舗のコンテンツが記憶されていないと判断された場合(ステップS725でNOの場合)、データ処理部310は、ステップS726で、端末用コンテンツDBに自店舗のコンテンツが記憶されているか否かを判断する。端末用コンテンツDBに自店舗のコンテンツが記憶されていると判断された場合(ステップS726でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS727において自店舗に対応する店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを端末用コンテンツDBから読出して、携帯電話100に対して出力させるための出力設定を行ない、ステップS728においてコンテンツのレコード数を1加算する処理を行なう。一方、ステップS725においてYESまたはステップS726においてNOと判断された場合、およびステップS728において処理を行なった場合、データ処理部310は、実行する処理をステップS729に進む。
ステップS729で、データ処理部310は、ステップS728において加算されたコンテンツのレコード数(ステップS728において加算されていない場合はステップS723において加算されたコンテンツのレコード数)が10レコード未満であるか否かを判断する。
コンテンツのレコード数が10レコード未満でないと判断された場合(ステップS729でNOの場合)、データ処理部310は、実行する処理をステップS733に進める。一方、コンテンツのレコード数が10レコード未満であると判断された場合(ステップS729でYESの場合)、データ処理部310は、ステップS730において携帯電話100に対して過去に決済処理を行なった店舗であって直近10店舗分の店舗IDを特定する履歴情報を要求する履歴要求情報を携帯電話100に送信させるように、チップリーダライタ390を制御する。
ここで、携帯電話100の記憶部192に構築されたサービス享受用の記憶領域に記憶される履歴情報について説明する。
図35(b)は、決済処理を行なった直近10店舗分の店舗IDを特定するための履歴情報を説明するための図である。サービス享受用の記憶領域は、履歴情報として10レコード分の店舗IDを記憶可能である。図35(b)では、レコードNO.1〜10各々の記憶領域において10レコード分の店舗IDが記憶されている。なお、履歴情報として記憶可能なレコード数は、10レコードに限るものではなく、たとえば、所定期間(2ヶ月等)内に決済処理を行なった店舗の店舗IDを特定可能なものであってもよい。
携帯電話100の制御部191は、携帯電話100に記憶されたバリューを用いた決済処理が行なわれたときに、当該決済処理が行なわれた決済処理端末から取得した店舗IDを、レコードNO.1〜10の記憶領域に記憶し、履歴情報を生成する。携帯電話100の制御部191は、決済処理が行なわれた順にしたがって、レコードNO.1の記憶領域からレコードNO.10の記憶領域まで記憶する。携帯電話100の制御部191は、決済処理が行なわれた際に、レコードNO.1〜10すべての記憶領域に店舗IDが記憶されている場合、レコードNO.2〜10の記憶領域に記憶されている店舗IDをレコードNO.1〜9の記憶領域にシフトさせて記憶し、当該決済処理が行なわれた決済処理端末から取得した店舗IDを、レコードNO.10の記憶領域に記憶する。
携帯電話100の制御部191は、図34のステップS730からの履歴要求情報に対して、記憶部192に構築されたサービス享受用の記憶領域に記憶される履歴情報を読出し、非接触通信部193を介して、要求元の決済処理端末に送信する処理を行なう。
図34に戻り、ステップS731においては、ステップS730における要求に起因して受信した履歴情報に基づき、履歴情報から特定される店舗のうち自店舗と同一グループ内店舗の他店舗から1店舗を選択する処理が行なわれる。なお、ステップS731においては、ステップS715における要求に起因して受信した店舗IDから特定される店舗を除きかつステップS721において選択された店舗を除く同一グループ内店舗の他店舗から1店舗選択する。選択する処理としては、たとえば、履歴情報に基づき履歴が多い店舗から順に選択するようにしてもよく、乱数抽選により選択するようにしてもよい。また、選択する処理としては、1店舗に限らず、複数店舗選択するように構成してもよい。
本実施の形態においては、ステップS731において、履歴情報から特定される店舗のうち、端末用コンテンツDBに記憶されている自店舗と同一グループ内店舗の他店舗から1店舗を選択する処理を行なう例について説明した。しかし、同一グループ内店舗から選択するものに限らず、履歴情報から特定される店舗のうち、端末用コンテンツDBに記憶されている店舗を判定し、記憶されていると判定された他店舗から1店舗を選択する処理を行なうように構成してもよい。
ステップS732においては、ステップS731において選択された店舗に対応する店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを端末用コンテンツDBから読出して、携帯電話100に対して出力させるための出力設定を行なう。
ステップS733においては、ステップS722,S727,S732において出力設定された店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを含むアプリ起動信号を送信するように、チップリーダライタ390を制御する。アプリ起動信号は、携帯電話100の電子マネーアプリ111を外部から起動させるための信号である。これにより、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に、店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータが記憶されるとともに、電子マネーアプリ111を起動させることができる。
ステップS734で、データ処理部310は、携帯電話100に対する要求に起因して得た情報を消去する処理を行なう。ステップS735で、データ処理部310は、自店舗を特定するための店舗IDを送信するように、チップリーダライタ390を制御する。これにより、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に、履歴情報として当該店舗IDが記憶される。その後、実行する処理をこのコンテンツ提供処理の呼出元の処理である図32の決済時処理に戻す。
なお、本実施の形態においては、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に履歴情報として店舗IDを記憶させるために、自店舗を特定するための店舗IDをステップS735で送信する例について説明したが、履歴情報として店舗IDを記憶させるタイミングはこれに限らず、バリューを用いた決済処理に関連して非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に履歴情報として店舗IDを記憶させる構成であれば、どのようなタイミングであってもよい。たとえば、履歴情報として店舗IDを記憶させるタイミングは、図32のステップS711で減算要求信号を携帯電話100に送信するタイミングであってもよい。具体的には、ステップS711で店舗IDを含む減算要求信号を携帯電話100に送信して、携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に履歴情報として減算要求信号に含まれる店舗IDを記憶させるように構成してもよい。
ここで、図35を参照して、バリューを用いた決済処理が行なわれて図34のコンテンツ提供処理が行なわれる前後における、サービス享受用の記憶領域の記憶状態の変化について説明する。ここでは、店舗ID000005の店舗において、バリューを用いた決済処理が行なわれた場合を例にして説明する。なお、図35(a)および(b)は、図34のコンテンツ提供処理が行なわれる前のサービス享受用の記憶領域の記憶状態を示しており、図35(c)および(d)は、図34のコンテンツ提供処理が行なわれた後のサービス享受用の記憶領域の記憶状態を示しているものとする。また、図35(a)および(b)については、前述したため、重複する説明は繰返さない。
図35(a)では、前述したように、レコードNO.1〜6各々の記憶領域において、店舗IDに対応付けて期限IDおよびコンテンツデータが記憶されている。よって、コンテンツのレコード数は、6である。このため、図34のコンテンツ提供処理では、ステップS720、ステップS724、およびステップS729においてYESと判断され、ステップS722、ステップS727、およびステップS731において最大で3店舗に対応するコンテンツを特定するための情報が出力設定される。
図35(b)では、履歴情報として、店舗ID000012、000002、000003、000040を含む10レコード分の店舗IDが記憶されている。このため、図34のコンテンツ提供処理のステップS731においては、図35(b)で示した履歴情報に基づき店舗が選択される。
具体的に、ステップS722においては、ステップS721により店舗ID000005の店舗と同一グループ内店舗から選択された店舗に対応するコンテンツを特定するための情報が出力設定される。ステップS727においては、ステップS725およびステップ726による判断結果に基づき、店舗ID000005の店舗に対応するコンテンツを特定するための情報が出力設定される。ステップS732においては、履歴情報に基づき、ステップS731により選択された店舗に対応するコンテンツを特定するための情報が出力設定される。
次に、ステップS721において店舗ID000007の店舗が選択されてステップS722で当該店舗に対応するコンテンツを特定するための情報が出力設定され、ステップS727において店舗ID000005の店舗に対応するコンテンツを特定するための情報が出力設定され、ステップS731において店舗ID000012の店舗が選択されてステップS732で当該店舗に対応するコンテンツを特定するための情報が出力設定され、ステップS733において出力設定された店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを含むアプリ起動信号が送信された場合について、図35(c)を参照して説明する。また、ステップS735において店舗ID000005が送信された場合について、図35(d)を参照して説明する。
図35(c)を参照して、図35(b)ではブランク状態となっていたレコードNO.7〜9の記憶領域にコンテンツを特定するためのデータが記憶されている。具体的に、レコードNO.7の記憶領域には、店舗ID000007に対応付けて、期限IDとして「0602151」およびコンテンツデータとして「から3日間、新装開店祭り開催!」が記憶されている。レコードNO.8および9各々の記憶領域についても、同様に、店舗IDに対応付けて期限IDおよびコンテンツデータが記憶されている。
次に、図35(d)を参照して、図35(b)においてレコードNO.2〜10の記憶領域に記憶されている店舗IDが、図35(d)ではレコードNO.1〜9の記憶領域にシフトさせて記憶されている。また、図35(d)では、店舗ID000005が、レコードNO.10の記憶領域に記憶されている。
以上のように、本実施の形態においては、図34のコンテンツ提供処理が行なわれることにより、図35(a)および(b)に示した記憶状態が、図35(c)および(d)に示す記憶状態に更新される。そして、次回の決済処理が行なわれる際には、図35(c)および(d)で示した更新後の記憶状態に基づき、図34のコンテンツ提供処理が行なわれる。
次に、図34のコンテンツ提供処理により提供されたコンテンツを確認する際の処理について、図13を参照し説明する。図13に戻り、ステップS195で、データ処理部110は、図24(b)で説明した起動時初期画面で「コンテンツ確認」のリンクが選択されることによって、コンテンツ確認が選択されたか否かを判断する。コンテンツ確認が選択された場合(ステップS195でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS196に進める。
ステップS196では、データ処理部110は、受信したコンテンツを報知するためのコンテンツ報知処理を実行する。コンテンツ報知処理では、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域から獲得しているコンテンツを特定するための情報を読出して、コンテンツ自体の内容およびURLを表示部140に一覧表示させる処理が行なわれる。また、本実施の形態におけるコンテンツ報知処理では、一覧表示されたコンテンツを選択して削除することができる。この場合、非接触型ICチップ190では、記憶部192のサービス享受用の記憶領域に記憶されている選択されたコンテンツを特定するための情報を削除する処理が行なわれる。なお、コンテンツ報知処理では、表示されたコンテンツに対応させて、期限IDから特定される有効期限を表示させる処理を行なうように構成してもよい。また、コンテンツ報知処理では、有効期限が経過しているコンテンツの表示態様を、有効期限が経過していないコンテンツの表示態様と異ならせて表示させる処理を行なうように構成してもよい。
ステップS197では、データ処理部110は、携帯電話100において電子マネーアプリ111を終了させるための操作が行なわれたか否かを判断する。終了させるための操作(たとえば、携帯電話100のデータ入力部130のクリアキーの操作等)が行なわれた場合(ステップS197でYESの場合)、データ処理部110は、電子マネーアプリ111を終了する。一方、終了させるための操作が行なわれていない場合(ステップS197でNOの場合)、データ処理部110は、実行する処理を前述したステップS193に進める。
図29に戻り、ステップS358で、データ処理部310は、バリュー残額から購入金額を減算した額が所定額以下であるか否かを判断する。バリュー残額から購入金額を減算した額が所定額以下であると判断した場合(ステップS358でYESの場合)、ステップS359で、データ処理部310は、携帯電話100の非接触型ICチップ190に、減算後残高僅少情報を含むアプリ起動信号を送信するように、チップリーダライタ390を制御する。
減算後残高僅少情報は、バリューの減算後に携帯電話100に記憶されているバリューの額が僅少である旨を携帯電話100に伝達するための情報である。所定額は、たとえば、最低額のプリペイドカード371を1回購入できる額であり、本実施の形態においては、1000円である。なお、所定額は、僅少な額であれば、他の額であってもよい。
一方、バリュー残額から購入金額を減算した額が所定額以下でないと判断した場合(ステップS358でNOの場合)、または、ステップS359の後、データ処理部310は、実行する処理をステップS361に進める。
一方、購入金額がバリュー残額よりも大きな額であると判断した場合(ステップS351でYESの場合)、ステップS352で、データ処理部310は、減算前残高不足情報を含むアプリ起動信号を携帯電話100の非接触型ICチップ190に送信するように、チップリーダライタ390を制御する。減算前残高不足情報は、バリューを減算する前に携帯電話100に記憶されているバリューの額が不足している旨を携帯電話100に伝達するための情報である。その後、データ処理部310は、実行する処理をステップS310に戻す。
ステップS361では、データ処理部310は、発券するプリペイドカード371のカードID、購入に用いた現金額、購入に用いた携帯電話100の携帯ID、および、購入に用いたバリューの額(以下、取引額ともいう)をそれぞれ特定する情報を含む取引情報を店舗サーバ800に送信する。
次に、ステップS362で、データ処理部310は、購入金額のプリペイドカード371を発券するよう、カードリーダライタ370を制御する。なお、現金投入額が購入金額より多い場合は、データ処理部310は、現金投入額から購入金額を減算した釣銭を払出すよう、貨幣処理機380を制御する。そして、データ処理部310は、ステップS363で、購入金額、バリュー残額、および、現金投入額をリセットして、実行する処理をステップS310に戻す。
図29のステップS359、ステップS352が実行されることによって、また、図34のステップS733が実行されることによって、券売機300から送信されたアプリ起動信号を非接触型ICチップ190で受信すると、非接触型ICチップ190の制御部191は、電子マネーアプリ111を起動させるコマンドをデータ処理部110に出力する。電子マネーアプリ111を起動させるコマンドを受けると、データ処理部110は、電子マネーアプリ111を起動させる。
図13に戻って、電子マネーアプリ111のステップS180で、データ処理部110は、電子マネーアプリ111の起動が非接触型ICチップ190からの起動であるか否かを判断する。非接触型ICチップ190からの起動であると判断した場合(ステップS180でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS170に進める。
ステップS170では、データ処理部110は、券売機300から送信されるコンテンツデータを受信したか否かを判断する。つまり、電子マネーアプリ111を起動させたアプリ起動信号に店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータが含まれているか否かを判断する。店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを受信していると判断した場合(ステップS170でYESの場合)、ステップS171で、データ処理部110は、受信した店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータに基づき、コンテンツの内容を報知する。一方、店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを受信していないと判断した場合(ステップS170でNOの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS181に進める。
ステップS171で報知された場合、ステップS172において、報知されたことが確認された旨の確認操作があったか否かを判断する。確認操作がないと判断した場合(ステップS172でNOの場合)、データ処理部110は、ステップS172の処理を繰返す。一方、確認操作があったと判断した場合(ステップS172でYESの場合)、データ処理部110は、電子マネーアプリ111を終了する。
ここで、図36を参照して、ステップS171においてコンテンツの内容が報知された場合の表示画面について説明する。図36は、本実施の形態における電子マネーシステム10において券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末から携帯電話100の電子マネーアプリ111が起動されるときに携帯電話100の表示部140に表示される表示画面図である。なお、ここでは、券売機から携帯電話100の電子マネーアプリ111が起動された場合について説明するが、カードユニットやPOS端末装置等の他の決済処理端末から携帯電話100の電子マネーアプリ111が起動された場合においても同様の表示画面が表示される。図36(a)の画面は、図24(a)の画面と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
図36(d)は、たとえば、図10で説明した店舗ID000006および期限ID0601310から特定されるコンテンツの内容が報知されたときの表示画面図である。図36(d)の画面には、期限IDの末尾が「0」であるため、当該コンテンツがクーポン券に関連するコンテンツであることを報知するために画面上部に「クーポン獲得」といったメッセージが表示される。また、画面中央には、期限IDの上6桁をコンテンツデータの前に付加して「2006年1月31日まで玉貸時に100球プレゼント券」といったメッセージが表示される。また、画面下部には、店舗ID000006の店舗自体に関連する内容を確認するためのウェブページにアクセス可能な「http://tenpokanren.co.jp/000006.html」といったURLが表示される。
図36(e)は、たとえば、図10で説明した店舗ID000007および期限ID0602151から特定されるコンテンツの内容が報知されたときの表示画面図である。図36(e)の画面には、期限IDの末尾が「1」であるため、当該コンテンツがお知らせに関連するコンテンツであることを報知するために画面上部に「お知らせ」といったメッセージが表示される。また、画面中央には、期限IDの上6桁をコンテンツデータの前に付加して「2006年2月15日から3日間、新装開店祭り開催!」といったメッセージが表示される。また、画面下部には、店舗ID000007の店舗自体に関連する内容を確認するためのウェブページにアクセス可能な「http://tenpokanren.co.jp/000007.html」といったURLが表示される。
図13に戻り、ステップS181では、データ処理部110は、減算前残高不足情報を受信したか否かを判断する。つまり、電子マネーアプリ111を起動させたアプリ起動信号に減算前残高不足情報が含まれているか否かを判断する。減算前残高不足情報を受信していないと判断した場合(ステップS181でNOの場合)、ステップS182で、データ処理部310は、減算後残高不足情報を受信したか否かを判断する。つまり、電子マネーアプリ111を起動させたアプリ起動信号に減算後残高不足情報が含まれているか否かを判断する。
減算後残高不足情報を受信していないと判断した場合(ステップS182でNOの場合)、ステップS184で、データ処理部310は、携帯電話100に記憶されているバリューの残高が僅少である旨を報知する。本実施の形態においては、残高が僅少である旨を表示部140に表示させることによって残高が僅少であることを報知する。しかし、これに限定されず、たとえば、データ処理部310は、残高が僅少である旨の音声を出力したり、残高が僅少である旨の振動を発生させたりすることによって、残高が僅少であることを報知するようにしてもよい。
図36に進んで、図36(b)は、残高が僅少である旨の表示画面図である。図36(b)の画面には、携帯電話100に記憶されているバリューの残高が僅少である旨、および、バリューの購入のための処理に移行する旨が表示される。
図13に戻って、減算前残高不足情報を受信したと判断した場合(ステップS181でYESの場合)、または、減算後残高不足情報を受信したと判断した場合(ステップS182でYESの場合)、ステップS185で、データ処理部310は、携帯電話100に記憶されているバリューの残高が不足している旨を報知する。本実施の形態においては、残高が不足している旨を表示部140に表示させることによって残高が不足していることを報知する。しかし、これに限定されず、たとえば、データ処理部310は、残高が不足している旨の音声を出力したり、残高が不足している旨の振動を発生させたりすることによって、残高が不足していることを報知するようにしてもよい。
図36に進んで、図36(c)は、残高が不足している旨の表示画面図である。図36(c)の画面には、携帯電話100に記憶されているバリューの残高が不足している旨、および、バリューの購入のための処理に移行する旨が表示される。
なお、本実施の形態においては、携帯電話100に記憶されているバリューの残高が僅少であること、および、不足していることを分けて、券売機300から携帯電話100にアプリ起動信号を送信するようにして携帯電話100で報知するようにした。しかし、これに限定されず、バリューの残高が僅少であること、および、不足していることを分けずに、携帯電話100で報知するようにしてもよい。つまり、バリューの残高が0円であるときを含めてバリューの残高が所定額以下のときにバリューの残高が不足している旨の残高不足情報を券売機300から携帯電話100に送信するようにして携帯電話100で残高が不足している旨を報知するようにしてもよい。
図13に戻って、ステップS184、または、ステップS185の後、ステップS130で、データ処理部310は、バリュー購入時処理を実行する。バリュー購入時処理が実行されることによって、図14で説明したように、ステップS139で、購入金額選択画面が表示される。このように、ユーザが電子マネーアプリ111を起動させなくても、自動的に購入金額選択画面を表示させることができる。
なお、ステップS184、または、ステップS185の後、ステップS130に遷移するようにしたが、これに限定されず、ステップS192に遷移するようにしてもよい。これによって、ユーザが起動時初期画面でバリュー購入を選択することによって、バリュー購入時処理を実行させることができる。
図37は、本実施の形態におけるカードユニット600で実行される球貸処理の流れを示すフローチャートである。図37を参照して、まず、ステップS610で、カードユニット600のデータ処理部610は、ユニット不正登録処理を実行する。
図39は、本実施の形態におけるカードユニット600で実行されるユニット不正登録処理の流れを示すフローチャートである。図39を参照して、ステップS601で、データ処理部610は、電子マネー管理サーバ200から店舗サーバ800を介して、携帯使用禁止情報を受信したか否かを判断する。携帯使用禁止情報は、図30のステップS311で説明したので重複する説明は繰返さない。
携帯使用禁止情報を受信したと判断した場合(ステップS601でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS602で、携帯使用禁止情報を記憶部620に記憶させる。一方、携帯使用禁止情報を受信していないと判断した場合(ステップS601でNOの場合)、または、ステップS602の後、データ処理部610は、実行する処理をステップS603に進める。
ステップS603では、データ処理部610は、電子マネー管理サーバ200から店舗サーバ800を介して、不正端末情報を受信したか否かを判断する。不正端末情報は、図30のステップS313で説明したので重複する説明は繰返さない。
不正端末情報を受信したと判断した場合(ステップS603でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS604で、不正端末情報を記憶部620に記憶させる。一方、不正端末情報を受信していないと判断した場合(ステップS603でNOの場合)、または、ステップS604の後、ステップS605で、データ処理部610は、電子マネー管理サーバ200から店舗サーバ800を介して、不正カードIDを受信したか否かを判断する。
不正カードIDは、不正な携帯電話100で購入されたプリペイドカード371を識別するためのIDである。不正カードIDを送信する処理については、後述する図40および図41で説明する。
不正カードIDを受信したと判断した場合(ステップS605でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS606で、不正カードIDを記憶部620に記憶させる。不正カードIDを受信していないと判断した場合(ステップS605でNOの場合)、または、ステップS606の後、データ処理部610は、実行する処理をこのユニット不正登録処理の呼出元の処理である図37の球貸処理に戻す。一方、不正カードIDを受信していないと判断した場合(ステップS605でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理を図37の球貸処理に戻す。
図37に戻って、データ処理部610は、ステップS610aで、図29のステップS317で説明したコンテンツ更新処理を実行する。ステップS610aにおけるコンテンツ更新処理の処理内容では、判断を行なう対象がカードユニット600の記憶部620に生成される端末用コンテンツDBである点を除き、図31で説明した内容と同様であるため、重複した説明は繰返さない。次に、データ処理部610は、ステップS611で、カードリーダライタ670からプリペイドカード371が投入されたことを示す投入信号を受信したか否かを判断する。
投入信号を受信したと判断した場合(ステップS611でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS612で、カードリーダライタ670から、投入されたプリペイドカード371のカードIDが、記憶部620に記憶された不正カードIDと同じであることを示す不正カード信号を受信したか否かを判断する。
不正カードでないと判断した場合(ステップS612でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS690に進める。一方、不正カードであると判断した場合(ステップS612でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS671で、不正なプリペイドカードが投入された旨をエラー報知する。エラー報知は、たとえば、警報ランプを点滅させたり、警報ブザーを鳴動させたりすることによって行なう。そして、ステップS672で、データ処理部610は、店舗30aの係員によってエラー報知が確認されたことを示す確認操作があったか否かを判断する。確認操作がないと判断した場合(ステップS672でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS672の処理を繰返す。一方、確認操作があったと判断した場合(ステップS672でYESの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、投入信号を受信していないと判断した場合(ステップS611でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS620で、貨幣処理機680から現金が投入された旨の現金投入信号を受信したか否かを判断する。
現金投入信号を受信したと判断した場合(ステップS620でYESの場合)、ステップS681で、データ処理部610は、発券するプリペイドカード371のカードID、および、購入に用いた現金額をそれぞれ特定する情報を含む取引情報を店舗サーバ800に送信する。
次に、ステップS682で、データ処理部610は、プリペイドカード371を発行し、貨幣処理機680からの現金カウント信号で示される現金投入額を、カードリーダライタ670の内部に予めストックされているプリペイドカード371に入金するよう、カードリーダライタ670を制御する。なお、ここでは、プリペイドカード371は、入金後、カードユニット600の中に保持されて、排出されない。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS690に進める。
ステップS690では、データ処理部610は、プリペイド球貸処理を実行する。プリペイド球貸処理については、後述する図38で説明する。
図38は、本実施の形態におけるカードユニット600で実行されるプリペイド球貸処理の流れを示すフローチャートである。
図38を参照して、ステップS691で、データ処理部610は、貨幣処理機680から現金が投入された旨の現金投入信号を受信したか否かを判断する。現金投入信号を受信したと判断した場合(ステップS691でYESの場合)、ステップS692で、データ処理部610は、貨幣処理機680から現金カウント信号を受信して、現金カウント信号で示される現金の額をプリペイドカード371に加算するよう、カードリーダライタ670を制御する。
一方、現金投入信号を受信していないと判断した場合(ステップS691でNOの場合)、または、ステップS692の後、データ処理部610は、ステップS613で、カードリーダライタ670によって読込まれたプリペイドカード371に記録されたプリペイドの残高を、カードリーダライタ670から受信する。
次に、ステップS614で、データ処理部610は、受信した残高が0より大きい値であるか、すなわち残高が0でないか否かを判断する。残高が0よりも大きい値でないと判断した場合(ステップS614でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS632に進める。
一方、残高が0より大きい値であると判断した場合(ステップS614でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS615で、球貸ボタン631から球貸操作信号を受信したか否かを判断する。球貸操作信号を受信していないと判断した場合(ステップS615でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS631に進める。
一方、球貸操作信号を受信したと判断した場合(ステップS615でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS616で、プリペイドカード371の残高から所定貸球相当の対価を減算する。次に、データ処理部610は、ステップS617で、減算した残高をプリペイドカード371に書込むよう、カードリーダライタ670を制御する。
次いで、ステップS618で、データ処理部610は、所定個数の遊技球の払出しを要求するための球貸信号をパチンコ遊技機700に送信する。この球貸信号に応じて、パチンコ遊技機700は、所定個数の遊技球を払出す。遊技者は、払出された遊技球を用いてパチンコ遊技を行なうことができる。なお、カードユニット600は、球貸信号を送信することによりパチンコ遊技機700に遊技球を払出させるものに限らず、自ら遊技球を払出すものであってもよい。すなわち、ステップS618において、遊技球を払出す処理を実行するものであってもよい。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS631に進める。
ステップS631では、データ処理部610は、返却ボタン632から返却操作信号を受信したか否かを判断する。返却操作信号を受信していないと判断した場合(ステップS631でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS691に戻す。
一方、返却操作信号を受信したと判断した場合(ステップS631でYESの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS632に進める。
ステップS632では、データ処理部610は、プリペイドカード371から読込まれた残高をリセットする。次に、ステップS633で、データ処理部610は、プリペイドカード371を返却するように、カードリーダライタ670を制御する。その後、データ処理部610は、実行する処理をこのプリペイド球貸処理の呼出元の処理である図37の球貸処理に戻す。
図37に戻って、ステップS690でプリペイド球貸処理の実行後、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、現金投入信号を受信していないと判断した場合(ステップS620でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS622で、図39のユニット不正登録処理で携帯使用禁止情報が記憶部620に記憶されたか否かを判断する。つまり、すべての携帯電話100でのバリューの使用が禁止されているか否かを判断する。すべての携帯電話100でのバリューの使用が禁止されていると判断した場合(ステップS622でYESの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、すべての携帯電話100でのバリューの使用が禁止されていないと判断した場合(ステップS622でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS641からステップS648までの処理を実行する。ステップS641からステップS644までの処理は、図29で説明した発券処理のステップS341からステップS344と同様であるので、説明は繰返さない。
ステップS651では、データ処理部610は、バリュー残額が0円であるか否かを判断する。バリュー残額が0円であると判断した場合(ステップS651でYESの場合)、ステップS652で、データ処理部610は、図29の発券処理のステップS352と同様の減算前残高不足情報を含むアプリ起動信号を携帯電話100の非接触型ICチップ190に送信するように、チップリーダライタ690を制御する。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
なお、本実施の形態においては、ステップS651で、バリュー残額が0円であるか否かを判断した。これは、本実施の形態におけるバリューは、遊技のみに用いられ、球貸の単位である100円単位でバリューが引落とされるため、0円であるか否かを判断することによって、球貸可能なバリューが残っているか否かを判断できるためである。しかし、遊技場以外の店舗においては、ステップS651で、バリュー残額が球貸に用いることができる最低額である100円未満であるか否かを判断するようにしてもよい。
一方、バリュー残額が0円でないと判断した場合(ステップS651でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS653で、バリュー残額が1000円以上であるか否かを判断する。バリュー残額が1000円以上であると判断した場合(ステップS653でYESの場合)、ステップS654で、データ処理部610は、1000円を購入金額にセットする。一方、バリュー残額が1000円未満であると判断した場合(ステップS653でNOの場合)、ステップS655で、データ処理部610は、バリュー残額を購入金額にセットする。
なお、ステップS653およびステップS654では、1000円としたので、後述するステップS662で、1000円に相当する貸球が払出される。しかし、これに限定されず、500円に相当する貸球が払出されるようにしてもよい。この場合、ステップS653で、バリュー残額が500円以上であるか否かを判断し、ステップS654で、データ処理部610は、500円を購入金額にセットする。
ステップS654またはステップS655の後、ステップS656で、データ処理部610は、図29の発券処理のステップS356で説明した決済時処理を実行する。ステップS655における決済時処理の処理内容では、要求・アプリ起動信号送信等を行なう対象がカードユニット600の記憶部620に生成される端末用コンテンツDBである点を除き、図29で説明した内容と同様であるため、重複した説明は繰返さない。
次に、ステップS658で、データ処理部610は、バリュー残額から購入金額を減算した額が0円であるか否かを判断する。バリュー残額から購入金額を減算した額が0円であると判断した場合(ステップS658でYESの場合)、ステップS659で、データ処理部610は、携帯電話100の非接触型ICチップ190に、減算後残高不足情報を含むアプリ起動信号を送信するように、チップリーダライタ690を制御する。
減算後残高不足情報は、バリューの減算後に携帯電話100に記憶されているバリューの額が不足している旨を携帯電話100に伝達するための情報である。アプリ起動信号は、ステップS359で説明したものと同様である。
なお、ステップS651と同様、ステップS658で、バリュー残額から購入金額を減算した額が球貸に用いることができる最低額である100円未満であるか否かを判断するようにしてもよい。
さらに、ステップS658に加えて、図29の発券処理のステップS358と同様に、バリュー残額から購入金額を減算した額が所定額以下か否かを判断して、所定額以下である場合、ステップS359と同様に、減算後残額僅少情報を含むアプリ起動信号を携帯電話100に送信するようにしてもよい。
一方、バリュー残額から購入金額を減算した額が0円でないと判断した場合(ステップS658でNOの場合)、または、ステップS659の後、データ処理部610は、ステップS661からステップS663までの処理を実行する。ステップS661からステップS663までの処理は、図29の発券処理のステップS361からステップS363までの処理と同様であるので、説明は繰返さない。ステップS663の後、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
カードユニット600から送信されたアプリ起動信号が非接触型ICチップ190で受信されることによって実行される電子マネーアプリ111のステップS170からステップS185までの処理については、図13で説明したので、説明は繰返さない。
なお、図示していないが、POS端末装置600bにおける処理としては、図29〜図37を用いて説明した処理と同様の処理が行なわれる。具体的には、POS端末装置600bにおける処理としては、POS端末装置600bの記憶部に端末用コンテンツDBを生成し更新させるために図31で説明したコンテンツ更新処理と同様の処理が行なわれる。また、POS端末装置600bにおける処理としては、決済処理が行なわれる毎に、図32で説明した決済時処理と同様の処理が行なわれる。
図40は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行される残額管理アプリケーションプログラム214の処理の流れを示すフローチャートである。
図40を参照して、まず、ステップS291で、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、店舗サーバ800から取引情報を受信したか否かを判断する。取引情報を受信した場合(ステップS291でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS292で、取引情報に含まれる携帯IDに対応する会員IDのチャージ累計額から取引情報に含まれる取引額を減算する。
ステップS292の後、または、取引情報を受信していないと判断した場合(ステップS291でNOの場合)、データ処理部210は、ステップS281で、チャージ累計額がマイナスの会員IDがあるか否かを判断する。
チャージ累計額がマイナスの会員IDがあると判断した場合(ステップS281でYESの場合)、ステップS282で、データ処理部210は、その会員IDの不正回数を1回加算する。
ステップS282の後、または、チャージ累計額がマイナスの会員IDがないと判断した場合(ステップS281でNOの場合)、ステップS283で、データ処理部210は、不正回数が1回の会員IDがあるか否かを判断する。
不正回数1回の会員IDがあると判断した場合(ステップS283でYESの場合)、ステップS284で、データ処理部210は、その会員IDに対応する携帯IDの携帯電話のバリューを使用して購入されたプリペイドカードのカードIDをカードユニットに登録する旨および当該携帯IDを含む不正媒体情報をカードユニットが設置された店舗に送信する。
ステップS284の後、または、不正回数1回の会員IDがないと判断した場合(ステップS283でNOの場合)、ステップS285で、データ処理部210は、不正回数が2回の会員IDがあるか否かを判断する。
不正回数2回の会員IDがあると判断した場合(ステップS285でYESの場合)、ステップS286で、データ処理部210は、その会員IDに対応する携帯IDを券売機300に登録する旨、および、その会員IDに対応する携帯IDを含む不正端末情報を不正が発生した店舗に送信する。また、ステップS287で、データ処理部210は、不正端末情報を不正が発生した店舗と同一グループ内店舗にも送信する。なお、データ処理部210が不正端末情報を送信する店舗は、不正が発生した店舗、または、不正が発生した店舗と同一グループ内店舗に限定されず、同一のコンテンツ管理サーバにより統括される所定の地域内の店舗であってもよいし、全国の店舗であってもよい。
ステップS287の後、または、不正回数2回の会員IDがないと判断した場合(ステップS285でNOの場合)、ステップS288で、データ処理部210は、全国の店舗で発生した不正回数が3回以上であるか否かを判断する。
全国の店舗で発生した不正回数が3回以上であると判断した場合(ステップS288でYESの場合)、ステップS289で、データ処理部210は、携帯使用禁止情報を不正が発生した店舗に送信する。また、ステップS290で、データ処理部210は、携帯使用禁止情報を全国の店舗にも送信する。なお、データ処理部210が携帯使用禁止情報を、不正が発生した店舗以外にも、全国の店舗に送信する場合について説明したが、これに限らず、不正が発生した店舗と同一グループ内店舗であってもよいし、同一のコンテンツ管理サーバにより統括される所定の地域内の店舗であってもよい。この場合、ステップS288においては、携帯使用禁止情報の送信対象となる店舗で発生した不正回数が3回以上であるか否かを判断するようにしてもよい。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS291に戻す。
図41は、本実施の形態における店舗に各々設置された店舗サーバで実行される店舗サーバ処理の流れを示すフローチャートである。なお、図41では、店舗30aの店舗サーバ800で実行される店舗サーバ処理として説明するが、他の店舗の店舗サーバにおいても同様の店舗サーバ処理が実行される。
図41を参照して、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS811で、券売機300またはカードユニット600から取引情報を受信したか否かを判断する。
取引情報を受信したと判断した場合(ステップS811でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS812で、取引情報に含まれる携帯IDごとに、発券したプリペイドカード371のカードID、購入に用いた現金額、および、購入に用いたバリューの額をそれぞれ特定する情報を対応させて記憶部に記憶させる。
ステップS812の後、または、取引情報を受信していないと判断した場合(ステップS811でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS813で、電子マネー管理サーバ200へ取引情報を前回送信してから所定時間経過したか否かを判断する。本実施の形態では、所定時間は、3時間である。
取引情報の前回送信から所定時間経過したと判断した場合(ステップS813でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS814で、記憶部に記憶された前回送信後の携帯電話100での取引情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
ステップS814の後、または、取引情報の前回送信から所定時間経過していないと判断した場合(ステップS814でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS815で、コンテンツ管理サーバ270から配信される配信用情報を受信したか否かを判断する。
配信用情報を受信したと判断した場合(ステップS815でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS816で、受信した配信用情報を店舗30a内のすべての券売機300およびカードユニット600に送信する。
ステップS816の後、または、配信用情報を受信していないと判断した場合(ステップS815でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS821で、携帯使用禁止情報を電子マネー管理サーバ200から受信したか否かを判断する。
携帯使用禁止情報を受信したと判断した場合(ステップS821でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS822で、携帯使用禁止情報を店舗30a内のすべての券売機300およびカードユニット600に送信する。
ステップS822の後、または、携帯使用禁止情報を受信していないと判断した場合(ステップS821でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS823で、不正端末情報を電子マネー管理サーバ200から受信したか否かを判断する。
不正端末情報を受信したと判断した場合(ステップS823でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS824で、不正端末情報を店舗30a内のすべての券売機300およびカードユニット600に送信する。
ステップS824の後、または、不正端末情報を受信していないと判断した場合(ステップS823でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS825で、不正媒体情報を電子マネー管理サーバ200から受信したか否かを判断する。
不正媒体情報を受信したと判断した場合(ステップS825でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS826で、不正媒体情報に含まれる携帯IDに対応して記憶部に記憶しているカードIDを、店舗30a内のすべてのカードユニット600に送信する。
ステップS826の後、または、不正媒体情報を受信していないと判断した場合(ステップS825でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、実行する処理をステップS811に戻す。
次に、前述した第1の実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1) ステップS721で同一グループ内の他店舗から1店舗選択し、該選択した店舗に対応するコンテンツを特定するための情報を、ステップS722で端末用コンテンツDBの他店舗用の記憶領域から読出して、ステップS733で携帯電話100に対して出力される。そして、ユーザは、携帯電話100に対して出力されたコンテンツを確認することができる。これにより、ユーザに対して自店舗以外の同一グループ内の他店舗を印象付けることができ、さらにユーザが当該他店舗に出向く契機ともなる。この結果として、運用機関は、提携した店舗全体として顧客の囲い込みを行なうことができ、電子マネーの利用を促進させて電子マネー市場を活性化させることができる。
(2) ステップS726で端末用コンテンツDBに自店舗のコンテンツが記憶されているか否かが判断され、記憶されている場合に、自店舗に対応するコンテンツを特定するための情報を、ステップS727で端末用コンテンツDBの自店舗用の記憶領域から読出して、ステップS733で携帯電話100に対して出力される。これにより、ユーザに対して自店舗以外の同一グループ内の他店舗を印象付けることができるとともに、自店舗をも印象付けることができる。この結果として、運用機関は、提携した店舗全体として顧客の囲い込みを行なうことができ、電子マネーの利用をさらに促進させ電子マネー市場をより一層活性化させることができる。
(3) ステップS735で自店舗を特定するための店舗IDを送信するように、チップリーダライタ390を制御し、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に、履歴情報として当該店舗IDを記憶させることができる。また、ステップS730で携帯電話100に対して履歴要求情報が送信され、受信した履歴情報から特定される店舗のうち自店舗と同一グループ内店舗から1店舗をステップS731で選択し、該選択した店舗に対応するコンテンツを特定するための情報をステップS732で端末用コンテンツDBの他店舗用の記憶領域から読出して、ステップS733で携帯電話100に対して出力される。これにより、ユーザに対して自店舗以外の同一グループ内の他店舗を印象付けることができるとともに、過去に決済処理を行なった店舗をも再度印象付けることができる。この結果として、運用機関は、提携した店舗内における顧客のリピート率を向上させることができ、電子マネーの利用をさらに促進させ電子マネー市場をより一層活性化させることができる。
(4) ステップS702で店舗サーバ800を介して受信したコンテンツ管理サーバ270からの情報に、端末用コンテンツDBに記憶されていないコンテンツデータが含まれているか否かが判断され、端末用コンテンツDBに記憶されていないと判定されたコンテンツデータがステップS703で、端末用コンテンツDBに記憶される。これにより、端末用コンテンツDBに記憶されていないコンテンツデータのみを記憶させることができるため、効率よく端末用コンテンツDBを更新することができる。
(5) ステップS716で有効な自店舗のクーポン券に関連するコンテンツがサービス享受用の記憶領域に記憶されているか否かが判断され、記憶されていると判断されたクーポン券に対応する特典を付与するための特典対応処理がステップS717で行なわれる。これにより、決済処理時に特典対応処理を効率よく行なうことができる。また、決済処理を行なうことにより、クーポン券を獲得し特典が付与されるかもしれないといった期待感をユーザに抱かせることができるため、特典を狙ったユーザである新規顧客を獲得し易くするとともに、より一層顧客の囲い込みを強化することができる。
(6) ステップS717において付与された特典に対応するコンテンツに対応する店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを削除させるための削除要求情報が、ステップS718で携帯電話100に送信される。削除要求情報を受信した携帯電話100の制御部191は、当該削除要求情報から特定される店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを削除する処理を行なう。これにより、クーポン券が繰返し利用されることを防止することができるため、店舗の不利益の発生を未然に防止することができる。
(7) 図29の発券処理および図37の球貸処理に従って、それぞれ、ステップS356およびS656において特定の種類の電子マネーであるバリューを引落対象として指定する電子マネー識別情報を含む減算要求信号が、券売機300またはカードユニット600から携帯電話100に送信され、当該電子マネー識別情報により指定されるバリューのみを用いてプリペイドカード371の購入または球貸を行なうことができるため、異なる種類のバリューを用いてプリペイドカード371の購入または球貸が行なわれることを防止することができる。
(8) ステップS812において、プリペイドカード371の購入または球貸処理に用いたバリューの額と当該購入または球貸に用いた携帯電話100の携帯IDとが各々対応付けて店舗サーバ800に記憶される。そして、ステップS813において所定時間経過したと判断された場合、ステップS814において店舗サーバ800に記憶されていた情報を取引情報として電子マネー管理サーバ200に送信される。一方、ステップS2707においては、チャージ累計額と携帯IDとが各々対応付けて発行情報DB222に記憶される。そして、ステップS292において、取引情報に含まれる携帯IDに対応する会員IDのチャージ累計額から取引情報に含まれる取引額が減算され、ステップS281において、チャージ累計額がマイナスの会員IDがあるか否かを判断することにより不正取引があったか否かが判断される。不正取引があった場合は、ステップS286において不正端末情報が、不正取引が発生した店舗30aに送信される。
不正端末情報を受信した店舗30aにおいては、ステップS314およびS604において、当該不正端末情報が記憶され、バリューでプリペイドカード371を購入する際および球貸処理に用いる際、携帯電話100の携帯IDが不正端末情報と一致するか否かが判断され、一致する場合、残高をバリュー残額にセットしない処理、すなわち使用停止処理が行なわれる。これにより、残額を超えた不正が行なわれたときの被害を最小限に抑えることができる。
(9) ステップS281において不正取引があった場合、ステップS282において不正回数が1加算され、不正取引の頻度が測定されている。そして、不正回数が1回の場合、ステップS284において不正媒体情報を不正取引が発生した店舗に送信され、不正取引に用いられたプリペイドカードによる球貸を禁止する。また、不正回数が2回の場合、ステップS286およびステップS287において不正端末情報を不正取引が発生した店舗および当該店舗と同一グループ内店舗に送信され、不正取引に用いられた携帯電話100による決済処理を禁止する。
さらに、不正回数が3回の場合、ステップS289およびステップS290において携帯使用禁止情報を不正取引が発生した店舗および全国の店舗に送信される。そして、携帯使用禁止情報を受信した店舗においては、ステップS312およびステップS602において、それぞれ、当該携帯使用禁止情報が記憶され、ステップS322およびステップS622により、それぞれ、すべての携帯電話についてバリューを用いての決済処理を禁止する処理が行なわれる。このように、不正取引の頻度に応じて禁止する内容が選択され実行されるため、より効果的に不正が行なわれたときの被害を最小限に抑えることができる。
(10) 非接触型ICチップを内蔵した携帯電話により電子マネー端末またはサーバと通信して、バリューの加減算を行なうものがあった(たとえば、特開2005−38209号公報の第0016段落、第0017段落、第0049段落から第0055段落、第0111段落から第0114段落、第0136段落、および、第0138段落参照)。この携帯電話のアプリケーション部には、決済を行なう対象の電子マネー端末を特定する端末ID、事業者コード、動作パラメータ、および、動作ファイルが対応付けられて記憶される。
この携帯電話が用いられて電子マネー端末で決済される場合、電子マネー端末から端末IDおよび決済額分のバリューが減算された後、減算完了通知が送信されるとともに、この端末IDから事業者コード、動作パラメータ、および、動作ファイルが特定され、この動作ファイルが用いられて所定の動作が実行される。また、携帯電話にログ確認部が設けられて、アプリケーション部に予め確認金額が設定されることにより、ログ確認部が定期的にバリューの残額を確認し、確認金額を下回った場合、アプリケーション部が動作ファイルを用いて所定の動作として画像や音声でアラームを発することで電子マネーのチャージをユーザに促がすようにする。しかし、特開2005−38209号公報に開示されている技術によれば、携帯電話で実行できる動作ファイルは、端末IDに対応する各事業者コードに対して1ファイルであるため、実行される動作は、電子マネー端末との決済処理の都度実行される動作に限定される。また、携帯電話は能動的に動作ファイルを実行するため、バリューの残高の不足確認は、前述したように行なわれる。このため、バリューの残高が確認金額を上回っていても、決められた定期間隔で、バリューの残高を確認するという無駄な処理が発生してしまうといった問題がある。また、バリューの残高が確認金額を下回っていても、決められた定期間隔が長い間隔(たとえば、1時間)である場合は、バリューのチャージがユーザに促がされる前に、電子マネー端末またはサーバによりバリューの減算が行なわれる際に、ユーザが残高不足を認識してしまい、ユーザにチャージを促がす処理を実行するという特開2005−38209号公報に開示されている技術の本来の目的を達成できないこととなってしまう。このことから、ユーザが残高不足を認識してしまう前に、バリューのチャージを促がすために、バリューの残高を確認する定期間隔を短くする(たとえば、1分や30秒にする)必要がある。このため、バリューの残高を確認するという無駄な処理を頻繁に実行しなければならず非効率であるとともに、携帯電話のバッテリーの持続時間にも影響が生じるといった問題が発生する。しかし、本実施の形態においては、前述したように構成しているため、バリューの残額が少ないことを効率的に的確にユーザに認識させることができる。
具体的には、携帯電話100の非接触型ICチップ190の機能によってバリュー残高が券売機300またはカードユニット600に送信される。また、ステップS351で説明したように、券売機300によって携帯電話100に記憶されているバリュー残高がプリペイドカード371の購入金額に不足していると判定され、ステップS352で説明したように、減算前残高不足情報が携帯電話100に送信される。また、ステップS651およびステップS658で説明したように、カードユニット600によって携帯電話100に記憶されているバリュー残高が球貸可能な最低額に不足していると判定され(本実施の形態においては、バリュー残高が0円であるか否かを判定、遊技場以外でバリューを使用できる場合は、バリュー残高が球貸可能な最低額である100円未満であるか否かを判定)、ステップS652およびステップS659で説明したように、それぞれ、減算前残高不足情報または減算後残高不足情報が携帯電話100に送信される。そして、ステップS185で説明したように、携帯電話100によってバリュー残高が不足している旨が報知される。つまり、バリューが用いられるときに、携帯電話100によって、受動的に、バリュー残高が不足している旨が報知される。その結果、バリュー残高が少ないことを効率的に的確にユーザに認識させることができる。
(11) 携帯電話100の非接触型ICチップ190の機能によってバリュー残高が券売機300に送信され、ステップS358で説明したように、券売機300によって携帯電話100に記憶されているバリュー残高からプリペイドカード371の購入金額を減算した額が所定額以下となると判定され、ステップS359で説明したように、減算後残高僅少情報が携帯電話100に送信されて、ステップS184で説明したように、携帯電話100によってバリュー残高が所定額以下となる旨が報知される。カードユニット600についても同様である。つまり、バリューが用いられるときに、携帯電話100によって、受動的に、バリュー残高が所定額以下となる旨が報知される。その結果、バリュー残高が少ないことを効率的に的確にユーザに認識させることができる。
(12) ステップS181またはステップS182で減算前残高不足情報、減算後残高不足情報、または、減算後残高僅少情報が受信されたときにバリュー購入時処理が実行され、ステップS133で説明したように、バリュー購入時処理の実行開始後に自動的にチャージ要求情報が送信されるため、ユーザがバリュー購入時処理を能動的に実行させなくてもよい。このため、バリュー購入時処理を実行させる手間をユーザに掛けさせないようにできる。また、バリュー購入時処理が即座に実行されるので、バリュー購入に要する時間が短縮され、店舗30aにおけるパチンコ遊技機700やスロットマシン等の遊技機の稼動率を向上させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る決済処理システムについて説明する。前述した第1の実施の形態においては、店舗サーバ800、800b等を介してコンテンツ管理サーバ270から送信されてきた配信用情報に基づき、券売機300,カードユニット600,POS端末装置800b等の決済処理端末の記憶部に端末用コンテンツDB(図10)を生成し、図34のコンテンツ提供処理で説明したように当該端末用コンテンツDBを用いて決済処理対象の携帯電話に応じたコンテンツを特定するための情報を送信する例について説明した。
第2の実施の形態においては、コンテンツ管理サーバ270から送信されてきた配信用情報に基づき、店舗サーバ800、800b等の記憶部に店舗用コンテンツDBを生成し、当該店舗用コンテンツDBを用いて決済処理対象の携帯電話に応じたコンテンツを特定するための情報を決済処理端末を介して送信する例について説明する。すなわち、第2の実施の形態においては、決済処理対象の携帯電話に応じたコンテンツを特定するための情報を抽出する際に用いるコンテンツDBを、店舗サーバ800、800b等の記憶部において記憶させて生成し、店舗サーバ800、800bにおいて決済処理端末からの要求に応じた情報を抽出し、決済処理端末を介して決済処理対象の携帯電話に送信する例について説明する。なお、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と異なる点について説明し、重複する説明は繰返さない。
第2の実施の形態では、前述したように第1の実施の形態で説明したコンテンツDBが店舗サーバ800、800b等の記憶部に記憶されることにより生成される。具体的に、店舗サーバ800、800b等のデータ処理部は、コンテンツ管理サーバ270から配信される配信用情報のうち、自店舗の配信用情報を自店舗用の記憶領域に記憶し、他店舗の配信用情報を他店舗用の記憶領域に記憶して、店舗用コンテンツDBを生成する。
ここで、第2の実施の形態における店舗サーバ処理において、第1の実施の形態と異なる点について説明する。図42は、第2の実施の形態における店舗サーバで実行される店舗サーバ処理の流れを示すフローチャートである。なお、図42では、店舗30aの店舗サーバ800で実行される店舗サーバ処理として説明するが、他の店舗の店舗サーバにおいても同様の店舗サーバ処理が実行される。また、ステップS811〜S814およびステップS821〜S826の処理は、図41で説明した内容と同様であるため、重複する説明は繰返さない。
ステップS815a〜ステップS817aで、店舗サーバ800のデータ処理部は、店舗サーバ800のの記憶部に記憶された店舗用コンテンツDBを更新する処理を実行する。
まず、ステップS815aで、店舗サーバ800のデータ処理部は、コンテンツ管理サーバ270からの配信用情報を受信したか否かを判断する。ステップS815aにおいて配信用情報を受信していると判断された場合、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS816aにおいて、受信した配信用情報に、店舗用コンテンツDBに記憶されていないコンテンツデータが含まれているか否かを判定する処理が行なわれる。具体的には、配信用情報に含まれる店舗IDおよび期限IDの組合せと店舗用コンテンツDBに記憶されている店舗IDおよび期限IDの組合せとを比較してコンテンツデータが同一であるか否かを判定し、同一でないと判定された店舗用コンテンツDBに記憶されていない店舗IDおよび期限IDの組合せに対応するコンテンツデータを、記憶部の店舗用コンテンツDBに記憶されていないコンテンツデータとして特定する。
ステップS816aにおいてコンテンツデータが同一でないと判定されて、店舗用コンテンツDBに記憶されていないコンテンツデータが含まれていると判定された場合、ステップS817aにおいて記憶されていないと判定されたコンテンツデータを記憶する処理を行なう。具体的には、ステップS816aで特定された店舗IDおよび期限IDと、当該店舗IDおよび期限IDに対応するコンテンツデータとを店舗用コンテンツDBに記憶する処理を行なう。なお、特定された店舗IDが店舗用コンテンツDBに記憶されていないときには、新たに当該店舗IDと、当該店舗IDに対応する期限IDおよびコンテンツデータとを記憶する。一方、特定された店舗IDが店舗用コンテンツDBに記憶されているときには、当該店舗IDに対応付けて記憶されている期限IDおよびコンテンツデータを、特定された期限IDおよびコンテンツデータに更新する。
ステップS815aまたはステップS816aにおいてNOと判断された場合、およびステップS817aにおいて記憶する処理が行なわれた場合、実行する処理をステップS818に進める。
次に、ステップS818〜ステップS820で、店舗サーバ800のデータ処理部は、決済処理端末からの要求に応じて店舗用コンテンツDBから抽出した情報を、要求元の決済処理端末に送信する処理を実行する。なお、ステップS818〜ステップS820の処理については、図43で説明する第2の実施の形態におけるコンテンツ提供処理と対応させて説明する。
図43は、第2の実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末で実行される決済時処理のサブルーチンであるコンテンツ提供処理の流れを示すフローチャートである。なお、図43では、券売機で実行されるコンテンツ提供処理として説明するが、カードユニットやPOS端末装置等の他の決済処理端末においても同様のコンテンツ提供処理が実行される。また、図43のステップS720、S723〜S725、S728〜S730、S734、およびS735については、図34で説明した内容と同様の処理が行なわれるため、重複する説明は繰返さない。
図43を参照して、ステップS720で携帯電話100に記憶されているコンテンツのレコード数が10レコード未満であると判断した場合、ステップS721aで、データ処理部310は、ステップS715における要求に起因して受信した店舗IDから特定される店舗を除く同一グループ内の他店舗から1店舗選択させる他店舗選択要求情報を、店舗サーバ800に対して送信し、実行する処理をステップS723に進める。
ステップS725において自店舗のコンテンツが記憶されていないと判断された場合、データ処理部310は、ステップS726aで、自店舗のコンテンツを要求する自店舗要求情報を、店舗サーバ800に対して送信し、実行する処理をステップS728に進める。
ステップS731aでは、データ処理部310は、ステップS730における要求に起因して受信した履歴情報に基づき、履歴情報から特定される店舗のうち自店舗と同一グループ内店舗の他店舗(ステップS715における要求に起因して受信した店舗IDから特定される店舗を除きかつステップS721において選択された店舗を除く)から1店舗を選択させる履歴店舗選択要求情報を、店舗サーバ800に対して送信し、実行する処理をステップS723に進める。
ここで、図42のステップS818〜ステップS820について説明する。ステップ818で、店舗サーバ800のデータ処理部は、決済処理端末からの要求情報を受信したか否かを判断する。決済処理端末からの要求情報とは、図43のステップS721aで送信される他店舗選択要求情報、S726aで送信される自店舗要求情報、およびS731aで送信される履歴店舗選択要求情報をいう。
ステップS818において、他店舗選択要求情報、自店舗要求情報、および履歴店舗選択要求情報のうちいずれか一つでも受信したと判断された場合、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS819で、受信した要求情報に応じて要求元の決済処理端末に送信する情報を、記憶部に生成されている店舗用コンテンツDBから抽出する処理を行なう。
具体的に、他店舗選択要求情報を受信したときには、ステップS715における要求に起因して受信した店舗IDから特定される店舗を除く同一グループ内の他店舗から1店舗選択し、選択した店舗の店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを店舗用コンテンツDBから読出す処理が行なわれる。また、自店舗要求情報を受信したときには、自店舗の店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを店舗用コンテンツDBから読出す処理が行なわれる。履歴店舗選択要求情報を受信したときには、ステップS715における要求に起因して受信した店舗IDから特定される店舗を除きかつステップS721において選択された店舗を除く同一グループ内店舗の他店舗から1店舗選択し、選択した店舗の店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを店舗用コンテンツDBから読出す処理が行なわれる。選択する処理としては、たとえば、乱数抽選により選択するようにしてもよい。また履歴に基づき選択する処理としては、さらに、たとえば、履歴情報に基づき履歴が多い店舗から順に選択するようにしてもよい。また、選択する処理としては、1店舗に限らず、複数店舗選択するように構成してもよい。
ステップ820で、店舗サーバ800のデータ処理部は、読出した店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを、要求元の決済処理端末に送信する処理が行なわれる。なお、ステップ818において要求情報を受信していないと判断された場合、およびステップS820において処理が行なわれた場合、実行する処理をステップS821へ進める。
図43に戻り、ステップS732aで、データ処理部310は、ステップS721a、S726a、S731a等で送信した要求情報に対応する店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを受信したか否かを判断する。要求情報に対応する店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを受信した場合(ステップS732aでYESの場合)、ステップS733aで、データ処理部310は、受信した店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを含むアプリ起動信号を送信するように、チップリーダライタ390を制御する。これにより、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に、店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータが記憶されるとともに、電子マネーアプリ111を起動させることができる。
次に、前述した第2の実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1) 決済処理が行なわれる際に、図43のステップS721aで他店舗選択要求情報が、S726aで自店舗要求情報が、S731aで履歴店舗選択要求情報が、決済処理端末から店舗サーバに対して送信される。店舗サーバにおいて他店舗選択要求情報、自店舗要求情報、および履歴店舗選択要求情報のうちいずれか一つでも受信したとステップS818で判断された場合、ステップS819で、受信した要求情報に応じて要求元の決済処理端末に送信する情報が記憶部に生成されている店舗用コンテンツDBから読出され、ステップ820で要求元の決済処理端末に送信される。決済処理端末において要求情報に対応する情報が受信された場合、ステップS733aで、受信した情報を決済処理端末から携帯電話100に対して出力される。そして、ユーザは、携帯電話100に対して出力されたコンテンツを確認することができる。
これにより、ユーザに対して自店舗以外の同一グループ内の他店舗を印象付けることができ、さらにユーザが当該他店舗に出向く契機ともなる。この結果として、運用機関は、提携した店舗全体として顧客の囲い込みを行なうことができ、電子マネーの利用を促進させて電子マネー市場を活性化させることができる。また、ユーザに対して自店舗以外の同一グループ内の他店舗を印象付けることができるとともに、自店舗をも印象付けることができる。この結果として、運用機関は、提携した店舗全体として顧客の囲い込みを行なうことができ、電子マネーの利用をさらに促進させ電子マネー市場をより一層活性化させることができる。さらに、ユーザに対して自店舗以外の同一グループ内の他店舗を印象付けることができるとともに、過去に決済処理を行なった店舗をも再度印象付けることができる。この結果として、運用機関は、提携した店舗内における顧客のリピート率を向上させることができ、電子マネーの利用をさらに促進させ電子マネー市場をより一層活性化させることができる。
(2) ステップS816aでコンテンツ管理サーバ270からの情報に、店舗用コンテンツDBに記憶されていないコンテンツデータが含まれているか否かが判断され、店舗用コンテンツDBに記憶されていないと判定されたコンテンツデータがステップS817aで、店舗用コンテンツDBに記憶される。これにより、店舗用コンテンツDBに記憶されていないコンテンツデータのみを記憶させることができるため、効率よく店舗用コンテンツDBを更新することができる。
また、以上に示した第2の実施の形態については、前述した第1の実施の形態と共通する技術思想による構成について、前述した第1の実施の形態の場合と同様の技術的効果を得ることができる。
次に前述した実施の形態の変形例を挙げる。
(1) 前述した実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ270は、店舗サーバに対して、図7で示したコンテンツ特定情報DB272により管理されている配信用情報のうち、配信開始日が送信当日以前のすべての配信用情報を、所定時に送信する例について説明した。しかし、これに限らず、コンテンツ管理サーバ270は、図7で示したコンテンツ特定情報DB272により管理されている配信用情報のうち、配信開始日が送信当日の配信用情報を、所定時に送信するように構成してもよい。また、コンテンツ管理サーバ270は、図7で示したコンテンツ特定情報DB272が更新された場合に、当該更新された配信用情報のみを送信するように構成してもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、コンテンツ配信サービスを提供するために提携している店舗として、運用機関と提携している店舗を例にして説明した。しかし、コンテンツ配信サービスを提供するために提携している店舗としては、運用機関と提携している店舗に限らず、たとえば、電子マネーの利用促進を目的として組織された組合や、電子マネーの利用促進を目標にした店舗同士により構成された団体等に加入している店舗であってもよく、また、コンテンツ配信サービスを提供する店舗相互間において提携している店舗であってもよい。
(3) 前述した実施の形態においては、図7で示したコンテンツ特定情報DB272において配信用情報として、店舗IDおよび期限IDの他にさらにコンテンツデータを管理する例について説明した。しかし、このようにコンテンツデータを配信用情報として管理するものに限らず、たとえば、コンテンツ特定情報DB272において配信用情報として、店舗IDおよび期限IDを管理し、コンテンツデータをサーバ管理用情報として管理するようにしてもよい。この場合、コンテンツ管理サーバから店舗サーバへ送信され、店舗サーバから決済処理端末へ送信され、決済処理端末から携帯電話へ送信される情報が、店舗IDおよび期限IDだけで事足りるため、送信データ量を低減させることができ、通信時間を短縮させることができる。また、店舗サーバや決済処理端末において記憶される情報が、店舗IDおよび期限IDだけで事足りるため、記憶容量を削減することができる。なお、このように構成した場合、コンテンツ管理サーバでは、店舗IDを含む予め定められたURLのウェブページに携帯電話100からアクセスされた場合に、コンテンツ特定情報DB272として記憶されているサーバ管理用情報から、携帯電話100のサービス享受用の記憶領域に記憶されている店舗IDおよび期限IDから特定されるコンテンツデータを抽出し、当該コンテンツデータを携帯電話100に記憶させるために送信したり、携帯電話100の表示部140に表示させたりするように構成してもよい。
(4) 前述した実施の形態においては、図33のステップS717において特典対応処理が行なわれた後に、ステップS718において削除要求情報を携帯電話に送信し、付与された特典に対応する店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを自動的に削除させる例について説明した。しかし、自動的に削除させるものに限らず、たとえば、ステップS718においては、ステップS717において付与された特典に対応する店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータが付与済みであることを特定できる記憶状態(たとえば、付与済みフラグをセットした状態)に更新させる更新情報を含むアプリ起動信号を送信するように構成してもよい。これにより、非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に記憶されている当該店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータが付与済みであることを特定できる記憶状態に更新されるとともに、電子マネーアプリ111を起動させることができる。そして、ユーザの操作により、当該付与済みであることを特定できる記憶状態に更新された店舗ID、期限ID、およびコンテンツデータを削除させる報知画面を携帯電話100の表示部140に表示するように構成してもよい。なお、コンテンツデータが付与済みであることを特定できる記憶状態である場合、携帯電話100の制御部191は、ステップS715からの要求情報に対して、当該コンテンツデータに対応する店舗IDおよび期限IDを要求元の決済処理端末に送信しない処理を行なう。
(5) 前述した実施の形態におけるコンテンツ管理サーバは、所定の地域毎にそれぞれ設置され、それぞれ対応する地域内に所在地を有する店舗からのコンテンツを特定するための情報を一括管理する例について説明した。しかし、これに限らず、一つのコンテンツ管理サーバが、すべての地域内の店舗からのコンテンツを特定するための情報を一括管理するように構成してもよい。
(6) 前述した実施の形態における同一グループ内店舗とは、所定の地点から数キロメートル範囲内の地域内に所在地を有する店舗であるとして説明した。しかし、これに限らず、たとえば、同一グループ内店舗は、社会通念上形成される同一商圏内に所在地を有する店舗であってもよく、同一市町村内に所在地を有する店舗等であってもよい。
(7) 前述した実施の形態においては、図32に示すようにステップS710により特典付与処理を行なった後に、ステップS711およびステップS712においてバリューを減算させる処理が行なわれる例について説明した。この場合、ステップS712において減算終了信号を所定期間経過しても受信しないときは、ステップS710において付与されていた特典を取り消す取消処理を行なうように構成してもよい。
(8) 前述した実施の形態においては、表示部を備えた携帯電話で場合について説明したが、表示部を備えたものに限らず、たとえばICカード等であってもよい。この場合、ステップS196におけるコンテンツの確認等については、表示部を有し、該表示部にICカードに記憶されている情報を表示する表示装置を用いるように構成してもよい。
(9) 前述した第1の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバからの配信用情報は、店舗サーバを介して、券売機、カードユニット、POS端末装置等の決済処理端末に送信されて記憶される例について説明した。しかし、店舗サーバを介さずに、コンテンツ管理サーバからの配信用情報は、券売機、カードユニット、POS端末装置等の決済処理端末に送信されて記憶されるように構成してもよい。
(10) 前述した第2の実施の形態においては、決済処理端末において決済処理が行なわれる毎に、決済処理端末から店舗サーバに要求情報が送信されて、店舗サーバにおいて当該要求情報に応じて選択した店舗のコンテンツを特定するための情報を店舗用コンテンツDBから読出し、当該読出した情報が決済処理端末を介して非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に記憶される例について説明した。しかし、このように、決済処理が行なわれる毎に、決済処理端末と店舗サーバとの間で通信を行なうものに限らず、店舗サーバにおいて予め選択した他店舗のコンテンツを特定するための情報を決済処理端末に送信し記憶させ、決済処理端末において決済処理が行なわれたときに、当該決済処理端末に記憶された他店舗のコンテンツを特定するための情報が非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に記憶されるように構成してもよい。この場合、店舗サーバにおいては、決済処理が行なわれる時間帯、曜日等により異なる他店舗のコンテンツを特定するための情報が非接触型ICチップ190の記憶部192のサービス享受用の記憶領域に記憶されるように選択し、決済処理端末に送信し記憶させてもよい。
(11) 前述した実施の形態においては、ステップS269で決済サーバ280から消込速報を受信したことを条件として、電子マネー管理サーバ200は、バリューの購入に対する決済が終了したと判断して、ステップS277でバリュー発行情報を携帯電話100に送信するようにした。すなわち、決済用処理として、金融機関に対するバリューの購入に対する対価の決済を行なうための処理を例に説明した。
しかし、決済用処理としては、これに限定されるものではない。たとえば、決済用処理としては、クレジットカードの提供機関に対するバリューの購入に対する対価の決済のために与信の可否の判断において与信可との結果を得る処理であってもよい。具体的には、クレジットカードによる与信でバリューを購入できるようにして、実際の決済は済んでいなくても、バリュー発行情報を携帯電話100に送信するようにしてもよい。バリュー購入時処理において、電子マネー管理サーバ200または携帯電話100にクレジットカードの提供機関、カード番号等を記憶させておき、電子マネー管理サーバ200がクレジットカードの提供機関、カード番号等を読出してまたは携帯電話100から取得して、当該提供機関に与信の可否を問合せ、与信可の返信があれば図16に示すバリュー対価決済後処理を行ない、発行情報DB222への未チャージバリュー等の登録処理を行なうようにすればよい。
(12) 前述した実施の形態においては、サービス提供用サーバとして電子マネー管理サーバ200、コンテンツ管理サーバ270、および決済サーバ280を例にして説明した。しかし、サーバに限らず、ネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことで仮想的に構築されるコンピュータであるグリッドコンピューティングシステムであってもよい。
(13) 前述した実施の形態においては、電子マネーシステム10は、店舗30a、30b等の店舗に設置される装置、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、コンテンツ管理サーバ270、決済サーバ280、リモート発行サーバ400、および、金融機関サーバ500で構成されるようにした。
しかし、これに限定されず、電子マネー管理サーバ200に、決済サーバ280、リモート発行サーバ400、および、金融機関サーバ500の全部または一部の機能が含まれるようにして、電子マネーシステム10が、店舗30a、30b等の店舗に設置される装置、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、およびコンテンツ管理サーバ270で構成されるようにしてもよい。
(14) 前述した実施の形態では、電子マネーシステム10の発明として説明した。しかし、これに限定されず、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、コンテンツ管理サーバ270、決済サーバ280、券売機300、カードユニット600、および、店舗サーバ800の装置の発明として捉えることができる。
また、電子マネーアプリ111、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、残高管理AP214、および、コンテンツ配信時管理AP273のプログラムの発明として捉えることができる。
さらに、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、コンテンツ管理サーバ270、決済サーバ280、券売機300、カードユニット600、POS端末装置600b、および、店舗サーバ800、800bの装置でそれぞれ行なわれる処理を処理方法の発明として捉えることができる。
(15) 前述した実施の形態においては、プリペイドカード371に残額を示す情報が記録されるようにした。しかし、これに限定されず、プリペイドカード371にはカードIDのみ記録しておき、店舗サーバ800などのサーバで、カードIDに対応させて残額を示す情報を管理しておき、プリペイドカード371を発行したり、プリペイドカード371に入金したり、プリペイドカード371から残額を減算したりする場合に、店舗サーバ800とやり取りするようにしてもよい。
(16) 前述した実施の形態においては、図40の残額管理AP214によって、それぞれの会員IDごとに不正回数の頻度に応じて、不正に対する処理を行なうようにした。しかし、これに限定されず、すべての携帯電話での不正回数を合計した回数の頻度に応じて、不正に対する処理を行なうようにしてもよい。
(17) ステップS281で説明したように、取引額がチャージ累計額を超えているか否かにより不正取引の発生を判断して、チャージ累計額を超えた不正取引があった場合、ステップS284で説明したように、不正取引を行なった会員IDの携帯IDの不正な携帯電話100で購入されたプリペイドカード371の使用を禁止するような電子マネーシステムであってもよい。
また、ステップS281で説明したように、取引額がチャージ累計額を超えているか否かにより不正取引の発生を判断して、チャージ累計額を超えた不正取引があった場合、ステップS286で説明したように、不正取引を行なった会員IDの携帯IDの不正な携帯電話100のバリューの使用を禁止するような電子マネーシステムであってもよい。
また、ステップS281で説明したように、取引額がチャージ累計額を超えているか否かにより不正取引の発生を判断して、チャージ累計額を超えた不正取引があった場合、ステップS289で説明したように、不正取引が発生した店舗でのすべての携帯電話でのバリューの使用を禁止するような電子マネーシステムであってもよい。
(18) 前述した実施の形態では、電子マネー管理サーバ200の残高管理AP214から店舗サーバ800を介して送信されてきた携帯使用禁止情報および不正端末記憶情報に基づき、券売機300のデータ処理部310は、記憶部320に携帯使用禁止情報および不正端末情報を記憶させる。そして、券売機300において、プリペイドカード371の購入に使用されている携帯電話100の携帯IDが記憶部310に記憶されている不正端末情報でないか、または記憶部310に携帯使用禁止情報が記憶されていないかが判断され、記憶されているときに取引不能にする。すなわち、前述した実施の形態では、券売機300において、不正取引であるか否か判断され、不正取引であると判断されたときに取引不能にする制御を行なう例について説明した。
しかし、これに限らず、店舗サーバ800において、不正取引であるか否か判断され、不正取引であると判断されたときに取引不能である旨を示す取引不能信号を券売機300に送信し、券売機300において取引不能信号を受信したときに取引不能にする制御が行なわれるようにしてもよい。たとえば、店舗サーバ800のデータ処理部は、電子マネー管理サーバ200の残高管理AP214からの携帯使用禁止情報および不正端末記憶情報を、店舗サーバ800の記憶部に記憶させる。一方、券売機300のデータ処理部310は、取引が行なわれる毎に、取引に用いられる携帯電話100の携帯IDを店舗サーバ800に送信する。店舗サーバ800のデータ処理部は、送信されてきた当該携帯IDが記憶部に記憶されている不正端末情報でないか、または記憶部に携帯使用禁止情報が記憶されていないかが判断され、記憶されているときに取引不能にする旨を示す取引不能信号を当該券売機300に送信する。券売機300のデータ処理部310は、取引不能信号に基づき、取引不能にする制御を行なう。
また、電子マネー管理サーバ200の残高管理AP214から店舗サーバ800に送信されてきた不正媒体情報に基づき、店舗サーバ800のデータ処理部は、当該不正媒体情報に含まれる携帯IDに対応して記憶部に記憶されているカードIDを不正カードIDとしてカードユニット600に送信し、カードユニット600の記憶部620に記憶させる。そして、カードユニット600において、球貸に使用されているプリペイドカードのカードIDが記憶部620に記憶されている不正カードIDでないかが判断され、不正カードIDであるときに球貸不能にする。すなわち、前述した実施の形態では、カードユニット600において、不正取引であるか否か判断され、不正取引であると判断されたときに球貸不能にする制御を行なう例について説明した。
しかし、これに限らず、店舗サーバ800において、不正取引であるか否か判断され、不正取引であると判断されたときに球貸不能である旨を示す球貸不能信号をカードユニット600に送信し、カードユニット600において球貸不能信号を受信したときに球貸不能にする制御が行なわれるようにしてもよい。たとえば、店舗サーバ800のデータ処理部は、電子マネー管理サーバ200の残高管理AP214から店舗サーバ800に送信されてきた不正媒体情報に基づき、当該不正媒体情報に含まれる携帯IDに対応して記憶部に記憶されているカードIDを不正カードIDとして店舗サーバ800の記憶部に記憶させる。一方、カードユニット600のデータ処理部610は、球貸しが行なわれる毎に、球貸しに用いられるプリペイドカードのカードIDを店舗サーバ800に送信する。店舗サーバ800のデータ処理部は、送信されてきた当該カードIDが記憶部に記憶されている不正カードIDでないかが判断され、記憶されているときに球貸不能にする旨を示す球貸不能信号を当該カードユニット600に送信する。カードユニット600のデータ処理部610は、球貸不能信号に基づき、球貸不能にする制御を行なう。
(19) 電子マネーのチャージに関する対価の決済のための決済用処理としては、金融機関サーバ500が提供するモバイルバンキングを利用した振込処理や、クレジットカード機関サーバが提供する与信による処理に限らず、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200が提供するバリューとは異なる電子マネー等を使用して決済を行なう処理であってもよい。また、本実施の形態においては、携帯電話100と金融機関サーバ500が通信することにより決済用処理が行なわれたが、このように携帯電話100を使用するものに限らず、ユーザが運用機関の口座に現金振込を行なうことにより決済が行なわれ、当該振込の行なわれた金融機関のサーバから電子マネー管理サーバ200に対して消込速報が通知されるようにしてもよい。
(20) 本実施の形態においては、携帯電話100に記憶されたバリューを使用して決済処理を行なう決済処理端末として、発券機300、カードユニット600、およびPOS端末装置600bを説明しているが、決済処理端末はこのような装置に限らず、たとえば携帯電話100に記憶されたバリューを使用して物品やチケット等を払出す決済処理を行なう自動販売装置であってもよいし、インターネットショッピング等でユーザが購入した商品の対価としてバリューを使用するような場合には、当該対価としてバリューを徴収するための処理を行なうショッピングサイト運用サーバが決済処理端末を構成する。
(21) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る電子マネーシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る携帯電話の構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る電子マネー管理サーバの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態における電子マネー管理サーバが電子マネー取引サービスを提供する際に用いる利用者情報DBを説明するための図である。 本実施の形態における電子マネー管理サーバが電子マネー取引サービスを提供する際に用いる発行情報DBを説明するための図である。 本実施の形態におけるコンテンツ管理サーバがコンテンツ配信サービスを提供する際に用いる店舗特定情報DBを説明するための図である。 本実施の形態におけるコンテンツ管理サーバがコンテンツ配信サービスを提供する際に用いるコンテンツ特定情報DBを説明するための図である。 本発明に係る券売機の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態におけるカードユニットの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態における券売機、カードユニット、POS端末装置等の決済処理端末がコンテンツ配信サービスを提供する際に用いる端末用コンテンツDBを説明するための図である。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行される初期登録時アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話のウェブブラウザ機能により実行されるウェブ処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話で実行される電子マネーアプリの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話により実行される電子マネーアプリのサブルーチンであるバリュー購入時処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラムのサブルーチンであるバリュー対価決済後処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話により実行される電子マネーアプリのサブルーチンであるバリュー発行時処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行されるバリュー発行時アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第1の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第2の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第3の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第4の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第5の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第6の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話でバリューを購入するときに携帯電話の表示部に表示される第1の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話でバリューを購入するときに携帯電話の表示部に表示される第2の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話でバリューを購入するときに携帯電話の表示部に表示される第3の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話にバリューをチャージするときに携帯電話の表示部に表示される第1の表示画面図である。 本実施の形態における券売機で実行される発券処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における券売機で実行される不正登録処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末で実行されるコンテンツ更新処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末で実行される決済時処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末で実行される決済時処理のサブルーチンである特典付与処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末で実行される決済時処理のサブルーチンであるコンテンツ提供処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるコンテンツ配信サービスの提供を享受する際に用いる情報を説明するための図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末から携帯電話の電子マネーアプリが起動されるときに携帯電話の表示部に表示される表示画面図である。 本実施の形態におけるカードユニットで実行される球貸処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるカードユニットで実行されるプリペイド球貸処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるカードユニットで実行されるユニット不正登録処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行される残額管理アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における店舗サーバで実行される店舗サーバ処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における店舗サーバで実行される店舗サーバ処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における券売機、カードユニット、およびPOS端末装置等の決済処理端末で実行される決済時処理のサブルーチンであるコンテンツ提供処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 電子マネーシステム、30a,30b 店舗、100 携帯電話、110 データ処理部、111 電子マネーアプリ、120 記憶部、130 データ入力部、140 表示部、150 音声入出力部、160 無線通信部、161 アンテナ、190 非接触型ICチップ、191 制御部、192 記憶部、193 非接触通信部、194 アンテナ、200 電子マネー管理サーバ、210 データ処理部、211 初期登録時AP、212 バリュー購入時AP、213 バリュー発行時AP、214 残高管理AP、220 記憶部、221 利用者情報DB、222 発行情報DB、230 データ入力部、240 表示部、260 通信部、270 コンテンツ管理サーバ、271 店舗特定情報DB、272 コンテンツ特定情報DB、273 コンテンツ配信時管理AP、280 決済サーバ、300 券売機、310 データ処理部、320 記憶部、330 操作部、340 表示部、360 通信部、370 カードリーダライタ、371 プリペイドカード、380 貨幣処理機、390 チップリーダライタ、391 制御部、392 記憶部、393 非接触通信部、394 アンテナ、400 リモート発行サーバ、500 金融機関サーバ、600 カードユニット、600b POS端末装置、610 データ処理部、620 記憶部、631 球貸ボタン、632 返却ボタン、640 表示部、660 通信部、670 カードリーダライタ、680 貨幣処理機、690 チップリーダライタ、691 制御部、692 記憶部、693 非接触通信部、694 アンテナ、700 パチンコ遊技機、800,800b 店舗サーバ。

Claims (2)

  1. 電子マネーの運用を管理する電子マネー管理センタに設置される管理用サーバと、店舗に設置される店舗内サーバと、前記電子マネー管理センタを通じてチャージされた電子マネー情報を記憶する携帯用記録媒体と、当該携帯用記録媒体と通信し、該記憶された電子マネー情報を用いた分だけ遊技機での遊技を可能にする決済処理を実行するための遊技可能化決済処理手段を含み、前記決済処理にともなってコンテンツの提供サービスを行なうための遊技可能化決済処理端末とを備えた遊技用電子マネーシステムであって、
    前記管理用サーバは、
    前記コンテンツの提供サービスを行なうために提携している複数の提携店舗それぞれに対応したコンテンツを特定するためのコンテンツデータを記憶する管理用記憶手段と、
    該管理用記憶手段に記憶されたコンテンツデータを前記店舗内サーバに送信するために出力する管理用出力手段とを備え、
    前記店舗内サーバは、
    前記管理用出力手段から送信されてきた前記コンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段と、
    該コンテンツデータ受信手段により受信した前記コンテンツデータであって、当該店舗内サーバが設置される自店舗以外の複数の提携店舗それぞれに対応したコンテンツデータを記憶するための店舗内コンテンツデータ記憶手段と、
    該店舗内コンテンツデータ記憶手段に記憶される前記コンテンツデータから、前記複数の提携店舗のうち少なくとも1店舗に対応するコンテンツデータを抽出する店舗内コンテンツデータ抽出手段と、
    該店舗内コンテンツデータ抽出手段により抽出されたコンテンツデータを、当該店舗内に設置される前記遊技可能化決済処理端末へ送信する店舗内送信手段とを備え、
    前記遊技可能化決済処理端末は、
    前記店舗内送信手段から送信されてきた前記コンテンツデータを受信する端末側コンテンツデータ受信手段と、
    該端末側コンテンツデータ受信手段により受信したコンテンツデータを、前記遊技可能化決済処理手段により実行される決済処理対象の携帯用記録媒体に送信するコンテンツデータ送信手段とを備え
    前記携帯用記録媒体は、
    前記電子マネー情報のチャージを要求するためのチャージ要求情報を前記管理用サーバに送信するために出力するチャージ要求情報出力手段を備え、
    前記管理用サーバは、さらに、
    前記チャージ要求情報出力手段から送信されてきた前記チャージ要求情報を受信したことを条件として、当該チャージ要求情報を受付けた旨を示すチャージ受付情報を当該チャージ要求情報送信元の携帯用記録媒体である要求元携帯用記録媒体に送信するために出力するチャージ受付情報出力手段を備え、
    前記携帯用記録媒体は、さらに、
    前記チャージ受付情報出力手段から送信されてきた前記チャージ受付情報を受信したことを条件として、前記電子マネー情報のチャージに関する対価の決済を要求する決済要求情報を金融機関のサーバに送信するために出力する決済要求情報出力手段と、
    前記決済の終了した電子マネー情報の送信を要求する電子マネー情報送信要求を前記管理用サーバに送信するために出力する電子マネー情報送信要求出力手段とを備え、
    前記管理用サーバは、さらに、
    前記金融機関のサーバにおける前記決済の終了を条件として、前記要求元携帯用記録媒体に対してチャージ可能となった電子マネー情報を特定するための特定用情報を登録する特定用情報登録手段と、
    前記電子マネー情報送信要求出力手段から送信されてきた前記電子マネー情報送信要求を受信したことを条件として、前記特定用情報登録手段により登録された特定用情報から特定される電子マネー情報を、当該電子マネー情報送信要求元の携帯用記録媒体に送信するために出力する電子マネー情報出力手段と、
    該電子マネー情報出力手段によって前記電子マネー情報送信要求元の携帯用記録媒体に対して前記電子マネー情報が送信されたことを条件として、当該電子マネー情報を特定するための特定用情報の前記特定用情報登録手段における登録状態を送信済状態に更新する送信済状態更新手段とを備え、
    前記携帯用記録媒体は、さらに、
    前記記憶された電子マネー情報に、前記電子マネー情報出力手段から送信されてきた前記電子マネー情報を加算するための処理を実行する電子マネー情報処理実行手段と、
    前記記憶された電子マネー情報から、前記決済処理が実行されるときに用いられる額の電子マネー情報を減算する電子マネー情報減算手段とを備え、
    前記管理用サーバは、さらに、
    前記チャージ要求情報出力手段から前記チャージ要求情報が送信されてきたことを条件として、前記送信済状態更新手段により登録状態が送信済状態に更新されていない前記特定用情報が前記要求元携帯用記録媒体について前記特定用情報登録手段に登録されているか否かを判定する登録判定手段を備え、
    前記チャージ受付情報出力手段は、前記送信済状態更新手段により登録状態が送信済状態に更新されていない前記特定用情報が前記特定用情報登録手段に登録されていると前記登録判定手段により判定されたことを条件として、前記チャージ受付情報を出力しないことを特徴とする、遊技用電子マネーシステム。
  2. 前記店舗内サーバは、
    前記店舗内コンテンツデータ記憶手段に記憶されている記憶コンテンツデータのうち、前記コンテンツデータ受信手段により受信した受信コンテンツデータの提携店舗に対応する記憶コンテンツデータが、前記受信コンテンツデータと同一であるか否かを判定する店舗内コンテンツデータ判定手段と、
    該店舗内コンテンツデータ判定手段により同一でないと判定された場合、該同一でないと判定された前記記憶コンテンツデータを、前記受信コンテンツデータに更新する店舗内コンテンツデータ更新手段とをさらに備える、請求項に記載の遊技用電子マネーシステム。
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