JP4899993B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置に係り、更に詳しくは空気調和装置の除霜運転に関するものである。
空気調和装置では、寒冷地における冬季等の室外側熱交換器の着霜を効率良く除去すべく、室内側交換器で冷媒を蒸発させ室内の熱を奪い、室外側熱交換器で凝縮し、着霜を溶解し除去する除霜運転を行っている。
一方、冷媒回路に四路切換弁に替えて複数の開閉弁を用い、該開閉弁により冷媒の流れ方向を切り換えるようにした空気調和装置が開示されている。(下記特許文献1乃至3参照)
特開昭58−193058号公報
特開2004−316965号公報
特開2005−16890号公報
しかしながら、従来の空気調和装置では、現に利用者が存在し、暖房運転の必要のある室内から熱の回収がなされるため、室内温度が低下し、利用快適性が損なわれるという問題があった。
また、上記特許文献1乃至3に記載の空気調和装置は、四路切換弁に替えて複数の開閉弁を用いることで、運転開始時の立ち上がり時間を短縮できる等の効果を有するものである。しかし、これらはいずれも1台の室外機に対して1台の室内機が接続された空気調和装置に関する技術である。そして、室外側熱交換器の除霜を行う際にはやはり暖房運転の必要のある室内から熱の回収がなされていた。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、複数の開閉弁を備えた空気調和装置において、室内温度を低下させることなく除霜運転の可能な空気調和装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る空気調和装置は、圧縮機及び室外側熱交換器を備えた複数の室外機が、室内側熱交換器及び第1膨張手段を備えた一又は複数の室内機に並列に配管接続されてなる冷媒回路と、冷媒回路を流通する冷媒が室外側熱交換器で凝縮して室内側熱交換器で蒸発する第1動作と、冷媒が室内側熱交換器で凝縮して室外側熱交換器で蒸発する第2動作とを切り換えるための切換機構と、切換機構の切り換えを制御する制御手段とを備え、切換機構は、冷媒回路に接続された4つの開閉弁を備えるとともに、制御手段は、第1動作が行われるように第1及び第3開閉弁だけを開く第1状態と、第2動作が行われるように第2及び第4開閉弁だけを開く第2状態とに切り換わるよう制御する空気調和装置であって、各室外機は、冷媒回路の室外側熱交換器に接続された第5開閉弁と、第5開閉弁に並列に接続された第2膨張手段とを備え、複数の室外機のうち一の室外機を除霜運転する時、制御手段は、一の室外機の室外側熱交換器を凝縮器として作用させるよう一の室外機の切換機構を制御し、一の室外機の第5開閉弁を閉止するとともに一の室外機の第2膨張手段を所定の開度に調整する一方、他の室外機の室外側熱交換器を蒸発器として作用させるよう他の室外機の切換機構を制御し、他の室外機の第5開閉弁を開放するとともに他の室外機の第2膨張手段を閉じる制御を行う構成にしてある。
本発明にかかる空気調和装置は、4つの開閉弁からなる切換機構を有する空気調和装置において、各室外機に第5開閉弁及び第2膨張手段を備え、複数の室外機のうち一の室外機を除霜運転する時、制御手段は、一の室外機の室外側熱交換器を凝縮器として作用させるよう一の室外機の切換機構を制御し、一の室外機の第5開閉弁を閉止するとともに一の室外機の第2膨張手段を所定の開度に調整する一方、他の室外機の室外側熱交換器を蒸発器として作用させるよう他の室外機の切換機構を制御し、他の室外機の第5開閉弁を開放するとともに他の室外機の第2膨張手段を閉じる制御を行うので、この第5開閉弁及び切換機構の開閉と、第2膨張手段の開度を調整することによって、室内機の停止時や室内の暖房運転を継続しながら一つの室外側熱交換器の除霜を行うことが可能となる。よって、室内温度を維持でき、利用快適性が向上する。
実施の形態1.
図1,2,4は本発明の一実施形態に係る空気調和装置1aの冷媒回路4a,4bを示す図であり、図1は冷房運転時、図2は暖房運転時、図4は除霜運転時の状態を示す。また、図3は除霜運転時の制御フロー図である。
各図において、この実施形態に係る空気調和装置1aは、1台の室内機3に2台の室外機2a,2bが並列に接続されてなる構造を有する。そして、室内機3に室外機2aが接続され形成された冷媒回路を4aとし、同じ室内機3に室外機2bが接続され形成された冷媒回路を4bとする。
室外機2aからの冷媒と室外機2bからの冷媒とは合流点G1,G2において合流する。
従って、冷媒回路4aは、室外機2a内に備えた圧縮機11、室外側熱交換器13及び切換機構6aと、室内機3内に備えた第1膨張手段15a及び室内側熱交換器14とが配管接続されてなる構造を有する。
切換機構6aは、冷媒回路4aを流通する冷媒の循環方向を切り換えるため備えており、この切り換えによって冷暖房運転及び除霜運転の切り換えが行われる。
切換機構6aは室外機2a内に備えており、4つの開閉弁16a,16b,16c,16dを順に閉ループ状に接続したブリッジ回路7aにより構成される。このブリッジ回路7aの第1開閉弁16aと第2開閉弁16bとの間の冷媒配管は、吸入管19aにより圧縮機11の吸入側に接続され、第3開閉弁16cと第4開閉弁16dとの間の冷媒配管は、吐出管19bにより圧縮機11の吐出側に接続されている。
また、第1開閉弁16aと第4開閉弁16dとの間の冷媒配管は、第1接続配管19cにより合流点G1に接続され、第2開閉弁16bと第3開閉弁16cとの間の冷媒配管は、室外配管19gにより室外側熱交換器13に接続されている。
よって、ブリッジ回路7aにおいて、第1開閉弁16aを開閉すると第1接続配管19cと吸入管19aとの間の冷媒の流れが断続され、第2開閉弁16bを開閉すると吸入管19aと室外配管19gとの間の冷媒の流れが断続される。また、第3開閉弁16cを開閉すると吐出管19bと室外配管19gとの間の冷媒の流れが断続され、第4開閉弁16dを開閉すると吐出管19bと第1接続配管19cとの間の冷媒の流れが断続される。
室外機2a内において、室外側熱交換器13と合流点G2とは第2接続配管19fにより接続され、この第2接続配管19fに第2膨張手段15bを備えている。また、第2膨張手段15bに並列して第5開閉弁16eが設けられている。
また、冷媒回路4bは、室外機2b内に備えた圧縮機21、室外側熱交換器23及び切換機構6bと、室内機3内に備えた第1膨張手段15a及び室内側熱交換器14とが接続されてなる構造を有する。切換機構6bは、冷媒回路4bを流通する冷媒の循環方向を切り換え、冷暖房運転及び除霜運転を切り換えるため備えている。
同様に、室外機2b内の切換機構6bは、4つの開閉弁26a,26b,26c,26dを順に閉ループ状に接続したブリッジ回路7bにより構成され、第1開閉弁26aと第2開閉弁26bとの間の冷媒配管は、吸入管29aにより圧縮機21の吸入側に接続され、第3開閉弁26cと第4開閉弁26dとの間の冷媒配管は、吐出管29bにより圧縮機21の吐出側に接続されている。また、第1開閉弁26aと第4開閉弁26dとの間の冷媒配管は第1接続配管29cにより合流点G1に接続され、第2開閉弁26bと第3開閉弁26cとの間の冷媒配管は室外配管29gにより室外側熱交換器23に接続されている。
よって、ブリッジ回路7bにおいて、第1開閉弁26aを開閉すると第1接続配管29cと吸入管29aとの間の冷媒の流れが、第2開閉弁26bを開閉すると吸入管29aと室外配管29gとの間の冷媒の流れが、第3開閉弁26cを開閉すると吐出管29bと室外配管29gとの間の冷媒の流れが、第4開閉弁26dを開閉すると吐出管29bと第1接続配管29cとの間の冷媒の流れがそれぞれ断続される。
同様に、室外機2b内では、室外側熱交換器23と合流点G2とが第2接続配管29fにより接続され、この第2接続配管29fに第2膨張手段25bを備えている。また、第2膨張手段25bに並列して第5開閉弁26eが設けられている。
各室外機2a,2bの吐出管19b,29bにはそれぞれ逆止弁12,22が設けられており、圧縮機11,21の吐出側に冷媒が逆流するのを防止している。
室内機3は、室内側熱交換器14及び第1膨張手段15aを備えている。室内側熱交換器14の一端側は第1室内配管19dによって合流点G1に接続されており、他端側は第膨張手段15aの一端に接続されている。第膨張手段15aは第2室内配管19eによって合流点G2に接続されている。
室外機2a,2bには、室外側熱交換器13,23の表面温度Ta,Tbを検出する室外側熱交換器温度検出手段Sa,Sb、及び、外気温Toを検出する外気温検出手段Soが設けられ、そして室内機3内には、室内側熱交換器14の表面温度Tuを検出する室内側熱交換器温度検出手段Su、及び、空調室内温度Tiを検出する空調室内温度検出手段Siが設けられている。
制御手段5は、冷房運転制御手段5a、暖房運転制御手段5b、第1制御手段5c、冷媒量制御手段5fを備え、これらにより切換機構6a,6b及び第5開閉弁16e,26eの開閉を制御するとともに、第1膨張手段15a、第2膨張手段15b,25bの開度を制御する。
図1においては、制御手段5を構成する冷房運転制御手段5a、暖房運転制御手段5b、第1制御手段5c及び冷媒量制御手段5fを、一箇所にまとめて示したが、これに限定させず、各手段を室外機2a,2b又は室内機3内のいずれに備えてもよく、各々異なる機内に設けてもよい。特に、冷媒量制御手段5fを室内機3内に備えた場合には、冷媒量制御手段5fの制御対象である第1膨張手段15aが同じ室内機3内に設けられているので、伝送線が短くてすむとともに容易に制御を行うことができる。
冷房運転制御手段5aは、夏季等に冷房運転を行う場合に、冷媒回路4a,4bを流通する冷媒が室外側熱交換器13,23で凝縮して室内側熱交換器14で蒸発する第1動作を行うよう第1及び第3開閉弁16a,16c,26a,26cだけを開く第1状態に切り換える制御を行うものである。
例えば、室外機2aのみを運転することで室内を冷房する場合には、図1に示すように、第1開閉弁16a及び第3開閉弁16cを開き、第2開閉弁16b及び第4開閉弁16dを閉じる。また、第5開閉弁16eは開き、第2膨張手段15bを閉じ、圧縮機11を運転する。この状態で、冷媒回路4aは室外側熱交換器13が凝縮器となって室内側熱交換器14が蒸発器となる第1動作(冷房運転)を行う。
具体的には、図1において矢印で示すように圧縮機11から吐出された冷媒は、逆止弁12を経て吐出管19bを通ってブリッジ回路7aに流入する。更に、第3開閉弁16cを経て室外配管19gを通って室外側熱交換器13へ流入する。冷媒は、この室外側熱交換器13で室外空気と熱交換して凝縮し、第5開閉弁16e、第2接続配管19f、合流点G2、第2室内配管19eを通り、第1膨張手段15aを通過して減圧され、その後に室内側熱交換器14へ送られる。
室内側熱交換器14では冷媒が蒸発して室内を冷却する。更に、室内側熱交換器14から第1室内配管19d、合流点G1、第1接続配管19cを通ってブリッジ回路7aに流入する。ブリッジ回路7aで第1開閉弁16aを通り、吸入管19aから圧縮機11へ吸入され、圧縮された後に圧縮機11から吐出される。
上記第1動作による運転(冷房運転)は、寒冷地における冬季等の室外側熱交換器13の着霜を除去する際にも利用可能である。その際、室内側交換器14で冷媒を蒸発させ室内の熱を奪うので、この奪われた熱量だけ室内温度が低下することとなる。
暖房運転制御手段5bは、冬季等に暖房運転を行う場合に、冷媒回路4a,4bを流通する冷媒が室内側熱交換器14で凝縮して室外側熱交換器13,23で蒸発する第2動作を行うよう第2及び第4開閉弁16b,16d,26b,26dだけを開く第2状態に切り換える制御を行うものである。
例えば、室外機2aのみを運転することで室内を暖房する場合には、図2に示すように、第2開閉弁16b及び第4開閉弁16dを開き第1開閉弁16a及び第3開閉弁16cを閉じる。また、第5開閉弁16eを開き、第2膨張手段15bを閉じ、圧縮機11を運転する。この状態で冷媒回路4aは、室内側熱交換器14が凝縮器となって室外側熱交換器13が蒸発器となる第2動作(暖房運転)を行う。
具体的な冷媒の流れは、図2において矢印で示すように、圧縮機11から吐出した冷媒は、逆止弁12を経て吐出管19bを通ってブリッジ回路7aに流入する。更に、第4開閉弁16dを経て第1接続配管19c、合流点G1、第1室内配管19dを通って室内側熱交換器14へ流入する。室内側熱交換器14で冷媒が凝縮し室内が加熱される。
室内側熱交換器14から流出した冷媒は、第1膨張手段15aを通過して減圧され、その後に第2室内配管19e、合流点G2、第2接続配管19f、第5開閉弁16eを通り、室外側熱交換器13に流入する。冷媒は、室外側熱交換器13で室外空気と熱交換して蒸発した後、室外配管19gを通ってブリッジ回路7aへ流入する。ブリッジ回路7aで第2開閉弁16bを通り、吸入管19aから圧縮機11へ吸入され、圧縮された後に圧縮機11から吐出される。
上記冷房及び暖房運転は、室外機2aのみを運転した場合について説明したが、これに限定されず、同様な動作により室外機2bのみを運転してもよく、室外機2a,2bの双方を運転してもよい。特に、真夏や真冬の外気温度と室内温度の差が非常に大きくなる時期などには、室外機2a,2bの双方を運転することで室内機3に流入する冷媒量を多くすることができ、これによって冷暖房能力が向上し、早急に室内空気を目標設定温度に到達させることができる。
制御手段5の第1制御手段5cは冬季等に除霜運転を行う場合に、冷媒回路4a,4bを流通する冷媒が一の室外側熱交換器13または23で凝縮して他の室外側熱交換器23または13で蒸発する第3動作(除霜運転)を行うよう切換機構6a,6b及び第5開閉弁16e,26eの開閉、第2膨張手段15b,25bの開度の制御を行うものである。
例えば、室外側熱交換器13の除霜を行うため、室外機2bを熱源とし、室外側熱交換器13で凝縮し室外側熱交換器23で蒸発する場合には、図3に示すように、処理S1で、室外機1bが暖房運転中かどうかを判断する。そして暖房運転中であれば処理S2に進む。処理S2では外気温度Toに基づいて予め定められた所定の基準室外側熱交換器温度Ts1と、室外側熱交換器温度検出手段Saによって検出した室外側熱交換器温度Taとを比較する。そして室外側熱交換器温度Taの方が基準室外側熱交換器温度Ts1よりも低いときは、除霜運転の必要があるので処理S3に進む。
処理S3において、処理S2のTs1>Taの条件を満たす状態で例えばt=10分間といった所定時間経過しているかどうかを判断する。Ts1>Taの状態で所定時間tを経過した場合には処理S4に進み、他の室外機2bがこの時点で運転しているか否かを判断する。室外機2bが運転していなければ、処理S5において、室外機2bの運転を開始し、室内を暖房する際の熱源を室外機2aから室外機2bに移動し、室外機2bと室内機3との間に構成される冷媒回路4bによって室内を暖房する。その際、図4に示すように、切換機構6bの第2開閉弁26b及び第4開閉弁26dを開き、第1開閉弁26a及び第3開閉弁26cを閉じるとともに第5開閉弁26eを開き、第2膨張手段25bを閉じ、圧縮機21を運転する。
処理S4において他の室外機2bが既に運転中である場合には、そのまま室外機2bと室内機3との間に構成される冷媒回路4bにおいて暖房運転を継続する。
続いて、処理S6において、外気温度Toが例えば0℃といった霜が生じるとされる基準外気温度Tfより高いかどうか判断する。外気温度Toが基準外気温度Tfより高く処理S6の条件を満たさない場合には処理S8に進む。
このように外気温度Toが基準外気温度Tfより高い場合には室外機2a内への低温冷媒の流入を停止するだけで室外側熱交換機13の除霜が可能となる。よって、図5に示すように、室外機2a内のブリッジ回路7aの第1乃至第4開閉弁16a〜16d及び第5開閉弁16eを閉じ、第2膨張手段15bの開度を最小とし、且つ圧縮機11を停止する。そして、室外側熱交換器13に空気を送る送風機(図示しない)を停止又は通常と逆方向に回転する。
これにより、外気温度を利用して非常に容易に室外側熱交換器13の除霜ができる。室外機2aの機能を停止するので運転コストがかからず、上記のような単純な操作だけで除霜ができることとなる。
第2膨張手段15bの開度を最小としたのは、室外側熱交換器13に接続されている第2開閉弁16b、第3開閉弁16c及び第5開閉弁16eの全てが閉じているため、室外側熱交換器13内に存在する冷媒が外気温度により暖められ蒸発した場合に内圧が異常上昇するのを抑制するためである。これにより、室外側熱交換器13内の冷媒を、第2膨張手段15bを介して第2接続配管19fへ逃がすことができ、室外側熱交換器13内の冷媒圧力の異常上昇を抑制することができる。
また、送風機を逆回転した場合には、室外側熱交換器13内に通常とは逆方向の気流が発生することによって室外側熱交換器13に付着している水滴をより多く落下させることができる。更に、この通常とは逆方向の気流により、室外側熱交換器13に付着している異物を取り除くことができ、室外側熱交換器13表面を洗浄することが可能となる。
図3に示す処理S6において、外気温度Toが基準外気温度Tfより低い場合には、室外機2a内への冷媒の流入を停止するだけでは室外側熱交換器13の除霜を行うことができないので、処理S7に進み、除霜運転を開始する。
処理S7では、図4に示すように、室外機2a内のブリッジ回路7aの第3開閉弁16c及び第4開閉弁16dを開き、第1開閉弁16a及び第2開閉弁16bを閉じる。また、第5開閉弁16eを閉じ、第2膨張手段15bを所定の開度になるように制御する。
所定の開度とは、暖房運転中の室内機の第1膨張手段15aと同様に、室外側熱交換器13で凝縮した液冷媒を低圧まで膨張減圧する際に、室外側熱交換器13出口の液冷媒の過冷却度を調整するものであるが、室内機3の暖房能力を確保するために、室外側熱交換器13への流入冷媒量を抑制する必要があるので、第2膨張手段15bの過冷却度を大きくとり、室内側熱交換器14の容量に対する第1膨張手段15aの開度よりもやや小さい開度にある。過冷却度は室外側熱交換器温度検出手段Saによって検出される室外側熱交換器温度Taから室外側熱交換器13の流出側冷媒温度T1を引いた値となる。
具体的な冷媒の流れは、図4において矢印で示すように、室外機2b内の圧縮機21から吐出され、逆止弁22を経て吐出管29bを通ってブリッジ回路7bに流入する。そして、第4開閉弁26d、第1接続配管29cを経て合流点G1に至る。ここで、一部の冷媒は第1室内配管19dを通って室内機3内へ流入し室内の暖房に利用されるが、残りの冷媒は第1接続配管19cから室外機2a内に流入する。そして、ブリッジ回路7aに達し、第4開閉弁16d、第3開閉弁16cを経て、室外配管19gを通り、室外側熱交換器13で室外空気と熱交換して凝縮し、室外側熱交換器13に付着した霜を溶解する。
その後、第2膨張手段15、第2接続配管19fを通り合流点G2に至る。合流点G2において、室内機3からの冷媒と合流し、第2接続配管29fから室外機2b内に流入する。第5開閉弁26eを通って、室外側熱交換器23に流入し、室外側熱交換器23で室外空気と熱交換して冷媒が蒸発した後、室外配管29gを通ってブリッジ回路7bへ流入する。ブリッジ回路7bで第2開閉弁26bを通り、吸入管29aから圧縮機21へ吸入され、圧縮された後に圧縮機21から吐出される。
このように、室外機2a内の室外側熱交換器13が凝縮器として機能し、室外機2b内の室外側熱交換器23が蒸発器として機能することで、室外側熱交換器13の除霜を行うよう制御する。その際、合流点G1において冷媒が室外機2a及び室内機3の双方に流入するように制御するので、室内機3内に流入した冷媒は室内側熱交換器14で凝縮し、室内を暖房することができる。よって、室内の暖房を中止することなく室外側熱交換器13の除霜を行うことが可能となり、従来のような除霜運転を行っている間の室内温度の低下がなく、快適性が損なわれない。
上記した冷媒の流れのうち、室外機2a内のブリッジ回路7aに流入した冷媒は、第4開閉弁16d、第3開閉弁16cを通って室外配管19gに達するので、第1開閉弁16a及び第2開閉弁16bを通って室外配管19gに達する場合よりも、停止している圧縮機11への冷媒流入をより確実に阻止することができる。即ち、第1開閉弁16aと第2開閉弁16bとの間の配管は、圧縮機11への冷媒流入が可能な吸入管19aに接続されているのに対し、第4開閉弁16dと第3開閉弁16cとの間の配管は吐出管19bに接続され、この吐出管19bには逆止弁12が設けられているので、圧縮機11への冷媒流入をより確実に阻止することができる。
制御手段5の冷媒量制御手段5fは、この除霜運転中に室内側熱交換器14内を流通する冷媒量を減少させ、室外側熱交換器13内を流通する冷媒量を増加させるよう制御を行うものである。具体的には、室内側熱交換器14に送風する送風機(図示しない)の風量を抑え、且つ、目標サブクール量を大きくすることで、第1膨張手段15aの開度を小さくすることにより室内側熱交換器14内を流通する冷媒量を減少させ、室外側熱交換器13内を流通する冷媒量を増加させる。
これにより、室外側熱交換器13の除霜を短時間で終了することができ、暖房効率を向上させることができる。特に、室内温度Tiが目標設定温度に近接している場合には、室外機2bの運転負荷が小さいので、室内機への冷媒流量は元々少なくても良く、このように冷媒量制御手段5fによって除霜の必要のある室外側熱交換器13内を流通する冷媒量を増加させても室内環境に与える影響は少ない。
また、室内温度Tiが目標設定温度に達している場合には、サーモOFF条件となり圧縮機を停止するので、その機会に除霜運転を行うようにしてもよい。このようにすることで、通常の除霜開始条件を満たさなくても室外側熱交換器13の除霜を頻繁に行うので、室外側熱交換器13に生じた多量の着霜を一度に除く場合に比較して、室内機3及び室外機2aの双方に冷媒を送らなければならない時間を短縮することができる。
また、室内温度Tiが目標設定温度に達している場合には、通常の除霜運転のように室外側熱交換器第13で凝縮して、室内側熱交換器14において蒸発する第1動作(冷房運転)により、室外側熱交換器13の除霜を行うよう制御することも可能である。この場合、室内温度Tiが目標設定温度に達しているので、室内の過剰な熱を利用し、除霜しても室内温度の低下は少ない。更に、室内温度Tiが目標設定温度を満たさなくなり室外側熱交換器第13で凝縮して室内側熱交換器14において蒸発する第1動作から、室外側熱交換器第13で凝縮して室外側熱交換器23において蒸発する第3動作、又は、室内側熱交換器第14で凝縮して室側熱交換器13において蒸発する第2動作に切り換える場合にも、室内温度Tiと目標設定温度との差は小さいと考えられるので、暖房能力の立ち上がりの遅さを利用者にさほど意識させることなく、運転することができる。
更に、図3における処理S7に進んで除霜運転を行うよう制御しようとする直前に、空気調和装置1aの運転を停止するようなことがあった場合には、直ちに空気調和装置1aの運転を停止するのではなく、暫く、室外側熱交換器13で凝縮して室外側熱交換器23において蒸発する第3動作、または、室外側熱交換器13で凝縮して、室内側熱交換器14において蒸発する第1動作により室外側熱交換器13の除霜を行った後に空気調和装置1aの運転を停止するよう予め設定しておくことも可能である。これにより、その後の空気調和装置1aの運転再開時には、室外側熱交換器13は既に除霜されており、暖房の能力立ち上がり特性が向上する。
通常、空気調和装置1aの運転を停止する際には室内には利用者がいなくなると考えられるので、上記のように処理S7に進む直前に空気調和装置1aの運転を停止した場合に、室外側熱交換器13で凝縮して、室内側熱交換器14において蒸発する第1動作を行って室内の熱を回収しても何ら不都合は生じない。そして、利用者のいなくなった室内の熱を回収し室外側熱交換器13の除霜に利用することで、エネルギーを有効に活用できることとなる。
図3における処理S7または処理S8から処理S9に進み、処理S9において室外側熱交換器温度Taが基準室外側熱交換器温度Ts1より高い値に設定された第2の基準室外側熱交換器温度Ts2より高くなり、処理S9の条件を満たさなくなったとき、処理S10へ進み、処理S10において第1制御手段5による除霜運転を終了する。
除霜運転の終了時には室外側熱交換器13へ空気を送る送風機(図示せず)を逆回転してもよい。これにより、上述した場合と同様に通常とは逆方向の気流が室外側熱交換器13内に発生し、室外側熱交換器13表面に付着した小さな水滴を落下させることが可能となり、付着異物をこの逆方向の気流により取り除くといったことが可能となり、室外側熱交換器13の洗浄ができる。
除霜運転終了後、室外機2aを第2動作により運転再開し、室外機2bを運転停止してもよく、そのまま室外機2bを運転継続し、室外機2aを停止した状態としてもよい。室外機2bを運転継続し、室外機2aを停止した状態とし、熱源を室外機2aから室外機2bへ移動した場合には、圧縮機11,21の運転時間を平準化できるので、装置寿命を長くすることができる。
実施の形態2.
次に、他の実施形態として、第2制御手段5dによって制御を行う場合について説明する。上記実施形態1にかかる空気調和装置1aの場合には、除霜を行っている室外側熱交換器13と同一室外機2a内に備えた圧縮機11は、運転継続することなく停止した状態で除霜運転を行った。これに対し、本実施形態2にかかる第2制御手段5dは、室外機2a内の圧縮機11を運転しつつ室外側熱交換器13の除霜を行うよう制御するものである。
本実施形態2にかかる空気調和装置1bは、上記実施形態1にかかる空気調和装置1aと同一の冷媒回路4a,4bにより構成され、冷房運転制御手段5a及び暖房運転制御手段5bにより、上記した第1動作及び第2動作を行うよう制御する。
第2制御手段5dが例えば室外機2a内の室外側熱交換器13の除霜を行う場合、上記実施形態1の図3に示すフロー図と同様のフロー図により制御される。そして、図3における処理S7において、以下のように切換機構6a及び第5開閉弁16eを開閉し第2膨張手段15bの開度を制御することで、室外側熱交換器13の除霜を行う。
即ち、図6に示すように、ブリッジ回路7aの第1開閉弁16a及び第3開閉弁16cを開き、第2開閉弁16b及び第4開閉弁16dを閉じ、第5開閉弁16eを閉じ、第2膨張手段15bを上述した所定の開度になるよう制御する。その際、圧縮機11は運転を継続したままとする。
この場合には冷媒は、室外機2b内の圧縮機21から吐出され、逆止弁22を経て吐出管29bを通ってブリッジ回路7bに流入する。更に、第4開閉弁26dを経て第1接続配管29cを通り、合流点G1に至る。ここで、一部の冷媒は第1室内配管19dを通って室内機3内へ流入するが、残りの冷媒は第1接続配管19cから室外機2a内に流入する。
そして、ブリッジ回路7aに達し、第1開閉弁16aを経て、吸入管19aを通り、圧縮機11で更に圧縮される。その後、圧縮機11から吐出した冷媒は、逆止弁12を経て吐出管19bを通り、再度ブリッジ回路7aに流入する。そして、第3開閉弁16cを経て室外配管19gを通り室外側熱交換器13で室外空気と熱交換して凝縮し、室外側熱交換器13に付着した霜を熔解する。
その後、第2膨張手段15bで膨張し、第2接続配管19fを通り 合流点G2に至り、室内機3からの冷媒と合流して第2接続配管29fから室外機2b内に流入する。その後、第5開閉弁26eを通り、室外側熱交換器23に流入する。冷媒は、室外側熱交換器23で室外空気と熱交換して蒸発した後、室外配管29gを通ってブリッジ回路7bへ流入する。そして、第2開閉弁26bを通り、吸入管29aから圧縮機21へ吸入され、圧縮された後に圧縮機21から吐出される。
これにより、室外機2a内の室外側熱交換器13が凝縮器として機能し、室外機2b内の室外側熱交換器23が蒸発器として機能し、室外側熱交換器13の除霜を行うことができる。従って、上記実施形態1と同様に室内の暖房を停止することなく室外側熱交換器13の除霜を行うことができ、除霜運転を行っている間にも室内温度が低下せず、快適性が損なわれない。
更に、室外機2a内に備えている圧縮機11が運転継続しており、室外機2b内の圧縮機21において一旦圧縮された冷媒を、補助的に更に圧縮することができる。よって、上記実施形態1の場合に比較して室外側熱交換器13へ流入する冷媒の圧力及び温度は高くなり、効率よく早急に室外側熱交換器13の除霜を行うことができる。
実施形態3.
更に他の実施形態として、第3制御手段5eによって制御を行う場合について説明する。上記実施形態1,2にかかる空気調和装置1a,1bは、室内の暖房運転を行いつつ、室外側熱交換器13の除霜を行う制御を行ったが、本実施形態3にかかる空気調和装置1cは室内の暖房運転を行わない状態において、室外側熱交換器13の除霜を行うよう制御するものである。
本実施形態3にかかる空気調和装置1cは、上記実施形態1,2にかかる空気調和装置1a,1bと同一の冷媒回路4a,4bにより構成され、冷房運転制御手段5a及び暖房運転制御手段5bにより冷房及び暖房の各運転制御が行われる。
次に、例えば、第3制御手段5eが室外側熱交換器13の除霜を行うよう制御する場合について、図7に示すフロー図に基づき説明する。同図に示すように、第3制御手段5eは、まず、処理S11で室外機2a,2bが熱源として運転しているかどうかを確認する。室外機2a,2bが熱源として運転を行っている場合には、第3制御手段5eによる制御を終了し、上記した実施形態1又は実施形態2の第1制御手段5c又は第2制御手段5によって室外側熱交換器13の除霜を行う。
室外機2a,2bが熱源として運転していない場合には、処理S12に進み、外気温度より低い第3の基準室外側熱交換器温度Ts3と、室外側熱交換器温度検出手段Saによって検出した室外側熱交換器温度Taとを比較する。そして室外側熱交換器温度Taの方が第3の基準室外側熱交換器温度Ts3よりも高い場合には、除霜の必要はないので、第3制御手段5eによる制御を終了する。
室外側熱交換器温度Taの方が基準室外側熱交換器温度Ts3よりも低い場合には、処理S13に進み、外気温度Toが、霜が生じるとされる基準外気温度Tfより高いかどうか判断する。外気温度Toが基準外気温度Tfより高い場合には上記実施形態1,2と同様に、室外機2aの運転を停止した状態で室外側熱交換器13の除霜ができるので、そのまま室外機2aが停止した状態を継続し、第3制御手段5eによる制御を終了する。
外気温度Toが基準外気温度Tfより低い場合には、処理S14に進み、以下のようにして、室外側熱交換器13の除霜を行う。
即ち、図8に示すように、室外機2a内の第1開閉弁16a及び第3開閉弁16cを開き、第2開閉弁16b、第4開閉弁16d及び第5開閉弁16eを閉じ、第2膨張手段15bを所定の開度になるよう制御する。更に、室外機2b内の第3開閉弁26c、第4開閉弁26d及び第5開閉弁26eを開き、第1開閉弁26a及び第2開閉弁26bを閉じるとともに、第2膨張手段25bを閉じる。この状態で、室外機2a内の圧縮機11を運転するよう制御する。
この場合、冷媒は、室外機2a内の圧縮機11から吐出され、逆止弁12を経て吐出管19bを通ってブリッジ回路7aに流入する。更に、第3開閉弁16cを経て室外配管19gを通り室外側熱交換器13で室外空気と熱交換して凝縮し、室外側熱交換器13に付着した霜を溶解する。
その後、第2膨張手段15b、第2接続配管19fを通り合流点G2に至り、第2接続配管29fから室外機2b内に流入する。そして、第5開閉弁26eを通り、室外側熱交換器23に流入する。冷媒は、室外側熱交換器23で室外空気と熱交換して蒸発した後、室外配管29gを通ってブリッジ回路7bへ流入し、第3開閉弁26c、第4開閉弁26dを経て、第1接続配管29cから合流点G1に達する。その後、第1接続配管19cからブリッジ回路7aに流入し、第1開閉弁16aを経て、吸入管19aを通り、圧縮機11で圧縮された後、圧縮機11から吐出する。
このように、室外側熱交換器13が凝縮器として機能し、室外側熱交換器23が蒸発器として機能することにより、室外側熱交換器13の除霜を行うことができる。従って、暖房運転停止後の室外機2a,2bの間で、除霜運転を行うことが可能となる。
また、冷媒の流れのうち、室外機2b内のブリッジ回路7bに流入した冷媒は、第3開閉弁26c、第4開閉弁26dを通って室外配管29cに達するので、第2開閉弁26b及び第1開閉弁26aを通って室外配管29cに達する場合よりも、停止している圧縮機21への冷媒流入をより確実に阻止することができる。即ち、第1開閉弁26aと第2開閉弁26bとの間の配管は、圧縮機21への冷媒流入が可能な吸入管29aに接続されているのに対し、第3開閉弁26cと第4開閉弁26dとの間の配管は吐出管29bに接続され、この吐出管29bには逆止弁22が設けられているので、停止中の圧縮機21への冷媒流入をより確実に阻止することができる。
図7における処理S14から処理S15に進み、処理S15において室外側熱交換器温度Taが第3の基準室外側熱交換器温度Ts3より高く設定された第4の基準室外側熱交換器温度Ts4より高くなり、処理S15の条件を満たさなくなったとき、処理S16へ進み、処理S16において第3制御手段5による除霜運転を終了し、室外機2a,2bは本制御開始前と同じ状態となる。
尚、実施形態2、3においても、上記実施形態1と同様に、室内温度Tiが目標設定温度に達している場合に、除霜運転を頻繁に行うようにしてもよく、冷媒量制御手段5fにより室内機3に流入する冷媒量を抑制してもよい。また、空気調和装置1b,1cの運転が停止された場合に室内の熱を回収してもよく、所定の条件下で室外側熱交換器13に送風する送風機を逆回転してもよく、更に、第1膨張手段15bの開度を最小としてもよい。これらにより実施形態1と同様の効果が得られる。
また、上記の実施形態では、室外機2a,2bを2台としたが、本発明の空気調和装置はそれに限定されるものでなく、3台以上の室外機を並列に接続してもよい。また、室内機3を1台としたが、2台以上の室内機を並列に接続してもよく、そのような場合にも同様の動作により、除霜を行うことができる。その際、複数の室内機の中でも特に目標設定温度に最も近い室内機を強制的に目標設定温度に達したものとして運転することで、室内温度の低下を最小限に抑えるとともに、除霜運転の際の熱源を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る空気調和装置の冷房運転時の冷媒回路図である。 前記空気調和装置の暖房運転時の冷媒回路図である。 前記空気調和装置の第1制御手段のフロー図である。 前記空気調和装置の除霜運転時の冷媒回路図である。 前記空気調和装置の除霜運転時の他の冷媒回路図である。 本発明の他の実施形態に係る空気調和装置の除霜運転時の冷媒回路図である。 本発明の更に他の実施形態に係る空気調和装置の第3制御手段のフロー図である。 前記空気調和装置の除霜運転時の冷媒回路図である。
1a,1b,1c 空気調和装置
2a,2b 室外機
3 室内機
4a,4b 冷媒回路
5 制御手段
5c 第1制御手段
5d 第2制御手段
5e 第3制御手段
5f 冷媒量制御手段
6a,6b 切換機構
11,21 圧縮機
13,23 室外側熱交換器
室内側熱交換器
15a 第1膨張手段
15b,25b 第2膨張手段
16a,26a 第1開閉弁
16b,26b 第2開閉弁
16c,26c 第3開閉弁
16d,26d 第4開閉弁
16e,26e 第5開閉弁
Ta,Tb 室外側熱交換器温度
To 外気温
Ts1,Ts2,Ts3,Ts4 基準室外側熱交換器温度

Claims (6)

  1. 圧縮機及び室外側熱交換器を備えた複数の室外機が、室内側熱交換器及び第1膨張手段を備えた一又は複数の室内機に並列に配管接続されてなる冷媒回路と、前記冷媒回路を流通する冷媒が前記室外側熱交換器で凝縮して前記室内側熱交換器で蒸発する第1動作と、前記冷媒が前記室内側熱交換器で凝縮して前記室外側熱交換器で蒸発する第2動作とを切り換えるための切換機構と、前記切換機構の切り換えを制御する制御手段とを備え、前記切換機構は、前記冷媒回路に接続された4つの開閉弁を備えるとともに、前記制御手段は、前記第1動作が行われるように第1及び第3開閉弁だけを開く第1状態と、前記第2動作が行われるように第2及び第4開閉弁だけを開く第2状態とに切り換わるよう制御する空気調和装置であって、前記各室外機は、前記冷媒回路の前記室外側熱交換器に接続された第5開閉弁と、前記第5開閉弁に並列に接続された第2膨張手段とを備え、前記複数の室外機のうち一の室外機を除霜運転する時、前記制御手段は、前記一の室外機の前記室外側熱交換器を凝縮器として作用させるよう前記一の室外機の前記切換機構を制御し、前記一の室外機の前記第5開閉弁を閉止するとともに前記一の室外機の前記第2膨張手段を所定の開度に調整する一方、他の室外機の前記室外側熱交換器を蒸発器として作用させるよう前記他の室外機の前記切換機構を制御し、前記他の室外機の前記第5開閉弁を開放するとともに前記他の室外機の前記第2膨張手段を閉じる制御を行うことを特徴とする空気調和装置。
  2. 制御手段が、一の室外機の第3及び第4開閉弁、並びに他の室外機の第2、第4及び第5開閉弁だけを開放し、一の室外機の第2膨張手段の開度を調整し、他の室外機の第2膨張手段を閉じるとともに、他の室外機内の圧縮機を運転するよう制御することにより一の室外機の室外側熱交換器の除霜を行う第1制御手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 制御手段が、一の室外機の第1及び第3開閉弁、並びに、他の室外機の第2、第4及び第5開閉弁だけを開放し、一の室外機の第2膨張手段の開度を調整し、他の室外機の第2膨張手段を閉じるとともに、一の室外機内の圧縮機及び他の室外機内の圧縮機を運転するよう制御することにより、一の室外機の室外側熱交換器の除霜を行う第2制御手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  4. 制御手段が、一の室外機の第1開閉弁及び第3開閉弁、並びに他の室外機の第3開閉弁、第4開閉弁及び第5開閉弁だけを開放し、一の室外機内の第2膨張手段を開度を制御し、他の室外機の第2膨張手段を閉じるとともに、一の室外機の圧縮機を運転するよう制御することにより、一の室外機の室外側熱交換器の除霜を行う第3制御手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  5. 制御手段が、外気温度と、室外側熱交換器の表面温度である室外側熱交換器温度と、所定の基準室外側熱交換器温度とに基づいて制御される除霜運転時、前記外気温度が霜が生じるとされる基準外気温度より高い場合、一の室外機の圧縮機を停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 制御手段が、一の室外機が除霜運転を行っている時、内側熱交換器内を流通する冷媒量を減少させることにより、並列に接続される前記一の室外機の室外側熱交換器内を流通する冷媒量を増加させるよう制御する冷媒量制御手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の空気調和装置。
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