JP4899866B2 - 自動プライミング方法 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、血液回路に接続された血液浄化器を含む血液浄化回路を自動的にプライミングするための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に血液浄化回路はその透析使用に先立って、血液回路内にプライミング液(一般には生理食塩水が用いられる)を導入充填して血液回路内に存在している異物および空気を除去する処理、即ちプライミング処理を行っている。
従来の透析装置では、生理食塩水を用いて手作業にて血液回路のプライミングを実施していたが、最近では自動プライミング装置を用いてプライミングを行っている。
【0003】
自動プライミング装置として特許文献1には以下のような開示がある。すなわち、ダイアライザーを含む血液回路に血液ポンプを備えた人工透析装置であって、動脈側血液回路と静脈側血液回路を連結して循環回路を形成し、該血液回路のドリップチャンバーの上部にオーバーフロー用のチューブおよび開閉手段を設け、かつ、該チューブを開閉手段を開いた状態で前記血液ポンプを作動させてプライミング液を回路に循環させると共に、プライミング液貯留容器より循環回路にプライミング液を所定の流量で供給することにより、前記オーバーフロー用チューブよりプライミング液の一部を排出してプライミングを行う手段の記述がある。
しかし、この方法でプライミングを実施した場合、入側のドリップチャンバーにエアーが残ったままで、プライミング液(生理食塩水)を充填することができないという問題が生じる。
【0004】
このような問題を解消するために、特許文献2には、血液浄化回路の自動プライミング処理方法において、血液回路に設けた動脈側チャンバー(上記特許文献1の入側ドリップチャンバーに相当する。)を上下逆に設置してプライミングする方法が提案されている。この方法を採用した場合にその後の透析治療時には設置方向を元に戻す操作が必要である。この操作が行われないと、ドリップチャンバーの目的の一つである気泡のトラップができなくなる。
【特許文献1】
実公平5−19076号公報
【特許文献2】
特開平8−38597号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した従来の技術に対して本発明は、自動プライミングにおける動脈側チャンバーを透析治療中と同じ正位置にしたままプライミングを実施すると共に、その方法として血液ポンプの正逆回転を使用し、とくに逆回転時の速度を調整(比較的低速に)することにより、ダイアライザーへの空気等の混入防止を確実に排除する自動プライミング方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は、接続部1と、該接続部1と相互に接続された血液ポンプP1と、該血液ポンプP1と相互に接続された動脈チャンバーC2と、該動脈チャンバーC2と相互に連結された血液浄化器Dとを備えた動脈血液回路L1と、
接続部2と、該接続部2及び前記血液浄化器Dがそれぞれ相互に接続された静脈チャンバーC1と、これら接続部2と静脈チャンバーC1との間に設けられた、接続部2と静脈チャンバーC1との接続を開閉するバルブPV2とを備えた静脈血液回路L2と、
生理食塩水S1を貯蔵する貯留容器S、および前記動脈血液回路L1における接続部1と血液ポンプP1との間の分岐部aで接続された該容器Sに連続する供給管Kと、
静脈チャンバーC1に接続されたオーバーフローラインO、および該オーバーフローラインOに配設された、オーバーフローラインOを開閉するバルブPV1と、
を備えた血液浄化回路において、前記動脈血液回路L1の接続部1と静脈血液回路L2の接続部2とを接続して循環回路を形成して、以下に規定する
(1)生理食塩水の初期注入工程、(2)オーバーフロー工程、(3)逆方向再循環処理工程からなり、この工程に続いて順方向再循環工程を実施しても良く(オーバーフローラインOを開閉するバルブPV1および接続部2と静脈チャンバーC1との接続を開閉するバルブPV2を開にし、血液ポンプP1を正回転で運転して、生理食塩水を供給し、循環しながらオーバーフローラインOから余剰の生理食塩水を排出する。請求項5記載の工程)、さらに必要に応じ(4)順方向循環処理工程を実施することを特徴とする自動プライミング方法である。
なお、供給管Kには液切れ検出器Eや供給管開閉用にバルブPV3等が配置されていてもよく、また、各バルブや血液ポンプP1には、これらの操作を制御する操作制御部Fと接続させていてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、上記したプライミング方法によって、チャンバーの設置方向を正位置としているため、逆位置にセットした場合のように、透析治療を実施時にこれを正位置に戻す作業を忘れるなどの不都合がなくなる。また、血液ポンプの正逆回転を使用し、とくに逆回転時の速度を調整(比較的低速)にすることにより、ダイアライザーへの空気の混入を確実に防止することができる。
さらに、初期注液工程から循環工程間での工程は、事前にプログラムで自動的にセットでき、また、血液回路をカセット化するなどにより、安価な回路を提供できる。
【0008】
以下に本発明にかかる自動プライミング方法を図に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
(イ) 図1(a〜C1までの生食充填)は本発明の生理食塩水を静脈側血液回路L2に充填する初期液注工程であって、血液ポンプP1を停止し、オーバーフローライン開閉手段PV1(バルブ1)、および静脈回路閉鎖手段PV2(バルブ2)を開とし、生理食塩水貯留容器Sよりの落差圧により、生理食塩水が生食ライン分岐部a,PV2を経由して静脈チャンバーC1へ充填し、気泡と共にオーバーフローラインOおよびPV1を通って排出する工程である。
【0009】
(ロ) 次に動脈側血液回路の清浄工程、即ちオーバーフローラインOにより、回路内の気泡および循環生理食塩水の排出を行うオーバーフロー工程の順方向の図を図2に示す。
オーバーフロー工程の順方向ではバルブ1を開きバルブ2を閉じ(バルブ2が閉なのでバルブ2から動脈血液回路L1−静脈血液回路L2を経由して分岐点aまでのラインには生理食塩水が入ったまま)、血液ポンプP1をあらかじめ設定した速度100〜300mL/min、好ましくは200mL/min前後で正回転させ、チャンバーC2を通して生理食塩水を送ることで、aからC1までの回路を生理食塩水で充填すると共に、血液回路内の気泡をオーバーフローラインO−バルブ1と通して排出する工程である。この工程でのP1速度は極低速だと時間が長時間かかるし、あまりにも高速にすると生理食塩水が排出されるオーバーフローラインに圧力がかかってしまったり、ダイアライザーにも圧力がかかりすぎる可能性があるため100〜300mL/minの範囲にするのが望ましい。
【0010】
(ハ) 図3にオーバーフロー工程の逆方向再循環工程を示す。オーバーフロー工程の逆方向ではバルブ1、2の両方を開き、血液ポンプP1を10〜50mL/min、好ましくは20mL/min前後で逆回転させることで、動脈チャンバーC2の上部(および、ダイアライザーDの上部)でたまった気泡が抜けると同時に血液モータP1−動脈血液回路L1−静脈血液回路L2を経由してバルブ2から静脈チャンバーC1を通り、オーバーフローラインOからバルブ1へ流れでる。これは、プライミング液が流れる速度(例えば20mL/min)よりも空気が浮き上がる速度の方が速く、動脈チャンバーC2において、オーバーフローラインOのチューブよりもメインラインMのチューブのほうが下に長くなっているため、循環してきた気泡はメインラインに吸い込まれずにオーバーフローラインOに吸い込まれ、オーバーフローラインOの方に流れるようになる。
血液ポンプP1の速度を10〜50mL/minとしたのは動脈チャンバーから追い出され、静脈チャンバーへ入ってきた空気が浮力により上昇する速度よりも低速にすることで、空気の再循環を防止するもので、あまり早いと空気の再混入を招き、逆に低速すぎると空気の追い出しに時間がかかりすぎてしまうためである。
図4に静脈チャンバーC1の構造を示す。プライミングの(ハ)の工程中は貯留する生理食塩水Sの上部に空間があってこの空間はオーバーフローラインOの先端位置で規定され、確保される。生理生食水(プライミング液)中の気泡、動脈チャンバーから排出された気泡は生理食塩水中に埋没させているメインパイプMへ吸い込む速度(血液ポンプ速度10〜50mL/min)よりも浮力によって浮かび上がる速度の方が速いため、メインパイプMに吸い込まれず、この空間の液面の境界面Gまで浮かび上がり、境界面Gに位置しているオーバーフローラインOから排出される。
【0011】
(ニ) 図5は順方向循環処理工程を示す説明図であり必要に応じて実施する。循環工程において、バルブ1を閉じ、バルブ2を開とし、血液ポンプP1を順方向に回転して回路内を循環する。静脈チャンバーC1の下のラインからバルブ2を通り、静脈血液回路L2および動脈血液回路L1から血液ポンプP1へさらに動脈チャンバーC2−ダイアライザーDから静脈チャンバーC1へと循環する。C1下部からC2の上のラインにある微小な気泡はC2上にたまる。またダイアライザーDの下のライン−静脈チャンバーC1の上にある微小な気泡はC1にたまる。
この工程においては微小な気泡をチャンバー(C1,C2)に溜める。気泡がライン内にあると透析中に血栓ができやすくなるので、それを防ぎ、また、人体に気泡が混入することも防ぐ必要がある。たまった気泡は逆方向再循環処理工程−順方向循環排出処理工程を再実施することで排出することも可能である。
【0012】
上記工程に対して本発明はさらに、以下の手段を付加することができる。
(ホ) 請求項1に記載の装置において、供給管Kには液切れ検出器Eや供給管開閉バルブPV3(バルブ3)を配置すること。
(へ) 各開閉バルブ1,2,3や血液ポンプP1には、これらの操作を制御する操作制御部Fと接続していること。
(ト) 前記(ハ)工程の後において、バルブ1およびバルブ2を開にし、血液ポンプP1を正回転で運転して、プライミング液を供給し、循環しながらオーバーフローラインOから余剰の液を排出すること。
(チ) 供給管Kに液切れ検出器Eを設置し、前記(ハ)の工程で液息切れを検出すると同時に、前記(ニ)の工程へ移行する工程を付加すること。
(リ) 供給管Kに液切れ検出器Eを設け、(ト)の工程で液切れを検出すると同時に前記(ニ)の工程に移行すること。
(ヌ) 供給管Kに供給管開閉バルブPV3(バルブ3)を設けたこと。
これらの付加工程は適宜上記した各工程と組み合わせることができる。
【0013】
以上に示す本発明のプライミング方法によって、チャンバー設置方向の設定操作が不要になり、また、血液回路すべてにプライミングを確実に実施し、異物や気泡を除去することができると共に、血液透析の操作が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の初期注液工程を示す概略図。
【図2】本発明の順方向のオーバーフロー工程を示す概略図。
【図3】本発明の逆方向のオーバーフロー工程を示す概略図。
【図4】本発明の静脈チャンバーを示す概略図。
【図5】本発明の循環工程を示す概略図。
【発明を実施するための最良の形態】
【符号の説明】
【0015】
a :生食ライン分岐部 C1:静脈チャンバー
C2:動脈チャンバー D :血液透析器(ダイアライザー)
E :液切れ検出器 F :操作制御部
G :境界面 K :供給管
M :メインライン L1:動脈側血液回路
L2:静脈側血液回路 O :オーバーフローライン
P1:血液ポンプ PV1:バルブ1
PV2:バルブ2 PV3:バルブ3
S :生理食塩水貯留器 S1:生理食塩水
1 :動脈側接合部 2 :静脈側接合部
Claims (7)
- 接続部1と、該接続部1と相互に接続された血液ポンプP1と、該血液ポンプP1と相互に接続された動脈チャンバーC2と、該動脈チャンバーC2と相互に連結された血液浄化器Dとを備えた動脈血液回路L1と、
接続部2と、該接続部2及び前記血液浄化器Dがそれぞれ相互に接続された静脈チャンバーC1と、これら接続部2と静脈チャンバーC1との間に設けられた、接続部2と静脈チャンバーC1との接続を開閉するバルブPV2とを備えた静脈血液回路L2と、
生理食塩水S1を貯蔵する貯留容器S、および前記動脈血液回路L1における接続部1と血液ポンプP1との間の分岐部aで接続された該容器Sに連続する供給管Kと、
静脈チャンバーC1に接続されたオーバーフローラインO、および該オーバーフローラインOに配設された、オーバーフローラインOを開閉するバルブPV1と、
を備えた血液浄化回路において、前記動脈血液回路L1の接続部1と静脈血液回路L2の接続部2とを接続して循環回路を形成して、以下に規定する
(1)生理食塩水の初期注入工程、
(2)オーバーフロー工程、
(3)逆方向再循環処理工程
を実施することを特徴とする自動プライミング方法であり、
(イ)生理食塩水を静脈血液回路L2に充填する前記初期注入工程は、血液ポンプP1を停止し、前記静脈血液回路L2のバルブPV2、およびオーバーフローラインOのバルブPV1を開放とし、前記貯留容器Sの落差圧により、生理食塩水を前記分岐部a,静脈血液回路L2のバルブPV2を経由して静脈チャンバーC1へ充填し、気泡と共にオーバーフローラインOおよびオーバーフローラインOのバルブPV1を通って排出する工程、
(ロ)前記オーバーフロー工程は、動脈血液回路L1の洗浄工程、即ちオーバーフローラインOにより、回路内の気泡および循環生理食塩水の排出を行う工程であって、オーバーフローラインOのバルブSV1を開き、静脈血液回路L2のバルブPV2を閉じ、血液ポンプP1を100〜300mL/minで正回転させ、チャンバーC2を通して生理食塩水を送ることで、前記分岐点aから静脈チャンバーC1までの回路を生理食塩水で充填すると共に、該回路内の気泡をオーバーフローラインO−オーバーフローラインOのバルブPV1を通して排出する工程、
(ハ)前記逆方向再循環処理工程は、オーバーフローラインOのバルブSV1および静脈血液回路L2のバルブPV2の両方を開き、血液ポンプP1を10〜50mL/minで逆回転させることで、動脈チャンバーC2の上部および、血液浄化器Dの上部でたまった気泡が抜けると同時に生理食塩水は血液ポンプP1−動脈血液回路L1−静脈血液回路L2を経由して静脈血液回路L2のバルブPV2から静脈チャンバーC1を通り、オーバーフローラインOからオーバーフローラインOのバルブSV1へ流れでる工程よりなる。 - 接続部1と、該接続部1と相互に接続された血液ポンプP1と、該血液ポンプP1と相互に接続された動脈チャンバーC2と、該動脈チャンバーC2と相互に連結された血液浄化器Dとを備えた動脈血液回路L1と、
接続部2と、該接続部2及び前記血液浄化器Dがそれぞれ相互に接続された静脈チャンバーC1と、これら接続部2と静脈チャンバーC1との間に設けられた、接続部2と静脈チャンバーC1との接続を開閉するバルブPV2とを備えた静脈血液回路L2と、
生理食塩水S1を貯蔵する貯留容器S、および前記動脈血液回路L1における接続部1と血液ポンプP1との間の分岐部aで接続された該容器Sに連続する供給管Kと、
静脈チャンバーC1に接続されたオーバーフローラインO、および該オーバーフローラインOに配設された、オーバーフローラインOを開閉するバルブPV1と、
を備えた血液浄化回路において、前記動脈血液回路L1の接続部1と静脈血液回路L2の接続部2とを接続して循環回路を形成して、以下に規定する
(1)生理食塩水の初期注入工程、
(2)オーバーフロー工程、
(3)逆方向再循環処理工程
(4)順方向循環処理工程
を実施することを特徴とする自動プライミング方法であり、
(イ)生理食塩水を静脈血液回路L2に充填する前記初期注入工程は、血液ポンプP1を停止し、前記静脈血液回路L2のバルブPV2、およびオーバーフローラインOのバルブPV1を開放とし、前記貯留容器Sの落差圧により、生理食塩水を前記分岐部a,静脈血液回路L2のバルブPV2を経由して静脈チャンバーC1へ充填し、気泡と共にオーバーフローラインOおよびオーバーフローラインOのバルブPV1を通って排出する工程、
(ロ)前記オーバーフロー工程は、動脈血液回路L1の洗浄工程、即ちオーバーフローラインOにより、回路内の気泡および循環生理食塩水の排出を行う工程であって、オーバーフローラインOのバルブSV1を開き、静脈血液回路L2のバルブPV2を閉じ、血液ポンプP1を100〜300mL/minで正回転させ、チャンバーC2を通して生理食塩水を送ることで、前記分岐点aから静脈チャンバーC1までの回路を生理食塩水で充填すると共に、該回路内の気泡をオーバーフローラインO−オーバーフローラインOのバルブPV1を通して排出する工程、
(ハ)前記逆方向再循環処理工程は、オーバーフローラインOのバルブSV1および静脈血液回路L2のバルブPV2の両方を開き、血液ポンプP1を10〜50mL/minで逆回転させることで、動脈チャンバーC2の上部および、血液浄化器Dの上部でたまった気泡が抜けると同時に生理食塩水は血液ポンプP1−動脈血液回路L1−静脈血液回路L2を経由して静脈血液回路L2のバルブPV2から静脈チャンバーC1を通り、オーバーフローラインOからオーバーフローラインOのバルブSV1へ流れでる工程及び、
(ニ)順方向循環処理工程は、オーバーフローラインOのバルブSV1を閉じ、静脈血液回路L2のバルブPV2を開とし、血液ポンプP1を順方向に回転させて、生理食塩水を、静脈チャンバーC1の下のラインから静脈血液回路L2のバルブPV2を通り、静脈血液回路L2および動脈血液回路L1から血液ポンプP1へさらに動脈チャンバーC2−血液浄化器Dから静脈チャンバーC1へと循環させ、動脈チャンバーC2の上のラインにある微小な気泡を動脈チャンバーC2上にため、また、血液浄化器Dの下のライン−静脈チャンバーC1の上にある微小な気泡を静脈チャンバーC1にためる工程よりなる。 - 前記供給管Kに供給管開閉バルブPV3を設けたことを特徴とする請求項1或いは2に記載の自動プライミング方法。
- 前記オーバーフローラインOのバルブSV1、静脈血液回路L2のバルブPV2、供給管開閉バルブPV3、および血液ポンプP1は、これらの操作を制御する操作制御部Fに接続していることを特徴とする請求項1、2或いは3のいずれかに記載の自動プライミング方法。
- 前記(ハ)工程の後において、オーバーフローラインOのバルブSV1および静脈血液回路L2のバルブPV2を開にし、血液ポンプP1を正回転で運転して、生理食塩水を供給し、循環しながらオーバーフローラインOから余剰の生理食塩水を排出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動プライミング方法。
- 前記供給管Kに液切れ検出器Eを設置し、前記(ハ)の工程で液切れを検出すると同時に、前記(ニ)の工程へ移行することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の自動プライミング方法。
- 前記供給管Kに液切れ検出器Eを設け、請求項5の工程で液切れを検出すると同時に前記(ニ)の工程に移行することを特徴とする請求項5に記載の自動プライミング方法。
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