JP4899663B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像表示装置に係り、特に静止画像や動画像などの撮影された複数の蓄積データを閲覧する際の画像表示装置に関する。
近年、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラの普及に伴い、撮影された多くの画像データを整理・鑑賞する方法およびシステムとして、各種ビューアーが開発されている。今後、ディスク記録装置や半導体メモリの大容量化に伴う蓄積画像データ数の増加と、記録・消去・編集が容易に行えるという利便性とが相まってその必要性は急速に高まると考えられる。このような背景から、撮影機器を製造・販売している企業にとって、編集に用いるビューアーや機器のメニュー画面または待ち受け画面などに利用するユーザーインターフェースに様々な効果を持たせ、製品を差別化することが重要な課題となっている。
更に、インターネットの普及が他者との間の情報共有や情報発信を容易にしたことで、個人としての楽しみだけでなく、多くの人によるコラボレーションを目的とした創作活動の道具と成り得るビューアーへの発展が期待されている。
従来のビューアーの画像表示方法は、テレビ受信機やパーソナルコンピュータなどのディスプレイ画面にサムネイルと呼ばれる縮小静止画像をタイル状に貼り付けて表示する方法が多かった。また、画像を鑑賞するという観点からスライドショーと呼ばれる表示方法がとられる場合がある。スライドショーとは、静止画像をある時間間隔をおいて次々と画面に表示していく画像表示方法であり、画像表示の際に拡大縮小や輝度変化など様々な特殊効果を加えてより効果的な演出を行う場合がある。
このような画像表示方法の一例として、前述のサムネイル画像のような固定されたタイル状の表現ではなく、複数の静止画像を画面内にて移動させながら表示する手法をとり、移動中に発生する複数の静止画像または画像内の特定領域の重なりを回避したり、効果的に見せたりするための方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−274887号公報
ところで、上記特許文献1記載の従来の画像表示方法は、あくまでも表示する複数の静止画像の個々の画像内容を尊重することを目的としており、個々の静止画像が他の画像に及ぼす影響を排除するための技術である。
一方で、エンタテインメント性の観点で画像表示方法を見た場合に、積極的に個々の画像を影響させ合うことも考えられる。その一つとして、複数の静止画像に透明処理を行い、重ね合わせることで、画像中に写る各オブジェクトの重なりや、同時性を楽しむ方法がある。同時性とは、果なる時間や異なる場所に存在するものが一つの静止画像中に存在する面白さを狙うものである。
このような表現方法を用いる場合には、多くの画像を重ね合わせることで面白さの効果を高められるが、逆にオブジェクトの重なりが複雑になりすぎて効果を損ねる場合もある。そのような場合には、特許文献1で用いられている人間の主観にあったパラメータである「誘目度」や「顔画像領域」など特定領域を検出する技術で重なりを回避して解決することができる。しかし、これら検出技術は、特殊なフィルタや、ニューラルネットワークの学習のような複雑な処理が必要になるという問題がある。
本発明は以上の点を鑑みてなされたもので、撮影時刻が異なる複数の静止画像を重ね合わせた場合に、複雑な処理を行わなくてもそれぞれのオブジェクトを分離して認識し易くし得る画像表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、撮影時刻の情報を各々有する複数の静止画像データを再生した複数の静止画像を、表示画面上において互いに異なる方向に、所定時間毎に移動させ、この各所定時間経過後に移動した複数の静止画像を透視合成して1つの合成画像を生成し、この生成した1つの合成画像を表示画面に表示する画像表示装置であって、複数の静止画像データから各々撮影時刻を取得する撮影時刻取得手段と、取得した撮影時刻を含む所定の時刻範囲の中の任意の時刻を、時間軸上の表示中心位置として設定する表示中心位置設定手段と、表示中心位置を、所定範囲内において連続的、かつ、非周期的に変化させるための情報である時間的な揺らぎの値を表示中心位置に加えた新たな表示中心位置を所定時間毎に生成する表示中心位置変動手段と、複数の静止画像の各々について、その撮影時刻と新たな表示中心位置が示す時刻との差である時間距離を所定時間毎に算出する時間距離算出手段と、複数の静止画像の各々に割り当てる加重値を、時間距離算出手段で算出した時間距離に応じた第1の関数によって所定時間毎に決定する加重値決定手段と、複数の静止画像の各々を移動させる移動速度を、時間距離算出手段で算出した時間距離に応じた第2の関数によって所定時間毎に決定する移動速度決定手段と、複数の静止画像を、移動速度決定手段により決定された移動速度で所定時間毎に移動させて、その移動後の複数の静止画像の各々の位置における表示画面上で同一の位置に存在する複数の静止画像の各画素の値を、加重値を用いて加重加算平均することにより複数の静止画像を合成して1つの合成画像を生成する画像合成手段と、画像合成手段により生成された合成画像を表示画面に表示する画像表示手段とを有することを特徴とする。
詳細は省略するが、一般に人間は、動いているオブジェクトほど、背景など周辺のテクスチャから容易にオブジェクトを分離して認識できるとされている。例えば、昆虫の保護色や擬態は背景と異なる動きをすると容易に発見できる。また、オブジェクトの遠近関係の特定では両眼視差だけでなく、運動奥行き効果や運動視差とよばれる移動量の大小により奥行きを感じている。例えば、アニメーションなどでは2次元平面上のオブジェクトを、視点の近くにあるものは速く移動させ、遠くにあるものはゆっくり移動させることで遠近感を表現している。この動きと認識の効果に関しては文献1(映像情報メディア学会誌 Vol.58,No.8,1151−1156頁 2004年)に詳細が記載されている。
従って、本発明のように、複数の静止画像の各々を異なる方向に画素位置をずらしながら各静止画像の画素値を加重加算平均することで合成した合成画像を順次更新して表示することで複数の静止画像を動かして見せることができる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明は撮影時刻の情報を各々有する複数の静止画像データを再生した複数の静止画像を表示画面に表示させる際の、各々の画像サイズを所定時間毎に変化させ、この各所定時間経過後に画像サイズが変化した複数の静止画像を透視合成して1つの合成画像を生成し、この生成した1つの合成画像を表示画面に表示する画像表示装置であって、複数の静止画像データから各々撮影時刻を取得する撮影時刻取得手段と、取得した撮影時刻を含む所定の時刻範囲の中の任意の時刻を、時間軸上の表示中心位置として設定する表示中心位置設定手段と、表示中心位置を、所定範囲内において連続的、かつ、非周期的に変化させるための情報である時間的な揺らぎの値を表示中心位置に加えた新たな表示中心位置を所定時間毎に生成する表示中心位置変動手段と、複数の静止画像の各々について、その撮影時刻と新たな表示中心位置が示す時刻との差である時間距離を所定時間毎に算出する時間距離算出手段と、複数の静止画像の各々に割り当てる加重値を、時間距離算出手段で算出した時間距離に応じた第1の関数によって所定時間毎に決定する加重値決定手段と、複数の静止画像の各々の画像サイズを、時間距離算出手段で算出した時間距離に応じた第2の関数によって所定時間毎に決定する画像サイズ決定手段と、複数の静止画像を、画像サイズ決定手段により決定された画像サイズで所定時間毎に変化させて、その変化後の複数の静止画像の各々の位置における表示画面上で同一の位置に存在する複数の静止画像の各画素の値を、加重値を用いて加重加算平均することにより複数の静止画像を合成して1つの合成画像を生成する画像合成手段と、画像合成手段により生成された合成画像を表示画面に表示する画像表示手段と、を有することを特徴とする。
この発明では、第1の発明の動きの視覚特性ではなく、複数の静止画像の各々のサイズを変化させることにより、各静止画像の画素値を加重加算平均することで合成した合成画像を順次更新して表示することで複数の静止画像を変化させて見せるようにしたため、人間に敏感に各静止画像の存在を識別させることができる。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明は撮影時刻の情報を各々有する複数の静止画像データを再生した複数の静止画像に対し、低域フィルタによるフィルタリング処理を所定時間毎に各々施し、この各所定時間経過後にフィルタリング処理された複数の静止画像を透視合成して1つの合成画像を生成し、この生成した1つの合成画像を表示画面に表示する画像表示装置であって、複数の静止画像データから各々撮影時刻を取得する撮影時刻取得手段と、取得した撮影時刻を含む所定の時刻範囲の中の任意の時刻を、時間軸上の表示中心位置として設定する表示中心位置設定手段と、表示中心位置を、所定範囲内において連続的、かつ、非周期的に変化させるための情報である時間的な揺らぎの値を表示中心位置に加えた新たな表示中心位置を所定時間毎に生成する表示中心位置変動手段と、複数の静止画像の各々について、その撮影時刻と新たな表示中心位置が示す時刻との差である時間距離を所定時間毎に算出する時間距離算出手段と、複数の静止画像の各々に割り当てる加重値を、時間距離算出手段で算出した時間距離に応じた第1の関数によって所定時間毎に決定する加重値決定手段と、複数の静止画像の各々に施すフィルタリング処理に使用する低域フィルタの遮断周波数特性を、時間距離算出手段で算出した時間距離に応じた第2の関数によって所定時間毎に決定する遮断周波数決定手段と、複数の静止画像を、遮断周波数決定手段により決定された遮断周波数特性を有する低域フィルタを用いて所定時間毎にフィルタリング処理を施し、そのフィルタリング処理後の複数の静止画像の各々の位置における表示画面上で同一の位置に存在する複数の静止画像の各画素の値を、加重値を用いて加重加算平均することにより複数の静止画像を合成して1つの合成画像を生成する画像合成手段と、画像合成手段により生成された合成画像を表示画面に表示する画像表示手段とを有することを特徴とする。
この発明では、複数の静止画像の各々に施すフィルタリング処理に使用する低域フィルタの遮断周波数特性を所定時間毎に変化させながら各静止画像の画素値を加重加算平均することで合成した合成画像を順次更新して表示することで、表示する複数の静止画像毎の鮮鋭度を変化させるようにしたため、人間に敏感に各静止画像の存在を識別させることができる。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明は、撮影時刻の情報を各々有する複数の静止画像データを再生した複数のカラー静止画像を表示画面上に表示させる際の、各々の彩度を所定時間毎に変化させ、この各所定時間経過後に彩度が変化した複数のカラー静止画像を透視合成して1つの合成画像を生成し、この生成した1つの合成画像を表示画面に表示する画像表示装置であって、複数の静止画像データから各々撮影時刻を取得する撮影時刻取得手段と、取得した撮影時刻を含む所定の時刻範囲の中の任意の時刻を、時間軸上の表示中心位置として設定する表示中心位置設定手段と、表示中心位置を、所定範囲内において連続的、かつ、非周期的に変化させるための情報である時間的な揺らぎの値を表示中心位置に加えた新たな表示中心位置を所定時間毎に生成する表示中心位置変動手段と、複数のカラー静止画像の各々について、その撮影時刻と新たな表示中心位置が示す時刻との差である時間距離を所定時間毎に算出する時間距離算出手段と、複数のカラー静止画像の各々に割り当てる加重値を、時間距離算出手段で算出した時間距離に応じた第1の関数によって所定時間毎に決定する加重値決定手段と、複数のカラー静止画像の各々の彩度を、時間距離算出手段で算出した時間距離に応じた第2の関数によって所定時間毎に決定する彩度決定手段と、複数のカラー静止画像を、彩度決定手段により決定された彩度で所定時間毎に変化させて、その変化後の複数のカラー静止画像の各々の位置における表示画面上で同一の位置に存在する複数のカラー静止画像の各画素の値を、加重値を用いて加重加算平均することにより複数のカラー静止画像を合成して1つの合成画像を生成する画像合成手段と、画像合成手段により生成された合成画像を表示画面に表示する画像表示手段とを有することを特徴とする。
この発明では、複数のカラー静止画像の彩度を各静止画像毎に変化させながら各カラー静止画像の画素値を加重加算平均することで合成した合成画像を順次更新して表示することで前記複数の静止画像を変化させて見せるようにしたため、鑑賞者に対して色が周辺と異なる変化を見せる静止画像のオブジェクトに対しては敏感にその存在を認識させることができる。
なお、本発明によれば、画像表示方法にエンタテインメント性を持たせたい場合には、オブジェクトに美的感覚を覚える錯視などを利用することもできる。錯視とオブジェクトの関係については、文献2(映像情報メディア学会誌 Vol.58,No.10,1385−1390頁 2004年)に記載されている。
本発明によれば、鑑賞者自身が備えるオブジェクトの視覚的弁別能力を積極的に利用し、複数の静止画像の各々を異なる方向に画素位置をずらしながら各静止画像の画素値を加重加算平均することで合成した合成画像を順次更新して表示することで複数の静止画像を動かして見せたり、合成画像を構成する複数の静止画像の各々のサイズや、表示する複数の静止画像毎の鮮鋭度や、複数のカラー静止画像の彩度を時間の経過と共に変化させることにより、複雑な領域検出や画像処理を用いることなく、各静止画像のオブジェクトの重なりを人間が認識し易い形で提示し、複数の静止画像の重なりにより発生する複雑さを簡便に解消することができると共に、複数の静止画像を簡便に合成できる。
また、本発明によれば、複数の静止画像に映し出された異なるオブジェクトを1枚の画像に合成することで様々な演出効果を行うことができ、これにより、撮りためた静止画像を合成するための新たな表現方法を提供でき、各種ビューアーや待ち受け画面などの演出効果を高めることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。以下で説明する実施の形態では、デジタルスチルカメラで撮影された画像データにメタデータが付与されていることを前提とする。メタデータとは画像に関する各種情報を指し、デジタルスチルカメラで撮影した際に付与される撮影日時情報や撮影条件情報などもメタデータの一種である。他に、衛星システムによるGPS(Global Positioning System;全地球測位システム)機能を内蔵した機器であれば位置情報なども付与される。本実施の形態では、画像データに少なくとも撮影時刻情報が付与されていることとする。表示システムの例としては、複数の情報を利用した場合も考えられるが、基本的な考え方は同一であるため以下の実施の形態では省略する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明になる画像表示装置の一実施の形態のブロック図、図2は本発明になる画像表示装置が適用される画像表示システムのシステム構成図を示す。図2は、パーソナルコンピュータで実現した場合の表示システムの概念図であり、所定のデータ構造を持つ画像データがデジタルスチルカメラ201からパーソナルコンピュータ202へ転送され蓄積される。鑑賞者203はパーソナルコンピュータ202に接続されたキーボード204やマウスなどの入力装置を用いて画像を合成する指示を行い、パーソナルコンピュータ202のディスプレイに表示された画像を鑑賞する。
パーソナルコンピュータ202及びキーボード204などの入力装置は、図1の画像表示装置100を構成している。図1において、画像表示装置100は、デジタルスチルカメラ(図2の201)から転送された所定のデータ構造の画像データが入力される入力端子101と、上記の画像データを所定フォーマットに変換する画像データ入力部102と、所定フォーマットの画像データを記憶するデータ記憶装置103と、データ記憶装置103に蓄積されている画像データを撮影時刻順に並べたテーブルを出力する時刻順ソー卜処理部104と、鑑賞者(図2の203)が指定した表示中心位置と表示範囲の情報が入力される入力端子105と、時間軸上の表示時刻の中心位置および表示範囲の情報を設定する表示中心設定部106と、蓄積画像に割り当てる加重値を決定する加重値決定部107と、合成パラメータ決定部108と、画像合成を行う画像合成部109と、画像表示のための処理を行う画像表示部110と、合成画像をディスプレイへ出力するための出力端子111と、処理開始命令又は処理終了命令が入力される入力端子112と、入力された処理命令を判断する処理命令判断部113とから構成される。
次に、本発明の画像表示装置の第1の実施の形態の動作について図3〜図5と共に説明する。デジタルスチルカメラから画像データが表示システムに転送されると、図4のフローチャートが起動され、処理ステップS101により画像データの受付と蓄積が行われる。ここで、上記の画像データは、図3にその概念図を示すように、デジタルスチルカメラで撮影して得られた静止画像データによる画像データ領域301と、メタデータ領域302とからなる。メタデータ領域302には、画像データ領域301の静止画像データを撮影した撮影時刻や撮影条件および識別IDなどの情報(メタデータ)が記録されている。
上記の図4の処理ステップS101に対応して、図1の画像表示装置100では、入力端子101から図3の構造の静止画像データが入来し、画像データ入力部102に入力されてデータ記憶装置103に保存するためのデータフォーマットに変換された後、データ記憶装置103により蓄積される。
続けて別の静止画像データが入力端子101に入来した場合には、図4の判断処理ステップS102により、再び処理ステップS101が実行され、次に入力された静止画像データが画像データ入力部102を介してデータ記憶装置103に蓄積される。入力される静止画像データが無くなると、図4の判断処理ステップS102によりリターンされ(ステップS103)、静止画像データの受付と蓄積ルーチンが終了する。
次に、鑑賞者から画像鑑賞の要求があると、図5のフローチャートが起動される。これに対応して、図1の入力端子112から処理開始命令が処理命令判断部113に入力され、処理命令判断部113から加重値決定部107、合成パラメータ決定部108、画像合成部109、画像表示部110のそれぞれに処理を開始する命令が伝達される。また、図5のフローチャートでは、まず蓄積されている静止画像データに付与されたメタデータに含まれる撮影時刻情報に従い、蓄積静止画像データを撮影時刻順に並べ替える(処理ステップS201)。ただし、画像鑑賞の要求がある度に、蓄積された全ての静止画像データの並べ替えを行う必要はなく、並び順を記録したテーブルを用意しておき、新たに追加された静止画像データがあればソートしてテーブルを更新すればよい。
図5の処理ステップS201に対応して、図1の時刻順ソー卜処理部104はデータ記憶装置103に蓄積されている静止画像データに付与されているメタデータに含まれる撮影時刻情報を読み出し、撮影時刻順に並べたテーブル情報を出力する。処理ステップS201が終了すると、表示中心位置の設定と表示範囲の設定を行う(図5の処理ステップS202)。この処理ステップS202に対応して図1の入力端子105から鑑賞者が指定した表示中心位置と表示範囲の情報が入力されて、表示中心設定部106にセットされる。表示中心位置と表示範囲については後述する。
処理ステップS202が終了すると、鑑賞者から表示の終了命令が先行されていないかをチェックする(図5の条件判断処理ステップS203)。この処理ステップS203に対応して、処理を終了する場合は図1の入力端子112から処理終了命令が処理命令判断部113に入力され、処理命令判断部113から加重値決定部107、合成パラメータ決定部108、画像合成部109、画像表示部110のそれぞれに処理を終了する命令が伝達される。この後、加重値決定部107、合成パラメータ決定部108、画像合成部109、画像表示部110は次の処理開始命令により処理が開始されるまで待機状態となり、画像鑑賞ルーチンが終了する(図5のステップS209)。
また、処理ステップS203にて、終了命令が発行されていないと判断した時は、処理ステップS204へ進む。処理ステップS204では、時間軸上の表示中心位置と各表示対象画像との距離(以後、時間距離と呼ぶ)に基づいて加重値の決定を行う。図5の処理ステップS204に対応して図1の加重値決定部107は、時刻順ソート処理部104から出力された蓄積静止画像の時間軸上での並び順の情報と、表示中心設定部106に設定された時間軸上の表示時刻の中心位置および表示範囲の情報を入力として、蓄積静止画像に割り当てる加重値を決定する。ただし、図5の処理ステップS202で設定された表示中心位置には表示開始からの時間に応じた揺らぎが加えられ、図5の処理ステップS204および図1の加重値決定部107が実行される度に異なる表示中心位置が設定される。すなわち、上記の揺らぎは、表示画像中心位置を連続的、かつ、非周期的に変化させるための情報であって、これにより、後述するように、表示中心位置が時間の経過と共に図10に示すように変化することにより、画面内の複数の静止画像からなる合成画像における各静止画像の合成位置が時間と共に変化するので、複数の静止画像を鑑賞者が識別し易くできると共に、演出効果を持たせることができる。
ここで、1蓄積静止画像に割り当てる加重値の決定法について、図6の概念図を用いて詳細に説明する。図6において、「0」〜「18」の数値が割り当てられた上段の横軸604が撮影時刻で、数値が小さいほど古い時刻を表すものとする。ここで用いている時刻は、説明の簡単のため便宜的に「0」から始まる数値で表現している。このとき、鑑賞者が図1の表示中心設定部106で設定した表示中心位置は撮影時刻「9」の位置であり、表示範囲は撮影時刻「3」〜「15」であったとする。このように、時間軸上に並ぶ画像群を合成する際の中心位相となる時刻(表示中心時刻)を表示中心位置と呼び、合成に用いる静止画像が属する範囲を表示範囲と呼ぶこととする。図6では、表示範囲に合成に用いる静止画像として写真601,602,603の3枚が存在し、この3枚に対して加重値を割り当てることになる。
加重割当の例としては、図7のように横軸に時間距離dをとり、縦軸に加重値aをとるグラフを用意して、割り当てる加重値を決定する。ここで、時間距離dの原点は表示中心位置とし、そこから画像が撮影された時刻までが横軸で表現される。図7に従い加重値を設定すると、図6の下段の横軸605に示すように、表示中心位置に加重値「7」が割り当てられ、そこから時間距離が「1」増加または「1」減少する毎に加重値も「1」ずつ減少して行き、撮影時刻「2」と「16」で加重値がそれぞれ「0」となる。
これにより、例えば、表示中心位置よりも時間距離が「5」異なる写真601には加重値「2」が割り当てられ、時間距離がそれぞれ「2」異なる写真602及び写真603にはそれぞれ加重値「5」が割り当てられる。ここで、表示中心位置には揺らぎが加えられるので、例えば、図10に示すように、合成画像の表示を開始してからの時間tを横軸とし、表示中心位置に加える値を中心位置変動sとすると、時間距離は(d+s)となる。従って、n枚目の画像に割り当てられる加重値aは、
=a(d+s) (1)
に示すaの関数として表される。上式中、時間距離dはn枚目の画像に依存して決定される値であり、中心位置変動sは表示開始からの時間に依存して決定される値である。(1)式は、図7に示す関数であり、上記の揺らぎにより連続的、かつ、非周期的に加重値aが変化する。
後述するが、各画像に時間変化を持たせるため、定期的に画像の合成を更新する。その度に図5の処理ステップS204が実行され、そのときの時刻がtである。以下の説明の図5の処理ステップS205におけるtも同様である。
処理ステップS204が終了すると、図5の処理ステップS205により時間距離dに基づいた2次元平面内の移動速度(v,u)を決定する。図5の処理ステップS205に対応して図1の合成パラメータ決定部108は、時刻順ソート処理部104から出力された蓄積静止画像の時間軸上での並び順の情報と、表示中心設定部106で設定された時間軸上の表示時刻の表示中心位置および表示範囲の情報を入力として、蓄積静止画像に割り当てる移動速度を決定する。ただし、図5の処理ステップS202で設定された表示中心位置には表示開始からの時間に応じた揺らぎが加えられ、図5の処理ステップS205および図1の合成パラメータ決定部108が実行される度に異なる表示中心位置が設定される。
例えば、蓄積静止画像に割り当てる移動速度は、図8と図9に示すグラフから決定される。図8と図9のグラフの横軸は共に、図7と同じ時間距離dを表し、図8の縦軸が水平方向の移動速度vで、図9の縦軸が垂直方向の移動速度uとなる。前述の加重値aと同様に、表示中心位置を原点として、そこからの各画像までの時間距離dから割り当てられる速度がそれぞれ決定される。
この際に、表示中心位置には揺らぎが加えられるので、例えば、図10に示すように、合成画像の表示を開始してからの時間tを横軸とし、表示中心位置に加える値を中心位置変動sとすると、時間距離は(d+s)となる。従って、n枚目の画像に割り当てられる水平方向の移動速度vは(2)式のvの関数で表され、n枚目の画像に割り当てられる垂直方向の移動速度uは(3)式のuの関数で表される。
=v(d+s) (2)
=u(d+s) (3)
処理ステップS204で説明したように、処理ステップS205も繰り返し実行されるため、時刻tまでの水平方向の総移動量V(t)と垂直方向の総移動量U(t)は、それぞれ次式のようになる。
Figure 0004899663
図5の処理ステップS205が終了すると、処理ステップS206により処理ステップS205で求めた移動速度に基づく画素位置ずらしを静止画像毎に行った後、処理ステップS204で求めた加重値に従い加重加算平均により各静止画像を1枚の画像に透視合成する(各静止画像が透けて見えるように合成する)。
処理ステップS206で行われる画像合成処理は、図1では画像合成部109により実行される。すなわち、図5の処理ステップS204で求めた加重値に相当する信号が図1の加重値決定部107から画像合成部109へ入力されると同時に、処理ステップS205で求めた移動速度に相当する信号が図1の合成パラメータ決定部108から画像合成部109へ入力され、更に、合成対象の複数枚の静止画像が図1のデータ記憶装置103から読み出されて画像合成部109へ入力されることにより、これらの入力信号の合成静止画像が画像合成部109にて作成される。データ記憶装置103から読み出される複数枚の静止画像は、例えば図6の写真601,602,603の3枚の静止画像データである。
ここで、加重加算平均による画像の合成処理について説明する。先ず、(4)式と(5)式で与えられる総移動量V(t),U(t)により合成する静止画像の位置を移動する。2次元の画面内画素位置を(x,y)としたとき、初期の画素値をl(x,y)とし、合成前の新たな画素値をq(x,y)とすると、次式により合成前の移動した静止画像が得られる。
(x,y)=l[x+V(t),y+U(t)] (6)
ただし、移動により表示面の画素が空白となった部分、すなわち[x+V(t),y+U(t)]が両面サイズ以外の領域を指した場合には画素値q(x,y)を”0”とする。また、移動により画面全体が表示面から外れてしまわないように、適当なところで速度の符号を反転し常に表示面内に静止画像の一部が現れているように制御する。
このようにして移動された各静止画像を加重加算平均により1枚の画像に合成する。すなわち、合成後の画素値をp(x,y)とすると、次式により合成画像が画像合成部109により算出される。
Figure 0004899663
上記の(7)式の分数は、分母が加重の合計値を示し、分子が各静止画像の加重後の画素値の合計値を示し、この加重加算平均により合成後の画素値をp(x,y)が得られる。このように、撮影時刻の異なる複数の静止画像の画素値を加重加算平均することで、複数の静止画像が透過して合成された1枚の合成画像が生成される。
以上の操作により得られた合成画像は、図5の処理ステップS207により画像更新が行われる。この後、画像更新後の合成画像が、図5の処理ステップS208で表示装置により所定時間の表示が行われ鑑賞者に提示され続け、所定の時間経過するのを待った後、再び条件判断S203へ戻る。図1では、画像合成部109で作成された合成画像が画像表示部110に入力され、画像表示部110から出力端子111に接続された表示装置に合成画像が出力される。
操作の一例として、2枚の静止画像が合成されて表示される場合の模式図を図11(a)〜(c)に示す。図11(a)〜(c)で枠1102を表示画面とし、合成する2枚の静止画像を枠1101と枠1103とする。初期状態で図11(a)の状態にある静止画像が合成され枠1102の内部がディスプレイに表示される。ついで、枠1101は矢印1104の方向へ移動し、枠1103は矢印1105の方向へ移動して図11(b)の状態になり、枠1102の内部が更新される。以下、更に図11(c)へと移動する。このとき、表示中心位置は前述のように揺らぐため、移動速度も一定ではなく揺らいで見えることになる。また、初期状態の各画像位置はランダムに与えられるとする。
次に、各静止画像に含まれるオブジェクト(すなわち、静止画像内の意味のある画像部分)の見え方を例にとって本実施の形態の効果を説明する。図12(a)〜(c)は、指定された表示範囲に含まれる3の静止画像のオブジェクト1201、1202、1203の様子を示している。図12(a)に示す静止画像のオブジェクト1201は円筒軸が水平方向の円筒形、同図(b)に示す静止画像のオブジェクト1202は円筒軸が垂直方向の円筒形、同図(c)に示す静止画像のオブジェクト1203は斜めから見た立方体を示している。なお、各静止画像は半透明であり、各静止画像は重なった場合にオブジェクトが透けて見えるようにされている。
通常、時間軸を用いた移動や加重加算平均を行わない場合には図13のように各オブジェクト1201〜1203が重なり、オブジェクト同士が邪魔になりオブジェクトの同時性の面白さを損ねている。一方、図12の3枚の静止画像に対して、本実施の形態の方法を適用すると、図14(a)に示すように、まず、枠1301a,1302a,1303aで示す3枚の静止画像が初期状態で合成された合成画像1401が表示され、所定の時間後に図14(b)に示すように、3枚の静止画像がそれぞれ枠1301b,1302b,1303bで示す状態に移動してそれらの合成画像1402が表示され、さらに所定の時間後に図14(c)に示すように、3枚の静止画像がそれぞれ枠1301c,1302c,1303cの状態に移動してそれらの合成画像1403が表示される。
このように、本実施の形態では、表示中心位置が時間の経過と共に図10に示すように変化することにより、画面内の3枚の静止画像からなる合成画像における各静止画像の合成位置が図14(a)〜(c)に示すように、時間と共に変化する動画効果が得られ、3枚の静止画像内のオブジェクトを鑑賞者が識別し易くできると共に、それら各静止画像のオブジェクトの合成位置の変化が非周期的で、かつ、連続的であるため、演出効果を持たせることができる。従って、本実施の形態によれば、上記の効果を従来のスライドショーのような各静止画像の重なり位置に対する考慮をはらう必要がなく、簡単に画像合成ができ、しかもスライドショーよりも演出効果に富んだ表示ができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態も基本的に処理フローチャートは第1の実施の形態の図4および図5のフローチャートと同一であり、画像表示装置のブロック図は図1と同一であるため、同一処理部に関する詳細な説明は省略する。この第2の実施の形態の特徴は、図5の処理ステップS205と処理ステップS206で行われる画像処理内容が第1の実施の形態と異なる点にある。
図15は第1の実施の形態を模式化した図6に対応しており、表示中心付置からの時間距離に応じて画像の拡大縮小が行われた4枚の写真1501〜1504の様子を示したものである。第1の実施の形態で用いた図7の加重値の決定と、図10の表示中心位置の揺らぎ量を決定するグラフはそのまま利用することができる。図5の処理ステップS205で利用された移動速度を拡大縮小率に読み替えることで第2の実施の形態が実現される。
すなわち、第2の実施の形態では、図5の処理ステップS206では、処理ステップS205で得られた拡大縮小率に従い画像を拡大縮小し、ランダムな合成位置に配置後、処理ステップS204で得られた加重値に応じて加重加算平均処理を行い出力する。
この第2の実施の形態の効果の一例について図16と共に説明する。図16で用いる原画像は、図12(a)〜(c)で説明した、それぞれオブジェクト1201、1202、1203を有する3枚の静止画像である。はじめに、3枚の静止画像は設定された拡大縮小率に従い、図16(a)に枠1301d,1302d,1303dで示すように3枚の静止画像が拡大縮小処理が行われて、それらの合成された合成画像1601が画面に表示される。この時の画面に表示される合成画像1601は、図16(a)に実線で示す枠1302dに対応しており、枠1303dで示される大きさの静止画像は一部が画面からはみ出しており、枠1301d、1302dで示される大きさの静止画像は全部が画面内に表示される。
この後、所定の時間が経過すると図16(b)に枠1301e,1302e,1303eで示すように3枚の静止画像が拡大縮小処理が行われて、それらの合成された合成画像1602が画面に表示される。この時の画面に表示される合成画像1602は、図16(b)に実線で示す枠1302eに対応しており、枠1301eで示される大きさの静止画像は一部が画面からはみ出しており、枠1302e、1303eで示される大きさの静止画像は全部が画面内に表示される。
更に、所定の時間が経過すると図16(c)に枠1301f,1302f,1303fで示すように3枚の静止画像が拡大縮小処理が行われて、それらの合成された合成画像1603が画面に表示される。この時の画面に表示される合成画像1603は、図16(c)に実線で示す枠1302fに対応しており、枠1301fで示される大きさの静止画像は一部が画面からはみ出しており、枠1302f、1303fで示される大きさの静止画像は全部が画面内に表示される。
このように、本実施の形態も第1の実施の形態と同様に、表示中心位置が時間の経過と共に図10に示すように変化することにより、画面内の3枚の静止画像からなる合成画像における各静止画像の合成位置が図16(a)〜(c)に示すように、時間と共に変化する動画効果が得られ、3枚の静止画像内のオブジェクトを鑑賞者が識別し易くできると共に、それら各静止画像のオブジェクトの合成位置の変化が非周期的で、かつ、連続的であるため、演出効果を持たせることができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態も基本的に処理フローチャートは第1の実施の形態の図4および図5のフローチャートと同一であり、画像表示装置のブロック図は図1と同一であるため、同一処理部に関する詳細な説明は省略する。この第3の実施の形態の特徴は、図5の処理ステップS205で利用された移動速度を画面内低域周波数濾波フィルタ(低域フィルタ;LPF)の遮断周波数に読み替えることにあり、これにより本実施の形態が実現される。
すなわち、第3の実施の形態では、図5の処理ステップS206において、処理ステップS205で各静止画像毎に時間距離に応じて設定される画面内低域周波数濾波フィルタの遮断周波数に従い静止画像に含まれる周波数成分を制限し(周波数帯域を異ならせ)、ランダムな合成位置に配置後、処理ステップS204で得られた加重値に応じて加重加算平均処理を行い出力する。遮断周波数の変化による静止画像の周波数帯域の変化は、静止画像の鮮鋭度に作用し、鮮鋭度の時間変化が動きと同様の効果を与える。
この第3の実施の形態の効果の一例について図17と共に説明する。図17で用いる原画像は、図12(a)〜(c)で説明した、それぞれオブジェクト1201、1202、1203を有する3枚の静止画像である。また、図17(a)〜(c)では、鮮鋭度をオブジェクトの描画線の太さで表現している。
まず、3枚の静止画像がそれぞれ独立してその静止画像の時間距離に応じて遮断周波数が変化する画面内低域周波数濾波フィルタにより鮮鋭度が制御された後合成されて図17(a)に合成画像1701が表示される。続いて所定の時間を置いて、同様にして図17(b)に示す合成画像1702が表示され、さらに所定の時間を置いて図17(c)に示す合成画像1703が表示される。
本実施の形態によれば、所定の時間毎に画面内低域周波数濾波フィルタの遮断周波数が、その静止画像の時間距離に応じて変化することで対応する静止画像の鮮鋭度が変化し、3枚の静止画像を合成した合成画像も図17に1701〜1703で示すように、3つのオブジェクトの内の一つが鮮明で他が不鮮明な状態の合成画像となり、かつ、その状態が時間と共に変化するので、各静止画像のオブジェクトが認識され易くなる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態も基本的に処理フローチャートは第1の実施の形態の図4および図5のフローチャートと同一であり、画像表示装置のブロック図は図1と同一であるため、同一処理部に関する詳細な説明は省略する。この第4の実施の形態の特徴は、図5の処理ステップS205で利用された移動速度をカラー画像の彩度に読み替え、図5の処理ステップS206では、処理ステップS205で各静止画像毎にその時間距離に応じて得られたカラー画像の彩度の強弱に従い画像の色を変化させ、ランダムな合成位置に配置後、処理ステップS204で得られた加重値に応じて加重加算平均処理を行い出力する点にある。ここで、彩度の変化は、静止画像に色変化をもたらし、例えば、撮影時刻などが古い静止画像はセピア色にするなどの変化が動きと同様の効果を与える。
この第4の実施の形態の効果の一例について図18と共に説明する。図18で用いる原画像は、図12(a)〜(c)で説明した、それぞれオブジェクト1201、1202、1203を有する3枚の静止画像である。また、図18(a)〜(c)では、彩度の強弱をオブジェクトのグレースケールに置き換えて表現している。
本実施の形態では、まず図18(a)に示すように3枚の静止画像のうち垂直方向に円筒軸を持つ円柱形のオブジェクトの静止画像が最も彩度が高くされて、他の2枚の静止画像と合成された合成画像1801が表示される。続いて、所定の時間を置いて、例えば、図18(b)に示すように、3つの静止画像のうち上記の垂直方向に円筒軸を持つ円柱形のオブジェクトを持つ静止画像以外の2つの静止画像の彩度が高くされて、それら3枚の静止画像の合成画像1802が表示され、さらに所定の時間を置いて図18(c)に示すように、例えば3枚の静止画像のうち円柱形のオブジェクトを持つ2枚の静止画像の彩度が高くされて、残りの1枚の静止画像と合成された合成画像1803が表示されるように変化する。
本実施の形態によれば、所定の時間毎に3枚の静止画像の時間距離に応じてその静止画像のオブジェクトの彩度が変化し、3枚の静止画像を合成した合成画像が図18に1801〜1803で示すように、3枚の静止画像の各オブジェクトの内の1枚の静止画像のオブジェクトが鮮明なカラーを持ち、他がセピア色になるなど不自然な色の状態の合成画像となり、かつ、その状態が時間と共に変化するので、各静止画像のオブジェクトが認識され易くなる。
(第5の実施の形態)
本実施の形態も基本的に処理フローチャートは第1の実施の形態の図4および図5のフローチャートと同一であり、画像表示装置のブロック図は図1と同一であるため、同一処理部に関する詳細な説明は省略する。この第5の実施の形態の特徴は、図5の処理ステップS205で第1乃至第4の実施の形態のいずれか2つ以上の合成パラメータを同時に求めることにあり、これにより第5の実施の形態が実現される。
また、第5の実施の形態では、図5の処理ステップS206では、処理ステップS205で得られた複数の画像処理を行い、ランダムな合成位置に配置後、処理ステップS204で得られた加重値に応じて加重加算平均処理し合成画像を出力する。
(第6の実施の形態)
本実施の形態も基本的に処理フローチャートは第1の実施の形態の図4および図5のフローチャートと同一であり、画像表示装置のブロック図は図1と同一であるため、同一処理部に関する詳細な説明は省略する。この第6の実施の形態では、図5の処理ステップS204で加重値を求める際に、合成画像の更新と合わせて図7に示す特性が変化することを特徴として、処理ステップS205で第1乃至第5の実施の形態のいずれか方法により合成パラメータを求め、処理ステップS206は処理ステップS205で得られた単一または複数の画像処理を行い、ランダムな合成位置に配置後、処理ステップS204で得られた加重値に応じて加重加算平均処理し合成画像を出力することにより、透過度を順次変更して表示する。
(第7の実施の形態)
本実施の形態も基本的に処理フローチャートは第1の実施の形態の図4および図5のフローチャートと同一であり、画像表示装置のブロック図は図1と同一であるため、同一処理部に関する詳細な説明は省略する。この第7の実施の形態の例を図19(a)〜(c)に示す。図19(a)〜(c)の模式図は、第2の実施の形態の模式図である図16(a)〜(c)に第7の実施の形態を施した図である。図19中、図16と同じ図形には同じ符号が付与されている。
図19(a)〜(c)において、観察者により指定された撮影時刻に最も近い時刻に撮影された静止画像が、サイズは異なるが同じ原画像から作成された枠1303d,1303e,1303fで示す静止画像であったとする。この場合には、各静止画像の拡大縮小処理が各々行われた後、枠1303d,1303e,1303fで示す静止画像については、更に静止画像の画像領域を示す縁を着色処理した後、静止画像を加重加算平均する。
この結果、図19(a)に示す合成画像1601では枠1303dで示す静止画像領域の縁が合成画像1601の外にあるため着色された縁は表示されないが、所定時間後に表示される合成画像は、図19(b)に1602で示され、また枠1303eで示す静止画像領域の縁が表示する枠(枠1302eに対応)の内部にあるため着色された静止画像領域の縁1901が合成画像1602と共に表示される。更に、所定時間後に表示される図19(c)に示す合成画像1603では、枠1303fで示す静止画像領域の縁が表示する枠(枠1302fに対応)の内部にあるため、着色された静止画像領域の縁1902が合成画像1603と共に表示される。これにより、本実施の形態では、各オブジェクトを分離して認識し易くなるのみではなく、合成する複数枚の静止画像のうちの特定の静止画像のオブジェクトに注意を引くように操作することが可能になる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、以上の実施の形態では、分かり易さの点から図1のブロック図を用いて説明したが、表示プログラムとして図20のようなコンピュータシステムで実現することも当然可能である。すなわち、図4および図5のフローチャートを実現するプログラムを図20に示すデータ記憶装置2003またはリード・オンリ・メモリ(ROM)2007からシステムバス2000を通じてロードし、中央処理装置(CPU)2005がランダム・アクセス・メモリ(RAM)2006上に画像データを展開しながら実行させればよい。また、図示しないネットワークを介して配信されたプログラムをロードすることも可能である。
この場合、図1の画像データ入力部102は図20の画像データ入力部2001に、図1のデータ記憶装置103は図20のデータ記憶装置2003に、図1の画像中心設定部106は図20のコマンド入力部2002に、図1の画像表示部110は図20の画像出力部2004にそれぞれ置き換えられる。また、図1のその他の機能ブロックはプログラムにより実現される。
また、以上の実施の形態では、図2と共に説明したように、個人のパーソナルコンピュータ202により実現されるシステムを中心としたが、本発明による画像表示装置はネットワークを通じて複数人がアクセスするクライアント・サーバ型やピア・ツー・ピア型のシステムへも適用可能であり、実装形態を制限するものではない。また、デジタルスチルカメラ201で撮影された静止画像を例に説明したが、静止画像に限定するものではなく、デジタルビデオカメラで撮影された動画像であってもよい。さらに、撮影機材は携帯電話や携帯情報端末などカメラ機能を内蔵する様々な形態が考えられる。
本発明の画像表示装置の一実施の形態のブロック図である。 本発明の画像表示装置が適用される画像表示システムのシステム構成図である。 入力される画像データのフォーマットの一例を示す概念図である。 本発明装置による画像蓄積処理の第1の実施の形態のフローチャートである。 本発明装置による画像合成処理の第1の実施の形態のフローチャートである。 加重値の決定法を説明するため、静止画像の時間軸上での扱いを説明する図である。 本発明装置の第1の実施の形態における時間距離と加重値との関係の一例を示す図である。 本発明装置の第1の実施の形態における時間距離と水平速度との関係の一例を示す図である。 本発明装置の第1の実施の形態における時間距離と垂直速度との関係の一例を示す図である。 本発明装置により表示中心位置に加えられる揺らぎと表示経過時間との関係の一例を示す図である。 2枚の画像を移動させながら合成する方法の一例を説明する図である。 本発明装置の各実施の形態を説明するための原画像の一例を示す図である。 通常の加重加算平均による合成静止画像の一例を示す図である。 本発明装置の第1の実施の形態による効果を説明する図である。 本発明装置の第2の実施の形態による静止画像の時間軸上での扱いを説明する図である。 本発明装置の第2の実施の形態による効果を説明する図である。 本発明装置の第3の実施の形態による効果を説明する図である。 本発明装置の第4の実施の形態による効果を説明する図である。 本発明装置の第7の実施の形態による効果を説明する図である。 本発明装置をコンピュータで実現する場合のブロック図である。
符号の説明
100 画像表示装置
101,105,112 入力端子
102 画像データ入力部
103 データ記憶装置
104 時刻順ソート処理部
106 表示中心設定部
107 加重値決定部
108 合成パラメータ決定部
109 画像合成部
110 画像表示部
111 出力端子
113 処理命令判断部
201 デジタルスチルカメラ
202 パーソナルコンピュータ
301 画像データ
302 メタデータ
1101,1103 画像枠
1102 表示範囲
1104,1105 移動方向
1201,1202,1203 原静止画像のオブジェクト
1301a,13O2a,1303a,1301b,1302b,1303b,1301c,1302c,1303c,1301d,1302d,1303d,1301e,1302e,1303e,1301f,1302f,1303f 画像枠
1401〜1403,1601〜1603,1701〜1703,1801〜1803 合成画像
1901,1902 静止画像領域の着色された縁
2000 システムバス
2001 画像データ入力部
2002 コマンド入力部
2003 データ記憶装置
2004 画像出力部
2005 中央処理装置(CPU)
2006 RAM
2007 ROM


Claims (4)

  1. 撮影時刻の情報を各々有する複数の静止画像データを再生した複数の静止画像を、表示画面上において互いに異なる方向に、所定時間毎に移動させ、この各所定時間経過後に移動した前記複数の静止画像を透視合成して1つの合成画像を生成し、この生成した1つの合成画像を前記表示画面に表示する画像表示装置であって、
    前記複数の静止画像データから各々前記撮影時刻を取得する撮影時刻取得手段と、
    取得した前記撮影時刻を含む所定の時刻範囲の中の任意の時刻を、時間軸上の表示中心位置として設定する表示中心位置設定手段と、
    前記表示中心位置を、所定範囲内において連続的、かつ、非周期的に変化させるための情報である時間的な揺らぎの値を前記表示中心位置に加えた新たな表示中心位置を前記所定時間毎に生成する表示中心位置変動手段と、
    前記複数の静止画像の各々について、その撮影時刻と前記新たな表示中心位置が示す時刻との差である時間距離を前記所定時間毎に算出する時間距離算出手段と、
    前記複数の静止画像の各々に割り当てる加重値を、前記時間距離算出手段で算出した前記時間距離に応じた第1の関数によって前記所定時間毎に決定する加重値決定手段と、
    前記複数の静止画像の各々を移動させる移動速度を、前記時間距離算出手段で算出した前記時間距離に応じた第2の関数によって前記所定時間毎に決定する移動速度決定手段と、
    前記複数の静止画像を、前記移動速度決定手段により決定された移動速度で前記所定時間毎に移動させて、その移動後の前記複数の静止画像の各々の位置における前記表示画面上で同一の位置に存在する前記複数の静止画像の各画素の値を、前記加重値を用いて加重加算平均することにより前記複数の静止画像を合成して1つの合成画像を生成する画像合成手段と、
    前記画像合成手段により生成された前記合成画像を前記表示画面に表示する画像表示手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 撮影時刻の情報を各々有する複数の静止画像データを再生した複数の静止画像を表示画面に表示させる際の、各々の画像サイズを所定時間毎に変化させ、この各所定時間経過後に画像サイズが変化した前記複数の静止画像を透視合成して1つの合成画像を生成し、この生成した1つの合成画像を前記表示画面に表示する画像表示装置であって、
    前記複数の静止画像データから各々前記撮影時刻を取得する撮影時刻取得手段と、
    取得した前記撮影時刻を含む所定の時刻範囲の中の任意の時刻を、時間軸上の表示中心位置として設定する表示中心位置設定手段と、
    前記表示中心位置を、所定範囲内において連続的、かつ、非周期的に変化させるための情報である時間的な揺らぎの値を前記表示中心位置に加えた新たな表示中心位置を前記所定時間毎に生成する表示中心位置変動手段と、
    前記複数の静止画像の各々について、その撮影時刻と前記新たな表示中心位置が示す時刻との差である時間距離を前記所定時間毎に算出する時間距離算出手段と、
    前記複数の静止画像の各々に割り当てる加重値を、前記時間距離算出手段で算出した前記時間距離に応じた第1の関数によって前記所定時間毎に決定する加重値決定手段と、
    前記複数の静止画像の各々の画像サイズを、前記時間距離算出手段で算出した前記時間距離に応じた第2の関数によって前記所定時間毎に決定する画像サイズ決定手段と、
    前記複数の静止画像を、前記画像サイズ決定手段により決定された画像サイズで前記所定時間毎に変化させて、その変化後の前記複数の静止画像の各々の位置における前記表示画面上で同一の位置に存在する前記複数の静止画像の各画素の値を、前記加重値を用いて加重加算平均することにより前記複数の静止画像を合成して1つの合成画像を生成する画像合成手段と、
    前記画像合成手段により生成された前記合成画像を前記表示画面に表示する画像表示手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  3. 撮影時刻の情報を各々有する複数の静止画像データを再生した複数の静止画像に対し、低域フィルタによるフィルタリング処理を所定時間毎に各々施し、この各所定時間経過後に前記フィルタリング処理された前記複数の静止画像を透視合成して1つの合成画像を生成し、この生成した1つの合成画像を前記表示画面に表示する画像表示装置であって、
    前記複数の静止画像データから各々前記撮影時刻を取得する撮影時刻取得手段と、
    取得した前記撮影時刻を含む所定の時刻範囲の中の任意の時刻を、時間軸上の表示中心位置として設定する表示中心位置設定手段と、
    前記表示中心位置を、所定範囲内において連続的、かつ、非周期的に変化させるための情報である時間的な揺らぎの値を前記表示中心位置に加えた新たな表示中心位置を前記所定時間毎に生成する表示中心位置変動手段と、
    前記複数の静止画像の各々について、その撮影時刻と前記新たな表示中心位置が示す時刻との差である時間距離を前記所定時間毎に算出する時間距離算出手段と、
    前記複数の静止画像の各々に割り当てる加重値を、前記時間距離算出手段で算出した前記時間距離に応じた第1の関数によって前記所定時間毎に決定する加重値決定手段と、
    前記複数の静止画像の各々に施す前記フィルタリング処理に使用する前記低域フィルタの遮断周波数特性を、前記時間距離算出手段で算出した前記時間距離に応じた第2の関数によって前記所定時間毎に決定する遮断周波数決定手段と、
    前記複数の静止画像を、前記遮断周波数決定手段により決定された遮断周波数特性を有する低域フィルタを用いて前記所定時間毎にフィルタリング処理を施し、そのフィルタリング処理後の前記複数の静止画像の各々の位置における前記表示画面上で同一の位置に存在する前記複数の静止画像の各画素の値を、前記加重値を用いて加重加算平均することにより前記複数の静止画像を合成して1つの合成画像を生成する画像合成手段と、
    前記画像合成手段により生成された前記合成画像を前記表示画面に表示する画像表示手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  4. 撮影時刻の情報を各々有する複数の静止画像データを再生した複数のカラー静止画像を表示画面上に表示させる際の、各々の彩度を所定時間毎に変化させ、この各所定時間経過後に彩度が変化した前記複数のカラー静止画像を透視合成して1つの合成画像を生成し、この生成した1つの合成画像を前記表示画面に表示する画像表示装置であって、
    前記複数の静止画像データから各々前記撮影時刻を取得する撮影時刻取得手段と、
    取得した前記撮影時刻を含む所定の時刻範囲の中の任意の時刻を、時間軸上の表示中心位置として設定する表示中心位置設定手段と、
    前記表示中心位置を、所定範囲内において連続的、かつ、非周期的に変化させるための情報である時間的な揺らぎの値を前記表示中心位置に加えた新たな表示中心位置を前記所定時間毎に生成する表示中心位置変動手段と、
    前記複数のカラー静止画像の各々について、その撮影時刻と前記新たな表示中心位置が示す時刻との差である時間距離を前記所定時間毎に算出する時間距離算出手段と、
    前記複数のカラー静止画像の各々に割り当てる加重値を、前記時間距離算出手段で算出した前記時間距離に応じた第1の関数によって前記所定時間毎に決定する加重値決定手段と、
    前記複数のカラー静止画像の各々の彩度を、前記時間距離算出手段で算出した前記時間距離に応じた第2の関数によって前記所定時間毎に決定する彩度決定手段と、
    前記複数のカラー静止画像を、前記彩度決定手段により決定された彩度で前記所定時間毎に変化させて、その変化後の前記複数のカラー静止画像の各々の位置における前記表示画面上で同一の位置に存在する前記複数のカラー静止画像の各画素の値を、前記加重値を用いて加重加算平均することにより前記複数のカラー静止画像を合成して1つの合成画像を生成する画像合成手段と、
    前記画像合成手段により生成された前記合成画像を前記表示画面に表示する画像表示手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
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