JP2005274887A - 画像表示システム及び画像表示プログラム並びに画像表示方法 - Google Patents

画像表示システム及び画像表示プログラム並びに画像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 演出効果が高いスライドショーを確実に実現できる新規な画像表示システム及び画像表示プログラム並びに画像表示方法の提供。
【解決手段】複数の画像をテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるに際し、前記画像を前記シナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断し、あると判断したときには、当該画像が重なり合わないように前記画像の再生経路を変更してその再生経路を前記シナリオに反映させてから、当該シナリオに沿って前記画像を表示させる。これによって、画像同士が重なって一方の画像が隠れてしまうことがなくなるため、演出効果が高いスライドショーを確実に実現できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の画像を所定のシナリオや演出に従ってモニタ上に表示するようにした、いわゆるスライドショーを実現するための画像表示システム及び画像表示プログラム並びに画像表示方法に関するものである。
デジタルスチルカメラで撮影した複数の画像等を個人的に、あるいは大勢で楽しむ方法として、いわゆる「スライドショー」を利用する方法が知られている。
この「スライドショー」とは、特に確立された定義はないが、一般的には、所定のテンプレートシナリオに従って所定の画像を次々と選択し、これを所定の演出と共に自動的にモニタ上に表示するようにしたソフトウェアを利用したものであり、デジタルスチルカメラ等で撮影した画像を印刷用紙上にプリントアウトすることなく、CRTや液晶モニタ上で楽しめるようにしたものである。
このようなスライドショーに関する技術として、例えば、以下の特許文献1等では、複数のシーンそれぞれを定義するシナリオデータと、複数のシーンの順序との入力を受け付けるステップと、定義された複数のシーンそれぞれに対応する画像を記憶された複数の画像の中から抽出するステップと、抽出された画像を定義されたシーンの順序に従って出力するステップとによって、複数の画像を所定のシナリオに従って順に出力するようにしている。
特開2002−185908号公報
ところで、本発明者らは、前記のような「スライドショー」を実現するテンプレートシナリオの一つとして、所定のルールに従って選択された複数の画像を一つの表示面上に同時に表示すると共に、これら各画像をその表示面内で所定の方向に移動させるような演出効果を実現するテンプレートシナリオを採用することを検討している。
しかしながら、このように複数の画像を所定の方向に移動させた場合に両画像が重なり合ったときに、一方の画像が他方の画像の下に隠れて見えなくなってしまい、シナリオデザイナ等が予定する演出効果を損なってしまうといった問題点が考えられる。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は、演出効果が高いスライドショーを確実に実現することができる画像表示システム及び画像表示プログラム並びに画像表示方法を提供するものである。
〔発明1〕上記課題を解決するために発明1の画像表示システムは、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示システムであって、
前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像が重なり合わないように画像の再生経路を変更する再生経路変更手段と、当該再生経路変更手段で変更された画像の再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、を備えたことを特徴とするものである。
このような構成によれば、画像重複判断手段が、再生表示すべき画像をテンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときは、再生経路変更手段が当該画像が重なり合わないように画像の再生経路を変更することになる。そして、テンプレートシナリオ生成手段がこの変更後の画像の再生経路を反映した新たなテンプレートシナリオを生成し、画像表示手段がこの新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させることになる。
これによって、変更後の画像の再生経路に沿って各画像がお互いを回避するように移動先へ再生表示移動するようになるため、一方の画像の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、各画像は移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく、高い演出効果を発揮することができる。
〔発明2〕発明2の画像表示システムは、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示システムであって、
前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明処理を施す画像効果生成手段と、当該画像効果生成手段による画像の透明処理を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、を備えたことを特徴とするものである。
このような構成によれば、画像重複判断手段が、再生表示すべき画像をテンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときは、画像効果生成手段が当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明処理を施すことになる。そして、テンプレートシナリオ生成手段がこの透明処理の実行を反映した新たなテンプレートシナリオを生成し、画像表示手段がこの新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させることになる。
これによって、両画像が重なり合ったときに上側に重なり合う画像に対して透明処理が実施されて下側に位置する画像が透けて見えるようになるため、一方の画像の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、発明1と同様に各画像は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく、高い演出効果を発揮することができる。
なお、ここでいう「画像の透明処理」とは、いわゆる「アルファブレンディング(Alpha Blending)」のことであり、画像の透明度であるアルファ値に従って色ガラスの向こうにある物体が透けて見えるように、奥に存在する物体を透かして見えるように映す画像処理の一つである。現在、最も簡単な透明処理は、地色と上にかぶせる色の中間色を表示するという方法であり、例えば、RGB(256,256,256)に、RGB(0,0,0)を重ねれば、RGB(128,128,128)を表示することができる。エフェクトとして使用すると非常に見栄えがするので、最近のゲームではこれでもかとばかりに透明処理が行われている。透明処理が不可能だった頃は、代わりにメッシュによる処理が行われていた。
また、本発明でいう「透明」とは、上側に重なった画像が完全に透けてその形状や模様、色彩などが見えなくなる場合だけでなく、上側に重なった画像の形状や模様、色彩などがある程度認識できる程度の「半透明」をも含むものである(「半透明」の程度にもよるが、本発明はむしろこの「半透明」状態であることの方が望ましい)(以下の画像表示システム、画像表示プログラム、画像表示方法、並びに発明の実施の形態において同じである)。
〔発明3〕発明3の画像表示システムは、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示システムであって、
前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断する特定領域重複判断手段と、当該特定領域重複判断手段で当該画像の特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像の注目領域が重なり合わないように画像の再生経路を変更する再生経路変更手段と、当該再生経路変更手段で変更された画像の再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、を備えたことを特徴とするものである。
すなわち、本発明は、特定領域抽出手段によって各画像毎の特定領域を抽出し、その特定領域が他の画像と重なり合って隠れてしまうことがあるとき、発明1と同様な処理を実施するようにしたものである。
これによって、発明1と同様に変更後の画像の再生経路に沿って各画像がお互いを回避するように移動先へ再生表示移動するようになるため、各画像毎の特定領域の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、少なくとも各画像の特定領域は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく高い演出効果を発揮することができる。
なお、ここでいう各画像中の「特定領域」とは、後の発明6でいう「注目領域」と、発明7でいう「重要領域」と、発明8でいう「顔画像領域」を含む概念であるとする(以下の画像表示システム、画像表示プログラム、画像表示方法において同じである)。
〔発明4〕発明4の画像表示システムは、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示システムであって、
前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断する特定領域重複判断手段と、当該特定領域重複判断手段で前記特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明処理を施す画像効果生成手段と、当該画像効果生成手段による画像の透明処理を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、を備えたことを特徴とするものである。
すなわち、本発明は、特定領域抽出手段によって各画像毎の特定領域を抽出し、その特定領域が他の画像と重なり合って隠れてしまうことがあるとき、発明2と同様な処理を実施するようにしたものである。
これによって、発明2と同様に両画像が重なり合ったときに上側に重なり合う画像に対して透明処理が実施されて下側に位置する画像が透けて見えるようになるため、各画像毎の特定領域の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、発明3と同様に、少なくとも各画像の特定領域は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく高い演出効果を発揮することができる。
〔発明5〕発明5の画像表示システムは、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示システムであって、
前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断する特定領域重複判断手段と、当該特定領域重複判断手段で前記特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像の一方あるいは両方のサイズを小さくする画像サイズ調整手段と、当該画像サイズ調整手段による画像サイズ調整処理を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、を備えたことを特徴とするものである。
すなわち、本発明は、特定領域抽出手段によって各画像毎の特定領域を抽出し、その特定領域が他の画像と重なり合って隠れてしまうことがあるとき、画像サイズ調整手段によって当該画像の一方あるいは両方のサイズを小さくから前記発明と同様な処理を実施するようにしたものである。
これによって、両画像が重なり合ったときに画像の一方あるいは両方のサイズが縮小化されるようになるため、各画像毎の特定領域の一部あるいは全部が隠れるようなケースを容易に回避することができる。
この結果、発明3と同様に、少なくとも各画像の特定領域は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく高い演出効果を発揮することができる。
〔発明6〕発明6の画像表示システムは、
発明3〜5のいずれか1項に記載の画像表示システムにおいて、前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、当該画像の物理的特徴から算出される誘目度に基づいて抽出される注目領域であることを特徴とするものである。
これによって、スライドショーを観る者が生理的に自然に注目するような画像の所定の領域が隠れて見えなくなってしまうようなことがなくなるため、高い演出効果を発揮することができる。
ここで、「注目領域」とは、発明3でいう「特定領域」という概念に含まれる具体的な一態様であり、「本画像表示システムを用いてスライドショーを観る側が、前記重要領域の有無や位置にかかわらず、その画像毎に無意識に注目するであろうと思われる画像中の特定の領域」を意味するものである(以下の画像表示システム、画像表示プログラム、画像表示方法において同じである)。
また、本発明では「注目領域」の算出基準として「誘目度」を用いるようにしているが、この「誘目度」の算出方法は、例えば、「特開2001−126070号公報(注目領域抽出装置及びそれを用いた自動構図決定装置)」等に詳細に開示されている。
ここでは、その概要について説明する。
「注目領域」の算出(以下、適宜「抽出」ともいう)のために、原画像の物理的特徴に従って「誘目度」を評価する。ここで、「誘目度」とは人間の主観にあったパラメータをいう。「注目領域」の算出は、評価結果から一番目立つ領域を「注目領域」として抽出する。つまり、「注目領域」の評価の際は、物理的特徴に従って人間の主観にあった評価をするので、人間の主観に適合した「注目領域」を抽出することができる。
例えば、物理的特徴が色の異質度を含む場合、各領域の色の違いに基づいて「誘目度」を評価することができる。
また、物理的特徴が色の異質度に加えて形の異質度、面積の異質度及びテクスチャ(模様)の異質度をさらに含むので、この4つの異質度の少なくとも一つの異質度に基づいて「誘目度」を評価すれば、原画像の特徴に応じて的確に「誘目度」を評価することができる。
また、色の3要素(色相、彩度、明度)についても評価する場合であれば、人間の主観による目立つ色(赤色)に近い領域を最も目立つ領域と評価することができる。
さらに、空間周波数や原画像における各領域の面積についても評価すれば、最も目立つ領域の評価をさらに的確に判断することができる。
そして、この「誘目度」の評価は、以下の手順により行う。
(1)先ず最初に対象となる原画像を領域分割する。この場合、原画像を図領域と絵領域とに分割する。この分割の方法には、1997IEEEにおいてW.Y.MaやB.S.Manjunathらが「EdgeFlow:A Framework of Boundary Detection and Image Segmentation」に記載した“edgeflow”に基づく境界検出方法が適用される。
(2)次に、このようにして分割した図領域を抽出し、領域の「誘目度」を評価する。
この「誘目度」の評価は、概略以下のようにして行う。
a.最初に各領域の「異質性誘目度」を求める。この場合、色の異質度、テクスチャの異質度、形の異質度及び面積の異質度を各々求め、それぞれに重み係数を付与して線形結合し、各領域の「異質性誘目度」を求める。
b.次に各領域における「特徴誘目度」を求める。この場合、色の誘目度、空間周波数の誘目度、面積の誘目度を求め、それぞれに重み係数を付与して線形結合し、各領域の「特徴誘目度」を求める。
c.そして最後に、各領域の「異質性誘目度」と「特徴誘目度」を加算し、特徴量統合値を求め、この特徴量統合値を所定のベータ関数により評価して、目的の「誘目度」を算出する。
〔発明7〕発明7の画像表示システムは、
発明3〜5のいずれか1項に記載の画像表示システムにおいて、前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、予め各画像毎に抽出された重要領域であることを特徴とするものである。
これによって、スライドショーを作成する側に画像毎に予め恣意的に決定した画像の所定の領域が隠れて見えなくなってしまうようなことがなくなるため、シナリオデザイナ等が予定する高い演出効果を確実に発揮することができる。
ここで、「重要領域」とは、発明3でいう「特定領域」という概念に含まれる具体的な一態様であり、「本画像表示システムを用いてスライドショーを作成する側が予め恣意的に重要と抽出した画像中の特定の領域」を意味するものである(以下の画像表示システム、画像表示プログラム、画像表示方法において同じである)。
〔発明8〕発明8の画像表示システムは、
発明3〜5のいずれか1項に記載の画像表示システムにおいて、前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、当該画像中に含まれる顔画像領域であることを特徴とするものである。
これによって、人が注目しやすい顔画像を占める領域が隠れて見えなくなってしまうようなことがなくなるため、高い演出効果を発揮することができる。
ここで、「顔画像領域」とは、発明3でいう「特定領域」という概念に含まれる具体的な一態様であり、「公知の顔画像判断手法等を用いて客観的に顔画像と認められる画像中の一定の領域」を意味するものである(以下の画像表示システム、画像表示プログラム、画像表示方法において同じである)。
また、画像中の「顔画像領域」の検出手法としては、公知の顔画像領域の検出手法をそのまま適用することができる。
例えば、非特許文献「H.A.Rowley、S.Baluja,and T.Kanade、“Neural network−based face detection”IEEE Transactions on Pattern Analysisand Machine Intelligence、vol.20、no.1、pp.23−38、1998」では、顔画像によりニューラルネットを訓練し、顔画像を検出する技術が開示されている。また、「特開平9−171560号公報」では、ある入力画像について、先ず、人物肌色領域の有無を判定し、人物肌色領域に対して自動的にモザイクサイズを決定し、候補領域をモザイク化し、人物顔辞書との距離を計算することにより、人物顔の有無を判定し、人物顔の切り出しを行うことによって背景等の影響による誤抽出を減らし、効率的に画像中から人間の顔を自動的に見つけるようにしている。
なお、この「顔画像領域」と、発明6,7でいう「注目領域」と「重要領域」とは、一般手には、一致するケースが多いものの原則的には互いに異なる概念であって並列的な関係である。
〔発明9〕発明9の画像表示プログラムは、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示プログラムであって、
前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像が重なり合わないように画像の再生経路を変更する再生経路変更手段と、当該再生経路変更手段で変更された画像の再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、をコンピュータに機能させることを特徴とするものである。
これによって発明1と同様に、変更後の画像の再生経路に沿って各画像がお互いを回避するように移動先へ再生表示移動するようになるため、一方の画像の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、各画像は移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく、高い演出効果を発揮することができる。
また、パソコン(PC)等の汎用のコンピュータ(ハードウェア)を用いてソフトウェア上でその機能を実現することが可能となるため、専用の装置を作成して実現する場合に比べて経済的且つ容易に実現することができる。さらに、多くの場合、プログラムの一部の書き換えだけでその機能の変更、改良等のバージョンアップを容易に達成することが可能となる。
〔発明10〕発明10の画像表示プログラムは、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示プログラムであって、
前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明処理を施す画像効果生成手段と、当該画像効果生成手段による画像の透明処理を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、をコンピュータに機能させることを特徴とするものである。
これによって、発明2と同様に、両画像が重なり合ったときに上側に重なり合う画像に対して透明処理が実施されて下側に位置する画像が透けて見えるようになるため、一方の画像の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、発明1と同様に各画像は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく、高い演出効果を発揮することができる。
また、発明9と同様に、パソコン(PC)等の汎用のコンピュータ(ハードウェア)を用いてソフトウェア上でその機能を実現することが可能となるため、専用の装置を作成して実現する場合に比べて経済的且つ容易に実現することができる。さらに、多くの場合、プログラムの一部の書き換えだけでその機能の変更、改良等のバージョンアップを容易に達成することが可能となる。
〔発明11〕発明11の画像表示プログラムは、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示プログラムであって、
前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断する特定領域重複判断手段と、当該特定領域重複判断手段で当該画像の特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像の注目領域が重なり合わないように画像の再生経路を変更する再生経路変更手段と、当該再生経路変更手段で変更された画像の再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、をコンピュータに機能させることを特徴とするものである。
これによって、発明3と同様に変更後の画像の再生経路に沿って各画像がお互いを回避するように移動先へ再生表示移動するようになるため、各画像毎の特定領域の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、少なくとも各画像の特定領域は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく高い演出効果を発揮することができる。
また、発明9と同様に、パソコン(PC)等の汎用のコンピュータ(ハードウェア)を用いてソフトウェア上でその機能を実現することが可能となるため、専用の装置を作成して実現する場合に比べて経済的且つ容易に実現することができる。さらに、多くの場合、プログラムの一部の書き換えだけでその機能の変更、改良等のバージョンアップを容易に達成することが可能となる。
〔発明12〕発明12の画像表示プログラムは、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示プログラムであって、
前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うか否かを判断する特定領域重複判断手段と、当該特定領域重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明処理を施す画像効果生成手段と、当該画像効果生成手段による画像の透明処理を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、をコンピュータに機能させることを特徴とするものである。
これによって、発明4と同様に両画像が重なり合ったときに上側に重なり合う画像に対して透明処理が実施されて下側に位置する画像が透けて見えるようになるため、各画像毎の特定領域の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、発明3と同様に、少なくとも各画像の特定領域は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく高い演出効果を発揮することができる。
また、発明9と同様に、パソコン(PC)等の汎用のコンピュータ(ハードウェア)を用いてソフトウェア上でその機能を実現することが可能となるため、専用の装置を作成して実現する場合に比べて経済的且つ容易に実現することができる。さらに、多くの場合、プログラムの一部の書き換えだけでその機能の変更、改良等のバージョンアップを容易に達成することが可能となる。
〔発明13〕発明13の画像表示プログラムは、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示プログラムであって、
前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うか否かを判断する特定領域重複判断手段と、当該特定領域重複判断手段で前記特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像の一方あるいは両方のサイズを小さくする画像サイズ調整手段と、当該画像サイズ調整手段による画像サイズ調整処理を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、をコンピュータに機能させることを特徴とするものである。
これによって、発明5と同様に、両画像が重なり合ったときに画像の一方あるいは両方のサイズが縮小化されるようになるため、各画像毎の特定領域の一部あるいは全部が隠れるようなケースを容易に回避することができる。
この結果、発明3と同様に、少なくとも各画像の特定領域は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく高い演出効果を発揮することができる。
また、発明9と同様に、パソコン(PC)等の汎用のコンピュータ(ハードウェア)を用いてソフトウェア上でその機能を実現することが可能となるため、専用の装置を作成して実現する場合に比べて経済的且つ容易に実現することができる。さらに、多くの場合、プログラムの一部の書き換えだけでその機能の変更、改良等のバージョンアップを容易に達成することが可能となる。
〔発明14〕発明14の画像表示プログラムは、
発明11〜13のいずれか1項に記載の画像表示プログラムにおいて、前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、当該画像の物理的特徴から算出される誘目度に基づいて抽出される注目領域であることを特徴とするものである。
これによって、発明6と同様に、スライドショーを観る者が生理的に自然に注目するような画像の所定の領域が隠れて見えなくなってしまうようなことがなくなるため、高い演出効果を発揮することができる。
また、発明9と同様に、パソコン(PC)等の汎用のコンピュータ(ハードウェア)を用いてソフトウェア上でその機能を実現することが可能となるため、専用の装置を作成して実現する場合に比べて経済的且つ容易に実現することができる。さらに、多くの場合、プログラムの一部の書き換えだけでその機能の変更、改良等のバージョンアップを容易に達成することが可能となる。
〔発明15〕発明15の画像表示プログラムは、
発明11〜13のいずれか1項に記載の画像表示プログラムにおいて、前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、予め各画像毎に抽出された重要領域であることを特徴とするものである。
これによって、発明7と同様に、スライドショーを作成する側に画像毎に予め恣意的に決定した画像の所定の領域が隠れて見えなくなってしまうようなことがなくなるため、シナリオデザイナ等が予定する高い演出効果を確実に発揮することができる。
また、発明9と同様に、パソコン(PC)等の汎用のコンピュータ(ハードウェア)を用いてソフトウェア上でその機能を実現することが可能となるため、専用の装置を作成して実現する場合に比べて経済的且つ容易に実現することができる。さらに、多くの場合、プログラムの一部の書き換えだけでその機能の変更、改良等のバージョンアップを容易に達成することが可能となる。
〔発明16〕発明16の画像表示プログラムは、
発明11〜13のいずれか1項に記載の画像表示プログラムにおいて、前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、当該画像中に含まれる顔画像領域であることを特徴とするものである。
これによって、発明8と同様に、人が注目しやすい顔画像を占める領域が隠れて見えなくなってしまうようなことがなくなるため、高い演出効果を発揮することができる。
また、発明9と同様に、パソコン(PC)等の汎用のコンピュータ(ハードウェア)を用いてソフトウェア上でその機能を実現することが可能となるため、専用の装置を作成して実現する場合に比べて経済的且つ容易に実現することができる。さらに、多くの場合、プログラムの一部の書き換えだけでその機能の変更、改良等のバージョンアップを容易に達成することが可能となる。
〔発明17〕発明17の画像表示方法は、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示方法であって、
前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときには、当該画像が重なり合わないように前記画像の再生経路を変更してその再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させてから、当該テンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させるようにしたことを特徴とするものである。
これによって発明1と同様に、変更後の画像の再生経路に沿って各画像がお互いを回避するように移動先へ再生表示移動するようになるため、一方の画像の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、各画像は移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく、高い演出効果を発揮することができる。
〔発明18〕発明18の画像表示方法は、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示方法であって、
前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときには、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明化する処理を前記テンプレートシナリオに反映させてから、当該テンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させるようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明2と同様に、両画像が重なり合ったときに上側に重なり合う画像に対して透明処理が実施されて下側に位置する画像が透けて見えるようになるため、一方の画像の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、発明1と同様に各画像は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく、高い演出効果を発揮することができる。
〔発明19〕発明19の画像表示方法は、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示方法であって、
予め前記各画像中の特定領域を抽出しておき、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像の前記特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記特定領域が重なり合うときがあると判断したときには、当該特定領域が重なり合わないように画像の再生経路を変更してその再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させてから、当該テンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させるようにしたことを特徴とする画像表示方法。
これによって、発明3と同様に変更後の画像の再生経路に沿って各画像がお互いを回避するように移動先へ再生表示移動するようになるため、各画像毎の特定領域の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、少なくとも各画像の特定領域は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく高い演出効果を発揮することができる。
〔発明20〕発明20の画像表示方法は、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示方法であって、
予め前記各画像中の特定領域を抽出しておき、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像の前記特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記特定領域が重なり合うときがあると判断したときには、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明化する処理を前記テンプレートシナリオに反映させてから、当該テンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させるようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明4と同様に両画像が重なり合ったときに上側に重なり合う画像に対して透明処理が実施されて下側に位置する画像が透けて見えるようになるため、各画像毎の特定領域の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
この結果、発明3と同様に、少なくとも各画像の特定領域は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく高い演出効果を発揮することができる。
〔発明21〕発明21の画像表示方法は、
複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示方法であって、
予め前記各画像中の特定領域を抽出しておき、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像の前記特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記特定領域が重なり合うときがあると判断したときには、当該画像のうちの一方又は両方のサイズを小さくする処理を前記テンプレートシナリオに反映させてから、当該テンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させるようにしたことを特徴とする画ものである。
これによって、発明5と同様に、両画像が重なり合ったときに画像の一方あるいは両方のサイズが縮小化されるようになるため、各画像毎の特定領域の一部あるいは全部が隠れるようなケースを容易に回避することができる。
この結果、発明3と同様に、少なくとも各画像の特定領域は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタ上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく高い演出効果を発揮することができる。
〔発明22〕発明22の画像表示方法は、
発明19〜21のいずれか1項に記載の画像表示方法において、前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、当該画像の物理的特徴から算出される誘目度に基づいて抽出される注目領域であることを特徴とするものである。
これによって、発明6と同様に、スライドショーを観る者が生理的に自然に注目するような画像の所定の領域が隠れて見えなくなってしまうようなことがなくなるため、高い演出効果を発揮することができる。
〔発明23〕発明23の画像表示方法は、
発明19〜21のいずれか1項に記載の画像表示方法において、前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、予め各画像毎に抽出された重要領域であることを特徴とするものである。
発明7と同様に、スライドショーを作成する側に画像毎に予め恣意的に決定した画像の所定の領域が隠れて見えなくなってしまうようなことがなくなるため、シナリオデザイナ等が予定する高い演出効果を確実に発揮することができる。
〔発明24〕発明24の画像表示方法は、
発明19〜21のいずれか1項に記載の画像表示方法において、前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、当該画像中に含まれる顔画像領域であることを特徴とするものである。
これによって、発明8と同様に、人が注目しやすい顔画像を占める領域が隠れて見えなくなってしまうようなことがなくなるため、高い演出効果を発揮することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、前述したようなスライドショーを実現するための本発明に係る画像表示システム100の第1の実施の形態を示したものである。
図示するように、この画像表示システム100は、画像読取手段10と、テンプレートシナリオ記憶手段12と、画像重複判断手段14と、再生経路変更手段16と、テンプレートシナリオ生成手段18と、画像合成・再生手段20と、画像表示手段22と、画像記憶手段24と、特定領域抽出手段30、特定領域重複判断手段38とから主に構成されている。
先ず、画像読取手段10は、本システム100で表示対象候補となる画像Gを読み取って取り込む機能を提供するものであり、例えば、画像入力素子であるCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)や、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像センサを利用して、R(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれの画素データからなるデジタル画像データとして読み取って取り込むようになっている。
具体的には、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等のCCD、CMOSカメラやビジコンカメラ、イメージスキャナ、ドラムスキャナ等である。
なお、この画像読取手段10には、画像記憶手段24が備えられており、読み込んだ画像データをハードディスクドライブ装置(HDD)等の記憶装置やDVD−ROM等の記憶媒体等に適宜読み出し保存可能となっている。また、取り込み対象画像GがLANやインターネット等のネットワークNや、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等の記憶媒体等を介してデジタル画像データとして直接取り込まれる場合には、この画像読取手段10は、不要となるか、あるいはDCE(Data Circuit Terminating Equipment)やCCU(Communication Control Unit)、CCP(Communication Control Processor)等の通信手段や、CD−ROMドライブ、DVD−ROMドライブ、メモリリーダ、USBインターフェース(I/F)等のデジタルデータ取込手段として機能することになる。
次に、テンプレートシナリオ記憶手段12は、この画像読取手段10で読み取った画像Gの表示方法や演出方法等を規定するテンプレートシナリオSを記憶する機能を提供するものであり、図5〜図7に例示するように「選択する画像」や「画像の再生位置」、「画像の再生表示サイズ」、「画像効果」等が記述してある。例えば、図5に示すテンプレートシナリオS1では、「選択(表示)する画像」として、「撮影日時の若い順に2枚選択」するようになっており、また、「画像の再生表示位置」として、「選択された2つの画像A、Bのうち、画像Aをモニタ左下から右上に再生表示位置を移動させ、もう一つの画像Bをモニタの右上から左下に再生表示位置を移動させる」等といったようなシナリオが記述されている。また、「画像の再生表示サイズ」として、それぞれの画像A、Bを「モニタ面積の1/6」で再生表示させるようになっており、「画像効果」は「なし」となっている。また、図6に示すテンプレートシナリオS2では、「画像効果」として、選択された画像のうち「画像Aを、モニタ中付近で画像Bの注目力域と重なった部分を透明にする(アルファブレンディング)」といったシナリオが記述されている。
画像重複判断手段14は、テンプレートシナリオ記憶手段12で選択された画像GをそのテンプレートシナリオSに沿って移動させたときに、その画像G同士が重なり合うときがあるか否かを判断する機能を提供するようになっている。例えば、図5に示すテンプレートシナリオSに沿って2つの画像をそれぞれ移動させた場合、図10に示すように、その表示モニタMの中央部分で両画像A、Bが重なり合うときには、その旨と共に重なり合う位置及び重なり具合をその再生位置の経路と画像サイズ等とから算出するようになっている。
再生経路変更手段16は、この画像重複判断手段14で選択された画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、その画像が重なり合わないように各画像の再生位置の経路を変更する機能を提供するようになっている。例えば、図5に示すテンプレートシナリオSに沿って2つの画像をそれぞれ移動させたときに、図10に示すように、その表示モニタMの中央部分で両画像A、Bが重なり合うときがあると判断された場合には、図11に示すように両画像A、Bが重なり合わないように各画像A、Bの再生位置の経路を変更するようになっている。
テンプレートシナリオ生成手段18は、この再生経路変更手段16で変更された画像の再生経路を元のテンプレートシナリオSに反映させた新たなテンプレートシナリオSを生成する機能を提供するようになっている。例えば、図5に示すテンプレートシナリオSに沿って2つの画像をそれぞれ移動させたときに、図10に示すように、その表示モニタMの中央部分で両画像A、Bが重なり合うときがあると判断された場合には、図8に示すように、元のテンプレートシナリオS1中に対して両画像A、Bの再生位置の経路を変更した新たなテンプレートシナリオS4を生成するようになっている。
画像合成・再生手段20は、前記画像読取手段10で読み取った画像と、前記テンプレートシナリオ記憶手段12から選択されたオリジナルのテンプレートシナリオS、又は前記テンプレートシナリオ生成手段18で生成された新たなテンプレートシナリオSとを合成し、そのテンプレートシナリオSに沿って複数の画像を同時に再生する機能を提供するようになっている。
画像表示手段22は、前記画像合成・再生手段20で得られたデジタル画像信号をA/D変換してアナログ画像信号に変換する等してCRTや液晶モニタ等の画像表示モニタM上に視覚的に表示する機能を提供するようになっている。
特定領域抽出手段30は、前記各画像中の特定領域を抽出する機能を提供するものであり、さらにこの特定領域抽出手段30は、注目領域抽出手段32と、重要領域抽出手段34と、顔画像領域抽出手段36とから構成されている。
すなわち、この注目領域抽出手段32は、各画像中の「特定領域」として、前述したように「誘目度」を基準として算出した「注目領域」を抽出するようにしたものであり、重要領域抽出手段34は、各画像中の「特定領域」として、前述したように画像あるいはスライドショーを作成する側が各画像毎に恣意的に決定した「重要領域」を抽出するようにしたものである。例えば、図3は、「一輪の花」がほぼ中央部分に写っている原画像Bに対して注目領域抽出手段32によってその「特定領域(注目領域)」を抽出した例を示したものであり、その原画像Bの「特定領域(注目領域)」が同図(b)に示すように矩形状に抽出されるようになっている。
また、顔画像領域抽出手段36は、各画像中の「特定領域」として、前述したように人物の顔画像と認識される領域を「顔画像領域」を抽出するようにしたものである。例えば、図4は、「人物の正面向きの顔」がほぼ中央部分に写っている原画像Cに対してこの顔画像領域抽出手段36によってその「特定領域(注目領域)」を抽出した例を示したものであり、その原画像Cの「特定領域(注目領域)」が同図(b)に示すように矩形状に抽出されるようになっている。
特定領域重複判断手段38は、このようにして抽出された各画像中の「特定領域」の一部あるいは全部が、前記テンプレートシナリオSに沿って移動させたときに、他の画像の一部、あるいは他の画像中の「特定領域」の一部あるいは全部と重なり合うときがあるか否かを判断する機能を提供するようになっている。
なお、このような構成した本発明の画像表示システム100を構成する画像読取手段10やテンプレートシナリオ記憶手段12、画像重複判断手段14、再生経路変更手段16、テンプレートシナリオ生成手段18、画像合成・再生手段20、画像表示手段22、画像記憶手段24、特定領域抽出手段30、特定領域重複判断手段38等の各手段は、実際には、図2に示すようにCPUやRAM等からなるハードウェアと、図3等に示すようなアルゴリズムを記述した専用のコンピュータプログラム(ソフトウェア)とからなるパソコン(PC)等のコンピュータシステムによって実現されるようになっている。
すなわち、この画像表示システム100を実現するためのハードウェア構成は、図2に示すように、各種制御や演算処理を担う中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)40と、主記憶装置(Main Storage)に用いられるRAM(Random Access Memory)41と、読み出し専用の記憶装置であるROM(Read Only Memory)42と、ハードディスクドライブ装置(HDD)や半導体メモリ等の補助記憶装置(Secondary Storage)43、及びモニタ(LCD(液晶ディスプレイ)やCRT(陰極線管))等からなる出力装置44、イメージスキャナやキーボード、マウス、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像センサ等からなる入力装置45と、これらの入出力インターフェース(I/F)46等との間を、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスやISA(Industrial Standard Architecture;アイサ)バス等からなるプロセッサバス、メモリバス、システムバス、入出力バス等の各種内外バス47によってバス接続したものである。
そして、例えば、CD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク(FD)等の記憶媒体、あるいは通信ネットワーク(LAN、WAN、インターネット等)Nを介して供給される各種制御用プログラムやデータを補助記憶装置43等にインストールすると共にそのプログラムやデータを必要に応じて主記憶装置41にロードし、その主記憶装置41にロードされたプログラムに従ってCPU40が各種リソースを駆使して所定の制御及び演算処理を行い、その処理結果(処理データ)をバス47を介して出力装置44に出力して表示すると共に、そのデータを必要に応じて補助記憶装置43によって形成されるデータベースに適宜記憶、保存(更新)処理するようにしたものである。従って、本発明の画像表示システムは、記憶媒体等を介して供給されるソフトウェアによる情報処理がこれらハードウェア資源を用いて具体的に実現されるようになっている。
次に、このような構成をした本発明の画像表示システム100を用いた画像表示方法(スライドショー)の一例を主に図9のフローチャート図を参照しながら説明する。
図9は、本発明の画像表示方法(スライドショー)に関する処理の流れの一例を示したものである。
先ず、最初のステップS100、S102にて、画像読取手段10によって表示する画像を選択すると共に、テンプレートシナリオ記憶手段12によって利用するテンプレートシナリオSを選択する。ここでは、このステップS100にて選択された画像が図10に示すような矩形状をした2つの画像A、Bであって、S102にて選択されたテンプレートシナリオSが、図5に示すようなテンプレートシナリオS1であるとする。
そして、このテンプレートシナリオS1には、前述したように「選択する画像」や「画像の再生位置」、「画像の再生表示サイズ」、「画像効果」等が記述してある。例えば、図5に示すテンプレートシナリオS1では、「選択(表示)する画像」として、「撮影日時の若い順に2枚選択」するようになっており、また、「画像の再生表示位置」として、「選択された2つの画像A、Bのうち、画像Aをモニタ左下から右上に再生表示位置を移動させ、もう一つの画像Bをモニタの右上から左下に再生表示位置を移動させる」ようなシナリオが記述されている。さらに、「画像の再生表示サイズ」として、両画像A、Bともに「モニタM面積の1/6」と、「画像効果」は「なし」等といったようなシナリオが細かく記述されている。
なお、この他に、画像合成などによる効果やBGM等の音響効果に関する記述がなされていても良く、また、画像の選択方法としては、撮影日時順の他、ランダムに選択したり、観る側の好みに応じて任意に選択したり、さらに同時に選択する画像を画像の数をさらに増やしても良い。
次に、このようにして再生表示する画像A、B及び利用するテンプレートシナリオS1が選択されたならば、次のステップS104に移行して特定領域抽出手段30のうち、注目領域抽出手段32、重要領域抽出手段34、顔画像領域抽出手段36のいずれかを用いて、各画像A、Bについてそれぞれ特定領域を抽出する。本実施の形態では、図10に示すように、画像Bについては、そのほぼ中央部分に矩形状の特定領域が抽出されたが、画像Aについては、特定領域が抽出されたかったものとする。なお、この特定領域抽出手段30の注目領域抽出手段32、重要領域抽出手段34、顔画像領域抽出手段36の選択については、この特定領域抽出手段30が各画像毎に自動的に、あるいはこのスライドショーを観る側が予め任意に指定することで選択されることになる。
次に、このようにして各画像A、Bについてそれぞれ特定領域が抽出されたならば、次のステップS106及びS108に移行し、特定領域重複判断手段38によってその両画像A、BをそのテンプレートシナリオS1に記述された「画像の再生位置」に従って移動させたときに、図10(b)に示すようにその画像B側の「特定領域」の一部が画像Aと重なり合って隠れてしまうときがあるか否かを判断する。
このステップS108における判断処理の結果、画像B側の「特定領域」の一部が画像Aと重なり合って隠れてしまうときがない(No)と判断したときは、ステップS118側に移行してそのテンプレートシナリオS1に沿って、選択された画像A、Bを再生表示することになるが、画像B側の「特定領域」の一部が画像Aと重なり合って隠れてしまうときがある(Yes)と判断したときは、ステップS110側に移行し、再生経路変更手段16によって画像A、Bのいずれか、あるいは両方の再生移動経路を変更する。なお、この再生移動経路は各画像毎に予め複数用意され、そのうちの一つがオリジナルのテンプレートシナリオS1に記述されているものとする。
その後、このようにして画像A、Bのいずれか、あるいは両方の再生移動経路を変更したならば、次のステップS112に移行して、変更後の再生移動経路で画像を再生移動させた場合に、画像B側の「特定領域」の一部が画像Aと重なり合って隠れてしまうときがあるか否かを再度判断し、隠れてしまうときがある(Yes)と判断したときは、再度ステップS110に戻って別の再生移動経路を選択することになるが、隠れてしまうときがない(No)と判断したときは、ステップS114側に移行して、テンプレートシナリオ生成手段18によって、その変更後の画像の再生移動経路をオリジナルのテンプレートシナリオSに反映させた新たなテンプレートシナリオSを生成する。
そして、このようにして変更後の画像の再生移動経路を記述した新たなテンプレートシナリオSを生成したならば、次のステップS116に移行し、画像合成・再生手段20によって、その新たなテンプレートシナリオSと先に選択された画像Gとを合成してから、画像表示手段22によって、その合成後の画像をモニタM上に表示して処理を終了することになる。
図8は、このように変更後の画像の再生移動経路をテンプレートシナリオS1に反映させた新たなテンプレートシナリオS4の一例を示したものであり、その「再生位置」の記述として画像Aについては、「モニタ左下から左上を経由して右上に再生位置を移動」と、画像Bについては、「モニタ右上から右下を経由して左下に再生位置を移動」としたものである。
そして、この新たなテンプレートシナリオS4に従って画像A、Bを再生移動させたのが、図11のモニタ画像である。
同図(a)〜(c)に示すように、モニタMの左下及び右上にそれぞれ配置された画像A、Bは、図中点線矢印に示す方向にそれぞれ再生表示しながら移動する。
すなわち、画像Aは、変更された再生経路に沿ってモニタMの左下の位置から左上方向に移動した後、その位置からモニタMの右上の位置に移動し、また、「特定領域」が抽出された一方の画像Bは、モニタMの右上の位置から右下方向に移動した後、その位置からモニタMの左下の位置に移動することになる。
従って、同図(b)に示すように、画像Aと画像Bはお互いを回避するように移動先へ画像を再生表示しながら移動するようになるため、仮に両画像Aと画像Bの一部が重なり合っても、画像Bの「特定領域」の一部あるいは全部が隠れるようなケースを確実に回避することができる。
これによって、画像Bの「特定領域」は移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタM上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく、常に高い演出効果を発揮することができる。
なお、本実施の形態では、各画像毎に、観るものが注視するであろう「注目領域」や、作成する側が恣意的に決定した「重要領域」等からなる「特定領域」を抽出し、その「特定領域」が他の画像と重なって隠れてしまうときがあるか否かで、画像Gの再生表示移動経路を変更するようにしたが、この「特定領域」の有無にかかわらず、選択された画像の一部でも重なり合って隠れるようなときがあるか否かを基準として画像Gの再生表示移動経路を変更処理を行うようにしても良い。このようなケースでは、各画像G毎に「特定領域」を抽出する処理が不要となるため、システムの処理負荷が軽減されて、より高速な処理が実行可能となる等といった効果を発揮することができる。
また、表示する画像のサイズが大きい等の理由によって前記両画像A、Bの位置を入れ替えるような再生表示移動経路では、「特定領域」が隠れるのを回避できない等の場合は、例えば、図7に示すように、その移動先も変更するような新たな再生表示移動経路を採用するようにしても良い。
また、再生表示移動経路の変更は、必ずしも全ての画像に対して行う必要はなく、例えば、各画像間に重要度を設定しておき、重要度の低い画像の再生表示移動経路のみを変更するようにしても良い。
次に、図12〜図17は、本発明の第2及び第3の実施の形態を示したものである。
先ず、本発明に係る第2の実施の形態は、画像処理システム100の構成として前記再生経路変更手段16に代えて画像効果生成手段26を用いたものである。
従って、本実施の形態に係る画像処理システム100の構成は、基本的には、前記実施の形態と同様であり、この画像効果生成手段26を除く、画像読取手段10、テンプレートシナリオ記憶手段12、画像重複判断手段14、テンプレートシナリオ生成手段18、画像合成・再生手段20、画像表示手段22、画像記憶手段24、特定領域抽出手段30、特定領域重複判断手段38は、いずれもその構成・機能は、前記実施の形態のそれとほぼ同じものとなっている。
この画像効果生成手段26は、選択された画像中の特定領域の重なりを判断するための特定領域重複判断手段14でその特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像のうち、上側に重なり合う画像に対して透明化処理を施して、通常であれば、隠れてしまうような画像を透かして表示するような機能を提供するようになっている。具体的には、前述したように、ゲーム等の分野で既に多く採用されている、いわゆるアルファブレンディングといわれる公知の画像処理の一つを利用することで容易に実現することができる。
また、本実施の形態に係るテンプレートシナリオ生成手段18にあっては、前記実施の形態のそれとはやや異なり、この画像効果生成手段26による画像の透明処理を前記テンプレートシナリオS1に反映させた新たなテンプレートシナリオSを生成する機能を提供するようになっている。
そして、図13に示すように、本実施の形態は、最初のステップS200、S202において、表示する画像とテンプレートシナリオとを選択した後、次のステップS204に移行して、選択された画像の特定領域を抽出してから、ステップS206にてその画像をテンプレートシナリオに沿って再生表示移動させ、ステップS208にてその画像の抽出された特定領域が他の画像と重なり合って隠れるときがあるか否かを判断する。
この結果、抽出された特定領域が他の画像と重なり合って隠れるときがない(No)と判断したときは、ステップS216側に移行して、元のテンプレートシナリオに従って選択された画像を再生表示させることになるが、抽出された特定領域が他の画像Gと重なり合って隠れるときがある(Yes)と判断したときは、ステップS210側に移行し、前記画像効果生成手段26によって、重なり合ったときに上側に位置する画像Gに対して所定の透明化処理を実行及びその詳細を決定する。
そして、このようにして所定の画像Gに対して所定の透明化処理の実行を決定したならば、次のステップS212に移行して画像の透明化処理を記述した新たなテンプレートシナリオを生成し、ステップS214にてその新たに生成したテンプレートシナリオに従って画像を再生表示して処理を終了することになる。
図6は、図5に示すオリジナルのテンプレートシナリオS1を元にして新たに生成されたテンプレートシナリオS3の一例を示したものであり、「画像効果」として元のテンプレートシナリオS1では「なし」となっていたものが、新たに生成されたテンプレートシナリオS3では、その「画像効果」の欄に、画像Aに対して「モニタ中付近で画像Bの注目領域(特定領域)と重なった部分を透明にする(アルファブレンディング)」とのシナリオが記述されたものである。
そして、この新たなテンプレートシナリオS2に従って画像C、Bを再生移動させたのが、図14のモニタ画像である。
同図(a)に示すように、モニタMの左下及び右上にそれぞれ配置された画像C、Bは、図中点線矢印に示す方向にそれぞれ再生表示しながら移動する。
すなわち、既に「特定領域」が抽出された画像Cは、モニタMの左下の位置からモニタMの右上の位置まで直線状に移動し、また、同じく既に「特定領域」が抽出された一方の画像Bは、モニタMの右上の位置からモニタMの左下の位置まで直線状に移動することになる。
従って、同図(b)に示すように、画像Cと画像Bは、モニタMの中程の位置で画像Bが画像C上に位置するようにお互いが重なり合うことになるが、この直前で画像Bに対して透明化処理が実施されて、画像Bが透明化状態となるため、画像Cの特定領域が画像Bの下に隠れてしまうときが発生することがなくなる。
これによって、画像Cの「特定領域」は移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタM上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく、常に高い演出効果を発揮することができる。
なお、この画像効果生成手段26も、実際には前述したように、図2に示すようなCPUやROM等からなるハードウェアと専用のプログラムよって前記各手段と共にコンピュータシステム上で実現されるようになっている。
また、前記実施の形態と同様に各画像毎に「特定領域」を抽出し、その「特定領域」が他の画像と重なって隠れてしまうときに、画像Gの透明化処理をするようにしたが、この「特定領域」の有無にかかわらず、選択された画像の一部でも重なり合って隠れるようなときがあるか否かを基準として画像Gの再生表示移動経路を変更処理を行うようにすれば、各画像G毎に「特定領域」を抽出する処理が不要となるため、システムの処理負荷が軽減されて、より高速な処理が実行可能となる。
次に、本発明に係る第3の実施の形態は、画像処理システム100の構成として図15に示すように、前記再生経路変更手段16や画像効果生成手段26に代えて、画像サイズ調整手段28を用いたものである。
従って、本実施の形態に係る画像処理システム100の構成は、基本的には、前記第1及び第2の実施の形態と同様であり、この画像サイズ調整手段28を除く、画像読取手段10、テンプレートシナリオ記憶手段12、画像重複判断手段14、テンプレートシナリオ生成手段18、画像合成・再生手段20、画像表示手段22、画像記憶手段24、特定領域抽出手段30、特定領域重複判断手段38は、いずれもその構成・機能は、前記第1及び第2の実施の形態のそれとほぼ同じものとなっている。
この画像サイズ調整手段28は、選択された画像中の特定領域の重なりを判断するための特定領域重複判断手段14でその特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、その画像の一方あるいは両方のサイズを元のサイズよりも小さくするような機能を提供するようになっている。
また、本実施の形態に係るテンプレートシナリオ生成手段18にあっては、前記第1の実施の形態のそれとはやや異なり、この画像サイズ調整手段28による画像のサイズ変更処理を前記テンプレートシナリオS1に反映させた新たなテンプレートシナリオSを生成する機能を提供するようになっている。
そして、図16に示すように、本実施の形態は、最初のステップS300、S302において、表示する画像とテンプレートシナリオとを選択した後、次のステップS304に移行して選択された画像の特定領域を抽出してから、ステップS306にてその画像をテンプレートシナリオに沿って再生表示移動させ、ステップS308にてその画像の抽出された特定領域が他の画像と重なり合って隠れるときがあるか否かを判断する。
この結果、抽出された特定領域が他の画像Gと重なり合って隠れるときがない(No)と判断したときは、ステップS322側に移行して、元のテンプレートシナリオSに従って選択された画像Gを再生表示させることになるが、抽出された特定領域が他の画像Gと重なり合って隠れるときがある(Yes)と判断したときは、ステップS310側に移行し、前記画像サイズ調整手段28によって重なり合ったときに縮小化処理する画像G及びその縮小化率、処理位置等を決定する。
そして、このようにして所定の画像Gに対して所定の縮小化処理の実行を決定したならば、次のステップS312に移行して、縮小化処理後の画像Gの特定領域が隠れるときがあるか否かを判断し、隠れるときがない(No)と判断したときは、ステップS320側に移行してその変更後の画像サイズを元のオリジナルのテンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを作成してからステップS318に移行し、その新たなテンプレートシナリオに沿って画像を再生することになる。
これに対し、ステップS312において画像縮小化処理を行っても特定領域が隠れるときがある(Yes)と判断したときは、ステップS314に移行してその画像の移動経路を変更してから次のステップS316に移行し、ここで変更後の画像サイズ及びその画像の変更後の再生表示移動経路を元のオリジナルのテンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを作成してからステップS318に移行して、その新たなテンプレートシナリオに沿って画像を再生することで処理を終了することになる。
そして、このような新たなテンプレートシナリオSに従って前記画像A、Bを再生移動させたのが、図17のモニタ画像である。
同図(a)、(c)に示すように、モニタMの左下及び右上にそれぞれ配置された画像A、Bは、図中点線矢印に示す方向にそれぞれ再生表示しながら移動する。
すなわち、既に「特定領域」が抽出された画像Cは、モニタMの左下の位置からモニタMの右上の位置まで直線状に移動し、また、同じく既に「特定領域」が抽出された一方の画像Bは、モニタMの右上の位置からモニタMの左下の位置まで直線状に移動することになる。
従って、そのままの画像サイズでその移動経路に従って画像A及び画像Bを移動させると、モニタMの中程の位置で画像Aが画像B上に位置するようにお互いが重なり合うことになるが、この直前で同図(b)に示すように画像A、及びBの両方に対してサイズ縮小化処理が行われて両画像のサイズが縮小するようになるため、画像Bの特定領域が画像Aの下に隠れてしまうときが発生することがなくなる。
これによって、画像Bの「特定領域」は、移動前後は勿論、その移動中でも常にモニタM上に表示されることになるため、テンプレートシナリオデザイナ等が予定した演出効果を損なうことなく、常に高い演出効果を発揮することができる。
なお、この画像サイズ調整手段28も、実際には前述したように、図2に示すようなCPUやROM等からなるハードウェアと専用のプログラムよって前記各手段と共にコンピュータシステム上で実現されるようになっている。
また、前記実施の形態と同様に各画像毎に「特定領域」を抽出し、その「特定領域」が他の画像と重なって隠れてしまうときに、画像サイズの縮小化処理をするようにしたが、この「特定領域」の有無にかかわらず、選択された画像の一部でも重なり合って隠れるようなときがあるか否かを基準として画像サイズの縮小化処理を行うようにすれば、各画像G毎に「特定領域」を抽出する処理が不要となるため、システムの処理負荷を軽減されて、より高速な処理が実行可能となる。
また、両画像A、Bの移動経路が近接していたり、重なっている場合であって画像サイズを縮小化だけでは、重なりを完全に回避できない場合には、前記第1の実施の形態のように再生経路変更手段16や画像効果生成手段26等を併用して用いるようにしてすれば、確実に画像の重なり合いを回避することができる。
本発明に係る画像表示システムの第1の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の画像表示システムを実現化するハードウェア構成を示す図である。 原画像Bに対して注目領域に基づく特定領域を抽出した例を示す図である。 原画像Cに対して顔画像領域に基づく特定領域を抽出した例を示す図である。 オリジナルのテンプレートシナリオの一例を示す図である。 オリジナルのテンプレートシナリオの一例を示す図である。 変更後のテンプレートシナリオの一例を示す図である。 変更後のテンプレートシナリオの一例を示す図である。 本発明の画像表示方法の第1の実施の形態を示すフローチャート図である。 画像表示方法の係るモニタ画像を示す図である。 画像表示方法の第1の実施の形態に係るモニタ画像を示す図である。 本発明に係る画像表示システムの第2実施形態を示すブロック図である。 本発明の画像表示方法の第2の実施の形態を示すフローチャート図である。 画像表示方法の第2実施の形態に係るモニタ画像を示す図である。 本発明に係る画像表示システムの第3実施形態を示すブロック図である。 本発明の画像表示方法の第2の実施の形態を示すフローチャート図である。 画像表示方法の第2実施の形態に係るモニタ画像を示す図である。
符号の説明
100…画像処理システム、10…画像読取手段、12…テンプレートシナリオ記憶手段、14…画像重複判断手段、16…再生経路変更手段、18…テンプレートシナリオ生成手段、20…画像合成・再生手段、22…画像表示手段、24…画像記憶手段、26…画像効果生成手段、28…画像サイズ調整手段、30…特定領域抽出手段、32…注目領域抽出手段、34…重要領域抽出手段、36…顔画像領域抽出手段、38…特定領域重複判断手段、40…CPU、41…RAM、42…ROM、43…補助記憶部、44…出力装置、45…入力装置、46…インターフェース、47…バス、A、B、C、G…画像、M…モニタ、S、S1、S2、S3、S4…テンプレートシナリオ。

Claims (14)

  1. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示システムであって、
    前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、
    当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像が重なり合わないように画像の再生位置の経路を変更する再生経路変更手段と、
    当該再生経路変更手段で変更された画像の再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、
    当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、を備えたことを特徴とする画像表示システム。
  2. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示システムであって、
    前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、
    当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明処理を施す画像効果生成手段と、
    当該画像効果生成手段による画像の透明処理を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、
    当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、を備えたことを特徴とする画像表示システム。
  3. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示システムであって、
    前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、
    前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、
    当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断する特定領域重複判断手段と、
    当該特定領域重複判断手段で当該画像の特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像の注目領域が重複しないように画像の再生経路を変更する再生経路変更手段と、
    当該再生経路変更手段で変更された画像の再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、
    当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、を備えたことを特徴とする画像表示システム。
  4. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示システムであって、
    前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、
    前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、
    当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断する特定領域重複判断手段と、
    当該特定領域重複判断手段で前記特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明処理を施す画像効果生成手段と、
    当該画像効果生成手段による画像の透明処理を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、
    当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、を備えたことを特徴とする画像表示システム。
  5. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示システムであって、
    前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、
    前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、
    当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断する特定領域重複判断手段と、
    当該特定領域重複判断手段で前記特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像の一方あるいは両方のサイズを小さくする画像サイズ調整手段と、
    当該画像サイズ調整手段による画像サイズ調整処理を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、
    当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、を備えたことを特徴とする画像表示システム。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像表示システムにおいて、
    前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、当該画像の物理的特徴から算出される誘目度に基づいて抽出される注目領域であることを特徴とする画像表示システム。
  7. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像表示システムにおいて、
    前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、予め各画像毎に決定された重要領域であることを特徴とする画像表示システム。
  8. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像表示システムにおいて、
    前記特定領域抽出手段によって抽出される前記画像中の特定領域は、当該画像中に含まれる顔画像領域であることを特徴とする画像表示システム。
  9. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示プログラムであって、
    前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、
    前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、
    当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断する特定領域重複判断手段と、
    当該特定領域重複判断手段で当該画像の特定領域が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像の注目領域が重なり合わないように画像の再生経路を変更する再生経路変更手段と、
    当該再生経路変更手段で変更された画像の再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、
    当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、をコンピュータに機能させることを特徴とする画像表示プログラム。
  10. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示プログラムであって、
    前記各画像中の特定領域を抽出する特定領域抽出手段と、
    前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断する画像重複判断手段と、
    当該画像重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、前記特定領域抽出手段で抽出された当該画像の特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断する特定領域重複判断手段と、
    当該特定領域重複判断手段で前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときに、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明処理を施す画像効果生成手段と、
    当該画像効果生成手段による画像の透明処理を前記テンプレートシナリオに反映させた新たなテンプレートシナリオを生成するテンプレートシナリオ生成手段と、
    当該テンプレートシナリオ生成手段で生成された新たなテンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させる画像表示手段と、をコンピュータに機能させることを特徴とする画像表示プログラム。
  11. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示方法であって、
    前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときには、当該画像が重なり合わないように前記画像の再生経路を変更してその再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させてから、当該テンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させるようにしたことを特徴とする画像表示方法。
  12. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示方法であって、
    前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像同士が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記画像同士が重なり合うときがあると判断したときには、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明化する処理を前記テンプレートシナリオに反映させてから、当該テンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させるようにしたことを特徴とする画像表示方法。
  13. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示方法であって、
    予め前記各画像中の特定領域を抽出しておき、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像の前記特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記特定領域が重なり合うときがあると判断したときには、当該特定領域が重なり合わないように画像の再生経路を変更してその再生経路を前記テンプレートシナリオに反映させてから、当該テンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させるようにしたことを特徴とする画像表示方法。
  14. 複数の画像を所定のテンプレートシナリオに従って同一の表示面上に同時に表示しながら移動させるようにした画像表示方法であって、
    予め前記各画像中の特定領域を抽出しておき、前記画像を前記テンプレートシナリオに沿って移動させたときに当該画像の前記特定領域が重なり合うときがあるか否かを判断し、前記特定領域が重なり合うときがあると判断したときには、当該画像のうち上側に重なり合う画像に対して透明化する処理を前記テンプレートシナリオに反映させてから、当該テンプレートシナリオに沿って前記画像を表示させるようにしたことを特徴とする画像表示方法。
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