JP4899312B2 - 精米器 - Google Patents

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Description

本発明は、精白米の表面についた酸化物を除去する白米みがき機能、玄米の分つき機能および精白機能を有する精米器に関するものである。
従来、この種の精米器は、図10に示すように構成していた(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
図10に示すように、精米器本体1は、箱型器枠2の内部に除糠精白筒3を横架し、その内部に回転横軸4を嵌挿して軸受5によって回転横軸4を支承している。回転横軸4には、摩擦式ロールである精白転子6と螺旋転子7をそれぞれ軸装して、その外周に精白室8を形成し、精白室8の給米側に給米口9を設け、排米側に精白度調整装置10を備えた排米口11を設けている。給米口9には、精米前の穀粒を蓄えるホッパー12を設け、除糠精白筒3の下方に糠容器13を設けている。
ホッパー12には、穀粒の有無を検知する検知手段として対向型光センサ14を備えている。駆動部としてのモータ15は、ベルト16により回転横軸4に回転力を伝達し、その動作は、制御手段17により制御される。運転スイッチ18は、制御手段17に精米開始および停止の信号を送る。
精白度調整装置10は、精白室8の排米側に圧接自在に設けた抵抗蓋19の付勢力を調整つまみ20により調整し、所定の精米圧力を得るよう構成している。
上記構成において、給米口9より供給された精白米・玄米は、精白室8に落下して精白転子6の回転によって精米される際、排米口11部において精白度調整装置10により適度に精米圧力がかかり所定の精白度となった上で、排米口11から落下し、精米器本体1の外部へ排出される。
特開2000−15118号公報
このような従来の構成では、歩つき米から白米まで1台の精米器で行うには、広い精米圧力の調整が必要になるが、限られたスペースでは広くとることができず。つまみ1目盛りで精米具合が大きく変動するた所望の精米具合に調節することができないという問題を有していた。
また、精米圧力が高いために、除糠精白筒3と摩擦式ロールである精白転子6の間に砕米が発生した場合、モータ15への負荷が大きくなり、モータ15が回転できなくなるモータロックを起こすことがあるが、モータロックを解消しようとして、内部の米を排出しようとしても、排米側を抵抗蓋19で塞いでいるため、排出できないという問題を有し、さらに、手入れの際に、内部に多くの米が残り、排出できないという問題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、きめ細かい精米圧力の設定ができるようにして、歩つき米から白米まで精米できるようにすることを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、精白室の排米側に圧接自在に配設した抵抗蓋により精白室内の玄米の流動を制限し、精白度調整装置により精白室内の精米圧力を所定の圧力範囲内で可変するよう構成し、精白度調整装置の圧力調整範囲を圧力切替装置により
変更するよう構成したものである。さらに、精白度調整装置と圧力切替装置とを連結する取付板を備えて、精白度調整装置は、抵抗蓋を精白室の排米側に圧接する圧力調整ばねと、この圧力調整ばねを変位させる圧力調整板とを有して、圧力切替装置は、抵抗蓋を支持し前後にスライドするスライド軸と、このスライド軸を前後に移動可能とするスライドカムとを有して、スライドカムによりスライド軸を排米側の反対方向に移動させることにより、抵抗蓋と精白室の排米側の端面と間隔を隔てて位置するよう設定可能にしたものである。
これにより、きめ細かい精米圧力の設定をすることができて、歩つき米から白米まで精米することができる。さらに、精白度調整装置の圧力調整範囲にかかわらず、抵抗蓋と精白室の排米側の端面との間に間隔を設けることができて、精米圧力が完全になくなり、内部の米を容易に排出できるために、モータがロックしても除糠精白筒を外して内部の米を排出するような手入れ作業をすることなく、米を排出することができ、使い勝手を向上することができ、さらに、手入れ前に排米側の抵抗蓋と精白室の排米側の端面との間に間隔を設けた状態で運転することにより、内部に残存する米を排出することができ、手入れする際にこぼれる米の量を削減でき、手入れがし易くなる。
本発明の精米器は、きめ細かい精米圧力の設定をすることができて、歩つき米から白米まで精米することができる。
第1の発明は、精白室と、前記精白室の排米側に圧接自在に配設し精白室内の玄米の流動を制限する抵抗蓋と、前記精白室内の精米圧力を所定の圧力範囲内で可変する精白度調整装置とを備え、前記精白度調整装置の圧力調整範囲を変更する圧力切替装置を有するものであり、圧力切替装置により圧力調整範囲を変更することで、精白度調整装置の調整つまみによる圧力調整範囲を広げることができ、きめ細かい精米圧力の設定をすることができて、歩つき米から白米まで精米することができる。
さらに、精白度調整装置と圧力切替装置とを連結する取付板を備え、前記精白度調整装置は、抵抗蓋を精白室の排米側に圧接する圧力調整ばねと、この圧力調整ばねを変位させる圧力調整板とを有し、前記圧力切替装置は、前記抵抗蓋を支持し前後にスライドするスライド軸と、このスライド軸を前後に移動可能とするスライドカムとを有し、前記スライドカムにより前記スライド軸を排米側の反対方向に移動させることにより、抵抗蓋と精白室の排米側の端面と間隔を隔てて位置するよう設定可能にしたものであり、精白度調整装置の圧力調整範囲にかかわらず、抵抗蓋と精白室の排米側の端面との間に間隔を設けることができて、精米圧力が完全になくなり、内部の米を容易に排出できるために、モータがロックしても除糠精白筒を外して内部の米を排出するような手入れ作業をすることなく、米を排出することができ、使い勝手を向上することができ、さらに、手入れ前に排米側の抵抗蓋と精白室の排米側の端面との間に間隔を設けた状態で運転することにより、内部に残存する米を排出することができ、手入れする際にこぼれる米の量を削減でき、手入れがし易くなる。加えて、スライドカムによりスライド軸を精白室の排米側の反対方向に移動させることにより、取付板が排米側の終端まで移動し、抵抗蓋と精白室の排米側の端面と間隔を隔てて位置するよう設定することができ、部品点数が少なく信頼性の高い精米器を提供することができる。
第2の発明は、圧力切替装置は、1つのつまみにて精白度調整装置の圧力調整範囲を変更するとともに、抵抗蓋と精白室の排米側の端面と間隔を隔てて位置するよう設定可能にしたものであり、操作性を向上することができる。
さらに、精白度調整装置と圧力切替装置とを連結する取付板を備え、前記精白度調整装置は、抵抗蓋を精白室の排米側に圧接する圧力調整ばねと、この圧力調整ばねを変位させる圧力調整板とを有し、前記圧力切替装置は、前記抵抗蓋を支持し前後にスライドするスライド軸と、このスライド軸を前後に移動可能とするスライドカムとを有し、前記スライドカムにより前記スライド軸を精白室の排米側に移動させようとする力により前記取付板を前後に移動させることにより圧力調整ばねを変位させて圧力調整範囲を変更し、前記スライドカムによりスライド軸を排米側の反対方向に移動することにより抵抗蓋と精白室の排米側の端面と間隔を隔てて位置するよう設定可能にしたものであり、スライド軸を精白室の排米側に移動させようとする力の反作用により取付板を前後に移動させることにより圧力調整ばねを変位させて圧力調整範囲を変更することができ、また、スライド軸を精白室の排米側の反対方向に移動させることにより、取付板が排米側の愁嘆まで移動し、抵抗蓋と精白室の排米側の端面と間隔を隔てて位置するよう設定することができ、部品点数が少なく信頼性の高い精米器を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に示すように、精米器本体21は、箱型器枠22の内部に除糠精白筒23を横架し、その内部に回転横軸24を嵌挿して軸受25によって回転横軸24を支承している。回転横軸24には、摩擦式ロールである精白転子26と螺旋転子27をそれぞれ軸装して、その外周に精白室28を形成し、精白室28の給米側に給米口29を設け、排米側に精白度調整装置30を備えた排米口31を設けている。給米口29には、精米前の穀粒を蓄えるホッパー32を設け、除糠精白筒23の下方に糠容器33を設けている。
ホッパー32には、穀粒の有無を検知する検知手段として対向型光センサ(図示せず)を備えている。駆動部としてのモータ34は、ベルト35により回転横軸24に回転力を伝達し、その動作は、制御手段(図示せず)により制御される。
精白度調整装置30は、精白度調整装置30の圧力調整範囲を変更する圧力切替装置36を介して、精白室28の排米側に圧接自在に設けた抵抗蓋37の付勢力を調整つまみ38により調整し、所定の精米圧力を得るよう構成しており、抵抗蓋37を精白室28の排米側に圧接するコイル状の圧力調整ばね39と、この圧力調整ばね39を変位させる圧力調整板40とを有している。
圧力切替装置36は、図2に示すように、抵抗蓋37を支持して抵抗蓋37を前後にスライドするスライド軸41と、このスライド軸41を前後に移動可能とするスライドカム42とを有し、スライド軸41をばね43によりスライドカム42に圧接している。切替つまみ44は、スライドカム42を操作するもので、この切替つまみ44はスライドカム42に前後方向移動自在に取り付け、ばね45により前方に付勢している。
この圧力切替装置36は、回転横軸24と平行に配置し、支持板46で支持した第1の支持軸47に軸支された圧力調整ばね39により排米側に付勢される取付板48に取り付け、精白度調整装置30と連結している。
調整つまみ38は、図3に示すように、第1の支持軸47と交差する第2の支持軸49に摺動自在に設け、回転自在のローラ50を備えている。圧力調整板40は、第1の支点51を中心に回動し、一面40aは圧力調整ばね39に当接し、他面40bはローラ50に当接し、その当接面40bは波型に形成し、かつ第1の支点51より離れる程圧力調整ばね39を短くする方向、すなわちローラ50側に湾曲している。また、圧力調整板40
と圧力調整ばね39の当接面40aは第1の支点51からの距離が波型の当接面40bの最長のものより短い位置に設けている。
ここで、圧力切替装置36は、図4に示すように、切替つまみ44を「高」または「低」に切り替える操作をすることでスライドカム42を回転させて、図5に示すように、取付板48を移動することにより、圧力調整ばね39を変位させ圧力調整範囲を変更するように構成している。
すなわち、切替つまみ44を「低」に設定すると、図2に示すように、スライドカム42のスライド軸41との当接部42aの高さが低いため、ばね43が伸びた状態でスライド軸41を精白室28の排米側に移動させようとする押圧力、すなわち抵抗蓋37の付勢力が小さく、また、取付板48が精白室28の排米側に移動して支持板46に当接し、圧力調整ばね39が圧力切替装置36により圧縮されない状態になる。
切替つまみ44を「高」に設定すると、図5に示すように、スライドカム42のスライド軸41との当接部42bの高さが高いため、ばね43が圧縮された状態でスライド軸41を精白室28の排米側に移動させようとする押圧力、すなわち抵抗蓋37の付勢力が大きく、また、取付板48が前方に移動して取付板48と支持板46との間に間隙dが生じ、圧力調整ばね39が圧力切替装置36により圧縮される状態になり、圧力調整ばね39が圧縮された分だけ精米圧力が高くなるようにしている。なお、図4にて、スタートボタン51は動作を開始するとき操作するものであり、「米排出」については後述する。
このとき、圧力調整ばね39は、ばね定数を2段階にし、圧力調整の切替位置は、図6に示すように、ばね定数の変化点Aの近傍としている。図6は、圧力調整ばね39の圧力調整範囲と抵抗蓋37を精白室28の排米側に圧接する圧力、すなわち精米圧力との関係を示し、圧力調整範囲のa0〜a10は、圧力切替装置36を「低」に切り替えたときの精白度調整装置30による圧力調整範囲であり、b0〜b10は、圧力切替装置36を「高」に切り替えたときの精白度調整装置30による圧力調整範囲である。
上記構成において動作・作用を説明する。スタートボタン51が押されると、モータ34が回転し、ベルト35により回転力が伝達され、回転横軸24が回転する。すると、ホッパー32に貯えられた精白米・玄米は、給米口29より精白室28に流下する。この米は、最初に螺旋転子27に送り込まれて移送され、精白転子26の回転によって精米される。このとき、排米口31部において精白度調整装置30により適度に精米圧力がかかり所定の精白度となった上で、排米口31から落下し、精米器本体21の外部へ排出される。
排米口31部では、圧力調整ばね39で排米口31側へ付勢される抵抗蓋37によって精白室28内の精白米の流動を制限して、いわゆる精米圧力を増大させているので、精白室28内で玄米は互いに擦れ合うことにより精米される。除糠精白筒23には、スリットが入っているため擦れ落ちた米糠は、スリットから糠容器33内に落ちて収容される。ホッパー32内の米がなくなると、対向型光センサを通過する米がなくなり、制御手段は一定時間後にモータ34を停止する。
つぎに、精白度調整装置30について詳述する。圧力調整ばね39により取付板48は、圧力切替装置36を介して抵抗蓋37を排米口31側に付勢し、その反力により圧力調整板46は支点51を中心に調整つまみ38のローラ50を押すモーメント力が働く。
ここで、圧力切替装置36の切替つまみ44を「低」に設定すると、スライドカム42のスライド軸41との当接部42aの高さが低いため、ばね43が伸びた状態でスライド
軸41を精白室28の排米側に移動させようとする押圧力、すなわち抵抗蓋37の付勢力が小さく、また、取付板48が精白室28の排米側に移動して支持板46に当接し、圧力調整ばね39が圧力切替装置36により圧縮されることはない。この状態で、調整つまみ38を、図3に示す位置(図4の「弱」の位置)から、第2の支持軸49上を摺動させて支点51から離す方向に移動させると、圧力調整板40の波型の当接面40bがローラ50側に湾曲しているため支点51を中心に回転し、当接面40aが圧力調整ばね39を押し、切替つまみ44が図4の「強」の位置では、図7に示すように、圧力調整ばね39の全長が短くなり、抵抗蓋36の付勢力が増大し、精米圧力が増大する。
逆に、調整つまみ39を支点51に近づける方向に移動させると、圧力調整板40の波型の当接面40bがローラ50側に湾曲しているため支点51を中心に回転し、当接面40aが圧力調整ばね39を押し、圧力調整ばね39の全長が長くなり抵抗蓋37の付勢力が減少し、精米圧力が減少する。
このようにして、切替つまみ44を「低」に設定した場合は、図6の圧力調整範囲a0〜a10の範囲で調整つまみ40を適切な位置に選択することにより所定の精米圧力を得ることができる。
つぎに、切替つまみ44を「高」に設定すると、スライドカム42のスライド軸41との当接部42bの高さが高いため、ばね43が圧縮された状態でスライド軸41を精白室28の排米側に移動させようとする押圧力、すなわち抵抗蓋37の付勢力が大きく、その反作用により取付板48を前方に移動させる。取付板48が前方に移動することにより、取付板48と支持板46との間に間隙dが生じ、圧力調整ばね39が圧力切替装置36により圧縮され、圧力調整ばね39が圧縮された分だけ精米圧力が高くなる。この状態で、調整つまみ38を図4の「弱」の位置から「強」の方向に移動させると、上述のように、圧力調整ばね39の全長が短くなり、抵抗蓋36の付勢力が増大し、精米圧力が増大する。逆に、調整つまみ39を図4の「強」の位置から「弱」の方向に移動させると、圧力調整ばね39の全長が長くなり、抵抗蓋37の付勢力が減少し、精米圧力が減少する。
このようにして、切替つまみ44を「高」に設定した場合は、図6の圧力調整範囲b0〜b10の範囲で調整つまみ40を適切な位置に選択することにより所定の精米圧力を得ることができる。
以上のように、本実施の形態においては、精白度調整装置30の圧力調整範囲を変更する圧力切替装置36を有するので、圧力切替装置36により圧力調整範囲を変更することで、精白度調整装置30の調整つまみ38による圧力調整範囲を広げることができ、きめ細かい精米圧力の設定をすることができて、歩つき米から白米まで精米することができる。
また、精白度調整装置30は、抵抗蓋37を精白室28の排米側に圧接する圧力調整ばね39と、この圧力調整ばね39を変位させる圧力調整板40とを有し、圧力切替装置36は、抵抗蓋37を支持し前後にスライドするスライド軸41と、このスライド軸41を前後に移動可能とするスライドカム42とを有し、スライドカム42によりスライド軸41を精白室28の排米側に移動させようとする力により取付板48を前後に移動させることにより、圧力調整ばね39を変位させ圧力調整範囲を変更するようにしたので、圧力切替装置36により圧力調整範囲を「高」に設定した場合は、スライドカム42によりスライド軸41を精白室28の排米側に移動させようとする力が大きく、その反作用により取付板48を前方に移動させ、圧力調整ばね39を縮ませて圧力調整範囲を高い側に設定することができ、圧力切替装置36により圧力調整範囲を「低」に設定した場合は、スライドカム42によりスライド軸41を精白室28の排米側に移動させようとする力が小さく
、取付板48を排米側に移動させ、圧力調整ばね39を伸ばして圧力調整範囲を低い側に設定できるので、部品点数が少なく、安価な精米器を提供することができる。
また、圧力調整ばね39は、ばね定数を2段階にし、圧力調整の切替位置は、ばね定数の変化点の近傍としたので、精米圧力の急激な変化のない使い勝手の良い精米器を提供することができる。
また、スライドカム42を操作する切替つまみ44は、スライドカム42に前後方向移動自在に取り付け、ばね45により前方に付勢したので、精米時に精白米が抵抗蓋37を押して発生する空間から排出されるときに、切替つまみ44とスライドカム42は前後に自由に移動することができ、抵抗蓋37の動きを阻害することなく安定した精米が可能となる。
(実施の形態2)
図8に示すように、圧力切替装置36は、抵抗蓋37を支持して抵抗蓋37を前後にスライドするスライド軸41と、このスライド軸41を前後に移動可能とするスライドカム42とを有し、スライドカム42は、上記実施の形態1と同様に、切替つまみ44を「低」に設定したときスライド軸41に当接する位置に当接部42aを有し、切替つまみ44を「高」に設定したときスライド軸41に当接する位置に当接部42bを有するとともに、当接部42aより高さが低い当接部42cを有しており、1つの切替つまみ44にて精白度調整装置30の圧力調整範囲を変更するとともに、抵抗蓋37と精白室28の排米側の端面と間隔Dを隔てて位置するよう設定可能にしている。
すなわち、図4に示すように、切替つまみ44を「米排出」に設定すると、当接部42cがスライド軸41に当接し、ばね43によりスライド軸41を排米側の反対方向に移動させることにより、抵抗蓋37と精白室28の排米側の端面と間隔Dを隔てて位置するよう設定可能にしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作・作用を説明する。切替つまみ44を「低」または「高」に設定し、運転を開始すると、ホッパーに貯えられた精白米・玄米は、給米口より精白室28に流下し、最初に螺旋転子に送り込まれて移送され、精白転子26の回転によって精米される。このとき、排米口31部において精白度調整装置30により適度に精米圧力がかかり所定の精白度となった上で、排米口31から落下し、精米器本体の外部へ排出される。
このとき、精米圧力が高いために、除糠精白筒3と摩擦式ロールである精白転子6の間に砕米が発生した場合、モータへの負荷が大きくなり、モータが回転できなくなるモータロックを起こすことがある。
モータロックを解消する際、調整つまみ38を「弱」に設定した状態で、切替つまみ44を「米排出」に設定すると、スライドカム42の当接部42cがスライド軸41に当接し、ばね43によりスライド軸41を排米側の反対方向に移動させることにより、取付板48が排米側の終端まで移動し、抵抗蓋37と精白室28の排米側の端面との間に間隔Dを隔てることができる。
この状態で、調整つまみ38を、第2の支持軸49上を摺動させて支点51から離す方向に移動させて「強」に設定すると、上記実施の形態1と同様にして、図9に示すように、圧力調整ばね39の全長が短くなるが、この状態においても抵抗蓋37と精白室28の排米側の端面と間隔Dを隔てることができる。
このようにして、切替つまみ44を「米排出」に設定することにより、精白度調整装置30の圧力調整範囲にかかわらず、抵抗蓋37と精白室28の排米側の端面との間に間隔Dを設けることができて、精米圧力が完全になくなり、内部の米を容易に排出できるために、モータがロックしても除糠精白筒23を外して内部の米を排出するような手入れ作業をすることなく、米を排出することができ、使い勝手を向上することができる。
以上のように、本実施の形態においては、抵抗蓋37を精白室28の排米側の端面と間隔Dを隔てて位置するよう設定可能にしたので、精白度調整装置30の圧力調整範囲にかかわらず、抵抗蓋37と精白室28の排米側の端面との間に間隔Dを設けることができて、精米圧力が完全になくなり、内部の米を容易に排出できるために、モータがロックしても除糠精白筒23を外して内部の米を排出するような手入れ作業をすることなく、米を排出することができ、使い勝手を向上することができ、さらに、手入れ前に排米側の抵抗蓋37と精白室28の排米側の端面との間に間隔Dを設けた状態で運転することにより、内部に残存する米を排出することができ、手入れする際にこぼれる米の量を削減でき、手入れがし易くなる。
また、圧力切替装置36は、1つの切替つまみ44にて精白度調整装置30の圧力調整範囲を変更するとともに、抵抗蓋37と精白室28の排米側の端面と間隔Dを隔てて位置するよう設定可能にしたので、操作性を向上することができる。
また、精白度調整装置30は、抵抗蓋37を精白室28の排米側に圧接する圧力調整ばね39と、この圧力調整ばね39を変位させる圧力調整板40とを有し、圧力切替装置36は、抵抗蓋37を支持し前後にスライドするスライド軸41と、このスライド軸41を前後に移動可能とするスライドカム42とを有し、スライドカム42によりスライド軸41を排米側の反対方向に移動させることにより、抵抗蓋37と精白室28の排米側の端面と間隔Dを隔てて位置するよう設定可能にしたので、スライドカム42によりスライド軸41を精白室28の排米側の反対方向に移動させることにより、取付板48が排米側の終端まで移動し、抵抗蓋37と精白室28の排米側の端面と間隔を隔てて位置するよう設定することができ、部品点数が少なく信頼性の高い精米器を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる精米器は、きめ細かい精米圧力の設定をすることができて、歩つき米から白米まで精米することができるので、精白米の表面についた酸化物を除去する白米みがき機能、玄米の分つき機能および精白機能を有する精米器として有用である。
本発明の実施の形態1における精米器の断面図 同精米器の精白度調整装置を弱に、圧力切替装置を低に設定した状態の要部拡大断面図 同精米器の精白度調整装置を弱に、圧力切替装置を低に設定した状態の要部上面図 同精米器の操作部の拡大正面図 同精米器の精白度調整装置を弱に、圧力切替装置を高に設定した状態の要部拡大断面図 同精米器の圧力調整範囲と精米圧力の関係を示す特性図 同精米器の精白度調整装置を強に、圧力切替装置を低に設定した状態の要部拡大断面図 本発明の実施の形態2における精米器の精白度調整装置を弱に、圧力切替装置を米排出に設定した状態の要部断面図 同精米器の精白度調整装置を強に、圧力切替装置を米排出に設定した状態の要部断面図 従来の精米器の断面図
28 精白室
30 精白度調整装置
36 圧力切替装置
37 抵抗蓋

Claims (2)

  1. 精白室と、前記精白室の排米側に圧接自在に配設し精白室内の玄米の流動を制限する抵抗蓋と、前記精白室内の精米圧力を所定の圧力範囲内で可変する精白度調整装置と、前記精白度調整装置の圧力調整範囲を変更する圧力切替装置と、前記精白度調整装置と前記圧力切替装置とを連結する取付板とを備え、前記精白度調整装置は、抵抗蓋を精白室の排米側に圧接する圧力調整ばねと、この圧力調整ばねを変位させる圧力調整板とを有し、前記圧力切替装置は、前記抵抗蓋を支持し前後にスライドするスライド軸と、このスライド軸を前後に移動可能とするスライドカムとを有し、前記スライドカムにより前記スライド軸を排米側の反対方向に移動させることにより、前記抵抗蓋と前記精白室の排米側の端面と間隔を隔てて位置するよう設定可能にした精米器。
  2. 精白室と、前記精白室の排米側に圧接自在に配設し精白室内の玄米の流動を制限する抵抗蓋と、前記精白室内の精米圧力を所定の圧力範囲内で可変する精白度調整装置と、前記精白度調整装置の圧力調整範囲を変更する圧力切替装置と前記精白度調整装置と前記圧力切替装置とを連結する取付板とを備え、前記圧力切替装置は、1つのつまみにて前記精白度調整装置の圧力調整範囲を変更するとともに、前記精白度調整装置は、抵抗蓋を精白室の排米側に圧接する圧力調整ばねと、この圧力調整ばねを変位させる圧力調整板とを有し、前記圧力切替装置は、前記抵抗蓋を支持し前後にスライドするスライド軸と、このスライド軸を前後に移動可能とするスライドカムとを有し、前記スライドカムにより前記スライド軸を精白室の排米側に移動させようとする力により前記取付板を前後に移動させることにより圧力調整ばねを変位させて圧力調整範囲を変更し、前記スライドカムによりスライド軸を排米側の反対方向に移動することにより前記抵抗蓋と前記精白室の排米側の端面と間隔を隔てて位置するよう設定可能にした精米器。
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