JP4898298B2 - 車載通信端末装置 - Google Patents

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本発明は、車載通信端末装置に関し、特に、車両に搭載され、高速道路等の出入口に設置される据置型通信端末装置との間で車両の通過情報についての情報通信を行う車載通信端末装置に関する。
近時、高速道路の出入口を車両が通過したときに、料金を支払うシステムとしてETCシステムが普及している。このETCシステムにあっては、従来のチケットに代えて車両通過情報を車両に搭載した車載通信端末装置と料金所に設置される据置型通信端末装置との間で授受して料金の自動支払いを行い、料金所で停止することなしに車両を通過させることができるので、料金の支払いのための煩わしい処理を不要にして交通の円滑化を図ることができる。
従来のこの種のETCシステムにあっては、据置型通信端末装置との間で車両の通過情報についての情報通信を行う車載通信端末装置を車両に搭載する必要があり、この車載通信端末装置にETCカードを取付けることにより、ETCカードに料金に関する情報を書き込む必要がある。
また、従来の車載通信端末装置には、車両の走行中の振動等によってETCカードに情報伝送している最中にETCカードがコネクタから脱落したり、また、情報の伝送中のETCカードが動いてしまって記憶されたデータを誤って壊してしまうような不具合が発生しないようにするために、ETCカードをカードコネクタに取付ける必要がある。
従来のこの種のカードコネクタとしては、情報が記憶されたETCカードの両端部をETCカードと略同等の厚さを有するガイド溝によりガイドしながら挿抜自在に保持し、このカードと情報伝達を行うコネクタ本体と、コネクタ本体をETCカードの挿抜方向にスライド移動自在に支持するケースと、コネクタ本体を常時ETCカードの抜き出し方向に付勢する弾性部材と、ETCカードの挿入方向にスライド移動したコネクタ本体を所定の位置において保持するロック手段と、ロック手段による保持を解除するロック解除手段とを有したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−8778号公報
しかしながら、このような車載通信端末装置にあっては、ETCカードの両端部を、ETCカードと略同等の厚さを有する非常に狭いガイド溝によりガイドしながら着脱するようにしているため、ETCカードの着脱作業が非常に面倒なものとなってしまった。
本発明は、これらの課題を解決するためになされたもので、ICカードの着脱作業を簡単に行うことができるとともに、ICカードの装着後にICカードを確実に保持することができる車載通信端末装置を提供するものである。
本発明の車載通信端末装置は、車両に搭載され、据置型通信端末装置との間で車両の通過情報についての情報通信を行う車載通信端末装置において、ICカードが載置される載置面を備えた第1収納部材と、前記第1収納部材に対して開閉自在に設けられた第2収納部材と、前記第1収納部材に設けられ、前記ICカードに記憶された情報の読み出し、書き込み可能な制御手段とを備え、前記第1収納部材に前記ICカードを保持する保持手段を設けたものから構成されている。
この構成により、第2収納部材を開放した状態で第1収納部材の載置面にICカードを載置し、保持手段によってICカードを第1収納部材に保持した状態で第2収納部材を閉じるようにしたので、広い空間を利用してICカードを車載通信端末装置に取付けることができる。
また、ICカードを第1収納部材から取り出すときには、第2収納部材を開放した状態で保持手段からICカードを取り外して、第1収納部材の載置面からICカードを取り出すことができるので、広い空間を利用してICカードを車載通信端末装置から取り外すことができる。
特に、車載通信端末装置を横置きにしてICカードを上方向から着脱する場合には、保持手段によってICカードを第1収納部材に保持した状態で第1収納部材に対して着脱することができるので、ICカードを車載通信端末装置に容易に着脱することができる。
この結果、ICカードの着脱作業を簡単に行うことができる。また、ICカードの装着後でもICカードを保持手段によって保持することができるため、車両の走行時の振動等によってICカードが第1収納部材に対して変位してしまうのを防止して、ICカードに記憶された情報の読取不良や記憶不良が発生するのを防止することができる。
また、本発明の車載通信端末装置の前記保持手段は、前記載置面に前記載置面と対向して設けられ、少なくとも前記ICカードの延在方向両端部の少なくとも一部分を前記載置面と共に保持する保持片を備えたものから構成されている。
この構成により、ICカードを保持片と載置面と挟持した状態で第2収納部材を開閉することができるため、ICカードを第1収納部材に対して容易に着脱することができる。
また、ICカードを簡単な構成で第1収納部材に確実に保持させることができ、車両の走行時の振動等によってICカードが第1収納部材に対して変位してしまうのを防止して、ICカードに記憶された情報の読取不良や記憶不良が発生するのを防止することができる。
また、本発明の車載通信端末装置の前記保持手段は、前記載置面に形成された貫通孔から突出する前記制御手段の接触端子を備え、前記接触端子を、前記載置面に載置された前記ICカードに弾性的に接触させることにより、前記ICカードを前記保持片に押圧するものから構成されている。
この構成により、制御手段の接触端子の弾性を利用して、ICカードを保持片に押圧した状態で第2収納部材を開閉することができるため、ICカードを第1収納部材に対して容易に着脱することができる。
また、ICカードを接触端子によって保持片に押圧した状態で第1収納部材に強行に保持させることができるので、車両の走行時の振動等によってICカードが第1収納部材に対して変位してしまうのを防止して、ICカードに記憶された情報の読取不良や記憶不良が発生するのを防止することができる。
また、本発明の車載通信端末装置は、前記第2収納部材に、前記保持片に向かって突出する少なくとも1つ以上の第1突起を設けたものから構成されている。
この構成により、ICカードを第1収納部材に取付けるときに、ICカードの装着不良によってICカードが保持片に乗り上げた状態で第2収納部材を閉じた場合に、肉厚のある突起がICカードを介して保持片に当接して第2収納部材を完全に閉じることができないので、使用者にICカードの装着不良であることを認識させて正常に取付ける作業を促すことができる。
したがって、ICカードに記憶された情報の読取不良や記憶不良が発生するのを防止することができる。
また、本発明の車載通信端末装置は、前記第1収納部材の載置面に設けられ、前記ICカードの延在方向両端部を位置決めするガイドレールと、前記第1収納部材の載置面に設けられ、前記ICカードの前記延在方向と略直交する直交方向一端部を位置決めする第1位置決め部材と、前記第2収納部材に設けられ、前記ICカードの直交方向他端部を位置決めする第2位置決め部材とを備えたものから構成されている。
この構成により、ICカードを第1収納部材に簡単に位置決めすることができるとともに、ICカードの装着後に、車両の走行時の振動等によってICカードが第1収納部材に対して変位してしまうのをより一層防止することができる。
また、ICカードの延在方向他端部を位置決めする第2位置決め部材を第2収納部材に設けたので、第2収納部材を開放した状態でICカードを第1収納部材から取り出すときに、ICカードの延在方向他端部が第2収納部材に引っ掛かるのを防止して、すなわち、ICカードの周囲の一部に引っ掛かる部材を無くしてICカードを第1収納部材から簡単に取り外すことができる。
また、本発明の車載通信端末装置の前記載置面は、前記第2収納部材に対して凸状の平面を備えるとともに、前記第2位置決め部材は、前記第2収納部材が閉塞されたときに前記載置面の外方に位置するように前記第2収納部材に設けられ、前記第1収納部材の前記載置面外方に、前記載置面の高さと略同じ高さの第2突起を設け、前記第2突起を、前記第2収納部材が閉塞されたときに前記第2位置決め部材に近接する位置に設けたものから構成されている。
このようにしたのは、ICカードの延在方向他端部が載置面から外方にずれた状態で第2収納部材を閉じたときに、第2位置決め部材がICカードの延在方向他端部に衝突してICカードが折れ曲がってしまうのを防止するためである。
すなわち、第2収納部材を閉じたときに第2位置決め部材に近接する載置面の外方に、この載置面の高さと略同じ高さの第2突起を設ければ、ICカードの延在方向他端部が載置面から外方にずれた状態で第2収納部材を閉じた場合に、第2位置決め部材がICカードの延在方向他端部に衝突しても、ICカードの延在方向他端部を第2突起に乗り上げさせて載置面と同じ高さにすることができ、ICカードが折れ曲がるのを防止することができる。
本発明の車載通信端末装置によれば、ICカードの着脱作業を簡単に行うことができるとともに、ICカードの装着後にICカードを確実に保持することができる車載通信端末装置を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図9は本発明に係る車載通信端末装置の一実施の形態を示す図であり、ICカードとしてETCカードに適用した例を示している。
まず、構成を説明する。図1、図2において、車載通信端末装置1は、ETCレーンの料金所の図示しない据置型通信端末装置に設けられたETCアンテナとの間で電波により無線通信を行い、車両情報、ETCカード情報、課金情報等の情報のやり取りを行うものであり、四輪車両、二輪車両等に任意の姿勢で装着されるものである。
この車載通信端末装置1は、ETCカード2が載置される載置面3を備えた第1収納部材としての下ケース4と、下ケース4にヒンジ5を介して連結され、下ケース4に対して開閉自在に設けられた第2収納部材としての上ケース6とを備えている。
なお、本実施の形態では、下ケース4を下側にして車両に取付けているので、下ケース4と上ケース6という表現を用いているが、ヒンジ5の回動中心を鉛直方向にして使用する場合には、例えば、右ケース、左ケースという表現にしても良い。
下ケース4にはバックル7の基端部7aが回動自在に取付けられており、このバックル7の上端部7bは基端部7aを支点として揺動自在になっている。なお、下ケース4、上ケース6およびバックル7は樹脂材料から成形されている。
このバックル7の上端部7bは、上ケース6の端部に形成された係合凹部6b(図7参照)に係合する係合位置に揺動されると、係合凹部6bに係合して上ケース6を下ケース4に強固に係合するようになっており、上ケース6との間で一定の隙間24(2〜4mm程度)が形成されるように、上ケース6の端部から中心部に向かって上方に傾斜するテーパ状に形成されている。
このため、上ケース6を開放するために係合片7の係合を解除する際に、利用者の指先を隙間24に進入させてバックル7を解除位置に容易に移動させることができる。
また、載置面3に載置されるETCカード2は、端部にICチップ2aが設けられており、このICチップ2aはCPU、メモリおよび入出力インターフェースを備え、車両情報、ETCカード情報、課金情報等が記憶されるようになっている。
一方、載置面3は、下ケース4に対して凸状の平面形状をしており、下ケース4との間で段差が形成されている(図5(c)参照)。また、載置面3の短手方向両端部にはガイドレール8aが突出しており、このガイドレール8aはETCカード2の長手方向に亘って延在し、このガイドレール8aによってETCカード2の短手方向両端部が位置決めされるようになっている(図4参照)。
また、載置面3の端部には一対のストッパ片(第1位置決め部材)8bが設けられており、このストッパ片8bはETCカード2の長手方向一端部(直交方向一端部)に当接して、ETCカード2の長手方向一端部を載置面3上に位置決めするようになっている。
また、上ケース6には第2位置決め部材としての突出片6aが設けられており、この突出片6aはガイドレール8aの延在方向と略直交する方向に延在し、上ケース6が閉じられたときに、載置面3の外方に位置してETCカード2の長手方向他端部(直交方向他端部)を載置面3上に位置決めするようになっている。
また、ガイドレール8aの延在方向一端部には保持手段としての保持片9が設けられており、この保持片9は載置面3に対向して設けられ、ETCカード2の短手方向両端部の一部分を載置面3と共に保持するようになっている。
なお、この保持片9と載置面3との距離はETCカード2の板厚と同等かそれ以下であることが好ましい。但し、保持片9と載置面3との距離がETCカード2の板厚以下にする場合には、ETCカード2を保持片9と載置面3の間に挿通するのを妨げる距離にしないようにする必要があるのは言うまでもない。
また、上ケース6にはゴム等からなる略四角形状の弾性シート10a、10bが設けられており、この弾性シート10a、10bは上ケース6が閉じたときにETCカード2を載置面3に向かって押圧するようになっている。また、上ケース6には一対の突起(第1突起)11が設けられており、この突起11は保持片9に向かって突出している。 また、図5(c)に示すように、載置面3の外方に位置する下ケース4には突起(第2突起)4aが設けられており、この突起4aは載置面3の高さと略同じ高さに形成されている。また、この突起4aは、上ケース6が閉塞されたときに、突出片6aに近接する位置に設けられている。
また、下ケース4には車載通信端末装置1を制御する回路基板(制御回路)13が内蔵されており、下ケース4には回路基板13の接触端子(保持手段)16aを載置面3から突出させる貫通孔12が形成されている。
この貫通孔12は、載置面3にETCカード2が載置されてETCカード2の長手方向一端部がストッパ片8bに当接したときに、ICチップ2aに対向する位置に形成されており、接触端子16aにICチップ2aを接触させるようになっている。
また、接触端子16aは可撓性を有する導電性部材から構成されており、ICチップ2aに弾性的に接触することにより、上ケース6が閉じられて弾性シート10a、10bによってETCカード2が載置面3に押圧されたときに、弾性シート10aの押圧力に抗してETCカード2を保持片9に押圧するようになっている。
図6は下ケース4に内蔵された回路基板13のブロック図である。
図6において、回路基板13は、電源回路14、制御回路15、ICチップリードライト回路16、表示処理回路17および無線回路18を備えている。
制御回路15は、CPU(Central processing unit)、ROM(Read only memory)およびRAM(Random access memory)から構成されており、所定のシーケンスに従って車載通信端末装置1の全体を制御するようになっている。
電源回路14は配線19を介して車両に設けられたバッテリーから12Vの電源が供給されるようになっており、回路基板13に電源を供給するようになっている。
ICチップリードライト回路16は接触端子16aを介してICチップ2aに記憶された車両情報、ETCカード情報、課金情報等の読取処理および車両情報、ETCカード情報、課金情報等の記憶処理を行うようになっている。
表示処理回路17は配線20を介してLEDランプ22に接続されており、LEDランプ22の点灯制御を行う。
制御回路15はICチップリードライト回路16によりICチップ2aが検出されると、表示処理回路17に指令信号を出力してLEDランプ22を点灯させることにより、動作確認を行う。
無線回路18は配線21を介してアンテナ23に接続されており、ETCアンテナとの間で所定周波数帯域の高周波、例えば、5.8GHz帯の高周波を使用して無線通信を行うようになっている。
このような構成を有する車載通信端末装置1にETCカード2を取付ける場合には、バックル7を解除位置に移動させて上ケース6を開放し(図2参照)、この状態でガイドレール8aに沿ってETCカード2を載置面3上でスライドさせる。
ETCカード2の長手方向一端部が保持片9と載置面3の間に挿通されてストッパ片8bに当接すると、ETCカード2の全面が載置面3に載置され、接触端子16aにICチップ2aが接触する。
このとき、接触端子16aがETCカード2を保持片9に向かって押圧し、接触端子16aおよび保持片9によってETCカード2が保持され、下ケース4から抜け出ることがない。特に、バイク等に車載通信端末装置1を搭載したときに、ヒンジ5の回動中心を鉛直方向にした場合には、ETCカード2が下ケース4から落下しない。
次いで、上ケース6を閉じてバックル7を係合位置に揺動させることにより、上ケース6を下ケース4に固定する。このとき、また、ETCカード2の長手方向両端部および短手方向両端部がガイドレール8a、ストッパ片8bおよび突出片6aによって載置面3上に位置決めされるとともに、弾性シート10a、10bがETCカード2を載置面3に向かって押圧することにより、ICチップ2aを接触端子16aに確実に接触させる。
また、弾性シート10aの押圧力に抗して接触端子16aがETCカード2を保持片9に向かって押圧し、保持片9および接触端子16aによってETCカード2が下ケース4により強固に保持される。
また、車載通信端末装置1からETCカード2を取り外す場合には、バックル7を解除位置に移動させて上ケース6を開放し、この状態でガイドレール8aに沿ってETCカード2を載置面3上でスライドさせて載置面8から取り外す。
このように本実施の形態では、ETCカード2が載置される載置面3を備えた下ケース4と、下ケース4に対して開閉自在に設けられた上ケース6と、下ケース4に載置面3に対向して設けられ、載置面3と共にETCカード2を保持する保持片9とを設けたので、上ケース6を開放した状態で下ケース4の載置面3にETCカード2を載置し、保持片9および載置面3によってETCカード2を保持することができ、広い空間を利用してETCカードを車載通信端末装置1に取付けることができる。
また、ETCカード2を下ケース4から取り出すときには、上ケース6を開放した状態で載置面3からETCカード2を取り出すことができるので、広い空間を利用してETCカード2を車載通信端末装置1から取り外すことができる。
この結果、ETCカード2の着脱作業を簡単に行うことができる。また、ETCカード2の装着後でもETCカード2を保持片9および載置面3によって保持することができるため、車両の走行時の振動等によってETCカード2が下ケース4に対して変位してしまうのを防止して、ETCカード2に記憶された情報の読取不良や記憶不良が発生するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、接触端子16aを貫通孔12から露出させてETCカード2に弾性的に接触させることにより、ETCカード2を保持片9に押圧しているので、ETCカード2を下ケース4によってより一層確実に保持することができる。
一方、ETCカード2を下ケース4に取付けることにより、何らかの理由でETCカード2が保持片9に乗り上げることが考えられる(図8参照)。
この場合には、ETCカード2の装着不良となり、接触端子16aにICチップ2aが完全に接触しないこともあるので、ICチップ2aに記憶された情報の読取不良や記憶不良が発生してしまう。
さらに、使用者が気づかないで上ケース6を閉めてしまうおそれがあり、ETCカード2の破損のおそれもある。
本実施の形態では、上ケース6に、保持片9に向かって突出する突起11を設けたので、ETCカード2を下ケース4に取付けるときに、ETCカード2の装着不良によってETCカード2が保持片9に乗り上げた状態で上ケース6を閉じた場合に、肉厚のある突起11がETCカード2を介して保持片9に当接することにより、上ケース6を完全に閉じないようにすることができる(図9参照)。
このため、使用者にETCカード2の装着不良であることを認識させて正常に取付ける作業を促すことができ、ETCカード2に記憶された情報の読取不良や記憶不良が発生するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、下ケース4にETCカード2の短手方向両端部を位置決めするガイドレール8aおよびETCカード2の長手方向一端部を位置決めするストッパ片8bを設けるとともに、上ケース6にETCカード2の長手方向他端部を位置決めする突出片6aを設けたので、ETCカード2を下ケース4に簡単に位置決めすることができるとともに、ETCカード2の装着後に、車両の走行時の振動等によってETCカード2が下ケース4に対して変位してしまうのをより一層防止することができる。
また、本実施の形態では、ETCカード2の長手方向他端部を位置決めする突出片6aを上ケース6に設けたので、上ケース6を開放した状態でETCカード2を下ケース4に取付けるときに、ETCカード2の長手方向他端部が突出片6aに引っ掛かるのを防止して、すなわち、ETCカード2の周囲の一部に引っ掛かる部材を無くしてETCカード2を下ケース4から簡単に取り外すことができる。
また、本実施の形態では、下ケース4の載置面3の外方に、載置面3の高さと略同じ高さの突起4aを設け、この突起4aを上ケース6が閉塞されたときに突出片6aに近接する位置に設けたので以下のような効果を得ることができる。
図5(a)に示すように、突起4aがない場合であっても、ETCカード2が載置面3に正常に取付けられると、ETCカード2の長手方向他端部は突出片6aによって正常に位置決めされる。
ところが、ETCカード2の長手方向他端部が載置面3から外方にずれた状態で上ケース6を閉じた場合には、突起4aがないと突出片6aがETCカード2の長手方向他端部に衝突してETC2カードが折れ曲がってしまうおそれがある(図5(b)参照)。
これに対して、本実施の形態では、図5(c)に示すように、上ケース6を閉じたときに突出片6aに近接する載置面3の外方に、この載置面3の高さと略同じ高さの突起4aを設けたので、ETCカード2の長手方向他端部が載置面3から外方にずれた状態で上ケース6を閉じた場合に、突出片6aがETCカード2の長手方向他端部に衝突しても、ETCカード2の長手方向他端部を突起4aに乗り上げさせて載置面3と同じ高さにすることができ、ETCカード2が折れ曲がるのを防止することができる。
以上のように、本発明に係る車載通信端末装置は、ICカードの着脱作業を簡単に行うことができるとともに、ICカードの装着後にICカードを確実に保持することができるという効果を有し、高速道路等の出入口に設置される据置型通信端末装置との間で車両の通過情報についての情報通信を行う車載通信端末装置等として有用である。
本発明の一実施の形態に係る車載通信端末装置が閉塞した状態の車載通信端末装置の斜視図 本発明の一実施の形態に係る車載通信端末装置が開放した状態の車載通信端末装置の斜視図 本発明の一実施の形態に係る車載通信端末装置に装着されるETCカードの構成図 本発明の一実施の形態に係る車載通信端末装置にETCカードが取付けられた状態の車載通信端末装置の斜視図 (a)は下ケースに突起が無い車載通信端末装置にETCカードが正常に取付けられたときの車載通信端末装置の側面断面図、(b)は下ケースに突起が無い車載通信端末装置にETCカードが正常に取付けられないときの車載通信端末装置の側面断面図、(c)は本発明の一実施の形態に係る車載通信端末装置にETCカードが正常に取付けられないときの車載通信端末装置の正面断面図 本発明の一実施の形態に係る車載通信端末装置の回路基板のブロック図 本発明の一実施の形態に係る車載通信端末装置にETCカードが取付けられた状態の車載通信端末装置の側面断面図 上ケースに突起が無い車載通信端末装置にETCカードを誤装着した状態を示す車載通信端末装置の側面断面図 本発明の一実施の形態に係る車載通信端末装置にETCカードを誤装着した状態を示す側面断面図
符号の説明
1 車載通信端末装置
2 ETCカード(ICカード)
3 載置面
4 下ケース(第1収納部材)
4a 突起(第2突起)
6 上ケース(第2収納部材)
6a 突出片(第2位置決め部材)
8a ガイドレール
8b ストッパ片(第1位置決め部材)
9 保持片(保持手段)
11 突起(第1突起)
12 貫通孔
13 回路基板(制御手段)
16a 接触端子(保持手段)

Claims (3)

  1. 車両に搭載され、据置型通信端末装置との間で車両の通過情報についての情報通信を行う車載通信端末装置において、
    ICカードが載置される載置面を備えた第1収納部材と、前記第1収納部材に対して開閉自在に設けられた第2収納部材と、前記第1収納部材に設けられ、前記ICカードに記憶された情報の読み出し、書き込み可能な制御手段とを備え、
    前記第1収納部材に前記ICカードを保持する保持手段を設け、
    前記保持手段は、前記載置面に前記載置面と対向して設けられ、少なくとも前記ICカードの延在方向両端部の少なくとも一部分を前記載置面と共に保持する保持片と、前記載置面に形成された貫通孔から突出する前記制御手段の接触端子を備え、前記接触端子を、前記載置面に載置された前記ICカードに弾性的に接触させることにより、前記ICカードを前記保持片に押圧するように構成され、
    前記第2収納部材に、前記保持片に向かって突出する少なくとも1つ以上の第1突起を設けたことを特徴とする車載通信端末装置。
  2. 前記第1収納部材の載置面に設けられ、前記ICカードの延在方向両端部を位置決めするガイドレールと、前記第1収納部材の載置面に設けられ、前記ICカードの延在方向と略直交する直交方向一端部を位置決めする第1位置決め部材と、前記第2収納部材に設けられ、前記ICカードの直交方向他端部を位置決めする第2位置決め部材とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の車載通信端末装置。
  3. 前記載置面は、前記第1収納部材に対して凸状の平面を備えるとともに、前記第2位置決め部材は、前記第2収納部材が閉塞されたときに前記載置面の外方に位置するように前記第2収納部材に設けられ、
    前記第1収納部材の前記載置面外方に、前記載置面の高さと略同じ高さの第2突起を設け、前記第2突起を、前記第2収納部材が閉塞されたときに前記第2位置決め部材に近接する位置に設けたことを特徴とする請求項2に記載の車載通信端末装置。
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