JP4898007B2 - 容器用のキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は容器(コンテナ)用のキャップに関すると共に、容器及びキャップを備えるパッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】
医療分野において、薬剤、調合薬、滅菌食塩水等々の滅菌流体は患者の治療又は処置にしばしば必要とされる。そうした滅菌流体は共通してガラス製のボトル内に供給され、それらボトルは化学的に不活性であり且つ滅菌流体を汚染したり或は不純にしたりすることは決してあってはならない。
【0003】
ボトルは、通常、該ボトルの口内に挿入されたゴム栓によって閉塞される。この栓は、皮下注射器の針、注入セットの注入スパイク、オートインジェクタのスパイク、或は、その類等によって穿刺されるように設計されて、ボトルの内容物が引き出せるように為す。また栓は除去され得もして、ボトルの内容物を注ぎ出すこと、或は、オートインジェクタの中空軸又はストローを用いて吸入させることを可能としている。
【0004】
栓を然るべき位置に保持するための1つのアプローチとしては、栓及びボトル上方部の上にクリンプ又は襞付けされるアルミニウム製或は同様の薄いシート状金属から成るキャップを提供することが行われてきた。その栓へアクセスするために、それに穿刺するか或はそれを取り除くかして、シート状金属キャップは部分的か或は全体的に引き裂かれる。
【0005】
しかしながら、アルミニウム・キャップを組み込んでいるパッケージは多数の短所を有する。例えば、そのアルミニウム・キャップを引き裂くことは鋭利なエッジをキャップが引き裂かれた場所に残存させる等の複数の問題を引き起こし得る。これらエッジは外科用グローブや人の皮膚に穴を開けるに充分に鋭く、それは特に感染の危険性を最小に保たなければならない医療分野においては明らかに短所である。
【0006】
加えて、多くのヨーロッパ諸国では、廃棄物は処分される前に種類又は特質によって分類しなければならない。ガラス・ボトル上の金属キャップ及びゴム栓は、そのパッケージが3つの異なる種類の材料を含み(ガラス、金属、並びに、プラスチック)、それは別個に処分されなければならない。
【0007】
滅菌流体用の容器に対する代替的なアプローチも様々な成功度合いを伴って試されてきている。1つの周知の製品において、スクリュ・キャップを具備するプラスチック・ボトルが使用されており、そのスクリュ・キャップはそれ自体に結着された栓を有している。スクリュ・キャップが取り除かれると、栓もボトルから取り除かれる。しかしながらそのパッケージは注入手続きと互換性がなく、標準パッケージが可能なように皮下注射針を使用することができない。
【0008】
DE 19500460に記載された別の提案では、プラスチック箔で覆われた射出成形キャップが具備されたプラスチック・ボトルが提供されている。この提案において、ボトルの口内には栓が無く、ボトルの主要な封止は一体的に成形された閉塞壁であり、それはカニューレ或はスパイクで穿刺され得るが、他の方法で開口できない。キャップはこの閉塞壁上に嵌合する。ボトルの内容物へのアクセスが望まれた際には、箔が取り除かれ、キャップ及び閉塞壁が穿刺されなければならず、これら両パーツを貫通する充分な力が必要であると共に、カニューレ或はスパイクを閉塞壁の材料で詰まらしてしまうか、或は、その材料の円筒形標本を抜き取ってボトルの内容物内に粒子を作り出してしまう可能性ある危険性が伴う。
【0009】
仏国のStelmi社製の閉塞の更なるタイプは、「Monobloc」及び「Duobloc」との名称で市販されている。対応する特許公報はFR 2745793及びEP 0794129であると思われる。「Monobloc」は従来のガラス・ボトルのネック及び栓の上に嵌合するプラスチック・キャップを含む。除去可能な部分は引き裂かれ得て、その栓へのアクセスを可能としており、キャップ全体はもし必要であれば除去され得る。「Duobloc」も同様であるが、ネジ山が切られたインサートを有し、それがガラス・ボトルのネック上に嵌合し、キャップ残部はそのインサートと螺着される。
【0010】
そうしたプラスチック・キャップの場合、除去可能部分はキャップの残部と一体的に成形されている。通常、脆弱線がその除去可能な部分回りに設けられ、その除去可能部分が引き裂かれることを可能として、栓へのアクセスを為すようにする。次いで栓は針、注入スパイク、或は、その類等によって穿刺される。プル−リング形態の係合可能部材がその除去可能部分と一体的に成形され、栓の上面へのアクセスが所望された場合、そのプル−リングに力を付与して該除去可能部分を取り除くようにする。
【0011】
しかしながらそうしたプル−リング付きプラスチック・キャップには短所がある。キャップ上に設けられたプル−リングへのアクセスを為すために、それらプル−リングは一般にキャップから突出している。よって、輸送や保管の間に、プル−リングが何かに引っ掛かったり、誤って開けられたりして、脆弱線が引き裂かれる危険性がある。これは除去可能部分の完全な取り除きとなり得て、そのパッケージ及びその内容物を廃物となし得る。代替的には、引き裂きは非常に小さいもののみであり得て、除去可能部分を取り除くには不充分であるが、栓の汚染を許容する。そうした事故によるキャップの部分的な開口は、該キャップの密着検査によってのみ検出され得る。特定の場合、キャップ封止の完全性の充分な検査がそれを開口する前に実行され得ず、結果として、そのパッケージにおける栓上面が、事実上、汚染されていても使用される可能性がある。これは明らかに望ましいことではない。
【0012】
除去可能部分を具備するキャップを組み込んでいるパッケージが、事故によって開口される問題に対する提案される解決策としては、プル−リングを環状壁形態の隆起区分で取り囲むようにしていた。こうした提案において、EP 0480196の図7に示されるように、2ピース射出成形キャップがプラスチック・ボトルに溶接されるべく提供されている。この提案において、第1成形物はボトルに結着されるキャップの部分を画成し、カニューレを受け入れるためにその上方面に穴が形成される。その穴は膜によって被覆され得る。その上方面の周辺回りには、環状壁が形成されて延在する。第2成形物はリングで形成され、それが第1成形物の環状壁内部に嵌合し、次いで周辺の脆弱領域によってリングに対して結着されるプル−リングが除去可能部分に結着される。これら2つの成形物は別々に形成されてから超音溶接されて、第1成形物の上方面と第2成形物のリングとの間に封止結合を形成する。次いでキャップがプラスチック・ボトルに固定的に結着される。ボトル内容物へのアクセスが所望された場合、プル−リングが脆弱領域に沿っての引き裂きによって除去されカニューレが第1成形物に形成された穴を通してボトル内に導入され得る。
【0013】
しかしながら、そうしたキャップの場合、第1成形物の上方面での滅菌性は超音波溶接の品質に依存して、その溶接における任意の欠陥が上方面の汚染に対する潜在性を作り出すことになる。
【0014】
除去可能部分を除去するプル−リングに対する保護環状壁を有するキャップに対する別の提案はEP 0079676に記載されている。このキャップはプラスチック・ボトル用であって、プラグ部材及び3つのプラスチック射出成形物から形成されている。第1成形物は、プル−リング、壊れやすい領域又は崩壊性領域によってその成形物の残部に連結された除去可能部分、並びに、プル−リング回りに延在する環状壁から構成されている。プラグ部材は、除去可能領域下方へ突出している環状壁の一部によって形成されたキャビティ内に位置決められ、第1成形物の下方部回りに形成された第2成形物によって然るべき位置に封止されている。キャップは第1及び第2成形物の外面回りに形成される第3成形物によって完成されている。次いでキャップはその下方エッジに沿ってプラスチック・ボトルのネックに対して熱溶接される。ボトル内容物へアクセスするためには、プル−リングを引っ張って脆弱領域を引き裂くようにすることで除去可能部分が除去される。次いで、注射器、カニューレ、或は、他のそうした装置がプラグ部材と第2成形物の壁とを通じて導入され得る。
【0015】
EP 0079676の構成は、除去可能部分を引き裂いた後に穿刺される領域の滅菌性を維持するために単一の超音波溶接に依存するEP 0480196に関して上述した問題を回避している。しかしながらそれは、3つの成形物及びプラグ部材の4つの個別構成要素から成る相対的に複雑な構成である。
【0016】
更には、EP 0079676には第1成形物が実際上どのように形成されるかの教示がない。しかしながらその公報における図2乃至図4に示される成形物の形状に基づけば、第1成形物は軸線方向可動型ツールを用いて射出成形されるものと推定される。下方ツールはプラグ部材に対するキャビティを画成すべく利用され、略円筒形状の第1上方ツールはプル−リング内部のスペースを画成すべく利用され、並びに、略管形状の第2上方ツールはプル−リングの放射方向外側且つ環状壁の放射方向外側の空間と該プル−リング下方の空間とを画成すべく利用される。プル−リングは放射方向に面取りされた外面を有して、射出成形が執り行われた後、第1上方ツールが軸線方向上方へ引き抜かれ、それに次いで第2上方ツールの軸線方向上方への引き抜きが為される。この後者の引き抜き中、プル−リング上の面取り面又は斜面は、第2上方ツールのカム作用によって該第2上方ツールが放射方向内側に押圧されることを可能としている。これはプル−リングがその周辺回りの一領域で成形物壁に下方で、さもなければ壁から上方へ隔たって一体的連結で成形されることを可能とする。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
先に説明した方法を用いて、プル−リング、除去可能部分、並びに、環状壁を有するプラスチック・キャップを射出成形する試みは為されてきた。本発明の発明者は、そうした方法を高い失敗率無しに用いることは極めて難しいことを見出した。プル−リングは第2上方ツールで引っ張り上げられがちであり、それはプル−リングが分離して引き裂かれこと、及び/或は、崩壊性領域が該崩壊性領域下方の区域の滅菌性を弱める危険性を伴って弱体化するに到る。これらの問題は、使用される材料がポリプロピレンである際に特に先鋭化しており、ポリプロピレンは射出成形物の形成用に、特にプラスチック・キャップ用に好適な材料であるために残念なことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
第1の局面から見た場合、本発明は容器用のキャップを提供するものであり、該容器用のキャップは、
前記容器と係合し前記キャップを保持する保持部分、前記容器に対する閉塞部材を少なくとも部分的に露出する除去可能な崩壊性の除去可能部分、並びに、前記除去可能部分を除去すべくユーザによって操作可能であるユーザ係合可能部材を含む成形物と、
前記係合可能部材用であると共にその放射方向外側に提供されて、前記成形物とは独立して形成されて該成形物に結着されている保護部分と、
を備える。
【0019】
前記成形物及び保護部分を別体で形成することによって、前記成形物をその成形型から分離する際に前記係合可能部材或は前記除去可能部分を損傷する問題は回避され得る。上述したような軸線方向に移動可能な成形型を用いるよりも、成形中に保護部分が欠如していることは、その保護部分で妨害を受けることがなくなるので、放射方向に移動可能な成形型部材の使用を可能とする。そうした放射方向に移動な成形型部材と、関連された射出成形技術とは当業者に周知である。
【0020】
こうして、本発明は閉塞部材を覆う除去可能部分を具備すると共に、除去可能部分の除去が所望される時まで、閉塞部材は該除去可能部分によって汚染から保護されると云う高いレベルの信頼性とを具備する比較的単純なキャップ構造を提供できる。
【0021】
閉塞部材はキャップの一部であり得て、例えばキャップの穿刺可能壁の形態であり得るが、当該閉塞部材は、好ましくは、容器の口内に提供された栓を含む。
【0022】
第2局面から見た場合、本発明はパッケージを提供するものであり、該パッケージは、口を伴う容器と、前記口内へ着脱自在に挿入される栓と、前記栓の上に重なるキャップと、を備え、前記キャップが、前記栓を少なくとも部分的に露出すべく除去可能な崩壊性の除去可能部分を具備すると共に、前記除去可能部分を除去すべくユーザによって操作可能なユーザ係合可能部材を具備しており、前記キャップが、前記係合可能部材用であると共にその放射方向外側に提供された保護部分を備え、該保護部分が前記成形物と独立して形成されると共にそれに結着されていることから構成されている。
【0023】
キャップ及び保護部分は、一般的には、プラスチック材で形成されると共に、好ましくは、ポリプロピレン或はポリエチレンから形成される。キャップ及び保護部分は、一般的には、同一材料から形成されるが、それらは交互に異なった材料から形成され得ることもできる。
【0024】
好ましくは、保護部分はネジ嵌合等の適切な機械的手段によってキャップ残部に脱着自在に結着される。保護部分の除去に及んで、容器は有益にも現行のオートインジェクタ及びポンプ装置内でその装置を変更することなく使用され得る。よってこれは、一体的な環状壁を具備して形成される周知キャップの短所を回避するものであり、周知キャップの場合、その環状壁が該キャップのオートインジェクタとの適切な係合を妨げる傾向があるので、容器が標準的なオートインジェクタ内で容易には使用され得ない。
【0025】
好ましくは、容器及びキャップは相補的なネジ山を有して、該キャップがその容器に着脱自在に結着されることを可能としている。保護部分も相補的ネジ山によってキャップ残部と結着されている構成において、その保護部分を結着するためのネジ山は、好ましくは、キャップを容器に結着するために使用されるネジ山に対して逆転されている。この構成において、保護部分をネジを緩めて外すことはキャップのネジを緩めることには成らず、その逆もまた同様となる。これは、例えばレバー或はその類の挿入によって保護部分でキャップ除去を補助することを可能とする更なる便益性を有する。
【0026】
代替的には、保護部分は締り嵌め等の他の機械的手段によってキャップ残部に結着され得る。これは、典型的には、保護部分上及び成形物上における、相補的な複数の突起の形成、或は、相補的な複数の突起及び刻み目の形成であり得る。これらは、通常、成形物及び保護部分の相対的な軸線方向移動を防止すべく係合する。同等に、成形物及び保護部分は、例えば、超音波溶接で相互に結合され得る。一般的には、保護部分及び成形物間に気密封止結合線を形成する必要がなく、その理由は、そうした結合線が、該結合線における破断或は遮断がカバー又は被覆された閉塞部材、即ち栓への経路を提供しないように有益には配置されるからである。
【0027】
好適な構造において、係合可能部材は除去可能部分とは上方方向へ離間されたプル−リングを含む。これはパッケージのユーザにその係合可能部材下方に指を掛けることを可能とし、それよってそれをより容易に操作させている。
【0028】
好ましくは、キャップの保護部分は、係合可能部材の略周囲回りに延在する壁を備えて、その係合可能部材を事故による操作、或は、例えば他のパッケージとの係合から保護している。その結果、係合可能部材は「シュラウド(覆い隠す)」が為されおり、そして該係合可能部材が事故によって操作される機会がより少なくなっている。もし係合可能部材がプル−リングであれば、その周囲回りが保護されることはプル−リングにとって有益である。
【0029】
前記壁が少なくとも1つ貫通開口部を有することは更に好ましい。医療用途での滅菌流体の殆どのパッケージは、蒸気雰囲気中或はウォーターカスケード内の何れかの状態でオートクレーブに入れられることによって滅菌される。蒸気オートクレーブ内において、オートクレーブ内の雰囲気が冷却するに連れて蒸気がパッケージ上に水となって凝縮し得る。同様に、ウォーターカスケード・オートクレーブの場合、ひとたび滅菌プロセスが完了すれば、水がパッケージ上に集中する。もしその壁が破断されなければ、滅菌に使用された水が集中するカップを形成し得る。
【0030】
好適具体例において、前記開口部の1つは充分に大きく、係合可能部材へのユーザの指による放射方向からのアクセスを可能としている。よって、係合可能部材の保護は、所望された際の除去可能部分の故意の除去を不当に邪魔されることなく為され得る。好ましくは、そうした放射方向アクセスを可能とする開口部は、係合可能部材及び除去可能部分を連結する成形物の一部(例えば、脚或は脚対)とは反対側に配置されている。これはユーザがその連結部分から最も離れて係合可能部材にアクセスすること補助し、それ故に除去可能部分から離間して最も容易に持ち上げ可能である。これは、係合可能部材がプル−リングであることに関連して容易に理解頂けるであろう。
【0031】
キャップの組立中に保護部分が成形物に対して正しく位置決めされることを確実とするために、例えば放射方向開口部を係合可能部材に対して正しく位置決めするために、保護部分及び成形物間の機械的な相互噛み合いが、例えば一方のみ或は双方の相対的な位置を許容するように適切に設計される。
【0032】
除去可能部分は、キャップが直立位置にある際、排水を補助すべく傾斜面を有することができる。そこで排水は、例えば、保護部分の開口部へ向かって生じ得る。好ましくは、除去可能部分は上方へ凸状となっている。
【0033】
好適具体例において、保護部分は係合可能部材上の除去可能カバーの形態である。そうしたカバーは、係合可能部材へアクセスすることが所望された際に除去可能であるが、係合可能部材の不注意な操作を防止できる。
【0034】
好ましくは、キャップには、閉塞部材の規定された領域、例えば栓を汚染から保護すべくパッケージが閉塞されると、その栓と係合する部材が設けられている。その部材は、有益には、キャップから下方へ延在して閉塞部材の上方面と係合する環状部材である。そうして、この環状部材は汚染物に対する物理的なバリアを提供すると共に、その規定された領域の滅菌状態を保持する。この部材によって作り出された封止の完全性は、好ましくは、閉塞部材の一部に係合してそれを柔軟に変形することによって達成される。
【0035】
一好適具体例において、容器はボトルである。
【0036】
成形物の保持部分は、容器上に締り嵌めを提供し得るか、何等かの他の形態を採用し得る。好ましくは、容器及びキャップは相補的なネジ山を有する。これはキャップを容器上に連結する簡単で効果的な方法を提供する。
【0037】
キャップには開口されてから再閉塞されたパッケージから流体が投与される危険性を低減するために、未使用表示部材(tamper−evident feature)が具備されることが好ましい。そうした開口及び再閉塞は流体の滅菌性を喪失する結果となるか、流体の何等かの形態かでの不純化或は汚染となり得る。未使用表示部材の1つの適切な形態は、キャップに着脱自在に結着された部材であり、キャップが除去され得る前に該キャップから分離されなければならない部材である。その部材の欠如は、パッケージがある時点で開口済みであるとのサインであり、使用されるべきではない。
【0038】
ここで規定された栓及びキャップが具備された容器は、多数の方法で開口可能である。除去可能部分は、栓が然るべく状態で放置されている間、その栓にアクセスすべく除去され得る除去可能部分である。次いで栓は皮下注射針或はその類で穿刺される。もし保護部分及び除去可能部分が双方ともに除去されたならば、容器は正規に標準的オートインジェクタと組み合わせて使用され得る。代替的には、キャップ全体は除去可能であり(それは未使用表示部材の除去を伴い得る)、それで栓全体にアクセスすることが可能となる。これは、例えば除去可能部分よりも幅広である注入スパイク、中空軸、或は、ストローが使用されようとする際に有用である。更なる代替として、キャップ及び栓全体は除去可能であって、オートインジェクタにロードすべく注ぎ或は中空軸またはストローの挿入を可能としている。
【0039】
キャップは少なくとも1つの突起を備え、それが係合可能部材に対するピボットとして作用する。もしピボットが使用されなければ、ユーザによって係合可能部材に対して付勢される力は単純に除去可能部分へ伝達される。しかしながら、もしピボット点が設けられれば、梃子効果が係合可能部材に付勢する力を増幅させることを可能として、除去可能部分を除去することをより容易と為す。
【0040】
以下に、本発明の好適具体例が添付図面を用いて説明される。
【0041】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1実施例に係るパッケージ10を示す。パッケージ10は、プラスチック・ボトル20、栓40、並びに、プラスチック閉塞キャップ50を備える。栓は、好ましくは、熱可塑性重合体材から形成されるが、他の合成重合体材或は合成ゴム(例えば、クロロブチル・ゴム)或は天然ゴムから形成され得る。
【0042】
ボトル20は、ボディ22、ショルダー部分24、並びに、ショルダー部分から延在している狭小ネック部分26を有する。ネックの外面はその上に形成された外側ネジ山28を有する。リップ30はその外側ネジ山28下方のネック26から放射方向外側に突出している。
【0043】
ネックの内面は実質的に円筒状である。しかしながらその内面は縮径部分32をも有する。この縮径部分の目的は、例えば皮下注射針或はその類によって力が栓40に付与された際、該栓40がネック26内へ押し込まれることを防止するためである。この縮径部分は図1に示されるようにネックの残部よりもほんの僅かに小さい径とすることができるか、或は、その径を図9及び図10に示されるように実質的により小さくすることができる。
【0044】
栓40は略円筒状ボディ42を有し、該ボディの半径はボトル・ネックの内面の半径よりも僅かに大きい。これは栓40のボディ42がボトルのネック26内に締り嵌めとなることを可能としている。こうして栓はボトルを封止する。ボディ41の下方端は斜面(面取り面)44を有して、ボディ42がボトル20のネック26内へ挿入することを補助する。
【0045】
ボディ42の上方端はフランジ46である。このフランジ46は、栓40が完全にボトル・ネック内に挿入された際、該ボトル・ネックの上部に静止する。
【0046】
加えて、栓40の下方面はその内部に中空48が伴うように形成されている。この中空48はその下方面から栓42の上部へ向かって上方へ延在し、その結果、栓42の中央部分の厚みは該栓の長さ又は丈よりも相当に小さくなっている。これは栓が皮下注射針、注入スパイク、或は、その類によって穿刺されることをより容易としている。
【0047】
閉塞キャップ50はボトル・ネック26の上方部に結着される。このキャップは、栓40の上に重なるカバー部材52と、該カバー部材52の縁から下方へ延在している環状スカート54とを有する。
【0048】
スカート54はその内面上に形成された内側ネジ山56を有し、該内側ネジ山56がボトル・ネック26に形成された外側ネジ山28と係合する。スカート54の径はその上端で縮小されて、外側ショルダー47を形成している。放射方向内側の刻み目53はショルダー47の外面に図3に示されるように形成されている。
【0049】
スカート54の下方端に着脱自在に結着されているのはリング57である。このリング57はボトル・ネック26上のリップ30下方に係合している。こうして着脱自在リング57は未使用表示部材としての役割を果たす。キャップ50をボトル20から除去するためには、先ずリング57をキャップ50から分離する必要があり、その分離されたリングはパッケージ10が開口されたことをユーザに明らかとする。
【0050】
カバー部材52の下側は下方へ延在している環状部材58を有する。その環状部材の下方端は栓40の上方面と係合して、パッケージ10の完全性を確保している。加えて、環状部材58は栓の上方面中央領域を取り囲んで、その汚染防止を補助している。栓の上方面中央領域は、栓が穴開けされる際に針或はその類によって接触される部分であり、環状部材58の設置はパッケージの全体的な滅菌性を保護する補助を為す。
【0051】
図2及び図5に示されるようにキャップの保護部分60はキャップ50の残部とは別体に形成されて、ショルダー47に結着されている。この保護部分60は単一ピース(又は一体物)として形成され、一連の上方へ突出する城郭部59であり、本具体例では4つの城郭部59を具備する連続的なリング部材49を備える。一対の放射方向内側への突起51はリング部材49の内面上に形成され、ショルダー47に形成された放射方向内側の刻み目53と対応している。軸線方向の力を付与することによって保護部分60が閉塞キャップ50上に配置されると、突起51は刻み目52内に係合して、キャップ50及び保護部分60の軸線方向運動及び回転運動を防止する。組合わされた保護部分及びキャップの構成は図4及び図6に最も明確に示されている。リング部材49の上方面は、その内側縁で、カバー部材52の上方面のレベルに対応している。同様に、リング部材49の外面はその下方縁でスカート54の外面と対応している。
【0052】
城郭部59間に設けられた開口部62はカバー部材52の上部における任意の液体が排出することを許容する。滅菌流体のパッケージはしばしばオートクレーブに入れられて消毒されて滅菌性を確保し、オートクレーブからの蒸気が冷却相中にパッケージ上に凝縮又は液化することは容易に可能である。代替的には、ウォーターカスケード・オートクレーブが使用され得て、ひとたび滅菌プロセスが完了すれば水がパッケージ上に集まる可能性がある。もし保護部分60がその中に開口部62を有しなければ、それはカップを形成することとなって、その中に凝縮されるか或は集合された水が保持されることになる。次いでパッケージ10をひっくり返して水を除去するか或は蒸発に依存させる必要性がある。開口部62を具備する保護部分60を形成することは、水を単純に排出させることを可能とする。水の排出は、部材52を非平面状に形成することによって、例えば該部材の中央部を周辺領域上方へ突出するように為すことで補助され得る。
【0053】
カバー部材52の下方面には、除去可能領域66回りに脆弱線64を形成する。この脆弱線は領域66を壊れやすいように除去することを助長する。この領域66の除去は栓40の上方面を露出し、その上方面が次いで皮下注射針或はその類で穴開けされることを可能としている。
【0054】
領域66の除去を可能とするために、プル−リング68が2つの脚70によってその領域に結着され、該脚はプル−リング68の一方側と脆弱栓64によって境界が定められたカバー部材52の当該領域66から延在している。
【0055】
リング部材49から上方へ突出している城郭部59はカバー部材52の上方面の上方へ、プル−リング68及び脚70の上方面と一致する高さ或はその上の高さまで延在する。これはプル−リング68の事故による動作に対して保護する能力がある。好ましくは、開口部62は脚70の放射方向反対側の城郭部59間に設けられて付加的なスペースをユーザに提供し、該スペースを介して、指でプル−リング68を引っ掛けて該プル−リング68を持ち上げるように為す。
【0056】
カバー部材52の領域66が除去されると、該カバー部材内に開口が残され栓40を露出する。この開口の縁と、引き裂かれて離された部分の縁は引き裂かれたプラスチック材で形成され、引き裂かれた金属で形成された同様の縁よりも遙かに先鋭性は低下されている。こうして、ユーザがこうした縁で切り傷を被る危険性、そしてそうした切り傷に関連された感染の危険性は相当程度低減される。
【0057】
パッケージ10は違った方法で開口され得る。第1として先に説明されたように、プル−リング68は脆弱線64で境界が定められたカバー部材52の領域66をそのリング68を持ち上げて引っ張ることで除去すべく使用可能である。これは栓40の面における一部を露出し、それは次いで皮下注射針、注入スパイク、或は、その類で穴開けされて、パッケージ10の内容物にアクセスを為す。ひとたび内容物が充分に除去されたならば、パッケージ10全体(ボトル20、栓40、並びに、キャップ50残部を含む)は廃棄可能である。パッケージ10全体はプラスチック材から形成されているので、リサイクル或は廃棄処分のために様々なパーツに分類する必要が全くない。
【0058】
第2として、キャップ50自体を除去してから栓40の除去を追従させる。これは着脱自在リング57をキャップ50におけるスカート54底部から除去することが必要であり、次いでネジを緩めて外してから廃棄する。栓は除去され、これでボトルの内容物を注ぎ出すことを可能とするか、或は、例えばオートインジェクタの中空軸或はストローを挿入させることを可能とする。再度、ひとたびパッケージ10の内容物が除去されてしまえば、パッケージ10は分類すること無しに廃棄可能となる。
【0059】
保護部分60は閉塞キャップ50とは独立して形成されているので、先行するパッケージを凌いで数多くの便益がこのパッケージ10に存在する。例えば、保護部分60と閉塞キャップ50の残部との間の相互連結は栓40の上方面における封止には何の役割をも演じていないので、別個の成形物間の不完全な封止によって生ずる汚染の危険性は何等存在しない。加えて、保護部分60はそれが成形型から除去された後にキャップの残部上に配置されるので、脆弱領域64或はプル−リング68が閉塞キャップが成形型から除去されている間に損傷を受ける可能性は低減される。
【0060】
この具体例の保護部分60は、代替的には、熱或は中音波溶接等の適切な手段によって閉塞キャップ50と結合され得る。そうした結合は閉塞キャップ50及び保護部分60の回転及び軸線方向の相対的な運動を防止することになる。保護部分60を然るべき位置に結合することの1つの便益は、開口部62及び城郭部59が、ネジを緩めて容器20からそれを外すべく、ユーザが閉塞キャップ50を把持する付加的手段を提供している。加えて、もし必要であれば、ユーザはレバー手段を開口部62内へ挿入し得て、閉塞キャップ50を開けるために付与される回転力を増大することができる。
【0061】
先の説明は突起51及び刻み目53の対に言及しているが、これらは双方ともにリング部材49及びショルダー47の周囲に沿っての連続的な形成となることと同等であろう。同様に、リング部材49及びショルダー47上の突起51及び刻み目53は逆転することができる。代替的には、ネジ山51は保護部分60をキャップ50に着脱自在に結着するために形成され得る。このネジ山51は、キャップ50上のネジ山56と同一配向で回すことができるようにも、或は、ネジ山51,56を逆方向に回すように為すこともできる。もしネジ山51,56が逆方向に回るのであれば、ユーザが閉塞キャップ50を把持できる付加的手段を保護部分が提供すべ使用され得るか、或は、閉塞キャップ50を開口すべく付与される回転力を増大するためのレバーを使用させ得る。
【0062】
本発明の第2具体例に係るキャップ50及び保護部分60は図7、図8、並びに、図9に示されている。キャップはパッケージの第1具体例でも用いられたものと略同様であり、対応する特徴は対応する参照番号で示されている。
【0063】
保護部分60及びキャップ50残部の間の相互係合はネジ山51及び53の形態である。先に議論されたように、保護部分60を保持しているネジ山51は、キャップ50を容器20に結着するための該キャップ50上のネジ山56に対して反対回りであり得る。
【0064】
第1具体例とは対照的に、保護部分60はプル−リング68を覆う上方部分61を有する。よって、保護部分60が然るべき位置にある際、プル−リング68は包囲されて、可能性ある混乱の可能性は一層低減される。保護部分60の上方面には不図示の一連の突起或は刻み目を更に設けることが可能であり、それらはユーザが当該保護部分60を把持してそれを除去することをより容易と為す。
【0065】
保護部分60は、カバー部材52の上部に集中する任意の水が凝縮或はその類を通じて、キャップから排出することを可能とする一連の穴をその側面に形成させて有することもできる。同様に、保護部分60の上方面は形状において凸状であって、水或はその類がパッケージ10の上部に集中することを防止する。
【0066】
パッケージ10には閉塞キャップ50上に配置された保護部分60が供給される。除去可能部分66を除去するために、ユーザは先ず保護部分60のネジを緩めて外す必要がある。次いで除去可能領域66はプル−リング68を用いて、先行する具体例で略述したように除去され得る。
【0067】
第2具体例の保護部分60は、閉塞キャップ50がまさに開口されようとする時まで、閉塞キャップ50の除去可能部分66に付加的な保護を提供する長所を有する。加えて、ひとたび保護部分60が除去されたならば、プル−リング68回りに付加的なスペースが存在して、ユーザがそのプル−リング68により容易にアクセスすることを可能とする。更には、ひとたび除去可能部分66及び保護部分60が除去されたならば、パッケージ10は標準的なオートインジェクタで使用され得る。
【0068】
ネジ山は保護部分60を閉塞キャップ50に結着するために提案されているが、脱着自在に保護部分60をキャップ50に結着する任意の他の方法も適切であろう。
【0069】
よって理解して頂けるように、両実施例において、保護部分はキャップ残部から独立して形成されて、それに結着されている。キャップ残部は一体的な成形物であり、好ましくは射出成形によって形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1具体例に係るパッケージの部分的に破断された側面図である。
【図2】図2は、保護部のみを示す、図1のIV−IV線に沿っての断面図である。
【図3】図3は、キャップの成形物のみを示す、図1のIV−IV線に沿っての断面図である。
【図4】図4は、成形物に結着された保護部分を示す、これもまたIV−IV線に沿っての断面図である。
【図5】図5は、保護部分が成形物に結着される前の図1に示されるキャップの斜視図である。
【図6】図6は、保護部分結着後の図1に示されるキャップの斜視図である。
【図7】図7は、第2具体例に係る保護部分の断面図である。
【図8】図8は、第2具体例に係るキャップ成形物の断面図である。
【図9】図9は、第2具体例に係る成形物に結着された保護部分の断面図である。
【符号の説明】
10 パッケージ
20 プラスチック・ボトル
40 栓
50 プラスチック閉塞キャップ
52 カバー部材
54 キャップ・スカート
57 着脱自在リング
60 保護部分
64 脆弱線
66 除去可能領域
68 プル−リング

Claims (10)

  1. 閉塞部材(40)を有する容器(20)用のキャップ(50)であって、当該キャップが、
    (i)前記容器と係合し前記キャップを保持する保持部分、前閉塞部材を少なくとも部分的に露出する除去可能な崩壊性の除去可能部分(66)と、前記除去可能部分を除去すべくユーザによって操作可能であるユーザ係合可能部材(68)とを含む成形物と、
    (ii)前記ユーザ係合可能部材(68)の保護部分(60)であって、ユーザ係合可能部材(68)の放射方向外側に設けられている保護部分(60)と
    を備えており、
    前記保護部分(60)が、該保護部分(60)を取り外しても前記キャップを取り外すことにはならないように、前記成形物とは独立して形成されて該成形物に着脱自在に結着されているともに、前記保護部分(60)が、前記係合可能部材(68)の略周囲回りに延在する壁であって、該壁が少なくとも1つの貫通開口部(62)を有することを特徴とするキャップ。
  2. 前記保護部分が、ネジ嵌合又は締り嵌めによって前記成形物に着脱自在に結着されている、請求項1に記載のキャップ
  3. 前記キャップの材料がポリプロピレン又はポリエチレンからなる、請求項1又は請求項2に記載のキャップ。
  4. 前記キャップに、当該キャップに着脱自在に結着された未使用表示部材が具備されている、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のキャップ。
  5. 前記未使用表示部材が前記容器(20)のリップ下方と係合するリングである、請求項4に記載のキャップ。
  6. 前記開口部(62)の1つが、前記係合可能部材(68)へユーザの指が放射方向からアクセスすることを可能とするに充分な大きさである、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のキャップ。
  7. 前記放射方向アクセスを可能とする前記開口部(62)が、前記係合可能部材(68)及び除去可能部分(66)に連結する前記成形物の一部と反対側に配置されている、請求項に記載のキャップ。
  8. 前記除去可能部分(66)が、前記キャップが直立位置にある際、排出を補助する傾斜面を有する、求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のキャップ。
  9. 容器(20)の口に着脱自在に挿入される閉塞部材(40)を有する容器(20)と、前記閉塞部材(40)の上に重なる請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のキャップ(50)とを備えるパッケージ。
  10. 前記容器(20)が滅菌流体を収容している、請求項9に記載のパッケージ。
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