JP2001247149A - 容器用のキャップ - Google Patents

容器用のキャップ

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JP2001247149A JP2001015917A JP2001015917A JP2001247149A JP 2001247149 A JP2001247149 A JP 2001247149A JP 2001015917 A JP2001015917 A JP 2001015917A JP 2001015917 A JP2001015917 A JP 2001015917A JP 2001247149 A JP2001247149 A JP 2001247149A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】プル−リング部分を保護した容器用のキャップ
の提供。 【解決手段】パッケージ10は、プラスチック・ボトル
20、ボトルの口内に取り出し自在に挿入される栓4
0、並びに、キャップ50を備える。キャップはカバー
部材52を有し、それが栓の上に重なって、栓の上方面
を露出して針或はその類による穿刺を可能とすべく、除
去可能である領域66を有する。この除去可能領域に
は、カバー部材52の縁から上方へ突出する保護部分6
0によって事故による動作から保護されるプル−リング
68が設けられている。保護部分はキャップ残部から独
立して形成され、且つ、それに結着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器(コンテナ)用
のキャップに関すると共に、容器及びキャップを備える
パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】医療分野において、薬剤、調合薬、滅菌
食塩水等々の滅菌流体は患者の治療又は処置にしばしば
必要とされる。そうした滅菌流体は共通してガラス製の
ボトル内に供給され、それらボトルは化学的に不活性で
あり且つ滅菌流体を汚染したり或は不純にしたりするこ
とは決してあってはならない。
【0003】ボトルは、通常、該ボトルの口内に挿入さ
れたゴム栓によって閉塞される。この栓は、皮下注射器
の針、注入セットの注入スパイク、オートインジェクタ
のスパイク、或は、その類等によって穿刺されるように
設計されて、ボトルの内容物が引き出せるように為す。
また栓は除去され得もして、ボトルの内容物を注ぎ出す
こと、或は、オートインジェクタの中空軸又はストロー
を用いて吸入させることを可能としている。
【0004】栓を然るべき位置に保持するための1つの
アプローチとしては、栓及びボトル上方部の上にクリン
プ又は襞付けされるアルミニウム製或は同様の薄いシー
ト状金属から成るキャップを提供することが行われてき
た。その栓へアクセスするために、それに穿刺するか或
はそれを取り除くかして、シート状金属キャップは部分
的か或は全体的に引き裂かれる。
【0005】しかしながら、アルミニウム・キャップを
組み込んでいるパッケージは多数の短所を有する。例え
ば、そのアルミニウム・キャップを引き裂くことは鋭利
なエッジをキャップが引き裂かれた場所に残存させる等
の複数の問題を引き起こし得る。これらエッジは外科用
グローブや人の皮膚に穴を開けるに充分に鋭く、それは
特に感染の危険性を最小に保たなければならない医療分
野においては明らかに短所である。
【0006】加えて、多くのヨーロッパ諸国では、廃棄
物は処分される前に種類又は特質によって分類しなけれ
ばならない。ガラス・ボトル上の金属キャップ及びゴム
栓は、そのパッケージが3つの異なる種類の材料を含み
(ガラス、金属、並びに、プラスチック)、それは別個
に処分されなければならない。
【0007】滅菌流体用の容器に対する代替的なアプロ
ーチも様々な成功度合いを伴って試されてきている。1
つの周知の製品において、スクリュ・キャップを具備す
るプラスチック・ボトルが使用されており、そのスクリ
ュ・キャップはそれ自体に結着された栓を有している。
スクリュ・キャップが取り除かれると、栓もボトルから
取り除かれる。しかしながらそのパッケージは注入手続
きと互換性がなく、標準パッケージが可能なように皮下
注射針を使用することができない。
【0008】DE 19500460に記載された別の
提案では、プラスチック箔で覆われた射出成形キャップ
が具備されたプラスチック・ボトルが提供されている。
この提案において、ボトルの口内には栓が無く、ボトル
の主要な封止は一体的に成形された閉塞壁であり、それ
はカニューレ或はスパイクで穿刺され得るが、他の方法
で開口できない。キャップはこの閉塞壁上に嵌合する。
ボトルの内容物へのアクセスが望まれた際には、箔が取
り除かれ、キャップ及び閉塞壁が穿刺されなければなら
ず、これら両パーツを貫通する充分な力が必要であると
共に、カニューレ或はスパイクを閉塞壁の材料で詰まら
してしまうか、或は、その材料の円筒形標本を抜き取っ
てボトルの内容物内に粒子を作り出してしまう可能性あ
る危険性が伴う。
【0009】仏国のStelmi社製の閉塞の更なるタ
イプは、「Monobloc」及び「Duobloc」
との名称で市販されている。対応する特許公報はFR
2745793及びEP 0794129であると思わ
れる。「Monobloc」は従来のガラス・ボトルの
ネック及び栓の上に嵌合するプラスチック・キャップを
含む。除去可能な部分は引き裂かれ得て、その栓へのア
クセスを可能としており、キャップ全体はもし必要であ
れば除去され得る。「Duobloc」も同様である
が、ネジ山が切られたインサートを有し、それがガラス
・ボトルのネック上に嵌合し、キャップ残部はそのイン
サートと螺着される。
【0010】そうしたプラスチック・キャップの場合、
除去可能部分はキャップの残部と一体的に成形されてい
る。通常、脆弱線がその除去可能な部分回りに設けら
れ、その除去可能部分が引き裂かれることを可能とし
て、栓へのアクセスを為すようにする。次いで栓は針、
注入スパイク、或は、その類等によって穿刺される。プ
ル−リング形態の係合可能部材がその除去可能部分と一
体的に成形され、栓の上面へのアクセスが所望された場
合、そのプル−リングに力を付与して該除去可能部分を
取り除くようにする。
【0011】しかしながらそうしたプル−リング付きプ
ラスチック・キャップには短所がある。キャップ上に設
けられたプル−リングへのアクセスを為すために、それ
らプル−リングは一般にキャップから突出している。よ
って、輸送や保管の間に、プル−リングが何かに引っ掛
かったり、誤って開けられたりして、脆弱線が引き裂か
れる危険性がある。これは除去可能部分の完全な取り除
きとなり得て、そのパッケージ及びその内容物を廃物と
なし得る。代替的には、引き裂きは非常に小さいものの
みであり得て、除去可能部分を取り除くには不充分であ
るが、栓の汚染を許容する。そうした事故によるキャッ
プの部分的な開口は、該キャップの密着検査によっての
み検出され得る。特定の場合、キャップ封止の完全性の
充分な検査がそれを開口する前に実行され得ず、結果と
して、そのパッケージにおける栓上面が、事実上、汚染
されていても使用される可能性がある。これは明らかに
望ましいことではない。
【0012】除去可能部分を具備するキャップを組み込
んでいるパッケージが、事故によって開口される問題に
対する提案される解決策としては、プル−リングを環状
壁形態の隆起区分で取り囲むようにしていた。こうした
提案において、EP 0480196の図7に示される
ように、2ピース射出成形キャップがプラスチック・ボ
トルに溶接されるべく提供されている。この提案におい
て、第1成形物はボトルに結着されるキャップの部分を
画成し、カニューレを受け入れるためにその上方面に穴
が形成される。その穴は膜によって被覆され得る。その
上方面の周辺回りには、環状壁が形成されて延在する。
第2成形物はリングで形成され、それが第1成形物の環
状壁内部に嵌合し、次いで周辺の脆弱領域によってリン
グに対して結着されるプル−リングが除去可能部分に結
着される。これら2つの成形物は別々に形成されてから
超音溶接されて、第1成形物の上方面と第2成形物のリ
ングとの間に封止結合を形成する。次いでキャップがプ
ラスチック・ボトルに固定的に結着される。ボトル内容
物へのアクセスが所望された場合、プル−リングが脆弱
領域に沿っての引き裂きによって除去されカニューレが
第1成形物に形成された穴を通してボトル内に導入され
得る。
【0013】しかしながら、そうしたキャップの場合、
第1成形物の上方面での滅菌性は超音波溶接の品質に依
存して、その溶接における任意の欠陥が上方面の汚染に
対する潜在性を作り出すことになる。
【0014】除去可能部分を除去するプル−リングに対
する保護環状壁を有するキャップに対する別の提案はE
P 0079676に記載されている。このキャップは
プラスチック・ボトル用であって、プラグ部材及び3つ
のプラスチック射出成形物から形成されている。第1成
形物は、プル−リング、壊れやすい領域又は崩壊性領域
によってその成形物の残部に連結された除去可能部分、
並びに、プル−リング回りに延在する環状壁から構成さ
れている。プラグ部材は、除去可能領域下方へ突出して
いる環状壁の一部によって形成されたキャビティ内に位
置決められ、第1成形物の下方部回りに形成された第2
成形物によって然るべき位置に封止されている。キャッ
プは第1及び第2成形物の外面回りに形成される第3成
形物によって完成されている。次いでキャップはその下
方エッジに沿ってプラスチック・ボトルのネックに対し
て熱溶接される。ボトル内容物へアクセスするために
は、プル−リングを引っ張って脆弱領域を引き裂くよう
にすることで除去可能部分が除去される。次いで、注射
器、カニューレ、或は、他のそうした装置がプラグ部材
と第2成形物の壁とを通じて導入され得る。
【0015】EP 0079676の構成は、除去可能
部分を引き裂いた後に穿刺される領域の滅菌性を維持す
るために単一の超音波溶接に依存するEP 04801
96に関して上述した問題を回避している。しかしなが
らそれは、3つの成形物及びプラグ部材の4つの個別構
成要素から成る相対的に複雑な構成である。
【0016】更には、EP 0079676には第1成
形物が実際上どのように形成されるかの教示がない。し
かしながらその公報における図2乃至図4に示される成
形物の形状に基づけば、第1成形物は軸線方向可動型ツ
ールを用いて射出成形されるものと推定される。下方ツ
ールはプラグ部材に対するキャビティを画成すべく利用
され、略円筒形状の第1上方ツールはプル−リング内部
のスペースを画成すべく利用され、並びに、略管形状の
第2上方ツールはプル−リングの放射方向外側且つ環状
壁の放射方向外側の空間と該プル−リング下方の空間と
を画成すべく利用される。プル−リングは放射方向に面
取りされた外面を有して、射出成形が執り行われた後、
第1上方ツールが軸線方向上方へ引き抜かれ、それに次
いで第2上方ツールの軸線方向上方への引き抜きが為さ
れる。この後者の引き抜き中、プル−リング上の面取り
面又は斜面は、第2上方ツールのカム作用によって該第
2上方ツールが放射方向内側に押圧されることを可能と
している。これはプル−リングがその周辺回りの一領域
で成形物壁に下方で、さもなければ壁から上方へ隔たっ
て一体的連結で成形されることを可能とする。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】先に説明した方法を用
いて、プル−リング、除去可能部分、並びに、環状壁を
有するプラスチック・キャップを射出成形する試みは為
されてきた。本発明の発明者は、そうした方法を高い失
敗率無しに用いることは極めて難しいことを見出した。
プル−リングは第2上方ツールで引っ張り上げられがち
であり、それはプル−リングが分離して引き裂かれこ
と、及び/或は、崩壊性領域が該崩壊性領域下方の区域
の滅菌性を弱める危険性を伴って弱体化するに到る。こ
れらの問題は、使用される材料がポリプロピレンである
際に特に先鋭化しており、ポリプロピレンは射出成形物
の形成用に、特にプラスチック・キャップ用に好適な材
料であるために残念なことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の局面から見た場
合、本発明は容器用のキャップを提供するものであり、
該容器用のキャップは、前記容器と係合し前記キャップ
を保持する保持部分、前記容器に対する閉塞部材を少な
くとも部分的に露出する除去可能な崩壊性の除去可能部
分、並びに、前記除去可能部分を除去すべくユーザによ
って操作可能であるユーザ係合可能部材を含む成形物
と、前記係合可能部材用であると共にその放射方向外側
に提供されて、前記成形物とは独立して形成されて該成
形物に結着されている保護部分と、を備える。
【0019】前記成形物及び保護部分を別体で形成する
ことによって、前記成形物をその成形型から分離する際
に前記係合可能部材或は前記除去可能部分を損傷する問
題は回避され得る。上述したような軸線方向に移動可能
な成形型を用いるよりも、成形中に保護部分が欠如して
いることは、その保護部分で妨害を受けることがなくな
るので、放射方向に移動可能な成形型部材の使用を可能
とする。そうした放射方向に移動な成形型部材と、関連
された射出成形技術とは当業者に周知である。
【0020】こうして、本発明は閉塞部材を覆う除去可
能部分を具備すると共に、除去可能部分の除去が所望さ
れる時まで、閉塞部材は該除去可能部分によって汚染か
ら保護されると云う高いレベルの信頼性とを具備する比
較的単純なキャップ構造を提供できる。
【0021】閉塞部材はキャップの一部であり得て、例
えばキャップの穿刺可能壁の形態であり得るが、当該閉
塞部材は、好ましくは、容器の口内に提供された栓を含
む。
【0022】第2局面から見た場合、本発明はパッケー
ジを提供するものであり、該パッケージは、口を伴う容
器と、前記口内へ着脱自在に挿入される栓と、前記栓の
上に重なるキャップと、を備え、前記キャップが、前記
栓を少なくとも部分的に露出すべく除去可能な崩壊性の
除去可能部分を具備すると共に、前記除去可能部分を除
去すべくユーザによって操作可能なユーザ係合可能部材
を具備しており、前記キャップが、前記係合可能部材用
であると共にその放射方向外側に提供された保護部分を
備え、該保護部分が前記成形物と独立して形成されると
共にそれに結着されていることから構成されている。
【0023】キャップ及び保護部分は、一般的には、プ
ラスチック材で形成されると共に、好ましくは、ポリプ
ロピレン或はポリエチレンから形成される。キャップ及
び保護部分は、一般的には、同一材料から形成される
が、それらは交互に異なった材料から形成され得ること
もできる。
【0024】好ましくは、保護部分はネジ嵌合等の適切
な機械的手段によってキャップ残部に脱着自在に結着さ
れる。保護部分の除去に及んで、容器は有益にも現行の
オートインジェクタ及びポンプ装置内でその装置を変更
することなく使用され得る。よってこれは、一体的な環
状壁を具備して形成される周知キャップの短所を回避す
るものであり、周知キャップの場合、その環状壁が該キ
ャップのオートインジェクタとの適切な係合を妨げる傾
向があるので、容器が標準的なオートインジェクタ内で
容易には使用され得ない。
【0025】好ましくは、容器及びキャップは相補的な
ネジ山を有して、該キャップがその容器に着脱自在に結
着されることを可能としている。保護部分も相補的ネジ
山によってキャップ残部と結着されている構成におい
て、その保護部分を結着するためのネジ山は、好ましく
は、キャップを容器に結着するために使用されるネジ山
に対して逆転されている。この構成において、保護部分
をネジを緩めて外すことはキャップのネジを緩めること
には成らず、その逆もまた同様となる。これは、例えば
レバー或はその類の挿入によって保護部分でキャップ除
去を補助することを可能とする更なる便益性を有する。
【0026】代替的には、保護部分は締り嵌め等の他の
機械的手段によってキャップ残部に結着され得る。これ
は、典型的には、保護部分上及び成形物上における、相
補的な複数の突起の形成、或は、相補的な複数の突起及
び刻み目の形成であり得る。これらは、通常、成形物及
び保護部分の相対的な軸線方向移動を防止すべく係合す
る。同等に、成形物及び保護部分は、例えば、超音波溶
接で相互に結合され得る。一般的には、保護部分及び成
形物間に気密封止結合線を形成する必要がなく、その理
由は、そうした結合線が、該結合線における破断或は遮
断がカバー又は被覆された閉塞部材、即ち栓への経路を
提供しないように有益には配置されるからである。
【0027】好適な構造において、係合可能部材は除去
可能部分とは上方方向へ離間されたプル−リングを含
む。これはパッケージのユーザにその係合可能部材下方
に指を掛けることを可能とし、それよってそれをより容
易に操作させている。
【0028】好ましくは、キャップの保護部分は、係合
可能部材の略周囲回りに延在する壁を備えて、その係合
可能部材を事故による操作、或は、例えば他のパッケー
ジとの係合から保護している。その結果、係合可能部材
は「シュラウド(覆い隠す)」が為されおり、そして該
係合可能部材が事故によって操作される機会がより少な
くなっている。もし係合可能部材がプル−リングであれ
ば、その周囲回りが保護されることはプル−リングにと
って有益である。
【0029】前記壁が少なくとも1つ貫通開口部を有す
ることは更に好ましい。医療用途での滅菌流体の殆どの
パッケージは、蒸気雰囲気中或はウォーターカスケード
内の何れかの状態でオートクレーブに入れられることに
よって滅菌される。蒸気オートクレーブ内において、オ
ートクレーブ内の雰囲気が冷却するに連れて蒸気がパッ
ケージ上に水となって凝縮し得る。同様に、ウォーター
カスケード・オートクレーブの場合、ひとたび滅菌プロ
セスが完了すれば、水がパッケージ上に集中する。もし
その壁が破断されなければ、滅菌に使用された水が集中
するカップを形成し得る。
【0030】好適具体例において、前記開口部の1つは
充分に大きく、係合可能部材へのユーザの指による放射
方向からのアクセスを可能としている。よって、係合可
能部材の保護は、所望された際の除去可能部分の故意の
除去を不当に邪魔されることなく為され得る。好ましく
は、そうした放射方向アクセスを可能とする開口部は、
係合可能部材及び除去可能部分を連結する成形物の一部
(例えば、脚或は脚対)とは反対側に配置されている。
これはユーザがその連結部分から最も離れて係合可能部
材にアクセスすること補助し、それ故に除去可能部分か
ら離間して最も容易に持ち上げ可能である。これは、係
合可能部材がプル−リングであることに関連して容易に
理解頂けるであろう。
【0031】キャップの組立中に保護部分が成形物に対
して正しく位置決めされることを確実とするために、例
えば放射方向開口部を係合可能部材に対して正しく位置
決めするために、保護部分及び成形物間の機械的な相互
噛み合いが、例えば一方のみ或は双方の相対的な位置を
許容するように適切に設計される。
【0032】除去可能部分は、キャップが直立位置にあ
る際、排水を補助すべく傾斜面を有することができる。
そこで排水は、例えば、保護部分の開口部へ向かって生
じ得る。好ましくは、除去可能部分は上方へ凸状となっ
ている。
【0033】好適具体例において、保護部分は係合可能
部材上の除去可能カバーの形態である。そうしたカバー
は、係合可能部材へアクセスすることが所望された際に
除去可能であるが、係合可能部材の不注意な操作を防止
できる。
【0034】好ましくは、キャップには、閉塞部材の規
定された領域、例えば栓を汚染から保護すべくパッケー
ジが閉塞されると、その栓と係合する部材が設けられて
いる。その部材は、有益には、キャップから下方へ延在
して閉塞部材の上方面と係合する環状部材である。そう
して、この環状部材は汚染物に対する物理的なバリアを
提供すると共に、その規定された領域の滅菌状態を保持
する。この部材によって作り出された封止の完全性は、
好ましくは、閉塞部材の一部に係合してそれを柔軟に変
形することによって達成される。
【0035】一好適具体例において、容器はボトルであ
る。
【0036】成形物の保持部分は、容器上に締り嵌めを
提供し得るか、何等かの他の形態を採用し得る。好まし
くは、容器及びキャップは相補的なネジ山を有する。こ
れはキャップを容器上に連結する簡単で効果的な方法を
提供する。
【0037】キャップには開口されてから再閉塞された
パッケージから流体が投与される危険性を低減するため
に、未使用表示部材(tamper−evident
feature)が具備されることが好ましい。そうし
た開口及び再閉塞は流体の滅菌性を喪失する結果となる
か、流体の何等かの形態かでの不純化或は汚染となり得
る。未使用表示部材の1つの適切な形態は、キャップに
着脱自在に結着された部材であり、キャップが除去され
得る前に該キャップから分離されなければならない部材
である。その部材の欠如は、パッケージがある時点で開
口済みであるとのサインであり、使用されるべきではな
い。
【0038】ここで規定された栓及びキャップが具備さ
れた容器は、多数の方法で開口可能である。除去可能部
分は、栓が然るべく状態で放置されている間、その栓に
アクセスすべく除去され得る除去可能部分である。次い
で栓は皮下注射針或はその類で穿刺される。もし保護部
分及び除去可能部分が双方ともに除去されたならば、容
器は正規に標準的オートインジェクタと組み合わせて使
用され得る。代替的には、キャップ全体は除去可能であ
り(それは未使用表示部材の除去を伴い得る)、それで
栓全体にアクセスすることが可能となる。これは、例え
ば除去可能部分よりも幅広である注入スパイク、中空
軸、或は、ストローが使用されようとする際に有用であ
る。更なる代替として、キャップ及び栓全体は除去可能
であって、オートインジェクタにロードすべく注ぎ或は
中空軸またはストローの挿入を可能としている。
【0039】キャップは少なくとも1つの突起を備え、
それが係合可能部材に対するピボットとして作用する。
もしピボットが使用されなければ、ユーザによって係合
可能部材に対して付勢される力は単純に除去可能部分へ
伝達される。しかしながら、もしピボット点が設けられ
れば、梃子効果が係合可能部材に付勢する力を増幅させ
ることを可能として、除去可能部分を除去することをよ
り容易と為す。
【0040】以下に、本発明の好適具体例が添付図面を
用いて説明される。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例に係
るパッケージ10を示す。パッケージ10は、プラスチ
ック・ボトル20、栓40、並びに、プラスチック閉塞
キャップ50を備える。栓は、好ましくは、熱可塑性重
合体材から形成されるが、他の合成重合体材或は合成ゴ
ム(例えば、クロロブチル・ゴム)或は天然ゴムから形
成され得る。
【0042】ボトル20は、ボディ22、ショルダー部
分24、並びに、ショルダー部分から延在している狭小
ネック部分26を有する。ネックの外面はその上に形成
された外側ネジ山28を有する。リップ30はその外側
ネジ山28下方のネック26から放射方向外側に突出し
ている。
【0043】ネックの内面は実質的に円筒状である。し
かしながらその内面は縮径部分32をも有する。この縮
径部分の目的は、例えば皮下注射針或はその類によって
力が栓40に付与された際、該栓40がネック26内へ
押し込まれることを防止するためである。この縮径部分
は図1に示されるようにネックの残部よりもほんの僅か
に小さい径とすることができるか、或は、その径を図9
及び図10に示されるように実質的により小さくするこ
とができる。
【0044】栓40は略円筒状ボディ42を有し、該ボ
ディの半径はボトル・ネックの内面の半径よりも僅かに
大きい。これは栓40のボディ42がボトルのネック2
6内に締り嵌めとなることを可能としている。こうして
栓はボトルを封止する。ボディ41の下方端は斜面(面
取り面)44を有して、ボディ42がボトル20のネッ
ク26内へ挿入することを補助する。
【0045】ボディ42の上方端はフランジ46であ
る。このフランジ46は、栓40が完全にボトル・ネッ
ク内に挿入された際、該ボトル・ネックの上部に静止す
る。
【0046】加えて、栓40の下方面はその内部に中空
48が伴うように形成されている。この中空48はその
下方面から栓42の上部へ向かって上方へ延在し、その
結果、栓42の中央部分の厚みは該栓の長さ又は丈より
も相当に小さくなっている。これは栓が皮下注射針、注
入スパイク、或は、その類によって穿刺されることをよ
り容易としている。
【0047】閉塞キャップ50はボトル・ネック26の
上方部に結着される。このキャップは、栓40の上に重
なるカバー部材52と、該カバー部材52の縁から下方
へ延在している環状スカート54とを有する。
【0048】スカート54はその内面上に形成された内
側ネジ山56を有し、該内側ネジ山56がボトル・ネッ
ク26に形成された外側ネジ山28と係合する。スカー
ト54の径はその上端で縮小されて、外側ショルダー4
7を形成している。放射方向内側の刻み目53はショル
ダー47の外面に図3に示されるように形成されてい
る。
【0049】スカート54の下方端に着脱自在に結着さ
れているのはリング57である。このリング57はボト
ル・ネック26上のリップ30下方に係合している。こ
うして着脱自在リング57は未使用表示部材としての役
割を果たす。キャップ50をボトル20から除去するた
めには、先ずリング57をキャップ50から分離する必
要があり、その分離されたリングはパッケージ10が開
口されたことをユーザに明らかとする。
【0050】カバー部材52の下側は下方へ延在してい
る環状部材58を有する。その環状部材の下方端は栓4
0の上方面と係合して、パッケージ10の完全性を確保
している。加えて、環状部材58は栓の上方面中央領域
を取り囲んで、その汚染防止を補助している。栓の上方
面中央領域は、栓が穴開けされる際に針或はその類によ
って接触される部分であり、環状部材58の設置はパッ
ケージの全体的な滅菌性を保護する補助を為す。
【0051】図2及び図5に示されるようにキャップの
保護部分60はキャップ50の残部とは別体に形成され
て、ショルダー47に結着されている。この保護部分6
0は単一ピース(又は一体物)として形成され、一連の
上方へ突出する城郭部59であり、本具体例では4つの
城郭部59を具備する連続的なリング部材49を備え
る。一対の放射方向内側への突起51はリング部材49
の内面上に形成され、ショルダー47に形成された放射
方向内側の刻み目53と対応している。軸線方向の力を
付与することによって保護部分60が閉塞キャップ50
上に配置されると、突起51は刻み目52内に係合し
て、キャップ50及び保護部分60の軸線方向運動及び
回転運動を防止する。組合わされた保護部分及びキャッ
プの構成は図4及び図6に最も明確に示されている。リ
ング部材49の上方面は、その内側縁で、カバー部材5
2の上方面のレベルに対応している。同様に、リング部
材49の外面はその下方縁でスカート54の外面と対応
している。
【0052】城郭部59間に設けられた開口部62はカ
バー部材52の上部における任意の液体が排出すること
を許容する。滅菌流体のパッケージはしばしばオートク
レーブに入れられて消毒されて滅菌性を確保し、オート
クレーブからの蒸気が冷却相中にパッケージ上に凝縮又
は液化することは容易に可能である。代替的には、ウォ
ーターカスケード・オートクレーブが使用され得て、ひ
とたび滅菌プロセスが完了すれば水がパッケージ上に集
まる可能性がある。もし保護部分60がその中に開口部
62を有しなければ、それはカップを形成することとな
って、その中に凝縮されるか或は集合された水が保持さ
れることになる。次いでパッケージ10をひっくり返し
て水を除去するか或は蒸発に依存させる必要性がある。
開口部62を具備する保護部分60を形成することは、
水を単純に排出させることを可能とする。水の排出は、
部材52を非平面状に形成することによって、例えば該
部材の中央部を周辺領域上方へ突出するように為すこと
で補助され得る。
【0053】カバー部材52の下方面には、除去可能領
域66回りに脆弱線64を形成する。この脆弱線は領域
66を壊れやすいように除去することを助長する。この
領域66の除去は栓40の上方面を露出し、その上方面
が次いで皮下注射針或はその類で穴開けされることを可
能としている。
【0054】領域66の除去を可能とするために、プル
−リング68が2つの脚70によってその領域に結着さ
れ、該脚はプル−リング68の一方側と脆弱栓64によ
って境界が定められたカバー部材52の当該領域66か
ら延在している。
【0055】リング部材49から上方へ突出している城
郭部59はカバー部材52の上方面の上方へ、プル−リ
ング68及び脚70の上方面と一致する高さ或はその上
の高さまで延在する。これはプル−リング68の事故に
よる動作に対して保護する能力がある。好ましくは、開
口部62は脚70の放射方向反対側の城郭部59間に設
けられて付加的なスペースをユーザに提供し、該スペー
スを介して、指でプル−リング68を引っ掛けて該プル
−リング68を持ち上げるように為す。
【0056】カバー部材52の領域66が除去される
と、該カバー部材内に開口が残され栓40を露出する。
この開口の縁と、引き裂かれて離された部分の縁は引き
裂かれたプラスチック材で形成され、引き裂かれた金属
で形成された同様の縁よりも遙かに先鋭性は低下されて
いる。こうして、ユーザがこうした縁で切り傷を被る危
険性、そしてそうした切り傷に関連された感染の危険性
は相当程度低減される。
【0057】パッケージ10は違った方法で開口され得
る。第1として先に説明されたように、プル−リング6
8は脆弱線64で境界が定められたカバー部材52の領
域66をそのリング68を持ち上げて引っ張ることで除
去すべく使用可能である。これは栓40の面における一
部を露出し、それは次いで皮下注射針、注入スパイク、
或は、その類で穴開けされて、パッケージ10の内容物
にアクセスを為す。ひとたび内容物が充分に除去された
ならば、パッケージ10全体(ボトル20、栓40、並
びに、キャップ50残部を含む)は廃棄可能である。パ
ッケージ10全体はプラスチック材から形成されている
ので、リサイクル或は廃棄処分のために様々なパーツに
分類する必要が全くない。
【0058】第2として、キャップ50自体を除去して
から栓40の除去を追従させる。これは着脱自在リング
57をキャップ50におけるスカート54底部から除去
することが必要であり、次いでネジを緩めて外してから
廃棄する。栓は除去され、これでボトルの内容物を注ぎ
出すことを可能とするか、或は、例えばオートインジェ
クタの中空軸或はストローを挿入させることを可能とす
る。再度、ひとたびパッケージ10の内容物が除去され
てしまえば、パッケージ10は分類すること無しに廃棄
可能となる。
【0059】保護部分60は閉塞キャップ50とは独立
して形成されているので、先行するパッケージを凌いで
数多くの便益がこのパッケージ10に存在する。例え
ば、保護部分60と閉塞キャップ50の残部との間の相
互連結は栓40の上方面における封止には何の役割をも
演じていないので、別個の成形物間の不完全な封止によ
って生ずる汚染の危険性は何等存在しない。加えて、保
護部分60はそれが成形型から除去された後にキャップ
の残部上に配置されるので、脆弱領域64或はプル−リ
ング68が閉塞キャップが成形型から除去されている間
に損傷を受ける可能性は低減される。
【0060】この具体例の保護部分60は、代替的に
は、熱或は中音波溶接等の適切な手段によって閉塞キャ
ップ50と結合され得る。そうした結合は閉塞キャップ
50及び保護部分60の回転及び軸線方向の相対的な運
動を防止することになる。保護部分60を然るべき位置
に結合することの1つの便益は、開口部62及び城郭部
59が、ネジを緩めて容器20からそれを外すべく、ユ
ーザが閉塞キャップ50を把持する付加的手段を提供し
ている。加えて、もし必要であれば、ユーザはレバー手
段を開口部62内へ挿入し得て、閉塞キャップ50を開
けるために付与される回転力を増大することができる。
【0061】先の説明は突起51及び刻み目53の対に
言及しているが、これらは双方ともにリング部材49及
びショルダー47の周囲に沿っての連続的な形成となる
ことと同等であろう。同様に、リング部材49及びショ
ルダー47上の突起51及び刻み目53は逆転すること
ができる。代替的には、ネジ山51は保護部分60をキ
ャップ50に着脱自在に結着するために形成され得る。
このネジ山51は、キャップ50上のネジ山56と同一
配向で回すことができるようにも、或は、ネジ山51,
56を逆方向に回すように為すこともできる。もしネジ
山51,56が逆方向に回るのであれば、ユーザが閉塞
キャップ50を把持できる付加的手段を保護部分が提供
すべ使用され得るか、或は、閉塞キャップ50を開口す
べく付与される回転力を増大するためのレバーを使用さ
せ得る。
【0062】本発明の第2具体例に係るキャップ50及
び保護部分60は図7、図8、並びに、図9に示されて
いる。キャップはパッケージの第1具体例でも用いられ
たものと略同様であり、対応する特徴は対応する参照番
号で示されている。
【0063】保護部分60及びキャップ50残部の間の
相互係合はネジ山51及び53の形態である。先に議論
されたように、保護部分60を保持しているネジ山51
は、キャップ50を容器20に結着するための該キャッ
プ50上のネジ山56に対して反対回りであり得る。
【0064】第1具体例とは対照的に、保護部分60は
プル−リング68を覆う上方部分61を有する。よっ
て、保護部分60が然るべき位置にある際、プル−リン
グ68は包囲されて、可能性ある混乱の可能性は一層低
減される。保護部分60の上方面には不図示の一連の突
起或は刻み目を更に設けることが可能であり、それらは
ユーザが当該保護部分60を把持してそれを除去するこ
とをより容易と為す。
【0065】保護部分60は、カバー部材52の上部に
集中する任意の水が凝縮或はその類を通じて、キャップ
から排出することを可能とする一連の穴をその側面に形
成させて有することもできる。同様に、保護部分60の
上方面は形状において凸状であって、水或はその類がパ
ッケージ10の上部に集中することを防止する。
【0066】パッケージ10には閉塞キャップ50上に
配置された保護部分60が供給される。除去可能部分6
6を除去するために、ユーザは先ず保護部分60のネジ
を緩めて外す必要がある。次いで除去可能領域66はプ
ル−リング68を用いて、先行する具体例で略述したよ
うに除去され得る。
【0067】第2具体例の保護部分60は、閉塞キャッ
プ50がまさに開口されようとする時まで、閉塞キャッ
プ50の除去可能部分66に付加的な保護を提供する長
所を有する。加えて、ひとたび保護部分60が除去され
たならば、プル−リング68回りに付加的なスペースが
存在して、ユーザがそのプル−リング68により容易に
アクセスすることを可能とする。更には、ひとたび除去
可能部分66及び保護部分60が除去されたならば、パ
ッケージ10は標準的なオートインジェクタで使用され
得る。
【0068】ネジ山は保護部分60を閉塞キャップ50
に結着するために提案されているが、脱着自在に保護部
分60をキャップ50に結着する任意の他の方法も適切
であろう。
【0069】よって理解して頂けるように、両実施例に
おいて、保護部分はキャップ残部から独立して形成され
て、それに結着されている。キャップ残部は一体的な成
形物であり、好ましくは射出成形によって形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1具体例に係るパッケージ
の部分的に破断された側面図である。
【図2】図2は、保護部のみを示す、図1のIV−IV
線に沿っての断面図である。
【図3】図3は、キャップの成形物のみを示す、図1の
IV−IV線に沿っての断面図である。
【図4】図4は、成形物に結着された保護部分を示す、
これもまたIV−IV線に沿っての断面図である。
【図5】図5は、保護部分が成形物に結着される前の図
1に示されるキャップの斜視図である。
【図6】図6は、保護部分結着後の図1に示されるキャ
ップの斜視図である。
【図7】図7は、第2具体例に係る保護部分の断面図で
ある。
【図8】図8は、第2具体例に係るキャップ成形物の断
面図である。
【図9】図9は、第2具体例に係る成形物に結着された
保護部分の断面図である。
【符号の説明】
10 パッケージ 20 プラスチック・ボトル 40 栓 50 プラスチック閉塞キャップ 52 カバー部材 54 キャップ・スカート 57 着脱自在リング 60 保護部分 64 脆弱線 66 除去可能領域 68 プル−リング

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器用のキャップであって、 前記容器と係合し前記キャップを保持する保持部分、前
    記容器に対する閉塞部材を少なくとも部分的に露出する
    除去可能な崩壊性の除去可能部分、並びに、前記除去可
    能部分を除去すべくユーザによって操作可能であるユー
    ザ係合可能部材を含む成形物と、 前記係合可能部材用であると共にその放射方向外側に提
    供されて、前記成形物とは独立して形成されて該成形物
    に結着されている保護部分と、を備える容器用のキャッ
    プ。
  2. 【請求項2】 前記保護部分が前記成形物に着脱自在に
    結着されている、請求項1に記載のキャップ
  3. 【請求項3】 前記保護部分が、前記係合可能部材の略
    周囲回りに延在する壁であり、少なくとも1つの貫通開
    口部を有する、請求項1または2に記載のキャップ。
  4. 【請求項4】 前記開口部の1つが、前記係合可能部材
    へユーザの指が放射方向からアクセスすることを可能と
    するに充分な大きさである、請求項3に記載のキャッ
    プ。
  5. 【請求項5】 前記放射方向アクセスを可能とする前記
    開口部が、前記係合可能部材及び除去可能部分に連結す
    る前記成形物の一部と反対側に配置されている、請求項
    4に記載のキャップ。
  6. 【請求項6】 前記除去可能部分が、前記キャップが直
    立位置にある際、排出を補助する傾斜面を有する、先行
    請求項の何れか1に記載のキャップ。
  7. 【請求項7】 前記保護部分が前記係合可能部材上の除
    去可能カバーの形態である、請求項1または2に記載の
    キャップ。
  8. 【請求項8】 パッケージであって、口を伴う容器と、
    前記口内へ着脱自在に挿入される栓と、前記栓の上に重
    なるキャップと、を備え、前記キャップが、前記栓を少
    なくとも部分的に露出すべく除去可能な崩壊性の除去可
    能部分を具備すると共に、前記除去可能部分を除去すべ
    くユーザによって操作可能なユーザ係合可能部材を具備
    しており、前記キャップが、前記係合可能部材用である
    と共にその放射方向外側に提供された保護部分を備え、
    該保護部分が前記成形物と独立して形成されると共にそ
    れに結着されていることから成るパッケージ。
  9. 【請求項9】 添付図面の図1〜図6または図7〜図9
    に関して明細書中に実質的に記載された容器用のキャッ
    プ。
  10. 【請求項10】 添付図面の図1〜図6または図7〜図
    9に関して明細書に実質的に記載されたパッケージ。
  11. 【請求項11】 前記キャップに、当該キャップに着脱
    自在に結着された未使用表示部材が具備されている、請
    求項1に記載のキャップ。
  12. 【請求項12】 前記未使用表示部材が前記容器のリッ
    プ下方と係合するリングである、請求項11に記載のキ
    ャップ。
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