JP4896110B2 - ゼオライト及び吸着材 - Google Patents
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Description
すなわち本発明の要旨は、吸着質、吸着質を吸脱着する吸着材を備えた吸脱着部、該吸脱着部に連結された吸着質の蒸発を行う蒸発部、および該吸脱着部に連結された吸着質の凝縮を行う凝縮部を備えた吸着ヒートポンプの運転方法であって、前記吸着材が、ゼオライトを含む水蒸気吸着材であって、該ゼオライトが骨格構造にアルミニウム、リンおよびケイ素を含み、かつ、該ゼオライトの29Si−MAS−NMRスペクトルにおける−108ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積が−70ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積に対して10%以下であり、前記吸着材から前記吸着質を脱着して前記吸着材を再生する際に加熱する熱媒の温度が100℃以下であることを特徴とする吸着ヒートポンプの運転方法に存する。
本発明の他の要旨は、吸着質、吸着質を吸脱着する吸着材を備えた吸脱着部、該吸脱着部に連結された吸着質の蒸発を行う蒸発部、および該吸脱着部に連結された吸着質の凝縮を行う凝縮部を備えた吸着ヒートポンプの運転方法であって、前記吸着材が、ゼオライトを含む水蒸気吸着材であって、該ゼオライトが骨格構造にアルミニウム、リンおよびケイ素を含み、かつ、該ゼオライトの29Si−MAS−NMRスペクトルにおける−108ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積が−70ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積に対して10%以下であり、前記吸着材から前記吸着質を脱着して前記吸着材を再生する際に加熱する熱媒の温度が60〜95℃であり、前記凝縮部の温度が30〜40℃であることを特徴とする吸着ヒートポンプの運転方法に存する。
本発明のさらに他の要旨は、吸着質、吸着質を吸脱着する吸着材を備えた吸脱着部、該吸脱着部に連結された吸着質の蒸発を行う蒸発部、および該吸脱着部に連結された吸着質の凝縮を行う凝縮部を備えた吸着ヒートポンプであって、前記吸着材から前記吸着質を脱着して前記吸着材を再生する際に加熱する熱媒の温度を100℃以下とし、前記吸着材が、ゼオライトを含む水蒸気吸着材であって、該ゼオライトが骨格構造にアルミニウム、リンおよびケイ素を含み、かつ、前記ゼオライトの29Si−MAS−NMRスペクトルにおける−108ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積が−70ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積に対して10%以下であり、前記ゼオライトの骨格構造に含まれるアルミニウム、リンおよびケイ素の原子の存在割合が下記式(1)、(2)および(3)
0.001≦x≦0.3 ・・・(1)
(式中、xは骨格構造のアルミニウム、リン、およびケイ素の合計に対するケイ素のモル比を示す)
0.3≦y≦0.6 ・・・(2)
(式中、yは骨格構造のアルミニウム、リン、およびケイ素の合計に対するアルミニウムのモル比を示す)
0.3≦z≦0.6 ・・・(3)
(式中、zは骨格構造のアルミニウム、リン、およびケイ素の合計に対するリンのモル比を示す)
を満足し、前記ゼオライトが、水蒸気吸着等温線において相対蒸気圧0.05以上、0.30以下の範囲で相対蒸気圧が0.15変化したときに水の吸着量変化が0.18g/g以上の相対蒸気圧域を有するものである、ことを特徴とする吸着ヒートポンプに存する。
本発明のさらに他の要旨は、上記吸着ヒートポンプを車両室内の空調に使用することを特徴とする車両用空調装置に存する。
脱着側相対蒸気圧φ1=平衡蒸気圧(Tlow1)/平衡蒸気圧(Thigh)
…(a)
吸着側相対蒸気圧φ2=平衡蒸気圧(Tcool)/平衡蒸気圧(Tlow2)
…(b)
により算出でき、φ1とφ2との間が操作可能な相対蒸気圧範囲である。
R=(W・ΔQ・ηC・ΔH/τ)・ηh(式A)
ここでWは吸着塔1台(片側)に充填される吸着剤重量、ΔQは吸着時と脱離時の条件における平衡吸着量振幅で前記吸着量差(Q2−Q1)、ηCは平衡吸着振幅ΔQに対する切り替え時間内の実際の吸着振幅の割合を示す吸着振幅効率、ΔHは水の蒸発潜熱、τは吸着工程と脱離工程との切り替え時間、ηhは吸着剤や熱交換器が温水温度と冷却水温度との間を温度変化することによるヒートマス損失を考慮したヒートマス効率、を示す。
ΔQ=R/W/ηC/ΔH・τ/ηh=3.0/0.95/0.6/2500・60/0.85=0.149kg/kg
となる。すなわち自動車用吸着式ヒートポンプに用いる吸着剤としては、ΔQは0.15g/g以上、0.18g/g以上が好ましく、0.20g/g以上が更に好ましい。
吸着ヒートポンプは、吸着材が吸着質を吸脱着する能力を駆動源として利用している。吸着ヒートポンプにおいては吸着質として、水、エタノールおよびアセトンなどが使用できるが、中でも安全性、価格、蒸発潜熱の大きさから、水が最も好ましい。吸着質は蒸気として吸着材に吸着されるが、吸着材は、狭い相対蒸気圧範囲で吸着量の変化が大きい材料が好ましい。狭い相対蒸気圧範囲で吸着量の変化が大きいと、同じ条件で同等の吸着量を得るために必要な吸着材の量を減らし、冷却熱源と加熱熱源の温度差が小さくても吸着ヒートポンプを駆動できるからである。
本発明のゼオライトは、骨格構造にアルミニウム、リンおよびケイ素を含む。本発明のゼオライトの29Si−MAS−NMRスペクトルにおける−108ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積は、−70ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積に対して10%以下であって、好ましくは9.5%以下、さらに好ましくは9%以下のゼオライトである。上記の強度面積比が大きすぎると低相対蒸気圧域での吸脱着特性が劣る。
なお、本発明における29Si−MAS−NMRスペクトルは、テトラメチルシランを標準物質として、水デシケーター中で試料を室温で一昼夜保存して水を飽和吸着させた試料を以下の条件で測定したものである。
装置:Chemagnetic CMX−400
プローブ:7.5mmMASプローブ
共鳴周波数:79.445MHz
パルス幅:5.0マイクロ秒
パルス系列:シングルパルス
待ち時間:60秒
回転数:4000rps
ゼオライトの29Si−MAS−NMRのスペクトルは、ゼオライト中のSiの結合状態についての情報を与え、ピークの位置や分布によりSi結合状態を知ることができる。
本発明のゼオライトにおいて、アルミニウム、リンおよびケイ素の原子の存在割合は下記式(1)、(2)および(3)
0.001≦x≦0.3 ・・・(1)
(式中、xは骨格構造のアルミニウムとリンとケイ素の合計に対するケイ素のモル比を示す)
0.3≦y≦0.6 ・・・(2)
(式中、yは骨格構造のアルミニウムとリンとケイ素の合計に対するアルミニウムのモル比を示す)
0.3≦z≦0.6 ・・・(3)
(式中、zは骨格構造のアルミニウムとリンとケイ素の合計に対するリンのモル比を示す)
を満足するものが好ましい。ゼオライト中の上記原子の存在割合のなかで、上記式(1)におけるケイ素の存在割合(x)が、0.25以下が好ましく、0.2以下がより好ましい。
本発明のゼオライトは天然のゼオライトでも人工のゼオライトでもよく、例えば人工のゼオライトではInternational Zeolite Association(IZA)の規定によるアルミノシリケート類、アルミノフォスフェート類などが含まれる。
また、IZAのAtlas Of Zeolite Structure Types(1996,ELSEVIER)に構造とフレームワーク密度の関係が記載されており、構造からフレームワーク密度を知ることができる。
本発明のゼオライトとしては、水蒸気吸着等温線において通常相対蒸気圧0.05〜0.30の範囲で相対蒸気圧が0.15変化したときに、水の吸着量が0.18g/g以上変化するゼオライトであるのが好ましく、0.20g/g以上変化するゼオライトが更に好ましい。また、相対蒸気圧0.05〜0.20の範囲で水の吸着量が0.18g/g以上変化するゼオライトが更に好ましく、0.20g/g以上変化するゼオライトが最も好ましい。そして、水蒸気吸着等温線において相対蒸気圧0.05での吸着量は、通常0.15g/g以下であり、0.12g/g以下が好ましく、更に0.10g/g以下、特に0.07g/g以下が好ましく、0.05g/g以下が最も好ましい。
吸着等温線測定装置:ベルソーブ18(日本ベル(株))
空気高温槽温度:50℃
吸着温度:25℃
初期導入圧力:3.0torr
導入圧力設定点数:0
飽和蒸気圧:23.76mmHg
平衡時間:500秒
前処理:200℃、5時間真空引き
本発明のゼオライトは上記した特性を有する限りその製造方法は特に限定されないが、例えば特公平4−37007号公報、特公平5−21844号公報、特公平5−51533号公報、米国特許第4440871号公報等に記載の方法に準じて以下の方法により製造することができる。
アルミニウム源としては、擬ベーマイト、アルミニウムイソプロポキシド、水酸化アルミニウム、アルミナゾル、アルミン酸ナトリウムなどが用いられる。
シリカ源としては、fumedシリカ、シリカゾル、コロイダルシリカ、水ガラス、ケイ酸エチル、ケイ酸メチルなどが用いられる。
テンプレートとしては、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラプロピルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム等の4級アンモニウム塩、モルホリン、ジ−n−プロピルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−イソプロピルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ピペリジン、シクロヘキシルアミン、2−メチルピリジン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、コリン、N,N‘−ジメチルピペラジン、1,4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタン、N−メチルジエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルピペリジン、3−メチルピペリジン、N−メチルシクロヘキシルアミン、3−メチルピリジン、4−メチルピリジン、キヌクリジン、N,N’−ジメチル−1,4−ジアザビシクロ−(2,2,2)オクタンイオン、ジ−n−ブチルアミン、ネオペンチルアミン、ジーn−ペンチルアミン、イソプロピルアミン、t−ブチルアミン、エチレンジアミン、ピロリジン、2−イミダゾリドン、ジ−イソプロピル−エチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチル−n−ブチルアミン、ヘキサメチレンイミン、等の1級アミン、2級アミン、3級アミン、ポリアミンが用いられる。これらは混合して用いても良い。このなかでもモルホリン、トリエチルアミン、シクロヘキシルアミン、イソプロピルアミン、ジ−イソプロピル−エチルアミン、N−メチル−n−ブチルアミン、テトラエチルアンモニウムヒドロキシドが好ましく、工業的にはより安価なモルホリン、トリエチルアミン、シクロヘキシルアミンがより好ましい。これらは単独で使用しても良いし、2種以上組み合わせて用いても良い。
調合した水性ゲルを耐圧容器に入れ、自己発生圧下、または結晶化を阻害しない気体加圧下で、攪拌または静置状態で所定温度を保持する事により水熱合成する。
水熱合成後、生成物を分離し、水洗、乾燥し、焼成等の方法により、含有する有機物を除去し、ゼオライトを得る。
本発明の水蒸気吸着材に含まれるゼオライトは少ない相対蒸気圧で大きな吸着量変化を示すため、ゼオライト単独で、優れた水蒸気吸着材として利用できる。吸着ヒートポンプ用吸着材として用いる場合には、ゼオライトを加工して所定の強度、粒子径、形状などの特性を有する水蒸気吸着材とすることができる。
また、水蒸気吸着材に所望の水蒸気吸着特性を持たせるために、本発明のゼオライト以外にシリカゲル、メソポーラスシリカ、アルミナ、活性炭、粘土等を水蒸気吸着材に含ませてもよい。しかし低相対蒸気圧で良好な吸着特性を得るために、本発明の水蒸気吸着材に対するゼオライトの割合は通常60重量%以上であって、70重量%以上が好ましく、80重量%以上が更に好ましく、吸着特性の点からはゼオライトのみで水蒸気吸着材として用いるのが最も好ましい。
本発明の水蒸気吸着材は、従来のシリカゲルやゼオライトと比較して、低い相対蒸気圧において吸着量がより多く変化するため、吸着質と、吸着質を吸脱着する吸着材を備えた吸脱着部と、該吸脱着部に連結された吸着質の蒸発を行う蒸発部と、該吸脱着部に連結された吸着質の凝縮を行う凝縮部とを備えた吸着ヒートポンプの吸着材として使用できる。
本発明の水蒸気吸着材を使用した吸着ヒートポンプの運転条件は所望によりその性能を発現する条件を適宜選定すればよいが、冷却水温度の平衡蒸気圧を、吸着材から吸着質を脱着するのに利用する熱源温度の平衡蒸気圧で除すことで決定される脱着側相対蒸気圧φ1が0.05以上、生成される冷熱温度の平衡蒸気圧を冷却水温度の平衡蒸気圧で除すことで決定される吸着側相対蒸気圧φ2が0.30以下となる様な厳しい条件を選択することも可能である。
本発明の吸着ヒートポンプの概念図の一例を図10に示す。図10に示す吸着ヒートポンプは、吸着質を吸脱着可能な吸着材と、吸着材が充填され吸着質の吸脱着により発生した熱を熱媒に伝達する吸脱着部である吸着塔1および2と、吸着質の蒸発により得られた冷熱を外部へ取り出す蒸発器4と、吸着質の凝縮により得られた温熱を外部へ放出する凝縮器5から構成されている。なお、吸着ヒートポンプを操作する場合には運転に必要な吸脱着量を得られるように環境温度における吸着等温線から操作条件を求め、通常は装置を運転する上で最大の吸脱着量を得られるように決定する。
吸着質配管30には蒸発器4及び凝縮器5が接続されている。吸着塔1及び2は蒸発器4、凝縮器5の間に並列に接続されており、凝縮器5と蒸発器4の間には凝縮器にて凝縮された吸着質を蒸発器4に戻すための戻し配管3を設ける。なお、符号41は蒸発器4からの冷房出力となる冷水の入口、符号51は凝縮器5に対する冷却水の入口である。符号42及び52はそれぞれ冷水及び冷却水の出口である。また、冷水配管41及び42には、室内空間(空調空間)と熱交換するための室内機300と、冷水を循環するポンプ301が接続されている。
尚、本発明の吸着ヒートポンプ用吸着材は、低い相対蒸気圧において吸着量がより多く変化するため、吸着質の吸脱着部を備えた従来公知の各種の空調装置、具体的には除湿空調装置(いわゆるデシカント空調装置)の脱着部の吸着材(デシカント空調装置用の吸着材)としての適用の可能性がある。その場合、公知のデシカント空調装置における吸着材を本発明の吸着材に変更することで適用可能である。
特公平4−37007号公報に記載されている方法に準じて、以下の方法によりCHA型シリコアルミノフォスフェートを製造した。
水18gに85%リン酸15.4gおよび擬ベーマイト(25%水含有、コンデア製)9.2gをゆっくりと加え、攪拌した。さらに水を10g加え1時間攪拌し、これをA液とした。A液とは別にfumedシリカ(アエロジル200)4.1g、モルホリン11.6g、水15gを混合した液を作り、これをA液にゆっくりと加えた。さらにこれに水を24g加え、3時間攪拌した。
このゼオライトの29Si−MAS−NMRスペクトル測定チャートを図2に示す。29Si−NMRスペクトルにおいて、−70ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積に対して、−108ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積は9.2%であり、−70ppm〜−92ppmの信号強度の積分強度面積は52.6%であった。
SAPO−34(ケイ素0.03、アルミニウム0.52、リン0.45(モル比)、UOP LLC製)の水蒸気の吸着等温線(25℃)を図3に示す。図3から相対蒸気圧0.07〜0.10において急激に水蒸気を吸着しており、相対蒸気圧範囲0.05〜0.20の吸着量変化量は0.25g/gであることがわかる。
又、SAPO−34(UOP LLC製)の29Si−MAS−NMRチャートを図4に示す。スペクトル測定チャートから、該スペクトルにおいて、−70ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積に対して、−108ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積は0.6%であり、−70ppm〜−92ppmの信号強度の積分強度面積は85.9%であった。
水128gにアルミニウムイソプロポキシド72gを加えて攪拌した後、85%リン酸38.76gを加えて1時間攪拌した。この溶液にfumedシリカ(アエロジル200)1.2gを加えた後さらに35%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド(TEAOH)水溶液89.3gを加え、3時間攪拌した。この混合物をテフロン(登録商標)内筒入りの500ccステンレス製オートクレーブに仕込み、185℃で60時間100rpmで攪拌させながら反応させた。反応後、冷却し、遠心分離で生成物を分離、水洗し、120℃で乾燥させた。これを空気気流下550℃6時間焼成して、ゼオライトを得た。
実施例4
水180gに85%リン酸87.1gを加え、これに擬ベーマイト(25%水含有、コンデア製)57.2gをゆっくりと加え、2時間撹拌した。これをA液とした。A液とは別にfumedシリカ(アエロジル200)5.04g、モルホリン36.6g、水240gを混合した液を作り、これをA液にゆっくりと加えた。さらにトリエチルアミン46.6gを加え、これを3時間撹拌した。この時のゲルの組成は以下の通りである。
こうして得られた混合物をフッ素樹脂内筒の入った1lのステンレス製オートクレーブに仕込み、100rpmで撹拌しながら190℃で12時間反応させた後さらに200℃に昇温して24時間反応させた。反応後冷却して、デカンテーションにより上澄みを除いて沈殿物を回収した。こうして得られた沈殿物を水で洗浄した後濾別し、120℃で乾燥した。これを空気気流下560℃で6時間焼成してゼオライトを得た。このゼオライトの粉末XRDを測定したところ、CHA構造(フレームワーク密度=14.6T/1,000Å3 )であった。試料を塩酸水溶液で加熱溶解させ、ICP分析により求めたところ、骨格構造のアルミニウムとリンとケイ素の合計に対する各成分の構成割合(モル比)は、元素分析の結果ケイ素が0.07、アルミニウムが0.486、リンが0.444であった。
このゼオライトを実施例1と同じ条件で29Si−MAS−NMRを測定した。その結果を図10に示す。このスペクトルにおいて、−70ppmから−123ppmの信号強度の積分面積に対して、−108ppmから−123ppmの信号強度の積分強度面積は0.6%、−70ppmから−92ppmの信号強度の積分強度面積は73.5%であった。
水128gにアルミニウムイソプロポキシド72gを加えて撹拌した後、85%リン酸39gを加えて1時間撹拌した。この溶液にfumedシリカ(アエロジル200)1.2gを加えた後さらに35%TEAOH(テトラエチルアンモニウムヒドロキシド)水溶液89gを加え、4時間撹拌した。この時のゲルの組成は以下の通りである。
この混合物をフッ素樹脂内筒入りの500ccステンレス製オートクレーブに仕込み、100rpmで撹拌しながら180℃で48時間反応させた。反応後、冷却し、遠心分離で生成物を分離、水洗し、120℃で乾燥させた。これを空気気流下550℃6時間焼成して、ゼオライトを得た。このゼオライトをXRDで測定した結果CHA構造であった。また、骨格構造のアルミニウムとリンとケイ素の合計に対する各成分の構成割合(モル比)は、元素分析の結果ケイ素が0.033、アルミニウムが0.491、リンが0.476であった。これの25℃の吸着等温線を図13に示す。相対蒸気圧範囲0.05〜0.20の吸着量変化は0.24g/gであった。
水16gにアルミニウムイソプロポキシド9gを加えて撹拌した後、85%リン酸5.1gを加えて1時間撹拌した。この溶液にfumedシリカ(アエロジル200)0.45gを加えた後さらに35%TEAOH(テトラエチルアンモニウムヒドロキシド)水溶液9.3gを加え、2時間撹拌した。この時のゲルの組成は以下の通りである。
この混合物をフッ素樹脂内筒入りの200ccステンレス製オートクレーブに仕込み、静置の状態で200℃で48時間反応させた。反応後、冷却し、遠心分離で生成物を分離、水洗し、120℃で乾燥させた。これを空気気流下550℃6時間焼成して、ゼオライトを得た。このゼオライトをXRDで測定した結果CHA構造であった。また、骨格構造のアルミニウムとリンとケイ素の合計に対する各成分の構成割合(モル比)は、元素分析の結果ケイ素が0.067、アルミニウムが0.482、リンが0.45であった。これの25℃の吸着等温線を図14に示す。相対蒸気圧範囲0.05〜0.20の吸着量変化は、0.20であった。
水173.4gに85%リン酸115.3gを加え、さらに擬ベーマイト(25%水含有。コンデア社製)68gをゆっくり加えて3時間撹拌した。これにfumedシリカ30gを加え、モルホリン87.2gおよび水242.3gを加えて4.5時間撹拌した。これを一晩室温で静置状態で熟成し、テフロン(登録商標)内筒入りの誘導撹拌式1Lのステンレス製オートクレーブに仕込み、60rpmで撹拌し、200℃で24時間反応させた。反応後冷却して、デカンテーションにより上澄みを除いて沈殿物を回収した。こうして得られた沈殿物を水洗、濾別し、120℃で乾燥させた。これを空気気流下550℃で焼成してゼオライトを得た。このゼオライトのXRDを測定したところ、CHA型であった。また、試料を塩酸水溶液で加熱溶解させ、ICP分析を行ったところ、骨格構造のアルミニウムとリンとケイ素の合計に対する各成分の構成割合(モル比)はケイ素が0.12、アルミニウムが0.49、リンが0.39であった。
2 吸着塔
3 吸着質配管
4 蒸発器
5 凝縮器
11 熱媒配管
111 冷却水入口
112 冷却水出口
113 温水入口
114 温水出口
115 切り替えバルブ
116 切り替えバルブ
21 熱媒配管
211 冷却水入口
212 冷却水出口
213 温水入口
214 温水出口
215 切り替えバルブ
216 切り替えバルブ
30 吸着質配管
31 制御バルブ
32 制御バルブ
33 制御バルブ
34 制御バルブ
300 室内機
301 ポンプ
41 冷水配管(入口)
42 冷水配管(出口)
51 冷却水配管(入口)
52 冷却水配管(出口)
Claims (8)
- 以下の(A)〜(C)の条件を満足するゼオライト。
(A)International Zeolite Association(IZA)が定めるコードにおいてCHAで示される構造を有すること、
(B)骨格構造にアルミニウム、リンおよびケイ素を含み、該骨格構造に含まれるアルミニウム、リンおよびケイ素の原子の存在割合が下記式(1)、(2)および(3)を満足すること、
0.067≦x≦0.3 ・・・(1)
(式中、xは骨格構造のアルミニウム、リン、およびケイ素の合計に対するケイ素のモル比を示す)
0.3≦y≦0.6 ・・・(2)
(式中、yは骨格構造のアルミニウム、リン、およびケイ素の合計に対するアルミニウムのモル比を示す)
0.3≦z≦0.6 ・・・(3)
(式中、zは骨格構造のアルミニウム、リン、およびケイ素の合計に対するリンのモル比を示す)
(C)該ゼオライトの 29 Si−MAS−NMRスペクトルにおける−108ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積が−70ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積に対して10%以下であること。 - 前記ゼオライトの骨格構造に含まれるケイ素の原子の存在割合xが、0.07以上である、請求項1に記載のゼオライト。
- 前記ゼオライトの骨格構造に含まれるケイ素の原子の存在割合xが、0.09以下である、請求項1または2に記載のゼオライト。
- 前記ゼオライトが、 29 Si−MAS−NMRスペクトルにおける−70ppm〜−92ppmの信号強度の積分強度面積が、−70ppm〜−123ppmの信号強度の積分強度面積に対して25%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のゼオライト。
- 前記ゼオライトが、水蒸気吸着等温線において相対蒸気圧0.05以上、0.30以下の範囲で相対蒸気圧が0.15変化したときに水の吸着量変化が0.18g/g以上の相対蒸気圧域を有するものである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のゼオライト。
- 前記ゼオライトが、水蒸気吸着等温線において相対蒸気圧0.05での水蒸気吸着量が0.15g/g以下のものである、請求項1〜5のいずれか1項に記載のゼオライト。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載のゼオライトを含む吸着材。
- 前記ゼオライトの含有量が、水蒸気吸着材全体の60重量%以上である、請求項7に記載の吸着材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008275311A JP4896110B2 (ja) | 2001-06-25 | 2008-10-27 | ゼオライト及び吸着材 |
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