JP4895636B2 - 協調運動用遊具 - Google Patents

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本発明は、予防医学の観点からの高齢者や障害者の健康・体力維持、ストレス発散、デイ利用者(要介護者)や様々な疾患の患者に対するリハビリ、小学生や幼稚園児の体育授業等に幅広く使用できる協調運動用遊具に関する。
高齢者や障害者、肥満者は、概して運動不足に陥り勝ちであり、それが体力及び気力の低下や身体機能の衰え、病気に対する抵抗力の低下等の大きな要因になっているが、自発的に運動習慣を身につけることは容易ではないし、忍耐力を要する運動では長続きしない。一方、デイ利用者や様々な疾患の患者に対するリハビリについては、従来より様々な試みがなされているが、ある程度の機能回復効果があっても、その対象者の積極的な協力が得られにくい場合が多々あった。
従来における運動プログラムやリハビリプログラムの欠点は、それらが運動性や機能回復に力点を置くあまりに、楽しみや癒しといった心理的効果への配慮が不足していることである。一方、従来における楽しみや癒しのプログラムは、運動要素がないため、運動不足の解消や身体機能の回復には効果がない。
本発明は、上述の事情に鑑みて、複数の参加者が無理なく楽しみながら運動できて、自然に他の参加者との調和を図る能力も身につき、高齢者や障害者、肥満者等の運動不足の解消、ならびにデイ利用者や様々な疾患の患者のリハビリ等に大きな効果が得られ、且つ取扱い性に優れた協調運動用遊具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る協調運動用遊具は、図面の参照符号を付して示せば、中央側にボール落とし穴2が開いたシートからなる遊具本体1A〜1Cの外周辺部に、その全周にわたって周方向所定間隔置きに表裏に透通する手指挿入穴3…が形成され、各手指挿入穴3の周縁に厚肉でクッション性を有する縁取り3aが施されると共に、前記ボール落とし穴2の閉鎖手段(閉鎖シート5A,5B)を有し、遊具本体1A〜1Cを取り囲んだ複数の参加者M…が各々両手Hで前記手指挿入穴2によって当該遊具本体1A〜1Cを把持しつつ、協働して動かすように構成されてなる。
請求項2の発明は、上記請求項1の協調運動用遊具において、縁取り3aがクッション性の芯材31をカバー32に包み込んだ構造であるものとしている。
請求項3の発明は、上記請求項1又は2の協調運動用遊具において、各手指挿入穴3の近傍に伸縮紐材4aを縫い付けてなる手通し部4が形成され、参加者M…が該手通し部4を利用して遊具本体1A〜1Cを保持可能である構成としている。
請求項4の発明は、上記請求項1〜3のいずれかの協調運動用遊具において、閉鎖手段は、閉鎖シート5Aを周辺部でボール落とし穴2の周辺部に仮着する構成としている。
請求項5の発明は、上記請求項1〜3のいずれかの協調運動用遊具において、閉鎖手段は、遊具本体1Bに一部が繋がった閉鎖シート5Bの周縁とボール落とし穴2の周縁とチャック式ファスナー6を介して結着する構成としている。
請求項6の発明は、上記請求項1〜5のいずれかの協調運動用遊具において、遊具本体1Cが一方に長い形状であり、その長手方向の両側2か所にボール落とし穴2,2を有してなるものとしている。
請求項7の発明は、上記請求項1〜6のいずれかの協調運動用遊具において、遊具本体1Cがチャック式ファスナー7を介して結着可能な複数枚のシート片11〜13からなる構成としている。
請求項1の発明に係る協調運動用遊具によれば、複数の参加者が遊具本体を取り囲んで各々手指挿入穴によって当該遊具本体の周辺部を把持し、協働して遊具本体を大小に波打たせたり、遊具本体上に載せたボールを開放したボール落とし穴に落とさぬように送ったり、逆にボール落とし穴への落とし込みを競ったり、ボール落とし穴を閉鎖した状態で遊具本体上に載せたボールを協働して跳ね上げたり、相手側へ送り合ったり等、様々なパターンで楽しく興趣に富んだ遊戯を行え、車椅子での参加も可能である。そして、これら遊戯の間に、上肢の屈伸や上げ下げ、左右への振り、首や肩の振りや捩じり、身体の伸びと屈み、膝の屈伸、体重移動、左右バランス等の適度な運動が自然に行われることになり、高齢者や障害者、肥満者等の運動不足を無理なく解消できると共に、これらの運動に伴う他の参加者との協働操作、ボールや波形の移動を追うことによる視点の動き、音楽を交えた動きのリズム取り等を含めて、デイ利用者や様々な疾患の患者に対するリハビリとして優れた機能回復効果が得られ、ストレス解消にも大きく貢献でき、また小学生や幼稚園児では協調性や機敏性が身につくことになる。
しかして、この協調運動用遊具では、遊具本体の手指挿入穴の周縁に厚肉でクッション性を有する縁取りが施されているから、該手指挿入穴に手指を通した状態で穴縁部を掴み易く、また掴んだ状態から不用意に外れにくく、握力の弱かったり手先感覚の鈍い高齢者や障害者でもしっかりとシートを保持でき、それだけ安全に遊戯を行え、また縁取りが柔らかいので遊戯中に人体に当たっても痛くなく、遊戯の興趣を削ぐ懸念がない。
請求項2の発明によれば、手指挿入穴の縁取りがクッション性の芯材をカバーに包み込んだ構造であるから、該縁取り部分を容易に且つ安価に作製できる。
請求項3の発明によれば、参加者が遊具本体を保持する際に、その保持手段として前記の手指挿入穴と手通し部の一方を選択できるから、例えば片麻痺等で両手が使えない患者、リューマチで指関節が変形した患者、認知症の患者、指の握力が衰えた高齢者等でも、手通し部の利用によって支障なく遊戯に参加できる。
請求項4の発明によれば、遊具本体のボール落とし穴の開閉を閉鎖シートによって容易に行える。
請求項5の発明によれば、遊具本体のボール落とし穴を塞ぐ閉鎖シートが遊具本体に一体化しているから、その紛失の懸念がないと共に、ボール落とし穴の開閉をチャック式ファスナーによって容易に行える。
請求項6の発明によれば、一方に長い形状の遊具本体の両側2か所にボール落とし穴があるため、例えば参加者が二手に分かれてチームを組み、互いに相手側のボール落とし穴にボールを落とすように競う等、よりゲーム性の強い遊戯も可能となる。
請求項7の発明によれば、遊具本体がチャック式ファスナーを介して結着可能な複数枚のシート片からなるため、不使用時に分離したシート片単位でコンパクトに畳んで収納、運搬できると共に、例えば中央部分のシート片について、その使用・不使用ならびに異なるサイズの交換により、参加人数に合わせて遊具本体の全体サイズを変更することも可能となる。
以下、本発明に係る協調運動用遊具の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1〜図5は第一実施形態、図6は第二実施形態、図7は第三実施形態、をそれぞれ示す。
図1に示すように、第一実施形態の協調運動用遊具は、中央に円形のボール落とし穴2を有するドーナツ状の布帛からなる遊具本体1Aと、そのボール落とし穴2を塞ぐための円形の閉鎖シート5Aとで構成されている。
遊具本体1Aは、その外周辺部の全周にわたり、多数(図1では16個)の表裏に透通する細長楕円形の手指挿入穴3…が周方向一定間隔置きに形成されると共に、各手指挿入穴3に対応して当該遊具本体1Aの外縁寄り位置の裏面側に手通し部4が形成され、これら手指挿入穴3と手通し部4とを対として保持部を構成している。また、遊具本体1Aの内周辺部の裏面側には複数(図1では6つ)の圧着ファスナー片8a…が周方向一定間隔置きに取り付けられている。
閉鎖シート4Aは、遊具本体1Aと同様の布帛からなり、該遊具本体1Aのボール落とし穴2よりも若干径大に形成され、その周辺部の表面側に、遊具本体1A側の各圧着ファスナー片8aと接合対をなす圧着ファスナー片8b…が取り付けられている。しかして、遊具本体1Aのボール落とし穴2を塞ぐ際、その裏面側から該閉鎖シート4Aを図1の仮想線で示すように同心状に当てがい、相互の圧着ファスナー片8a,8bの各対を圧着するようになっている。
図2(イ)でも示すように、遊具本体1Aの各手指挿入穴3は、周縁に厚肉でクッション性を有する縁取り3aが施されている。この縁取り3aは、図2(ロ)に示すように、ゴム、ゴム系発泡体、軟質合成樹脂発泡体等のクッション性材料からなる断面円形の棒状又は環状の芯材31を布製のカバー32に包み込み、このカバー32の周縁部を手指挿入穴3の周縁部に縫い付けたものである。
なお、図2(イ)に示す手指挿入穴3…の配置ピッチpは20〜40cm程度、各手指挿入穴3の幅wは8〜12cm程度に設定される。また、遊具本体1Aの外周辺部は縁布10によって補強されている。
一方、各手通し部4は、図3に示すように、平ゴムの如き伸縮紐材4aの両端部を遊具本体1に縫い付けて輪形を形成したものである。
図4に示す第二実施形態の協調運動用遊具では、遊具本体1Bの中央部に円形開環状軌条のチャック式ファスナー6が設けてあり、このチャック式ファスナー6を開くことにより、遊具本体1Bに一部で繋がった閉鎖シート5Bが下方へ垂れてボール落とし穴2を開口するようになっている。しかして、この遊具本体1Bの外周辺部には、前記第一実施形態の遊具本体1Cと同様に、厚肉でクッション性を有する縁取り3a付きの手指挿入穴3…と、裏面側の手通し部4とが、周方向一定間隔置きに形成されている。
これら第一及び第二実施形態の協調運動用遊具を使用するには、図5に示すように、参加者M…は遊具本体1A(1B)の周りを取り囲むように位置どり、各々が両手H,Hで該遊具本体1A(1B)の周辺部を保持することにより、全員で遊具本体1A(1B)を略水平に拡げた状態に保つ。このとき、ある程度以上に握力のある者は、手指挿入穴3に上又は下から差し込んだ指4本と親指とで遊具本体1A(1B)の周辺部を掴めばよい。この場合、各手指挿入穴3の周縁には厚肉でクッション性を有する縁取り3aがあるため、そのボリュームによって握り応えがあって掴み易く、また掴んだ状態から不用意に外れにくい。従って、握力の弱かったり手先感覚の鈍い高齢者や障害者でも遊具本体1A(1B)のシートをしっかりと保持でき、それだけ安全に遊戯を行える。また、縁取り3aは柔らかく、遊戯中に人体に当たっても痛くはないから、参加者Mが痛がって遊戯の興趣を削ぐ懸念がない。
一方、片麻痺等で両手が使えない患者、リューマチで指関節が変形した患者、認知症の患者、指の力が衰えた高齢者等でも、その握力のない手を図6に示すように手通し部4の輪に通すことより、伸縮紐材4aの収縮力を手首で受けて該遊具本体1A(1B)の周辺部を充分に保持できる。なお、図5では、8人の参加者M…のうち、対角線位置の2人が手通し部4で保持した状態を例示すると共に、遊具本体1A(1B)上にはビーチボールのような大玉で軽いボール9を載せている。
第一及び第二実施形態の協調運動用遊具による遊戯例としては、波起こし、ボール跳ね上げ、ボール送り、ボール回し、ボール落とし、キャッチボール等が代表的であるが、これら以外にも様々な遊戯を行える。
波起こしでは、ボールを用いずに、遊具本体1A(1B)を上下に揺らして大小の波を形作ったり、細かい振動でさざ波を表現したり、更には大小の波を時計周りや反時計周りに伝播させる等、参加者M…が協働して多様な動きを表現する。
ボール跳ね上げでは、遊具本体1A(1B)のボール落とし穴2を閉鎖シート4Aで塞いだ状態とし、該遊具本体1A(1B)上に多数の小さいカラーボールを載せ、上下に振動させてカラーボールを跳ね上げて全部が外へ飛び出すまでの速さを競ったり、図示のような大きくて軽い1個のボール9を載せて、参加者M…全員の協働で高く跳ね上げ、その高さを競ったりする。
ボール送りでは、やはり遊具本体1A(1B)のボール落とし穴2を塞いだ状態で1個のボール9を載せ、ゲームとして、参加者M…あるいは指導者が指名した人の方へボール9が順次移動するように、参加者M…の各々が受持ち部分で遊具本体1A(1B)を持ち上げたり逆に押し下げたりして動きに工夫を凝らすようにする。
ボール回しでは、遊具本体1A(1B)のボール落とし穴2が開放した状態で1個あるいは数個のボール9を載せ、それを落とさないように工夫しながら、時計周り方向や反時計周り方向へ回し移動させてゆく。
ボール落としでは、鉢巻きや帽子の色分け等で参加者M…を複数のグループに分け、ボール落とし穴2の開放状態で遊具本体1A(1B)上に各グループに対応した色の複数個のボールを載せ、最後に残ったボールのグループが勝者となるゲームとして、各グループの人が受持ち部分の遊具本体1A(1B)の動きで他のグループのボールをボール落とし穴2へ落とすように競わせる。
キャッチボールでは、ボール落とし穴2を塞いだ複数の遊具本体1A…(1B…)間で、ボールを高く跳ね上げ、それをキャッチする形でボールの受け渡しを行う。
しかして、上記のボールを用いた遊戯では、使用するボールの大きさによって難易度を種々設定することが可能である。また、音によって運動を誘発するように音楽(BGM)を併用し、そのリズムに合わせて動作を行わせるにも好都合である。更に、これら遊戯には、図5に示すように車椅子でも支障なく参加できると共に、指導員やボランティアも一緒に参加して楽しみながら指導・協力を行える。
このように、本発明の協調運動用遊具によれば、様々なパターンで楽しく興趣に富んだ遊戯を行える上、これらの遊戯の間に、上肢の屈伸や上げ下げ、左右への振り、首や肩の振りや捩じり、身体の伸びと屈み、膝の屈伸、体重移動、左右バランス等の適度な運動が自然に行われるから、高齢者や障害者、肥満者等の運動不足を無理なく解消できると共に、これらの運動に伴う他の参加者Mとの協働操作、各部関節の可動範囲拡大、ボールや波形の移動を追うことによる視点の動き、音楽を交えた動きのリズム取り等を含めて、デイ利用者や様々な疾患の患者に対するリハビリとして優れた機能回復効果が得られ、社会性の回復やストレス発散にも大きな効果があり、また小学生や幼稚園児では協調性や機敏性が身につくことになる。
具体的なリハビリへの応用例としては、デイ利用者における大きな動きによる全般的な運動性回復、失語症患者のストレス発散、片麻痺の患者における健側の大きな動きに伴う患側の機能回復、パーキンソン病の患者における前屈姿勢改善、視空間無視や視野狭窄の患者における視点の動き促進による視空間認知の回復等があり、これらでは既に顕著な効果が得られることが確認されている。
前記の第一及び第二実施形態として例示した協調運動用遊具は6〜8人程度で使用する中サイズのものであり、本発明は最大20人程度が参加できる大きなサイズから4,5人程度が参加する小さなサイズのものまで広く適用できるが、ボール落とし穴3が8ヶ所以上で、その配置ピッチが20〜50cmであることが望ましい。すなわち、ボール落とし穴3を8ヶ所以上にすることで、4人以上の参加者でバランスよく遊具本体を取り扱えると共に、上記配置ピッチにすることで、両手の間にボール落とし穴3の一つを空けた形で保持可能となるため、これによって遊戯中に転倒しにくくできる上、幅を取る車椅子での参加も容易になる。
なお、本発明の協調運動用遊具では、遊具本体のボール落とし穴の閉鎖手段として、第一実施形態のように独立した閉鎖シート5Aを圧着ファスナー8a,8bを介して脱着する方式や、第二実施形態のように遊具本体に繋がった閉鎖シート5Bをチャック式ファスナー6にて開閉する方式の他に、独立型又は繋がり型の閉鎖シートをホックやボタン等で脱着する方式も採用できる。ただし、第二実施形態の協調運動用遊具では、閉鎖シート5Bが遊具本体1Bに繋がっているから、その紛失の懸念がないと共に、チャック式ファスナー6によってボール落とし穴2の開閉を迅速に行えるという利点がある。
また、前記の第一及び第二実施形態の遊具本体1A,1Bは円形で中央に1個のボール落とし穴2を有しているが、図7(イ)(ロ)で示す第三実施形態の遊具本体1Cのように、一方向にやや長い形にして、その長手方向の両側にボール落とし穴2,2を設けた構成としてもよい。このように、両側にボール落とし穴2,2を設けた協調運動用遊具によれば、既述した様々な遊戯に加え、例えば参加者が二手に分かれてチームを組み、互いに相手側のボール落とし穴2にボールを落とすように競う等、よりゲーム性の強い遊戯も可能となる。
第三実施形態の協調運動用遊具では、遊具本体1Cが各々1個のボール落とし穴2を有する両側シート片11,12と矩形の中間シート片13とに分割構成されている。そして、これらシート片11〜13がチャック式ファスナー7で相互に結合可能であり、図7(A)の如く両側シート片11,12を直接に結着した短い形と、図7(B)の如く両側シート片11,12の間に中間シート片13を介在させて長い形とに転換できるようになっている。なお、図示を省略しているが、各ボール落とし穴2の閉鎖手段には前記第一実施形態や第二実施形態と同様の構成を採用できる。
この第三実施形態の協調運動用遊具によれば、参加者M…の人数の多少によって遊具本体1Cのサイズを長短に選択できると共に、不使用時には分離したシート片11〜13の単位でコンパクトに折り畳んで収納・運搬できるという利点がある。更に、中間シート片13として、サイズの異なる複数枚を用意して着脱交換したり、同じサイズのものを複数枚用意して連結枚数を変えることにより、参加者人数をより細かく設定できる。
本発明の協調運動用遊具では、手指挿入穴3の縁取り3aについて、例示したように芯材31を包む込むカバー32を例示したように縫い付ける以外に、カバー32をホックや圧着ファスナー等によって遊具本体に着脱可能に止着したり、手指挿入穴3の周辺のシート地を芯材31を包んで折り返して縫い付けたりする構成でもよい。しかして、縁取り3aが着脱可能であれば、当該縁取り3aが汚れた際に遊具本体から取外して簡単に洗濯できると共に、余分に交換用の縁取り3aを用意して付け替えるようにすれば、常に遊具本体の保持部分を清潔に保つことができる。
また、芯材31については、例示した中実の棒状や環状のものに限らず、ゴム、ゴム系発泡体、軟質合成樹脂発泡体等よりなる中空状のものや、綿のような繊維集積物も使用できる。しかして、カバー32については、遊具本体と同様のシート地の他、手に馴染み易く滑りにくいタオル地、摩擦性の高いゴム引き布、皮革、人工皮革、樹脂含浸布等も好適に使用できる。
更に、前記のように芯材31をカバー32で包み込んだ構成ではなく、縁取り3aの全体をゴム、ゴム系発泡体、軟質合成樹脂発泡体等で構成し、これらを手指挿入穴3の周縁に接着あるいは融着した構造も採用可能である。一方、遊具本体の手通し部4を省略する代わりに、手指挿入穴3をスリット状の如く細い形にして縁取り3aにゴム弾性を持たせ、そこへ手首まで差し込んで保持可能にする構成も採用できる。
遊具本体のシートとしては、強度と軽量性の点で例示した布帛が好適であるが、他にゴム引き布、樹脂含浸布、メッシュ地等も使用可能である。また、遊具本体の外周縁についても、手指挿入穴3の縁取り3aと同様の厚肉でクッション性を有する縁取りを施してもよい。その他、本発明においては、遊具本体の外形とサイズ、ボール落とし穴のサイズ等、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。
本発明の第一実施形態に係る協調運動用遊具の遊具本体及び閉鎖シートを示す平面図である。 同遊具本体の要部を示し、(イ)は平面図、(ロ)は(イ)のロ−ロ線の断面矢視図である。 同遊具本体における手通し部を示す正面図である。 同第二実施形態に係る協調運動用遊具の平面図である。 第一実施形態の協調運動用遊具の使用状態の一例を示す斜視図である。 同遊具本体の手通し部を利用した保持状態を示す縦断側面図である。 同第二実施形態に係る協調運動用遊具を示し、(イ)は両側シート片を連結した短い形態の平面図、(ロ)は両側シート片と中間シート片を連結した長い形態の平面図である。
符号の説明
1A〜1C 遊具本体
11〜13 シート片
2 ボール落とし穴
3 手指挿入穴
3a 縁取り
31 芯材
32 カバー
4 手通し部
4a 伸縮紐材
5A,5B 閉鎖シート
6,7 チャック式ファスナー
8a,8b 圧着ファスナー片(仮着手段)
9 ボール
M 参加者
H 手

Claims (7)

  1. 中央側にボール落とし穴が開いたシートからなる遊具本体の外周辺部に、その全周にわたって周方向所定間隔置きに表裏に透通する手指挿入穴が形成され、各手指挿入穴の周縁に厚肉でクッション性を有する縁取りが施されると共に、前記ボール落とし穴の閉鎖手段を有し、遊具本体を取り囲んだ複数の参加者が各々両手で前記手指挿入穴によって当該遊具本体を把持しつつ、協働して動かすように構成されてなる協調運動用遊具。
  2. 前記縁取りがクッション性の芯材をカバーに包み込んだ構造である請求項1記載の協調運動用遊具。
  3. 各手指挿入穴の近傍に伸縮紐材を縫い付けてなる手通し部が形成され、参加者が該手通し部を利用して遊具本体を保持可能である請求項1又は2に記載の協調運動用遊具。
  4. 前記閉鎖手段は、閉鎖シートを周辺部で前記ボール落とし穴の周辺部に仮着するものである請求項1〜3のいずれかに記載の協調運動用遊具。
  5. 前記閉鎖手段は、遊具本体に一部が繋がった閉鎖シートの周縁と前記ボール落とし穴の周縁とチャック式ファスナーを介して結着するものである請求項1〜3のいずれかに記載の協調運動用遊具。
  6. 遊具本体が一方に長い形状であり、その長手方向の両側2か所にボール落とし穴を有してなる請求項1〜5のいずれかに記載の協調運動用遊具。
  7. 遊具本体がチャック式ファスナーを介して結着可能な複数枚のシート片からなる請求項1〜6のいずれかに記載の協調運動用遊具。
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