JP4895603B2 - 通信制御システム、無線通信端末及び通信制御方法 - Google Patents

通信制御システム、無線通信端末及び通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のキャリアを用いたマルチキャリアによる通信に適用される通信制御システム、無線通信端末及び通信制御方法に関する。
符号分割多元接続(CDMA)を用いた移動体通信ネットワークにおいて、高速なデータ通信を実現する1xEV-DO(1x evolution - data only)が提供されている(例えば、特許文献1)。
1xEV-DOでは、一つのキャリアが一つのユーザ(無線通信端末)に割り当てられる。また、複数のキャリア(例えば、15キャリア)を一つのユーザに割り当てることによって、さらに高速なデータ通信を実現する、いわゆる“マルチキャリア”(nxEV-DO)の導入も検討されている。
特開2002−300644号公報(第2−3頁、第1図)
マルチキャリアでは、全キャリアについて同時にハンドオフが実行されると、無線基地局及び無線通信端末での処理負荷が増大するといった問題がある。また、全キャリアについて同時にハンドオフが実行されると、ハンドオフの実行時にデータ通信が途絶するといった問題もある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、マルチキャリアによる移動体通信ネットワークにおいて、ハンドオフ時の処理負荷を抑制するとともに、データ通信が途絶することを防止することができる通信制御システム、無線通信端末及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、複数のキャリア(例えば、15キャリア)を用いたマルチキャリアによる無線通信端末(無線通信端末200)との通信を制御する通信制御システム(例えば、無線基地局100A)であって、前記複数のキャリアを前記無線通信端末に向けて送信するキャリア送信部(無線送受信部101)を備え、前記複数のキャリアの少なくとも一部は、送信電力が他のキャリアと異なることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記複数のキャリアは、複数のグループ(例えば、グループGtx1A〜Gtx3A)に分割され、前記グループに含まれるキャリアの送信電力は、同一であるとともに、他のグループと異なることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記マルチキャリアは、前記通信に用いられる最大キャリア数(例えば、15キャリア)を有し、前記グループに含まれるキャリア数は、前記最大キャリア数を略均等に分割した数(例えば、5キャリア)であることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、複数のキャリアを用いたマルチキャリアによる通信を実行する無線通信端末(無線通信端末200)であって、前記複数のキャリアの少なくとも一部は、送信電力が他のキャリアと異なり、前記複数のキャリアを受信するキャリア受信部(無線送受信部201)と、前記キャリア受信部が受信した前記キャリアの受信状態を測定する受信状態測定部(受信電力測定部205)と、前記受信状態に基づいて、前記複数のキャリアの一部を対象として、ハンドオフを実行するハンドオフ処理部(ハンドオフ処理部207)とを備えることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記複数のキャリアは、複数のグループに分割され、前記ハンドオフ処理部は、前記グループごとにハンドオフを実行することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、複数のキャリアを用いたマルチキャリアによる無線基地局と無線通信端末との通信を制御する通信制御方法であって、前記無線基地局が、前記複数のキャリアを前記無線通信端末に向けて送信するステップ(S10)と、前記無線通信端末が、前記複数のキャリアを受信するステップ(S10)と、前記無線通信端末が、受信した前記キャリアの受信状態を測定するステップ(S20)と、前記無線通信端末が、前記受信状態に基づいて、前記複数のキャリアの一部を対象として、ハンドオフするステップ(S20)とを備え、前記複数のキャリアの少なくとも一部は、送信電力が他のキャリアと異なることを要旨とする。
このような通信制御方法によれば、複数のキャリアの少なくとも一部は、送信電力が他のキャリアと異なるため、無線通信端末における複数のキャリアの受信状態、具体的には受信信号強度も異なることとなる。また、無線通信端末は、当該受信状態に基づいてハンドオフを実行するため、キャリアごとのハンドオフのタイミングが異なることとなる。
すなわち、無線通信端末は、通信(具体的には、データ通信)に用いている全キャリアを同時にではなく、一部のキャリアについて、徐々にハンドオフを実行するため、ハンドオフ時の処理負荷を抑制できる。また、無線通信端末は、徐々にハンドオフを実行するため、ハンドオフの実行時に通信が途絶することを防止できる。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記複数のキャリアは、複数のグループに分割され、前記グループに含まれるキャリアの送信電力は、同一であるとともに、他のグループと異なることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第7の特徴に係り、前記マルチキャリアは、前記通信に用いられる最大キャリア数を有し、前記グループに含まれるキャリア数は、前記最大キャリア数を略均等に分割した数であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、マルチキャリアによる移動体通信ネットワークにおいて、ハンドオフ時の処理負荷を抑制するとともに、データ通信が途絶することを防止することができる通信制御システム、無線通信端末及び通信制御方法を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(移動体通信ネットワークの概略構成)
図1は、本実施形態に係る通信制御システム及び無線通信端末を含む移動体通信ネットワーク10の概略構成図である。
移動体通信ネットワーク10は、複数のキャリアを用いるマルチキャリアによって、高速なデータ通信(nxEV-DO)を提供する。なお、データ通信には、VoIPによる音声データが含まれる。
移動体通信ネットワーク10は、無線基地局100A,100B及び無線通信端末200によって構成される。なお、移動体通信ネットワーク10に含まれる無線基地局及び無線通信端末の数量は、図1に示す数量に限定されるものではない。
無線基地局100Aは、複数のキャリアを用いたマルチキャリアによる無線通信端末200との無線通信を制御する。
具体的には、無線基地局100Aは、無線通信端末200との無線通信に最大15本のキャリアを用いることができる。15本のキャリアを用いることによって、最大約46.5Mbps(3.1Mbps×15)のデータ通信を、無線通信端末200と実行することができる。本実施形態において、無線基地局100A(及び100B)は、通信制御システムを構成する。なお、無線基地局100Bも無線基地局100Aと同様の機能を備える。
また、図1に示すように、無線基地局100Aが送信する最大15本のキャリア(最大キャリア数)の少なくとも一部は、送信電力が他のキャリアと異なる。
さらに、本実施形態では、15本のキャリアは、3つのグループ(グループGtx1A〜Gtx3A)に分割される。つまり、各グループに含まれるキャリア数は、最大キャリア数(15本)を略均等に分割した数(5本)に設定される。
また、各グループに含まれるキャリアの送信電力は、同一であるとともに、他のグループと異なる。具体的には、グループGtx1Aの送信電力が最も高く、グループGtx3Aの送信電力が最も低い。また、グループGtx2Aの送信電力は、グループGtx1AとグループGtx3Aとの中間に設定される。
無線通信端末200は、無線通信を実行する携帯電話端末である。具体的には、無線通信端末200は、nxEV-DOに準拠した高速なデータ通信を実行することができる。また、無線通信端末200は、複数のキャリアの受信状態に基づいて、当該複数のキャリアの一部を対象としてハンドオフを実行する。
(機能ブロック構成)
図2は、無線基地局100Aの機能ブロック構成図である。また、図3は、無線通信端末200の機能ブロック構成図である。
なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、無線基地局100A及び無線通信端末200は、当該装置としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略したブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
(1)無線基地局100A
図2に示すように、無線基地局100Aは、無線送受信部101、信号処理部103及びネットワーク接続部105を備える。なお、無線基地局100Bも無線基地局100Aと同様の機能ブロック構成を有する。
無線送受信部101は、複数のキャリアを用いて構成された無線信号を無線通信端末200に送信する。また、無線送受信部101は、無線通信端末200によって送信された無線信号を受信する。本実施形態において、無線送受信部101は、複数のキャリアを無線通信端末200に向けて送信するキャリア送信部を構成する。
また、無線送受信部101が送信する複数のキャリアの少なくとも一部は、送信電力が他のキャリアと異なる。具体的には、上述したように、最大15本のキャリアが用いられ、3つのグループ(グループGtx1A〜Gtx3)に分割される。各グループに含まれるキャリア(5本)の送信電力は、同一であるとともに、他のグループと異なる。
さらに、無線送受信部101は、ベースバンド信号のディジタル変調(及び復調)処理を実行し、信号処理部103とベースバンド信号を送受信する。
信号処理部103は、ベースバンド信号の処理を実行する。特に、本実施形態では、信号処理部103は、データ通信に用いられるIPパケットに関する処理(例えば、ルーティングやQoS)を実行する。
また、信号処理部103は、ネットワーク接続部105と、当該パケットを送受信する。
ネットワーク接続部105は、無線基地局やIPパケット終端装置(PDSN)を接続する通信ネットワーク(不図示)との接続インタフェースを提供する。
(2)無線通信端末200
図3に示すように、無線通信端末200は、無線送受信部201、信号処理部203、受信電力測定部205及びハンドオフ処理部207を備える。
無線送受信部201は、複数のキャリアを用いて構成された無線信号を無線基地局100A(または100B)から受信する。また、無線送受信部201は、無線基地局100Aに無線信号を送信する。本実施形態において、無線送受信部201は、複数のキャリアを受信するキャリア受信部を構成する。
さらに、無線送受信部201は、ベースバンド信号とのディジタル変調(及び復調)処理を実行し、信号処理部203とベースバンド信号を送受信する。
信号処理部203は、ベースバンド信号の処理を実行する。特に、本実施形態では、信号処理部203は、データ通信に関する処理(例えば、IPパケット化や受信したデータの再生)を実行する。
受信電力測定部205は、無線送受信部201が受信したキャリアの受信状態を測定する。具体的には、受信電力測定部205は、無線送受信部201が受信したキャリアの受信信号強度(RSSI)を測定する。本実施形態において、受信電力測定部205は、受信状態測定部を構成する。
ハンドオフ処理部207は、無線送受信部201が受信したキャリアの受信状態に基づいて、他のキャリア(無線基地局)へのハンドオフを実行する。
特に、本実施形態では、ハンドオフ処理部207は、無線送受信部201が受信したキャリアの受信状態に基づいて、データ通信に用いられている複数のキャリアの一部を対象として、ハンドオフを実行する。
具体的には、ハンドオフ処理部207は、無線送受信部201が受信したキャリアのRSSIに基づいて、RSSIが略同様となる特定のグループに含まれるキャリアを対象として、ハンドオフを実行する。つまり、ハンドオフ処理部207は、グループごとにハンドオフを実行することができる。なお、無線通信端末200によるハンドオフの詳細については、後述する。
(通信制御システム及び無線通信端末の動作)
次に、上述した移動体通信ネットワーク10に含まれる無線基地局100A,100B(通信制御システム)及び無線通信端末200の動作について説明する。
具体的には、図1に示すように、無線基地局100Aと、マルチキャリアによってデータ通信を実行している無線通信端末200が、無線基地局100Bに向けて移動する場合、つまり、位置P1に存在する無線通信端末200が、位置P4に移動する場合における動作について説明する。
図4は、無線通信端末200が位置P1から位置P4に移動する場合における通信シーケンス図である。
図4に示すように、ステップS10において、無線通信端末200は、15本(15x)のキャリアを用いて無線基地局100Aとデータ通信を実行する。ステップS10のタイミングでは、無線通信端末200は、位置P1(図1参照)に存在する。
ここで、無線通信端末200がデータ通信に用いるキャリアの構成は、図5(a)に示す状態となる。グループGrx1〜Grx3は、RSSI(受信電力レベル)によって振り分けられた無線通信端末200におけるグループであり、無線通信端末200と、無線基地局100Aまたは無線基地局100Bとの無線通信(データ通信)に用いられる複数のキャリアによって構成される。
位置P1では、グループGrx1〜Grx3は、すべて無線基地局100Aが送信するキャリア(グループGtx1A〜Gtx3A)によって構成され、無線通信端末200は、無線基地局100Aのみを介してデータ通信を実行する。
次に、無線通信端末200は、さらに無線基地局100Bに向けて移動し、境界地D1を超えて、位置P2(図1参照)に到達する。
無線通信端末200が位置P2に到達すると、図4に示すように、ステップS20において、無線通信端末200は、一部のキャリアについてハンドオフを実行する。具体的には、無線通信端末200は、15本のキャリアのうち、5本(5x)について、無線基地局100Aから無線基地局100Bへのハンドオフを実行する。
無線通信端末200が当該ハンドオフを実行すると、無線通信端末200がデータ通信に用いるキャリアの構成は、図5(b)に示す状態となる。図5(b)では、グループGrx3は、無線基地局100Aではなく、無線基地局100Bによって送信されたキャリアのグループであるグループGtx1Bによって構成されている。
すなわち、無線通信端末200が位置P2に到達すると、無線基地局100Aによって送信されたグループGtx3Aを構成するキャリアのRSSIがハンドオフの閾値を下回るため、無線基地局100Bによって送信された最も送信電力の高いグループGtx1Bを構成するキャリアへのハンドオフが実行される。
当該ハンドオフが完了すると、図4に示すように、ステップS30において、無線通信端末200は、10本(10x)のキャリア、つまり、グループGtx1A及びグループGtx2Aを構成するキャリアを用いて、無線基地局100Aとデータ通信を実行する。
また、ステップS40において、無線通信端末200は、5本(5x)のキャリア、つまり、グループGtx1Bを構成するキャリアを用いて、無線基地局100Bとデータ通信を実行する。
次に、無線通信端末200は、さらに無線基地局100Bに向けて移動し、境界地D2を超えて、位置P3(図1参照)に到達する。
無線通信端末200が位置P3に到達すると、図4に示すように、ステップS50において、無線通信端末200は、さらに一部のキャリアについてハンドオフを実行する。
具体的には、グループGrx2において、グループGtx2Aを構成するキャリアから、グループGtx2Bを構成するキャリアへのハンドオフが実行される。
当該ハンドオフが完了すると、ステップS60において、無線通信端末200は、5本(5x)のキャリア、つまり、グループGtx1Aを構成するキャリアを用いて、無線基地局100Aとデータ通信を実行する。
また、ステップS70において、無線通信端末200は、10本(10x)のキャリア、つまり、グループGtx1B及びグループGtx2Bを構成するキャリアを用いて、無線基地局100Bとデータ通信を実行する。
次に、無線通信端末200は、さらに無線基地局100Bに向けて移動し、境界地D3を超えて、位置P4(図1参照)に到達する。
無線通信端末200が位置P4に到達すると、図4に示すように、ステップS80において、無線通信端末200は、さらに一部のキャリアについてハンドオフを実行する。
具体的には、グループGrx1において、グループGtx1Aを構成するキャリアから、グループGtx3Bを構成するキャリアへのハンドオフが実行される。
無線通信端末200が当該ハンドオフを実行すると、無線通信端末200がデータ通信に用いるキャリアの構成は、図5(c)に示す状態となる。図5(c)では、全グループ(グループGrx1〜Grx3)が、無線基地局100Bによって送信されたキャリアのグループであるグループGtx1B〜Gtx3Bによって構成されている。
すなわち、無線通信端末200が位置P4に到達すると、無線基地局100Aによって送信された全グループのキャリアのRSSIがハンドオフの閾値を下回るため、無線基地局100Bによって送信されたキャリアへのハンドオフが実行される。
当該ハンドオフが完了すると、ステップS90において、無線通信端末200は、15本(15x)のキャリア、つまり、グループGtx1B〜Gtx3Bを構成するキャリアを用いて、無線基地局100Bとデータ通信を実行する。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態に係る無線基地局100A,100B及び無線通信端末200によれば、複数のキャリアの少なくとも一部は、送信電力が他のキャリアと異なるため、無線通信端末200における複数のキャリアのRSSIも異なることとなる。また、無線通信端末200は、当該受信状態に基づいてハンドオフを実行するため、キャリアごとのハンドオフのタイミングが異なることとなる。
すなわち、無線通信端末200は、データ通信に用いている全キャリアを同時にではなく、一部のキャリアについて、徐々にハンドオフを実行するため、ハンドオフ時の処理負荷を抑制できる。また、無線通信端末は、徐々にハンドオフを実行するため、ハンドオフの実行時にデータ通信が途絶することを防止できる。
ここで、図6は、上述した本実施形態に係るキャリアの使用状態と、従来例におけるキャリアの使用状態とを示している。
具体的には、本実施形態では、無線基地局100Aによって送信されるキャリアと、無線基地局100Bによって送信されるキャリアとが混在している(位置P2,P3)。
一方、従来例では、無線基地局100A(100B)が送信するキャリアの送信電力がすべて同一である。この場合、図6に示すように、無線通信端末200におけるRSSIに基づくハンドオフのタイミングは、略同時に到来するため、無線通信端末200が位置P3に到達すると、全キャリア(15本)について、略同時にハンドオフが実行される。このため、ハンドオフ時における処理負荷の増大やデータ通信の途絶が問題となっていた。
また、無線基地局100A,100B及び無線通信端末200によれば、15本のキャリアは、3つのグループに分割され、各グループに含まれるキャリアの送信電力は、同一であるとともに、他のグループと異なる。つまり、グループを構成するキャリア(5本)を単位としてハンドオフを実行させることができるため、ハンドオフ時の処理負荷を過負荷にすることなく、ハンドオフの実行タイミングをある程度集約させることができる。
さらに、グループに含まれるキャリア数は、最大キャリア数(15本)を略均等に分割した数(5本)であるため、ハンドオフに要する処理時間や処理負荷を平準化することができる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、無線通信端末200は、携帯電話端末であるものとして説明したが、無線通信端末200は、パーソナル・コンピュータやPDAなどに実装できるカード型のものであってもよい。また、本発明に係る無線通信端末200の機能は、無線通信用モジュールとして提供することもできる。
上述した実施形態では、無線基地局100A(100B)が全キャリア(15本)を送信するものとして説明したが、複数の無線基地局(例えば、小型無線基地局)によって構成されるシステム(通信制御システム)とし、当該システムが送信するキャリアの送信電力を異ならせるようにしてもよい。さらに、最大キャリア数やグループ数は、上述した実施形態に限定されるものではない。
上述した実施形態では、キャリアの受信状態としてRSSIを用いる形態としたが、例えば、CIR(信号電力対干渉電力比)やビットエラー率を用いてもよい。さらに、上述した実施形態では、RSSIが所定の閾値を下回った場合にハンドオフする形態としたが、送信電力が同一であるキャリアのグループをより確実に同時期にハンドオフさせるため、RSSI(或いはCIRやビットエラー率)が一定の範囲内となるキャリアをハンドオフの対象としてもよい。
また、上述した実施形態では、CDMAを用いた移動体通信ネットワーク10を例として説明したが、本発明は、マルチキャリアを用い、ハンドオフを実行する他の無線通信ネットワークに適用することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る通信制御システム及び無線通信端末を含む移動体通信ネットワークの概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック構成図 本発明の実施形態に係る無線通信端末の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が移動する場合における通信シーケンス図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末がデータ通信に用いるキャリアの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るキャリアの使用状態と、従来例におけるキャリアの使用状態とを示す図である。
符号の説明
10…移動体通信ネットワーク、100A,100B…無線基地局、101…無線送受信部、103…信号処理部、105…ネットワーク接続部、200…無線通信端末、201…無線送受信部、203…信号処理部、205…受信電力測定部、207…ハンドオフ処理部、D1〜D4…境界地

Claims (5)

  1. 複数のキャリアを用いたマルチキャリアによる通信を実行する無線通信端末であって、
    前記複数のキャリアの少なくとも一部は、送信電力が他のキャリアと異なり、
    前記複数のキャリアを受信するキャリア受信部と、
    前記複数のキャリアの一部を対象として、ハンドオフを実行するハンドオフ処理部と、を備える無線通信端末。
  2. 前記複数のキャリアは、複数のグループに分割され、
    前記ハンドオフ処理部は、前記グループごとにハンドオフを実行する請求項に記載の無線通信端末。
  3. 複数のキャリアを用いたマルチキャリアによる無線基地局と無線通信端末との通信を制御する通信制御方法であって、
    前記無線基地局が、前記複数のキャリアを前記無線通信端末に向けて送信するステップと、
    前記無線通信端末が、前記複数のキャリアを受信するステップと、
    前記複数のキャリアの一部を対象として、ハンドオフするステップと、を備え、
    前記複数のキャリアの少なくとも一部は、送信電力が他のキャリアと異なる通信制御方法。
  4. 前記複数のキャリアは、複数のグループに分割され、
    前記グループに含まれるキャリアの送信電力は、同一であるとともに、他のグループと異なる請求項に記載の通信制御方法。
  5. 前記マルチキャリアは、前記通信に用いられる最大キャリア数を有し、
    前記グループに含まれるキャリア数は、前記最大キャリア数を略均等に分割した数である請求項に記載の通信制御方法。
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