JP4893726B2 - 表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

表示装置及びその駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4893726B2
JP4893726B2 JP2008283812A JP2008283812A JP4893726B2 JP 4893726 B2 JP4893726 B2 JP 4893726B2 JP 2008283812 A JP2008283812 A JP 2008283812A JP 2008283812 A JP2008283812 A JP 2008283812A JP 4893726 B2 JP4893726 B2 JP 4893726B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
signal
display device
signal line
corrected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008283812A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009080493A (ja
Inventor
隆一 平山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2008283812A priority Critical patent/JP4893726B2/ja
Publication of JP2009080493A publication Critical patent/JP2009080493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4893726B2 publication Critical patent/JP4893726B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、1本の信号線を隣接する2画素が共用するタイプの表示装置及びその駆動方法に関する。
近年、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリックス方式の液晶表示装置などのマトリックス表示装置が開発されている。
このマトリックス表示装置は、画素マトリックスの各行を順次に走査する走査信号を発生する走査線駆動回路(以下、ゲートドライバと称する)を有する。ゲートドライバは、マトリックスの各列に映像信号を与える信号線駆動回路(以下、ソースドライバと称する)に比べると動作周波数が低いため、画素マトリックス内のアクティブ素子であるTFTと同一工程で一体形成することも可能である。
このようなマトリックス表示装置における各画素は、上記TFTに接続された画素電極と、共通電圧Vcomが印加される共通電極と、を持ち、一方向の電界が長く印加されることによって発生する劣化現象を防止するために、ソースドライバからの映像信号Vsigの極性を共通電圧Vcomに対して、フレーム毎、ライン毎、又はドット毎に反転させる反転駆動が一般に行われている。
ところで、マトリックス表示装置の実装においては、多数の画素を配列した表示パネル(表示画面)の周囲に上記ゲートドライバやソースドライバ等を配置し、表示パネルの走査線(以下、ゲートラインと称する)及び信号線(以下、ソースラインと称する)への配線は、各ドライバから表示パネルの外側を引き回されている。これら配線の引き回し面積を少なくすること、即ち、表示パネル以外の面積縮小(狭額縁)を成し遂げることが、該マトリクス表示装置を組み込む情報機器の小型化の観点から強く望まれている。
そのため、特に表示パネルの上下方向の狭額縁化の要求に対して、ソースラインの占有面積を小さくできることから、ソースラインを半分にした画素結線の構成が考えられている。(例えば、特許文献1の図5)。
図10は、そのような狭額縁を達成するための一手法として考えられた表示パネルの画素結線例の概略図である。これは、1本のソースラインを隣接する2つの画素100で共用するものである。この場合、それら2つの画素100のTFT102は、それぞれ異なるゲートラインに接続されている。例えば、図10において、左上の赤(R)の画素100のTFT102は、ゲートラインG1とソースラインS1に接続され、その右隣の緑(G)の画素100のTFT102は、ゲートラインG2とソースラインS1に接続されている。
図11は、このような画素結線において、各画素100に映像信号Vsigを書き込む順番を示す図である。上記画素結線において、各画素100への映像信号Vsigの書き込みは、ゲートラインの順番通りに実行されるので、同図に示すようなものとなる。
特開2004−185006号公報
上述したようなソースラインを半分にした画素結線では、画素間にソースラインがある箇所とない箇所があり、ソースラインのない箇所には、ソースラインのある箇所に比べて画素間の寄生容量が大きく存在する。図12は、このときの等価回路を示す図である。この画素間寄生容量104が存在する画素間では、電圧リークが発生し、これにより、先に書かれた画素100の電位が、後に書かれた画素100の電位の影響を受けて変化する。この電位の変化は、画面上では表示ムラとなって現れる。図11に示したように画素書き込み順番は固定であるので、このリーク発生による表示ムラは、常に同じ箇所で発生することになる。
図13は、この表示ムラの例を示す図である。同図は、分かり易くするためにGの画素100についてのみ示したものである。黒塗りした他の色の画素100においても、先に書かれた画素100の電位が変化してしまうことは同様である。(詳細は後述する。)
以下、この画素電位変動について、更に詳細に説明する。図14は、表示パネルをTFTLCDパネルとした場合の各画素の構成を示す図である。各画素100は、ゲートラインに接続されるTFT102を介してソースラインに接続された画素電極と、共通電圧Vcomが印加される共通電極(図示せず)との間に液晶(図示せず)が挟持されて構成されている。そして、液晶容量Clcに電荷をフィールド期間(ノンインターレース方式の場合にはフレーム期間)にわたって保持することで対応する表示を実現する。液晶容量ClcやTFTを介しての電流リークの対策のために、液晶容量Clcと並列に補助容量Csを設けている。
図15(A)は、図14におけるゲートドライバによるゲートラインG1〜G4の走査タイミングチャートを示す図であり、図15(B)は、一水平期間毎に共通電圧Vcomの極性を反転する水平ライン反転駆動を行う場合における、先に書き込まれる図12の例えばS3に接続される緑の画素F(以下、G先の画素と称する)及び後に書き込まれる図12の例えばS2に接続される赤の画素L(以下、R後の画素と称する)の画素電位波形を示す図である。
以下、画素にかかる電圧大きい程、透過率が下がる(暗くなる)ノーマリーホワイトモードの液晶表示装置の場合について述べる。なお、図15(B)は、共通電圧Vcomの振幅が5.0V、G先の画素Fの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して2.0V(中間調)、R後の画素Lの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して4.0V(黒、暗)、とした場合を示している。また、TFT102がオンからオフになる際に発生する引き込み電圧(フィードスルー電圧)ΔVの影響は、共通電圧Vcomの調整(VcomをΔV分下方にシフトする)によりキャンセルできるので、図15(B)の波形には記載していない(以下に説明する他の画素電位波形の図においても同様)。
図15(A)に示すように、各フィールドにおいて、一水平期間に2本のゲートラインが順次選択され、その選択される2本のゲートラインが水平期間毎に順次走査されていく。そして、図15(B)に示すように、選択されたゲートラインに接続されたTFT102がオンして、対応する画素100にソースラインから印加される映像信号Vsigが書き込まれる。従って、G先の画素Fの書き込みタイミングは、図15(B)におけるWGとなり、R後の画素Lの書き込みタイミングはWRとなる。これらの書き込みタイミングで書き込まれた画素電位が、次フィールドで書き換えられるまで維持される。
図15(B)は、上記画素間寄生容量104が0の場合の理想的な状態における画素電位波形である。しかしながら、上述したように、ソースラインのない箇所には画素間寄生容量104が存在してしまう。図16(A)は、画素間寄生容量104を考慮した場合の図15(B)と同じ電圧条件での画素電位波形を示す図である。また、図16(B)は画素間寄生容量104を考慮した場合の共通電圧Vcomの振幅が5.0V、G先の画素Fの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して2.0V、R後の画素Lの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して1.0V(白、明)、とした場合の画素電位波形を示す図である。
即ち、図16(A)及び図16(B)に示すように、G先の画素Fにおいては、ゲートラインG1の選択によって書き込まれた画素電位が、ゲートラインG2の選択によるR後の画素Lの書き込みの際に、Vc分、共通電圧Vcomに対して遠ざかる向き(暗くなる向き)にシフトしてしまう。このVcの大きさは、
Vc=(Vsig(Fn−1)+Vsig(Fn))×Cpp/(Cs+Clc+Cpp)×α …(1)
のように表せる。この(1)式において、Vsig(Fn)は現フィールドのR後の画素Lの書き込み電圧、Vsig(Fn−1)は前フィールドのR後の画素Lの書き込み電圧である。従って、図16(A)の場合にはVsig(Fn−1)+Vsig(Fn)=8.0V、図16(B)の場合にはVsig(Fn−1)+Vsig(Fn)=2.0Vとなる。また、Cppは画素間寄生容量104の容量値、Csは補助容量Csの容量値、Clcは液晶容量Clcの容量値、αは比例係数であり、パネル構造等によって決まる値である。
このように、Vsig(Fn−1)+Vsig(Fn)が大きい程、電位変動の値Vcは大きくなり、Vcomの振幅の大きさにはよらない。
以上は、共通電圧Vcomの極性を隣接するゲートライン毎、即ち図11の、G2とG3の間、G4とG5の間、G6とG7の間、に反転する水平ライン反転駆動の場合である。共通電極Vcomの極性反転には、隣接する画素間で反転するドット反転駆動という駆動方法も存在する。上記ソースラインを半分にした画素結線では、隣接するゲートライン毎ではなく、隣接する画素間で共通電圧Vcomの極性が反転するように、図11の、G1とG2の間、G3とG4の間、G5とG6の間、G7とG8の間、に共通電圧Vcomの極性を反転させる。
このようなドット反転駆動を行う場合には、図17(A)及び図17(B)に示すようになる。ここで、図17(A)は画素間寄生容量104を考慮した場合の共通電圧Vcomの振幅が5.0V、G先の画素Fの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して2.0V(中間調)、R後の画素Lの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して4.0V(黒)、とした場合の画素電位波形を示す図であり、図17(B)は画素間寄生容量104を考慮した場合の共通電圧Vcomの振幅が5.0V、G先の画素Fの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して2.0V、R後の画素Lの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して1.0V(白)、とした場合の画素電位波形を示す図である。
即ち、図17(A)及び図17(B)に示すように、ドット反転駆動を行う場合にも、上記ライン反転駆動を行う場合と同様に、G先の画素Fにおいては、ゲートラインG1の選択によって書き込まれた画素電位が、ゲートラインG2の選択によるR後の画素Lの書き込みの際に、Vc分、シフトするが、ドット反転駆動の場合には、シフトする方向は共通電圧Vcom対して近づく向き(明るくなる向き)になる。
この場合も、Vsig(Fn−1)+Vsig(Fn)が大きい程、電位変動の値Vcは大きくなり、Vcomの振幅の大きさにはよらないことは、水平ライン反転駆動の場合と同様である。
以上のようなVc分の変動により、G先の画素は、ライン反転駆動の場合は実際の表示よりも暗くなってしまう。またドット反転駆動の場合は実際の表示よりも明るくなってしまう。これに対して、G後の画素の画素電位は正常な電圧が書き込まれるので、Gラスタのような表示にすると、どちらの反転駆動の場合も縦方向に1本おきに明暗の緑が表示されることとなってしまう。
同様のVc分の変動が、R先の画素及びB先の画素においても発生する。
また、上記のことは、画素100をストライプ配列とした場合に限らず、デルタ配列とした場合も同様である。
上記特許文献1に開示された手法では、このような画素間寄生容量104に起因して先に書き込まれた画素に発生する電位変動による表示ムラの問題に対処できない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、画素間寄生容量が存在する場合の表示ムラを低減できる表示装置及びその駆動方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の表示装置は、行方向に第一の画素と第二の画素が隣接して配置され、前記第二の画素とは逆の行方向に、第一の信号線を挟んで前記第一の画素に隣接する第三の画素が配置され、前記第一の画素とは逆の行方向に、第二の信号線を挟んで前記第二の画素に隣接する第四の画素が配置され、前記第一の画素と前記第三の画素が前記第一の信号線を共用し、前記第二の画素と前記第四の画素が前記第二の信号線を共用し、前記第一の画素と前記第四の画素が第一の走査線に接続され、前記第二の画素と前記第三の画素が第二の走査線に接続されている表示装置であって、前記第一の画素または前記第二の画素に向けて、前記第一の画素と前記第二の画素との間の寄生容量に起因した電位変動分を補正した信号を出力させる補正回路を備え、前記補正回路は、階調のガンマ補正を行うガンマ補正回路の少なくとも一部を用いて、前記補正した信号を出力させることを特徴とする。
請求項2に記載の表示装置は、請求項1に記載の表示装置において、前記補正回路は、前記第一の画素及び前記第二の画素の内の、先に選択されるべき画素に向けて前記電位変動分を補正した信号を出力させ、後に選択されるべき画素に向けては前記電位変動分を補正することのない信号を出力させることを特徴とする。
請求項3に記載の表示装置は、請求項1に記載の表示装置において、前記補正回路は、前記第一の画素及び前記第二の画素の内の、先に選択されるべき画素に向けて前記電位変動分を補正することのない信号を出力させ、後に選択されるべき画素に向けては前記電位変動分を補正した信号を出力させることを特徴とする。
請求項に記載の表示装置は、請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置において、前記補正した信号の補正量は、階調によらず一定に設定されることを特徴とする。
請求項に記載の表示装置は、請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置において、前記補正した信号の補正量は、選択可能であることを特徴とする。
請求項に記載の表示装置は、請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置において、前記補正した信号の補正の方向は、駆動の方法に対応して切り替え可能であることを特徴とする。
請求項に記載の表示装置は、行方向に対して、2画素毎に1本の信号線を配置し、前記信号線を挟んで前記行方向に隣接する2つの画素が、前記信号線を共用するとともにそれぞれ異なる走査線にスイッチング素子を介して接続されている表示装置であって、複数の前記走査線を順次選択する走査線駆動回路と、複数の前記信号線に、表示すべき情報に従った信号を出力する信号線駆動回路と、前記信号線駆動回路に、異なる信号線に接続されるとともに前記行方向に隣接配置された2つの画素の内の一方の画素に向けて、画素間寄生容量による電位変動分を補正した信号を出力させる補正回路と、を具備し、前記補正回路は、階調のガンマ補正を行うガンマ補正回路の少なくとも一部を用いて、前記補正した信号を出力させ、前記行方向に隣接配置された2つの画素の内の、先に選択されるべき画素に向けて、前記電位変動分を補正した信号を、前記信号線駆動回路に出力させることを特徴とする。
請求項に記載の表示装置は、行方向に対して、2画素毎に1本の信号線を配置し、前記信号線を挟んで前記行方向に隣接する2つの画素が、前記信号線を共用するとともにそれぞれ異なる走査線にスイッチング素子を介して接続されている表示装置であって、複数の前記走査線を順次選択する走査線駆動回路と、複数の前記信号線に、表示すべき情報に従った信号を出力する信号線駆動回路と、前記信号線駆動回路に、異なる信号線に接続されるとともに前記行方向に隣接配置された2つの画素の内の一方の画素に向けて、画素間寄生容量による電位変動分を補正した信号を出力させる補正回路と、を具備し、前記補正回路は、階調のガンマ補正を行うガンマ補正回路の少なくとも一部を用いて、前記補正した信号を出力させ、前記行方向に隣接配置された2つの画素の内の、後に選択されるべき画素に向けて、前記電位変動分を補正した信号を、前記信号線駆動回路に出力させることを特徴とする。
請求項に記載の表示装置は、行方向に第一の画素列と第二の画素列が隣接して配置され、前記第二の画素列とは逆の行方向に、第一の信号線を挟んで前記第一の画素列に隣接する第三の画素列が配置され、前記第一の画素列とは逆の行方向に、第二の信号線を挟んで前記第二の画素列に隣接する第四の画素列が配置され、前記第一の画素列と前記第三の画素列が前記第一の信号線を共用し、前記第二の画素列と前記第四の画素列が前記第二の信号線を共用し、前記第一の画素列と前記第四の画素列が、画素行毎に、各画素行に対応した第一の走査線に接続され、前記第二の画素列と前記第三の画素列が、画素行毎に、前記第一の走査線とは異なるとともに各画素行に対応した第二の走査線に接続されている表示装置であって、前記第一の画素列または前記第二の画素列に向けて、前記第一の画素列と前記第二の画素列とにおいて前記行方向に隣接する2つの画素間に生成される寄生容量に起因した電位変動分を補正した信号を出力させる補正回路を備え、前記第一の画素列または前記第二の画素列における各画素が列方向に隣接する2つの画素間で互いに異なる色成分に対応しており、前記補正回路は、階調のガンマ補正を行うガンマ補正回路の少なくとも一部を用いて、前記補正した信号を出力させることを特徴とする。
請求項10に記載の表示装置は、請求項に記載の表示装置において、前記第一の画素列と前記第二の画素列との間で、前記行方向に隣接する2つの画素の色成分が互いに異なるとともに、当該異なる色成分の組み合わせが2画素行毎に等しいことを特徴とする。
請求項11に記載の表示装置の駆動方法は、行方向に第一の画素と第二の画素が隣接して配置され、前記第二の画素とは逆の行方向に、第一の信号線を挟んで前記第一の画素に隣接する第三の画素が配置され、前記第一の画素とは逆の行方向に、第二の信号線を挟んで前記第二の画素に隣接する第四の画素が配置され、前記第一の画素と前記第三の画素が前記第一の信号線を共用し、前記第二の画素と前記第四の画素が前記第二の信号線を共用し、前記第一の画素と前記第四の画素が第一の走査線に接続され、前記第二の画素と前記第三の画素が第二の走査線に接続されている表示装置の駆動方法であって、階調のガンマ補正を行うガンマ補正回路の少なくとも一部を用いて、前記第一の画素または前記第二の画素に向けて、前記第一の画素と前記第二の画素との間の寄生容量に起因した電位変動分を補正した信号を出力することを特徴とする。
請求項12に記載の表示装置の駆動方法は、請求項11に記載の表示装置の駆動方法において、前記所定の方向に隣接配置された2つの画素の内の、先に選択されるべき画素に向けて前記電位変動分を補正した信号を出力し、後に選択されるべき画素に向けては前記電位変動分を補正することのない信号を出力することを特徴とする。
請求項13に記載の表示装置の駆動方法は、請求項11に記載の表示装置の駆動方法において、前記所定の方向に隣接配置された2つの画素の内の、先に選択されるべき画素に向けて前記電位変動分を補正することのない信号を出力し、後に選択されるべき画素に向けては前記電位変動分を補正した信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば、画素間の書き込み電位差を減少させ、表示ムラを低減できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係るマトリックス表示装置の全体構成を示す概略構成図であり、図1(B)は、図1(A)中のLCDパネルの画素結線の概略図である。
即ち、本実施形態に係るマトリックス表示装置は、図1(A)に示すように、複数の画素が配置されたLCDパネル10と、該LCDパネル10の各画素を駆動制御するドライバ回路12と、LCDパネル10に共通電圧Vcomを印加するVcom回路14と、から構成されている。
LCDパネル10は、図1(B)に示すように、複数のソースラインS1〜S480と複数のゲートラインX1〜X480とをマトリックス状に配置し、1本のソースラインを隣接する2つの画素16が共用するように、複数の画素16が配置されているものである。この場合、それら2つの画素16のTFT18は、それぞれ異なるゲートラインに接続されている。例えば、図1(B)において、左上のRの画素16のTFT18は、ゲートラインX1とソースラインS1に接続され、その右隣のGの画素16のTFT18は、ゲートラインX2とソースラインS1に接続されている。なお、ここでは、画素16がデルタ配列で並べられた場合を示している。
LCDパネル10の複数のソースラインS1〜S480及び複数のゲートラインX1〜X480は、該LCDパネル10の基板(図示せず)上を引き回された配線20によりドライバ回路12に接続されている。
図2は、図1(A)中のドライバ回路のブロック構成図である。このドライバ回路12は、同図に示すように、ゲートドライバブロック22、ソースドライバブロック24、レベルシフタ回路26、タイミングジェネレータ(以下、TGと略記する)部ロジック回路28、ガンマ(以下、γと略記する)回路ブロック30、チャージポンプ/レギュレータブロック32、アナログブロック34、その他のブロックから構成されている。
ここで、ゲートドライバブロック22は、LCDパネル10の複数のゲートラインX1〜X480を順次選択するものであり、ソースドライバブロック24は、LCDパネル10の複数の信号線S1〜S480に、表示すべき情報に従った映像信号Vsigを出力するものである。
レベルシフタ回路26は、外部から供給される信号のレベルを所定レベルにシフトするものである。TG部ロジック回路28は、このレベルシフタ回路26によって所定レベルにシフトされた信号及び外部から供給された信号に基づいて必要なタイミング信号や制御信号を生成して、該ドライバ回路12内の各部に供給するものである。
γ回路ブロック30は、上記ソースドライバブロック24から出力する映像信号Vsigを良好な階調特性とするようにγ補正をかけるためのものである。
チャージポンプ/レギュレータブロック32は、外部電源から必要な論理レベルの各種電圧を発生するものであり、アナログブロック34は、このチャージポンプ/レギュレータブロック32で発生された電圧から更に各種の電圧を発生するものである。上記Vcom回路14は、このアナログブロック34で発生した電圧VVCOMから上記共通電圧Vcomを発生する。その他のブロックについては、直接本願発明とは関係がないので、その説明を省略する。
図3(A)は、図2中のゲートドライバブロック22の構成を示す図である。なお、説明及び図示の簡単化のため、ここでは、ゲートラインを8本として説明する。この場合、該ゲートドライバブロック22は、3ビットカウンタ36と、9個のANDゲートと、2個のORゲートと、3個のNOTゲートと、1個のNANDゲートとで構成される。
即ち、3ビットカウンタ36には、TG部ロジック回路28からゲートクロックとアップ/ダウン(以下、U/Dと略記する)信号とが供給される。U/D信号は、通常表示である非反転シフト時には「1」、上下が反転した表示を行う上下反転シフト時には「0」となるものである。これは、非反転シフト時と上下反転シフト時では、ゲートラインの走査方向が上下逆になり、その結果、先に書き込まれる画素と後に書き込まれる画素とが反対になるため、それに応じて動作を切り替える必要があるからである。
この3ビットカウンタ36のQ1出力は、ORゲートを介して、偶数番目のゲートラインX2,X4,X6,X8用のANDゲートに与えられる。ORゲートには、上記U/D信号と上記TG部ロジック回路28から与えられたゲートダブル(以下、GDOUBLEと記す)信号との論理演算を行うANDゲートの出力信号が与えられる。ここで、GDOUBLE信号は、通常の表示状態であるノーマルモードでは「0」、本実施形態の表示ムラ低減用の駆動(以下、ゲート2度書き駆動と称する)を行うゲート2度書きモードでは「1」となるものである。また、上記3ビットカウンタ36の上記Q1出力は更に、NANDゲートを介して、奇数数番目のゲートラインX1,X3,X5,X7用のANDゲートに与えられる。NANDゲートには、上記U/D信号と上記GDOUBLE信号をNOTゲートで反転した信号との論理演算を行うORゲートゲートの出力信号が与えられ、NANDゲートの出力が奇数番目のゲートラインX1,X3,X5,X7用のANDゲートに与えられる。
また、上記3ビットカウンタ36のQ2出力は、上記ゲートラインX3,X4,X7,X8用のANDゲートに与えられると共に、NOTゲートを介して、上記ゲートラインX1,X2,X5,X6用のANDゲートに与えられる。
そして、上記3ビットカウンタ36のQ3出力は、上記ゲートラインX5,X6,X7,X8用のANDゲートに与えられると共に、NOTゲートを介して、上記ゲートラインX1,X2,X3,X4用のANDゲートに与えられる。
図3(B)は、このような構成のゲートドライバブロック22におけるゲート2度書きモードでの、非反転シフト時のタイミングチャートを示す図である。また、図3(C)は、同じく上下反転シフト時のタイミングチャートを示す図である。
非反転シフト時には、図3(B)に示すように、奇数番目のゲートラインX1,X3,X5,X7には、ゲートクロック1発分に相当する期間、偶数番目のゲートラインX2,X4,X6,X8には、ゲートクロック2発分に相当する期間、それぞれ順番にH信号が出力されることとなる。即ち、タイミング的には、ゲートラインX1,X2が選択状態→ゲートラインX2が選択状態→ゲートラインX3,X4が選択状態→ゲートラインX4が選択状態→ゲートラインX5,X6が選択状態→ゲートラインX6が選択状態→ゲートラインX7,X8が選択状態→ゲートラインX8が選択状態、となっていく。
また、上下反転シフト時には、図3(C)に示すように、偶数番目のゲートラインX2,X4,X6,X8には、ゲートクロック1発分に相当する期間が、奇数番目のゲートラインX1,X3,X5,X7には、ゲートクロック2発分に相当する期間、それぞれ逆方向に順番にH信号が出力されることとなる。即ち、タイミング的には、ゲートラインX8,X7が選択状態→ゲートラインX7が選択状態→ゲートラインX6,X5が選択状態→ゲートラインX5が選択状態→ゲートラインX4,X3が選択状態→ゲートラインX3が選択状態→ゲートラインX2,X1が選択状態→ゲートラインX1が選択状態、となっていく。
図4(A)は、図15(A)に対応させた本実施形態でのゲート2度書きモードでの非反転シフト時の走査タイミングチャートを示す図である。
図4(B)、(C)は、一水平期間毎に共通電圧Vcomの極性を反転する水平ライン反転駆動を行う場合における、先に書き込まれる図1(B)の例えばS3に接続される緑の画素Fg(以下、G先の画素と称する)及び後に書き込まれる図1(B)の例えばS2に接続される赤の画素Lr(以下、R後の画素と称する)の画素電位波形を示す図である。
この場合、後述するように、先に選択されるべき図1(B)の例えば赤の画素Lrと同じS2に接続される青の画素Fb(以下、B先の画素と称する)が関係する。
このときには、ゲートラインは上述したように選択されていくので、各フィールドにおいて、一水平期間に、異なる信号線に接続され隣接配置された2つの画素に対応する2本のゲートラインを同時に選択した後、それら2つの画素の内の後に選択されるべき画素に対応した1本のゲートラインのみが選択される。
図4(B)は、一水平期間毎に共通電圧Vcomの極性を反転する水平ライン反転駆動を行う場合における、共通電圧Vcomの振幅が5.0V、G先の画素Fgの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して2.0V(中間調)、R後の画素Lrの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して4.0V(黒)、そして、B先の画素Fbの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して2.0V(中間調)、とした場合の画素電位波形を示す図であり、図4(C)は、同じく共通電圧Vcomの振幅が5.0V、G先の画素Fgの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して2.0V、R後の画素Lrの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して1.0V(白)、そして、B先の画素Fbの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して2.0V(中間調)、とした場合の画素電位波形を示す図である。
本実施形態においては、図4(A)に示したようなゲートラインの走査を行うことにより、図4(B)及び(C)に示すように、B先の画素FbとR後の画素Lrが1本のソースラインS2(信号線)を共用していることから、ゲートラインX1とゲートラインX2が同時に選択される期間に、B先の画素Fbの書き込み電位がR後の画素Lrにも印加され、このR後の画素Lrにも書き込みがなされて、B先の画素Fbと同電位になる。そして、その後のゲートラインX2のみが選択された際に、R後の画素Lrの書き込み電圧がソースラインに出力されて、そのB先の画素電位から本来R後の画素Lrに書き込まれるべき電圧の書き込みが行われることとなる。
本実施形態においても、従来と同様に、画素間寄生容量Cppが存在するので、G先の画素Fgにおいては、ゲートラインX1の選択によって書き込まれた画素電位が、ゲートラインX2のみが選択され、R後の画素Lrに本来R後の画素Lrに書き込まれるべき電圧の書き込みが行われる際に、Vc分、共通電圧Vcomに対して遠ざかる向き(暗くなる向き)にシフトしてしまうが、本実施形態においては、この電位変動Vcの大きさは、
Vc=(Vsig(X2)−Vsig(X1))×Cpp/(Cs+Clc+Cpp)×α …(2)
のように表せる。この(2)式において、Vsig(X2)はX2のみ選択される際のR後の画素Lrの書き込み電圧、Vsig(X1)はX1とX2が同時に選択される際のB先の画素Fbの書き込み電圧である。その他は、上記(1)式と同様である。
従って、本実施形態では、前フィールドの画素電位ではなく、同じ信号線に接続される隣接画素の画素Fbの電位の影響しか受けず、図4(B)の場合にはVsig(X2)−Vsig(X1)=4.0−2.0=2.0V、図4(C)の場合にはVsig(X2)−Vsig(X1)=1.0−2.0=−1.0Vとなり、結果として、画素間容量Cppによる電位変動Vcの絶対値を従来に比して微小にすることができ、表示ムラを低減することができる。
(従来の場合は、図15(A)、(B)に対応し、それぞれ8.0V、2.0Vである。)
一般的に、共通電圧Vcomに対する画素電圧が1.0V(白)〜4.0V(黒)の範囲で変化する場合、
(1)式における
Vsig(Fn−1)+Vsig(Fn)は 2.0V〜8.0Vの範囲になり、
(2)式における
Vsig(X2) −Vsig(X1)は−3.0V〜3.0Vの範囲となる。
このように、本実施形態により、上記Vcの絶対値は小さくなる性質があるので、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vcを従来に比して微小にすることができ、表示ムラを低減することができる。
なお、同一の信号線に接続された隣接画素間の電位差が大きい場合、例えば、G先の画素Fgの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して4.0V(黒)、R後の画素Lrの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して1.0V(白)、そして、B先の画素Fbの書き込み電圧は共通電圧Vcomに対して4.0V(黒)、の時のような場合には、本実施形態の方が、従来例に比べて電位変動Vcが大きくなってしまう場合もある。
(Vsig(X2) −Vsig(X1)=1.0−4.0=−3.0V
Vsig(Fn−1)+Vsig(Fn)=1.0+1.0= 2.0V)
しかしながら、この場合に影響を受けるG先の画素Fgは、十分飽和した黒レベルとなっており、電位変動Vcは表示上で元々視認できないため、問題とはならない。また、影響を与える方のR後の画素Lrに関しても、白レベル、B先の画素Fbに関しても、黒レベルでありであり、この場合の画面表示はかなり明るいRラスタ画面になっており、G先の電位変動は表示上で更に視認しづらくしている。従って、本実施形態の方が従来例に比べて電位変動Vcの絶対値が大きくなる場合があるが、このような場合は実用上の弊害にはならない。
上下反転シフト時においても、走査方向が逆になるだけであるので、同様に、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vcを従来に比して微小にすることができ、表示ムラを低減することができる。
また、必要により、上記GDOUBLE信号により、従来の方式によるノーマルモードと本実施形態によるゲート2度書きモードとを切り替えるようにしても良い。
その場合、上記のような特別な表示画面の場合にも適宜対応することができる。
以上は、水平ライン反転駆動の場合であるが、擬似ドット反転駆動(ストライプ配列のドット反転駆動に対応するデルタ配列のドット反転駆動)の場合も、同様に、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vcを従来に比して微小にすることができ、表示ムラを低減することができる。
また、画素16をデルタ配列とした場合に限らず、ストライプ配列とした場合も同様である。
なお、画素16をデルタ配列とした場合の方が、ストライプ配列とした場合よりも表示ムラ(例えば、図13に対応する縦縞)が蛇行するので、ストライプ配列に比べて目立ちにくいという効果もある。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態は、先書きの画素電位を予め、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vc分を補正して書き込むことにより、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vcを相殺させ、表示ムラを無くすものである。
ここでは、補正の方法として、ドライバ回路12がもともと備えるγ回路ブロック30を流用する場合を考える。また、ムラが目立ちやすい静止画の場合について述べる。
図2に示したように、ドライバ回路12は、γ回路ブロック30を備えている。図5は、このγ回路ブロック30の回路構成を示す図である。同図に示すように、γ回路ブロック30は、ガンマ曲線抵抗38、及びタップスイッチ(以下、TAPSWと記す)40から構成される。ガンマ曲線抵抗38は、γ曲線に応じた電位が取り出されるようにタップが切られ、TAPSW40により画素データの階調に応じた電圧値がソースドライバブロック24に供給される。ソースドライバブロック24は、デジタル/アナログ変換回路(以下、DACと記す)42とソース出力アンプ44から構成され、画素データの階調に応じた電圧値をDAC42によりアナログ信号に変換し、ソース出力アンプ44を介して書き込み電圧(映像信号Vsig)としてLCDパネル10の対応するソースラインに出力するようになっている。なお、上記γ回路ブロック30の入力である振幅調整信号VRH1,VRH2,VRL1,VRL2は、TG部ロジック回路28から、POLの極性(共通電圧Vcomの逆)により切り替え供給される。
図6(A)及び(B)は、(A)はPOLがL即ち共通電圧VcomがHの時のγ回路ブロック30のγカーブを示す図であり、(B)は同じくPOLがH即ち共通電圧VcomがLの時のγカーブを示す図である。これらの図において、「補正なし」のγカーブは、本実施形態による電位変動Vcの補正を行わないノーマルモードでのγカーブを示している。これに対して、本実施形態においては、電位変動Vcの補正を行うモード(以下、データシフトモードと称する)において、「補正あり」として示すγカーブを選択できるようにしたものである。この「補正あり」のγカーブは、「補正なし」のγカーブを、傾きや振幅は変更せずに、単純に明るくなる方向(図6(A)では出力電圧が高くなる方向、図6(B)では出力電圧が低くなる方向)に一定値だけシフトしたものである。
この一定値はムラの目立ちやすい部分の階調(中間調)に対して、(1)式のVsig(Fn−1)=Vsig(Fn)の場合のVcに相当する値である。
図6(C)は、データシフトモードにおける上記振幅調整信号VRH1,VRH2,VRL1,VRL2に対する出力電圧の関係を示す図であり、図6(D)は、シフト量を示す図である。また、図7(A)は非反転シフト時のタイミングチャートを示す図であり、図7(B)は上下反転シフト時のタイミングチャートを示す図である。
このような「補正あり」のγカーブを作るのは、DAC42の上側の電圧と下側の電圧を一定値だけシフトした電圧にすればよいだけなので、非常に簡便に作成することができる。
図6(C)及び図7(A),(B)に示すように、本実施形態においては、従来と同様に一水平期間に2本のゲートラインが順次選択され、選択されたゲートラインに対応した書き込み電圧(映像信号Vsig)の出力が行われる。その際、γ回路ブロック30において、一方のゲートラインに対応する書き込み電圧は「補正なし」のγカーブを適用し、他方のゲートラインに対応する書き込み電圧には「補正あり」のγカーブを適用する。γ回路ブロック30は、そのゲートラインの切り替えタイミングを、TG部ロジック回路28から与えられる、一水平期間の前半はH、後半はLになる信号であるG1STH信号により判別する。
また、TG部ロジック回路28からγ回路ブロック30には、データシフト信号DSHIFTが入力される。図6(D)に示すように、このデータシフト信号DSHIFTのLSB2ビットによって、シフト量が設定される。これは、該ドライバ回路12が複数のLCDパネル10に応用できるようにするためのもので、接続されたドライバ回路12によってシフト量が選択されるようになっている。また、このデータシフト信号DSHIFTのMSB1ビットによって、先と後のどちらのゲートラインに対応する書き込み電圧に「補正あり」のγカーブを適用するかが設定される。これは、画素間寄生容量Cppの影響による電位変動Vcの現れ方が共通電極Vcomの反転駆動方式によって異なり、ライン反転駆動と(擬似)ドット反転駆動とで、明暗が逆になる事に対応するためである。具体的には、ライン反転駆動の場合は、先の書き込み電圧に対して「補正あり」のγカーブを適用し、(擬似)ドット反転駆動の場合は、後の書き込み電圧に対して「補正あり」のγカーブを適用するものである。
図8(A)は、図15(A)に対応させた本実施形態でのデータシフトモードでの非反転シフト時の走査タイミングチャートを示す図である。このときには、図15(A)と同様に、各フィールドにおいて、一水平期間に2本のゲートラインが順次選択され、その選択される2本のゲートラインが水平期間毎に順次走査されていく。
図8(B)は、水平ライン反転駆動を行う場合おける、共通電圧Vcomの振幅が5.0V、G先の画素Fgの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して2.0V(中間調)、R後の画素Lrの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して4.0V(黒)、とした場合の画素電位波形を示す図である。
この場合には、データシフト信号DSHIFTのMSB1ビットによって、先の書き込み電圧に対して「補正あり」のγカーブが適用される。
従って、1stフィールドにおけるG先の画素Fgについては、POL=HすなわちVcom=Lであるので、VRH2としてVRH2S、VRL2としてVRL2Sの「補正あり」のγカーブが適用され、G先の画素Fgの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して2.0Vではなくて、2.0V−Vcとなる。そして、R後の画素Lrについては、VRH2としてVRH2N、VRL2としてVRL2Nの「補正なし」のγカーブが適用され、R後の画素Lrの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して4.0Vである。このR後の画素Lrの書き込みの際、G先の画素Fgの電位は、画素間寄生容量CppによりVc分、変動するが、(2.0V−Vc)+Vcとなり、結果として、共通電圧Vcomに対して2.0Vという所望の画素電位となる。
また、2ndフィールドにおいては、POL=LすなわちVcom=Hであるので、G先の画素Fgについては、VRH1としてVRH1S、VRL1としてVRL1Sの「補正あり」のγカーブが適用され、G先の画素Fgの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して2.0Vではなくて、2.0V−Vcとなる。そして、R後の画素Lrについては、VRH1としてVRH1N、VRL1としてVRL1Nの「補正なし」のγカーブが適用され、R後の画素Lrの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して4.0Vである。このR後の画素Lrの書き込みの際、G先の画素Fgの電位は、画素間寄生容量VppによりVc分、変動するが、(2.0V−Vc)+Vcとなり、結果として、共通電圧Vcomに対して2.0Vという所望の画素電位となる。
このように、先書きの画素電位を予め、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vc分補正して書き込むことにより、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vcを相殺させ、表示ムラを無くすことができる。しかも、ドライバ回路12が備えるγ回路ブロック30を流用することで、別回路を追加することなく、簡便に実用的な効果が得られる。
[第2実施形態の変形例]
第2実施形態では、先書きの画素電位を予め、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vc分補正して書き込むことにより、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vcを相殺させるようにしたが、図9に示すようにしてムラを解消してもよい。
図9(A)は、図8(A)と同様に、データシフトモードでの非反転シフト時の走査タイミングチャートを示す図で、図9(B)は、水平ライン反転駆動を行う場合おける、共通電圧Vcomの振幅が5.0V、G先の画素Fgの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して2.0V(中間調)、R後の画素Lrの書き込み電圧(映像信号Vsig)は共通電圧Vcomに対して4.0V(黒)、とした場合の画素電位波形を示す図である。
第2実施形態の変形例は、図9(B)に示すように、先書きの画素を補正せずに、後書きの画素電位を、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vc’分補正して書き込むことにより、隣接する画素を両者ともVc’分電位変動させて、表示ムラを無くそうとしたものである。(この場合、後書きの画素電位が第2実施形態の場合より補正分だけ大きくなるので、実際の補正値も第2実施形態の補正値よりや大きめ目にするとよい。具体的にはシフトする電圧Vc’は1/(1−(Cpp/(Cs+Clc+Cpp)×α))×Vcが望ましい。)
この場合、画面全体が画素間寄生容量Cppによる電位変動分Vc’だけシフトした画像になるが、そもそも電位変動分Vc’は書き込み電圧Vsigに対して2桁程度小さな微小な電圧であるため、画面全体の電圧がシフトしたとしても実用上支障はない。
この場合も、ドライバ回路12が備えるγ回路ブロック30を流用することで、別回路を追加することなく、簡便に実用的な効果が得られる。
以上は、水平ライン反転駆動の場合であるが、(擬似)ドット反転駆動の場合は、データシフト信号DSHIFTのMSBビットを1にすることによって、後の書き込み電圧に対して「補正あり」のγカーブが適用され、水平ライン反転駆動の場合と同様に、画素間寄生容量Cppによる電位変動Vcを従来に比して微小にすることができ、表示ムラを低減することができる。
このように、補正値として、ムラの目立ちやすい部分の階調(中間調)に合わせて全ての階調に対して一定値の補正を行うようにすると、回路を単純にしつつ、十分な効果を得ることができる。
さらに、補正量も(図6(D)に示すように)、簡単に切り替えることができるので、画素間寄生容量の異なる液晶に対しても柔軟に対応することができる。
また、上下反転のモードに対応して、補正の方向を(図6、図7に示すように)、簡単に切り替えることができるので、上記極性反転モードを含めていろいろな駆動モードに対しても柔軟に対応することができる。
このように、画素間寄生容量に起因して先に書き込まれた画素に発生する電位変動による表示ムラの問題を、駆動回路がもともと備える階調のガンマ補正を行う回路を流用して、適切な補正した信号を出力させることによって解決しているので、新たな回路を搭載する必要がなく、小スペース、ローコストでムラのない良好な表示を実現することができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上記第1実施形態のゲート2度書きによる手法と上記第2実施形態のデータシフトによる手法とを組み合わせても構わない。
また、第2実施形態は、γ回路ブロックを流用して電位変動分を予め補正するものとしたが、他の回路によって補正するようにしても良いことは勿論である。
上記第2実施形態では、補正電圧を階調によらず、一定値だけシフトするように作成したが、階調に応じて(1)式に相当する補正量を計算し、適切な補正電圧を作成するようにしてもよい。その場合も、γ回路ブロック30を用い、ガンマ曲線抵抗のTAPSW40の選択の仕方を階調に応じて切り替えるようにすれば簡便に実現できる。
また、例えば、Vsig(Fn−1)≠Vsig(Fn)の動画に対応するためには、フィールドメモリを含む回路を用いれば実現することができる。
以上、ノーマリーホワイトの液晶の場合について説明したが、画素にかかる電圧大きい程、透過率が上がる(明るくなる)ノーマリーブラックの液晶の場合も、明暗の向きが逆になるだけで、本発明は同様に適用できる。
さらに、スイッチング素子はTFTに限らず、ダイオード等でもよいことはいうまでもない。
また、マトリックス表示装置の画素は液晶に限らず容量性素子であれば、画素間寄生容量が発生するので、本発明により同様に表示ムラを低減することができる。
(A)は本発明の第1実施形態に係るマトリックス表示装置の全体構成を示す概略構成図であり、(B)は(A)中のLCDパネルの画素結線の概略図である。 図1(A)中のドライバ回路のブロック構成図である。 (A)は図2中のゲートドライバブロックの構成を示す図であり、(B)は(A)のゲートドライバブロックにおけるゲート2度書きモードでの非反転シフト時のタイミングチャートを示す図であり、(C)は同じく上下反転シフト時のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る波形を示したもので、(A)はゲート2度書きモードでの非反転シフト時の走査タイミングチャートを示す図であり、(B)は水平ライン反転駆動を行う場合における共通電圧の振幅が5.0V、G先の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して2.0V、R後の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して4.0V、そして、B先の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して2.0Vとした場合の画素電位波形を示す図であり、(C)は同じく共通電圧の振幅が5V、G先の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して2.0V、R後の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して1.0V、そして、B先の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して2.0Vとした場合の画素電位波形を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るマトリックス表示装置におけるγ回路ブロックの回路構成を示す図である。 (A)はγ回路ブロックでのPOLがL時のノーマルモード及びデータシフトモードのγカーブを示す図であり、(B)は同じくPOLがH時のノーマルモード及びデータシフトモードのγカーブを示す図であり、(C)はデータシフトモードにおける振幅調整信号に対する出力電圧の関係を示す図であり、(D)はシフト量を示す図である。 (A)は非反転シフト時のタイミングチャートを示す図であり、(B)は上下反転シフト時のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る波形を示したもので、(A)はデータシフトモードでの非反転シフト時の走査タイミングチャートを示す図であり、(B)は水平ライン反転駆動を行う場合における共通電圧の振幅が5.0V、G先の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して2.0V、R後の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して4.0Vとした場合の画素電位波形を示す図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る波形を示したもので、(A)はデータシフトモードでの非反転シフト時の走査タイミングチャートを示す図であり、(B)は水平ライン反転駆動を行う場合における共通電圧の振幅が5.0V、G先の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して2.0V、R後の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して4.0Vとした場合の画素電位波形を示す図である。 従来のマトリックス表示装置におけるソースラインを半分にした表示パネルの画素結線を示す概略図である。 図10の画素結線において各画素に映像信号を書き込む順番を示す図である。 図10の表示パネルの等価回路を示す図である。 図10の表示パネルでの表示ムラの例を示す図である。 表示パネルをTFTLCDパネルとした場合の各画素の構成を示す図である。 (A)は走査タイミングチャートを示す図であり、(B)は画素間寄生容量が無い場合の水平ライン反転駆動での画素電位波形を示す図である。 画素間寄生容量を考慮した場合の水平ライン反転駆動での画素電位波形を示す図で、特に、(A)は共通電圧の振幅が5.0V、G先の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して2.0V、R後の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して4.0Vとした場合を示す図であり、(B)は共通電圧の振幅が5.0V、G先の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して2.0V、R後の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して1.0Vとした場合の画素電位波形を示す図である。 画素間寄生容量を考慮した場合のドット反転駆動での画素電位波形を示す図で、特に、(A)は共通電圧の振幅が5.0V、G先の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して2.0V、R後の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して4.0Vとした場合の画素電位波形を示す図であり、(B)は共通電圧の振幅が5.0V、G先の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して2.0V、R後の画素の書き込み電圧は共通電圧に対して1.0Vとした場合の画素電位波形を示す図である。
符号の説明
10…LCDパネル、 12…ドライバ回路、 14…Vcom回路、 16…画素、 18…TFT、 20…配線、 22…ゲートドライバブロック、 24…ソースドライバブロック、 26…レベルシフタ回路、 28…タイミングジェネレータ(TG)部ロジック回路、 30…ガンマ(γ)回路ブロック、 32…レギュレータブロック、 34…アナログブロック、 36…3ビットカウンタ、 38…ガンマ曲線抵抗、 40…タップスイッチ(TAPSW)、 42…デジタル/アナログ変換回路(DAC)、 44…ソース出力アンプ F…G先の画素、 L…R後の画素、 Fg…G先の画素、 Lr…R後の画素、 Fb…B先の画素。

Claims (13)

  1. 行方向に第一の画素と第二の画素が隣接して配置され、
    前記第二の画素とは逆の行方向に、第一の信号線を挟んで前記第一の画素に隣接する第三の画素が配置され、
    前記第一の画素とは逆の行方向に、第二の信号線を挟んで前記第二の画素に隣接する第四の画素が配置され、
    前記第一の画素と前記第三の画素が前記第一の信号線を共用し、
    前記第二の画素と前記第四の画素が前記第二の信号線を共用し、
    前記第一の画素と前記第四の画素が第一の走査線に接続され、
    前記第二の画素と前記第三の画素が第二の走査線に接続されている表示装置であって、
    前記第一の画素または前記第二の画素に向けて、前記第一の画素と前記第二の画素との間の寄生容量に起因した電位変動分を補正した信号を出力させる補正回路を備え
    前記補正回路は、階調のガンマ補正を行うガンマ補正回路の少なくとも一部を用いて、前記補正した信号を出力させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記補正回路は、
    前記第一の画素及び前記第二の画素の内の、先に選択されるべき画素に向けて前記電位変動分を補正した信号を出力させ、後に選択されるべき画素に向けては前記電位変動分を補正することのない信号を出力させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記補正回路は、
    前記第一の画素及び前記第二の画素の内の、先に選択されるべき画素に向けて前記電位変動分を補正することのない信号を出力させ、後に選択されるべき画素に向けては前記電位変動分を補正した信号を出力させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記補正した信号の補正量は、階調によらず一定に設定されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。
  5. 前記補正した信号の補正量は、選択可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。
  6. 前記補正した信号の補正の方向は、駆動の方法に対応して切り替え可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。
  7. 行方向に対して、2画素毎に1本の信号線を配置し、
    前記信号線を挟んで前記行方向に隣接する2つの画素が、前記信号線を共用するとともにそれぞれ異なる走査線にスイッチング素子を介して接続されている表示装置であって、
    複数の前記走査線を順次選択する走査線駆動回路と、
    複数の前記信号線に、表示すべき情報に従った信号を出力する信号線駆動回路と、
    前記信号線駆動回路に、異なる信号線に接続されるとともに前記行方向に隣接配置された2つの画素の内の一方の画素に向けて、画素間寄生容量による電位変動分を補正した信号を出力させる補正回路と、を具備し、
    前記補正回路は、階調のガンマ補正を行うガンマ補正回路の少なくとも一部を用いて、前記補正した信号を出力させ、前記行方向に隣接配置された2つの画素の内の、先に選択されるべき画素に向けて、前記電位変動分を補正した信号を、前記信号線駆動回路に出力させることを特徴とする表示装置。
  8. 行方向に対して、2画素毎に1本の信号線を配置し、
    前記信号線を挟んで前記行方向に隣接する2つの画素が、前記信号線を共用するとともにそれぞれ異なる走査線にスイッチング素子を介して接続されている表示装置であって、
    複数の前記走査線を順次選択する走査線駆動回路と、
    複数の前記信号線に、表示すべき情報に従った信号を出力する信号線駆動回路と、
    前記信号線駆動回路に、異なる信号線に接続されるとともに前記行方向に隣接配置された2つの画素の内の一方の画素に向けて、画素間寄生容量による電位変動分を補正した信号を出力させる補正回路と、を具備し、
    前記補正回路は、階調のガンマ補正を行うガンマ補正回路の少なくとも一部を用いて、前記補正した信号を出力させ、前記行方向に隣接配置された2つの画素の内の、後に選択されるべき画素に向けて、前記電位変動分を補正した信号を、前記信号線駆動回路に出力させることを特徴とする表示装置。
  9. 行方向に第一の画素列と第二の画素列が隣接して配置され、
    前記第二の画素列とは逆の行方向に、第一の信号線を挟んで前記第一の画素列に隣接する第三の画素列が配置され、
    前記第一の画素列とは逆の行方向に、第二の信号線を挟んで前記第二の画素列に隣接する第四の画素列が配置され、
    前記第一の画素列と前記第三の画素列が前記第一の信号線を共用し、
    前記第二の画素列と前記第四の画素列が前記第二の信号線を共用し、
    前記第一の画素列と前記第四の画素列が、画素行毎に、各画素行に対応した第一の走査線に接続され、
    前記第二の画素列と前記第三の画素列が、画素行毎に、前記第一の走査線とは異なるとともに各画素行に対応した第二の走査線に接続されている表示装置であって、
    前記第一の画素列または前記第二の画素列に向けて、前記第一の画素列と前記第二の画素列とにおいて前記行方向に隣接する2つの画素間に生成される寄生容量に起因した電位変動分を補正した信号を出力させる補正回路を備え、
    前記第一の画素列または前記第二の画素列における各画素が列方向に隣接する2つの画素間で互いに異なる色成分に対応しており、
    前記補正回路は、階調のガンマ補正を行うガンマ補正回路の少なくとも一部を用いて、前記補正した信号を出力させることを特徴とする表示装置。
  10. 前記第一の画素列と前記第二の画素列との間で、前記行方向に隣接する2つの画素の色成分が互いに異なるとともに、当該異なる色成分の組み合わせが2画素行毎に等しいことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  11. 行方向に第一の画素と第二の画素が隣接して配置され、
    前記第二の画素とは逆の行方向に、第一の信号線を挟んで前記第一の画素に隣接する第三の画素が配置され、
    前記第一の画素とは逆の行方向に、第二の信号線を挟んで前記第二の画素に隣接する第四の画素が配置され、
    前記第一の画素と前記第三の画素が前記第一の信号線を共用し、
    前記第二の画素と前記第四の画素が前記第二の信号線を共用し、
    前記第一の画素と前記第四の画素が第一の走査線に接続され、
    前記第二の画素と前記第三の画素が第二の走査線に接続されている表示装置の駆動方法であって、
    階調のガンマ補正を行うガンマ補正回路の少なくとも一部を用いて、前記第一の画素または前記第二の画素に向けて、前記第一の画素と前記第二の画素との間の寄生容量に起因した電位変動分を補正した信号を出力することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  12. 前記所定の方向に隣接配置された2つの画素の内の、先に選択されるべき画素に向けて前記電位変動分を補正した信号を出力し、後に選択されるべき画素に向けては前記電位変動分を補正することのない信号を出力することを特徴とする請求項11に記載の表示装置の駆動方法。
  13. 前記所定の方向に隣接配置された2つの画素の内の、先に選択されるべき画素に向けて前記電位変動分を補正することのない信号を出力し、後に選択されるべき画素に向けては前記電位変動分を補正した信号を出力することを特徴とする請求項11に記載の表示装置の駆動方法。
JP2008283812A 2008-11-05 2008-11-05 表示装置及びその駆動方法 Expired - Fee Related JP4893726B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008283812A JP4893726B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 表示装置及びその駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008283812A JP4893726B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 表示装置及びその駆動方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006268950A Division JP2008089823A (ja) 2006-09-29 2006-09-29 マトリックス表示装置の駆動回路、表示装置及びマトリックス表示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009080493A JP2009080493A (ja) 2009-04-16
JP4893726B2 true JP4893726B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=40655230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008283812A Expired - Fee Related JP4893726B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 表示装置及びその駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4893726B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2999009B1 (fr) * 2012-12-04 2014-12-19 Wysips Dispositif pourvu d'un reseau photovoltaique optimise place devant une image

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3132904B2 (ja) * 1992-07-09 2001-02-05 富士通株式会社 アクティブマトリクス型表示装置
JPH06148680A (ja) * 1992-11-09 1994-05-27 Hitachi Ltd マトリクス型液晶表示装置
JP3039404B2 (ja) * 1996-12-09 2000-05-08 日本電気株式会社 アクティブマトリクス型液晶表示装置
JP4044347B2 (ja) * 2002-03-05 2008-02-06 松下電器産業株式会社 液晶表示装置の駆動方法
JP4193771B2 (ja) * 2004-07-27 2008-12-10 セイコーエプソン株式会社 階調電圧発生回路及び駆動回路
KR101061854B1 (ko) * 2004-10-01 2011-09-02 삼성전자주식회사 액정 표시 장치 및 그 구동 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009080493A (ja) 2009-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100910711B1 (ko) 액티브 매트릭스형 표시장치
JP4270310B2 (ja) アクティブマトリックス型表示装置の駆動回路、駆動方法及びアクティブマトリックス型表示装置
JP3039404B2 (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置
US7916106B2 (en) LCD driving device
US7898536B2 (en) Display apparatus and method of driving the same
US8330700B2 (en) Driving circuit and driving method of active matrix display device, and active matrix display device
US9646552B2 (en) Display device with a source signal generating circuit
JP2010033038A (ja) 表示パネル駆動方法及び表示装置
JP4142028B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の信号処理回路、処理方法および電子機器
US20100085492A1 (en) Display Device and Displaying Method
JP2010079151A (ja) 電気光学装置、その駆動方法、および電子機器
JP5115001B2 (ja) 表示パネル及びそれを用いたマトリックス表示装置
JP4525343B2 (ja) 表示駆動装置、表示装置及び表示駆動装置の駆動制御方法
JP5023740B2 (ja) 電気光学装置、データ信号の供給回路、供給方法および電子機器
JP4893726B2 (ja) 表示装置及びその駆動方法
KR20080017626A (ko) 액정표시장치
JP4678344B2 (ja) 電気光学装置、表示データの処理回路、処理方法および電子機器
JP4419727B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の補正量決定方法、駆動方法および電子機器
JP2007017597A (ja) 表示駆動装置及び駆動制御方法
JP2009063604A (ja) 電気光学装置、そのデータ処理回路、処理方法および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees