《第1実施形態》
本発明の第1実施形態では、ユーザが日ごろよく見る番組を「お好みチャンネル」として特定のチャンネルに登録する放送受信再生装置について説明する。
〈第1実施形態による放送受信再生装置1の構成〉
本発明の第1実施形態による放送受信再生装置1の構成を、図1を参照して説明する。
本実施形態による放送受信再生装置1は、リモコン制御受信手段11と、ユーザ制御手段12と、お好みチャンネル番組関連付け管理手段13と、アンテナ14と、第1放送選局手段15と、映像音声信号処理手段16と、出力手段17と、番組情報取得保存手段18と、番組情報解析手段19と、番組表編集生成手段20と、番組情報表示制御手段21と、選局指示番号チャンネル判断手段22と、選局切替制御手段23と、選局指示番号対応チャンネル管理手段24と、お好みチャンネル選局制御手段25と、画面表示制御手段26と、表示制御手段27と、装置表示手段28とを有する。
リモコン制御受信手段11は、ユーザのリモコン操作による放送受信再生装置1に対する制御信号を受信してユーザ制御手段12に送出する。
ユーザ制御手段12は、リモコン制御受信手段11から送出された制御信号、またはユーザの操作により入力された制御信号を取得する。
また、ユーザ制御手段12は、取得した制御信号のうち、選局するチャンネルを指示するための選局指示番号を、選局指示番号チャンネル判断手段22に送出する。
また、ユーザ制御手段12は、取得した制御信号のうち、ユーザがよく見る放送番組を登録するためのお好みチャンネルを設定するお好みチャンネル設定要求、または設定されたお好みチャンネルに放送番組を登録するためのお好み番組登録要求を、お好みチャンネル番組関連付け管理手段13に送出する。
お好みチャンネル番組関連付け管理手段13は、お好みチャンネル設定要求を取得すると、お好みチャンネルとして設定する選局指示番号をユーザ制御手段12からの指示または自動設定により取得し登録する。
また、お好みチャンネル番組関連付け管理手段13は、お好み番組登録要求を取得すると、このお好み番組登録要求で登録が要求されている番組の番組情報を後述する番組情報取得保存手段18から番組情報解析手段19を介して取得してお好み番組として登録する。
アンテナ14は、放送局から送信される放送電波を受信する。
第1放送選局手段15は、チューナーであり、チャンネル判断手段から取得した選局指示に従って、アンテナ14において受信された放送電波からユーザが視聴する視聴チャンネルを選局する。
映像音声信号処理手段16は、第1放送選局手段15で選局されたチャンネルの圧縮された放送信号を放送電波から取得し、再生するために伸張して再生信号を生成する。
また、映像音声信号処理手段16は、画面表示制御手段26から取得される選局指示番号の表示値、および、番組情報表示制御手段21から取得される番組表データを表示するための表示信号を生成する。
出力手段17は、映像音声信号処理手段16で生成された再生信号を、外部の表示手段で表示させる表示信号に変換する。
番組情報取得保存手段18は、第1放送選局手段15を介してアンテナ14から受信した放送電波から、または外部回線を通じて全チャンネルの所定期間の番組情報を取得して保存する。
番組情報解析手段19は、番組情報取得保存手段18で保存した番組情報を解析して特定の番組情報の抽出を行う。
番組表編集生成手段20は、番組情報解析手段19から取得された番組情報およびお好みチャンネル番組関連付け管理手段13に登録されているお好み番組の情報を基に、ユーザ独自のお好みチャンネルを含む放送番組一覧を示す番組表データを作成する。
番組情報表示制御手段21は、番組表編集生成手段20において生成された番組表データにおいて、ユーザ制御手段12から時間枠が操作されたときに該当する放送番組が表示されるように、各放送番組の時間枠と選局指示番号チャンネル判断手段22で生成される選局指示とを対応づける。
選局指示番号チャンネル判断手段22は、ユーザ制御手段12または後述するお好みチャンネル選局制御手段25から取得する選局指示番号から、後述する選局指示番号対応チャンネル管理手段24で管理される選局関連付け情報を基に選局要求を生成し、選局切替制御手段23に送出する。
また、選局指示番号チャンネル判断手段22は、ユーザ制御手段12から取得する選局指示番号を、表示値として画面表示制御手段26および表示制御手段27に送出する。この際、ユーザ制御手段12からお好みチャンネルの選局指示番号が取得されたときには、お好みチャンネルとして設定された選局指示番号を送出する。
選局切替制御手段23は、選局指示番号チャンネル判断手段22から取得した選局要求に基づいて、第1放送選局手段15で選局するチャンネルを切り替える制御を行う。
選局指示番号対応チャンネル管理手段24は、ユーザ制御手段12などから取得される選局指示番号と実際の放送チャンネルとを関連付けた選局関連付け情報を記憶する。
お好みチャンネル選局制御手段25は、ユーザ制御手段12の指示によりお好みチャンネルの選局指示番号が選択されると、お好みチャンネル番組関連付け管理手段13において登録されているお好みチャンネルの情報を取得して解析し、現在時刻に対応するお好み番組の放送チャンネルの選局指示番号を生成して選局指示番号チャンネル判断手段22に送出する。
画面表示制御手段26は、選局指示番号チャンネル判断手段22で生成された選局要求に基づく選局指示番号を表示値として取得し、映像音声信号処理手段16を介して放送番組の再生信号とともに出力手段17から表示装置に表示させるために送出する。
表示制御手段27は、選局指示番号チャンネル判断手段22で生成された選局要求に基づく選局指示番号を表示値として取得し、装置表示手段28に表示させるために送出する。
装置表示手段28は、装置内に設けられ、装置の操作状況や動作状況を表示する。
また、本実施形態による放送受信再生装置1を操作するために利用するリモコン装置4を示す正面図を図2に示す。
図2に示すように、リモコン装置4は、電源のON/OFFの切り替えを行う指示を送信する電源ボタン41、各チャンネルが割り付けられた選局指示番号を送信する選局ボタン群42、操作時点における機器の状態や選局状態を表示する指示を送信する画面表示ボタン43等の操作ボタンを有する。
本実施形態によるリモコン装置4は、一般的に用いられているTVリモコンやVTRリモコンのような形状であり、特別な操作ボタン等も必要としないが、別途特殊機能ボタンを追加することによって本実施形態で利用する機能を呼び出すようにしてもよい。
また、本実施形態においてはお好みチャンネルを選局ボタン群42の中のボタンに割り付け、通常のチャンネルを選局するときと同じ操作でお好みチャンネルを選局することができる。
また、本実施形態においては画面表示ボタン43の操作により選局中のチャンネルの選局指示番号を表示させるものであり、お好みチャンネルを選局したときにはお好みチャンネルとして設定された選局指示番号を表示させる。
〈第1実施形態による放送受信再生装置1の動作〉
次に、本実施形態による放送受信再生装置1により、お好みチャンネルの設定および番組登録処理、番組表表示処理、登録番組重複処理、および放送チャンネル切替処理を行うときの動作について説明する。
[お好みチャンネルの設定および番組登録処理]
本実施形態による放送受信再生装置1を用いて、お好みチャンネルを設定する処理、およびお好みチャンネルへの番組登録処理を行うときの動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、放送受信再生装置1に電源が投入された状態で、ユーザによりリモコン制御受信手段11を介して行われたリモコン操作またはユーザにより行われた直接操作により、ユーザが日ごろよく見る番組を登録するお好みチャンネルを設定するためお好みチャンネル設定要求が取得されたか否かがユーザ制御手段12において監視される(S1の「NO」)。
ユーザ制御手段12においてお好みチャンネル設定要求が取得されたと判断されたときには(S1の「YES」)、このお好みチャンネル設定要求がお好みチャンネル番組関連付け管理手段13に送出される。
お好みチャンネル番組関連付け管理手段13では、お好みチャンネル設定要求が取得されると、お好みチャンネルとして設定する選局指示番号がユーザ制御手段12からの指示または自動設定により取得される(S2)。
ステップS2において選局指示番号が取得されると、お好みチャンネル番組関連付け管理手段13においてこの選局指示番号がお好みチャンネルとして設定される。
お好みチャンネルの選局指示番号が設定された状態で、ユーザによるユーザ制御手段12の操作により、日ごろよく見る番組をお好みチャンネルに登録するためのお好み番組登録要求が入力されると、このお好み番組登録要求がお好みチャンネル番組関連付け管理手段13に送出される。
お好みチャンネル番組関連付け管理手段13においてお好み番組登録要求が取得されると、このお好み番組登録要求で登録が要求されている番組の番組情報が番組情報取得保存手段18から番組情報解析手段19を介して取得される(S3)。
このとき、番組情報取得保存手段18に保存されている全チャンネルの所定期間の番組情報の中から、番組情報解析手段19において登録が要求されている番組の番組情報が抽出されお好みチャンネル番組関連付け管理手段13に送出される。
お好みチャンネル番組関連付け管理手段13において登録が要求されている番組の番組情報が取得されると、既に登録されているお好み番組と放送時間が重複していないかチェックされる(S4)。
既に登録されている番組との放送時間の重複がないと判断されたときは(S4の「NO」)、登録が要求された番組がお好み番組としてお好みチャンネル番組関連付け管理手段13に登録される(S5)。
お好みチャンネル番組関連付け管理手段13では、取得されたお好み番組の番組情報とお好みチャンネルとして設定された選局指示番号とが関連付けられることにより、お好み番組登録が要求されたお好み番組が登録される。
ステップS4において、既に登録されている番組との放送時間の重複があると判断されたときには(S4の「YES」)、後述する登録番組重複処理が施され(S6)、登録が可能であれば(S7の「YES」)登録が要求された番組がお好み番組としてお好みチャンネル番組関連付け管理手段13に登録される(S5)。
ステップS7において登録が不可能であれば(S7の「NO」)、お好み番組登録要求は却下され(S8)、処理が終了する。
[番組表表示処理]
次に、本実施形態における放送受信再生装置1を用いて、お好みチャンネル番組関連付け管理手段13にお好み番組が登録されていない状態、または上述した処理によりお好み番組が登録された状態における番組表の表示処理が行われたときの動作について、図4のフローチャートおよび図5の画面表示図を参照して説明する。
まず、ユーザの操作によりユーザ制御手段12から番組表を表示させるための番組表表示要求が送出されると(S11の「YES」)、番組表編集生成手段20においてお好みチャンネル番組関連付け管理手段13にお好み番組が登録されているか否かが確認される(S12)。
お好みチャンネル番組関連付け管理手段13にお好み番組が登録されていると判断されたときには(S12の「YES」)、番組表編集生成手段20においてこのお好み番組の情報が取得される(S13)。
番組表編集生成手段20においてこのお好み番組の情報が取得されたとき、またはステップS12においてお好みチャンネル番組関連付け管理手段13にお好み番組が登録されていないと判断されたとき(S12の「NO」)は、番組表編集生成手段20において全チャンネルの所定期間の番組情報が番組情報取得保存手段18から番組情報解析手段19を介して取得される(S14)。
番組表編集生成手段20において番組情報が取得されると、縦方向に放送番組の放送時間を示すための時刻が表示され、横方向に各チャンネルの選局指示番号が表示されることにより、各放送番組の放送予定の情報が時間枠で示された番組表データが作成される(S15)。
番組表編集生成手段20において番組表データが作成されると、この番組表データにおいてユーザ制御手段12から時間枠が操作されたときに該当する放送番組が表示されるように、各放送番組の時間枠と選局指示番号チャンネル判断手段22で生成される選局指示とが番組情報表示制御手段21において対応づけられる。
この番組表データは映像音声信号処理手段16に送出されて表示させるための表示信号に変換され、出力手段17を介して外部の表示装置に番組表が表示される(S16)。
ここで、お好み番組が登録されていない番組情報の番組表が表示装置に表示された状態を、図5(A)に示す。
図5(A)においては、チャンネル「CH1」、「CH2」、「CH3」、「CH4」について時刻12:00〜16:00に放送される放送番組「あ」〜「そ」の番組情報が、番組表として表示されている。
また、お好み番組が登録されている番組情報の番組表が表示装置に表示された状態を、図5(B)に示す。
本実施形態においては、図5(B)で示されるチャンネル「CH2」の番組「か」(以下、『番組「か」(CH2)』のように記載する)、番組「す」(CH4)、番組「そ」(CH4)がお好み番組としてお好みチャンネル番組関連付け管理手段13に登録されており、これらの情報が番組表編集生成手段20において取得されている。
番組表編集生成手段20においてお好み番組の情報および番組が取得されると、上述したお好み番組が登録されていない場合と同様の番組表の横方向に、お好みチャンネル(本実施形態においてはチャンネル「CH5」が設定されているものとする)が追加された番組表データが作成され、図5(A)の番組表の中の番組「か」(CH2)、番組「す」(CH4)、番組「そ」(CH4)の番組情報が、お好みチャンネルであるチャンネル「CH5」の時間枠にも入力された番組表が表示される。
以上のように、お好み番組が登録されているときには、番組表にお好みチャンネルの選局指示番号が表示されるとともに、お好み番組の番組情報が表示される。
[登録番組重複処理]
次に、本実施形態による放送受信再生装置1を用いて、上述したステップS6の登録番組重複処理について詳細に説明する。この登録番組重複処理については装置の機能等により種々の処理方法があり、ここでは(1)および(2)の2つの処理方法について説明する。
−登録番組重複処理(1)−
登録番組重複処理(1)について、図6のフローチャートおよび図7の画面表示図を参照して説明する。
ここでは、図7(A)に示すようにお好みチャンネル「CH5」に番組「か」、番組「す」、および番組「そ」が既存登録番組として登録されており、新規にお好みチャンネルに番組「こ」の登録が要求されているものとする。
新規にお好みチャンネルに番組「こ」の登録が要求されると、既存登録番組「か」と放送時間が重複することがお好みチャンネル番組関連付け管理手段13において検出される(S21)。
新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組と既存登録番組との間で、放送時間に重複があるとお好みチャンネル番組関連付け管理手段13において判断されると(S21)、この既存登録番組「か」との重複があることを示す警告画面情報および登録が要求されている番組「こ」と既存登録番組「か」との何れを登録するかを選択させる選択画面情報が生成され、出力手段17より表示装置に出力され表示される(S22)。
これらの画面が表示されると、ユーザによる選択指示待ちの状態になる。
ユーザのユーザ制御手段12の操作により、既存登録番組が選択されると(S23の「YES」)、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組の登録はキャンセルされ、図3のステップS1に戻り、お好みチャンネルの設定要求待ち状態になる(S24)。
ステップS23において、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組が選択されると(S23の「NO」)、重複していた既存登録番組の登録が解除され(S25)、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組がお好み番組として登録される(S26)。
ここでは、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組「こ」が選択され、番組「か」の登録が解除されるとともに番組「こ」が新たに登録され、図7(B)に示すように表示される。
お好み番組の登録が完了すると、図3のステップS1に戻り、お好みチャンネルの設定要求待ち状態になる(S24)。
以上の登録番組重複処理(1)によれば、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組と既存登録番組との間で放送時間に重複があるときには、これらのうち何れかが選択されてお好みチャンネルに登録される。
−登録番組重複処理(2)−
登録番組重複処理(2)について、図8のフローチャートおよび図9の画面表示図を参照して説明する。
ここでは、図9(A)に示すようにお好みチャンネル「CH5」に番組「か」、番組「す」、および番組「そ」が既存登録番組として登録されており、新規にお好みチャンネルに番組「い」の登録が要求されているものとるする。
新規にお好みチャンネルに番組「い」の登録が要求されると、既存登録番組「か」と放送時間が重複することがお好みチャンネル番組関連付け管理手段13において検出される(S31)。
新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組と既存登録番組との間で、放送時間に重複があるとお好みチャンネル番組関連付け管理手段13において判断されると(S31)、この既存登録番組「か」との重複があることを示す警告画面情報および登録が要求されている番組「い」と既存登録番組「か」との何れを優先するかを選択させる選択画面情報が生成され、出力手段17より表示装置に出力され表示される(S32)。
これらの画面が表示されると、ユーザによる選択指示待ちの状態になる。
ユーザのユーザ制御手段12の操作により、既存登録番組が優先する番組として選択されると(S33の「YES」)、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組の放送時間と既存登録番組の放送時間とが比較され、登録が要求されている番組の放送時間の中で既存登録番組の放送時間と重複していない非重複部分があるか否かが判断される(S34)。
登録が要求されている番組の放送時間の中で既存登録番組との非重複部分があると判断されたときは(S34の「YES」)、この非重複部分が抽出され、お好みチャンネルとして登録される(S35)。
ステップS34において非重複部分がないと判断されたときは(S34の「NO」)、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組の登録はキャンセルされ、図3のステップS1に戻り、お好みチャンネルの設定要求待ち状態になる(S36)。
また、ステップS33において新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組が優先する番組として選択されると(S33の「NO」)、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組の放送時間と既存登録番組の放送時間とが比較され、既存登録番組の放送時間の中で登録が要求されている番組の放送時間と重複していない非重複部分があるか否かが判断される(S37)。
図9においては、優先する番組として新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組「い」が選択され、番組「か」の放送時間の中に番組「い」の放送時間との非重複部分があるか否かが判断される。
既存登録番組の放送時間の中で登録が要求されている番組との非重複部分があると判断されたときは(S37の「YES」)、この非重複部分が抽出され、お好みチャンネルへの登録のし直しが行われる(S38)。
ここでは、番組「い」の放送時間は時刻13:30〜14:00であり、番組「か」の放送時間は時刻12:30〜14:00であり、時刻12:30〜13:30の間は非重複部分であるため、この部分の番組「か」が抽出され、お好みチャンネルへの登録のし直しが行われる。
既存登録番組の登録し直しが行われると、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組がお好み番組としてお好みチャンネルに登録される(S39)。
ここでは、番組「い」が放送予定時間どおり、時刻13:30〜14:00に登録され、図9(B)に示すように表示される。
また、ステップS37で非重複部分がないと判断されたとき(S37の「NO」)は、既存登録番組の登録が解除された後、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組がお好み番組としてお好みチャンネルに登録される(S39)。
新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組がお好みチャンネルに登録されると図3のステップS1に戻り、お好みチャンネルの設定要求待ち状態になる(S36)。
以上の登録番組重複処理(2)によれば、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組と既存登録番組との間で放送時間に重複があるときには、ユーザにより選択された番組が優先的にお好みチャンネルに登録され、選択されなかった番組は登録された番組と重複しない部分がある場合にその部分のみ登録される。
[放送チャンネル切替処理]
次に、上述したようにお好みチャンネルにお好み番組が登録された状態で、本実施形態による放送受信再生装置1を用いて表示装置に表示させる番組の放送チャンネルを切り替える処理について図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、放送受信再生装置1にユーザ制御手段12から電源が投入されると(S41)、起動処理が行われ、テレビジョン放送の受信処理および出力処理が開始される(S42)。
テレビジョン放送の受信処理が開始されると、選局指示番号チャンネル判断手段22においてデフォルトで設定されている選局指示番号と関連付けられている放送チャンネルが選局指示番号対応チャンネル管理手段24から取得され、取得された放送チャンネルへの選局要求が生成される。
生成された選局要求は、選局切替制御手段23を介して第1放送選局手段15に送出される。
また、選局指示番号チャンネル判断手段22で生成された選局要求に基づく選局指示番号が、表示値として画面表示制御手段26および表示制御手段27に送出される。
画面表示制御手段26で取得された表示値としての選局指示番号は、映像音声信号処理手段16を介して放送番組の再生信号とともに出力手段17から表示装置に送出され、ユーザ制御手段12からの要求にしたがって表示される。
また、表示制御手段27で取得された表示値としての選局指示番号は、放送受信再生装置1内に設けられた装置の操作状況や動作状況を表示する装置表示手段28に送出され、ユーザ制御手段12からの要求にしたがって表示される。
第1放送選局手段15では、選局切替制御手段23から取得した選局要求に従って、アンテナ14から受信された放送電波から受信するチャンネルが選局される。
第1放送選局手段15においてチャンネルが選局されると、このチャンネルの圧縮された放送番組の放送信号が映像音声信号処理手段16で取得されて再生するための再生信号が生成され、出力手段17から表示装置に送信されることで出力処理が行われる。
このようにしてデフォルトで設定されたチャンネルの放送番組が出力されると、さらにユーザの操作によりチャンネルを切り替えるためのチャンネル切替要求が取得されたか否かがユーザ制御手段12で判断される(S43)。
ユーザ制御手段12においてチャンネル切替要求が取得されていないときは(S43の「NO」)、選局指示番号チャンネル判断手段22において、現在選局中の選局指示番号がお好みチャンネルとして設定された選局指示番号か否かが判断される(S44)。
選局指示番号チャンネル判断手段22において、現在選局中の選局指示番号がお好みチャンネルとして設定された選局指示番号ではないと判断されたときは(S44の「NO」)、ステップS43に戻り、チャンネル切替要求が取得されたか否かが監視される。
ステップS44において、現在選局中の選局指示番号がお好みチャンネルとして設定された選局指示番号であると判断されたときは(S44の「YES」)、お好みチャンネル番組関連付け管理手段13に登録されているお好み番組の情報がお好みチャンネル選局制御手段25に送出され、お好みチャンネル選局制御手段25において現在時刻に対応するお好みチャンネルの登録内容が解析される。
お好みチャンネル選局制御手段25において解析された現在時刻に対応するお好みチャンネルの登録内容は選局指示番号チャンネル判断手段22を介して選局指示番号対応チャンネル管理手段24で取得され、選局中のチャンネルがお好みチャンネルの登録内容に合っているかチェックされる(S45)。
選局指示番号対応チャンネル管理手段24において選局中のチャンネルがお好みチャンネルの登録内容に合っているときにはチャンネルの切替は必要ないと判断され(S46の「NO」)、ステップS43に戻り、チャンネル切替要求が取得されたか否かが監視される。
また、選局指示番号対応チャンネル管理手段24において選局中のチャンネルがお好みチャンネルの登録内容に合っていないときには、お好みチャンネルの登録内容に合わせるためにチャンネル切替が必要であると判断され(S46の「YES」)、お好みチャンネル選局制御手段25で解析されたチャンネルへ切り替えるための選局要求が選局指示番号チャンネル判断手段22において生成される(S47)。
選局指示番号チャンネル判断手段22において選局要求が生成されると、選局切替制御手段23を介して第1放送選局手段15に送出され、チャンネルが切り替えられる。
お好みチャンネルの登録内容に合ったチャンネルに切り替えられると、電源がOFFにされなければ(S48の「NO」)、ステップS43に戻り、チャンネル切替要求が取得されたか否かが監視される。
また、ステップS43において、ユーザ制御手段12でチャンネル切替要求が取得されたときは(S43の「YES」)、取得されたチャンネル切替要求がお好みチャンネルへの切替を要求しているか否かが選局指示番号対応チャンネル管理手段24において判断される(S49)。
選局指示番号対応チャンネル管理手段24において、取得されたチャンネル切替要求がお好みチャンネルへの切替を要求していると判断されたときは、お好みチャンネルとして設定されている選局指示番号が、表示値として画面表示制御手段26および表示制御手段27に送出される。
画面表示制御手段26に送出された選局指示番号はユーザ制御手段12からの要求などにより必要に応じて外部の表示装置に表示され、表示制御手段27に送出された選局指示番号はユーザ制御手段12からの要求などにより必要に応じて装置表示手段28に表示される(S50)。
また、選局指示番号対応チャンネル管理手段24において、取得されたチャンネル切替要求がお好みチャンネルへの切替を要求していると判断されたときは、お好みチャンネル番組関連付け管理手段13に登録されているお好み番組の情報がお好みチャンネル選局制御手段25で取得されて解析され、現在時刻に該当するお好み番組の放送チャンネルが取得される。
お好みチャンネル選局制御手段25において現在時刻に該当するお好み番組の放送チャンネルが取得されると、選局指示番号チャンネル判断手段22においてこの放送チャンネルを選局するための選局要求が生成される。
さらに、選局指示番号チャンネル判断手段22において生成された選局要求が、選局切替制御手段23を介して第1放送選局手段15に送出され、現在時刻に該当するお好み番組を出力する放送にチャンネルが切り替えられる(S51)。
ステップS51においてチャンネルが切り替えられた後、電源がOFFにされなければ(S48の「NO」)、ステップS43に戻り、チャンネル切替要求が取得されたか否かが監視される。
また、ステップS49において、選局指示番号対応チャンネル管理手段24において、取得されたチャンネル切替要求がお好みチャンネル以外への切替を要求していると判断されたときは(S49の「NO」)、切り替えが要求されたチャンネルの選局指示番号が表示値として、選局指示番号チャンネル判断手段22から画面表示制御手段26および表示制御手段27に送出される。
画面表示制御手段26に送出された選局指示番号はユーザ制御手段12からの要求などにより必要に応じて外部の表示装置に表示され、表示制御手段27に送出された選局指示番号はユーザ制御手段12からの要求などにより必要に応じて装置表示手段28に表示される(S52)。
また、選局指示番号チャンネル判断手段22において、この切り替えが要求されたチャンネルを選局するための選局要求が生成される。
さらに、選局指示番号チャンネル判断手段22において生成された選局要求が、選局切替制御手段23を介して第1放送選局手段15に送出され、現在時刻に該当するお好み番組を出力する放送にチャンネルが切り替えられる(S53)。
ステップS53においてチャンネルが切り替えられた後、電源がOFFにされなければ(S48の「NO」)、ステップS43に戻り、チャンネル切替要求が取得されたか否かが監視される。
以上の第1実施形態によれば、ユーザ固有のお好みチャンネルを設定してユーザの所望のお好み番組を登録することにより、ユーザがよく視聴する番組を通常の選局番号指定によるチャンネル切替処理を行うときと同様の簡単な操作で迅速に表示させることができる。
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態では、ユーザが日ごろよく見る番組を「お好みチャンネル」として特定のチャンネルに登録する処理を、タイムシフト機能を利用してさらに効率よく行う放送受信再生装置について説明する。
〈第2実施形態による放送受信再生装置2の構成〉
本発明の第2実施形態による放送受信再生装置2の構成を、図11を参照して説明する。
本実施形態による放送受信再生装置2は、第2放送選局手段29、データ蓄積手段30、および録画再生制御手段31を有する他は第1実施形態による放送受信再生装置1の構成と同様であるため詳細な説明を省略する。
第2放送選局手段29は、チューナーであり、チャンネル判断手段から取得した選局指示に従って、アンテナ14において受信された放送電波からユーザが視聴する視聴チャンネルを選局する。
データ蓄積手段30は、後述するタイムシフト再生用に受信された放送番組の放送信号を録画し、タイムシフト再生要求に応じてこの録画した放送信号を映像音声信号処理手段16に送出する。
録画再生制御手段31は、データ蓄積手段30で録画、または再生する処理を制御する。
また、上記の構成をとることにより、第1実施形態の機能に加えて、映像音声信号処理手段16においては、第1放送選局手段15または第2放送選局手段29で選局されたチャンネルの圧縮された放送信号を放送電波から取得し、再生するために伸張して再生信号を生成する。
また、番組情報取得保存手段18は、第1放送選局手段15または第2放送選局手段29を介してアンテナ14から受信した放送電波から、または外部回線を通じて全チャンネルの所定期間の番組情報を取得して保存する。
また、選局切替制御手段23においては、選局指示番号チャンネル判断手段22から取得した選局要求に基づいて、第1放送選局手段15または第2放送選局手段29で選局するチャンネルを切り替える制御を行う。
〈第2実施形態による放送受信再生装置2の動作〉
本実施形態による放送受信再生装置2において、お好みチャンネルの設定および番組登録処理、および番組表表示処理の動作は第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
[登録番組重複処理]
次に、本実施形態による放送受信再生装置2を用いて、図3のステップS6の登録番組重複処理(3)について詳細に説明する。
−登録番組重複処理(3)−
登録番組重複処理(3)について、図12のフローチャートおよび図13の画面表示図を参照して説明する。
ここでは、図13(A)に示すようにお好みチャンネル「CH5」に番組「か」、番組「す」、および番組「そ」が既存登録番組として登録されており、新規にお好みチャンネルに番組「う」の登録が要求されているものとるする。
新規にお好みチャンネルに番組「う」の登録が要求されると、既存登録番組「す」と放送時間が重複することがお好みチャンネル番組関連付け管理手段13において検出される(S61)。
新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組と既存登録番組との間で、放送時間に重複があるとお好みチャンネル番組関連付け管理手段13において判断されると(S61)、この既存登録番組「す」との重複があることを示す警告画面情報および登録が要求されている番組「う」と既存登録番組「す」との何れを優先するかを選択させる選択画面情報が生成され、出力手段17より表示装置に出力され表示される(S62)。
これらの画面が表示されると、ユーザによる選択指示待ちの状態になる。
ユーザのユーザ制御手段12の操作により、既存登録番組が優先する番組として選択されると(S63の「YES」)、登録が要求されている番組の録画予約情報がお好みチャンネル番組関連付け管理手段13において生成され、録画再生制御手段31に送出されることにより録画予約が登録される(S64)。
録画予約された時刻になると、第1放送選局手段15または第2放送選局手段29のうち、放送番組の受信が行われていないほうの選局手段を介して録画対象の放送番組の放送信号が受信され、録画再生制御手段31の制御によりデータ蓄積手段30に番組データが録画される。
ステップS64において登録が要求されている番組の録画予約が登録されると、この録画予約により録画される登録が要求されている番組が、お好みチャンネルにおいて再生可能な時間にシフトされ、お好み番組として登録される(S65)。
図13においては、ステップS63で既存登録番組「す」が優先する番組として選択され、登録が要求されている番組「う」の録画予約が登録される。
番組「う」の録画予約が登録されると、番組「う」の再生時間が30分後にシフトされた位置にお好み番組として登録される。
つまり、番組「う」の本来の放送時間は時刻14:00〜15:00であるが、この時間のうち時刻14:00〜14:30は登録を優先させた既存登録番組「す」の放送時間であるため、番組「う」の再生時間を時刻14:30〜15:30にシフトさせることにより、お好みチャンネル「CH5」への番組「う」の登録を可能にしている。
登録が要求されている番組がお好み番組として登録が完了すると、図3のステップS1に戻り、お好みチャンネルの設定要求待ち状態になる(S66)。
また、ステップS63において新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組が優先する番組として選択されると(S63の「NO」)、重複していた既存登録番組の登録が解除され(S67)、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組がお好み番組として登録される(S68)。
登録が要求されている番組がお好み番組として登録されると、既存登録番組の録画予約情報がお好みチャンネル番組関連付け管理手段13において生成され、録画再生制御手段31に送出されることにより録画予約が登録される(S69)。
既存登録番組の録画予約が登録されると、この録画予約により録画される既存登録番組がお好みチャンネルにおいて再生可能な時間にシフトされ、お好み番組として登録される(S70)。
既存登録番組がお好み番組として登録が完了すると、図3のステップS1に戻り、お好みチャンネルの設定要求待ち状態になる(S66)。
以上の登録番組重複処理(3)によれば、新規にお好みチャンネルに登録が要求されている番組と既存登録番組との間で放送時間に重複があるときには、これらのうち何れかが録画予約され、再生可能な時間にシフトしてお好みチャンネルに登録される。
ここで、図13おいては録画した番組データを、お好みチャンネルにおける連続した空き時間枠に登録しているが、複数の空き時間枠に分散して登録することも可能である。
[放送チャンネル切替処理]
次に、上述したようにお好みチャンネルにお好み番組が登録された状態で、本実施形態による放送受信再生装置2を用いて表示装置に表示させる番組の放送チャンネルを切り替える処理について図14のフローチャートを参照して説明する。
図14において、ステップS71〜S75の処理は、図10のステップS41〜S45の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS75において、選局中のチャンネルがお好みチャンネルの登録内容に合っているか否かのチェックにより、現在の時刻において録画による番組がお好みチャンネルに登録されているか否かが判断される(S76)。
録画による番組がお好みチャンネルに登録されているときには(S76の「YES」)、お好みチャンネル選局制御手段25においてお好みチャンネル番組関連付け管理手段13から該当するお好み番組の登録情報が取得され、録画再生制御手段31の制御によりこのお好み番組の番組データがデータ蓄積手段30から映像音声信号処理手段16に送出される。
映像音声信号処理手段16で取得された番組データは、再生信号に変換され、出力手段17を介して表示装置に出力され再生される(S77)。
録画された番組がお好みチャンネルの登録に従って再生されるとステップS73に戻り、チャンネル切替要求が取得されたか否かが監視される。
ステップS76において録画による番組がお好みチャンネルに登録されていないときは(S76の「NO」)、選局指示番号対応チャンネル管理手段24において選局中のチャンネルがお好みチャンネルの登録内容に合っていればチャンネルの切替は必要ないと判断され(S78の「NO」)、ステップS73に戻り、チャンネル切替要求が取得されたか否かが監視される。
また、選局指示番号対応チャンネル管理手段24において選局中のチャンネルがお好みチャンネルの登録内容に合っていないときには、お好みチャンネルの登録内容に合わせるためにチャンネル切替が必要であると判断され(S78の「YES」)、お好みチャンネル選局制御手段25で解析されたチャンネルへ切り替えるための選局要求が選局指示番号チャンネル判断手段22において生成される(S79)。
選局指示番号チャンネル判断手段22において選局要求が生成されると、選局切替制御手段23を介して第1放送選局手段15に送出され、チャンネルが切り替えられる。
お好みチャンネルの登録内容に合ったチャンネルに切り替えられると、電源がOFFにされなければ(S80の「NO」)、ステップS73に戻り、チャンネル切替要求が取得されたか否かが監視される。
また、ステップS73において、ユーザ制御手段12でチャンネル切替要求が取得されたときの処理(ステップS81〜S85)については、図10のステップS49〜S53と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、図15の番組表に示すようにチャンネルごとに放送される番組が予定され、またお好みチャンネルが登録されている状態において、本実施形態による放送チャンネル切替処理を行う場合の操作例1および2について図16を参照して説明する。
図15において、表示されている番組表は、時刻12:00〜18:00の間に、チャンネル「CH1」において番組「た」、「ち」、「つ」、「て」、「と」、「な」、「に」が放送予定であり、チャンネル「CH2」において番組「ぬ」、「ね」、「の」、「は」、「ま」、「や」、「ら」が放送予定であり、お好みチャンネル「CH5」において番組「ち」、「ね」、「は」、「ま」、「な」が登録されている状態であることを示している。
お好みチャンネル「CH5」に登録された番組のうち、番組「な」は、録画された後再生時間が30分後にシフトされて再生されるように登録されている。
図15の番組表に示すように放送番組が予定されている状態で、図16の操作例1に基づいて操作が行われる場合について図14のフローチャートと合わせて説明する。
まず、時刻12:00にユーザの操作によりチャンネル「CH1」が選局されると、(S71〜73、S81)、装置表示手段28にはチャンネル「1」が表示され、表示装置には番組「た」が表示される(S84、S85)。
以降、時刻14:30までの間はチャンネルの切り替えが要求されず(S74の「NO」)、番組「た」に続いて番組「ち」、「つ」、「て」が表示される。
時刻14:30になるとユーザの操作によりチャンネル「CH2」への切り替えが要求され(S73、S81)、装置表示手段28にはチャンネル「2」が表示され、表示装置には番組「の」が表示される(S84、S85)。
以降、時刻16:00までの間はチャンネルの切り替えが要求されず(S74の「NO」)、番組「の」に続いて番組「は」、「ま」が表示される。
次に、番組「ま」がチャンネル「CH2」で放送されている途中の時刻16:00に、ユーザの操作によりチャンネル「CH5」への切り替えが要求され(S73、S81)、装置表示手段28にはチャンネル「5」が表示される(S82)。また、時刻16:00にはお好みチャンネルにおいても番組「ま」が登録されているため、表示装置には引き続き番組「ま」が表示される(S83)。
時刻16:30になり番組「ま」の放送が終了すると、録画により再生するお好み番組として登録されている番組「な」が再生される(S73〜S77)。
時刻17:30になり番組「な」の再生が終了すると、番組「な」の放送チャンネルであるチャンネル「CH1」が引き続きお好みチャンネル「CH5」として選局され、番組「に」が表示装置に表示される(S78の「NO」)。
次に、図15の番組表に示すように放送番組が予定されている状態で、図16の操作例2に基づいて操作が行われる場合について図14のフローチャートと合わせて説明する。
まず、時刻12:00にユーザの操作によりチャンネル「CH2」が選局されると、(S71〜73、S81)、装置表示手段28にはチャンネル「2」が表示され、表示装置には番組「ぬ」が表示される(S84、S85)。
以降、時刻13:00までの間はチャンネルの切り替えが要求されず(S74の「NO」)、番組「ぬ」が継続して表示される。
次に、番組「ぬ」がチャンネル「CH2」で放送されている途中の時刻13:00に、ユーザの操作によりチャンネル「CH5」への切り替えが要求され(S73、S81)、装置表示手段28にはチャンネル「5」が表示され、表示装置には登録されているお好み番組「ち」が表示される(S82、S83)。
以降、時刻16:30までの間はチャンネルの切り替えが要求されず(S74の「NO」)、番組「ち」に続いて登録されているお好み番組「ね」が表示装置に表示される。
時刻14:00になり番組「ね」の放送が終了すると、以後時刻15:00までの間はお好み番組が登録されていないため、時刻14:00まで表示されていた番組「ね」の放送チャンネルであるチャンネル「CH2」が引き続きお好みチャンネル「CH5」として選局され、番組「の」が表示装置に表示される(S74、S75、S76、S78)。
時刻15:00からはお好み番組が登録されており、番組「は」、「ま」が順に表示装置に表示される。
時刻16:30になり番組「ま」の放送が終了すると、録画により再生するお好み番組として登録されている番組「な」が再生される(S73〜S77)。
以上の第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られるとともに、お好み番組として登録したい番組どうしで放送時間が重複したときには、一方を録画機能を用いて録画して再生可能な時間にシフトして再生させるため、より多くのユーザの好みの番組を登録することができる。
上述した第2実施形態においては、お好みチャンネルに登録がない時間帯にお好みチャンネルが選局指示されているときには、直前に表示していた番組のチャンネルが引き続き選択されるようにしたが、これには限定されず、お好みチャンネルの登録の空き時間帯を利用して蓄積した動画や静止画などのコンテンツを表示させるようにしてもよい。
また、第1実施形態および第2実施形態においては、お好みチャンネル番組関連付け管理手段13においてお好み番組の登録が要求されている番組の番組情報を取得するときには番組情報解析手段19において所望の番組情報を抽出するようにしたが、この方法には限定されず、取得した番組情報から番組表編集生成手段20で番組表を生成させ、さらに番組情報表示制御手段21、映像音声信号処理手段16、および出力手段17を介して番組表を表示させた状態で、ユーザによりこの番組表の番組放送時刻および放送チャンネルで構成される放送時間枠が指定されることにより、お好み番組として登録する番組の番組情報を取得するようにしてもよい。