JP4892249B2 - 作製支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インレー、クラウン、ブリッジ等の歯科用補綴物の作製を支援する作製支援装置等に関する。
従来、インレー、クラウン、ブリッジ等の歯科用補綴物を作製する方法としては、金属材料をいわゆるロストワックス鋳造法により鋳造することにより作製する方法と、耐火模型上にセラミックス材料を築盛した後に真空電気炉等により焼成することにより作製する方法等が知られている。
しかしながら、このような従来のロストワックス鋳造法や、焼成等により歯科用補綴物を作製する場合には、多くの工程を歯科技工士が手作業により行うこととなる。この作業は、細かく、煩雑なものなので、手間がかかるとともに、時間がかかるという問題がある。また、作業を行う歯科技工士の熟練度によって作製される歯科用補綴物の品質が異なってしまうという問題があった。
これに対して、近年では、歯科用補綴物の三次元形状データを作成し、当該三次元形状データに基づいて切削加工機等の加工機により歯科用補綴物を作製する歯科用のCAD/CAM(Computer Aided Design and Computer Aided Manufacturing)システムが開発されており、安定した品質の歯科用補綴物を効率よく作製することが可能になってきている。
このような歯科用補綴物の作製支援を行うCAD/CAMシステムにおいては、支台歯と、歯科用補綴物との境界線(マージンライン)をどのように設定するかが、重要である。
マージンラインを設定する場合には、まず、歯科用補綴物を適用する支台歯を含む石膏模型を作製しておく。次いで、石膏模型からマージン部分が明確にされた三次元形状計測用の模型を作製する。すなわち、マージン部分には歯肉内にあることが多いので、石膏模型から歯肉に相当する余分な部分を削除することにより、マージン部分を明確にした三次元形状計測用の模型を作製する。
そして、計測用の模型から三次元形状データを取得して、三次元形状データを利用してマージンラインを設定することが行われる。マージンラインを設定する方法としては、三次元形状データを用いて最大外形部をマージン部分としたり、外郭線の最大変曲点をマージン部分としたり(例えば、特許文献1参照)、歯牙を照明することにより生ずる陰影を利用してマージン部分としたりする(例えば、特許文献2参照)方法が知られている。
CAD/CAMシステムにおいては、このように設定されたマージンラインを利用して、支台歯に適用する歯科用補綴物のコーピング設計が行われる。
例えば、コーピング設計においては、コーピングの内面、外面、及び内面及び外面を繋ぐ側面の三次元座標が設計される。
コーピングの側面は、例えば、マージンライン部分から、支台歯の模型のほぼ中心の軸の基準軸に対して所定の角度(例えば、40度)に広がるように設計されている。
特開平5−269146号公報 特開2000−185060号公報
しかしながら、上述したように、コーピングの側面を、支台歯の模型のほぼ中心の基準軸に対して所定の角度で広がるように設計すると、例えば、対象とする支台歯によっては、コーピングの内面と、側面とのなす角が極端に鋭角となってしまったり、或いは、鈍角となってしまったりした作製用データが作成されることとなる。
例えば、コーピングの内面と側面とのなす角が極端な鋭角にされた作製用データによって切削加工装置で加工を行うと、切削加工装置による加工時における振動等によって、作製しているコーピングに対してチッピングを発生させてしまう虞がある。
また、コーピングの内面と側面とのなす角が鈍角にされた作製用データによってコーピングを作製すると、歯科技工士が当該コーピングを支台歯に適用するために調整する際に、コーピングの側面部分を削除する削除量が増えてしまい、手間がかかるとともに、時間がかかってしまうという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、切削加工時におけるチッピング等を適切に防止できるようにコーピングの設計を行うことのできる技術を提供することにある。また、コーピングの調整における手間を削減することのできるコーピングを設計することのできる技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る作製支援装置は、歯科用補綴物を適用する支台歯の模型の三次元形状データを記憶する形状データ記憶手段と、模型におけるマージンラインの三次元位置情報を記憶するマージンライン記憶手段と、模型の三次元形状データと、マージンラインの三次元位置情報とに基づいて、模型の所定の基準軸を含みかつ当該基準軸に沿った断面において、当該面におけるマージンラインの位置から、模型の当該マージンライン近傍の表面に対して所定の角度となるように、コーピングの側面部の三次元位置情報を決定する外形決定手段と、外形決定手段に、前記基準軸の周囲方向の全周に亘って、当該基準軸を含みかつ当該基準軸に沿った複数の異なる面のそれぞれにおけるコーピングの側面部の三次元位置情報を検出させる全周決定制御手段とを有する。
係る構成によると、コーピングの内面と、コーピングの側面とのなす角を所定の角度にした設計を行うことができ、当該設計によって加工されたコーピングの内面と側面とのなす角を所定の角度にすることができる。このため、加工装置における作製時にチッピング等が発生することを適切に防止できる。
上記作製支援装置において、所定の角度は、鋭角であるようにしてもよい。
係る構成によると、コーピングの内面と、コーピングの側面とのなす角を所定の鋭角にする設計を行うことができ、当該設計によって加工されたコーピングの内面と側面とのなす角を所定の鋭角にすることができる。このため、作製されたコーピングに対する歯科技工士による調整時に切削すべき切削量を低減することができる。
また、上記作製支援装置において、コーピングの厚さの指定を受け付ける厚さ受付手段を更に備え、外形決定手段は、厚さに基づいてコーピングの側面部の三次元位置情報を決定するようにしてもよい。係る構成によると、厚さを指定するだけで、指定された厚さに応じた適切なコーピングを設計することができる。
また、上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る作製支援方法は、歯科用補綴物の作製を支援する作製支援装置における作製支援方法であって、作製支援装置は、歯科用補綴物を適用する支台歯の模型の三次元形状データを記憶する形状データ記憶手段と、模型におけるマージンラインの三次元位置情報を記憶するマージンライン記憶手段とを有しており、模型の三次元形状データと、マージンラインの三次元位置情報とに基づいて、模型の所定の基準を含みかつ当該基準軸に沿った断面において、当該面におけるマージンラインの位置から、模型の当該マージンライン近傍の表面に対して所定の角度となるように、コーピングの側面部の三次元位置情報を決定する外形決定ステップと、基準軸の周囲方向の全周に亘って、当該基準軸を含みかつ当該基準軸に沿った複数の異なる面のそれぞれにおけるコーピングの側面部の三次元位置情報を検出させる全周決定制御ステップとを有する。
係る方法によると、コーピングの内面と、コーピングの側面とのなす角を所定の角度にした設計を行うことができ、当該設計によって加工されたコーピングの内面と側面とのなす角を所定の角度にすることができる。このため、加工装置における作製時にチッピング等が発生することを適切に防止できる。
また、上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る作製支援プログラムは、歯科用補綴物の作製を支援する作製支援装置を構成するコンピュータに実行させるための作製支援プログラムであって、作製支援装置は、歯科用補綴物を適用する支台歯の模型の三次元形状データを記憶する形状データ記憶手段と、模型におけるマージンラインの三次元位置情報を記憶するマージンライン記憶手段とを有し、コンピュータを模型の三次元形状データと、マージンラインの三次元位置情報とに基づいて、模型の所定の基準軸を含みかつ当該基準軸に沿った断面において、マージンラインの位置から、模型の当該マージンライン近傍の表面に対して所定の角度となるように、コーピングの側面部の三次元位置情報を決定する外形決定手段と、外形決定手段に、基準軸の周囲方向の全周に亘って、当該基準軸を含みかつ当該基準軸に沿った複数の異なる面のそれぞれにおけるコーピングの側面部の三次元位置情報を検出させる全周決定制御手段として機能させる。
係るプログラムをコンピュータに実行させると、コーピングの内面と、コーピングの側面とのなす角を所定の角度にした設計を行うことができ、当該設計によって加工されたコーピングの内面と側面とのなす角を所定の角度にすることができる。このため、加工装置における作製時にチッピング等が発生することを適切に防止できる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係る歯科用補綴物作製システム1の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る歯科用補綴物作製システムの構成図である。
歯科用補綴物作製システム1は、三次元計測装置2と、作製支援装置3と、切削加工装置4とを有する。三次元計測装置2と作製支援装置3とは、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等のケーブル5により接続され、両者間でデータ送受信が可能となっている。また、作製支援装置3と切削加工装置4とは、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等のケーブル6により接続され、両者間でデータ送受信が可能となっている。
三次元計測装置2は、支台歯の模型を、例えば、レーザによって三次元計測することにより、支台歯模型の三次元形状データを作成し、当該三次元形状データを作製支援装置3に送信する。三次元計測装置2では、例えば、模型における、中心を通り、且つ支台歯の向いている方向(天然歯ならば萌出方向)にほぼ対応する軸を、測定時のZ方向の基準軸とし、その軸に垂直な面内に、互いに垂直なX軸及びY軸を取り、これらの3軸における三次元座標を三次元形状データとして作成している。
作製支援装置3は、例えば、PC(Personal Computer)等によって構成されており、三次元計測装置2から送信された三次元形状データを利用し、オペレータからの指示入力に応じて、支台歯に適合する歯科用補綴物を作製するための作製用データを生成する処理を行い、生成した作製用データを切削加工装置4に送信する。
切削加工装置4は、作製支援装置3から送信された作製用データに従って、例えば、セラミック等の素材を切削して歯科用補綴物を作製する。
次に、作製支援装置3についてより詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る作製支援装置の構成図である。
作製支援装置3は、装置本体10と、表示装置11と、入力装置12とを有する。
表示装置11は、例えば、液晶ディスプレイや、CRTディスプレイ等の画像を表示する装置である。入力装置12は、例えば、マウス、キーボード等の作製支援装置3のオペレータからの入力を受け付けるための装置である。装置本体10において、CPU(Central Processing Unit)13と、ROM(Read Only Memory)14と、RAM(Random Access Memory)15と、ハードディスクドライブ16と、表示処理部17と、入力インターフェース18と、コンボドライブ19と、外部インターフェース20、21とがバス22を介して接続されている。
ROM14は、ブートプログラム等の基本プログラムを記憶する。
RAM15は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU13による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。本実施形態では、RAM15は、形状データ記憶手段の一例であり、処理対象の支台歯模型の三次元形状データを記憶する。また、本実施形態では、RAM15は、マージンライン記憶手段の一例であり、処理によって設定されたマージンラインの三次元位置情報を記憶する。
表示処理部17は、CPU13の制御により、表示装置11に画像を表示させるための表示用データを生成し、表示装置11に出力する。
コンボドライブ19は、複数種類の記録媒体23からのデータ、プログラムの読み込み、記録媒体23へのデータ等の書き込みを行う。記録媒体23としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM等がある。
ハードディスクドライブ16は、OS(オペレーティングシステム)や、各種プログラムや、各種データベースを読み出し可能に記憶する。本実施形態では、ハードディスクドライブ16は、歯科用補綴物の作製を支援する作製支援プログラム、複数の支台歯模型の三次元形状データを記憶する。
入力インターフェース18は、入力装置12と接続可能であり、入力装置12からの信号をデータとして、CPU13、RAM15に渡す。
外部インターフェース20は、外部の装置とのデータのやりとりの仲介を行う。本実施形態では、外部インターフェース20は、ケーブル5を介して接続された三次元計測装置2との間でデータのやりとりを行う。
外部インターフェース21は、外部の装置とのデータのやりとりの仲介を行う。本実施形態では、外部インターフェース21は、ケーブル6を介して接続された切削加工装置4との間でデータのやりとりを行う。
CPU13は、ROM14の基本プログラムやハードディスクドライブ16に格納されているOSやプログラムをRAM15に読み出して実行することにより各種処理を実行する。また、CPU13は、各部14〜21の動作を制御する。
本実施形態では、CPU13が、ハードディスクドライブ16に格納されたOS及び作製支援プログラムを実行することにより、角度受付手段、検出範囲受付手段、及び厚さ受付手段の一例としての受付部13aと、表示手段の一例としての表示制御部13bと、接点検出手段の一例としての接点検出部13cと、マージンライン決定手段の一例としてのマージンライン決定部13dと、外形決定手段及び全周決定制御手段の一例としてのコーピング処理部13eと、加工設定処理部13fと、通信処理部13gとが構成される。
受付部13aは、表示制御部13bにより表示された各種ウインドウに対する、オペレータの入力装置12を利用しての操作に応じて各種指示を受け付ける。
本実施形態では、受付部13aは、メインウインドウ31(図3参照)、マージンライン設定ウインドウ51(図4参照)、作成確認ウインドウ57(図5参照)、内面設定ウインドウ61(図6参照)、外形設定ウインドウ71(図8参照)に対する、オペレータの入力装置12を利用しての操作に応じて各種指示を受け付ける。
表示制御部13bは、メインウインドウ31、マージンライン設定ウインドウ51、作成確認ウインドウ57、内面設定ウインドウ61、外形設定ウインドウ71を表示処理部17により表示装置11に表示させる。例えば、表示制御部13bは、RAM15に記憶された模型の三次元形状データに基づいて、模型の立体的な画像を表示装置11に表示させる処理を行う。また、表示制御部13bは、受付部13aによって受け付けられたオペレータの指示に応じて、表示させる模型の立体的な画像の表示態様を変更する。
図3は、本発明の一実施形態に係るメインウインドウを示す図である。
メインウインドウ31には、計測データ登録ボタン32と、マージンライン設定ボタン33と、内面設定ボタン34と、外形設定ボタン35と、加工設定ボタン36と、画像表示領域37と、画像移動ボタン38と、画像表示方向ボタン39と、移動量ボタン40と、閉じるボタン41とが表示される。
計測データ登録ボタン32は、作製支援を行う支台歯模型の三次元画像データを当該ソフトで処理可能に登録するためのデータ登録処理の開始の指示を受け付けるボタンである。
マージンライン設定ボタン33は、マージンライン設定処理を開始する指示を受け付けるボタンである。
内面設定ボタン34は、内面作成処理を開始する指示を受け付けるボタンである。
外形設定ボタン35は、外形作成処理を開始する指示を受け付けるボタンである。
加工設定ボタン36は、加工設定処理を開始する指示を受け付けるボタンである。
画像表示領域37は、データ登録処理により登録された支台歯の模型及び当該模型に関する画像を表示する領域である。なお、同図においては、既に、処理対象の支台歯の模型が登録されている場合を示しており、当該支台歯の模型Tが立体的な画像として表示されている。
画像移動ボタン38は、画像表示領域37に表示されている模型Tの画像を移動させる指示を受け付けるボタンであり、上移動ボタン38aと、下移動ボタン38bと、左移動ボタン38cと、右移動ボタン38dと、Zプラスボタン38eと、Zマイナスボタン38fと、Xプラスボタン38gと、Xマイナスボタン38hと、Yプラスボタン38iと、Yマイナスボタン38jとを有する。
上移動ボタン38aは、模型の画像を上方向に移動させる指示を受け付けるボタンである。下移動ボタン38bは、模型の画像を下方向に移動させる指示を受け付けるボタンである。左移動ボタン38cは、模型の画像を左方向に移動させる指示を受け付けるボタンである。右移動ボタン38dは、模型の画像を右方向に移動させる指示を受け付けるボタンである。
Zプラスボタン38eは、模型の画像を右方向に回転させる指示を受け付けるボタンである。Zマイナスボタン38fは、模型の画像を左方向に回転させる指示を受け付けるボタンである。Xプラスボタン38gは、模型の画像を手前側に傾ける指示を受け付けるボタンである。Xマイナスボタン38hは、模型の画像を奥側に傾ける指示を受け付けるボタンである。Yプラスボタン38iは、模型の画像を右側に傾ける指示を受け付けるボタンである。Yマイナスボタン38jは、模型の画像を左側に傾ける指示を受け付けるボタンである。
画像表示方向ボタン39は、画像表示領域37に表示されている模型の画像の向き及びサイズに対する指示を受け付けるボタンであり、唇側・頬側ボタン39aと、舌側ボタン39bと、近心側ボタン39cと、遠心側ボタン39dと、咬合側ボタン39eと、拡大ボタン39fと、縮小ボタン39gとを有する。
唇側・頬側ボタン39aは、模型を唇側・頬側を正面として表示させる指示を受け付けるボタンである。舌側ボタン39bは、模型を舌側を正面として表示させる指示を受け付けるボタンである。近心側ボタン39cは、模型を近心側を正面として表示させる指示を受け付けるボタンである。遠心側ボタン39dは、模型を遠心側を正面として表示させる指示を受け付けるボタンである。咬合側ボタン39eは、模型を咬合側を正面として表示させる指示を受け付けるボタンである。拡大ボタン39fは、模型を拡大して表示させる指示を受け付けるボタンである。縮小ボタン39gは、模型を縮小して表示させる指示を受け付けるボタンである。
移動量ボタン40は、画像移動ボタン38及び画像表示方向ボタン39によるボタンに対する指示における移動量の単位を受け付けるボタンである。
移動量ボタン40は、0.1単位ボタン40aと、0.5単位ボタン40bと、1.0単位ボタン40cと、5.0単位ボタン40dとを有する。0.1単位ボタン40aは、画像移動ボタン38及び画像表示方向ボタン39に対する指示時において、0.1単位とすることを受け付けるボタンである。0.5単位ボタン40bは、画像移動ボタン38及び画像表示方向ボタン39に対する指示時において、0.5単位とすることを受け付けるボタンである。1.0ボタン単位40cは、画像移動ボタン38及び画像表示方向ボタン39に対する指示時において、1.0単位とすることを受け付けるボタンである。5.0ボタン単位40dは、画像移動ボタン38及び画像表示方向ボタン39に対する指示時において、5.0単位とすることを受け付けるボタンである。
閉じるボタン41は、作製支援プログラムによる処理を終了する指示を受け付けるボタンである。閉じるボタン41が押下されると、表示制御部13bによりメインウインドウ31が閉じられる。
マウスカーソルMは、入力装置12の一例であるマウスに対するオペレータの操作により、ウインドウ上を移動可能であり、ウインドウ上の所定の位置を指し示すマークの一例である。なお、マウスカーソルMの形状は、処理の状況に応じて変更されて表示される。なお、マウスカーソルMは、メインウインドウ31の範囲を超えても移動可能である。マウスによってマウスカーソルMを移動させて、マウスに設けられた例えば、左側ボタンをオペレータが押下する(いわゆる左クリックする)ことにより、受付部13aは、当該マウスカーソルMが指し示す対象に対する指示入力を受け付ける。メインウインドウ31においては、受付部13aはウインドウの各種ボタン32〜41の押下等の指示入力を受け付ける。
図4は、本発明の一実施形態に係るマージンライン設定ウインドウを示す図である。
マージンライン設定ウインドウ51には、スライドバー52と、歯軸調整ボタン54と、マージン設定ボタン55と、閉じるボタン56とが表示される。
スライドバー52は、スライド可能なバー53を有し、当該バー53の位置により、マージンラインを設定する際における接点を規定する線(接線)の基準軸Zに対する角度の指定を受け付ける。
歯軸調整ボタン54は、処理対象の模型における基準軸Zの調整の指示を受け付けるボタンである。
マージン設定ボタン55は、スライドバー52に角度が指定されている接線により規定される接点によってマージンラインを設定する指示を受け付けるボタンである。
閉じるボタン56は、マージンライン設定処理を終了する指示を受け付けるボタンである。閉じるボタン56が押下されると、表示制御部13bによりマージンライン設定ウインドウ51が閉じられる。
マージンライン設定ウインドウ51においては、マウスによってマウスカーソルMを移動させて、マウスに設けられた左ボタンをオペレータがクリックすることにより、受付部13aは、各種ボタン54、55、56の押下を受け付ける。また、マウスカーソルMをバー53上に移動させて、オペレータがマウスの左ボタンを押下した状態で、左右に移動させ、押下状態を終了する操作(すなわち、ドラッグ操作)があった場合には、受付部13aは、バー53の位置に対応する接線角度を新たな接線角度の指定として受け付ける。
図5は、本発明の一実施形態に係る作成確認ウインドウを示す図である。
作成確認ウインドウ57は、マージンライン設定ウインドウ51において、マージン設定ボタン55が押下された場合に表示されるウインドウであり、新規ボタン58と、修正ボタン59とを有する。
新規ボタン58は、新たにマージンラインを設定するとの指示を受け付けるボタンである。
修正ボタン59は、既に設定しているマージンラインを修正するとの指示を受け付けるボタンである。
作成確認ウインドウ57においては、マウスによってマウスカーソルMを移動させて、マウスに設けられた左ボタンをオペレータがクリックすることにより、受付部13aは、各種ボタン58、59の押下を受け付ける。
図6は、本発明の一実施形態に係る内面設定ウインドウを示す図である。
内面設定ウインドウ61には、セメントスペースの厚みCST(図7参照)の入力を受け付ける厚み入力領域62と、セメントスペースCS(図7参照)の開始高さCSH(図7参照)の入力を受け付ける開始高さ入力領域63と、制御点CP(図7参照)までの距離CDを入力する制御点距離入力領域64と、セメントスペースCSを含むコーピングCのボリュームの拡大率を入力する拡大率入力領域65と、基準軸Zに垂直な所定の基準面からの基準軸方向への歯牙高さ(模型の高さ)を表示する歯牙高さ表示領域66と、基準軸Zに垂直な所定の基準面から基準軸方向へのマージンラインの最大高さを表示する最大高さ表示領域67と、内面作成ボタン68と、閉じるボタン69とが表示される。本実施形態では、セメントスペース開始高さ入力領域63と、制御点距離入力領域64には、歯牙高さとマージンラインの最大高さとの差よりも小さい値のみ設定可能になっている。
内面作成ボタン68は、内面設定ウインドウ61で設定された条件により内面を作成する指示を受け付けるボタンである。
閉じるボタン69は、内面作成処理を終了する指示を受け付けるボタンである。閉じるボタン69が押下されると、表示制御部13bにより内面設定ウインドウ61が閉じられる。
内面設定ウインドウ61においては、マウスによってマウスカーソルMを移動させて、マウスに設けられた左ボタンをオペレータがクリックすることにより、受付部13aは、各種ボタン68、69の押下を受け付ける。また、マウスカーソルMを入力領域62〜65上に移動させて、オペレータがクリックを行った後において、入力装置12の一例であるキーボードにおけるキー押下があった場合には、受付部13aは該当する入力領域に対しての文字入力を受け付ける。
ここで、内面設定ウインドウ61において、入力する設定条件等について図面を参照して説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る内面設定における設定条件等を説明する図である。
セメントスペースCSの厚みCSTとは、図7に示すように、支台歯模型Tと、コーピング内面CIとの間の領域CS(実際の場面においては、支台歯に対してコーピングを接着する際のセメントが入り込むための領域(セメントスペース))における最大の厚みのことをいう。また、セメントスペースCSの開始高さCSHは、図7に示すように、マージンラインMLからセメントスペースCSの始まる位置CISまでの基準軸Z方向の高さのことをいう。また、制御点CPとは、図7に示すように、セメントスペースCSが厚みCSTとなる点のことをいう。また、制御点距離CDとは、図7に示すように、セメントスペースCSの始まる位置CISから制御点CPまでの、基準軸Z方向の高さのことをいう。
図8は、本発明の一実施形態に係る外形設定ウインドウを示す図である。
外形設定ウインドウ71には、マージンラインMLからの高さCOH(図9参照)の入力を受け付ける高さ入力領域72と、コーピングCの厚みCTの入力を受け付けるコーピング厚み入力領域73と、設定ボタン74と、閉じるボタン75とが表示される。
設定ボタン74は、外形設定ウインドウ71で設定された条件により外形を作成する指示を受け付けるボタンである。
閉じるボタン75は、外形作成処理を終了する指示を受け付けるボタンである。閉じるボタン75が押下されると、表示制御部13bにより外形設定ウインドウ71が閉じられる。
外形設定ウインドウ71においては、マウスによってマウスカーソルMを移動させて、マウスに設けられた左ボタンをオペレータがクリックすることにより、受付部13aは、各種ボタン74、75の押下を受け付ける。また、マウスカーソルMを入力領域72、73上に移動させて、オペレータがクリックを行った後において、入力装置12の一例であるキーボードにおけるキー押下があった場合には、受付部13aは該当する入力領域に対しての文字入力を受け付ける。
ここで、外形設定ウインドウ71において、入力する設定条件等について図面を参照して説明する。
図9は、本発明の一実施形態に係る外形設定における設定条件等を説明する図である。
マージンラインMLからの高さCOHは、図9に示すように、コーピングの外面COの端点DのマージンラインMLからの基準軸Z方向の高さのことをいう。
コーピングCの厚みCTは、図9に示すように、コーピングの内面と外面との間の厚さのことをいう。
本実施形態においては、例えば、コーピングCの厚みは一定であり、コーピングCの側面CE上の線CELは、マージンラインML近傍における模型Tをなす面上の線SLと所定の角度β(例えば、60度)となるように規定されており、マージンラインMLからの高さCOH、又は、コーピングCの厚みCTのいずれか一方を決定すると他方が規定されるようになっている。このため、外形設定ウインドウ71においては、マージンラインMLからの高さCOH、又は、コーピングCの厚みCTのいずれか一方の入力を受け付けるようになっている。
ここで、マージンラインML近傍における模型Tをなす面上の線SLとの所定の角度βは、上記した60度に限られず、コーピングCとなる素材や、切削加工装置4における作製時の振動の影響等に応じて、任意に設定してもよい。なお、切削加工装置4での作製後における歯科技工士によるコーピングCの調整作業の作業量を削減することを考慮すると、鋭角であることが望ましい。
図2に戻り、接点検出部13cは、受付部13aにより受け付けたオペレータの指定に基づいて、基準軸Zの調整処理を行う。本実施形態では、調整指示がない場合には、測定時の基準軸Zを用いてマージンラインの設定等の処理を行う一方、調整指示があった場合には、調整後の基準軸Zを用いてマージンラインの設定等の処理を行う。また、接点検出部13cは、受付部13aにより受け付けたオペレータの指定に基づいて、基準軸Zを含む平面での模型の外形部分における接点を検出する。
マージンライン決定部13dは、接点検出部13cによって検出された接点に基づいて、マージンラインを決定する。本実施形態では、検出された複数の接点を所定のアルゴリズムで滑らかに繋いだ線をマージンラインと決定し、当該マージンラインの三次元位置データを生成する。
コーピング処理部13eは、マージンラインの三次元位置データと、受付部13aにより受け付けたオペレータの指定とに基づいて、コーピングCの内面CI及び外形(外面COと、側面CE)を含む形状の三次元形状データを生成する。
加工設定処理部13fは、コーピングCの形状と、受付部13aにより受け付けたオペレータの指定とに基づいて、コーピングCを切削加工装置4で作製するための作製用データを生成するとともに、生成した作製用データを、通信処理部13gにより切削加工装置4に送信させる。
通信処理部13gは、外部インターフェース20を介して、三次元計測装置2から支台歯の模型の三次元形状データを受信し、ハードディスクドライブ16に格納する。
また、通信処理部13gは、外部インターフェース21を介して、生成された作製用データを切削加工装置4に送信する。
次に、本発明の一実施形態に係る作製支援装置により実行される処理について説明する。
図10は、本発明の一実施形態に係るメイン処理のフローチャートである。
このメイン処理は、オペレータが入力装置12によって作製支援プログラムの起動を指示した場合に開始される。
メイン処理が開始されると、表示制御部13bがメインウインドウ31を、表示処理部17によって表示装置11に表示させ(ステップS1)、後述する表示関連処理(図11参照)を開始する(ステップS2)。
次いで、受付部13aが、メインウインドウ31に対して所定の作業ボタンが押下されたか否かを判定し(ステップS3)、押下されていない場合には、ステップS3を繰り返し実行する一方、押下された場合には、押下された作業ボタンに応じて処理開始する。
すなわち、受付部13aが計測データ登録ボタン32が押下されたことを検出した場合には、データ登録処理を開始する(ステップS4)。データ登録処理においては、表示制御部13bが、処理を行う対象となる支台歯模型の三次元形状データのファイル名の指定を受け付けるウインドウを表示し、当該ウインドウに対するオペレータの入力操作を受付部13aが受け付ける。次いで、表示制御部13bが、受付部13aにより受け付けられたファイル名の三次元形状データをハードディスクドライブ16から取得して、RAM15に記憶させ、当該三次元形状データに基づいて、メインウインドウ31の画像表示領域37に当該模型の立体画像を表示させる。
また、受付部13aがマージンライン設定ボタン33が押下されたことを検出した場合には、後述するマージンライン設定処理(図12参照)を開始する(ステップS5)。
また、受付部13aが内面設定ボタン34が押下されたことを検出した場合には、後述する内面作成処理(図16参照)を開始する(ステップS6)。
また、受付部13aが外形設定ボタン35が押下されたことを検出した場合には、後述する外形作成処理(図17参照)を開始する(ステップS7)。
また、受付部13aが加工設定処理ボタン36が押下されたことを検出した場合には、加工設定処理を開始する(ステップS8)。加工設定処理は、既に外形作成処理が行われ、コーピングの三次元形状データが作成された模型に対して行われる。加工設定処理においては、加工設定処理部13fが、加工する際のコーピングの素材の設定、加工時にコーピングを支えるレストの設定等の加工に関する設定を受付部13aを介してオペレータから受け付け、受け付けた設定と、コーピングCの三次元形状データとに基づいて、該当するコーピングCを作製するための作製用データを生成し、当該作製用データを通信処理部13gが外部インターフェース21を介して切削加工装置4に送信する。
そして、いずれかの処理(ステップS4、S5、S6、S7、S8)が開始された後に、受付部13aは、終了指示があったか否か、すなわち、閉じるボタン41が押下されたか否かを判定し(ステップS9)、終了指示があった場合には処理を終了する一方、終了指示がない場合にはステップS3からのステップを繰り返し実行する。
次に、ステップS2において開始される表示関連処理を説明する。
図11は、本発明の一実施形態に係る表示関連処理のフローチャートである。
表示関連処理において、表示制御部13bは、受付部13aによって画像移動ボタン38のいずれかのボタンの押下が受け付けられたか否かを判定し(ステップS11)、受け付けられた場合には、押下されたボタンに応じて、画像表示領域37に表示されている模型Tの画像を移動させて表示させる(ステップS12)一方、受け付けられていない場合には何もしない。
次いで、表示制御部13bは、受付部13aによって画像表示方向ボタン39のいずれかのボタンの押下が受け付けられたか否かを判定し(ステップS13)、受け付けられた場合には、押下されたボタンに応じて、画像表示領域37に表示されている模型Tの画像の正面を変えて、或いは表示されている画像を拡大又は縮小して表示させる(ステップS14)一方、受け付けられていない場合には何もしない。
次いで、表示制御部13bは、受付部13aによって移動量ボタン40のいずれかのボタンの押下が受け付けられたか否かを判定し(ステップS15)、受け付けられた場合には、押下されたボタンに応じて、画像移動ボタン38、画像表示方向ボタン39による移動量の単位を設定する(ステップS16)一方、受け付けられていない場合には何もしない。
その後、表示制御部13bは、受付部13aによって終了指示が受け付けられたか否か、すなわち、閉じるボタン41が押下されたか否かを判定し(ステップS17)、終了指示があった場合には、表示関連処理を終了する一方、終了指示がない場合には、ステップS11からのステップを繰り返し実行する。
次に、ステップS5において開始されるマージンライン設定処理を説明する。
図12は、本発明の一実施形態に係るマージンライン設定処理のフローチャートである。
マージンライン設定処理は、既に計測用データ登録処理が実行され、処理対象の模型の三次元形状データがRAM15に読み出され、画像表示領域37に該当する模型Tの画像が表示されている状態において実行される。
マージンライン設定処理が開始されると、表示制御部13bがマージンライン設定ウインドウ51を、表示処理部17によって表示装置11に表示させる(ステップS21)。
次いで、接点検出部13cは、受付部13aによって歯軸調整ボタン54の押下が受け付けられたか否かを判定し(ステップS22)、受け付けられた場合には、受付部13aにより、オペレータからの入力装置12による基準軸(歯軸)の調整操作を受け付ける(ステップS23)。ここで、歯軸の調整操作としては、例えば、マウスを使っての画像表示領域37に表示された模型Tの画像の回転操作等がある。
次いで、接点検出部13cが、調整操作に応じて歯軸の調整処理を行う(ステップS24)。具体的には、例えば、操作によって指定された基準軸を新たな基準軸とし、三次元形状データを新たな基準軸における座標系に調整する。
次いで、接点検出部13cは、受付部13aによってスライドバー52のバー53に対するスライド操作が受け付けられたか否かを判定し(ステップS25)、受け付けられた場合には、表示制御部13bが操作に応じてマージン設定ウインドウ51の接線角度の表示を変更し(ステップS26)、当該角度をRAM15に記憶する(ステップS27)。
次いで、接点検出部13cは、受付部13aによってマージン設定ボタン55の押下が受け付けられたか否かを判定する(ステップS28)。受け付けられていない場合には、ステップS39に進む。一方、受け付けられた場合には、表示制御部13bは、表示装置11に作成確認ウインドウ57を表示する(ステップS29)。
次いで、接点検出部13cは、受付部13aによって新規ボタン58、又は修正ボタン59のいずれの押下が受け付けられたか否かを判定し(ステップS30)、新規ボタン58の押下が受け付けられた場合には、RAM15に記憶しているマージンラインの三次元形状データを削除する(ステップS31)一方、修正ボタン59の押下が受け付けられた場合には、既に得たマージンラインの三次元形状データをそのまま残しておく。
次いで、受付部13aが接点を検出すべき基準軸Z方向の範囲と、基準軸Zの周囲方向との検出範囲の指定を受け付ける(ステップS32)。次いで、接点検出部13cが、基準軸Zの周囲方向の検出範囲に属し、接点の検出処理が未処理の基準軸Zを含む断面における模型Tの、基準軸Z方向に属する複数の点の座標を取得する(ステップS33)。ここで、座標を取得する点としては、計測した時に直接得られている点であってもよく、或いは計測した点に基づいて所定の演算により得られる、計測された点の間に存在する点であってもよい。例えば、計測点間に存在する点は、ペジェ曲線上の点であってもよい。
次いで、これら複数の点の中から、接点を検出する処理(接点検出処理)を行い(ステップS34)、当該断面における接点についての三次元座標(三次元位置情報)を、新たに検出した座標としてRAM15に書き込む(ステップS35)。これによって、マージンラインの修正時点においては、修正前の接点の座標が、新たに指定されている角度の線に対する対応する断面における接点の座標に更新される。
その後、接点検出部13cが、検出範囲に属する基準軸の周囲方向において接点を検出すべき全断面について処理を行ったかを判定し(ステップS36)、全断面について処理を行っていない場合には、ステップS33からの処理を繰り返す。
一方、全断面について処理を行った場合(ステップS36のYES)には、RAM15に記憶されている複数の接点の座標に基づいて、当該模型におけるマージンラインの三次元形状データ(三次元位置情報)を決定する(ステップS37)。ここで、マージンラインは、例えば、複数の接点を滑らかに繋ぐような三次元形状データとして決定される。
次いで、表示制御部13bが決定した三次元形状データに基づいて、画像表示領域37に表示されている模型Tの画像上に、マージンラインを表示する(ステップS38)。
その後、マージンライン決定部13dは、受付部13aによって終了指示が受け付けられたか否か、すなわち、閉じるボタン56が押下されたか否かを判定し(ステップS39)、終了指示があった場合には、マージンライン設定処理を終了する一方、終了指示がない場合には、ステップS22からのステップを繰り返し実行する。
次に、ステップS32における検出範囲の指定について図面を用いて詳細に説明する。
図13は、本発明の一実施形態に係るマージンラインの検出範囲の指定を説明する図である。図13(1)は、検出範囲の指定時におけるメインウインドウ31の画像表示領域37の表示例を使っての説明図であり、図13(2)は、図13(1)に示す場合における検出範囲を説明する図である。
図13(1)に示すように、メインウインドウ31の画像表示領域37には、支台歯の模型Tが立体的に表示されている。検出範囲を指定する際においては、マウスカーソルMは、図13(1)に示すように円形となっている。
本実施形態では、入力装置12の一例であるマウスの左ボタンを押下した状態でマウスカーソルMを移動させる操作(ドラッグ操作)によって、受付部13aが接点を検出すべき検出範囲の指定を受け付けるようになっている。
ドラッグ操作を行った際に通過したそれぞれの位置における、マウスカーソルMの基準軸Z方向の幅aは、当該位置においてマウスカーソルMの中心点が示す模型Tの外周の点と、基準軸Zとを含む断面において、接点を探すべき外周の点の範囲を示している。
また、ドラッグ操作を行った際の基準軸Zの周囲方向の範囲、例えば、図13(1)の位置Aから位置Bの範囲bが接点を検出すべき基準軸Zの周囲方向の範囲を示している。
図13(1)の位置Aから位置Bの範囲が指定された場合には、図13(2)に示すように、模型Tの位置Aが示す外周部分から位置Bが示す外周部分に至るまでの範囲bにおける、基準軸Zを含む各断面について接点を検出すべきことを意味している。
次に、ステップS34における接点検出処理を図面を用いて詳細に説明する。
図14は、本発明の一実施形態に係るマージンラインの接点検出処理を説明する図である。図14は、基準軸Zの周囲方向の検出範囲内における、基準軸Zを含む断面の一例を示している。
接点検出処理においては、接点検出部13cは、基準軸Zに対して指定されている角度(図では、角度α)の線LTと接する模型Tの外周部分の接点MPを検出する。
本実施形態では、接点検出部13cは、まず、基準軸Z方向の検出範囲aに属する外周部分よりも模型Tの内側に位置し、基準軸Zと指定角度αをなす計算用線LCを検出する。計算用線LCは、例えば、Z軸と指定角度αをなし、基準軸方向の検出範囲aの最も下のZ軸座標よりも低い位置を切片とするものを使用することができる。
次いで、接点検出部13cは、検出範囲aに属する模型Tの外周部分の複数の点を取得し、これら各点と計算用線LCとの距離を算出する。そして、接点検出部13cは、最も距離の遠い点を接点として決定する。
本実施形態では、基準軸方向の限られた検出範囲に属する点のみを接点を検出する対象としているので、少ない処理量で接点を検出することができる。また、計算用線LCとの距離のみを算出することにより接点を検出することができるので、複雑な計算処理を行う必要がない。
次に、マージンライン設定処理によって設定されたマージンラインを図面を用いて説明する。
図15は、本発明の一実施形態に係る検出されたマージンラインを説明する図である。
例えば、マージンライン設定ウインドウ51によって1つの接線角度を指定し、マージン設定ボタン55を押下した後、マウスのドラッグ操作により、模型Tのマージンラインが存在する範囲の全周に対してマウスカーソルMを移動させると、図15(1)に示すように、基準軸Zの周囲方向における各断面における接点が検出され、各接点を滑らかに繋いだマージンラインML1がメインウインドウ31の画像表示領域37に表示された模型Tの画像に重ねあわされて表示される。
また、その後に、マージンライン設定ウインドウ51において、接線角度を、例えば、より大きい角度に指定して作成確認ウインドウ57において修正ボタン59を押下し、更に、マウスのドラッグ操作により、マウスカーソルMを位置Aから位置Bに移動させると、位置Aから位置Bの範囲において、新たな角度の接線に対する接点が検出され、図15(2)に示すように、当該位置Aから位置Bにおいて新たな線に置き換えられた新たなマージンラインML2が表示される。
このように、模型Tにおける基準軸Zの周囲方向において、複数の異なる角度の線に対する接点を結んだマージンラインを容易に設定することができる。このため、立体的な模型Tの画像におけるマージンラインMLを確認して、マージンラインとして好ましくない周囲方向の一部の範囲についてのみ、新たな角度の線により接点を検出させるようにして、マージンラインを容易に設定し直すことができる。
次に、ステップS6において開始される内面作成処理を説明する。
図16は、本発明の一実施形態に係る内面作成処理のフローチャートである。
内面作成処理は、既にマージンライン設定処理が実行され、模型Tのマージンラインの三次元形状データが作成されている状態において実行される。
内面作成処理が開始されると、表示制御部13bが内面設定ウインドウ61を、表示処理部17によって表示装置11に表示させる(ステップS41)。なお、内面設定ウインドウ61の各入力領域には、例えば、デフォルトの設定値が表示されている。
次いで、コーピング処理部13eは、受付部13aによって、セメントスペース厚み、セメントスペース開始高さ、制御点までの距離等の内面に関する設定条件の入力が受け付けられたか否かを判定し(ステップS42)、受け付けられた場合には、表示制御部13bにより内面設定ウインドウ61に設定条件を表示させる(ステップS43)とともに、当該設定内容をRAM15に記憶させる(ステップS44)。一方、受け付けられていない場合には何もしない。
次いで、コーピング処理部13eは、受付部13aによって、内面作成ボタン68の押下が受け付けられたか否かを判定し(ステップS45)、受け付けられた場合には、コーピング処理部13eが設定条件に基づいて、コーピングの内面の三次元座標を算出し(ステップS46)、当該座標をRAM15に記憶させる(ステップS47)。次いで、表示制御部13bがコーピング内面の形状を模型Tの画像に合わせて、メインウインドウ31の画像表示領域37に表示させる(ステップS48)。なお、内面作成ボタン68の押下が受け付けられていない場合(ステップS45のNO)には、次のステップS49に進む。
次いで、コーピング処理部13eは、受付部13aによって終了指示が受け付けられたか否か、すなわち、閉じるボタン69が押下されたか否かを判定し(ステップS49)、終了指示があった場合には、内面作成処理を終了する一方、終了指示がない場合には、ステップS42からのステップを繰り返し実行する。
次に、ステップS7において開始される外形作成処理を説明する。
図17は、本発明の一実施形態に係る外形作成処理のフローチャートである。
外形作成処理は、既に内面作成処理が実行され、模型Tのマージンラインの三次元形状データが作成されているとともに、コーピングの内面の座標が作成されている状態において実行される。
外形作成処理が開始されると、表示制御部13bが外形設定ウインドウ71を、表示処理部17によって表示装置11に表示させる(ステップS51)。なお、外形設定ウインドウ71の一方の入力領域には、例えば、デフォルトの設定値が表示されている。
次いで、コーピング処理部13eは、受付部13aによって、マージンラインからの高さ、又はコーピングの厚みのいずれかの設定条件の入力が受け付けられたか否かを判定し(ステップS52)、受け付けられた場合には、表示制御部13bにより外形設定ウインドウ71に設定条件を表示させる(ステップS53)とともに、当該設定内容をRAM15に記憶させる(ステップS54)。一方、受け付けられていない場合には何もしない。
次いで、コーピング処理部13eは、受付部13aによって、設定ボタン74の押下が受け付けられたか否かを判定し(ステップS55)、受け付けられた場合には、コーピング処理部13eが設定条件に基づいて、コーピングの外形(外面CO及び側面CE)の形状の三次元座標を算出し(ステップS56)、当該座標をRAM15に記憶させる(ステップS57)。ここで、本実施形態においては、図9に示すようにコーピングCの側面CE上の線CELが、マージンラインML近傍において、模型Tの面と所定の角度(例えば、60度)となるように、基準軸Zの全周に亘って、側面CEの形状の三次元座標(三次元位置情報)を検出している。具体的には、基準軸Zを含む面を基準軸Zの周囲方向に所定の角度ごとに決定していき、各面において、マージンラインMLと、当該マージンラインML近傍の模型Tの点とを結ぶ線SLと所定の角度β(例えば、60度)となるように、コーピングCの側面CE上の線CELの座標を算出するようにしている。
次いで、表示制御部13bがコーピング外形の形状を模型Tの画像に合わせて、メインウインドウ31の画像表示領域37に表示させる(ステップS58)。なお、設定ボタン74の押下が受け付けられていない場合(ステップS55のNO)には、次のステップS59に進む。
次いで、コーピング処理部13eは、受付部13aによって終了指示が受け付けられたか否か、すなわち、閉じるボタン75が押下されたか否かを判定し(ステップS59)、終了指示があった場合には、外形作成処理を終了する一方、終了指示がない場合には、ステップS52からのステップを繰り返し実行する。
上記したように本実施形態では、コーピングCの側面CE上の線CELが、マージンラインML近傍における模型Tの面と所定の角度βとなるように側面の形状の三次元座標を検出しているので、切削加工装置4で加工された実際のコーピングCの内面と側面とのなす角が所定の角度になることとなる。このため、切削加工装置4における加工途中において、コーピングCが切削時の振動等により破損することを適切に防止することができる。また、切削加工装置4で作製したコーピングCの側面CEを歯科技工士が削る際において、切削すべき切削量を低減することができる。更に、コーピングCの内面CIと側面CEとのなす角が所定の角度であるので、歯科技工士が削るべき部分を当該角度を参考にして容易に把握することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、計算用線LCを決定し、当該計算用線LCとの距離により模型Tの外周部分の点が接点か否かを判定していたが、本発明はこれに限られず、例えば、外周部分の線の関数を求め、指定された角度の直線の関数において基準軸における切片を逐次変えつつ、それらの関数同士の関係に基づいて接点を検出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、模型Tの検出範囲部分より内部に計算用の線を用いて接点を検出するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、模型Tの検出範囲部分よりも外側の計算用の線を用いて接点を検出するようにしてもよい。なお、この場合には、直線との距離が最小となる点を接点とするようにすればよい。
また、上記実施形態では、作製支援装置3と三次元計測装置2とをケーブル5で直接接続するようにしていたが、本発明はこれに限られず、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続するようにしてもよい。また、作製支援装置3と切削加工装置4との間についても、LAN、WAN等のネットワークを介して接続するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る歯科用補綴物作製システムの構成図である。 本発明の一実施形態に係る作製支援装置の構成図である。 本発明の一実施形態に係るメインウインドウを示す図である。 本発明の一実施形態に係るマージンライン設定ウインドウを示す図である。 本発明の一実施形態に係る作成確認ウインドウを示す図である。 本発明の一実施形態に係る内面設定ウインドウを示す図である。 本発明の一実施形態に係る内面設定における設定条件等を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る外形設定ウインドウを示す図である。 本発明の一実施形態に係る外形設定における設定条件等を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るメイン処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る表示関連処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るマージンライン設定処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るマージンラインの検出範囲の指定を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る接点検出処理を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る検出されたマージンラインを説明する図である。 本発明の一実施形態に係る内面作成処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る外形作成処理のフローチャートである。
符号の説明
1 歯科用補綴物作製システム、2 三次元計測装置、3 作製支援装置、4 切削加工装置、5 ケーブル、6 ケーブル、10 装置本体、11 表示装置、12 入力装置、13 CPU、13a 受付部、13b 表示制御部、13c 接点検出部、13d マージンライン決定部、13e コーピング処理部、13f 加工設定処理部、13g 通信処理部、14 ROM、15 RAM、16 ハードディスクドライブ、17 表示処理部、18 入力インターフェース、19 コンボドライブ、20 外部インターフェース、21 外部インターフェース、22 バス、31 メインウインドウ、51 マージンライン設定ウインドウ、57 作成確認ウインドウ、61 内面設定ウインドウ、71 外形設定ウインドウ、Z 基準軸(歯軸)、M マウスカーソル、T 支台歯模型、ML、ML1、ML2 マージンライン、LT 接線、LC 計算用線。

Claims (4)

  1. 歯科用補綴物を適用する支台歯の模型の三次元形状データを記憶する形状データ記憶手段と、
    前記模型におけるマージンラインの三次元位置情報を記憶するマージンライン記憶手段と、
    前記模型の三次元形状データと、前記マージンラインの三次元位置情報とに基づいて、前記模型の所定の基準軸を含みかつ当該基準軸に沿った断面において、当該面における前記マージンラインの位置から、前記模型の当該マージンライン近傍の表面に対して所定の角度となるように、コーピングの側面部の三次元位置情報を決定する外形決定手段と、
    前記外形決定手段に、前記基準軸の周囲方向の全周に亘って、当該基準軸を含みかつ当該基準軸に沿った複数の異なる面のそれぞれにおけるコーピングの側面部の三次元位置情報を検出させる全周決定制御手段と、
    を有する作製支援装置。
  2. 前記コーピングの厚さの指定を受け付ける厚さ受付手段を更に備え、
    前記外形決定手段は、前記厚さに基づいてコーピングの側面部の三次元位置情報を決定することを特徴とする請求項1に記載の作製支援装置。
  3. 歯科用補綴物の作製を支援する作製支援装置における作製支援方法であって、
    前記作製支援装置は、
    歯科用補綴物を適用する支台歯の模型の三次元形状データを記憶する形状データ記憶手段と、
    前記模型におけるマージンラインの三次元位置情報を記憶するマージンライン記憶手段とを有しており、
    前記模型の三次元形状データと、前記マージンラインの三次元位置情報とに基づいて、前記模型の所定の基準を含みかつ当該基準軸に沿った断面において、当該面における前記マージンラインの位置から、前記模型の当該マージンライン近傍の表面に対して所定の角度となるように、コーピングの側面部の三次元位置情報を決定する外形決定ステップと、
    前記基準軸の周囲方向の全周に亘って、当該基準軸を含みかつ当該基準軸に沿った複数の異なる面のそれぞれにおけるコーピングの側面部の三次元位置情報を検出させる全周決定制御ステップとを有する作製支援方法。
  4. 歯科用補綴物の作製を支援する作製支援装置を構成するコンピュータに実行させるための作製支援プログラムであって、
    前記作製支援装置は、
    歯科用補綴物を適用する支台歯の模型の三次元形状データを記憶する形状データ記憶手段と、
    前記模型におけるマージンラインの三次元位置情報を記憶するマージンライン記憶手段とを有し、
    前記コンピュータを
    前記模型の三次元形状データと、前記マージンラインの三次元位置情報とに基づいて、前記模型の所定の基準軸を含みかつ当該基準軸に沿った断面において、前記マージンラインの位置から、模型の当該マージンライン近傍の表面に対して所定の角度となるように、コーピングの側面部の三次元位置情報を決定する外形決定手段と、
    前記外形決定手段に、前記基準軸の周囲方向の全周に亘って、当該基準軸を含みかつ当該基準軸に沿った複数の異なる面のそれぞれにおけるコーピングの側面部の三次元位置情報を検出させる全周決定制御手段として機能させる作製支援プログラム。
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