JP4888976B2 - 電気コネクタの雄形電気コンタクト製造方法及び電気コネクタの雄形電気コンタクト - Google Patents

電気コネクタの雄形電気コンタクト製造方法及び電気コネクタの雄形電気コンタクト Download PDF

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Description

本発明は、電気コネクタ技術に関するものであり、特に電気コネクタシステムで雌形接触子に挿入される雄形電気コンタクトの製造方法と電気コネクタの雄形電気コンタクトに関する。
電気回路の微小化により、雌形接触子との信頼できる接触力の確保、耐久性の向上、製造の容易性が電気コネクタの雄形電気コンタクトに対して強く要望されている。そのような要望に答えるべく特開2005−11583号公報には、金属板を雄形接触端子の形状に打ち抜き、それを折り曲げ加工して形成される雄形電気コンタクトとその製造方法が開示されている。
特開2005−11583号公報
しかしながら、特開2005−11583号公報に開示されたものは、金属板から打ち抜かれた形状が複雑であり、その複雑な形状の平板を折り曲げ加工して形成されるため、その製造工程が複雑であり高コストになるという問題と、製造された雄形コンタクトが十分な耐久性が備わっていないという問題を有するものであった。
本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、製造が容易で製造コストを低減でき、雌形接触子との信頼できる接触力が確保でき、耐久性のある電気コネクタの雄形電気コンタクトとその製造方法を提供することを目的とする。なお、本願発明では、上、下、前方、後方という表現を各構成部材の部位を特定するために便宜的に用いているが、上は図面に向かって上方向を意味し、下は図面に向かっ下方向を意味するものであり、前方は図面に向かって左側方向を意味し、後方は図面に向かって右側方向を意味すると同時に雄形電気コンタクトに成形された際に雌形電気コンタクトに挿入する方向の側を前方という言葉で定義し、反対側を後方という言葉で定義している。
本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法は、前記課題を解決するために、平行に伸びる上下板部2,3がその中間の位置で連結板部4により連結された平板部材1に対して、連結板部の前方に位置する上下板部にプレス加工により長さ方向の位置が同じ下側に凸のリブ5,6を形成し、上下板部の先端部を下方に折り曲げ先端折曲部7,8を形成し、連結板部の前方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め上向き又は直角上向きに折り曲げ、次いで連結板部が水平に伸びるように下向きに折り曲げ前方折曲部9,10を形成し、連結板部の後方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め下向き又は直角下向きに折り曲げ、次いで後部が水平に伸びるように上向きに折り曲げ、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工することにより上下板部が接して直線的に伸びるように後方折曲部11,12を形成し、次に、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工し、上下板部の先端折曲部の先端同士が接する先端部14と、それに続く上下板部が平行に伸び内側のリブが互いの突起先端同士が接するリブ補強部15と、連結板部により連結される上下板部の間隔がリブ補強部の上下板部の間隔より大きい断面コ字形の中間部16と、後方折曲部の後方の上下板部部が接して直線的に伸びる端子部17とし、次いで、中間連結部の後方の上下板部の一部に対して上方又は下方に向けてプレス加工し端子部に湾曲部を形成することを特徴とする。
また、本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法は、平行に伸びる上下板部2,3が中間の位置で連結板部4により連結された平板部材1に対して、前記連結板部の前方に位置する上下板部にプレス加工により複数の下側に凸のリブ19、20,21を形成し、前記上下板部に形成される複数のリブの一部を長さ方向の位置が異なり突出高さが他のリブより高いリブとし、上下板部の先端部を下方に折り曲げ先端折曲部7,8を形成し、連結板部の前方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め上向き又は直角上向きに折り曲げ、次いで、連結板部が水平に伸びるように下向きに折り曲げ前方折曲部9,10を形成し、連結板部の後方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め下向き又は直角下向きに折り曲げ、次いで、後部が水平に伸びるように上向きに折り曲げ、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工することにより上下板部が接して直線的に伸びるように後方折曲部11,12を形成し、次に、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工し、上下板部の先端折曲部の先端同士が接する先端部14と、それに続く上下板部が平行に伸び内側の高さの高いリブの先端が上下板部のいずれか一方の内側面に接し、長さ方向の位置が同じで高さが同じリブ同士の先端同士が接するリブ補強部15と、連結板部により連結される上下板部の間隔がリブ補強部の上下板部の間隔より大きい断面コ字形の中間部16と、後方折曲部の後方の上下板部部は接して直線的に伸びる端子部17とし、次いで、中間連結部の後方の上下板部の一部に対して上方又は下方に向けてプレス加工し端子部に湾曲部を形成することを特徴とする。
また、本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトは、下板部が内側に向き合い接する先端部と、続いて所定間隔で平行に伸びる上下板部に互いに内側に向き合い接する凸状のリブを有するリブ補強部と、その後方に直交する連結板部により連結され前方の上下板部の平行間隔より幅広な断面コ字形の中間部と、中間部の後方に位置し折曲部を介して上下板部が接して伸びる端子部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の電気コネクタの雄形電気コネクタは、上下板部が内側に向き合い接する先端部と、続いて所定間隔で平行に伸びる上下板部に一部が長さ方向の位置が異なり内側に突出する凸状の複数のリブを有し、前記長さ方向の位置が異なるリブは対向する板部と接し長さ方向の位置が同じリブはリブ同士が接するリブ補強部と、その後方に直交する連結板部により連結され前方の2枚の板部の平行間隔より幅広な断面コ字形の中間部と、中間部から後方に位置し折曲部を介して上下板部が接して伸びる端子部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の電気コネクタの雄形電気コネクタは、前記端子部の一部に湾曲部が形成されていることを特徴とする。
平行に伸びる上下板部がその中間の位置で連結板部4により連結された平板部材に対して、連結板部の前方に位置する上下板部にプレス加工により長さ方向の位置が同じ下側に凸のリブを形成し、上下板部の先端部を下方に折り曲げ先端折曲部を形成し、連結板部の前方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め上向き又は直角上向きに折り曲げ、次いで、連結板部が水平に伸びるように下向きに折り曲げ前方折曲部を形成し、連結板部の後方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め下向き又は直角下向きに折り曲げ、次いで後部が水平に伸びるように上向きに折り曲げ、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工することにより上下板部が接して直線的に伸びるように後方折曲部を形成し、次に、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工し、上下板部の先端折曲部の先端同士が接する先端部と、それに続く上下板部が平行に伸び内側のリブが互いの突起先端同士が接するリブ補強部と、連結板部により連結される上下板部の間隔がリブ補強部の上下板部の間隔より大きい断面コ字形の中間部と、後方折曲部の後方の上下板部部が接して直線的に伸びる端子部とし、次いで、中間連結部の後方の上下板部の一部に対して上方又は下方に向けてプレス加工し端子部に湾曲部を形成する構成により、平板部材の形状が単純であり、折り曲げ加工の回数も少ないので製造が容易であり製造コストを低減することができる。また、端子部に湾曲部を形成する構成により、雄形電気コンタクトをプリント基板等の導体に接続するための端子部の形状を導体への接続に適したものとすることができる。
平行に伸びる上下板部が中間の位置で連結板部4により連結された平板部材に対して、前記連結板部の前方に位置する上下板部にプレス加工により複数の下側に凸のリブを形成し、前記上下板部に形成される複数のリブの一部を長さ方向の位置が異なり突出高さが高いリブとし、上下板部の先端部を下方に折り曲げ先端折曲部を形成し、連結板部の前方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め上向き又は直角上向きに折り曲げ、次いで、連結板部が水平に伸びるように下向きに折り曲げ前方折曲部を形成し、連結板部の後方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め下向き又は直角下向きに折り曲げ、次いで、後部が水平に伸びるように上向きに折り曲げ、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工することにより上下板部が接して直線的に伸びるように後方折曲部を形成し、次に、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工し、上下板部の先端折曲部の先端同士が接する先端部と、それに続く上下板部が平行に伸び内側の高さの高いリブの先端が上下板部のいずれか一方の内側面に接し、長さ方向の位置が同じで高さが同じリブ同士の先端同士が接するリブ補強部と、連結板部により連結される上下板部の間隔がリブ補強部の上下板部の間隔より大きい断面コ字形の中間部と、後方折曲部の後方の上下板部部は接して直線的に伸びる端子部とし、次いで、中間連結部の後方の上下板部の一部に対して上方又は下方に向けてプレス加工し端子部に湾曲部を形成する構成により、平板部材の形状が単純であり、折り曲げ加工の回数も少ないので製造が容易であり製造コストを低減することができる。また、端子部に湾曲部を形成する構成により、雄形電気コンタクトをプリント基板等の導体に接続するための端子部の形状を導体への接続に適したものとすることができる。
上下板部が内側に向き合い接する先端部と、続いて所定間隔で平行に伸びる上下板部に互いに内側に向き合い接する凸状のリブを有するリブ補強部と、その後方に直交する連結板部により連結され前方の上下板部の平行間隔より幅広な断面コ字形の中間部と、中間部の後方に位置し折曲部を介して上下板部が接して伸びる端子部とを備える構成により、閉じた先端部が雌形コンタクトへの挿入を容易とし、リブ補強部が収容部の圧縮力に対して強度と耐久性を保障し、中間部が雄形コンタクト全体の強度と耐久性を向上させ、端子部が電気接続端子との接続を容易にすることができる。
上下板部が内側に向き合い接する先端部と、続いて所定間隔で平行に伸びる上下板部に一部が長さ方向の位置が異なり内側に突出する凸状の複数のリブを有し、前記長さ方向の位置が異なるリブは対向する板部と接し長さ方向の位置が同じリブはリブ同士が接するリブ補強部と、その後方に直交する連結板部により連結され前方の2枚の板部の平行間隔より幅広な断面コ字形の中間部と、中間部から後方に位置し折曲部を介して上下板部が接して伸びる端子部とを備える構成により、閉じた先端部が雌形コンタクトへの挿入を容易とし、リブ補強部が収容部の長さ方向の位置の異なる圧縮力に対して強度と耐久性を保障し、中間部が雄形コンタクト全体の強度と耐久性を向上させ、端子部が電気接続端子との接続を容易にすることができる。
端子部の一部に湾曲部が形成されている構成により、湾曲部のスプリング機能によりプリント基板等の導体への接続を確実にすることができる。
本発明の実施の形態を図により説明する。図1、図2(a)(b)、図3(a)(b)は、本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法の第1実施形態を示す図である。
図1は、本発明の第1実施形態の最初の工程を示す平面図である。平板部材1は導電性の金属板を打ち抜き等の加工により形成される。平板部材1は、上板部2と下板部3が平行に伸び、上下板部2、3の中間部で連結板部4により連結された平板形状をしている。上下板部2、3の連結板部4の前方に位置する部分にプレス加工により下向きに凸な所定長さのリブ5、6が長さ方向の位置が同じくなるように形成される。
図2(a)(b)は、本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法の第1実施形態の次の工程を示す側面図と平面図である。この工程では、上下板部2、3の先端部と連結板部4の前後方の上下板部2、3の一部が折り曲げ加工される。上下板部2、3の先端部は下方に折り曲げられ先端折曲部7、8が形成される。連結板部4の前方の上下板部2、3の一部は斜め上向きに折り曲げられ前方折曲部9、10が形成される。連結板部4の後方の上下板部2、3の一部は斜め下向きに折り曲げられ後方折曲部11、12が形成される。図に示される実施形態では、前方折曲部9、10が斜め上向きに折り曲げられ、後方折曲部11,12が斜め下向き折り曲げられているが、直角に折り曲げてもよい。しかし、折り曲げ加工する際、直角の折り曲げ加工は金属板に負担をかけるので、斜めの折り曲げ加工が望ましい。また、連結板部4の後方の上下板部2、3のいずれか一方のみを折り曲げ加工しても良い。その場合、上下板部2、3の両方を折り曲げ加工する際の折り曲げ量より大きく折り曲げる。
先端折曲部7、8の先端と水平部間の高さ(折曲高さ)をリブ5、6の高さとほぼ同じにする。後方折曲部11、12の折曲高さを前方折曲部9、10の折曲高さよりも大きくし、後方折曲部11,12の後方に平行に伸びる上下板部2、3の位置をリブ5、6の先端の位置になるように形成する。前方折曲部9、10の前方に平行に伸びる上下板部2、3の位置は、後方折曲部11、12の後方に平行に伸びる上下板部2、3より高い位置になる。連結板部4の後方の上下板部2、3のいずれか一方のみを折り曲げ加工する場合、折り曲げ加工された一方の板部の位置は、上下板部2、3の両方を折り曲げ加工した場合の上下板部2、3の位置より低い位置になる。
図3(a)は、本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法の第1実施形態の次の工程を示す平面図であり、図3(b)は側面図、図3(c)は、図3(a)のX−X線断面図である。この工程では、連結板部4と上板部2の境界線aと連結板部4と下板部3の境界線bを折線として上下板部2、3を下向きに直角に折り曲げ加工する。
図3(a)(b)(c)に示される工程の後、連結板部4の後方の上下板部2、3の一部を上下方のいずれかにプレス加工し、連結板部4の後方の上下板部2、3の一部に湾曲部を形成しても良い。
前記工程を経ると図3(a)(b)(c)に示されるような電気コネクタの雄形電気コンタクト13が形成される。電気コネクタの雄形コンタクト13は、上下板部2、3の先端折曲部7、8の先端同士が接する先端部14となる。それに続く上下板部2、3は平行に伸び、その内側に凸状のリブ5、6が互いの突起先端同士が接するように配置されてリブ補強部15となる。
連結板部4により連結された上下板部2、3で形成される中間部16は、上下板部2、3間の間隔がリブ補強部15の上下板部2、3間の間隔より大きい断面コ字形に形成される。
中間部16の後方には後方折曲部11、12を介して上下板部2、3が接して直線的に伸びる端子部17となる。連結板部4と上板部2の境界線aと連結板部4と下板部3の境界線bを折線として上下板部2、3を下向きに直角に折り曲げ加工した後、連結板部4の後方の上下板部2、3の一部を上方又は下方にプレス加工し、連結板部4の後方の上下板部2、3の一部に湾曲部を形成する工程を経ると、中間部16の後方には後方折曲部11、12を介して上下板部2、3が接した状態で湾曲部を形成して伸びる端子部17となる。図4は、前方折曲部9、10と後方折曲部11、12を直角に折り曲げ加工したケースを示す。
図5は、本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法の第1実施形態で製造された雄形コンタクト13の使用状態を示す図である。図5に示される電気コネクタの雌形コンタクト18は、入口部と中間部が連結板部で連結された断面コ字形の収容部を備え、収容部に互いに向き合う湾曲部が形成されている。雌形コンタクト18の収容部に雄形コンタクト13を挿入する。雄形コンタクト13の先端部14は向き合うように接して形成されているので雌形コンタクト18の収容部の入口からスムーズに収容部に挿入され、収容部の互いに向き合う湾曲部を圧接しながら挿入される。
雄形コンタクト13のリブ補強部15は、雌形コンタクト18の収容部の湾曲部により圧縮されるが、リブ5、6が接して形成されているので湾曲部の圧縮力により変形することなく雌形コンタクト18との電気接触を確実にすることができ、接触部の強度と耐久性を向上することができる。
リブ補強部15に続く中間部16は、上下板部2、3が連結板部4で連結され断面コ字形とされ、中間部16の上下板部2、3間の間隔は、リブ補強部15の上下板部2、3間の間隔より多くされているので雄形コンタクト13全体の強度と耐久性を向上する。
中間部16に続く端子部17は、上下板部2、3が接した状態で直線的に伸びているので電気接続端子との接続が容易になる。また、端子部17に湾曲部を形成した場合、湾曲部がプリント基板等の導体に押し付けるスプリングの機能を発揮して導体との接続を確実にする。
図6、図7(a)(b)、図8(a)(b)は、本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法の第2実施形態を示す図である。第1の実施形態と同じ構成については同一符合を付す。
図6に示すように、平板部材1は導電性の金属板を打ち抜き等の加工により形成される。平板部材1は、上板部2と下板部3が平行に伸び、上下板部2、3の中間部で連結板部4により連結された平板形状をしている。上板部2の連結板部4の前方にプレス加工により下向きに凸な所定長さの前方リブ19と、後方リブ20が形成される。下板部3の連結板部4の前方にプレス加工により下向きに凸な所定長さの中間リブ21と、後方リブ22が形成される。
上板部2に形成された前方リブ19と下板部3に形成された中間リブ21は長さ方向の位置が異なり、上板部2に形成された後方リブ20と下板部3に形成された後方リブ22は長さ方向の位置が同じである。長さ方向の位置が異なる前方リブ19と中間リブ21の突出高さは、長さ方向の位置が同じ後方リブ20、22の突出高さの2倍と高く形成する。
図7(a)(b)は、本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法の第2実施形態の次の工程を示す側面図と平面図である。この工程では、上下板部2、3の先端部と連結板部4の前後方の上下板部2、3の一部が同時に折り曲げ加工される。上下板部2、3の先端部は下側に折り曲げられ先端折曲部7、8が形成される。連結板部4の前方の上下板部2、3の一部は斜め上向きに折り曲げられ前方折曲部9、10が形成される。連結板部4の後方の上下板部2、3の一部は斜め下向きに折り曲げられ後方折曲部11、12が形成される。図に示される実施形態では、前方折曲部9、10が斜め上向きに折り曲げられ、後方折曲部11,12が斜め下向き折り曲げられているが、直角に折り曲げてもよい。しかし、折り曲げ加工する際、直角の折り曲げ加工は金属板に負担をかけるので、斜めの折り曲げ加工が望ましい。また、連結板部4の後方の上下板部2、3のいずれか一方のみを折り曲げ加工しても良い。その場合、上下板部2、3の両方を折り曲げ加工する際の折り曲げ量より大きく折り曲げる。
先端折曲部7、8の先端と水平部間の高さ(折曲高さ)を後方リブ20、22の高さとほぼ同じにする。後方折曲部11、12の折曲高さを前方折曲部9、10の折曲高さよりも大きくし、後方折曲部11,12の後方に平行に伸びる上下板部2、3の位置を後方リブ20、22の突起先端の位置になるように形成する。前方折曲部9、10の前方に平行に伸びる上下板部2、3の位置は、後方折曲部11,12の後方に平行に伸びる上下板部2、3より高い位置になる。連結板部4の後方の上下板部2、3のいずれか一方のみを折り曲げ加工する場合、折り曲げ加工された一方の板部の位置は、上下板部2、3の両方を折り曲げ加工した場合の上下板部2、3の位置より低い位置になる。
図8(a)は、本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法の第2実施形態の次の工程を示す平面図であり、図7(b)は側面図、図7(c)は図7(a)のY−Y線断面図である。この工程では、連結板部4と上板部2の境界線aと連結板部4と下板部3の境界線bを折線として上下板部2、3を下向きに直角に折り曲げ加工する。
この工程を経ると図8(a)(b)(c)に示されるような電気コネクタの雄形電気コンタクト13が形成される。電気コネクタの雄形コンタクト13は、上下板部2、3の先端折曲部7、8の先端同士が接する先端部14となる。それに続く上下板部2、3は平行に伸び、その内側に高さの高い前方リブ19の先端が下板部3の内側面に接し、中間リブ21の先端が上板部2の内側面に接し、後方リブ20、22同士が接するように配置されてリブ補強部15となる。
連結板部4により連結された上下板部2、3で形成される中間部16は、上下板部2、3間の間隔がリブ補強部15の上下板部2、3間の間隔より大きい断面コ字形に形成される。
中間部16の後方には後方折曲部11、12を介して上下板部2、3が接して伸びる端子部17となる。連結板部4と上板部2の境界線aと連結板部4と下板部3の境界線bを折線として上下板部2、3を下向きに直角に折り曲げ加工した後、連結板部4の後方の上下板部2、3の一部を上方又は下方にプレス加工し、連結板部4の後方の上下板部2、3の一部に湾曲部を形成する工程を経ると、中間部16の後方には後方折曲部11、12を介して上下板部2、3が接した状態で湾曲部を形成して伸びる端子部17となる。図9は、連結板部4の後方の下板部3のみを直角に折り曲げ加工したケースを示す。図10は、連結板部4の後方の下板部3のみを斜め下向きに折り曲げ加工したケースを示す。
図11は、本発明の電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法の第2実施形態で製造された雄形コンタクト13の使用状態を示す図である。図11に示される電気コネクタの雌形コンタクト18は、入口部と中間部が連結板部で連結された断面コ字形の収容部を備え、収容部に湾曲中心の位置が異なる互いに向き合う湾曲部が形成されている。雌形コンタクト18の収容部に雄形コンタクト13を挿入する。雄形コンタクト13の先端部14は向き合うように接して形成されているので雌形コンタクト18の収容部の入口からスムーズに収容部に挿入され、収容部の湾曲中心の位置が異なる互いに向き合う湾曲部を圧接しながら挿入される。
雄形コンタクト13のリブ補強部15は、雌形コンタクト18の収容部の湾曲中心の位置が異なる互いに向き合う湾曲部により圧縮されるが、長さ方向の位置の異なる前方リブリブ19、中間リブ21、後方リブ20、22が形成されているので湾曲中心の位置が異なり互いに向き合う湾曲部の長さ方向の異なる位置の圧縮力により変形することなく雌形コンタクト18との電気接触を確実にすることができ、接触部の強度と耐久性を向上することができる。
リブ補強部15に続く中間部16は、上下板部2、3が連結板部4で連結され断面コ字形とされ、中間部16の上下板部2、3間の間隔は、リブ補強部15の上下板部2、3間の間隔より多くされているので雄形コンタクト13全体の強度と耐久性を向上する。
中間部16に続く端子部17は、上下板部2、3が接した状態で直線的に伸びているので電気接続端子との接続が容易になる。また、図12に示すように端子部17に湾曲部を形成した場合、湾曲部がプリント基板等の導体に押し付けるスプリングの機能を発揮して導体との接続を確実にする。
本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)(c)本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)(c)本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。
符号の説明
1:平板部材、2:上板部、3:下板部、4:連結板部、5、6:リブ、7、8:先端折曲部、9、10:前方折曲部、11、12:後方折曲部、13:雄形コンタクト1、14: 先端部、15:リブ補強部、16:中間部、17:端子部、18:雌形コンタクト、19:前方リブ、20:後方リブ、21:中間リブ、22:後方リブ、

Claims (5)

  1. 平行に伸びる上下板部(2,3)がその中間の位置で連結板部(4)により連結された平板部材(1)に対して、連結板部の前方に位置する上下板部にプレス加工により長さ方向の位置が同じ下側に凸のリブ(5,6)を形成し、
    上下板部の先端部を下方に折り曲げ先端折曲部(7,8)を形成し、
    連結板部の前方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め上向き又は直角上向きに折り曲げ、次いで、連結板部が水平に伸びるように下向きに折り曲げ前方折曲部(9,10)を形成し、
    連結板部の後方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め下向き又は直角下向きに折り曲げ、次いで、後部が水平に伸びるように上向きに折り曲げ、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工することにより上下板部が接して直線的に伸びるように後方折曲部(11,12)を形成し、
    次に、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工し、上下板部の先端折曲部の先端同士が接する先端部(14)と、それに続く上下板部が平行に伸び内側のリブが互いの突起先端同士が接するリブ補強部(15)と、連結板部により連結される上下板部の間隔がリブ補強部の上下板部の間隔より大きい断面コ字形の中間部(16)と、後方折曲部の後方の上下板部部が接して直線的に伸びる端子部(17)とし、次いで、中間連結部の後方の上下板部の一部に対して上方又は下方に向けてプレス加工し端子部に湾曲部を形成することを特徴とする電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法。
  2. 平行に伸びる上下板部(2,3)が中間の位置で連結板部(4)により連結された平板部材(1)に対して、前記連結板部の前方に位置する上下板部にプレス加工により複数の下側に凸のリブ(19、20,21)を形成し、前記上下板部に形成される複数のリブの一部を長さ方向の位置が異なり突出高さが他のリブより高いリブとし、
    上下板部の先端部を下方に折り曲げ先端折曲部(7,8)を形成し、
    連結板部の前方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め上向き又は直角上向きに折り曲げ、次いで連結板部が水平に伸びるように下向きに折り曲げ前方折曲部(9,10)を形成し、
    連結板部の後方の上下板部の少なくとも一方の一部を斜め下向き又は直角下向きに折り曲げ、次いで、後部が水平に伸びるように上向きに折り曲げ、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工することにより上下板部が接して直線的に伸びるように後方折曲部(11,12)を形成し、
    次に、上下板部を中間連結部との境界線を折線として下向きに直角に折り曲げ加工し、上下板部の先端折曲部の先端同士が接する先端部(14)と、それに続く上下板部が平行に伸び内側の高さの高いリブの先端が上下板部のいずれか一方の内側面に接し、長さ方向の位置が同じで高さが同じリブ同士の先端同士が接するリブ補強部(15)と、連結板部により連結される上下板部の間隔がリブ補強部の上下板部の間隔より大きい断面コ字形の中間部(16)と、後方折曲部の後方の上下板部部は接して直線的に伸びる端子部(17)とし、次いで、中間連結部の後方の上下板部の一部に対して上方又は下方に向けてプレス加工し端子部に湾曲部を形成することを特徴とする電気コネクタの雄形電気コンタクトの製造方法。
  3. 上下板部が内側に向き合い接する先端部と、続いて所定間隔で平行に伸びる上下板部に互いに内側に向き合い接する凸状のリブを有するリブ補強部と、その後方に直交する連結板部により連結され前方の上下板部の平行間隔より幅広な断面コ字形の中間部と、中間部の後方に位置し折曲部を介して上下板部が接して伸びる端子部とを備えることを特徴とする電気コネクタの雄形電気コンタクト。
  4. 上下板部が内側に向き合い接する先端部と、続いて所定間隔で平行に伸びる上下板部に一部が長さ方向の位置が異なり内側に突出する凸状の複数のリブを有し、前記長さ方向の位置が異なるリブは対向する板部と接し長さ方向の位置が同じリブはリブ同士が接するリブ補強部と、その後方に直交する連結板部により連結され前方の2枚の板部の平行間隔より幅広な断面コ字形の中間部と、中間部から後方に位置し折曲部を介して上下板部が接して伸びる端子部とを備えることを特徴とする電気コネクタの雄形電気コンタクト。
  5. 前記端子部の一部に湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の電気コネクタの雄形電気コンタクト。
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