JP4885663B2 - 窒素発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、窒素発生装置の技術分野に属する。
酸素を吸着する吸着媒体が収容された吸着筒に加圧空気を送り込んで酸素を吸着させることで、空気から酸素を除去して窒素を得る窒素発生装置がある(一例として、特開2003−342008号公報)。
特開2003−342008号公報
窒素発生装置においては窒素の純度を高めるために2本の吸着筒を備えるのが普通であるが、それらへの空気の供給経路や排気などを切り換えるために電磁弁が用いられていた。つまり、電磁弁、電磁弁を制御するためのタイマーやリレー等、各吸着筒と各電磁弁とを相互に接続するための管路を必要とし、構成が複雑であった。
請求項1記載の窒素発生装置は、
酸素を吸着する吸着媒体が収容された第1の吸着筒T1及び第2の吸着筒T2と、
弁体を回転させることで、
(a)コンプレッサから供給される空気を第1の吸着筒T1のみに誘導し第2の吸着筒T2から排気させる第1筒加圧ポジション、
(b)第1の吸着筒T1と第2の吸着筒T2とを連通させて第1の吸着筒T1から第2の吸着筒T2へ気体を流入させる第1均圧ポジション、
(c)コンプレッサから供給される空気を第2の吸着筒T2に誘導し第1の吸着筒T1から排気させる第2筒加圧ポジション、
(d)第1の吸着筒T1と第2の吸着筒T2とを連通させて第2の吸着筒T2から第1の吸着筒T1へ気体を流入させる第2均圧ポジション
を上記(a)、(b)、(c)、(d)の順に繰り返すロータリ弁と、
第1の吸着筒T1と第2の吸着筒T2とを連通する管路に配されて、前記弁体の回転角度が前記第1筒加圧ポジションの範囲内で設定される第1開放角度になると開弁して第1の吸着筒T1から第2の吸着筒T2へと気体を通過させ、前記弁体の回転角度が前記第2筒加圧ポジションの範囲内で設定される第2開放角度になると開弁して第2の吸着筒T2から第1の吸着筒T1へと気体を通過させる開閉弁手段と
を備えることを特徴とする。
この窒素発生装置は、ロータリ弁1つで、第1の吸着筒T1への加圧空気の供給と第2の吸着筒T2からの排気(第1筒加圧ポジション)、第1の吸着筒T1と第2の吸着筒T2との連通による第1の吸着筒T1から第2の吸着筒T2への窒素リッチ気体の流入(第1均圧ポジション)、第2の吸着筒T2への加圧空気の供給と第1の吸着筒T1からの排気(第2筒加圧ポジション)、第2の吸着筒T2と第1の吸着筒T1との連通による第2の吸着筒T2から第1の吸着筒T1への窒素リッチ気体の流入(第2均圧ポジション)を順に繰り返すことができ、多数の電磁弁も、それら電磁弁を制御するためのタイマーやリレー等も、また吸着筒と電磁弁とを相互に接続するための複雑な管路も不要になり、構成を単純化できる。
また、第1の吸着筒T1と第2の吸着筒T2とを連通する管路に配されて、前記弁体の回転角度が前記第1筒加圧ポジションの範囲内で設定される第1開放角度になると開弁して第1の吸着筒T1から第2の吸着筒T2へと気体を通過させ、前記弁体の回転角度が前記第2筒加圧ポジションの範囲内で設定される第2開放角度になると開弁して第2の吸着筒T2から第1の吸着筒T1へと気体を通過させる開閉弁手段とを備えるので、第1均圧ポジションにおいて第1の吸着筒T1から第2の吸着筒T2への窒素リッチ気体を流入させる前に、第1の吸着筒T1から第2の吸着筒T2に窒素リッチの気体を導入して、第2の吸着筒T2に残存している酸素をパージアウトでき、第2均圧ポジションにおいて第2の吸着筒T2から第1の吸着筒T1への窒素リッチ気体を流入させる前に、第2の吸着筒T2から第1の吸着筒T1に窒素リッチの気体を導入して、第1の吸着筒T1に残存している酸素をパージアウトできる。しかも、開閉弁手段の開弁は弁体の回転角度に従うので、開弁のタイミングを適切にできる。
その開閉弁手段の閉弁タイミングは、請求項4のようにすればよい。即ち、前記弁体の回転角度が前記第1開放角度になって開弁した前記開閉弁手段は、前記ロータリ弁が前記第1均圧ポジションになると同時又は前記第1均圧ポジションにある間に閉弁し、前記弁体の回転角度が前記第2開放角度になって開弁した前記開閉弁手段は、前記ロータリ弁が前記第2均圧ポジションになると同時又は前記第2均圧ポジションにある間に閉弁する構成である。
このようにすれば、第1筒加圧ポジションから第1均圧ポジションになるときは、第1均圧ポジションになると同時又は第1均圧ポジション中に開閉弁手段を閉弁でき、第2筒加圧ポジションから第2均圧ポジションになるときは、第2均圧ポジションになると同時又は第2均圧ポジション中に開閉弁手段を閉弁できる。
ところで、気体用の小型の開閉弁はフラッパ式の弁体や昇降する弁体にて開閉する構造であるため、流出ポートから流入ポートへの逆流は阻止できないのが普通である。従って、開閉弁手段は、そうした開閉弁を2個、いわゆる背中合わせに配置して構成するとよい。勿論、流出ポートから流入ポートへの逆流を阻止できる構造の開閉弁であれば、1個だけで開閉弁手段を構成できる。
また、請求項2記載のように、前記開閉弁手段は、前記弁体と共に回転するカムによって駆動されるメカニカル弁にすれば、弁体の回転に伴って開閉弁手段が自動的に開弁されるから、例えばタイマーや駆動用のアクチュエータ等は不要である。
或いは、請求項3記載のように、前記開閉弁手段は電磁弁であり、前記弁体の回転角度が前記第1開放角度になると前記開閉弁手段を開弁させ、また前記弁体の回転角度が前記第2開放角度になると前記開閉弁手段を開弁させるスイッチ手段を備えた構成にしてもよい。この場合も、弁体の回転に伴ってオンされる接点(スイッチ手段)を備える程度の簡単な構成で済む。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例]
図1に示す窒素発生装置1は、PSA(Pressure Swing Adsorption)式窒素発生装置であり、材質、寸法等が同一の第1吸着筒T1及び第2吸着筒T2を備えている。これら第1吸着筒T1及び第2吸着筒T2には、空気中の酸素や二酸化炭素、水等の不純物を吸着可能なペレット状の分子篩活性炭(モレキュラシーブカーボン)が吸着媒体として充填されている。
第1吸着筒T1のボトムはロータリ弁RV−1の第1ポートPT1に接続され、第2吸着筒T2のボトムはロータリ弁RV−1の第2ポートPT2に接続されている。
このロータリ弁RV−1のロータリ弁としての構成は特許第3597155号公報に記載されているものと同様であるから、その詳細説明は省略する。
ロータリ弁RV−1の第3ポートPT3は、ドレンユニットDF1及び冷却管CC1を介してエアコンプレッサP1のデリバリ側に接続されている。
第3ポートPT3とドレンユニットDF1間にはリリーフ弁RRVが取り付けられ、冷却管CC1とエアコンプレッサP1間には圧力センサPIS1が配され、また圧力センサPIS1の検出圧が設定値以上になると開放される電磁弁SV1が取り付けられている。
またエアコンプレッサP1のサクション側は吸気フィルタAF1を介して大気開放されている。
ロータリ弁RV−1の第4ポートPT4は、サイレンサSL−1を介して大気開放されている。
一方、第1吸着筒T1のヘッドには逆止弁CV1を介してバッファタンクBTに至る窒素送出管路2が接続され、第2吸着筒T2のヘッドには逆止弁CV2を介してバッファタンクBTに至る窒素送出管路3が接続されている。窒素送出管路2、3には、それぞれ圧力センサPIS2、PIS3が取り付けられている。
これら窒素送出管路2と窒素送出管路3とは、逆止弁CV1、CV2の上流側において、オリフィスOR2を備える連通管路4により常時連通している。
また、メカニカル弁MV1、MV2及びオリフィスOR1を備える通断管路5が、窒素送出管路2と窒素送出管路3とを接続している。メカニカル弁MV1、MV2はフラッパ式の弁体にて開閉する構造であるため、流出ポートから流入ポートへの逆流は阻止できない。例えばメカニカル弁MV1が開放されたときに窒素送出管路2の気圧が窒素送出管路3の気圧に勝ると、メカニカル弁MV2は開放されて逆流を許す。これらメカニカル弁MV1、MV2は共同して開閉弁手段を構成する。
逆止弁CV1、CV2の下流側は上述の通りバッファタンクBTに接続されている。そのバッファタンクBTには、圧力調整弁PR1、窒素ガス流量計FM1、定流量調整弁FC1を経て窒素ガス出口に至る窒素ガス取出管路6が接続されている。また窒素ガス取出管路6には、圧力調整弁PR1の下流側に圧力計PG1が取り付けられ、定流量調整弁FC1の下流側に酸素濃度計O2IAが取り付けられている。
上述したように、ロータリ弁RV−1のロータリ弁としての構成及び動作は特許第3597155号公報に記載されているものと同様であるが、本実施例ではメカニカル弁MV1、MV2を開放駆動する機構が付属しているので、その構成を図2によって説明する。
ロータリ弁RV−1の弁箱10内には弁室11が設けられており、この弁室11に第1ポートPT1〜第4ポートPT4がそれぞれ連通している。また弁室11には弁体12が収容されている。この弁体12に結合されているカップリング13は図示しないモータの出力軸に連結されており、モータを回転させると弁室11内で弁体12が回転する。この弁体12の回転に伴って、特許第3597155号公報に記載されている通りに第1ポートPT1〜第4ポートPT4のいずれかが相互に連通し、また遮断される。
この弁体12の回転により、ロータリ弁RV−1は、
(a)第1ポートPT1と第3ポートPT3とが連通し第2ポートPT2と第4ポートPT4とが連通する第1筒加圧ポジション、
(b)第1ポートPT1と第2ポートPT2とが連通し第2ポートPT3と第4ポートPT4とが連通する第1均圧ポジション、
(c)第2ポートPT2と第3ポートPT3とが連通し第1ポートPT1と第4ポートPT4とが連通する第2筒加圧ポジション、
(d)第1ポートPT1と第2ポートPT2とが連通し第2ポートPT3と第4ポートPT4とが連通する第2均圧ポジション
を(a)、(b)、(c)、(d)順に繰り返す。
なお、これら第1筒加圧ポジション、第1均圧ポジション、第2筒加圧ポジション及び第2均圧ポジションとなる弁体12の回転角度には、弁体12の構成に応じてある範囲があり(一点ではない)、その回転角度の範囲で各ポジションが持続する。
カップリング13の弁箱10の外に出ている部分には、メカニカル弁MV1、MV2用の第1カム14及び第2カム15とが180度の位相差で取り付けられており、第1カム14及び第2カム15は弁体12と共回りする。
第1カム14及び第2カム15の軌道内にはメカニカル弁MV1の開弁軸16とメカニカル弁MV2の開弁軸17とが位置しており、弁体12の回転に伴って第1カム14がメカニカル弁MV1の開弁軸16を駆動する(メカニカル弁MV1を開弁させる)ときは、第2カム15がメカニカル弁MV2の開弁軸17を駆動し(メカニカル弁MV1を開弁させ)、第2カム15がメカニカル弁MV1の開弁軸16を駆動する(メカニカル弁MV1を開弁させる)ときは、第1カム14がメカニカル弁MV2の開弁軸17を駆動する(メカニカル弁MV1を開弁させる)。従って、弁体12(第1カム14及び第2カム15)が1回転する毎に、メカニカル弁MV1、メカニカル弁MV2が2回ずつ同時に開閉される。
次に、この窒素発生装置1の動作、すなわち空気から窒素を得るための処理を説明する。
(1)窒素発生装置1が稼働して、ロータリ弁RV−1が第1筒加圧ポジションになると、第1ポートPT1と第3ポートPT3とが連通するので、エアコンプレッサP1からの加圧空気が第1吸着筒T1のボトムに送り込まれる。
第1吸着筒T1に送り込まれた空気は、ボトムからヘッドへと移動する途中で分子篩活性炭と接触し、空気中の酸素、二酸化炭素、水等が分子篩活性炭に吸着される。窒素はほとんど吸着されないので、第1吸着筒T1のヘッドに達した気体は高純度の窒素となる。この窒素ガスは、窒素送出管路2に流出し逆止弁CV1を通ってバッファタンクBTに流入して製品ガスとして貯留される。
また、第1筒加圧ポジションでは第2ポートPT2と第4ポートPT4とが連通するので、第2吸着筒T2内の気体がサイレンサSL−1から排気される。
ところで、第1吸着筒T1から窒素送出管路2に流出した窒素ガスの一部は連通管路4を通って窒素送出管路3に流れるので、上記の第2吸着筒T2の排気に際して第2吸着筒T2に流入する。
また、ロータリ弁RV−1が第1筒加圧ポジションの後半になると第1カム14がメカニカル弁MV1の開弁軸16を押し込んで開弁させ、同時に第2カム15がメカニカル弁MV2の開弁軸17を押し込んで開弁させる。すると、窒素送出管路2に流出した窒素ガスの一部は通断管路5からも窒素送出管路3に流入する。この窒素送出管路3に流入した窒素ガスは第2吸着筒T2に流入する。即ち、高濃度の窒素ガスが第2吸着筒T2に送り込まれるので、第2吸着筒T2における窒素の濃縮効率が高まる。
なお、メカニカル弁MV1、MV2の開弁のタイミング及び閉弁のタイミングは、弁体12の回転角度と第1カム14、第2カム15の形状とにより所望のタイミングにできるので、実験などに基づいて好適な設定をすればよい。
(2)次に、ロータリ弁RV−1が第1均圧ポジションになると、第1ポートPT1と第2ポートPT2とが連通するので、第1吸着筒T1に残留していた窒素リッチの気体が第2吸着筒T2に流入する。つまり、窒素リッチの気体を第2吸着筒T2に移動させることで第2吸着筒T2での窒素の濃縮効率を高めている。また第3ポートPT3と第4ポートPT4とが連通するので、エアコンプレッサP1からの加圧空気はサイレンサSL−1から放出される。
なお、ロータリ弁RV−1が第1均圧ポジションになるのとほぼ同時にメカニカル弁MV1、MV2が閉弁する。
(3)次に、ロータリ弁RV−1が第2筒加圧ポジションになると、第2ポートPT2と第3ポートPT3とが連通するので、エアコンプレッサP1からの加圧空気が第2吸着筒T2のボトムに送り込まれる。
第2吸着筒T2に送り込まれた空気は、ボトムからヘッドへと移動する途中で分子篩活性炭と接触し、空気中の酸素、二酸化炭素、水等が分子篩活性炭に吸着される。窒素はほとんど吸着されないので、第2吸着筒T2のヘッドに達した気体は高純度の窒素となる。
この窒素ガスは、窒素送出管路3に流出し逆止弁CV2を通ってバッファタンクBTに流入して製品ガスとして貯留される。
また、第2筒加圧ポジションでは第1ポートPT1と第4ポートPT4とが連通するので、第1吸着筒T1内の気体がサイレンサSL−1から排気される。
この場合も、上述の第1筒加圧ポジションにおけると同様に、第2吸着筒T2から窒素送出管路3に流出した窒素ガスの一部は連通管路4を通って窒素送出管路2に流れる。またロータリ弁RV−1が第2筒加圧ポジションの後半になると、第1カム14がメカニカル弁MV2の開弁軸17を押し込んで開弁させ、同時に第2カム15がメカニカル弁MV1の開弁軸16を押し込んで開弁させる。すると、窒素送出管路3に流出した窒素ガスの一部は通断管路5からも窒素送出管路2に流入する。この窒素送出管路2に流入した窒素ガスは第1吸着筒T1に流入する。即ち、高濃度の窒素ガスが第1吸着筒T1に送り込まれるので、第1吸着筒T1における窒素の濃縮効率が高まる。
(4)次に、ロータリ弁RV−1が第2均圧ポジションになると、第1ポートPT1と第2ポートPT2とが連通するので、第2吸着筒T2に残留していた窒素リッチの気体が第1吸着筒T1に流入する。つまり、窒素リッチの気体を第1吸着筒T1に移動させることで第1吸着筒T1での窒素の濃縮効率を高めている。また第3ポートPT3と第4ポートPT4とが連通するので、エアコンプレッサP1からの加圧空気はサイレンサSL−1から放出される。
なお、ロータリ弁RV−1が第2均圧ポジションになるのとほぼ同時にメカニカル弁MV1、MV2が閉弁する。
このように、弁体12が1回転する毎にロータリ弁RV−1が第1筒加圧ポジション、第1均圧ポジション、第2筒加圧ポジション、第2均圧ポジションの順に切り替わり、これが繰り返されるので、バッファタンクBTには高純度(操作条件にもよるが99.5〜99.99%)の窒素ガスが貯留される。このバッファタンクBTに貯留された窒素ガスを窒素ガス出口から取り出して使用できる。
また、第1の吸着筒T1と第2の吸着筒T2とを連通する通断管路5に配されたメカニカル弁MV1、MV2(開閉弁手段)が、第1筒加圧ポジションの後半〜第1均圧ポジションの開始まで開弁して第1吸着筒T1から第2吸着筒T2へと高濃度の窒素ガスを通過させ、また第2筒加圧ポジションの後半〜第2均圧ポジションの開始まで開弁して第2吸着筒T2から第1吸着筒T1へと高濃度の窒素ガスを通過させるので、窒素発生装置1の濃縮効率を高めることができる。なお、窒素発生装置1の濃縮効率は、第1均圧ポジションにおいて第1吸着筒T1から第2吸着筒T2へと窒素リッチの気体を移動させ、第2均圧ポジションにおいて第2吸着筒T1から第1吸着筒T1へと窒素リッチの気体を移動させることによっても高められている。
しかも、これらメカニカル弁MV1、MV2の開弁及び閉弁は弁体12の回転角度に従うので、開弁、閉弁のタイミングを適切にできる。
以上説明したとおり、この窒素発生装置1は、1つのロータリ弁RV−1が第1筒加圧ポジション、第1均圧ポジション、第2筒加圧ポジション、第2均圧ポジションを順に繰り返すことで高純度の窒素ガスを生成でき、多数の電磁弁も、それら電磁弁を制御するためのタイマーやリレー等も、また吸着筒と電磁弁とを相互に接続するための複雑な管路も不要になり、構成を単純化できる。
また、第1筒加圧ポジションの後半にはメカニカル弁MV1、MV2を開放して第1吸着筒T1から第2吸着筒T2に高濃度の窒素ガスを導入し、第2筒加圧ポジションの後半にはメカニカル弁MV1、MV2を開放して第2吸着筒T2から第1吸着筒T1に高濃度の窒素ガスを導入するので、生成される窒素ガスの純度を高めることができる。
そのメカニカル弁MV1、MV2の開閉は、弁体12と共に回転する第1カム14、第2カム15によって行われ、弁体12の回転に伴ってメカニカル弁MV1、MV2が自動的に開閉されるから、例えばタイマーや駆動用のアクチュエータ等は不要である。
[その他]
例えば、実施例では、カムにてメカニカル弁MV1、MV2(開閉弁手段)を開放させているが、メカニカル弁ではなく電磁弁として、弁体12の回転角度が第1開放角度になると開閉弁手段(電磁弁)を開弁させ、弁体12の回転角度が第2開放角度になると開閉弁手段(電磁弁)を開弁させるスイッチ手段を備えた構成にしてもよい。
実施例の窒素発生装置のプロセスフロー図。 実施例の窒素発生装置におけるロータリ弁によるメカニカル弁の駆動説明図。
符号の説明
1・・・窒素発生装置、
2・・・窒素送出管路、
3・・・窒素送出管路、
4・・・連通管路、
5・・・通断管路、
12・・・弁体、
13・・・カップリング、
14・・・第1カム、
15・・・第2カム、
BT・・・バッファタンク、
CV1・・・逆止弁、
CV2・・・逆止弁、
MV1・・・メカニカル弁、
MV2・・・メカニカル弁、
P1・・・エアコンプレッサ、
PT1・・・第1ポート、
PT2・・・第2ポート、
PT3・・・第3ポート、
PT4・・・第4ポート、
RV−1・・・ロータリ弁、
T1・・・第1吸着筒、
T2・・・第2吸着筒。

Claims (4)

  1. 酸素を吸着する吸着媒体が収容された第1の吸着筒T1及び第2の吸着筒T2と、
    弁体を回転させることで、
    (a)コンプレッサから供給される空気を第1の吸着筒T1のみに誘導し第2の吸着筒T2から排気させる第1筒加圧ポジション、
    (b)第1の吸着筒T1と第2の吸着筒T2とを連通させて第1の吸着筒T1から第2の吸着筒T2へ気体を流入させる第1均圧ポジション、
    (c)コンプレッサから供給される空気を第2の吸着筒T2に誘導し第1の吸着筒T1から排気させる第2筒加圧ポジション、
    (d)第1の吸着筒T1と第2の吸着筒T2とを連通させて第2の吸着筒T2から第1の吸着筒T1へ気体を流入させる第2均圧ポジション
    を上記(a)、(b)、(c)、(d)の順に繰り返すロータリ弁と、
    第1の吸着筒T1と第2の吸着筒T2とを連通する管路に配されて、前記弁体の回転角度が前記第1筒加圧ポジションの範囲内で設定される第1開放角度になると開弁して第1の吸着筒T1から第2の吸着筒T2へと気体を通過させ、前記弁体の回転角度が前記第2筒加圧ポジションの範囲内で設定される第2開放角度になると開弁して第2の吸着筒T2から第1の吸着筒T1へと気体を通過させる開閉弁手段と
    を備えることを特徴とする窒素発生装置。
  2. 前記開閉弁手段は、前記弁体と共に回転するカムによって駆動されるメカニカル弁であることを特徴とする請求項1記載の窒素発生装置。
  3. 前記開閉弁手段は電磁弁であり、
    前記弁体の回転角度が前記第1開放角度になると前記開閉弁手段を開弁させ、また前記弁体の回転角度が前記第2開放角度になると前記開閉弁手段を開弁させるスイッチ手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の窒素発生装置。
  4. 前記弁体の回転角度が前記第1開放角度になって開弁した前記開閉弁手段は、前記ロータリ弁が前記第1均圧ポジションになると同時又は前記第1均圧ポジションにある間に閉弁し、
    前記弁体の回転角度が前記第2開放角度になって開弁した前記開閉弁手段は、前記ロータリ弁が前記第2均圧ポジションになると同時又は前記第2均圧ポジションにある間に閉弁する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の窒素発生装置。
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