JP4884853B2 - 染料含有ネガ型硬化性組成物、カラーフィルタ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
<1> 染料と、下記一般式(1)で表される光重合開始剤と、ラジカル重合性モノマーとを含み、前記ラジカル重合性モノマーの含有量が全固形分中の10質量%〜50質量%であり、前記光重合開始剤の含有量が前記ラジカル重合性モノマーに対して1質量%〜30質量%である染料含有ネガ型硬化性組成物である。
<3> 前記バインダー樹脂が、アルカリ可溶性樹脂であることを特徴とする前記<2>に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物である。
<4> 前記ラジカル重合性モノマーが、多官能(メタ)アクリル化合物であることを特徴とする前記<1>〜<3>のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物である。
<5> 前記染料が、吸収特性の異なる少なくとも2種の染料の混合物からなることを特徴とする前記<1>〜<4>のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物である。
<6> 前記染料の含有量が全固形分中の10質量%〜60質量%であることを特徴とする前記<1>〜<5>のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物である。
<7> 前記バインダー樹脂の含有量が全固形分中の1質量%〜40質量%であることを特徴とする前記<2>〜<6>のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物である。
<8> 前記<1>〜<7>のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物を用いてなるカラーフィルタである。
<9> 前記<1>〜<7>のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物を支持体上に塗布後、マスクを通して露光し、現像してパターン画像を形成する工程を有するカラーフィルタの製造方法である。
特に、ステッパー露光によりパターン形成した際に効果的である。
本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物は、少なくとも1種の染料と、少なくとも1種の光重合開始剤と、少なくとも1種のラジカル重合性モノマーとを含む。
前記染料としては、特に制限なく使用することができ、従来カラーフィルタ用として公知の染料等を具体例として挙げることができる。例えば、特開昭64−90403号公報、特開昭64−91102号公報、特開平1−94301号公報、特開平6−11614号公報、特登2592207号、米国特許第4,808,501号明細書、米国特許第5,667,920号明細書、米国特許第5,059,500号明細書、特開平5−333207号公報、特開平6−35183号公報、特開平6−51115号公報、特開平6−194828号公報等に記載の染料を挙げることができる。化学構造としては、アゾ系、アンスラピリドン系、トリフェニルメタン系、アントラキノン系、ベンジリデン系、オキソノール系、シアニン系、フェノチアジン系、ピロロピラゾールアゾメチン系、キサンテン系、フタロシアニン系、ベンゾピラン系、インジゴ系等の染料が使用できる。特に好ましくは、ピラゾールアゾ系、アニリノアゾ系、ピラゾロトリアゾールアゾ系、ピリドンアゾ系、アントラキノン系、アンスラピリドン系の染料である。
前記酸性染料について説明する。酸性染料としては、スルホン酸基、カルボキシル基及びフェノール性水酸基等の酸性基を有する色素であれば特に限定されないが、有機溶剤や現像液に対する溶解性、塩基性化合物との塩形成性、吸光度、硬化性組成物中の他の成分との相互作用、耐光性及び耐熱性等の必要とされる性能の全てを考慮して選択される。
acid alizarin violet N;
acid black 1,2,24,48;
acid blue 1,7,9,15,18,23,25,27,29,40,42,45,51,62,70,74,80,83,86,87,90,92,96,103,112,113,120,129,138,147,150,158,171,182,192,210,242,243,256,259,267,278,280,285,290,296,315,324:1,335,340;
acid chrome violet K;
acid Fuchsin;
acid green 1,3,5,9,16,25,27,50,58,63,65,80,104,105,106,109;
acid orange 6,7,8,10,12,26,50,51,52,56,62,63,64,74,75,94,95107,108,169,173;
acid violet 6B,7,9,17,19;
acid yellow 1,3,7,9,11,17,23,25,29,34,36,38,40,42,54,65,72,73,76,79,98,99,111,112,113,114,116,119,123,128,134,135,138,139,140,144,150,155,157,160,161,163,168,169,172,177,178,179,184,190,193,196,197,199,202,203,204,205,207,212,214,220,221,228,230,232,235,238,240,242,243,251;
Direct Orange 34,39,41,46,50,52,56,57,61,64,65,68,70,96,97,106,107;
Direct Red 79,82,83,84,91,92,96,97,98,99,105,106,107,172,173,176,177,179,181,182,184,204,207,211,213,218,220,221,222,232,233,234,241,243,246,250;
Direct Violet 47,52,54,59,60,65,66,79,80,81,82,84,89,90,93,95,96,103,104;
Direct Green 25,27,31,32,34,37,63,65,66,67,68,69,72,77,79,82;
Mordant Yellow 5,8,10,16,20,26,30,31,33,42,43,45,56,50,61,62,65;
Mordant Orange 3,4,5,8,12,13,14,20,21,23,24,28,29,32,34,35,36,37,42,43,47,48;
Mordant Violet 2,4,5,7,14,22,24,30,31,32,37,40,41,44,45,47,48,53,58;
Mordant Blue 2,3,7,8,9,12,13,15,16,19,20,21,22,23,24,26,30,31,32,39,40,41,43,44,48,49,53,61,74,77,83,84;
Mordant Green 1,3,4,5,10,15,19,26,29,33,34,35,41,43,53;
Food Yellow 3;
及びこれらの染料の誘導体を挙げることができる。
acid black 24;
acid blue 23,25,29,62,80,86,87,92,138,158,182,243,324:1;
acid orange 8,51,56,74,63,74;
acid red 1,4,8,34,37,42,52,57,80,97,114,143,145,151,183,217,249;
acid violet 7;
acid yellow 17,25,29,34,42,72,76,99,111,112,114,116,134,155,169,172,184,220,228,230,232,243;
Acid Green 25;
などの染料及びこれらの誘導体が好ましい。
含窒素化合物は、塩又はアミド化合物の有機溶剤や現像液に対する溶解性、塩形成性、染料の吸光度・色価、硬化性組成物中の他の成分との相互作用、着色剤としての耐熱性及び耐光性等の全てを勘案して選択することができる。吸光度・色価の観点から選択する場合には、前記含窒素化合物としてはできるだけ分子量の低いものが好ましい。中でも分子量300以下のものが好ましく、分子量280以下のものがより好ましく、分子量250以下のものが特に好ましい。
酸性染料は、一般的にはアルカリ現像の際に好適に作用する。しかし、現像条件によっては過現像となってしまうことがある。その場合には、非酸性染料を好適に使用することができる。非酸性染料としては、上記酸性染料の酸性基を有さない染料等を好適に使用できる。
次に、光重合開始剤について説明する。本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物は、光重合開始剤として下記一般式(1)で表される構造で表される化合物を少なくとも1種含有する。
中でも、R1が無置換のフェニル基であって、R2が炭素数4〜6のアルキル基又はシクロアルキル基であって、R3が炭素数1〜4の低級アルキル基である場合がより好ましい。
例えば、2−(O−ベンゾイルオキシム)−1−[4−(フェニルチオ)フェニル]−1,2−ブタンジオン、2−(O−ベンゾイルオキシム)−1−[4−(フェニルチオ)フェニル]−1,2−ペンタンジオン、2−(O−ベンゾイルオキシム)−1−[4−(フェニルチオ)フェニル]−1,2−ヘキサンジオン、2−(O−ベンゾイルオキシム)−1−[4−(フェニルチオ)フェニル]−1,2−ヘプタンジオン、2−(O−ベンゾイルオキシム)−1−[4−(フェニルチオ)フェニル]−1,2−オクタンジオン、2−(O−ベンゾイルオキシム)−1−[4−(メチルフェニルチオ)フェニル]−1,2−ブタンジオン、2−(O−ベンゾイルオキシム)−1−[4−(エチルフェニルチオ)フェニル]−1,2−ブタンジオン、2−(O−ベンゾイルオキシム)−1−[4−(ブチルフェニルチオ)フェニル]−1,2−ブタンジオン、1−(O−アセチルオキシム)−1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]エタノン、1−(O−アセチルオキシム)−1−[9−メチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]エタノン、1−(O−アセチルオキシム)−1−[9−プロプル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]エタノン、1−(O−アセチルオキシム)−1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]エタノン及び1−(O−アセチルオキシム)−1−[9−エチル−6−(2−ブチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]エタノン等を挙げることができるが、これらに限定されない。
その具体例としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、9−フルオレノン、2−クロロ−9−フルオレノン、2−メチル−9−フルオレノン、9−アントロン、2−ブロモ−9−アントロン、2−エチル−9−アントロン、9,10−アントラキノン、2−エチル−9,10−アントラキノン、2−t−ブチル−9,10−アントラキノン、2,6−ジクロロ−9,10−アントラキノン、キサントン、2−メチルキサントン、2−メトキシキサントン、2−エトキシキサントン、チオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、アクリドン、10−ブチル−2−クロロアクリドン、ベンジル、ジベンジルアセトン、p−(ジメチルアミノ)フェニルスチリルケトン、p−(ジメチルアミノ)フェニル−p−メチルスチリルケトン、ベンゾフェノン、p−(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(又はミヒラーケトン)、p−(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、ベンゾアントロン、特公昭51−48516号公報記載のベンゾチアゾール系化合物、チヌビン1130及び同400等を挙げることができる。
具体的には、米国特許第2,367,660号明細書に開示されているビシナールポリケトルアルドニル化合物、米国特許第2,367,661号及び第2,367,670号明細書に開示されているα−カルボニル化合物、米国特許第2,448,828号明細書に開示されているアシロインエーテル、米国特許第2,722,512号明細書に開示されているα−炭化水素で置換された芳香族アシロイン化合物、米国特許第3,046,127号及び第2,951,758号明細書に開示されている多核キノン化合物、米国特許第3,549,367号明細書に開示されているトリアリルイミダゾールダイマー/p−アミノフェニルケトンの組合せ、特公昭51−48516号公報に開示されているベンゾチアゾール系化合物/トリハロメチル−s−トリアジン系化合物等を挙げることができる。
次に、ラジカル重合性モノマーについて説明する。本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物は少なくとも1種のラジカル重合性モノマーを含有する。ラジカル重合性モノマーとしては、常圧下で100℃以上の沸点を持つ、少なくとも1つの付加重合可能なエチレン性二重結合を有する化合物が好ましい。前記エチレン性二重結合を有する化合物は、(メタ)アクリル化合物であることがより好ましい。感度と高硬化の観点から、前記ラジカル重合性モノマーが多官能(メタ)アクリル化合物であることが更に好ましい。ラジカル重合性モノマーを前述の光重合開始剤等と共に含有することにより、染料含有硬化性組成物をネガ型に構成することができる。
次に、バインダー樹脂について説明する。本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物は、少なくとも1種のバインダー樹脂を含有することが好ましい。バインダー樹脂を含有することにより、膜面状態を改質することができる。本発明におけるバインダー樹脂は有機溶剤可溶であれば特に限定されないが、有機高分子重合体が好ましい。中でも、現像により完全に除去できるという観点から、アルカリ可溶性バインダーがより好ましい。アルカリ可溶性バインダーとしては水可溶性又はアルカリ可溶性であれば特に限定はないが、耐熱性、現像性及び入手性等の観点から好適なものを選ぶことができる。
また、テトラヒドロフルフリル基、燐酸、燐酸エステル、4級アンモニウム塩、エチレンオキシ鎖、プロピレンオキシ鎖、スルホン酸及びその塩、モルホリノエチル基等を含んでなるモノマーを、前記親水性を有するモノマーとして更に挙げることができる。
本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物においては、少なくとも1種の架橋剤を更に含有することができる。熱架橋により上塗りフォトレジストとのインターミキシングを抑制すると共に更に高度に硬化させた膜を形成することができる。以下、架橋剤について説明する。
本発明における架橋剤としては、架橋反応により膜硬化を行えるものであれば特に限定されない。例えば、(a)エポキシ化合物、(b)メチロール基、アルコキシメチル基及びアシロキシメチル基から選ばれる少なくとも1種の置換基で置換された、メラミン化合物、グアナミン化合物、グリコールウリル化合物又はウレア化合物、(c)メチロール基、アルコキシメチル基及びアシロキシメチル基から選ばれる少なくとも1種の置換基で置換された、フェノール化合物、ナフトール化合物又はヒドロキシアントラセン化合物、を挙げることができる。中でも、エポキシ化合物、特に多官能のエポキシ化合物が好ましい。
これら(a)に係る化合物は、単独で使用してもよく、2種以上を組合せて使用してもよい。
以下、前記(b)のメラミン化合物、グアナミン化合物、グリコールウリル化合物及びウレア化合物を総じて、(b)に係る(メチロール基、アルコキシメチル基又はアシロキシメチル基)含有化合物という。
メラミン化合物としては、例えば、ヘキサメチロールメラミン、ヘキサキス(メトキシメチル)メラミン、ヘキサメチロールメラミンのメチロール基の1〜5個をメトキシメチル化した化合物又はその混合物、ヘキサキス(メトキシエチル)メラミン、ヘキサキス(アシロキシメチル)メラミン、ヘキサメチロールメラミンのメチロール基の1〜5個をアシロキシメチル化した化合物又はその混合物等を挙げることができる。
これら(b)に係る化合物は、単独で使用してもよく、2種以上を組合せて使用してもよい。
前記フェノール化合物において、3位及び5位は未置換であっても置換基を有していてもよい。また、前記ナフトール化合物において、水酸基のオルト位及びパラ位以外は未置換であっても置換基を有していてもよい。
これら(c)に係る化合物は、単独で使用してもよく、2種以上を組合わせて使用してもよい。
本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物は、少なくとも1種の熱重合防止剤を更に含有することが好ましい。熱重合防止剤としては、例えば、ハイドロキノン、p−メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)及び2−メルカプトベンゾイミダゾール等を挙げることができる。
本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物は、少なくとも1種の有機溶剤を更に含有することができる。含有される有機溶剤は各成分の溶解性や染料含有ネガ型硬化性組成物の塗布性を満足すれば特に限定されない。特に染料、バインダーの溶解性、塗布性及び安全性等を考慮して選ばれることが好ましい。
本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物は、必要に応じて、各種添加物、例えば充填剤、上記以外の高分子化合物、界面活性剤、密着促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤等を更に含有することかできる。
具体的には、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ピバル酸、カプロン酸、ジエチル酢酸、エナント酸、カプリル酸等の脂肪族モノカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ブラシル酸、メチルマロン酸、エチルマロン酸、ジメチルマロン酸、メチルコハク酸、テトラメチルコハク酸、シトラコン酸等の脂肪族ジカルボン酸;トリカルバリル酸、アコニット酸、カンホロン酸等の脂肪族トリカルボン酸;安息香酸、トルイル酸、クミン酸、ヘメリト酸、メシチレン酸等の芳香族モノカルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリト酸、トリメシン酸、メロファン酸、ピロメリト酸等の芳香族ポリカルボン酸;フェニル酢酸、ヒドロアトロパ酸、ヒドロケイ皮酸、マンデル酸、フェニルコハク酸、アトロパ酸、ケイ皮酸、シンナミリデン酢酸、クマル酸、ウンベル酸等のその他のカルボン酸を挙げることができる。
本発明のカラーフィルタは、既述の本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物を用いて製造されるものである。本発明のカラーフィルタは、例えば、以下に述べるカラーフィルタの製造方法によって製造することができる。
本発明のカラーフィルタの製造方法は、既述の本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物を支持体上に塗布後、マスクを通して露光し、現像してパターンを形成する工程(画像形成工程)を有する。
本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物を回転塗布、流延塗布及びロール塗布等の塗布方法により支持体上に塗布することによって、感放射線性組成物層を形成することができる。次に該組成物層を所定のマスクパターンを介して露光し、現像液で現像することによって、ネガ型の着色パターンを形成することができる。必要に応じて、形成された着色パターンを加熱及び/又は露光により硬化する硬化工程を含んでいてもよい。
本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物の露光には、プロキシミティ方式、ミラープロジェクション方式、およびステッパー方式のいずれの方式も適用可能であるが、特にステッパー方式(縮小投影露光機を用いた縮小投影露光方式)で露光を行なうのが好ましい。このステッパー方式は、露光量を段階的に変動しながら露光を行なうことによってパターンを形成するものであり、ステッパー露光を行なった際に特に本発明の効果の1つであるパターンの矩形性をより良好にすることができる。ステッパー露光に用いる露光装置としては、例えば、i線ステッパー(商品名:FPA−3000i5+、キャノン(株)製)等を用いることができる。
また、これらの基板上には必要に応じて下塗り層を設けてもよい。これにより、上部の層との密着改良、物質の拡散防止又は基板表面の平坦化を図ることができる。
1)染料含有ネガ型硬化性組成物の調製
下記表1に示す組成で各化合物を混合して溶解し、本発明の染料含有ネガ型硬化性組成物(実施例1〜8)及び比較例の染料含有ネガ型硬化性組成物(比較例1)を調製した。
モノマーA:日本化薬(株)製、DPHA(主成分:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート)
オキシムA:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製
2−(O−ベンゾイルオキシム)−1−[4−(フェニルチオ)フェニル]−1,2−オクタンジオン
オキシムB:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製
1−(O-アセチルオキシム)−1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H-カルバゾール−3−イル]エタノン
化合物1、2、3:既述の一般式(1)で表される光重合開始剤の例示化合物
レジストCT−2010L溶液(富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)社製)を、シリコンウェハー上に膜厚1μmになるようにスピンコーターを用いて塗布し、220℃で1時間加熱乾燥し、硬化膜(下塗り層)を形成した。
前記1)で得られた染料含有ネガ型硬化性組成物を、前記2)で得られた下塗り層付シリコンウェハー上に膜厚が1μmになるようにスピンコーターを用いて塗布し、100℃で120秒間プリベークした。
次いで、i線縮小投影露光装置を使用して、塗布膜に365nmの波長で2μmマスクを通して露光量をふって照射した。照射後、60%CD−2000(富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)社製)現像液を使用して、23℃で60秒間現像、次いで、流水で20秒間リンスした後、スピン乾燥して、パターン画像を得て、カラーフィルタを作製した。形成された画像は光学顕微鏡及びSEM写真観察により通常の方法で確認した。
(1)塗布膜面内均一性
前記1)で得られた染料含有ネガ型硬化性組成物を、下塗り層付シリコンウェハー上に膜厚が1μmになるようにスピンコーターを用いて塗布し、100℃で120秒間プリベークした。ウェハー面内10箇所で膜を基板までキズをいれ、触針式膜厚計(Dektak6)にて膜厚を測定した。
この10点のうち上下1点ずつをはずした8点で平均値を出し、その平均値から絶対値で最も離れた値である1点を8点から選び、その差を算出した。その数値の小さい方が面内均一性が高いことを意味する。
2μmパターンのドットとスペースの幅が1:1になる露光量を適正露光量とし、その露光量を感度とした。数字の小さい方が高感度である。
(3)プロファイル
上記適正露光量時にSEM画像にてパターン画像断面を観察し、矩形なプロファイルであるものを○で、ラウンドトップ(頭が丸い)形状のものを×で記した。
Claims (9)
- 染料と、下記一般式(1)で表される光重合開始剤と、ラジカル重合性モノマーとを含み、前記ラジカル重合性モノマーの含有量が全固形分中の10質量%〜50質量%であり、前記光重合開始剤の含有量が前記ラジカル重合性モノマーに対して1質量%〜30質量%である染料含有ネガ型硬化性組成物。
[一般式(1)において、R1は無置換のフェニル基を表し、R2は炭素数4〜6のアルキル基又は炭素数5〜8のシクロアルキル基を表し、R3は炭素数1〜4のアルキル基を表す。] - バインダー樹脂を、更に含むことを特徴とする請求項1に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物。
- 前記バインダー樹脂が、アルカリ可溶性樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物。
- 前記ラジカル重合性モノマーが、多官能(メタ)アクリル化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物。
- 前記染料が、吸収特性の異なる少なくとも2種の染料の混合物からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物。
- 前記染料の含有量が全固形分中の10質量%〜60質量%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物。
- 前記バインダー樹脂の含有量が全固形分中の1質量%〜40質量%であることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物を用いてなるカラーフィルタ。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の染料含有ネガ型硬化性組成物を支持体上に塗布後、マスクを通して露光し、現像してパターン画像を形成する工程を有するカラーフィルタの製造方法。
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