JP4884566B1 - Led選択装置及びled選択プログラム及びled選択方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実装候補LED選択部160は、記憶部150の機種情報83の中から少なくとも一つの機種情報を選択する。実装候補LED選択部160は、選択されたすべての機種情報83のLEDモジュールの生産台数を入力する。実装候補LED選択部160は、選択された機種情報83と、生産台数と、組合せテーブル84とに基づいて複数の実装パターンからなる総合実装パターン120を生成する。実装候補LED選択部160は、実装パターンごとに、組合せテーブル84とLED在庫情報82とを参照することにより、組合せテーブル84に含まれる組合せパターンのうちのより区分優先度の高い組合せパターンに該当する在庫LEDから、実装パターンに対応する選択可能セット数を選択する。
【選択図】図12
Description
また、白色光についても、LEDの光色バラツキの課題を解決するため、同様に複数のLEDを組合せて合成光として目標の色度範囲にすることも行われている。
このLEDの組合せ方法は、目標の色度範囲と、その目標色度範囲の外周に接する各色度範囲とを組み合わせることにより、目標色度範囲に入る合成光としている。また、目標色度範囲の外周にある各色度範囲の組合せ個数の調整により、LEDモジュールのLED灯数になるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
LEDモジュールに実装されるLEDの実装個数を示すLED個数情報と、前記LED個数情報の示す前記実装個数のLEDによる合成光の属すべき色度範囲を示すモジュール色度情報とが対応付けられた複数の機種情報であって、前記LED個数情報の示す前記実装個数が異なると共に、前記モジュール色度情報の示す色度範囲を同じくする複数の機種情報を記憶する生産モジュール情報記憶部と、
異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属する色度となるLEDの互いに異なる組合せを示すと共に優先度が付与された複数の組合せパターンを含むLED組合せ情報を記憶するLED組合せ情報記憶部と、
前記LED組合せ情報記憶部によって記憶される前記LED組合せ情報に含まれるそれぞれの前記組合せパターンの示す前記特定の色度範囲と前記他の色度範囲との各色度範囲に属するLEDの在庫数が登録されたLED在庫情報を記憶するLED在庫情報記憶部と、
前記生産モジュール情報記憶部に記憶された複数の前記機種情報の中から少なくとも一つの前記機種情報を選択し、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールの生産台数を入力し、選択された前記機種情報と、入力された前記LEDモジュールの生産台数と、前記LED組合せ情報記憶部に記憶された前記LED組合せ情報とに基づいて、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールに関して、入力された前記生産台数を生産できるLED個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなるLEDの実装パターンを複数算出し、算出した複数の実装パターンからなる総合実装パターンを生成し、生成された前記総合実装パターンの前記実装パターンごとに、前記LED組合せ情報記憶部の記憶する前記LED組合せ情報と前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、前記LED組合せ情報に含まれる前記組合せパターンのうちのより前記優先度の高い前記組合せパターンに該当する在庫LEDから、入力された前記生産台数を生産できる前記LED個数にできる限り近い個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなる、前記実装パターンに対応する選択可能パターンを選択する選択部と
を備えたことを特徴とする。
図1は、本実施の形態1のLEDモジュール製造装置のハードウェアの構成を説明する図である。
以下、本実施の形態1のLEDモジュール製造装置の構成について図1を用いて説明する。
LED選別機11は、コンピュータ9によって制御されて動作し、LEDが発光したときの色度を測定して、測定した色度により予め設定した区分に選別する。ここで「予め設定した区分に選別」とは、図4の説明で後述する「区分」G01〜G25の25の区分のいずれかの区分に選別することを意味する。以下「区分」というときは、G01等を意味する。
テーピング機12は、コンピュータ9によって制御されて動作し、LED選別機11により区分に選別されたLEDを各色度の区分ごとにテーピングするとともに、テーピングしたそれぞれのLEDの個数情報をコンピュータ9にアップロードする。このように、LED選別機11がLEDを色度区分に選別し、テーピング機12が選別されたLEDを各色度区分に分けられたリールにテーピングするが、この2つの作業の間にLEDの吸着エラーや検査エラーなどによりLEDをロストする可能性がある。このため、サーバー8のLED在庫情報82のデータベースへのアップロードは、最終のテーピングがされたLEDの数とする。なお、LEDのリールへのテーピングまでの間に各作業にて生じた不具合を明確にするため、LEDの数量のカウントはしている。
はんだ印刷機13は、コンピュータ10によって制御されて動作し、各機種ごとに形状やLEDの配置、数量が異なる基板において、この基板に実装されるLEDの電極の位置に設けられたパッドにはんだを印刷する。
はんだ検査機14は、コンピュータ10によって制御されて動作し、はんだ印刷機13によって基板に印刷された「はんだ」の状態を確認し、異常がないか検査する。
自挿機15は、コンピュータ10によって制御されて動作し、テーピング機12によってテーピングされ各色度範囲の「区分」に分類されたLEDを、サーバー8の、機種情報83、組合せ情報84(組合せテーブル84ともいう)の各データベースの出力により、所望の色度範囲に入る組合せになるように、はんだ印刷機13によってはんだを印刷された各基板に自挿する。LEDの自挿後の各色度範囲ごとのLED在庫情報82は、コンピュータ10を経由してサーバー8にアップロードする。以下に各情報を説明しておく。また、機種生産計画情報81という用語も後に登場するので、あわせて説明しておく。
(1)「機種生産計画情報81」とは、LEDを光源として使用するLED照明装置の機種の生産台数、生産時期等を含む情報である。生産機種ごとに、生産の優先度(生産優先度)の情報も持つ。
(2)「LED在庫情報82」とは、例えば図4の区分G01〜G25に属するLEDの在庫数をいう。
(3)「機種情報83」とはLEDを光源として使用するLED照明装置の機種に関する情報である。機種情報83は、複数のLEDが実装されるLEDモジュールを特定する製品型番(LEDモジュール識別情報)、LEDモジュールに実装されるLED個数を示すLED灯数(LED個数情報)、その機種に関してLED実装後におけるLEDモジュールの属すべき色度範囲を示す目標色度(モジュール色度情報)などの情報を含む。
(4)「組合せ情報84」とは、図5で後述する組合せテーブル84である。図5に示すように「組合せ情報84」は、異なる色度範囲(G01,G20等)に属するLEDの組合せ(各行のレコードが一つの組合せ)である。組合せ情報84は、各色度範囲に所属すべきLEDの個数比率(1行目のLED数1、LED数2は、個数の比率を示す)が設定されている。組合せ情報84は、個数比率の複数のLEDによる合成光が機種情報の要求する目標色度(モジュール色度情報)の示す色度範囲に属する色度となるLEDの互いに異なる組合せである。
リフロー炉16は、コンピュータ10によって制御されて動作し、自挿機15によってLEDを自挿された基板を内部に通され、この基板を規定の温度プロファイルで加熱及び冷却することで、はんだ印刷機13によって印刷されたはんだを溶かして、このはんだでLEDの電極を基板に固定し、LEDを基板に実装する。
電気検査機17は、コンピュータ10によって制御されて動作し、リフロー炉16を通すことでLEDを実装されたモジュール基板の導通状態を確認し、LEDが電気的に問題なく実装されているかを検査する。電気検査機17で合格の判定をされたモジュール基板は、光学検査機18での検査工程に進む。なお、電気検査機17で不合格の判定をされたモジュール基板は製品にならず、修正工程にて不良部分を直すか、直すことができない場合は廃棄される。
光学検査機18は、コンピュータ10によって制御されて動作し、電気検査機17を問題なく通過したLEDモジュール基板に電源投入し、このLEDを発光させ所望の色度範囲内に入っているかを検査する。光学検査機18で合格の判定をされたモジュール基板は照明器具で使用され、製品として出荷される。なお、光学検査機18で不合格の判定をされたモジュール基板は製品にならず、修正工程にて不良部分を直すか、直すことができない場合は廃棄される。
(1)色度分類ブロック1は、コンピュータ9によって制御される。
色度分類ブロック1は、LED選別機11を用いることによって、LEDモジュール生産のためにLEDメーカからの購入等により入手したLEDの光学特性を測定し、そのLEDの光学特性の測定結果を所定の色度範囲(図4のG01、G02等の区分)に分類するブロックである。
(2)在庫情報ブロック2は、サーバー8によって制御される。
在庫情報ブロック2は、前回の生産の残りのLED在庫と色度分類ブロック1で分類されたLEDを在庫情報として整理するブロックである。
(3)最適組合せ演算ブロック3は、コンピュータ10によって制御される。
最適組合せ演算ブロック3は、機種生産計画情報81から、LED利用率が最も良くなる使用LEDの組合せを計算するブロックである。
(4)LED実装指示ブロック4は、コンピュータ10によって制御される。LED実装指示ブロック4は、最適組合せ演算ブロック3で確定した組合せを個別機種に展開するブロックである。
コンピュータ9は、上記のように色度分類ブロック1を制御する。コンピュータ9は、色度分類ブロック1で得た色度分類の情報をサーバー8に出力する。
サーバー8は、上記のように在庫情報ブロック2を制御する。サーバー8は、コンピュータ9から入力された色度分類の情報(図4のG01、G02等の区分への分類の情報)を、現在のLED在庫情報82に反映した反映後のLED在庫情報82と、作業者から入力された機種情報83と、組合せ情報84とをコンピュータ10に出力する。また、サーバー8は、作業者から入力された機種生産計画情報81をコンピュータ9とコンピュータ10にそれぞれ出力する。
コンピュータ10は、上記のように最適組合せ演算ブロック3とLED実装指示ブロック4とを制御する。コンピュータ10は、サーバー8から入力された機種生産計画情報81、LED在庫情報82、機種情報83、組合せ情報84に基づき、LEDモジュールの生産数の確定(後述する「展開」)を行う。LEDモジュールの生産の使用により減ったLED在庫情報82は、コンピュータ10からサーバー8にフィードバックされる。コンピュータ10は、図1に示すように、記憶部150(生産モジュール情報記憶部、LED組合せ情報記憶部、LED在庫情報記憶部)、実装候補LED選択部160(選択部)、LED利用判定部170(結果出力部)を備えている。記憶部150は、機種生産計画情報81、LED在庫情報82、機種情報83、組合せ情報84等を記憶する。実装候補LED選択部160は、記憶部150に記憶された機種情報83(LEDモジュール識別情報)から特定されるLEDモジュールを対象として、LEDモジュールの発光色が機種情報83の要求する目標色度(モジュール色度情報)の示す色度範囲に属し、かつ、実装されるLED個数が機種情報83の示すLED灯数(LED個数情報の示す個数)となるように、記憶部150に記憶された組合せ情報84を参照することによりLEDモジュールに実装するべきLEDを実装候補LEDとして選択する。また、LED利用判定部170は、記憶部150に記憶されたLED在庫情報82を参照することにより、実装候補LED選択部160によって選択された実装候補LEDが、在庫としてLEDモジュールに利用可能かどうかを判定する。
図4は、本実施の形態1の色度分割を説明する図である。
図3、図4はLED選別機11によるLEDの選別の基になる情報である。
色度分類ブロック1において、作業者がサーバー8に入力した製造工場における各LED照明器具または各LEDモジュールなどによる機種生産計画情報81により、製造工場で必要なLEDを自社工場で生産または他LEDメーカから購入により入手する(ST1及びST2)。コンピュータ9は、この入手したLEDの色度および光束の測定をLED選別機11で行う(ST3)。このST3での光束の測定は、LEDから出力される光量を調べるものであり、光度値や照度値などで代用することもできる。この測定されたLEDの色度および光束により、これらのLEDが所定の色度範囲区分に分類される(ST4)。
在庫情報ブロック2において、サーバー8が前回のLEDモジュール生産時に各色度範囲に分類したが使用されずに余ってしまった残りのLEDの在庫を再度把握したもの(ST6)と、色度分類ブロック1において分類したLEDの在庫の合計を求め、各色度範囲の区分ごとに、LEDの在庫がどのように分布しているかを把握する(ST7)。このST7において、サーバー8が得たLEDの在庫の合計を、サーバー8のLED在庫情報82として記憶する。
最適組合せ演算ブロック3において、作業者がサーバー8に入力した機種生産計画情報81(ST1)から、コンピュータ10(実装候補LED選択部160)が、LEDの種類ごとに生産するLEDモジュールの機種を分類する(ST8)。LEDの種類により分類された機種は、それぞれ1基板あたりに実装するLEDの数が異なり、また1キャリアボード上にのる基板数が異なり、また連基板となっている場合は単基板の数が異なる。このため、コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、これらの情報をサーバー8の機種情報83のデータベースより読込む(ST9)。次に、コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、読み込んだ各生産機種の実装するLEDの数の情報によりLEDの「実装パターン数」を把握する(ST10)。「実装パターン数」とは、後述の図6〜図8の表の各行を示す。図6〜図8の各行ひとつひとつが「実装パターン」である。
以下、「組合せパターン」を説明する。図4に示す分類では、分類した色度は、区分G01から区分G25まで25区分に分割している。たとえば、このうち、G13、G14、G18、G19の4区分が、斜線で示す目標色度範囲70に属するとする。図5の組合せテーブル84は、図4の目標色度範囲70に属する合成光になるLEDの組合せを示している。例えば、組合せテーブル84の1行目は、G01に属するLEDを1個、G20に属するLEDを2個組み合わせることで、目標色度範囲70に属する合成光を得られることを示している。
これを個数の比として、
(G01:G20)=(1:2)
このように表記する。
同様に図5の2行目は、
(G02:G25)=(1:1)
であることを示している。
すなわち、以下の内容である。
(1)図4において、G01は目標色度範囲70から離れた区分である。このとき、G01のLEDを1個(k個)と、目標色度範囲70の近くのG20に属するLED2個(2k個)とを組み合わせる。
すなわち、(G01:G20)=(1:2)とする。
これにより、G01の光色はG20の光色に引っ張られ、合成光としては目標色度範囲70に属する合成光、つまり、G13、G14、G18、G19のどれかの区分に属する合成光になる。
(2)また、G02とG25に区分に分類されるLEDを1個ずつ組み合わせる。
すなわち、(G02:G25)=(1:1)とする。
これにより、同様に合成光は目標色度範囲70のG13、G14、G18、G19のいずれかの区分に属する。
(3)また、目標色度範囲70のG13に分類されているLEDは単独で目標色度範囲70に入る。
(4)このように、区分G01と区分G20を1:2の関係で組合わせたり、G02とG25を1:1の関係で組合わせたり、G13を単独で使用することにより、同一機種のLEDモジュールどうしの色度バラツキを少なくすることができる。すなわち、目標色度範囲70に所属しないLEDも使用して、目標色度範囲70に属する光色を実現できる。組合せテーブル84の各行は、このような「組合せパターン」を示している。
(5)また、自社工場で生産または他LEDメーカから購入により入手した複数のLEDは、目標色度範囲に区分されるLEDの個数が多く、目標色度範囲の区分から離れた区分に区分されるLEDの個数が少なくなるように正規分布している。そのため、組合せテーブル84の「色度範囲1」の項目には、LEDの個数が少なくなる傾向にある区分を上から順に並べ、それぞれの組み合わせパターンに対して区分優先度を設定する。
実装候補LED選択部160は、記憶部150に記憶された複数の機種情報83の中から少なくとも一つの機種情報を選択する。以下の図6〜図14の説明は、実装候補LED選択部160が、記憶部150に記憶された複数の機種情報83の中から4灯、6灯、12灯の3機種を選択した場合で説明しているが、一つの機種情報の選択(例えば4灯のみ)でもよい。実装候補LED選択部160は、選択されたすべての機種情報83のLEDモジュールの生産台数を入力する。以下に説明する例では、4灯、6灯、12灯の各機種情報につき、8台、10台、5台という生産台数である。そして、実装候補LED選択部160は、選択された機種情報83と、入力されたLEDモジュールの生産台数と、記憶部150に記憶された組合せテーブル84(後述する図5)とに基づいて、選択されたすべての機種情報83のLEDモジュールに関して、「入力された生産台数を生産できるLED個数を示し、かつ、生産される機種情報83のLEDモジュールの発光色が機種情報83における目標色度(モジュール色度情報)の示す色度範囲に属することとなるLEDの実装パターン」を複数算出し、算出した複数の実装パターンからなる総合実装パターン120(後述の図11)を生成する。実装候補LED選択部160は、総合実装パターン120の実装パターンごとに、組合せテーブル84と記憶部150の記憶するLED在庫情報82とを参照することにより、組合せテーブル84に含まれる組合せパターンのうちのより区分優先度の高い組合せパターンに該当する在庫LEDから、入力された生産台数を生産できるLED個数にできる限り近い個数を示し、かつ、生産される機種情報83のLEDモジュールの発光色が機種情報83における目標色度の示す色度範囲に属することとなる、実装パターンに対応する選択可能セット数(選択可能パターン)を選択する。
図6は、実装候補LED選択部160の生成する、4灯実装パターンテーブル104を示す。コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、4灯という情報と、組合せテーブル84とから、4灯実装パターンテーブル104を生成する。一基板に4個のLEDを実装する場合の(G01:G20)、(G02:G25)及びG13(単独)の組合せを示す4灯実装パターンテーブル104である。
(1)たとえば、4個のLEDを基板に実装する機種であれば、組合せテーブル84に基づき、図6に示すように、
(G01:G20)=(1:2)
とする3個のLEDと、G13の1個のLEDで、4つのLEDからなる「1通り」の「実装パターン数」ができる。
(2)また、(G02:G25)=(1:1)
とする2個のLEDを2セットとすれば、LED4個の「実装パターン数」が「1通り」できる。このように1:2または1:1、単独とする組合せで、4個のLEDを実装するときの「実装パターン数」は、「4通り」となる。
6個のLEDを基板に実装する機種であれば、
(G01:G20)=(1:2)
を2セットとすることでLED6個の実装パターンになるなど、LED6個の場合の「実装パターン数」は「7通り」である。
図9は、LEDの組合せに関しての、LEDの光量の影響を説明する図である。図4で25個に分割した色度範囲と、目標色度範囲70に属するようになる「組合せ比」(前述の(G01:G20)=(1:2)等)は、図9に示すように、LEDの仕様範囲における最小光量、最大光量の範囲でLEDどうしを組合わせても、目標色度範囲70に入るように色度分割および組合せとなっている。
色度範囲71は、
(G01、G20)=(MIN,MAX)を示す。
すなわち、G01に属するLEDの光量が最小で、G20に属するLEDの光量が最大のときの合成光の色度範囲を示す。
同様に、
色度範囲72は、
(G01、G20)=(MAX、MIN)を示す。
すなわち、G01に属するLEDの光量が最大で、G20に属するLEDの光量が最小のときの合成光の色度範囲を示す。そして、斜線で示した色度範囲73は、G01の範囲に属するLED1個と、G20の範囲に属するLED2個を組合わせたときに、
各LEDを、
(G01、G20)=(MIN,MAX)〜(MAX、MIN)
と変化するときにできる合成光の色度範囲を示す。よって、サーバー8に格納される図5の組合せテーブル84を、光量と色度とから決めた「組合せパターン」(組合せテーブル84の各行)とすることにより、より細かな組合せとすることができる。したがって、光量の最小と最大の幅が広い仕様のLEDの場合は、LEDの利用率を向上できる。
次に、コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、機種全体として「実装パターン」(以下、総合実装パターン120(実装候補LED)という。図10、図11で後述する)の組合せの合計パターンが何種類か算出する(ST11)。LEDの組合せの合計パターン数は、各機種の実装パターンの積となる。
たとえば、
LEDを4個実装する機種と、6個実装する機種と、12個実装する機種とがあるとする。この場合、図6〜図8で述べたように、実装パターン数はそれぞれ、4通り、7通り、19通りであるので、3つの機種では総合実装パターン数は、図6〜図8に示す表の積となる。
すなわち、
総合実装パターン数=4×7×19=532通りとなり、合計532通りの「総合実装パターン数120」となる。
図10は、合計532通りの場合の総合実装パターン120の求め方を示す。
図11は、求められた総合実装パターン120を示す。
以下、総合実装パターン120をさらに説明する。
「1:2、1:1、単独」
の各パターンが何セット必要か求める。
LEDが4灯の機種を8台、
LEDが6灯の機種を10台、
LEDが12灯の機種を5台生産する場合を想定する。
この場合、
図6〜図8に示す実装パターン4−1、6−1、12−1のパターンでは、
1:2が、
(1セット×8台)+(2セット×10台)+(4セット×5台) (式1)
で48セット必要である。
また、1:1は、
(0セット×8台)+(0セット×10台)+(0セット×5台) (式2)
であるため不要である。
単独については、
(1セット×8台)+(0セット×10台)+(0セット×5台) (式3)
で8セット必要となる。
同様に実装パターン4−1、6−1、12−2のパターンでは1:2が
(1セット×8台)+(2セット×10台)+(3セット×5台)
で43セット必要である。
また、1:1は
(0セット×8台)+(0セット×10台)+(1セット×5台)
であるため5セット必要である。
単独については、
(1セット×8台)+(0セット×10台)+(1セット×5台)で13セット必要となる。以下省略する。
具体例で説明する。実装候補LED選択部160は、例えば総合実装パターン120の行<1>の実装パターンであれば、「1:2、1:1、単独」について、それぞれの必要セット数として「48セット、0セット、8セット」をLED在庫情報82から選択することを試みる。 行<2>の実装パターンであれば、「1:2、1:1、単独」について、それぞれ必要セット数として、「43セット、5セット、13セット」をLED在庫情報82から選択することを試みる。
次に、行<1>の場合を例に、図12を参照しながら、実装候補LED選択部160が行う、必要セット数の選択処理を具体的に説明する。実装候補LED選択部160は、組合せテーブル84と、LED在庫情報82とを参照して、以下のように必要セット数を選択する。なお、この選択処理では図5に示した組合せテーブル84を使用するが、組合せテーブル84の左側の列に、区分優先度が設定されていることが特徴である。この区分優先度により、選択処理の際に、はやめに使用したいLEDが在庫から使用されるようになる。区分優先度は小さいほど優先順位が高い(優先度が高い)ものとする。従って組合せテーブル84の上の行ほど優先順位が高い。
図12において、実装候補LED選択部160は、組合せテーブル84とLED在庫情報82とを参照して、総合実装パターン120の行<1>からチェックしていく。チェック開始時は、LED在庫情報82は現在の在庫状況の内容であり、その行内の処理ではLEDが選択される都度、LED在庫情報82から、選択されたLEDを差し引く。なお、次の行のチェックに移行する際には、LED在庫情報82の状態はもとの現在の在庫状態に戻す。
(1)実装候補LED選択部160は、組合せテーブル84を、区分優先度の高い組から低い組に向かって次の様な処理を実行する。つまり図12に示すように、組合せテーブル84の上から下の行に向かって次の処理を行う。実装候補LED選択部160は、行<1>において「1:2、1:1、単独」の各組の必要セット数が、「48セット、20セット、8セット」と認識しており、組合せテーブル84を区分優先度の高いほうからチェックしていく。
(イ)その組について、既に必要な組数が選択されている場合である。例えば組合せテーブル84のチェック処理の過程で、すでに区分優先度1の行のチェックにおいて、行<1>における(1:2)の必要セット数48は選択されているとする。そして、実装候補LED選択部160は区分優先度7のチェックが終了し、いまだ(1:1)の必要セット数40は選択されていないとする。この場合、区分優先度7の次は、区分優先度8を飛び越え、区分優先度9の(1:1)のチェックに移行する。
(ロ)総合実装パターン120に、組合せテーブル84のその区分優先度の組がない場合である。すなわち、行<1>が「1:2,1:1、単独」についての組であり、区分優先度2が(1:3)であり、区分優先度3が(1:1)の場合、区分優先度1の次は、区分優先度3に飛ぶ。
実装候補LED選択部160は、行<1>における「1:2、1:1、単独」の「それぞれの必要セット数、あるいは必要セット数に近い最大限のセット数」(選択可能セット数)がLED在庫から選択された場合、その情報を記憶しておく。例えば、(1:2)の必要セット数48セットについて、組合せテーブル84の区分優先度1で30セット、区分優先度8で10セット選択され、結局、40セット選択され、(1:1)の必要組数40について、組合せテーブル84の区分優先度2で20セット、区分優先度3で15セット、区分優先度4で5セット選択され、単独について(図5)、区分優先度90で5個、区分優先度91で3個選択されたような場合、これらの選択結果を記憶する。
図12の行<2>の必要セット数「43セット、5セット、13セット」についても、実装候補LED選択部160は、行<1>と同様の処理を実行する。なお実装候補LED選択部160は、前回の行<1>の処理が終了した場合は、LED在庫情報82の状態を、現在の在庫状態に戻す。つまり、実装候補LED選択部160は、総合実装パターン120の各行の処理が終了するごとに、LED在庫情報82を現在の在庫状態に戻す。
次に、図13、図14を参照して、選択可能セット数「A,B,C」から、各機種の生産台数を算出し、生産可能率を算出する過程を説明する。実装候補LED選択部160は、総合実装パターン120の各行について選択可能セット数が算出された場合に、選択可能セット数から、機種トータルの生産台数を以下のように算出する。
すなわち、(a)の4灯実装パターンテーブル104は4灯機種1台に必要な「1:2の組合せ」等のセット数を示していると読める。(b)、(c)も同様である。よって「1:2の組合せ」については、計画台数の8台を生産するためには、
1(セット/台)×8(台)=8セット
必要である。
「1:2の組合せ」の選択可能セット数は「40セット」である。よって、
40(セット)―8(セット)=32セット>0
であり、4灯機種については、「1:2の組合せ」に関しては計画台数の8台を生産できる。
実装候補LED選択部160は、次に、6灯機種について、「1:2の組合せ」からみて、計画台数の10台が生産できるかどうかを、4灯機種の場合と同様に確認する。すなわち、現在の選択可能セット数は「32セット」(4灯に8セット消費)である。また「1:2の組合せ」について、計画台数10台を生産するためには、
2(セット/台)×10(台)=20セット
必要である。よって、
32(セット)―20(セット)=12セット>0
であり、6灯機種については、「1:2の組合せ」に関しては計画台数10台を生産できる。
実装候補LED選択部160は、最後に、12灯機種について、「1:2の組合せ」からみて、計画台数の5台が生産できるかどうかを、6灯機種の場合と同様に確認する。すなわち、現在の選択可能セット数は「12セット」である(40セットのうち、4灯に8セット、6灯に20セット消費)。また「1:2の組合せ」について、計画台数5台を生産するためには、
4(セット/台)×5(台)=20セット
必要である。よって、
12(セット)―20(セット)=−8セット<0
となる。よって、実装候補LED選択部160は計画台数5台は生産できないと判定する。そして、
現在の台数12(セット)÷4(セット/台)=3台
から、計画台数5台のうち、3台まで生産できると判断する。
以上の処理により、実装候補LED選択部160は、「1:1の組合せ」、「単独」については必要セット数が満たされているので、「1:2の組合せ」の選択可能セット数がネックとなり、「4灯、6灯、12灯」の各機種について、それぞれ、現実には「8台、10台、3台」を生産できると判断する。
実装候補LED選択部160は、生産台数の内訳の合計である、
8台+10台+3台=21台
から、トータル生産台数である21台を算出する。
実装候補LED選択部160は、「4灯、6灯、12灯」の各機種の計画台数の合計である23台と、前記のトータル生産台数21台とから、生産可能比率を
(21台/23台)×100%=91%と算出する(図12、図13)。
次に行<2>について、図14を参照して、生産台数の内訳等を算出する処理を説明する。
図14は、実装候補LED選択部160によって、行<2>について、機種トータルの生産台数が算出される処理を示す図である行<2>の必要セット数は「1:2,1:1、単独」=「43セット、5セット、13セット」である。この必要セット数に対して、現実に在庫から選択された選択可能セット数は、「40セット、3セット、13セット」とする。すなわち(1:2)、(1:1)の組合せが必要セット数に満たなかったとする。
8セット+20セット+15セット=43セット
の合計43セット必要である。12灯機種については、
40セット−28セット=12セット
分しかないため、
12セット÷3(セット/台)=4台
しか生産できない。よって、「1:2の組合せ」に関しては、「4灯、6灯、12灯」の機種で、それぞれ「8台、10台、4台」生産でき、合計では22台生産できることを算出する。
3セット÷1(セット/台)=3台
しか生産できない。よって、「1:1の組合せ」に関しては、
「4灯、6灯、12灯」の機種で、それぞれ「8台、10台、3台」生産でき、合計21台生産できることを算出する。よって、図14に示すように「4灯、6灯、12灯」の機種における生産台数は、「1:2の組合せ」の選択可能セット数よりも「1:1の組合せ」の選択可能セット数がネックとなって、「8台、10台、3台」となり、合計で21台生産できる。よって生産可能率は、
(21台/23台)×100%=91%
となる。
(1)サーバー8から入力した機種生産計画情報81には、生産するべき機種台数の他、生産の生産優先度(組合せテーブル84に区分優先度とは別の優先度)が含まれる。この例で説明すれば、機種生産計画情報81は、
4灯>6灯>12灯
の順序の生産優先度を含んでいるとする。4灯のLEDモジュールの生産が最も優先され、ついで6灯が優先され、12灯の生産優先度が最も低い。この場合、コンピュータ10(LED利用判定部170)は、532通りの実装パターンでの生産可能性を確認するのであるが、例えば実装パターン<1>を確認する場合、生産優先度の最も高い4灯がLED在庫情報82の示す在庫LEDによって何台(MAX8台)生産可能かを判断し、ついで6灯(MAX10台)、最後に12灯(MAX5台)と生産可能台数を判断する。図13、図14では、(a)の4灯機種,(b)の6灯機種,(c)の12灯機種の順に選択可能セット数を確認していったが、これは、
4灯>6灯>12灯
の順に生産優先度が付与された場合、このような順序で選択可能セット数を確認していく。12灯>6灯>4灯の順に生産優先度が付与されれば、図13、図14では、(c)の12灯機種、(b)の6灯機種,(a)の4灯機種の順に選択可能セット数が確認されることになる。生産優先度が付与されていない場合は、図13、図14の(a)、(b)、(c)の確認順序は任意でよく、例えばデフォルト設定でもよい。
図15、図16は、コンピュータ10のLED利用判定部170(結果出力部)が出力する、それぞれ別のタイプの出力結果テーブル121A、121Bを示す図である。コンピュータ10(LED利用判定部170)は、出力結果として、実装パターン<1>を例にとれば、実装パターンのセット数「48,0,8」、生産可能率(23台中生産可能な台数%)、生産台数、生産台数の内訳等を含む出力結果を出力可能である。LED利用判定部170の出力する出力結果には、図12にした、総合実装パターン120の各実装パターンに対応する「選択可能セット数、生産台数内訳、生産台数、生産可能率」及び選択可能セット数の選択に使用した区分優先度の情報(後述する)等を含めることができる。
図15は、生産するべき4灯の8台、6灯の10台、12灯の5台の合計23台のLEDモジュールがすべて生産できる実装パターンを含む図である。図15の出力結果テーブル121Aにおける実装パターン<1>は生産可能率が100%であるが、これは生産するべき23台中、23台が在庫のLEDで生産可能なことを示す。実装パターン<2>も同様に100%である。コンピュータ10(LED利用判定部170)は、生産可能率が100%の実装パターンが存在する場合には、その実装パターンで各機種のLEDモジュールを生産することを決定し、その実装パターンを選択するが、図15のように、生産可能率100%の実装パターンが複数存在する場合には、組合せテーブル84に設定されている区分優先度のうち、区分優先度の高い実装パターンを選択する。図15の場合、実装パターン<1>、<2>(行<1>などという)のみが100%であったとする。この場合、「使用した区分優先度」をみると、行<1>は、区分優先度1,8,90を用いている。行<2>は区分優先度1,2,8,90を用いている。行<2>は、行<1>に対して区分優先度2を用いている点で区分優先度の高い実装パターンである。よってLED利用判定部170は、行<1>、<2>のうち、行<2>を選択し、4灯、6灯、12灯の合計23台を生産する場合、行<2>の選択可能セット数及び選択処理においてこの選択可能セット数に対応することとなった区分優先度に属するLEDで、合計23台を生産すべきことを決定する。
図16は、図15の出力結果テーブル121Aとは内容の異なる場合の、出力結果テーブル121Bを示す。コンピュータ10(LED利用判定部170)は、図16の情報を出力し、利用者は、図16の出力結果テーブル121Bから、所望の実装パターンを選択できる。例えば実装パターン<2>を選ぶ場合は、4灯8台、6灯10台、12灯2台を生産できる。生産可能率100%の実装パターンがなかった場合においても、コンピュータ10(LED利用判定部170)に所定の選択規則を設定することで、実装パターンを選ぶことが可能である。例えば生産可能率のもっとも高い実装パターンを選んでもよい。図16では、実装パターン<1>〜<3>の生産可能率が同率である。このような場合は、生産優先度の高いLEDモジュールが多く含まれている実装パターンを選択するように設定してもよい。この設定では図16の例では、コンピュータ10(LED利用判定部170)は、実装パターン<2>を選択する。コンピュータ10(LED利用判定部170)は、ぞれぞれの実装パターンについて、予め設定された規則に従って、実装パターンを選ぶ(ST14)。また予め設定された規則としては、図15の出力結果テーブル121Aで述べたように、同率が複数ある場合、その選択可能セット数の選択に用いた区分優先度のうち、より高い区分優先度を用いた選択可能セット数の実装パターンを選択するようにしてもよい。
4灯>6灯>12灯
の順序の優先度を含んでいる場合について説明したが、
LEDの使用個数を多い組合せを優先する場合は、
12灯>6灯>4灯
の順序の優先度を含めてもよいし、同灯数の機種が複数(例えば、LEDを4個使う機種で、照明器具Aの形状と照明器具Bの形状が異なる場合)ある場合は、
4灯(照明器具A)>6灯>4灯(照明器具B)>12灯
の順序の優先度を含めてもよい。
Claims (6)
- LEDモジュールに実装されるLEDの実装個数を示すLED個数情報と、前記LED個数情報の示す前記実装個数のLEDによる合成光の属すべき色度範囲を示すモジュール色度情報とが対応付けられた複数の機種情報であって、前記LED個数情報の示す前記実装個数が異なると共に、前記モジュール色度情報の示す色度範囲を同じくする複数の機種情報を記憶する生産モジュール情報記憶部と、
異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属する色度となるLEDの互いに異なる組合せを示すと共に優先度が付与された複数の組合せパターンを含むLED組合せ情報を記憶するLED組合せ情報記憶部と、
前記LED組合せ情報記憶部によって記憶される前記LED組合せ情報に含まれるそれぞれの前記組合せパターンの示す前記特定の色度範囲と前記他の色度範囲との各色度範囲に属するLEDの在庫数が登録されたLED在庫情報を記憶するLED在庫情報記憶部と、
前記生産モジュール情報記憶部に記憶された複数の前記機種情報の中から少なくとも一つの前記機種情報を選択し、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールの生産台数を入力し、選択された前記機種情報と、入力された前記LEDモジュールの生産台数と、前記LED組合せ情報記憶部に記憶された前記LED組合せ情報とに基づいて、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールに関して、入力された前記生産台数を生産できるLED個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなるLEDの実装パターンを複数算出し、算出した複数の実装パターンからなる総合実装パターンを生成し、生成された前記総合実装パターンの前記実装パターンごとに、前記LED組合せ情報記憶部の記憶する前記LED組合せ情報と前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、前記LED組合せ情報に含まれる前記組合せパターンのうちのより前記優先度の高い前記組合せパターンに該当する在庫LEDから、入力された前記生産台数を生産できる前記LED個数にできる限り近い個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなる、前記実装パターンに対応する選択可能パターンを選択する選択部と
を備えたことを特徴とするLED選択装置。 - 前記選択部は、
前記総合実装パターンの前記実装パターンごとに生成したそれぞれの前記選択可能パターンから、前記実装候補LED選択部が選択した前記機種情報と、入力した前記生産台数と、LED組合せ情報記憶部の記憶する前記組合せ情報とに基づいて、前記実装候補LED選択部が入力した前記生産台数に対する現実に生産可能な台数の比率を示す生産可能率を算出することを特徴とする請求項1記載のLED選択装置。 - 前記LED選択装置は、さらに、
前記選択部によって算出された前記選択可能パターンごとの前記生産比率のなかに同率一のものが複数存在する場合には、前記選択可能パターンの選択の元となる前記区分優先度に基づいて前記同率のうちの一つの前記選択可能パターンを特定し、特定した前記選択可能パターンを出力する結果出力部を備えたことを特徴とする請求項2記載のLED選択装置。 - 前記選択部は、
前記生産モジュール情報記憶部に記憶された複数の前記機種情報の中から前記機種情報を選択する際に、2以上の前記機種情報を選択することを特徴とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のLED選択装置。 - コンピュータを、
LEDモジュールに実装されるLEDの実装個数を示すLED個数情報と、前記LED個数情報の示す前記実装個数のLEDによる合成光の属すべき色度範囲を示すモジュール色度情報とが対応付けられた複数の機種情報であって、前記LED個数情報の示す前記実装個数が異なると共に、前記モジュール色度情報の示す色度範囲を同じくする複数の機種情報を記憶する生産モジュール情報記憶部、
異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属する色度となるLEDの互いに異なる組合せを示すと共に優先度が付与された複数の組合せパターンを含むLED組合せ情報を記憶するLED組合せ情報記憶部、
前記LED組合せ情報記憶部によって記憶される前記LED組合せ情報に含まれるそれぞれの前記組合せパターンの示す前記特定の色度範囲と前記他の色度範囲との各色度範囲に属するLEDの在庫数が登録されたLED在庫情報を記憶するLED在庫情報記憶部、
前記生産モジュール情報記憶部に記憶された複数の前記機種情報の中から少なくとも一つの前記機種情報を選択し、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールの生産台数を入力し、選択された前記機種情報と、入力された前記LEDモジュールの生産台数と、前記LED組合せ情報記憶部に記憶された前記LED組合せ情報とに基づいて、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールに関して、入力された前記生産台数を生産できるLED個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなるLEDの実装パターンを複数算出し、算出した複数の実装パターンからなる総合実装パターンを生成し、生成された前記総合実装パターンの前記実装パターンごとに、前記LED組合せ情報記憶部の記憶する前記LED組合せ情報と前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、前記LED組合せ情報に含まれる前記組合せパターンのうちのより前記優先度の高い前記組合せパターンに該当する在庫LEDから、入力された前記生産台数を生産できる前記LED個数にできる限り近い個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなる、前記実装パターンに対応する選択可能パターンを選択する選択部、
として機能させるためのLED選択プログラム。 - LED選択装置が行うLED選択方法であって、
生産モジュール情報記憶部が、
LEDモジュールに実装されるLEDの実装個数を示すLED個数情報と、前記LED個数情報の示す前記実装個数のLEDによる合成光の属すべき色度範囲を示すモジュール色度情報とが対応付けられた複数の機種情報であって、前記LED個数情報の示す前記実装個数が異なると共に、前記モジュール色度情報の示す色度範囲を同じくする複数の機種情報を記憶し、
LED組合せ情報記憶部が、
異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属する色度となるLEDの互いに異なる組合せを示すと共に優先度が付与された複数の組合せパターンを含むLED組合せ情報を記憶し、
LED在庫情報記憶部が、
前記LED組合せ情報記憶部によって記憶される前記LED組合せ情報に含まれるそれぞれの前記組合せパターンの示す前記特定の色度範囲と前記他の色度範囲との各色度範囲に属するLEDの在庫数が登録されたLED在庫情報を記憶し、
選択部が、
前記生産モジュール情報記憶部に記憶された複数の前記機種情報の中から少なくとも一つの前記機種情報を選択し、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールの生産台数を入力し、選択された前記機種情報と、入力された前記LEDモジュールの生産台数と、前記LED組合せ情報記憶部に記憶された前記LED組合せ情報とに基づいて、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールに関して、入力された前記生産台数を生産できるLED個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなるLEDの実装パターンを複数算出し、算出した複数の実装パターンからなる総合実装パターンを生成し、生成された前記総合実装パターンの前記実装パターンごとに、前記LED組合せ情報記憶部の記憶する前記LED組合せ情報と前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、前記LED組合せ情報に含まれる前記組合せパターンのうちのより前記優先度の高い前記組合せパターンに該当する在庫LEDから、入力された前記生産台数を生産できる前記LED個数にできる限り近い個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなる、前記実装パターンに対応する選択可能パターンを選択する
ことを特徴とするLED選択方法。
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