JP4884566B1 - Led選択装置及びled選択プログラム及びled選択方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDの在庫を抑えつつ色度バラツキ範囲を小さくするLED選択装置を提供する。
【解決手段】実装候補LED選択部160は、記憶部150の機種情報83の中から少なくとも一つの機種情報を選択する。実装候補LED選択部160は、選択されたすべての機種情報83のLEDモジュールの生産台数を入力する。実装候補LED選択部160は、選択された機種情報83と、生産台数と、組合せテーブル84とに基づいて複数の実装パターンからなる総合実装パターン120を生成する。実装候補LED選択部160は、実装パターンごとに、組合せテーブル84とLED在庫情報82とを参照することにより、組合せテーブル84に含まれる組合せパターンのうちのより区分優先度の高い組合せパターンに該当する在庫LEDから、実装パターンに対応する選択可能セット数を選択する。
【選択図】図12

Description

この発明は、LEDモジュールに実装するべきLEDを選択するLED選択装置、LED選択プログラム及びLED選択方法に関する。
これまで赤、青、緑などの有色LEDの光を加法混色の原理を用いて混色し目標の光色とする技術は、ディスプレイなどの分野では一般的に使用されてきた。
また、白色光についても、LEDの光色バラツキの課題を解決するため、同様に複数のLEDを組合せて合成光として目標の色度範囲にすることも行われている。
このLEDの組合せ方法は、目標の色度範囲と、その目標色度範囲の外周に接する各色度範囲とを組み合わせることにより、目標色度範囲に入る合成光としている。また、目標色度範囲の外周にある各色度範囲の組合せ個数の調整により、LEDモジュールのLED灯数になるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−147563号公報
しかしながら、従来技術では、1つのLEDモジュールのLED灯数をもとに組合せパターンを決定している。通常は1つのLED種類に対し、そのLEDを使用したLEDモジュールが複数ある。その複数のLEDモジュールは、在庫になっているLEDの色度範囲の分布で、1回の生産で数機種用に生産しなければならない。このため、1つのLEDモジュールごとにLEDの最適な組合せパターンを決めLEDを使用してしまうと、初めのLEDモジュールで良好な色度範囲のLEDを使ってしまい、あとのLEDモジュールで使用するLEDの組合せでは偏った色度範囲に分布したLEDが多く残ってしまう。結果として生産最初のLEDモジュールではLEDの利用率が高かったのに、後のLEDモジュールではLED利用率が悪くなる。この結果、最悪の場合には、在庫LED数としては十分であるが利用できるLEDが存在せずLEDモジュールの生産ができない事態が生じる。このように従来では、1つのLEDモジュールのLED灯数をもとに使用するLEDを決めているので、生産機種の全体をLEDの使用対象とした場合は、LED利用率が悪くなってしまうという課題があった。つまり一つの機種ごとに使用するLEDの組合せを決めていたので、最初のほうの機種は使用可能なLEDが多くあるが、生産が後になる機種ほど使用可能なLEDが限られてしまうという課題があった。
更に、照明分野では従来蛍光ランプが一般的に使われてきた。LEDは蛍光ランプに比べて色度バラツキが非常に大きい。LEDを用いた照明器具に対して蛍光ランプ同等の色度バラツキを実現しようとすると、LEDの存在する色度範囲の区分の分割数を増やし、色度範囲を小さくする必要がある。このとき、従来技術では目標色度範囲の外周に隣接する色度範囲の分割のみであるため、目標色度範囲を更に小さくすることができない課題があった。そのため、目標色度範囲外のLEDを倉庫に在庫して、他の機器へ転用して在庫を減らすことを検討したり、転用ができない場合などはLEDを廃棄したりしなければならなかった。
本発明は、LEDの在庫を抑えながら、色度バラツキの範囲を小さくするLED選択装置、LED選択プログラム及びLED選択方法の提供を目的とする。
この発明のLED選択装置は、
LEDモジュールに実装されるLEDの実装個数を示すLED個数情報と、前記LED個数情報の示す前記実装個数のLEDによる合成光の属すべき色度範囲を示すモジュール色度情報とが対応付けられた複数の機種情報であって、前記LED個数情報の示す前記実装個数が異なると共に、前記モジュール色度情報の示す色度範囲を同じくする複数の機種情報を記憶する生産モジュール情報記憶部と、
異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属する色度となるLEDの互いに異なる組合せを示すと共に優先度が付与された複数の組合せパターンを含むLED組合せ情報を記憶するLED組合せ情報記憶部と、
前記LED組合せ情報記憶部によって記憶される前記LED組合せ情報に含まれるそれぞれの前記組合せパターンの示す前記特定の色度範囲と前記他の色度範囲との各色度範囲に属するLEDの在庫数が登録されたLED在庫情報を記憶するLED在庫情報記憶部と、
前記生産モジュール情報記憶部に記憶された複数の前記機種情報の中から少なくとも一つの前記機種情報を選択し、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールの生産台数を入力し、選択された前記機種情報と、入力された前記LEDモジュールの生産台数と、前記LED組合せ情報記憶部に記憶された前記LED組合せ情報とに基づいて、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールに関して、入力された前記生産台数を生産できるLED個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなるLEDの実装パターンを複数算出し、算出した複数の実装パターンからなる総合実装パターンを生成し、生成された前記総合実装パターンの前記実装パターンごとに、前記LED組合せ情報記憶部の記憶する前記LED組合せ情報と前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、前記LED組合せ情報に含まれる前記組合せパターンのうちのより前記優先度の高い前記組合せパターンに該当する在庫LEDから、入力された前記生産台数を生産できる前記LED個数にできる限り近い個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなる、前記実装パターンに対応する選択可能パターンを選択する選択部と
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、LEDの在庫とその在庫を使用して生産されるLED照明装置の機種全体のLED利用率を高くすることができる。また、優先度を用いているので、早めに使用したい在庫LEDから使用することができる。よって、過剰なLED在庫を保有しなくても、必要な数の機種の生産ができる。また、LEDの色度範囲で分割する範囲を小さくすることができ、色バラツキの範囲を小さくすることができる。
実施の形態1のLEDモジュール製造システムの構成を説明する図。 実施の形態1のLEDモジュール製造システムの動作を示すフロー。 実施の形態1で使用するCIE1931であらわされる色度図。 実施の形態1の色度分割を説明する図。 実施の形態1のLEDの組合せ情報84を説明する図。 実施の形態1の4灯実装パターンテーブル104を示す図。 実施の形態1の6灯実装パターンテーブル106を示す図。 実施の形態1の12灯実装パターンテーブル112を示す図。 実施の形態1の色度分割と組み合わせ比の関係を説明する図。 実施の形態1の総合実装パターン120を作成方法を示す図。 実施の形態1の総合実装パターン120を示す図。 実施の形態1の実装候補LED選択部160が行う選択処理を概念的に示す図。 実施の形態1の実装候補LED選択部160によって、総合実装パターン120の行<1>の機種トータルの生産台数が算出される処理を示す図。 実施の形態1の実装候補LED選択部160によって、総合実装パターン120の行<2>の機種トータルの生産台数が算出される処理を示す図。 実施の形態1の出力結果テーブル121を示す図。 実施の形態1の出力結果テーブル121を示す別の図。 実施の形態1のコンピュータ10の基本動作を示す図。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1のLEDモジュール製造装置のハードウェアの構成を説明する図である。
以下、本実施の形態1のLEDモジュール製造装置の構成について図1を用いて説明する。
本実施の形態1のLEDモジュール製造システム19は、機種生産計画情報81とLED在庫情報82と機種情報83と組み合わせ情報84を管理するサーバー8と、サーバー8にネットワークを介して接続され色度選別座標を管理するコンピュータ9と、サーバー8にネットワークを介して接続され組み合わせ情報を管理するコンピュータ10と、コンピュータ9にネットワークを介して接続されるLED選別機11及びテーピング機12と、コンピュータ10にネットワークを介して接続されるはんだ印刷機13、はんだ検査機14、自挿機15、リフロー炉16、電気検査機17及び光学検査機18から構成される。
(LED選別機11)
LED選別機11は、コンピュータ9によって制御されて動作し、LEDが発光したときの色度を測定して、測定した色度により予め設定した区分に選別する。ここで「予め設定した区分に選別」とは、図4の説明で後述する「区分」G01〜G25の25の区分のいずれかの区分に選別することを意味する。以下「区分」というときは、G01等を意味する。
(テーピング機12)
テーピング機12は、コンピュータ9によって制御されて動作し、LED選別機11により区分に選別されたLEDを各色度の区分ごとにテーピングするとともに、テーピングしたそれぞれのLEDの個数情報をコンピュータ9にアップロードする。このように、LED選別機11がLEDを色度区分に選別し、テーピング機12が選別されたLEDを各色度区分に分けられたリールにテーピングするが、この2つの作業の間にLEDの吸着エラーや検査エラーなどによりLEDをロストする可能性がある。このため、サーバー8のLED在庫情報82のデータベースへのアップロードは、最終のテーピングがされたLEDの数とする。なお、LEDのリールへのテーピングまでの間に各作業にて生じた不具合を明確にするため、LEDの数量のカウントはしている。
(はんだ印刷機13)
はんだ印刷機13は、コンピュータ10によって制御されて動作し、各機種ごとに形状やLEDの配置、数量が異なる基板において、この基板に実装されるLEDの電極の位置に設けられたパッドにはんだを印刷する。
(はんだ検査機14)
はんだ検査機14は、コンピュータ10によって制御されて動作し、はんだ印刷機13によって基板に印刷された「はんだ」の状態を確認し、異常がないか検査する。
(自挿機15)
自挿機15は、コンピュータ10によって制御されて動作し、テーピング機12によってテーピングされ各色度範囲の「区分」に分類されたLEDを、サーバー8の、機種情報83、組合せ情報84(組合せテーブル84ともいう)の各データベースの出力により、所望の色度範囲に入る組合せになるように、はんだ印刷機13によってはんだを印刷された各基板に自挿する。LEDの自挿後の各色度範囲ごとのLED在庫情報82は、コンピュータ10を経由してサーバー8にアップロードする。以下に各情報を説明しておく。また、機種生産計画情報81という用語も後に登場するので、あわせて説明しておく。
(1)「機種生産計画情報81」とは、LEDを光源として使用するLED照明装置の機種の生産台数、生産時期等を含む情報である。生産機種ごとに、生産の優先度(生産優先度)の情報も持つ。
(2)「LED在庫情報82」とは、例えば図4の区分G01〜G25に属するLEDの在庫数をいう。
(3)「機種情報83」とはLEDを光源として使用するLED照明装置の機種に関する情報である。機種情報83は、複数のLEDが実装されるLEDモジュールを特定する製品型番(LEDモジュール識別情報)、LEDモジュールに実装されるLED個数を示すLED灯数(LED個数情報)、その機種に関してLED実装後におけるLEDモジュールの属すべき色度範囲を示す目標色度(モジュール色度情報)などの情報を含む。
(4)「組合せ情報84」とは、図5で後述する組合せテーブル84である。図5に示すように「組合せ情報84」は、異なる色度範囲(G01,G20等)に属するLEDの組合せ(各行のレコードが一つの組合せ)である。組合せ情報84は、各色度範囲に所属すべきLEDの個数比率(1行目のLED数1、LED数2は、個数の比率を示す)が設定されている。組合せ情報84は、個数比率の複数のLEDによる合成光が機種情報の要求する目標色度(モジュール色度情報)の示す色度範囲に属する色度となるLEDの互いに異なる組合せである。
(リフロー炉16)
リフロー炉16は、コンピュータ10によって制御されて動作し、自挿機15によってLEDを自挿された基板を内部に通され、この基板を規定の温度プロファイルで加熱及び冷却することで、はんだ印刷機13によって印刷されたはんだを溶かして、このはんだでLEDの電極を基板に固定し、LEDを基板に実装する。
(電気検査機17)
電気検査機17は、コンピュータ10によって制御されて動作し、リフロー炉16を通すことでLEDを実装されたモジュール基板の導通状態を確認し、LEDが電気的に問題なく実装されているかを検査する。電気検査機17で合格の判定をされたモジュール基板は、光学検査機18での検査工程に進む。なお、電気検査機17で不合格の判定をされたモジュール基板は製品にならず、修正工程にて不良部分を直すか、直すことができない場合は廃棄される。
(光学検査機18)
光学検査機18は、コンピュータ10によって制御されて動作し、電気検査機17を問題なく通過したLEDモジュール基板に電源投入し、このLEDを発光させ所望の色度範囲内に入っているかを検査する。光学検査機18で合格の判定をされたモジュール基板は照明器具で使用され、製品として出荷される。なお、光学検査機18で不合格の判定をされたモジュール基板は製品にならず、修正工程にて不良部分を直すか、直すことができない場合は廃棄される。
図2は、LEDモジュールの生産プログラムの流れを示すフロー図である。次に、図2を用いて、図1のLEDモジュール製造システム19のサーバー8及びコンピュータ9,10の動作(生産プログラム)を説明する。
LEDモジュール製造システム19の動作は、色度分類ブロック1、在庫情報ブロック2、最適組合せ演算ブロック3、LED実装指示ブロック4によって構成される。
(1)色度分類ブロック1は、コンピュータ9によって制御される。
色度分類ブロック1は、LED選別機11を用いることによって、LEDモジュール生産のためにLEDメーカからの購入等により入手したLEDの光学特性を測定し、そのLEDの光学特性の測定結果を所定の色度範囲(図4のG01、G02等の区分)に分類するブロックである。
(2)在庫情報ブロック2は、サーバー8によって制御される。
在庫情報ブロック2は、前回の生産の残りのLED在庫と色度分類ブロック1で分類されたLEDを在庫情報として整理するブロックである。
(3)最適組合せ演算ブロック3は、コンピュータ10によって制御される。
最適組合せ演算ブロック3は、機種生産計画情報81から、LED利用率が最も良くなる使用LEDの組合せを計算するブロックである。
(4)LED実装指示ブロック4は、コンピュータ10によって制御される。LED実装指示ブロック4は、最適組合せ演算ブロック3で確定した組合せを個別機種に展開するブロックである。
(コンピュータ9)
コンピュータ9は、上記のように色度分類ブロック1を制御する。コンピュータ9は、色度分類ブロック1で得た色度分類の情報をサーバー8に出力する。
(サーバー8)
サーバー8は、上記のように在庫情報ブロック2を制御する。サーバー8は、コンピュータ9から入力された色度分類の情報(図4のG01、G02等の区分への分類の情報)を、現在のLED在庫情報82に反映した反映後のLED在庫情報82と、作業者から入力された機種情報83と、組合せ情報84とをコンピュータ10に出力する。また、サーバー8は、作業者から入力された機種生産計画情報81をコンピュータ9とコンピュータ10にそれぞれ出力する。
(コンピュータ10)
コンピュータ10は、上記のように最適組合せ演算ブロック3とLED実装指示ブロック4とを制御する。コンピュータ10は、サーバー8から入力された機種生産計画情報81、LED在庫情報82、機種情報83、組合せ情報84に基づき、LEDモジュールの生産数の確定(後述する「展開」)を行う。LEDモジュールの生産の使用により減ったLED在庫情報82は、コンピュータ10からサーバー8にフィードバックされる。コンピュータ10は、図1に示すように、記憶部150(生産モジュール情報記憶部、LED組合せ情報記憶部、LED在庫情報記憶部)、実装候補LED選択部160(選択部)、LED利用判定部170(結果出力部)を備えている。記憶部150は、機種生産計画情報81、LED在庫情報82、機種情報83、組合せ情報84等を記憶する。実装候補LED選択部160は、記憶部150に記憶された機種情報83(LEDモジュール識別情報)から特定されるLEDモジュールを対象として、LEDモジュールの発光色が機種情報83の要求する目標色度(モジュール色度情報)の示す色度範囲に属し、かつ、実装されるLED個数が機種情報83の示すLED灯数(LED個数情報の示す個数)となるように、記憶部150に記憶された組合せ情報84を参照することによりLEDモジュールに実装するべきLEDを実装候補LEDとして選択する。また、LED利用判定部170は、記憶部150に記憶されたLED在庫情報82を参照することにより、実装候補LED選択部160によって選択された実装候補LEDが、在庫としてLEDモジュールに利用可能かどうかを判定する。
次に、各ブロックの具体的な動作を説明する。
図3は、CIE1931であらわされる色度図である。
図4は、本実施の形態1の色度分割を説明する図である。
図3、図4はLED選別機11によるLEDの選別の基になる情報である。
<色度分類ブロック1>
色度分類ブロック1において、作業者がサーバー8に入力した製造工場における各LED照明器具または各LEDモジュールなどによる機種生産計画情報81により、製造工場で必要なLEDを自社工場で生産または他LEDメーカから購入により入手する(ST1及びST2)。コンピュータ9は、この入手したLEDの色度および光束の測定をLED選別機11で行う(ST3)。このST3での光束の測定は、LEDから出力される光量を調べるものであり、光度値や照度値などで代用することもできる。この測定されたLEDの色度および光束により、これらのLEDが所定の色度範囲区分に分類される(ST4)。
ST3において、LED選別機11が、LEDの色度を図3に示すCIE1931の色度図に従い測定する。図3の色度図には、例として昼白色相当5、白色相当6、電球色相当7の範囲を示している。図4は、図3の色度図の電球色相当7にあたる範囲を用いて分類する色度を表したものである。図4では、図3の色度図の電球色相当7にあたる範囲をG01からG25までの色度範囲に分割している。LED選別機11は、図4の内容を情報として保有しており、この情報に基づき、LED選別機11は、LEDを測定した結果の色度座標により、そのLEDを各G01からG25へと分類する。尚、図4において、色度範囲の分割数は25分割で説明しているが、一つの例示である。製品ごとに使用するLEDの種類により入手できるLEDの色度範囲や光束範囲または目標とする色度の範囲が異なるので、分割数は25分割に限らない。
ST4において、LED選別機11によって所定のG01等の色度範囲の区分に分類された各LEDについて、コンピュータ9がその色度範囲の区分ごとに各LEDの数量を把握する(ST5)。
<在庫情報ブロック2>
在庫情報ブロック2において、サーバー8が前回のLEDモジュール生産時に各色度範囲に分類したが使用されずに余ってしまった残りのLEDの在庫を再度把握したもの(ST6)と、色度分類ブロック1において分類したLEDの在庫の合計を求め、各色度範囲の区分ごとに、LEDの在庫がどのように分布しているかを把握する(ST7)。このST7において、サーバー8が得たLEDの在庫の合計を、サーバー8のLED在庫情報82として記憶する。
<最適組合せ演算ブロック3>
最適組合せ演算ブロック3において、作業者がサーバー8に入力した機種生産計画情報81(ST1)から、コンピュータ10(実装候補LED選択部160)が、LEDの種類ごとに生産するLEDモジュールの機種を分類する(ST8)。LEDの種類により分類された機種は、それぞれ1基板あたりに実装するLEDの数が異なり、また1キャリアボード上にのる基板数が異なり、また連基板となっている場合は単基板の数が異なる。このため、コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、これらの情報をサーバー8の機種情報83のデータベースより読込む(ST9)。次に、コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、読み込んだ各生産機種の実装するLEDの数の情報によりLEDの「実装パターン数」を把握する(ST10)。「実装パターン数」とは、後述の図6〜図8の表の各行を示す。図6〜図8の各行ひとつひとつが「実装パターン」である。
ここで、コンピュータ10(実装候補LED選択部160、LED利用判定部170)によって実行される、色度バラツキを少なくするLEDの組合せ方法と実装するLEDの数から決まる実装パターンについて説明する。
図5は、サーバー8が格納する組合せ情報84(組合せテーブル84ともいう)である。図5の組合せテーブル84は、予め決定され、サーバー8に格納される。組合せテーブル84のそれぞれの行を「組合せパターン」という。
(組合せパターン)
以下、「組合せパターン」を説明する。図4に示す分類では、分類した色度は、区分G01から区分G25まで25区分に分割している。たとえば、このうち、G13、G14、G18、G19の4区分が、斜線で示す目標色度範囲70に属するとする。図5の組合せテーブル84は、図4の目標色度範囲70に属する合成光になるLEDの組合せを示している。例えば、組合せテーブル84の1行目は、G01に属するLEDを1個、G20に属するLEDを2個組み合わせることで、目標色度範囲70に属する合成光を得られることを示している。
これを個数の比として、
(G01:G20)=(1:2)
このように表記する。
同様に図5の2行目は、
(G02:G25)=(1:1)
であることを示している。
すなわち、以下の内容である。
(1)図4において、G01は目標色度範囲70から離れた区分である。このとき、G01のLEDを1個(k個)と、目標色度範囲70の近くのG20に属するLED2個(2k個)とを組み合わせる。
すなわち、(G01:G20)=(1:2)とする。
これにより、G01の光色はG20の光色に引っ張られ、合成光としては目標色度範囲70に属する合成光、つまり、G13、G14、G18、G19のどれかの区分に属する合成光になる。
(2)また、G02とG25に区分に分類されるLEDを1個ずつ組み合わせる。
すなわち、(G02:G25)=(1:1)とする。
これにより、同様に合成光は目標色度範囲70のG13、G14、G18、G19のいずれかの区分に属する。
(3)また、目標色度範囲70のG13に分類されているLEDは単独で目標色度範囲70に入る。
(4)このように、区分G01と区分G20を1:2の関係で組合わせたり、G02とG25を1:1の関係で組合わせたり、G13を単独で使用することにより、同一機種のLEDモジュールどうしの色度バラツキを少なくすることができる。すなわち、目標色度範囲70に所属しないLEDも使用して、目標色度範囲70に属する光色を実現できる。組合せテーブル84の各行は、このような「組合せパターン」を示している。
(5)また、自社工場で生産または他LEDメーカから購入により入手した複数のLEDは、目標色度範囲に区分されるLEDの個数が多く、目標色度範囲の区分から離れた区分に区分されるLEDの個数が少なくなるように正規分布している。そのため、組合せテーブル84の「色度範囲1」の項目には、LEDの個数が少なくなる傾向にある区分を上から順に並べ、それぞれの組み合わせパターンに対して区分優先度を設定する。
図6〜図17を参照して、コンピュータ10の基本動作を説明する。図6〜図14は、実装候補LED選択部160の動作、図15、図16はLED利用判定部170の動作を示す。図17は、実装候補LED選択部160、LED利用判定部170の両方の動作を説明するための図である。
(実装候補LED選択部160の動作概要)
実装候補LED選択部160は、記憶部150に記憶された複数の機種情報83の中から少なくとも一つの機種情報を選択する。以下の図6〜図14の説明は、実装候補LED選択部160が、記憶部150に記憶された複数の機種情報83の中から4灯、6灯、12灯の3機種を選択した場合で説明しているが、一つの機種情報の選択(例えば4灯のみ)でもよい。実装候補LED選択部160は、選択されたすべての機種情報83のLEDモジュールの生産台数を入力する。以下に説明する例では、4灯、6灯、12灯の各機種情報につき、8台、10台、5台という生産台数である。そして、実装候補LED選択部160は、選択された機種情報83と、入力されたLEDモジュールの生産台数と、記憶部150に記憶された組合せテーブル84(後述する図5)とに基づいて、選択されたすべての機種情報83のLEDモジュールに関して、「入力された生産台数を生産できるLED個数を示し、かつ、生産される機種情報83のLEDモジュールの発光色が機種情報83における目標色度(モジュール色度情報)の示す色度範囲に属することとなるLEDの実装パターン」を複数算出し、算出した複数の実装パターンからなる総合実装パターン120(後述の図11)を生成する。実装候補LED選択部160は、総合実装パターン120の実装パターンごとに、組合せテーブル84と記憶部150の記憶するLED在庫情報82とを参照することにより、組合せテーブル84に含まれる組合せパターンのうちのより区分優先度の高い組合せパターンに該当する在庫LEDから、入力された生産台数を生産できるLED個数にできる限り近い個数を示し、かつ、生産される機種情報83のLEDモジュールの発光色が機種情報83における目標色度の示す色度範囲に属することとなる、実装パターンに対応する選択可能セット数(選択可能パターン)を選択する。
生産する機種(LEDモジュール)は、それぞれ基板に実装するLEDの数が決まっている。
図6は、実装候補LED選択部160の生成する、4灯実装パターンテーブル104を示す。コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、4灯という情報と、組合せテーブル84とから、4灯実装パターンテーブル104を生成する。一基板に4個のLEDを実装する場合の(G01:G20)、(G02:G25)及びG13(単独)の組合せを示す4灯実装パターンテーブル104である。
(1)たとえば、4個のLEDを基板に実装する機種であれば、組合せテーブル84に基づき、図6に示すように、
(G01:G20)=(1:2)
とする3個のLEDと、G13の1個のLEDで、4つのLEDからなる「1通り」の「実装パターン数」ができる。
(2)また、(G02:G25)=(1:1)
とする2個のLEDを2セットとすれば、LED4個の「実装パターン数」が「1通り」できる。このように1:2または1:1、単独とする組合せで、4個のLEDを実装するときの「実装パターン数」は、「4通り」となる。
図7は、6灯実装パターンテーブル106を示す。コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、6灯という情報と、組合せ情報84とから、6灯実装パターンテーブル106を生成する。図7は、6個のLEDを基板に実装する場合の「実装パターン」を示す図である。
6個のLEDを基板に実装する機種であれば、
(G01:G20)=(1:2)
を2セットとすることでLED6個の実装パターンになるなど、LED6個の場合の「実装パターン数」は「7通り」である。
図8は、12灯実装パターンテーブル112を示す。コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、12灯という情報と、組合せテーブル84とから、12灯実装パターンテーブル112を生成する。図8は、12個のLEDを実装するときの「実装パターン数」が「19通り」となることを示す図である。このようにLEDの「実装パターン数」は、各機種の実装するLED灯数と、組合せテーブル84に登録されたLED数の比率の種類(図5の場合では1:1、1:2、及び単独)とにより決まる。
尚、ここでの説明ではLEDの個数比率によって、目標色度範囲70に属することとなるLEDの組合せを決めている。しかし、LEDの組合せに関しては、光束や照度、輝度などの各LEDの光量の影響によっても組合せ比率は変わる。
図9は、LEDの組合せに関しての、LEDの光量の影響を説明する図である。図4で25個に分割した色度範囲と、目標色度範囲70に属するようになる「組合せ比」(前述の(G01:G20)=(1:2)等)は、図9に示すように、LEDの仕様範囲における最小光量、最大光量の範囲でLEDどうしを組合わせても、目標色度範囲70に入るように色度分割および組合せとなっている。
色度範囲71は、
(G01、G20)=(MIN,MAX)を示す。
すなわち、G01に属するLEDの光量が最小で、G20に属するLEDの光量が最大のときの合成光の色度範囲を示す。
同様に、
色度範囲72は、
(G01、G20)=(MAX、MIN)を示す。
すなわち、G01に属するLEDの光量が最大で、G20に属するLEDの光量が最小のときの合成光の色度範囲を示す。そして、斜線で示した色度範囲73は、G01の範囲に属するLED1個と、G20の範囲に属するLED2個を組合わせたときに、
各LEDを、
(G01、G20)=(MIN,MAX)〜(MAX、MIN)
と変化するときにできる合成光の色度範囲を示す。よって、サーバー8に格納される図5の組合せテーブル84を、光量と色度とから決めた「組合せパターン」(組合せテーブル84の各行)とすることにより、より細かな組合せとすることができる。したがって、光量の最小と最大の幅が広い仕様のLEDの場合は、LEDの利用率を向上できる。
(532通りの実装パターン)
次に、コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、機種全体として「実装パターン」(以下、総合実装パターン120(実装候補LED)という。図10、図11で後述する)の組合せの合計パターンが何種類か算出する(ST11)。LEDの組合せの合計パターン数は、各機種の実装パターンの積となる。
たとえば、
LEDを4個実装する機種と、6個実装する機種と、12個実装する機種とがあるとする。この場合、図6〜図8で述べたように、実装パターン数はそれぞれ、4通り、7通り、19通りであるので、3つの機種では総合実装パターン数は、図6〜図8に示す表の積となる。
すなわち、
総合実装パターン数=4×7×19=532通りとなり、合計532通りの「総合実装パターン数120」となる。
図10は、合計532通りの場合の総合実装パターン120の求め方を示す。
図11は、求められた総合実装パターン120を示す。
以下、総合実装パターン120をさらに説明する。
コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、これらの実装パターンについて、
「1:2、1:1、単独」
の各パターンが何セット必要か求める。
例えば、
LEDが4灯の機種を8台、
LEDが6灯の機種を10台、
LEDが12灯の機種を5台生産する場合を想定する。
この場合、
図6〜図8に示す実装パターン4−1、6−1、12−1のパターンでは、
1:2が、
(1セット×8台)+(2セット×10台)+(4セット×5台) (式1)
で48セット必要である。
また、1:1は、
(0セット×8台)+(0セット×10台)+(0セット×5台) (式2)
であるため不要である。
単独については、
(1セット×8台)+(0セット×10台)+(0セット×5台) (式3)
で8セット必要となる。
同様に実装パターン4−1、6−1、12−2のパターンでは1:2が
(1セット×8台)+(2セット×10台)+(3セット×5台)
で43セット必要である。
また、1:1は
(0セット×8台)+(0セット×10台)+(1セット×5台)
であるため5セット必要である。
単独については、
(1セット×8台)+(0セット×10台)+(1セット×5台)で13セット必要となる。以下省略する。
図11の総合実装パターン120は、532通りについて、上記の(式1)〜(式3)の求め方を公式化している。つまり、「1:2」等の組合せのセット数は、図6〜図8から得られる4灯、6灯、12灯の1:2の各個数を座標(X,Y,Z)とみたものと、4灯、6灯、12灯の台数を座標(a,b,c)とみたものの内積で得られる。
以下のST12、ST13の動作の主体は実装候補LED選択部160である。図11の総合実装パターン120の532通りの各実装パターンについて、コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、サーバー8から組合せテーブル84の情報を読み込む(ST12)。
ST13において、コンピュータ10(実装候補LED選択部160)は、読み込んだ組合せテーブル(84)と、サーバー8のLED在庫情報(82)とを参照することにより、LED在庫情報82から総合実装パターン120の各実装パターンの「1:2、1:1、単独」の示すセット数(以下、必要セット数という)、例えば行<1>であれば「40セット、0セット、8セット」を選択し、あるいは選択できない場合は、可能な限り必要セット数に近いセット数を選択する。LED在庫情報82から選択したセット数を「選択可能セット数」(選択可能パターン)という。すなわち「選択可能セット数」とは、各機種の生産台数(例えば4灯、6灯、12灯の各機種について8台、10台、5台)を生産できる「1:2」等の組合せのセット数(LED個数)にできる限り近いセット数(LED個数)を示し、かつ、生産される機種情報のLEDモジュールの発光色が機種情報におけるモジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなる、必要セット数(実装パターン)に対応するセット数である。
図12は、実装候補LED選択部160が行うこの選択処理を概念的に示す図である。
具体例で説明する。実装候補LED選択部160は、例えば総合実装パターン120の行<1>の実装パターンであれば、「1:2、1:1、単独」について、それぞれの必要セット数として「48セット、0セット、8セット」をLED在庫情報82から選択することを試みる。 行<2>の実装パターンであれば、「1:2、1:1、単独」について、それぞれ必要セット数として、「43セット、5セット、13セット」をLED在庫情報82から選択することを試みる。
実装候補LED選択部160は、図12に示す総合実装パターン120の各行である<1>〜<532>の各実装パターン(各行ともいう)について、組合せテーブル84とLED在庫情報82とを照合しながら、「1:2の組合せ」、「1:1の組合せ」、「単独」のそれぞれの必要セット数の選択を試みる。
(LED在庫情報82からの必要セット数の選択)
次に、行<1>の場合を例に、図12を参照しながら、実装候補LED選択部160が行う、必要セット数の選択処理を具体的に説明する。実装候補LED選択部160は、組合せテーブル84と、LED在庫情報82とを参照して、以下のように必要セット数を選択する。なお、この選択処理では図5に示した組合せテーブル84を使用するが、組合せテーブル84の左側の列に、区分優先度が設定されていることが特徴である。この区分優先度により、選択処理の際に、はやめに使用したいLEDが在庫から使用されるようになる。区分優先度は小さいほど優先順位が高い(優先度が高い)ものとする。従って組合せテーブル84の上の行ほど優先順位が高い。
なお図12の行<1>は、「1:2、1:1、単独」の各組は、必要セット数が「48セット,0セット,8セット」であるが、説明の便宜上、「1:1の組」は「0セット」ではなく、仮に20セットとする。従って、行<1>は、「1:2、1:1、単独」の必要な各組が「48セット,20セット,8セット」として、行<1>に対する必要セット数の選択処理を説明する。
(行<1>に対する「1:2、1:1、単独」の選択処理)
図12において、実装候補LED選択部160は、組合せテーブル84とLED在庫情報82とを参照して、総合実装パターン120の行<1>からチェックしていく。チェック開始時は、LED在庫情報82は現在の在庫状況の内容であり、その行内の処理ではLEDが選択される都度、LED在庫情報82から、選択されたLEDを差し引く。なお、次の行のチェックに移行する際には、LED在庫情報82の状態はもとの現在の在庫状態に戻す。
実装候補LED選択部160は、次のように行<1>をチェックしていく。
(1)実装候補LED選択部160は、組合せテーブル84を、区分優先度の高い組から低い組に向かって次の様な処理を実行する。つまり図12に示すように、組合せテーブル84の上から下の行に向かって次の処理を行う。実装候補LED選択部160は、行<1>において「1:2、1:1、単独」の各組の必要セット数が、「48セット、20セット、8セット」と認識しており、組合せテーブル84を区分優先度の高いほうからチェックしていく。
(2)組合せテーブル84での区分優先度1は、(G01,G20)=(1:2)の組であるから、実装候補LED選択部160は、(G01,G20)=(1:2)をチェックする。すなわち実装候補LED選択部160は、区分優先度1の組行が48セット、LED在庫情報82に存在するかどうか、LED在庫情報82を探索する。つまり、G01に属するLEDが48個、G20に属するLEDが96個、LED在庫情報82に存在するかどうかを探索する。存在すれば該当個数の各LEDをLED在庫情報82から選択し、(1:2)の組の探索は終了する。それぞれの区分優先度のチェックにおいてLED在庫情報82からLEDを選択した場合は、LED在庫情報82からは選択された分のLED個数を差し引く。
(3)区分優先度1の組に関して48組を選択できなかった場合、例えば必要セット数である48セットのうち30セットだけしか区分優先度1の組から選択できなかった場合は、次の様である。この場合、実装候補LED選択部160は、組合せテーブル84(図12)で次の(1:2)の組である区分優先度8の組のチェック(G06、G20の探索)に飛ぶのではなく、区分優先度2の(G02,G25)=(1:1)の組のチェックに移行する。つまり、(1:2)の組の残りの「18セット」の選択は一時保留し、組合せテーブル84の次の区分優先度の組のチェックを行う。このように、例えば(1:2)の組のLED選択を連続して行うのではなく、組合せテーブル84において上から下の行へと、区分優先度の順にチェックを移行することが特徴である。このような動作により、区分優先度に従って、在庫中、早めに使用したいLEDが選択(使用)される。
なお区分優先度2に移行するのは区分優先度2の組が(1:1)であり、(1:1)は図11の行<1>に含まれ、かつ、(1:1)の必要セット数「20セット」も選択されていないからである。なお、仮に区分優先度2の組が(1:3)であり、区分優先度3の組が(1:1)であれば、(1:3)は行<1>に存在しないので、実装候補LED選択部160は、区分優先度2の行を飛び越えて区分優先度3の行のチェックに移行する。
(4)実装候補LED選択部160は、区分優先度2の(G02,G25)=(1:1)のチェックを開始すると、区分優先度1のチェックによって選択されたLEDが差し引かれた状態のLED在庫情報82に対し、(G02,G25)=(1:1)の組が20セット、選択できるかどうかを探索する。20セットが選択できたときは、その分のLEDをLED在庫情報82から差し引いて、(1:1)の組のチェックは終了し、引き続き、今度は、保留中の(1:2)の組の選択処理を開始する。
一方、20セットが選択できない場合は、組合せテーブル84において次の区分優先度3のチェックに移行し、以下、組合せテーブル84の区分優先度を下方に移行していく。
(5)実装候補LED選択部160は、行<1>である、「1:2、1:1、単独」の各必要セット数「48セット,20セット,8セット」が満足されるLEDが選択されるまで、図12における区分優先度を下降し、チェックを続ける。
(6)以上の(1)〜(5)の処理によって、実装候補LED選択部160は、行<1>である、「1:2、1:1、単独」の必要セット数「48セット,20セット,8セット」に対して、LED在庫情報82から選択可能なセット数(Aセット,Bセット,Cセット)を選択する。
なお、実装候補LED選択部160は、図12の組合せテーブル84を区分優先度の順に、上から下に順番にチェックを移行するが、上記のように次の区分優先度を飛び越える場合がある。これは、その区分優先度の行をチェックする必要のない場合であり、以下の(イ)、(ロ)のような場合である。
(イ)その組について、既に必要な組数が選択されている場合である。例えば組合せテーブル84のチェック処理の過程で、すでに区分優先度1の行のチェックにおいて、行<1>における(1:2)の必要セット数48は選択されているとする。そして、実装候補LED選択部160は区分優先度7のチェックが終了し、いまだ(1:1)の必要セット数40は選択されていないとする。この場合、区分優先度7の次は、区分優先度8を飛び越え、区分優先度9の(1:1)のチェックに移行する。
(ロ)総合実装パターン120に、組合せテーブル84のその区分優先度の組がない場合である。すなわち、行<1>が「1:2,1:1、単独」についての組であり、区分優先度2が(1:3)であり、区分優先度3が(1:1)の場合、区分優先度1の次は、区分優先度3に飛ぶ。
(選択結果の記憶)
実装候補LED選択部160は、行<1>における「1:2、1:1、単独」の「それぞれの必要セット数、あるいは必要セット数に近い最大限のセット数」(選択可能セット数)がLED在庫から選択された場合、その情報を記憶しておく。例えば、(1:2)の必要セット数48セットについて、組合せテーブル84の区分優先度1で30セット、区分優先度8で10セット選択され、結局、40セット選択され、(1:1)の必要組数40について、組合せテーブル84の区分優先度2で20セット、区分優先度3で15セット、区分優先度4で5セット選択され、単独について(図5)、区分優先度90で5個、区分優先度91で3個選択されたような場合、これらの選択結果を記憶する。
(行<2>に対する「1:2、1:1、単独」の各組のチェック)
図12の行<2>の必要セット数「43セット、5セット、13セット」についても、実装候補LED選択部160は、行<1>と同様の処理を実行する。なお実装候補LED選択部160は、前回の行<1>の処理が終了した場合は、LED在庫情報82の状態を、現在の在庫状態に戻す。つまり、実装候補LED選択部160は、総合実装パターン120の各行の処理が終了するごとに、LED在庫情報82を現在の在庫状態に戻す。
以降同様に、実装候補LED選択部160は、総合実装パターン120の行<532>までチェックする。この場合、どの行もLED在庫情報82は同じ条件である。実装候補LED選択部160による図12の行<1>〜行<532>についての必要セット数の選択処理によって、総合実装パターン120の行(実装パターン)ごとに、「1:2、1:1、単独」のそれぞれについての、在庫から選択可能セット数「A,B,C」(図12)を選択する。
(生産台数の内訳算出)
次に、図13、図14を参照して、選択可能セット数「A,B,C」から、各機種の生産台数を算出し、生産可能率を算出する過程を説明する。実装候補LED選択部160は、総合実装パターン120の各行について選択可能セット数が算出された場合に、選択可能セット数から、機種トータルの生産台数を以下のように算出する。
総合実装パターン120の行<1>を例に説明する。なお、以下の説明では行<1>の必要セット数は「1:2,1:1、単独」=「48セット、0セット、8セット」とし、この必要セット数に対して現実に在庫から選択された選択可能セット数は、「40セット、0セット、8セット」とする。
図13は、実装候補LED選択部160によって、行<1>について、機種トータルの生産台数が算出される処理を示す図である。図13を参照して、実装候補LED選択部160が行<1>について機種ごとの生産台数(生産台数内訳)及び機種トータルの生産台数を算出する処理を説明する。実装候補LED選択部160は、行<1>の選択可能セット数「40セット、0セット、8セット」を基に、図13の(a),(b),(c)の各実装パターンテーブルを参照して、選択可能セット数「40セット」を以下のように、機種台数に還元する。実装候補LED選択部160は、まず、「1:2の組合せ」の選択可能セット数「40、0、8」について、4灯、6灯、12灯の機種の順に、その計画生産台数を生産できるかの確認を行う。
(S01;4灯機種)
すなわち、(a)の4灯実装パターンテーブル104は4灯機種1台に必要な「1:2の組合せ」等のセット数を示していると読める。(b)、(c)も同様である。よって「1:2の組合せ」については、計画台数の8台を生産するためには、
1(セット/台)×8(台)=8セット
必要である。
「1:2の組合せ」の選択可能セット数は「40セット」である。よって、
40(セット)―8(セット)=32セット>0
であり、4灯機種については、「1:2の組合せ」に関しては計画台数の8台を生産できる。
(S02;6灯機種)
実装候補LED選択部160は、次に、6灯機種について、「1:2の組合せ」からみて、計画台数の10台が生産できるかどうかを、4灯機種の場合と同様に確認する。すなわち、現在の選択可能セット数は「32セット」(4灯に8セット消費)である。また「1:2の組合せ」について、計画台数10台を生産するためには、
2(セット/台)×10(台)=20セット
必要である。よって、
32(セット)―20(セット)=12セット>0
であり、6灯機種については、「1:2の組合せ」に関しては計画台数10台を生産できる。
(S03;12灯機種)
実装候補LED選択部160は、最後に、12灯機種について、「1:2の組合せ」からみて、計画台数の5台が生産できるかどうかを、6灯機種の場合と同様に確認する。すなわち、現在の選択可能セット数は「12セット」である(40セットのうち、4灯に8セット、6灯に20セット消費)。また「1:2の組合せ」について、計画台数5台を生産するためには、
4(セット/台)×5(台)=20セット
必要である。よって、
12(セット)―20(セット)=−8セット<0
となる。よって、実装候補LED選択部160は計画台数5台は生産できないと判定する。そして、
現在の台数12(セット)÷4(セット/台)=3台
から、計画台数5台のうち、3台まで生産できると判断する。
(S04;生産台数の内訳)
以上の処理により、実装候補LED選択部160は、「1:1の組合せ」、「単独」については必要セット数が満たされているので、「1:2の組合せ」の選択可能セット数がネックとなり、「4灯、6灯、12灯」の各機種について、それぞれ、現実には「8台、10台、3台」を生産できると判断する。
(トータル生産台数の算出)
実装候補LED選択部160は、生産台数の内訳の合計である、
8台+10台+3台=21台
から、トータル生産台数である21台を算出する。
(生産可能率の算出)
実装候補LED選択部160は、「4灯、6灯、12灯」の各機種の計画台数の合計である23台と、前記のトータル生産台数21台とから、生産可能比率を
(21台/23台)×100%=91%と算出する(図12、図13)。
(行<2>について)
次に行<2>について、図14を参照して、生産台数の内訳等を算出する処理を説明する。
図14は、実装候補LED選択部160によって、行<2>について、機種トータルの生産台数が算出される処理を示す図である行<2>の必要セット数は「1:2,1:1、単独」=「43セット、5セット、13セット」である。この必要セット数に対して、現実に在庫から選択された選択可能セット数は、「40セット、3セット、13セット」とする。すなわち(1:2)、(1:1)の組合せが必要セット数に満たなかったとする。
実装候補LED選択部160は、図13の行<1>の場合と同様に可能な生産台数の算出処理を実施する。すなわち、「1:2の組合せ」に関しては、図14に示すように、4灯、6灯、12灯の機種で、
8セット+20セット+15セット=43セット
の合計43セット必要である。12灯機種については、
40セット−28セット=12セット
分しかないため、
12セット÷3(セット/台)=4台
しか生産できない。よって、「1:2の組合せ」に関しては、「4灯、6灯、12灯」の機種で、それぞれ「8台、10台、4台」生産でき、合計では22台生産できることを算出する。
「1:1の組合せ」に関しては、図14に示すように、12灯の機種にのみ5セット必要である。一方「1:1の組合せ」は、3セットしかないため、
3セット÷1(セット/台)=3台
しか生産できない。よって、「1:1の組合せ」に関しては、
「4灯、6灯、12灯」の機種で、それぞれ「8台、10台、3台」生産でき、合計21台生産できることを算出する。よって、図14に示すように「4灯、6灯、12灯」の機種における生産台数は、「1:2の組合せ」の選択可能セット数よりも「1:1の組合せ」の選択可能セット数がネックとなって、「8台、10台、3台」となり、合計で21台生産できる。よって生産可能率は、
(21台/23台)×100%=91%
となる。
以下同様に、行<3>〜<532>までの同様の処理を行う。なお、上記の説明では、各行の選択処理のたびに、選択可能セット数に基づき生産台数内訳、トータル生産台数、生産可能率等を算出していたが、まず、行<1>〜<532>についてそれぞれの選択可能セット数を算出し、その後に、各行について、生産台数内訳、トータル生産台数、生産可能率等を算出しても構わない。
(生産優先度)
(1)サーバー8から入力した機種生産計画情報81には、生産するべき機種台数の他、生産の生産優先度(組合せテーブル84に区分優先度とは別の優先度)が含まれる。この例で説明すれば、機種生産計画情報81は、
4灯>6灯>12灯
の順序の生産優先度を含んでいるとする。4灯のLEDモジュールの生産が最も優先され、ついで6灯が優先され、12灯の生産優先度が最も低い。この場合、コンピュータ10(LED利用判定部170)は、532通りの実装パターンでの生産可能性を確認するのであるが、例えば実装パターン<1>を確認する場合、生産優先度の最も高い4灯がLED在庫情報82の示す在庫LEDによって何台(MAX8台)生産可能かを判断し、ついで6灯(MAX10台)、最後に12灯(MAX5台)と生産可能台数を判断する。図13、図14では、(a)の4灯機種,(b)の6灯機種,(c)の12灯機種の順に選択可能セット数を確認していったが、これは、
4灯>6灯>12灯
の順に生産優先度が付与された場合、このような順序で選択可能セット数を確認していく。12灯>6灯>4灯の順に生産優先度が付与されれば、図13、図14では、(c)の12灯機種、(b)の6灯機種,(a)の4灯機種の順に選択可能セット数が確認されることになる。生産優先度が付与されていない場合は、図13、図14の(a)、(b)、(c)の確認順序は任意でよく、例えばデフォルト設定でもよい。
(結果の出力)
図15、図16は、コンピュータ10のLED利用判定部170(結果出力部)が出力する、それぞれ別のタイプの出力結果テーブル121A、121Bを示す図である。コンピュータ10(LED利用判定部170)は、出力結果として、実装パターン<1>を例にとれば、実装パターンのセット数「48,0,8」、生産可能率(23台中生産可能な台数%)、生産台数、生産台数の内訳等を含む出力結果を出力可能である。LED利用判定部170の出力する出力結果には、図12にした、総合実装パターン120の各実装パターンに対応する「選択可能セット数、生産台数内訳、生産台数、生産可能率」及び選択可能セット数の選択に使用した区分優先度の情報(後述する)等を含めることができる。
(出力結果テーブル121A)
図15は、生産するべき4灯の8台、6灯の10台、12灯の5台の合計23台のLEDモジュールがすべて生産できる実装パターンを含む図である。図15の出力結果テーブル121Aにおける実装パターン<1>は生産可能率が100%であるが、これは生産するべき23台中、23台が在庫のLEDで生産可能なことを示す。実装パターン<2>も同様に100%である。コンピュータ10(LED利用判定部170)は、生産可能率が100%の実装パターンが存在する場合には、その実装パターンで各機種のLEDモジュールを生産することを決定し、その実装パターンを選択するが、図15のように、生産可能率100%の実装パターンが複数存在する場合には、組合せテーブル84に設定されている区分優先度のうち、区分優先度の高い実装パターンを選択する。図15の場合、実装パターン<1>、<2>(行<1>などという)のみが100%であったとする。この場合、「使用した区分優先度」をみると、行<1>は、区分優先度1,8,90を用いている。行<2>は区分優先度1,2,8,90を用いている。行<2>は、行<1>に対して区分優先度2を用いている点で区分優先度の高い実装パターンである。よってLED利用判定部170は、行<1>、<2>のうち、行<2>を選択し、4灯、6灯、12灯の合計23台を生産する場合、行<2>の選択可能セット数及び選択処理においてこの選択可能セット数に対応することとなった区分優先度に属するLEDで、合計23台を生産すべきことを決定する。
(出力結果テーブル121B)
図16は、図15の出力結果テーブル121Aとは内容の異なる場合の、出力結果テーブル121Bを示す。コンピュータ10(LED利用判定部170)は、図16の情報を出力し、利用者は、図16の出力結果テーブル121Bから、所望の実装パターンを選択できる。例えば実装パターン<2>を選ぶ場合は、4灯8台、6灯10台、12灯2台を生産できる。生産可能率100%の実装パターンがなかった場合においても、コンピュータ10(LED利用判定部170)に所定の選択規則を設定することで、実装パターンを選ぶことが可能である。例えば生産可能率のもっとも高い実装パターンを選んでもよい。図16では、実装パターン<1>〜<3>の生産可能率が同率である。このような場合は、生産優先度の高いLEDモジュールが多く含まれている実装パターンを選択するように設定してもよい。この設定では図16の例では、コンピュータ10(LED利用判定部170)は、実装パターン<2>を選択する。コンピュータ10(LED利用判定部170)は、ぞれぞれの実装パターンについて、予め設定された規則に従って、実装パターンを選ぶ(ST14)。また予め設定された規則としては、図15の出力結果テーブル121Aで述べたように、同率が複数ある場合、その選択可能セット数の選択に用いた区分優先度のうち、より高い区分優先度を用いた選択可能セット数の実装パターンを選択するようにしてもよい。
LED実装指示ブロック4において、コンピュータ10(LED利用判定部170)は、選択した実装パターンを使用して、各個別機種へ最適のLEDの組合せを展開する(ST15)。「展開」とは、コンピュータ10が、例えば図16の実装パターン<2>を選択した場合に、「1:2」等の「LEDの組合せ」を実際に、4灯の8台、6灯の10台、12灯2台の各LEDモジュールに配分することを意味する。なお配分において選択されるLEDは、当然に、区分優先度に従って選択された個々のLEDである。
実際の生産については、個別のLEDモジュールごとにST15で展開した最適の組合せのLEDを基板1枚1枚に実装しているわけではなく、金属基板であればキャリアボードにLEDを実装するための基板を何枚か搭載してまとめて実装している。また、基板の材質が樹脂基板であれば何枚かの単基板が連結された連基板となっていて、LEDを実装後にこの連基板を分割する。このようなLEDの実装方法をとるため、LEDのモジュール基板への実装指示は、これらのキャリアボードへの搭載枚数または連基板枚数の単位での生産数を確定し、LEDが使用される(ST16)。
上記で説明した図2に示すフローの各ブロックの動作により、コンピュータ10(LED利用判定部170)から、使用されたLEDの数量がサーバー8にフィードバックされる。サーバー8は、フィードバックされたLED数量を、サーバー8のLED在庫情報82のデータベースから差引く(ST17)。ここで生産したいLEDモジュールの必要数量に達していれば生産が終了する。
LEDモジュールの生産数量が必要数と比べて不足しているのであれば、ST11に戻り、残りの必要機種についてLEDの実装パターンの合計を算出し、再度最適な実装パターンを求める。すなわち、図16でコンピュータ10が実装パターン<2>を選択した場合、12灯が3台不足である。この3台について、再度、ST11に戻り同様の処理を繰り返す。再度、LEDの実装パターンを算出した結果、生産できるLEDモジュールの数が0である場合、処理を終了する。または、残りのLEDモジュールの必要台数が生産できた場合も終了となる(ST18)。
図17は、以上のコンピュータ10の動作をまとめた図である。コンピュータ10の実装候補LED選択部160は、サーバー8から得た機種生産計画情報81等の情報から、4灯実装パターンテーブル104、6灯実装パターンテーブル106、12灯実装パターンテーブル112を生成する。そして、実装候補LED選択部160は総合実装パターン120を生成し、各実装パターンごとに選択可能セット数を算出し、また、その選択可能セット数から生産できる各機種の生産台数内訳、合計の生産台数、生産可能率などを算出する。そして、LED利用判定部170は、実装候補LED選択部160の各算出結果、総合実装パターン120、LED在庫情報82及び組合せ情報84等を用いて、出力結果テーブル121A、121B(図15、図16)を生成し、出力する。
このように、生産したい機種全体についてLEDの最適な実装パターンを求め、区分優先度や生産優先度等の優先度に基づきLEDの組合せを選択し、各生産機種に展開することで、全体としてLEDの利用率が良くなり、生産工場内のLED在庫を少なくすることができる。特に区分優先度を用いることにより、在庫LEDのうち早めに使用したいLEDから使用できるので、効率よくLEDを使用できる。よって、在庫になっているLEDについて、各色度範囲のLEDの数量の偏りを少なくし、平均化することで廃棄処分になるLEDの数量を削減でき、廃棄処分となるLEDを削減によってCO排出量を削減できる。
このほか、生産工場内のLEDの在庫を少なくすることによりLEDの変更などの機種更新の時には旧タイプとなり使えずに廃却しなければならないLEDの数量を大幅に削減できるなど、環境に良いLEDモジュールの製造方法を提供することができる。
また、LEDの在庫が少なくなることにより、生産工場内でLEDの在庫を置く倉庫のスペースを削減でき、LEDの在庫管理がし易くなる効果がある。
また、LEDの組合せ方法に1:2などLED1個に対し2個以上のLEDで組合せる方法を用いることで分割する色度範囲を小さくでき、合成光となる色度バラツキの範囲を更に小さくすることができる。
なお、以上の実施の形態では、LED選択装置を説明したが、LED選択装置の動作を、LED選択方法あるいはLED選択プログラムとして把握することも可能である。
なお、本実施の形態では、機種生産計画情報81は、
4灯>6灯>12灯
の順序の優先度を含んでいる場合について説明したが、
LEDの使用個数を多い組合せを優先する場合は、
12灯>6灯>4灯
の順序の優先度を含めてもよいし、同灯数の機種が複数(例えば、LEDを4個使う機種で、照明器具Aの形状と照明器具Bの形状が異なる場合)ある場合は、
4灯(照明器具A)>6灯>4灯(照明器具B)>12灯
の順序の優先度を含めてもよい。
1 色度分類ブロック、2 在庫情報ブロック、3 最適組合せ演算ブロック、4 LED実装指示ブロック、5 昼白色相当の色度範囲、6 白色相当の色度範囲、7 電球色相当の色度範囲、8 サーバー、9 コンピュータ、10 コンピュータ、11 LED選別機、12 テーピング機、13 はんだ印刷機、14 はんだ検査機、15 自挿機、16 リフロー炉、17 電気検査機、18 光学検査機、19 LEDモジュール製造システム、70 目標色度範囲、71,72,73 色度範囲、81 機種生産計画情報、82 LED在庫情報、83 機種情報、84 組合せ情報、104 4灯実装パターンテーブル、106 6灯実装パターンテーブル、112 12灯実装パターンテーブル、120 総合実装パターン、121 出力結果テーブル。

Claims (6)

  1. LEDモジュールに実装されるLEDの実装個数を示すLED個数情報と、前記LED個数情報の示す前記実装個数のLEDによる合成光の属すべき色度範囲を示すモジュール色度情報とが対応付けられた複数の機種情報であって、前記LED個数情報の示す前記実装個数が異なると共に、前記モジュール色度情報の示す色度範囲を同じくする複数の機種情報を記憶する生産モジュール情報記憶部と、
    異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属する色度となるLEDの互いに異なる組合せを示すと共に優先度が付与された複数の組合せパターンを含むLED組合せ情報を記憶するLED組合せ情報記憶部と、
    前記LED組合せ情報記憶部によって記憶される前記LED組合せ情報に含まれるそれぞれの前記組合せパターンの示す前記特定の色度範囲と前記他の色度範囲との各色度範囲に属するLEDの在庫数が登録されたLED在庫情報を記憶するLED在庫情報記憶部と、
    前記生産モジュール情報記憶部に記憶された複数の前記機種情報の中から少なくとも一つの前記機種情報を選択し、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールの生産台数を入力し、選択された前記機種情報と、入力された前記LEDモジュールの生産台数と、前記LED組合せ情報記憶部に記憶された前記LED組合せ情報とに基づいて、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールに関して、入力された前記生産台数を生産できるLED個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなるLEDの実装パターンを複数算出し、算出した複数の実装パターンからなる総合実装パターンを生成し、生成された前記総合実装パターンの前記実装パターンごとに、前記LED組合せ情報記憶部の記憶する前記LED組合せ情報と前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、前記LED組合せ情報に含まれる前記組合せパターンのうちのより前記優先度の高い前記組合せパターンに該当する在庫LEDから、入力された前記生産台数を生産できる前記LED個数にできる限り近い個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなる、前記実装パターンに対応する選択可能パターンを選択する選択部と
    を備えたことを特徴とするLED選択装置。
  2. 前記選択部は、
    前記総合実装パターンの前記実装パターンごとに生成したそれぞれの前記選択可能パターンから、前記実装候補LED選択部が選択した前記機種情報と、入力した前記生産台数と、LED組合せ情報記憶部の記憶する前記組合せ情報とに基づいて、前記実装候補LED選択部が入力した前記生産台数に対する現実に生産可能な台数の比率を示す生産可能率を算出することを特徴とする請求項1記載のLED選択装置。
  3. 前記LED選択装置は、さらに、
    前記選択部によって算出された前記選択可能パターンごとの前記生産比率のなかに同率一のものが複数存在する場合には、前記選択可能パターンの選択の元となる前記区分優先度に基づいて前記同率のうちの一つの前記選択可能パターンを特定し、特定した前記選択可能パターンを出力する結果出力部を備えたことを特徴とする請求項2記載のLED選択装置。
  4. 前記選択部は、
    前記生産モジュール情報記憶部に記憶された複数の前記機種情報の中から前記機種情報を選択する際に、2以上の前記機種情報を選択することを特徴とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のLED選択装置。
  5. コンピュータを、
    LEDモジュールに実装されるLEDの実装個数を示すLED個数情報と、前記LED個数情報の示す前記実装個数のLEDによる合成光の属すべき色度範囲を示すモジュール色度情報とが対応付けられた複数の機種情報であって、前記LED個数情報の示す前記実装個数が異なると共に、前記モジュール色度情報の示す色度範囲を同じくする複数の機種情報を記憶する生産モジュール情報記憶部、
    異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属する色度となるLEDの互いに異なる組合せを示すと共に優先度が付与された複数の組合せパターンを含むLED組合せ情報を記憶するLED組合せ情報記憶部、
    前記LED組合せ情報記憶部によって記憶される前記LED組合せ情報に含まれるそれぞれの前記組合せパターンの示す前記特定の色度範囲と前記他の色度範囲との各色度範囲に属するLEDの在庫数が登録されたLED在庫情報を記憶するLED在庫情報記憶部、
    前記生産モジュール情報記憶部に記憶された複数の前記機種情報の中から少なくとも一つの前記機種情報を選択し、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールの生産台数を入力し、選択された前記機種情報と、入力された前記LEDモジュールの生産台数と、前記LED組合せ情報記憶部に記憶された前記LED組合せ情報とに基づいて、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールに関して、入力された前記生産台数を生産できるLED個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなるLEDの実装パターンを複数算出し、算出した複数の実装パターンからなる総合実装パターンを生成し、生成された前記総合実装パターンの前記実装パターンごとに、前記LED組合せ情報記憶部の記憶する前記LED組合せ情報と前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、前記LED組合せ情報に含まれる前記組合せパターンのうちのより前記優先度の高い前記組合せパターンに該当する在庫LEDから、入力された前記生産台数を生産できる前記LED個数にできる限り近い個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなる、前記実装パターンに対応する選択可能パターンを選択する選択部、
    として機能させるためのLED選択プログラム。
  6. LED選択装置が行うLED選択方法であって、
    生産モジュール情報記憶部が、
    LEDモジュールに実装されるLEDの実装個数を示すLED個数情報と、前記LED個数情報の示す前記実装個数のLEDによる合成光の属すべき色度範囲を示すモジュール色度情報とが対応付けられた複数の機種情報であって、前記LED個数情報の示す前記実装個数が異なると共に、前記モジュール色度情報の示す色度範囲を同じくする複数の機種情報を記憶し、
    LED組合せ情報記憶部が、
    異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属する色度となるLEDの互いに異なる組合せを示すと共に優先度が付与された複数の組合せパターンを含むLED組合せ情報を記憶し、
    LED在庫情報記憶部が、
    前記LED組合せ情報記憶部によって記憶される前記LED組合せ情報に含まれるそれぞれの前記組合せパターンの示す前記特定の色度範囲と前記他の色度範囲との各色度範囲に属するLEDの在庫数が登録されたLED在庫情報を記憶し、
    選択部が、
    前記生産モジュール情報記憶部に記憶された複数の前記機種情報の中から少なくとも一つの前記機種情報を選択し、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールの生産台数を入力し、選択された前記機種情報と、入力された前記LEDモジュールの生産台数と、前記LED組合せ情報記憶部に記憶された前記LED組合せ情報とに基づいて、選択されたすべての前記機種情報の前記LEDモジュールに関して、入力された前記生産台数を生産できるLED個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなるLEDの実装パターンを複数算出し、算出した複数の実装パターンからなる総合実装パターンを生成し、生成された前記総合実装パターンの前記実装パターンごとに、前記LED組合せ情報記憶部の記憶する前記LED組合せ情報と前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、前記LED組合せ情報に含まれる前記組合せパターンのうちのより前記優先度の高い前記組合せパターンに該当する在庫LEDから、入力された前記生産台数を生産できる前記LED個数にできる限り近い個数を示し、かつ、生産される前記機種情報の前記LEDモジュールの発光色が前記機種情報における前記モジュール色度情報の示す色度範囲に属することとなる、前記実装パターンに対応する選択可能パターンを選択する
    ことを特徴とするLED選択方法。
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