JP4883359B2 - 板ガラス用搬送装置 - Google Patents

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本発明は、移動される移動体に、板ガラスを載置支持する載置体が出退操作自在に設けられた板ガラス用搬送装置に関する。
かかる板ガラス用搬送装置は、板ガラスを搬送するのに用いられるものであって、例えば、移動体が、載置体にてガラス基板等の板ガラスを載置支持した状態で、板ガラスを収納する収納棚や、板ガラスを加工処理する加工処理装置、板ガラスを検査する検査装置等の板ガラス処理装置に移動し、収納棚の収納部、板ガラス処理装置の受け取り箇所や取り出し箇所に対して載置体を出退操作することにより、板ガラスを収納したり、板ガラス処理装置に対して板ガラスの受け取りや取り出しを行なうようにしたものである。
来例として、ガラス基板の端縁部を係止して載置体に対する移動を阻止するクランプが、載置体に設けられているものがあった(例えば、特許文献1参照。)。つまり、クランプが載置体に載置支持されたガラス基板の端縁部を係止することにより、ガラス基板が載置体に対して移動することを阻止できるものとなる。
特開2003−118834号公報
ところで、例えば、板ガラスがガラス基板である場合において、板ガラス処理装置にて加工処理した板ガラスの端縁部が接触不可である場合には、クランプにて板ガラスの端縁部を係止することができないために、板ガラスの載置体に対する移動を阻止することができないものであった。又、板ガラスのサイズが異なる場合には、クランプにて板ガラスの端縁部を係止することができないために、板ガラスの載置体に対する移動を阻止することができない等、使用勝手が悪いものとなっていた。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、板ガラスの端縁部が接触不可である場合においても、板ガラスの載置体に対する移動を阻止することができ、加えて、板ガラスのサイズが異なる場合においても、板ガラスの載置体に対する移動を阻止して、使用勝手の向上を図ることができる板ガラス用搬送装置を提供する点にある。
本発明の板ガラス用搬送装置は、移動される移動体に、板ガラスを載置支持する載置体が出退操作自在に設けられたものであって、
その第1特徴構成は、前記板ガラスを上方側から押圧して前記載置体に対する移動を阻止する押圧体が、前記移動体に昇降自在に設けられ
前記押圧体が、前記板ガラスの中央部を押圧する大きさに形成され、かつ、上層が金属板で下層がゴムの2層構造に構成されている点にある。
すなわち、板ガラスを上方側から押圧して載置体に対する移動を阻止する押圧体が、移動体に昇降自在に設けられているものであるから、板ガラスの端縁部が接触不可である場合においても、押圧体が板ガラスの中央部を上方側から押圧することにより、板ガラスの載置体に対する移動を阻止することができる。加えて、押圧体が板ガラスを上方側から押圧するだけで、板ガラスの載置体に対する移動を阻止することができるので、板ガラスのサイズが異なる場合においても、板ガラスの載置体に対する移動を阻止して、使用勝手の向上を図ることができるものとなる。
したがって、板ガラスの端縁部が接触不可である場合においても、板ガラスの載置体に対する移動を阻止することができ、加えて、板ガラスのサイズが異なる場合においても、板ガラスの載置体に対する移動を阻止して、使用勝手の向上を図ることができる板ガラス用搬送装置を得るに至った。
本発明の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、前記押圧体が、前記移動体に昇降自在に支持された支持アームに上下方向に移動自在に弾性支持された状態で設けられている点を特徴とする。
すなわち、支持アームが下方側に移動すると、支持アームに支持されている押圧体もそれに伴って下方側に移動し、押圧体が板ガラスに接触する。そして、押圧体が板ガラスに接触した状態から支持アームがさらに下方側に移動すると、押圧体が支持アームに上下方向に移動自在に弾性支持されているので、弾性力により板ガラスを上方側から押圧することになる。
このように、押圧体が板ガラスに接触したのちは、弾性力により板ガラスを上方側から押圧することになるので、押圧体が板ガラスに接触したときに、板ガラスに急激に大きな力が掛かることを抑制できる。
しかも、例えば、アクチュエータのトルクにより板ガラスを上方側から押圧する形式では、例えば停電等によりアクチュエータの作動が停止すると、アクチュエータのトルクがゼロになり、板ガラスを上方側から押圧しなくなるために、板ガラスが載置体から落下して損傷する虞がある。これに対して、弾性力により板ガラスを上方側から押圧する形式では、例えば停電等によりアクチュエータの作動が停止したとしても、弾性力により板ガラスを上方側から押圧することができるので、板ガラスが載置体から落下して損傷することを防止することができる。
したがって、板ガラスに衝撃が加わることを抑制することができながらも、停電等によりアクチュエータの作動が停止した場合において、板ガラスが落下して損傷することを有効に防止できる板ガラス用搬送装置を得るに至った。
本発明の第3特徴構成は、上記第2特徴構成に加えて、前記支持アームが、基端側を前記移動体に昇降自在に枢支され、先端側に前記押圧体を傾き自在に支持するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、支持アームが、基端側を移動体に昇降自在に枢支され、先端側に押圧体を傾き自在に支持するように構成されているものであるから、移動体に支持アームの基端側を枢支し、支持アームの先端側に押圧体を支持するだけの簡素な構成にて、押圧体を昇降自在に設けることができる。しかも、支持アームの先端側に押圧体を傾き自在に支持するものであるから、支持アームが下方側に移動して押圧体が板ガラスに接触したときに、押圧体の全面が板ガラスに密着していない場合においても、支持アームの先端側に傾き自在に支持されている押圧体が板ガラスを上方側から押圧すると、押圧体の全面が板ガラスに密着するように押圧体の傾きが調整されることにより、板ガラスを適切に押圧することができる。
したがって、構成の簡素化を図りながらも、板ガラスを適切に押圧することができる板ガラス用搬送装置を得るに至った。
本発明の第4特徴構成は、上記第2又は第3特徴構成に加えて、前記移動体に、回転軸がアクチュエータにて回転操作自在に設けられ、前記回転軸に、前記支持アームの複数が取り付けられ、前記押圧体が、前記複数の支持アームに支持されている点を特徴とする。
すなわち、移動体に、回転軸がアクチュエータにて回転操作自在に設けられ、回転軸に、支持アームの複数が取り付けられ、押圧体が、複数の支持アームに支持されているものであるから、アクチュエータにて移動体に設けられた回転軸を回転操作すると、回転軸に取り付けられた複数の支持アームが下方側に移動し、それら複数の支持アームに支持されている押圧体が板ガラスを上方側から押圧することになるので、例えば、複数の支持アームの夫々にアクチュエータを設け、それら複数のアクチュエータにて複数の支持アームの夫々を移動させるに較べて、アクチュエータの数が一つで済むことになる等、複数の支持アームを移動させる構成の簡素化を図ることができる。
したがって、構成の簡素化を図ることができる板ガラス用搬送装置を得るに至った。
本発明の第5特徴構成は、上記第4特徴構成に加えて、前記アクチュエータが、ネガティブブレーキを備えている点を特徴とする。
すなわち、アクチュエータが、ネガティブブレーキを備えているものであるから、アクチュエータの作動を停止したとしても、ネガティブブレーキが作動するために、常時、アクチュエータを作動させる必要が無いものとなり、しかも、例えば、押圧体が板ガラスを押圧する状態で移動体が移動しているときに、停電等によりアクチュエータの作動が停止した場合において、押圧体が板ガラスを押圧する状態を維持できるので、板ガラスが載置体から落下して損傷することを防止することができる。
したがって、常時、アクチュエータを作動させる必要が無く、ランニングコストの低減化を図ることができながらも、停電等によりアクチュエータの作動が停止した場合において、板ガラスが落下して損傷することを防止することができる板ガラス用搬送装置を得るに至った。
以下、本発明に係る物品収納設備について説明する。
図1、図2に示すように、物品収納設備は、物品収納棚A、板ガラス用搬送装置としてのスタッカークレーンB等を備えて構成されている。物品収納棚Aの一対を走行通路Tを形成する状態で並設し、スタッカークレーンBを走行通路Tの内部にわたって走行移動自在に設けてある。尚、図示はしないが、スタッカークレーンBの走行通路Tに沿って、板ガラスとしての矩形状の板ガラス3を加工処理する処理装置、板ガラス3を検査する検査装置等の板ガラス処理装置が設置され、物品収納棚Aに板ガラス3を収納したり、スタッカークレーンBが板ガラス処理装置に移動して、板ガラス処理装置に対して板ガラス3の受け取り及び取り出しを行なうように構成されている。
前記物品収納棚Aは、棚前後幅方向に並べて立設される一対の支柱1を棚横幅方向に複数並べて、それら一対の支柱1の夫々に物品載置部材2を棚横幅方向に突出する姿勢で上下方向に複数個並べて構成されている。物品載置部材2は、棚横幅方向に突出する姿勢で支柱1に固定された腕木2aと、長手方向が棚前後幅方向になるように配置され、その長手方向の先端部が腕木2aの先端部に固定された腕木ビーム2bとからなり、隣り合う一対の支柱1の間の腕木ビーム2b上に板ガラス3を載置することにより、物品収納棚Aに上下方向並びに横方向に並べて備えられた物品収納部4の夫々に板ガラス3を収納することができるように構成されている。
前記スタッカークレーンBは、下側の案内レール5上を走行自在な走行台車6、走行台車6に間隔を隔てた状態で立設された一対のマスト7、それら一対のマスト7の上端部同士を連結する固定部材8、それら一対のマスト7に昇降移動自在に設けられた移動体としての昇降台10、昇降台10に設置された出退操作自在な一対のフォーク装置9等を備えて構成されている。フォーク装置9は、昇降台10に設置された略直方体状の基台部9a、その基台部9aに対して棚前後幅方向に出退操作されかつ板ガラス3を載置支持する矩形板状の物品載置部9b等を備えて構成されている。したがって、物品載置部9bが板ガラス3を載置支持する載置体として機能することになり、移動される昇降台10に、板ガラス3を載置支持する物品載置部9bが出退操作自在に設けられることになる。そして、物品載置部9bの棚前後幅方向側の両側部に、板状の落下防止部9cが立設されており、板ガラス3が棚前後幅方向に移動して物品載置部9bから落下することを防止するように構成されている。
説明を加えると、前記走行台車6の前後側に、下側の案内レール5上を転動する駆動用輪体58及び走行用輪体59を設け、固定部材8の前後側に、上側の案内レール13に案内される一対の案内用輪体60を設けてある。走行台車6の前側に走行用モータM1を設け、走行用モータM1を駆動用輪体58に連結してある。これにより、走行用モータM1を駆動させることにより、スタッカークレーンBが下側の案内レール5に沿って走行できるように構成されている。
図3、図4に示すように、前記昇降台10は、棚前後幅方向に延びる一対のビーム部材10aと、棚横幅方向に延びる一対のビーム部材10bとを備えて、平面視にて矩形枠状に構成されている。一対のマスト7の夫々に、それら一対のマスト7の内方側に向かって突出する突条部7aを形成し、一対のビーム部材10aの夫々に、略直方体状の案内部材14を設け、それら案内部材14の上部及び下部の夫々に、突条部7aに案内される一対の案内用輪体15を設けてある。走行台車6の前側に、昇降用モータM2及び一対の昇降ワイヤ16を巻取り操作及び繰り出し操作できる巻取りドラム17を設け、昇降用モータM2を巻取りドラム17に連結してある。一対の昇降ワイヤ16のうち巻取りドラムの位置から近い側のものは、大径のプーリ18に巻き掛けられて、前側の案内部材14に固定され、一対の昇降ワイヤ16のうち巻取りドラムの位置から遠い側のものは、大径のプーリ18、小径のプーリ19に巻き掛けられて、後側の案内部材14に固定されている。これにより、昇降用モータM2を駆動させることにより、昇降台10がマスト7に沿って昇降できるように構成されている。
そして、板ガラス3を上方側から押圧してフォーク装置9に対する移動を阻止する押圧体としての矩形板状のクランプ板24が、昇降台10に昇降自在に設けられ、クランプ板24が、昇降台10に昇降自在に支持された支持アーム20に上下方向に移動自在に弾性支持された状態で設けられ、支持アーム20が、基端側を昇降台10に昇降自在に枢支され、先端側にクランプ板24を傾き自在に支持するように構成され、昇降台10に、回転軸Xがアクチュエータとしてのネガティブブレーキ21a付き電動モータ21にて回転操作自在に設けられ、回転軸Xに、支持アーム20の複数が取り付けられ、クランプ板24が、複数の支持アーム20に支持されている。
説明を加えると、図5〜図9に示すように、昇降台10の棚横幅方向の両側の夫々に、長尺状の支持部22を架設してある。支持部22は、一対のビーム部材10bの一方に立設される固定板22bと、長方形の板を略L字状に折り曲げ形成し、その一端が固定板22bの中央部付近に接続され、かつ、その他端が一対のビーム部材10bの他方にボルトナット31にて取付けられる支持板22cとを備えて構成されている。固定板22bにおける支持板22cよりも上方に位置する箇所に、ボルトナット32にて電動モータ21を固定してある。電動モータ21に回転軸Xを設け、支持板22cに回転軸Xを回動自在に支持する回転軸支持具25を2つ設けてある。これにより、昇降台10に、回転軸Xが電動モータ21にて回転操作自在に設けられることになる。そして、基端側を回転軸Xに昇降自在に枢支され、先端側に矩形板状のクランプ板24を傾き自在に支持する断面形状が矩形状の長尺状の2本の支持アーム20を2つ設けてある。ちなみに、クランプ板24は、上層が金属板で下層がウレタンゴムの2層構造にて構成されている。
前記支持アーム20の基端側に支持アーム固定部34を取付け、回転軸Xに平行キー33を介して支持アーム固定部34を取付けてある。これにより、支持アーム20が、基端側を回転軸Xに昇降自在に枢支されることになる。支持アーム固定部34の下部に回転軸Xを挟んで支持アーム20と反対側に延びる板状の規制部材29を取付け、規制部材29にボルト30を貫通状態で設けてある。ボルト30の先端と支持部22との間に間隔を設けてあり、水平状態の支持アーム20を回転軸X周りに設定角度上方に揺動すると、ボルト30が支持部22と接当して、設定角度上方に揺動した傾斜状態の支持アーム20をそれ以上上方に揺動することを規制するように構成されている。又、支持アーム20の基端側の下部に規制部材37を取付け、支持アーム20及び規制部材37にボルト35を貫通状態で設けてある。ボルト35の先端が支持部22に接当しており、水平状態の支持アーム20をそれ以上下方に揺動することを規制するように構成されている。
図9に示すように、前記回転軸Xの端部に、上側の検出板26、下側の検出板27を設け、支持部22における回転軸Xの端部に相当する箇所に、上側の検出板26を検出する光電スイッチ38、下側の検出板27を検出する光電スイッチ39を、支持アーム20の長手方向に間隔を隔てた状態で設けてある。上側の検出板26を、略半円状の板状に構成し、上側の検出板26の光電スイッチ存在側の直線部分26aに、光電スイッチ39が上側の検出板26を検出しないように切り欠き26bを形成してある。又、下側の検出板27を、上側の検出板26よりも小径の略半円状の板状に構成してある。上側の検出板26の直線部分26aと下側の検出板27の直線部分27aとは、位相をわずかに異ならせてあり、水平状態の支持アーム20を下方に揺動すると、光電スイッチ38がオフ状態からオン状態となり、支持アーム20を設定角度から上方に揺動すると、光電スイッチ39がオフ状態からオン状態となるように構成されている。そして、電動モータ21、回転軸X等に、その外部を覆う覆い部36を設けてある。
前記支持アーム20の先端側の両側面に、夫々一対の略L字状の板状の保持部材46を対向する状態で設け、支持アーム20の長手方向に間隔を隔てて設けられた一対のピン44にて支持アーム20と一対の保持部材46とを固定してある。一対の保持部材46の内方側に断面形状が矩形状の筒状体47を設け、一対のピン45にて保持部材46と筒状体47とを回転自在に連結してある。支持アーム20の先端側に切り欠き20aを形成して、その切り欠き20aにおける支持アーム20の長手方向に交差する部分に板状片48を設け、板状片48に、ボルト49を貫通状態で設けてある。保持部材46が筒状体47の下部側面に接当し、ボルト49が筒状体47の上部側面に接当しており、ボルト49の位置を調整することにより、支持アーム20と筒状体47との相対位置を調整するように構成されている。
図7、図8に示すように、前記筒状体47は、その上面に小径の孔47aを形成し、その下面に大径の孔47bを形成してあり、棒状部材50をそれら孔47a、47bを貫通する状態で設けてある。棒状部材50は、その一端部に孔47bを貫通する状態でナット51を取付け、ナット51の上部に筒状体47の下部に接当する接当部材52を設け、接当部材52と筒状体47の上部との間に圧縮バネ53を設けてある。これにより、棒状部材50に力が加わっていないときは、圧縮バネ53の押圧作用により接当部材52が筒状体47の下部に接当して、棒状部材50がその位置を維持し、棒状部材50にある一定以上の上向きの力が加わったときには、圧縮バネ53の押圧作用に抗して接当部材52が筒状体47の下部から離れて、棒状部材50が上方に移動するように構成されている。又、孔47aの前後方向の幅は、棒状部材50の幅よりも大きく、孔47bの前後方向の幅は、ナット51の幅よりも大きく構成されており、棒状部材50が前後方向に傾動できるように構成されている。棒状部材50の下部に門形のクランプ板取付け部56を設け、クランプ板取付け部56を、ボルト57にてクランプ板24に取付けてある。これにより、筒状体47、棒状部材50、圧縮バネ53等が付勢手段54を構成し、支持アーム20の先端側に設けられた付勢手段54が、クランプ板24を水平軸心周りに傾き自在に弾性支持するように構成されている。
前記昇降台10の棚横幅方向の中央部から端部寄りの箇所の夫々に、フォーク装置9を設置してある。昇降台10の棚横幅方向の両側に設けられた2つの回転軸Xの夫々に、2つの支持アーム20を棚前後幅方向に間隔を隔てた状態で取付け、棚前後幅方向一方側の支持アーム20の先端側に取付けたクランプ板取付け部56に、クランプ板24の中央部から棚前後幅方向一方側の取付け箇所を支持し、棚前後幅方向他方側の支持アーム20の先端側に取付けたクランプ板取付け部56に、クランプ板24の中央部から棚前後幅方向他方側の取付け箇所を支持してある。これにより、回転軸Xに、2つの支持アーム20が取り付けられ、クランプ板24が、2つの支持アーム20に支持されることになる。矩形板状のクランプ板24が、平面視にて矩形板状の物品載置部9bの内方側に位置するように設けられている。これにより、電動モータ21の駆動により、設定角度上方に揺動した傾斜状態の支持アーム20を回転軸X周りに下方に揺動すると、クランプ板24が下降して、クランプ板24がフォーク装置9上に載置支持された板ガラス3に接触し、支持アーム20を回転軸X周りにさらに下方に揺動して水平状態に位置させると、付勢手段54の弾性力により、クランプ板24がフォーク装置9上に載置支持された板ガラス3を上方側から挟み込むように押圧して、板ガラス3のフォーク装置9に対する水平移動を阻止するように構成してある。したがって、支持アーム20が、クランプ板24が板ガラス3を上方側から押圧する水平状態の押さえ位置と、クランプ板24の押圧を解除する設定角度上方に揺動した傾斜状態の非押さえ位置とに切り換え自在に構成されている。
次に、スタッカークレーンBの制御動作について説明を加える。
図10に示すように、制御手段Hは、操作内容を指令する操作部55の指令情報、光電スイッチ38、39の検出情報に基づいて、スタッカークレーンBに設けられた走行用モータM1、昇降用モータM2、フォーク装置9、電動モータ21の動作を制御するように構成されている。
物品収納棚Aの物品収納部4に対して板ガラス5を収納する動作を例に挙げて説明すると、操作部55にて物品収納部4が指定されると、制御手段Hは、物品収納部4の前方箇所までスタッカークレーンBを走行移動させ、物品収納部4と同じ高さまで昇降台10を昇降移動させるべく、走行モータ用M1、昇降用モータM2の駆動を制御する。このとき、支持アーム20は押さえ位置に位置しており、付勢手段54の弾性力によりクランプ板24がフォーク装置9上に載置支持された板ガラス3の中央部を上方側から押圧して、板ガラス3のフォーク装置9に対する移動を阻止する。これにより、クランプ板24が板ガラス3の周縁部に接触不可である場合であっても、クランプ板24が板ガラス3の中央部を上方側から押圧することにより、板ガラス3のフォーク装置9に対する移動を阻止することができる。加えて、クランプ板24が板ガラス3の中央部を上方側から押圧するだけで、板ガラス3のフォーク装置9に対する移動を阻止することができるので、板ガラス3のサイズが異なる場合においても、1つのクランプ板24にて対応できる等、使用勝手が良いものとなる。
前記制御手段Hは、スタッカークレーンB及び昇降台10の移動が停止されると、光電スイッチ39の検出情報に基づいて、支持アーム20を押さえ位置から非押さえ位置に切り換えるべく、電動モータ21を駆動させる。すなわち、電動モータ21を駆動させ、光電スイッチ39がオフ状態からオン状態になると、電動モータ21の駆動を停止する。そして、物品収納部4に板ガラス5を収納すべく、フォーク装置9を作動させる。そして、スタッカークレーンBを走行移動する途中で、停電等により電動モータ21の作動が停止したとしても、ネガティブブレーキ21aの作動により支持アーム20は押さえ位置を維持し、圧縮バネ53の弾性力により板ガラス5を上方側から押圧することになる。これにより、板ガラス5がフォーク装置9から落下して損傷することを防止することができる。
〔別実施の形態〕
(1)上記実施の形態では、支持アーム20の先端側に設けられた付勢手段53が、クランプ板24を水平軸心周りに傾き自在に弾性支持し、付勢手段54の弾性力により、クランプ板24がフォーク装置9上に載置支持された板ガラス3を上方側から挟み込むように押圧する構成を例示したが、支持アーム20がクランプ板24を直接支持しても良い。このとき、電動モータ21のトルクにより、クランプ板24がフォーク装置9上に載置支持された板ガラス3を上方側から挟み込むように押圧することができる。
(2)上記実施の形態では、支持アーム20が、基端側を昇降台10に昇降自在に枢支される構成を例示したが、このような構成に代えて、支持アーム20が、昇降台10に立設された案内部に昇降自在に案内される構成としてもよい。
(3)上記実施の形態では、回転軸Xに、2つの支持アーム20が取り付けられ、クランプ板24が、2つの支持アーム20に支持される構成を例示したが、このような構成に限られるものではなく、例えば、回転軸Xに、1つの支持アーム20が取り付けられ、クランプ板24が、1つの支持アーム20に支持される構成や、回転軸Xに、複数の支持アーム20が間隔を隔てて取り付けられ、クランプ板24が、複数の支持アーム20に支持される構成でもよい。
(4)上記実施の形態では、昇降台10の棚横幅方向の両側に設けられた2つの回転軸Xの夫々に、2つの支持アーム20を棚前後幅方向に間隔を隔てた状態で取付ける構成を例示したが、昇降台10の棚横幅方向の一方側に設けられた1つの回転軸Xの夫々に、2つの支持アーム20を棚前後幅方向に間隔を隔てた状態で取付ける構成としてもよく、あるいは、昇降台10の棚横幅方向の両側、及び、その間に間隔を隔てて設けられた複数の回転軸Xの夫々に、2つの支持アーム20を棚前後幅方向に間隔を隔てた状態で取付ける構成でもよい。
(5)上記実施の形態では、昇降台10に、回転軸Xが電動モータ21にて回転操作自在に設けられ、回転軸Xに、支持アーム20が取り付けられ、電動モータ21にて回転軸Xを回転操作すると、回転軸Xに取り付けられた複数の支持アーム20が昇降移動する構成を例示したが、これに代えて、上端を昇降台10に連結しかつ下端を支持アーム20に連結するシリンダを設け、シリンダを伸縮操作すると、回転軸Xに取り付けられた複数の支持アーム20が昇降移動する構成でもよい。
(6)上記実施の形態では、移動体が昇降台10である構成を例示したが、移動体が搬送台車である構成であってもよく、種々の移動体に適用可能である。
ガラス用搬送装置の全体平面図 移動体の側面図 移動体の平面図 移動体の側面図 ガラスを上方側から押圧する構成を示す図 ガラスを上方側から押圧する構成を示す図 押圧体が支持アームに弾性支持される構成を示す図 押圧体が支持アームに弾性支持される構成を示す図 光電スイッチ及び検出板を示す図 制御動作の制御ブロック図
符号の説明
3 板ガラス
9b 載置体
10 移動体
20 支持アーム
21 アクチュエータ
21a ネガティブブレーキ
24 押圧体
X 回転軸

Claims (5)

  1. 移動される移動体に、板ガラスを載置支持する載置体が出退操作自在に設けられた板ガラス用搬送装置であって、
    前記板ガラスを上方側から押圧して前記載置体に対する移動を阻止する押圧体が、前記移動体に昇降自在に設けられ
    前記押圧体が、前記板ガラスの中央部を押圧する大きさに形成され、かつ、上層が金属板で下層がゴムの2層構造に構成されている板ガラス用搬送装置。
  2. 前記押圧体が、前記移動体に昇降自在に支持された支持アームに上下方向に移動自在に弾性支持された状態で設けられている請求項1記載の板ガラス用搬送装置。
  3. 前記支持アームが、基端側を前記移動体に昇降自在に枢支され、先端側に前記押圧体を傾き自在に支持するように構成されている請求項2記載の板ガラス用搬送装置。
  4. 前記移動体に、回転軸がアクチュエータにて回転操作自在に設けられ、
    前記回転軸に、前記支持アームの複数が取り付けられ、
    前記押圧体が、前記複数の支持アームに支持されている請求項2又は3記載の板ガラス用搬送装置。
  5. 前記アクチュエータが、ネガティブブレーキを備えている請求項4記載の板ガラス用搬送装置。
JP2006335949A 2006-12-13 2006-12-13 板ガラス用搬送装置 Active JP4883359B2 (ja)

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