JP4879475B2 - 通気フィルタ部材およびそれを利用した通気筐体 - Google Patents
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また、本発明の通気筐体は、開口部を有する筐体であって、本発明の通気フィルタ部材が前記開口部に固定された通気筐体である。
本形態は、2つの挟持部材で、フッ素樹脂製多孔質膜と通気性補強材の積層体を、上下から挟み込んで挟持する例である。図1に、本形態の通気フィルタ部材の構成の一例を示す。図1(a)は上面図であり、図1(b)は断面図である。図示のように、円形のフッ素樹脂製多孔質膜11と通気性補強材12の積層体の外周縁部分を、中央部分に通気部となる穴のあいた円形の挟持部材13および14で上下から挟み込んで挟持し、通気フィルタ部材を形成している。なお、前記のとおり挟持部材13の中央部分に通気部となる穴があいているため、図1(a)に示すように、前記通気フィルタ部材を上から見ると、前記穴を通して挟持部材13の下部に位置するフッ素樹脂製多孔質膜11の上面が見える状態となる。同様に、図示しないが、前記通気フィルタ部材を下から見ると、挟持部材14の中央部分の穴を通して、その上部に位置する通気性補強材12の下面が見える状態となる。
本形態は、フッ素樹脂製多孔質膜と通気性補強材の積層体の外周縁部分を略垂直に折り曲げ、その外側に配置した挟持部材が内側にしまる力を利用して、前記積層体を圧接して挟持する例である。図2に、本形態の通気フィルタ部材の構成の一例を示す。図2(a)は上面図であり、図2(b)は断面図である。図示のように、円形のフッ素樹脂製多孔質膜21と通気性補強材22の積層体の外周縁部分を下方に略垂直に折り曲げ、この折り曲げた部分の下部および内側に接するように挟持部材24を、外側に接するようにリング状の挟持部材23を配置している。ここで、例えば、前記外側の挟持部材23に、ゴム、エラストマー等の弾性体からなるチューブ、O−リング、バンド等を使用すれば、前記弾性体の内側にしまる力により、フッ素樹脂製多孔質膜21と通気性補強材22の積層体を圧接して挟持することができる。また、外側の挟持部材23の内径を、内側の挟持部材24の外径よりも小さくすることで、外側の挟持部材23に弾性体ではなく金属や樹脂製のものを用いても、外側の挟持部材23でフッ素樹脂製多孔質膜21と通気性補強材23の積層体をかしめて挟持することができる。そして、挟持部材23、24の一方をメスネジ形状に、他方をオスネジ形状にすることでも、フッ素樹脂製多孔質膜21と通気性補強材22の積層体を挟持することができる。
本形態は、フッ素樹脂製多孔質膜と通気性補強材の積層体の外周縁部分を略垂直に折り曲げ、その内側に配置した挟持部材が外側に広がる力を利用して、フッ素樹脂製多孔質膜と通気性補強材を圧接して挟持する例である。図3に、本形態の通気フィルタ部材の構成の一例を示す。図3(a)は上面図であり、図3(b)は断面図である。図示のように、円形のフッ素樹脂製多孔質膜31と通気性補強材32の積層体の外周縁部分を上方に略垂直に折り曲げ、この折り曲げた部分の下部および外側に接するように挟持部材33を、内側に接するようにリング状の挟持部材34を配置している。ここで、内側の挟持部材34の外径を、外側の挟持部材33の内径よりも大きくすることで、フッ素樹脂製多孔質膜31と通気性補強材32をかしめて挟持することができる。また、挟持部材33、34の一方をメスネジ形状に、他方をオスネジ形状にすることでも、フッ素樹脂製多孔質膜31と通気性補強材32を固定することができる。
本形態は、スナップフィットを利用して、フッ素樹脂製多孔質膜と通気性補強材の積層体を挟持する例である。図4に、本形態の通気フィルタ部材の構成の一例を示す。図示のように、フッ素樹脂製多孔質膜41と通気性補強材42の積層体を、中央部分に通気部となる穴のあいた上側のスナップフィット43および同様に中央部分に通気部となる穴のあいたリング状の下側のスナップフィット44で固定し、通気フィルタ部材を形成している。なお、前記のとおり上側のスナップフィット43の中央部分に通気部となる穴があいているため、図示のように、前記通気フィルタ部材を上方から見ると、前記穴を通して上側のスナップフィット43の下部に位置するフッ素樹脂製多孔質膜41の上面が見える状態となる。同様に、図示しないが、前記通気フィルタ部材を下から見ると、下側のスナップフィット44の中央部分の穴を通して、その上部に位置する通気性補強材42の下面が見える状態となる。
本形態は、1つの挟持部材で、フッ素樹脂製多孔質膜と通気性補強材の積層体を挟持する例である。図5に、本形態の通気フィルタ部材の構成の一例を示す。図5(a)は上面図であり、図5(b)は断面図である。図示のように、円形のフッ素樹脂製多孔質膜51と通気性補強材52の積層体の外周縁部分を、1つの挟持部材53により挟持している。フッ素樹脂製多孔質膜51と通気性補強材52の積層体の外周縁部分を挟持部材53で挟持するには、例えば、挟持部材53を射出成形する際に、成形金型にフッ素樹脂製多孔質膜51と通気性補強材52の積層体をセットし成形すればよい。なお、廃棄時には、挟持部材53を破壊することにより、フッ素樹脂製多孔質膜51と通気性補強材52とを分離できる。
本形態は、本発明の通気筐体の例である。図6に、本形態の通気筐体の構成の一例を示す。図示のように、筐体15の開口部に、前記実施の形態1に記載の通気フィルタ部材が固定されている。なお、図6において、11はフッ素樹脂製多孔質膜を、12は通気性補強材を、13、14は挟持部材を、それぞれ示す。前記通気フィルタ部材を筐体15の開口部に固定する方法としては、特に制限されず、例えば、両面粘着テープ等の粘着剤を用いて固定する、接着若しくは溶着する、ネジ、スナップフィット等を用いた機械的結合で固定する等の方法が挙げられる。本形態では、筐体の開口部に、前記実施の形態1に記載の通気フィルタ部材を固定したが、前記実施の形態1に記載の通気フィルタ部材に代えて、前記実施の形態2〜5に記載の通気フィルタ部材若しくはその他の形態の本発明の通気フィルタ部材を固定してもよい。
12、22、32、42、52 通気性補強材
13、14、23、24、33、34、43、44、53 挟持部材
15 筐体
Claims (8)
- フッ素樹脂製多孔質膜、通気性補強材および挟持部材を含む通気フィルタ部材であって、
前記フッ素樹脂製多孔質膜と前記通気性補強材とが分離可能な状態で積層され、
前記積層された前記フッ素樹脂製多孔質膜と前記通気性補強材とが、その外周縁部分を前記挟持部材で挟持されており、
前記挟持部材が、2つの部材から構成されており、
前記挟持部材は、プラスチック成型品及び金属成型品の少なくとも一方であり、
前記積層された前記フッ素樹脂製多孔質膜と前記通気性補強材の挟持が、前記2つの部材を、粘着剤を用いた固定、接着及び溶着の少なくとも一の方法により固定することで行われ、廃棄時に前記フッ素樹脂製多孔質膜と前記通気性補強材とを分別回収できる通気フィルタ部材。 - 前記通気フィルタ部材を使用後に、前記フッ素樹脂製多孔質膜、前記通気性補強材及び前記挟持部材に分解でき、前記フッ素樹脂製多孔質膜または前記通気性補強材の少なくとも一方を新しいものと交換し、これらを前記挟持部材で挟持して、前記挟持部材を繰り返し利用することができる請求項1に記載の通気フィルタ部材。
- 前記粘着剤が、両面粘着テープである請求項1または2に記載の通気フィルタ部材。
- 前記通気性補強材と前記挟持部材に、同一材質若しくは廃棄時の分別回収において同じ分別とされる材質のものを用いた請求項1〜3のいずれかに記載の通気フィルタ部材。
- 前記フッ素樹脂製多孔質膜を形成するフッ素樹脂が、ポリテトラフルオロエチレンおよびポリフッ化ビニリデンの少なくとも一方である請求項1〜4のいずれかに記載の通気フィルタ部材。
- 開口部を有する筐体であって、請求項1〜5のいずれかに記載の通気フィルタ部材が前記開口部に固定された通気筐体。
- 前記開口部を有する筐体が、前記通気フィルタ部材の前記挟持部材と同一材質若しくは廃棄時の分別回収において同じ分別とされる材質からなる請求項6に記載の通気筐体。
- 前記挟持部材が、通気筐体の一部若しくは全部である請求項1〜5のいずれかに記載の通気フィルタ部材。
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