JP4879111B2 - リース料率算出システム、方法及びプログラム - Google Patents
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Description
前記リースサービス利用予定者が前記リースサービスに係るリース契約期間中の各会計年度にリース料金支払い不能に陥るリスクである信用リスクを取得する信用リスク取得部と、
各会計年度における信用リスクを折込んでいない複数の名目上のリース料率に対応する名目金利を取得する名目金利取得部と、
前記名目金利取得部が取得した名目金利と前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額とに基づいて、各会計年度における名目上のリース料を算出する名目リース料算出部と、
前記信用リスク取得部が取得した信用リスクと前記名目リース料算出部が算出した名目リース料とに基づいて、各会計年度における信用リスクを折込んだ実質のリース料を算出する実質リース料算出部と、
前記リース物件の取得価額を取得するリース元本取得部と、
各会計年度における前記リースサービスに係る経費及び税金の金額を取得し、その金額と前記実質リース料算出部が算出した実質リース料とに基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係るキャッシュフローを算出するキャッシュフロー算出部と、
前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額と前記キャッシュフロー算出部が算出した前記リースサービスに係るキャッシュフローに基づいて、前記名目金利取得部が取得した複数の名目金利に対応する前記リースサービスの内部収益率を算出する内部収益率算出部と、
前記リースサービスに係る内部収益率の目標値を取得する収益目標取得部と、
前記内部収益率算出部が算出した複数の内部収益率のうち前記収益目標取得部が取得した目標の上限値と下限値の範囲にある最小及び最大の内部収益率にそれぞれ対応する名目金利を決定する上下限金利決定部と、
前記上下限金利決定部が決定した名目金利の上限値と下限値を対応するリース料率に換算するリース料率換算部と、
前記リースサービス利用予定者についての財務情報を取得する財務情報取得部と、
企業の財務情報と第1の所定期間において経営破綻状態となる確率との対応関係を示す倒産確率推計モデルを記憶するモデル記憶部と、
前記財務情報取得部が取得した財務情報と、前記モデル記憶部において記憶された倒産確率推計モデルとに基づいて、前記リースサービス利用予定者が第1の所定期間において経営破綻状態に陥る確率を算出する倒産確率算出部と、
ある時点における格付とその時点から前記第1の所定期間のうちに企業が経営破綻状態となる確率との対応関係を示す格付データを記憶する格付データ記憶部と、
前記格付データを参照して、前記倒産確率算出部において算出された確率に対応する格付を、前記リースサービス利用予定者の格付として決定する格付決定部と、
ある期にある格付を付されたある企業が、その次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を示す信用データを記憶する信用データ記憶部と、
前記格付決定部において決定された格付から前記信用データ記憶部に記憶された信用データを参照して次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を求め、更に、この求めた確率から前記信用データを参照してその次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を求めるという処理を繰り返すことにより、前記第1の所定期間よりも長い第2の所定期間内に前記リースサービス利用予定者が経営破綻状態となる確率を算出する貸倒リスク算出部と、
を備え、
前記信用リスク取得部は、前記貸倒リスク算出部が算出した経営破綻状態となる確率を信用リスクとして取得するリース料率算出システムである。
前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額に基づいて、各会計年度における減価償却費を算出する減価償却算出部と、
前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額と前記減価償却算出部が算出した減価償却費に基づいて、各会計年度における前記リース物件の残存価額を算出する残存価額算出部と、
前記残存価額算出部が算出した残存価額に基づいて、各会計年度における前記リース物件に対する資産課税額及び保険料を算出する固定資産税等算出部と、
各会計年度における前記リース物件の維持管理のための諸経費を取得する諸経費取得部と、
前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額に基づいて、各会計年度における前記リース物件取得のための借入資金残高を算出する債務残高算出部と、
各会計年度における前記リース物件を購入するための調達資金の金利を取得する支払金利取得部と、
前記債務残高算出部が算出した調達資金借入残高と前記支払金利取得部が取得した金利とに基づいて、各会計年度における前記リース物件を購入するための調達資金に対する支払利息を算出する支払利息算出部と、
前記実質リース料算出部が算出した実質リース料と前記減価償却算出部が算出した減価償却費と前記固定資産税等算出部が算出した納税額と前記諸経費取得部が取得した諸経費と支払利息算出部が算出した支払利息とに基づいて、各会計年度における経常利益を算出する経常利益算出部と、
前記経常利益算出部が算出した経常利益に基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係る法人税の納税額を算出する法人税算出部と、
を備え、
前記キャッシュフロー算出部は、前記実質リース料算出部が算出した実質リース料と前記減価償却算出部が算出した減価償却費と前記固定資産税等算出部が算出した納税額と前記諸経費取得部が取得した諸経費と支払利息算出部が算出した支払利息と前記法人税算出部が算出した法人税とに基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係るキャッシュフローを算出することを特徴とするリース料率算出システムである。
減価償却の処理方法を取得する減価償却処理方法取得部を備え、
前記減価償却算出部は、前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額と前記減価償却処理方法取得部が取得した減価償却処理方法とに基づいて、各会計年度における減価償却費を算出することを特徴とするリース料率算出システムである。
前記リース物件を前記リース契約期間満了後に売却する場合の価額を取得する転売収入取得部を備え、
前記経常利益算出部は、前記転売収入取得部が取得した売却価額にも基づいて、各会計年度における経常利益を算出し、
前記キャッシュフロー算出部は、前記転売収入取得部が取得した売却価額にも基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係るキャッシュフローを算出することを特徴とするリース料率算出システムである。
前記リース物件を前記リース契約期間満了後に処分する場合の残存価額を取得する帳簿除却損取得部と、
前記リース物件を前記リース契約期間満了後に処分する場合の処分費用を取得する実費除却損取得部と、
を備え、
前記経常利益算出部は、前記帳簿除却損取得部が取得した残存価額及び前記実費除却損取得部が取得した処分費用にも基づいて、各会計年度における経常利益を算出し、
前記キャッシュフロー算出部は、前記実費除却損取得部が取得した処分費用にも基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係るキャッシュフローを算出することを特徴とするリース料率算出システムである。
ここで、Rjは、会計年度j年における信用リスクである。
なお、Invはリース物件の取得価額、CFiは各会計年度のキャッシュフローであり、nは当該リース契約の契約期間の年数を示す。
図4は、信用リスク算出部100のブロック構成図である。同図に示すように、信用リスク算出部100は、リース料率算出システム1が備える各機能部41〜64に加え、財務情報取得部21、欠損項目処理部22、異常値処理部23、分類判定部24、倒産確率算出部25、格付決定部26、貸倒リスク算出部27等の各機能部と、一般値記憶部31、上下限値記憶部32、モデル記憶部33、格付データ記憶部34、信用データ記憶部35等の各記憶部を備える。
Z=a0+a1X1+a2X2+a3X3+a4X4+a5X5+a6X6・・・(5)
を最小とするa0〜a6の値を求める。
y1=R・y0 ・・・(6)
y2=R・y1 ・・・(7)
y2=R2・y0 ・・・(8)
と表せる。
yN=RN・y0 ・・・(9)
式(9)により、第2の所定期間の終了時である第N期において付与されうる格付とそれぞれの格付を付与されうる確率又は経営破綻状態となる確率を求める。
A3=A2×95.8%+B2×15.4%+C2×1.8%=92.3%
B3=A2×3.1%+B2×68.1%+C2×12.1%=5.2%
C3=A2×1.1%+B2×11.6%+C2×70.8%=2.2%
D3=B2×2.6%+C2×10.8%=0.2%
E3=B2×1.5%+C2×2.5%=0.07%
F3=B2×0.8%+C2×1.4%=0.04%
G3=C2×0.6%=0.007%
以上の通り、本実施形態のリース料率算出システム1によれば、リース先企業の倒産等の信用リスクを考慮に入れたリース料率を算出することができる。すなわち、信用リスクによりリース先企業からリース料を受取れない状況が発生する確率を考慮し、受取りが期待できるリース料収入に基づいて収益性を算出し、もって妥当なリース料率を算出することができる。
10 CPU 11 メモリ
12 記憶装置 13 記録媒体読取装置
14 通信インターフェイス 15 入力装置
16 出力装置 17 記録媒体
21 財務情報取得部 22 欠損項目処理部
23 異常値処理部 24 分類判定部
25 倒産確率算出部 26 格付決定部
27 貸倒リスク算出部 31 一般値記憶部
32 上下限値記憶部 33 モデル記憶部
34 格付データ記憶部 35 信用データ記憶部
41 信用リスク取得部 42 名目金利取得部
43 リース元本取得部 44 名目リース料算出部
45 実質リース料算出部 46 転売収入取得部
47 減価償却方法取得部 48 減価償却算出部
49 残存価額算出部 50 固定資産税等算出部
51 帳簿除却損取得部 52 実費除却損取得部
53 諸経費取得部 54 債務残高算出部
55 支払金利取得部 56 支払利息算出部
57 経常利益算出部 58 法人税算出部
59 キャッシュフロー算出部 60 内部収益率算出部
61 収益目標取得部 62 上下限金利決定部
63 リース料率換算部 64 表示部
100 信用リスク算出部
Claims (7)
- あるリース物件に係るリースサービス提供にあたって、前記リースサービスの利用予定者が前記リースサービスに係るリース契約期間中にリース料金支払い不能に陥るリスクを折込んだ上で前記リースサービスに係るリース料を算出するリース料率算出システムであって、
前記リースサービス利用予定者が前記リースサービスに係るリース契約期間中の各会計年度にリース料金支払い不能に陥るリスクである信用リスクを取得する信用リスク取得部と、
各会計年度における信用リスクを折込んでいない複数の名目上のリース料率に対応する名目金利を取得する名目金利取得部と、
前記名目金利取得部が取得した名目金利と前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額とに基づいて、各会計年度における名目上のリース料を算出する名目リース料算出部と、
前記信用リスク取得部が取得した信用リスクと前記名目リース料算出部が算出した名目リース料とに基づいて、各会計年度における信用リスクを折込んだ実質のリース料を算出する実質リース料算出部と、
前記リース物件の取得価額を取得するリース元本取得部と、
各会計年度における前記リースサービスに係る経費及び税金の金額を取得し、その金額と前記実質リース料算出部が算出した実質リース料とに基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係るキャッシュフローを算出するキャッシュフロー算出部と、
前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額と前記キャッシュフロー算出部が算出した前記リースサービスに係るキャッシュフローに基づいて、前記名目金利取得部が取得した複数の名目金利に対応する前記リースサービスの内部収益率を算出する内部収益率算出部と、
前記リースサービスに係る内部収益率の目標値を取得する収益目標取得部と、
前記内部収益率算出部が算出した複数の内部収益率のうち前記収益目標取得部が取得した目標の上限値と下限値の範囲にある最小及び最大の内部収益率にそれぞれ対応する名目金利を決定する上下限金利決定部と、
前記上下限金利決定部が決定した名目金利の上限値と下限値を対応するリース料率に換算するリース料率換算部と、
前記リースサービス利用予定者についての財務情報を取得する財務情報取得部と、
企業の財務情報と第1の所定期間において経営破綻状態となる確率との対応関係を示す倒産確率推計モデルを記憶するモデル記憶部と、
前記財務情報取得部が取得した財務情報と、前記モデル記憶部において記憶された倒産確率推計モデルとに基づいて、前記リースサービス利用予定者が第1の所定期間において経営破綻状態に陥る確率を算出する倒産確率算出部と、
ある時点における格付とその時点から前記第1の所定期間のうちに企業が経営破綻状態となる確率との対応関係を示す格付データを記憶する格付データ記憶部と、
前記格付データを参照して、前記倒産確率算出部において算出された確率に対応する格付を、前記リースサービス利用予定者の格付として決定する格付決定部と、
ある期にある格付を付されたある企業が、その次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を示す信用データを記憶する信用データ記憶部と、
前記格付決定部において決定された格付から前記信用データ記憶部に記憶された信用データを参照して次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を求め、更に、この求めた確率から前記信用データを参照してその次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を求めるという処理を繰り返すことにより、前記第1の所定期間よりも長い第2の所定期間内に前記リースサービス利用予定者が経営破綻状態となる確率を算出する貸倒リスク算出部と、
を備え、
前記信用リスク取得部は、前記貸倒リスク算出部が算出した経営破綻状態となる確率を信用リスクとして取得することを特徴とするリース料率算出システム。 - 請求項1に記載のリース料率算出システムであって、
前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額に基づいて、各会計年度における減価償却費を算出する減価償却算出部と、
前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額と前記減価償却算出部が算出した減価償却費に基づいて、各会計年度における前記リース物件の残存価額を算出する残存価額算出部と、
前記残存価額算出部が算出した残存価額に基づいて、各会計年度における前記リース物件に対する資産課税額及び保険料を算出する固定資産税等算出部と、
各会計年度における前記リース物件の維持管理のための諸経費を取得する諸経費取得部と、
前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額に基づいて、各会計年度における前記リース物件取得のための借入資金残高を算出する債務残高算出部と、
各会計年度における前記リース物件を購入するための調達資金の金利を取得する支払金利取得部と、
前記債務残高算出部が算出した調達資金借入残高と前記支払金利取得部が取得した金利とに基づいて、各会計年度における前記リース物件を購入するための調達資金に対する支払利息を算出する支払利息算出部と、
前記実質リース料算出部が算出した実質リース料と前記減価償却算出部が算出した減価償却費と前記固定資産税等算出部が算出した納税額と前記諸経費取得部が取得した諸経費と支払利息算出部が算出した支払利息とに基づいて、各会計年度における経常利益を算出する経常利益算出部と、
前記経常利益算出部が算出した経常利益に基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係る法人税の納税額を算出する法人税算出部と、
を備え、
前記キャッシュフロー算出部は、前記実質リース料算出部が算出した実質リース料と前記減価償却算出部が算出した減価償却費と前記固定資産税等算出部が算出した納税額と前記諸経費取得部が取得した諸経費と支払利息算出部が算出した支払利息と前記法人税算出部が算出した法人税とに基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係るキャッシュフローを算出することを特徴とするリース料率算出システム。 - 請求項2に記載のリース料率算出システムであって、
減価償却の処理方法を取得する減価償却処理方法取得部を備え、
前記減価償却算出部は、前記リース元本取得部が取得した前記リース物件の取得価額と前記減価償却処理方法取得部が取得した減価償却処理方法とに基づいて、各会計年度における減価償却費を算出することを特徴とするリース料率算出システム。 - 請求項2又は3に記載のリース料率算出システムであって、
前記リース物件を前記リース契約期間満了後に売却する場合の価額を取得する転売収入取得部を備え、
前記経常利益算出部は、前記転売収入取得部が取得した売却価額にも基づいて、各会計年度における経常利益を算出し、
前記キャッシュフロー算出部は、前記転売収入取得部が取得した売却価額にも基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係るキャッシュフローを算出することを特徴とするリース料率算出システム。 - 請求項2又は3に記載のリース料率算出システムであって、
前記リース物件を前記リース契約期間満了後に処分する場合の残存価額を取得する帳簿除却損取得部と、
前記リース物件を前記リース契約期間満了後に処分する場合の処分費用を取得する実費除却損取得部と、
を備え、
前記経常利益算出部は、前記帳簿除却損取得部が取得した残存価額及び前記実費除却損取得部が取得した処分費用にも基づいて、各会計年度における経常利益を算出し、
前記キャッシュフロー算出部は、前記実費除却損取得部が取得した処分費用にも基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係るキャッシュフローを算出することを特徴とするリース料率算出システム。 - あるリース物件に係るリースサービス提供にあたって、前記リースサービスの利用予定者が前記リースサービスに係るリース契約期間中にリース料金支払い不能に陥るリスクを折込んだ上で前記リースサービスに係るリース料を算出するリース料率算出方法であって、
企業の財務情報と第1の所定期間において経営破綻状態となる確率との対応関係を示す倒産確率推計モデルを記憶するモデル記憶部と、ある時点における格付とその時点から前記第1の所定期間のうちに企業が経営破綻状態となる確率との対応関係を示す格付データを記憶する格付データ記憶部と、ある期にある格付を付されたある企業が、その次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を示す信用データを記憶する信用データ記憶部と、を参照可能なコンピュータが、
前記リースサービス利用予定者が前記リースサービスに係るリース契約期間中の各会計年度にリース料金支払い不能に陥るリスクである信用リスクを取得するステップと、
各会計年度における信用リスクを折込んでいない複数の名目上のリース料率に対応する名目金利を取得するステップと、
前記取得した名目金利と前記取得した前記リース物件の取得価額とに基づいて、各会計年度における名目上のリース料を算出するステップと、
前記取得した信用リスクと前記算出した名目リース料とに基づいて、各会計年度における信用リスクを折込んだ実質のリース料を算出するステップと、
前記リース物件の取得価額を取得するステップと、
各会計年度における前記リースサービスに係る経費及び税金の金額を取得し、その金額と前記算出した実質リース料とに基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係るキャッシュフローを算出するステップと、
前記取得した前記リース物件の取得価額と前記算出した前記リースサービスに係るキャッシュフローに基づいて、前記取得した複数の名目金利に対応する前記リースサービスの内部収益率を算出するステップと、
前記リースサービスに係る内部収益率の目標値を取得するステップと、
前記算出した複数の内部収益率のうち前記取得した目標の上限値と下限値の範囲にある最小の内部収益率に対応する名目金利を決定し、前記算出した複数の内部収益率のうち前記取得した目標の上限値と下限値の範囲にある最大の内部収益率に対応する名目金利を決定するステップと、
前記名目金利の上限値と下限値を対応するリース料率に換算するステップと、
前記リースサービス利用予定者についての財務情報を取得するステップと、
前記取得した財務情報と、前記モデル記憶部に記憶された倒産確率推計モデルとに基づいて、前記リースサービス利用予定者が第1の所定期間において経営破綻状態に陥る確率を算出するステップと、
前記格付データ記憶部に記憶された格付データを参照して、前記倒産確率算出部において算出された確率に対応する格付を、前記リースサービス利用予定者の格付として決定するステップと、
前記決定された格付から前記信用データ記憶部に記憶された信用データを参照して次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を求め、更に、この求めた確率から前記信用データを参照してその次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を求めるという処理を繰り返すことにより、前記第1の所定期間よりも長い第2の所定期間内に前記リースサービス利用予定者が経営破綻状態となる確率を算出するステップと、
を含み、
前記信用リスクを取得するステップでは、前記算出した経営破綻状態となる確率を信用リスクとして取得することを特徴とするリース料率算出方法。 - あるリース物件に係るリースサービス提供にあたって、前記リースサービスの利用予定者が前記リースサービスに係るリース契約期間中にリース料金支払い不能に陥るリスクを折込んだ上で前記リースサービスに係るリース料を算出するリース料率算出プログラムであって、
企業の財務情報と第1の所定期間において経営破綻状態となる確率との対応関係を示す倒産確率推計モデルを記憶するモデル記憶部と、ある時点における格付とその時点から前記第1の所定期間のうちに企業が経営破綻状態となる確率との対応関係を示す格付データを記憶する格付データ記憶部と、ある期にある格付を付されたある企業が、その次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を示す信用データを記憶する信用データ記憶部と、を参照可能なコンピュータに、
前記リースサービス利用予定者が前記リースサービスに係るリース契約期間中の各会計年度にリース料金支払い不能に陥るリスクである信用リスクを取得するステップと、
各会計年度における信用リスクを折込んでいない複数の名目上のリース料率に対応する名目金利を取得するステップと、
前記取得した名目金利と前記取得した前記リース物件の取得価額とに基づいて、各会計年度における名目上のリース料を算出するステップと、
前記取得した信用リスクと前記算出した名目リース料とに基づいて、各会計年度における信用リスクを折込んだ実質のリース料を算出するステップと、
前記リース物件の取得価額を取得するステップと、
各会計年度における前記リースサービスに係る経費及び税金の金額を取得し、その金額と前記算出した実質リース料とに基づいて、各会計年度における前記リースサービスに係るキャッシュフローを算出するステップと、
前記取得した前記リース物件の取得価額と前記算出した前記リースサービスに係るキャッシュフローに基づいて、前記取得した複数の名目金利に対応する前記リースサービスの内部収益率を算出するステップと、
前記リースサービスに係る内部収益率の目標値を取得するステップと、
前記算出した複数の内部収益率のうち前記取得した目標の上限値と下限値の範囲にある最小の内部収益率に対応する名目金利を決定し、前記算出した複数の内部収益率のうち前記取得した目標の上限値と下限値の範囲にある最大の内部収益率に対応する名目金利を決定するステップと、
前記名目金利の上限値と下限値を対応するリース料率に換算するステップと、
前記リースサービス利用予定者についての財務情報を取得するステップと、
前記取得した財務情報と、前記モデル記憶部に記憶された倒産確率推計モデルとに基づいて、前記リースサービス利用予定者が第1の所定期間において経営破綻状態に陥る確率を算出するステップと、
前記格付データ記憶部に記憶された格付データを参照して、前記倒産確率算出部において算出された確率に対応する格付を、前記リースサービス利用予定者の格付として決定するステップと、
前記決定された格付から前記信用データ記憶部に記憶された信用データを参照して次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を求め、更に、この求めた確率から前記信用データを参照してその次の期において各格付が付与される確率及び経営破綻する確率を求めるという処理を繰り返すことにより、前記第1の所定期間よりも長い第2の所定期間内に前記リースサービス利用予定者が経営破綻状態となる確率を算出するステップと、
を実行させ、
前記信用リスクを取得するステップでは、前記算出した経営破綻状態となる確率を信用リスクとして取得することを特徴とするリース料率算出プログラム。
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