JP2005242633A - 価格変動オプション付きリース取引方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、価格変動オプション付き物件リースとして、リース契約者の業績が価格変動リスクと相関関係があり、価格変動リスクにより悪影響を受けて収益低下が予想される場合に、価格変動オプションにより収益低下を補填する機能を備えたリースシステムおよびリース取引を通信ネットワーク上で提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明による価格変動オプション付きリース取引方法は、通信ネットワークを介してユーザ端末からリース会社サーバの入力部へ入力された物件リースの照会に対して、リース会社サーバの処理部は、記憶部に格納されているデータから物件をリースするユーザの業種を選定し、選定した業種との関係でリース期間中に業績に悪影響を与える価格変動リスクを特定し、特定した価格変動リスクに関連して生じる損失をヘッジするためのオプションを特定し、かつ該オプションの価格であるオプション料を含むリース契約情報を出力部からユーザ端末に出力することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明による価格変動オプション付きリース取引方法は、通信ネットワークを介してユーザ端末からリース会社サーバの入力部へ入力された物件リースの照会に対して、リース会社サーバの処理部は、記憶部に格納されているデータから物件をリースするユーザの業種を選定し、選定した業種との関係でリース期間中に業績に悪影響を与える価格変動リスクを特定し、特定した価格変動リスクに関連して生じる損失をヘッジするためのオプションを特定し、かつ該オプションの価格であるオプション料を含むリース契約情報を出力部からユーザ端末に出力することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、価格変動オプション付きリースシステムおよび取引に関する。価格変動オプション付きリースとは、リース会社とユーザとの間で締結されるリース契約において、予め決めたオプション条件が満足された場合に、ユーザによるリース料支出を実質的に軽減するための価格変動オプション(選択権)を付加したオプション付きリースを言う。
本発明は、契約により物件を、一定期間、使用管理するレンタル、割賦、チャータ、動産信託等の他の形態の賃貸借取引にも利用できる。
特願2002−068804(発明の名称:オプション付きリース取引方法)は、特定の異常気象条件に関連して生じる損失リスクを補填するオプションを含むリース契約方法である。しかし従来、通貨、株式、債券を含む金融商品、石油、非鉄金属、貴金属を含む工業原材料、及び穀物、畜産物、水産物を含む農水産物に係る価格変動リスクに関連した価格変動オプション付きリースシステムおよび価格変動オプション付きリース取引は存在していない。即ち、物件をリースするユーザ契約者の業績が前記商品の価格変動リスクにより損害を受ける危険性を見込んで、リース契約にその価格変動オプションを組込んだリースのシステムは存在しない。
本発明は、価格変動オプション付き物件リースとして、リース契約者の業績が価格変動リスクと相関関係があり、価格変動リスクにより悪影響を受けて収益低下が予想される場合に、価格変動オプションにより収益低下を補填する機能を備えたリースシステムおよびリース取引を通信ネットワーク上で提供することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明による価格変動オプション付きリース取引方法は、通信ネットワークを介してユーザ端末からリース会社サーバの入力部へ入力された物件リースの照会に対して、リース会社サーバの処理部は、記憶部に格納されているデータから物件をリースするユーザの業種を選定し、選定した業種との関係でリース期間中に業績に悪影響を与える価格変動リスクを特定し、特定した価格変動リスクに関連して生じる損失をヘッジするためのオプションを特定し、かつ該オプションの価格であるオプション料を算出し、前記価格変動リスク、オプション及びオプション料を含むリース契約情報を出力部からユーザ端末に出力することを特徴とする。
更に、他の形態の本発明による価格変動オプション付きリース取引方法は、通信ネットワークを介してユーザ端末からリース会社サーバの入力部へ入力された物件リースの照会に対して、リース会社サーバの処理部は、ユーザ端末の選択に応じて、記憶部に格納されているデータから物件をリースするユーザの業種を選定し、選定した業種との関係でリース期間中に業績に悪影響を与える価格変動リスクを特定し、特定した価格変動リスクに関連して生じる損失を補填するオプション料を算出し、オプション料および基本リース料を基準に算定されたリース料を、前記価格変動リスクおよびオプション料と共に出力部からユーザ端末に出力することを特徴とする。
本発明において、オプションとは、将来の特定の期日(満期)に、又は期日までの期間に、価格変動の生じた商品(対象商品)を予め定められた価格(権利行使価格)で売買する権利を指す。オプション料とは前記権利の見返りとして支払われる料金を指す。また本発明においてヘッジとは、価格変動により生じた損失を補填するために、該価格変動により利益を生むオプション取引により相殺することを意味する。
本発明で対象となる価格変動リスクは、通貨、株式、債券を含む金融商品、石油、非鉄金属、貴金属を含む工業原材料、及び穀物、畜産物、水産物を含む農水産物の中の一つ以上の価格変動リスクを含む
好適形態において、前記記憶部に格納されているデータは内外国の市場価格情報に基づいて、市場価格ごとに統計学的に分析された価格変動リスク形態および価格データを含む。
好適形態において、前記記憶部に格納されているデータは内外国の市場価格情報に基づいて、市場価格ごとに統計学的に分析された価格変動リスク形態および価格データを含む。
好適形態において、前記記憶部に格納されているデータはリース物件および価格変動リスクにより業績に損失を生じる可能性のある業種との関係で分類された業種データを含む。
好適形態において、前記憶部に格納されているデータは業種別に分析したリスク形態、価格変動リスク形態ごとのオプション料の計算式を含む。
好適形態において、前記オプション料にはオプション料の回収料が含まれている。
好適形態において、前記オプション料はユーザ端末のユーザに対するリース料の実質的一部フィードバック、返還または割引の形態で行なわれてよい。
本発明による価格変動オプション付きリース取引により、ユーザ端末のユーザ、即ち、リース契約者は価格変動オプション付きリースを選択することにより以下のメリットを享受することができる。
ユーザが、従来抱えていた価格変動リスクにより被る収益低下に対する危惧を軽減し、実質的損失補償を可能にする。
これまで価格変動リスクを懸念してできなかった設備投資の実行を容易にする。
ユーザは価格変動リスクに備えて、別途、オプション、スワップ、先物等のデリバティブ等の派生商品を購入する必要がなくなる。
図1は本発明による価格変動オプション付きリースシステムの構成を示す一実施例である。図1を参照して本システムの総括的動作を以下に説明する。
図1において、リース会社サーバ10は、入力部11、記憶部12、処理部13、および出力部14で構成され、価格変動オプション付きリースシステムを構築するにあたって、インターネット5等の通信ネットワークを介して入力部11で商社、証券会社、銀行、保険会社等のオプション取引の仲介業者、または市場価格情報提供会社端末3から市場価格情報の提供を受信し、かつ仲介業者端末4からオプションに関する情報を受信する。他方、ユーザ端末2から価格変動オプション付きリースに関する照会または申込みを入力部11で受信し、かつ価格変動オプション付きリース条件および価格変動オプション付きリース料に関する情報を出力部14からユーザ端末2へ送信する。価格変動オプション付きリース契約は適宜時期にインターネット5上またはインターネット5外で行なうことができる。
図示されていないが、実際のリース契約においては、リース会社と物件販売会社またはディーラとの間に売買契約がなされる。更に、ユーザとメンテナンス会社間では保守契約が行なわれる。これらの契約はインターネット5上で行なわれてもインターネット5外で書面契約されてもよい。
このようにして、入力部11はユーザ端末2からの価格変動オプション付きリースの照会、申込みを受信する機能、および市場価格情報提供会社端末3、仲介業者端末4から情報を受信する機能を有する。
記憶部12は入力部11が受信した情報、および処理部13により処理作成される各種データを登録する機能を有し、リース契約に必要な種々の情報、所定のシステムプログラム、演算処理プログラム、制御プログラムおよび通信プログラム等を格納している。図示例において、記憶部12は、価格変動オプション付きリース契約に必要な情報ファイルとして、市場価格情報ファイル121、業種別リスク関連情報ファイル122、基本リース料ファイル123、リース契約情報ファイル124、価格変動オプション付きリース契約ファイル126等を登録している。更に、これらのファイルの情報を基に作成した価格変動オプション付きリースデータベース125を格納している。
処理部13はCPU等から構成され、システムプログラムに従って動作し、この発明の制御動作を行なう各種制御機能および各種演算機能を有し、リース会社サーバ10の各部の制御および演算を行なう。
市場価格情報ファイル121に登録された市場価格情報を基にリスク形態を分析し、分析したリスク形態と図示されていない業種情報ファイルを参照して業種別リスク関連情報ファイル122を作成し、業種別リスク関連情報ファイル122および市場価格情報ファイル121を参照してリスク構成条件、即ち、価格変動オプション付きリース条件を設定し、設定した価格変動オプション付きリース条件、および仲介業者端末4からの入手した図示されていないオプション商品ファイルに登録されたオプション情報等を参照してオプション料、およびオプション料回収係数を演算し、オプション料所定計算式として作成する。
処理部13はそのようにして作成した価格変動オプション付きリース情報を記憶部に価格変動オプション付きリースデータベース125として登録する。価格変動オプション付きリースデータベース125は価格変動オプション付きリース契約に関するユーザ端末2からの照会、申し込みに対する情報提供のデータベースとなる。
出力部14は処理部13で処理された価格変動オプション付きリース構成条件、オプション料、その他の契約条件等の情報をユーザ端末2へ送信、表示する機能を有し、かつ必要であれば仲介業者端末4へ金融商品の発注等の送信に使用される。更に、ユーザ端末2から価格変動オプション付きリースの照会または申込みがある場合には、リース会社サーバ10は出力部14から契約情報または契約書を送信する。
図2は価格変動オプション付きリースシステムの価格変動オプション付きリース情報作成、処理の動作フローを示す。図2において、リース会社サーバ10は価格変動オプション付きリース条件、オプション料および価格変動オプション付きリース料等を設定しかつ価格変動オプション付きリース契約をするために次の手順を実行する。
リース会社サーバ10は価格変動オプション付きリースシステムを構築するために、市場価格情報提供会社端末3へアクセスし、ヘッジ対象商品の市場価格情報の提供を求め(ステップS1)、過去の市場価格情報、直近の市場価格情報等を受信する(ステップS2)。入手した市場価格情報を記憶部12に登録し(ステップS3)、登録された市場価格情報を処理部13で分析、処理する(ステップS4)。分析処理は、市場価格事象形態を分類し、市場価格形態ごとに市場価格に対するリスクを統計学的に特定し、特定したリスク事象ごとに価格変動オプション付きリース条件を設定する処理を含み(ステップS5)、価格変動オプション付きリース条件を記憶部12に登録する(ステップS6)。登録された価格変動オプション付きリース条件は逐次変化する市場価格の現在傾向を参照して、定期的または緊急的に適宜検査、変更、更新される。
市場価格情報の入手先は、信頼性のある市場価格情報提供者であればどこでも利用できる。市場価格情報は過去、直近、将来等その時点で入手可能な信頼性のある情報を利用できる。
価格変動オプション付きリースの条件はこのような信頼性のある市場価格情報を基に、リスク形態ごとに、処理部で統計学的に分析され、業績との関係で所定計算方式に従って条件設定され、価格変動オプション付きリースデータベース125に登録し、適宜更新される。
本価格変動オプション付きリースシステムにおいて、例えば石油業者が、価格変動オプション付きリース契約をし、価格変動オプション付きリース期間中にこの価格変動オプション付きリース条件に合致するリスクに遭遇することになった場合には、オプションが権利行使され、損失を補填する金額を受け取ることができる。補填金額の支払いは、次期リース料から差し引く等種々の支払い形態を採用できる。
次に、リース会社サーバは、リスク、その影響を受ける業種、および損失形態に関する情報が予め作成登録されている業種別リスク関連情報ファイルから業種を検索し(ステップS7)、価格変動オプション付きリースの対象となるリスク形態により損失が予測される業種の売り上げ低下による収益損等に対するオプション料を、業績およびリスク形態との関係で業種別に算出し、記憶部12に登録する(ステップS8)。例えば、石油価格や金利の過去のデータからグラフを作成し、及びデータを解析して、価格変動リスクの平均、分散、標準偏差等のパラメータを算出し、オプション料を算定する。
図3は、価格変動オプション付きリースでのオプションによる費用安定効果を表すグラフ例である。縦軸にリース契約者の利益をとり、横軸にリース契約者の事業において費用項目に影響を及ぼす商品の価格、たとえば石油価格をとり、石油価格高騰になったときには、たとえば石油を一定の価格(権利行使価格)で買う権利のオプション(プット・オプション)を権利行使することで費用高騰を補うリスクヘッジ効果を与え、差し引きで期待利益に近づけることができる。処理部13では、利用されるオプションの理論値を、たとえばブラック・ショールズ式(Black,F. and M.Sholes,"Pricing of Options and Corporate Liabilities", Journal of Political Economy, 81 (May/June 1973),141-83本明細書でもその全体を参照する)を含む様々なオプション価格評価モデルを使用して理論値を算出し、又は実際のオプション市場でのオプション料の実現値を参考値として記憶部12に登録する(ステップS9)。価格変動オプション付きリースのリース料は通常の基本リース料に加算して算出する。
オプション料は、例えば、価格が固定された時の期待収益に対する相関係数を適用することにより、ユーザ端末からの照会に対して、ユーザ端末のユーザの期待収益と比較演算することによって自動的に算出できるシステム構成にしておくことができる。基本リース料はリース会社サーバのリース会社がリース物件を取得する費用、リース期間中の税、保険、金利、手数料等から成り、リース期間等に対応して基幹システムで予め設定され、管理、格納されている。
このようにして設定、作成された価格変動オプション付きリース条件、オプション料算定基準は価格変動オプション付きリースデータベースを構成し、記憶部12に登録される。価格変動オプション付きリースデータベース(図示されていない)は、国内外の一定地域ごとに作成し、リース物件、対応する業種、リース期間、業種に関係して損失を受ける価格変動リスク形態、価格変動オプション付きリース条件、オプション料、基本リース料、および価格変動オプション付きリース料等の項目で構成されている。
図4は通信ネットワークを介して通信ユーザ端末2からリース会社サーバの入力部11へ入力された物件リースの照会に対するリース会社サーバ10の価格変動オプション付きリース情報送信までの動作を説明するフロー図である。
ユーザ端末2は物件をリースするにあたって価格変動オプション付きリース契約の情報を得るためにリース会社サーバの入力部11へアクセスする(ステップS1)。リース会社サーバ10はユーザ端末2からの価格変動オプション付きリース契約に関する情報照会を入力部11から受信する(ステップS2)。価格変動オプション付きリース契約に関する情報照会を受信したリース会社サーバ10は、ユーザ端末2のユーザが所望するリース物件、リース期間等一般的リース条件に必要な情報に加えて業種および業績情報を送信するように所定画面により要求する(ステップS3)。所定画面は各種リース物件、リース期間、業種、業績等の項目で構成されるチエックリストから成り、選択的にチエック入力、設定により送信できる画面であってよい(図示せず)。
チエックリストを受信したユーザ端末2は必要項目をチエック入力、設定してチエックリスト画面をリース会社サーバ10へ返信する(ステップS4)。チエックリスト画面を受信したリース会社サーバ10の処理部13は予め記憶部12に格納されているリスク関連情報ファイル122を検索し、かつユーザ端末2から入力された業種を検出した場合には、続いて価格変動リスクがユーザ端末の指定したリース期間内に発生する可能性があるか否かを検索し(ステップS5)、価格変動リスクによる収益減の危険性があると判定した場合には(ステップS6)、価格変動オプション付きリースデータベース125を参照して、判定結果と価格変動オプション付きリースデータベースの物件、業種、価格変動リスク、リース期間等を比較検索し、対応する業種に対応する価格変動オプション付きリース条件を読み取って、リース期間中の価格変動オプション付きリース条件を特定し(ステップS7)、特定した価格変動オプション付きリース条件情報をユーザ端末2へ送信する(ステップS8)。
送信される価格変動オプション付きリース条件情報はユーザ端末のユーザの業種、リース物件、リース期間、リスク形態、価格変動リスク条件等を表示する画面で構成される。価格変動オプション付きリース条件情報を受信したユーザ端末2は、この条件を受諾するか否かの選択をする。価格変動オプション付きリース条件を受諾できる場合には、その旨をリース会社サーバ10へ送信してオプション料に関する情報提供を要求することができる(ステップS9)。そこで、リース会社サーバ10は処理部13により価格変動オプション付きリースデータベース(図8)から価格変動オプション付きリース条件に対応するオプション料の所定計算式に従ってオプション料を算出し(ステップS10)、算出したオプション料情報をユーザ端末2へ送信する(ステップS11)。
送信されたオプション料を受諾できる場合には、ユーザ端末2はその旨を送信して、価格変動オプション付きリース料情報を要求することができる(ステップS12)。そこで、リース会社サーバの処理部13は更に価格変動オプション付きリースデータベース(図8)を参照して所定係数のオプション料を算出して基本リース料に加算して価格変動オプション付きリース料を算定し(ステップS13)、算定した価格変動オプション付きリース料情報をユーザ端末2へ送信する(ステップS14)。このようにして、ユーザ端末2へ送信される価格変動オプション付きリース料情報画面には、リース期間内の特定価格変動リスク条件によるオプションを条件とした価格変動価格変動オプション付きリース料として価格変動オプション付きリース物件リースの基本料金+オプション料が月額および期間中合計額で表示される。
価格変動オプション付きリース料情報を受信したユーザ端末2はその情報を受諾できる場合には、その旨を送信して価格変動オプション付きリース契約情報を要求できる(ステップS15)。そこでリース会社サーバ10はリース契約情報ファイル124(図1)を読み取り、価格変動オプション付きリースに必要な事項を加えて価格変動オプション付きリース契約書を作成し(ステップS16)、作成した価格変動オプション付きリース契約書または価格変動オプション付きリース契約情報をユーザ端末2へ送信、表示する(ステップS17)。ユーザ端末2が送信された価格変動オプション付きリース契約書または価格変動オプション付きリース契約情報を受信し(ステップS18)、必要事項のチエック入力、設定をしてログオフすることによりリース会社サーバ10は通信を終了する。価格変動オプション付きリース契約は通信終了前にユーザ端末2の希望により、通信ネットワーク上で締結することも可能である。また後日、通信ネットワーク上で締結することも、面談、郵送等により契約締結することも可能である。
上記通信おいて、ユーザ端末2からリース会社サーバ10へ送信された業種が検出できない場合、またリース期間中に業種との関係で価格変動リスク項目か検出されない場合には価格変動オプション付きリース契約対象外(エラー)と判定されるので、価格変動オプション付きリース情報提供、または価格変動オプション付きリース契約情報提供通信は終了してよい。同様に、ユーザ端末2が価格変動オプション付きリース条件、またはオプション料、または価格変動オプション付きリース料を受諾できない場合には価格変動オプション付きリースに関する通信をユーザ端末2は終了してよい。
ユーザ端末2からのリース会社サーバ10に対する価格変動オプション付きリースの照会、申し込み、契約内容は必要に応じて価格変動オプション付きリース契約ファイル126(図1)で登録、更新される。
価格変動オプション付きリース契約では、必ずしも対象となるリース物件は特定されず、価格変動リスクにより収益が低下する危険のある企業が導入する物件の全てを対象とすることができる。
10…リース会社サーバ
11…入力部
12…主記憶部
13…処理部
14…出力部
11…入力部
12…主記憶部
13…処理部
14…出力部
Claims (7)
- 通信ネットワークを介してユーザ端末からリース会社サーバの入力部へ入力された物件リースの照会に対して、リース会社サーバの処理部は、記憶部に格納されているデータから物件をリースするユーザの業種を選定し、選定した業種との関係でリース期間中に業績に悪影響を与える価格変動リスクを特定し、特定した価格変動リスクに関連して生じる損失を補填するためのオプション及びオプション料を算出し、前記価格変動リスク、オプション及びオプション料を含むリース契約情報を出力部からユーザ端末に出力する価格変動リスクヘッジ付きリース取引方法。
- 通信ネットワークを介してユーザ端末からリース会社サーバの入力部へ入力された物件リースの照会に対して、リース会社サーバの処理部は、ユーザ端末の選択に応じて、記憶部に格納されているデータから物件をリースするユーザの業種を選定し、選定した業種との関係でリース期間中に業績に悪影響を与える価格変動リスクを特定し、特定した価格変動リスクに関連して生じる損失を補填するオプション及びオプション料を算出し、オプション料および基本リース料を基準に算定されリース料を前記価格変動リスク、オプション及びオプション料と共に出力部からユーザ端末に出力する価格変動リスクヘッジ付きリース取引方法。
- 前記価格変動リスクは、通貨、株式、債券を含む金融商品、石油、非鉄金属、貴金属を含む工業原材料、及び穀物、畜産物、水産物を含む農水産物の中の一つ以上の価格変動リスクを含む、請求項1及び2のいずれか一つに記載の価格変動リスクヘッジ付きリース取引方法。
- 前記記憶部に格納されているデータはリース物件および価格変動リスクにより業績に損害を受ける可能性のある業種との関係で分類された業種データを含む、請求項1及び2のいずれか一つに記載の価格変動リスクヘッジ付きリース取引方法。
- 前記憶部に格納されているデータは業種別に分析した価格変動リスク形態、および損失を補填するオプション料の計算式を含む、請求項1及び2のいずれか一つに記載の価格変動リスクヘッジ付きリース取引方法。
- 前記オプション料はオプション料の回収料を含む、請求項1及び2にいずれか一つに記載の価格変動リスクヘッジ付きリース取引方法。
- 前記オプション料は、ユーザ端末のユーザに対するリース料の実質的一部フィードバック、返還または割引の形態で行なわれる、請求項1及び2のいずれか一つに記載の価格変動リスクヘッジ付きリース取引方法。
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JP2009032093A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | リース料率算出システム、方法及びプログラム |
KR20200132365A (ko) * | 2019-05-17 | 2020-11-25 | 주식회사 은성월드 | 쥬얼리 리스 서비스 시스템 및 방법 |
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